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2024-02-09

anond:20240209233159

ご両親はキミにはまだ話してなかったか

実はキミは木の股から生えてきたところを我々が保護し、ご両親に預けたんだよ

から、キミは分類学的には哺乳類ではないんだ

菌糸類なんだよ。信じられないだろう?

2024-02-01

コメント返信あり)街路樹を愛でる

追記

コメントで皆さんのイチオシ街路樹をいただいたのでいくつか返信兼紹介。

ユリノキ

近所には植わってないけど隣県に行った時に見た。葉っぱもインパクトあるけど根本みょんみょん(托葉というらしい)も趣深い不思議ちゃんな樹。

クスノキ

樹形と樹皮からなんとなくおじいちゃん雰囲気がある樹。葉っぱの根本ダニを飼っているという技巧派。アボカド植えたブクマカいて笑ったけどアボカドクスノキの仲間なんだって

ヒトツバタゴナンジャモンジャ)

去年11月神宮外苑で見た。白い花が可愛いらしいので花の時期にもう一度見たい。再開発後も残っているといいなあ。

サルスベリ

樹皮がツルツルなのでこの名前漢字で書くと百日紅という通り、ず〜〜っと花が咲いてる。街路樹より庭木として人気だと思う。

ヤマモモ

食べられる実がなる樹ってウキウキするよね(管理コストは爆上がりだけど)。旅行先で買ったヤマモモジャム、素朴な味で美味しかった。

カツラ

ハートの葉っぱがキュート。樹形も丸め可愛い

木に圭で桂と書くから、昔から愛されてきたんだろうなと想像する。

トウカエデ

フウと並んで紅葉が美しい街路樹。樹皮がぼろぼろなので一瞬心配になるけどそういう特徴の樹。カエデ属は羽の生えた実がなる。

本文

街路樹街路樹と言われるけどそれぞれに名前があって姿形も違う。関東在住の増田がよく見る街路樹を紹介する。リンクWikipediaに飛ぶ。

ハナミズキ

一青窈の曲のせいでなんとなく日本の樹っぽい感じがするがじつはアメリカ原産。「薄紅色の〜」というが、街路樹で見かけるのはだいたい白い花な気がする。春と夏の間くらいに咲く花は可愛らしいけど、樹皮は結構無骨排気ガスに強く、実も小さくて散らからいか街路樹によく採用されるらしい。

近縁種に日本原産ヤマボウシがある。こっちは実が大きめで食べられる。

モミジバスズカケノキ

実が山伏が着けているポンポン(鈴懸)に似ているからこの名前になった。スズカケノキの仲間(別名プラタナス)の中では一番植えられているらしい。

まだらに剥がれる樹皮が特徴的なので葉が落ちた冬でもよくわかる。3裂した葉っぱが落ち葉になった後も可愛い

イチョウ

生きた化石」とも言われる世界最古の樹木増田は長らく葉っぱの切れ込みの深さでオスとメスが見分けられると信じていたが、最近関係ないと知ってショックだった。

葉っぱが落ちたあともワイルドな樹皮がカッコイイ。かなり大きくなる木なので、街路樹だといわゆる「丸太剪定」されているイチョウが多いのが残念。熊本城に生えているイチョウの巨木が見事だった。

ケヤキ

増田イチオシ街路樹。「けやけき(一際優れている)木」が語源である通り、ほうき形の樹形となめらかな樹皮がとても美しい。

一方でちゃんと手入れをしないと樹形が乱れやすいので、けやき通りを美しく保っている剪定業者尊敬する。

通勤途中、季節とともに移ろうケヤキ並木を見て、今日も頑張ろうと毎日元気をもらっている。

ツツジ

植え込みでおなじみの低木。花期になると葉が見えなくなるほど花がバカスカ咲く。子供の頃ツツジの蜜を吸った経験のある人は結構いるかもしれないが、毒があるのでやめたほうがいいらしい。

漢字で書くと躑躅。空で書ける人どれくらいいるんだろうか。最近暑すぎてだんだん花期が早まってきている印象がある。

シマトネリコ

新しく開発された地でよく見かける常緑樹。植木屋さんによると、すぐ大きくなり安いので業者側が植えたがるらしい。シマトネリコが植わっているとなんだかおしゃれな雰囲気になる。

ただ元々は暖かい気候の樹なので、関東の冬は少し寒そう。沖縄公園で見たシマトネリコの樹は生き生きとしていた。

モミジバフウ

いわゆるモミジカエデ属)とは別の仲間。でも葉っぱはモミジの形だし紅葉きれいなので、この樹をモミジだと思っている人は多いと思う。そもそもモミジ」も分類学的な定義じゃないし、美しければいいのだ。

別名アメリカフウといい、千葉県松戸市には「あめりかふう通り」がある。もちろん全然アメリカンではない。

(番外編)ハルニレ

北海道に多い街路樹。明るい黄緑の葉っぱがきれい北海道は他にもポプラナナカマドなど、関東ではなかなか見られない街路樹目白押しだ。

旅行に行ったときは、街路樹に注目してみると自分の住んでいる地域と違うものが植わっていたりして面白い気候だけでなくその時期の流行りなどもあるので、少し足を伸ばすだけで近所にはない街路樹出会えるかもしれない。

よかったら皆さんのイチオシ街路樹を教えてください。

2023-12-17

現実世界で「長寿だけど生殖能力が低い生物」っているのだろうか

いない気がするんだよなあ 勘だけど

ファンタジー作品に登場するエルフはたまに「生殖能力が低い」みたいな設定がされていることがある

もし長寿エルフ普通人間並みの繁殖スピードだと大地はエルフで埋め尽くされるはず それを回避するための設定の一つ

「なるほどなあ だからエルフ人間の方が数が多くて、エルフは数が少ないのか」と思っていたのだが

私が生きるこの現実世界地球に「長寿だけど生殖能力が低いので数が少ない」って生物はいなさそうな気がするぞ

長寿生物……例えばカメ

軽くぐぐって調べてみたが別に生殖能力が低いことはないようだ

まあ一度に複数の卵を産めるカメと、胎生で基本的に一度に一人を産む(であろう)エルフを比べるのはおかしいかもしれないが

→少なくとも短命のカメの種類と長命カメの種類の生殖能力を比べないと意味ないんじゃないか

 →『ゾウの時間ネズミ時間』を再読してもいいかもしれない

じゃあ類人猿だけで比べてみるか?

