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はてなキーワード: スニーカー文庫とは

2020-07-01

SF小説の表紙はなぜキャラ絵ばかりなのか問題について

論争の概要

 ・あるSF編集者自分担当したアンソロジー本(『日本SF臨界点』と『2010年代SF傑作選』)の表紙を掲載し、そのツイートが広くバズった。

 ・それを見てある読者が twitter で以下のような発言を行い、反響を呼んだ。


「なんでSF小説とかアンソロの表紙って漫画アニメ絵女の子ばっかなの?恥ずかしくて持ち歩けないんだけど。自らターゲット狭めてマーケット小さくしてる気がする。(中略)誰も彼も「売れるから」で思考停止している気がしてならない。」


それに対して当該編集者がfusseterで以下のような反論を行った。

・「女の子」に関して

 ・イラストレーターには『性別指定しない抽象的なキャラクター像』で発注したもので、『女の子』ではない,

 ・キャラクターであることそのものに対する違和感にしても、少なくとも現場ではそういうものにしようという意向ではなかった。


・「恥ずかしい」に関して。

 ・特に若年層ではキャラ絵が「恥ずかしい」と思う感性はあまりないはず。

 ・キャラ絵が想像力を狭めるということはなく、むしろ想像力喚起するもの


・表紙に対する意見について

 ・表紙を描くイラストレーターたちにも評判を気にして傷つくなどの感情はあるんだから、そういう人に届く危険認識したうえでSNSを使え。

 ・意見自体勝手にどうぞ


・「アニメ絵女の子ばかり」ということに関して

 ・事実として違う(SFマガジンの書評欄に見られる書籍の表紙を引き合いにだして)。


・今回の表紙の意図について

 ・なるべく広い読者層へリーチしてほしかった。


論点の整理と意見

二者間で応答された論点は以下のように要約される。

 1.なぜSF小説・アンソロの表紙はキャラ絵の女の子ばかりなのか

 2.キャラ絵表紙に対する「恥ずかしい」という個人的感情

 3.マーケティングとして、読者層を狭めてはいいか


1.は事実認識としては適当ではない。ただ、主観的不正確な感覚でも、その感覚が広範に共有されていればシーンに対する認識としては強度を持つ。

たとえば、読者の記憶に残りやすい「目立つ」コンテンツの表紙にアニメ絵率が高かった(ように思える)場合、多くのユーザーは「表紙にアニメ絵ばかり」という認識を持ち、関係するアクターやシーンの振る舞いもその認識に沿って動いていく可能性がある。


ハヤカワは伊藤計劃の『ハーモニー』『虐殺器官』の文庫化の際に、伊藤計劃作品アニメ映画キャラデザを務めたredjuiceを起用した。ちなみに表紙に、ではない。本をすっぽり覆うタイプのオビにイラストを反映させたのだ。実質的には「アニメ絵の表紙になった」とみなされても仕方がないし、事実そのように勘違いしている人も散見される。


シライユウコイラストレーションに対するファンダム記憶伊藤計劃百合SFと密接に結びついており、2010年代の「気分」を確実に決定づけていた。

シライユウコが表紙を描くこと」は他のイラストレーターキャラ絵寄りであれそうでないであれ)が担当するより確実にある種の指向性を帯びやすい。

どういう指向性か、と問われるとなかなか言語化しにくいが、このイラストレーター伊藤計劃の『ハーモニー』の単行本版の表紙を担当したこと、伴名練のデビューである少女禁区』の表紙を担当したことライトノベル作家短編が多く採られた『ゼロ年代SF傑作選』の表紙も担当し『2010年代SF傑作選』がその「再登板」でもあること、百合SFブームを決定づけた『SFマガジン』の百合SF特集号の表紙も担当していたこと、等々から鑑みて、「百合SF」に代表される近年のSF代表するイラストレーターとみなされうる、といったところだろうか。

もちろん、シライユウコ上記以外にも多くのすばらしい仕事を残している。ヤングの『時をとめた少女』など『2010年代SF傑作選』よりも「少女性」が強い絵も描く一方で、円城塔の『エピローグ』(単行本版)やヴァーリイの『逆行の夏』などのようなさほど「少女性」が目立たない絵もある。

しかし、世間でのイメージを決めるのは結局バズった仕事だ。

そうしたイラストレーターが表紙を担当することで、某評論家のいうように様々な出自トーンを持つ収録作のイメージを一つのカタにはめることになるのは否めない。それはイラストレーターの罪ではない。


