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名著「UNIXという考え方 - UNIX哲学」は本当に名著なのか? 〜 著者のガンカーズは何者なのかとことん調べてみた - Qiita
この記事はよく調べてあるなぁと思う反面,事実関係の間違いも多く当時の空気感など欠けていると思う部分がいくつかある。事実関係に関しては追い切れないので参考文献を挙げるにとどめておくが,空気感のほうはいくつか書いておく。なお当該記事の「当時と今では状況が全然違うんだから,安易に『UNIX 哲学』とかいうな」という主旨には大賛成である。
初期の UNIX の歴史について興味がある向きには次の書籍をお薦めする。
Peter H. Salus『A Quarter Century of UNIX』(1994, Addison-Wesley Publishing)
和訳の『UNIXの1/4世紀』(Peter H. Salus, QUIPU LLC 訳, 2000, アスキー) は絶版のうえ訳も微妙なので薦めづらいが,原書は The Unix Heritage Society (tuhs) で PDF が無償公開されているので,英語が苦にならないのなら読んでみるといい。
また同じく tuhs で無償公開されている Don Libes and Sandy Ressler『Life with UNIX』(1989, Prentice Hall)を読めば80年代終りの UNIX の状況(XENIX についてもしっかり言及されている)や利用者目線での雰囲気もある程度判るだろう。
元記事で一番気になるのが「哲学」という語の捉え方。この言葉の強さに引きずられているように読める。でもこれ,当時は設計の基本的な考え方くらいの意味でわりとよく使われていた言葉なんだよね。たとえば米 BYTE 誌のアーカイブを “philosophy” で全文検索するとこんな感じ。
https://archive.org/details/byte-magazine?query=philosophy&sin=TXT&sort=date
ほぼ毎号のように出現していたのが判るだろう。
もっとも猫も杓子も「哲学」を振りかざしていたわけではないし,UNIX の開発者たちが「哲学」の語を好んで使っていたのも間違いないように思う。傍証の一つが AT&T の定期刊行物『The Bell System Technical Journal』の1978年7, 8月号だ。元記事で言及されているマキルロイの Forword の初出がこれで,ネットのアーカイブから PDF が入手できる。
この号は二部構成になっていて第一部が Atlanta Fiber System に関する論文12本(全172ページ),第二部が UNIX に関する(Preface や Foreword を含む)論文22本(全416ページ)となっている。さて前述の PDF は OCR されているので “philosophy” で全文検索してみると8箇所見つかる。これが見事に全部 UNIX の論文なのだ。もちろん論文の性質もページ数も違うからこれだけで確定的なことはいえないが「日常的に使っていたんだろうなぁ」という推測は成り立つだろう。じつはマキルロイの哲学とされている部分は “Style” であり “philosophy” の語は一切使われていないというのもちょっと面白い。UNIX の開発者たちがなぜ「哲学」という語を好んだか正確なところは判らないが,それまでにない新しい考え方に基づいた OS を開発しているという意識があれば,そういう言葉を選ぶのが自然な時代だったことは間違いない。
UNIX が認知され拡がっていく過程で「哲学」も知られるようになっていった。自分が好むものの良さを他人にも識ってもらいたい,あわよくば他人もそれを好むようになって欲しいという布教活動は今も昔を変らないわけで「哲学」はその便利なツールとなったわけだ。元記事ではガンカースの著作を「外部の人間が後から打ち立てた哲学」と表現しているが,そんなたいしたものではない。マキルロイの論文に影響を受けた布教のためのああいう説教は到るところにあった。たとえば前掲の『Life with UNIX』にもしっかり Philosophy の項がある。また日本で最初期の UNIX 解説本のひとつである,村井純・井上尚司・砂原秀樹『プロフェッショナル UNIX』(1986,アスキー)には冒頭次のような一節がある。
