はてなキーワード: ミュウとは
そろそろ夏アニメも折り返し地点なので自分が今見てるアニメ覚え書き。順不同。今シーズンより前からやってたのも含まれる。
配信オンリーは見てない。あとテレビ埼玉、CBCテレビなど一部地域でしか放送していないアニメも見てないです。
アニメはこうやってボーッとたくさん見てるけど詳しくはないです。アニメ制作会社とか声優とかはよく分からんので間違ってること書いてたらごめんなさい
今期も面白いのが多い。オリンピックも見てたら忙しすぎる。書ききれないので続きは次( anond:20240808000958 )に書いてます。
世界各地のヒーローが活躍する。主人公は日本の女の子ヒーロー、タイトル通りシャイな性格。なぜか1期を見てないのだけれど2期からでも楽しくみてる。後で1期も見ようと思う。小手先で生きてはなりません。心で生きるのです。→最後まで見た。全12回(第13話〜第24話)。
家事をやってくれるロボット(家電扱い)と疑似恋愛・・擬似夫婦生活を送る話。相手がロボットというのが特殊だけれど、いい温度の日常アニメだと思う。→最後まで見た。全12話。すげー面白かった。マモルのテンションの高さ好き。ATRIもそうだが、今期は家族としてのロボットとの向き合い方について考えさせられる時間が多かった。いやそんなの去年「AIの遺電子」でやったでしょ?と言われればそうなんだけど、あっちは割とシリアス濃くて考える準備をして見てたのよね。こちらはコメディで楽しく見てたら急に真剣にならなくちゃいけなくて、そういうのが逆に(?)リアルな空気だったかもしれない。
特にないです
アーリャさん、主人公がロシア語分からないと思ってボソッとロシア語でデレるけど、実は主人公ロシア語分かるんです。内緒だけどね。と、視聴者がニヤニヤしながら見るやつ。まさかライバルっぽく登場した幼馴染同級生の女の子が主人公の実妹だとは。ロシア語監修はウジーニン・エフゲーニー氏。前から思ってたけど、アニメって "生徒会" の発音を統一しないよね。EDが毎回カバーソング。こういうの好きです。6話のEDはカバーというよりコラボかも。生徒会での活動がマシマシになってきてからはあまり好きではない。→最後まで見た。全12話。終業式での生徒会役員あいさつで終わったので「え、中途半端じゃね」と思ったらSeason2決定。よかった。最後のEDはカバーではなくオリジナルだった。
両親の再婚で同級生が兄妹になったとここまではよくあるやつなのだが。ずっとシリアス。親のことがあり異性に期待ができなくなった二人だが・・・・。日常で感じたこと、起こったことにに対し多様な考え方、可能性で語り深堀をすることから「暗い」「面倒臭い」「説教くさい」「哲学的」といった思いをネガティブに抱く視聴者がいるかもね。原作者がXで長文解説してるけど読んでない。人選びそうな感じだけれど私は好きよ。お父さんのセリフがいちいち古くて笑える「感動した!(小泉純一郎)」「幸せだなぁ(加山雄三)」妹、綾瀬沙季は箸は右利きだけどペンは左というのは珍しい(3話や6話など) 第5話の劇中劇「蒼い夜の隙間」普通に見たいんですけど。10話で少しOPが変わる→最後まで見た。全12話。クセのある純愛劇だった。BGMは今期アニメの中で一番好きかも。すごく丁寧に感情を言語化するし、割とキーパーソンな藤波夏帆が終盤に出るので時間足りないんじゃないかと思った。"すりあわせ" とか言葉の勉強にはなった(言葉自体ではないよ)。面白かったですよ。
猫が経営するラーメン店が舞台のお話。それを支える常連さんや周囲の人が迷惑客からお店を助けるスカッとジャパン的な話もたまにある。接客一番 味二番。かわいいだけじゃなくてラーメンも凄く美味しそうなのよね。私にしては珍しく原作を読んでる作品。これ見ると心温まる。あと放送時間帯が卑怯だよ、ラーメン食べたくなるよ。→最後まで見た。全12話。泣くアニメじゃないのに最後泣きながら見てた。おじちゃん年だから涙もろいのよ。もうずっと見てたい、思ったより好きだったんだなぁ。2期期待しとります。
めちゃくちゃ強いのに「自分の能力は皆さんと比べてまだまだ・・」と自己評価低めの主人公とその強さに圧倒される周囲のキャラクターと、どこかズレてるアンジャッシュ・ディスコミュニケーション。戦闘だけじゃなくて会話、コミュニケーションまでパリイするの好き。物理攻撃だろうと魔法だろうと猛毒だろうと種族の壁だろうがパリイする、パリイオリンピック開催中。→最後まで見た。全12話。面白かったが、、戦闘以外にもパリイする意外性に慣れてきてからは展開に予想ができるようになったのがね。回を追うごとのワクワク感は私の中では新米オッサンと反比例してた。
男子校の映画部を舞台とした恋愛物語、BLです。回によって焦点(フォーカス)をあてるキャラクタが変わっていくのか。1〜4話は映画部カメラ担当と、そのルームメイト高身長イケメンの話。5話から7話は部長とナマイキ後輩の話。8話からはまた別の組み合わせ。割といけそうな気がする 私は男だけどBLでもギヴンとか作品として好きなのはある。OPとED好き。→最後まで見た。全12話。どいつもこいつも二人きりになったらすぐイチャイチャするなw そんなグッとくる内容ではなかった。12話でよく3組カップルやったなと思ったくらいかな。
1期で終わったものかと思ってた。最終話に子供出てたし。あれはIFなのか。と思いながら1期の最終話を見返したら最後に「2期決定」って出てたわ。女の子5人とハーレム状態だったのが10人とハーレム状態になる話。倍だぞ倍。祖母たちの店を継ぐというストーリーなので祖母の話が出てくる。特に秋水(あみ)の祖母の話に関しては私にも私のことが分からなくなった100歳を超えた祖母がいるので、ぁぁ、最近もお盆で田舎に帰って会ったなぁ、やはり私のことは分からないまま・・・と自分と重ねて見ていた。・・・が、すぐにそれをぶち壊すほどの下ネタがやってくるのがすごい。→最後まで見た。全12話。これで終われないでしょ、3期を待つ
学校では女装、かわいいものが大好き。母には内緒。家では母の望むよう男らしくする。誰にでも誰かに言えない悩みがある。息苦しさの中でも理解のある友人と楽しく遊ぶ様子が癒しだわ。「魔法少女マジカルデストロイヤーズ」の言葉を借りると『好きなものを好きなだけ好きと言おう』隠しきれない表に出る悩みを持つ人、話せない隠れた悩みをもつ人。何が本当の気持ちで誰が救ってくれる?→最後まで見た。全12話。あー好きですね。すごく好きですね。最後は見ていて泣きながら拍手してましたね。この世界が上手くいっているのは全て"まこと"のお父さんのお陰な気もしますね。出来過ぎでしょ、このお父さん。ありがとうだよ。
リアルな女性より2次元の女性を愛す漫研部長が主人公。新入生として現れたコスプレ(しかもエッチな恰好)好きな女の子と幼馴染で現役人気モデルの女の子とのドタバタコメディ。ラッキースケベなこともたまにある。先輩はおとこのこと同じく、好きなものを好きと通すその姿は美しい。7話で実はガチヲタで元コスプレイヤーの先生が顧問になるのだけど、先生と主人公との掛け合いが面白い。話変わるが左利きの箸や物書きは見ることがあるが、左でマウスはアニメで初めて見たかも(現実ではたまに見る)。校長先生いいなぁ→秋も引き続き
OPを聴いて串田アキラも年だなーと思ったが、これは何歳であろうとオッサンであろうと応援するアニメっぽいのでよしとしよう。3話で自分の強さに自覚したがどうなるか・・・と思ったけど4話で実質0話の話。今の時代はリカレントやリスキリングで再出発する人も多いので、いいテーマではないでしょうか。EDの「夢を見るには遅いなんて心無い誰かの声に―」という歌詞も作品にあってていい。「アンジェリカとの試合が来年じゃなくてよかったな」9話の粋な戦い方めっちゃ好き。→最後まで見た。全12話。実は1話見た時には期待してなかったんだけどすごいよかった。続き作ってくれないかなー
海外で人気出そうねって思ったけどあのスーサイド・スクワッドが元なのね。ハーレイ・クインの破天荒さとかわいさで見てたけれど継続は厳しいかも。と見てたけど7話で目が覚めた。OPは布袋寅泰。EDは私も好きです。→最後まで見た。10話で終わりなんだね。続きがありそうに終わったが、さてさて2期はあるのだろうか。