積読状態の『サピエンス全史』を読む時が来たという事

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それは『葬送のフリーレン』を読んでいてふと思った疑問

私達エルフは長くは生きるけど、恋愛感情生殖本能みたいなものが軒並み欠落しているからね。

緩やかに絶滅していってるんだよ。

『葬送のフリーレン』第13話におけるフリーレンの台詞

エルフ繁殖能力は低い≒恋愛感情生殖本能みたいなものが軒並み欠落している、の等式は成り立つか?ここは自明ではないか

 →現実世界で「生殖能力が低い」というのは発情期の周期が長かったり孵化率が低かったりいろいろあるだろうけど、少なくとも『葬送のフリーレン』のエルフは「恋愛感情生殖本能みたいなものが軒並み欠落している」っていうんだから比べるのは筋が違う気がするよなあ?

  →現実世界生物で「恋愛感情生殖本能みたいなものが軒並み欠落している」生物を探すのは流石に無理筋の予感しかしない

エルフ自身が「エルフの数が少ないのは繁殖しようというやる気が無いからだ」という自己認識だったとしても、実際の数が少ない原因は別という可能性は普通にあり得る

しろエルフ繁殖能力が低いというよりも、普通人間繁殖能力がめちゃくちゃ高い説はありえる

ホモ・サピエンスは何故世界中のありとあらゆる場所繁殖できるのか?

→「エルフホモ・サピエンスが持つ何かの性質を持っていないので相対的繁殖能力が低い、その性質とは何?」という問を考えるほうが筋がよいか

やはりさっさと『サピエンス全史』を読むしかいか

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『葬送のフリーレン』以外でも「エルフ繁殖能力は低い」って設定は見たことがあるような、ないような……

それの源流を探す旅も面白そうではある

エルフ繁殖能力はともかくとして、ファンタジー世界エルフが登場するとき、森の中のそこまで大きな規模ではない集落に住んでいるイメージはある

世界を牛耳る巨大なエルフ民族エルフは「民族」なのか?)単一国家ってイメージよりかは森の人ってイメージがある

ダンジョン飯』のエルフはそこそこ牛耳ってないか?→少なくとも繁殖力でトールマンに劣る

そういえば『指輪物語』は詳しく知らないのだが、あれのエルフはどんな設定なのか

!?指輪物語』のエルフ自然死しないのか!凄いな……

だめだ、『指輪物語』に限らずエルフ文化史について調べると時間いくらあっても足りない

読みたい本は無数にあるので沼にはまりそうなテーマは慎重に避けなければならない

少なくともヨーロッパ伝承エルフと『指輪物語』のエルフ最近エンタメ作品エルフとはそれぞれ別で調べないとごっちゃになってダメそう

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だいたい普通人間エルフは混血可能って設定が不思議なんだよなあ

分類学的に見ると人間エルフほとんど同種なのかもしれない

何かの作品ではハーフエルフ生殖能力を持たないって設定だったな……

だとるすとその設定だとハーフエルフレオポン的な位置づけか

ファンタジー世界の作中で現代的な分類学存在するかどうかはかなり怪しい

作中でクジラは魚の仲間であるという認識がされていたって不思議ではなく、だとするならエルフ人間の分類だってどのくらいの信頼ができるか……

しかし少なくとも『葬送のフリーレン』だととある魔族がサメシャチ骨格標本を見ながら「魚類」「哺乳類」「収斂進化」という言葉を使っていた

『葬送のフリーレン』作中には分類学概念存在する

であれば作中で魔族が人間エルフの違いを分類学的に調べていたとしても不思議ではない

魔法が出てくるファンタジーなのに人物思考はかなーり科学的なんだよなあ

→いや、とある魔族はシャチを魚と認識していた それを別の魔族が「哺乳類である」と正した 分類学概念を持つ魔族はイレギュラー

日記

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真面目に考えるのであれば、そもそも繁殖能力が高い/低いとはどのようなことか」について定義しないといけないのだろう

でもこれは気になったことをメモする日記なので面倒くさそうな部分はファジーにしておく

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ジャイアントパンダについて言及するのを忘れていた

あれは確かに繁殖の意欲がない動物と言っていいだろう

しかしそれはあくま飼育下での話なんじゃないのか

長寿ってわけでもないだろう

しかエルフの数が少ない理由考察するのに参考にはなる事例かもしれない

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現実世界だって出生率が2未満の国はあるじゃん人類だって緩やかに絶滅している最中なんだよ よって長寿だけど生殖能力が低い生物とは人間に他ならない」

私の心の中の魔よ、退散せよ

私はそんな話をしたいわけじゃないんだよ

エンタメ作品の話に乗じて社会問題について語ろうとしないでくれ

……いや、しかし一考の余地はあるか

エルフの「長寿だが生殖能力が低い」というのは生得的ではなく、社会構造など外的要因に起因する後天的ものなのでは?という話か

しかし今考えたい内容から離れてしまうのでこの方面考察はまた別の機会にしよう

2023-11-26

anond:20231126115335

多分、18世紀半ばだな。

ドラゴンユニコーンなどは、1世紀に書かれた大プリニウスの『博物誌』に記載があり、これは15世紀活版印刷技術によってヨーロッパ知識人の間に広く読まれたが、

18世紀半ばにフランス編纂された百科全書などには記載がない。

18世紀半ばは、くしくも博物学が発展してカールリンネによる分類学など近代的な生物学があらわれた時代でもある。

おそらく、「いるかどうかわからん」扱いだった動物は、大航海時代科学の発展によって「いるっつーなら伝聞じゃなくて証拠持ってこいや」という試練を受けて「実物がある」と「実物が無い(判断保留)」に分かれ、

