はてなキーワード: 書籍化とは
『花ちゃんのみそ汁』というノンフィクション及びそれを題材としたドラマ・映画が美談として消費されている現状を、またしても目にすることになった。
これは本当に由々しき事態だと思う
・本来保護者として家庭の事を担うべき父親が義務を放棄し、僅か5歳の娘に味噌汁を作らせる
まだ僅か5歳の、小学生にすら達しない娘の意思表示に、果たしてどれだけの確実性があるのか
本来であれば父親は娘が如何に味噌汁を作ると言おうが止めるべきだった
母親も味噌汁のレシピを伝えるのであれば本来夫にであるべきだろうに、
何故かそれせずに娘に伝える意味不明さ。
夫を一人前の大人として認めていなかったとしか思えない(しかも恐ろしい事に、この夫婦は何と夫の方が11歳も年上!)
時代的に仕方のないかのように擁護する人も多いが、娘の誕生が2003年、母親が亡くなったのは2008年。
男女平等が叫ばれるようになって久しい、とっくに21世紀の出来事である。
成長した当人が味噌汁を作らされた過去を肯定しているとしてもそれによって過去の出来事が正当化される訳がない
加えてさらなる問題はこの話が美談として流布される事によって、同様に家事を押し付けられる幼い女の子が増えてもおかしくないという事。
女の子は幼い頃から家事要員としての意識を植え付けられて育つ。そこに当人の自発的意思がどれだけあるのかなど分かりようもない。
少なくとも書籍化して全国に発信するからには個々の家庭の問題では済まされない
・代替医療の賛美
この母親は結婚後に乳癌の診断を受け、手術は成功したものの再発のリスクから反対する医師に逆らって妊娠出産し、
出産後に乳癌が再発するも検査も治療も拒否して玄米食による代替医療に固執した結果命を落としたという。
この一点だけを考えても到底美化していいような話ではないと思う。
8月4日、現代表の退任が以前から告知されていた「名興(なおこし)文庫」の新体制が、正式に発表された。
ttps://twitter.com/naocoshilibrary/status/1687387922541187072
【お知らせ】
相談役:堅洲斗支夜
ブログに「相談役就任のご挨拶」「名興文庫の基本的な運営方針」「私という人間について」の記事を公開しました。
是非ご覧ください。
これが、web小説界隈の一部にちょっとした衝撃を与えている。
この内容のどこがそんなに衝撃的なのか?
この増田ではそれを、部外者にも分かるように順を追って説明していく。
名興文庫は、2022年11月に始動した電子書籍専門の新興「出版社」である。
ttps://www.naocoshibunko.com/question/
現状の小説界、特にweb小説の閉塞感に強い危機感を抱き、それを打破することを目標としているらしいことが、公式サイトの各所からうかがえる。
しかし、名興文庫は「出版社」を名乗ってはいるものの現状では法人化はしておらず、出版物もKindle Direct Publishingを用いた電子書籍が数点(主に既存web小説の電書化)。実質的に、電子出版代行サークルとでもいうべきものに近い活動に留まっている。
客観的に見て今のところ、掲げた目標と肩書に実態が追い付いていない状態と言えるだろう。
(名興文庫の名誉のために言っておくと、いわゆる「自費出版」とは異なるビジネスモデルではあるらしい。もっとも、イラスト費用を作家が負担すると作家の取り分が増えるコースというものは存在するようだが)
ttps://naocoshi.com/flow/
また、「煽り」「炎上商法」に近い内容のコラム等文章を公式サイトに掲載しながら、文責の記載がないどころか、組織の代表者の名前さえ(そもそも代表が存在するのかすら)不明な状態が、立ち上げからしばらくのあいだ続いていた。
ttps://www.naocoshibunko.com/question/
ttps://naocoshi.com/column002-3/
書かれている情報だけで物事を判断するのではなく、自力で考えを深め、問題解決できる思考力を身につける。その能力を育む必要があるのではないでしょうか? それを『ライトノベル』はできるのでしょうか?
『ライトノベル』ばかり読んでいるため、読書を通じて育むべき思考力を身につけられずにいる人が存在しているのではないでしょうか?
代表が不明ということは、何かあった時に誰が責任を取るのか分からないということである。コラムの内容と同時に、「出版社」としてはやや問題のあるこの姿勢が一部で強い反発を呼んだ。
(早い段階で匿名の「代表概念」へのインタビューと称するジョーク企画も公開されていたが、かえって読者の神経を逆なでするだけだった)
【Q&A】名興文庫の代表概念に質問【part1】 | 名興文庫
ttps://naocoshi.com/part1/
この点について外部からさんざんツッコミが入り、さすがに危機感を覚えたのか、今年の4月に「雑食ベアー」(@bearhawk99)氏が正式に代表に就任することになる。
ttps://naocoshi.com/aisatu-002/
雑食ベアー氏は名興文庫とだいたい同様の形態で活動していた電書レーベル「シロクマ書庫」の代表を務めていたこともある人物である。その意味では比較的妥当な人選とは言えるだろう。
ただ、この「シロクマ書庫」も詳細は不明だが内部で何やらトラブルがあり、その結果として半年足らずでの解散という終わり方を迎えていたようだ。
ttps://note.com/bearhawk/n/n718317f3d456
新興電子書籍レーベル「シロクマ書庫」が解散宣言!? - Togetter
ttps://togetter.com/li/1912196
また雑食ベアー氏本人も、建前としては無関係のはずのシロクマ書庫解散の経緯について、名興文庫公式サイトで個人的な釈明をするなど、「出版社」の代表としては疑問を感じる振る舞いもいくつか見られた。
ttps://megalodon.jp/2023-0601-0857-08/https://naocoshi.com:443/z01/
そんな雑食ベアー氏だが、7月半ばに体調不良で代表を退くことを発表していた。
ttps://naocoshi.com/aisatu-003/
雑食ベアーです。
そのため、「引き継ぎや今後の運営」は一体どうなってしまうのか……と一部の名興文庫ファンが気になっていたところに発表されたのが、今回の新体制というわけだ。
このうち、代表代理の「天宮さくら」(@HAoIDxazYae2q6v)氏の方にはあまり意外性はない。
名興文庫のローンチタイトル?の作者にして、当初から名前を公開して活動していた唯一の名興文庫メンバーである。旧体制での具体的な役職・肩書は不明だが、繰り上がりで代表になっても不思議ではないだろう。
(なぜ「代理」なのかは気になるが)
問題は、相談役の「堅洲斗支夜」(@kadas_blue)氏の方だ。web小説界における堅洲氏の、特異な立ち位置についてここで説明する。
web上の小説書きたちの中には、「『本格ファンタジー』派」と呼ばれる特殊な一団が存在する。現在のweb小説界における、主にゲーム要素を多く取り入れたファンタジー、いわゆる「なろう系」の流行に反発し、「本格ファンタジー」を復権させるべきであると強硬に主張する人々だ。
堅洲斗支夜氏は、この「本格ファンタジー」派の思想的指導者とでも言うべき人物である。
というより「本格ファンタジー」派とは、「本格ファンタジー」を書いているか、「本格ファンタジー」が好きか、ではなく、堅洲氏の見解に賛同しているかどうかが実質的な定義と言っていい。
小説執筆者としての堅洲氏の代表作は「ダークスレイヤーの帰還」。
ダークスレイヤーの帰還(堅洲 斗支夜) | 小説投稿サイトノベルアップ+
ttps://novelup.plus/story/965776640
政治・文化・言語まで設定された世界を舞台に、素敵なヒロインたちと硬骨な冒険が続いていきますが、やがて物語は多くの他の異世界や無限世界全域の問題を浮かび上がらせていきます。
そして、「本格ファンタジー」派内での堅洲氏の通称は、「総帥」。
ttps://twitter.com/sando9979834081/status/1684893061967691776
堅洲氏は数年前から、「本格ファンタジー」復権の必要性を世の中に訴える発言を、ことあるごとに繰り返していた。
それだけなら情熱のなせるわざと言えるだろうが、具体的な表現の点で、少々「行き過ぎる」ことが多々あった。
ttps://twitter.com/kadas_blue/status/1258657576847208450
ttps://twitter.com/kadas_blue/status/1264941942607015937
折角だから真面目な話をしておくけど、例えば和製ファンタジーってずーっとラノベのままで本格的なものがちゃんと出てないんですよ。
ttps://twitter.com/kadas_blue/status/1254809415007404037
そもそも、なろうで本格ファンタジーで戦おうとしちゃいけない。
置いとくだけでいいのさ。
ttps://twitter.com/kadas_blue/status/1269506359877267457
便宜上、「なろう系」に仮称をつけるなら、wikiの書意見を汲むに、
これは、
ttps://twitter.com/kadas_blue/status/1262062868695969792
見ないようにしてるけど、なろうの上位ランキングって結局は3次創作とか4次創作みたいなもんだからなぁ。
じゃあ日本独自のファンタジーって何かあるのかよ?って言われたら、ロードスくらいしか出せないし、ロードスも深く突っ込むと色々とな。
ttps://twitter.com/kadas_blue/status/1268215066232406016
マーケティングが顧客の知能を分かりやすく偏差値で表現するように、小説にだってそれはある。
例えば長文タイトルであらすじみたいな物しか読まない人が、本当に紙の本を買うと思ってるんだろうか?
