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2019-10-06

Lyftを使ってみた感想2019年秋・カリフォルニア州版)

シェアリングエコノミー等々言われている昨今、日本では体験しにくいのがUberLyftといったタクシーじゃない車にのるアレ。このたびの旅行で恐る恐るLyftを利用してみました。特に書く場所を持っておらず、長文でもあり、ここに感想を残しておきます

UberとかLyftについて

それぞれのWikipediaを参照してほしい。

https://ja.wikipedia.org/wiki/Uber

https://ja.wikipedia.org/wiki/Lyft

今回の旅行や書いた人のバックグラウンドについて

夫婦カリフォルニアディズニーランドリゾート旅行の主目的宿泊アナハイムアメリカ西海岸は初めて。

他、アメリカではニューヨーク複数回旅行していて、普通タクシー滞在ときどき使っていた。

マレーシアで同様の配車アプリ「Grab」を利用して正規タクシーを呼んだことがあるが、一般の人が運転するライドシェアは未経験。余談だが、悪名高いKLのバジェットタクシーもGrabで呼ぶと実にフレンドリー、明朗会計で驚いた。

日本での準備

ロサンゼルスあたりでは今やほとんどタクシーがおらず、配車アプリがないとまったく動きがとれないと聞いていたので、UberLyftアプリインストール電話番号認証までしておいた。

LyftにはPayPalアカウント登録したが、現地で「このアカウントは使えない」と表示が出て慌ててクレジットカード登録した。また、アカウントプロフィール顔写真登録しておいた。

Uber日本ですでにUber Eatsの利用経験があったので、JCBからMasterCardへの登録変更だけしておいた。ただしUberあくまバックアップのつもりで、実際にも使っていない。理由は後述。

UberLyftどちらを選ぶのか

Wikipediaを見てもわかるように(そしてご存じの方も多いと思うが)、Uber企業イメージがなんとなく悪いのである。また、アメリカで実際に利用した知人の体験談でも「Lyftが主流」と聞くことが多く、今回はLyftを優先的に使うことを決めていた。とはいえ、何かの理由Lyftが使えない場合も考え、Uberバックアップとして準備しておいた。実際はどちらのサービスも重複して登録しているドライバーが多いようであるが、今回のドライバーは全員Lyft専業だった。選ぶポイントドライバーの質というより、どちらの胴元にお金を流したいか観点になるかもしれない。

空港ホテルの往復

空港ホテルの往復はLyftを使わず、SuperShuttleという老舗の乗り合い送迎サービスを予約しておいた。理由はこんなところ。

1回目の利用

ディズニーリゾート周辺のホテルからショッピングモール往復

ディズニーランドリゾートから車で20分ほどのところにあるSouth Coast Plazaという巨大モールに買い物に出かけた。

ドライバーは全員男性(2回目も)。

ディズニーランドリゾートのあたりは常に車がうろうろしているので、ホテルロビーに降りてから配車を依頼すれば十分。車種、色、車番が表示されるのでわかりやすい。利用者としてもプロフィール写真があったほうがドライバー安心するようだ。特に女性顔写真の妻アカウントで呼んで、男性(夫)が乗ってきたらそりゃ警戒しますね。すみませんでした。

目的であるSouth Coast Plazaは西海岸一の巨大さと言われるあり得ないショッピングモール

https://www.southcoastplaza.com/getting-here/

どのくらいあり得ないかというとデパートが4つテナントで入っている。しかもそのすべてが同じ番地。どこに車を呼ぶとよいかモールの案内所で聞いてみたら「デパート名前指定するのが確実」とのこと。とはいえ大規模な建物入り口もたくさんあるので、どの道に面した出口にいるのかメモを追加しておくとよい(Sさんに「パーフェクト、わかりやすかった」と言ってもらえた)。ドライバーとおちあえない場合、最終的には電話がかかってくるらしいが今回は一度もなかった。常にわかやす建物指定し、面している通りの名前追記しておくと面倒がないと思う。(そもそも日本電話番号登録しているので電話とかSMSが受けられないかもしれない……現地SIMを買ったら、その電話番号に変更したほうがよさそう。また認証が面倒だが)

2回目の利用

ハリウッド観光に行くため利用。アナハイムからは片道1時間ほどかかる。ホテルで行き方を聞いたら「UberLyftを頼んで」みたいに言われ、完全に定着していると実感。ちゃんと車寄せにも入れてもらえる。

ドライバーはこのお二人。

実はこの朝、「ライドシェアドライバーが客を刺した」というニュースが流れていた。そのため、少し緊張しながら頼んでいたのは事実。そのせいか、帰りに乗せてもらったAさんは「Lyft安心だよ、犯罪歴違反歴があったらドライバーできないし、登録が厳しいよ」とずいぶん強調していた。彼はどうも専業というか、Lyft仕事にかなり時間をつぎ込んでいるようなので死活問題なのだろう。帰りはかなり渋滞に引っかかり、日本音楽をかけようとしてくれたり、いろいろ話題を探して会話してくれようとしたり、お互い少し気疲れしたかもしれない。Lyftではフレンドリーさも評価項目なのだ

朝といえば、LA名物フリーウェイの大渋滞。これは2名以上乗っている車専用レーンのおかげでずいぶんスムーズだった。専用レーンがスムーズということは、1名だけで乗っている車がずいぶん多くて大渋滞していたということなんだけど、解消は難しいのだろうね。

総評

2019-09-21

anond:20190920125903

「アド・アストラ

ビッグバジェットのかかったリアル小道具/セットと最新映像技術で超凄いビジュアル宇宙を描いていながら、中学生でも知っていそうなレベル作用反作用法則慣性の法則自由落下=無重力を間違って認識しているので居心地悪いったらありゃしない。

これがアニメガンダム)だったら気にならないのだが…

2019-09-09

Web業界に居る俺でも戸惑うカタカナ用語

これ読んだ

 

IT業界ルー大柴渡り合うためのカタカナ用語一覧

https://qiita.com/57shota/items/a3a6a181e4936ae03134

 

CPIコストパーインストール

英字3語は鬼門

CPIっつったら消費者物価指数だろ

「シーピーアイ」と言われるとわからん

 

CVコンバージョン)、CVR(コンバージョンレート)

CVっつったらキャラクターボイスだろ

まず「コンバージョン」を理解するのに時間がかかった

CVRはCxRが多すぎて混乱する

 

VC

ベンチャーキャピタルの略、まずベンチャーキャピタルって何だよ

投資家のこと

 

エンゲージメント

未だに分からん

 

インプレッション

表示

 

LP

ランディングページ

最初混乱した

LPも作ってほしくて」って言われてLPって何だよってなった

 

UUID

唐突に知ってる前提でUUIDとか言われるからビビる

今では当たり前だけど

 

GA

遺伝的アルゴリズムのことだろ? いやGA 芸術科アートデザインクラスか

GoogleAnalytics? 何か納得行かない

 

バジェット

予算って言えよ

 

コンペ

コンパ

 

ASAP

は?

ピコ太郎の新ネタ

 

ボットする

要は方針転換

 

バイラルメディア

わからん

 

オウンドメディア

わかる気がする

 

キュレーションキュレーター

恋愛サーキュレーションしかわからん

扇風機だろ?

 

インフルエンサー

インフルエンザー?

 

カバレッジ

カレッジ

 

RPA

RTA

 

TL;DR

イラ

 

もっと有る気がする

2019-06-10

ユーフォとかのああいソフトLGBT営業いい加減やめろよ やるならハードにやれ

原作ではまごう事なき異性愛者 むしろホモフォビックですらある

京アニ営利目的百合豚やアニオタを狙うため、百合風味を添える

案の定、その手合のファンがつき

京アニ悪ノリ悪ノリをかさね、

結果的には重篤原作レイプになる

そして百合ファンVS異性愛ファンVSゴジラVSデストロイア同士の対立に陥る

 

 

  

これと全く同じことがシャーロックホームズでも起こってんだよね

シャーロキアンの「連中はゲイかも」っていう冗談を延長させてドラマ作ったら

ホントにその手のファンがついて(それもそうだ、連中には自分たちへのビッグバジェットコンテンツ供給が少ない) 

いまや権利者が「ゲイ改変するなBBC!」ってキレてる始末

ROTRも一時期ゲイっぽさが原作ファンから批判を浴びた

 

最近アニメ漫画だとこの手のマーケティングデフォユーフォだけどさ

少年漫画アニメホモ媚びとか 田村ワンパンマンとかアニメパンマンとか 田 村 パ ン マ ン とか!)

こういうの誰も得しないし

れっきとした原作レイプに加えるべきだと思うんだよ

 

目先の利益だけを求めて百合営業LGBTだに擦り寄って

本来ファンLGBTからも「釣りアニメだって批判されるって本末転倒だろ?