とりあえずいると分かっているもの対象生物学上の分類研究系統的に行われるようになっていった結果、いつまで経っても実物が出て来ないから「まだ見つかってないようなモンを大昔の人達が見つけてたわきゃない。こりゃもういないだろう」という扱いになったのだろう。

2023-08-16

人間めっちゃ分類したい

分類学したい

30種類くらいに分けたい

こんどやろ

2023-03-14

心理学なるもの

から心理大学院に進学することになる。まあまあ勉強し、研究室訪問もして、参考書代に金もかけてやっとの思いで合格できたので、その点に関しては不満がない。

だが勉強していた時も、合格した今でも、私は心理学というものが嫌いだ。嫌いというか、心理学が好きと言っている人は一体それの何が好きなのか、シンプルに聞きたくなる。

認知心理学なんてほぼ理系みたいな感じがするし、臨床心理学では"催眠療法"とかいう、ええ、、?? みたいなものを真面目に覚えないといけなくなるし、社会心理学はありとあらゆる概念カテゴライズしてる感じがして学問として煩雑な印象を受ける。

私は、心理学は"分類学"だという印象を受ける。こころ、という誰がどうやっても掴みきれないシロモノに対して学術的なアプローチを試みた結果、グチャア…みたいな学問になったという気がする。森田正馬の話とかガチでおもろいしw いや〜仏教に流れ着いたのね〜ご苦労さんって感じw

2022-11-07

虹(ニジ)と、ヘビと、ウナギの話

 この文を書いている今日、所用で外出した先で雨に遭い、それが止むのを夕方まで待ち、さて自転車で自宅に帰ろうとした道すがら、空に虹(にじ)を見た。

 今日の外出先から自宅へと向かおうとすると、ちょうど西から東へ進行する形になる。東の空へと流れ去る黒い雨雲を背景に、色の濃く鮮やかなもの、色が淡いもの、二本の虹が綺麗な弧を描いていた。

 その時、私が通行していた自転車道兼遊歩道には、他に散歩ランニングをしている人たちもいたのだが、彼らも私と同じように、虹に見とれたり、スマホ画像を撮ったりしていた。中には「二本の虹なんか初めて見た!」と驚いている人たちも少なからず見られた。虹が二本出ることを知らない人もいるのかと、むしろそれに私は驚いたのだが、のんびりと空を見上げる余裕を持つことがあまり許されない現代人には、仕方が無いことなのかもしれない。綺麗な虹を見たという新鮮な感動が機会となって、彼らが空の気象天体に関心を持ってくれたら嬉しい。

 ところで、二本の虹が出ることを知らないということは、おそらく彼らは二本の虹の名前も知らないのであろう。しかし、虹が二本出ることを知っている人でも、案外その名まで知っている方は少数派ではなかろうか。こんなことを言うと「虹は虹でしょ?区別とかあるの?」と思われるかもしれないが、漢字による呼称区別がある。

 漢字の原型は、殷代の甲骨文字に見ることができるが、その中には既に、虹を表した象形文字を見出すことができる。それは、弓形の弧を描く二本線で描かれており、弧線の両端には口を開いて下を向く頭を持ち、しかも角らしき突起まで見られる。

 甲骨文字占いに関する記録を遺したものであることから卜辞(ボクジ)とも呼ばれ、古くから中国人自身による研究が行われていた。その一つに郭沫若(かく・まつじゃく)の著した『卜辞通纂考釈』があるが、この中で「一つ出た虹を『虹(コウ)』、二つ出た虹を『霓(ゲイ)』と称したものであろう」という説が述べられている。ただし、現在漢和辞典を引けば、『虹(コウ)』が雄で『霓(ゲイ)』が雌とも記されていて、郭沫若の説とはやや異なる。二本の虹の濃い方を『虹』、淡い方を『霓』として雌雄ペアと見るのが後代の見方である。いずれにしても、卜占の亀甲や肩甲骨に刻まれるような神秘的・神話存在として、虹・霓は古代中国人の心を捉えていた。

 残念ながら、私のデバイス文字変換では『霓』の文字しか出てこないのだが、本来は『虫』偏に『兒』旁で、ちゃんと『虹』とペアになるのに相応しい形をした文字である。それが現在、雨冠の字形が主流となっているのは、科学的な物の見方をするようになった近・現代人が、この漢字には神話的・呪術的な役割ではなく、気象用語という科学的な役割を担わせるようになったことの反映であろう。

 虫偏の字であることからも判るとおり『虹(コウ)・霓(ゲイ)』のことを、昔の人々は、広い意味での『蟲(むし)』の類いと考え、すなわち「ヘビ」の一つと見做していた。これは日本でも同じことで、マムシやフクムシなど「ムシ」呼び名がヘビには用いられている。『フクムシ(福虫)』というのは、これは穀倉を荒らすネズミなどの害獣を捕食してくれる益獣だからである。『マムシ(真虫)』の真(ま)は、オオカミに冠した神名大口真神(おほくちのまかみ)』における真(ま)と同じく、強く猛々しい神の名を軽々しく直接的に呼ばないようにするための、一種忌み名としての尊敬接頭語であろう。

 『虹(コウ)・霓(ゲイ)』は、両端に頭を持つ怪蛇であるから「それではヘビじゃなくて、むしろ龍とかの仲間ではないか」と言われるであろう。しかし、昔の人々にとっては、家屋の周辺や田畑などで身近に見かける普通のヘビですら、神秘的な存在だったのである。昔の人々にとって、龍(りゅう)/蛟(みずち)etc.普通のヘビとの間の境界は、我々現代人が考えるよりも遥かに曖昧であったと言ってもいい。足を持たない、もしくは四脚が有っても小さくて目立たない、細長いクネクネとした身体動物のことを、一纏めの仲間として昔の人々は捉えていたと考えられる。このことを少し頭の片隅に置いてから、以下を読み進めてもらいたい。