読者の質を下げ過ぎればジャンルが枯れるだけだよ。
ttps://twitter.com/kadas_blue/status/1264887303698149376
長文でネタバレしてるタイトルなんて、自分の作品は頭の悪い人向けって言ってるようでおれにはとても無理。
そこまで読者を理解力の無い人々と思えない。
ttps://twitter.com/kadas_blue/status/1290055222119686144
自分は100歳を超えていますが、自分の妄想のきたねぇ走り書きと創作の違いも分かんない人だとか、PVと書籍化が全てで小説界隈をストロングゼロにするような人には、狂犬のように襲い掛かる気概です。
気概です。
ttps://peing.net/ja/q/17f59709-c66c-4b30-b744-74c1b82d3692
堅洲さんの考える「なろう系」の定義とは?
酒で言うならストロングゼロ。
長文タイトルにして適当な設定で量産型の最強を設定し、中身のないヒロインを侍らせて適当なファンタジックワードをちりばめた感じでしょうか。
でもしょうがないんだよね。
御覧の通り、「本格ファンタジー」の価値を持ち上げる以上に、なろう系およびその作者・読者を貶めるような傾向が目立つ。
こういう物言いを続けていれば、当然ながら何度となく衝突も発生する。現在では堅洲氏本人はもちろん、もはや「本格ファンタジー」という単語自体が、web小説界隈では一種のタブーに近い扱いになっている有り様だ。
老婆心ながら忠告するが、はてなー諸氏もネットでは「本格ファンタジー」という言葉を迂闊に使わないことをおすすめする。
さて、そんな堅洲氏が名興文庫の「相談役」に就任した、という話に戻る。
「本格ファンタジー」派総帥と名興文庫。舌禍体質の人物と炎上商法の組織が遂に最強タッグを組んだことが、web小説関係者たちから驚きをもって迎えられた……というわけでは、実はない。
名興文庫の立ち上げ直後、ほとんど無名の状態だった頃から公式アカウントのツイートを堅洲氏はほぼ欠かさずRTしている。好意的な言及(炎上時には擁護)も多い。
また、筆者不詳ながら名興文庫サイトに「本格ファンタジー」に関するコラムが掲載されたこともあった。そこで語られている史観・思想は、堅洲氏が普段から主張している内容と概ね一致している。
私は本来のファンタジーを希望する~本格ファンタジーとは何か~ | 名興文庫
ttps://naocoshi.com/column004/
【はじめに】
これらの事実により、名興文庫と堅洲氏の間に当初から何らかの繋がりがあること自体は、以前からほとんど周知の事実だった。
では何がそんなに衝撃だったのかというと、そのバレバレの偽装を今になってわざわざ捨てたことだ。
『たとえバレバレでも建前として名興文庫との関係を伏せてきたのは、堅洲氏が自分の世評をある程度自覚し、自分が表に出ない方が上手くいくと考えているせいだろう……』
そのように考えられていたのに、「相談役」という曖昧な肩書とはいえ、堅洲氏が自ら名興文庫の表舞台に躍り出たことが驚かれているのだ。
元々いつかは名乗り出るつもりがあり、雑食ベアー氏の退任を機に満を持して、ということなのだろうか。それにしてもよく分からない。
冒頭で引用した告知ツイートにもあるように、「相談役」就任に際し堅洲氏はいくつかの文章を名興文庫サイトに掲載している。
ttps://naocoshi.com/008-1/
画一的な数字やwebで良く言われているような単純な面白さだけではない事を、あなたの作品と共に世に知らしめ、それで焼き肉を好きな時に食べられるようにしていきます。
ttps://naocoshi.com/008-3/
私は出来る仕事とやってきた仕事、持っている知識、そして経験がかなり幅広くなってしまい、一言にまとめると『もしかしたら世界一と言っていいほど面白い人』という言葉しか出てこないのだそうです。
実際、私の職歴や経歴は荒唐無稽に等しい部分があります。ので、非常に平たく言えば、身体がほとんど動かない状態にならない限り、もう一生仕事や生活には困らない状態に至った、と言うにとどめておきます。
ttps://naocoshi.com/008-2/
当面は『webで評価されているが既存出版社が拾い上げない作品・作家』、『作家(特に商業作家)が本当に好きにやりたい企画・作品』、『本格的なファンタジー』、ニッチな趣味分野などを特に取り扱う方針です
小説出版社としてはハードなSFや本格ファンタジーをも定期的に供給できる環境を整え、海外との双方向の翻訳環境を整えていき、人気のある未翻訳の海外作品の国内販売なども手掛けていく考えです。
堅洲氏の主張に従えばライトノベル等の非本格ファンタジーの影に隠れてきた「本格ファタンジー」はともかく。まがりなりにも独立したジャンルとして今日まで成立し続けてきた日本SFが、それでも手が届かなかったヒューゴー・ネビュラ賞。これをどのようなやり方で狙っていくつもりなのか。
具体的な方策が示されるのを待ちたい。
今後、名興文庫は何かにつけて、堅洲斗支夜=「本格ファンタジー」派総帥という特異なキャラクターとセットで語られることになるだろう。これはどうあっても避けられない。
そのことが堅洲氏・名興文庫それぞれの活動にどう影響するのか。それはただの第三者である増田には予想できない。
だが、できることなら、web小説を含む日本の小説界に良い刺激を与える建設的な方向に動いてほしいと願ってはいる。非常に難しいかもしれないが。
日間ランキング制度について雑に書きすぎた気がしてきたので、1位になるには平均値以外の要素でめっちゃ稼ぐ必要あるよ(無理ゲー)という現役ランカーの解説を載せときます。
https://twitter.com/HamelnFilgaia/status/1691758710178345156
その理屈だと、なろうカクヨムどの小説投稿サイトでも規約違反BANが多数起きているので、すべての投稿サイトが脆弱です。というか実際そうです。
今回、炎上してやや大事になったのは、みんと氏と取り巻きが炎上の初期鎮火に失敗し続けたからであり、やらかしたことは本当に大したことありません。評価システムにもほぼ影響を及ぼしてません。
ハーメルン誕生期からの原住民じゃないから間違ってたらごめんだけど、それArcadiaと混同してない?
