はてなキーワード: 潔癖症とは
風呂を出て、替えのパンツがないことに気付いたときにはもう遅かった。何日もためた下着はすべて、洗濯機の中で回っていた。
パンツがない。それはおれの35年の人生で初めてのことだった。潔癖症のおれは家の外はおろか、家の中でもパンツなしにズボンを履くなど堪えられない。舌打ちをした。コンビニに行けば買えるだろうが、どうせ朝になれば生乾きくらいにはなっているだろう。たった数時間のために金を無駄にするなど主義に反する。
運の悪いことに風呂に入る直前、レンタルDVDの返却期限が今日だったことに気付いてしまった。歩いて10分のところにあるその店舗に行くのが、今日はたまらなく億劫だった。なにせノーパンで外をうろつかなければならないのだ。下手をすれば逮捕されてもおかしくない。
何の因果で、と苛立ちながらいつものジーンズを履く。股間が擦れる初めての感触は思いの外悪くないが、ドアを開けた途端、ただ布一枚減っただけの股間は猛烈な寒気に晒される。さっきした小便の残りがいままた数滴流れ出たような気がする。何の因果で、とおれはまた呟く。
少し歩けばすぐ人通りの多い繁華街だ。いつもおれはこの道を無表情に歩く。会社からの行き帰りも、休日に遊びに出るときも、この道を通らないことはない。ときどき、歩いているおれを人はどんな目で見るだろうと思う。おまえの無表情は怖いから、笑顔でいた方がいい。会社の上司にそう言われたことがある。そのときは余計なお世話だと思ったが、あれから何年も経っているのにいまだに童貞を捨てていないということは、上司が正しかったということなのだろう。おれの無表情は怖すぎる。誰からも好かれることはない。頬や口角を上げたりして、どうにか柔和な表情になろうと努めもするのだが、気が付くとまたいつもの硬直した顔になる。
ふと感じた股間のあまりの寒さに、もしやチャックを閉め忘れたのではと不安になる。信号待ちのときに下を向き、たしかめてみるとちゃんと閉まっていた。安心すると同時に、パンツがないと股間がずいぶん盛り上がるのだなあ、と驚く。おれは決して自慢できるようなものは持っていないが、ジーンズに浮き出る形はまさにそのもので、これほどはっきり出ていたら他の人もおれがノーパンということに気付くんじゃないかとまた心配になり、周りを見回す。だが誰もおれの股間を凝視する奴などいない。
信号が青になり、人々が歩き始める。おれはつい笑ってしまった。おれはこの繁華街を、ノーパンで歩いているのだ。なのに誰もそれに気付かない。「選ばれてあることの恍惚と不安」という言葉がふと頭をよぎった。誰に選ばれているのかわからないが、おれは幸福だった。いつもはこわばった無表情で歩いているこの道で、おれは隠しようのないほどの笑顔を浮かべていた。それは傍から見れば単なる精神異常者か、卑猥なことを思い出しているエロ中年でしかなかったかもしれない。だがおれにはそのとき、ただの無関係な他人である通りすがりの人すら愛おしく思えた。何年も過ごしてきたこの徒歩10分の世界と、初めて調和できたような気がした。十代の頃から、心からの幸福を味わうのは愛する人と結ばれたときだろうと思っていた。だが違った。おれに必要なのは女の前でパンツを脱ぐことではなく、大衆の前でパンツを脱ぐことだったのだ。
DVDを返し、帰宅した。もちろんベランダのパンツは濡れたままだった。
ノーパンなんて考えられない。三十分前までのおれはそう思っていた。だがいまはもう、明日が朝から晴れることを願う気持ちはなくなっていた。
もしあなたが街で、電車の中で、それともオフィスの中で、場違いな笑顔を浮かべている中年男を目にしても、どうか不審には思わないでほしい。
結婚5年目。
潔癖症と知りながら好きだから結婚したのだし、配偶者を責めるつもりはないのだけれど、近頃ささいなことで私の精神状態が乱れるようになってきた。
家でのルールはだいたい以下のとおり。
・外から帰ったらシャワーを浴びるまでは汚染エリア(ソファーとテーブルの一部)以外の清潔エリアのものに触れない。