オペレーティング・システムは,コンピュータを使うものにとっての環境を形成する基盤であるから,そのうえで生活する者の個性を尊重し,より良い環境へと作り上げて行く課程を支援するような素材を提供するソフトウェアでなければならない。この主張こそが,UNIX のオペレーティング・システムとしての個性ではないだろうか。
「より良い環境へと作り上げて行く課程を支援するような素材を提供するソフトウェア」とはテキストを入出力フォーマットとする単機能のコマンド群のことで,これらをパイプでつなげたりシェルスクリプトでまとめたりすることで「そのうえで生活する者の個性を尊重し」た「より良い環境へと作り上げて行く」ということだ。こういった説教はありふれたものであった。たんにそれを「哲学」の語を用いて書籍にまとめたのが,たまたまガンカースだったというだけのことである。
そしてじつは UNIX の場合,布教活動とはべつに「哲学」を広めなければならない切実な理由があった。これを説明するのは非常に面倒くさい。当時と今ではあまりにも環境が違うのだが,その違いが判らないと切実さが伝わらないからだ。マア頑張ってみよう。
UNIX は PDP というミニコンピュータ(ミニコン)上に開発された。このミニコンを使うためには専用の部屋に行く必要がある。その部屋は,もちろん場所によって違うわけだが,マアおおよそ学校の教室くらいの大きさだ。長机が何列か並んでおり,そのうえにはブラウン管ディスプレイとキーボードを備えた機器が等間隔に置かれている。壁際にはプリンタが何台かあるだろう。通っていた学校にコンピュータ室などと呼ばれる部屋があったならそれを思い浮かべればだいたい合ってる。ただし置かれている機器はコンピュータではなくコンピュータに接続するための端末装置(ターミナル)だ。端末装置のキーボードで打った文字がコンピュータに送られコンピュータが表示した文字がそのディスプレイに表示される。現在 Unix 系 OS で CLI を使うときターミナルとか xterm という名のアプリケーションを用いるがこれらは端末装置のエミュレータで,もともとは実体のある装置だったわけだ。
さてコンピュータ室にたいていは隣接するかたちでマシンルームなどと呼ばれる六畳くらいの部屋がある。窓ガラスで仕切られたこの部屋には箪笥や洗濯機くらいの大きさの装置が何台か置かれている。これがコンピュータ本体だ。もっともコンピュータが何台もあるわけではない。この箪笥が CPU でそっちの洗濯機がハードディスク,あの机に置かれているタイプライタが管理用コンソールといった具合に何台かある装置全部で一台のコンピュータになる。どこが〝ミニ〟だと突っ込みたくなるかもしれないが「六畳で収まるなんて,なんてミニ!」という時代のお話だ。
端末装置それぞれから(USB のご先祖様の)RS-232 という規格のアオダイショウみたいなケーブルが伸び,マシンルームに置かれたターミナルマルチプレクサと呼ばれるスーツケースに台数分のアオダイショウが刺さってコンピュータとの通信を行う。コンピュータと多数の端末装置を含めたこれら全体をサイトと呼び,root 権限を持って管理業務を行う人をシステム管理者あるいはスーパーユーザと呼んだ。
結構上手に説明できたと思うのだが雰囲気は伝わっただろうか。ここで重要なのは一台のコンピュータを数十人が一斉に使っていたという事実だ。洗濯機とかアオダイショウとかは,マアどうでもいい。
当時の UNIX の評価を一言で表すと〝自由で不安定な OS〟となる。メーカお仕着せではなく自分好みの「より良い環境」を作りあげる自由。さらに他のメインフレームやミニコン用 OS に比べると一般ユーザ権限でできることが圧倒的に多かった。そしてその代償が不安定さ。今では考えられないが UNIX のその不安定さゆえにプロ用 OS ではないと考える向きは多かったし「でも UNIX ってすぐ落ちるじゃん」というのは UNIX アンチ定番のディスりだった。UNIX の落とし方,みたいな情報がなんとなく廻ってきたものだ。
