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はてなキーワード: 語源とは

2022-11-09

人間万事塞翁が馬」は「にんげんばんじ」と読むか「じんかんばんじ」と読むか問題

人間万事塞翁が馬」は、普通だと「にんげんばんじさいおうがうま」と読むが、それは間違いであり、本来は「じんかんばんじ」と読むべきである、という人々が存在する。「人間万事塞翁が馬」における「人間」とは、「人」を表す「人間(にんげん)」ではなく、人と人の間、つまり「世の中」を意味する「人間(じんかん)」を意味しているからだ、という主張である

この「塞翁が馬(塞翁失馬)」の故事は『淮南子』を出典とする。ただし字句としては「人間万事」も「塞翁」も『淮南子』には出てこない。ではどこからきたのかというと、中国の禅僧・晦機元煕の詩の「人間萬事塞翁馬 推枕軒中听雨眠」という一節からである。あるいは中国本土では王士端の「人間万事塞翁馬 只生歓喜不生愁」のほうが有名らしいが。いずれにせよこれらの「人間」は確実に「世の中」という意味で使われている。なぜなら中国語の「人間」に「人」という意味はないかである

ではやっぱり「人間万事」は「じんかんばんじ」と読むべきなのか、というとそういうわけでもない。そもそも、「世の中」という意味の「人間」は「じんかん」と読むべし、というルールがないかである

人間」の語源は「人の世界」「世の中」という意味仏教用語人間である。これは漢音で読めば「じんかん」となるが、仏教用語呉音で読むことが多いので「にんげん」という読みで広まった。実際、いまでも辞書で「人間(にんげん)」を引けば、「人の住む界域。人間界。人界。人間道。」という説明が載っている。

しかし、やがて「にんげん」は「人」そのものを指すように変化していったが、あまり使われていなかった「じんかん」は「世の中」を指す意味のまま残った。そういう流れなので、「にんげん」は人を、「じんかん」は世の中を指す、というような使い分けがあるわけではなく、「世の中」を表すのに「にんげん」と読んでもいいのであるが、それだと「人」という意味と紛らわしいので、敢えて「じんかん」と読むことが多い、という程度の話なのである

よって「にんげんばんじ」は間違いではない。もちろん「じんかんばんじ」が間違いというわけでもないが、多数派の読み方をわざわざ否定してイキる必要はないと思う。

2022-11-07

虹(ニジ)と、ヘビと、ウナギの話

 この文を書いている今日、所用で外出した先で雨に遭い、それが止むのを夕方まで待ち、さて自転車で自宅に帰ろうとした道すがら、空に虹(にじ)を見た。

 今日の外出先から自宅へと向かおうとすると、ちょうど西から東へ進行する形になる。東の空へと流れ去る黒い雨雲を背景に、色の濃く鮮やかなもの、色が淡いもの、二本の虹が綺麗な弧を描いていた。

 その時、私が通行していた自転車道兼遊歩道には、他に散歩ランニングをしている人たちもいたのだが、彼らも私と同じように、虹に見とれたり、スマホ画像を撮ったりしていた。中には「二本の虹なんか初めて見た!」と驚いている人たちも少なからず見られた。虹が二本出ることを知らない人もいるのかと、むしろそれに私は驚いたのだが、のんびりと空を見上げる余裕を持つことがあまり許されない現代人には、仕方が無いことなのかもしれない。綺麗な虹を見たという新鮮な感動が機会となって、彼らが空の気象天体に関心を持ってくれたら嬉しい。

 ところで、二本の虹が出ることを知らないということは、おそらく彼らは二本の虹の名前も知らないのであろう。しかし、虹が二本出ることを知っている人でも、案外その名まで知っている方は少数派ではなかろうか。こんなことを言うと「虹は虹でしょ?区別とかあるの?」と思われるかもしれないが、漢字による呼称区別がある。

 漢字の原型は、殷代の甲骨文字に見ることができるが、その中には既に、虹を表した象形文字を見出すことができる。それは、弓形の弧を描く二本線で描かれており、弧線の両端には口を開いて下を向く頭を持ち、しかも角らしき突起まで見られる。

 甲骨文字占いに関する記録を遺したものであることから卜辞(ボクジ)とも呼ばれ、古くから中国人自身による研究が行われていた。その一つに郭沫若(かく・まつじゃく)の著した『卜辞通纂考釈』があるが、この中で「一つ出た虹を『虹(コウ)』、二つ出た虹を『霓(ゲイ)』と称したものであろう」という説が述べられている。ただし、現在漢和辞典を引けば、『虹(コウ)』が雄で『霓(ゲイ)』が雌とも記されていて、郭沫若の説とはやや異なる。二本の虹の濃い方を『虹』、淡い方を『霓』として雌雄ペアと見るのが後代の見方である。いずれにしても、卜占の亀甲や肩甲骨に刻まれるような神秘的・神話存在として、虹・霓は古代中国人の心を捉えていた。

 残念ながら、私のデバイス文字変換では『霓』の文字しか出てこないのだが、本来は『虫』偏に『兒』旁で、ちゃんと『虹』とペアになるのに相応しい形をした文字である。それが現在、雨冠の字形が主流となっているのは、科学的な物の見方をするようになった近・現代人が、この漢字には神話的・呪術的な役割ではなく、気象用語という科学的な役割を担わせるようになったことの反映であろう。

 虫偏の字であることからも判るとおり『虹(コウ)・霓(ゲイ)』のことを、昔の人々は、広い意味での『蟲(むし)』の類いと考え、すなわち「ヘビ」の一つと見做していた。これは日本でも同じことで、マムシやフクムシなど「ムシ」呼び名がヘビには用いられている。『フクムシ(福虫)』というのは、これは穀倉を荒らすネズミなどの害獣を捕食してくれる益獣だからである。『マムシ(真虫)』の真(ま)は、オオカミに冠した神名大口真神(おほくちのまかみ)』における真(ま)と同じく、強く猛々しい神の名を軽々しく直接的に呼ばないようにするための、一種忌み名としての尊敬接頭語であろう。

 『虹(コウ)・霓(ゲイ)』は、両端に頭を持つ怪蛇であるから「それではヘビじゃなくて、むしろ龍とかの仲間ではないか」と言われるであろう。しかし、昔の人々にとっては、家屋の周辺や田畑などで身近に見かける普通のヘビですら、神秘的な存在だったのである。昔の人々にとって、龍(りゅう)/蛟(みずち)etc.普通のヘビとの間の境界は、我々現代人が考えるよりも遥かに曖昧であったと言ってもいい。足を持たない、もしくは四脚が有っても小さくて目立たない、細長いクネクネとした身体動物のことを、一纏めの仲間として昔の人々は捉えていたと考えられる。このことを少し頭の片隅に置いてから、以下を読み進めてもらいたい。

 「それにしても、虹がヘビだなんて、昔の中国の人たちは面白いことを考えていたものだなあ」と思われるかもしれない。しかし、実は「虹(にじ)=天の蛇」という考え方は、近代化する以前の社会では、地球レベルで広く見られた/見られるものである。そして、それは日本例外ではない。そもそも日本語の名称『ニジ』そのものが『ヘビ』を意味していたとも考えられている。

 日本における「『天の蛇』としての虹」の話に関しては、ロシア人言語学者ニコライ・ネフスキーによる有名な研究をはじめとして、多数の調査研究が為されている。それらから、思いつくままに事例を紹介していこう。

 例えば、琉球諸島宮古島では虹を『ティンパウ』と呼んでいたが、『ティン』は「天」、『パウ』は「ハブ」のことである。『ハブ』は『ヘビ/ヘミ』系統の語である大蛇を表す『ウワバミ』の語に含まれる『バミ』もまた『ヘビ/ヘミ』の転訛であると考えられる。『ウワ(上)』はマ(真)カミの真と同じく、忌み名としての尊敬接頭語であろう。

