はてなキーワード: 市長とは
ジョルジュ・サルマナザールはフランス生まれの白人だったが、ウィリアム・イネスという牧師の協力を得て「キリスト教に改宗した台湾人」になりすました。「台湾人の先祖は日本人である」「香草をまぶした生肉を食べている」などデタラメな風習を広め、独自の「台湾語」まで作りだした。当時のヨーロッパでは台湾のことなど全く知られていなかったので、サルマナザールは25年ものあいだ台湾の専門家と見なされ、彼が執筆した『台湾誌』は知識人からも信頼されていた。しかし、ハレー彗星で知られるエドモンド・ハレーが、『台湾誌』に掲載された星図などから矛盾を見つけ出して突きつけたため、彼はついに自らの虚偽を告白した。
数学教授ロデリックと図書館司書エックハルトは、横柄な態度のヨハン・ベリンガーに腹を立て、悪質ないたずらを仕掛けることにした。二人は石灰岩に細工をして、カエルやミミズの化石、彗星や太陽の形をした化石、「ヤハウェ」という文字が刻まれた化石などを作り出し、ベリンガーが化石を採集していた山に埋めておいた。当時は化石が生まれる原因が分かっておらず、神秘的な力によって形成されると考えられていたので、いま見ると明らかにおかしな化石でも、ベリンガーは本物だと信じこみ、図版を収録した書籍まで出版してしまった。話が大きくなって慌てた犯人の二人は偽造であることを明かしたが、ベリンガーはそれを中傷だと考えてまったく取り合わなかったという。
コック・レーンにあるリチャード・パーソンズの家に、ウィリアム・ケントとファニーという夫妻が下宿していた。しばらくしてファニーは天然痘で亡くなったが、それ以来、パーソンズの家では何かを叩くような音や引っかくような音がたびたび聞こえるようになり、パーソンズは「ファニーの幽霊に取り憑かれた」と主張した。ファニーの幽霊は、自分がケントに毒殺されたことを訴えているのだとされた。幽霊のことはロンドン中の話題になり、見物客が連日のように集まってコック・レーンを歩けないほどだった。しかし調査の結果、パーソンズが自分の娘を使って、木の板を叩いたり引っかいたりさせていたのだということが分かり、彼は有罪となった。
ヴォルフガング・フォン・ケンペレンは「トルコ人」という名の人形を完成させた。それは完全な機械仕掛けでチェスを指し、しかもほとんどの人間より強いというものだった。「トルコ人」はヨーロッパ中を旅してチェスを指し、その中にはベンジャミン・フランクリンやナポレオン・ボナパルトなどの名だたる人物がいた。多くの人間がその秘密を暴こうとしたが果たせなかった。ヴォルフガングの死後、「トルコ人」はヨハン・メルツェルのもとに渡り、ふたたびアメリカなどで大金を稼いだが、1854年に火事によって焼失した。その後、最後の持ち主の息子が明らかにしたところでは、やはりチェス盤のあるキャビネットの中に人が入っていたのであった。
宝石商シャルル・ベーマーは、自身が持つ高額な首飾りを王妃マリー・アントワネットに売りたいと思い、王妃の友人だと吹聴していたラ・モット伯爵夫人に仲介を依頼した。伯爵夫人は、王妃に渡すと言って受け取った首飾りを、ばらばらにして売りさばいてしまった。その後、ベーマーが代金を取り立てようとしたことから事件が発覚し、伯爵夫人は逮捕された。しかし「王妃と伯爵夫人は同性愛関係にあった」「本当は王妃の陰謀だった」といった事実無根の噂が流れ、マリー・アントワネットの評判は貶められた。ちなみに、かの有名なカリオストロ伯爵も巻き添えで逮捕され、のちに無罪となっている。
19歳のウィリアム・ヘンリー・アイアランドは、父親を喜ばせるためにシェイクスピアの手紙や文書を偽造するようになった。多くの専門家がそれを本物だと鑑定し、ジェイムズ・ボズウェルなどは「我らが詩人の聖遺物を生きて見られたことに感謝する」と祝杯を上げたほどだった。ついにウィリアムは戯曲の偽作まで行うようになったが、その戯曲「ヴォーティガンとロウィーナ」はあまりにも悲惨な出来栄えだった。また、その頃にはエドモンド・マローンによる批判も広まっていた。ウィリアムは罪を自白したが、世間はそれをウィリアムの父親が息子に言わせているものだと受け取った。当の父親も、無能な息子がそんなものを書けるわけがないと、死ぬまで贋作であることを信じなかった。
イギリスで異国の言葉を話す身元不明の女性が保護された。ある船乗りが「言葉が分かる」というので通訳となった。船乗りによれば、彼女はインド洋の島国の王女カラブーであり、海賊に囚われていたが逃げ出してきたのだということだった。彼女は地元の有力者たちのあいだで人気となり、またその肖像画は新聞に掲載されて広まった。しかし、その新聞を見た人から通報があり、彼女はメアリー・ベイカーという家政婦で、架空の言語を作り出して、カラブー王女のふりをしていただけだということが判明した。
イギリス軍人グレガー・マクレガーは、中南米で実際に功績を上げたのち、イギリスに戻って「ポヤイス国」への移住者を募集した。ポヤイス国は南米の美しい楽園で、土地は肥沃であり、砂金が採れると喧伝された。ポヤイス国の土地や役職、通貨などが高額で売りに出された。それを購入した二百七十人の移住者グループが船で現地へ向かったが、そこにポヤイス国など存在しなかった。荒れ地に放り出された移住者たちは次々に死んでいった。マクレガーはフランスに高飛びし、そこで同じ詐欺を働こうとして失敗した。さらにベネズエラへと逃げて、そこで英雄的な軍人として死んだ。
アメリカの冒険家だったジョシュア・ヒルは、ハワイへ移住しようとして失敗した後、タヒチ島からピトケアン島へと渡った。ピトケアン島は、イギリスからタヒチまで航海したのちに水兵たちが反乱を起こしたという「バウンティ号」の生き残りと、その子孫たちが暮らす絶海の孤島だった。ヒルは、自分はイギリス政府から派遣された要人だと嘘をつき、独裁者として君臨した。逆らう者には容赦なく鞭を振るい、恐怖で島を支配した。それから6年後、通りすがりのイギリス海軍の船に島民たちが助けを求めたことで、ついにヒルは島から追放された。
イギリスの名門ティッチボーン家の長男ロジャーは、1854年に南アメリカ沖で海難事故に遭って亡くなっていたが、その10年後にオーストラリアで肉屋を営む男が「自分がロジャーである」と名乗り出た。翌年、ロジャーの母である未亡人と「ロジャー」はパリで面会した。華奢だったロジャーとは違い、「ロジャー」は体重100kgを超える粗野な男だったが、未亡人は彼こそがロジャーだと認めた。貴族を名乗りつつも労働者であった彼は、イギリスの庶民からも大いに人気を集めた。しかし未亡人が亡くなった後、裁判において彼は偽者であるとの裁決が下され、14年の懲役刑を課されることになった。
ジョージ・ハルは進化論を支持する無神論者だったが、聖書に登場する巨人の実在について口論となり、それがきっかけで巨人の化石を捏造することを思いついた。石膏を巧みに加工し、毛穴まで彫り込んで、いかにも偶然発見したかのように装って大々的に発表した。専門家たちはすぐに偽物であることを見抜いたが、キリスト教原理主義者の一部は進化論への反証としてこれを支持し、また全米から多くの見物客がやってきた。フィニアス・テイラー・バーナムが同様に巨人の化石を見世物にしはじめたことで、ハルはバーナムを訴えるが、その裁判を取材していた新聞記者がハルの雇った石工を突き止めて自白させたため、ハルも観念して偽造を認めてしまった。
ドイツの靴職人ヴィルヘルム・フォークトは、古着屋で軍服や軍刀などを購入し、「プロイセン陸軍の大尉」に変装した。彼は大通りで立哨勤務をしていた近衛兵に声をかけ、十数名の兵士を集めさせると、ケーペニック市庁舎に踏み込んだ。フォークトは、市長や秘書らを逮捕し、また市の予算から4000マルクほどを押収すると、兵士たちにこのまま市庁舎を占拠するよう言いつけ、自分は悠々と駅に向かい、新聞記者からの取材に応じた後、列車に乗り込んで姿を消した。彼はすぐに逮捕されたが、ドイツ全土で人気者となり、時の皇帝によって特赦を受けた。
