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はてなキーワード: ちーちゃんとは

2017-12-04

アニメキャラ名前覚えられない問題

1期のみの作品を漫然と見てた場合最後まで名前を覚えられないことが多い

今見てるのだと

少女週末旅行とか人物めっちゃ少ないのにちーちゃん石井さんしかからないし

魔法使いの嫁も誰も名前思い出せない

キャラビジュアル立ち位置関係性だけ把握してれば話は分かるし

作中で名前がよく呼ばれてない場合は覚えないんだろうな

ちーちゃんももう一人のやつがいつもちーちゃんちーちゃん言ってるから覚えたけど本名はわからない

2017-11-26

2017年秋期のベスト百合アニメ

少女終末旅行ということでよろしいですか?

 

評価ポイント

ほとんど2人ぼっちなので、百合かいレベルではなく心の支えである

・何をするにも二人いっしょ

同衾

普段凸凹コンビだが、実はデレデレである

・たぶんちーちゃんの方が重い

アンソロで作者が百合描いてた(原作わずアンソロだけ買った)

・そこはかとないキルミー臭

 

そう言えば今期は常連枠が無かったのか

 

__

 

そうか冬期は1月2月とかか

ややこしいので修正しました

 

このはなって常連枠でいいんだっけ

と思ったら百合姫

強豪じゃないか

どおりで・・

水瀬いのりすごくね?

ごちうさときはせいぜい「ジト目ロリの声が合う人」程度に思ってたが

少女終末旅行ちーちゃんは何かすごく進化してる

血糖値低そうな少女の声がすごくマッチしている

あのアニメ、要素の引き算が魅力みたいなわびさびテイストから声優の演技がめっちゃ目立つんだよね

 

あと吐息かぶっきら棒な言葉とか、イントネーションや間、リズム完璧

声をだす時に最初だけ勢いあるのとか(肺活量無いか最初だけ息多いんだよね)

日頃の観察力が高いんだろうか

 

__

 

オススメされたアニメ、見てないの多いな

水瀬いのりは今プリキュアなのか

声優動機アニメ見ることはほぼ無いが、気が向いたら見てみたい

2017-10-12

苺ましまろで誰がすき?

あえて言うなら美羽かなあ・・・

苺ましまろの美羽ってなんかゆるゆり京子かぶるんだよね

結衣はちーちゃんかぶる

ほか二人はかぶらないけど

美羽は、天然でボケ倒すのが生きがいみたいだけど、実は天然じゃなくて全部狙ってやってる賢い子で、ほんとはさびしいしかまってもらいたい、かわいがってもらいたいと思ってるところがたまらなくかわいい

あとアニメの声な

とてもドルアー^ガのカーヤ、スイプリの奏と同じとは思えない

小憎らしいけどかわいい声がめっちゃあってる

ちーちゃんもあってる

まつりちゃんもあってる

ただアナコッポラの声だけが受け付けない・・・単純にのとまみこが好きじゃないからってのもあるけど・・・

あと歌はやっぱり1期のOPだな

マジ最高

めっちゃかわいいし、動きとあっててめっちゃ見てて楽しくなる

EDは美羽が歌ってるとはとても思えないよなあ

なんとなく夕日のさびしいイメージ、別れが名残惜しいイメージが、おジャ魔女どれみ1期のEDかぶるんだよな

両方のEDとも、子供がわかれを惜しむ感じをEDで出してるのがほんとすごいと思う

苺ましまろ薄い本は何冊か読んでみたが、どうも抜けないんだよな

絵がいくらうまくても、なんか違う感がある

別に拒否感があるってわけでもないんだけど、なんか抜けない

なんでだろう・・・

そんな苺ましまろ新刊が2017/11/27に出ます

4年半ぶりだそうです!

買って、「こんだけ売れてるんだからさっさと書けや」というプレッシャーを与えましょうね!

あっでも売れすぎるとそれで印税入ってまた書かなくていいや、となるのかな?

うーん難しい

でも少なくとも売れる見込みがないと本はでない!だから買うのは正しい!

楽しみ!

2017-09-15

ちーちゃんはすこし足りない。

増田にも足りないやつって結構見受けられるよな。

もちろんちーちゃんの足りなさではなく、ナツの足りなさ。

2017-03-03

ちゃお4月号かってきたど~

例のお掃除ロボすげーな

ちっちゃい基板(マイコン)でも入ってんのかと思ったらまさかモーター(ミニ四駆と同じ感じのやつ)と歯車のかみ合わせだけで擬似ルンバ再現してるハイテクカラクリ人形だったわ

ねじもたぶん使われてない

全部プラスチックのハメコミでできてる

仕組みは、ロボ前部左右に手みたいなやつがついてて、机のはしっこで床がなくなったり障害物にあたったらその手が上下する

その動きに内部の歯車が連動してかみあったりかみ合わなかったりすることで方向変えてる

おもしれええええええ!!!!!!

バラしたら戻せなくなるから簡単にばらせないのが残念だけど

まあおじさんがバラすこと考えて作った製品じゃねーからしゃーねーか

デザイン的にもモーターをちぃちゃん人形でちょうど隠しててうまい

それはそうとこのモデルになった漫画めっちゃおもしろそうだわ

1ページ目が「ひょんなことから 町で地底人ちーちゃんを、山で宇宙人のうーちゃんをひろい 私の部屋で仲良く暮らしていますから始まるんだぜ?

いもけんぴついてたよくらいは知ってたけどまじでぶっとんでんな

ねこ、はじめましたっていう男の子が猫になって女の子の家で苦労するコメディーもかわいくておもしれえwwww

名前占いとかもついてて思わず自分名前探しちゃったわ(男の名前も一部ある)

自由人ルーズさで異性を怒らせる」だってよwwwwwwうはwwwww

懸賞はがき応募してみようかなと思ったら「下の枠内にあなた学校ではやっている言葉を書いてね!」ってあった

このノスタルジーたまんねえな!