 宮古島の北にある池間島には、若返りの水についての昔話が伝えられている。欠けて新月となり姿を消し、再び満ちて姿を現すことを繰り返す月。脱皮して不老不死を保つ(かのように信じられていた)蛇。若水とは、神話では月や蛇と結び付けられて語られる、不老不死象徴である。月と水が結び付けられるのは、潮の干満との連想であろうか。

 太古の昔、人間はスデ水(若返りの水)を浴びて脱皮することで、不老不死を保っていた。ある時、天の太陽神が、セッカ(ヒタキ科の鳥類)に命じて、スデ水を月から地上へと運ばせていた。ところが、途中で『アウナズ(虹)』が、スデ水を奪って捨ててしまった(あるいは、スデ水を横取りして使い、脱皮するようになった)。このため、太陽神月神の怒りを買ったアウナズは、それ以来、太陽の反対側に出るようになったという。

 若水物語に登場する『アウナズ』という語は、琉球諸島地域におけるアオヘビ類を指して言う『アウナジ/オーノジ』系統の語と明らかに同じものである。他に、八重山群島竹富島でも『オーナーヂィ』と言うとされる。つまり『天の虹』と『地上の蛇』を、同じ名前で呼んでいたのである

 少し変わったものでは、小浜島では虹を『チネー・ミマンチィ』と呼んでいたというが、これは『ティン・ヌ・ミミジィ(天の蚯蚓[ミミズ])』の意であるという。細長くてクネクネした動物を昔の人々は一纏めに捉えていたという話を、今一度、思い出してもらいたい。

 新城島では、虹を『アミ・ファイ・ムヌ(雨を食うモノ)』と呼ぶ。雨が降りそうで本格的には降らない俄か雨で終わる状況を「虹が雨を食った」と言うからだそうである与那国島には『アミ・ヌミャー(雨を飲むモノ)』という呼び名もある。

 虹が喉の渇きを潤すために雨や地上の水を飲みに現れる、或いは、虹が喉の渇きを潤すために雨を呼び起こすという信仰もまた、広く見られるものである

 長野県では、龍が天から水を飲みに降りてきた姿が虹とされ、また、同県更科では「虹は『ジャ(蛇)』の吹く気である」と信じられていた。山梨県西部でも「『ノジ』は蛇の息」とされた。秋田県平鹿では「『ノギ』は吹いた」と表現した。大分県でも、虹が出ると「『ジャ(蛇)』が吹いた」と言われていた。水神としての蛇神が棲むとされた湖沼から天の蛇としての虹が出現して、雨を呼び起こすという話も広く分布していることが認められる。このことからネフスキー湖沼支配神を指す『主(ヌシ)』も『ニジ』と同一起源ではないかと考えたようであるが、それは流石に後代の研究から否定されたようであるしかし、湖沼の主といえば大抵は龍蛇なので、語源論としてはともかく、ヌシと虹を結びつけるネフスキー見方は意外に悪くないと思える。

 ネフスキーと同じ頃の時代宮良当壮という研究者は、虹とヘビ類の方言呼称分析して「『ニジ』はヘビを意味する語から分化した」ということを立証しようと試みた。ニジの呼び名には『ノジ/ネジ/ヌジ/ヌギetc.』がある。既に上でも紹介したが、琉球諸島地域におけるアオヘビ類の呼び名が「アヲ+(語根)」の形をとっており、その語根部分の変化が『ノジ/ナジ/ナギetc.』となっていて、極めて似ている。そこから、宮良は「『ナギ』が『ウナギ(鰻)』を含めた『ヘビ型動物』の総称であり、そこから『ニジ/ヌギ』などの語が派生分化していった」と考えたのである。細長いクネクネした動物を一纏めに捉えていたという話を、再度、思い出していただけたであろうか。

 この宮良説の傍証としては、例えば秋田県ではアオダイショウのことを『アヲノジ/アヲノズ』と呼び、『ノジ/ノズ』は同地域における虹の呼称共通しているなどといった事例が幾つも見られるので、宮良説はあり得ると個人的には思っている。大蛇を指す『オロチ』という語も、尊敬の『接頭語オ(御)+ロチ(ノジ系統語の転訛)』と考えられる。

 とはいえ現代人の感覚から見れば、特に生物学動物分類学知識を通じて見れば、ヘビとウナギ同類視するという考え方は、なかなか受け入れ難いものと思われるかもしれない。しかし、以下の話を読まれたならば、どうだろうか。

 昔の日本人は、雷神に対して信仰を抱いていた。特に農民は、落雷に対する特別信仰を抱いていた。例えば、岐阜県美濃地方では、稲田落雷があれば、その場所注連縄を張って神聖視・聖別した。何故このように稲田への落雷特別視したのか。それは『稲妻(イナヅマ)』という単語に端的に表されている。イナヅマとは「稲の配偶者」であり、昔の日本農民たちは、雷神を「稲田神を孕ませる夫(ツマ)」と見做したのである。これは、落雷のジグザグ線が蛇神の顕現と見做されたこと、そして、蛇体が男性器の象徴と考えられていたこととも関係しているのであろう。落雷は豊作の予兆であった。

 東北地方には、落雷のあった稲田神聖視する風習存在した。例えば、岩手県では、落雷のあった稲田を「お田の神の田」と呼んだり、女性家畜を入れないようにしたり、雷神と刻んだ石を建てて祀るなどした。

 この岩手県をはじめ、東北地方には「ウンナン田」と称する水田の事例が見られ、これは「落雷のあった水田」であり、しかも「鰻(ウナギ)の姿が見られる水田」のことであるとされる。ウナギが住める水田は、水温が比較的高く、良い水田だと考えたからともされる。落雷後の水田ウナギを目撃したことで、農民たちは「雷神水田に棲み着いて、良い水田に変化した」と考えたのであろう。しかし、それだけではあるまい。

 今では、落雷が豊作の予兆であるという考え方は、単なる非科学的な迷信ではなく、それなりの自然科学的な根拠があったと知られている。農作物の稲だけに限らず、植物の生長には、窒素肥料成分が不可欠である大気中には気体の窒素が大量に存在するものの、それらは化学的に安定な窒素分子状態存在しているため、そのままで植物栄養素として利用できない。ハーバーボッシュ法による大気中の窒素を人工的に固定する方法確立し、窒素肥料大量生産が実現するまでは、大気中の気体窒素を、植物栄養素として利用できる窒素化合物の形に化学変化させることができたのは、マメ科植物の根に共生している根粒菌を除けば、雷による空中放電だけであった。おそらく、落雷が起きた水田の周辺では、雷の電気により生じた窒素酸化物の影響で、稲の発育が良かったのだと想像される。それを見た農民たちが、経験知として「落雷=豊作の徴」と語り伝えたものが、ウンナン田なのであろう。

 最後になるが、もしも『ナギ系統の語がヘビ型動物を指すという説が真実であるとすれば、そこからどうしても思い浮かべてしまうのが、インドから東南アジア地域に広く分布する蛇神『ナーガNaga』の存在である果たして、ヘビの古い呼称の一つである『ナガムシ(長い蟲)』の『ナガ』は『ナーガ』と関係があるのか。水の中にいる長くクネクネしたヘビのような身体をした動物ウナギは、もしかしたら『オ(御)+ナーガからその名が付けられたのか。

 妄想は尽きない。

【参考文献】小島瓔禮・編著『蛇の宇宙誌』(東京美術)

 今回の内容は、この本の受け売りである。とても面白い名著なので、是非、図書館などで一読することをおすすめしておく。

栗花落カナヲと蛇の話⇒anond:20221108215545

2022-11-06

スラムダンクスラムから文化の盗用をしている

というか「スラム街には黒人が多いのでジャンプが高い」という語源を考えると、この言葉を使いまくる事自体が「黒人ってさwwwwスラム街って感じするよなwwww」を含んでおり非常によくないと思う。

2022-11-04

ゆっくり動画の反対

ちょっぱや動画!とか言いたくなるが明らかに違う

ゆっくりゆっくり霊夢・魔理沙という名前の首だけ饅頭のようなキャラSofTalkで喋らせるミームから来ており

そのミーム定番台詞ゆっくりしていってね」を語源にしている

動画ゆっくりしているという意味ではない

なのでファスト動画のような既存概念も対にはならない

ではゆっくりと対になるものはなんなのか?