みんと氏の謝罪文の書き方が要領を得なさすぎて、混乱したブコメが散見されるので解説するよ
(俺を含めた)意味不明な人向けの説明:書籍化もしているラノベ作家が、自身も投稿しているWeb小説投稿サイトの、自著以外の小説に低評価爆撃してランキング操作しているのがバレて地味に炎上
トップブコメです。これ自体は正確な説明なんですが、ただまだいろいろ文脈が抜けててまだ「そのくらいで炎上する?」みたいな疑問が解けないと思うので、別の観点からこの炎上に光を当ててみましょう。
ハーメルンの評価システムについては別に解説したいので、1つ目は後回しにして2つ目から説明します。
月ノみんと氏は8作のランキング上位作品に低評価を付けました。
誰が評価付けたかは実は隠せるのですが、みんと氏はうっかり公開評価で低評価してしまったため、8作の作者8人全員、みんと氏の低評価は通知されています。
そのうちSNSで晒すという暴挙にでたのがリッチマン氏だったことは、Web小説界隈に馴染み深い人の中では何も意外性のないことで、彼は自分に舐めた対応取った人に対してなあなあで済ますことを許さないタイプの人間です。
例えば、
【更新】書籍化の打診→一度ならぬ全面改稿・分量半減を含む度々の直し→50日放置→企画立ち消え、という悲劇とその後 - Togetter
舐め腐った対応を取ったヒーロー文庫に対し、リッチマン氏がSNSで晒すことで炎上を引き起こし、「そんなことしたら出版社のブラックリストにのるよ?」「なあなあで収めてくれたら書籍化企画復活させるよ?」といった脅しや懐柔を「舐めとんのか」と突っ張り続けた事例。
しかも当時は「なろう通は知っている」程度の知名度だったのに対し、今ではハーメルン累計ランキング1位の作家で、なろうにも多くのファンがいます。
リッチマン氏は、みんと氏をSNSで晒したあとも、みんと氏がダメダメな炎上対応をするたびに、嘘や欺瞞を指摘して、炎上に火をくべ続けました。
喧嘩売ったのがリッチマン氏じゃなければ、おそらくいずれ低評価された作者の誰かが運営通報して、運営がみんと氏を処分する、そこまで話題にならない騒動程度で収まっていたことでしょう。
虎戸リア氏はリッチマン氏に対し、「お前がみんと氏を晒したせいで逆にみんと氏の作品が低評価爆撃されている。どっちもどっちだしDMで丸く収めるべきだった」などと主張しました。
もちろんそんなのリッチマン氏には関係のない話ですし、そこから犬も食わないレスバが勃発します。
また、「1人の悪意で崩壊するなんてハーメルンの評価システムは欠陥だ」などと一知半解の主張を繰り返し、ハーメルンを愛してやまないハーメルン民の怒りを買いました。ここでもレスバが起きました。
その果てには「ハーメルン民って地元最高って感じだね」などと、都会を知らず搾取される少女たちを描いた漫画を参照してハーメルン民を煽るなど、結局レスバは日が変わるまで続きました。
この虎戸リア氏の行動が致命的だったのは、月ノみんと氏がその時「沈黙」という悪くない炎上対応を取っていたにも関わらず、代理で油を注ぎ続けてしまったことです。「無能な味方は有能な敵より恐ろしい」とは言ったものですね。
リッチマン氏の晒し直後、「ちゃんと高評価も付けてるし印象操作やめろ」との趣旨の発言をみんと氏は行いました。当然リッチマン氏は公開評価全体のスクショを取っているので嘘はすぐに晒せます。低評価オンリーでした。
また、読んだ上での評価だとも最初は主張しました。後にハーメルン運営の調査により閲覧時間ほぼ0というログが残っていることが判明しました。
もちろんダウンローダーを使ったオフライン読書など、ログの残らない読み方というのはありますが、
なろう/カクヨムと違ってハーメルンでは低評価に実効性があることを強く意識していることがツイートから伺えたり、なろう/カクヨムでは低評価を行っていないのにハーメルンでは低評価しかしてなかったり、
その他様々な状況証拠も合わせると、読んだ上の評価というのが嘘であるのは明らかでした。
みんと氏を激しく非難していた層としては、リッチマン氏、ハーメルン民の他に、「本格ファンタジーワナビ界隈」があります(いまテキトーに名付けました。08/07追記「本格界隈」という名前があったらしい)。
みんと氏の作品はなろうカクヨムのランキング攻略用に特化し、流行りやテンプレを詰め込んだいかにもな作品です。みんと氏はその芸風で書籍化しプロになったことに強いプライドを持っていました。
一方で、プロ作家になりたいワナビの中には、「そんな低俗ななろう系は書けるか、俺は本格ファンタジーでプロになるぞ」という層があります。
炎上事件前のことなので、増田は生で見てないのですが、長年お互いをバカにしあってレスバしあってたようですね。
ただみんと氏は、書籍化作家という肩書があるだけワナビに対して優位を取れていた。そこに不正の暴露で一気に形勢は逆転、長年の屈辱を晴らすべく「本格ファンタジーワナビ界隈」は盛り上がりました。
ブコメに多く見受けられる誤解です。先の炎上理由1の解説も兼ねて説明します。
ハーメルンの日間は流動性が高くなるよう意図的に調整されてる、高得点や低得点数個の影響が大きい。全体的にとにかく目立てば得点になるなろうの加点法式を反面教師にしてる。利用者数は小説サイト中3位の大手。
この通りですね。なので月ノみんと氏の不正行為は攻撃だと言われるわけですが、「それでも欠陥では?」と思う人はまだいるでしょうから詳しく書きます。
結論を先に書くと、欠点を上回るほどの十分なメリットがあるし、月ノみんと氏の不正程度では大した攻撃にはならないのです。
ハーメルンの日間ランキングは、その日についた評価の平均に強い重みを起きます。事実上の平均ランキングです(日間以外のランキングは別計算式です)。
単純化してイメージで語ると、その日の評価者が1人だけでも、その人が満点を付けてくれたら日間1位になれるということになります。ランキングと言うよりピックアップです。
なろうの加点方式に対してこの方式にどういう利点があるのか。それはなろうの「ランキングが先か、読者数が先か」問題を解決できることです。
なろうではランキングに登らないと、読者に読んでもらえません。一方で、読者数が多くないとランキングにのりません。
富める者はますます富み、貧しき者はますます貧しくなる、なろうの膨大な作品投稿数も踏まえると埋もれる作品が大量に出てきてしまいます。
ハーメルンの場合、1人が推せば注目の場に上がれます、その代わり1人がけなせば別の作品に入れ替わります。流行りのジャンルでなくても、1人に刺さるものが書ければチャンスがある。
ハーメルンは二次創作の投稿サイトでもあるので、この性質はなろう以上に重要です。原作によって二次創作の潜在読者数は変わりますから。
原作が流行りの二次創作ばかりでない、展開が「なろう系」のテンプレばかりでない、多様性のあるランキングがハーメルンの日間ランキングの目指すところです。
それでも「1人の悪意で崩壊するなんて欠陥だ」みたいな意見があるかもしれません。しかしこれは日間ランキングなので1日しかその悪意は効果を持ちません。
「評価の付け直しで複数回低評価を入れる」なんて悪知恵を思いついた方もおられるかもしれませんが、ランキングに反映される評価は最初の1回のみであり実行不能です。
そして一日ランキングが下がったとしても、誰かが推してくれればすぐに復位できます。流動性の高さは、悪意に対する弱さでもあれば、すぐに元通りになる強さでもあるのです。
なお、ブコメにはありませんが「ハーメルンでは平均評価が8未満だと読まれなくなるから低評価は恐ろしい」という話を聞いたことがある人もいるかもしれません。これは実はハーメルン住民にありがちな誤解です。
平均評価が色で視覚化されていて、最上位の色、平均評価8以上の「赤」になるかならないかが、読者数増加を左右するというのは事実なのですが
ここでいう平均評価は上位下位それぞれ10%を除外した刈り込み平均です。現在ハーメルンでは高評価をつける人が圧倒的多数なので、低評価は下位10%に完全に収まります。
つまり高評価を付けた人の中での平均が視覚化されているわけで、低評価は計算式から完全に無視されます。
ただし、評価者が少ない連載初期の場合は例外です。刈り込み平均は機能せず低評価は極めて恐ろしい存在となります。ただし今回の月ノみんと氏の問題行為は「ランキング上位作品に対する低評価」なので無関係です。