喜んでるのはバカな腐や豚だけだ

 

 

同性愛媚びしたいなら、一人ガチレズさん入れときゃ十分なんだよ!

関係ないキャラまでレズフレーバー醸し出すな

とことん異性キャラとイチャついてオタク絶望させろ! 以上!

2019-03-10

2019年3月10日日記

昔見ていた海外ドラマで、「純粋さなんて、害にしかならない」的な発言を、主人公ラストシーンでしたんだけど、当時も、今も、その意味はよくわかる。

ピュアで、いい人(に見えるだけ、私から言わせれば)ほど、会社論理簡単洗脳されて、平気で、人を物扱いして、リストラを進めていく。

以前、私の部に、リストラの割り当て人員押し付けてきたのも、そういったタイプだ。いい人だから、なおさらたちが悪い。

からは、素直で、よろしいと受けがよく、すぐに○○○長になった。だが、裏では、会社論理に毒されて、粛々とリストラを進めている。

これで、若者からは人気らしい(噂なので、真偽不明)というから、人を見抜くのは、つくづく難しいのだなと思う。

しかし、人事制度改悪されたおかげで、イエスマンしか昇格しなくなってしまった。

バジェットが縮小しようが、達成できなかろうが、はたまた、次期プロジェクトが失敗しようが、そんなの関係なく、若手昇格、ベテラン降格人事が

続いている。結果責任を、取らない、取りたがらない、取りたがらせない組織に未来はないと思う。

いやいや、そこで笑っている若手のみなさん、それあなた会社だよ。10年後には、君たちもリストラリストの仲間入り。何てね。

2018-10-29

英単語ってほとんど日本語化してない??

例えばこれは英検準1級レベルのものから36個抜き出してみた結果だけど、どれも日本でよく使われているなってものばかり。まぁ意味限定されたりするけど。

使われてない語に関しても、高校でよく習った語ばかりで、知らない人はそんなに多くないのではないか。いつの間にこんなに侵略されてたんだって気がする。

カタカナ言葉を見たときに「このカタカナ言葉はどういう意味なんだろう?」というふうに考えられる人は、英単語を覚えるときに苦労しなさそうだなって思った。

しかするとカタカナで書かずにアルファベットで書くようにしてもいいのでは。「今季のbudgetは少なかった」みたいな。

英単語日本語での見え方備考
budget バジェット
decline スマートディクラインなど 日本語での使用は稀
indicateインジケーターなど
residentレジデント介護施設などで見る
issueイシュー雑誌タイトル会議使用される
chemicalケミカル固有名詞ではよく見かける語
ignore×
furthermore×
potentialポテンシャル
measureメジャー
reveal×
generateジェネレーターなど
speciesスピーシーズ映画タイトルなどで見かける
banバンなど
consumptionコンシューマーなど
nevertheless×
eliminateエリミネーターなどバイク名前
associateアソシエイト
contractコントラクト
eventually×
expense×
alternativeオルタナティブ
illegalイリーガル
confirm×
renewリニューアルなど
adequate×
predict×
currentカレントフォルダなど
threat×
restrict×
regularlyレギュラーなど
transportationトランスポーターなど
enable×
convince×
overallオーバーオール
regulationレギュレーション

2018-06-27

anond:20180627194209

鷹の爪アニメだろ。

バジェットゲージを意図的に下げて、ヘボ画になったところでダメージを受ければ大したダメージにならずにやり過ごせるっていう。

2018-06-10

anond:20180610020218

リテラシーの高い「自分」に考えたクリエイティブ事実

シングル人称が意識の高いぼくで

空手可能にし、将来に向けてのビジョンを練ってるF1層に

あしながおじさんバルネラブルそうともいうだね!  ボコボコにされるかバジェット支出か選んでね!」と言われて

ぶっキモすハンバルガンイノベーションするまで学力で勝てないから殴り蹴られた上に

アセット込みで金も取られたけども

パンティーが見える化して『生きてる』って感じでした

2018-04-22

群像劇」ってジャンル なんで消えたんだ?

創作に色々な文句が付く昨今

群像劇という体裁だと、

白人(or日本人)、男、中産階級という属性以外の人物も描きやすいし

アイマスとかのソシャゲを見ても、

別にキャラが多いことにユーザーから不満が出るわけじゃない

 

にも拘わらず、ここ数年で

日本のみならず、外国でも群像劇映画ドラマアニメ等の

それなりのバジェットコンテンツから姿をすっかり消してしまった

今こそこの形式作品が増えてもいいはずなのに

2017-08-18

https://anond.hatelabo.jp/20170818053646

あんたら、と言われるのは心外ですが、確かに他者プライベート問題について差別ロジックを用いて指弾するものはたくさんいます

例えば欧米ではジェンダーに対する差別是正の為に、街中やネットテレビ広告の中にジェンダーロールを強化するような思想を入れ込んではいけない、と言う考え方が最近とても根強いようです。女性は痩せていてかつグラマーでなければならない、男性は勉学に励んで要職に就く努力をすべきだ、そのようなストーリー内包する広告は全く歓迎されず、場合によっては規制されます

そういう話を聞くと我々などはあまり過激だと思うものですが、これもパブリックプライベート問題なのです。広告というのは黙っていても目に飛び込んでくるものでしょう? その様に個人意志選択ができない情報なので、これは大いに公共的な性質のものだとされています、この様な性質情報push型の情報と言います自分から好んで選択しなければ行きあたらない例えば書籍などのpull型情報とは違うという事ですね。ゾーニング問題というのも実にこの様な話と関わるものです。

はいえ先にも述べた様に、どこまでがパブリックでどこからプライベートと言えるかは難しい問題になります映画パブリックプライベートか? 大々的に公開されるビックバジェット映画パブリックで、細々とした単館上映はプライベートかもしれません。でもどこで線引き出来るかは決めきるのは無理でしょうね。曖昧さはどうしても残ります

しかどうでしょう?公私の線引きをしようという努力はなされるべきで、それは正当だと思いませんか?そして公私の線引きのない差別根絶の指摘はそれ自体無意味だというのは前のエントリでもしていますし、貴方同意見かと思います。とかく日本人は何が"公共"なのかという事に対する意識が著しく低いのだと思います。それには様々な理由もあるのだろうと思いますが、しか差別というロジックをこの社会インストールしなければならない以上、それについてをこそ考えなければならないという主張に、元増田反論できますか?特に反感を覚えるところはないと思いますけどね。

そうして元増田差別差別と喧しく他者を指弾するヒステリックプライベート侵害野郎とは決別して、決然と賢くなる道を歩み始めることができるのでした。めでたしめでたし

2017-05-08

日本漫画作品マーベルクオリティ実写化したらどうなるんだろう

マーベル作品アメコミヒーロー物)って、ほとんどテンプレ化していて、

「何とかマンが苦悩しながら悪と戦う」

こればっかだよね。

日本漫画の方がストーリーしろキャラクターしろ遥かにバラエティに富んでいて、

日本人の誰もがアメコミよりも日本漫画の方が面白いと思うだろう。

(そして、その面白さは世界通用するものであるとも思っているだろう)

マーベル作品の魅力は「世界観の完全再現(完全実写化)」にあると思っているんだけど、

このマーベルクオリティ日本漫画実写化したら、アメリカ世界中で受けるんじゃないかと思った。

ハリウッドスターが出演して、CGアクションでも凄い映像が観れる。

邦画バジェットでは難しかった「世界観の完全再現」もハリウッドなら出来そう。

ガンツとか進撃の巨人とか・・・

ドラゴンボールなんちゃらでとっくに失敗はしているけど、

マーベルクオリティ実写化したらどうなんだろうと気になった。

2017-04-28

保育園クビになった、死のう

はいはい、私が全部悪いんですよ。

保育園クビになりました。

甘くみてると痛い目みますので、以下にいきさつを残しておきます

2016年

4月入園の申し込みのため会社書類をお願いする。

2017年2月

上司「私今日までだから。あ、あと社長も来週まで。たぶんこの会社来年までもたないよ。保育園入れたら転職しな。一回入れちゃえば大丈夫から。頑張って〜じゃあね」

...ン?

心配だなぁ、一応市役所相談しておこう。

市役所転職となると書式を改めてもう一度提出頂く事になります

えっ、まだわかんない。

会社も、もしかたらこから仕事あるかもっていってるし。

2017年3月

4月から保育園はいますよ通知が届く

2017年4月

娘、元気に保育園通い始める。

慣らし保育にも次第に慣れ、これは安心して働けるな。そういや私の仕事ってどうなるんだっけか。一応就活しておいた方がいいのかな。

2017年4月下旬

会社の人「聞いてみたんですが、やっぱりあなた予算バジェットに組まれてないと言われてしまいました」

ほーん、そうか。育休切りってやつか。無職は困るな。

えっ、この前面接したとこ採用?!

