2016-10-09

長時間労働話題になっているので、私の経験を書いてみたい。

その前提として言わなければいけないことは、私は公務員試験合格して、ある公的機関に勤めていたということ。ちなみに事務職(男です。)

ある日、上司が交代になり、その上司仕事に対して異常に細かい人だった。そのせいで仕事量が増えた。

毎朝8時半から仕事が始まるけど、終電があるからということで無理やり仕事を切り上げて帰ることが日常茶飯事だった。

月に1回は、朝8時半に出勤して、そのまま家に帰らずに徹夜仕事をして、翌日の終電間際まで仕事をしていた。

終電に間に合わず、徒歩1時間の道のりを歩いて帰ったこともある。

普段は土日は休みだったが、他の人はそのうち土日も出勤するようになった。でも私はさすがに土日は休みたいので、

土日に上司から電話がかかってきても、ずっと無視してきた。その態度をとがめられ、職場はクビになった。

公務員不祥事でもない限りクビにはできないので、表向きは自己都合退職という形をとらされた。

その後、転職活動をしなければならなかったけど、事務職公務員しか職歴がなかったし、

「(続けていれば一生安泰のはずなのに)なんで公務員を辞めたの?」と面接で聞かれて、満足に答えられる回答を持っていなかった。

当然ながら、就職活動連戦連敗を極めた。

ここまで書いてきて分かると思うけど、私は当時一人暮らしをしていた(今でもだけど)。

家族と一緒に暮らしていたら、家族異変に気付くはずだけど、そういうのがなかった。

ようやく入れたのが、時給800円(当時)のフルタイム契約社員しかしこれでは生計を立てられない。

ここでやっと、公務員を辞めることになったこと、そして次の仕事給料が安いので、生計が立てられないので援助してほしいということを、

親にカミングアウトすることにした。この決心をするのに2年かかった。

それから6年。法改正があって県の最低賃金が上がって、時給800円では法律違反になったので、さすがに給料は上がったけど、

まだ生計を立てるにはいたっていない。会社の中でも出世しているとはいいがたい。

そして今年、私はついに40歳になってしまった。もう正社員になることは諦めているけど、だからといって何ができるわけでもない。

親もそれなりの歳になって、いつまでも頼っていられない。

から、あの頃の労働時間に戻ってもいいから、まともな賃金の出るところで働きたい。

そもそもその二者択一である時点で間違ってるんだけど。

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