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2018-12-27

[]野口茂平

1853年黒船来航の年)、富山県の生まれ

大阪に出たあと「立志堂」という薬屋を立ち上げて一財産を築いた。

1888年明治21年)には、海水浴釣りなどが楽しめる温泉リゾート天保山遊園」をオープンし、

配当付きの会員権を売り出してさらに大儲けをした。

茂平はその資産を生かして大阪市会議員となったが、

天保山遊園は物珍しさがなくなると閑散として、わずか九年で閉鎖されてしまった。

さらに、茂平が結核に効くとして売り出した「肺労散」が偽薬であると、宮武外骨から糾弾されてしまう。

外骨は、自身新聞上で二年間にわたって茂平への批判を展開し、

詐欺師」「野蜘蛛」と称して、彼を晒し首にした絵を掲載し、

「肺労散」が売られた患者を突き止めてその効果検証までした。

この問題裁判沙汰にまでなって茂平が勝訴したものの、

後に、花見の席で外骨に面会した茂平は謝罪し、「肺労散」の販売を停止したため、

外骨も「自分もやりすぎた」と言って許したという。

茂平から見て曾孫にあたるのが衣装デザイナーのワダ・エミである

2015-05-17

橋下徹という政治家大阪都構想

勝てたのに、そうしなかった

投票日当日の未明現在ギリギリで否決され、廃案になる情勢らしい。

投票日直前に橋下市長が妙手を放って、先日の地方選や前々回の市長選のように一気にひっくり返すと予想していた。しかし違った。

妙手という程でもないかもしれないが、手としては3つほど思いつく。

1.大阪市会議員報酬額に言及する手。大阪市会議員は昨年末自分達の給料10%上げていて、都構想成立すれば30%減額される。そもそも高給取りが保身のため反対していると言われれば市民として嫌悪感情が湧くし、維新議員はそれでも賛成していると聞けば応援したくなる。

2.安倍首相の力を借りる手。この土日に関西に来たのは盛り上がっている大阪の様子を見たかったのもあるだろうが、援護射撃できるよと橋下市長へのメッセージだったかもしれない。もちろん大きな貸しを作る目的で。

3.否決の場合引退すると宣言する手。テレビ番組で仮に否決されたらと聞かれ、そうなれば自分政治家として能力不足なので辞めるべきとしつつも、投票橋下徹への信任でなく都構想への賛否で決めるべきだとして明言しなかった。

下市長ならこれら123より効果的な手もあったかもしれないが、待てども一向に、KOパンチの出る気配はない。

そればかりか、ぶら下がり会見では、都構想法案が否決されたら市民大勢は反対派支持なのだから、今後は自民党など野党意見に沿うように市政を進めるとまで言ったり、

テレビ番組共産党議員が言った、渡ろうとしている橋に危険があると疑って警告するのが野党議員仕事という意見に、確かにそうですねと同調してみせた。

なぜなのか

もちろん反対派のデマ理屈に合わない主張は否定しようとするものの、いつもの喧嘩上手なやり口、政治闘争手法が結局投票日に至るまで見られなかった。これは、何故なのか?

答えは単純なことだ。今回は橋下徹にとって特別投票なのだ。おそらく政治生命どころか一生を賭けてやっているのだろう。

何度も何度も途切れそうになりながらも奇跡的に繋がってきた一本の道が、ようやく何かの入り口のドアに繋がった。このドアを開けるのが自分に課せられた使命と感じていて不思議はない。

から今回ばかりは政治闘争を極力抑え、説明を尽くした上で大阪市民に委ね、その決定に従うと決めているのだろう。

多少悪い言い方をすれば、これだけ何年も心身を削って理解されないなら、さすがにもう大阪は無理だ、どうにも出来ない仕方がないという気持ちかもしれない。

だが反対派は

反対票を増やすためなら無知市民を少し騙すくらいまではやむを得ないといったところか。それにしても言説は滑稽なものばかりだ。

特別区になると市民税国民健康保険が上がる、2200億円を府に取られる、防災機能が下がる、これら反対派の主張は明らかな嘘で、おそらく言っている本人も分かっている。

地方税法律で決まっているし国民健康保険はいま上がっている。2200億円は府に移管する業務分の費用現在も同じ目的で消費されているもの防災機能予算と比例するので府と合算した方が高度なものに出来る。