日本SF臨界点』に関して言えば、伴名練が編纂するということで『なめらかな世界と、その敵』での「キャラ絵の人物がアップになっている表紙」が文脈的意識されているのだろう。

『なめらかな世界と、その敵』の収録作はジュブナイル的な色彩を帯びた作品が多く、表紙の選択はかぎりなくマッチしていたと思う。だがその文脈を発表年代も書き手バラバラアンソロに持ち込むのは(表紙を決めるのは編集者なので作家ではなく編集部として)作品群を「私物化」、あるいは領土化する行為として糾弾されてもしかたがない。


とはいえアンソロジー編集するのはひとつ創作活動でもある。DJのようなものだ。どんな作品を選ぶか、どんな順番で収録するか、といったことが作品個々の印象や読み味を大きく左右し、「一冊」のイメージを決める。その点で、表紙を「私物化」するのも表現の一部であるかもしれない。増田個人意識としてはアンソロの表紙もまた(アンソロ自体のコンセプトにもよるが)「私物化」されるべきと考える。

ハヤカワは伴名練という作家に過剰な文脈を背負わせすぎなきらいもあり、それはあまりよろしくないと感じるが、『日本SF臨界点』は伴名練の作品批評ひとつとして見なすべきではないか

アンソロ編纂するということはそのくらい暴力性を孕んだ行為なのだ。「埋もれた作品を発掘する」などといった無邪気な善性だけで成り立っているものではない。作品について一切指向性を持たせたくないのなら、表紙をつけず、amazon あたりで短編単位ひとつずつ売るしかない。


2.に関しては編集者の反応があまり噛み合っていない。「恥ずかしい」と感じることはどこまでも個人的感情なので、「若者には違和感がない」と反論してもあまり意味がない。発端となったツイートで「恥ずかしい」に続く文がマーケティングの話なので、マーケティングの話をされていると思ってもしょうがないというか、増田普通に読んでればそう取ると思うが。

また、編集者立場としてはイラストレーターを守りたい気持ちで「いや、恥ずかしくないんですよ」と反論したくなるのもわかる。表紙についての議論をすることに対してやや脅迫的ともとれる言辞をしているのも、そうした仲間を守りたい意識のあらわれだろう。その判断編集者として間違ってはいない。


ともあれ、その人が「恥ずかしい」と感じたならば「恥ずかしい」のは仕方がない。また、読者や作家にもそうした感覚共感する人々が一定存在するようなので、そうした心情を斟酌しないのはいかがなものかと思う。最低でも文面の上ではそうした消費者感情に向き合うふりくらいはしておくべきではなかったか

Twitterではよく「表紙が恥ずかしくて買えないとかガキか」という意見が目にされたが、そういうマウントの取り方もよくないと思う。


3.については(元の発言者は重要視していないとしているが)完璧に食い違っている。片方は「キャラ絵にすることでターゲットを狭める」と主張し、もう片方は「キャラ絵にすることでターゲットを広げる」と主張している。百合SFブームを仕掛け成功させたことや、この論争がそもそも2010年代傑作選』と『日本SF臨界点』が"バズった"結果生じたものであることを踏まえると、(編集者もまたマーケティングプロではないにしろ編集者側に理があるように思える。

SFというものキャラクター文化親和的なのだから、そっち方面から開拓の読者を拾った方がよいと判断するのは筋が通っている。「キャラ絵で買わない新規消費者」より「キャラ絵がついてることで買ってくれる新規消費者」ほうを多く見積もっているのだ。興味を持ってくれる読者層を有効開拓してこなかった業界の怠慢を一挙に巻き返そうとしている節はあるにしろ


ある一定の方向へ突出しすぎている表紙を出すことでそれ以外の読者を切り捨ててしま可能性はある。たとえば、ライトノベルの表紙絵はキャラ絵を好む読者以外へのリーチをハナから諦めている。キャラ絵を用いてる点では『臨界点』と変わらないが、よりパラメータがいわゆるオタク寄りに調整されている。最近スニーカー文庫ハルヒ角川文庫から再発されるにあたり、有名ないとうのいぢの表紙から実写を用いたいかにも一般向けの表紙へ切り替わったことがあった。これは「キャラ絵を切り捨てる層」への訴求を試みた例だろう。