あっ

「本製品を分解・改造などは絶対しないでください」

おじさん涙目wwww

2016-11-20

ずっと一緒にいたいよ

今日、「ずーっとずっとだいすきだよ」というハンス・ウィルヘルム著の絵本を読んだ。

涙が止まらず、飼い猫の「ちーちゃん」を抱いて自分を落ち着かせた。

最近この手の話にとても弱い。

どうしても、ちーちゃんが脳裏にちらつく。

映画戦火の馬」を観た時も、アルバート(主人公)がジョーイ(馬)を思う気持ち共感し過ぎて頭が痛くなるくらい泣いた。

馬鹿だなぁ、と自分でも思う。

それでも人生の半分を共に過ごしたちーちゃんは、いつだって私の心の真ん中を陣取っている。

家出したときも、学校に行かれなくなってしまったときも、お父さんが死んじゃったときも。辛いときも、幸せときも、ちーちゃんはそこにいてくれた。

人に媚びず、気が強く、融通がきかない。獣医さんが苦笑いするくらい飼い猫らしからぬ飼い猫、ちーちゃん

最近は私が甘やかし過ぎて「こいつがいればなんとかなるだろ」感がはんぱなく、駄目な猫になるとお母さんによく言われている。

でも、しかたないよ。

可愛いんだから

ちーちゃんは生まれたことが奇跡で、いまこの時を生きいているという事実尊い存在で、「天使がいる…はっ、ちーちゃんか」と「可愛い子がいるな~嘘でしょ!? ちーちゃん!? 昨日より可愛くなってるとか凄い」は私の十八番なんだから

終わりがあるから生きているということが尊いとわかってはいるけれど、出来ればずっと、ずっと一緒にいたいよ。ちーちゃんがくれた幸せを私はまだ全然返せてないんだから

ずーっとずっとだいすきだよ 」を読んで良かったとは思うけど、こんなにセンチメンタル気持ちを引きずってしまうとは。

しかたないので、ちーちゃんをもふろう。

2016-11-08

はたらく魔王さま!漫画版読んでてまおうさだおとのデートとかにわくわくするちーちゃんみて、ああ俺もセックスとか関係なく好きな人と楽しくデートがしたかったなあと思った

もう30すぎた今となっては絶対ムリだ

よほどの遊び人でもないかぎり、セックスどころか結婚がつきまとう

つきあいじたいが重くなるし、そもそもそこまでいくのがすごく大変になってしまっている

親はおよめさんもらってうんぬんいってくるし

結婚してよーやく一人前みたいな風潮まじで死ね

ちーちゃん接客してる店いっておもむろに「あとおっぱいふたつ」って頼みながらおっぱいをわしづかみしたい

ふえっ!?って言ってアワワワワってきょどるちーちゃん

不意打ちすぎてまおうはきづいてないのをいいことにもみしだくんだグヘヘ

2016-10-31

なんであんなこと書いたかっつうと漫画版はたらく魔王さま!の9巻の表紙のちーちゃんがすっげーズキュウウウウウウウウウウウウウウン!!!!とヒソカ並にアソコにきたからなのです(でも肝心の漫画ではそこまで水着出てこなくてがっかりだったけど

2016-10-29

俺はロリコンだと思っていたが正確にはロリ巨乳が好きみたいだ

ヘスティア、ぽぷら、ちーちゃん・・・

ロリでありながらおっぱいもでかいとか

ハアハアマジ最高すぎる

2016-07-28

あなたの好きなところ

ご飯を美味しそうに食べるところ。

裏表のないところ。

にこっと笑うところ。

いつも一緒に寝てくれるところ。

辛い時一緒にいて励ましてくれるところ。

無防備眠るところ。

感情が隠せないところ。

外に出ると嬉しそうにするところ。

私が帰ってくるとしっぽを振って喜んでくれるところ。

いつも私をぺろぺろなめてくれるところ。

大好きだよ、ちーちゃん(犬)。

2016-04-24

[]阿部共実ちーちゃんはちょっと足りない

よーやく最後まで読んだ

阿部共実らしく序盤の展開のまんまだらだら続くだけのマンガじゃなかった

しろ逆でちーちゃんちーちゃんのままだった

サブだった脇役が途中からメイン化したけど、卑屈でいやらしいメンタルにすごく共感した

終わり方も最後適当に崖から背中押された感じで終わるから消化不良気味

面白かったかと聞かれたら、うーん・・・と思うけど、面白くなかったわけじゃない

ただこれを面白い豪語してブログドヤ顔で紹介しちゃうような人とは、生理的に合わないだろうなあと思う

私の嫌いな友達でもそうだったけど、わかりづらいもんを面白いと言える自分かっけーってのに酔ってるだけな自己陶酔公言オタクはうざいだけ

2016-04-19

昨日コンビニで俺の前に会計してた小学生ぐらいの姉妹

お姉ちゃんが帰り際にお釣りの一部を九州地震募金箱にチャリチャリ入れて、「いくよ」って横で待ってた妹を促して店を出ようとした。

でも、なんか妹が動かないなーと思ったら「……ちーちゃんも入れたい!」って言いだして、戻ってきたお姉ちゃんが小銭入れからもう10円出して妹に持たせて、妹も背伸びして募金してた。

「やくにたつかな!?」「うんうん」みたいな会話しながら出ていく姉妹を、店員さんと一緒に自分会計忘れてほっこりながら見送ってしまったよ。

2016-04-17

信五のミカタ!〜過保護あなたにツッコませて頂きます!〜

違うんだよ。

わたしはイフオアの感想を先にあげたかったんだよ。

しかし一昨日?自担が心を閉ざしかけるんじゃないか案件…ではなくわたしの腸が煮えくり返る案件が発生してそれどころじゃなくなったのでちょっとPCを開きました。イフオアの感想うってるやつはちょっと保留。

結論からいうと、

信五くんに対してなんかみんな厳しすぎひん!?

