はてなキーワード: 最後の手段とは
なんで産休や育休取得したら評価や評判落ちるんだよ。どんな古の会社なんだよw
「男の所得を上げるのではなく、結婚した女性の所得を上げるじゃ何でダメなんですか?」というのも馬鹿な質問だな。
一部属性を無闇に優遇しすぎると、社会が分断されておかしくなっていくんだよ。気づけよ。
婦人科系の手術をしたこともあるし、年齢的に子供を産む旬はとうに過ぎている。
就職氷河期世代でもあり、企業から振り落とされないように必死で仕事をしていたため、機会は2回ほどあったが結婚には至らなかった。今となっては結婚しなくてよかったかもって思ってる。
子供も嫌いとまでは行かないが、育児の想像もできなかったし、心底欲しいと思ったこともなかったので、他人の結婚・妊娠・出産・育児には興味がない。
会社は200人未満、設立から40年近く経過した中小企業である。男性が8割を占めるので、女性はかなり少ない。
望んでなかったのだが、昨今の流行りのせいか、社内で初めての女性管理職になって数年経つ(今は数人の女性管理職がいる)。
現在、部下5人中2人は時短、1人は近いうちに産休・育休に入る。
正直ベースで書くけど、めちゃくちゃ辛い。
保育園の問題が無事クリアになって1人が復帰(時短)できたと思ったら、入れ替わりでもう1人が産休・育休に入るので、自分の負担は軽減するどころか増大する予定。
「この負担をまた、1年以上やる羽目になるのか…むしろ時短が1人増えてるからもっと負担増えるなあ」って既に青色吐息である。
ご存知の通り「働き方改革」が流行っているので、非管理職の労働時間に対する締め付けが厳しい。そのため、管理職が多くの仕事を肩代わりする羽目になる。
自分も、ここ1年くらいは非管理職の2倍の労働時間と業務内容で死にそうになっている。
それ自体は喜ばしいが、「組織の体制」を考えた時に、ずーんと負担が出てくるわけです。
産休・育休を理由に異動させることは認められないので、当然、席を空けておかなければならない。
自分がいる会社は、社長の意向で非正規雇用は原則NGのため、産休・育休期間だけの補充ができない。
そうなると、稼働している社員たちで分担をして、産休・育休中の社員の仕事をこなすことになる。
「誰かが仕事を肩代わりする」というのは、全くうまくない制度だけど現状はどうしようもない。
感情的なものは別として、産休・育休明けや時短の社員の査定を不当に扱ったことはない。
うちの会社は男性の育休実績もあるし、家庭の事情で残業できない期間があった男性社員もいるが、評価や評判が落ちたことはない。
「今日は子供のお迎え当番なので、早めに帰りまーす!」と宣言しておけば、打ち合わせ時間の設定を配慮するなど、周囲は様々動く。
そもそも、「私用で早く帰りまーす!」でも同じ動きになるので、心理的障壁は低い会社なのだと思う。
そのためか、給与に直接関わる査定は、働きによって評価されるものであって、その人の持つ属性(年齢・性別・未既婚・子供有無)は関係ないという考え方が主流になりつつある。
会社の規定では、性別関係なく、昇給・昇格の査定期間に休職(産休・育休含む)している場合、復帰1年目は昇給・昇格はない。
また、賞与は直前6ヶ月間の査定をもとに行われるので、査定期間に復帰していなければ賞与も支給されない。
時短を望む場合は1日6時間からの就業が可能だが、短縮された時間分が給与から引かれる。
だから、複数回休職を繰り返すと、一時的に昇給がストップするので給与が低くなる。
この対応を不当と考えるならば、自分が休業している間、他の社員が業務を遂行して会社組織を維持しているという点を考えていない。
就業中と休業中では、どちらが維持に寄与しているのか?ということを考えると、査定期間に不在になっている社員に対して、昇給や昇格を行うわけにはいかない。それは公正な対応とは言えないからだ。
一部属性に対して過度な優遇ををしてしまっては会社組織として失格だし、組織の維持は非常に難しいだろう。
自分の部下にも給与が低めの人がいるのだが、仕事を進める点では、休職がなかった部下たちよりも優秀。
ただ、以前の部署の性質上、複数回の産休と育休、時短がマイナスに働いて、昇給額が非常に低く抑えられていた(この部署が不当に低く抑えていたわけではなく、給与の原資には限りがあることや、他社員との業務バランス等を加味すると仕方ないところではある)。
私の部下になってからは、復帰2年目に返上していた役職に復帰させ、毎年会社の規定ギリギリまで昇給させて、働きと給与のバランスを取り戻そうとしている。
女性が上昇婚を望むことに関して批判が多いけど、出産育児を考えた時に「自分より稼いでいる人」を選ぶのは至極当然だと思う。
健康的に妊娠期間を経て、健康的に出産・復帰ができ、子供も五体満足で産まれ育つのは当たり前だと思っている人がいるが、そんな平和な事例だけじゃない。
最悪、出産を機に健康を損なったり、子供になんらかの医療的ケアが必要になった場合、職場に復帰できずに退職という可能性も出てくる。
家庭内年収が800万だとしても、夫婦が同等の年収だった場合は一気に400万円まで落ちる。
住環境にもよるが、育児スタートと同時に年収半減もスタートでは、「それでも大丈夫!」と言える人はほとんどいないのではないだろうか。
リスクヘッジを考えるのであれば、自分が職を失っても、当分は正常な家庭生活を営める年収を持つ相手を選ぼうと考えるのではないか。
また、男性が女性にそれなりの年収を求める場合も、「自分が病気などで働けなくなった時」「リストラされた時」を仮定しているのではないかと思われる。
そういう気持ちの動きを責めるなら、自分は下方結婚してます!という人だけ石を投げなさいw
「男性」「女性」「既婚者」「子供あり」という属性で語るから色々おかしくなる。
シンプルに全体の給与水準を上げることが、問題改善の第一歩だと思う。
属性関係なく、同じ仕事・同じ能力であれば同等の年収にすれば良い話なのだ。
もちろん、働きに対して給与が支払われるので、労働時間など規定に満たない場合は、適切にその分を引く必要がある。
全体を上げると言うと「もらっている人は、それ以上にもらえるのか!」と批判する人も出てくるけど、低いところばかりにフォーカスしてもダメで、「生活が苦しい層は安心して生活できる金額に引き上げる」「余裕のある人にはさらに余裕を持ってもらい、経済を回すべくお金をたくさん使ってもらう」という両輪が必要。
要はグラフ上の低収入の金額を「貧困」から「安心して生活できる」金額に変化させればよい。
自分は幸運なことに、性差で給与を低く抑えられた経験がない(おそらく業種的に性差が薄い)。