その謎を探るべく我は古のインターネッツの密林へと思考飛ばし

ペリーflash? それともゴルゴ

それらはミームではるものの、動画投稿者がこぞってクローンするようなものではない

では動画部分の対偶を狙ってみるとどうだろうか

そこに浮かんでくるのはAA(アスキーアート)の存在だろう

バーボンハウスAA系のミームであり「ゆっくりしていってね」と直接は言わないもの類似空気感を漂わせる

ゆっくり動画」と括ってしまたから出てきた発想のようにも思えるだろう

しろゆっくり自体ミームなので、ゆっくり実況、ゆっくり解説、さまざまな形態があるにしろ、まとめるなら「動画」とするのは妥当ではあるはずだ

しかし、ちょっと待ってほしい

そもそもバーボンハウスミームの元はAAではない

カウンターショットグラスを模した旦をシュッとやってガシャンとなるAAはおそらく後付けだろう

元は単に「やあ (´・ω・`)」の顔文字がいたくらいでAAの域ではなかった

一方でゆっくりはどうだろう

今や動画の印象が強いが、「ゆっくりしていってね!!!」こそAA発祥ではないか

これはどうしたことだろう

我は思考の密林で迷子になりつつある

視点を切り替え、ゆっくりが対談形式フォーマットであることに注目してみよう

このジャンルで他に存在感があったものは、やる夫やらない夫ミームだろう

しかしこれを2ちゃんの外に持ち出して成功した例はほとんど見られない

せいぜい2ちゃんまとめの管理人アバターとして見かける程度だ

対として据えるにはいささか弱い

いや、ちょっぱや動画かいう強さゼロ独自概念を冒頭に挙げてきた人間の言うことかという批判は甘んじて受けよう

ここで腹を切って死ぬことでみかんの密林旅を終えることをどうか許してほしい

我が言いたかたことはつまり

そろそろみかんの季節ですね、ということだ

バタ

2022-11-02

anond:20221101185729

語源日航機の事故ネタじゃないし不謹慎とは思わない。

愛媛じゃ普通に使われている方言みたいなものなので、おそらく機長が四国出身の方だと思われる。

日航123便墜落事故元ネタ

はいはいじゃないが

・どーんといこうや

・だめかもわからん

2022-10-31

anond:20221030104354

これをお気持ちと言ってる人多いけど、明示的に自分の主張を押し付けものお気持ちとは違うだろ。

なんかお気持ち=非論理的感情論みたいになってないか

語源尊重する気は別にない。上皇?シラナ〜イ。

でもさぁ、批判で使う「お気持ち」ってもっとねちっこい腐り方した主張に使うもんだろ。

それともお気持ち意味はどんどん増えていってるのか?

もう見事な一本グソ出したらお気持ち良い話とか言われる未来すら見えるな。

2022-10-30

トラウマすぎる、無理

過去トラウマ達が一気に目覚めた

トラウマ語源ってなんだろうね

2022-10-23

ブラック企業」「ホワイト企業」のなんか良い言い換えねえかな

キャッチーで、かつ各方面からその名前突っ込み入らなさそうな感じのやつ

とりあえずブラック企業だけ考えてみよ

カルト企業?も、語源見るとちょっと突っ込まれそうだなあ

やりがい搾取企業あんキャッチーじゃないな

不幸培養企業?うーん

俺はセンス無いみたい

誰か考えてくれー

2022-10-21

anond:20221021132009

ちなみに、ソイビーンズ(soy beans)の語源は、醤油(ソイ)の原料になることから。 

え? 醤油は「ソイ」じゃなくて「しょーゆ」だろうって? 薩摩語ではソイと言うんですよ。薩摩海外進出も早かったからね。英国留学とかパリ万博とか。

満喫語源

まんこがきつい女性とのセックスが至高であったという故事から来ている

これガセな

なぜ「処女航海」「処女作」なのかという疑問に「女性名詞だから」と説明するのは誤りである

処女航海(maiden voyage)」「処女作(maiden work)」といった言葉に苦言を呈するフェミの方々が現れると、決まって「『船』や『ペン』が女性名詞だから処女』が付くだけなのにそんなことも知らないのか」と得意げに反論をする人たちが出てくるのだが、はたしてこの「女性名詞説」は本当に正しいのだろうか。

「maiden」の語源

まずは「処女」すなわち「maiden」の語源確認しよう。

Etymology

From Middle English mayden, meiden, from Old English mæġden (“maiden, virgin, girl, maid, servant”), diminutive of mæġþ, mæġeþ (“maiden, virgin, girl, woman, wife”) via diminutive suffix -en, from Proto-West Germanic magaþ, from Proto-Germanic magaþs (“maid, virgin”). Equivalent to maid +‎ -en.

https://en.wiktionary.org/wiki/maiden

語源

中世英語の「mayden」「meiden」は、古英語「mæġden」(「未婚の若い女性」「処女」「少女」「女中」「召使い」)に由来し、それは「mæġþ」「mæġeþ」に指小語尾「-en」がついた指小辞であり、それは西ゲルマン祖語の「magaþ」に由来し、さらにはゲルマン祖語の「magaþs」にまで遡る。「maid +‎ -en」に相当する。

maiden (adj.)

c. 1300, "virgin, unmarried," from maiden (n.). The figurative sense of "new, fresh, untried; first" (as in maiden voyage) is by 1550s. In horse-racing (1760) it denotes young horses that have never run before.

https://www.etymonline.com/word/maiden

maiden形容詞

13世紀。「処女の」「未婚の」。maiden名詞から。1550年代には「新しい・新鮮な・試されていない・最初の」という比喩的意味(「処女航海」のように)で使われるようになった。競馬では(1760年)一度も走ったことのない若い馬を表す。

まり、古英語5世紀から12世紀ごろ)からあった「maiden処女)」という名詞が、13世紀ごろに「maiden処女の)」という形容詞としても使われるようになり、さらに1550年代になって比喩的に「maiden最初の)」といった意味形容詞としても使われるようになった、ということだ。

そして、古英語のころにはあった男性名詞・女性名詞の区別が、中世英語11世紀から15世紀ごろ)では失われていることから考えると、1550年代に生まれた「『最初の』という意味形容詞maiden」が女性名詞にしか使えなかったとは考えにくいだろう。

そもそも「船」は女性名詞なのか?

当たり前の話だが、同じ意味単語でも、それが男性名詞か女性名詞かは、言語によってバラバラである英語ship」と独語「schiff」は共にゲルマン祖語に由来するようだが、どちらも中性名詞である仏語「navire」と伊語「nave」はどちらも羅語「navis」に由来しているのだろうが、ラテン語イタリア語では女性名詞なのに、フランス語では男性名詞となっている。

女性名詞説の人たちはしばしば「『船』はラテン語女性名詞だったから」などと言うのだが、仮に英語の「maiden」が女性名詞に付くとしても、なぜ古英語などではなく、いきなりラテン語基準になるのだろうか。「maiden女性名詞に付く」という結論ありきで、「船」を女性名詞とする言語を探してきているだけではないのか。

女性名詞説の「処女作は『ペン』が女性名詞だから」というのもおかしな話で、普通に考えれば「作品」や「本」が女性名詞かどうかを考えるべきだろうに、なぜ「ペン」を持ち出してくるのかといえば、ラテン語で「ペン」が女性名詞だったことを探してきたからだろう。




英語でも船を「she」と呼ぶ?

