2015-03-15

住民投票直接民主制」の空しさ・・所沢市の小中学校エアコン設置

所沢市で、2月エアコン学校に設置すべきかを問う住民投票が行われて話題になった。しかし、「住民投票」を行ったこと自体がアホではないかと思った。なぜ、住民投票必要なのだ日本議会制民主主義の国なのだよ。

ギリシア時代の昔から人類は、直接民主制を何度も試みてきた。しかし、その結果は無残だった。直接民主制は必ず「衆愚政治」をもたらすのだ。「住民投票」などどいう直接民主制の極みを行ってもろくな結果がもたらされないというのは歴史が示している。

たとえば、戦後日本で、住民投票が何か社会利益になったことありますか?ないでしょう?

市議会議員市長も、あなたがた「市民」と違って政治プロなのです。市の財政状況に精通し、様々な要因を慎重に分析して政治を行っているのです。我々が政治を任せるべきは、世間雰囲気に流されやす市民意見ではなく、政治プロであるべき。これが議会制民主主義の根幹である議員市長のやることが気に入らなければ選挙落選させれば良い。

つくば市議会議員 五頭やすまさ氏のブログに鋭い指摘がある http://gotouyasumasa.webibaraki.net/?p=1912

例えば所沢市と同じような「エアコン設置の賛否」をつくば市でやったとしたら、どうなるか??私の予想では、たぶん、「設置賛成」が勝利すると思う。しかし、だからといって、現実的に、全部エアコンを設置することに、予算配分をおいてしまったら、つくば市財政バランスの均衡は崩れてしまう。・・・住民投票は、一時の特化した懸案事項を決するもので、極めて大衆世論扇動する。それを表現たからといって、冷静な判断が結果としてでるものではない。

扇動されやす素人政治をゆだねるのは非常に危険だ。

・・・間接的な民主主義。そう、選挙で選ばれた議員が、議会という場で議論を戦わせることによって、しっかりとしたその問題が磨かれて収斂されて、結果として、公共利益が生み出されることになるわけだ。この辺を間違えてはならないと思う。

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