数回転職したが、卒業以降に空白期間もなければ、休職した経験もないので、同世代の男性平均年収以上はもらっている。
ただ、ここ20年以上、給与水準も変わっていないため、自分が新卒の時の初任給と変わらなかったりすると、なにやら絶望的な気分になることもある。
低い方に合わせていては、いつまでたっても貧困から抜け出せない。ただ、貧困を生産し続けるだけだ。
それに、現在は少子化社会なんですよ。労働者を確保するのも大変。
この文章を書いていた時に「非正規雇用」という部分で思い出したことがある。
うちの会社は原則正社員雇用。理由は社長が「正社員がいいの!解雇も絶対したくない!」という持論の持ち主だからw
ただ、仕事が落ちそうな危機的状況が起こった場合は、最後の手段として「派遣」を視野に入れる場合がある。
自分の部署でも過去にあって、派遣会社に「このスキルを持つ経験者を派遣してほしい」と依頼したところ、まったく棒にも箸にもかからない人材の紹介があった。
ちょうど新入社員が配属された時期で、正直「時間がかかっても、新人をがんばって教育したほうがマシ」な人材だった。
結局、平均かそれよりもちょっと上の金額を提示しても経験者の紹介がなかったため、社内のリソースに無理やり調整をかけて、いろいろな犠牲のもとで仕事を納めた。
その時思ったのが「自分が若い頃の派遣と違うなあ」という感想。
今から25年近く前の話になるけど、いわゆる「派遣社員」っていうのは、その道のプロフェッショナルで、能力の高い人が高給与で雇用されるものというイメージだった。
それが派遣法が改正されるに従って、「新卒」「未経験」みたいな人たちが参入してきて、本来の「派遣社員」とは異質なものになってしまった気がしている。
企業の立場では「採用の時間も教育する時間もないが、スキルを持つ人材が今必要だ」と思って依頼するので、「未経験なので、就業したら教育してほしい」という人材を派遣されても困る。
教育が必要なポテンシャル人材は自社採用するし、「今すぐ使える人材」が必要だから派遣会社に依頼しているのに。
そういう人材しか派遣しないから、単価が下がっていくし、派遣社員自体も低給与で貧困に転落してくのも必然だよなあと思った。
ただ、他方で、会社の仕事というのは昔と違って、いわゆる雑用的な仕事がほぼなくなっている。
昔は資料のコピーとか細々な仕事を渡すことができた。今はペーパーレスなので、相手にデータを送れば仕事は完了だ。
業務に対する適切な報酬を…とはいえ、昨今の業務に追いつけない人材はどうするのか?
自分も経験があるが、上司が努力して指導・指示をしても、仕事が身につかない層は一定数いる。
だからと言って、そういう人たちを貧困層に落とすのは社会として問題だと感じてもいる。
ただ、民間企業がそれらすべてを拾い上げるのは無理な話だよね。
作風パクってイタコする奴ってまあいくらでもいるんだけど(ドリヤス、売国奴とか)、そのクオリティが元ネタに比肩するやつってのはまあ本当少ないもんなんだわ。
基本的に絵柄や作風をパクルってのは弱者が最後の手段として縋るものであって、強いやつは最初から自分の作風でオッスオッスしてた方が圧倒的に強いからね。
言ってしまえば能力者バトルに置いて重火器を使うのはあんま強くないやつって法則よな。
たとえば最近話題になった漫☆画太郎のコピーなんてまさにそれで、普段はサムライ8馬鹿にするときにしか話題にならないおにぎりインタビューが物凄いヒット数を叩き出したわけだ。
まあベテランだってパロディだったりパクリだったりを一切しないかと言えばそうではなくて、自分の作風と組み合わせてオモシロイと思ったときはやってくる。
なんでかと言えば自分の作風が完成されすぎていればいるほど他人の作風を混ぜ込む余裕なんてなくなってくるからなんだな。
たとえば濃い赤に今更ちょっと青を混ぜても紫色の斑点にすらならず全部呑み込まれて何をやろうとしたのか分からなくなる感じだ。
だが、元々の色が似通っていたら?
それどころか、そもそもその色を生み出す顔料染料そのものをもう一度注いだら?
それは賭けになるだろう。
一歩間違えば汚らしく黒ずんで終わるだけだが、もしも上手くやれば……何かが起こる。
そして奴、芥見下々はソレを起こした。
ハンターハンターとBLEACHとその他のあれやこれやの混ざりものだった漫画から少しずつハンター以外の要素を抜き取り、そうしてハンターハンターで二度漬けした。
人の血に化け物の血を混ぜてから、混ざり終わった後にもう一度化け物の血を注ぐとより危険な化け物が生まれる……ホラー映画なんかじゃありがちな展開だ。
ソレをジャンプで連載中にやってのけた。
ハンターハンターでありながらハンターハンターでなくそれでいてなおハンターハンターである何かがそこに生まれた。
蠱毒の果てに生まれたバケモノ、錬金術の果てに生まれたマモノ、呪法、邪法、下法、ここに極まれり。
とんでもないものを見せられたよ
病んでるやつは大概誰かに絡め取られたりして頭が一杯で判断力が損なわれてることが多いんだよ。金が無いゆえに絡み取られてることもあるんだけど。
だから、まず一旦全部捨てて休めと言ってやる必要がある。その上で判断力が取り戻せたら、やっぱり逃げるものから逃げて、やるべきものをやれと。
田舎のスーパーで管理職をしている。店長とかじゃないが、なんだかそういう名前の役職だ。
個人商店ではなく、人口がそう多くない地方で何店舗か出しているチェーン店だ。1階建ての店で、売場面積は3,000㎡くらい。すぐ近くに山があって、イノシシをたまに見かける。
刺身がおいしいので有名だ。薬局もある。地域行事や地元団体にも協力的な方だと思う。
コロナが流行る前までは、毎週土曜日に店の前で目玉商品の調理パフォーマンスをやっていた。今の時期だとウナギの解体など。
夜9時前になると、生鮮食品や店内調理の丼ものを8割引で売っている。働き終わって疲弊した社会人がよく買っていく。
蛇足が過ぎた。本題に入ろう。
タイトルのとおりだ。よくない客がいる。
晴天の霹靂だった。こないだ、年配のパートさんから「何年も前から思っていたが、あれは何とかした方がいいのでは?」という相談が入った。
大体夜8時以降に来て、5割引になっている刺身やパック寿司、丼ものを買っていく。見た目は25くらい。マスクを付けているので正直わからない。言葉遣いはしっかりしているので、肌がきれいなだけで40近い可能性もある。いつも草臥れた作業服だから、土木とか建築の現場をしているのだろう。
彼の何が問題なのかというと、レジの女子店員に話しかけるのだ。けっこうな頻度で。