また都構想が実現すれば住民サービスが低下すると騒ぎ立てているが全く逆だ。もし市民サービスを低下させそうな話をすれば、都構想下の区長現在市長よりずっと簡単に交代させられる。

反対派はどうしてこんな稚拙な主張しかできないか、これも非常に簡単で、これまで全く検討してこなかったからだ。

維新第一党とはい過半数に届かず、野党は全党が反対なのだから公明党が裏切るまでは廃案確実、検討する意味などなかった。

いざ住民投票となるまで維新以外の議員提案をろくに理解していなかったし、おかしな主張をして突っ込まれるわけにもいかなかったので、大阪市が無くなると感情に訴えるか、市民サービスが低下するぞといつもの脅しを繰り返すかしか出来なかった。

加えて、そもそも自分たち二重行政を日々感じながら手続き会議をこなしているのだから、その解消案に本心から反対できるわけもない。

変化に対する不安を口にするだけなんて市民のやることで、協議して不安を取り除くのが議員仕事のはずだが、経緯によって出来なかった。そう考えると反対派議員言動理解はできる。肯定はできないが。

大阪都構想は良い案か

案の段階で大きな問題はない。しかしやってみなければ分からないことはたくさんある。

東京を手本にしているとはいえ全く新しい制度で、別の土地で条件も異なり、完全にうまく行く保証はない。

それでも良い案なのは間違いない。なぜか。現在大阪府大阪市という制度があまりにも悪いから。

あえて言えば大阪都構想普通である。まともに考えればそうなるべき姿であって、現状がそうでないことが異常で、非効率きわまりない。

そんな致命的な問題のある組織を、許容できるだけの経済的な余裕が大阪にはとっくに無く、

数年で破綻することは自明であって、今すぐに効く経済特効薬が無いなら、今すぐに制度を転換するしか生き残る方法が無い。

大阪都構想が騒ぎになり、下降一方だった他府県からの注目度も強まっている。

成立すればさらに注目され、一種の都構想特需が発生するだろう。これを契機に企業や人が活気づきビジネスマン観光客が増えるといった効果は、2年後を待たず明日から見られるのではないか

首長としての実績はどうか

橋下徹府知事市長職務歴代の顔ぶれよりうまくこなし成果を上げた。反対派の議員でも橋下徹首長としての手腕は評価している。

大阪府借金の話などは仕組みが複雑で理解しづらく非難もされたが、任期中に債務を減らし会計適正化した。

よくコストカット非難されるが、例えば文楽現在は盛況になり締め付けは結果的文化継承に役立っている。

カットして生まれた財源は財務改善だけでなく教育医療を中心に手厚く配分され、まずいと騒がれた給食も既に改善がはじまっている。

伊丹関空統合して関空の利用料を下げたことで外国人観光客は数倍に膨れ上がった。専用のターミナルを設置してLCC大阪一人勝ちの状況。

地下鉄の料金を下げ、可動柵を設置し、トイレを綺麗に作り直した。今までどうしても出来なかった高速道路がやっと建設に向け進み始めた。

まり簡単にまとめると、非常に有能だった。問題もあったが、良い面の方がずっと多い。

橋下徹という政治家

橋下徹性格に少々難点があるが、稀に見る有能な政治家だった。

だが人々の印象よりずっと、純粋バカ正直な政治家でもあったらしい。

橋下徹はたったいま、大阪都構想を可決させようとしていない。案を作り、説明して、あとは大阪市民に委ねた。

問題だらけの大阪を真っ当な姿に是正しようといくら信念を持って活動をしても、有権者の反対票が多ければそれまで。

一生を賭けた大仕事が実らず、残念なことにバッドエンドではあったが、それが橋下徹の考える政治家だったのではないか

このまま大阪の舵取りを続けて貰えたら、数十年前の日本のように、あるいはアメリカのように、首都は東、経済の中心は西という国になったかもしれない。

世界に誇れる統合リゾートと、世界一ハブ空港と、交通網が快適に整備され、市民サービスは充実しているのに負担は低い。

大阪にもディズニーランドができたり、中小企業が成長スピードを競い合ったりといった夢のような話も、なかには実現するものもあったかもしれない。

だがその可能性も今日で無くなった。

今日大阪橋下徹を失う。

 
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