ってこと。

今日ね、ヒルナンデスレコメンも信五くんで、あっそれは3月までだった><ハッピーデーでもなんでも無いし浮かれてもいなかったよわたしは。いつも通り夜はフリーやったしね?脳内では信五くんの声を聴いてゆっくりと眠りにつくはずやったんや!なのに…そんな計画は儚くも崩れ去ってしまって…。2日経って大分ちょっと心も落ち着いたし人並みに文章が書けるかなくらいのレベルには復活したのでこのブログを書いています。落ち着いたんならよくね?って話かもしれないですけど、それでもやっぱり思うことはあったので書かせてください。

まず村上信五に優しい世界優しい時間だった先週のレコメンから振り返っていきましょう。

この週から本格的に相方が後輩1人となった中始まった生放送だったのですが、以前から尊敬する先輩として信五くんの名前を挙げてくれていた淳太くんだったということで、先輩に敬意を払いつつも深く切り込むところもあり…、それだけでも優しい世界だったのに、歯の磨き合いっこやタメ口トーク等企画の素晴らしさもあって…。ほんと淳太くんのこと見直したっていうか…あんな素晴らしい企画提案してくれて、そしてそれを楽しく実践してくれてまじでありがとうございます超かっこいいっす!状態で、ほんとずっと幸せ気持ちで3時間を過ごしたんです。村上中間レコメン最高だったんデス。文化放送ほんまサンキューサンキューと。わたしも大変幸せ気持ちで満たされていたわけですよ。



で、

問題はその翌週ですよ。今週のレコメンですよ。

「え?照史ちょっと信五くんのこと舐めてる?」って冒頭からずっと思ってました。わたしがそう感じただけかもしれませんので、みなさんはどう思われたのかわかりませんけど。明らかに照史の喋り方が他のラジオと違う!淳太くんとも全然違う!

まあ勿論淳太くんと照史はキャラ全然違うし、信五くんとの接し方が同じにならないことくらいわかってますよ。そういう感じになるなんて思ってなかったけど、あまりにも照史の態度が姿勢がひどくて…聞いてて苦しかった。「そ、そんな風にしなくても…」って。

わたしも長年関ジュ担やってましたんで、照史の人懐っこい感じには慣れてましたよ。それが彼の魅力だということもわかってるんですよ。しかし、今週のレコメンではその良さが一切感じられなかった。ただただ照史がふざけていて、信五くんのダメ出しも受け入れるのではなく言い訳して受け流していて…。二人の間に『会話』がなかった。『対話』がなかった。パーソナリティー2人が会話をするというより、2人一緒にいるのに、お互いが自分の話に置き換えてすべて話をするような…。ボキャ貧なので上手く伝えられないんですけど2人でいるのに一人で喋っているような。というか信五くんが話をふっても照史が真剣に受け止めようとしない…なんか話を聞く前に逃げているという印象がかなり強かった。夜ふかしで作られた信五くんのイメージに引っ張られたような発言もあって…。もっと楽しくラジオ聴きたかった。なんで信五くんが小ばかにされているような感覚に陥らなきゃならないの?ってずっと思ってました。電話企画も、照史がやりたいって言ったか企画にしてもらったのに、なんでろくにやりとりもアドバイスもできずにすぐに信五くんに助けを求めるの?2人で作り上げるラジオだとしても、希望してやった企画だった以上照史主導で進めていくんじゃないん?困ったらすぐ助けを求めて、リスナーへのアドバイスほとんど出さずに笑いに走ってさあ。ゲスト気分なのか何なのかしらないけど噛みまくっていたし、すぐに先輩が助けてくれるとでも思っていましたか

それが照史なりの先輩との仕事の仕方なのかもしれないけど、あまりにもちょっとひどくないですかって思いました。多分これ村上担が言っても、「はいはい自担に甘いBBAがなんかほざいとるわ乙でーす」くらいにしか思われないんでしょうけど!!!

(中略)

信五くんがエゴサしないってことはラジオ等の発言から知ってるんですけどね?でも信五くんの周囲の人がエゴサしたときになるだけプラス発言が目に入るようにわたしは信五くんかっこいい!可愛い!最高!好き!と呟き続けるbotになろうと思います。←?

信五くんは弱音なんて吐かないし、弱いところも全然見せてくれないけど、でもね、信五くんをありとあらゆるものから守りたい!!わたし!!!保護したい!!!もうわたし信五くんの盾になるよ!!!からあなたそのままでいて。自分を閉ざす、なんてことはないだろうけど。思ったことをオブラートに包みすぎず素直に発言するあなたわたしは好きだから。そこが魅力でもあるんだから。このまま自由でいてください。ありのままあなたが好きです!SHI・N・GO SHINGO SHI・N・GO You're PERFECT HUMAN!!!

彼は今日のことを考えすぎることなんでないだろうし、誰かに相談にのってもらう理由もないし、家に帰ればちーちゃんがいるので、きっと大丈夫ですね。わたし応援することしかできないですけど、信五くんに対してできる限り優しい世界を作れるようがんばります。てなわけで、書いてるうちに段々と落ち着いてまいりましたのでこのへんにしておきます

大好き村上信五くん!!!!!!


このブログを読んで、照史くんを叩いてる、批判していると感じた方がいらっしゃいましたら、それは申し訳ございません。ただ、わたしは、わたしなりの価値観で感じたことを、趣味でやっているブログで述べただけです。趣味でやってるブログでくらい、あれこれ言わせてください。よろしくお願いします。








アンサーソング的な感じで書きたかったけど、なかなか無理がある部分も多かったですね。反省

半分くらいはフィクションなのでさらっと流してくださいな〜

2015-08-03

大砂嵐ちーちゃんって胸大きいよね~(モミー

千代丸「こ、こら!やめ…ふぁぁ///」

2015-02-14

( ・3・) クラシック好きの上司ジャズを聴きたいと言いだして・続

承前

http://anond.hatelabo.jp/20150214223556

9. スティーヴ・レイシーソプラノサックス

Steve Lacy (1934-2004)

――スティーヴ・レイシー独立独歩ソプラノサックス奏者です。サックスといえばアルトテナーだった50年代からソプラノを吹いていました。

Evidence (1961) http://youtu.be/X9SBzQw2IJY?t=5m42s

( ・3・) 面白いテーマの曲だな。真面目な顔で冗談を言っているような。

――セロニアス・モンクが書いた曲です。レイシーはモンクの曲をたくさん演奏しています。一方、ハリウッドブロードウェイの曲はとりあげない。レパートリーに関しては人文系古本屋の主人みたいなところがあります