→シャワーを済ませないと休めないし、済ませるとその日は一歩も外に出られない。
・外から持ち帰ったもの(携帯など)はウェットティッシュで拭くまで清潔エリアに持ち込まない。
→携帯を使っていると毎日「それ拭いた?」と聞かれる。会社のPCを家で使うのも面倒。
・清潔エリア内でも汚染物質とみなされるものに極力手を触れず、触れたらすぐに手を洗う。
→何が汚染物質か決めるのは配偶者なので知らずに触ると(多くの場合ため息とともに)指摘される。
・外出先でトイレを使う場合はウェットティッシュで便座を拭き、手洗い後はドアに直接手を触れずに出る。
→行く前にウェットティッシュを持たされ、出たら毎回「ドアに触れた?」と聞かれる。
・旅行で使った靴は汚染されているのでしばらく履かない。買ったばかりの靴も他人の試着等で汚染されているのでしばらく履かない。
→忘れて履いてしまうと怒られる。
・粘膜に触れる前には手を洗い、その後携帯(菌が多いらしい)には触れない。
→セックスの前に毎回手洗いを要求されるので雰囲気も何もない。
最近までは夫婦仲は良く、喧嘩してもお互い引きずることはなかったし、ストレスを感じても趣味や運動で発散できていたのだけど、昨年の暮れに子供が生まれてからはそんな余裕もなくなり、自分の感情を上手くコントロールできなくなってしまった。
上に挙げたような日々のことが少しずつストレスとなり、ささいなきっかけで怒りのスイッチが入り、やがて倦怠感に襲われる。今のところ物を壊したり他人に暴力を振るうことはなく、自分の体を叩いたり、髪を引っ張ったり、息を止めたり、歯を噛み締めたりして抑えているが、傍からみれば十分に狂人かもしれない。
子供はとてもかわいく、愛情も責任も感じているけど、昨日腕に抱いてミルクを与えながら、それが遠い世界の出来事のような感覚を覚えた。いつか自分の精神が壊れてこの子に危害を加えるようになってしまったらと考えると怖い。
配偶者は神経質な親の影響で潔癖症になってしまったらしく、子供が将来同じように苦しむことは何としても避けたいのだけれど、どうすれば良いかわからない。
離婚は考えていない。
チンピラが行なった悪行に対してその都度処罰が必要だというのはわかるが、社会問題として捉えてチンピラの存在を無くしていこう、社会を浄化していこうというのはとても賛同できない。頭悪くて話が通じないどうしようもないクズなんてのはどの社会にも必ず一定数存在する。
なんつーか、左翼のみなさんは潔癖症なんじゃないですかね。そいつらの存在を否定してどうするよ。そいつらは天災あるいはゾンビみたいなものだ(バイオ2のリメイクすごそう)。天災に対して意味を与えすぎだ。天災に遭遇したら「やれやれ災難だったナ」と思うだけ。「このような天災が今後生じないように社会全体の意識を変えていきましょう」とか言ってる左翼のみなさんは頭がどうかしちゃってると思う。
これは男女の問題ではない。チンピラ男というゾンビ、自然災害の問題だ。日本社会において女性蔑視というものを完全に消滅させたところでチンピラは文明人を襲いつづけるだろう、永遠に。なぜかって? 彼らがチンピラだからさ。
元日からこんなことしか思えない成人女性は終わってると思います。
はいそうです私のことです。
別にうちの父親がとんでもないクズだとは思ってないです。ただ、絶望的に私とは合わないのか同族嫌悪なんだと思います。
口下手の癖に我儘で、しっかりしてるけど自分の知らない話題で話されるのは嫌いな潔癖症。
子供の面倒を見るのは女親の仕事だと思ってて、子供の粗相は母親の責任だと思っている。
すぐに怒り、躾に手が出る。
でもこんなの、きっと父親と同年代の男性なら当然のことなんでしょう。
甘やかすところは甘やかすような、きっと不器用なだけなんでしょう。
うるせえよ。
本当は、ちゃんと自分だけの空間がほしかった。過干渉は嫌だった。
部屋に鍵をかけると怒られて、高校生になっても自分の部屋のドアを閉めるのを許されなくって、着替え中だろうがお構いなしに入ってくる父親なんて嫌だった。