女性名詞説の人たちがもうひとつ頼みとするのが「英語でも船をsheと呼ぶ」ということである。つまり「船をsheと呼ぶのは船が女性名詞だったことの名残である」というのである

これについては以下のページに詳しい。

これは古英語にあった文法性とは無関係です.乗り物国名女性代名詞で受ける英語の慣習は中英語期以降に発生した比較的新しい「擬人性」というべきものであり,古英語にあった「文法性」とは直接的な関係はありません.そもそも「船」を表わす古英語 scip (= ship) は女性名詞ではなく中性名詞でしたし,bāt (= boat) にしても男性名詞でした.古英語期の後に続く中英語期の文化的文学的伝統に基づく,新たな種類のジェンダー付与といってよいでしょう.

http://user.keio.ac.jp/~rhotta/hellog/2019-04-22-1.html

OED によると船を受ける代名詞としての she の初例は1375年である」らしいが、最初にも述べたとおり、英語男性名詞・女性名詞の区別が残っていたのは古英語5世紀から12世紀ごろ)までである。また、これも先述のとおりだが「古英語 scip (= ship) は女性名詞ではなく中性名詞」というのだから女性名詞説の人たちの主張はまったくの誤りということになるだろう。

まとめ

1. 英語の「maiden」は、そのあとを受ける名詞男性名詞か女性名かに関係なく、「新しい」「最初の」という意味形容詞として使われている。

2. その「新しい」「最初の」という形容詞としての用法が生まれたのは、英語から男性名詞・女性名詞の区別が失われた後のことである

3. 英語で船を「she」と呼ぶのは、男性名詞・女性名詞とは無関係である

2022-10-20

anond:20221020131051

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きくたけゲー

椎名恵

プランパー かぼちゃワイン

榎本 武揚

昴 七姉妹

スケベニンゲン

一等輸送艦

カレイドステージ 幻の大技 正式

滅・昇龍拳

クリトリス 蟻 クレタ

スペースジェットモグラ

楠正成 菊水

ジャイアントグラム 馬場 技表 

ガチャピン 宇宙 ミール

スーパーガール

スカイレイダー 便器

ふたば 恐怖のメカニズム

天使たちの午後の紅茶

地底王国 デロ

ボボミレー

まぼろしの市街戦

グレーの金魚

メキシカ大正琴

山と谷を越えて

テレンス ダービー

吸血エイリアン

スターバンパイア

ヴェリコフスキー理論

良栄丸事件

仮面ライダーBLACK 作詞

Ki-83 速度

Ta152 高度

ホテルスペシャル 姉さん態変です

しなちく 割り箸

抜刀隊 歌詞

烏賊通信

へびごはん 長野

検索履歴

屋根裏を整理してたら古いパソコン(といっても2006年頃)が出てきたのでブラウザ検索履歴サルベージしてみた。

当時自分が何にハマっていたのか思い出されていろいろ懐かしい…

シュヴァンクマイエル

パラコンパクト空間

パラ様 生え際

ドグラマグラ 角川文庫 表紙絵

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ガッシボカ

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風に負けないハートのかたち カラオケ

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グンニョキ

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バカボン 隠し子 アケミ

スパイラルマタイ アタマリバース

"のび太クメン王国"

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ロボットのためのロックンロール

強さ激しく変動

南斗聖拳108派一覧

エロゲしかブルマを知らない子供たち

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モトコンポ ボアアップ

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血盟団事件

わたし真紅

ツインブルマー

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黄金の真昼

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クンデラ 不滅

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如意棒 重さ

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魔女のバアさんに呪われたか

俺のケツをなめろ

めがねっ娘が全員眼鏡をかけているとおもうなよ!!

喜多の味 釧路

大胖女人

九層地獄 ティアマ

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グンニョキ

おしつおされつ

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どうしてエレクチオンしないのよぉぉぉぉ

歓喜あふれるオナホール

えりかとさとるの夢冒険  隠しメッセージ

光速異名を持ち重力自在に操る高貴なる

ラ ヨダソウ スティアーナ それが世界

こぐにっしょん

作戦

キリコの食うウドうどんはまずい

リムリムリカタツムリ

マピロマハマディロマ

デュプリケイトディスク作成

コントラ デクストラ アベニュー

心オナニー

燕山夜話

ドラ28

不気味の谷現象

中国人の部屋

デラべっぴんパンチ

エロ イッカイヅツ

菊屋橋101号

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栄養分析表

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完全黙秘

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みずずちん

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なんてこった 死の宣告

ガイナックス連続殺人事件エロ)