派遣だけど、子持ちで採ってもらえるなんて奇跡

頑張って働こう!

今の会社ウソ就労証明出してくれるって言ってるけど正直に申請した方がいいな。市役所に行こう。

本日

あのう、申請していた会社と別の所で働く事になりました。GW明けからです。登録変更などすればいいんでしょうか。

市役所「そうですか、そうしましたら今月いっぱいで退園して頂く事になりますね。」

??????

退園??????

GW明けから働くっていってるんですが。

え、じゃあ子供は?

市役所6月入園申請を出してもらいます。2営業日後までに内定証明書出して下さい。」

えっ

市役所HPに書式があるからDLしてもらって〜云々」

ただでさえ子持ちで採って頂いた企業にいきなりそんな横柄な態度取れるかよ...っていうか派遣会社はそこまでやってくれないのでは...

は、はぁ...

でもキンキン5月はどうすれば...

市役所保育園の一時利用と、ファミサポを上手く使って下さい」

今まで必死の思いで獲得して通ってた保育園を一時利用で使うってそんな事気軽に出来たら最初からみんなやってね???

ファミサポの人「会員登録だけでもしておきます?あと一応この方紹介できますので連絡してみて下さい」

えっ見ず知らずのジジババに1歳弱の人見知り我が子をいきなり預けるの?子育てってした事ある?

1ヶ月かけて少しずつ慣らした保育園はなんだったの?

混乱とやるせなさと、なきじゃくる我が子。

勤務時間中の役所の方の視線が痛い。

市役所「何回も来てもらうの大変でしょうからこの場で書類書いていってもらいますね。赤ちゃん、泣こうが何だろうが抱っこしてますので」

え、あ、はぇ......

もう何の書類に何の情報を書いているのかわからない。

惨めで情け無くて、何がいけなかったのか全然からなくて涙が止まらない。

クレーマーとうるさいガキくらいに思われてんのかな。

せっかく、入りやすそうな保育園の近くに引っ越して来たんだけどな。

せっかく、かなり前から情報収集も頑張って、書類も不備ないように用意してやっと入れたんだけどな。

育休切りは違法!って人は、どこの国にいるかよくわかんない登記上のシンガポール人の新社長に、マタニティリーブのファイヤはノーだよ!と私の代わりに言ってくれるんだろうか。

そもそも在籍者としてカウントされてるんだろうか。

保育園に一時利用の事を聞いたら、やっぱりそんなにすぐ利用できるものでもないらしい。

一言先に相談して頂けてたら或いは...と。

きっと私はどこかで何か間違えてしまったんですが、何がいけなかったのか、どうするべきだったのか、もう考える気力もないです。

これで私が帰り道にホームに飛び込んで死んだら社会問題になるよね...

そしたら国とかから多額の賠償下りて、私がちまちま無理して働くよりよっぽどいいんじゃないか?!

国は、保育園落としやがったな!!!死ね!!!と言われないように必死ちょっとでもズルしようって人を蹴落とします。

その人の人生設計や勤めてる会社事情などは一切考慮せず、復帰の半年前に書かれた誓約書の「状況が変わって退園になっても文句言いません」のチェックに全幅の信頼を寄せてそれありきの仕事しか出来ないようになっています

本当にいざとなった時には国は頼れません。

いつどこになにを相談すればいいか、教えてくれる人はいません。

5月から、せっかくチャンスを頂いた仕事ですが、いまから続けられる気がしません。

ちなみにもう保育園選考は終わってるのでうちが抜けた5月の枠に入る子はいないはずです。

誰も得してないけど、私が会社をクビになったもんだからうちの子5月保育園に通えません。仕事があるので家で面倒見る事も出来ません。

実家から通おうかな。役所的にはうちの家庭が崩壊しようが、職を失おうが、クビになるような会社で育休とる方が悪いんだもんね。

5月まれの娘のお誕生日会、何やるはずだったんだろうな。

せっかく、慣れて毎日ニコニコで通えるようになったのに、ダメママでごめんね。

子供がいなかったら迷う事なく死んでた事案だけど子供がいなかったらこんなに苦しむ事もなかったのかなとか思ってしまって自己嫌悪

そもそも、保育園って国が定員管理する必要あるの?

公平ってなによ。もう民営化した方がよくない?絶対効率の塊になってる、と今回の経験

を経て思いました。

愚痴吐き失礼しました。

育休中に転職しようとしてる方、もしいたらやめておいた方がいいです。

もっと言うなら、特別まれてる環境でないなら子供を産んで働くのは相当しんどいです。

一億総活躍、させてもらえませんから

2016-12-30

どうしてアニメ制作現場お金が無いのか

12月25日の夜に『山本寛岡田斗司夫公開トークイベント~僕たちのクリスマスナイト~』が開かれた。

ここでアニメ制作現場お金が不足している訳を、山本寛さんが赤裸々に打ち明け、

岡田斗司夫さんがそれを解説されていたのだが、これが非常に興味深かった。

しばしば話題になるアニメーター低賃金問題アニメ業界のあり方そのものへの

重要な指摘だと感じ、ちゃんと理解たかったので流れがわかる程度に一部を書き起こしてみた。


山本寛岡田斗司夫公開トークイベント~僕たちのクリスマスナイト~』より

山本寛:

どれだけ敵にまわすんだろうっていうくらいの内容をしゃべりました今日の昼ね。

非常に図式が簡単で、すごくシンプルにいうと、お金は上の方であるんですよ。

これが現場に落ちてこない。なんでってことなんですね。

もう直で落とすしかいねっていうのが結論ですね。

そこになるだけ中間マージンを抜く的な、暴論ですけど…

もちろんそこはちゃんと機能しているしアニメを作るのに今なくてはならない機能にはなっているんですけども、

やっぱり減って減って減って現場に降りてきたときに、これだけかよって自体をなくすためにはBtoCではないですけど、直接行くしかない。


(中略)


山本:

大規模なテレビアニメであるとか、待ったなしの続き物のアニメを作るためには必要システムではあると思うんですね。


(中略)


岡田斗司夫:

アニメ業界に金は無い、金は無いって言っても、テレビ局の奴は儲けてる、広告代理店が潰れたなんて話は聞いたことがない。

なので実は、潰れた潰れたといわれてるのは、末端のスタジオ現場であればあるほど潰れている。

なのでこの上のおじさんたちにいなくなっていただこうって話?


山本:

まあ、言いましょう。

名指しで批判するつもりはないんで、製作委員会というスキームのもの問題があると思ってます

ここにメスを入れないとダメだということです。

例えばお金はいくらでもある。

例えば中国配信業者10億出しますよと言っている。

でも、製作委員会がじゃあ10いただきますやったーにはならないじゃないですか

パーセンテージがあるじゃないですか。

製作委員会幹事会社が40%、50%握るためには、10億きてもらったら困るんですよ。

幹事会社出資額には限度があるじゃないですか。

40%の権利を得たい。

幹事会社権利を得たいけども4000万しか出せません。

ということは、予算総額は、1億で決まっちゃうんですこの瞬間に。

どれだけお金を出したい、10億でも20億でもこの作品のために出すよと言っても出せないんです。


岡田斗司夫:

これね、ホワイトボードに書いて説明したいんだけどもちょっと翻訳させてね。

えーっ、つまり10億あったら、劇場アニメのすごく良いのができるし、中国会社10億でも20億でも30億でも出そうと言ってる。

ところが、中国会社20億も30億も出してしまったら、中国会社出資100%アニメができてしまう。

なので、まるでそれがいけないこと、チャイナマネーの脅威みたいな言い方をしながら、

でもお金は欲しいからどういうことになるのかというと、製作委員会方式をとりたい奴らというのがいて、

結局それがレコード会社とか一部の会社がいつもいつもアニメ版権握ってるような会社が、

中心の版権の窓口やりたいとか、手数料取りたいって思ってるようなところがあって、このアニメ製作予算として2億以上かけちゃ困ると。

だってうちの会社4000万しか出せないんだから2億で4000万だったら、やっとこれで20%じゃん」と。

で、「20%以下にパーセンテージなったら俺の会社での立場なくなるよ。なので、このアニメ予算2億で。

えっ中国会社20億も出す? じゃあしょうがないな、その20億を10作品で割りましょう。」

というふうな形で作品10ぐらい作って個々の作品予算上限を2億ぐらいにとどめたり、1億に留めたり、数千万にとどめたりして、コントロール権を握ろうとしている。

それによって──


山本:

から本数が増えたんですよ


岡田:

から本数が増えた。あっ、俺の読みで良いの?