こういった雰囲気を鮮やかに伝えてくれるのが,高野豊『root から / へのメッセージ』(1991,アスキー)だ。当時アスキーが発行していた雑誌『UNIX MAGAZINE』に連載されていた氏のエッセイの1986年11月号から1988年10月号掲載分までをまとめた書籍である。著者の高野氏は勤務先の松下電器で1980年ごろから UNIX サイトのスーパーユーザを務めており,日本では最古参の一人である。この本の中で高野氏は繰返し UNIX の自由さと不安定さに言及している。すこし長くなるが,その中の一つを引用しよう。
CPU は,システムにとって重要な共有資源であるが,この CPU を実質的に停めてしまうことが UNIX ではいとも簡単にできる。たとえば,cc コマンドを10個くらい同時に走らせてみたらよい。VAX-11/780 といえども,同時に実行できるコンパイルはせいぜい3つか4つである。それ以上実行することも当然可能ではあるが,他に与える影響が無視できなくなる。つまり,てきめんに vi のカーソルが動かなくなる。あるいは,すこし大きめなディレクトリ上での ls コマンドの出力が表示されるまでに煙草を1本吸い終えてしまったり,タイムアウトでログインが撥ねつけられたりといったバカげた現象が起きだすのである。こういった状態になると,UNIX は破壊されたに等しい。真夜中,独りで VAX を占有して使っているのなら何をやろうとかまわない。しかし,20人30人と多数の人間が使っているときに勝手をやられると非常に困るのである。当人の仕事が遅れるのは自業自得だとしても,そのとばっちりで他のエディタまで止まってしまうと,もはやどの仕事も進行しなくなる。
ディスクについても同様なことがいえる。UNIX では,ファイルシステムを使いはたすまで大きなファイルを自由に作ることができる。したがって,自分のプロセスがいったいどのくらいの容量のファイルを作り出すのか見当もつけられないようなアマチュアが使うと悲惨なことになる。ディスクを使いはたすと,コンソール・タイプライターにエラー・メッセージが出力されるが,夜中にそれが発生して,コンソール・タイプライターが一晩中エラー・メッセージを打ち続け,朝マシンルームに行ってみると紙を一箱打ち尽くしてしまい,ピーピーと悲しげな声を上げて人を呼んでいた光景を私は何度も見てきた。こうなると,それをしでかした本人のプロセスは当然のこととしても,同じディスクで走っている他のプロセスも先に進めなくなってしまう。すこしでも負荷を夜間にまわそうとする善意は逆転してしまい,わずかでも仕事を先に進めようとする意図も完璧に打ち砕かれてしまうのである。
そして,こうした不安定さが「哲学」を必要としたのだ。自分が利用しているサイトに「cc コマンドを10個くらい同時に走らせ」たり「自分のプロセスがいったいどのくらいの容量のファイルを作り出すのか見当もつけられないようなアマチュア」がいるとその累は自分にも及んでしまう。だからサイトの利用者全員に UNIX の設計の基本的な考え方を理解してもらうことが,自分のために必要だった。UNIX の伝道がより苛烈だった理由のひとつがここにあるのだ。
ミニコン上で誕生した UNIX は 4.3BSD(1986)で最高潮を迎える。注意したいのはミニコン時代の UNIX は Research UNIX と CSRG BSD みたいな区別をせずにまとめて UNIX として扱われていたことだ。実際『プロフェッショナル UNIX』も『root から〜』も UNIX と記述されてはいるが実際には BSD を扱っている。べつに当時の人が無知だったわけではない。なにしろ BSD を利用するためにはまず AT&T から UNIX のライセンスを購入し,そのうえでカリフォルニア大学バークレー校(UCB)から BSD を入手しなければならなかったからその関係は当然広く知られていた。ベル研で発明された UNIX を外部の人たちも含めみんなで改良し,それら全体が UNIX であるという考え方が自然だっただけである。『Life with UNIX』のような英語の文献によく登場する “Berkeley UNIX” という言い回しが当時の気分をよく表している。UNIX vs BSD みたいな捉え方は法廷闘争を経た90年代以降の感覚だ。