( ・3・) みすず書房とか白水社とか、そういう本ばかり並んでいるわけだ。

――白水社といえば、レイシーはサミュエルベケットと面識があって、ベケットテクストに基づいた作品も発表しています

( ・3・) 「真夜中だ。雨が窓に打ちつけている」

――「真夜中ではなかった。雨は降っていなかった」――と、ベケットごっこはともかく、演奏どうでしょう

( ・3・) まっすぐな音だな。あまりヴィブラートをかけない。アタックの瞬間から音程の中心を目指している。必ずしも正確な音程というわけではないけれど。ソロのとり方としては、テーマとの関連性を保って、構成を考えながら吹いているように聴こえる。言うべきことだけを言って余計なことはしゃべらない。

――そういう点では、プレイヤー資質としてはマイルス・デイヴィスに近いのかもしれません。マイルスとも少しだけ共演したことがあるのですが、もし正式バンドに加わっていたら歴史が変わったかも。 [6]

Reincarnation of a Lovebird (1987) http://youtu.be/FbaKNB4cIlc

――こちらは後年の録音。ギル・エヴァンスという編曲仕事で有名な人がエレピを弾いています。この人も指だけ達者に動くのとは対極にいるタイプで、柔らかい音色中和されていますが、ずいぶん込み入った和声です。

( ・3・) そこらじゅうで半音がぶつかってるな。

――でも美しい。

10. ビル・エヴァンスピアノ

Bill Evans (1929-80)

――昔、レコードを扱う仕事をしていたので確信をもって言えるのですが、日本いちばん人気のあるジャズミュージシャンビル・エヴァンスです。マイルス・デイヴィスよりもリスナー裾野は広いかもしれません。

( ・3・) 俺でも『ワルツフォー・デビー』を持ってるくらいだからな。でもどうして「とりあえずエヴァンスを聴け」みたいな風潮になってるんだ?

――まず、彼がピアニストだということ。もしベース奏者だったらここまでの人気は得られません。それからロマン派印象派に慣れた耳で聴いても違和感がないこと。ジャズに関心がなくてもエヴァンス聴く、というケースは大いにありうるでしょう。最後に、みもふたもない言い方ですが、彼が白人で、細身で、眼鏡をかけていたこと。

( ・3・) 知的で繊細に見えるのな。

――知的で繊細なジャンキーでした。もっとも、最後の要素はなかったことにされがちなのですが……。

( ・3・) ダウナーな面も併せもった音楽だと。

――はいエヴァンスチェット・ベイカーに深く共感してしまう人は、モルヒネ代用として聴いているのではないかと思います。「マイ・ファニー・ヴァレンタイン」という有名な曲をとりあげたいのですが、エヴァンスの前に、まず歌の入ったものからフランク・シナトラヴァージョンです。

My Funny Valentine (Sinatra, 1953) http://youtu.be/z9lXbgD01e4

( ・3・) 金の力に満ちた声だな。His voice is full of money.

――マフィアを怒らせるようなことを言わないでください。折り目の正しい編曲で、ポップスとしては非の打ちどころがありません。ボブ・ディラン新譜シナトラカヴァー集らしいのですが、ディラン子供のころにラジオで流れていたのはこういう音楽です。当時のアメリカ人にとっては、ほとんど無意識に刷り込まれた声と言っていいでしょう。

My Funny Valentine (Baker, 1954) http://youtu.be/jvXywhJpOKs

( ・3・) 出た、いけすかないイケメン

――チェット・ベイカー。午前三時の音楽です。もう夜が明けることはないんじゃないかという気がしてくる。どんな曲か覚えたところで、エヴァンスを聴いてみましょう。

My Funny Valentine (Evans and Hall, 1962) http://youtu.be/ReOms_FY7EU

( ・3・) 速い。

――速い。そしてちょっと信じられないクオリティ演奏です。ジャズはいつでも誰でもこれくらいできて当然かというと、そんなことはないので安心してください

( ・3・) 別に心配はしていないが。やっぱり即興なのか?

――別のテイクではちがうことをしているので、ほとんど即興だと思います。決まっているのはコード進行だけ。

( ・3・) コード構成音をぱらぱら弾いてもこうはならんわな。自分の頭の中にあるモチーフを発展させるのと、相手の音を聴いて反応するのと――そういう意味ではチェスに似ている。

――この演奏は一対一ですからね。集中力は同じくらい必要かもしれません。しかも持ち時間ゼロという。互いに相手の出方を読んでいるうちに一種テレパシーが起こって、3分50秒あたりにはふたりの脳がつながっているような瞬間があります

( ・3・) このギターを弾いてるのは?

――ああ、忘れていました。ジム・ホール。偉大なギタリストです。悪魔に魂を売って人並み外れた演奏技術を手に入れるというブルース伝説がありますが、ジム・ホール場合は魂ではなく頭髪を犠牲しました。

( ・3・) また好き勝手な話をつくって……。

――いえ、本人がそう語っています。ジミー・ジューフリーバンドいたころ、どう演奏すればいいのか悩んで髪が薄くなったと。 [7] でも、髪なんていくらでもくれてやればいいんですよ。肉体は滅びます芸術永遠です。

( ・3・) ジミー・ジューフリーって、あのドラムのいない現代音楽みたいなジャズをやってた人か。そりゃ大変だったろうな。

おいとま

持参したCDを一通りかけて、そろそろ日が傾いてきた。彼はライナーノーツをめくりながら「はーん」「ふーん」などとつぶやいていたが、夕食の邪魔にならないうちにおいとましたほうがよさそうだ。

「もう帰るのか?」

はい。きょうはもうおしまいです」

「そうか。わざわざ悪かったな。よし、ちーちゃんお客様にご挨拶だ」

彼はそう言って猫を抱き上げたが、ちーちゃんは腕をまっすぐにつっぱって、できるだけ彼から離れたがっているようだった。

「きょう持ってきてくれたCDは、うちに置いていっていいからな」

「置いていっていい?」

だってほら、いちど聴いただけじゃよく分からんだろ。そのかわりと言ってはなんだが、シュニトケ弦楽四重奏曲集を貸してやろう。何番が優れていると思うか感想を聞かせてくれ」