レジでの接客中、店員に話しかけるお客さんは稀にいる。逆もまたしかり。だいたいは天気の話とか、買った商品の小ネタとか、世間話とかになる。
しかし、彼の場合は違うのだ。明らかに、その……『男女の付き合い的なやつ』を意識している。先ほどのパートさんの報告だと、こんな感じらしい。
・「こんばんは」「お疲れ様」「〇〇さん」など、慣れ慣れしい感じで女子店員に話しかける。
・「学校で何を勉強してるの?」など、客と店員の関係を超えた会話もあり
正直、彼よりヤバい客は何人も見てきたし、今もいる。目下対策を検討中だ。
なぜ彼(作業服なのでS君とする)がここまで問題になったかというと。
実際に、まあまあ魅力があるようなのだ。それで、うちの店員に危害が及んでいる。
店内で彼を見ることがたまにあるし、私も夜の時間帯に2回ほどS君のレジを受けたことがある。その時の印象はというと、
顔つき…マスクなのでなんともいえないが、整っている方かなとは思う。
喋り方…明るい時はハキハキしているが、暗い時は聞き取りにくい。疲れているのだろう。
視線…あれは動物の目だ。年寄りの犬や猫が、危機に満ちた訝し気な表情で、こちらに鋭い視線を向けることがあるだろう。あんな感じだ。
イチ中年男性である私の視点からすると、「ちょっと不気味だな。まあでも普通の若者かな」といったところだった。
モテる方ではないだろうな、と思っていた。作業服はよれよれだし、たまに泥がついているし、やっぱり目つきが異様に鋭い時がある。
先日、こんなことがあった。上に出てきた年配のパートさんの報告内容の一部だ。
彼がよく話しかける女子店員Aが、女子店員Bと事務所の休憩室で口喧嘩になったそうだ。口喧嘩とまでは言い切れないが、険悪な雰囲気になったとのこと。パートさんはその現場を見ていた。
なんでも、AさんがS君から、「髪の感じ変わったね。パーマかけたの?」と言われ、更衣室で皆に嬉しそうに話したらしい。その直後、別のBさんが、「わたしもあの人から髪のこと褒められた!」と名乗り出て――
パートさんの記憶だと、S君の台詞は、「Bさん髪切った?かわいいね」だったらしい。
そのことをAさんが聞いて、AさんとBさんが険悪な雰囲気になって、その場にいたCさんも似たようなことを言われていたことが判明して、さらにDさんは、S君から名刺入りの手紙を渡されたことがあるらしく……。
この時点で私は弱っていた。そして、パートさんが最後に放った一言にトドメを刺された。
「もうこれで6回目なんです。2015年くらいから、ずっと突発的にこんなことが続いていて。だから~」
ある女子店員がレジからフロア担当に代わりたいと言い出したことや、仲良しだった2人の店員が同時期に辞めたことや、また別の店員がある日突然こなくなったりした事件だった。
みんな、私が知っている案件だった。
うすら寒い思いがした。
ただの気持ち悪い客の方がまだいい。「ああいう人いるよね」で済むからだ。そういう奴は、致命的なトラブル(店内で怒鳴り声、他の客とのトラブル、器物破損など)を起こした時点で出入り禁止にすれば解決する。
今回は違う。明確な被害の立証ができない。しかし、対処をせねばならない。できれば出入り禁止にしたい。でも、難しいだろう。相手(の見た目)はまともな社会人だからだ。
ほかのパートさんやアルバイト学生からもS君の情報を聞き取った。彼は地元民のようであり、続々と情報が集まった。個人情報は伏せて説明しよう。
・当店のすぐ近くに住んでいて、30代前半と年は若いが、町内会ではイベント関係の役員をしている
そこまでまずい人間には見えないだろう。むしろまともに見える。
しかし、私の店はS君によって被害を受けている。女子店員の人間関係が悪化したことで何人も辞めている。
思いつく限りでは、3つある。
③ケツモチに依頼して店に来にくくしてもらう
①は無理だ。「こいつ何言ってんの?」で終わる。本人が当店の被害を理解していたとしても、そうだ。
私の話には信ぴょう性が足りない。因果関係が証明できない以上は難癖に終わる。
私の評判は落ちる。地域での店の評判も落ちるかもしれない。よって、この案はだめだ。
②も難しい。S君が話しかけるのは、きれいな子ばかりだ。例えば、上に出てきたAさんは、乃木坂の前の方に立ってる女の子みたいにスラっとした見た目で、溌剌な話し方の高校生だ。逆にBさんは、小柄で、のんびりおっとりとした話し方で、しかしめっちゃフレンドリーに接客する超絶美人の大学生だったりする。
飲食や小売の世界では、「いい子」がいないと困る。お客さんはそういう若い子(男でも女でも)を目当てに店に来る要素がある。容姿がいい子、性格がいい子、仕事が正確な子、とにかく「いい子」がほしい。うちの近所にあるライバル店(個人商店やコンビニなど)も、「いい子」を揃えようと頑張っている。
③一番現実的なのはこの手だと思っている。田舎で何十年も営業している以上、ケツモチは当然いる。こちらが「出入り禁止です!」と伝えたにもかかわらず店に来る客、いや元客――若いのもいれば年寄りもいる。そういう奴を追い出すために警察を呼ぶことはしたくない。店の前にパトカーが停まるのは避けたいし、その客が店内で騒ぎを起こす事態はさらに避けたい。
そういう時に、ケツモチに依頼することになる。一例として、出入り禁止になったはずの問題客がイートインで食事をしている時に、そういう見た目でガタイのいい奴がズンズン歩いて行って、そいつのいる丸テーブルを軽く蹴っ飛ばすのだ。それで、「お前、出入り禁止になったんとちゃうんけ。おい、コラお前!」と、何度も問題客の椅子を小突く。すると、1分も経たないうちに問題客は出ていく。たまに警察を呼ばれることがあるので、その時はケツモチを逃がして、その客は「出入り禁止にしたにも関わらず店に来ている人間」として警察に処してもらう。だが、これはあくまで最後の手段だ。私が店長的な役職になって丸5年間、使用したことは3回しかない。
さて、こういった手を新しく考え出したとして、S君に通用するだろうか。
五分五分といったところか。S君の見た目はおっとりしているが、たぶん愚かな方ではない。なにより若い。元気がある。こちらの手を上回ってくる可能性がある。その時、私は毅然とした態度でS君を追い出すことができるだろうか? 刺し違えてでもS君を店に来させないだけの覚悟はあるつもりだ。
……本当に、どうすればいいんだよ。くそったれな事態だよな、本当に。彼は、はっきりと目に見える形で問題を起こしていない。
こんなことを書いている私が異常なことはわかっている。小売業に関わる人間として、店の内部事情をこんなところに書いたらダメだよな? でも、それぐらい追い詰められている。なんとかしたいんだ。