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大脱走 トンネル名前

ロンゴ・ロンゴ

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ドーラ・ドロン

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パルチザン伝説 桐山襲

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サム・ペキンパー

横手久美子

海原エレナ

上都 ザナドゥ

Shang-Du

エタノール噴射

切れ者キューゲル

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天動説

ロードランナーとコヨーテ

秋霜玉 BGM 抜き出し

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舟に棲む

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正義の味方巨乳なんだ

カタリナ おそるべし

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白山姫 神社 部落

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相沢 祐一 最強

人類は衰退しました

みなみおねいさん

ヴァチカン ナチス

あまぞn

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最終試験くじら CV ゆん

夢のクレヨン王国 SONGBOX

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詩 トミノ 地獄

カードゲーム テケリ・リ

内田百閒 山高帽子

ファンタジーゾーン サントラ

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モスジャイアント88

レゴール・ザザ虫

きみはホエホエむすめ

東方夢終劇

ファミソン8BIT

アルノー塚山

初代タイガーマスク 乳首

グラディウス クラックス 桃井はるこ

生きなさいキキ

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ヴェクナ

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パラシュート部隊 突然に

無用ファイア

藤村華厳の滝

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唸るコカトリス亭 

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構造と力

鶴亀算 植木

おばちゃんロリータ

ウーマンリブ

アカディネの泉

安楽椅子探偵

ショスタコーヴィ

ジャック ケッチャム

オイラー ラグランジェ

シャノン 情報理論

ガロアの郡論

ルルスの術

ラヴォアジ

ヒルベルトプログラム

ベッセル級数展開

パーティジョイ

ペンギン兄弟

津田さんの死 

レムコレクション

佐保姫 信太の森     

ころがる石のような俺の生き様

今夜はANGEL 歌詞

カフカ 断食芸人

バナナタイプ

カーゴ信仰

はしれぐずども 

ジャイアント馬場 等身大画像

九鬼文書

恐竜土偶

テクノ歌謡                      

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ドンパッチ          

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ブルマーを知らない子供たち

スリランカ 仏教

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ロッキーポイント現象

清家理論

サールクラフト

BB効果 ビーフェルト・ブラウン

lycanthropy                  

カラミティジェーン  

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アナ姫さま おげんきですか

ロケット広場

セルレーダ 犬

気分はガストノッチ

オナホ 2番目

宇宙麻雀

電線トリオ

電戦トリオ

ダダ ドム

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くやしい、でも ビルケナウ

ドラえもん のび太クメン王国

それは 空手ブーメラン まったく新しい

レゴール・ザザ虫

スプラッターハーレムアニメ

のび太の優しさ ジャイアンの肉体 出来杉頭脳

マイク インディア

ロボットのためのロックンロール

ハルヒ 乳首に☆印

パルチザン伝説

新藤幸司 CV

Chante キミの歌がとどいたら 先生

ゾンゲリア

サンゲリア サンガリア

ゾンビ映画 クトゥルー

光撃少女ファルセリオン 攻略

開路に時限のある   リレー

クリストファー・プリースト

Drizzt

塩沢兼人 カセットテープ

イージス ファング スレ

ちんぽ生やして出直して来い

男根 恐ろしいまでに

シュレーディンガー方程式

井戸ポテンシャル

コロラド撃ち

HEARTWORK

スパイク信仰大全

タラリイク文書

誠ぉっ そこにいるんでしょ

ずっとオレのターン

クロちゃんRPG千夜一夜

所ジョージ アロハ

リリスロッド ほしくずの

中村ヒロシ

ぼくはぼくであること

おれがあいつで

シンデレラボーイ -モンキーパンチ

アラハバキ

アラバハキ

幻影都市

わたしこそ しんの ゆうしゃだ

クトゥル スペースジョッキー

フラッシャー付自転車

自転車 変速 

京都買います

木村航

池田太郎

クリストファー・ロビン エーカー

神よりも弱いただのオセロ

十週打ち切り確定漫画

アミーゴ戦艦大和

おがわみめい

水無神知宏

瀬戸口廉也

CARNIVAL 小説

じゃこつばばあ

岸信介

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氷河民族

ぴよぴよキングダム

生と死の境界 安置

うぉ、まぶしっ

ゼロで割る

ユーニラタルコンタクト 用語

中東戦争

ココロ

有尾人 フィリピン

子供達を責めないで

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エドガー ダケェ

びんずる

にこにこ商事

ビッグバトル 登場AT

ビッグバトル ラビリー

空の上のおもちゃ 攻略

オメガファイター

ひろ

2022-10-19

anond:20221019153027

サウナストーンに水をかけた際発生する蒸気が龍に見えたためそう呼ぶ

中国語の老龍(ラオロン)が語源

2022-10-18

ふたばのimgでそうだねが自演できるらしいのでやってみたら虚しすぎた件

日本語で → とある匿名掲示板本来は1人1回しか押せない「いいね」を何度でも押せる裏技があるので、試しにそれを使ってセルフいいね」連打でレスバをコントロールしてみたけど虚しくなった話

「img」っていうのは「ふたばちゃんねる」という2chの劣化コピーみたいな掲示板にある2大板のちょっと過疎ってる方。

2chで言うと「ニュー速」と「VIP」のVIPの方、もうちょい踏み込んでいいなら「嫌儲」と「なんJ」のJの方。

フェイスブック」と「ツイッター」だと「ツイッター」に近い方って言い方のが伝わりやすいのかな。

「そうだね」っていうのはレスごとに入れられる「いいねボタンで、ようははてなスターみたいなもん。

これは本来回線につき1回しか入れられないので、これの数が本来ならそのまま「わざわざいいねを押すほど賛同した人の数」になる。

でも裏技があって、スマホガラケー機内モードとかを使って回線を一度切って切り替えるとまた押せるようになるので1人で何回でも押すことが可能(実質の上限はあるんだろうけどわざわざやらないと思う)。

大体1回押すのに5秒ぐらいかかるとしても1分でそうだね×10まで増やせる。

imgのスレの流れは実況でもないなら1分に10レスが良い所なので1分でそうだね×10伸ばすのはスピード的には早すぎるぐらい。

この裏技を使えばそうだねを増やすだけなら完全にコントロール可能になる。

掲示板人間は流されやすいので、喧嘩してる意見が2つあって片方がそうだね×3でもう一方がそうだね×10だったら、よっぽど違和感がない限りはそうだね×10を信じる。

流石にコレは自演してるでしょってレスが飛んできても「うに(意味:ということにしたい 語源:ということにしたい→うにといいことしたい→うに)」か「アルミホイル巻かなきゃ……(怪電波アルミホイルを巻くと防げるという迷信から)」ってレスして、そっちにもそうだね×5ぐらい入れておけば封殺できる。

そうだね自演しまくると不思議なことに段々こっちの勝ち馬に乗りたい人や、逆に負けている側を徹底的に虚仮にしたい人がこっちに有利なレスをどんどんしてくれる。

そしたらそこにもいい感じにそうだねをばら撒いておくとあとはいつの間にか最初喧嘩してた相手が「狂って噛みついてきたイカれた狂犬」みたいな扱いになる。

そして最後には「ID」っていうのが出る。

ふたばちゃんねるはデフォルトの設定では誰が書き込んだかわかないようになっているんだけど、「del」っていう「コイツ荒らしですよ」的なボタンが押されまくるとその回線限定IDが表示されるようになる。

すると2chみたいにその人の書き込みがどれなのかがID:〇〇(n/N)でズラーって出るようになる。

そうすると周りの人間ウンコつついて遊ぶ感覚で「N回も顔真っ赤で同じスレに書き込んでるんだ……」って煽り始める。

こんなのはただのネットリンチで何の価値もない行為なんだけど、この状況に相手を追い込むことでドーパミンがバシバシ出る人種がいるらしい。

んでまあ自分も今回上手くいってバシバシ出たんだが……まあそれ以上に虚しさが勝ったわ……。

レスバってのは論理的思考力と場のコントロール能力を競い合う決闘のようなものであって、そこにこんなチートを持ち出して勝っても何も面白くない。

でも、今回自分でやってみると今まで感じていた「いやこれは流石に自演では?」ってのがやっぱり半分ぐらいは自演だったんじゃないかと改めて感じ取れた。

多少不自然でも良いからそうだねを自演で入れまくると面白いようにスレの流れはコントロール出来たし、それは全く難しくなかったからだ。

はっきり言ってPC携帯の2回線使って2chで成りすましをして相手側を貶めようとしたときよりずっと簡単だった。

よっぽどの暴論でもない限りは一度そうだねの数で有利な流れを作れば、あとは勝手勝ち馬に乗りたい連中、というよりも屍肉にたかりたい連中が動き出してくれる。

あの掲示板には誰かにIDを出したくて仕方ない妖怪ウヨウヨいて、奴らは常に誰でもいいかIDを出せるチャンスがないかと睨みを効かせているんだ。

こっちはピラニアの池に切り傷を負った人間を突き落とすように、ソイツらの目の前に格好の餌を提供してやるだけであとは勝手に流れが生まれていく。

そうして流れが生まれると「IDが出そうな奴の味方をして自分ID出されたくない」と恐れた人たちが離れていったり、こっちに有利なレスだけをしてくれる。

インターネットという場所はやはり議論には向いてないんだ。

こんなに簡単コントロールできるし、それに必要なのはほんの僅かな「ズルをしてでも流れを作ってやる」という穢れた情熱だけでいい。

本当に悲しくなった。

なんで俺は今までこんな場所でマジメに議論なんてしようとしていたんだ。

吹っ切れた奴が争うと思えばいくらでも仮初の勝利でっち上げられる地獄のような場所じゃないか……。

こんな所で自分の正しさを証明しようとするのも、相手の過ちを指摘するのも、そもそも正しい答えを探して意見を交え合うことさえ無意味だろ……。

anond:20221018140424

display は dis否定」play「折る」が語源で、「たたまれていたものを開いて見せる」と解釈でき、「見せる、表示する」を意味します。

2022-10-15

言語学馬鹿にしてたわ

数学程ではないが高度な識者同士の議論になると言語学でも何言ってるのか分からんもんなんだな

テレビありがちなことわざ語源系の蘊蓄イメージ言語学全体があんなんだったら程度が低い学問だろって馬鹿にしてたんだわな

71鳩摩羅童子(くまら どうじ)2022/10/15(土) 14:33:31.920

68へ

> キミの言う「山ほどある」という対応例を、2、3、ここで提示してほしい

まず、確認しておくが (b-a) という表記は、発音「b」が発音「a」に化けた、ということを表す。before-after の順番の並び。

例えば (b-p) の音通例。--- web 内 page 検索 (Ctrl+F) で 「b-p」と入れれば、在れば、引っ掛かる。

ex0. http://www5d.biglobe.ne.jp/~the_imai/etymology/AA_Indo.html

ex1. http://www5d.biglobe.ne.jp/~the_imai/etymology/Grimm's_Law_in_J_20.html

結果

[ハチ137] ◆へっぞ◆へっそめ◆へっちょめ◆へっつをめ   (トンボ。)