もっともそういう70年代風味の牧歌的風景はミニコン世界限定の話であった。BSD そのものはミニコン用のものしかなかったが,そのコードを受け継いだ BSD 系 Unix や AT&T が推し進める System V などがワークステーション市場を舞台に80年代中盤から激しく覇権を争うようになる。いわゆる Unix 戦争で,PC 用 Unix であるマイクロソフトの XENIX も当然参戦した。ミニコン世界が牧歌的だったのは,ぶっちゃけていえば先のない技術だったからだ。ただ Unix 戦争はあくまでも標準という聖杯を争う戦いであり,AT&T と BSD 系 Unix の Sun Microsystems が共同で System V Release 4.0 (SVR4) を作りあげたように後の法廷闘争とは趣が違う。
こうしたミニコン UNIX からワークステーション Unix への転変は Unix そのものや文化にも変化をもたらした。まず激しい競争は Unix の高機能化を加速した。商品として判りやすい惹句が「あれもできます,これもできます」なのは誰もが知っている。もちろん安定性を増すために quota のような利用者の自由を制限する機能も含まれていた。またワークステーション Unix は現在の Unix 系 OS と同様同時に一人が使うものであり前述の布教の必要性は大幅に減じた。達人たちのみの楽園から万人に開かれた道具に変ったのだ。こういった変化を体感したければ『root から〜』と水越賢治『スーパーユーザの日々』(1993,オーム社)を読み比べてみるといい。『スーパーユーザの日々』はワークステーション Unix のシステム管理の入門書だ。この本ではたんに知識を羅列するかわりに架空のソフトウェアハウス(開発会社)を舞台に新卒社員が先輩社員からシステム管理を学ぶという体裁をとっており,そのおかげで架空の話とはいえ90年代前半の雰囲気が堪能できる。出版年でいえば『root から〜』と二年しか違わない『スーパーユーザの日々』の落差は “dog year” と称された当時の激烈な変化まで体感できるだろう。
当時はよくいわれたのに今やほとんど聞かれなくなったものがある。マキルロイの論文の結論部分に書かれたそれは,1973年に出版されたイギリスの経済学者エルンスト・シューマッハーの著作の題名で,中学生の英語力があれば十分に理解できる平明な一文だ。
Small is beautiful.
マキルロイは『人月の神話』を引いて一定の留保をつけてはいるものの,これが UNIX 哲学の背骨であることに違いはない。機能をありったけ詰め込もうとして失敗した “kitchen-in-a-sink” な MULTI•cs のアンチテーゼである UNI•x にとって,これ以上のスローガンがあるだろうか?
ひるがえって現在の Unix 系 OS をみれば,ブクブクと肥え太ったシステムコール,全容を俯瞰するだけでも一苦労するライブラリインターフェイス,一生使うことのないオプションスイッチまみれのコマンド群。UNIX が仮想敵とした OS そのものだ。そのことについてとくになにも思わない。ハードウェアは長足の進歩を遂げ,コンピュータの応用範囲は途方もなく拡がった。UNIX が変らなければたんに打ち棄てられ,歴史書を飾る一項目になっただけだ。ただ現在「UNIX 哲学」を語るならそうした背景は理解していなければならないし,どれだけ繊細な注意を払ったところで〝つまみ食い〟になってしまうことは自覚すべきだ。
ここ数ヶ月で感じた採用したい人とそうでない人、採用確率を上げるための取り組みなんかを書こうと思う。
ここでの求人対象はwebエンジニア、デザイナー、営業、カスタマーサクセスだ。
おっと、あくまでこれは自分及び自分の会社を通じての所感なので、あまり期待をブチ上げないでくれよな!
というかスタートアップなんていう、候補者を金でぶん殴れない会社はビジョンやパションを訴求していかに魅力を感じてもらうかが勝負。
とにもかくにも候補者と話をさせてもらって、社員なり社長なりがどれだけの夢を感じさせるかでしか採用なんてできない。
そういう訴求がほぼ唯一できるのがWantedly。いろいろ問題はあったけど、媒体自体は良いものだよ!
