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2016-12-19

http://anond.hatelabo.jp/20161218144447

徹夜とかして慢心相違のはずなのに名句ばっちりクマも髪の乱れもないドラマの中の石原里美をみてこないだそんな感じのこと思った

2016-12-06

ポケモン サンプレイした

すっっっっごいすごい

まずはじめに、俺がポケモンを真面目にやったのはリメイクじゃないオリジナルサファイア最後

まり10年以上空いていたことになる。

今回またポケモンをやろうと思ったきっかけになったのはもちろんポケモンGO

ポケモンモンスターボール投げてAボタン連打してたあの頃がフワッと頭のなかに舞い戻ってきたわけ。

夢中になってポケモンを集めてたんだけど、やっぱり何か足りないんだ。あの頃やったポケモンとは何かが違うんだって思ってた。

そんな中で耳にしたのがポケモンの新作が出るよってニュース

こんなわかりやす釣り針はないってくらいギラギラ光った釣り針に、コイキング並の速度で食いついてすぐ○mazonで予約したね。

予約してから発売まではもうはねるしかできなかった。あやうくPPが切れてわるあがきするところだった。いやしてた。

そして発売日当日、いい忘れてたけど俺社会人ね。ポケモンにこんな心躍らせてるけど俺社会人ね。

で、仕事が終わったら、というか終わってなかったけど最速のルート帰宅

ポストに入っているAmazo○の包みを回収&開封。

ポケットモンスター サン

そしてパッケージに描かれた伝説のポケモンらしきライオンさん。

ネタバレは一切見ないように気をつけて公式サイトすら見てなかったから、新ポケモンで見たことあるのはこのライオンさんだけだった。

ところでクリア後に調べてみたら発売前にかなりの数のポケモン公式サイトで公開されてたみたいだけど、あれどうなの?知らないほうが楽しくない?冒険感薄れない?まあそれはいいや。

とにかく、ひとまず心を落ち着かせて夕飯を食べる。腹が減っては徹夜はできぬ

というわけでゲームスタート。弟に借りた3DSソフトを挿してスイッチオン。

まず3DSホーム画面で「ほんとに3Dだ!」と驚いたわけだけど、平静を装ってポケモンサンアイコンタッチ

オープニングのムービーでやられた。なんだこれはと。ポケモンか。

ネタバレ大嫌いだから詳しくは書けないけど、以下プレイ中の驚嘆の声をお届けします。

「なんか急にアニメみたいなムービー始まったー!? ポケモンてこんなにストーリー凝ってたっけ!?」

「奥行き!奥行きがあるーーー」

ニャースオニスズメおまえらも登場するのか!」

御三家きたーー!モクローかわいい!」

「なんかこうかばつぐんとか表示されるじゃん助かる!」

コラッタお前どうしたその顔…!」

学習装置えっ?みんな経験値もらえるの便利っ!」

最初ジムどこだろ、ジムまだかな、ジムもしかしてない?ないのか!」

「着替えできる!散財したろ!」

「Z技なにこれダサ…超つよいカッケー!」

ケンタロス乗れるんかい最高じゃんかい!」

スイミーじゃねえかっ!」

バトルロワイヤルまじかよ!楽しそう」

「えっもうこんな時間お茶漬けたべよ」

「やまおとこwwwww」

「ほしぐもちゃん〜」

もう無理疲れた、とりあえずみんなやってみて。

2016-11-30

この無数に重なり合う世界の片隅に。

終盤唐突差しまれる、被爆したとおぼしき、右手がずたずたになって、左手少女と繋いで焼け野原を歩く女性

これは、すずだ、と。

これは、本当の、すずだ。

すずさんは、広島で、子供かばって、被爆したのだ。

普通に、当然のように、そう思った。

始めに言っておくんだけど、多分こういう解釈はあちこちで出てて、多分「原作読めば分かるけど、それはこうだよ」って否定されてると思う。実際、原作を読めばそれだけで氷解する、阿呆みたいな、とんちんかんな、暴走妄想なのだと思う。

別にそれでいい。

ただの、原作未読で、映画も一回しか見てない僕のモウソウだ。「トトロで、サツキとメイは実は死んでました」のたぐいの話だ。

ただ、僕には、そう見えてしまった、ということをメモっておきたかった。

終盤に唐突に現れる、焼け野原を歩く女性は、すずだ、と思った。

本当のすず。

現実のすず。

今、そうであるすず。

じゃあ今までのは全部夢だったのかな。すずの妄想だったのかな。彼女はとても夢見がちで、どこかぼんやりしているのだ。

でも、思い返すと、すずが妊娠したんじゃないか?ってなった時、医者から出てくる様子が映されたのみで、どうなったか結論が何も出てこない。

勘違いだったのか?

食べ過ぎとかか?

生理不順か?

それとも……流産した?

それは、劇中では語られてない。まるで、触れてはいけないことのように、一切触れられない。

世界はこの時、分岐していたのではないか

流産した世界と。

無事に月を重ね、広島に帰って出産し、育て、そして……そして原爆に遭い、子供かばい、右手を失い、ほどなく死に、ウジに、ハエたかられる世界と。

たとえば、お義父さんがすずと晴美を米軍機の銃撃からかばったあとに、ばったり倒れたまま起き上がらないシーンがある。直後、徹夜してたために爆睡しちゃったのだ、と笑い話になる。

たとえば、すずが海と軍艦を絵に描いてると、憲兵に目をつけられ、手帳は取り上げられ、家まで押しかけられて家族皆が詰問される。直後、このすずさんが間諜って、そんなあほな!と笑い話になる。

シリアスになると、直後にお笑いオチになる。

本当の未来は違ったのではないか。あの時、お義父さんは米軍機の銃撃で死んでいたのではないか憲兵に目をつけられたすずは、そのまま連行拷問の末、獄死したのではないか

そうなった未来をすずは、棄却し、そうでない未来選択し直していたのではないか

どうやって?

そりゃあ、右手で。

すずの想像力の源、生きる力、癒やしの力、生み出す力で。

から、晴美の事故を、やり直せなかった。一緒に右手を失ったから。もう、左手でいがんだ世界しか描けなくなったから。

から原爆も。

でも、じゃあ、あれは、一体なんなのか。原爆焼け野原で、「本当のすず」が連れていた少女は。その子と「すず」が出会い、引き取るのは。

どうともしようがない。合理的な上手い説明など思いつかない。ただ、いくつか思うのは、もう世界線というか、時空は入り乱れてるように思う。原爆エネルギーなのか、なんなのか。

すずは幻想右手を取り戻して、いがんだ左手風景は消えて、そして鬼いちゃんは南方で毛むくじゃらの化物になり、ワニの嫁さんをもらって、過去の人さらいとなって、すずと周作を出会わせる。

貧しい生家から裕福な家に奉公に出され、奉公から出奔し、草津の家で座敷童になり、遊郭に拾われ、遊女となった、(そして「今」は空襲で死んでしまった)ひとりぼっちのりんの隣に、すずの幻想右手は、自分の姿を描き入れる。

ならば、もうひとつ世界の流れの、原爆惨禍に遭ったすずは、そうならなかった世界の流れのすずに、自分の娘を託すぐらいの事は出来たのではないだろうか、と僕は思うんだ。

その程度の奇跡は、起こせてもいいんじゃないかと思うんだ。

2016-11-19

え?なんでロイホこんなに称賛されてるの?

24時間営業辞めますって…

うちの周りココスサイゼガストもさっさと閉まるんだけど…

自分とこ異常な営業してたけどやめます!」ってマッチポンプな発表で称賛て

 

「おれっち徹夜だわー全然寝てないわーつらいわーw今度からちゃんと寝よw」ってアホ学生称賛してるみたいで滑稽なんだけど

2016-11-18

ファミレス徹夜したい

パソコンとかゲームをだらだら一人でやりながら

食べたいときに食べて飲みたいときに飲む

まあ少食だし結局適当に買い込んで家で同じことやるほうが楽ってことは見えてんだけど

2016-11-12

SNSに張り付きながらExcelマクロ書いてる

そういえば学生時代はだいたいこんな感じだった

課題提出日の直前になってコーヒーレッドブル飲みながら徹夜でだらだらとコードを書いていた

しんどかったけどちょっとしたお祭りのようにも感じられて結構楽しんでたように思う

2016-10-30

おはよう

なんでおはようなんだ。

この一週間、毎日徹夜仕事しようと意気込んで帰ってくるのに、毎日ぐっすりスヤァ

本日も布団の中からオハヨウゴザイマス

私の仕事はどうなるんだ

そもそも今日休みなら、家で仕事ができるのに、

今日休みじゃないか仕事ができない

仕事中は仕事できないってどういう状況やねん

やべええよおおお 月曜が今から怖いよおおお 仕事が終わらないよおおお

2016-10-28

メルカリ・アッテを使って実感した日本格差社会

メルカリ・アッテというアプリをご存知だろうか。

メルカリの子会社「ソウゾウ」が作った、人と人とが実際に会ってする取引仲介するアプリだ。

例えば「手渡しで熊のぬいぐるみを500円であげます」みたいな投稿をすると、

近くにいる興味がある人が何人か応募してきて、そのうちの一人とチャットしながら取引をする流れになる。

先日、とあるイベント限定チケットが欲しくなったのだが、確実に入手するためには火曜日深夜から行列に並ぶ必要があった。

徹夜して並ぶのは辛いけれど、水曜の始発で行くと確実に間に合わない。始発前に行くにはタクシー必要、という状況で、

ふとメルカリ・アッテを思いついたので、「朝の3時から6時まで3時間自分の代わりに並んでくれる人募集」という投稿をした。

報酬は3000円、時給換算で1000円だ。そのチケットは4人で行くつもりだったので、我々一人あたり750円負担という計算になる。

当日ドタキャンされる恐れもあったが、絶対に欲しいチケットというわけでも無かったので、その場合は諦めるつもりだった。

自分なら3000円ごときで早朝3時から3時間も並ぶなんて絶対に嫌だと思うのだが、予想外に応募がたくさん来た。

一人は中学生だったのでさすがにこちらからお断りしたのだが(バイトできない中学生にとって、アッテは良い収入なのだろう)