距離縮まるの早くない?っていうかその過程の描写少なくない?原作は4コマ漫画なの?って思うくらいサクサク次の話へ進み続ける。これ付き合ってるでしょ、っていうかこれもう付き合って(略)ニヤニヤが止まらない。→最後まで見た。全12話。すげーよかった。最後拍手したわ。なんだろう、私の場合ちょろいんで、"面白い"基準ではどの作品も面白いになるんだけど、これは満足感が凄く高かった。上手くまとまってるし、映画にもできそう
動きすごいっすね。アクションが凄くてかわいいショタということで第七王子難民もこれにはニッコリなのではないでしょうか。鎌倉STYLE!!ちょいちょいメタフィクション入れてきたり、鎌倉時代にはない現代の何かに置き換えて説明してくれるのが面白い。演出が多彩で見てて飽きない。すごいねこれ。→最後まで見た。全12話。面白かったというか凄かった。
偉人の名言を使ったコントアニメ。前半アニメパートと後半には実写ドキュメンタリーパートがある。シリーズ構成はハライチ岩井。アニメパートの脚本はハライチ岩井、ザ・ギース尾関、相席スタート山添、空気階段かたまり、しずるのKAƵMA、マヂラブ野田など、芸人がやってる。アニメパートはそんなにアニメアニメしてなくてFlashアニメみたいな感じ。まあ、絵より音声の方がメインな気もするので。→最後まで見た。全12回。面白かった。たまにでいいんだけどこういうのいいな。アニメだけじゃなくてドキュメンタリー(超電導会議)も、あれこれ意見の出し合いをしたり、セリフや表現方法を直前で変えたり、ドキュメンタリーなんだけどバラエティっぽく編集されてたので楽しく見れた。
ぽっちゃりエッチな15分アニメ。放送/配信局によっては規制の度合いや、放送の尺が違う「ぽてぽて ver.」や「めちゃぽてぽて ver.」があるらしい。OPの音もお太りになっているのか、音割れがすごい→最後まで見た。全12話。いつもどおりの話でそのまま終了。15分verだとダイエットの参考にはならないですねw
ダンジョンを運営する側になった主人公がダンジョンの仕組みを学びながら共に運営するモンスターたちと共同居住しつつ行方不明の親父を探す。可愛い顔してやることエグイ→最後まで見た。全12話。ベルはかわいいというか怖い。あと衣装デザインが簡素でアニメ化する際には楽だったろうなと思った。
会議ばかりで "会議アニメ" と不満がある人もいると思いますが、私は事件は会議室でも起こる派なので何の苦も無く楽しく見てます。あと今回からのOPがももクロですが、これもアリ派です。っていうかこの作品にはバトルよりも繁栄への国づくりに期待しているので今期がむしろ好き。などと見ていたら恋戦争勃発となった。65.5話「閑話:ルミナスメモリーズ」は地上波では放送ないのでご注意ください。今回は過去に登場した色んなキャラクタが登場してまさに祭りですね。66話では私の好きなヨウムとミュウランのセットが出てきたのでニコニコしながら見てました。さて武闘大会が始まるがラッキーマン的勇者がどうなるか→最後まで見た。相変わらず面白いな。第4期も待ってます。最後(72話)に『この番組は、2024年9月5日(木)に完成したものです。』とテロップが出たのはベルヤード男爵役の山本格が出てたからなのであろう。
12話、13話の答え合わせは痺れましたね。これでこの夏のシーズンも視聴決定となったのは私だけではないんじゃないでしょうか。だけれどオリンピックの影響があり15話の放送がかなり遅れたのが残念だった。今回の黄金の烏編は前回と少し毛色が違う様子。真の金烏とは何か、山内の外側にはなにが→最後まで見た。20話で終わっちまった。色々分かってきたけど話数的に物足りない感じ。続きやってくださいお願いします
原作は読んでない。実写映画は見た。面白かった。原作ファンの一部からは不評との声も聞くが、私は好きですね。クスクス笑いながら見てる。→最後まで見た。宇津帆一派との戦いまでか。結構面白かった。続きもやってほしいな〜
あかねこ、おしのこ、しかのこ。奇抜で面白いという前評判だったけど、まぁ確かにうーん。でも、このノリがダメな人もいるだろうなー。提供で「にしたん」があるのが毎回笑う。ニコニコと相性が良さそうだったけど放送開始時にニコニコが落ちてたね。→最後まで見た。全12話。最後の方は見てても全然笑ってない自分に気がついた。ネタは豊富なんだけど私にはハマらなかった。
0話クソ助かる。私は昭和時代の1期以来見てなかったので話がわかるか?楽しめるか?と心配だったけど予想以上に楽しめてるわ。→最後まで見た。全12回(0話〜11話)。今更面白く感じるのかね、とか思ってたけどテンポもよくてホントに思ったより楽しめた。続きSeason2は来年1月。
魔法至上主義の世界なんだけどまともに魔法が使えない落ちこぼれ主人公が剣で成り上がる話ですかね。すげー動く。映像は見入るけどストーリーは今のところ楽しいとは思ってない。実はEDがちょくちょく変わってる。→最後まで見た。全12話。ハリーポッター+ダンまちといった印象。まぁ「ダンまち」は仕方がないのだが。どちらも面白い作品なので当然面白いし、アニメーションはすごかったね。続き待ってます。
クラス全員が異世界へ召喚され能力鑑定したら自分は最弱だったよくあるやつ。馬鹿にされたスキルで強くなって皆を見返してやるもんね。主人公が使えるスキル、パラライズからのポイズンが100%決まると分かったので、FF6のバニッシュ→デスみたいに楽々攻略できちまう。→最後まで見た。全13話(1話〜12話+総集編)。正直1話を見てこれはないなと思ってたけど面白かった。何がそうさせたんだろう。一気にレベルアップが気持ちよかったのかな、パラライズからの追加属性魔法での敵の仕留め方が斬新だった?気持ちよかった?ポイズンで倒すのは分かるんだけどバーサクやダークで倒せるのは公式サイトを見ても分からなかった。でも続編もやってほしいと思う
過労死して異世界転生。転生先では前世の記憶を活かしてドライヤーと同じ働きをする魔導具を作ったりする。前世の記憶がどれくらい残ってるのかは分からん。朧気な気もする。原作と違って幼少期の話からスタートする。優秀が故に身近な人間に裏切られるのは、今ちょうど再放送をしてる「シュガーアップル・フェアリーテイル」を思い出す。2話で影の付け方が気になった。1度気になるとすごい気になる。なんだあれは。余計なお世話だろうけど「もったいないなあ」と思った。→最後まで見た。全12話。キャラデザ好きだったし面白かっただけに残念だったなー。原作ファンはどんな感じで見てたんだろう。ダンスシーンはコミック(MFブックス)の10巻表紙のやつですね。
書ききれないので続きは次( anond:20240808000958 )に書いてます
タイトルの通りなんだが
俺はカブトムシだのクワガタだのを捕まえたことがただの一度もない
俺が小学生だったときに図工の自由研究でどう考えても親の力を借りて捕まえたであろう虫の標本並んでいた
俺はいえば親父が買ってきた図工セット?みたいなもんで木の車をボンドでくっつけただけだった
こんな無駄なものよりも俺は正直シャイニングスコーピオンと超速ギヤー(黄土色のアレ)と中空ハードシャフトとスタピボールが欲しかったがこれはまぁしょうがない
話を戻すと俺は何も捕まえたことがないし
まともに虫だのなんだのも触ったことがない
周りはトンボを指でクビチョンパしたり
ダンゴムシを靴で潰したりしていたが俺にはない
そしてカブトムシ
みんな自慢をしてきた
これでもかというくらい自慢してきた
山に行って捕まえてきたんだと誇らしげだった
悔しい
悔しい
なんで俺だけがこんな自慢されなきゃいけないんだ
当時はくやしくて初代ポケモンの赤と兄が買ってもらったはいいものの遊ばなかった緑と通信ケーブルで151種類集めて(ミュウだけ裏技で)
やっぱりカブトムシを捕まえられなかったことが無性に悔しくなってきた
本気で悔しいかった
40歳になって今更ながら思い出してカッとなって
押入の中にしまっていたミニ四駆のレーサーズボックスを出して落ち着こうとしたが無理だった
むかつく
すげえええむかつく!!!