 「それにしても、虹がヘビだなんて、昔の中国の人たちは面白いことを考えていたものだなあ」と思われるかもしれない。しかし、実は「虹(にじ)=天の蛇」という考え方は、近代化する以前の社会では、地球レベルで広く見られた/見られるものである。そして、それは日本例外ではない。そもそも日本語の名称『ニジ』そのものが『ヘビ』を意味していたとも考えられている。

 日本における「『天の蛇』としての虹」の話に関しては、ロシア人言語学者ニコライ・ネフスキーによる有名な研究をはじめとして、多数の調査研究が為されている。それらから、思いつくままに事例を紹介していこう。

 例えば、琉球諸島宮古島では虹を『ティンパウ』と呼んでいたが、『ティン』は「天」、『パウ』は「ハブ」のことである。『ハブ』は『ヘビ/ヘミ』系統の語である大蛇を表す『ウワバミ』の語に含まれる『バミ』もまた『ヘビ/ヘミ』の転訛であると考えられる。『ウワ(上)』はマ(真)カミの真と同じく、忌み名としての尊敬接頭語であろう。

 宮古島の北にある池間島には、若返りの水についての昔話が伝えられている。欠けて新月となり姿を消し、再び満ちて姿を現すことを繰り返す月。脱皮して不老不死を保つ(かのように信じられていた)蛇。若水とは、神話では月や蛇と結び付けられて語られる、不老不死象徴である。月と水が結び付けられるのは、潮の干満との連想であろうか。

 太古の昔、人間はスデ水(若返りの水)を浴びて脱皮することで、不老不死を保っていた。ある時、天の太陽神が、セッカ(ヒタキ科の鳥類)に命じて、スデ水を月から地上へと運ばせていた。ところが、途中で『アウナズ(虹)』が、スデ水を奪って捨ててしまった(あるいは、スデ水を横取りして使い、脱皮するようになった)。このため、太陽神月神の怒りを買ったアウナズは、それ以来、太陽の反対側に出るようになったという。

 若水物語に登場する『アウナズ』という語は、琉球諸島地域におけるアオヘビ類を指して言う『アウナジ/オーノジ』系統の語と明らかに同じものである。他に、八重山群島竹富島でも『オーナーヂィ』と言うとされる。つまり『天の虹』と『地上の蛇』を、同じ名前で呼んでいたのである

 少し変わったものでは、小浜島では虹を『チネー・ミマンチィ』と呼んでいたというが、これは『ティン・ヌ・ミミジィ(天の蚯蚓[ミミズ])』の意であるという。細長くてクネクネした動物を昔の人々は一纏めに捉えていたという話を、今一度、思い出してもらいたい。

 新城島では、虹を『アミ・ファイ・ムヌ(雨を食うモノ)』と呼ぶ。雨が降りそうで本格的には降らない俄か雨で終わる状況を「虹が雨を食った」と言うからだそうである与那国島には『アミ・ヌミャー(雨を飲むモノ)』という呼び名もある。

 虹が喉の渇きを潤すために雨や地上の水を飲みに現れる、或いは、虹が喉の渇きを潤すために雨を呼び起こすという信仰もまた、広く見られるものである

 長野県では、龍が天から水を飲みに降りてきた姿が虹とされ、また、同県更科では「虹は『ジャ(蛇)』の吹く気である」と信じられていた。山梨県西部でも「『ノジ』は蛇の息」とされた。秋田県平鹿では「『ノギ』は吹いた」と表現した。大分県でも、虹が出ると「『ジャ(蛇)』が吹いた」と言われていた。水神としての蛇神が棲むとされた湖沼から天の蛇としての虹が出現して、雨を呼び起こすという話も広く分布していることが認められる。このことからネフスキー湖沼支配神を指す『主(ヌシ)』も『ニジ』と同一起源ではないかと考えたようであるが、それは流石に後代の研究から否定されたようであるしかし、湖沼の主といえば大抵は龍蛇なので、語源論としてはともかく、ヌシと虹を結びつけるネフスキー見方は意外に悪くないと思える。

 ネフスキーと同じ頃の時代宮良当壮という研究者は、虹とヘビ類の方言呼称分析して「『ニジ』はヘビを意味する語から分化した」ということを立証しようと試みた。ニジの呼び名には『ノジ/ネジ/ヌジ/ヌギetc.』がある。既に上でも紹介したが、琉球諸島地域におけるアオヘビ類の呼び名が「アヲ+(語根)」の形をとっており、その語根部分の変化が『ノジ/ナジ/ナギetc.』となっていて、極めて似ている。そこから、宮良は「『ナギ』が『ウナギ(鰻)』を含めた『ヘビ型動物』の総称であり、そこから『ニジ/ヌギ』などの語が派生分化していった」と考えたのである。細長いクネクネした動物を一纏めに捉えていたという話を、再度、思い出していただけたであろうか。

 この宮良説の傍証としては、例えば秋田県ではアオダイショウのことを『アヲノジ/アヲノズ』と呼び、『ノジ/ノズ』は同地域における虹の呼称共通しているなどといった事例が幾つも見られるので、宮良説はあり得ると個人的には思っている。大蛇を指す『オロチ』という語も、尊敬の『接頭語オ(御)+ロチ(ノジ系統語の転訛)』と考えられる。

 とはいえ現代人の感覚から見れば、特に生物学動物分類学知識を通じて見れば、ヘビとウナギ同類視するという考え方は、なかなか受け入れ難いものと思われるかもしれない。しかし、以下の話を読まれたならば、どうだろうか。