応募してくださった数名の中から一番まともそうな方を選んでお願いした(やはりメルカリと同程度の民度の人は多いようだ)。

そして当日、朝からメッセージのやり取りをして並んで頂いていることを確認し、6時に実際にお会いして自分が列を交代し、7時に無事にゲットした。

驚いたのが、その時朝から並んで頂いていたのが、普通社会人の方だったことだ。

会った時に少しお話をした際に聞いたのは、家から自転車で来て並び、これから朝ごはんを食べて会社に出社されるとのことだった。

自分20代で、年収はいわゆる世間の平均の1.5倍くらいなのだが、決して自分が裕福だと感じたことはなかった。

それでも3000円ごとき他人のために朝3時から行列に並ぶなんて絶対にやらない。でもこの人はそれを喜んでやっているのだ。

自分と同じくらいの年齢で、留学生とか海外出稼ぎ労働者でもない普通の日本人、それも社会人としてもまともに見える方が

その程度の金額で(深夜割増を考えると東京の最低時給以下ではないだろうか)水曜日の朝から3時間も並び3000円を貰っているのをみて、

自分で依頼しておいて矛盾した感情だとは思うが)自分は空恐ろしいと感じた。

増田を読んでいる方々は、なんやかんや言っても裕福な層が多いのではないかと思うが、

我々が思っている以上に日本格差社会はすぐそこまで来ているのかもしれない。

http://anond.hatelabo.jp/20161028112717

A「いやー先週は忙しくってさー、ほぼ毎日徹夜だったよ」

B「言うても毎日時間くらいは寝たやろ」

これは普通雑談現実にあった話をちょっと盛る程度では創作とは言わない

 

A「いやー先週は忙しくってさー、ほぼ毎日徹夜だったよ」

B「その業種で徹夜になることなどありえない。よってお前の話は創作ニート妄想会社の話を語ると嘘臭くなるから一発でわかるぞ」

↑こういうのが創作認定

2016-10-23

マネジメント現場が頑張って労働時間を削減した話

最近長時間労働労働時間削減の話題が多いが、ここ増田では、マネジメント上意下達でよーいドンで残業禁止挙げ句職場破綻、「そんなことになりましたけどいいんすか」というようなエントリーが多いように思う。

本当かよというのが正直な感想で、理由は「余りにも無策で始め過ぎ」だからだ。

自分が見た会社組織は、そこまで「んー、やってみないと分かんないから考える前にやってみようぜ、良きに計らえ、ドーン」みたいな夢見がちの集まりではない。

天才ぞろいではないが、物事やる前はそれなりに策を考えて踏み切る。


弊社は「残業を一気にゼロしました」とまでは行かなかったが、「日付が変わっても社員が在社してるのが当たり前、一部は徹夜普通終電前には帰り辛い雰囲気から、「21時以降は一部の社員しか残ってない」まで業務改善できた。

真偽の話題になっても、自分疑念を抱いたのと反対の角度の話になるだけなので、ちょっと変えて、「どうやってそれをやって、結果どうなったか」を特定されない程度にぼかして言おうと思う。



やった事

現場の稼働可能工数の割り出し

・発生する作業工数の徹底読み

外注の確保

検品担当者雇用

クライアントに対する交渉交渉

クライアント開拓

クライアント窓口者が「帰る」



現場の稼働可能工数の割り出し

まず、現場作業者が週の間にどれくらい稼働可能かを30分単位で割り出した。


・発生する作業工数の徹底読み

実際に発生する作業も、30分単位で厳密に見積もり、発生した時点で作業一覧表に記載する。

工数リアルタイムで表示され、事前の稼働可能工数とつき合わされる。


外注の確保

優秀な外注を確保した。


検品担当者雇用

検品をする」のが作業の大半の人を雇用した。さらに、手のあいものダブルチェックする。


クライアントに対する交渉交渉

「これはやる意味があるのだろうか」「やっても結果が良くなく、元の木阿弥になる」といった作業クライアント窓口者が粘って交渉する。これは窓口者の力量も求められる。


クライアント開拓

新規クライアント開拓は日々行う。このクライアント言う事はどんな無茶苦茶でも聞かないと即死というような状態にならないようにする。


クライアント窓口者が「帰る」

クライアント窓口が作業を追い込んで、定時退社を(すくなくとも)目指す。

クライアントにも「その時間普通いないんで」という共通認識を日々もってもらう。



さてどうなったか

外注費の増大

仕事の変質

人件費圧縮

・売上げ確保

体調不良退職者の激減

・緊急稼働の激減

・社内の雰囲気改善



外注費の増大

外注費は増大した。社内の仕事を外に降ったので当然と言える。


仕事の変質

クライアント窓口者の仕事は、「社内に仕事をふる」事からクライアント交渉する」「外注を発掘してくる」「外注と良い関係を保って良い仕事をしてもらう」事に変質した。

経験がモノを言うので、先輩社員が日々レクチャーしている。


人件費圧縮

以前の異常な稼働状況で、その分必要だった残業代人件費圧縮された。

労働者手取りは一部減ったが、なにせ以前は「人間らしい生活が出来ないし金払っても休みたい」レベルだったので、抵抗らしい抵抗はなかった。

あとタクシー代も減ったな。


・売上げ確保

売上げは確保された。売上げの確保はマストだ。

利益率に関しては増えてないが、売上げの総量が増えればカバーできる。


体調不良退職者の激減

以前は定期的に体調不良で突然倒れるもの会社に来なくなるものが出ていた。

同僚が倒れたとき会社雰囲気が「酷い事になった、こんな事は二度と起きないようにしよう」ではなく、「彼が抱えててた仕事をどうしよう」であったこと、その事態が何度も繰り返された事は忘れてない。

組織にとって「人の健康」の優先順位は「請け負った仕事の達成」「売上げ」より低いのだという冷厳で情けない現実をはっきり認識した。

しかし、ここ数年出ていない。

かけた戦力を即席で穴埋めして、ちょっと動けるようになったらまた誰かが倒れる、ということの繰り返しから、雇った人間時間をかけて教育する余裕も出てきた。

先輩が新人の隣りで笑いを交えながら業務を教える。

退職者が挨拶をして円満に辞めていく。

社員が花を渡して見送る。

それだけの事がどれだけ心を落ち着かせるか。


・緊急稼働の激減

常態化していた、エラー対応の為の緊急稼働は激減した。

検品担当者が事前に危険ミスを見つけるからだ。

検品担当者は「まだ起きていない事」を発見する仕事なので、雇ってみないと重要性に気づき辛い。しかし、今となっては現場が口を揃えて「彼らがいない事を思うとゾッとする」と言う。


・社内の雰囲気改善

以前の会社は「今は緊急事態だ」とマネジメントが言うと「緊急事態が何年続いてるんだよ、ずっとじゃねえか」という雰囲気だった。

弊社に就職すると友達が減った。週末も疲労で気絶してるから当然だ。

人は突然倒れた。倒れないものは示し合わせて一気に退職した。弊社を見限ったのは明らかだった。

最近は、「これだけ変えられただから自分たちもっと難しい課題を実現できる」という雰囲気になっている。

後輩が「会社にくるのが好きなので」と言ったのは心に響いた。

後輩のためにも自分ができる改善もっとしていこうと思う。




追記

ブクマカ諸氏に「クライアントとの交渉」が刺さったようなので、その補足をしたい。

純粋利益だけを第一に考える資本家にはどう立ち向かうのか」と言う話にもちょっと応えたいが、資本家経営を左右するほどの大会社ではないので、経営層に対してという話をしたい。


まず、相手クライアントであっても、経営層であっても「腹パンして引き下がらせる」という「やるかやられるか」の対決はしていない。

交渉」というと、そういう見方をしがちだけど、それがマジで組織リアル」だったらその組織は危ういと思う。

クライアント経営現場の3者にそれぞれの利害や優先順位の違いこそあれ、基本的にはそれぞれ重なりあう所の「おなじ目標を共有する」存在であって、「やるかやられるか」は商取引になじまない。

「おなじ目標を共有する」が微妙に違う存在同士が利益を共有できる「良い落とし所を見つける」のが商取引だ。


「良い落とし所を見つける」という精神は「クライアントとの交渉」で重要になる。


クライアントとの交渉

クライアントとの交渉は、窓口がクライアントを打ち負かしにはいってない。

弊社では、あくまで「これがお客様ベストなのです」というスタンス交渉し、多くのクライアントから「○○さんがそう仰るのなら、それは良い方法なのだろう」という「信頼」を得ている。

この「信頼」は作業現場との協力で培ったものだ。

現場アウトプットの力が窓口の交渉力になる。

読んでるあなた現場にいるなら、強力なアウトプットで窓口を支え、窓口ならば「単なる作業の手数が欲しい」以上の期待をされるよう、クライアントの信頼を勝ち取ってほしい。


経営層とどう向き合うか

経営層は「純粋利益だけを考える」訳ではない。

そもそも会社は「利益の為だけ」に存在しておらず、それは「手段」だ。

ただ優先順位の違いはある。

なので、優先順位が低くなりがちな「労働時間の削減」をどう「マストである」と認識してもらえるか。

ここでは「労働時間の削減がマストであるという認識経営に持たせる要素をいくつか上げたい。


事業の高度化

マネジメント層の育児

株式公開


事業の高度化には、人材の定着が不可欠だ。短期人材を使い潰す事を繰り返していると、いつまでも仕事の内容が成長しない。経営もの申す機会があったら、そのことを訴える。

機会があったら数字の一つも資料にしたためて一席打とう。それがどういう内容であれ、経営数字に敏感だ。


マネジメント層の育児は意外とボディーブローのように効く。経営者は「仕事こそ人生」なので、そもそも「人生のそれ以外の価値」をそんなに実感していないように思う。だから労働時間の削減」の優先順位が下がるのだ。

マネジメント層に家庭を持つものを送り込むと、経営の身近な人間から人生には人間的に生きる時間必要だ」と感じるようになる。

こういった事が組織意思決定に影響を及ぼす。


株式公開は、まだ公開していない会社に大きな変化をもたらす。労務管理がいい加減な会社は、審査を通らず上場できない。このことは「労働時間の削減」の優先順位を上げる圧力になる。



最後ひとつ、実感として上げたいのは「組織が成長していること」がいろいろな改革バッファを生むという事。

「身の丈にあったそこそこの事業」という生き方は、「成長しなくていい」という事とはちょっと違うように思う。

改革で生まれる、予測不能な、時に良くない変化も「成長している」ことが生んだ余地が埋め合わせるのだ。

2016-10-22

http://anond.hatelabo.jp/20161018125858

(もうブコメ書いてしまったので追記へのコメントをこちらに。ブコメだと字数制限がきつくて書ききれないのもある。)

元増田には大きな欺瞞が2点ある。

(以下長いので,面倒な人は まとめ まで読み飛ばしてもらってもかまわない)

長時間労働問題の全てではないが,一部である

元増田は「「労働が長時間かどうか」なんてのは問題の核心ではないのに、あたかもそれを改善すれば問題解決するかのように」と書いているが,元増田や,今回の電通事件に関するの他の記事ブコメを見てもそういう論調は主流ではない。

セクハラパワハラがあったことも問題視されているし,その他さまざまな問題も指摘されている。「長時間労働さえ解決すれば全て解決」というようなブコメほとんどない。

もっとも,長時間労働は今回の事件に関連する問題の主要な一部であるし,日本労働環境が抱えている大きな問題の一つでもあることに変わりはない。

長時間労働は,元増田ですら認めているように,心身を疲弊させ,場合によっては人を死に追いやる原因になる。

からブコメ論調は「長時間労働 だけ解決すればOK」ではなく,「長時間労働 解決しないとダメだ」というのが主流だろう。

これに対し元増田は,変な論理長時間労働擁護した。

1. 「度が過ぎた過労や心労がいけないのは当たり前」と書いて長時間労働にも問題があることを認めておきながら,一方で「「労働が長時間かどうか」なんてのは問題の核心ではない」と矛盾する主張をした

2. 「問題の核心」であろうとなかろうと,問題の一部であれば解決する必要があるのに,「核心ではない」=長時間労働解決する必要はない,という論理の飛躍を行った

その「長時間労働」はサービス残業か否か?