イギリスのピルトダウンでチャールズ・ドーソンによって発見された化石は、脳は現代人のように大きいが、下顎は類人猿に似ている頭蓋骨だった。ドーソンはこれをアーサー・スミス・ウッドワードと共同で研究し、人類の最古の祖先として「ピルトダウン人」と名付けて発表した。当時は大英帝国の繁栄期であり、人類発祥の地がイギリスであるという説は強く関心を持たれた。しかし1949年、フッ素年代測定により、ピルトダウン人の化石が捏造されたものだと断定された。捏造の犯人は未だに分かっておらず、『シャーロック・ホームズ』の作者であるアーサー・コナン・ドイルが真犯人だという説まである。
後に作家となるヴァージニア・ウルフを含む6人の大学生たちは、外務次官の名義でイギリス艦隊司令長官に「エチオピアの皇帝が艦隊を見学するので国賓として応対せよ」と電報を打ってから、変装をして戦艦ドレッドノートが停泊するウェイマス港に向かった。ぞんざいな変装だったにもかかわらず正体がバレることはなく、イギリス海軍から歓待を受けた。彼らはラテン語やギリシア語を交えたでたらめな言葉を話し、適当なものを指して「ブンガ!ブンガ!」と叫んだりした。ロンドンに帰った彼らは新聞社に手紙を送って種明かしをし、イギリス海軍の面目は丸潰れとなった。
ドイツの曲芸師オットー・ヴィッテは、アルバニア公国の独立の際に「スルタンの甥」のふりをしてアルバニアへ赴き、嘘がバレるまでの五日間だけ国王として即位した、と吹聴した。そのような記録はアルバニアにもなく、当時からオットーの証言は疑わしいものとされていたが、オットーはドイツ国内でよく知られ、新聞などで人気を博していた。オットーが亡くなったとき、その訃報には「元アルバニア王オットー1世」と書かれた。
コティングリー村に住む少女、フランシス・グリフィスとエルシー・ライトは、日頃から「森で妖精たちと遊んでいる」と話していた。ある日、二人が撮影してきた写真に小さな妖精が写っていたことに驚いた父親は、作家のアーサー・コナン・ドイルに鑑定を依頼した。そしてドイルが「本物の妖精」とのお墨付きを与えて雑誌に発表したため、大騒動となった。50年後、老婆となったエルシーは、絵本から切り抜いた妖精を草むらにピンで止めて撮影したと告白した。しかし、フランシスもエルシーも「写真は偽物だが妖精を見たのは本当だ」と最後まで主張していた。
オーストラリアの現代詩誌『アングリー・ペンギンズ』に、25歳で亡くなったという青年アーン・マレーの詩が、彼の姉であるエセルから送られてきた。『アングリー・ペンギンズ』誌はこれを大きく取り上げて天才と称賛した。しかし、これは保守派の詩人であるジェームズ・マコーリーとハロルド・スチュワートが、現代詩を貶めるためにつくったデタラメなものだった。この事件によりオーストラリアの現代詩壇は大きな損害を蒙ったが、1970年代に入るとアーン・マレーの作品はシュルレアリスム詩として称賛されるようになり、以降の芸術家に大きな影響を与えるようになった。
フィリピンのミンダナオ島で、文明から孤立したまま原始的な暮らしを続けてきたという「タサダイ族」が発見された。彼らの言語には「武器」「戦争」「敵」といった言葉がなかったため「愛の部族」として世界的な話題になった。彼らを保護するため、世界中から多額の寄付が集まり、居住区への立ち入りは禁止された。しかし15年後、保護地区に潜入したジャーナリストは、タサダイ族が家に住み、タバコを吸い、オートバイに乗っているのを目撃した。全ては当時のフィリピンの環境大臣マヌエル・エリザルデJr.による募金目当てのでっちあげだったとされた。
評論雑誌『ソーシャル・テキスト』は、「サイエンス・ウォーズ」と題したポストモダニズム批判への反論の特集に、アラン・ソーカルから寄せられた『境界を侵犯すること 量子重力の変換解釈学に向けて』という論文を掲載した。しかしそれは、ソーカルがのちに明かしたとおり、きちんと読めば明らかにおかしいと分かるような意味不明の疑似論文であり、ソーカルはそうしたでたらめをきちんと見抜けるかを試したのだった。それはポストモダンの哲学者たちが科学用語を濫用かつ誤用している状況に対する痛烈な批判だった。
表に出たのは橋下なりに強引にしたのもあるだろうが。
自身の市長報酬4割カット 退職金は8割カット(市議会は維新が提出した議員歳費3割カットの条例案を自民・公明・民主・共産の反対で否決)
人件費を15%、年間360億円削減
事業をゼロベースで見直す‘市政改革プラン’により歳出を380億円削減(当初プラン見込み額のうち96%達成)
天下りポストだった外郭団体を府と統合・民営化を含め70団体から7団体へ最大9割削減予定(7割削減済み)
2013年改選だったポストで公募の無い天下りを29団体37人から10団体11人へ7割削減
前市長が領収書の不要な交付金へと不透明化し、4億円以上ばら撒いていた地域振興活動への補助金を透明化し、全て100%だった補助率を上限75%に引き下げ。
記者会見を記者クラブだけでなく、ネットメディアやフリージャーナリストにも開放
子育て・教育関連予算を前市長時代の67億円から336億円へ大幅アップ
塾代バウチャー制で組織への補助金から個人の選択権を重視した教育支援へ 市長「現金はパチンコに使っちゃう人がいるからICカードでw」
市バス事業が31年ぶりに黒字に
重点的医療扶助(生活保護者医療適正化)、不正受給取締り、就労支援で生活保護費が22年ぶりに減少(政令市で唯一)
朝鮮総連の関連施設について前市長が実施していた税の優遇措置を廃止
重度心身障害児の情報を一元管理する全国初の医療コーディネート事業 (重症心身障害者らが通う施設を視察した際、家族からの「医療機関への受け入れが円滑になるよう支援してほしい」との要望を受けて)
倍以上の差があった市立と私立幼稚園の保育料を同額にして、助成はあくまで所得に応じて行う
保育所入所枠3340人増(前市長の1.5倍ペース)、一方で自民党木下市議は市政に介入して保育所定員を減らすように指示。
訪問型病児保育モデル事業(7800円/日、一人親世帯2400円、生活保護世帯・市民税非課税世帯600円)
結婚の経歴が無くても一人親世帯には寡婦控除と同じ保育料控除を適用
校務支援・学校教育ICT活用事業開始 現在はモデル校に、15年度から全生徒にタブレット端末配布(モデル校では教員1人あたり年間130時間以上の効率化効果が見られた)
学校選択制導入
教育振興基本計画により、程度に応じていじめ加害者への対応を更生施設活用も含めて明確化
市営地下鉄売店の運営を天下り団体からファミリーマートとポプラに
市営地下鉄の薄暗いだけだった通路が駅ナカ商業施設「ekimo(エキモ)」に
芸術文化分野での補助金配分の審査を行う「大阪アーツカウンシル」設置
ふるさと納税制度を利用して、市に納税する代わりに文楽など文化への寄付が可能に (単に補助金を待つだけの文化団体ではなくなる)
体罰が横行していた桜宮高校に先進的なスポーツ教育を取り入れた改革プランを実行、さらに総合型スポーツクラブ設立を中心としたS-プロジェクトを推進
特別予算を組み、街頭犯罪多発地域における重点パトロールを実施
通行人にとって大迷惑だった繁華街キタ・ミナミでの客引き行為を禁止
建て替える予定だった市立住吉市民病院を民間に売却し、府立急性期・総合医療センターに統合
御堂筋の高さ規制を緩和で次々と新ビルが誕生(それに伴い企業が地下街の整備も)
鶴浜に関西発出店の東京インテリア家具を誘致(年間賃料1.5億円)
住民が行政に頼らず自らの負担で自ら街づくりを行える日本初のBID制度
大阪市情報化基本指針により、市営地下鉄に公衆無線LAN・WiMAXを設置
市営地下鉄の運賃を史上初めて値下げ
大阪北小学校・曾根崎幼稚園跡地、売却予定額68億円を145億円で売却し周辺地域活性化も目的にした52階建ての物販・飲食、文化交流施設、900世帯タワーマンションなどの複合施設へ
5カ国との競合を勝ち抜き「第3回インターナショナルジャズデイ」を誘致、開催は大阪城西の丸庭園