それから

まだCDは返ってこない。「返してほしけりゃ取りに来い」と彼は笑うが、その目はハシビロコウのように鋭い。ただ来いというだけではなくて、また別のCDを持って来させる魂胆なのだわたしはどうすればいいのだろう? ただひとつの慰めは、彼の娘さん――父親との血のつながりが疑われるかわいらしさの娘さん――の耳に、エリック・ドルフィーオーネット・コールマンが届いているかもしれないということだ。サックスを始めた彼女の頭にたくさんのはてなが浮かばんことを。

Further listening

http://www.nicovideo.jp/mylist/34787975

[1] http://www.redbullmusicacademy.com/lectures/steve-reich-the-music-maker?template=RBMA_Lecture%2Ftranscript

[2] http://www.nytimes.com/2009/10/18/books/excerpt-thelonious-monk.html

[3] http://nprmusic.tumblr.com/post/80268731045/

[4] Frederick J. Spencer. Jazz and Death: Medical Profiles of Jazz Greats. University Press of Mississippi, 2002. p. 36. "A diet of honey is not recommended for anyone, and especially not for a diabetic, or prediabetic, patient."

[5] http://www.furious.com/perfect/ericdolphy2.html "'Eric Dolphy died from an overdose of honey,' arranger/band leader Gil Evans believed. 'Everybody thinks that he died from an overdose of dope but he was on a health kick. He got instant diabetes. He didn't know he had it.'"

[6] http://www.pointofdeparture.org/archives/PoD-17/PoD17WhatsNew.html

[7] http://downbeat.com/default.asp?sect=stories&subsect=story_detail&sid=1111

( ・3・) クラシック好きの上司ジャズを聴きたいと言いだして

はじめに

わたしの職場に、自他ともに認めるクラシックマニアがいる。近・現代の作曲家は一通り聴いているというが、中でもお気に入りスクリャービンで、携帯の着信音とアラームには「神秘和音」が設定してあるくらいだ。

その彼が、最近、急にジャズに興味を持つようになった。なんでも娘さんが部活でサックスを始めたのがきっかけらしい。彼の机には娘さんの小さいころの写真が立てかけてあるが、父親と血がつながっているとは思えないかわいらしさだ。パパだってジャズくらい分かるんだぞ、ということにしたいのかもしれない。

彼はわたしジャズ・ギターを弾くことを知っている。音楽に関して(だけ)は寛容なので、各種イヴェントの際には有給を消化しても嫌な顔ひとつしない。

ある昼休みの会話

ちょっと私用なんだが」と彼は言った。「こんどの休みは空いてるか? お前の好きなジャズのCDを10枚くらい持ってきてくれ。うちのオーディオで聴こう」

「CDならお貸ししますよ」とわたしは答えた。特に予定はないが、できれば休日はゆっくり寝ていたい。

「まあそう言うなよ」と彼はつづけた。「プレゼンの訓練だと思えばいい。ジャズの聴きどころを存分に語ってくれ。昼はうなぎを食わせてやるぞ。それとも――」

「それとも?」

「もう有給は当分いらないということか?」

事の次第

こうして、わたしは休日をつぶして彼の家を訪ねることになった。どのCDを持っていくかはなかなか決められなかったが、一日でジャズの百年の歴史を追いかけるのは無理だと割り切って、わたし自身がジャズを聴き始めた高校生のころ――もう15年も前の話だ――に感銘を受けたものを選ぶことにした。マイルス・デイヴィスカインド・オブ・ブルー』、ビル・エヴァンスワルツフォー・デビー』、ジョン・コルトレーンジャイアントステップス』はもうコレクション済みだということだったので、それら以外で。

駅に到着

手土産の菓子と20枚ほどのCDを抱えて最寄駅に着くと――結局10枚には絞り込めなかった――彼の車が目に留まった。

「きょうは夕方まで家に誰もいないからな。気兼ねしなくていい」

「そうでしたか」

「いるのは猫だけだ」

「猫? 以前お邪魔したときには見かけませんでしたが」

「公園で拾ってきたんだ」

「娘さんが?」

「いや俺が。子供のころに飼っていた猫とよく似ていたものだから」

ノラ猫を拾う人間と、ショスタコーヴィチ交響曲全集を部下に聴かせて感想を求める人間が、ひとりの男の中に同居している。この世界は分からないことだらけだ。

家に到着

ちーちゃんお客様にご挨拶だ」と彼は居間の扉を開けながら言った。ちーちゃんと呼ばれた白い猫は、こちらを一瞬だけ見るとソファのかげに隠れてしまった。そそくさと。

「ご機嫌ななめだな。まあいい。そっちに掛けてくれ。座ったままでディスクを交換できるから。いまコーヒーを淹れてくる」

ようやく本題へ

――これ以降は対話形式で進めていきます。

( ・3・) さっそく始めよう。

1. マイルス・デイヴィストランペットバンドリーダー

Miles Davis (1926-91)

――マイルスについてはご存じだと思いますが、次々に作風を変化させながらジャズを牽引していった、アメリカ文化的ヒーローです。デューク・エリントンマイルスについて「ジャズピカソだ」と述べました。

( ・3・) 『カインド・オブ・ブルー』の人だな。

――はい。その作品の後に注目したいんですが、60年代の半ばに、ウェイン・ショーターというサックス奏者がマイルスバンドに加わります。この時期の録音はひときわ優れた内容で、ジャズリスナープレイヤーからはヒマラヤ山脈のように見なされています。

Prince of Darkness (1967) http://youtu.be/-wckZlb-KYY

( ・3・) ヒマラヤ山脈か。空気が薄いというか、調性の感覚が希薄だな。テーマの部分だけでも不思議なところに臨時記号フラットがついている。

――主音を軸にして、ひとつフレーズごとに旋法を変えています。コードが「進行」するというよりは、コードが「変化」するといったほうが近いかもしれません。

( ・3・) ピアノコードを弾かないから、なおさら調性が見えにくいのかもしれないな。

――はい。余計な音をそぎ落とした、ストイックな演奏です。

( ・3・) 体脂肪率ゼロ。

――マイルスバンドには一流のプレイヤーでなければ居られませんから、各々が緊張の張りつめた演奏をしています。

Nefertiti (1967) http://youtu.be/JtQLolwNByw

――これはとても有名な曲。ウェイン・ショーターの作曲です。

( ・3・) テーマで12音をぜんぶ使ってるな。

――覚めそうで覚めない夢のような旋律です。このテーマがずっと反復される。

( ・3・) それってラヴェルボレロじゃないのか?