山本:

ご名答です


岡田:

やったー


山本:

そこに、前回言った通り、その10倍に増えた1本が10本になったものを受け止められる現場がないんです。

から作れないんです。だから落ちるんです。

簡単でしょ実は。


岡田:

まりアニメ出資したがってる会社は多いんだけども、

バジェットが上がりすぎると個々の、これまで日本出資をしてて、現場を仕切ってて、

で、アニメのそういう版権ビジネスから手を引きたくないオッサンたちが、バジェットの上限決めちゃってるから制作費が増えない。

横の方向の制作本数だけが増えちゃう

で、じゃあ、解決策としてはどうなのかというと、「このおじさんたちがいなくなって──


山本:いなくなればいいとまでは言いませんけども(苦笑)


岡田:

──中国出資者たちと直に繋がればいいんだあ」、とこないだ真木さんが岡田さん言っちゃだめだよと言いながら酒飲んでた(笑)


山本:

いっちゃったか(笑)

当分そういったいざこざの中では生きられないと思ったので、言っちゃおうと思ったんですけど。

あのー、やっぱりどこかでその製作委員会もう完全否定するつもりはないんですけども、

どこかでやっぱり意識の変革?個々の意識の変革を…

もうちょっとやっぱりお金を出さないと、良いものは作れないんじゃないかとか、もうちょっと作品一本一本を大事にしないとアニメは盛り上がらないんじゃないかという意識は持っています


このトークイベントの一部は、以下の動画から観ることができる。

アニメ業界に未来はあるのか?ヤマカンが今のアニメ業界の図式を説明 by EXIT エンターテイメント/動画 - ニコニコ動画

ヤマカンブログでのトークイベント後の補足

山本寛 - ゴールドラッシュ - Powered by LINE

2016-10-21

無理な仕事を断らない方が悪い理論絶対おかし

http://monthly-shota.hatenablog.com/entry/2016/10/20/214026

↑の記事に対してブコメでそういうのいっぱいついてたけど

その理論が全く理解できない

たとえばバジェット5000万のお仕事を、

スケジュール的に無理なんで」

という理由で断ったとしましょう。

それがそもそも急に降って湧いてきた案件であれば、

もともとゼロだったものゼロになるだけなんで、

惜しいな~残念だな~って話になるだけです。

(そして実際よくある話)

ですが既に受注済みでプロジェクトが動いている案件であった場合は?

営業が何カ月もかけて関係構築してプレゼンして競合蹴落として勝ち取った案件で、

クライアントの度重なる仕様変更や「なーんかちょっと違うんだよねぇ」的なふんわりとした理由

進行は思うように進まずでも締切は決まっていて絶対動かせないとして、

そういう案件を〆切間近になって「間に合わないんで無理でーす降りまーす」

って言うの???馬鹿じゃないの??????

失注することになる5000万が回収できないのはもちろん

それまで動いてきたありとあらゆる社員外注人件費はどこから回収するの???

(実際のところそんなことになったら実費分は請求するとおもいますが)

(そしてその請求内容でモメて取引停止になったりとか…)

そこまでの話じゃなくても、

仕事を断るということは他が受けるということ。

電通ではない会社社員が、博報堂ADKやその他の広告代理店の誰かが動くだけの話。

から業界全体が狂ってるというのはちょっとわかる。

会社業界全体が是正しようとしている空気めっちゃ感じる。

弊社もノー残業デーとか作り始めたけどクライアントからものすごいクレーム貰ってるし

社員上司から隠れて仕事しているか意味あるのか謎。

あと普通に

先に恩を売っておいた方がのちのち楽できるから今頑張ろうとか

ずっとやりたかった仕事に携われたからつい頑張りすぎちゃうとか

そういうのも良くある話じゃないんですか。

どうして無理な仕事は断われマンたちは「仕事はやらされているもの」なんだろう。

会社利益を気にしたりとか、自ら望んで仕事をすることはないのだろうか?

それとも主体性を持って仕事をしている人たちは全員社畜という言葉で括られるんだろうか?

とにかく断れ理論絶対おかし

断ったことで失った金額をどこで回収するのか教えて欲しい

わたし営業なので断った仕事全部自分給与に直結するんでまじで教えて欲しい

つーか無理な仕事全部断ったら仕事ゼロになる勢いでクライアントは無理しか言わないよ

クライアント様は発注先にも人間がいることを自覚して優しくしてねと言う話でもある

(いつも遅くまですみません、という一言があるだけで結構違うもんです)


ちょっとだけ補足

でもよく考えたらわたし土日返上で働いたことはほぼないですし

最近は22時以降残業できなくなったので 電通のアレとは違うと思います

電通労働時間は異常だしやりすぎ、でも気持はわかるよ。と言う程度

★もうちょっと補足

サプリ という広告代理店の働き方とか社員の考え方がよーくわかる素敵な漫画があります

私だいすきなんですけど、皆も読めばいいと思うよ(元博報堂の人が描いてます

2016-10-16

電通人間の大半は他人事だし、下請け制作会社のことも書いてみる

昨日話題になっている、トイアンナさんのブログ

トイアンナのぐだぐだ/電通に入るようなエリート層は「降りたら死ぬゲームを生きている

http://toianna.hatenablog.com/entry/2016/10/15/102629

から引用以下、

上記のアナルといいエクストリームパワハラセクハラは一部のクライアントに限られるだろうが、「明日までにこの映像修正して納品してください。寝なければできますよね。この企画成功したら10単位で追加予算ますから」なんて目の前に人参をぶら下げた地獄労働はよく聞くし、私も依頼したことがある。その後、同じように低予算で何度もギリギリ納期で依頼せざるを得なかったことも。

こちらについて、少し考えてみてほしい。

電通マン編集パソコンの前に座ってチマチマ映像修正作業をするわけではない。

実際に寝ないで作業を行うのは、下請け制作会社人間である

そして私はCM映像制作会社人間である

せっかくなので誰かの目にふれればと思い、少し書きとめておきます

広告代理店の「徹夜してでもギリギリまで作業し続ける体質」は人・部署によるがだいたい本当である

(ちなみその体質は、実は電通よりも博報堂ADKのほうがひどい。彼らは二番手番手なので必死&一番手よりだいたい無能なのである

昨日も電通の人と接してて感じたが、今回の痛ましい事件も、

「ヨソで起きた僕と関係ない話」である

電通社員が7000人もいる。仕事の内容も本当に多岐に渡る。

新聞広告欄を取る営業からデジタル広告、TVCM制作から商品開発、東京オリンピックの仕切りまで…

から、みな自分部署以外のことはほとんどわからないし、あまり興味もない。

から自分の居場所とは違うとこで起きたこと」なので反省しようもない。

きっと今この日曜日午前中も多くの広告代理店社員仕事をしているだろう。

だって私も、今日代理店とのプレゼン企画会議のために出社している。

(今は会議が始まるまでの待ち時間である。)