上で述べたようにハーメルンのランキングシステムにはなろう・カクヨムと比較して大きなメリットがあります。一方で様々な緩和策が施されているとはいえ、相対的に性善説よりなのも確かです。
ただ、それで魔が差しやすくなるかは疑問です。日間ランキングには比較的容易に入れるという事実は、他サイトと比べ不正の魅力が薄いことを意味しますし、
それ以上にハーメルンは趣味の世界です。なろうやカクヨムと違ってプロ作家への登竜門ではありません。また実際問題として大した問題は起きていません。
むしろ、なろうのランキングは長らく相互評価クラスタで有名でしたし、最近でも、【注意喚起】不正に評価ポイントを増加させる外部のサービスに関して | 小説家になろうグループ公式ブログといった騒ぎがありました。
「ハックしやすいから魔が差す」なんて言説は、書籍化に命かけてるワナビたちのランキングハックに向ける根性を舐めてる気がします。
そんな背景もあってか、ハーメルン経由の書籍化については、ハーメルン運営はかなり否定的なメッセージを発信しています。
ただ、紳士協定以上の規制はないので、ハーメルンにもここ数年少しずつ書籍化の波が訪れているのも事実です。
もしこの流れが悪い風に働いてモラルハザードとなったらその時ランキングの計算式が変わるでしょうね。
ここまで書いたことから明らかでしょうが、ブコメに1人いるので一応回答します。月ノみんと氏はランキング操作目的で作品を読まずに低評価したことが、状況証拠とログから立証されたため非難されました。
面白くない作品に低評価をつけることは、何も責められることではありません。
評価は誰が何に付けたか非公開にすることもできるので、人間関係等も気にする必要もなく、正直につければいいのです。
ただし、評価傾向は非公開にすることができません。何を低評価してるかは隠せても、低評価しか付けていないことはバレバレですので、月ノみんと氏のような不正行為は評価非公開で行ったとしても風評リスクがあります。
月ノみんと氏がハーメルンでやったことは擁護のできない不正行為ではありますが、もたらした被害はそこまで大きなものではありません。
ハーメルン界隈の外にも伝わるような炎上をした理由は、彼が生きるのに下手くそな性分である(彼は発達障害診断済みの無職に近い専業作家です)ことに由来する部分が大きく、少し同情する気持ちもあります。
例えば、約1年前にハーメルンからBANされたエルトリア氏なんかは、嘘をついて不当な処分を受けたとハーメルンを貶めようと企てましたが、BAN理由が複垢による評価操作だとバレた瞬間にツイ消し沈黙し、いまでもなろうカクヨムで元気に活動しています。
彼は、月ノみんと氏と違って謝罪もありませんし、何ならなろうカクヨムでも一度BANされた過去のある、つまり再登録禁止という規約違反者であることも知られています。
こういうのが悪魔合体して②+③で
「作品内作品で継子を虐げる継母に転生したけど、まだ令嬢の年頃で冤罪やらなんやらで後妻に入って冷遇されるところを色々頑張って子に懐かれ夫にも溺愛される」
みたいな本当に『悪い継母』かつ『悪役令嬢』とかも割と多い。
こういう女性向け作品としては「ドアマット展開からの逆転」がかなり重要視されがちで、
悪役継母要素だけよりは冤罪etcで~というのが便利でそこからの逆転溺愛につなげやすいんだと思う。
(子に懐かれて無事断罪回避できました~まで到達には作中内時間経過が遠すぎたりで、溺愛だと手軽に早い段階でのカタルシスを得やすいとか)
研究されるかどうかわからんけど、なろう系みたいな同一テンプレを用いて似たような話を大量の作家が書いた事って今まで無いじゃん。
トラックに轢かれて死んだら異世界転生とか、追放された俺は実は凄いやつだったけどもう遅いとか、よくある乙女ゲーの悪役令嬢に転生してしまったとか、そもそも誰が始めたのかすら同時代のオタクの私には解らない。
しかもよくある乙女ゲーの悪役令嬢が、実はどの乙女ゲーを探しても見つからないとか、ルーツを探すのも大変だ。
しかも研究するほどの価値を感じられないから、現代の研究者たちはノータッチで本や論文などにまとめられていないと思われる。
総評:数字読めないっぽいし、あまりにも我田引水が過ぎるので、元記事・元データの方を直接読んだ方がいい。あと、検証とは関係ないけどラノベ・なろうへの悪意が尋常でないので一見の価値はあり。
(6/29追記:総評だけで十分という意見があったので、先頭に持ってきた)
若者のライトノベル離れ 6年で市場半減のショック 作者 らんた
こういうエッセイがカクヨムに上がっていたので、その内容を軽く検証してみる。
複数の記事を参考にして書かれたエッセイであり、またそれ以外でも指摘の根拠としていくつかのページから引用する必要があるため、出典はなるべく分かりやすく示す。
(エッセイ)
まず2023年6月19日の『週刊文春・電子版』をご覧になったであろうか。なんとライトノベル市場が半減したというのだ。私は「note」にて既に2019年にて警告を発したことがあるが「じゃーなんで次々ミリオンヒット作が出てるんだよ」という反論に負けてしまった。だがやっぱり体感的なことまで当たってしまった。
ラノベ市場は2016年の302億円(文庫202億円、単行本100億円)がピークとされています。2020年は244億円となった。それが2023~2025年に半減する見込みです。
(「少子化でも、作品の劣化でもない…「ラノベ市場」が10年で半分以下に衰退した“意外すぎる理由” | 文春オンライン」)
ttps://bunshun.jp/articles/-/63516?page=3
従来からある「文庫ラノベ」と、ウェブ小説書籍化を中心とする「単行本ラノベ」を合算した数字を見ても、ラノベ市場は2016年の302億円(文庫202億円、単行本100億円)がピークである。以降、単行本は横ばい、文庫ラノベは顕著な減少のために、2020年には単行本と文庫本を合算して244億円となった。
(エッセイ)
文庫ラノベ市場に限ると2012年の284億円をピークに、2021年には123億円と実にピーク時の半減以下という悲惨な結果となった
(文春)
ttps://bunshun.jp/articles/-/63516
中学生の読書量は微増、高校生はほぼ横ばいであるにもかかわらず、文庫ラノベ市場は2012年の284億円をピークに、2021年には123億円と半減以下になった
(エッセイ)
度重なるコロナ禍での緊急事態宣言でラノベ単行本売上額が「伸びる」わけがないと常識で考えてほしい。このままの下落幅が続けば確実に2023年にはピーク時から半減するという事実を。もしかしたら2023年という数字が2024年や2025年と1~2年位ずれ込むかもしれない。しかし、それは「誤差」の範囲でしかない。
ラノベ全体で計算するけど、2016年の302億から2020年の244億へ、4年で58億減。1年あたり14.5億減として、2023年には200.5億、2024年に186億、2025年でも、171.5億。
巨大な減少ではあるが、少なくともピーク(2016年の302億)からまだ半減はしてないね(計算間違ってたらごめん)
そもそも、「このままの下落幅が続けば確実に~」という話をしてて「このままの下落幅」は既に分かってるんだから、最初から2026年か2027年に設定しときゃいいのに……
(エッセイ)
で、私は「真のラノベ市場のピーク」って1997年だと思ってるんですよ。なぜかって? 膨大な若年層(厳密には23歳前後の新社会人層)が1996年末頃にラノベを卒業するかどうかの世代に当たるからです。そうです。年約200万人も出生数がいる団塊ジュニア世代の存在です。今の18歳人口年約110万人だぞ。それを考えたら真のラノベ市場は1996~1997年がピークで読者のすそ野も大きく、逆に2013~2016年当時は既に1強多弱。つまりごくごく一部のタイトルだけミリオンだしてあとは全滅というのが真相なんだろうしじゃなかったら出版市場額全体が2兆7000億から1兆3000億円(2019年)にまで下がるはずがないからである。
2000年代以前のラノベ市場規模の正確なデータが無いのは(たぶん)事実なので、当時の市場規模を想像で語るのも自由だろうが、若年層の人口と出版市場全体の規模の比較だけで、97年を「真のラノベ市場のピーク」と断定するのはあまりに根拠が弱いと思う。
ちなみに、「ラノベ歴代売り上げランキングTOP40」の中で97年当時に開始していたシリーズは、
ttps://moemee.jp/?p=9493
3位:スレイヤーズ!