――ボレロではスネアドラムが単一のリズムを繰り返しますが、こちらはもっと自由奔放ですよ。ドラムが主役に躍り出ます。

( ・3・) おお、加速していく。

――テンポ自体は速くなるわけではありません。ドラムは元のテンポを体で保ったまま、「そこだけ時間の流れ方がちがう」ような叩き方をしています。

( ・3・) ドラムが暴れている間も管楽器は淡々としたものだな。

――はい。超然とした態度で、高度なことを難なくやってみせるのが、このクインテットの魅力ではないかと思います。

2. ジミー・ジューフリークラリネット

Jimmy Giuffre (1921-2008)

Emphasis (1961) http://youtu.be/QRyNUxMJ18s

( ・3・) また調性があるような無いような曲を持って来よって。

――はい。この曲は基本的にはブルースだと思うのですが、テーマでは12音が使われています。ジミー・ジューフリーというクラリネット奏者のバンドです。アメリカルーツ音楽と、クラシックとの両方が背景にあって、実際に演奏するのはジャズという一風変わった人です。

( ・3・) ドラムがいないと室内楽みたいだな。

――ドラム抜きの三人のアンサンブルというアイディアは、ドビュッシーの「フルートヴィオラとハープのためのソナタ」に由来するそうです。

( ・3・) いいのかそれで。ジャズといえば「スウィングしなけりゃ意味がない」んじゃなかったのか?

――スウィングしたくない人だっているんですよ。といっても、ベースフォービートで弾いていますが。

( ・3・) これが録音されたのは……ええと、1961年か。ジャズもずいぶん進んでいたんだな。

――いえ、この人たちが異常なだけで、当時の主流というわけではありません。さっぱり売れませんでした。表現自体は抑制・洗練されていて、いかにも前衛というわけではないのに。同じ年のライヴ録音も聴いてみましょうか。

Stretching Out (1961) http://youtu.be/2bZy3amAZkE

( ・3・) おい、ピアノの中に手を突っ込んでるぞ。(3分16秒にて)

――まあ、それくらいはするでしょう。

( ・3・) おい、トーン・クラスターが出てきたぞ。(4分16秒にて)

――それでも全体としては熱くならない、ひんやりした演奏です。

3. エリック・ドルフィーアルトサックスフルート、バス・クラリネット

Eric Dolphy (1928-64)

――さて、次はエリック・ドルフィー。作曲の才能だったり、バンドを統率する才能だったり、音楽の才能にもいろいろありますが、この人はひとりの即興プレイヤーとして群を抜いていました。同じコード進行を与えられても、ほかのプレイヤーとは出てくる音の幅がちがう。さらに楽器の持ち替えもできるという万能ぶり。順番に聴いていきましょう。まずアルトサックスから。

( ・3・) おお、うちの子もアルトサックスだ。

Miss Ann (1960) http://youtu.be/7adgnSKgZ7Q

( ・3・) なんだか迷子になりそうな曲だな。

――14小節で1コーラスだと思います。きちんとしたフォームはあるのですが、ドルフィーフォームに収まらないようなフレーズの区切り方でソロをとっています。1小節ずつ意識して数えながらソロを追ってみてください。ああ、いま一巡してコーラスの最初に戻ったな、とついていけたら、耳の良さを誇ってもいいと思いますよ。

Left Alone (1960) http://youtu.be/S1JIcn5W_9o

――次はフルート

( ・3・) ソロに入ると、コード進行に対して付かず離れず、絶妙なラインを狙っていくな。鳥の鳴き声というか、メシアンの「クロウタドリ」に似ている。

――鳥の歌に合わせて練習していたといいますから、まさにメシアンです。あるいはアッシジのフランチェスコか。ほかにもヴァレーズの「密度21.5」を演奏したり、イタリアフルートの名手であるガッゼローニの名前を自作曲のタイトルにしたり、意外なところで現代音楽とのつながりがあります。

参考 Le Merle Noir (Messiaen, 1952) https://youtu.be/IhEHsGrRfyY



It’s Magic (1960) http://youtu.be/QxKVa8kTYPI

――最後にバスクラ吹奏楽バスクラ担当だったけど、主旋律で活躍する場面がなくて泣いてばかりいた方々に朗報です。

( ・3・) バスクラってジャズではよく使われるのか?

――いえ、当時、長いソロを吹いた人はあまりいませんでした。

( ・3・) バスクラ自体がめずらしいという点を措いても、独特な音色だな。

――村上春樹の『ねじまき鳥クロニクル』にこんなくだりがあります。「死の床にあるダライ・ラマに向かって、エリック・ドルフィーがバス・クラリネットの音色の変化によって、自動車エンジン・オイルの選択の重要性を説いている……」

( ・3・) どういう意味?

――楽器の音が肉声のようにきこえる。でも何をしゃべっているのかはよく分からないという意味だと思います。あと、ミニマリズム作曲家スティーヴ・ライヒバスクラを効果的に使いますが……

( ・3・) 「18人の音楽家のための音楽」とか、「ニューヨークカウンターポイント」とか。

――はい。彼はドルフィーの演奏を聴いてバスクラに開眼したと語っています。 [1]

( ・3・) ジャズ現代音楽との相互作用だな。

4. オーネット・コールマンアルトサックス

Ornette Coleman (1930-)

――真打登場です。サックス奏者のオーネット・コールマン50年代の末に現れて、前衛ジャズの象徴的な存在になった人です。といっても、難しい音楽ではありません。子供が笑いだすような音楽です。ちょっと変化球で、70年代の録音から聴いてみましょう。

Theme from Captain Black (1978) http://youtu.be/0P39dklV76o

――ギターのリフで始まります。

( ・3・) あれ、ベースおかしなことやってるな。キーがずれていくぞ。

――はい、各パートが同時に異なるキーで演奏してもいいというアイディアです。イントロのギターが床に立っている状態だとすると、ベースは重力を無視して、ふらふらと壁や天井を歩きだす。

( ・3・) 複調を即興でやるのか?