税金で管理運営していた大阪城公園を委託料ゼロで民間委託し、逆に年間2億円以上の納付金と収益の一部を受け取る。
税金で管理運営していた天王寺公園エントランスエリアを委託料ゼロで民間委託し、逆に使用料を受け取る。
ほとんど使用されずに7000万円の税金で維持管理していた元大阪市公館の維持管理費用を2000万円に縮小、さらに民間への貸与で由緒ある美しい建物でレストラン・ウェディング・パーティ・庭園の常時公開などに活用された上、1億円以上の賃料収入に。
ごみの収集を効率化し、森之宮・大正の2焼却場の建替え計画を停止。
企業と求職者のマッチングサイト「ジョブアタック チャレンジ!」
市有地を無償レンタルするイベント特別優遇エリア『イベント得区(とっく)』
こんなの読んで思い出した。
Spotlightの食レポは、食わないし行かないで書くんですかそうですか
ぼくはSpotlightを始めとするその種の媒体が名乗っている「キュレーションメディア」という言葉は、2chコピペブログの延長上の「まとめサイト」と同義であると、この言葉を初めて聞いた当初から思い込んでるので、昨今の「キュレーションメディアはコピペだらけ」「取材しない」という批判には違和感があったりもするのだけれど、まあコピペされた人が怒るのは分かる。
「取材しないネットメディア」という話だと最近では、ハフィントン・ポストがやらかしたみたい。
「マッカーサーの言葉」名取市長が出所不明の情報を掲載(全文)
http://www.huffingtonpost.jp/2015/03/02/the-rumor-of-mcarthur_n_6788700.html
この記事は、日本の右派が広げた「マッカーサーが太平洋戦争は日本の自衛戦争だったとアメリカで証言していた」というデマを名取市長が自分のブログに掲載してしまい謝罪したというニュースのまとめ記事なのだけど、記事内容にわざわざデマと分かってる市長のブログを全文コピペして更に拡散している愚かさ。
さらに最後に、過去にマッカーサー発言の原文に当たってチェックした井口さんという方のFacebookの記事が引用されているのだが、井口さんは英語原本を翻訳する際に注意深く「自衛」という言葉を使わずに、マッカーサーが戦争での日本の正当性を認めた文章ではない、と結論づけているのに、引用したハフィントン・ポストは石井さんの記事を「彼女によるとマッカーサーが『日本は自衛戦争だった』という趣旨のことは述べている」と説明し、恣意的な引用で本来の趣旨と違った結論を導きだしている。
この辺の解説は既に書かれていたりするので参照を。
話をハフィントン・ポストに戻すと、ハフィントン・ポストはアメリカでものすごいメディアとしてちからを伸ばしたネットメディアで、日本だと朝日新聞と提携して記事を量産してるのだけど、すごいネットメディアという触れ込みだった割に、日本のハフィントン・ポストはまとめサイトもどきのコピペを貼って一言解説する記事ばかりでほんとガッカリ。多分既存のマスコミ、まともなメディアならば、ネット引用で終わらせず直接執筆者に取材して、極力文章の解釈に記者の誤解が生まれないようにする。
他人のコンテンツを変に引用してアクセス稼いでるのは「キュレーションメディア(笑)」や「バイラルメディア(笑)」だけじゃないくて、まともなマスコミと手を組んでるハフィントン・ポストもだよ。こういった件はたくさんシェアされて改善に繋がってほしいのではてブほしい。
投票日当日の未明現在、ギリギリで否決され、廃案になる情勢らしい。
投票日直前に橋下市長が妙手を放って、先日の地方選や前々回の市長選のように一気にひっくり返すと予想していた。しかし違った。
妙手という程でもないかもしれないが、手としては3つほど思いつく。
1.大阪市会議員の報酬額に言及する手。大阪市会議員は昨年末に自分達の給料を10%上げていて、都構想成立すれば30%減額される。そもそも高給取りが保身のため反対していると言われれば市民として嫌悪の感情が湧くし、維新の議員はそれでも賛成していると聞けば応援したくなる。
2.安倍首相の力を借りる手。この土日に関西に来たのは盛り上がっている大阪の様子を見たかったのもあるだろうが、援護射撃できるよと橋下市長へのメッセージだったかもしれない。もちろん大きな貸しを作る目的で。
3.否決の場合は引退すると宣言する手。テレビ番組で仮に否決されたらと聞かれ、そうなれば自分は政治家として能力不足なので辞めるべきとしつつも、投票は橋下徹への信任でなく都構想への賛否で決めるべきだとして明言しなかった。
橋下市長ならこれら123より効果的な手もあったかもしれないが、待てども一向に、KOパンチの出る気配はない。
そればかりか、ぶら下がり会見では、都構想法案が否決されたら市民の大勢は反対派支持なのだから、今後は自民党など野党の意見に沿うように市政を進めるとまで言ったり、
テレビ番組で共産党議員が言った、渡ろうとしている橋に危険があると疑って警告するのが野党議員の仕事という意見に、確かにそうですねと同調してみせた。
もちろん反対派のデマや理屈に合わない主張は否定しようとするものの、いつもの喧嘩上手なやり口、政治闘争手法が結局投票日に至るまで見られなかった。これは、何故なのか?
答えは単純なことだ。今回は橋下徹にとって特別な投票なのだ。おそらく政治生命どころか一生を賭けてやっているのだろう。
何度も何度も途切れそうになりながらも奇跡的に繋がってきた一本の道が、ようやく何かの入り口のドアに繋がった。このドアを開けるのが自分に課せられた使命と感じていて不思議はない。
だから今回ばかりは政治闘争を極力抑え、説明を尽くした上で大阪市民に委ね、その決定に従うと決めているのだろう。
多少悪い言い方をすれば、これだけ何年も心身を削って理解されないなら、さすがにもう大阪は無理だ、どうにも出来ない仕方がないという気持ちかもしれない。
反対票を増やすためなら無知な市民を少し騙すくらいまではやむを得ないといったところか。それにしても言説は滑稽なものばかりだ。
特別区になると市民税や国民健康保険が上がる、2200億円を府に取られる、防災機能が下がる、これら反対派の主張は明らかな嘘で、おそらく言っている本人も分かっている。
地方税は法律で決まっているし国民健康保険はいま上がっている。2200億円は府に移管する業務分の費用で現在も同じ目的で消費されているもの、防災機能は予算と比例するので府と合算した方が高度なものに出来る。
また都構想が実現すれば住民サービスが低下すると騒ぎ立てているが全く逆だ。もし市民サービスを低下させそうな話をすれば、都構想下の区長は現在の市長よりずっと簡単に交代させられる。
反対派はどうしてこんな稚拙な主張しかできないか、これも非常に簡単で、これまで全く検討してこなかったからだ。
維新は第一党とはいえ過半数に届かず、野党は全党が反対なのだから公明党が裏切るまでは廃案確実、検討する意味などなかった。
いざ住民投票となるまで維新以外の議員は提案をろくに理解していなかったし、おかしな主張をして突っ込まれるわけにもいかなかったので、大阪市が無くなると感情に訴えるか、市民サービスが低下するぞといつもの脅しを繰り返すかしか出来なかった。
加えて、そもそも自分たちも二重行政を日々感じながら手続きや会議をこなしているのだから、その解消案に本心から反対できるわけもない。
変化に対する不安を口にするだけなんて市民のやることで、協議して不安を取り除くのが議員の仕事のはずだが、経緯によって出来なかった。そう考えると反対派議員の言動も理解はできる。肯定はできないが。
案の段階で大きな問題はない。しかしやってみなければ分からないことはたくさんある。
東京を手本にしているとはいえ全く新しい制度で、別の土地で条件も異なり、完全にうまく行く保証はない。
それでも良い案なのは間違いない。なぜか。現在の大阪府と大阪市という制度があまりにも悪いから。
あえて言えば大阪都構想は普通である。まともに考えればそうなるべき姿であって、現状がそうでないことが異常で、非効率きわまりない。