 昔の日本人は、雷神に対して信仰を抱いていた。特に農民は、落雷に対する特別信仰を抱いていた。例えば、岐阜県美濃地方では、稲田落雷があれば、その場所注連縄を張って神聖視・聖別した。何故このように稲田への落雷特別視したのか。それは『稲妻(イナヅマ)』という単語に端的に表されている。イナヅマとは「稲の配偶者」であり、昔の日本農民たちは、雷神を「稲田神を孕ませる夫(ツマ)」と見做したのである。これは、落雷のジグザグ線が蛇神の顕現と見做されたこと、そして、蛇体が男性器の象徴と考えられていたこととも関係しているのであろう。落雷は豊作の予兆であった。

 東北地方には、落雷のあった稲田神聖視する風習存在した。例えば、岩手県では、落雷のあった稲田を「お田の神の田」と呼んだり、女性家畜を入れないようにしたり、雷神と刻んだ石を建てて祀るなどした。

 この岩手県をはじめ、東北地方には「ウンナン田」と称する水田の事例が見られ、これは「落雷のあった水田」であり、しかも「鰻(ウナギ)の姿が見られる水田」のことであるとされる。ウナギが住める水田は、水温が比較的高く、良い水田だと考えたからともされる。落雷後の水田ウナギを目撃したことで、農民たちは「雷神水田に棲み着いて、良い水田に変化した」と考えたのであろう。しかし、それだけではあるまい。

 今では、落雷が豊作の予兆であるという考え方は、単なる非科学的な迷信ではなく、それなりの自然科学的な根拠があったと知られている。農作物の稲だけに限らず、植物の生長には、窒素肥料成分が不可欠である大気中には気体の窒素が大量に存在するものの、それらは化学的に安定な窒素分子状態存在しているため、そのままで植物栄養素として利用できない。ハーバーボッシュ法による大気中の窒素を人工的に固定する方法確立し、窒素肥料大量生産が実現するまでは、大気中の気体窒素を、植物栄養素として利用できる窒素化合物の形に化学変化させることができたのは、マメ科植物の根に共生している根粒菌を除けば、雷による空中放電だけであった。おそらく、落雷が起きた水田の周辺では、雷の電気により生じた窒素酸化物の影響で、稲の発育が良かったのだと想像される。それを見た農民たちが、経験知として「落雷=豊作の徴」と語り伝えたものが、ウンナン田なのであろう。

 最後になるが、もしも『ナギ系統の語がヘビ型動物を指すという説が真実であるとすれば、そこからどうしても思い浮かべてしまうのが、インドから東南アジア地域に広く分布する蛇神『ナーガNaga』の存在である果たして、ヘビの古い呼称の一つである『ナガムシ(長い蟲)』の『ナガ』は『ナーガ』と関係があるのか。水の中にいる長くクネクネしたヘビのような身体をした動物ウナギは、もしかしたら『オ(御)+ナーガからその名が付けられたのか。

 妄想は尽きない。

【参考文献】小島瓔禮・編著『蛇の宇宙誌』(東京美術)

 今回の内容は、この本の受け売りである。とても面白い名著なので、是非、図書館などで一読することをおすすめしておく。

栗花落カナヲと蛇の話⇒anond:20221108215545

2021-12-02

anond:20211202205341

「痛み」を定義することは科学である

植物動物が感じる『痛み(刺激)』は別物である」は科学であり客観である

植物動物が感じる『痛み(刺激)』は別物であるから植物は痛みを感じない」および「植物動物が感じる『痛み(刺激)』は別物である植物なりに痛みを感じている」は科学であり主観である

「痛みを感じ得るかを基準植物動物区別する」は科学である可能性も宗教的である可能性もある

痛みを生化学等の科学定義する人にとっては科学である

痛みを雰囲気で捉える人にとっては宗教的である

「痛みを感じ得るかを基準植物動物区別して食べると食べないを分ける」および「痛みを感じ得るかを基準植物動物区別はするものの全部食べる」は科学的または宗教的見地に基づいた主観である

植物動物平等であり区別しない」は科学である可能性も宗教的である可能性もある

平等分類学等の科学定義する人にとっては科学である

平等雰囲気で捉える人にとっては宗教的である

植物動物平等であり区別しないが食べたり食べなかったりする」および「植物動物平等であり区別しないで全部食べる」は科学的または宗教的見地に基づいた主観である

件のツイートで示される「日本人」「西欧」の考え方には大きな違いはないように見える

そしてどちらの考え方であっても「残虐に殺してよい」的な主張とは大きく関連しないように見える(どちらも優しい対応、残虐な対応それぞれに紐付けられるように見える)

2021-11-01

そういや日本名のついてない虫っているのかなってふと疑問に思ってぐぐってみたら

日本には約10万種の昆虫が生息していると言われていますが、実はまだその30%くらいしか分かっていません。熱帯地域ではもっと分かっていません。

昆虫分類学者は、昆虫を同定してほしいとよく依頼されます。同定というのは、ある昆虫を調べて、正しい名前学名)を明らかにすることです。農業環境技術研究所には害虫の同定依頼がよくありますが、食品に混入した昆虫が持ち込まれることもあります。この場合は、体がばらばらになっていることが多く、パズルを解くような難しさもあります

という記事があって、そもそも分かってない昆虫が多くて、そのことが実社会にも影響してんだなって初めて知った。

2021-05-12

anond:20210512092842

分類学くらいきっちりやっていても(いやきっちりやっているからこそか)異論や論争は付き物なわけで、するとおまえの理屈では分類学がやってることも「定義」じゃないということになる。まあ、おまえがそう思うならそうなんだろうとは思うけど、そこまで前提が共有できないと議論はできないよな。俺は「だいたいの人が概ね納得できる現実的定義」を使う。おまえは「全員が納得するまで成立しない理想定義」を目指す。つまり挟み撃ちのかたちになるってことでお互いに頑張っていこうぜ。

anond:20210511143329

もちろん大昔ほど厳然と分かれているわけでもないけど。

まり定義として成立しない

 