先ほど挙げた欺瞞は,まだ論理展開瑕疵に過ぎず,たいして大きな問題ではない。もっと大きな問題は,これから書く問題である

元増田では,「長時間労働」という言葉は何度も出てくるが,それが不払時間外労働(いわゆる「サービス残業」)か否かについては一切触れていない。

話を始める前に,まず大前提として,日本法律では労働時間は週40時間までと決められており,それを超える場合はいわゆるサブロク協定を結んだ上で,超過勤務手当を支払わなければならない。さらに勤務時間が深夜(午後10時〜午前5時)にかかる場合は,深夜勤務手当の支払いも必要である

元増田は「長時間労働」と書いている以上,それは週40時間を超える労働を指しているのは明白であり,従ってそれらの労働には当然超過勤務手当や深夜勤務手当を含む,いわゆる残業代が支払われていなくてはいけない訳だが,今回の電通事件でも明らかになったように,残業しているのに残業代を支払わない,いわゆるサービス残業が後を絶たない。

従って「長時間労働」を論じるときは当然それも論点になるが普通なのだが,元増田はなぜか全くその点に触れていない。

そこで,元増田に代わって,その点に触れながら「長時間労働問題について論じてみよう。

元増田の言う長時間労働が,不払時間外労働を一部でも含むものだった場合

今回の電通事件もそうだったが,もうこれは論じるまでもなく「悪」である

法律違反からというだけでなく,労働ダンピング他人労働価値の毀損という意味で,やってはいけないことなのだ。

から,「長時間労働(不払時間外労働を含む)」の場合「おれは(給料もらえないなら)がんばらないからオマエも(給料もらえないなら)がんばるな」 (言うまでもないが,カッコ内は自分が追加)という論理は,元増田が何を言おうと正しいのである

元増田の言う長時間労働が,不払時間外労働を全く含まない場合

この場合被雇用者観点からは,あまり問題がないように見える。

ただし,あくま自発的 長時間労働場合のみであり,強制される場合は,やはり問題になるだろう。ただ元増田が論じているのは自発的長時間労働と思われるので,そうするとやはり問題がないように見える。

しかし,経営的な観点からは, 自発的 長時間労働には問題がある。

まず,先ほども述べた通り,時間外労働には割増賃金を払う必要がある。つまりコストが増えるのだ。

「3日間徹夜」を例に考えてみよう。

ちょうどまる3日とすると72時間。ただし8時間ごとに最低1時間の休憩時間を与えなければいけないと法律で定められているので,9時間を1単位として割り算すると8になり,72時間中8時間は休憩時間になる(最後1時間が休憩なので,厳密には71時間連勤と考えるべきかもしれないが,その辺は適当に)。従って実稼働は64時間

1日の通常勤時間を8時間とすると3日分の通常勤時間24時間。残り40時間に対し,1.25倍の時給を支払う必要がある。

そのうち午後10から午前5時の7時間にかかる部分についてはさらにその1.25倍の時給を支払わなければならない。面倒なので,その午後10から午前5時の間に必ず1時間の休憩が入っていたと考えることにすると,(7 - 1) * 3 = 18時間が深夜勤時間となる。

まり,3日間64時間の勤務の内訳は,通常24+超過22+深夜18 となる。

仮に通常勤務の時給を2000円(相当安いが)とすると, 2000 * 24 + (2000 * 1.25) * 22 + (2000 * 1.25 * 1.25) * 18 = 159250 となる。

一方,これを通常勤務のみでこなすとすると,64時間で, 2000 * 64 = 128000 となる。差し引きは31250円である

もちろん完成までには徹夜するより時間がかかり,3日間徹夜場合月曜の朝9時に始めれば木曜の朝9時には「すげーもん」ができているが,通常勤務のみだと64時間=8日間で,土日休むとして,月曜朝9時に始めると翌週水曜の午後6時に「すげーもん」ができることになる。 ちなみにどちらも「すげーもん」ができることに違いはない。

こうなると問題は,「約6日間早い完成」に「31250円」の価値があるかどうかになる。

「31250円? 意外と安いね」と思うかもしれないが,率にすれば約24%増し。約6日待てばその31250円=24%の追加費用を支払わずに,同じ「すげーもん」が手に入るのだ。

したがって,何らかの理由,例えば納期が迫っているとか,ライバル企業の新製品発表に先んじる必要がある(これとて本当にそれに価値があるのかどうか疑わしい)とかがないと「31250円」の支払いに妥当性はなく,株主に対する責任観点からは厳密に言うと背任にさえなる。そもそも「納期が迫っている」というのが3日間徹夜理由だとしたら,それが働く側の「自発的」な労働であるかどうかは極めて疑わしい。

そもそも上の話では1人で3日間徹夜する作業を想定しているが,複数人で3日間徹夜しないと「すげーもん」ができないのなら,上積み費用は 31250円 * 人数分 になる。あるいは本当にそれが1人で3日間の徹夜でできるものなら,3人アサインして3日間通常勤務すれば,上積み費用を払うことなく,しかもより早く(月曜朝9時に始めて水曜日の午後5時には)同じ「すげーもん」を手に入れられることになる。

(上の話にはもっと無理な仮定もある。それは「徹夜で働き続けても睡眠含む休息を十分に取った場合と同じ生産性が維持できる」という仮定だ。しかしそれはまた別の話なのでここでは敢えて触れない)

長々と書いてきたが,要するに何が言いたいかというと,被雇用者には「自発的」に長時間労働をする権利などない,ということだ。何にいくらコストをかけるかは経営側の専権事項である

8営業日の通常勤務で作れるものを3日間徹夜して作るのは良く言って「被雇用者自己満足」であり,普通に考えると「ただコストを増やしているだけの愚行」に過ぎないのだ。

いや「納期に間に合わせる」とかあるだろう,と言う反論が出てくるかもしれないので再度書くが,それはもはや「自発的」とは言えない。

元増田は抜け穴を探そうとするだろうからついでに書いておくが,「納期までに少しでもいいものにする」ために「自発的に」3日間徹夜をし,経営側もその分の採算の悪化妥当とみなすケースはあり得る。

しかしそれが採算を少しでも悪化させるなら,株主に対する背任になりうることに留意すべきだろう。極論すると,株式会社においては,たとえ鉛筆1本でも,それが無意味コストであれば,原則的には「背任」になる(もちろん可罰性があるかどうかは別問題)。

(だいたいその「納期までに少しでもいいものにする」努力自体 http://monthly-shota.hatenablog.com/entry/2016/10/20/214026 にある通り「もっとくだらなくて、どうでもいい仕事であることが多いのだが,これもまた別の話になるので,これ以上は触れない)

まとめ

結論としては,元増田がどうしても「3日間徹夜してがんばったらすげーもんができた!」という自由を欲するのならば,自分経営者になるしかない。ブコメに「経営者になれ」とか「事業主になれ」とか「フリーになれ」とあるのはそういう意味

ただ経営者になったとしても,他人に「3日間徹夜」を強制する権利はないよ。

余談

こんなの書いても元増田は考えを変えないだろうとは思う。

ただ元増田欺瞞を少しでもわかってくれる人がいればそれでいい。

2016-10-19

こうして会社は「洗脳」していく

電通でずっと週100時間以上残業させられた女性苦痛のあまり自殺した。

担当上司から徹夜で作った広告をボロクソに言われたらしいと聞く。

私も似たような目にあって、心を壊されて病院通いにさせられた。

物書き、編集企画という仕事なんてその時いた会社ではノウハウがなかったので、誰も教えてくれない。だから自分で探したり、売り込みに来て知り合った人の技を盗んで五年くらいかけてやっと自分なりの文章を書けるようになった。それを武器に人の紹介などで1〜2ページながら連載の企画を持たせてもらえるようになった。

ゆくゆくはフリーになりたかたから、会社仕事以外にも外部のライティングからデザインまで寝る間もなく引き受けて納期は必ず守っていた。

するとどんどん欲が出てくるのは当然のことで、それら実績とオリジナリティ勉強のためにととある会社所属することにした。

面接作品を見た人は偉そうな態度で嫌な感じはしたが、仕事を覚えたたらやめるつもりだったので我慢して入社をすることにした。

修行に専念することにするんでしばらく休業すると言って、それまで外注で受けてT仕事を休むことにした」

それまでに書けるだけ書いて、使ってくださいと納めた。

そして新しい日々が始まったんだが、面接の時の評価とは手のひらを返したように重箱の隅をつつくことから、来客の挨拶の仕方まで上司とその下にいた先輩は批判するようになった。

それは仕事まで及び、短文からマンガ原作に至るまでここはいけない、こうすべきだ。これっておかしい。などと徹底的に否定された、

時間くらい残業して何日もかけて書いたもの上司に見せると、これおかしいから手を入れるから原稿を受け取って「こうなるんだ、見比べてみろ」とアイディアだけ残った全然違うものにされて返された。

挙げ句の果てには短文の紹介文の文体が気に入らないのか、こんなのなんなのとヒステリックにまくし立てリテイクを何回もされた。それは写真キャプションにも及んで「これと書いてあること違うじゃない」「見たとおりで膨らませるように書いただけです」と言っても全部ダメだし。

原作創作文章いくら時間をかけて書き上げても、上司からはボロクソに言われてダメだしやアイディアを盗まれたりした。挙句は一読して「あんたの頭の中はどうなってるの? これで伝わると思ってるのと文句しか返ってこない」こんな状態から会社でもだんだん話す人がいなくなり孤立していく。