から今日も延々と仕事は続く。

……

プレゼン前の昼夜問わず延々続く作業には、

実際に資料体裁を整える

グラフィック制作会社映像制作会社(以下、プロダクション)の人間も当然つきあう。

しろ

何をするかがやっと決まったあとから制作作業が始まるので、

打合せの拘束時間+作業時間を考えると、一番疲弊するのはプロダクションである

打合せ(or待機)数時間、そして打合せが終わってからひたすら修正修正エンドレス作業開始…

というのがプロダクションの全く通常運転である

そして、

晴れて競合プレゼンに勝って実制作が決まったあとも、

納品まで続く、営業経由でやってくるクライアントの様々な事情代理店クリエイティブの(どうでもいい)思いつきを

納品まで延々と具体の形にし続けるのはプロダクション人間である

延々膨大な効率の悪い作業を経て、やっと納品が見えてきた頃に、代理店社員の誰かが言うのだ。

「◯◯さん、今度こんなプレゼンをやることになったのだけど…

意外に思うかもしれないが、代理店人間はだいたいプロダクション人間にやさしい。

徹夜作業を実際に行うのはプロダクション人間なのである

どちらかといえば代理店は、平身低頭の勢いで電話してきて「なんとかやってくれませんか…」という風になる。

代理店営業さんは大変である

そして、

私たち普通にその作業を受け入れる。なんなら笑顔である

だって代理店の言うことはなんでもやります」という姿勢がないと仕事がなくなってしまうのだ。

クライアントの言うことはなんでもきく代理店」という構造は、ここで再生産される。

ちなみに、徹夜での特急作業量はだいたい見積もりには載せられない。

バジェット最初から決まっているので、

納品までに発生する作業は、どんなに理不尽なことがあっても全てグロである


だが、プロダクションは決してその体制に声をあげることはない。

なぜか。

それは、代理店から仕事がなくなると会社がつぶれるからである

これは大手プロダクションも同じ。

利益率の高いTVCMの減少と、デジタル化による「すぐつくれるようになったんでしょ」という意を暗に含む、

クライアント代理店と順繰りにかかる)値下げ圧力により、

プロダクションはどこも疲弊しきっている。利益がでなくて自転車操業である

受注しても利益は出ない、しかしどんな仕事でも受注しないと会社がつぶれる、だからどんな理不尽案件でも(笑顔で)受け続ける…

プロダクション仕事を取り仕切る営業窓口はプロデューサーであるが、

プロデューサーは圧倒的にだぶついているので、仕事は取り合いである。

そして、実務を担当するプロダクションマネージャーは今、圧倒的に人手不足である

当たり前だ。

代理店を超える超絶激務、同じ仕事をしているはずの代理店社員よりも給料の半分以下、

TVCM頼りで生きている業界には将来性もない…

しかし、今日死ぬまで終わらない膨大な仕事作業をこなし続ける。

彼らはどこにも発言する機会はない。

プロダクション社員で団結する話をするほどのプライベート時間なんかあるわけがない。

どこかに実態告発するほどの時間人生にないのだ。


下請けの最下層、プロダクションの末端社員のことを少しでも想像してみてほしい。

真のブラックにいる人間は声すらあげない(あげられない)ということに気づいてほしい。

たとえば、今必死に叫ばれているように奇跡的に電通を始めとする広告代理店の体質が圧倒的に改善されたとする。

しかし、クライアントからオーダーされる仕事量は減らないだろう。

そうすると、

そのギャップ仕事量はどこが引き受けるのか。

間違いなく、下請けプロダクションである


次の自殺はどこで発生するだろうか。

2016-10-13

http://anond.hatelabo.jp/20161013130219

どういった方法面白さの担保品質担保をしてるのか不思議

という「個別論ではなく全体論」ということなので、身バレもないだろうしそのへんに絞ったレスをしてみたいと思います

ああ、一個上のP付きっす。

その前に軽く触れると、自分出版系のIP管理からアニメにもゲームにもアプリっぽいのの制作にもPで参加したことが有るという立場増田です。なので、アニメにそこまで肩入れした擁護はないので、そのへんは差っ引いてくださいませ。

まず

アニメ場合は最低ラインでも「まとも率」が不思議と高い

という点なんだけど、それは概ね事実としてある。アニメ制作さえ決めれば空中爆発率は低いし、動く絵としてものは出来上がってくる。

それは「完成して出て来る」ってのを至上命題として業態業務か出来上がってるからっていう部分がまず第一に大きいです。

完成することを第一に求める制作体制

だって予告して、放送枠取ってそこにV(=動画)が到着しなかったら放映できないでしょう? 良くも悪くも「タイトな締切に間に合わせてでっち上げる」ことが常態化しているし、そのためにいろんな仕組みが整備されている。深夜まで作業するのも常識になってたりもする……。ゲームサービスみたいに「クオリティのために延期」というのが「ない」って言う前提で動いているんですね(総集編っていうのは、だからこそ本来例外だし、やばいわけっす)。

「完成すること>クオリティ」って言う価値観なわけです。

でもそれは前提であって「完成する理由」にはなっても「そこそこまともになる理由」ではないですよね。「そこそこまともになる理由」は、個人的には以下の2点があると考えています

強力な前例

ゲームとかマンガとかWebサービスなんかに比べて、アニメ制作スケジュールとかチームの規模感みたいなもの前例豊富で強いです。12話1クールを作る人数はこれくらい、必要役職はこう、時間はこれくらいかかる、そのためのお金はこれくらい。

そういう規模感がはっきりしてる。

だってシーズン数十本も作ってるんだから、そりゃ数字もつみ重なる。

プロジェクトハンドリングはたしか属人性が高いけれど、こういう数字まで共有されていないわけではないです。むしろ一般常識化しすぎてて話題にすらならないほど強固に存在します。そこから外れた作品が皆無というはなしじゃなくて、その規模感から外れるにしろ「規模感という地図を持っている」ことに大きな意味が有るって話です。

特に工夫をしようと思わなければ)アニメ制作バジェットは、穴埋め式のテンプレートみたいなもので、記入欄にスタジオ名とかスタッフ名を入れていけばチン!と出てくるようなものです。「スケジュール遅延による予算の倍増!?」みたいなトラブルは少ないです(劇場版では聞きます)。

製作工程自体も(何か変わったことをしようとしなければ)概ね予定通りに進みますアニメ制作において制作の遅れは作画スタッフの不調とか、確保してたスタッフがうまく稼働できてないとかであって「技術的困難があって見込みが外れた」みたいな事例は少数です。そういう意味では製作期間も読みやすい部類に入ります

アニメに比べれば、ゲームWebサービスや新製品開発は、闇の中を手探りで地図もなしにうろついているようなものに見えます。逆にそちらからアニメを見れば、一度作ったものテクスチャ張替えをして類似商品を量産しているようなものです。

この構造クオリティコントロール意味では強いです。要するに初期予算部門ごとに配分して、それを話数で割って、出来ることはできるし、出来ないことは出来ないって話だからです。これがそのまま職人的な監督のこだわりに対する手綱にもなってますだって、ここでそのお金つかっちゃうと、こっちが足りないですよね? 無理ですよね? と説得が出来るからですね。

個別現場の話で言えば、それをやりくりとか、追加予算をひねり出すとかもPの仕事だけど、前提として上記みたいな構図が有るのはハンドリング面では楽ができる要素です。

クオリティを高める侵攻戦と下げない防衛戦

アニメ場合は最低ラインでも「まとも率」が不思議と高い

という指摘に対する返答が今回の中心なんだけど、「まとも率」ってなんだろう? って言う問が答えのヒントです。

すごく大雑把な話をすると、アニメには(というかコンテンツ制作には)2種類の方向性があって、それは「外れるかもしれないけれどバットを思い切り振り回していこう、当たればホームランだぞ!(はずれれば三振だが)」というのと、「とりあえず進塁打めざしましょ、コケそうになっても最低限くさいバントして大コケはしないように(でもその打法ホームランは出ない)」の2種です。

どっちがいいというものじゃないですが、とにかくそういうふたつの考え方があります。全てのPは例外なく今手がけている作品をどちらにするか考えます

もちろん現実にはもうちょっとかいです。たとえば、ある作品は全体的には手堅くバント狙いなんだけど、音楽だけは超ゴリゴリインディーズ起用でギャンブル、とかもあります声優だけ豪華! とかも。無名だけど実力があって伸びそうなスタッフ中心部に据える冒険というのもあります。とにかくあらゆる判断において「大当たりを狙って強振」か「手堅く固める」の判断があります

ここからが非常に夢のない話になるのですけれど、アニメは(とくに地上波の週刊アニメでは)どちらかというと「手堅く小ヒット狙い」なメディアなんです。だから「最低ラインでもまとも率が高い」という結果になっています

なぜか?

理由は様々にあるんですが、本質的には生存戦略としてそれが(一応の全体認識としては)有利だからです。

あらゆる面で革新的で挑戦を行ってフルスィングをしていくと、三振討ち死に率が高い。ホームラン率3%で三振60%で残りがポテンヒットみたいな印象です。しかもこのフルスィングは、そもそも予算を大きく要求しておいてこういう結果になることが多い。

そこへいくと、小ヒット狙いのコンパクトスィングは、35%三振(=赤字)40%バント34%ヒットで、実はホームランも1%くらいは出るかなー? みたいな構造です。

もちろん、安全性と飛距離の両立ができる企画があればいいですが、それはとても難しいことがもうわかっているので、企画の全体も、細部もジャッジしてどちらかに振っていかなければならないです。

アニメ場合は、しかもその判断製作委員会(もしくはそれに準ずる意思決定機関)で合意しなければならない。多人数での合意なので、どうしても「安全策」が採用されがちです。

(余談だけれど、監督業の一番尊敬できる部分は、そういう安全への堕落に対して『いいや、今回はこういうチャレンジをする。僕等にはその力があるはずだ!』という果敢なジャッジをして、それに向かって猛進してみんなを引っ張れる部分だと思います

夢も希望もないけれどこの「集団判断による安全策への流れ」がアニメにおいて「どれもそれなりに見れる作品になる理由」です。

もちろんそういう安全策ばかりでは1作品の勝った負けたに終止してしまうために、どこかでは冒険もしなければならないです。また、円盤の売上という一面的勝敗判断以外にも判断基準はあります