サービスのUIはファックだけど、利用してる候補者は優秀なケースが多い。
webエンジニアが最も多く、デザイナー、CS、その他ポジションの印象。
関東だとGreen経由での採用は90万近くのフィーが発生するが、まぁこれは仕方ない。
■Paiza(採用実績:0人)
用意されたプログラムの演習を解いてスキルチェックをし、それをベースに転職活動ができる(普通の求人もある)。
うちでは少しの間しか使っていなかったが、悪くないサービスだった。
だが、Paizaに罪はないがエンジニアだったら多少稚拙でも自分で作ったツールなりサービスをポートフォリオにしたほうが良い。
そっちのほうが、その人が伸ばしたい技術的な方向性が会社と逸れてないかとか、人となりがわかりやすいんだよね。
単純にコミュニケーションを掘り下げやすい、面談の場でも話してて楽しいんだよね、自分で作ったものを喋ってくれたほうが。
女性向けという以外は一般的なツールだった。いい人も採用できた。
というわけで検討はしたことはあるんだけど使ったことはないよ、ごめんね。
これ、webエンジニアが自分の市場価値を確かめるツールな印象があるんですけど、活用してる企業の声聞きたいです。
リファラル採用>>>>>ダイレクトスカウト>>>募集記事>コーポレートサイト
結論から云うとリファラル採用、つまり人づての紹介が最強だ!!
引く手あまたの候補者なんてそもそも転職活動ツールなんか使わずとも転職できるからな!!
なので、特にwebエンジニアやデザイナーなんていう母数が圧倒的に足りてないポジションの人間は、イベントでもなんでも早めにつばつけておけよな!
(イベントで初対面のスカウトは絶対やめろよ!!自分の会社へ悪いイメージを持たれるだけだ!!)
リファラル採用に期待できる企業は少ないだろう。となれば次に頼りたいのは、気になる人へのスカウト採用だ。
ダイレクトスカウトの手段としては、WantedlyやGreen、(スカウトとは少し違うけど)転職ドラフトなど多くの媒体でできる機能だな。
スカウトはとにかく「返信が来ること」が最重要と考えていい。つまりメッセージ本文が勝負どころなんだが、気をつけるべきことはたった一つだ。
これだ!!!
相手の名前すらも記入せずmessengerやメールで無差別にコピペスカウト送るそこのお前!!お前お前!!
ハッキリ言うけど、コピペでスカウト送ってるやつは自分の会社に泥を塗ってると思えよ!!!!人事辞めろ!!!!
相手のことを何も掘り下げず適当に送りやがって!!!そんなことしたら、その候補者は二度とお前の会社に振り返らんからな!!!!
スカウト送るときは、必ず相手のパブリックな情報について少しでも触れるんだ。
職務履歴に触れたりTwitterやFacebook、webエンジニアやデザイナーならgithubやポートフォリオをみて、良いところを褒めまくれ。
人間はなー、自分のことに聞かれた相手に対しては興味を持っちゃうんだよ。5分位でいいから相手がどういうことをしてきたのかを調べて褒めてやれ。
それをやるだけでグンと返信率は上がり、お茶くらいはできるはずだ。
なにも一人ひとり全文を変えるんじゃない。自社のことはコピペでいいから、相手について3〜5行程度は触れるんだ。
お前が相手に興味を持たないでどうする。
これ採用活動としては当たり前にやることではあるが、スタートアップだと非常に難しいんだよな。
・自社が目指していること
・どういう人がほしいか
・どういうことを任せたいか
このあたりをある程度丁寧に書けば、そこそこ応募は来るはず。
あとはもう、募集のタイトルとカバー画像の印象次第なのでそこはPDCA回してください。
正直なところ、転職してる人って会社の知名度か、そこで働いてる人、職場環境(補助や制度)、金をメインに見てる節が強い。
なので、いい意味で相手を騙すしかない。面接担当の力量が求められる。
ただ、さっきも言ったがスタートアップって金で殴れないので、そこをどう折り合いつけるかは会社の方針による。
ストックオプションなりなんなりで釣るのがベターだけど、特にwebエンジニアやデザイナーなんて3年や5年で転職が珍しくないので、魅力に感じてる人減ってるんじゃね?