もう自分スタイルも何もわからなくなって、何をどう書いたらいいかからなくなっていた。

書けば「頭がおかしいんじゃないの?」など人格否定するようなことまで言われるようになっていった。

思うに文章の書き方が、私の未熟さもあるが、そこの上司の統括する本に合わないか否定してぶち壊す。しかもそれまで私の書いてた文が、外部では評価されていたことが気に食わなかったのだろう。

から徹底的に壊してそして上司と意地悪な先輩の考える「型」にはめ直そうとしたんだと思う。

これは「自己」を「破壊」して「新たに植え付ける」ある種の「洗脳」だ。

もうこの時にはPCに向かってもまったく文章が出てこないばかりか、頼みごとを同僚にしても何か文句を言われてるような気がして、ますます萎縮し会社にいるのが辛くなった。もう会社じゅう敵だらけのような気分だった。

日曜日に休めても月曜日からが怖かった。

もうできるものなら死んでもいいと思っていた。

その頃、ある本を読んで自分は「うつ状態」じゃないかと思って、メンタルクリニック受診した。もちろん会社には内緒で。そこで処方された薬のおかげで少しは仕事ができる状態になった。でも毎回のイビリで精神が元に戻ることはなかった。

それでもなんとか死なずにしがみついて入られたのは、婚約者がいたからだった。彼女といる時が唯一の癒しだった。

しかし、いい加減イビリ倒してもブラックシープホワイトにはならないと思ったのだろう。ある日上司に呼ばれて「もう今月で君には辞めてもらうから」と言われた。解雇通告だ。

ようやくこの地獄から解放されると思う反面、無職になるということである。私には婚約者がいる。

もう、休業期間が長引いて外部ライターをやってた時の担当はどこにいったかからないし、わかっても仕事を頼めるほど力がなかった。

運よくそ前後に、以前の会社の出入り業者デザインMACを使える人を探していた。その会社副社長とは顔見知りだったので、電話してみたら一人くらいなら入れられるとのこと。

二つ返事でその話を受けて、面接をしてその会社転職することになったのは運がよかった。

新しいフィールドだったから教わることやミス、怒られたりもしたが、同じ部署個性的な仲間がフレンドリーで居心地はよかった。

うつ状態」は薬でコントロール必要だったが、束の間だが私は「洗脳から脱げ出せた。

教えてください「命より大事仕事なんてあるのでしょうか?」

2016-10-18

はてブのやつらは長時間絶対殺すマンみたいになってるけど

なんか、まさにいま沈没していってる船の上で

「定時過ぎたんでー」

とか言ってるアホなバイト船員みたいでほんと滑稽。

バカの一辺倒で労働時間ガーつって、それと一緒にこれから先の時代必要エネルギーもろとも叩いて満足してるのとかほんと終わってる。

おれはがんばらないからオマエもがんばるなよ とかほんと反吐がでる。マジでやめてくれ。氏ぬなら勝手にひとりで氏んでくれよ誰も止めないから。

【追記】

いまさらホットにあがってきて驚いたけど追記

ここでの“船”とは、日本国全体のことを指している

個々の企業の話などしていない。

電通はクソだ。潰すべき。電通を潰すべきなのであって、その他のエネルギッシュだけど誰も不幸になってない場所はそれでもいいだろ。問題労働時間が長いことではない。

おれは自分の子どもたちの事を考えると、なんでおまえらがそんなに悠長に構えてられるのかがまったく理解できない。

おれはこれから先の日本の話をしていて、とても危惧している。

おれらのオヤジたちが作り上げたものをのうのうと食いつぶしてるのはおれらのだ。

そんな中で、度が過ぎた過労や心労がいけないのは当たり前だが、大してモチベーションの高くないやつらが大声でやる気のあるやつもろともぶっ叩いてる構図が怖いんだ。

「かすり傷でもついたらいけないか運動会に出ない」と言ってる子どもみたいに見えるんだよ。

ほんと大丈夫なのかな。

さらに追記】

長時間労働をすれば船は沈まない」などとは一言も言ってないのです。

長時間労働奨励なんかではなくて、

あんたらのその言い方だと、頑張ろうとしてる人間の足を無駄に引っ張るんじゃないの」と言っている。

労働が長時間かどうか」なんてのは問題の核心ではないのに、あたかもそれを改善すれば問題解決するかのように、それが正義であるかのように皆が叫んでいるのが恐ろしい。

「3日間徹夜してがんばったらすげーもんができた!」っていうのをわざわざ潰す必要はないじゃん。

「それをやられるとこっちがバツが悪い」とか言うやつに合わせなきゃならない社会なんて、それこそ共産主義的でこわいんだけど。

2016-10-17

http://anond.hatelabo.jp/20161016224105

時間ダイスキーの人たちはなんか勘違いしてるけど、広告業界官僚長時間労働ってぶっちゃけ何の意味もないんだよね。

個人長時間労働して利益を増やしてくれるのは特定企業にとっては労働生産性が高い、ということになるけど、日本経済全体にとっては市場内での利益をどこが取るか、という競争しかないので日本国から見れば労働生産性が低すぎてゴキブリ並にいらないんだよね。

官僚統計の精査や政治家答弁ばかりに忙しい忙しい言ってるのはただのジコマンなの。

国に奉仕した気分でおしんかよってくらい苦労に酔ってるだけのイタイ連中だって気づかないのはヤバい

なぜ規制するかというと健康のためにもならんし社会にとっても害だから

どこででもタバコを吸いたいんだ自由をよこせ、と言ってるニコチン喫煙者と同レベル

タバコを吸いたいって言っても規制する理由があるから規制される、長時間残業もそれとおなじ。

蛇足だけど、希望する業界職種長時間労働慣行としてあるから向いてなかった、って、希望する業界職種には向いている可能性があるのに長時間労働パワハラセクハラで潰すのを正当化してしまうってちょっとおかしいよね。

http://anond.hatelabo.jp/20161018125858

な、長時間労働派ってバカしかいないだろ?

「なんか、まさにいま沈没していってる船の上で「定時過ぎたんでー」とか言ってるアホなバイト船員みたいでほんと滑稽。」「ここでの“船”とは、日本国全体のことを指している」「「長時間労働をすれば船は沈まない」などとは一言も言ってないのです。」「「あんたらのその言い方だと、頑張ろうとしてる人間の足を無駄に引っ張るんじゃないの」と言っている。」

主張に一貫性がないのもまるわかりだし、

「「労働が長時間かどうか」なんてのは問題の核心ではない」とかいうのも国にとって人的資源の毀損や健康面での悪影響の観点からマイナスなので政府長時間労働規制しようね、という話をまったく知らない世間知らずのバカである証明だし、「「3日間徹夜してがんばったらすげーもんができた!」っていうのをわざわざ潰す必要はないじゃん。」もダンピング規制と同様だし、「「それをやられるとこっちがバツが悪い」とか言うやつに合わせなきゃならない社会」はタバコをどこでも吸えるようにしろと叫んでる社会的コスト理解していないニコチン脳と一緒。

2016-10-16

電通人間の大半は他人事だし、下請け制作会社のことも書いてみる

昨日話題になっている、トイアンナさんのブログ

トイアンナのぐだぐだ/電通に入るようなエリート層は「降りたら死ぬゲームを生きている

http://toianna.hatenablog.com/entry/2016/10/15/102629

から引用以下、

上記のアナルといいエクストリームパワハラセクハラは一部のクライアントに限られるだろうが、「明日までにこの映像修正して納品してください。寝なければできますよね。この企画成功したら10単位で追加予算ますから」なんて目の前に人参をぶら下げた地獄労働はよく聞くし、私も依頼したことがある。その後、同じように低予算で何度もギリギリ納期で依頼せざるを得なかったことも。

こちらについて、少し考えてみてほしい。

電通マン編集パソコンの前に座ってチマチマ映像修正作業をするわけではない。

実際に寝ないで作業を行うのは、下請け制作会社人間である

そして私はCM映像制作会社人間である

せっかくなので誰かの目にふれればと思い、少し書きとめておきます

広告代理店の「徹夜してでもギリギリまで作業し続ける体質」は人・部署によるがだいたい本当である

(ちなみその体質は、実は電通よりも博報堂ADKのほうがひどい。彼らは二番手番手なので必死&一番手よりだいたい無能なのである

昨日も電通の人と接してて感じたが、今回の痛ましい事件も、

「ヨソで起きた僕と関係ない話」である

電通社員が7000人もいる。仕事の内容も本当に多岐に渡る。

新聞広告欄を取る営業からデジタル広告、TVCM制作から商品開発、東京オリンピックの仕切りまで…

から、みな自分部署以外のことはほとんどわからないし、あまり興味もない。

から自分の居場所とは違うとこで起きたこと」なので反省しようもない。

きっと今この日曜日午前中も多くの広告代理店社員仕事をしているだろう。

だって私も、今日代理店とのプレゼン企画会議のために出社している。

(今は会議が始まるまでの待ち時間である。)