アニメ漫画玩具映画コスプレゲームアイドル……」と列挙するだけでも「概ね」合意が取れるレベルにはなるでしょ。

それと「すべて列挙できるかどうか」と「列挙したもの妥当かどうか」は切り分けたほうがいいと思うよ。

「概ね合意」を誰が取るんだよ、「概ね」じゃ「定義」にはならんだろ

すべて列挙することが現実的じゃないし、その上でその列挙したものをだれがどう合意するんだよ、馬鹿すぎ

 

分類学なんかは学問として厳密さを重視してるからきっちり学会をつくってやってるだけで、

結局は動物定義だろうがオタク定義だろうがSF定義だろうが大枠のプロセスは同じだよね。

社会のあちこちでみんながやってる議論を通して「合意」が形成されていくんじゃん。

俺たちのこの議論もその合意形成にごくごくごくごくわずかに寄与しているぞ。よかったな。

まりお前の言ってる定義ってのは「人によっていろんな考え方があるよね」って話でしかなくて、定義とは言い難いものだってこと

定義意味くらい理解しろ

 

何も代表してないぞ。「俺はこういう合意形成されていると思う」と表明しているだけ。

その「合意」の傍証としてピクシブ百科事典記述提示しているだけ。

もちろん社会的に「いや高度な知識を持ってないとオタクじゃないよな」とか、

あるいは「オタクって気持ち悪い存在のことだよな」といった合意支配的になれば、

俺の主張は無視されるだろうし、ピクシブ百科事典記述も書き換えられるだろう。

それだけの話だよね。

あー、じゃああれか「俺の常識は〇〇だ」って言ってるだけの人ってことね

定義とか語るレベルの知能がないことはわかったわ

ピクシブ百科だろうとなんだろうと、定義コミュニティによって違うんだから一般的定義として成り立ってないって話してんだよw

2021-05-11

anond:20210511135524

よくわからいから教えてほしいんだけど、お前の言う大衆文化と高級文化定義はなに?

社会上下に分けて上位/下位のグループが持つ文化」って自分説明できてるじゃん。

クラシック音楽純文学が「なんとなく高級な趣味」と思われてるのは事実だよね。

もちろん大昔ほど厳然と分かれているわけでもないけど。

「全部羅列しない限り定義として成立しない」

アニメ漫画玩具映画コスプレゲームアイドル……」と列挙するだけでも「概ね」合意が取れるレベルにはなるでしょ。

それと「すべて列挙できるかどうか」と「列挙したもの妥当かどうか」は切り分けたほうがいいと思うよ。

議論が絶えル必要なんてないぞ、だれがその議論に決着をつけるんだって

分類学なんかは学問として厳密さを重視してるからきっちり学会をつくってやってるだけで、

結局は動物定義だろうがオタク定義だろうがSF定義だろうが大枠のプロセスは同じだよね。

社会のあちこちでみんながやってる議論を通して「合意」が形成されていくんじゃん。

俺たちのこの議論もその合意形成にごくごくごくごくわずかに寄与しているぞ。よかったな。

お前はどの集団代表していて、その代表をする権利はどのように得たわけ?

何も代表してないぞ。「俺はこういう合意形成されていると思う」と表明しているだけ。

その「合意」の傍証としてピクシブ百科事典記述提示しているだけ。

もちろん社会的に「いや高度な知識を持ってないとオタクじゃないよな」とか、

あるいは「オタクって気持ち悪い存在のことだよな」といった合意支配的になれば、

俺の主張は無視されるだろうし、ピクシブ百科事典記述も書き換えられるだろう。

それだけの話だよね。

anond:20210511115930

高級文化ってのは「社会上下に分けて上位のグループが持つ文化」のことな

元増田からの流れの大衆文化は「多くの人が親しんでる文化」であって社会上下には分けてないんだよ

アイドル大衆文化ラノベ大衆文化鉄道趣味大衆文化。→だからオタク趣味として扱われることが多い

クラシック音楽は高級文化純文学は高級文化。→だからオタク趣味として扱われることが少ない

これで話がすっきり整理されてるのに、

なぜか「大衆文化=多くの人が親しんでる文化」という誤認にもとづいて

鉄道趣味大衆文化じゃない」とか言い出したのはおまえだよね。

この場で混乱してるのはおまえだけだよ。

そもそも外延定義ってのは内包定義によって条件なんかを規定した上で行わないと意味ないんだぞ

別に意味なくはないぞ。

併用したほうが精確になりはするが。

何万人何億人といる人と議論して、誰がその議論に決着つけるの?

これはあらゆる定義に言えるのでどうということもないなあ。

それこそ分類学であっても議論が絶えないわけだし。

おまえの大好きな内包定義でも万人が納得する定義をするのは難しい。

現実的には「ある程度の曖昧さをもたせることで多くの人を納得させる」ということになる。

議論が決着してなくても概ね合意が取れていれば意味があるんだよなあ。

お前の見なしの妥当性を何によって担保してるつもりなんだ?