――どのていど即興なのかはわかりません。コンサートに行ったことがあるのですが、譜面を立てて演奏していましたよ。でも、別にダリウス・ミヨーに作曲を教わったというわけではなくて、アイディアを得たきっかけは些細なことだったんじゃないでしょうか。たとえばサックスが移調楽器であることを知らなかったとか。「なんかずれてるな、でもまあいいか」みたいな。

( ・3・) それはいくらなんでも。もし本当だったら天才だな。

Peace (1959) http://youtu.be/bJULMOw69EI

――これは初期の歴史的名盤から。当時、レナード・バーンスタインオーネットを絶賛して、自分がいちばんでなければ気のすまないマイルス・デイヴィスがたいそう機嫌を損ねました。

( ・3・) さっきのに比べると普通にきこえるが……

――1分40秒あたりからサックスのソロが始まります。集中してください。

( ・3・) (4分12秒にて)ん? いま、俺の辞書には載っていないことが起きた気がするな。

――ここはいつ聴いても笑ってしまいます。そのタイミングで転調するのか、脈絡なさすぎだろうって。ソロをとりながら、いつでも自分の好きな調に転調していいというアイディアです。

( ・3・) 言うは易しだが、真似できそうにはないな。

――どの調に跳んだら気持ちよく響くか、という個人的な経験則はあるはずです。突飛な転調でも、「これでいいのだ」といわれれば、たしかにその通り、すばらしい歌ですと認めざるを得ません。

昼食のため小休止

――お昼はうなぎだと聞いておりましたが。

( ・3・) そのつもりだったんだが、いつの間にか値段が高騰していてな。「梅」のうなぎよりも、うまい天ぷら蕎麦のほうがいいじゃないか。

5. セシル・テイラーピアノ

Cecil Taylor (1929-)

――この人も、オーネット・コールマンと同じくらい重要なミュージシャンです。テキサス出身のオーネットに対して、セシル・テイラーニューヨーク出身。都市と芸術の世界の住人です。ピアノを弾くだけではなくて、舞踊や詩の朗読もします。これは1973年に来日したときの録音。

Cecil Taylor Solo (1973) http://youtu.be/X7evuMwqjQQ

( ・3・) バルトークシュトックハウゼンの楽譜を細かく切って、よくかき混ぜて、コンタスキーが弾きましたという感じだな。70年代にはずいぶん手ごわいジャズも出てきたんだ。

――いえ、テイラー50年代から活動しています。チャック・ベリーやリトル・リチャードと同じ世代。この人が異常なだけで、当時の主流ではありませんが。さっきも似たようなことを言いましたね。

( ・3・) このスタイルでよく続けてこられたな。

――継続は力なり。2013年には京都賞を受賞して、東京でもコンサートがありました。

( ・3・) どうだった?

――会場で野菜を売っていたので、買って切って食った。

( ・3・) ちょっと意味が分からんな。

――文字通りの意味なのですが、それについては別の機会にしましょう。演奏の話に戻ると、混沌と一定の秩序とがせめぎあって、台風のさなかに家を建てている大工のような趣があります。「壊す人」というよりは「組み立てる人」です。また、あるフレーズを弾いて、復唱するようにもういちど同じフレーズを弾く箇所が多いのも特徴です。

( ・3・) いちどしか起こらないことは偶然に過ぎないが、もういちど起こるなら、そこには何らかの構造が見えてくるということか。

参考 Klavierstücke (Stockhausen, rec. 1965) http://youtu.be/mmimSOOry7s



6. デレク・ベイリー(ギター)

Derek Bailey (1930-2005)

――きょう紹介するのは北米の人ばかりなのですが、デレク・ベイリーは唯一の例外で、イギリス人です。さっそく聴いてみましょう。これも日本に来たときの録音。

New Sights, Old Sounds (1978) http://youtu.be/nQEGQT5VPFE

( ・3・) とりつくしまがない……。

――そうですか? クラシック好きな方には思い当たる文脈があるはずですが。

( ・3・) 無調で点描的なところはヴェーベルン。でも対位法的に作曲されたものではないみたいだ。あと、初期の電子音楽ミルトン・バビットとか……。

――模範解答です。

( ・3・) でも即興でヴェーベルンをやるというのは正気の沙汰とは思えんな

――即興の12音技法ではありません。それは千年後の人類に任せましょう。ベイリーがやっているのは、調性的な旋律や和音を避けながら演奏することです。最初に聴いたマイルス・デイヴィスも緊張の張りつめた音楽でしたが、こちらも負けず劣らずです。文法に則った言葉を発してはいけないわけですから。

( ・3・) 「どてどてとてたてててたてた/たてとて/てれてれたとことこと/ららんぴぴぴぴ ぴ/とつてんととのぷ/ん/んんんん ん」

――ちょっと意味が分かりませんが。

( ・3・) 尾形亀之助の詩だ。お前も少しは本を読んだらどうだ。それはともかく、こういう人が観念的な作曲に向かわずに、即興の道に進んだのは不思議な気がするな。

――いちプレイヤーとして生涯を全うしたというのは重要で、ベイリーの音楽はベイリーの体から切り離せないと思います。彼の遺作は、病気で手が動かなくなってからのリハビリを記録したものでした。

( ・3・) プレイヤーとしての凄みが音楽の凄みに直結しているということか?