そんな致命的な問題のある組織を、許容できるだけの経済的な余裕が大阪にはとっくに無く、
数年で破綻することは自明であって、今すぐに効く経済の特効薬が無いなら、今すぐに制度を転換するしか生き残る方法が無い。
大阪都構想が騒ぎになり、下降一方だった他府県からの注目度も強まっている。
成立すればさらに注目され、一種の都構想特需が発生するだろう。これを契機に企業や人が活気づき、ビジネスマンや観光客が増えるといった効果は、2年後を待たず明日から見られるのではないか。
橋下徹は府知事と市長の職務を歴代の顔ぶれよりうまくこなし成果を上げた。反対派の議員でも橋下徹の首長としての手腕は評価している。
大阪府の借金の話などは仕組みが複雑で理解しづらく非難もされたが、任期中に債務を減らし会計を適正化した。
よくコストカットが非難されるが、例えば文楽は現在は盛況になり締め付けは結果的に文化継承に役立っている。
カットして生まれた財源は財務改善だけでなく教育と医療を中心に手厚く配分され、まずいと騒がれた給食も既に改善がはじまっている。
伊丹と関空を統合して関空の利用料を下げたことで外国人観光客は数倍に膨れ上がった。専用のターミナルを設置してLCCも大阪が一人勝ちの状況。
地下鉄の料金を下げ、可動柵を設置し、トイレを綺麗に作り直した。今までどうしても出来なかった高速道路がやっと建設に向け進み始めた。
つまり簡単にまとめると、非常に有能だった。問題もあったが、良い面の方がずっと多い。
橋下徹は性格に少々難点があるが、稀に見る有能な政治家だった。
だが人々の印象よりずっと、純粋でバカ正直な政治家でもあったらしい。
橋下徹はたったいま、大阪都構想を可決させようとしていない。案を作り、説明して、あとは大阪市民に委ねた。
問題だらけの大阪を真っ当な姿に是正しようといくら信念を持って活動をしても、有権者の反対票が多ければそれまで。
一生を賭けた大仕事が実らず、残念なことにバッドエンドではあったが、それが橋下徹の考える政治家だったのではないか。
このまま大阪の舵取りを続けて貰えたら、数十年前の日本のように、あるいはアメリカのように、首都は東、経済の中心は西という国になったかもしれない。
世界に誇れる統合リゾートと、世界一のハブ空港と、交通網が快適に整備され、市民サービスは充実しているのに負担は低い。
大阪にもディズニーランドができたり、中小企業が成長スピードを競い合ったりといった夢のような話も、なかには実現するものもあったかもしれない。
彗星のように現れ、劣勢を跳ね返し、破竹の勢いで連合軍を破り、大帝国を作った。
大阪都構想が人気絶頂のときだったら、ナポレオンが皇帝位につくために国民投票をしたこととすごく似たのだろう。
その政策が正しいかどうかは別として、民主的な手続きを取っている。
ところが、民衆は、結局自分の生活がよくなるのかどうかしか興味が無い。
そりゃそこに住む人間の心情としてはそうなんだろうけど、大阪は財政破綻寸前の赤字団体なわけで、より大きな飴をくれるほうに賛成しているようじゃ、先はない。
大阪都構想は否決される。
エルバ島に流されたナポレオンのように。維新は江田のものになる。
そしてナポレオンのように、舞い戻る。
たぶん、そのときこそは国政に。
でも、百日天下にはならない。次こそ徹底的に潰されるだろう。
結局みんなヒトゴトだから、それならいっそヤジウマとして「大阪都構想」を楽しもう!
でもそうだね、「大阪都構想」のキーワードには、「二重行政」と言うのがあるんだ。
国や役所が決めたことを、執り行うこと全てを言うんだ。
この中で、「二重行政」というのは、「大阪府」と「大阪市」が同じようなことをしてしまうのを言うんだね。
例えば、大阪府は「りんくうタウンゲートタワー」、大阪市は「テクノポート大阪WTC」というタワービルを建てたんだ。
両方とも馬鹿だねえ。いや、馬鹿は良くなかった。でも、無駄だよね。どっちか一つで良いのにね。
ここでちょっと、おとなりの兵庫県をみてみよう。県庁所在地は、神戸市だ。
でも、兵庫都構想、なんて話は、聞かないよね?
市内総生産、つまり神戸市の商売でどれぐらいお金が動いているかっていうと、6兆円なんだ。
でもね、実は大阪市は人口こそ260万人と神戸市の1.7倍なんだけど、市内総生産は、19 兆円。
これは、すごく大きいお金が動いているんだね。(市の金額は平成24年度のものだ)
北海道全体の18兆円と同じくらいの金額なんだね。(こちらは平成23年度のものだ)
東京都で92兆円、大阪府が26兆円、神奈川県が30兆円で、埼玉県が20兆円。
四国全体で13兆円だから、大阪市だけで、四国よりも経済活動が活発だと言えるんだ。
そして、商売、つまり経済活動の活発さは、税収、つまりオコヅカイに繋がるんだ。
神戸市の2600億円や、鳥取「県」の予算が3300億円なのを考えると、とても大きいよね。
つまり、「大阪市」は「鳥取県」の2倍も自由にオコヅカイを使えるんだね。
ちなみに「大阪府」は、だいたい9000億円ぐらいの予算規模だ。
これは例えば、お父さんが毎月30万円稼ぐときに、翔太くんが毎月20万円もオコヅカイを稼いでくるのと同じなんだね。
つまり、家でお父さんが買えば良いようなものを、翔太くんが買ってしまう、ムダ使いしてしまいやすいんだね。
お、翔太くんえらいねえ。良く知ってるね。
これは一人あたりとか全体でとか基準が難しいからサラッと流すけど、翔太くんはお金を貸すなら誰に貸すかな?
例えば、部屋から10年出てこないNEETのお兄ちゃんに、ゲーム代の2万円を貸したりするかな?
それよりも、お父さんが財布を忘れた時のジュース代に100円だけ貸したりしないかな?
これはね、お金をちゃんと稼いでいる相手には、お金を貸しても返ってくるだろうと思うから貸すんだね。
つまり、とっても多くお金を稼ぐ「大阪市」は、すぐにお金を貸してもらえるんだ。
だから、気がついたらドンドンお金を借りてて、すごい金額になってるんだね。
貸す方も馬鹿だねえ。いや、馬鹿は良くなかった。でも、そろそろ破産するって計算されてるんだね。
そうなんだ。「大阪市」はお金をイッパイ持ってるから、気が大きくなって色々勝手にしちゃうんだね。
そしてここにもう一つのキーワードである「特別区」というのがあるんだ。
いま「大阪市」にいくつ区があるか知っているかな?24区あるんだね。
何故かと言うと、大阪市はビルを建てたり好き勝手する割に、教育委員会が市に一つしか無かったり、ちょっとバランスが悪いんだね。
それぞれの24区に振り分けると、細かすぎる。それこそ多重行政になっちゃうよね。
そこで、トップを大阪都、その下に特別区を5つ、こういう区分けにして「役割分担」をハッキリさせようっていうことなんだ。
いや、翔太くんスルドイねえ。そのとおりだよ。
「大阪市」がオコヅカイをちゃんと使って、「大阪府」と同じようなビルは建てずに、キチンと運営すれば良いだけなんだね。
今回大阪都構想をやろうとしている橋下徹さんという人は、最初は大阪府知事だったんだね。
それが、次に大阪市長になった。いまも大阪市長さんだね。なんだか順序が逆っぽいだろう?
でもね、「大阪市長」というのは「鳥取県知事」の2倍もオコヅカイを使えるんだね。
いまの大阪市長である橋下徹さんは、自分の使えるオコヅカイを減らそう減らそうとしてるんだね。
ちょっと変だろう?
大阪市長さんなんだから、大阪市をちゃんと運営すれば良いのにね。
つまり、「大阪都」にしていまの「大阪市」を一回バラバラに壊してしまわないと、もう運営できないっていうギブアップ宣言だとも言えるんだね。
ほら、「大阪都構想」のサイトはちょっと変だろう?(ここでサイトをみんなで観る)
二重行政が悪い、借金が多い、都区にして住民サービスを向上させる。
でもほら、「大阪市」のままでも、これって全部変えられることなんだよね。
「大阪府」と「大阪市」で役割分担をする。ちゃんと住民サービスを充実させる。
なんで出来ないんだろう?