そして俺は虫取り網と虫かごを買った
麦わら帽子も買った
必ず!!!!
見てろよ!
マット!(ゆうきまさとのあだな)
タッカー!(ささきたかとのあだな)
「鼠」は「風の歌を聴け」に始まる「鼠四部作」に登場する。主人公の友人であるが、ある日突然行方をくらまし、「羊をめぐる冒険」では自ら死を選ぶ。語り手と主人公の仲は深く、あたかも語り手の半身のようである。己の半身が半ば死の世界にいるというモチーフはこの後に何度も繰り返される。
この半身のように親しい友人は「世界の終りとハードボイルド・ワンダーランド」のなかでは幻想パートの「影」に姿を変える。彼は語り手の半身であり、語り手の記憶を保持している。壁の中に閉じ込められた世界を脱出するためには二人がそろっていなければならないが、土壇場で語り手は壁の内側にとどまることを選び、影は死ぬことになる。
「ノルウェイの森」では彼は「キズキ」になる。物語の序盤で排気ガスによる死を選んだことが語られ、交際相手であった直子の死の遠因となる。
また、直接の半身ではないにせよ親しい友人で自ら死を選ぶ点で共通しているのは、「ダンス・ダンス・ダンス」の「五反田君」だ。彼は連続殺人犯であったことを明かして死ぬ。このあたりのくだりは恐らくチャンドラーの影響が深い。
このように、半身はしばらくのあいだ無力な存在だったが、「海辺のカフカ」以降では様子が変わる。「カラスと呼ばれる少年」は、「カフカ少年」のもう一つの人格のように見えるが、彼は「カフカ少年」を客観視し、適切なアドバイスを与える。一貫してサポートしてくれる存在だ。半身が異界の住人であるというモチーフであり、「鼠」の系譜に属しているが、そこに自ら死を選ぶような面は見られない。「海辺のカフカ」は主人公がとても若い点でも特異だ。
ただし、佐伯さんが現実感を失った生活をするきっかけとなった、東京の大学紛争で殺された友人は、佐伯さんがノルウェイの森の「直子」の系譜に属するとすれば、「キズキ」のもう一人の子孫だ。
キズキと直子が、そして佐伯さんとその恋人は幼い頃から自然に性交をしていたが、まるで思春期の完璧さを求める性向が現実によって打ち砕かれるかのように、その関係が死によって断たれる点でも、この二つのカップルは類似している。
村上春樹の小説には一貫して何らかの精神疾患を患った、少なくとも感情的に不安的な女性が出てくる。
デビュー作の「風の歌を聴け」の時点から、「小指のない女の子」として出てくる。彼女は話している途中に突然泣き出してしまう。また、周囲の人々がひどいことを言うとも語るが、これが事実なのか、精神疾患ゆえの妄想なのかどうかは判然としない。
この系譜が「1973年のピンボール」の中ですでに亡くなっているかつての恋人「直子」につながり、さらに「羊をめぐる冒険」の「誰とでも寝る女の子」につながっているかどうかはわからない。ただ、「ノルウェイの森」の「直子」には直接つながっているだろう。語り手の過ちによって感情を失った「国境の南、太陽の西」の「大原イズミ」も、彼女の裏面だ。「色彩を持たない多崎つくると、彼の巡礼の年」の「白根柚木」もその子孫だ。
また、恋人または妻の一つのアーキタイプとして、「ねじまき鳥クロニクル」の「クミコ」「加納クレタ」や「スプートニクの恋人」の「にんじん」の母にも発展しているようにも思える。
より明確な形としては、「海辺のカフカ」の「佐伯さん」が子孫のようだ。前述のように恋人の死をきっかけに精神を病む、少なくともある種の現実感を失ってしまう点が共通している。ただし、佐伯さんは後述の老女の系譜にもつながっている。ピアノができたことを考えると、「スプートニクの恋人」の「ミュウ」も「色彩を持たない多崎つくると、彼の巡礼の年」の「白根柚木」も同じカテゴリに入れていい。
そもそもこのキャラクターの流れについての記述は、誰が後の作品の誰に直接発展したかを明確に追うことではない。おそらくはいくつも混ざり合っている。むしろ、これは村上春樹の作品を解釈するための補助線として見るのが適切だろう。
彼女がやたらとタフになったのが「1Q84」の「青豆」かもしれない。あるいは、生命力にあふれている点では後述の「ミドリ」だろうか。
直子とは対照的な心身が比較的健康なタイプの女性の系譜もある。
性に対する好奇心の強い「世界の終わりとハードボイルド・ワンダーランド」の「太った娘」もそうだが、彼女は後述する「少女」の系譜につながる面もある。
同じく制に対して罪悪感を持たない「ノルウェイの森」の「ミドリ」、「国境の南、太陽の西」の「島本さん」、「スプートニクの恋人」の「すみれ」、「海辺のカフカ」の「さくら」(どうでもいいがこのキャラのせいでおねショタに目覚めた)、「1Q84」の安田恭子へとつながっている。
村上春樹の作品を時系列順に読み返すと、ある時点で突然新しい属性を持ったキャラクター群が登場する。それは、どことなく巫女的な力を持った若い女性である。
前兆としてあらわれるのが、「羊をめぐる冒険」では耳専門のモデルをしている21歳の女性だ。彼女は不思議な力で主人公を羊へと導くが、物語の終盤を前に姿を消してしまうので、いくばくか影が薄い。しかし、「世界の終りとハードボイルド・ワンダーランド」に出てくる肥満の17歳の女の子は語り手を「やみくろ」の支配する東京の地下世界にいざなう。
より少女性が強まるというか、単純に年齢が幼くなるのが「ダンス・ダンス・ダンス」に登場する13歳のユキで、彼女は五反田君の殺人の痕跡を巫女のように感じ取ることができた。
「ねじまき鳥クロニクル」での「笠原メイ」は、映画「ロリータ」を思わせる登場の仕方をするし、終盤では主人公を救う力の源であるかのように描写されている。月光の下で裸身をさらす姿は、今までの村上春樹にはなかった描写である。確かに「ノルウェイの森」で「直子」がそうするシーンはあるが、彼女は成人した女性だ。
「海辺のカフカ」では夢の中に現れる十五歳の佐伯さんの姿を取る、ここでは少女との性交が初めて描かれる。
巫女的な少女の系譜がより明確になるのが「1Q84」に出てくる17歳のカルト教団育ちである「ふかえり」だ。彼女は何らかの学習障害を患っていて独特の話し方をするが、彼女との性交は異世界との経路となる。
村上春樹が歳を重ねて少女との性交を書くのをためらわなくなっていったのは面白い(【追記】「ふかえり」にいたっては巨乳の文学少女という属性!)。というのも、「世界の終りとハードボイルド・ワンダーランド」では肥満の女の子から私と寝ないかと誘われて断っているからだ。
大学の先輩がこう述べていた。ある種の作家は自分が生まれる十年ほど前の出来事をテーマにすることがある。なぜなら、自分が参加できなかった「祭り」だからだ。これが事実かどうかはわからないが、村上春樹は古くから第二次世界大戦と中国がテーマに含まれている。「鼠」の父親も戦争とその後の混乱で金持ちになった人間だ。興味深いことに村上春樹の父は中国に従軍している。
(余談だけれどもこの先輩は村上春樹作品にしばしば出てくる井戸は「イド」つまり無意識を示唆しているのではないかと言っていた)