店員が辞める原因を作る客は、何としても追い出さねばならない。
増田の人。
頼むよ、どうすればいいか教えてくれよ。
S君を店に来させないためにはどうすればいい。
損をするのは生産性を上げられない中小企業経営者(倒産する可能性大)、間接部門の職種で働く一部の被用者(業務見直しで仕事がなくなる恐れあり)。
最低賃金を上げることで、最も影響を受けるのは「ノンスキルな若手労働者」だよ。
同じ最低賃金を払うんだったら、経験豊富な高齢者のほうがいいわー、って考えるから。
新卒を雇うより、定年退職者を呼び戻したほうがいいと。なにせOBですから実力は既に知っている、トレーニングなどしなくていい。
「今後も継続して年金もらえるか分からないでしょう? 戻ってきません?」って声をかけてあげると。
これらの人に職が回ってくる順番は一番最後であって、まず企業は、OBを全力で刈り取りにかかります。
新卒を一括採用してちゃんと教育しろ? それは大企業だからできるんです。
しかし、非自発的失業者というのは様々なケースが有る。とくに子育て中とか精神が病んでしまったとか。
とすると、賃金が上がるが、このあたりの人ならなんとか使えると、使いこなすよう努力をして使いこなすように仕向ける必要があると思う。例えば子育て中であればヤクルトレディみたいに事業所に保育所を設けて勤務体系を整えるとか、
精神が病んでしまった人は対人がない軽い単純作業をさせるとか。
仕事をさせる側も使おうという動機づけが必要だと思う。それこそ金やるからいいだろみたいな感じで穴掘りみたいなこととか、強引に割り当てられた仕事にいけみたいな形でブラック自治会に派遣されたりとかある。
JGPで強引に割り当てる形だと、ブラックだとしても逃げられない。基本ブラック職場への対処は転職しやすいようにして転職するというのがいいとは考えている。
だから、失業をなくせというのは理解するだが、あくまで軽いインフレで労働需要を増やして対処するのが望ましいと考えてる。何よりせっかくなら供給に寄与する仕事のほうが経済成長につながる。
貨幣論としての問題ではなく、仕事をやらせるのはどういうことかという方向からの観点だ。本当にどう仕様も使えない人向けのJGPはあり得るが、最後の手段ではないかと思う。
傍から見たら整合性が取れないこの2つ。でも、この2つの間には超えられない壁がある。
それは「契約」の有無だ。
政府や自治体は、プロスポーツチームとは何ら契約関係が無い。だから試合を中止・延期要請しても何も法的には問われない。一部のJリーグチームは自治体が株主になっていることもあるが、契約とは異なり、試合を中止・延期させても何ら契約違反行為は無い。だから強気に出られるし、最後の手段として競技場を強制閉鎖させる事だってできる。実際去年、Jリーグ2部の愛媛FCなどは自治体から施設の使用許可が下りずに試合延期したことがあった。
一方で、五輪に関してはスポンサー企業と政府・自治体との間に明確な契約が存在する。もちろん免責事項は契約の中にあるが、基本的には「開催中止の場合は巨額の違約金が発生」することになっている。
だから、一見ダブスタに見えるこのような五輪強行・通常スポーツイベント自粛要請という行動を政府と自治体はせざるを得ないのだ。
世の中、「なんでこんな簡単なことやってくれないんだろう?」というものはいっぱいある。例えばせっかく高い金出して新しいエアコン買っても、そのエアコンの取り付け工事の最中に「あ、こっちに設置したほうがよいかも」と気づいて設置変更を業者に要望しても通らないケース。これはエアコン販売業者と設置業者との間に委託契約の関係があり、その契約で記載されている「事前にエンドユーザーと定めた場所に設置する」という条項を破ることが出来ないからだ。いくら設置途中に出てきたエンドユーザーの要望とはいえ、その通りにやったら「事前に定めた」という部分が契約不適合(最近の民法改正で、このようなケースは瑕疵ではなく契約不適合と言う)となり、売上がもらえなくなってしまうのだ。
一見理不尽やダブスタに見える事象については、なんらかの契約関係があり、それを破ることが出来ないためと思った方が良い。ほぼ100%そのためだ。これが「大人の事情」というヤツでもある。契約破棄して知らんぷりしろという人達もいるだろうが、万が一そんなことをやったら日本は世界各国から相手にされなくなる。そうなると何が起きるかは言うまでもないだろう。
ケモナーとショタコンとデブ専とガチムチとホモ(所謂ゲイ向け)を併発している。何となく、どれか1つが好きな人は芋づる式に他の性癖も持ってるイメージがあるんだけど、何でだろう。自分がそうだから主語がデカいだけかもしれない。ちなみに自分の場合はロリコンではないし、ズーフィリアでもない。等身は比較的高めの方が好き。ショタコンは昔はそうでもなかったんだけど、なんか最近強まってきた。マズい気がする。メスケモにはあんまり興味無い。でも最近ツイッターで見たプッシーキャット先生は良かった。ポケモンにもあまり興味無い。なんとなく違う分野な気がする。雰囲気でしか捉えてないから同じ分野かも。あとなんとなくケモナー及び下記芋づる式性癖持ちって男性の方が多い気がする。
性癖はなんかもうそういうもんだし、病気とはまた違うし、しょうがないって思ってるけど、なおしたいな〜って思うことが正直ある。いや別に誰に迷惑かけてる訳じゃないから別に良いのかもしれないけど(他人に迷惑掛けたり、犯罪に手を染めるのは論外)。性癖はフォロワー含めて誰にも全部を晒したことは無い。いやそれっぽいことは多分言ってしまってるから察されてる気はするけど。デブ専はまだ言えてないと思う。何となく自分から明言するのに抵抗がある。ニッチ趣味(笑)って小馬鹿にされる可能性があるのが嫌なのかもしれない。
そっちの性癖のアカウント作って似た趣味の人と話すのが1番良いのかな〜って思うけど、自分の性癖に引け目感じてる内は互いにとって良い結果にならなさそうだから今はやめておこ〜!いつか自分の性癖と折り合いが付けられると良いな。犯罪には手を染めない。
やや後ろめたい気持ちがあるのは本当だけど、それはそうとして好きな物は好き。人ケモノ問わず肉付きが良い方が好き。あと色々思い出しててイヌ科というかオオカミ系がメチャクチャ好きなんやな〜って改めて思った。良いキャラが居たら知りたい。別にケモノじゃなくても、ショタとかデブとかガタイ良いオッサンでも良い。あとCV.大塚明夫は問答無用で好きになってしまう。