から今日も延々と仕事は続く。

……

プレゼン前の昼夜問わず延々続く作業には、

実際に資料体裁を整える

グラフィック制作会社映像制作会社(以下、プロダクション)の人間も当然つきあう。

しろ

何をするかがやっと決まったあとから制作作業が始まるので、

打合せの拘束時間+作業時間を考えると、一番疲弊するのはプロダクションである

打合せ(or待機)数時間、そして打合せが終わってからひたすら修正修正エンドレス作業開始…

というのがプロダクションの全く通常運転である

そして、

晴れて競合プレゼンに勝って実制作が決まったあとも、

納品まで続く、営業経由でやってくるクライアントの様々な事情代理店クリエイティブの(どうでもいい)思いつきを

納品まで延々と具体の形にし続けるのはプロダクション人間である

延々膨大な効率の悪い作業を経て、やっと納品が見えてきた頃に、代理店社員の誰かが言うのだ。

「◯◯さん、今度こんなプレゼンをやることになったのだけど…

意外に思うかもしれないが、代理店人間はだいたいプロダクション人間にやさしい。

徹夜作業を実際に行うのはプロダクション人間なのである

どちらかといえば代理店は、平身低頭の勢いで電話してきて「なんとかやってくれませんか…」という風になる。

代理店営業さんは大変である

そして、

私たち普通にその作業を受け入れる。なんなら笑顔である

だって代理店の言うことはなんでもやります」という姿勢がないと仕事がなくなってしまうのだ。

クライアントの言うことはなんでもきく代理店」という構造は、ここで再生産される。

ちなみに、徹夜での特急作業量はだいたい見積もりには載せられない。

バジェット最初から決まっているので、

納品までに発生する作業は、どんなに理不尽なことがあっても全てグロである


だが、プロダクションは決してその体制に声をあげることはない。

なぜか。

それは、代理店から仕事がなくなると会社がつぶれるからである

これは大手プロダクションも同じ。

利益率の高いTVCMの減少と、デジタル化による「すぐつくれるようになったんでしょ」という意を暗に含む、

クライアント代理店と順繰りにかかる)値下げ圧力により、

プロダクションはどこも疲弊しきっている。利益がでなくて自転車操業である

受注しても利益は出ない、しかしどんな仕事でも受注しないと会社がつぶれる、だからどんな理不尽案件でも(笑顔で)受け続ける…

プロダクション仕事を取り仕切る営業窓口はプロデューサーであるが、

プロデューサーは圧倒的にだぶついているので、仕事は取り合いである。

そして、実務を担当するプロダクションマネージャーは今、圧倒的に人手不足である

当たり前だ。

代理店を超える超絶激務、同じ仕事をしているはずの代理店社員よりも給料の半分以下、

TVCM頼りで生きている業界には将来性もない…

しかし、今日死ぬまで終わらない膨大な仕事作業をこなし続ける。

彼らはどこにも発言する機会はない。

プロダクション社員で団結する話をするほどのプライベート時間なんかあるわけがない。

どこかに実態告発するほどの時間人生にないのだ。


下請けの最下層、プロダクションの末端社員のことを少しでも想像してみてほしい。

真のブラックにいる人間は声すらあげない(あげられない)ということに気づいてほしい。

たとえば、今必死に叫ばれているように奇跡的に電通を始めとする広告代理店の体質が圧倒的に改善されたとする。

しかし、クライアントからオーダーされる仕事量は減らないだろう。

そうすると、

そのギャップ仕事量はどこが引き受けるのか。

間違いなく、下請けプロダクションである


次の自殺はどこで発生するだろうか。

2016-10-15

広告代理店の中から見る、異常な勤務実態是正方法

http://www3.nhk.or.jp/shutoken-news/20161014/3505981.html

電通労働局調査が入ったようだ。メディアが立ち入りと同時にニュースリリース電通の友人に聞くと特に社員にはアナウンスもなかったようだから、おそらくこの調査自体は抜き打ちでも何でもない。今後、どう対応していくかということだろう。

さて、広告代理店おかし勤務形態是正するために、どうすれば良いか中の人として率直なことを言おう。3つの問題解決される必要がある。

企業文化問題

この問題が、一番是正可能問題と考える。

十年、二十年前と違って広告代理店も「フツウの会社」になってきているといいつつも、様々な場所で指摘されている通り、日本的企業の悪いところを極端にして集めたような企業文化であることが、広告代理店残業が果てしなく増えていく大きな原因となっている。

例えば、徹夜をして時間をかければかけただけ、質が上がると無邪気に信じていること、あるいは、社内の宴会の出し物のために若手社員を初めとして残業して取り組むことが是とされていること、リスクヘッジのためと称した無駄作業オーバークオリティをするのが誠意と考えているということなど。ある種、「普通にやるべきこと」を超えて「そこまでやらなくてもいい」レベルまでやることが当然という文化が、電通でなくても少なから大手広告代理店にはある。

そしてこれが純粋に求められている仕事に対するクオリティではなく、依頼するクライアントからすれば不必要ものをやって悦に入っている。そうした自己満足的な仕事を取りやめることで、大きく心理的負担作業量が減るはずだ。

評価体系・報酬体系の問題

この問題は急に手が入ることは難しいだろうが、既に取り組まれ始めており、ここが解決することで大きく是正するだろう。

大手広告代理店は、日本的企業文化が強いこともあり、昇進の体系、評価体系において年功が強く重視される。電通の亡くなった新入社員Twitterを見た人はご存知かもしれないが、ほとんどの大手広告代理店において年次は絶対価値観で、仕事ができるからといって上司よりも昇進が早い、なんてことはあまりない。博報堂はやや年功序列が緩んでいるが、それでも一部の非常に目立つ社員に限られる。電通は数千人の社員がいるが、早期昇格する人は十数人程度とのこと。

ではこれだけ年功序列だとすると給料はどう決まるのか?答えは簡単残業時間の量によって決まる。そう、残業しなければお金が稼げないというシステムなのだ。(博報堂は多くの社員年俸制になったそうなのでこの限りではない)その人が優秀か否かは関係ない。会社にいれば、お金が稼げる。だからこそ、残業常態化するのである。密接に仕事評価と結びついた評価報酬体系、あるいは年俸制にすれば大きく残業時間の「見た目の量」は減ると思われる。

・受注産業であることの構造問題

しかし上記2点は本質的問題ではない。広告代理店ビジネスモデルは受注産業であり、広告代理店残業問題解決するには、この「発注側」の協力が不可欠である。自社がどれだけ制度を変えても絶対に「本当の残業量」は変わらない。年俸制にしたところで、ヤミ残業が増え、むしろ報酬体系と見合わなくなり、自殺する人が生まれるだけのはずだ。

この問題は、前述の「企業文化問題」とも結びついている。受注産業として広告代理店が競合しているため、発注する企業側としては「どれだけウチのためにやってくれるか」というのが評価基準になる。結果、オーバークオリティが当然となり、「クライアントファースト」を錦の御旗としてすべての時間を注ぎ込む、どれだけ尽くせるかが問われる。発注企業担当者もそれが当然と思っており、結果として忠誠を確かめるために無理難題を言い始める。「明日来年キャンペーン企画をすべて考えて持ってこい」というような無茶な依頼である。これは実際にその企画がどうというよりも、「仕事がほしいなら汗をかいてこい」という関係性によるものだ。結果、仕事の内容よりも、どれだけつらい思いができたか?ということが、社外的にも、社内的にも評価基準となってしまい、結果として仕事量は増える。また一番分かりやすい「汗のかき方」は時間をかけることなので、長時間残業がむしろ推奨されるというおかし空気が生まれしまっているのだ。

インターネットにおいて広告代理店は嫌われており、特に電通博報堂はすべてを裏から操る悪の枢軸と、ある意味評価”されているが、受注産業なので実際は立場発注企業よりも下。クライアントに対してNOを言わないのが、広告代理店的の(無意味な)美学である

これを是正するためには、双方が考えを改める必要がある。

・無茶な要求にはNOと言い、かけた時間仕事関係ない誠意をクオリティとして評価せず、純粋に納品物で勝負するという広告代理店側の変化

・無茶な要求で試したり、丸投げするようなことはせず、適切な金額スケジュール発注し、誠意や時間といったことでは評価せず純粋に納品物を評価するクライアント側の変化

ただ、この構造問題をどれだけの人が理解しているだろうか。電通に立ち入り調査が入ったが、もし労基がただ残業時間を減らせ、と電通に厳命すればおそらくさらなる自殺者が出るだろう。ヤミ残業が横行し、かつ給料も大きく下がるからだ。

私は広告代理店社員として、今回大きく社会問題化したことは非常に好意的にとらえている。これだけ社会的問題として広告代理店の異常さが取り上げられれば、一般の反応はともかくとして多くのクライアント企業が自社の発注のやり方に関して少しでも疑問を持ってくれるのではないかと期待しているかである電通経営陣もそう思っているかもしれない。これだけ社会問題化すれば、残業時間是正、働き方改革という旗のもとに、クライアント企業側に仕事のやり方を変えるようお願いしやすいかである。そして電通が変われば、そこに続く博報堂以下の企業も同じように追随できる。

私自身は、広告代理店企業文化、あるいは遅れた評価報酬体系に関して大いに不満がある一方で、広告代理店仕事自体は(理解してもらえないかもしれないが)好きだし、もっと本質的クライアント企業に貢献したいと考えている。これを契機として変わってほしいという願いを込めて。

2016-10-13

昨日久しぶりに22時台に帰ったら石原さとみ校正やるドラマ(はてブちょっと炎上してたやつ)やってたから横目で見てたけど、

かなりの残業徹夜?)で仕事してたにもかかわらず、石原さとみにはクマの一つもなくて逆に顔にめっちゃライトあてられて石原さとみうつるときだけ全体的に光っててどんだけだよと思った

ドラマだしってのはわかるけど、今まさに残業して目の下クマとれなくなってどんよりした顔で帰ってきた自分からしたらあまりにも空々しくてとても見てられない

2016-10-11

25歳職歴なし、もう取り返しなつかないと泣きながら徹夜でCIV5やる

お前らが東大卒電通自殺女の話から自分就活仕事についての話に広げていくせいで嫌な記憶エンドレスで入れ替わり立ち替わり襲ってくる。おかしいよね就活なんてほとんどしてないに等しいのに。

触るものすべてが金になるように願った結果食い物飲み物まで金になっちゃって飢え死にしたみたいな伝説があるけど、俺は人格カスすぎてすべてのものが悪い記憶になってしまう。記憶が悪い方にねじ曲げられてるのではなく本当にすべてをカスにしてしまったのだ。

2016-10-09

未熟な私のパワハラ労働時代記憶

パワーハラスメントなる用語があったのかどうか、そんな時代の話。

 

私は社員五人という小さな会社に勤めていた。非常に小さな業界で、環境コンサルタントという分野に属する。大枠としては土木建築分野に入るかもしれない。そうした大手コンサルタント会社からこぼれてくるような仕事を拾って商いをしていた。たまたま転職しようと思って転職雑誌を見てたら自宅に近いところになんだか業種が良く分からないその会社募集広告があったので応募し一発採用となった。当時は私のような特に何のスキルもないような人でも転職なんか簡単だった。それもそのはず末期ではあったがバブル時代はまだ続いていたから、そんな小さな会社でもそこそこ給料はよかった。

 

初めてパソコンに触った。というか、パソコンなしでは成り立たない職種で、まだCUIGUI移行期の時代自分プログラムを書かないといけない仕事だった。今ならエクセルで表やグラフなんて簡単作成できるが、当時はプリンタに直接描画命令コマンドを送るという恐ろしく面倒な事をしてたのが懐かしい。グラフなんかXY-プロッタで作図してたんだよ。ページプリンタを導入してからは少し楽になったけど、ともかく、今の時代なら10分あれば出来る仕事が何時間も掛かる、そんな時代だった。

 

社長は私の10歳年上で、とある地方の有名大出身者。一方私は、大学進学を諦めた専門学校出身者。退職するまで、この差別がずっと続いた。社長は当初は学歴など関係なく仕事能力大事だ、みたいな事を言っていたが、口では言わないが他の大卒社員にはそこまできつく言わないのに私だけにはほんとにきつい言葉を放つ。もっとも、私もかなりバカだったと思う。何せビジネスマナーすらろくに知らないレベルで、前の仕事工場作業者だったので定時になればタイムカードを押して帰ればよいというような考え方や、仕事というのは与えられた仕事を教えられたとおりにするものだという考え方が身に染み付いてしまっていて、なかなかそんな自分を変える事が出来なかった。