集団合意だよ。

2021-05-01

「高層物」分類学

バカナンとかは高い所がお好き」、ということで、バカである自分は、しばらく高いもの談義、高層物談義をしようと思う

高層「物」というのは、高層「ビル」以外が話のメーンからである

★高層物の定義は?これは時代文化により異なるが、とりあえず現代日本では、

 建築基準法航空法が高さ60mを超すと規制が強化される。

 高さ60m以上のマンションを「タワマン」と呼ぶ不動産屋の慣習もあるので、

 とりあえず「現代日本では、高さ60m以上を高層物という」と定義したい

★「高層物」を網羅的に分類した人って、あまりいないんじゃないか

 大きく5つのジャンルに分けたい。

 1.ヒトの為の高層物(ビル展望塔、アトラクション等)

 2.産業の為の高層物(電波塔送電鉄塔煙突風力発電など)

 3.交通の為の高層物(橋脚塔など)

 4.宗教的高層物(大仏など)

 5.樹木

★「1.ヒトの為の高層物」は、

 「1-1.高層ビル

 「1-2.展望塔」

 「1-3.アトラクション

 「1-4.アリーナ」に分かれる。

展望塔とは、最上階の展望だけを目的として建設され、よって中間階が無いもの。例:ポートタワー。

 アトラクションの例は観覧車ジェットコースターなど。

 アリーナの例はドーム球場など。

ジェットコースターも、ナガシマスパーランドの奴は高さ97mあるらしいから、立派な「高層物」です。

 富士急も、ジェットコースターは高層物間違いないですが、空中ブランコ鉄骨番長」は、50m台で、わずかに高層物要件満たしてないんですね

 「観覧車」というのは「展望塔」と「アトラクション」の中間性質がある。これもだいたい100mはあるから、立派な「高層物」です

★「アリーナ」で言えば、福岡ドームは80m以上あるらしいので「高層物」、でも東京ドームは60m未満なので高層物じゃない、的な。

 ドーム球場以外の、例えば体育館つて、高層物なのか?日本武道館で、高さ42mなのか。

 ビッグサイトで、高さ58mだからギリギリ高層物じゃないのか

高層ビルは今回の主旨じゃないかカンタンに言うが、

 目的として「オフィス」「マンション」「ホテル」「レストラン」「病院」「役所」「大学専門学校」が日本では確認されてる。

 商業物販つまり百貨店で、高さ60m超えてるのはあるかな高校で高さ60m超えは?

★「2.産業高層物」の分類。

 「2-1.工場建屋

 「2-2.放送電波塔

 「2-3.通信電波塔

 「2-4.送電鉄塔

 「2-5.風力発電

 「2-6.煙突

 「2-7.エレベーター実験塔」

 「2-8.気象観測塔」、他にもあるかもしれん

工場建屋の高さのデータって、どこかにあるのか?

 かつて、旧住金鹿島製鉄所を見学したことがあり、それは大きな製鉄所だったが、

 なので、日本のどこかに、高さ60mを越える工場建屋がある気がするのだが

放送電波塔は、言わずもがなスカイツリーや、名古屋テレビ塔、あと埼玉NHKラジオ送信鉄塔とかある。

 通信電波塔、昔であれば、街の中心にNTT鉄塔があったが、あれは60m超えてるのか?

 ケータイ各社の電波塔は、さすがに60mも無い気がする

★「煙突」もバカに出来なくて、池袋の清掃煙突は200m超えてるし、いわき市の火発の煙突も高かった。ライトアップもするらしい。

 川崎とか千葉あたり、煙突の高さのデータベース無いのか?相当数が「高層物」の筈だが

エレベーター実験塔」、日立ひたちなかにあったり、三菱稲沢に作ってたりする奴ね。国内に4~5本はあるのだろうか

気象観測塔」というのは、つくばの200mクラスの奴を念頭に置いてたのだが、あれ解体されてしまったのね。

国内にはそうすると、気象観測とか宇宙観測目的の高層物は存在しないのか?

★「風力発電」の高さの定義プロペラを支える柱の高さで測るのか、プロペラの最高点で測るのか?

 プロペラ最高点の計測だと、大半の風力発電は60mを超えて、「高層物」の仲間入りになる

★恐らく、日本もっとも多い「高層物」とは「送電鉄塔」じゃないかと思ってるのだが。

 50万ボルト送電線で、大体80mの高さがあり、東電幹線で500塔はあるらしいから、

 全国の「高層物」になる送電鉄塔は3000~5000はあると思うが、データが手許にない

★「交通高層物」、代表的なのは「3-1.橋脚塔」。

 あとは「3-2.ロープウェー鉄塔」「3-3.灯台」「3-4.管制塔」「3-5.ロケット発射塔」、他にあるか?

明石海峡鉄塔などは、300m近くあるから文句なしの高層物。レインボーブリッジでも126mあるのね。

 三重・御在所ロープウェーの鉄塔は、高さ61mあるらしいので、ギリギリ「高層物」の仲間入りしてる

 「灯台」の日本最高って、日御碕灯台で、でも40m台でしかないらしいので、「日本国内には、高層物の灯台は無い」らしい。

 サウジアラビアには100mクラス灯台があるらしい

羽田管制塔で115mあるのね。なんか、管制塔より灯台の方が高いイメージあるが、真逆だな。

 管制塔は、広々とした空港にあるから、実際より低く見え、灯台は狭くて高台にある岬の突端にあったりするから、実際より高く見える

★「ロケット発射塔」というのは、日本では種子島しかなくて、80m級なので「高層物」。

 自衛隊が、どこかにミサイル発射塔を隠しもってるのか?イージスアショアとか、60mあるのか?

 北海道大樹町ホリエモンロケットは、発射塔が60m越えないのか?

★「4.宗教的高層物」としては

 「4-1.塔」(一般人が入れない)

 「4-2.教会」(一般人が中に入れる)

 「4-3.大仏聖像」に分かれる

日本で、教会で60m超えって、あったっけ?