8位:魔術士オーフェン
の四作となっている。
(エッセイ)
もう一回言うがおそらくこの金額は1996年当時だともっとでかいだろう。ただし当時のラノベは文庫本よりも単行本、いわゆるノベルスの方が市場額が大きかったと思われる。カッパノベルスとかそういう奴ね。
えっ、カッパノベルスとかラノベに含むんすか(ノベルス=新書判はふつう単行本とは言わないというのはさておき)
前世紀にはノベルスがバカ売れしてたという話はよく聞くので(例によって正確な市場規模は不明)、それを合わせたらもしかしたら現代ラノベも超える市場規模になるのかもしれない。が、それはもう「ラノベ」の定義の問題になるんじゃないか。
(エッセイ)
『怪盗クイーン』のファンレターのコーナー見た? 中学生どころか高校2年・女子のファンレターがちゃんと掲載されているんだ。完全にもう中高生女子からラノベは見限られてるね。
婚約破棄・追放・処刑→時間巻き戻し(人生リセットボタンという意味)・悪役令嬢・溺愛・元聖女様のスローライフ・令嬢様のクーデター物語に中高生の女子が興味を持つか? 持たないよね。たぶんだぞ。これって実はおばさんの願望なんじゃねえのかってこと。
男は割ともう高校生辺りになると弱者男性層あたりが「異世界転生・俺ツエー・チート・ハーレム」に興味持つんじゃねえのか。そろそろ高校生・男子ともなると己の人生の破滅フラグが見えてくる頃だし。
いくら作品上で中学や高校を舞台にしても「非モテのV-tuberの俺、配信を切り忘れたら~」みたいな奴は所詮中年のもてない男の悲しい願望であって実際の中学生が求めるラブコメってのはむしろ『君と100年分の恋をしよう』みたいなやつなんだよ。
検証とは別の話だけど、とにかく悪意がすげえ……
(エッセイ)
読売新聞調査で愕然とする結果が出たのね。SAOってもう2008年頃なのよ、たしか。つまり15年時が止まってる。これが高校男子だと一気に「転スラ」になるんだけど。ちなみに総合1位も「転スラ」。
ここで「読売新聞調査」と言われているのは、「学校読書調査」のことだと思われる。
本人が直接どこから引用しているのかは分からないが、全体の結果は以下のツイートの添付画像で読める。
ttps://twitter.com/hachidaioh/status/1586208894950330369
また、以下の記事では、学年ごとの詳細な結果が画像で掲載されている。
ttps://gendai.media/articles/-/102358
ttps://gendai.media/articles/-/102359
(エッセイ)
エッセイ執筆者、恐らくそれなりの年齢の、恐らくは女性だと思われるのだが、作者自身の不満をぶちまけているようにしか見えない。
【おまけ】超少子化なのになぜ中年層にターゲッティングするのが間違いなのか
(エッセイ)
これ答え簡単ですよね
1:仕事でそれどころじゃない
1は完全に他の小説にも当てはまるだけの話だし、2はどういう夫婦観だ……?
仮に、既婚者は配偶者と一緒にいる時には絶対にラノベ読めないというのが真だとして、じゃあ未婚率が上昇してる現代はむしろ大人向けラノベには追い風ということ……?
【おまけ2】読まれる=売れるではない - 若者のライトノベル離れ 6年で市場半減のショック(らんた) - カクヨム
(エッセイ)
だから出版時に編集者から「ラノベじゃ食えません。絶対にサラリーマンを辞めないでください」って念を押されるし公務員の場合は上司に申し出て印税収入分は勤務自治体に全額寄付にするのが一般的だ(国家公務員の場合は国に寄付する)。
公務員の副業としての執筆活動の扱いが微妙なところなのは事実だろうが、「印税収入分は勤務自治体に全額寄付にするのが一般的」という話は少なくとも検索では見つからなかった。
(参考:「公務員をしながら怪異・妖怪本を35冊以上出版! 作家・在野研究者の朝里樹さんが今のスタイルに至るまで | WORK MILL」)
ttps://workmill.jp/jp/webzine/yokai-asazato-20221025/
(エッセイ)
でね、高ポイント勢のWEB作家に言いたいけど無書店地域とか大型書店すらもあちこち潰れてるってニュースを何で見ないのかなって思うんだよ。本当にラノベが売れてたら書店があちこちで閉店するわけがない。
書店がバタバタつぶれるほどの出版不況なら、ラノベ市場も当然その煽りを受けるだろうというだけの推測ならまあ分かるが、それは他の分野も同じことだろうし……(むしろ規模が大きいところほど影響は大きい)
エッセイでも書かれていたように、2022年の出版市場全体は1兆6305億円。2020年だがラノベ市場は244億円しかない。オタク系書店などなら多少割合は大きくなるとしても、多少ラノベが好調だろうが不調だろうが、本屋の運命を左右するほどとはとても思えない。
アルガスタ戦記 ~ジーナ編~ の 第一話 プロトタイプ についての感想などを書いたものです。
ここにあります。
アルガスタ戦記 ~ジーナ編~ | 小説 | 無料小説・小説投稿・登録サイト | ツギクル https://www.tugikuru.jp/novel/content?id=66620
幾度かの活動休止と復活を繰り返し、現在もチャンネルが存在するyoutuberであるsyamu氏が作者である小説作品です。
これは氏の過去作である『ゾット帝国騎士団カイトがゆく!~人を守る剣の受け継がれる思い』及び『ゾット帝国親衛隊ジンがゆく!~苦悩の剣の運命と真実の扉~』をリブートした作品だとされています。
物語そのものに直接的な繋がりは無く、あくまで世界観やキャラクターの一部を再利用し、新たな作品として再構築したもの……とされています。
元々この作品はsyamu氏が自費出版すること目指して執筆されていたものでしたが、諸般の事情により企画そのものが中止となり、2023/6/27から『三日間限定で』第一話のみを公開することになりました。
ここで話すにはとても紙幅が足りないので適当に調べていてください。
Twitter:https://twitter.com/syamu3132
youtube:https://www.youtube.com/@user-syamu_YouTube/featured
Syamu_Game - ニコ百 https://dic.nicovideo.jp/id/5263954 #nicopedia
ゾット帝国 - ニコ百 https://dic.nicovideo.jp/id/5502394 #nicopedia
ただしよくある剣と魔法の世界ではなく、近代的な文明レベルで魔法とか不思議な力も存在する世界のお話のように見えます。
だから厳密にはSFファンタジーとかロボット系SFっぽくも見えるかもしれません。
以下あらすじ
夜空を飛び、『プロトタイプ』なる兵器を運ぶ輸送機が、嵐を前にして進路を変更するところから物語が始まります。
機内では『プロトタイプ』の最終調整が行われている最中でしたが、この段階になって深刻な不具合が見つかります。このままでは明日に行われるはずの軍事演習でプロトタイプが暴走してしまう可能性があると。