【チベ】bu bla ma ni (= dragonfly [IW]) へっそめ (b-p, l-s)

ex2. http://www5d.biglobe.ne.jp/~the_imai/etymology/Grimm's_Law_in_J_17.html

結果

18

↑ jepi₁ 窓枠 不明 oNpi₁ c. window, frame, sash 全てイマイチしかし、これ以外の候補は考えられない。 → やはり、有った。

【趣】ab (= : window; opening; niche 隙間, nook 〔部屋の〕片隅、引っ込んだ場所 (cf., aba) [AB archaic frequency; 384; concatenates 2 sign variants (sign also used for èš and aba - for this reading and meaning in Fara period, see Krebernik, Beschworungen]. ) あぶ/あば、おんぴ (+ん, b-pi), いぇぴ (a-ye)

32

pu 火 武藏 pi, pocf. スワデシュ・リスト 207 個の単語検証(鑑定)167 番の fire

【趣】bul(4); bu(5) (=: to blow; to ignite 点火する, kindle; to sprout (onomatopoeic). ) ぶ、ひ (b-p)

2

↑ isajo₁p(i₁|u) 躊躇う 不明 isajup

【賛】dvaMdvIbhU (= to become joined in couples BhP. ; to engage in single combat MBh. ; to hesitate or be doubtful (cf. %{-dva-bhUta}).) いさよふ (d 無音, d-s)、いざよひ (d 無音, d-s, b-p)

ex3. http://www5d.biglobe.ne.jp/~the_imai/etymology/Grimm's_Law_in_J_20_19.html

結果 --- b-p は、ナシ。

----

音通側のサンプル探しは、 web page システムは、向いていて、便利。

同一語族であることが証明されているインド・ヨーロッパ語族においてすら、s:s, r:rが常に対応しているとは限らない

英語 smith /smɪθ/ : ドイツ語 Schmied /ˈʃmiːt/

英語 sit : アヴェスタ語 had

英語 wolf, 古代教会スラブ語 vlъkъ : アヴェスタ語 vəhrka

74名無し象は鼻がウナギだ!2022/10/15(土) 17:46:55.180

71へ

1)母音音韻対応規則は、まだひねり出せないか

子音のみでなく、母音対応規則もあってしかるべきだろう

2)規則にブレ(例外)があるなら、例外が起きる条件や機序を述べるべし

上の例で言うと、「s : s」が本来対応規則なら、それから逸脱する、「bla : そ」、「d: s」、さらにキミが先だって書いた「ch : t/s」の例外がなぜ発生するのか、その条件と機序を述べよ

3)キミが先に書いた規則(s-s), (b-p), (b-p-m)と、新たに書いた(ch-t/s) (m 無音) (r-r) (p-p)のどちらが正しいのか?

もしも、どちらも成立するというなら、それは音韻対応規則とは呼べない

キミは、日本語「s」対応する音をいくつも並べている

繰り返すが、多対1の対応は、音韻対応規則とは言えない

4)語義が、日本語シュメール語、サンスクリット語、アッカド語の各言語バラバラである点の説明もなされていない

5)最も重要な点だが、日本祖語、シュメール語、サンスクリット語、アッカド語共通祖語について言及がないのだが、どうなっているのだろうか?

2022-10-09

人魚姫』は何の物語か?

もちろん、海の妖怪人間王子に恋をするという悲劇的な恋愛物語であるが、実はフリードリヒ・フーケの『ウンディーネ』という、水の精霊人間騎士との恋愛物語を描いた先行作品存在する。そういう意味ではアンデルセン作品は、あまりオリジナリティが無いとも言えるかもしれない。

フーケの作品ウンディーネ』には無くて、アンデルセンの『人魚姫』には有る要素として、我々がよく知っているのが、主人公人魚姫人間になることの代償として「声」を失うという筋書きである

この「人間になることで声を失う/奪われる」という描写元ネタと考えられているものの一つに、アイルランド海浜に近い場所存在する某村に関する民間伝承がある。

周辺の他村の住民たちは、某村の住民たちのことを「人魚の子孫」と見なし、彼らと会話することを忌避していたというのである

この話から直ぐに連想するのが、ホメロスの『オデュッセイア』にも登場する、妖怪セイレーンのことである。これは、航行する船を操る船乗りたちを、美しい歌声で惑わして誘き寄せ、船を難破させて殺害し、その人肉を喰らったとされる、半人半魚の妖怪である。ここでも「声」禁忌とされている。しかし、どうしてもセイレーン歌声を聞きたいと願った知恵者オデュッセウスは、部下の船乗りたちの耳を蜜蝋で塞がせて、歌声を聞こえないようにさせてからセイレーンたちの居る岩礁の傍を通過するように船を航行させた。オデュッセウス自身は、己の身体を帆柱に縄で縛り付けさせ、決して海に落ちることの無いように万全の防止策を施してから、その耳で彼女たちの歌声を聞いたという。

日本においては、人魚との「会話」が禁じられていたというわけでは無いものの、やはり不吉な影が付き纏う。『吾妻鏡』や『北条五代記』等には、人魚らしき妖怪発見事例が記されており、これを何かの前触れとした陰陽博士などの占術職能者によって、兵革の兆し奥州藤原氏の滅亡の前兆などと見なされたといった例が見出される。

ただし、これらの国文学的な文献に記された人魚は、アンデルセンの『人魚姫』のような美しく可愛らしい姿とは、かなり異なる。例えば、頭部だけが人間人面タイプであったり、四脚らしきものが生えていたりと、なかなか奇怪な姿をしていたようである。中には、頸部に鶏冠の如きヒラヒラしたもの付属していたという事例もある。また、発見される場所も水辺だけではなく、時には、山肌で起きた土砂崩れ現場発見されたことも有るようである

してみると、人魚にとって魚身であることは、我々現代人が思う程、重要ではないのであろうか。実は、先に挙げた『オデュッセイア』に登場するセイレーンにしても、元々は半人半魚ではなく半人半鳥であったとする説が有る。その鳥の怪が、もしも水鳥の怪であったとすれば、後に、半魚の怪との交雑を起こしても、それほど不思議では無いと考えてもよいのかもしれない。重要なのは、半人半怪という混合性である

さて、アイルランドの某村に関する民間伝承比較するために振り返ると、日本においても「妖怪の子孫」と見なされた人々が存在しなかった訳では無い。例えば、江戸時代南町奉行根岸鎮衛(ねぎやすもり)の著した雑話集『耳嚢(みみぶくろ)』に収められた「河童の難を遁るゝ歌之事」という文章を参照してみよう。そこでは、菅丞相(かんしょうじょう)すなわち菅原道真(すがわらのみちざね)の作として伝えられる、次のようなまじない歌を紹介している。

「ひよふすべよ 約束せしを 忘るゝな 川だち男 うぢはすがはら

根岸鎮衛は、菅丞相の作は疑わしいとしつつも「ひよふすべ(ヒョウスベ)と云ふは川童(カッパ)の事の由」と記しているが、これは、長崎県諫早市周辺でのカッパに該当する水怪に対する方言的な呼称であるしかし、カッパ避けの歌が伝えられていたのは、現在で言うところの千葉県(アメリカで言えばノースダコタ州)である。随分と遠くの地までヒョウスベの名が伝えられていたことになる。

岩波文庫版では「川だち」には「水泳の上手い者」との注釈が付けられている。これは遊戯としての水泳のことを言うのではなく、職業的必要性から河川で泳ぐことをしていた者たち、職能者たちと考えるのが妥当である。その川だち男が「我々は菅原氏の関係者なのだ約束を忘れるな」と、歌を通じてヒョウスベ≒カッパに向かって呼び掛けているのである。一体、何を約束したというのか?