フルタイム勤務ではなく外注として開発やデザイン請け負って、契約料なりストックオプションか株配当の契約結ぶ人も少なくないと思う。自分の観測範囲だけど。
わざわざコーポレートサイトから応募してくる人は熱量高いケースが多い。
自社の沿革やプレス、ビジョンや代表に魅力感じて応募ってパターンが考えられるからね。
採用率なんてどんなに頑張っても10〜30%程度での推移なので、手離れしてしまう人のほうが多い。
なので、こっちがコントロールできないこと(採用タイミング、希望年収etc)以外で候補者に断られることのないように努める。
今回はだめでも、会社が成長したときに改めて相手から応募が来たり、こっちから声をかけることもあるだろう。
そのときに両者が気持ちよく顔合わせの場を設けられることがベスト。
月1回プレス打つ、みたいなことをKPIにしてる会社もあるようだけど、無理に情報発信しろって話じゃなくて適切に会社の動きを外に出そう。
社長や取締役がせっかく会社のためにあくせく苦労してるのに、それを会社として公に伝えないとなんの意味もない。
株主に向けて〜とか、大人の事情的なのはもちろんあるんだが、3ヶ月くらい全く動きのない会社って、魅力度下がるんだよね。
これは採用者目線で、以下のことをやってくれている人は大体2回以上の面談やオファーまで進んだよっていうケースです。
それと逆にこれはやめろってことを書きます。
■全般
いや別にいいんだけど、Wantedlyで応募きたのにアイコンが引くやつだとそれだけでウッってなるのでやめろ。アイコンに「鼻血ブー」って書いてあったらどう思う。
世の殆どの採用担当者はお前のTwitterを見つけてるぞ。世の不条理を嘆くなとは言わんが、差別的な発言やセンシティブなことつぶやくんだったら鍵垢にするか個人を特定できないアカウントにしろ。どんなに優れた人間でも、チームや会社にネガティブな影響を与えそうなやつは候補から外す。
・見ているのはスキルだけではない
エンジニアとデザイナーに特に言えるんだけど、人柄てきにどうかとか、うちのチームに合うかな、会社の風土に合うかな、ってのも重要視してます。
マナーや常識的な側面で引っかかりどころはあってほしくないかな。論理的に話を組み立てられる人は好印象な事が多い。
あと、結論から話せる人。面談ってお互い30分〜1時間しか取れないので、ストーリーで語ってほしくないんですよね。
エンジニアの人は特に俺の目を見てくれ...鼻でも良いが...。
■エンジニアへ
簡単なものでもいいので自分でツール・サービス作ろう。githubは無理に草生やさなくていいです(弊社エンジニア談)
既存サービスコピーでも良いんですよ。っていうか、経験年数によるけど自分でニコニコ(っぽい)サービスをそれとなく立ち上げるだけで、多分オファー来ますよ。
職域以外のもの(つまり趣味で作ったもの)でもいいよ。ウチじゃないけど、インフラエンジニアがUnityでグリグリ動く簡易なアプリ作ったの見せたらデカイ会社で採用通ったケースとかある。
■デザイナーへ
ポートフォリオ作ろう。webとかじゃなくても良いんだけど、何作ってますとか、何に関わりましたとか。インスタにまとめるとかでもOK。
とにかく君の作ったものが見たい。話はそれからなんだ。自信がなくったって良い。
最近感動したのは、よくあるUIトレースなんだけどそれをAdobe XDで動く形にしてパブリックにしてた若い子がいた。そういうのでいいんだよ。
■営業へ
難しい問題ではあるんだけど、何がしたいか、何ができるかを棚卸しして欲しい。
「モノを売る」ってすごい特別なスキルなんだよね。時には相手を、時には自分を騙す商売でもある。
過去の実績はもちろん大事だけど、少なくとも自分たちは「正直な話を聞きたい」、って感じかな。
たまにだけど、営業トークが面談の場で炸裂してる人いるんだけど、あれあんま良くないと思う。
一緒のチームになるであろう人なので、まずは俺たちに心開いてほしいんだよね。
君たちは偉い!!!!