さて、老人がキャラクターとして物語の信仰に深くかかわるようになったのは、「羊をめぐる冒険」の「羊博士」からだろう。彼はいるかホテルにこもったきりで、外に出ようとしない。しかし、探し求めている羊がどこにいるかという重大な情報を指し示す。
「世界の終りとハードボイルド・ワンダーランド」でも、現実パートには「老博士」が出てくるし、幻想パートには退役した「大佐」がいる。
軍人という属性が前面に出てくるのが「ねじまき鳥クロニクル」の間宮老人だ。彼はノモンハンにて過酷な体験をするし、そこである種の悪しき力に取りつかれる。
「海辺のカフカ」には「中田老人」が出てくる。彼もまたある種の不可解な力(後述の闇の力?)の犠牲になり、記憶や知性の多くを奪われてしまう。一方で、彼は「カフカ少年」に代わって父殺しを遂行する半身でもある。
「1Q84」では少し特殊で、これは近過去SFであり、戦争の経験者やその前後に生まれた人々が相対的に若い。それゆえ今までのパターンを単純に当てはめるのが適切かはわからない。
天吾の父がこの系譜に属するだろうか。「1Q84」では善悪が入れ替わることが多い。幼い天吾を無理やりNHKの集金に連れまわす点でネガティブに描かれていたにもかかわらず(村上春樹はこうした巨大組織を一般に「システム」と呼んであまり肯定的に扱わない)、後半では声だけの存在になった彼が助けに来るのだ。
なお、戦場に行っていたという点を考慮すると、これらの老人たちは村上春樹の父親の世代に当たるだろう。
米軍基地にいたという点でジェイもここに属しているかもしれない。
一世代上の女性が出てきたのは「ノルウェイの森」の「レイコさん」だ。彼女は心を病んではいるものの、主人公たちを導いてくれる。「直子」のルームメイトとして、彼女の心身の安定に寄与している。
それがおそらく「ねじまき鳥クロニクル」の「赤坂ナツメグ」になるし、「海辺のカフカ」の「佐伯さん」を経て「1Q84」の「緒方静恵」になる。
彼女たちの多くは戦争をはじめとした暴力の中で深く傷つき、その中でもある種のコミュニティ・安全地帯を運営し続けている。「レイコさん」は精神病院の患者たちのまとめ役だし、「赤坂ナツメグ」は女性向け風俗(?)で女性の性的空想を現実にし、「佐伯さん」は図書館という静謐な環境を守護し、「緒形静恵」は性暴力を受けた女性の避難所を運営して、しばしば法を破ってでも報復を行う。年齢的にはかけ離れるが、「スプートニクの恋人」の「ミュウ」もこの老女の系譜に属するか。
彼女の息子たち(血縁があるかどうかはともかく)の系譜は、「赤坂ナツメグ」の息子「シナモン」、「佐伯さん」の図書館で司書を務める「大島さん」、それから「緒方静恵」の柳屋敷でセキュリティを担当するタマルだ。セクマイであることが多い。
「1973年のピンボール」の双子の女の子を除いて、概して二人組の登場人物は不吉な前兆だ。体格は対照的なことが多い。
「世界の終りとハードボイルド・ワンダーランド」では「大男」・「ちび」の二人組が語り手に刺客を差し向け、第三勢力になって儲けようとだましに来る。「ダンス・ダンス・ダンス」ではまるで「長いお別れ」みたいな嫌がらせをしてくる「文学」「漁師」と語り手があだ名をつけた警官が出てくる。「海辺のカフカ」に出てくる二人組は、軽率な発言から「大島さん」を傷つけてしまう自称フェミニスト二人組だ。「1Q84」には「さきがけ」のリーダーの警備をする坊主頭とポニーテールの二人組がいる。
ただし、何度か繰り返すが善悪のシンボルを意図的に逆転させることが多いのが村上春樹の作品で、おなじ「海辺のカフカ」でも「カフカ少年」を森の奥に導くのは同じように体格が対照的な二人組の日本兵だ。
また、よくよく考えてみれば、「風の歌を聴け」の時点でも、「小指のない女の子」には双子の妹がいたのである。直接姿を見せず言及されるだけだが、このモチーフの萌芽とみていいだろう。
村上春樹はある時点で純粋な悪の起源はなんであるかについて語ろうとしている。
それは悪しき登場人物の姿だけでなく、クトゥルフ神話的な怪物としても姿を見せる。
現に「風の歌を聴け」に出てくるデレク・ハートフィールドの伝記は、ラブクラフトやバロウズをはじめとしたパルプフィクションの作家たちを混ぜ合わせたものだ。
「鼠四部作」のなかでは「羊」がそれに該当する。不可解な暴力や権力の中心に存在し、人間に憑りつくことで現実的な力をふるう。あるいは、「世界の終わりとハードボイルド・ワンダーランド」の現実パートの「やみくろ」たち、幻想パートの「門番」。「ねじまき鳥クロニクル」の「ねじまき鳥」や、綿谷昇の属する政治の世界。そして「海辺のカフカ」に登場する「ジョニー・ウォーカー」や、「中田老人」の口の中から出てくる不可解な物体。
非人間的な力ではないが、「ノルウェイの森」の「レイコさん」の精神を悪化させる原因となった少女も、この系譜に属していると見なしていいかもしれない。
だが、「1Q84」のリトルピープルの存在は解釈が難しい。今までとは異なり、単純な悪ではないようだ。初読時には「これは人が複雑な現実を物語化する能力の具現化で、善にも悪にもなりうる、ある種の単純化する力ではないか」と思ったが、再読したら違う印象を受けるやも知れない。また、「牛河」も悪しき力の手先のように見えるが、離婚した妻子がおり、生きた人間であって化け物ではない。
善悪が曖昧と言えば、「海辺のカフカ」では「圧倒的な偏見でもって強固に抹殺するんだ」が主人公サイドと敵役サイドのいずれでも使われる。
こんな風に、村上春樹はある時期から善悪を意図的にぼかし、単純化を避けるようになった。
【追記】アフターダークの暴力を振るった深夜残業してたサラリーマンもここにいれていいかも。
村上春樹後半期のテーマの一つをまとめるとしたら「どれほど不適切な養育環境で育ったとしても、その現実を受け入れてスタートするしかないし、ときとしてそこで学んだことに結果的に心が支えられてしまうケースがある」だろう。言い換えると「歴史・過去を消し去ることはできない」だ。
あと、「国境の南、太陽の西」の「にんじん」はうまくしゃべれないけど、「海辺のカフカ」の「カフカ少年」の造形に影響を与えたかもしれない。
別に結論はない。ただ、こういう順で発展していったのだなと考えながら読むと楽しいだけである。
もう一つ興味深いのは、親が亡くなるかそれくらいの年齢に近づくと、ちゃんと親と向き合ったような小説を、みんな書き始めることだなあ。
と、最終回を迎える作品がポツポツ出てきた今急にこんな日記を書きたくなった。
基本的にどのクールも何かしら面白いアニメがあってそれを自分は楽しんでるんだけど、そんな自分からしても今期は何故か特に面白いと感じた。
という訳で自分が面白かった!と思ったアニメを書いていく事にする。
そんなに滅茶苦茶大好きって訳でもないけど、逞しい女主人公がイケメン達を助け助けられる展開が中々痛快だった。