研究員たちはプロトタイプの不具合を修正しようとしますが、上手くいきません。それどころか、今度は嵐の影響が予想以上に大きく、輸送機は嵐に巻き込まれてしまいます。さらに落雷を受け、輸送機の電子機器は破損。エンジンが一機停止した上に、ついにはプロトタイプが起動。機内で暴走を始めてしまいます。
騒然となる輸送機内。プロトタイプは暴れに暴れ、ついにはキャノン砲で輸送機に穴を空けてしまいます。
最終手段として、大佐はプロトタイプに仕掛けられた自爆装置を作動。
大佐はキャノン砲が空けた穴から機外へ放り出され、プロトタイプは大破状態でハッチに引っかかり、脱出路を塞いでしまいます。
しかしパイロットは機体の操縦桿を握り続け、何とか飛行機を街の向こうの森まで飛ばすよう奮闘します。
そして副パイロットには後部ハッチを開け、脱出路を確保するよう指示します。機内後部でプロトタイプが燃え続けてしまえば、墜落を待つことなく燃料に引火し、空中爆発してしまうと。
激しい風に耐えながらも、なんとか後部ハッチを手動で開くことに成功する副パイロット。
しかしここでパイロットから通信が入ります。パイロットは輸送機が街を抜けたこと、自身が『レギオン』に所属していたこと(過去形?)、そして副パイロットがこの輸送作戦を破壊するために送り込まれたスパイであることも知っていて、その情報を大佐に売ったのだとも。
言いたいことを言った後、パイロットは副パイロットを銃撃してからパラシュートで輸送機から脱出してしまいます。
副パイロットも、腕を撃たれていては機内にしがみついていることはできず、外へ投げ出されます。
絶体絶命。
しかしそこに飛翔して現れた少女が、副パイロットを不思議な力で落下から救います。
少女の名はミサ。そして副パイロットのことを少女はレオンと呼びます。
そしてレオンは何処かにいる上司に無線通信で報告をします。プロトタイプは消滅したと。
という感じです。
第一話のみなので、なんとも言えないところもあるのですが、個人的には『web小説全体では』それほど酷いと言われるようなモノではないという印象です。
例えば再序盤の
>> 大型軍用機が曇り夜空を縫う。 <<
の『夜空を縫う』という表現はなかなか情緒的とも言えるし、部分部分ではちょっぴりイケてる部分もあります。
ただ。
>> 機内には両耳が立ち紅い眼と鋭い牙で顔がアーマーに覆われ、四本脚で肩と脹脛がアーマーに覆われ鋭い足爪、お腹もアーマーに覆われ背中に大きな二本の砲身、肩に小さな二本の砲身、お尻に二つのブースター、長い尾もアーマーに覆われ尾の上下が尖っている金属の大型の獣が肩と両脇腹に太いケーブルで大型装置に繋がれて異彩を放っている。 <<
とか
>> 遠くから淡い栗色のミディアムヘアでメカゴーグル付けリボン付きブラウスとチェック柄のジャケット着て背中にブースタースーツ装着して蝙蝠の翼が伸び、ジャケットと同じチェック膝丈パンツ穿いて黒白の縞靴下穿き、手足にパワースーツ装備した女の子が虹球に包まれブースター吹かし飛んで来て副パイロットの頭上で両手を広げた。 <<
とか、書きたい情報を一気にワッと描いちゃうのはちょっと良くないクセだと思いました。
こういう場合はまず『なんとなくのイメージ』をパッと書くほうが小説らしくなるのですが……
他には
>> 機体に大きな雷が落ち、振動で機体が大きく揺れて大佐と研究員達が体勢崩した。
雷の電気が機体から機内の大型装置へと太いケーブル伝いに青白い電気が走り、機獣の身体が青白い電気に包まれ放電された。 <<
の直後に
>> また機体に大きな雷が落ち、機体が大きく揺れて太いケーブルを持った研究員達が体勢崩す。
また雷の電気が機体から機内の大型装置へと太いケーブル伝いに青白い電気が走り、太いケーブル持った研究員が感電して焼き焦げ皮膚が焼ける臭いがする。<<
>> 『元同志よ! 私もレギオンだったよ! 街を抜けて森に入った! お別れの時だ!』 <<
>>『不思議そうな顔してるな! フライト前お前の情報を大佐に売った! 高く売れたよ! 元同志としてお前を泳がせた! 爆破装置を起動した! 私は脱出する!」<<
とか、一方的に言いたいことだけを言い放題する裏切り者とか(機内放送で言ってるはずなのに、わざわざ顔を確認してたの?)
とはいえ、きっちり良い所もあって。
映画的に派手な演出で緊迫感を出せているとか、キャラクターのセリフ回しもそれなり雰囲気はでているとか、この調子で頑張れば面白くなりそうなところも無くはありません。
総評としては『web小説のアマチュアとしてはそこそこ』くらいです。ランキングは無理かもしれないけど、好きな人はいるかもね。くらいに。
この記事を書いてる途中でsyamu氏がツイートしていました。
https://twitter.com/syamu3132/status/1673619504361000960?s=20
>>ゾット帝国リブート酷評している方は自分もネットに作品を投稿してから言おう。あと自分も家バレで嫌がらせされて同じ土俵に立ってからだと同じ事言えるだろうか?<<
https://twitter.com/syamu3132/status/1673623958745399297?s=20
>>ゾット帝国リブート第一話糞つまらないと言われ安心した。こんな怪文書書籍化中止で良かった。二話公開しなくていいので安心だ。ポテチさん本当にお疲れ様でした。短い間でしたがありがとうございました。<<
まあ。もう多くは語りませんが。こういう人の作品ってことです。
所々圧を感じた
・BLドラマCDのご先祖様のBLドラマカセットテープを生で見れて感動した
・JUNEが今のBL文化の始祖とか角川が0年代BLブイブイやってたのは認識していたがどういう流れでそうなったのか知れてほぇ〜ってなった
雑誌JUNEでやってた中島梓さんの投稿小説添削コーナが人気だったから本出そうってなったけどJUNE出版社は雑誌の書籍化しない会社だったから中島梓さんが他社に作家さんを紹介して他社で本を出すってなってその中でも特に意欲的だったのが角川+一社あって
角川はスニーカー文庫から出してたけど後にルビー文庫としてレーベルができたと
しかし指揮者とコンダクターがバチバチだと周りの演奏者気まずい 昔のやおいは今のコンプラ・価値観で見たらアッってなるところがあるんじゃ しかし好き
・関係者様のJUNEから学園ものへの移り変わりへのインタビュー、面白かった 耽美は芸術でそこから芸術減らしてエンタメ比重多くしたのがBLみたいなやつも
・コミケジャンル変遷グラフ動画、ジャンル諸行無常の風情を感じた 同人女の萌と感情を燃料に回り続けるエンジンや しかし令和にスラダンが流行ジャンルになったりこれだからやめられねえぜ
やおいレディ達の話す「同人から商業移行した作家あるある」とか
50代位のマダムのが話してた「昔は漫画大好きで読んでたけど思春期になると段々表立って好きなものについて意思表示するのが恥ずかしくなった 当時クラスに表立ってオタクやってる子達はいて少しあれだったけど今みると彼女たちは好きなものを楽しくやってて素敵なことだったんだろうな」という話とか60か70代のマダムの「小学校の頃にパタリロ読んでた」とか
展覧会しゃないけど本棚プロジェクションマッピングもオサレでよかった 本燃やす演出で「え、ええんか!?」ってなったけど「ま、まあ大切なのは物質自体の本ではなく本を読んだ人が受け取ったメッセージだから…!」と切り消えて楽しませて頂いた
建物でっけえ!