特別視するわけではないが、CS業はあらゆることの受け皿になりがちでとても大変だと思う。
十分な努力をしているあなた達がもし転職活動を行っているならば、業務フローに口を出せる人間であると感じさせてほしいかな。
CS=オペレーティングってイメージが強いけど、一番顧客のことを知っているのは営業とCSなんだよね。
ってことは、顧客の意見を汲み取って業務フローの改善を形にできる存在に一番近いんだわ。
君たちの言葉ひとつで会社のイメージはもちろん、商品の売り方が変わるかもしれないので、自信を持って業務の改善点に意見を言ってほしい。
それができる人だな〜って感じたCSは得てして優秀な人だった。(まぁ安月給な職場だと、そんなことしたいと思いたくはないだろうけど...)
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世の中にはOS(オペレーティング・システム)を愛する好事家がいる。私だ。
iOS、Android、Windows、Linux、全部使っていた。
諸事あって今はChrome OS(ブラウザじゃないよ)しか利用してないが、OSへの愛情はいささかも冷めていない。
Chrome OSはよくできている。安定性、速さ、コスパ、どれを取っても及第点である。
しかしそこは変質的なOS愛好家である私だ。新しいOSに浮気したくなる。
私「Windows 8.1(10)が欲しい……」
買った。
普通なら少し悩んでから買うだろうが、私は馬鹿なので光の速さでポチった。
密林とヤマトの物流は著しく洗練されているようで、ポチった翌日にはブツが届いた。
同じ速さで懐からカネ(3万円)が消えたわけで、まぁ痛し痒しではなく素直に嬉しい。散財万歳。
なお、OS Ⅹに興味はない。
その拡張性を縛りに縛って『ほら、こうやって使うんだよ』とスタバドヤリングスマイルを浮かべるクックが気に入らない。
iOSも酷かった。
3万円のキャッシュバックがなかったら買わなかっただろうし、17000円の買取価格がつかなくても売り飛ばしていただろう。
新型MBA出て旧式値下がりしたら買おうかしら。
みんなもパークにインしたときに少し気にしてみるととても楽しいよ。
とても凝った作りになっているものが多い。ワールドバザールの建物一つ一つを見ているだけで飽きない。実際は壮大な看板建築なわけですが、あれだけの建物を美しく維持するのは並大抵ではできない。城や現実にない建物なども同じものを注文しようと考えるととても困難なミッションであることがわかる。開園当初からあるものほど、異常なほどお金をかけている印象がある。
プラモデルなどのモデラーの人は、細部の塗装やウェザリングなどが参考になるというか、巨大な実物大見本だ。近づいてテクニックを確認するもよし、離れてその効果を堪能するもよし。
いつ行っても、花が咲き乱れ、枯れたものなどない。千葉?のどこかに巨大な温室があり、パーク中の花卉をものすごい計画性に基づいて栽培しているところがあるはず。
こんな壮大な植栽の演出のバックは途方もないプロジェクトに違いない。
昔買ったガイドによるとセントラルキッチンと呼ばれる大きな調理室があると書かれている。
1日に5万人以上が訪れるパーク内で、常に温かい食べ物をそれなり以上のクオリティで安定して出し続けることは、かなりの技術を要する。食材の手配、中間調理の方法、現場での短時間でのオペレーティングと品質の維持。興味は尽きない。
パーク内ではどこからともなくBGMが聞こえてくる。それぞれのテーマに合わせて選曲されている。どこにスピーカーがあるのか。これが一つ目のポイントだ。巧妙に隠されてるのと、複数のスピーカーから音を出してもズレがない。普段、このようなセッティングをすることは普通の人は一生ないので、何がすごいのか伝え難いが、ビックリする。これが80年代から行われている。
パレードのフロートからの音と沿道のスピーカーからの音の同期も別の音が出ているにもかかわらず取られている。固定のスピーカーと移動スピーカーの音をどうやって同期しているんだよ。気になって今夜も眠れないよ。