同じ今期の女性向けアニメでも虫かぶり姫よりこっちの方が自分には合ってたかな。
お前ら早くくっ付け!早くくっ付けよ!と思いながら見てたけど、今期も先輩と宇崎ちゃんがお互い好きだと自覚しただけでまだ付き合うには至らなかった。
宇崎ちゃんのお父さん(CV石川英郎さん)がめっちゃ好き。というか宇崎家のキャラ皆好き。多分三期もあると思うけどどうなるかなぁ
今になってうたわれるものの続編ってマジかよ?って思ってたけど、毎週楽しんでみてる。まだ最終回は迎えていない。
藤原啓治さんの後を引き継いだ利根健太郎さんの演じるハクがマジで藤原さんのハクにしか聴こえなくて、それだけで評価の鰻上りが止まらない…
ビルドシリーズ除くと鉄血のオルフェンズ以来5年振りの完全新作ガンダム。総集編とか隔週とかで焦らされるのはテンポ悪いなぁと思うけど、それを差し引いても滅茶苦茶楽しんでるアニメ。多分ここ数年で一番。
OPのミステエエエエリアスが癖になる。今期の女性向けアニメで一番好きだったと思う。まだ最終回は見てない。主人公の寿雪が受け身じゃなくて自分から動いて情報収集するアクティブなタイプなのが良いなあって感じた。
これも最終回はまだ見てない。
やっぱりジョジョは面白い。ネット配信だと最終回まで一挙公開済みらしいけど、こっちはTVで後三ヶ月楽しむ事にする。
きらら系?のアニメかと思ったらファンタジア文庫原作だった。RPG不動産を見た時も思ったけど、自分はこういうファンタジー+きらら系みたいな作品が好きなんだろうなって思う。
原作ファンから大不評みたいだけど、OPがスッゲー好きで本編の雰囲気も嫌いじゃないんで自分は好きな奴。正直アクションシーンは爽快感無いなと思うけど、作画綺麗で好きなんだよね。最終回まだだっけ。
転生したらスライムだった件とか蜘蛛ですが何か?の二番煎じかと思ったら、所謂なろう系の作品の中でも一二を争うくらい好きだった奴。最終回はまだ見てない。
多分転生者である師匠じゃなくてフランって現地人の女の子が主人公なのが良いんだろうなって思ってる。昔の角川スニーカーのラグナロクってラノベみたいな感じで。
ゆるーい雰囲気の女子部活物。声優さんが被ってるのもあってこれと水星の魔女で今期はダブル百合アニメか!と思った。キャラが皆やんわり好感持てて、見てると癒される感じの作品だった。
一話を見た段階だと全く期待してなかったのに、途中から毎回楽しみになってた奴。
作画的には紙芝居アニメ?みたいな感じなんだけど、先が気になるストーリーが面白かったし主人公の佐竹さんが好感持てるお人好しで見易かった。
これも一話を見た段階だと全く期待してなかったのに、結果的に今期の恋愛アニメで一番好きだったかも。まさか不徳のギルドや恋愛フロップスよりエロいとは思わなかった。
これだけ言うとエロアニメみたいだけど、ED曲がしっとりお洒落で良い感じだった。キャラクターが全員善人で悪人が居らず、嫌な感じにならずに見る事が出来るのも良かった。俺達の戦いはこれからだエンドだったけど。
一年振りの続編。一期の段階で面白かったんだけど、二期も変わらず面白い。
ヴィンランドサガや進撃の巨人もそうだけど、NHKのちょいグロ要素がある漫画原作アニメって本当どれも面白い。不滅のあなたへはほぼ主人公視点だからこの世界どうなってんの?って疑問はあるけど。
ブリーチのアニメ見るのはこれが初めてなんだけど、滅茶苦茶力入ってるな…って初見でも分かる。確か監督はブラクロの人だったっけ。
やっぱり久保帯人師匠のセンスは唯一無二だな~と見ていてヒシヒシ感じる。スタジオぴえろって本気出したらこんな作画良いアニメ作れるのね。
また女性向けサッカーアニメ?ってキャラデザと声優陣を見た段階だと思ってたけど、内容的にはサバイバルというかギャンブル物みたいな必死さがあるサッカーアニメだった。これも面白い。
ヒロアカは一期からずっと見てるけどやっぱずっと好き。まだ原作は未完だからこれからも続くんだろうな。
作画とか演出のクオリティでずーっとネタにされてたけど、原作が面白いからか話は中々面白かった。原作読んでなくてもこれ絶対原作面白い奴だろ!ってあの最終回で確信した。
アニメとしてのクオリティはプラネットウィズの足元にも及ばないだろうけど、個人的にはこっちの方がプラネットウィズより好きだったかな。2クール目のED曲がスゲー良かった。
https://www.youtube.com/watch?v=kQeeCjPdD3A
内容的な意味ではそこまで飛び抜けてるとは思わないけど、キャラデザがとにかく良い。特にメインヒロインのカナデはここ数年のアニメで一番可愛いと思ってる。
元々は一本の映画だった作品を五本に分割した作品だとか何とか。最近中華アニメ結構好きになってたんだけど、これも良かった。戦闘シーンはアニメで見るマトリックスレボリューションみたいな感じだった。
→まだ最終回見てないけど中々好きな感じのアニメ。お色気全振りかと思ったらシリアスパートの魔物とのガチバトルが中々面白い。
→嫌いじゃないけどPAWORKSのアニメならパリピ孔明の方が好きだったなあ。ヤクザ物の良さがよく分からないから、キャラデザは好きだけどハマりきれなかった。嵐子さんVSソーヤの格闘描写がめっちゃ良かった。
→最終回まだだっけ?終わったら一気見しようかなって思ってる。7話までが面白かった分、一気に1クールかけ抜けたら熱量落ちずに楽しめたんだろうなって思った。
→一見百合作品に見せかけて、実際はらくだとか文鳥師匠とか歌緑師匠とか女性向け作品っぽいイケメン描きてえんだろうなぁ…って凄い伝わってきた。まめだは可愛いけど…アンバランスに感じた。
→4クールやるって本当だろうか?とりあえずうる星やつらという作品に対するスタッフの愛が凄いんだろうなって事はアニメも原作漫画もよく知らない自分にも伝わってきた。
→マイルドなオバロって聞いてたけど、確かにマイルドなオバロっぽい作品だなーと思った。
→ゴールデンカムイのアニメ見るのはこれが初めてだけど、クオリティ高くて面白い分途中でスタッフさんが無くなって放送休止になったのは残念だなあ…と思った。
→一期は全話見たけど二期は録画ミスったせいで一回も見てない。一期好きだったのに悔しい。再放送して欲しい。
→まだ最終回見てない。全く期待してなかったけど、可愛いキャラデザに反して内容エグくない…?って驚いた。音楽が良いなあって思った。
→主人公最強物かと思ったら主人公より強い奴が結構居たり、主人公の主な攻撃手段がパンチだったり、コメディかと思ったら主人公の過去が凄いシリアスだった。多分二期無いのに俺達の戦いはこれからだエンド…
→ここ数年金銀編20年ぶりくらいにポケモン見てるんだけど、サトシついにチャンピオンになったね。今となっては知らないキャラやポケモンの方が多かった。ミュウに会いたいゴウはあんまり報われてない感じがしてる。
→まだ最終回見てない。きららアニメなのにめっちゃ話題になってるなこれ…って思ってる。ぼっちちゃんはアイシールド21みたいに自分がギターヒーローである事がバレるんだろうか?