それが罪だとしても…(作品公開日 2014/10/20)
目が覚めた瞬間、あたしの足首には足枷がつき、見知らぬ男に囚われていた。彼はあたしをさらった誘拐犯。そんな彼を愛してしまうことは、おかしいことなのだろうか……。
THE FOOL(作品公開日 2014/06/09)
婚約者と幸せだったのに、彼に類似した叔父さんに誘拐された芹。『ねぇ、誘拐して』そんな要求によって始まってしまう奇妙でありながら甘い生活。
美しい誘拐犯(作品公開日 2013/06/15)
お願い、私をさらって(作品公開日 2013/01/07)
死ぬことを決意した少女。彼女を救った美しい男性との宝物のような半年間。絶望の果てから真実の愛を知り、前に向かって生きていく…信じていれば虹色の人生が待っている。
少女と殺人鬼(作品公開日 2008/07/30)(書籍化作品)
もし、愛してはいけない人を愛してしまったら。しかも、その相手が「一家惨殺事件の犯人」だとしたら……。女子高生・千晴は突然、拉致され、そして監禁されてしまう。そこにいたのは二人のけだものと、一人の「殺人鬼」だった。けだものたちの玩具となり、屈辱の日々を味わい続ける千晴。苦しみの日々の中でわずかな救いを求める相手は、一家惨殺事件の犯人として逃亡中の青年・朝日。ある日、玩具である千晴に飽きてしまったけだものたちが、千晴を激しく虐待する。朝日が千晴を死の淵から救い出したことから、物語は急展開。二人の逃避行がはじまった。逃亡、死の恐怖、そして愛。「何回読んでも涙が止まらない」「こんなに感動した小説は初めて」「読まないと人生損する」など、魔法のiらんどで大絶賛の問題作。総合ランキング1位に輝いた。衝撃の結末に、あなたの涙腺は崩壊する……。
それが罪だとしても…(作品公開日 2014/10/20)
目が覚めた瞬間、あたしの足首には足枷がつき、見知らぬ男に囚われていた。彼はあたしをさらった誘拐犯。そんな彼を愛してしまうことは、おかしいことなのだろうか……。
THE FOOL(作品公開日 2014/06/09)
婚約者と幸せだったのに、彼に類似した叔父さんに誘拐された芹。『ねぇ、誘拐して』そんな要求によって始まってしまう奇妙でありながら甘い生活。
美しい誘拐犯(作品公開日 2013/06/15)
お願い、私をさらって(作品公開日 2013/01/07)
死ぬことを決意した少女。彼女を救った美しい男性との宝物のような半年間。絶望の果てから真実の愛を知り、前に向かって生きていく…信じていれば虹色の人生が待っている。
少女と殺人鬼(作品公開日 2008/07/30)(書籍化作品)
もし、愛してはいけない人を愛してしまったら。しかも、その相手が「一家惨殺事件の犯人」だとしたら……。女子高生・千晴は突然、拉致され、そして監禁されてしまう。そこにいたのは二人のけだものと、一人の「殺人鬼」だった。けだものたちの玩具となり、屈辱の日々を味わい続ける千晴。苦しみの日々の中でわずかな救いを求める相手は、一家惨殺事件の犯人として逃亡中の青年・朝日。ある日、玩具である千晴に飽きてしまったけだものたちが、千晴を激しく虐待する。朝日が千晴を死の淵から救い出したことから、物語は急展開。二人の逃避行がはじまった。逃亡、死の恐怖、そして愛。「何回読んでも涙が止まらない」「こんなに感動した小説は初めて」「読まないと人生損する」など、魔法のiらんどで大絶賛の問題作。総合ランキング1位に輝いた。衝撃の結末に、あなたの涙腺は崩壊する……。
これ全部朝霞少女監禁事件(2016年3月27日に被害者保護)が元ネタらしい……。
タイムマシンってあったんやな……。
全然読まれないけど増田で宣伝するのは憚られる。だってここって匿名ダイアリーなので、身バレしてしまう。本名で執筆やってるからね。
今、ちょうどカクヨムのコンテストの読者選考が通って最終の結果待ちの状態だ。三年目にしてやっと通った読者選考。まだ期待でドキドキしてるけど、噂ではそろそろ受賞者には連絡が来てるはずってことなので、音沙汰のない俺はダメだったのかなって諦めはじめている。ま、来年頑張るさ。
そんな話はさておき、最近のカクヨムは一般文芸作品の書籍化を増やしていて、小説投稿サイトはラノベばかりという印象を払拭しようとしている。
この間、ホラーで話題になった小説があったけど、カクヨムはもっと前からコンテストにホラー部門を作ったり、投稿作品を書籍化したりして、ホラーに力を入れていたんだ。つまり、カクヨムのホラーをヒットさせる土壌作りが実を結んだってこと。
人気のある作品があれば読者も集まるし、読者が多いとわかればレベルの高い作品も増える。そしてまたそれらの作品を求めて読者が集まってくるんだね。
https://kakuyomu.jp/users/enjoetoh
田中空
https://kakuyomu.jp/users/kuu_tanaka
他にもいたら教えてね。
ちょっとわかる。
最近だとハックルさんのアレとか、impressのWeb3本とかも酷かった。それらはネットとの相性がいいからみんな見つけて告発されたけど、そうじゃないのたくさんあるんだと思う。
それから、大学の先生が書いた箔付け本もクオリティが下がっていると感じる。論文にフリー素材の挿絵をなんこかそれっぽく入れただけで売るんじゃあない。指摘された問題点とか全部スルーするんじゃあない。追補しろよ。
あと、実用本酷いのはラノベ。何が酷いって、書籍化しているのに、まともに編集が入って校正した形跡が無い奴がある。誤字脱字がWeb版のまんまとか。それで1200円とかで売るんだぜ。
その増田文学は支離滅裂で、内容に乏しく、寧ろ何も書いていないに等しかった。
その他の有象無象な増田との違いは乏しく、下手な文章とデタラメな構造は三文小説以下だった。
他の有象無象の増田文章と唯一異なっていたのは大量のブクマを得ていることのみだった。
誰にもその理由は分からず、内容のない内容の増田を理解しているようにも思えなかった。
ブクマは千を越えた。
何故だろうか。誰にもわからない。
ブクマは二千を越えた。
三千を越え、四千、五千にまで到達すると他のプラットホームも増田を大々的に取り上げ、ネットニュースも増田を記事にする。
ブクマは六千を越え、七千に近づいたところでKindleから声がかかり、書籍化の話が持ち上がる。
発売されると売上は乏しく、しかしじわりじわりと売上を伸ばしていく。
発売二ヶ月後にベストセラーとなりランキング上位に名を並べると増刷が決まり書店に山積みとなって並ぶ。
人々はそれを手に取りさらに売上を伸ばし、内容のない内容の増田は誰に理解されることもなく理解される内容もないままに内容が評価されていく。
増田は芥川賞を受賞し、中身のない増田は空洞の内容の構造が素晴らしいと評価を受け、さらに売上を伸ばしていく。
後年、内容のない増田の増田は内容がないことが内容となって大衆に受け入れられ、内容のない増田を研究する人々は一応に内容がない増田の中身を評価した。
書籍化作家になるには一次創作もかなりかじる必要があるだろうし、二次創作の場合は原作でもアニメでも漫画でも何が好きでもokだと思うが。ただひとつ言えることはそれはひとえに好きな作品を作り、ファンの層を作れるような人間になれ、ということだ。二次創作というのは、各方面からの評価とお金が安定して入った時に行うものだ。そこまで見込めない作品を作るのはある程度、好きな作品があって、そこを読んでくれた人の「好き」が確実に分かるジャンルな
小説家になろうと言えば、なろうテンプレと呼ばれる同じような世界で同じような話で長いタイトルがランキングに並ぶというイメージがあるが、最近の傾向は変わってきている。
その理由は小説家になろうに新たな評価軸が育ち始めているからである。
そもそも、なぜ小説家になろうでなろうテンプレがランキングを占めていたかというと、小説家になろうが素人作家の作品を掲載する小説投稿サイトだからだ。読者は素人のつまんない作品などに時間を取られたくないため、面白いかどうかをまず判断してから読み始めたいと考える。その判断材料は何かというと、タイトルとあらすじである。そのタイトルとあらすじを突き詰めていった結果が、同じようなテンプレ、長いあらすじだった。読者が求めた結果がランキングに反映されたのだ。この傾向は一部では今も変わらない。安易にランキングに載りたければ、タイトルとあらすじをテンプレにするのが早道である。
さて、長らくそういうテンプレ無双の傾向にあった小説家になろうに変化が訪れる。
短いタイトルやテンプレではない小説がランキングに上がり始めたのだ。なぜそうなってきたかというと、読者に新しい評価軸が生まれたからである。
それは何か?