ものを捨てられない性質な私が悪いのはわかってる。それでも、勝手に部屋に入って引き出しを開けられるのは嫌だった。
なにかあるとすぐに手が出て、大声を出して怒鳴ってくるのが怖かった。
勝手に捨てられることはなかったけど、思春期にネット以外で自分の秘密も持てなかったのは、成人してからも男の人の大声に異常に(と職場で指摘された)反応するのは、きっと父親が原因なのだと思う。
殺したい。
離れたい。
離れたところで、過干渉は変わらないだろうけど。
世間的には普通の父親なんだろう。虐待なんかはしなかったし、それなりに可愛がって甘やかしてくれたのも、理解してます。
私の性格が、合わなかっただけで。
しんどい。
おとうさん、ねえ、おとうさん、
私、男の人を好きになんてなれないよ。
私は、あなたを好きになれない。
怖いままだから。
息子だったらよかったのかな、物理的に父親を超えられるから殴られることもないし。
ねえ、おとうさん。
私にはわからないタイミングで切れて怒って、殴ってくるのが男性なんだよ。
男性が怖いんだよ。
こんな風にしか思えないのに、どうして恋愛ができるって思うの。
どうして結婚ができるなんて思うの。
どうして孫が生まれるなんて思えるの。
でも、今は、父親とかかわるのが、怖いままだ。
潔癖症のやつってほんと面倒くせえな
土曜の朝のラジオでのリスナーからのお便り紹介コーナーだったと思う。
おっさんと鍋を食ってて、鍋つゆが少なくなったから各自の器に残っているそれを…という、どこかで聞いたことがある不衛生問題。
それで雑炊を作るということに難色を示したら「潔癖症かよ」と笑われたというお便りだった。
自分の唾液が混じったつゆを鍋に戻す人なんて現実にいるんだろうか
どういう家庭で育ったらそんな人間ができあがるんだろう。
だから、この手の話は完全に作り話だと思ってる。
リスナーが作り話を送ってきたのか、スタッフによる「リスナーからのお便り」という形を取った二重の作り話なのかはわからないが。
もうこの手の気持ち悪い作り話は辞めてほしいと思う。
タイトルママ。部屋に置いてある荷物を勝手に潔癖症の叔母に捨てられている。
叔母と言っても、色々な事情があり、私からしたら母親のような存在だ。
私の部屋はいわゆる「汚部屋」で、ドアを開けるとドアからクローゼットまでは獣道のようになっている。
床には大量のショップ袋やら鞄やら段ボールやら。中身が空のものは基本なく、それらの中にはまたCDだとか本だとか、整理するのが面倒で「とりあえず」その中へ保管している。
で、そういったものを叔母は私がいない時を狙い勝手に捨てていく。
見るからにゴミだと分かるものならいい。しかしそれが自分の気に入っている服だったり、友人からのプレゼントなど、叔母の好みでないものを捨てていくからタチが悪い。
綺麗にしたら勝手に捨てない、と言われ綺麗にしてみる。しかし、叔母の言う「綺麗」と自分の「綺麗」が違いすぎて、結局捨てられる。
プレゼントを除けば、全て私が給料で買ったものだ。綺麗にしてもしていなくても捨てられる。片付けに対するモチベーションが全くわかない。
叔母はものを捨てる時、私の部屋にあるゴミ袋にぽいぽい放り投げているのだが、最近はそれだと私がゴミを回収し元の場所へ戻してしまうからと、わざわざ台所のゴミ箱に捨てている。
もうどうしていいのか分からず、さっき部屋に置いているゴミ袋を床にぶちまけた。叔母はまたこれを広い集めるのだろうか。ずっとそうしていてほしい。
学生の頃は勝手に捨てられることはなかった。社会人になり、数年経っていきなりこんなことが起きた。最近になって著しく汚くなったわけではない。また昔から、ゴミが部屋から溢れ出て他の部屋を侵食する、といったこともない。
私をバラバラにして、その一部を捨てていく行為にしか見えない。
捨てられているのは、私だ。
なんかもう、そんな勝手に捨てるのなら、その代わりに自分の宗教活動(よくネットで叩かれている某宗教法人だ)に自分を巻き込むなと言いたい。ヒステリー起こされて終わりかな。ウケぴよ。