ショタはショタっていう大きな枠組みの中でも趣味が分かれると思うけど、小生意気なキャラとコロコロコミックに出演出来そうな元気な子が好き。可愛いから。ショタと言うには育ちすぎてるけど、ヒプノシスマイクの山田三男は正直本当にメチャクチャ可愛い。今期のスケボーアニメにもなんか似た可愛い子いなかったっけ?デ……ニー映画に出てくるキャラも最近凄い好き。ヒロとかミゲルとかマウイとか。
・BNA
最近のアニメだとBNAは良かった。大神士郎系統のデザインは王道にして頂点。やっぱり狼はかっこいいね〜ってことで獣人形態はもちろん、人間形態のデザインも良い。真っ当にかっこいいのにそこはかとなく可愛さすら感じる。
・デカダンス
カブラギが格好良すぎるしナツメがメチャクチャ可愛いからオススメ。自分は基本ケモノしか興味がなくてモンスター娘だったりロボは趣味範囲外だったんだけど、ロボの良さを知るキッカケには間違いなくなったと思う。
BEASTARSは何故か自分の琴線に特別触れるキャラはいなかった。でもストーリーはすごい好きだったから読んでよかったな〜って思う。アニメより漫画の方が好きだった。1番かっこいいのはゴウヒン先生だと思う。
メイドインアビスは純粋にメチャクチャ面白い。自分の場合ロリコンではないので素直に漫画として楽しんでる。でもレグはやっぱ可愛いな〜って思うしワズキャンが中々クる。
スタンクが凄い良い。あと一々列挙する訳にもいかないけどお店の女の子がみんな可愛すぎる。あんだけ色んなお店描いてたら絶対1人は好きな子見つかる。でも自分は何やかんやメイドリーに落ち着く。
ウルフルンもよく名前挙げられるよね。プリキュアは全然通ってこなかったんだけど初代(世代)とハートキャッチ(OPが好き)とスマプリ(キャラが良い)だけ少し知ってる。アカオーニもかなり好きな顔してる。欲を言えばウルフルンはもう少し肉付き良くてもいい。スタイリッシュ。でも全然詳しくないからスマプリちゃんと見るべきかもしれない。あと今期のプリキュアも気になる。プリキュアがみんな凄い可愛い。キャラデザでいえば歴代で1番好きかも。
・FGO
FGO、第2部1章大好き。パツシィ本当に良かった。遺影礼装も最高。キャラデザした人は天才。馬鹿って分かっててストガチャ引き続けてるのに未だに限凸出来ない。1番好きなストーリー何?って聞かれたらずっと第2部1章って言い続けてるかもしれない。ミノタウロスとパツシィの2本柱で勝てる。東出先生(憶測)と趣味が凄い合うのかもしれない。1部3章も新宿も好きだからです。新アヴェの絆礼装バレンタイン本当に良かった。大好き〜。アステリオスくんはモーション変更と共にもう少しマイルームで喋ってくれるようになると嬉しい。本当に可愛いからです。
・逆転裁判
これは別にケモ要素は無い。逆転シリーズは魅力的なキャラが多すぎる。特に好きなのは「逆転のトノサマン」に出てくる大滝 九太少年。段ボールに乗って証言台に立つ、三白眼が可愛すぎる子。とにかく喋り1つ1つと喜怒哀楽すべての表情が可愛すぎる。本当に有り得ないくらい可愛い。好きなキャラは他にも沢山いる。我らがイトノコ刑事こと糸鋸 圭介。可愛さと格好良さを兼ね備えている奇跡の存在。基本的には可愛いんだけど決める時には決めてくれるから狡い。あのゴツさと男臭さが大好き。ミサイル(すごいかわいい犬)と一緒に並ぶとつぶらな目が4つあって混乱する。かわい〜。「蘇る逆転」に出てくる巌徒局長。こんな可愛いオッサンが居てたまるか〜い。あーーこえーーって思うけどでもやっぱ可愛い。「検事」だと狼士龍と弓彦が好き。後者はほぼショタ。昔はゴドー検事が好きだったんだけど、今は疚しい気持ち抜きで好きだ。純粋に格好良すぎる。
テイルズはテンペストしかやった事ないです。小学生の時にやった、確か。大人になって酷評されてるの知ってちょっとショックだった。思い出補正と他のシリーズプレイしてないからかもしれない。そうねって感じだけど当然カイウスとフォレストが好き。カイウスは獣人体の時の方が好きだけど、フォレストは人間体のときもかっこよくて好き。DS死んだからほぼ記憶が失せてる。リメイク待ってます。
児童書。この前ふと思い出して検索したけど4巻で止まってて辛かった。また読みたい。主人公ランがとにかく可愛い。しかも返信した姿が銀毛の狼。ズルい。格好良すぎる。また読みたい。藤咲先生お願いします……(届かない願い)しかし本当に三つ子の魂百までって感じ。性癖が昔から変わらなさすぎる。
正味ゾロリ先生から始まった人はかなり多いと思う。だってメチャクチャ格好良い。自分自身、性癖の根源はしっかりとは覚えてないけど、ゾロリ先生の可能性はかなり高いんじゃないかな。原作も夢いっぱいですごい楽しかったんだけどアニメの作画がガチで格好良すぎる。女児期はヒロインポジのキャラクターに嫉妬すらしてた気がする。ガオンとかあと新アニメのビートくんとかもいるけど、やっぱりゾロリ先生の格好良さは1人だけ突き抜けてると思う。アニメ2期楽しみ〜。
・ポケモン
剣盾からマクワくん、ポケモンレンジャーバトナージからバロウ。ピンポイント過ぎてなんか恥ずかしくなってきた。
誰かヒロインノルマと大衆受けノルマを細田守から奪って欲しい。本当に細田守と男の趣味が合いすぎるから本当に細田守の好みの男しか出てこない映画が見たい。正直映画としての面白さでいうとここ最近は奮ってない印象が拭いきれないけど、男の趣味が合いすぎて全てを打ち消してくれる。未来のミライは駄目。バケモノの子の前半部分だけ永遠に流してたい。特に好きなキャラは、サマーウォーズからだと佳主馬、キングカズマ。昔は侘助おじさんも好きだった。今はどちらかというとラブマシーンの方が気になる。昔サマーウォーズの小説読んで佳主馬と女の子のちょっとスケベなシーンがあってドキドキしたのを覚えてる。あれ本当に児童書で良かった?詳しく覚えてないけど。おおかみこどもではホームラン級は居なかった。強いて言うなら、雨雪のお父さんと、隣だか裏の家だかの爺さん。あと雪の同級生の子も悪くない。思い出してみるとヒット級くらいなら居たわ。バケモノの子が強かった。熊徹と九太が本気で好みすぎる。この2人はストーリーも強かった。師弟・家族になっていくまでの過程が良すぎる。類似語としてダレン・シャンの赤師弟が挙げられます。自分は九太少年期の方が好きだけど、だからといって青年期が全てダメって訳ではなくて、九太が家を出ていくと言った時の熊徹の狼狽ぶりが本当に完璧で良かった。あの一点だけで成長した価値がある。不器用な男は良い。
細田守の作品、思い出したように挟まれるヒロインのシーンでつい笑ってしまう。興味無いのもう少し上手く隠せないのか?