ハルヒのメインターゲットであった層を掘り尽くしたので、本来ターゲットにしていなかった層も掘る余裕が出てきたのだ。メガヒット作ならではの展開といえるだろう。


キャラ絵を用いた表紙と、写真を用いた表紙。

間口を広く取れるのは後者だ。特定の層により訴えるのは前者だ。

どちらを取るかは出版社戦略次第だ。ハヤカワが大手より体力の低い中小出版社であることも考慮にいれるべきかもしれない。


だが、特定の層に訴えるマーケティングときにその層に含まれていないと感じた消費者への疎外感を生じさせる。そのことには出版社自覚的であるべきだろう


より個人的感想

個人的感想をいえば、シライユウコ絵が「マンガアニメ的絵」だという意識はあまりなかった。林静一から中村祐介に至るイラストレーター系譜(もちろん彼らにくらべたらややまんが的ではある)に連なるような存在として認知していた。

臨界点』のイラストもそこまでキャラ絵として意識していなかった。「恥ずかしい」と感じられるキャラ絵とは、それこそライトノベルの表紙絵くらいのレベルだと思っていたのだ。

たとえば、『臨界点』がライトノベル的な表紙であったら、増田も「切り捨てられた」と感じたことだろう(それはそれとして本を買いはする)。

こんなことを萌え絵に対して不感症になっている典型的日本人の謗りを受けそうであるし、実際そういう面も否めないのだろう。増田はよくTwitterで論争になる公共の場所で広告に使われる萌え絵について「恥ずかしいだろ」と(その是非とは別のレイヤーで)思ってしまう人だ。本当に「恥ずかしさ」の基準はひとそれぞれだなと思う。

今回話題になった表紙が即女性に対するオブジェティフィケーションにつながるとは思わない。

一方で、キャラ絵を用いたSF小説の表紙が女性という表象にまったく何も背負わせていないとも思わない。本人たちが意図するしないにかかわらず、文脈的には「百合SFムーブメントを作り上げた編集者」が、「伊藤計劃百合SFSFマガジンの百合特集号の表紙を描き、百合イメージが強いイラストレーター」や「百合SFムーブメントの一翼を担った新進作家」と作ったものなのだ。人はそこに「少女」を見る。その「少女」は私たちの築き上げてきた「少女」のイメージを背負っている。そこに無自覚はいられない。

私たちはどのレベルの「恥ずかしさ」で合意するのか。SFという貧しく狭い領域マーケティングコンプライアンスをどう天秤にかけていくのか。

今はまだ問いの出ない問題だ。作家しろ編集者しろ読者にしろ、一個人ではどうにもならない問題でもある。

だが、他人の感じる「恥ずかしさ」を「時代遅れ」と切り捨てることなく、あるいは読者同士で向き合うことで、ある方向へ流れていけるかもしれない。そこから先は、未来の話だ。作家たちの語るべき領域だ。


余談。あるミステリ作家が「消費者意見に対して真剣に向き合わず、味方を囲い込んでる」と例の編集者にキレてブロックしたことについて。むしろ、fusseterの文面ではTwitterでの論争の不毛さに触れているように、犬笛にならないように注意を払っているように感じた。よくやるように擁護ツイートRT連発みたいな行為にも走っていないし。

個々のフォロワーたちが発言したり群れたりするのは止められないだろうし、それを「味方を囲い込んでる」ように見えたとすれば、多分に先入観が強い。

意見に向き合え」というのはその通りだと思う。本人がおそらく可能な限り真摯に向き合っているつもりなのはfusseterで重ねられるエクスキューズからも読み取れるが、だとしても人はどこかで何かから目を逸らしてしまものだ。当事者になればなるほど防衛機制は強まる。ただ例の編集者自分に対して意見を言ってくる人を尽く敵と見做して戦争しかけるタイプには見えないし、あの作家の言うことなら無碍にはしないはずなので、ブロックする前に意見交換を行なって互いの認知を均したほうが幾分有益であったはずだ。