→録画したけど全然見てない。一期は一年前に全話見たけど、駆け足だったけど結構楽しめた。今期数少ないロボアニメだし楽しみにしてる。
→女性向けアニメ。勘違いラブファンタジーというキャッチコピー通りに主人公が「本当に自分は殿下に愛されてるんだろうか…?」と基本的にうじうじ悩んでるアニメだった。敵役が不愉快なゲスばかりで見てて嫌だった。
→まだ最終回見てない。放送前は期待してなかったけど意外と面白かったなって奴。犯沢さん、一人称私だしもしかして女性なんだろうか?
→これもまだ全然見てない。というか一期も途中で止まってる。ゲッターロボっぽくて面白そうだしいつかは見なくちゃいけないと思ってるけど、見れるかな。
→セブンスと比べてもデュエルしない回多くない?って思ってる。前作と似た容姿のキャラが悪役になるのは嫌だなあって感じてる。ニャンデスターがキャラデザも声も凄い好き。
→これもまだ最終回見てない。あそびあそばせっぽい感じかな?放送前に期待値上げすぎちゃったなって自分で思った。
→確かまだ最終回放送してなかったと思う。途中まで変なラブコメアニメだなあ…と思ってたけど、終盤急に面白くなってきた。個人的に今一番最終回が気になるアニメかもしれない。
以上。こうやってざっと感想書くと結構本数見てるなって思ったけど、こういう日記を書きたくなるくらい今期のアニメは個人的にスッゲー面白かった!
誤字を直したよ。
【追記】
「さみだれみたいな糞アニメを楽しんだとかお前正気か?あたまおかしいのか?」みたいなブコメが結構来たけど俺的には悪い所込みでも好きだよさみだれ
バジリスク〜桜花忍法帖〜ってアニメが自分がこれまで見た2クールアニメの中だと一番面白くなかったんで
あれと比べたら惑星のさみだれはまだストーリーや設定が面白かったし、大空直美さん演じる姫が可愛いし、主題歌も良かったし真っ当な大団円だったんで好きだよ
【追記2】
「何であれ(続き物)見てないの?」ってトラバやブコメが幾つか来たけど基本的に続き物は以前から追ってる物じゃないとあんまり見ない
ゴウがいなくなるのかな?と思ったらサトシとピカチュウ がいなくなるとのこと。
小学3年生くらいの時に初代ポケモンが流行って、私ももちろんやっていた。
アニメはロケット団のムサシとコジローがなんか好きだった。やってきれば見ていた。
ゲームは好きで金銀、その次のあたりまでやっていた。
アマプラに新作のポケモンアニメがあったので何となく夫と見ていたら息子が食いついたので3人で見ることにした。
そして2歳4ヶ月のクリスマス、初めて息子は歌を歌った。
「わんつーすりーでこめー、みらきがー、ぼくのー、ぽーけとにーあるーからー」
あんなに童謡を聴かせても歌わなかったのに、ポケモンを突然歌った。
3歳の頃は散歩中、ミュウが隠れてるかもしれないと雑木林に入ったりポケモンいないかなとソワソワしていた。
4歳4ヶ月の今日、サンタさんに何お願いするか聞いたら、「本物のモンスターボールがいいな、でもぼく、強いポケモン捕まえたいからやっぱりスーパーボールがいいな」と言っていた。
息子はキャップを反対に被り、ジャンバーはサトシ君みたいでかっこいいからと前を開けている。ゲットだぜ!の歌もタイプワイ!の歌もポケットの歌も歌える私を尊敬している。
「夏休み、パパが東京にミュウの配布会連れてってくれるって!」「いいな!てかポケモン青、いつ届くんだろ」チャイムの音と共に騒がしくなる教室で、目を輝かせる友人達。小学校の話題の中心はいつもポケモンだった。僕は一人、いつも下を向いていた。ウチにはゲームボーイも、スーファミもなかった。
「ファミコンは目が悪くなるから」。僕と弟がゲームをねだるたび、母は困った顔をして、でも決して折れなかった。図鑑、世界名作全集、蟻の観察セット。サンタさんは毎年、僕のリクエストを無視して高島屋の包装に包まれた立派なプレゼントをくれた。嬉しくないのに、喜んだふりをするのが辛かった。
銀行員の父が毎晩遅くまで働く中、短大卒で専業主婦の母は気負っていた。お菓子は手作りで、床にはチリ一つなく、洗濯物はいつも綺麗に畳まれていた。彼女の信じる理想の子育てとはつまり公文とスイミングとピアノのローテーションであり、ゲームボーイみたいな退廃的な娯楽が入り込む余地はなかった。
大人にとっての理想の息子は、子供の世界では異物でしかない。ポケモンの話題についていけない僕を待っていた疎外感。クロールのタイムが早くても、小学生で因数分解を解けても、誰も僕に関心を持ってくれなかった。みんな、放課後は通信ケーブルを持ってる田中君の家に集まり、通信対戦に夢中だった。
ドラクエもFFもクロノトリガーも、テレビで友達のプレー画面を見てるだけで我慢できた。でも、ポケモンは違った。ゲームボーイの画面は小さく、見ようとすると「近いんだけど」と邪険に扱われた。通信対戦で盛り上がる友人達のそばで一人、本棚の古いコロコロを読んでた。涙をこらえるのに必死だった。
お小遣いを貯めて、ポケモンの攻略本を買った。隅から隅までボロボロになるまで読み込んだ。技マシンの番号と技名を全部覚えた。全ポケモンの進化パターンもそらんじた。でも、そこには僕が動かせるピカチュウもミュウツーもいない。むしろ虚しくなるだけだと気づくのに、そう時間はかからなかった。
大人になった今だから分かる。健全な物に囲まれ、誘惑に負けることなく健やかに育って欲しいという母の想いは世間では愛と呼ばれるものだ。僕が社学とはいえ早稲田を出て、それなりの企業に勤めているのは母の愛のおかげだ。でも、幼少期に満たされなかった想いは、渇きは、今もまだ確かに残っている。
「うわ、バイオレットだ!やったー!パパ、ありがとう!」朝、リビングでAmazonの箱を開けて大はしゃぎの息子。「誕生日でもクリスマスでもないのに。まだSAPIXの宿題も終わってないのよ」としかめっ面の妻。これは息子のためでなく、僕の傷を癒すための儀式なんだと言っても理解して貰えないだろう。
「そういやα1のケンタ君、家にSwitchないんだよ。ママが厳しいんだって。可哀想だよね」息子の何気ない一言に、動悸が早まる。子供の世界の共通言語を持たず、母親の監視の下で偏差値を上げるためデイリーサピックスを黙々と解く小学生男子。顔も知らないケンタ君の日常を思うと、胸が締め付けられる。
深夜、家族が寝静まったタワマン低層階のリビングで1人、Switchの電源を入れる。ニャオハがマスカーニャまで進化しても、チャンピオンロードでオモダカを倒しても、驚きや喜びを共有できる友人はどこにもいない。プレミアムモルツを一口飲む。僕が本当に欲しかったものは、もう二度と手に入らない(完
嫌いじゃないけど・・・w
第三世代~第五世代:anond:20220812150701
第六世代~第七世代:anond:20220812184049
ピカブイ・第八世代・アルセウス:anond:20220812213515
おまけ:ここ
元々は音楽をメインにやっていた何でも屋だったが
金銀の開発中に色々あった結果ポケモンの産みの親である田尻智がゲーム開発から降りた後
金銀の開発を立て直し発売までこぎ着けたすごい人。彼がいなければポケモンというIPは終わっていた可能性すらある。
金銀のマイナーチェンジであるポケモンクリスタルで正式にディレクターに昇格し、
ルビサファでは職権濫用を行い自分の娘をゲームに出した。ルネシティにいるキリがそれ。
割と典型的な自己顕示欲の強いゲーム業界のディレクターな人ではあるが長年ポケモン本編を支えてきた功績は計り知れない。
最近ゲームフリークを離れ株式会社ポケモンに移ったため、開発からは一線を引いている。
田尻智は社長室でドンキーコングをやってるって音楽の一ノ瀬さんが言ってたよ
(ソース:https://news.denfaminicogamer.jp/projectbook/xevious/3 )
初代においてセレクトバグを入れてしまった人、または特殊ギルガルドが流行るのを想定していなかった人。
ポケモンシリーズのリードプログラマーもしくはバトルディレクターでポケモン本編で起こったいろんなことの元凶。
ちなみに初代のミュウやカイリューのドット絵を打ったのもこの人。