アリエッティのパパとスピナーが良すぎる。アリエッティは曲も良い。スピナーは出番少ないのは否めないけど、顔は勿論藤原竜也氏の声優が好きだった。藤原竜也氏繋がりで行くとカイジを初めとした福本作品も概ね好き。
放サモは何となく最後の手段感あってまだ手を出せていない。正直本当に好きそうなキャラしかいないけど本当に引き返せなくなる気がする。
性癖なおしたいな〜とか言ってたけどなんか列挙してたら無理な気がしてきた。
この手の良いキャラが居たら教えて欲しいです。ついでにPSストアが死ぬのでやっといた方が良いvitaのソフトがあったらそれも知りたい。
できてるかな・・・
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終劇
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匿名で自分のログを世の中に浮遊させ、そして拾って頂けるのは楽しかったです。
長く続けるとバカなので何処かで絶対にボロが出る。なのに書きたくなってしまった。
再投稿です。きちんと上がらなかったように見えたので、消してしまって、もうええかと思ってしまったのだけど、
見たかったというコメントを見て、少し修正して上げることにしました。こんな駄文にありがとう。
https://anond.hatelabo.jp/20210130001953
https://anond.hatelabo.jp/20210131035752
これらの続きです。
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前回のエントリでずっと4GBのメモリとともに作業していたと書いたが4GB以下が正しい。
最初の現場は128MBだった。あと、盾を鉾と書いていた。この誤字脱字と誤用の多さで私のプログラマとしての質の低さもなんとなく察して頂けるだろう。
◯結婚した話◯
何故か結婚の話が書かれていないという書き込みが幾つかあったので結婚の話から。
30歳を越えてから趣味が充実していた事もあって周囲には煩く言われるものの、結婚を考える事はあまりなかったし、結婚の分岐に入ることが必ずしも幸福につながる選択肢とは限らないと考えていた。
この考えは今も変わらないが私は運良く幸福につながるほうへ入ったようだ。すまんな。
何せ30歳を越えてからは同じ趣味のおっさんの友人たちと焼き鳥屋であーだこーだいいながら企画を練り、イベントを立てたりするのが楽しくて仕方がなかった。
20代があまりにも労働をしすぎた。22歳から28歳までの6年間、年俸制なので一円も残業代が出ないのに月300時間勤務を2年半はやったと思う。最初のうちはISDN接続のテレホタイムでのネトゲが自分のゴールデンタイムであり、息抜きの時間だった。
時代が今なら渋谷凛か風野灯織に貢いでいたことだろう。長い労働時間は人生の搾取だ。
嫁は異業種の人で、友人のボカロPのファンだった。彼のライブに通ううちに顔なじみになり、少しだけ会話をするようになった。
ある時行ったライブが月曜夜の開催ということもあって若い人が多く、ライブハウスの中でスーツを着た客が私と嫁しか居なかったので思い切って「今日はスーツ、我々だけですね」と話しかけ、そこから色々な話をしたのを覚えている。いやらしい。
ボカロPのライブでの出会い、つまり私が結婚出来たのは初音ミクさんのおかげだ。
30歳になったあたりからようやくIT業界に過残業を何とかしようという機運がやってきた事、そして定時で上がる精神的な胆力がついた事で音楽を作る時間的精神的な余裕が出来、人との交流が生まれ、ライブに行く機会が出来たから私のような人間でも結婚出来たのかもしれない。しらんけど。
国勢調査によると35歳を過ぎてから結婚した男性は約3%らしい。私は一生分の運をこれで使った。(正しくは6.8%だと何処かの教授が言っていたが)
自分が居た現場の雑感だと、同じシステム開発現場でも大手SI や 大手SI子会社のほうが結婚している人が多かったように思う。多重派遣はやはり収入面で結婚に対してネガティブな意見を聞くことも少なくは無かった。
若い頃は親にも親戚にも「そろそろ結婚も考えないといけないだろうから派遣社員辞めないとね」と言われたことを思い出した。SESの増田は一度は言われたことがあるだろう。
世間一般的には技術職というイメージよりも派遣社員というメージが強く、収入面も相まって世の中の反応厳しい。
普通の一般派遣と請負の派遣の人が混在している現場が多いと思うが、前者は1人でも派遣が出来、上位会社の現場のリーダーが直接指示をすることが出来るので最近はその方が多いように思う。
ところが、一般の派遣会社として登録するには資本金が多くないとダメで、派遣法が改正されたあたりで資本金が少ない会社は請負の道を選ぶしかない。
そうすると複数人で現場に行き、自社のリーダーに仕事の指示をされる形になる。ただ、コレは守られていない現場が多い。
さらに、大手や大手子会社と取引を直接行うのにも資本金の大きさ・設立してから何年等の条件があったりもする。
資本が少ない会社は資本金の多い「別な会社を迂回して」契約する。そこに多重派遣ができる仕組みの1つがある。上位請負の営業が◯◯社経由しろという場合、利権・癒着の場合もあるのだろう。
新人の時、パワハラの教育担当に私が毎日何度も怒鳴られているのが流石にプロジェクト内で目に余るようになったらしく、私はドキュメント整理という新たな仕事を貰う事になる。
炎上プロジェクトの為、全く作られて無かったクラス図をソース等からRational Roseで自動生成し、体裁を整えて他の設計書も含め印刷をした。同じものを2部作るのだが、何故か同一性保持という理由で一部はコピーで制作。分厚いバインダーに綴じた。
印刷とコピーで休憩もせず毎日終電の生活をしていた時、PMに「広島の二番バッターみたいだなおまえ」と言われたのを覚えている。コツコツやるけど面白みがない人間だと言われたのだ。