  

とは言え、自分自身でもそのことにすぐ気がついて自分を変えようと努力していたのは事実である。昼休みになれば近くの本屋さんに行ってビジネス書立ち読みしたり、あるいは購入したりとか、残業も構わず時間でもやったり徹夜もしたり、気づいた事があれば率先して色んな提案をしてみたり、内実はともかくとしても結構頑張ったと思う。でも、社長はそうして私が努力している事を評価する事はほとんどなかった。今でも忘れられないのは、社長と二人きりの状態で私が遅くまで残業して作業している最中に「お前は頑張りが足りない」ときつく叱責された時の光景である。流石に今まさに一人で頑張っている私自身にそれはないだろと思ったのでぶちぎれて「今こうしてやってる最中にそれはないでしょ!」と言い返したら、後にも先にもその時一回きりだけど社長は私に詫びた。で、それ以降も、事ある毎に散々「努力が足りない!」のような内容で酷く罵詈雑言を浴びせ続けられたのである。「辞めてしまえ!」など日常茶飯事だった。しかも、他の社員がいようと、取引先に出かけてようとそんなの関係なくやられた。

 

褒められたり普通に対応してくれたこともないではない。ある定型的なデータとりまとめなどは私は誰よりも早かったので、しょっちゅう感心されたものであるしかし、多少なりとも高度な仕事は私には与えられる事は決してなかった。多分、私でも出来たろう。しかし、「無能な」私にそんな高度な仕事を任せたら滅茶苦茶される、というのが社長の考え方だった。社長は人に教えるのがド下手で、社員の誰もがそう言っていたが、とにかく教えられてても話があちこち飛ぶし、こちらが知らないことなのに知ってなければいけないか如くに説明する事柄も多く、何を言っているのか良く分からない。その上、それでもきちんと理解できたように振舞わないとすぐ不機嫌になるので、こちらも質問しづらい。分かってないような反応をしようものなら「お前何聞いてたの?それはこうなってるって分かって当然だろ!」と、そもそも理解させようという気がない。それでも大卒社員には私とは違って多少は丁寧に説明していた。私は徹底的にバカにされた。

 

そんな風に何年かやってると、自分自身でもどんどん自分卑下するようになり、自分ダメなんだと自分自分を追い込むようになっていった。朝起きるのも辛く、朝が来るのが嫌で夜もなかなか寝ようと思わなかった。それでも、結婚もし子供も生まれ家庭を持つようになって、そう簡単には転職もままならない。それに、他の会社に言っても似たようなものかあるいはこれより酷いかもしれない、などと考えてしまい、ならば会社にい続けるのであれば、どうにかして社長に認めてもらう他はない、などと思うようになっていった。だが、そんな社長と私との人間関係下ではうまく行く筈はない。向こうは私を完全に見下しているから、何をやっても悪循環、少しでもミスしようものなら罵詈雑言仕事があまり与えられなくなり、「役立たず!」「いったいお前ここに何しに来てるの?」「他のみんな頑張ってんだから朝早く来て掃除でもしとけ」など等どんどん扱いは酷くなっていった。遅刻も何度もするようになり、無断欠勤もしばしばするようになって、結局、非常に些細なことで滅茶苦茶に叱責されたのを切っ掛けにして、退職する事になった。

 

社長は悪い人というわけではなかったと思う。多分、何とか私も頑張ってもらおうとは思ってたんだと思うけど、仕事という厳しい現実の前に不条理なまでに厳しくする事になってしまったんだろう。ともかくも、病院には行かなかったので診断されたわけでもないが、おそらくは私は鬱病に近い状態に陥ってた。次に転職するまで、ちょっとした個人的仕事実家の援助で食いつなぐこと三年掛かった。退職するまでの2年くらいは毎日死ぬ事を考えたけど、既に子供もいたし、死の選択は許されなかった。

 

・・・・というより、私は今生きている。そして、あんなに酷いパワハラ状態だった会社での事が、実は様々に今の仕事に生かされている。パソコンとかもそうだし細かい仕事のやり方とか、あるいは社長があの時何故罵詈雑言叱ってたのかとか冷静に考えて実務に役立てたりも出来ている。私個人体験だけで大きなことは語れないとは思うけど、彼女死ぬべきではなかったと強く思う。生きてさえいたら、まだまだ道はあったはず。無論、精神状態が追い詰められて鬱病になって死を選択してしまうことになってしまうのも仕方ない面もあると思うけど、出来る事なら逃げて生き延びて欲しい。人間は弱いけど、それでもなお強く生きることも出来る、と私は思う。

長時間労働話題になっているので、私の経験を書いてみたい。

その前提として言わなければいけないことは、私は公務員試験合格して、ある公的機関に勤めていたということ。ちなみに事務職(男です。)

ある日、上司が交代になり、その上司仕事に対して異常に細かい人だった。そのせいで仕事量が増えた。

毎朝8時半から仕事が始まるけど、終電があるからということで無理やり仕事を切り上げて帰ることが日常茶飯事だった。

月に1回は、朝8時半に出勤して、そのまま家に帰らずに徹夜仕事をして、翌日の終電間際まで仕事をしていた。

終電に間に合わず、徒歩1時間の道のりを歩いて帰ったこともある。

普段は土日は休みだったが、他の人はそのうち土日も出勤するようになった。でも私はさすがに土日は休みたいので、

土日に上司から電話がかかってきても、ずっと無視してきた。その態度をとがめられ、職場はクビになった。

公務員不祥事でもない限りクビにはできないので、表向きは自己都合退職という形をとらされた。

その後、転職活動をしなければならなかったけど、事務職公務員しか職歴がなかったし、

「(続けていれば一生安泰のはずなのに)なんで公務員を辞めたの?」と面接で聞かれて、満足に答えられる回答を持っていなかった。

当然ながら、就職活動連戦連敗を極めた。

ここまで書いてきて分かると思うけど、私は当時一人暮らしをしていた(今でもだけど)。

家族と一緒に暮らしていたら、家族異変に気付くはずだけど、そういうのがなかった。

ようやく入れたのが、時給800円(当時)のフルタイム契約社員しかしこれでは生計を立てられない。

ここでやっと、公務員を辞めることになったこと、そして次の仕事給料が安いので、生計が立てられないので援助してほしいということを、

親にカミングアウトすることにした。この決心をするのに2年かかった。

それから6年。法改正があって県の最低賃金が上がって、時給800円では法律違反になったので、さすがに給料は上がったけど、

まだ生計を立てるにはいたっていない。会社の中でも出世しているとはいいがたい。

そして今年、私はついに40歳になってしまった。もう正社員になることは諦めているけど、だからといって何ができるわけでもない。

親もそれなりの歳になって、いつまでも頼っていられない。

から、あの頃の労働時間に戻ってもいいから、まともな賃金の出るところで働きたい。

そもそもその二者択一である時点で間違ってるんだけど。

2016-10-08

インテグレートのCMがどうしてここまで批判されるのか分からない

ルミネCMは明らかに「職場における女性役割」を見せつけて、「外見に気使わないとやばいよ」と女性を責める内容だった。

職場男性上司が「需要が違うんだから」と女性にいう台詞に、それが現れている。

それが批判されるのは分かる。

分かるというか、自分不愉快に思った。

インテグレートがなぜここまで批判されるのか分からない。


今日からあんたは女の子じゃない」

25歳の誕生日を迎えた子にたいして向けられる台詞だ。

「25過ぎたら女じゃないってこと!?」と息巻くコメントが多いが、勘違いしているように思う。

「女」なんて言ってない。「女の子」って言ってるのになぜ怒り狂っているのか?

「25過ぎたら、"女の子"をアップデートして"いい女"になろう」というメッセージ自分は単純に嬉しかった。

美魔女JKを筆頭に「若さ」ばかりがもてはやされる昨今で、年齢とメイクエイジングを ”アップデート”として肯定的に伝えるCMは今まで無かったように思う。

「可愛がられる」「チヤホヤされる」みたいな受け身としての「ラブリー」が今までに無かった主体性と強みを持ったような爽快感すらあった。

少なくともこのCMからルミネのように脅迫的には感じなかったのだが、私がおかしいのだろうか?

女の子は25歳まで」ということに怒っている人がいるとしたら、ちょっと本気でロリ社会に心を冒されすぎている。

安達祐実さんのようにガーリーさとしての女の子を失わない女性も実際にいるしめちゃくちゃ素敵だが、

それは一部の人が持つテイストとしての結果であって、女性の成長目標をそこに設定されてしまったらそれこそ生きづらい。

一応申し上げておくが、

女子会女子トイレ・○○女子・○○ガールに関しては、言いやすさや語感の良さに過ぎないと思っているので警察するつもりもない。

あと、テイストとしてのエレガント/ガーリーの好みの差は個人自由だし、人は皆自分の好きな格好をすればいいと思ってる。



「”がんばってる"を顔に出さない」

デスクの前でサンドイッチを頬張るメガネ女性に対して男性上司が言う「今日も頑張ってるね」「それが顔に出ているうちはプロじゃない」という台詞に続いて出てくるメッセージだ。

「疲れてる部下に対してひどい!」というコメントが多いが、果たしてそうだろうか?