それはたとえば、社内への技術蓄積(この作品を作ったので3Dエフェクト技術が社内に蓄積された)とか、スタッフの成長の舞台としての作品かい視点です。ファンの人が思っているよりもアニメスタジオはずっとそういうお金以外のことを気にして運営されてますお金を信用してないとも言える)。

まあ、冷めた話をすれば、巨大な予算と巨大な人数をかけた企画において、夢物語ホームラン狙いが抑制されるのは当たり前の話です。バブル期ゲーム業界とか、アメリカンドリーム次代のハリウッドが異常だっただけで、億超えの規模動かしてれば慎重な方が当然です。

ライトノベルアニメの相性が良いのはそこで、ライトノベル個人制作でそれはつまりかかった予算が非常に小さいジャンルです。予算が非常に小さいということそのものが直接関係するわけではなくて、そういう個人制作小規模ジャンルであれば、(ある意味非常に無謀な)挑戦ができるということだからです。

他にも色々触れるべき点は有るかもしれないけれど、暇なので書いてみた「アニメ制作フローにQCのヒントが有るのでは?」に対してのお返事でした。思いつくままに適当に書いたので誤字脱字とか、文章の乱れとかあったらごめんなさい。

2016-09-14

映画をきちんと見ておくべきだった

映画ってさ、やっぱり不朽の名作とかあって、見たらオモシロいんだけど、逆に有力駄作みたいなやつもある。

単に湿気った駄作なら人の口に上らないんだけど、あまりにも有名駄作は一周回って教養なっちゃうんだよね。

そうすると、映画評とか見てるときに有名駄作名前が挙がって芯から理解できないことがある。

人生は有限だから駄作なんて見ておく必要はないんだけど、そうなっちゃうと引き合いに出される駄作のことを見てないと本来楽しみたいことを十分に楽しめない。

特に大きく振りかぶって全力で投げられたビッグバジェットソ映画教養になりやすい。

と言うわけで今から見るのを悩んでいるのが「REX 恐竜物語」と「アンドロメディア」の二つ。

今度の連休黒沢作品「乱」とどちらかを見ようかと思っているんだけど・・・

ううん。

他に見といた方がいい駄作ってある?

2015-11-11

http://anond.hatelabo.jp/20151111213748

真田広之ビッグバジェットハリウッド映画の話をしてるからだろうけど

構図に関しては、海外カメラ数台で各ショット撮影して編集で選ぶのに対して、日本は一台で撮影ってスタイルの違いがあるって真田広之が言ってたと思う。

アメリカでも予算が少なけりゃ一台カメラで構図を変えて何度も撮るよ。特にフィルム時代はそうだった。単純にカメラの台数でなく、演出側の選択だよ。

2015-09-21

コナミAAAタイトルを考える

http://damonge.com/archives/46307384.html

http://potatostudio.hatenablog.com/entry/2015/09/20/080000

まず、AAAタイトルの厳密な定義はありません。

http://www.inside-games.jp/article/2014/09/08/80320.html

上記によれば「大ヒットしたゲーム」「メーカーの顔となるゲーム」「莫大な予算をつぎ込んだゲーム」「クオリティの高いゲーム」となりますが、

個人的感覚では「コンソールで出る」「予算(バジェット)の大きさ」「全世界の販売本数」「3Dグラフィックスクオリティ」が主な判断材料にされていると感じます

微妙な線ですが、今だとスプラトゥーンAAAとは呼称されないのではと思います(メディアによっては呼ぶところもあるでしょうが)。

さて、本題のコナミが開発をやめるというAAAタイトル

ウイイレだけ残る」とされていますが、ウイイレ2015はVGChartzでは世界販売本数146万本とされています

少し寂しい数字ですが、まあAAAタイトルとしてもいいかと思います

ちなみに競合タイトルであるEAのFIFA15は1700万本超えてますもうウイイレ撤退していいんじゃないですかね。

では、近年のコナミで思いつくAAAタイトルを挙げてみます

最近出てないけど、作られればAAAタイトルになりそうなものは、


もともとコナミ積極的AAAタイトルを手掛けるほうではありません。

唯一踏ん張ってた小島プロを切れば、そもそも出せるAAAタイトルがなくなることが上記からわかるかと思います

(NeverDeadの失敗で内製AAAに懲りたのでしょうか・・・)

よって、今回のうわさで特別な変化がありそうなわけではなく、多くの古参ファンが憂う「あの続編が出ないんじゃないか」というのは

今回の話題とはあまり関係がないと言えるのではないでしょうか。

(なお本当に続編が出ない、IP飼い殺しはまた別問題です)