この問題については意見を出してる作家業界関係者でさえ恐る恐るというか、批判しろ擁護しろ通り一辺倒のことしか言っていない印象がある。

その穏当さが党派的な対立を強めていはしないか業界トピックとして捉えるなら、公の場で作家同士でもっと突っ込んだ話し合いを行うべきではないのか。

2020-05-11

anond:20200511104432

スーパーカブ』って「カクヨム掲載作品だったのね。

スニーカー文庫まれのものかと思ってました。

知らなかったので修正

とりあえず「小説家になろう」「カクヨム」などのWeb小説系は「なろう系」という感じのざっくりとした分け方です。

他にアニメ化が決まっていて、ここに挙げた以外の漏れていた作品があれば教えてね。

例えば書籍コミックスの帯などでの告知の場合は、なかなか把握しきれないので、知っている情報があれば……。

2020-03-18

[]2020年3月17日火曜日増田

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頻出トラックバック先 ()内の数字は被トラックバック件数

離婚した /20200317003307(35), ■安倍首相で良かったわ /20200317112937(21), ■一人暮らしを始める奴は、ピザを食え。マジで。 /20200317154739(19), ■国民1人5万円給付案が出たらしいけど /20200317112044(18), ■文化祭用にケンタウロスの卵を彫刻したら哺乳類なんだから卵じゃないですよ後輩に言われたんだけどケンタウロス哺乳類なのか? /20200317122321(17), ■コロッケって面白いの? /20191226125233(15), ■俺は米津玄師が嫌いだ /20200317000238(12), ■チームにおける「心理的安全性」の正体 /20200123200454(11), ■冷静な観点で教えてくれ /20200317103842(10), ■もっと嫌いなものについて語れよ /20200317190347(9), ■息子を穢す世界を許すな /20200317123157(9), ■クズクズから脱却するには /20200316214017(9), ■増田ミュー機能がほしい /20200317153333(9), ■ /20200317054059(8), ■ていうか女同士でも「お前」って言うよね? /20200317203805(6), ■anond20200317125256 anond20200317121825 anond20200317125717 /20200317123031(6), (タイトル不明) /20200317132717(6), ■トイレが詰まったの助けて!!!!!!!!!!!!!!!! /20200317141818(6), ■ Appleは何をしているのか /20200317154313(6), ■人が亡くなったというのに /20200317170819(6), ■過ごしたかった日々を過ごせなかったらどうすれば。 /20200317203453(6)

2020-02-18

anond:20200218225228

スニーカー文庫電撃文庫ラノベじゃないの?

この辺はラノベであって、本屋ではラノベコーナーに置かれるものだと思っていたが

anond:20200218195858

つばさ文庫児童書だよ。

例えば図書館だと、ラノベ基本的に「ヤングアダルトYA)」扱い。

このYAってのは「対象年齢が児童書より上だが一般書よりは下の本」ってこと。

んで一般書と児童書コーナーが分かれている図書館場合児童書コーナーに置かれる事が多い。

うちの近くの図書館もそう。

具体的にはスニーカー文庫とか電撃文庫とかな。

流石に美少女文庫は無いがな。

因みにうちの近くの図書館で、件の炎上した「境界線上のホライゾン」(https://togetter.com/li/1265112)があるか調べたけど

件の巻(11中)は書庫、それ以外は一般棚にある巻もあった。

流石に表紙からして展示できない、出来る巻も児童書コーナーに置くのは憚られると思われたのかもしれない。

(同じ電撃でもSAOとかキノYAにあった)

どこに置くかの判断図書館によるだろうけど。

でも本屋なら置かれるのは同じ「ラノベコーナー」である所が殆どだろう。

2020-01-18

anond:20200118162017

既にアニメ化が決まってるやつとヒット予想。

電撃文庫

△「安達としまむら

×「魔王学院の不適合者」

富士見ファンタジア文庫

「キミと僕の最後戦場、あるいは世界が始まる聖戦

スニーカー文庫

○「ひげを剃る。そして女子高生を拾う。」

△「スーパーカブ

△「回復術士のやり直し」

MF文庫J

△「ぼくたちのリメイク

GA文庫/GAノベル

△「魔女の旅々」

スライム倒して300年、知らないうちにレベルMAXになってました」

「たとえばラストダンジョン前の村の少年が序盤の街で暮らすような物語

ガガガ文庫

○「弱キャラ友崎くん

ダッシュエックス文庫

△「モンスター娘のお医者さん

KAエスマ文庫

○「二十世紀電氣目録

一迅社文庫アイリス

△「乙女ゲーム破滅フラグしかない悪役令嬢に転生してしまった…」

ブレイブ文庫

チート薬師のスローライフ

MFブックス

◎「無職転生

八男って、それはないでしょう!