要領の悪い私に休憩のタイミングなんて解らなかった。ましてやパワハラマンに使えないと毎日散々どやされ続けた後なので尚更である。
その経験から私は同じプロジェクトに居る若手に「そろそろ1回休んだら?」「いつまで働いているの?増田がそろそろ帰れって言ったって言ってもいいよ」となるべく声をかけるようにしていた。モテそう(モテなかった)
この時、たまたま席が空いているという理由で隣に座っていた方が、のちに難易度が高い事で有名な銀行統合の現場の某SIのトップになっていた。プロジェクトの雰囲気は良くなかったが、いつもにこやかで私のような末端にも優しかったのを覚えている。出来る人は余裕がある。
印刷業務が終わった後、入社してからずっとテストだけをやらされていた1年上の先輩のアベさんと、とうとうプログラムの修行に出してもらえる事になった。
新規開発のプロジェクトである。プログラムも一杯書けてラッキーなのではと思っていたのだが、自社の人間はアベさんと私だけで、あとは上位会社のPMと、更なる下請けで構成されていた。
現場のリーダーも下請けの人で、この人が私とアベさんの教育係という事になった。
自社の営業が初日に来て「この子達よろしくね」とリーダーに伝えた所、「任せてください!」と良い返事をしていたが、自社営業が居なくなった翌日から面白いくらい態度が一変することになる。
何を聞いても露骨な悪態をつき教えてくれず、技術的な質問も一切受け付けない。
流石にアベさんと自社の営業に伝えたのだが、翌日朝私のところにやってきて「チクったな」「自社の人間でも無いお前らに教える余裕はない」と言われてしまうだけで特に事態の改善はされなかった。パワハラ上司の次はこれだ。駅のホームドアは大事なので全駅に付けて欲しい。
救われたのはインターネットが使える現場だった事だ。とはいえ、なんせソースレビューも私とアベさんで互に行うので、技術的な進歩がまるで無い。
ある時、私が書いたプログラムがメモリを使いすぎてフリーズするようになり、問題になってしまった。他にも技術的に問題のあるプログラムを書いてしまった事が続いたのと、リーダーに対してハッキリとモノを言うことも災いし、PMの判断で半年でプロジェクトを出ることになってしまった。
もっとうまく立ち回る事も出来たように思う。しかし、若造は人生の経験値が足りなかった。
多重派遣の大きな問題として、現場ガチャにより環境が大きく変わるというのがあるだろう。2~3年も我慢すれば大抵の場合次の現場に行けるのかもしれないが、短い人生の2~3年は少ない数字ではない。
請負ではなく一般派遣扱いで来る技術者の中には新人なのに1人で派遣されてくる人も多い。そんなのは新人教育とは言えないと思うのだが、どこの会社の募集要項にも新人教育はバッチリと書いてある。
その「新人教育」とやらの実態というのは大抵の場合、外部で行われる初心者研修と、自社の営業が「この子よろしくね」と現場に伝える程度の事でしかない。
社会人としての新生活での不安、技術的な不安、誰が教えてくれるのかも解らない不安、定時になっても誰も帰らない・帰って良いとも言われない、作ったものの品質の不安、数多くの不安を抱えて過ごさなければならない。ちゃんと相談出来る人も現場に居ないのである。
技術的な所は勿論、精神的なケアも必要な時期だと思うのだが、このような体験を20代前半でしないといけないのはどうも無駄な苦労をしているようにしか私には思えない。
ただ、新人が伸びる為に必要なのは「経験者によるソースレビューによる指摘」が必要不可欠だと私は思う。レビューを先輩・上司が行い、新人が書いたコードの信頼性の担保が出来ないと、余計なバグを生み、可読性・メンテナンス性も落ちるだろう。
なによりバグを出してリーダー・PM・顧客に「こいつ大丈夫か?」と思われるストレスの大きさと自信喪失感は長く忘れられない。
余談だが、最初の教育担当のパワハラ先輩とはその後別な現場で一緒になった。しかも彼は会社の倒産後、上位請の会社に転職していたので私に仕事を振る立場として現れたのだ。全く知らなかったので顔を見た時は「ヤバい現場に来た」と焦ったのだが、「あの時は俺の頭がどうかしていた。申し訳ない」とまず謝られてしまった。驚くほど柔和な性格になっていて棘が全て抜け落ちていた。その後一緒のプロジェクトの間はたまに昼飯を一緒に行くまでになった。
約1年一緒に働いたが一度もドヤられる事は無かった。許せるか許せないかは別として、パワハラをするほうにも何かしらの事情や背景があるのだなと一つ学んだ。
社会人1年目の忘年会はゲイのショーパブの観劇だった。そこでアベさんはダウンタウン浜田の高校(全寮制男子校)の同級生というママに唇を「むちゅーーー!!」と音が聞こえるような熱烈な口づけをされ、人生のファーストキスを奪われていた。私は隣でただ震えるしかなかった。
知人もなく上京してきた為、他の社員と交流する帰社日をそこそこ楽しみにしていた私は怒りのあまり社内報に若気の至りで”ボロクソ”に書いた所、社長の目にとまり、翌年から忘年会の幹事を任されることになってしまった。なにせショーパブの観劇は社長の要望だったのだ。
そして、普通の居酒屋で特に弾まない会話をして終了をする忘年会を2年繰り返した。
自社の忘年会を面倒に思うベテラン社員は多く、各現場に電話で来てくださいねと念を押して来て貰ったのに参加者が全然楽しそうではないのだ。
普段それぞれが別の現場に居る人なのでそれほど同僚感も無く、特に仲も良い訳でもないので会話が弾まないためだ。良かれと思って2時間半飲み放題にしたが、本当に盛り上がらない。
「なるほど、これで会話をしなくて良いイベント(且つ社長の趣味)がブッキングされたのか・・・」と理解した。