2015-09-07

http://anond.hatelabo.jp/20150907174552

そうやって食事に絶対値として一定額のバジェットを決めておくというのは正しい。

いくらうまいからといって毎日2万3万の食事をしていたらメリハリもなくなるからね。

きょうは「普通じゃない」いい飯を食うぜ。って食べに行くのが大切。

2013-12-03

ほ〜むぺ〜じ

A「WEBリニューアルしよう、外部のBさんにお願いしよう」

B「最新のWEB基準と知見で、専門知識がなくても誰でも楽に更新できるものしましょう!」

私「いいですねぇ(これでめんどくさい更新から解放される..)」

A「あんまりバジェットがないのですが」

B「まぁその金額で何とかしましょう!」

A「よろしくおねがいします」



・・・デザインラフ〜ほぼFIX



A「これほぼ最終稿なんだけど、どう?」

私「美大出てWEBデザインしてます!ってカンジですね」

A「だよなー。でも仕方ないよなー」



・・・リニューアル完了



B「では、後の更新などはサーバーを観て頂ければわかりますので」

俺「ありがとうございました。IDとPWいただけますか」

B「え、何のですか?」

俺「えっ」

B「特にブログシステムとかデータベースは使用していないので」

俺「んっ」



HTMLがズラリと並んだオールドスクールフォルダ発見



俺「("ほ〜むぺ〜じ"みたい..)」

B「ではよろしくお願いします」

俺「(しごとふえた)」

2012-07-05

黒船に恋して

2007年から2009年にかけて、2年弱ではあるが、外資系金融派遣社員として働いていた。

外資系企業で働くということは、私にとって、黒船到来とでもいうべきエポックメイキングな出来事だった。

日本ベンチャー企業解雇の憂き目に逢い、1年以上ニートをやっていた30歳過ぎのキャリアもない女性仕事などなく、

途方に暮れていたときに拾ってくれたのが、外資系金融だった。

私は今でこそ「社畜」と形容される日本会社風土のものに全く馴染めない社会不適応であるのだが、外資系企業は、

そんな私でも馴染む組織であるということを働いてみて初めて知った。

日系大企業に見られる「社畜」の風習である空気を読む、他者迎合、足の引っ張り合い、残業していることをPRするための

残業残業自慢)、横並び意識おべっか滅私奉公給料=我慢料、「あれをこうして」という抽象的で意味不明な指示、

非ロジカルな会話、議題のない長時間会議、社内政治、客よりも組織内の利益を優先する、奴隷営業、就活茶番パワハラ

セクハラ、長い物には巻かれろ、付和雷同、といったありとあらゆる理不尽永遠に繰り広げる旧陸軍のような環境のものが、

反吐が出るほど嫌いだった。

しかし、外資系企業では、これら当たり前だった日系企業の風習が、随分緩和された環境であるということを経験した。

もちろん、外資系企業といえど、日本人社員比較的多い組織を渡り歩いたので、上述のような風習が全くないというわけではない。

それでも、日系企業の「社畜」に囲まれる空間より、居心地が良かった。

景気悪化により、2010年より、私は日系企業に再び戻ることになった。典型的ドメスティック企業で、旧態依然とした社風に

発狂しそうになった。それでも、自分希望する職種であったため、社畜集団しかいないということは織り込み済みで働くことにした。

面接した当初、直接雇用視野に入れているという言及があったものの、後にカモフラージュであることが判明。

勤務先の管理職より、先月6月の株式総会後、経営方針の変更等という上っ面の理由で、

直接雇用はしないという旨を暗に諭され、転職活動を真剣視野に入れるようになった。

ダイレクトかつストレートかつ正直に現況を述べず、オブラートに包むやり方は、いかにも日系企業らしい。

会社から直接契約終了とは告げず、私が辞めてくれるのを手ぐすね引いて待っているような状況である

自分たちは決して悪者にはなりたくない。。。

怒りすら生じなかった。

もう一度黒船に乗船したい。たとえ沈没すると分かっていても。

黒船は、私の労働観を180度変えてしまったのである

そんな勢いで、再び外資系企業に入り込むことを画策した。

以前、就業していた派遣会社に問い合わせたところ、早速現在仕事に類似した外資系企業を紹介された。

このご時世、このようなタイミング希望する職種に近い求人があるのは非常に珍しい。

派遣といえど、リーマンショック後は、書類選考面接を行い、スクリーニングするようになった。

誰でもできるような一般事務で、誰もが知っている大企業求人になると、50人〜100人くらいの応募者が殺到することすらある。

企業の選びたい放題である。完全に買い手市場だ。現在の私のポジションも、3〜4人面接を行い、最終的に私にしたと管理職から聞いた。

私は2年半ぶりに、某外資系金融面接を受けた。

この2年半で、外資系企業に再び戻って働きたいという渇望は募るばかりで、過去経験に基づく事実が心の中で勝手に膨張され、

妄想になっているのではないかという懸念はあった。片思いの人に入れこみすぎて、リアルな人物像よりも勝手に素晴らしい人物像を

思い描いてしまっているような感覚

今回は、そんな妄想を打ち破る現実に直面するかもしれないという覚悟はしていた。同時に同業他社動向を知りたいという好奇心もあった。

結論を先に述べると、妄想は、妄想ではなかった。

面接で聞かれたこと

全部で4人の方と面接した。

日本会社のように「自己紹介をしてください」という決まり文句からはじまり新卒から現在に至るまでの経歴を延々と述べることはあまりない。

外資系企業の多くは、予めレジュメ履歴書)は閲覧しているので、気になる点をピンポイント質問するというパターンが多い。

転職歴の多さ、年齢、既婚未婚、協調性、弊社を選んだ理由といった典型的質問や、会話のあいまいさに起因する論旨の不明瞭さ

といったものは、外資系企業では、まずない。

今回の会社では、直近に携わっていた仕事をどこまで踏み込んでやっていたのか、何ができるのか、という1点に絞られた。

私は具体的な数字を述べ、先方に業務タスク量が明確にイメージできるよう述べた。また、業務裁量に関しても、具体的に

どこまで自主的に仕事に取り組んでいるのか、先方に理解できるようPRした。

その後、現在の勤務先の取扱商品数と、取扱金額も質問されたので、明確な数字を述べた。

面接した企業と、現在の勤務先のビジネス規模は殆ど同様であるということが判明した。

そして、今後携わる仕事内容について、詳細な説明がなされた。

現在仕事と先方の業務内容で、決定的に違うポイントをその場で端的に指摘された。

そして、その違いが、先方の業務の肝であるということが面接を通じてお互いに理解できた。

このような理解に至るのは、面接官が非常にロジカルに会話を展開するからだろう。

自己PRをするのが楽しい面接

現在の勤務先で自分が携わっていることを詳細に質問するので、自然PRに熱が入る。

日本会社はどちらかといえば、圧迫面接に近い感じがするのだが、外資系企業の多くは、ポジティブ過去の業績をPRしたくなる雰囲気がある。

狙ったわけではないが、業務上最新の注意を払っていることについて、述べた所、何故か「オチ」のあるギャグになってしまい、周囲が笑いに包まれた。

久々に外資系特有の「会話のテンポやノリ」に触れることができた。


解雇リスク開示

今回の求人は、携わっていた正社員海外移住するとのことで、ポジションが空いた求人だった。しかし、本国バジェットの都合等の理由で、

正社員のヘッドカウント(頭数)が正式に降りず、申請中との説明を受けた。ただ、打診は行っている最中であるとのことで、私のパフォーマンスと、

本国からのヘッドカウント承認如何では、そのまま直接雇用の可能性があるとのこと。その一方、私のパフォーマンスが悪い、もしくは、

本国バジェットの都合で雇用は1年契約で見送る可能性もまだ残されているため、その場合雇用契約は終了する可能性があるという説明も受けた。

要は、首になるというリスクを予め、面接時に開示している。会社保守的な(悪くいえば都合の良い)防衛策でもあるのだが、

日本企業の期待をほのめかしながら、最終的に公約違反を平気でやってのける卑怯なやり方よりは、随分良心である

■業務内容のロジカルな説明について

業務内容の説明時に、一通りメモをしていた。現在の業務に関連する仕事ではあったものの、業務特性は異なることが判明。

私は現在編集土方として制作物をリリースしているが、外資系での仕事は、編集コーディネーター(執筆者とのリエゾン

としての要素が非常に強い業務内容だった。

私は姉のように慕っている友人にメモを読みながら相談した。

面接官の説明が、非常にロジカルだったせいかメモの内容を友人に話すだけで、非常に明瞭な業務内容の説明になっていた。

私は人前で何かを説明するのはおろか、吃音なども多少あるので、基本的に会話が苦手である。しゃべることができない。

しかし、メモを読むだけで、誰にでも分かるような業務フローを述べることができた。

それくらい、面接官の説明がロジカルで明瞭だったのだろう。キレのある人達だった。

■業務プロフェッショナルとして

過去の私の経歴をざっと説明していたとき面接官でトップの人が、法的専門知識に関することをポロッと余談のように言及していた。

その知識は、現在の勤務先の部課長よりも、明らかに深い内容であった。

断腸の思い

数人と面接した結果、最終的に私が採用された。

非常に嬉しかった。

しかし、焦点は編集作業員から編集コーディネータ要員という毛色の異なる業務に注力できるか、否かということだった。

結論としては、私は編集作業員(土方)としての経験がなかった時から編集業務を全うできるだろいうという根拠のない自信はあったが、

コーディネーターとして業務を全うする自信はあまりないと判明した。

やればできなくはない仕事だが、私には不得手の仕事である

友人曰く、「コーディネーターとして采配を振るう仕事は、あなたが例えばマネージャー以上の権限のあるポジションだったら、

強く出ることはできるのでやりやす仕事だと思うが、派遣という立場あなた意識してしまうと、調整業務に支障が生じる公算が大きい。

あなたは、力のあるポジションじゃないという理由で被害妄想を抱き、ひるんだり、やる気をなくしたりする弱さがある」と。

友人の指摘の通りである

悩みに悩んだ末、今回は辞退させていただいた。

断腸の思いである

たった40〜50分の面接で知り得た断片的な商慣習、そこで働く人、カルチャー。。。

全てが、外資系しかった。

私のここ最近妄想のような外資礼讃の発言は妄想ではない。

やはり、外資系外資系なのだ

同じ日本人でいながら、黒船に乗った人々は、もはや、日本人の面をした、外国人なのである

きっと、あの組織ならば、満足度の高い環境仕事ができるだろう。

明らかに、組織も人も洗練されている。スマートだ。

しかし、どんなに環境が良くても、不得手な仕事を長く続けられるかといえば、NOなのである

そう思ったとき現在自分仕事に、かなりの自負があるということに気がついた。

精神病を発症させ、毛嫌いしている日系企業で、社畜として猛烈な我慢と忍耐を強いられながら、

気がつくと、私は自分仕事に対して、手応えは感じていた。


■熱病

それでも私は、日系企業社畜組織が嫌いである。

できれば、一生おさらばしたい。

もう、こうなると、ただの熱病のような岡惚れといっても差し支えない。

きっと、単なる勘違いなのだろう。

私は熱病にうなされながら、次を目指す。

沈没することもあると分かっていながら、黒船の魅力に取り憑かれた人生を歩むしかないのだ。

2010-12-02

父が亡くなって半年経って、ようやく辛い気持ちを受けとめられるようになったが、

それでも、取りあえず毎日食っていくためにこなす仕事の相手をいなすためにも、

まるで何事もなかったかのように、というのがデフォルト。そりゃ当然だが

社会的デフォルトを維持するために、娘がどんなリスクを負っているのかも知らず、

そして、父が亡くなったことで、まるで自分だって隠居して当然かのようにダラけて、

子供たかってやろうというような、そんな旧体制の異物のような母に絡め取られないためには、

多少理不尽金利でも、受けとめて、私だけの城を築く必要があったってことか。

そうかんがえると、まだ処女の時分に、割と熱心にプロポースされた人のことを思い出す。

思えば歴代、若い頃に付き合っていた男性たちは、総花的にポエム気質というか。

中学生男子の欲望満載の某K談社の漫画のエピソードに使ったらしい。気持ち悪いけど、まぁそういうことも浅薄な人たちの間ではあり得ることなのかな、なんて思ったけどさ。

そうか、彼の庇護下じゃなくて自分で生きて行かなくては、と思ったら、元彼氏よりも分別やバジェット(財布)が2桁ぐらい違う人が、いるもんだなって。

せっかく、そんなふうに、夫からも夫の両親からも、ましてや自分の親からも差別されているような、そんな時系列無視の後輩たちにだって、一部の魂があるんなら、それを聞くのが私の、社会から与えられた指名なのではないかと、思ったり、思わなかったりしています。