今の大阪市長の橋下徹さんは「大阪府知事」でも苦労して「大阪市長」でも苦労してる。
つまり、「大阪府知事」でも「大阪市長」でも「大阪市」の好き勝手を止められないから、一回全部壊しちゃえってことなんだね。
でも、馬鹿というには、ちゃんと府知事も市長も経験してからだから、ちょっとお父さんも言えないねえ。
実は、とっても簡単に言うと、そういうことなんだね。
とっても複雑で、いろいろな人がいろいろな所でお金を使って、市長さんでも止められない。
これを一回全部まっさらなところから作りなおそうっていうのが、今回のポイントなんだね。
さて、そこが問題なんだ。
例えば、「無駄をなくす」というのは「今までお金を使えた人達が使えなくなる」ということでもあるんだ。
今便利に使っているサービスがあるとするだろう?
これを、特別区の区長さんが要らないって言ったら無くなっちゃう。
大阪都構想は、まっさらなところから大阪を作りなおす計画だから、その人達の好きにされちゃうってことでもあるんだ。
そして一番の問題が、さっき翔太くんも「大阪都構想賛成」のサイトを観て、変だと思っただろう?
「大阪府」と「大阪市」のままでも出来る事しか言ってないんだね。
つまり、実際にやってみてうまくいかなかった理由がわからないと、「別に大阪市長がちゃんとすれば良いじゃん」って事になるんだ。
そして、大阪市長の橋下徹さんは、そこのうまくいかない理由を、ちゃんと言わないんだね。
うまくいってないから理由は間違いなくあるんだろうけど、言いたくても言えないのかもしれないねえ。
「大阪市」をうまく運営できませんって「大阪市長」さんが宣言しちゃってるんだね。
一回バラバラにして、まっさらにして、そこから仕組みを作りなおさないと、無駄をなくせませんって。
だから、「大阪都構想賛成派」は、「今のままだと変えられないから、まっさらにします」と言ってるんだね。
そして、「大阪都構想反対派」は、「今のままでも変えられるし、まっさらから作る人が信頼出来ない」って言ってるんだね。
ただし、「今のままで変えられない理由」も「今のままで変えられる方法」も、両陣営曖昧なままなんだ。
でも、大量の借金の利息は1日4億円と着実に積み上がってて、そろそろ破産しちゃうと言われてるんだ。
つまり、先延ばしはどっちにしても出来なくて、「変える」必要は、賛成反対関係なくあるんだねえ。
さあ、翔太くんはどう思うかな?
お父さんは正直な所、橋下徹さんの強引な進め方はあんまり好きじゃないんだけど、「今のままで変えられない理由」については、こどもニュースでは流せないどっちかというとノンフィクションライターが頑張っちゃう話になると思ってるんだよねえ。
★「市民サービスがカットされる、初期投資600億に対し経済効果が1億など言っているけど、その根拠はどういうことなのかしっかりとした説明がない。」
日経新聞「大阪都構想、移行コスト680億円 名称変更には法整備」http://www.nikkei.com/article/DGXLASDG17HA8_X10C15A3EA2000/
産経新聞「【一から都構想(5)】効果とコストは?」http://www.sankei.com/west/news/150506/wst1505060012-n1.html
しんぶん赤旗「「大阪都」構想 「協定書」審議で浮き彫り デメリットは市民に」http://www.jcp.or.jp/akahata/aik14/2014-10-15/2014101504_03_1.html
赤旗に書いてあるように「コスト600億円」の出所は、結局、大阪市役所自身の試算。結局「ソースは橋下」なのだ。実際、維新の会のページにも「住民サービス強化のために使われるお金です。現在は住民サービスを担う組織は市役所に1つしかありませんが、都構想で5つに増えるため、格段に住民サービスが向上します(上のQAを参照)。この初期投資600億円はそのために使われるお金です。」と書いてる。http://oneosaka.jp/tokoso/q-and-a1.html
★「大阪都構想で語られている政策はおもに3つだ。①2重行政をなくす②税金の無駄をなくす③改革が進まない簡単に言うと大阪市と大阪府の機能を統一化することで金銭的にゆとりを生み、議事などのスピードを素早くしようぜっていうこと。」
元増田は「情報の正確性」というが、正しく書けば根拠が無い。「二重行政」がほとんど存在しないことは、大阪市役所の議会答弁で明らかになっている。
藤井聡「都構想による二重行政解消効果は1億です」の正式な根拠http://satoshi-fujii.com/150419-3/
あとは、図書館、大学、体育館、浄水場などが別々なのを「二重」というかどうかの問題だろう。大阪ほど大きい街で図書館が二重行政、とかいうのは理解しがたい主張だが。浄水場は二重行政かもだが、下記の水道料金を見れば分かるように、それで得している(安い水利権を取得している)のは大阪市の方なので、手放すと、恐らく水道料金は高くなる。大阪のかつてのハコモノ行政は府も市も酷いが、これはそれぞれの失政であって二重行政ではないだろう。ところで、橋下氏は府知事時代に、大阪市の失敗の象徴であるワールドトレードセンターを買い取っている。大阪市は心の中で万歳三唱しただろう。
All About「自治体ごとの水道料金を徹底比較!」http://allabout.co.jp/gm/gc/31271/
税金の無駄を無くす(現状は無駄がある)、改革が進まない、というのは大阪市民と今の市長が自分の胸に手を当てれば済む話で、大阪市を解体しても同じ現象が起こるだろう。行政の無駄や停滞を有無のは市民の無関心であって、行政の枠組みではない。白馬の王子様も、水戸黄門様も、スーパーマンも、アベンジャーズも、いないことに気付こう。
「大阪都構想がいいものなのか悪いものなのか判断がつかない、というのが多くの大阪の住民の意見」だという意見があるが、そうは思わない。
地元の住民は案外、都構想の薄っぺらさを肌で感じているし、その理由も知っている。
説明しよう。この有名な動画を見てみるがいい。
総統閣下が都構想の失敗でお怒りのようです
コレを見て笑えるとか面白いとか大阪人が思えるのは、そう思えるだけのリテラシーが大阪人にあるからだ。
利権を嫌うフリをしている維新や独裁者市長自身が利権まみれで、行き当たりばったりで都構想をブチ上げていたことは、案外みんな知っている。だからこの映像を笑える。
元増田。
http://anond.hatelabo.jp/20150515102420
橋下徹大阪市長の「大阪都」構想に基づき、17日に同市の有権者に問われる大阪市の廃止と五つの特別区への分割についてどう考えるか―。長年、地方自治を研究してきた宮本憲一大阪市立大学名誉教授に京都市内の研究室で聞きました。(聞き手・藤原直)
―維新の会が「都」構想と呼ぶ大阪市廃止・分割案についてどうお考えですか。
大阪市は歴史的に形成されてきた日本を代表する大都市であり、24区のコミュニティーを基盤とした自治体です。これを廃止するのは極めて乱暴なことであり、暴挙だと考えています。
私は京都市民ですが、京都の市民に「京都市をなくして、いくつかの区に再編してもよいですか」と尋ねれば、ほとんどの市民は反対します。神戸市でも同じです。現に大阪府の堺市の市民も市の廃止に反対しました。
当初、「都」構想を政令市改革の一案として議論していた専門家の間でも、具体化された現在の未熟な案には、これを一般的に評価するほどの関心すらなくなっています。
具体的には、やはり財政調整に大きな問題がありますね。現在の市のかなりの税源が府に取られる。しかも府から特別区に配る交付金の配分割合の決定権は府にあります。5区の意見が十分に反映されるか疑問があるし、吸い上げられた財源が特別区のために使われる保証もありません。
120もの事務が、住民の声が届きにくい一部事務組合に任される。これだけでもこの構想は間違いだと普通なら判定しますよね。
とくに大阪市をつぶすという橋下氏の個人的な目的が先にあって、なぜ大阪市が廃止されなければいけないのか、大都市を分割していいのかという基本的な問題がまったく議論されていない。それが私は非常におかしいと思っています。