菅原道真家系である菅原氏は、遡れば土師氏(はじし)に連なるとされる。土師氏の祖は、野見宿禰(のみのすくね)とされ、当麻蹴速(たいまのけはや)との角力すなわち相撲(すまひ)による決闘を行ったことでも知られる。現代では十把一絡げに河童(カッパ)と総称されるようになった水の妖怪が、相撲を好むことは昔話などを通じて広く知られているが、その起源には、土師氏菅原氏との関わりが存在するということである

この土師氏は、埴輪を作ることを能くしたが、埴輪といえば赤土であるが、この赤い色は、酸化鉄を多く含むためである。このような粘土採掘は、鉄分を含む土の採掘であり、これは時代が下れば、鉄を初めとした金属鉱脈採掘にも関連・発展したことであろう。

鉄に限らず金属は、採掘されるだけでなく精錬されるので、山の掘削、森林樹木伐採という環境変化を伴う。これは、山に水源を発する河川にも影響を及ぼしたと考えられ、そうなると、粘土採掘金属採掘精錬を行う山の民と、漁業・水運などによって河川生業を立てる川の民との間で、何らかの紛争を招いたのは想像に難くない。本来の「カッパによる水難」とは、元々は「山にいるカッパ」による山林環境の変化によって引き起こされた、河川災害環境破壊のことを指したのではないのか。なお、カッパといえば河川などの水辺だけにいると現代人は思いがちだが、カッパ河川から山、山林から河川へと、季節の変化ごとに移動するという伝承が見られるのである

山林の環境破壊が火種となって紛争が発生し、これを停止するための平和条約のようなものが「約束」であり、それが川の民と土師氏菅原氏との間に結ばれたことにより河川災害発生件数が減少したこと、それが「カッパ避け」の実態だったのではないか。川の民に害を及ぼさないと、かつてカッパ親分であったであろう土師氏菅原氏が約束したことが変化して、川だち男が「我々は菅原氏=土師氏の裔であるぞ、だからカッパよ、我々には害を及ぼすな」と呼び掛けるようになったのではないか

ヒョウスベには「兵主部」の漢字が当てられる。このうち「部」は物部や斎部などと同じであるが、では「兵主」は何なのかと言えば、これは大陸から渡来した蚩尤(しゆう)のことではないかと言われている。というのも『史記』では、蚩尤は金属製の戦用武具を生み出した「兵主神」とされており、しか角力(相撲のようなもの)を能くするのである。その上、石や鉄を喰らうとされるので、これは金属精錬象徴するのではないかと考えられる。ここから、兵主部とは元々は「兵主神を祀り、それに関連する金属職能に携わる部民」であろうと考えられる。

脇道に逸れた話の部分が予想外に長くなってしまったが、土師氏菅原氏という職能集団的氏族カッパの裔であると考えられていたということ、そして、カッパに対する民の恐れの根源には、職能活動による影響が存在した可能性のことを言いたかったのである

本筋に戻ると、アイルランド海浜そばの某村に住むという「人魚の子孫たち」が、周辺他村の人々から会話をすることを忌避されたのは何故か。それは、彼らが「予言する能力」を持っていたからではないのかと私は推測する。ただし、予言と言っても、超常の能力ではない。彼らが漁業や水運業など海の船仕事に携わっていた職能集団だったとしたら、どうだろうか。そのような仕事に携わることで、海路における岩礁や難所の存在場所についての知識も蓄積されたであろう。また、船仕事に影響するような天候の変化を読む(予測する)観望天気の知識も蓄積されたであろう。そのような、いわば専門知識能力を身につけた彼らが、もしも「海路のあそこには岩礁が有るぞ」「嵐が来るぞ」と予測して教えてくれたとしたら、何の知識も持たなかった他村の人々は「某村の住民が不吉な予言をする。彼らが予言を行うせいで不吉な出来事が起こる」と逆転した考え方をして、誤解したのではないだろうか。それが「会話を忌避する」ことに繋がったのではないだろうか。

上で粘土採掘金属採掘精錬を行う職能集団カッパの関連を述べたが、こういった専門的な仕事は、その仕組みを外部から理解しにくい。自分たちには出来ない仕事をする能力を持ち、影響力が大きい者のことを、人間尊敬するだけでなく同時に差別もするという例は、古今東西を問わず広く見られる現象である。例えば、西アフリカ伝統的な音楽歌唱職能グリオ(griot、フランス語。現地のウォロフ語でgewelギュウェル、トゥクロール語でgauloガウロ、マンディング語でdjeliジャリなどと呼ばれるのが語源)たちは、歌の言霊を駆使することで、人を幸せ気持ちにしたり、戦の前に闘争心鼓舞したり、逆に人々の間の争い事の調停役を担ったりといった役目を果たすことから、非常に尊敬を受ける反面、亡くなると普通の墓に埋葬されずにバオバブの木の虚穴に遺体を遺棄されるという。そこでは、尊敬差別心理アンビバレントに同居している。

日本人魚が不吉の前兆と見なされた話は既に述べたが、その中には、人魚自身言葉を口にしたという例も見られる。それも、もしかしたら海の民などの姿を人魚に反映していて、やはり海の民による予言とそれに対する恐れの感情の名残なのかもしれない。

西洋人日本渡来するようになると、剥製ミイラ製造技術も伝えられ、魚や動物のパーツを組み合わせることにより、カッパ人魚ミイラ製造されたことは、現在日本の各地に残るミイラの実物とともに知られている。したがって日本における人魚形態傾向が、人面タイプや四脚タイプから現代人にも親しみのある上半身人間下半身タイプへと変化した原因として、西洋人の影響が有るという可能性は、もっと大きく見積もっても許されるであろう。しかし、日本よりも先に西洋人との接触果たしていた中国を通じて、もっと早い時代ミイラ製造技術日本に伝えられていたという可能性は無いのだろうか。その時に、西洋人が抱く人魚イメージも一緒に、早期から日本流入したという可能性は無いのだろうか。大陸西洋から人魚伝承流入によって、前触れ予言というイメージ形成された可能性は、今後より丁寧に調べる必要が有るだろう。

まだまだ考察すべきことは多く残る。

人頭獣身の妖怪しかも不吉の前兆予言を伴うといえば、人頭牛身の妖怪「件(くだん)」が思い浮かぶ。上で半人半怪の混合性が重要と述べたが、この混合性の故に、人間の住まう現実世界と、非日常・非現実世界との結節点となる役目が、人魚や件のような半人半獣の妖怪には与えられたのであろう。そして、その役目を具現化したものが、前触れ予言なのであろう。

また古来、予言神託の役目を担う者の多くが、巫女という女性であった。これは、女性には生理があり妊娠出産可能であることから男性に比べて、より自然というカミの領域に近い存在であり、現実日常世界との仲立ち・結節点の役目を果たすことが出来ると信じられていたかであるセイレーン人魚に限らず妖怪怪物たち(例えば、エデンの園アダムとイブを誘惑した蛇など)に女性性が付与されているのは、ユダヤ教キリスト教仏教などが地位確立する以前の世界において、カミの領域との仲立ちを務める職能を担っていた女性たちに対する、尊敬差別というアンビバレント感情が反映された名残であろう。

最初に『人魚姫』は何の物語か?と掲げ、長々と文を書き連ねたが、正直に言えば、それを確定することは実は難しいと思っている。ただし、少なくとも、異なる世界の住人が出会った物語、それに伴って起こったコンフリクト悲劇物語とは言えるのかもしれない。

乱文も長くなり過ぎたので、ここまでとしよう。

2022-10-06

anond:20221005184239

そもそもAnonymous diary が「増田」って呼ばれてることに気づいた時にみんなどう感じたんだろう。

最初から増田」と認識していたわけじゃないよね?