時代時代の最新最高のものが見れる。本当にマジック。9つのカメラで撮影したパノラマシアターが好きだった。映像と舞台を同期させた演出も先駆的だった。
3D映像もキャプテンEOの時代にあたりまえだった。最近だとリニューアルされたスターツアーズと、トゥーンタウンの子供向け射的アトラクションが映像技術的に見所だと思った。
あれだけの人間を採用、教育、オペレーションさせるという一連の流れ。近所のホールで行われる面接会はすごい規模。物議を醸し出すこともある教育マニュアル。一日も停まることのないオペレーション。それらと各種安全管理を日本の法律に適合させていること。
あれを最初から考えろといわれた時点で、卒倒してしまうだろう。
暇そうにポップコーンを売っているおねいさんすら、笑顔で手を振ってくる。近所のコンビニでそんなことできるか。そういうすさまじさは感じる。
さらにアレだけの忙しさがあっても対応を落とさない接客術はすごい。どう教育しているのか、企業の現場担当者は気にしておくべきだと思う。
コミケがー、コミケがーという人がいるだろうが、通年で混雑対応をしているここの対応術は一見の価値がある。駅、駐車場から人のコントロールは始まっていて、綿密な計画の下、混雑対応が図られている。訓練されていない普通の人を不満なく誘導する。企業のイベント担当者は必見だと思う。
混雑の中、仕方なくインする人は、上のポイントについて考えなら、パークを見るととても楽しいよ。普段の仕事をマネージメントするヒントが隠されているかもしれない。
ほかにも見所はあるけれどもこんなところで。
ははっ! そんじゃーねー
Web開発などをやっており,文系で修士を出てから就職,最近放送大学に在籍しています.
実際その状況で学位が役に立つのかはわからないので,実践面でコメントします.
基本的には,各技術を支えるメカニズムや,根本にある理論,数学などが大学で学べる特有の内容だと思います.
例えば,離散数学,計算論,アルゴリズムとデータ構造,プログラミング言語論,オペレーティング・システム,リレーショナル・データベースなど.
これらは,具体的に役に立つかというと,例えば深いレベルのチューニングなどでは必要になると思います.内部の構造が影響してくるので.
また,技術,特に新しく出てきたものを素早く理解するためには,体系的に例えば「データベース技術とはこういうものだ」という概念があると非常に役に立ちます.
なので
>トレンド技術を習得しにくくなることは、デメリットが大きいのではと感じる。
また,ソフトウェア工学に関する科目は,意外に大学特有の知識が多いです.
具体的に何が学べるかは,カリキュラムやシラバスが参考になります.逆に見ないと何もわかりません.
基本的には通信制の大学では,時間割はありません.スクーリングは別ですが.
なので,「毎週時間を作って〜〜する」というのは,最終的にはかなりモチベーションを減らしてしまうと思います.
いわゆる一流大学を出た人でも,大学では試験前のみ勉強するなど,気を抜いています.
ちゃんと勉強したいものはいくら勉強しても足りませんが(だから研究というものがあります),
下手に気負いしないで楽にやれば,そんなに大きな負担にはならないと思います.
例えば仕事で半年忙しいことが確定したなら,履修をしなければ良い話です.
基本的には「論理的にものを考えられる」ようにとられがちですが,
専門分野以外のことについては一気に瓦解する人も多いです.
敢えて言うなら,大学を出た後の環境の違いも大きいと思います.
大学を出てストレートに上場企業に入った方は,ずっと頭をつかう立場に配属される場合があります.
そのため,頭を使うこと自体に経験があり,慣れています.そうでない場合ももちろん多いのですが.
今の状況を活かして頭を使っていけば,大学を出なくても十分知性のある人間として尊敬されると思います.
恐らく,私の見立てでは大学を出てもあまり変わらないと思います.
しかし,今そういう思いがあるなら,やってみてはいかがでしょうか.
若く無いと大学に入れないということはないので.
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引用終わり
2012 年 3 月 1 日に発効