その経験があり、”自社”に缶ビール等の各種アルコール・ノンアルコール飲料とテイクアウトの料理を用意し、16時開始、17時から随時帰りたい人は帰る。という方式に変えた所、立食(椅子も勿論ある)で仲の良い人の所に居て彼らとだけ話すことも出来るし、色々な人と交流することも可能になった。時間が短いために会話のネタに困ら無い事も功を奏し、思った以上に盛り上がる事が出来た。
子供が出来た今ようやく思うに至ったが、子育て世代も延長保育やパートナーにお願いすることもなく早めに帰れて良かったはず。殆どは17時から続々と退社していたが、以前は無かった有志の二次会組もいくつかあったようだ。参加者にも総務部長にも「毎年これで良いね」と言われ、ほっとしたのを覚えている。
何が正解かは解らないが、業務時間内で終わる自社での短い時間の立ち飲み(椅子席あり)は好評だったので、幹事をやらされがちなSES増田は参考になれば良いなと思う。
基盤まわりの仕事をしていた時、あまりにもプロジェクトでメモリの初期化漏れが頻発して問題となり、プロジェクトのお偉いさんが捻り出したアイデアが「”物理”メモリ全部を定期的に端から終端まで0で埋める」というものだった。
そしてそれをどう実現するか?という会議に呼ばれたのだ。
指を使い「物理メモリを”端から””端まで”全部、プログラムが動かない時間に定期的に一回ゼロで埋めればいいじゃない?」との説明があった。
これは良いアイデアだとご満悦の上役と、違和感を覚えない他のベテランの参加者達。
「まず、仮にこれが実現出来たとして、サーバーが立ち上がった時点でOSやミドルがメモリを利用していますが、どうしますか?OSもミドルも当然落ちます。」
「メモリですが、皆さんが普段変数宣言やmallocで受け取っているメモリの番地ですが、全て仮想メモリのアドレスなのはご存知ですか?」
「我々のような庶民は直接物理メモリアドレスに仕組み上アクセス出来ません」
「物理メモリにアクセスするにはカーネルのプログラミングが必要になります」
「メモリにはユーザープログラミングで触れる事が出来る層と、カーネル層という仕切り、さらに仮想メモリ・物理メモリという仕切りがある為に、堅牢性を保持している云々」
ここまで伝えても皆ピンときていない。文章にすればまだ解るが所為オタクの早口の説明なので当然、私の話術にも大いに問題はある。
もしかして自分が間違っているのか?このままだと私がこの対応をやらされる羽目になる。
私は交渉事でうまく立ち回れる技を持っては居なかった。なので、最後の手段に出た。
「だからこんな方法は絶っっ対 実現できないんですよ!!!」と突然のブチギレ。いや、出来るのかもしれんけど。
一同ポカーン。突然のメガンテを使った私に皆パルプンテ状態になり、
「増田がココまで言うのなら出来ないんだろう」という事になった。
正直、高い技術も必要ない汎用的なシステムの開発現場のなんてこんなものだ。AWSもGitHubも触ったことのない私があえていおう。
最初のエントリーに業務時間内に勉強させろと書いたが、目的が無ければおそらく時間があっても、「私は完全に仕事をしています」という顔をしながらviで青空文庫やアマチュアの小説を読んでいた時間の方が長かったのではないかと思う。
まず最初に存在するのはこれである。死の受容3/5段階の「契約・取引」と原理は同じだ。絶対的な不運を前にして、人はただ祈ることしか出来なくなることがある。コロナが蔓延してしまっているという災害に対して、個々人が出来る感染予防策を終えたあとに残る最後の手段が祈りなのだ。
「神様、私はいい子ですので、どうか私に不幸を齎さないでください」と神に祈り、それと同時に、「どうか人類に罰をお与えになるのでしたら、あの不信心者達にしてください」と信仰の異なる物を生贄として差し出すのだ。今回はそれが「コロナにかかるのは遊んだ結果」という形で表出し、その信仰を口にすることで、自分たちは神(ここではキリスト教や日本神道のような具体的な神のみでなく、「この世界に秩序をもたらすシステム」として人が信じるあらゆるもの(公正世界仮説など)も含まれる)に守られると信じているのである。
「コロナにかかるのは遊んでいる人間である」という言葉は「遊んでいなければ、コロナにかからないはずであって欲しい」という願望の裏返しである。コロナにかからない根拠として、信仰ではなく論理的な根拠を求めるべきと考える人々であっても、心の中にある何かに縋り付きたい思いは一緒なのだ。
彼らは、データや統計を都合よく解釈し「感染は繁華街で起きているらしい」⇨「私達は繁華街に近づかないから大丈夫」 「感染はエッチなお店や飲み屋で起きているらしい」⇨「なら私達は安心だ」という形で、「自分たちは大丈夫」と必死に語るのである。いわば彼らにとっての信仰の対象がデータであるというだけで、本質は神への祈りと大差はない。
「コロナにかかる理由は、これこれこういった問題があったからだ!改善する責任がある!」と言われたくない者たちが、「コロナにかかるのは遊んでいたからです。それは我々が改善できることではありません」と口にしているのだ。
これは実際にニュースにおける政治家の言動を見れば明らかだ。彼らは自分たちは必死にやっているがそれを邪魔する人間がいるとして、遊んでいる(とラベルを貼った)人間たちを攻撃することで自分たちの批判を逸らそうとしている。ヒトラーがこの世すべての悪の根源はユダヤ人だから奴らのせいだよと言いはったのと同じである。
気をつけなければいけないのは、我々も同じように「でも私たちは出来ることを十分にやっているから、それでも感染拡大するのは、あの人達のせいだよ」という自己弁護のために、「遊んでいる人がコロナにかかる」という言葉を使ってしまいがちなことだ。単にそれで気を休めるのならいいが、そこで満足して感染防止の手を緩めながら、「頑張っても無駄だよ。どうせ遊んでる人はいるから。だから私達も手を抜いていいでしょ?」というのでは、結局私達もヒトラーと同じことをする政治家の仲間入りをすることになる。