カドカワBOOKS

◎「蜘蛛ですが、何か?」

PASH!ブックス

「くまクマベアー」

講談社タイガ

○「美少年シリーズ

集英社文庫

「2.43 清陰高校男子バレー部

2019-06-30

anond:20190630225930

その要素が含まれてるのは確かだと思う。でもライトノベル自体もっと古いジュブナイル小説とかの系譜じゃないのかなぁ。

俺はもうすぐ40になるオッサンだけど、小学生ときには既にスニーカー文庫とかあった気がするが、その時代ギャルゲ的なものなんて無かったと思うぞ。

2019-03-15

anond:20190316135724

いまのところラノベレーベルは大雑把に三つに分かれています

以前からラノベを扱っている文庫レーベル

少年向け:電撃文庫富士見ファンタジア文庫スニーカー文庫MF文庫Jファミ通文庫ガガガ文庫GA文庫講談社ラノベ文庫HJ文庫ダッシュエックス文庫

少女向け:コバルト文庫ビーン文庫ビーズログ文庫一迅社文庫アイリス講談社X文庫ホワイトハート

主にWeb小説書籍化を扱っている新興の大判レーベル

MFブックスカドカワBOOKSHJノベルスGAノベルガガガブックス・アーススターノベルGCノベルズ・レジェンドノベルス…

ライト文芸」と呼ばれる青年向けの文庫レーベル

メディアワークス文庫富士見L文庫集英社オレンジ文庫新潮文庫NEX講談社タイガ

「あえて突拍子もないファンタジーラブコメを読みたい」ということなら、最大手電撃文庫から探すのが無難だと思います

ガガガ文庫なんかは、いわゆるマニア受けする作品が多くて、変わり種を読みたいときに良いですね。

逆に「やはり落ち着いた恋愛小説などを読みたい」ということなライト文芸系を漁るのが良いと思います

既存ラノベレーベルのなかで言うと、ファミ通文庫あたりは青春もの恋愛ものに力を入れていたりします。

個人的オススメ作品はこのあたりですね。



読者の人気投票企画を二つ。

ひとつめは「好きラノ」。

Twitterを使って大々的にやっているもので、幅広く票が集まっています

https://lightnovel.jp/best/

もうひとつは「マニラノ」。

あえて投票条件を絞ったもので、マニア寄りの投票結果になっています

http://kazenotori.hatenablog.com/entry/2019/01/06/190911

参考にしてみてください。

ついでにラノベの便利サイトを二つ。

ひとつめは新刊情報サイトラノベの杜」。

ラノベの杜

まあこちらは本格的にラノベにハマらないかぎり必要ないとは思いますが。

もうひとつニュースサイトラノベニュースオンライン」。

ライトノベル総合情報サイト ラノベニュースオンライン – ライトノベルに関するニュースを紹介

人気投票を毎月やってたりするので、そちらを参考にしてもいいかも。

2018-12-12

アニメ涼宮ハルヒの憂鬱』の流行を振り返る

再考・『涼宮ハルヒの憂鬱』のどこが新しかったのか - シロクマの屑籠

p_shirokuma氏に記憶を刺激されたので、『涼宮ハルヒシリーズのいちファンとして、個人的にも振り返ってみたいと思う。

ハルヒ』に新しさはあったか

大ヒットした作品には「総決算タイプと「新開発」タイプがあると考えている。

すなわち、過去流行を上手くまとめたものと、新しい流行提示するものである

原作の『ハルヒ』はまさしく総決算タイプだと言えるだろう。

80年代90年代ジュブナイルSF超能力ものベースに、

きわめて表面的かつ類型的な萌え要素を配置したものが『ハルヒである

西尾維新のように、萌え理解した上で過去作品換骨奪胎するのではなく、

ベタに古いものをやりたいので萌えをまぶして新しくみせかけた、といった印象を受ける。

ハルヒ』にフォロワーはいるか?