ミニリュウとハクリュー(どちらもにしだあつこデザイン)から急にムーミンっぽくなったのは彼がデザインしたためである。
ポケモンピカチュウ以来シナリオに参加しているスタッフで、少なくとも第四世代以降はメインライターであると考えられている。
ポケモン本編にシナリオライターがいるということを知らない人も多いかもしれないが、
特に第五世代以降彼のシナリオライターとしての性質が強く現れるようになった。
彼から提出されたNの設定に増田順一は「天才」と激賞したらしい。
概ねキャラを立てるのは非常に上手い(Nやリーリエなど)がシナリオの整合性の爪がかなり甘い。
最近で言えばローズ会長がなぜ一日待てなかったのかツッコミを入れられている。
ポケマスのイベントのシナリオが虚無で無くなったのは彼の仕事でないかとじもとのひとはうわさしている。
ポケモンのスマホゲーは数あれどポケモントレーナーにスポットを当ててくれるゲームは後にも先にもこれだけだと思う。
DeNAが2019年にリリースしたが、初期はあまりのひどさに半年保たずに終了すると思われていた。
ゲームの不出来をプロデューサーレターで謝罪、改善を約束してから本当に改善された。
売上もそこそこ改善され、DeNAのスマホゲーの中では上の方かもしれない。
未だにキャラ実装が偏っているとかまともに使える攻略wikiがケツだったりでいろいろアレだが
もうすぐ3周年でアニポケのサトシまで実装されそうなので他人事ながら遠いところまで来たな…
できるだけ続いて欲しいな…
何者なのかよくわからないけどSNSで人気を集める美女もたくさんいる。
SNIDELは着た人に「己は素敵な大人の女性なのだ」という自信を与える魔法を持っている。ように見えた。
そして私はSNIDELが似合わない。
SNIDELは何も悪くない。私がもっと痩せればいい、というわけでもないらしい。
ただ、私はああいったフリルやレース、ウエストを強調する服があまり似合わないらしい、というだけだ。
雑誌で言うなら美人百花みたいなOLの服(?)たちもあまり似合わないらしい。
試着をお願いしては、申し訳なく思いつつもあまりの違和感になにも買えないことが多い。
なんていうか、顔が浮いている。
もちろんそれらのブランドの中にもたくさんの服があるし、着られるものもある。
まだ出会ってないだけでとても似合うものもあるのかもしれない。
あまり似合わない、と自分で思うだけで、ほかの人がみたら別になんとも思わないのかもしれない。
似合う服を着ている私は素敵だし、私みたいな服を着ている美女もいるけど、スナイデルを着ている美女とはやはりジャンルが違う。(なにがどう違うかはわからないけど。)
それと、ブラウスとフレアスカートを着ずにオフィスカジュアルをするのは難しい。
いまところ、スーツをちょっとカジュアルにした人になる以外の方法がない。
ないものねだりなのはわかっているけど、スナイデルが似合いたかったなあ。
似合う人はどんどん着てほしい。
☆はドラッグストアで買えるやつ
毛穴埋めるやつ
M・A・Cプレップ プライム ポア リファイナー スティック
Dior ディオール バックステージ フェイス&ボディ プライマー(日焼け止め下地としても)
☆Borica(ボリカ) 美容液マスクプライマー(要日焼け止め。下地としても)
○ラ ロッシュ ポゼ UVイデア XL ティント(色付き。下地にも)
クレ・ド・ポー ボーテ ヴォワールコレクチュールn(色付き)
LAURA MERCIER ピュア キャンバス プライマー ブラーリング(テカリ防止)
Dior ディオールスキン フォーエヴァー スキン ヴェール(トーンアップ)
DOLCE&GABBANA BEAUTY シークレットシールド プロテクティブ スムージングプライマー(色付き)
CHANEL、ランコム、RMK、シュウウエムラ、ローラメルシエ、イブサンローラン、ボビィブラウン、イプサ、THREE、クレドポー、SUQQU、アンプリチュード、エスティーローダー、MAC、Dior、ルナソル、NARS、アルビオン
練りタイプ
POLA ディエム クルール カラーブレンドパウダーコンシーラー
ファンデと合わせたり悩みに合わせてえらんでくれ
○Chacott フィニッシング パウダー
ハイライト
イヴ・サンローラン ラディアント タッチ シマー スティック
☆Borica ボリカ セラムマルチグロウデュオ(アイシャドウにも)
☆ケイト デザイニングアイブロウ3D(シェーディング、アイシャドウにも)
シェーディング
○Ririmew リリミュウ シアーマットシェーディング
☆ヴィセ アヴァン マルチスティックカラー CACAO(他に色展開あり、リップにも)
プチプラだとケイトかヴィセアヴァンかレブロンがエクセルのリップスティック
プチプラでは高めだけどUZUのブラウンは色もメンズでも使えそうだったよ
KATE一択
CHANELとかTHREEとかがメンズライン出してるからそれで揃えれば楽だわね。メンズライン出してないけどMACはパケが勝ち
ぼくはミュウを取られました
"SARS-CoV-2研究所起源説"が盛り上がっているけれど、詳しい人は少なさそうなので説明しよう!
SARS-CoV-2: COVID-19の原因ウィルス。COVID-19は病気の名前で、SARS-CoV-2はウィルスの名前である。SARSの原因ウィルスであるSARS-CoVと一応は近縁なので-2がついた。
RaTG13: コウモリ由来のコロナウィルス。2013年の中国雲南のサンプルから発見された。ゲノムベースではSARS-CoV-2に発見当時もっとも近縁で、96%以上が相同であるとされる。後に日本、タイ、カンボジアのコウモリ試料からも類似のウィルスが検出されている。
ACE2受容体: 動物側の細胞膜上の受容体の一つ。SARS-CoV-2などのコロナウィルスの感染では、ここにウィルス側の受容体結合ドメイン(receptor-binding domain, RBD)が結合することで、細胞内に侵入(融合)できるようになる。ACE2受容体(に限らないが)の構造は宿主動物の種によって違うため、ウィルスのRBDの構造によって宿主への感染し易さが違う。
SARS-CoV-2は人工的に合成されたという説がある。生物兵器説と呼ばれることも。
これはSARS-CoV-2がユニーク過ぎて、ゲノムを切り貼りして作成するのがまず無理ということで否定された。新規ウィルス作成にはコピペが必須だがそのコピペ元が無いというわけだ。
主な根拠はACE2受容体のRBDの構造。2019年時点でSARS-CoV-2のRBD配列は他の既知のウィルスとは全く異なり、仮にコンピュータで構造解析してゼロから生み出そうにも計算上"理想的ではない"ため難しい。
その上、2020年に初めて発見されたセンザンコウ由来のコロナウィルスのRBD配列がSARS-CoV-2と共通していた。
人工合成したと仮定するなら、既知のウィルスを参考にしたわけでもなければ構造解析の結果から導いたわけでもないSARS-CoV-2のRBD配列が、ウィルス合成時点で世界中の誰一人その存在を知らない野生ウィルスのそれと一致するという、あり得ないレベルの偶然を想定しなければならない。
それ以外にも、SARS-CoV-2はフーリン多塩基切断部位とO-結合型グリカンを持つが、当時既知だった近縁のコロナウィルスにそれは無かった。一方で2020年に見つかったコロナウィルスRmYN02とSARS-CoV-2はフーリン多塩基切断部位を持っている。合成時にコピペ元が無いのに何故かフーリン多塩基切断部位を組み込んで、実は偶然にもウィルス合成時点で世界中の誰一人その存在を知らない野生ウィルスがそれを持っていましたと考えるのはちょっとね。
故にこの説は否定され、今では頭にアルミホイル被ってる人くらいしか取り沙汰していない。
人工的に作ったんじゃなくて「野生のコロナウィルスを培養・研究してたらSARS-CoV-2ができちゃった。そいで漏れちゃった」or「野生のSARS-CoV-2をこっそり研究してたら漏れちゃった」という説。
「証拠は無いけどなんか怪しいにゃー」くらいの立ち位置。対抗馬(野生動物起源説)が強すぎるけど、一蹴するのは時期尚早、的な?