 宗教じゃなくても、モニュメントアート作品で60m超えたら、ここのカテゴリに入る。太陽の塔とか。

★今までは人為的な高層物でしたが、最後に天然の高層物として「5.樹木」を挙げてる。

 日本では、京都府スギの木が、60m超えてるから「高層物」なんですよね。

 もっとも、天然のスギの樹高を、わざわざ測定することは滅多にないから、

 見つかってないだけで、他にも高層スギは多数あるんじゃないか

★以上、昨日の夜に自分寝床で分類した「高層物 分類学」ですが、

 多分抜け漏れが多数じゃないかと思われるので、誰か再分類して欲しいもの

2021-02-12

anond:20210212103825

新種のカメ現物(標本やDNA配列データ)の発見のもの分類学的意義がある

それでも単一個体だけじゃダメ

一方のメソッド一般化できない一発勝負では学術的な意義はない

2019-11-25

anond:20191125143127

違う、違う

分類学定義をきちんとすること自体重要

問題なのは、ある人の発言に対して、フェミニズム観点からみて、あなた発言は間違っていると思うと指摘したら、

その人が、私のフェミニズム定義と違うと反論し、フェミニズム定義論争になってしまったり、

あるゲーム面白いかどうかという話をしていたはずなのに、

このゲームハクスラか、そもそもハクスラとは何か?みたいに議論スライドすることが不毛だと思っている

2019-11-05

生物学宇宙論分類学などの多くの科学分野では反証可能性がない

って言うと実験ができないか再現性がないだけで論としては反証可能性があるのだ、って反論が来るのがお決まりなんですけど、実際にはその分野の科学者反証を行ってはいないし、重視している訳でも無いわけですよ。

仮に反証したとしても、理論欠点があったのか前提条件が異なるのが問題なのか区別を付けるのは難しい。

反証という言葉では科学の営みをうまく説明できないにも拘わらずそれにこだわり続けるのは、ポパーの言うところの科学的な態度じゃないんじゃないですか。

反証可能性無益と言っているのではありませんよ。

2019-07-26

anond:20190726140018

分類学生態学な?

学問体系すらわからんやつに研究の優先度をつけられるとは思えん。

そもそも今時純粋に分類だけやってるような奴ほぼいないぞ。化学医学生物学も今の時代混ざり合ってるんだから

知り合いの新種探しのおっさんアメリカ客員教授図鑑出して食ってるわ。

とっくに日本予算なんてねえし、そんなもんやぞ。

勉強してから物申せ。

2019-05-24

anond:20190522224201

何処からが「動物」なのか未定義すぎてアレだと思うわ

分類学上の動物」ではないんでしょ?

2018-11-21

anond:20181121113517

どうでも良いけど生物進化論や生物分類学では人間はいわゆる現代で言うところの「猿」から進化してないかウキーとは言わないぞ

これ本当に勘違いやすいんだが「共通祖先」を持っているだけであって人間「猿」じゃないんだ

これの勘違いは例の二足歩行になっていく図のせいだと思ってる

2018-04-16

京都731部隊論文はなぜ人体実験と言われるのか

サル実験のはずなのに分類学上の名称記載されていない

戦前でもサル動物実験で用いる際は「タイワンザル」などと明記するのが普通だったが

 この論文には単に「サル」としか記載されていない

サルの体温は種によって異なることやサーカディアンリズムの変動幅が大きいことなどが知られ

 それにもかかわらず実験で用いたサル分類学上の記載がない。

 また、論文では「さる中 1(10 匹附着ノモノ)ハ 39 度以上ヲ 5 日間持續シ」と記されているのみで

 各日の体温測定時刻も示されず、当該「さる」の平常の日内変動幅と観察された体温との 

 関連について全く言及されていない。

②39℃の高熱はサルにとって高熱じゃない

 上述のように一般サル日中体温の変動があり人間より高い39℃前後が「平熱」のサルもいる

 実験動物としてよく使われるタイワンザル・アカゲザル日中38度まで平熱として上昇する。

サル頭痛を訴えていることは正確にはわからない

 実験動物学が発展し、様々な疾患モデル動物が利用できるようになりつつある現在でも

 「頭痛などを訴える」ことのできるモデルサルが開発されたという報告はない

 ※ PubMed、2015 年 3 月 15 日検索キーワード: headache, model, monkey

 例えばサルダルそうな仕草で頭を抑えている仕草あくまで頭が痛「そうに見える」以上のものではない

④当時の満州731部隊研究施設サル飼育されていたデータがないか

 ラット飼育された記録はあるがなぜかサル飼育記録が現在でも確認できない

参考

http://war-medicine-ethics.com/Seniken/Journal/J15-2.pdf

http://gakui.dl.itc.u-tokyo.ac.jp/cgi-bin/gazo.cgi?no=212200

2018-02-02

anond:20180202144241

恐らくですが、あなた社会行動分類学で言うところのホームテリトリアに分類されるかと思いますあなたはそのお友達の無神経さに苛立っていると自覚されているようですが、実際の問題はそこではなく、無意識縄張り意識(テリトリア)が過剰に発揮されることによって、社交性を損なうケースがよくあるようです。そういった方は、相手からは見えない縄張り秘密など)を増やしていくことで、縄張り侵害されていると言う意識を和らげ、社交性を取り戻していくこともあるそうなので、お友達との付き合い方を見直してみるのもいいかと思います

2017-09-19

けものフレンズで気になったこと

教えて生物学に明るいマン

どんべえの例のページでギンギツネの学名が Vulpes vulpes てなってて

http://www.donbei.jp/kemono-friends/

あれ?と思って

けもフレ図鑑の方見たら Vulpes vulpes fulvus

http://kemono-friends.jp/zoo/page/2/

fulvus は茶褐色とか言う意味だし、これって Vulpes vulpes のシノニムだよね?

そもそもギンギツネはアカギツネの黒色化型だから亜種にもならないよね?

なのにギンギツネをことさら Vulpes vulpes fulvus とする理由は何?Wikipedia にも ギンギツネ(Vulpes vulpes fulvus)てあるけど別にこれってどいういうこと?

ギンギツネは亜種なの?どんべえのページとけもフレ図鑑Wikipedia 分類学上別の立場なの?亜種だとしても fulvus は普通ギンじゃなくて、アカかキイロにならない?

2017-05-26

文化人類学ではあなた研究者研究する。

研究対象に敬意を払うなんて文化人類学ローカルルール、おしつけるなとかいわれてるの

もう文化人類学者は「研究者」という人間集団対象分類学的に研究するべきだと思うんだ。

分野ごとにどれ位研究倫理とかしっかりやってるのかとか分析してほしいわ。

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