2000年代に猛威を奮った『月姫』や『戯言シリーズ

Web小説でVRMMOもの流行させた『ソードアート・オンライン』などと比較すると、

ハルヒ』はヒットの規模のわりにフォロワーの少ない作品と言っていいだろう。

ライトノベルの「萌え化」「学園ラブコメブーム」の原因とみなされることもあるが、

ハルヒ』の大ヒット以前からMF文庫Jなどにはその傾向が見られたし、

直接的には2000年代前半に全盛期を迎えていたエロゲの影響のほうが大きい。

ちなみに『ハルヒフォロワーなら『いでおろーぐ!』がオススメだ。

アニメ化からハルヒ』はヒットしていたか

難しい問題だ。

アニメ化から巻割10万部を突破しており、これは当時の出版状況からしてもヒットではあったが、飛び抜けた大ヒットだったとは言い難い。

スニーカー文庫エース格」とは言えても、「業界代表するエース」ではない、といった感じか。

そもそもスニーカー文庫落ち目だったし。

第一巻の『憂鬱』は話題になったものの、『溜息』『退屈』がいまいちだったため、作品評価としては賛否が入り交じる状態

憂鬱』は当時の2ch人気投票で21位(そのときの1位は『撲殺天使ドクロちゃん』、2位は『バッカーノ!』)。 

消失』は同じく2ch人気投票で6位(1位は『ALL YOU NEED IS KILL』)であった。

ただし、2004年11月発売の『このライトノベルがすごい!2005』で『ハルヒ』は1位を獲得しており、

(この結果は少々の驚きをもって迎えられたと記憶しているが)やはり一定の人気は獲得していたことがうかがえる。

動画サイトとの関係

勘違いされることが多いが、アニメハルヒ放送時(2006年4月7月)には、まだニコニコ動画2006年12月12日〜)は存在しない。

ニコ動によってヒットしたアニメ」を考えるなら『らき☆すた』(2007年4月9月)のほうが適当だろう。

また、「アニメの視聴体験をみんなとリアルタイムで共有する」という点については、

YouTubeよりもニコ動(のコメント機能)の果たした役割が大きいと考える。

ハルヒ』の場合は「話題になったシーンを後から確認する」という使い方がまだ多かったのではないか

(このあたりは個人的YouTube敬遠していたという理由もあり、実際には本編をまるごとYouTubeで観ていた人も多いかもしれない…)

当時のYouTubeでは、動画の長さに10分の制限が設けられていたことも考慮したい。

ブログとの関係

2006年といえば、我らが梅田望夫の『ウェブ進化論』が発売された年で、「Web2.0」ブームの真っ盛りである

はてなダイアリー2003年1月livedoor Blog2003年11月アメーバブログ2004年9月FC2ブログ2004年10月。Yahoo!ブログ2005年1月

2004年ごろのブログブームを経て、2006年にはすっかり普及しており、オタクたちも盛んに長文を書き散らしていた。

この頃は、ちょっと気合を入れた記事を書けば、

カトゆー家断絶」「かーずSP」「ゴルゴ31」に代表される個人ニュースサイトが、それを拾って拡散してくれるサイクルがあった。

また、いわゆる「2chまとめブログ」も2005年ごろから増加しており、考察話題拡散を手伝うこととなった。

(ただし現在有名な「やらおん!(今日もやられやく)」「はちま起稿」「オレ的ゲーム速報@刃」などが台頭してくるのは2007年以降である

ついでに2005年2月には「はてなブックマーク」も開始している。「mixi」のブーム2005年くらいか

ちょうど『ハルヒ』の放送直前に、これらのツールが出揃ったわけである

京アニとの関係

アニメハルヒ』のヒットに最も貢献したのが京アニの超絶作画だったことは疑うべくもない。

自主制作映画完璧再現した第一話、EDでの滑らかなダンス、『射手座の日』の艦隊戦、『ライブアライブ』における楽器演奏

時系列シャッフル公式サイトの作り込みなどと併せて、とにかく話題性が抜群に高かった。

(当時はヤマカン天才扱いだったなあ)