作者への信頼と読者への信頼である。小説家になろうのユーザーが増えて成熟した結果、多くの書籍化作家の誕生と、プロ作家の参加が見られるようになった。それにより、この作者の作品は外れではないとか、プロフィールを見て書籍化の実績があるなら読んでみてもよいとか、読者がそういう判断ができるようになったのである。
さらには読者への信頼が増えたことで、ランキングに上がっているテンプレではない作品は面白いはずという判断もできるようになったのだ。
これは良い傾向であると思う。
ヘタリアは一般人が趣味で個人サイトに掲載していた落書き漫画が口コミで広まって書籍化したもの
2chで弄られてたイタリア軍のダメっぷりをネタにするところから始まっており最初に公開されたのは2006年
全盛期は2010年頃でその時権利を持ってたのは幻冬舎、2014年に集英社に移った
かなり早い段階で韓国の存在が消えたりだんだん大戦をネタにするのをやめたりして今ではご当地グルメネタとかファンでも話題にしないレベルの毒にも薬にもならない内容を不定期連載している
ヘタリアは大手出版社主導で開始した作品ではないしキャラクターは今の価値観でデザインされたものではないし人気は下火も下火の没落ジャンルだからあまり叩く価値を見出せないんだと思う
ゲームさんぽが終わってしまった。いや正確にはまだ終わったわけじゃないけど、自分がYouTubeに齧り付くきっかけとなったチャンネルなので、どこか名残惜しい。
ゲームさんぽを知って、こんな「教養のお裾分け」をしてくれるものが転がっているという事に驚き、それからYouTubeで似たようなチャンネルを探し回っていた。しかし素直に「教育」とか「教養」のジャンルを検索しても、出てくるのは中田のあっちゃんかDaiGoか、あるいはアフィリエイトのにおいのするチャンネルで、ちょっと違うなぁという感じ。とりあえず興味のあるものを片っ端から再生して、関連動画にサジェストされるものを集めて回った。
良い機会だと思って、その中から特に気に入ったものをリストアップしてみた。選出の目安は次のとおり。
・参考文献が明示されていること
(今回はよびのりたくみさんのような、机と椅子に座ってガチで観るべきものは除かせて頂く)
また、最初は動画へのリンクも載せていたのだが、リンクが多すぎてはてなにスパム扱いされたためか、投稿できなかった。
そのため大変恐縮ながらリンクは無効化した。気になったら各自でYouTube検索して欲しい。
東大の生物学系専門家集団による動植物の解説チャンネル。ゲームさんぽをきっかけに作られたというだけあって、どうぶつの森やポケモンなどの考察動画が多め。本家livedoorのゲームさんぽにも出演あり。
専門家がはしゃいでるところが好きな人ならハマると思う。今でも十分面白いけれど、今後はゲームさんぽ系以外の企画も増えてくれると個人的には嬉しい。(自分がまだ見てないだけかもしれないけど)各自の専門分野についてガチでじっくり語るやつとか見たい。
オリジナルゆっくりキャラであるきつねさん、たぬきさんが解説する、生物学系のチャンネル。へんないきもの、という名前になっているが、身近な犬猫から魚類、昆虫、植物、古生物と、動植物ならなんでもアリ。丁寧な説明と、動物と接するときの啓発的内容もあり、子供向けとしても良いチャンネルだと思う。
科学系専門家集団「薬理凶室」に所属する怪人(専門家)たちのチャンネル。普段は立派な専門家だが、匿名の「怪人」になることで、表の立場では言えないちょっと危ないことも言える、というのがコンセプトとのこと。主な活動は雑誌(ラジオライフ)や書籍(アリエナイ理科シリーズ)が中心のようだが、Youtubeでは一般にあふれる疑似科学の解説したり、実験をする動画が多め。中心メンバーのくられ先生が化学専門ということもあり、中高生向けの化学解説シリーズ動画もあったりする。
ゆる言語学ラジオの元ネタ。歴史に詳しい深井さん、楊さんが語り手、樋口さんが聞き手となって、歴史のあれやこれやを語るラジオ。(最近は動画によって聞き手、語り手がちょいちょい変わる。)
特徴は、とにかく一つのテーマを深堀りすること。例えば鎌倉幕府の説明をする(シリーズ全12回)ために、まず前提として平安時代以前の話から始まる。最初の1~4回は律令制や藤原道長、平家の説明をして、シリーズ5回目でやっと源頼朝が登場した。ラジオというだけあってYouTubeでも視覚資料は使わず、全て語りだけになっている。とにかく長尺なので、ながら聞き推奨。
クレオパトラとマリー・アントワネットがかわいいゆっくりキャラになって歴史のあれこれを解説する。コテンラジオは歴史のど真ん中の出来事をガッツリ解説するのだが、こちらは反対に人々の生活やものの移り変わりなどに注目した内容で、少し肩の力を抜いて観ることができる。同じ中の人が以前投稿していた「旧ゆっくりモンドちゃんねる」もおすすめ。
僕は古代エジプトが好きだ。子供のころにかこさとしの絵本を読んだのをきっかけに、世界ふしぎ発見のエジプト回は欠かさず見るようになった。そして令和の今、YouTubeで古代エジプトの遺跡や文化について解説してくれているのが河江先生だ。ギザの大ピラミッドの3次元計測という一大プロジェクトを垣間見れるだけで、古代エジプト好き垂涎の的である。古代エジプトに関するオカルトが好きな人にもおすすめ。
「まいど~、ドクターキャピタルですぅ~。音楽博士やさかいに、ドクターやねん。」というあいさつでおなじみ、ギターの上手い関西弁のおっちゃんが、お気に入りのJ-Popの曲を解説してくれるチャンネル。一通り解説した後、最後はその曲をギターの弾き語りで歌ってくれるので見応えあり。
自分は音楽理論に全然詳しくないのだが、実際に弾き語りを見せられて「どや、このコード、ちょっと○○な感じするやろ~」って言われると、いつも「する!する!」って思って見てしまう。
絵画に詳しい山田五郎さんによる美術のチャンネル。ワダ(25)さんからの質問をもとに、各回に1人の画家にスポットを当てて、その半生を解説するというスタイル。自分は絵画を楽しめる素養が無いと思っていたけど、画家の人生はうんちくとしてものすごく楽しめている。モロに影響を受けて、BSの五郎さんの番組も見てるし、去年の印象派展にも行った。
雑誌のWIREDの日本語版YouTubeチャンネル。動画ごとに色んな専門家が出てくるので、ゲームさんぽと同じくらいジャンルは広め。専門家がTwitterからの質問に答える「Tech Support」、一つのテーマに対して子供向け〜同じ専門家向けに説明のレベルを変えていく「5 Levels」なんかがある。僕は寿司職人と葬儀師の動画が好き。
霊夢と魔理沙が、倒産したり不祥事を起こしたりした「しくじり企業」についてゆっくり解説するチャンネル。中の人が係長だからカカチャンネルという名前らしい。知らんけど。
このチャンネルを見始めてから、自分でも企業の調査報告書をちょいちょい見てみるようになった。ミートホープとか聞いて「そういえばそんなのあったなあ」と思って開いてみたら、あれってマジで肉を水増し(肉に注射器で水入れてた)っていうので驚き。
これは説明不要かも。自分もメンバーシップに加入している。最近、のれん分けから始まった生態学、哲学、天文学、書道、音楽、民俗学のゆる○○学ラジオもそれぞれ面白いので、その他ジャンルとした。
僕が思うに、彼らは動画のクオリティだけでなく、コミュニティづくりも上手い。彼らのメンバーシップコミュニティにの中で、いろんな人が勝手に創作活動を始めており、ラジオ以外のプロジェクトも複数動いている模様。このままフォロワーが増え続ければ、彼らの「ゆる○○学ラジオ」のフォーマットも、ゲームさんぽに続く新しいジャンルのひとつになるかもしれない。
ゲームさんぽはYoutube教養コンテンツ界隈の巨塔だった。専門家と一緒にゲームをして、気になったものを解説してもらうというフォーマットを確立し、他のYoutubeチャンネルでもゲームさんぽスタイルの動画を投稿する人たちが現れ始めた。
僕は書籍化プロジェクトのときに真っ先に投げ銭して、寄進表に自分の名前が載ったのは今でも誇りである。いいださん、ますださんの退職は大変残念ではあるが、いいださんは個人で次の活動を企画されているとのことだし、またゲームさんぽのフォーマットを引き継いで面白いことをする人は今後も現れると思っている。それに一人のファンとして、今でも名越先生のDetroit Become Human解説の続きを待っている。
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というわけで、まだまだ発掘し足りないから、みんなも好きなYoutubeの教養系チャンネルを教えておくれよ~(∩´∀`)∩
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追記:
いつの間にやらこんなに伸びてた。みんなありがとう。自分も知らないチャンネルたくさん教えてくれたから、これを書いて良かったよ。こういうの発掘するのもすごく楽しいから。
あと、本当に良いチャンネルだと思ったなら、この投稿に反応するだけじゃなくて、ちゃんとチャンネル登録といいねをしに行こう。それじゃあね~(・∀・)ノシ