ちなみに、ボランティアは基本前労力に対して無償であるからこその「ボランティアです。つまり、この網にかからない人に関しては、宅建+鑑定士+営業スキルの3つが必要なので、一般人はとうてい無理です。ほぼ初対面の男に裏拳噛ませる方がキチガイ

毒素の多い母親だけが残された状態で、よくもまぁ、半年生きてきたかと、

自分を褒めてやりたいよ。

2010-07-11

思いの記録、あるいは「仕事人生とどちらが大事なの?」

「言ってることは分かるけど、でも、君の人生のほうが大事なんだから、今は休むことを考えなさい」

と言われた。つまり、休職しろという通知。人事より。

仕事パフォーマンスが落ちているな、と感じ始めたのは1月くらいからだった。社内に吹き荒れるリストラの嵐。部下が、同僚が次々と去る。そんななか、俺は超重要案件を独りで回してるという理由でそのリストラ対象からはノーマークだった。ただ、頼りにしていた仲間たちが消えていくことで、自分が指示者ではなく、作業者を兼任することを余儀なくされていることは感じていた。まあ、いつもの俺ならそのくらいはなんとかなる、ハズだった。

2月。社内政治は混乱を極め、俺は作業も指示も出来ず、ひたすら社内政治の調整だけを行っていた。ただ、その時はそれがこの先の仕事の成功につながると信じていた。

3月。協力して仕事をしている部署が、まるごと別の会社にたたき売られることになった。頼りにしている担当者も、辞めた。その頃から、焦燥感が強くなっていた。

「このままだとヤバい。確実にこのプロジェクトは沈む」

その言葉だけが、脳裏をずっと飛び交っていた。

4月さようなら協力部署。これからは君たちとお金の話をしなくちゃいけなくなった。とたんに増えるファクター。代替となった担当者の不理解。焦燥感はより強くなる。そして、人間リストラが一段落したあと、プロジェクトリストラも始まった。超重要案件とはいえ、バジェットがでかい。あいつらはいったい何をやっているのか。説明を尽くした。もはや会社上層部の意向一つで潰せる案件ではなくなっていること。いや、潰せはするが、その後の代償はどれだけのものなのか。一応PMの地位にある俺ですら、全容は把握できなくなってきていた。

5月になる直前。α版ができた。だが、中身はボロボロだった。それは当然だ。これだけ引っ掻き回されて、手戻りが大きく発生している。かつ、エンジニアへのディレクション不足が祟って、一番難しい部分は、まるまるリストラクチャリングが必要な状況にあった。ゴールデンウィークの間、「先生」にお願いしてリファクタリング実施してもらうことになる。「先生」も俺もこの時点で体調はかなり良くない。そして、関係各所へこの「不完全なα版」について、謝り倒し、内情をぶっちゃけ、頼むからプロジェクトを潰さないようにお願いして回る。そんな日々が続いた。

6月。なんとか軌道修正をし、スケジュールを引き直し、俺は指示者と作業者の地位に戻ることができた。しかし、この時にはもう遅かったのかもしれない。

まず、焦燥感で眠ることができなくなった。元々睡眠導入剤を飲んでいたのだが、全く効かなくなる。仕方なく、若干のOD普通に頓服として処方されるギリギリの量くらいまでで抑えた。薬とは10年来の付き合いだから、そこらへんは分かっている。それでも眠れなかった日は、一度だけお休みをもらうことにした。どれだけ無理を言ってるのかは承知の上だ。

次に、記憶がこぼれていった。症状は2つ。

1つは「仕事中にした作業や指示のことを覚えていない」。割と致命的だが、そもそも鳥頭だった俺は行動を頻繁にログとしてテキストファイルに書き出したり、バージョン管理ツールログを細かく書くよう心がけていたりしたため「記録」としては残っていた。それでも、記録に残さなかったささいなことは全て消えているし、自分の中で「それをやった実感」が全くないのが恐ろしかった。

もう1つは「自分がどこにいるのか分からなくなる」。よく「私は誰? ここはどこ?」っていう記憶喪失ギャグがあるが、あれに近いだろうか。自分が誰だかは分かっている。俺は、おそらく俺だ。しかし、俺がここにいるのは何故だ? そしてここはどこなんだ? そういう瞬間が訪れる。要するに以前の文脈がぷつんと切れてしまった状態。ほとんどが交通機関に乗っている時に発生しており、しかも日常の往復での出来事だったので、ケータイGPSなどを使って必死に推測することでオオゴトにせずに済んだ。ただ、一度だけ徒歩での移動中に発生したことがあり、その時は途方に暮れた。同僚と一緒だったため、なんとなく付いて行くことでなんとかなったのだが。

友人のライブに行っても、温泉に行っても、あるいはデカいホールでのコンサートにいっても、考えることは一つ。「今のプロジェクトは、大丈夫だろうか。俺がここで稼働して、先生にここまでお願いして、若手にここは任せて…足りるか? 足らないようならここも俺がやるしかなくて…」無限ループ。しかも、恐らくだがその要件には「記憶の穴」が多数存在していて、きっと何か大事なことを忘れている。

7月退職を決意した。ただし、このプロジェクトが無事離陸するのを見届けてから倒れたい。そう上司希望を出した。だが、上司は俺のことをかなり過大評価しており、切り札として残しておきたい気満々らしい。

「こんなにぶっ壊れている人間を置いておく余裕、あるんですか? 使えるところまで無理やり使って、その後希望退職すればあと腐れないんですよ?」

ダメだ、ボクにはそういう判断はできない。若いんだから、まだ生きて欲しい」

意味がわからなかった。さらに

「このプロジェクトより、君の人生が大事だ。誰か代わりの人間に任せて、休むことは出来ないか」

とも言われた。理解ある上司の、建設的な提案だと思うだろうか。一見、そう見えるかも知れない。だが、俺の視点から見ると、これは違うのだ。

そもそもこの不況下、これだけのバジェットをかけたプロジェクトを潰すには「物理的に」腹を切る人間が必要。だが、その結果がでるのはもうちょっと先のことなのだ。今、俺がこの会社から去ると「物理的に」腹を切る人間がいなくなるのが、困るのだ。

そして、代わりの人間。二重の意味で、代わりの人間を調達するのは困難だ。このプロジェクトはそもそも作業者、指示者、企画営業、そして政治的調整の全てを俺が担当している案件である。作業者になるつもりはなかったのだが、人減らしの結果、そうなってしまったというのが正しい。これを全部やれ、というのは、俺のコピーロボットを作る程度で済むのかどうか。それよりなにより「物理的に」腹切りするべき人間が増えてしまうことを、俺は危惧している。

だからこそ、立ち上がるところまで見守り、上手くいかなかったことを持って腹切り退職。それが俺の願いであった。その道を塞がれたのだ。

そもそも俺は若くはない。アラフォーで体中が悲鳴を上げている。ここらが潮時だと思っていたのだが。

もう一つ。たとえ休職して復活しても、戻るべき部署はなくなっている。かなり強い確信を元に、俺はそう思っている。戻るべき部署のない俺を抱えるこのお人好しな会社はなんだ? …うん、お人好しな訳はない。俺はどう利用されようとしているのか。そこまで想像して、吐き気を催した。


だけど。俺は今やってるこの仕事が好きだ。天職だと思っている。俺にしかできないことをやっていると信じている。ただ、体も心も全く追いつかなくなっているだけで。このプロジェクトを立ち上げて死ぬなら、本望なんだ。でも、それは許されないことだという。

自分人生なんて、何があるわけでもない。親の面倒を診て、死んだら墓の手配をして、親戚の皆様に「申し訳ないですが独り身のもので」と謝り、日々の楽しみはアニメ漫画程度のもので、それもホントに面白いなんて思っているわけでもなく。どちらにしても、仕事をしている限りは自分人生なんていうものはないも同然だな、という諦めの気持ちを持っている。

そんな人生と、体を心をこれだけ傷めつけて、まあ概ね再起不能から死の方向へ行く仕事の仕上げ。どっちが大事かと言われれば、俺に取っては仕事のほうがいい、死ぬまで仕事をやらせてくれ、と言いたい。

そんなに人間の命なんて大事か? 俺みたいな壊れかけのbotみたいなのでも大事なのか? 誰にでもリア充のような人生が待っているわけではないんだよ。


それとは別に、残り僅かな体調を整えるために早朝出勤、定時退社している俺に陰口を叩く連中もいるわけで…。そうだね、君たちも過労死ラインを優に超えていることは知っているし、俺もそれを何とかしようとかけずりまわったさ。でも、これだけ人が減らされちゃ、無理だよな…。

どうしよう。どうしようもないか。DEAD END

 
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