私は作画オタクではないので明言は避けるが、

2006年の『ハルヒ』、2007年の『らき☆すた』、2009年の『けいおん!』で京アニブランド確立されて以降は、

他のアニメでも異常に作画クオリティがアップしていったことだし、

やはりアニメハルヒ』の特徴を挙げるならキャラデザよりは作画だと思う。

アニソンとの関係

アニソンあるいはキャラソンについては、2005年アニメネギま』の主題歌ハッピーマテリアル』の影響が最大で、

ハルヒ』の「ハレ晴レユカイオリコン1位にしよう」などはその後追いにすぎないという印象が強い。

ただ、『けいおん!』をはじめとして「作中で歌われるキャラソン」が増加したことについては、

ハルヒ』のそれが売れた影響は大きいのだろうな。

ラノベブームとの関係

1997年アニメスレイヤーズ』のテレビ放送が終わり、そのブームが落ち着きを見せて以降、

世間的な注目度でいえば「谷間」の時期を迎えたライトノベルが再び注目を集めるようになったのは、

2004年に相次いで発売された『ライトノベル完全読本』『このライトノベルがすごい!』などの「解説本」がきっかけとされる。

それを追うようにアニメ化も増加し、2004年に3本しかなかったラノベ原作アニメは、2005年に8本、2006年には18本にまで膨れ上がった。

まり、『ハルヒ』の大ヒットはアフターバーナーのようなもので、ラノベブームの「きっかけ」そのものではなかった。

とはいえハルヒ』によってラノベブームが一気に拡大したこともまた事実である

まとめ

ハルヒ』の内容から流行理由を探るのは難しい。

原作面白かったというのは流行の最低条件であって、

あとはSF設定によってファンによる考察がはかどったというくらいだろう。

やはり外的な要因に求めるべきだと思う。

京アニの台頭、キャラソンの増加、動画サイトの登場、ブログの普及、ラノベへの注目…

これらがちょうど上手いタイミングで噛み合ったからこその流行だったと言えるのではないか

あ、『ハルヒ』の流行が終息したのは「エンドレスエイト」のせい。

これだけは間違いない。

2018-09-22

anond:20180922064743

10年くらい前に買ったボードゲーム

20年くらい前に買ったTRPGのルルブ。

30年くらい前に買ったゲームブックとかスニーカー文庫とかハヤカワSFとかの文庫本

まぁ、金出せば揃えられるんだろうけどたまに読んだり遊んだりすると懐かしい気持ちになるよ。

2018-09-10

anond:20180910204253

パソコン通信ニフティサーブの「SFファンタジーフォーラム」内に新しいタイプ小説を語るための「ライトノベルミーハークラブ」という会議室が作られる。『ライトノベル』という呼称の発生。しかし、この名称はすぐには広まらず、2003年刊行された大塚英志書籍キャラクター小説の作り方』においても、「スニーカー文庫のような小説」という呼ばれ方をしていた。

 『ライトノベル』という呼び名世間的な定着は、2004年以後、ライトノベル関連書籍が多数発売されるようになってから

とあるけど?

2018-08-02

anond:20180802121922

うおー詳しい増田だ!そうそう、ゾロリ以外にズッコケがあったはずなんだけど読んでないので思い出せなかった

自身に照らし合わせて思い出してみれば

小学校のころはルパンポプラ社のアレ)、海外SFノンフィクションを主に読んでた

祖父の家にあった辞書みたいな少年少女文学大全の青い鳥くるみ割り人形幻想的な描写

秘密の花園小公子ハッピーで優しい物語に感動したものだった

江戸川乱歩少年探偵団は何冊か読んだが全部犯人が二十面相なのでガッカリした

逆に大人向けな読み物じだわ。二十歳過ぎてから面白さが分かった

中二の時に図書室にあった美しい表紙絵に惹かれて

スニーカー文庫の某ギャグファンタジー小説を読んで大変にショックだった

面白くて楽しいというのを第一物語を書いていいんだ!みたいな…

そういや小-中学校のころにコバルト文庫少女小説読んでたくせにな

そっから高校中島らもの「人体模型の夜」を図書室で読んで

これも大変ショックを受けた

そっから筒井康隆山田風太郎大槻ケンヂ平山夢明と分かりやす路線まっしぐらじゃよフォフォフォ…

ミステリあんまり触れてないなそういや。個人的にあれは大人向けラノベじゃねーのって思ってるわ偏見だけど

レギュラーキャラがいるっていうミステリラノベ

2018-08-01

anond:20180801145023

一人称三人称という点についてマヂレスすると

現在ラノベは、ノベルゲームシナリオから発展した側面があるからではないのか

1990年代末~2000年代初頭に隆盛したエロゲとかの影響

実際、エロゲシナリオライターから転じたラノベ作家とか、エロゲシナリオ転用したノベライスとかあるし

ただ、1980年代まで遡ると初期のスニーカー文庫作品の多くはアニメノベライズか、アニメ脚本家オリジナル作品だったか三人称も多かった(富野由悠季小説版ガンダムとか)