――はい。技術的にも高い水準のギタリストでした。無駄な動きのない、きれいなフォームで弾いています。気が向いたら動画を探してみてください。

( ・3・) まあ、ギター弾きのお前がそう言うなら上手いんだろうな。

――楽器の経験の有無で受け止め方は変わってくるかもしれません。ジャズ一般について言えることですが、鑑賞者としてではなく、その演奏に参加するような気持ちで聴くと楽しみも増すと思いますよ。

ベイリー即興演奏(動画) http://youtu.be/H5EMuO5P174

参考 Ensembles for Synthesizer (Babbitt, 1964) http://youtu.be/W5n1pZn4izI



7. セロニアス・モンクピアノ

Thelonious Monk (1917-82)

――セロニアス・モンクは、存在自体が貴重なピアニストです。生まれてきてくれてありがとう、とお母さんみたいなことを言いたくなる。

( ・3・) 初めて聴く者にとっては何のこっちゃの説明だな。

――とてもユニークスタイルで、代わりになる人が思いつかない、くらいの意味です。まあ聴いてみましょう。

Everything Happens to Me (Monk, 1959) http://youtu.be/YW4gTg3MrrQ

( ・3・) これは彼の代表曲

――いえ、そういうわけではありません。モンクの場合、どの演奏にも見逃しようのない「モンクの署名」が刻まれているようなものなので、わたしの好きな曲を選びました。有名なスタンダードです。最初に歌ったのは若いころのフランク・シナトラ

Everything Happens to Me (Sinatra, 1941) http://youtu.be/ZWw-b6peFAU

――1941年の録音ですが、信じがたい音質の良さ。さすがスター。さすが大資本。これがヒットして、多くのジャズミュージシャンレパートリーになりました。ちなみに曲名は「僕には悪いことばかり降りかかる」というニュアンスです。恋人に手紙を送ったらさよならの返事が返ってきた。しかも郵便料金はこちらもちで、みたいな。もうひとつだけ聴いてみましょう。

Everything Happens to Me (Baker, 1955) http://youtu.be/UI61fb4C9Sw

( ・3・) このいけすかないイケメンは?

――チェット・ベイカー50年代西海岸を代表するジャンキーです。シナトラに比べると、ショウビズっぽさがなくなって、一気に退廃の世界に引きずりこまれる。で、モンクの話に戻りますが――

( ・3・) ショウビズではないし、退廃でもない。

――もっと抽象的な次元で音楽を考えている人だと思います。

( ・3・) 素材はポピュラー・チューンなのに、ずいぶん鋭い和音が出てくるな。

――調性の枠内で本来なら聴こえないはずの音が聴こえてくると、デレク・ベイリーのような無重力の音楽とはまた別種の怖さがあります。幻聴の怖さとでもいうべきか。さいごにぽつんと置かれる減5度の音には、「聴いてはいけないものを聴いてしまった」という感じがよく出ています。

( ・3・) 減5度はジャズでは珍しくないんじゃないのか?

――はい。でも、その音をどう響かせるか、その音にどういう意味を持たせるかというのは全く別の問題です。そういう音の配置に関してモンクは天才的でした。

( ・3・) カキーン、コキーンと石に楔を打ちこむようなタッチで、ピアノの先生が卒倒しそうだが。

――意図的に選択されたスタイルだと思います。プライヴェートではショパンを弾いたりもしていたそうですよ。 [2]

( ・3・) 見かけによらないものだな。

――小さいころから必死に練習すれば、いつかはマウリツィオ・ポリーニの水準に達するかもしれません。しかし、ピアニストとしてモンクを超えるというのは、端的に不可能です。それがどういう事態を意味するのか想像できませんから。

( ・3・) 四角い三角形を想像できないように、か。

ちーちゃんトイレ掃除のため小休止


8. アンドリュー・ヒル(ピアノ

Andrew Hill (1931-2007)

――アンドリュー・ヒルは作曲・編曲に秀でたピアニストです。『ポイント・オブ・ディパーチャー』というアルバムが有名ですが、録音から半世紀を経たいまでも新鮮にきこえます。ペンギンブックスのジャズガイド(なぜか翻訳されない)では、初版からずっと王冠の印が与えられていました。

( ・3・) 英語圏では別格扱いということか。

――ヒルは若いころ、ヒンデミットの下で学んだという話もあるのですが……

( ・3・) ヒンデミットアメリカに亡命していたからな。

――誇張も混ざっているかもしれません。ヒルの経歴は、生年や出身地も事実とは異なる情報が流れていたので。

Refuge (1964) http://youtu.be/zquk2Tb-D6I

( ・3・) 何かひっかかるような弾き方のピアノだな。

――ヒルには吃音がありました。 [3] 言いたいことの手前でつっかえて、解決を先延ばしにするような演奏は、しばしばそのことに結びつけられます。

( ・3・) 否定神学ジャズだな。

――ヒテーシンガク?

( ・3・) ほら、メルヴィルの『モービー・ディック』で、神秘的な白鯨の本質については語れないから、迂回してクジラにまつわる雑学的な記述が延々とつづくだろ?

――どうでしょうアナロジーとしては分からなくもないですが。

( ・3・) 形而下の世界に戻るか。あれ、このサックス奏者、さっきも出てきたんじゃないか? (2分58秒にて)

――エリック・ドルフィー共演者共演者を辿っていくと、きょう紹介する人たちはみんなつながっています。

( ・3・) デレク・ベイリーも?

――はい。セシル・テイラーと共演していますし、この次に紹介する人ともアルバムを出しています。

( ・3・) なんだかドルフィーに耳を持っていかれてしまうな。

――圧倒的です。ねずみ花火のような軌道と瞬発力。数か月後に死ぬ人間の演奏とは思えません。

( ・3・) すぐ死んでしまうん?

――はい。ドラッグでもアルコールでもなく、ハチミツオーバードーズで。正式な診断ではありませんが、糖尿病だったといいます。 [4][5]

( ・3・) ハチミツって、くまのプーさんみたいなやつだな。――ん? いまミスしなかったか? (6分36秒にて)

――ドルフィーアンサンブルの入るところを間違えています。

( ・3・) やり直しになるんじゃないの?

――ジャズは減点方式ではなく加点方式ですから。ミスがあっても、総合的にはこのテイクが最良という判断だと思います。

続く

http://anond.hatelabo.jp/20150214224440

2013-06-24

はたらく魔王さま!11話が面白すぎてやばかった。

元々シリアスが好きで、進撃の巨人なんて緊迫した状況がマジ好みなんだけど、今週ばかりは魔王さまのほうが面白かったなー

ちーちゃんとエミリアのツッコミテンポの良さ とか

シリアス、と思ったらちょっとギャグを挟んでくる所 とか

漆原の結局魔王の味方ポジ王道さ とか

もちろん魔王の格好いいラスト とか

実はオルバがちょっかいしたせいで負けることになった間抜けさ とか。

あれそのまま戦ってたら負けてたんじゃね?

来週は巨人の方が進展ありそうだなー。楽しみ。

 
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