① 武漢ウィルス研究所はコロナウィルスの研究が盛んで、コウモリのSARS様コロナウィルスを切り貼りしてキメラウィルスを作ったり、新たな機能を獲得させるような研究を行うなどしていた。
② SARS-CoV-2に近縁なRaTG13というコロナウィルスを発見したのはこの研究所。
③ 2019年12月に研究所の研究室(武漢CDCラボ)の移転があり、その際に漏洩があり得たのではという疑惑。
④ 2019年11月に職員3名がCOVID-19感染症ともとれる症状で入院。 ←New!
① 前駆ウィルスの不在:SARS-CoV-2はユニーク過ぎて、既知の近縁種を培養しても得られない。また最初から研究所がSARS-CoV-2そのものを秘匿していたと主張する場合、水掛け論にしかならない。
② 培養の困難性:SARS-CoV-2は培養細胞での培養では失われるはずの構造を持っており、マウスにも感染しにくいため実験動物による継代も困難。
③ 普通に感染した説:3人の職員の感染だが、WHOの調査では10・11月に92人コロナ様症状の患者が武漢で確認されてるので、この3人も同じように感染してたのではないか。
ウィルスを培養して研究しようにも、故意にしろ事故にしろそれを流出させるにも、元となる"モノ"が必要。
候補として人気なのはRaTG13だ。武漢ウィルス研究所は以前からコウモリコロナウィルスの研究をしてきたからだ。RaTG13を発見したのも研究所のメンバーである。
しかし、最近縁と言っても96%程度の類似度。分岐年代を計算した研究があるが、RaTG13とSARS-CoV-2は40~70年前に共通祖先から分岐したと推測されている。
この2つは既に分岐した別種で、チンパンジーが進化してホモサピエンスにならないように、RaTG13を培養してもSARS-CoV-2にはならない。
他には?SARS-CoVだろうか。猛威を振るったSARSの病原体なのでよく研究されており、中国では流出事件が起きたこともある。しかし遠縁過ぎる。これを培養したら進化してSARS-CoV-2になったというのはRaTG13以上にあり得ない。ミュウが進化してミュウツーにはならない。
「培養したら殺人ウィルスできちゃった♥」というストーリーでなければどうだろう。
最初から「SARS-CoV-2に極めて近縁な未知のウィルスかSARS-CoV-2そのもの」を研究所が秘匿して研究していたと主張するのは?
ラボでのウィルス培養は多くの場合、培養細胞を用いて行われる。
SARS-CoV-2の持つO-結合型グリカンは宿主の免疫機構への防衛機能であると知られているが、培養細胞に免疫機構は無いため、培養細胞でSARS-CoV-2を長期培養すればO-結合型グリカンは失われる。
故にSARS-CoV-2は培養細胞を用いた培養を経たウィルスではないことが示唆される。
必然、ラボで培養されていたという説に固執するなら、それは実験動物を用いた継代ということになるが、ウィルス培養・維持目的で実験動物への接種と継代が行われることはまずない。
ウィルスを保存しておきたいのに、宿主の免疫でダメになるかもしれない危険を犯すわけがない(さらに動物から取り出すときはウィルス単離の手間もかかる)。研究するうえでも不便だ。
ウィルスを動物に接種する場合はその病原性を見るためだったり、長期感染時の進化を見るためだったりするが、その場合も元のウィルス株は培養細胞などで維持する。
よしんば動物を用いたin vivoの培養を是としても、SARS-CoV-2はマウスへの感染力が低いため、他の感受性の高い動物――豚、猫、コウモリ、ヒト、センザンコウ等――を使わねばならない。
培養細胞もマウスも使わずに豚や猫やコウモリなんかを飼育してウィルス培養する理由を合理的に正当化する方法はない。
ちなみにこのSARS-CoV-2が感染しやすい動物はいずれも中国の生鮮市場に食材として並ぶものである(ヒト除く)。
COVID-19感染症の拡大が大本営発表の2019年12月より前だったというのは信憑性の高い仮説である。
WHOの3月のレポートでは、2019年10・11月の武漢でCOVID-19様の症状を呈した人が92人いたことが確認されている。臨床的にはCOVID-19ではなかったと主張されているが、WHOは生データを提供されなかったため、詳細データと患者の血清等の試料を要求している。ついでに12月以前の武漢血液バンクの試料の提供も要求している。中国側に要求は呑ませたが結局まだ提出されてはいないらしい。12月以降の試料は出してくれるのにおかしいねえ。
また中国外、例えばアメリカでは12月初旬の血液サンプルからSARS-CoV-2が検出されており、中国の発表した感染の時系列と比較しても早すぎる。フランスでは血清の抗体調査で11月に採取した試料でもSARS-CoV-2陽性が確認された。
他にも11月23日に中国ツアーをしたギタリストAndy Gillが帰国後COVID-19様の症状を呈し亡くなっている。
故に11月にCOVID-19に武漢在住の人が感染しても別におかしいことではない。中国の発表を信頼しない限りにおいては。
本当にCOVID-19の武漢での最初の発生が12月8日なら、11月の職員の感染は怪しいが、中国が嘘言ってるなら別に不思議ではない。
まあCOVID-19じゃなくて他の感染症の可能性もある(中国はそう言ってる)けどね。
現状、研究所漏洩説を肯定するなら下記のごときストーリーになる。
武漢ウィルス研究所はどこからか「SARS-CoV-2に極めて近縁な未知のコロナウィルスかSARS-CoV-2そのもの」を手に入れ、それを秘匿したまま飼育している豚か猫かコウモリかセンザンコウにウィルスを接種して感染させて維持し、それが研究所から何らかの形で漏洩して市井の人や動物に感染してパンデミックを引き起こした。
このストーリーは超えるべきハードル(エビデンスと言ってもいい)が多く、有力な仮説とは到底言えない。
仮説の直接的な証拠が皆無で核となる主張がSARS-CoV-2の特性により間接的に否定されていることも大きい。
言ってしまえば「怪しさ特化」の仮説であり、中国の信頼性の無さに依って立つ仮説と言える。
一部の科学者やWHOが認識している通り「可能性は低いが、証拠の欠如は欠如の証拠ではないので、引き続き調査が必要」という考え方が科学的には妥当である。
https://academic.oup.com/cid/advance-article/doi/10.1093/cid/ciaa1785/6012472
https://link.springer.com/article/10.1007/s10654-020-00716-2