***

余談だが、基本が一人称なのに途中でいきなり三人称になったり話者が変わる文体といえば、阿佐田哲也麻雀放浪記ラノベなのか?(「勝負師哲也」のイラストつけて売ればそのまま行けるかもや知れぬ。坊や哲とドサ健のBLとか絶対出るな)

2018-02-02

このすばにすらフェミ方面から言いがかりがくると考えると

ちょっと恐ろしいことになるのではないか

例えばスニーカー文庫の先輩ハルヒでさえ、長門男根存在であるキョンの言うことを何でも聞く抑圧的存在にされてしまいそうだ。

ストライクウィッチーズなんかも、女性最前線に出させる作品として問題とされそう。

あなおそろしや

2017-09-27

オタクでいる限りKADOKAWA不買運動は難しい

角川(スニーカー文庫とか)

アスキー・メディアワークス(電撃関連)

富士見書房

エンターブレインダンジョン飯とか)

メディアファクトリー(リゼロとか)

のどれかの出版物を買わないことは不可能だろう

dアニメ

ニコニコ

動画関連でこれを避けられるオタクはそう多くはない

艦これ

フロム

ゲームやってるやつでここらへんを抑えていないやつはいない

たか監督1人のために不買するのか?

俺はそれほど重度のオタクじゃないから買わなくて済むが

ラノベオタクは確実に無理だろう

2017-06-21

https://anond.hatelabo.jp/20170621221743

え、でもこの議論のもともとの発端は「氷菓スニーカー文庫からラノベに決まってんだろ」みたいなことをおまえが言って、それが決して少なくない人たちと認識を違えていたというところなわけだよね?

擦り合わせられてないよ?

いや個人的なことを言えば、ラノベかどうかを判断するのは読者であって作者ではないんだから、その権限がないのに自作ラノベだどうだ言われたって無視するだけ、って感じ。

2017-06-20

https://anond.hatelabo.jp/20170620160406

・「ラノベレーベル」を定義できないとする立場

スニーカー文庫ラノベレーベルだがスニーカーミステリ倶楽部ラノベレーベルではないという立場

・初出で漫画的なイラストが付いていなかったのでラノベではないという立場

・初出はラノベレーベルでも既にラノベレーベルから移籍しているのでラノベではないという立場

いろいろ想定できる。

2017-05-26

http://anond.hatelabo.jp/20170525163218

「内輪のリプレイ」じゃなくて「月刊コンプティークで連載されていたリプレイイラスト出渕裕)」だよね

「一人でしこしこ書いたなろう系小説」との比較でどちらがイタタタタかどうかは

元増田基準からどうともいわないけど

ラノベかそうでないかラノベ定義自体曖昧なところがあるっていう過去散々あった議論が踏まえられてないか

どうでもいいといえばどうでもいいんだけど

次の2つくらいの議論は思い出した。

・著名なラノベレーベルから出てるやつはラノベ

だとすると、ロードス角川スニーカー文庫なのでラノベになる。

ちょっとだけややこしいのは、1,2巻まではスニーカー文庫ってレーベル自体がなくて初期は「角川文庫」だったことくらい

ブコメにもある「まだラノベという定義がない」はこのあたりともちょっとだけ関係してる

ハイファンタジーか否か

あと(個人的にはあまりこの考え方は支持してないけど)

本格的な世界観を持ったファンタジーを「ハイファンタジー」と呼んで

それに対するちょっと雑なファンタジー世界観を「ロー・ファンタジー」という呼び方もあったと思う

前者はトールキンとかが描く世界観を指しているはずなんだけど

ロードスが前者に相当するという考え方の人もいた。

他の視点でもロードスや一部の作品ラノベに分類するか否か、という議論はなされると思うけど

議論がなされることに知的好奇心的な意味は感じるけど

誰か特定の人が断言することに特に意味は無いだろうと思う。

個人的には(ラノベを下に見る気が無いので)ラノベに本格的な世界観のものがあってもいいんじゃない

という意味もこめてロードスラノベだと思う

あとグループSNEを内輪で遊ぶだけの素人集団と見るかどうかだけど

TRPG自体日本で十分認知される(今も十分ではないだろうけど)前の時期に

がっつり遊んでいた集団で、雑誌にも連載をもてるような連中なのだから

当事の専門的知見を持った集団としてとらえるべきじゃないのかな

どんなものでも黎明期最初からプロがいるなんてわけがないし

あくま個人の感想見解だし

いい加減な記憶の部分もあるかもしれないけどね

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