そもそも大都市には集積の利益と言われるメリットがあります。近代社会では経済や医療、高等教育、文化といったものが、一定の人口規模や経済的な諸力がなければ成立しません。ですから、どの国でも大都市が形成され、一国の華をなしています。大都市は全国に発信する文化や経済の核を育てるゆりかごです。その発展は一国にとっても重要な意味をもっています。
他方、大都市には集積によるデメリットもあります。貧困や公害、住宅難や交通渋滞といった都市問題です。この影の部分を直すのが都市政策です。
大都市のメリットを維持しながら、都市問題を都市政策で改善していくのが都市行政の基本です。それなのに、角を矯めて牛を殺すようなことをしてどうするのか。市を解体しても都市問題は解決しません。しかも、いったん壊してしまったら、単に市民にとってだけではなく、一国全体に大きな不利益をもたらすことは間違いないわけです。
大阪市を五つの特別区と府に分けると、市の都市政策に関わってきた優秀な人材も、その蓄積もバラバラになります。辞める人も出てくるでしょう。区行政が落ち着くまで恐らく数十年はかかる。サービスが落ちるのは目に見えています。
◇ ◇
まず、都市政策というものを、もっと市民の福祉を向上させるために行うべきだということ。そのためにも、住民参加の仕組みを充実させなければならないということです。
大都市において住民の声をどう行政に反映させるかという課題は各国共通しています。しかし、そのために大都市を廃止して分割した例はないわけです。
どうしているか。例えばニューヨーク市では、59のコミュニティー委員会に50人ずつの委員が選ばれ、市議会とは別に市政に参加する仕組みをつくっています。ここで議論されたことはかなりの割合で予算にも反映されています。イタリアにも地区住民評議会という制度があります。
日本の政令市でも内部に区自治協議会を設置したところもあるし、行政区を総合区に格上げすることなどができるようになってきたので、各都市で市民自身が地域に合った住民参加の仕組みを考案していけばいいのです。
―橋下氏は1990年代に府と市がそれぞれ建てた高層ビルを「二重行政」と批判し、政令市である大阪市が大きな予算をもち府と似たような仕事をするから無駄が起きると主張しています。
それも間違いです。そのビルが両方とも破綻したのは事実ですが、それは二重行政の失敗ではなくて、それぞれの行政の失敗にすぎません。
市をつぶして、府知事という「一人の指揮官」をつくるという考え方自体がよくないんですよ。やっぱり府があれば、市も市議会もあり、市民がいるんでね。例えばカジノの誘致問題で府知事と市長の意見が違ったって構わないんですよ。
ただ、いまだに少なくない市民が橋下氏の構想に期待を寄せている理由は、何よりもまず中身がよくわかっておらず、大阪が「都」になれば、東京に匹敵する経済力や行財政力になるのではないかという幻想があるからだと思います。しかし、実際には大阪市が無くなるだけで、今回の投票では府の名称すら「都」にはなりません。
第一、大阪がなぜ東京のまねをしなければならないのでしょうか。私は、戦後の大阪府市政、財界の政策の失敗の原因は、東京の後追いをしてきたことにあると思います。民生部門が多い「商業の都」だったのに東京の重化学工業に追いつこうとして造った堺泉北コンビナートが、あまり地域経済に貢献せず、逆に公害を出したこともありました。(茨城県の)筑波(研究学園都市)のまねをして失敗した「けいはんな学研都市」にしても、湾岸部の開発にしても、失敗の連続だった。地域の特徴を踏まえて大阪の持っている力をどう引き出すかということにならなかったからです。そこにきて今度は、戦時中、戦争のためにつくられて今でも安定しない都区制度までまねるという。それで良くなるというのはまったくの幻想です。
◇ ◇
大阪市民はもっと誇りを持たなければいけません。戦前は「都市政策は大阪を見ろ」と言われ、どの街も大阪を模範にしました。東京高商(現在の一橋大学)の教授から助役を経て市長になった関(せき)一(はじめ)市長(在任1923~35年)が目標とした「住み心地よき都市」を今こそ目指すべきです。
関は、御堂筋や地下鉄の建設で有名ですが、本領は社会政策にあります。労働者住宅や保育所をつくり、市民の絶大な協力で大阪商科大学(現在の大阪市立大学)を創設し、文化の殿堂としました。大阪衛生試験所をつくり、日本初の大気汚染観測を始めています。
当時、中川望という府知事や、関の親友だった東京市顧問・岡実が「都市格」を大阪市の目標として提唱しています。岡は、日本には天子(天皇)のいる権力の都(みやこ)はあったけど市民の都市がなかったと。だけど大阪は「都市格」のあるまち、すなわち、市民の自治都市でなければならないと言ったんです。
いまは国際的にも都市の目標というのは環境や文化にあります。大阪には人々に尊敬される都市になってほしい。権力の都にはなってほしくない。
昔から大阪は江戸じゃないんです。大阪は市民がつくった市民の街なんですよ。自由なる市民の都市。そこに大阪の意義があります。「シティ」とはそういうものです。
http://www.jcp.or.jp/akahata/aik15/2015-04-29/2015042903_01_0.html
まさにそれを行っているのが、大阪市が開催した住民説明会である。一度は視聴するべきだろう。
2015-4-26②「大阪都構想」住民説明会@北区ハービスホール - YouTube
https://www.youtube.com/watch?v=gYh3PhFF6kk
都構想を掲げる市長を選択した都市の住民には住民投票に関する正確な情報を知る責任がある。それが民主主義だ。
まさにそれを行っているのが、大阪市が開催した住民説明会である。一度は視聴するべきだろう。
2015-4-26②「大阪都構想」住民説明会@北区ハービスホール - YouTube
https://www.youtube.com/watch?v=gYh3PhFF6kk
都構想を掲げる市長を選択した都市の住民には住民投票に関する正確な情報を知る責任がある。それが民主主義だ。
http://anond.hatelabo.jp/20150515014847
どちらに転んでも、多分、僕ら大阪市民は
1年後に実感する何かを得ることはないのだろうと思います。
ずっと悩んでいましたが
それでも僕は都構想に賛成することにしました。
大阪市は大きくなり過ぎた。
都構想は大阪市の力をぶん取り
大阪府にその力を吸い上げる。
大阪市民としては納得いかない。
僕らの税金どこいくのって話。
でも、子育てのため北摂(大阪市以外)へ引っ越したい僕としては
大阪府が強くなることの方が魅力を感じる。
広域を発展させることに繋がるんじゃないのかな。
大阪市をなくすっていうのは
「わからんけど(わからんから)否決」が過半数を超えると思います。
「都構想?おもろそうやないかい!」ってノリのいい人は
大阪ではそんなに多くないんじゃないかな。
なので、都構想反対派の方に
住民投票(否決)後のお願い。
阪急電車なんですが、おしい。
すべて新大阪に近いのに、
新大阪には繋がっていないのが、おしい。
阪急乗り入れは、
大昔にあった計画なのですが
なんとか復活して形にしてもらいたいなぁと。
木野下ですね。
共産党なのはあれですが、建設反対に賛同してる議員は軒並みこの件に触れていないので、
教育委員会という物の存在が、行政から切り離され、中立的な立場にあるもののはずなのですが。
でも、そうなってしまってるからどうしようもない。というのは違うと思いますが。
子どものために公正無私の気持ちで取り組んでるつもりでいるだろお前?
増田に取り上げた意見は、多くの参加者からのものを抜粋しただけで、
私の意見ではないですね。最初にも述べましたが、私は小学校建設に賛成の立場ではありません。
どうにも辻褄の会わない今回の経緯と決定に疑問を感じているだけです。
別に小学校がどうこうじゃなくても、今後もこのような事が起こりうる可能性は多いにありますし
っつか政治から切り離された教育ってどんな形のものをソーゾーしてんだお前?