見る限り、女性は疲れているようにみえないし、忙しそうでもない。

なぜなら上司や背景にいる同僚含め、社内の雰囲気に忙しさが無いのと、女性がそこまで乱れてはいいからだ。

疲れや忙しさが重要であれば、プレゼン帰りとか徹夜明けとか、社内がざわめいてるとか、もっと分かりやすストーリーにするはずだ。

どちらかというとこのCMでは、パソコンをみながらサンドイッチをパクつく"ズボラさ"がフィーチャーされているように思う。


男性上司の言いたいところは

仕事頑張るのも良いけど、自分自身も素敵な人でいてくれよ」

ってあたりではないだろうか。


これらの演出ブラック労働を見いだしてしまう世の中の雰囲気に気付けなかったことが、このCMの最大の落ち度のように思う。

「頑張ってるを顔にださない」というメッセージの「頑張ってる」が「頑張らされている」であると読み取られる文脈が、今この社会に出来上がってしまっている。

本来、頑張ることも頑張らないことも自由であるが、「頑張らされている」人が多い現状が、「正当ながんばりに値するかどうかを他人が決める」という悪循環を作っているように思う。

意識高い系」という言葉流行ったことに通じるものがある。

また、「過酷労働」と感じさせられるCMはいくらでもあるのに、これがここまで批判されたのは、やはり主役が「女性」だからなのだろう。

それだけ女性社会関係は今ナーバスになっている。

だってイケてる仕事に決定権を持って関わりつつ、結婚して満足のいく子育てをして、メイクやおしゃれや趣味に勤しみたい。

でもなんか無理そう。不安だ。不安すぎて少なくとも仕事を頑張るぐらいしかできない。

職場でのバッチリメイク強要されている」と感じた人も多いことも、批判に繋がった原因のようだ。

CM自体が「地味子がキラキラ系になってハッピー!」みたいなストーリーでは無いのでそういった視点は少し被害妄想が過ぎるようにも思ったが、

容姿社会性がもとめられる女性特有のつらみ」は確かに分かる。

おしゃれは会社や同僚のためでもないしそこを上司なんぞにつっこまれたくないという怒りである

しかも「頑張ってる(涙」な状況で言われと仮定すれば、爆発もんである

あれ、ここまで書いて来たらちょっとなぜ批判されているのか分かってきたぞ。

くそ忙しくて会社上司イライラしてるときに「”がんばってる"を顔に出すな」」って言われたら控えめに言っても××ってなるもんな。

あれ、やっぱこれむかつくわ。

そりゃ仕事メイクもおしゃれも私生活完璧だったら最高だけど、忙しいとき一番に手を抜きたいのは職場での容姿だもんな。

メイク気合い入ったりテンションあがるのは確かにそうだが、くそ忙しい時にシチュエーションとして職場を選ぶかどうか分からんし、あるあるだけど、あるあるになるほどの仕事の余裕はないない。

ちょっと今、仕事に対するやる気とか職場人間関係がうまくいってたから、イイ感じに受け止められてただけかもしんないわ。

うっわー広告って大変だなー

一家心中をはかる父親と夜通しの会話

スポットライトという映画をみた。

見終えたあと思ったのが、ずいしょさんが言っていた「複雑な世界」のお話だった。

宗教が生まれて数千年も続いていることから考えるに、人間が生きて行く上で不可分な領域なのだと思う。

からといって、作中のような行為が許されるわけではないけど、短絡的に宗教廃止していいわけもない。

どこかで折り合いをつける必要はあるけど、単純に0か100かにはできないんだなあ。


とかなんとか綺麗事を書こうと思ってたんだけど、

途中で眠くなって寝たら、とびきりの悪夢を見てしまった。

小学生の頃に義理の母にオチンチンを触られたことを振り返る夢だった。

夢だけど、本当にあったことなので、ただただ思い出がフラッシュバックしただけなんだけど、

ただただ気持ち悪くなってきた……

こう、昔の記憶が蘇ると連鎖的に色々思い出してくる。

ただ、この連鎖の終わりは、結局いつものアレになる。

いい感じに眠れないし、匿名日記だし少しだけ書いてみよう。

僕が小学四年生の頃。(小学五年生ときに両親が離婚して、その原因になった事件がこれだから、という推測)

まだ生物学上の父親母親と弟の四人で暮らしているときの話だ。

未だに事の始まり因果を知らないけど、どうやら父親商売がうまくいっていなかったらしい。

はいえ、2016年の今でも商売が続いているので、この話の後なにかしらの巻き返しがあったのだと思う。

はっきりいって興味がないので、誰かに尋ねた事はない。

(断片的な会話で、父親母親(僕から見たら祖母)が土地を売って何とかした、的なことを聞いた記憶があるので、そのおかげかもしれない)

いまいまの話はともかく、当時はうまくいっていなかったらしく、父親はとにかく荒れてた。


それが遂に爆発した。

何月のことかの記憶はないんだけど、

休み祖母宅でも父親は荒れていたこと、

正月休み祖母宅でこの事件母親父親を見切り離婚の話をしたこと、

から推測するに、夏休み冬休みの間の出来事だったと思う。

おお、つまりしかすると、ちょうど今頃の出来事なのかも、なんか気持ち悪いなあ。


で、なにがあったかだけど、

夜中に父親が酒を飲んで暴れ出して、

家族全員を車に押し込んで「もういい全員で死ぬ」と言い出したのだ。

一家心中というやつだ。

弟はまだ4歳で、よくわかってないし(誕生日付近から5歳かも、ってか僕と弟は誕生日が三日違いなのだけど、もし上の推測があっていてこのぐらいの時期だとしたら、兄弟誕生日付近にあった出来事可能性があるのか……)

母親暴力を振るわれたせいでもう茫然自失だった。

というか、この二人はこの車に押し込まれた後、特に登場シーンはない。


なぜか、僕が助手席に乗せられ、弟と母親は後部座席に、

そして父親運転飲酒運転だが今はそこをつっこまれても困る)を始めた。

父親は、その当時気に入っていた「山師が使うナイフ」(何を言ってるのかわからないが、今でもよくわからない、なぜか山師が使うナイフ収集していたのだ)を取り出し

「お前たちをこれで殺してから、俺は崖に向かって車で飛ぶ」的なことを言い出した。


そこからは、ただひたすらに、父親を説得するために喋り続けた。

会話が止まると本当に殺されるのだと思って、ずーーーーーーっと喋り続けた。

どれぐらいずーーーっとかというと、途中休憩所によりながら、

住んで居た三重県から、なんと四国に車で渡るまでの間、ずーーーっと喋り続けた。

いやおまえ、心中しようとしてるときに、なに悠長に休憩所よってるんだよって感じだけど、

その休憩所の間も含めて、朝になって四国に渡るまで、とにかく喋り続けた。

ちなみに、なぜ四国に行ったか理由は覚えてない。

とにかく何かしらの会話を続けるのに精一杯だった記憶しか今はなくて、

きっと何かしらの流れで四国に行くことになったのだろう。

具体的に何を話したかは、これまで書いた「出来事」とは違い、

父親との「会話」のため、あまり記憶に残っていない。

よく体験談とか過去の思い出話で「会話」を鮮明に覚えている人がいるけど、あれはすごい能力だと思う。

なんていうか、僕にとって会話は瞬発力がいるうえに、相手の考えとか理屈も加味しないといけないから、脳内再現ができないんだよね。

その、自分が喋ったことはまだ思い出せるけど、相手が何を喋ったかは、絶望的に思い出せない。

ただ「相手が何を喋って、自分が「どう思ったか?』」は思い出せる。

から、耳で聞いた音声ファイル再生はできないけど、僕の脳みそ解釈した相手の言い分みたいなもの自分言葉として再現できるかなあ。

あれ、なんか話が一般的な話になってきたから、戻すけど。

とにかく

「死にたくない」こと

「なにかしたいことがある」こと

など、とにかく自分の話をひたすらにした記憶がある。

今にして思うと、自分のことしか考えてない自己中人間のような気がするが、

小学生が、父親商売がうまくいっていない話を聞いて啓蒙かませられるわけがないので、しょうがなかったのかなあ。

この「なにかしたいこと」というのが何だったのか、今ではあまり思い出せないけど、

後の記憶から推察するに「プレイしたいゲームがある」と「読みたい本がある」の二つは最低でも伝えたのだと思う。

うーむ、僕は変わらないなあ。

で、橋を渡る頃には、父親は酔いも覚め憑き物が落ちたようだった。

そこで、朝ごはんだか昼ごはんだかわからない食事をして、そこの近くの商店で、たまごっちみたいなドラクエスライムおもちゃを買ってもらった。

メニューをなぜか覚えているな、卵焼き定食かいう、だし巻き卵とご飯と味噌汁だった)

その後本屋さんに行くぞ、と本屋さんを探し出したんだけど、徳島では本屋が見つからず、さっさと本州に戻った。

唐突徳島ディスることで、cider_kondoさんのブクマを誘いたいわけではない。当時はスマホもナビもなかったから仕方ない)