それに先行して「はてな匿名ダイアリー」というのがある、と知っているはず。

でなにかの拍子に「はてな匿名ダイアリーライターさん≒増田」っていうスラングだってのに気づいてると思うんだ。

俺がそうだったから。

それでさ、その語源

あのに「マスダ」いありー

ってのを知った時にどう思ったのかなって。

俺は「なんかなんJみたいだ」ってキモかった。はてなはなにかベクトルの違うベトつくキモさがある。

なんJは汗かきすぎたときのジメジメしたキモさで、はてな増田)は粘着力の落ちた養生テープに触れたときみたいなキモさを感じる。

2022-10-02

アメリカ核兵器使用前例を作った」を公式発表?の英文で読む

https://anond.hatelabo.jp/20221002090419

↑の元増田です。

トラバでやり取りしてるうちに、

そもそも前例」は翻訳された言葉であって、ロシア語でどういうニュアンスだったか調べたか

と言われたので、こいつめんどくせー!と思いつつ、調べたよもー。

まあ俺もちょっと気になってたから良いけど。

クレムリン公式と思われるプーチン演説全文は↓ね。

(どうでもいいけどhttpなんだね。ロシアってそういうサイト多いのかな?)

(2022-10-19 12:46 追記今日ロシアにおけるインターネット事情を踏まえ、プーチン演説全文の外部リンクは削除した。各自自己責任の上で探して欲しい)

で、「核兵器使用前例」に関して述べたと思われる箇所はここ。

США – единственная страна в мире, дважды применившая ядерное оружие, уничтожив японские города Хиросиму и Нагасаки. Кстати говоря, создали прецедент.

えっと、最後単語прецедентが日本語訳で「前例」に当たるんだけど、Google翻訳によれば古フランス語語源

実際прецедентの発音英語のprecedentに割と近い。

また、英語動詞precedeの語源

https://www.google.com/search?q=precede+meaning

late Middle English: from Old French preceder, from Latin praecedere, from prae ‘before’ + cedere ‘go’.

とある

さらに、クレムリン公式(仮)は英語訳も公開していた。

何せ公式が既にWebの海に放流した文章なので、仮に多少演説原文とはニュアンスが違ってロシアから「ちがうそうじゃない」と言われても「いや、あん英語でこう書いてるんやから」で通るだろう。

また、世界的に言えばこちらの方が読まれる回数は多いのではとも思われる。

個人的英語の方がまだ読めるという事情もあり、当初の予定とはズレるけれども、英語訳の方を読んでみることにした。

さて。

下記が上記の原文と同じ箇所。

The United States is the only country in the world that has used nuclear weapons twice, destroying the cities of Hiroshima and Nagasaki in Japan. And they created a precedent.

ちなみに、原文・英文ともに引用部分で一つのパラグラフになっている。

ここでまず、precedentを目的語に取る単語としてcreateが使われていることと、precedentの冠詞としてaがついていることがちょっと気になった。

特に後者については、さっと調べてみるとロシア語には冠詞がないそうなので、原文と英文でささいなニュアンスの違いが生まれるかもしれない。

create

https://www.google.com/search?q=create+meaning&oq=create+meaning

ま、普通に考えて

bring (something) into existence.

ということでいいだろう。

precedent

https://www.google.com/search?q=precedent+meaning&oq=precedent

これもまあ、普通に

an earlier event or action that is regarded as an example or guide to be considered in subsequent similar circumstances.

ということだろうな。

ていうか、ここまで長々と書いたけど、引用文をパッと見ても単語定義調べた上でためつすがめつ見ても、俺には「お前が最初にやったんだから"誰か"がそれに続いても文句言えめえ?」と言ってる様にしか読めない。

「その"誰か"はロシアである」とこの文から決めつけるのはさすがに難癖かと思うものの、発言責任はやっぱりロシアにあるので、俺の主張は変わらないかな。

みんなはどう思うだろうか?

ちなみに、直後の文では

Recall that during WWII the United States and Britain reduced Dresden, Hamburg, Cologne and many other German cities to rubble, without the least military necessity. It was done ostentatiously and, to repeat, without any military necessity. They had only one goal, as with the nuclear bombing of Japanese cities: to intimidate our country and the rest of the world.

と言ってる。

余談(余談ではない)

英語で全文読むのもきついから、日本語訳読もうかなあ。

実はほとんど読んでないんだよね。

2022-09-30

[]233

中国ネットスラングでwwwと同じ意味

語源は、中国の有名掲示板で、笑いの顔文字の番号が233だったこから、とのこと

2022-09-21

「水は低きに流れる」は本当に誤用されているのだろうか?

「水は低きに流れる」はもともと「そうなることが自然であり止めることはできない」というふうに肯定的に使われる言葉である

から「水は低きに流れる」を「人はすぐに堕落してしまう」といったような意味で使うのは誤用である

という説がある。

このことわざは、孟子の「水之就下」という言葉が出典とされる。

孟子はこの言い回しが大好きだったらしく、いろんなところで使っている。

孟子 梁恵王上』

誠如是也,民歸之,由水之就下,沛然誰能御之?

本当にこのとおりならば、民がこれに付き従うのは水が低きに流れて激流となるようなもので、いったい誰が止められるだろうか。

孟子 離婁上』

民之歸仁也,猶水之就下,獸之走壙也。

民衆が仁者に付き従うのは、水が低きに流れ、獣が野を走るようなものである

孟子 告子上』

人性之善也,猶水之就下也。

人の本性が善であることは、水が低きに流れるのと同じである

いずれの「水之就下」も、その意味するところは「そうなることが自然であり止めることはできない」であり、

なるほど、これをネガティブ意味として捉えるのは誤用であろう。

しか辞書を引いてみると、「水は低きに流れる」という項目は立てられていない。

辞書掲載され、「孟子」が出典であるとされているのは、「水の低きに就くが如し」である

これはちょっとばかり言い回しが変わっただけ、なのだろうか?

水の低きに就くがごとしとは - コトバンク

また一方で「水は低きに流れ、人は易きに就く」という形で使われることも多い。

「水が低いところに流れるように、人も安易なほうに流されてしまう」といったような意味合いであり、

この場合の「水は低きに流れる」はネガティブ意味で使われているはずだ。

これは誤用なのだろうか?

「人は易きに就く」とはどこから出てきたフレーズなのだろうか?

結論から言えば、おそらく「人は易きに就く」は中国の成語「避難就易=難きを避け易きに就く」から来ているのだろう。

まり、この言葉本来「水は低きに流れる」とワンセットで使われるようなものではなかったのである

避难就易(中国語)の日本語訳、読み方は - コトバンク 中日辞典

「水は低きに流れ、人は〜」という言い回しについては別のバリエーションがある。

たとえば田中角栄日本列島改造論』の冒頭で印象的に使われている「水は低きに流れ、人は高きに集まる」である

この言葉は、人々が地方から出て東京へと集まることを述べたものであるが、実はこれも中国の成語に元ネタがある。

「人往高処走 水往低処走」である

人往高处走,水往低处流の意味 - 中国語辞書 - Weblio日中中日辞典

直訳すると「人は高いところへ走り、水は低いところへ走る」、

人はよりよい場所を求めるものだ、高い目標を目指すものだ、といった意味であり、

向上心を持たない人間を激励するときに使われることが多いらしい。

まり、そこには「水のように低きに流れてはいけない」といった含意がある。

整理しよう。

  • 水之就下(水の低きに就くがごとし)
  • 人往高処走 水往低処走(人は高きを目指し、水は低きに流れる
  • 避難就易(難きを避け、易きに就く)

などといった成語から、時を経て混同されたのか、あるいはアレンジされたのか、

いずれにせよ「水は低きに流れる(人は易きに就く)」という言い回しが生まれた。

あるいは「水之就下」を語源とする「水は低きに流れる」と、

「水往低処走」を語源とする「水は低きに流れる」の二種類がある、

と考えたほうがいいかもしれない。

そして「水之就下」の場合であればネガティブ意味で捉えるのは誤用と言えるかもしれないが、

「水往低処流」の場合であれば必ずしも誤用とは言い切れないのである

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