まあお前が実際言いたいことは、
根本的な思い違いはしていないと思いますが、行政は子供の利益だけを考えるわけではないですよね。
住民全体の福祉や市そのものの利であったり、全般的な視点で捉えて動くものだと思います。
一方、教育委員会は、教育と子供の視点で物事を考えるべきです。
前回、兵庫県芦屋市における小学校建設の問題についての増田を書きました
http://anond.hatelabo.jp/20150401074440
これの続報です。
以前は、小学校の是非について問うものとなっていましたが、事態は変わりました。
まず、私の意見を先に述べておきますと、最終的な市の決定には従うより他ありませんので
今回小学校が建設中止となってしまったことに関しては、納得しています。
ですので、小学校建設が必要か、そうでないかは今回の議論の対象ではありません。
しかし、「教育」が「政治」のための道具として扱われていることが明白となり
その点に関して怒りを隠せません。
別に今に始まったようなことではないでしょうし、色々な所で往々にして行われている
ことではあるのでしょうが、黙って泣き寝入りするわけにもいきません。
以下、経緯を記載します。
http://www.city.ashiya.lg.jp/kanri/documents/ikenkoukankaihaifusiryou.pdf
これまでの経過、に記載があります。
平成8年1月 兵庫県企業庁が『南芦屋浜地区土地利用基本計画』を策定
・合計 約 27,000 ㎡を確保することについて記載
平成10年~ 10 年~陽光町,15 年~海洋町,16 年~南浜町,18 年~涼風町入居開始
平成20年 潮見地区と南芦屋浜地区の児童数がほぼ同数となる。(各約 240 人)
平成23年4月 南芦屋浜地区の児童数(316 人)が12学級規模に達する。
平成26年4月 建設公営企業常任委員会所管事務調査において,南芦屋浜地区の教育施
平成26年8月
~11月
『南芦屋浜地区教育施設用地幼稚園・小学校建設検討委員会』を設置
(8回開催)
件の小学校建設予定地は、兵庫県企業庁の所有になっており、開発時点で
芦屋市は、企業庁からはいつ学校を作るのか、という問いに対して、それに見合う児童数が
確保できたら、と回答を出しています。
上の経過のように、おそらくは企業庁から、当初言っていた児童数にとっくに達しているのに
去年の8月に急遽、学校設立委員会を芦屋市が立ち上げています。
市の教育委員会で議論が交わされ、学校を新設する方向で市長へ依頼報告が上がってきたようです。
そして、去年の12月の定例議会において、市長が学校建設を行う方針を発表します。
非常に急転直下な話です。
山中芦屋市長は元々、小学校建設を願っていたそうなので、渡りに船ではあったのでしょう。
その後、今年の2月に「地域住民意見交換会」という名の説明会が催されます。
http://www.city.ashiya.lg.jp/kanri/ikenkoukankai2.html
これには私も参加し、その際の発言も記載されていますが、ここでは市は学校建設は行う、と明言しています。
この時点では、いくつかの反対意見もあることが議事録から伺えます。
しかし、反対意見があろうが、市としては「建設する意思」は覆らないという回答がされています。
そして、今年の3月26日に芦屋市議会議員の3分2を占める、14人の議員による「嘆願書」が市長に対して提出されます。
それにより、翌日の3月27日に、山中市長は急遽、小学校建設の白紙撤回を表明します。
(なんとその同日に、前回もURLを貼り付けましたが消えてしまったようで
ビラが各地にまかれています。
http://i.imgur.com/xY8EpUk.jpg
これは嘆願書を提出して建設を辞めさせた議員が、建設を辞めさせた議員たちと、それに賛同しなかった議員という形で
名前を連ねて、地域にばらまいたものです。明らかに選挙を意識した動きであるのは明白です。
しかし、市長が翌日にすぐに白紙撤回するのがわかっていたかのような根回しのよさですね。
ビラはこの議員だけではなく、他の議員からも色々なものがまかれたそうです)
そして、昨日、4月6日に、今回の件に関する説明会が開催されました。
これが今までの経緯です。
そこに参加をしてきて、ボイスレコーダーで議事を録音してきましたので、必要であればYoutubeにでもアップすることは可能です。
ですが、おそらく市から今回の説明会の議事録が提出されるであろうのでそれまでは保留としておきます。
さて、同日に都合2回開催された説明会ですが、内容としては最初に市長から2分程度の謝罪の言葉があり
後は市民の皆様からの意見を頂戴します、と。ただ市民の愚痴を聞いて発散させて、事なきを得ようという
目論見丸出しの会でした。
この会で、多くの疑問が新たに湧く結果となったのです。
まず、山中市長が小学校建設を白紙撤回させた理由について言及した所
・市議会の3分の2を越える議員からの嘆願書が提出されたことを非常に重く捉えている
との回答でした。
我々が選出した市長と議員の総意が民意であることは理解のうちなのですが、
非公式な場での嘆願書により行われ、議論もすることなく議決を得ることもなく
「決定」に至ったことです。
しかもなぜこの時期に、選挙を目前にしたこのタイミングにそれが行われたのでしょうか。
これは、昨日の説明会に参加をした木野下議員もブログにて言及をしておられます。
http://blogs.yahoo.co.jp/urukino07/68394659.html
今回の14名の議員による白紙撤回を求める申し入れ書について、「議決に準じる。印鑑を押してあり、大変重い」と述べたことです。
じゃあこれから、議案を出す前に、この申し入れ方式をとれば、議会なんか開かなくても済むケースが山ほど出てくるのではないでしょうか?
予め、議員には議案を示し、賛成派・反対派がそれぞれ署名捺印合戦をして、多数を占めたほうが、「申し入れを作り、そこに署名捺印をする」。市長は、その申し入れ書を見て、反対が過半数を占めていたら、議会での論議をする前に撤回してしまう。
ある市民の方が、「議会で論議をしてほしかった」と発言されていましたが、まさに今回は、議会での議論をすることなく、市民的な大きな課題が市長の独断で決められ、議員14名の申し入れ書という形をとって白紙にされたということです。
それともう一つ。
山中市長はしきりに「行政は議会の決定に従うしか無い」と訴えていたのですが、
木野下議員の言うように、今後もそうやって嘆願していけば、決定されてしまうのであれば
Youtubeにもアップしている方がおられるようでした。
https://www.youtube.com/watch?v=aKCjcM63AUA
また、次の疑問はこのようなものです。
教育委員会は浜風幼稚園廃園決定の際、単学級が複数年にわたることを理由にしていました。南芦屋浜においても、小学校を新設しても10年後には単学級になる見込みであり、また、既存小学校の学級数、児童数減少を招くことも明白です。市長は、統廃合はしないと言われるが、教育委員会のこれまでの単学級に対する考え方からすると現実的に統廃合検討の対象となります。
以上のとおり、巨額の建設費を投じた上、毎年多額の維持費をかけることとなる小学校は、建設後10年でその必要性を問われることが明確であり、その必要とする理由にも説得力が感じられません。南芦屋浜地区の住民からも反対の声が大きい小学校建設で、これまで市長が3期12年の間、道筋をつけてこられた行財政運営に対する市民からの信頼を損なうことのないよう、英断をもって、計画の白紙撤回をされることを強く申し入れます。
これは大きく分けると
という2点に集約されることになります。
1つ目の単学級化に関しては確かに問題です。
これから単学級になる学校を新たに敷設するのかという点には非常に納得はできます。
しかし、単学級化はここだけの問題ではありませんし、今日本全国で起きている問題です。
長い時間をかけて取り組んでいかないといけない課題でありますし、教育の観点で考えなければ
それに単学級を防ぐために、学校を市に1つにして家の近い児童も、遠い児童も全員に通わせるような
ことは現実的に難しいでしょう。児童の通学にどれだけの影響が及ぶかという点が置き去りにされています。
これは上でもビラを巻いている議員がいると伝えたように、口をそろえて「70億円」の無駄な公共事業
と言っています。
これは30億円の土地費用と、40億円の学校建設費用と言われています。
しかし、実際には兵庫県の他市の事例でも明らかなように、学校用地の土地を使うことは
兵庫県の企業庁のプランでありますので、定価である30億円で用地を売るということは考えにくいのです。
これは過去に山中市長も明言されており、実際には4億や5億くらいで土地を取得できると算段されていました。
学校建設費用の40億円もどんだけ豪華な学校を建てる見積なのかはわかりませんが、
単学級を見込んで小規模な小学校を立ち上げるのであれば、いくらでも縮小化が可能です。
しかしこれらの事実を無視して、反対派の議員は「70億円かかる」と言い切り、当該地域ではない
市民にそれを伝え反対票を集めているのです。
では今からでも、見積をやり直して学校を建設するかどうかの議論を再開できるのではないか、
との問いには「それはできない」の1点ばり。
これはもうなにかの力が働いているとしか思えません。
山中市長は、3月の時点で14名の議員から嘆願書が出ているので、
しかし、議員達は70億円かかると言い続けているわけですし、実際には
それだけの費用はかからないと知っても、本当に議会の決定は変わらないのでしょうか。
その点を重点的に多くの方が意見をしたのですが、山中市長は「無理」としか言わない。
このような決定には納得ができませんし、なにより市議と行政への不信しか残りません。