とまあ、記憶を辿るとこんな感じだ。

この後小学生徹夜はきつかったらしく、ぐっすり寝てしまい、そこから特に記憶に残っていない。


うーむ、こうして文章に書き出すと、冷静に見れるんだけど、

やっぱり、自分気持ちとしては、いまだに決着がついていないのかもしれないなあ。

別に今更父親謝罪して欲しいなんて気持ちは一切ないし、なぜああなったのか? を聞くつもりもないから、

自分自分のためにこの思い出に何かしらの点を打たないと、すっきりしないのかもしれない。


ただ、なにをどうしたら、この思い出に点がつくのかさっぱりわからないなあ。

冒頭のずいしょさんの言葉じゃないけど、

この複雑さを抱えて生きていけるよう頑張るぞいやなのかなあ……

はややんむきゅむきゅはてなにちわですわ。

2016-10-07

過労で友人が入院した。

徹夜残業は当たり前、睡眠時間も3時間寝られればいいほうだったそうだ。

はいつもファーストフード牛丼屋ばかりで、健康とは程遠い食生活

そんな崩壊した生活が祟っての入院。これを機に体休めるとは言ってたものの、突然の治療費収入なしはやはり辛いらしい。

自分もここ数日、終電で帰られればいいほう、食事コンビニファーストフードばかりだ。

このままでは、自分も倒れる危険性がある。

野菜350g、睡眠瞑想」はブクマカお題目としては常識だけれども、自分生活改善の一歩として、野菜中心の生活に変えてみた。

ただ、サイクルが一気に変えられるわけではないので、朝はともかく、昼と夜は会社近くのスーパーサラダスープを買って食べている。

サラダの隙間をスープで埋める格好だ。

ここ最近はこれをずっと続けている。

特段、肉を食べていないからスタミナが落ちるわけでもなかったし、米を控えててもひもじい思いをするようなこともない。

別にダイエットたかったわけではないので、おやつもほどほどには食べている。

甘いものが食べたいときは、ヨーグルトブルーベリーソースを掛けて食べている。

それでも、半ば糖質制限みたいな状態になってるのでそのせいもあるだろうか、結果的に減量にも成功してしまった。

野菜中心の生活って悪くない。

何より野菜は美味い。

350g 取れているかはわからないけれども、主食野菜に変えても生きるのに困らない、てことだけはわかった。

2016-10-06

残業しないと会社は大きくならないですよ〜ということ

こちらの記事が以前炎上してた。

なぜ最近の若者は定時帰りするのか的な内容だ。

http://diamond.jp/articles/-/98421

これに対して9割以上の反応が筆者に対する批判だった。

老害ブラック、こういう奴が日本を滅ぼす的な意見ばかりだった。

私も、無駄残業は減らすべきだし、残業目的になるようなことは避けるべきだと思っている。

また徹夜での業務病気になるほどの残業おかしいと考えている。

それでもこの「行き過ぎた残業バッシング」には違和感を感じるのだ。

以下が私の経験から得た、その理由である

行き過ぎた効率主義になっていないか

定時が絶対となると無駄時間を全く取れない。

これは一見、良いことのように見える。

しかし、行き過ぎた効率主義組織を滅ぼす。

例えば緊急性の高い仕事や面倒なもの押し付け合いになる。

また手遅れが発生するようなミスに対して非常に敏感になり、人間関係もぎくしゃくする。

コミュニケーションミスも多く発生するようになる。

仕事業務は異なる。業務効率性を求めたとしても、仕事業務以外でも成り立っている。

その為、行き過ぎた効率主義業務改善に役立つが、仕事全体として上手く回らないケースがあるのである

残業は「できない社員」を救う措置

残業をなくすべきと言っている社員のどれくらいが、会社で求められている以上の成果を出すことができているだろうか。

私の経験上、優秀な社員というのは社員の中での1〜2割だ。その他は普通、もしくはダメ社員なのだ

そしてそのダメ社員はどうしても優秀な社員よりも成果物の精度が低く遅い。

どうするか、残業するしかないのである

出来る社員に追いつく為、少しはマシな成果物を出す為には残業をするしかない。

上司のせいにばかりするな。

自分の成果が低ければ残業をしてでも取り返さなければいけない。

こちらは君たちが無能でも首を斬ることができないのだから

全員が定時で帰れば会社は傾く

残業なしというのは理想主義だ。

常に競争の為、当然他社よりも高品質安価もの提供しなければならない。

どうしてもその差分を補う為、多少の残業は発生するのだ。


いかがだろうか。

君たちは自分能力もないのに残業を敵視しすぎなのだ

理想主義だけでは会社はやっていけないのだよ。

ちゃんとはてなだけでなく現実も見ような。

2016-10-05

ブラック企業人がホワイト企業に入って思い知ったこと。

就職氷河期まっただなかに就職活動し、ブラック企業入社しました。

人材派遣会社でしたが、朝8時半出勤、夜1時退勤。月1回休みとれればいい方です。

しかもこれは、「終電」のある東京からこれで済んだので、自家用車で通う地方支店の人たちは、残業500時間とかも普通でした。

なぜこんな勤務時間になるかというと、人材派遣会社なのに人が足りなくて、社員取引先に「誠意を見せる」ためにシフトに入って穴埋めするからです。

私が入社した時には、この会社ではこの「誠意」が当たり前になっていました。

まず朝事務仕事して、通常の勤務をした後、夕方から派遣社員の代わりに8時間働きます

ひどければ、朝から晩まで(夜勤とか)派遣社員の代わりをすることもありました。

本当だったら、取引先も誠意を見せる意味なんで、「いいよいいよ毎日は」とか言うんですが、だんだん人手不足常態化してくると、「何で昼間にも来ないの?!」と怒鳴られる日々。それにペコペコ頭を下げながら、新人さんが職場に定着することを望んで毎日働いていました。

ちなみに当時、上司に「何か不満は」と言われたので、「シフトに入らなくてもいい日が欲しい」と答えたところ、こう言われました。

人手不足改善する手立て、何か考えてる? 派遣社員の代わりに働かないで済む方法を考えなさい」

今なら分かるんです。募集広告の時給はアップしない。スタッフ教育のための時間もとれない。社員スキルアップ勉強する時間もない。人員が足りない目先のことしか考えないので、すでに入っているスタッフワガママを聞いてしまう。まじめに働いているスタッフは不満がつのり辞めてしま悪循環になる。会社からは現状を変える手立ても方策も示さないで、叱られるだけ。

そもそも、「眠たい」「休みたい」だけの毎日で、改善案なんて考える余裕があるわけない。

ブラック企業にいたら、なぜ辞めないのか、と聞かれますが、私の場合は、自分無力感をすごく感じていました。

「私がダメから、こんな働き方になっている」と刷り込まれるほど叱られるので、現状に抵抗できる気力が根こそぎ奪われます

さらに「そんなことでは、転職してもやっていけない」と上司や先輩から言われるので、信じ込みます

私なんて、社会人に向いていない。こんなところでしか働けない。というか働かせていただいている。

そんな社畜根性でしがみつくわけです。就職氷河期で何社も落ちて、やっと入った会社だったし。

さらに、時々上司や先輩に優しく励まされたりすると、「この人のために頑張ろう」とか思っちゃうんです。

そして、携帯電話の呼び出し音が鳴るたびにビクビクおびえ、眠れなくなって、身体壊して辞めました。

次に転職したところは、また人材派遣会社でした。

ただ、派遣はこりごりだったので、人材派遣でも、どちらかというと教育メインの会社でした。

企業に行って、新入社員研修とか、マナー研修とかやる、あれです。

自分企画たててプレゼンして営業して、研修仕事とってきたら、1件。

会社に依頼が来たものを、自分のところにまわしてもらったら、0.5件。

そんなカウントで、1件につきいくら、という成果報酬契約を結びました。

ただこの契約も、だんだん「1件ではなく時間給(研修時間×報酬)」、「契約社員ではなく業務委託」など、口頭で変わりました。

当たり前ですが、特にネームバリューも経歴も資格もない私は、この0.5件の仕事ばかりなので、とにかく薄給です。

たとえば、3時間研修で一時間1000円×3時間、3000円だとしましょう。

0.5倍なので、私がもらえるお金は1,500円です。

しかも「元が3,000円」かどうかは、明かされません。

一度聞いたことがあるんですが、「それを知りたければ、経営責任までとる覚悟で聞いてください」と言われました。意味が分かりませんが、聞けませんでした。

しかも、研修内容によっては、一から勉強しないといけない内容も多く、その勉強必要資料セミナー代も自分持ち。

さら会社のオッケーが出ないと、研修資料すら送れず、そのリテイクを10回でも20回でもするのが当たり前だった為、1,500円の仕事のために、一週間ほぼ徹夜なんていうこともありました。

また、業務委託契約ですが、他の会社教育関連の契約を結ぶことは禁止同業他社への転職禁止

ノウハウ流出させないため」という理由もあるんでしょうが、今思うと、とんでもないルールです。

そして、「あなたの成長のため」という大義名分で、とにかく山積みされる仕事勉強内容。

ある月に、ほぼ休み無しで仕事をやり、14万円の報酬を受け取った時には、「こんなにお金を出すのはうちしかいない。感謝しろ」という趣旨メールを長々とくれ、さらにそれに対して感謝の返信をしたら、「感謝気持ちが足りない」と怒られ、呼び出され、気が済むまで嫌味を言われました。

これも、何でそんな状況で辞めないのかと思われるでしょうが、完全に麻痺していました。

前のブラック企業でもこっちの企業でも、私は「ダメ社員」だったんです。利益を実際にあげていないと言われたら、返す言葉はありませんでした。

ちなみに辞めた数年後に、むちゃくちゃ会社から罵倒されながらやっていた仕事が、実はものすごくクライアントから評価されていて、そのおかげで報奨金まで出ていた、というこぼれ話を聞いたぐらいです。所属していた当時は、全く、評価されませんでした。

辞めたいと思ったことは何度もあるんですが、他社に行っても雇ってもらえないと思い、スキルアップのため、成長のため、という気持ち必死でついていっていました。

しかしある日、やっぱり精神的にプッツリ切れて、「少し休ませてください」と言ったら、1年先まで決まっていた仕事、全て取り上げられた上で、契約終了しました(笑)

そして今。

同じような人材教育会社転職しました。前の2社の経歴があったから、拾ってもらえた会社です。

これが、超ホワイト企業

残業代? 出るのが当たり前でしょ。

有給? 使うのに理由なんていらないよ。当然でしょ。

産休育休も福利厚生なんだし、使いなよ。フォローするよ。

仕事で使う資格? 仕事時間勉強しなよ。

もちろん叱られたり注意されたりすることが、無いわけではありません。

でも、「親の顔が見たい」とか、「今まで何やってきたの?」とか、「性格問題」「性根が曲がっている」「今まで甘えて生きてきた」みたいなことは言われません。

今まで当たり前だったこれが、「罵倒だ」と分かったのは最近です。

というかここまで書いていてお分かりかもしれませんが、私、劣悪な環境で耐えて働いている自分に、気付いていませんでした。

「すっごくしんどいし大変だけど、自分能力が足りないかしょうがないよね」で終わらせていました。

身体壊した時も、「体調管理できない自分ってダメだなあ」とか思っていました。

ファック!

そしてホワイト企業で働いて半年

前の会社呪縛が解けてくると、自分にも変化がありました。

まず、他者に対して、寛容になります

今までブラックで働いていた時は、すごく「名前も知らない他人」に対して厳しくなっていました。マナー違反を見つけたら舌打ちしたり眉をひそめたり。

でも、今は「あぁ、そういう余裕がない人なんだな」とか、「事情があるんだな」という目で見られます

会社に優しくされたら、人にも優しくなる。

厳しい会社がいい、という人もいるでしょうが、私は他人にも厳しくなってしまっていました。

次に、痩せました。

お酒も甘い物も手放せなかったのが、定時であがった後に自炊してみたり、朝ごはんを食べたりすることで、だんだん健康になりました。「ちょっと一駅歩いてみよう」とか思えるようになった結果、一気に痩せました。入社してから半年程たった現在、8キロ痩せています

さらに、ダメ社員じゃなくなりました。

少なくとも、前の会社もその前の会社も、私はお荷物社員でしたが、今の会社では、それなりに利益をあげられる社員になりました。それは、定時の中で仕事をするために集中すること、きちんと睡眠や休息をとった頭で、工夫をしながら自分で考えて働くことを、遅ればせながら今更やっているからです。会社の規模は今の会社も前の会社も同じくらいか、少し前の会社の方が大きいぐらいなんですが、私が貢献できている利益は、前より倍以上大きいです。

そして、前の会社や前の前の会社上司や先輩が、正しくないことを知りました。

教育会社派遣会社という人を扱う仕事の人たちでも、目の前の仕事にかまけて、結局は上司としての仕事はしていなかったんだなぁと思いました。(前の会社業務委託だったので、上司ではない、業務パートナーと考えたら、もっとありえないな、と思いました)

彼ら・彼女らは、「厳しく接して自分で成長させる」ことを狙って、結局は「罵倒されていたら、現状(雇用状態は)維持できる」という甘えた私のような社員会社にいさせてしまいました。

何がいいか、どういった会社がいいかなんて、人それぞれだと思いますし、ブラック企業にいた時の私がこの記事を読んでも、多分「私はそういった企業に入れない」と思っただけだったと思いますブラック企業で積んだ経歴がなければ、今の仕事にも就けていないのも理解しています

その上で、思ったことを書かせていただきました。

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