そして、この事実は多くの芦屋市民が「知らない」まま、4月26日に統一地方選挙が行われます。
3月に、対立候補として出てきた人がいるのですが、その人は政策に「小学校建設反対」を表明していました。
おそらくは、この市長選で山中市長が「小学校建設推進派」だと、この対立候補との戦いになるので
https://www.kobe-np.co.jp/news/shakai/201503/0007830055.shtml
70億円かからないのにです。
行政と市議が正常に作動していない状況で、市民が振り回されています。
特に昨日参加をした住民の多くの人は「兵庫県」と「芦屋市」と「不動産屋」がそれぞれ口をそろえて
「学校を作る」と明言したため、家を購入した、移り住んできたという人だったようです。
それは詐欺行為にも等しいのではないかと。
そして、参加した私の感想ですと、山中市長はとにかく「謝らされている」感じがしました。
トカゲの尻尾きりで責任だけ取らされているような感触を受けました。
一方、それ以外の議員は、一体何が起こっているのか、どうなっているのかと
闇を感じますね。
自分のブログに書こうとも思いましたが、宣伝目的だろうと罵られるだろうので、増田に書きます。
これを特定地域の人に拡散したいし働きかけたいのですが、どうすればいいのかわかりません。
一人でも多くの人の目についてほしい。とにかくネットに流すしか。
http://www.kobe-np.co.jp/news/hanshin/201412/0007573135.shtml
兵庫県芦屋市の新規開発地区に小学校を建設する方針であると報じられました。
ここはかねてから、小学校建設予定とはされてきていたものの、子供人数の上昇の推移などを
そして、今まさに子供の数もピークを迎えるし、若い世代の人たちを市に誘致しようという
ところが先週になりこのようなニュースが。
http://www.kobe-np.co.jp/news/shakai/201503/0007862043.shtml
過半数以上の議員が名前を連ね、市長に直訴をして、白紙撤回させたというのです。
そして、この議員達を束ねている畑中議員は、こんなビラを号外といって配りました。
↑すみません、Facebookをしてないとみれないかもしれません。
それを前にして、「小学校建設の無駄な公共事業を中止した正義の議員は我々です、反対したクズ議員はこの人達です」
と言わんばかりのビラです。
そしてこのビラは、小学校が建設される予定だった地域にはいっさいくばられておらず、
それ以外の地域に大量に配られました。
やり方が汚いと思いますが、それは別に良いとしてもこの畑中という議員。
http://4.pro.tok2.com/~mat/kawaraban/m0106.html#30
内容としては、古くなった「小学校の改修増築工事」の際に、発注業者から100万円の賄賂を受け取っていたのです。
一方、畑中としひこ市議の仲介で富田被告らから便宜供与を受けた業者は、
その後、事実は認めながら議員は辞職せず、今もずっと議員を続けているという人です。
その人が、「小学校建設には利権が絡んでいるから辞めさせないといけない!」と声高々に叫んで
建設を辞めさせました。
この過去の小学校増改築にかかる費用は30億円かかったと報告されています。
今回の小学校新設費用予算は70億円、そのうち30億円は土地取得費用。
その過去の金額も当然知っていながら、畑中議員は「小学校新設にそれだけ税金を投じるのは税金の無駄」と訴えています。
その畑中議員がHPに掲げている、最優先事項は、「その他の古くなった小学校の増改築」なのです。
それに、先ほどの号外に載っていた、建設賛成派の木野下議員のブログを読んでみると
http://blogs.yahoo.co.jp/urukino07/68372002.html
木野下議員も、基本的には建設には反対派であるのに、なぜ、号外には「賛同しなかった議員」として
肩を並べられているのか。
http://cat.cscblog.jp/content/0000235533.html
と、まあ建設反対派の議員さん達が「正義」を自称していますが、
正義でないことは明らかなのですね。
何か、最近はこれとは色が違うと思いますが、保育園が地域住民の反対で開園できなかったり
これで、子供を切り捨て、高齢を守っていくのがあるべき姿なのでしょうか。
しばらくはそれでやっていけるかもしれませんが、いつか終わりが来ます。
また、そうした時流はなおさらに少子を加速化させていくだけなのではないかと思います。
皆さんのご意見をちょうだいできれば幸いです。
えっ?
エアコン設置の賛否だけを問おうとすることが衆愚なのであり、予算全体を問うなら可能な限り直接民主制をとるべき。実際はそこまで手間かけられないから代表者に委託している。
どっかにまとめられていた千葉市長のtwitterでの発言も参考に。
千葉市の小中学校でクーラー設置の是非と問うと設置すべきが多かったが、クーラーの設置・維持費用の予算で他にできることを提示し、改めて質問してみると、設置すべきという意見が大幅に減った、という話。
所沢市で、2月、エアコンを学校に設置すべきかを問う住民投票が行われて話題になった。しかし、「住民投票」を行ったこと自体がアホではないかと思った。なぜ、住民投票が必要なのだ?日本は議会制民主主義の国なのだよ。
ギリシア時代の昔から、人類は、直接民主制を何度も試みてきた。しかし、その結果は無残だった。直接民主制は必ず「衆愚政治」をもたらすのだ。「住民投票」などどいう直接民主制の極みを行ってもろくな結果がもたらされないというのは歴史が示している。
たとえば、戦後の日本で、住民投票が何か社会の利益になったことありますか?ないでしょう?
市議会議員も市長も、あなたがた「市民」と違って政治のプロなのです。市の財政状況に精通し、様々な要因を慎重に分析して政治を行っているのです。我々が政治を任せるべきは、世間の雰囲気に流されやすい市民の意見ではなく、政治のプロであるべき。これが議会制民主主義の根幹である。議員や市長のやることが気に入らなければ選挙で落選させれば良い。
つくば市議会議員 五頭やすまさ氏のブログに鋭い指摘がある http://gotouyasumasa.webibaraki.net/?p=1912
例えば所沢市と同じような「エアコン設置の賛否」をつくば市でやったとしたら、どうなるか??私の予想では、たぶん、「設置賛成」が勝利すると思う。しかし、だからといって、現実的に、全部エアコンを設置することに、予算配分をおいてしまったら、つくば市の財政バランスの均衡は崩れてしまう。・・・住民投票は、一時の特化した懸案事項を決するもので、極めて大衆世論を扇動する。それを表現したからといって、冷静な判断が結果としてでるものではない。
・・・間接的な民主主義。そう、選挙で選ばれた議員が、議会という場で議論を戦わせることによって、しっかりとしたその問題が磨かれて収斂されて、結果として、公共の利益が生み出されることになるわけだ。この辺を間違えてはならないと思う。
市原市長が、総合運動公園を、いちはら病院の隣に作ろうがどこに作ろうが、勝手です。
市長がやりたいようにやるべきです。やりたいことをやる人を選ぶために私たちは選挙をやっているのです。
#下記の匿名日記を大幅に書き直して、はてなブログに次の記事を書きました(2015/07/29)
よろしくおねがいします。
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誰も行かないようなアクセスの悪いところに、300億円かけて競技場を作って、将来の世代に大量の借金を残すのはどうなんだろう。
そもそも、つくば市総合運動公園の予定地が、市長が経営する「いちはら病院」の隣の土地、という時点で普通の感覚ならアウトだと思うんだけど。
http://anond.hatelabo.jp/20150303142118
とりあえず(1)-(4)だけ回答
以上、http://www.tsukuba.link/archives/33.html より
(2) 「2019 年の茨城国体、ラグビーワールドカップ、2020 年の東京オリンピックの開催」にうってつけ。
以上、http://www.tsukuba.link/archives/31.html より
(4)つくばエクスプレスで東京に直結したつくば市。成長も著しい。財政状況も良いし、今後は税収もさらに増える。予算的にも無理のない計画(基本構想)。維持管理費も、今のつくば市の予算規模を考えれば問題ない。
以上、http://www.tsukuba.link/archives/41.html より
以上 http://www.tsukuba.link/archives/39.html より
その他、参考「つくば市総合運動公園の維持管理費は重すぎる!」→ http://sciencecity.tsukuba.ch/e267007.html
(5)-(7)への回答は面倒なので省略。
頑張れ、たつお!
僕は即答できずに、考えさえてください、と言った。
皆、口では東日本大震災のことを忘れない、とかなんとか言っている。僕もそうあるべきだと思っている。
結局、首都に住み、東北に縁もゆかりもない僕にとって、結局東日本大震災は遠い話なのだ。当事者ではない。痛みを想像することができてもそれは単に想像に過ぎなくて、小説を読んで涙を流すのと何も変わらない。そうではない、そうあってはならないと思っていたのに。いざ、自分が汗を流せと言われれば、この始末だ。
何を恐れているのか。何を躊躇しているのか。何を、したくないのか。寂しがる家族がいるわけでもない。悲しむ彼女がいるわけでもない。何のしがらみもないというのに。
なぜ僕は行きます、と言えなかったのか。