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2021-12-17

クリスマスになると思いだすこと

クリスマスになると思いだすことがある。

 

40年ぐらい前の話。

当時僕はまだ子供で、ど田舎農村に住んでいた。

 

まだ幼かった僕は、保育所で、

クリスマスにはサンタクロースがやってきて、えんとつから家の中に入るらしい」

という話を聞いた。

 

うちにも、煙突は一応あった。

風呂が薪を燃やして沸かすタイプの五右衛門風呂だったからだ。

しかし、煙突は細くて、とても人が通れる太さでは無い。

でもまぁそこは何か不思議な魔術でもあるということにしよう。

しか問題はまだあって、五右衛門風呂煙突は、家の中に繋がってないのだ。

薪を入れて燃やす場所は、家の外にあるのだ。

 

から、仮に不思議な力をつかってサンタクロース煙突から侵入することができたとしても、

行きつく先はまた屋外なのだ

 

「あぁ、だからうちにはサンタクロースが来ないんだな」

勝手に納得していた。

 

「大きくなったら、大きな煙突と、家の中に暖炉がある家に住みたい」

と思ったものだ。

 

まぁ、今は煙突も無いマンションの一室に住んでいる訳だが。

 

2021-11-19

子供の頃勘違いしてたこ

雲は工場煙突から出てると思ってた。

しかも綿菓子だと思ってたので、工場煙突は綿菓子を出してるんだと思ってた。

虹には味がついてるんだと思ってた。

はいちご、オレンジみかんみたいな具合で、すごく美味しいからみんなが食べすぎないように空にあるんだと思ってた。

パイナップル電気が流れてると思ってた。

食べるとピリピリするので。(酵素を知った時にちょっと恥ずかしい思いをした)

無精卵からヒヨコが生まれると思ってた。

冷蔵庫に入れると食べれる卵に変わるんだと思ってた。

なんかそういう、子供特有勘違いとか思い込みって他にないかな?聞きたい。

2021-11-06

anond:20211106144616

実家が製材所なので木を燃やすストーブあったけど煙突掃除担当死ぬほどヤだったな

大きめの端材を小さくする係りもめっちゃヤだった

2021-11-02

anond:20211102140935

真ん中に煙突があって中にまんべんなく火が回るストーブみたいな建物だったんだっけ

2021-10-26

anond:20211025163920

全部ひっくるめて「温暖化」が最強の敵になったので。

ここに挙げられているものの多くは内燃機関火力発電が原因のもので、でも煙突触媒つければ(あるいは燃焼に頼るのをやめれば)なんとかマシになる。

でも「触媒つけようが、カーボン石油もこの場合カーボン)を燃焼してエネルギーを取り出す場合、どうやってもさけられない燃焼CO2の発生」が残ってラスボス化した。

そして外国では「カーボンエネルギーやめます。燃焼なんてもってのほかだ。ウランから熱だけキレイに取り出します」が解決手段になったしそのためEVも割安でつかえる

日本はその熱取り出し機械原発地震でぶっこわされたので8割くらいは火力発電にもどしているが、

それだと電気代が割高(石油も輸入ものだしco2ペナルティも払わされる)。

ウランは昔たっぷり輸入してあるのにそこから熱がとりだせない。

とにかくエネルギーがないとamazon配送自動車もウーバーイーツもマグロ漁船も前に進めない。困っている。

2021-10-21

石油採掘してるところの煙突ってなんで燃え続けてるの?

なんの意味があるんや

あむないやろ

消せや

2021-10-10

東京北部の人は明日から2時間以上の時差通勤の準備をした方がいい

変電所火災JR線が止まってる問題だが、これは直ぐには復旧できない。恐らく世の人が思っている以上に大きな事故なんである

何故なら蕨変電所普通変電所と違ってハブになる変電所なので東京の1/3の路線送電できなくなるからなのだ

その影響は過去の事例から見て不通の解消に1日程度、つまり明日の朝は東京北部JR線は走らないと考える。

そしてダイヤの大幅な乱れや並行私鉄線殺人的な混雑は1週間程度続くと思われる。

 

東京JR路線送電の仕組み

まず、送電というのは発電所--変電所--変電所--変圧器電柱の上)--家 となってるのだが、鉄道場合ちょっと違う。電車直流で走るからだ(関東以西)。

から一般的私鉄ではこうなっている

 

電力会社変電所--鉄道会社直流変電所(ここで交流直流化する)--架線

 

国鉄コストダウンの為に大需要である東京での電力の自家調達に努めた。因みに見る角度で本数が変わる「千住お化け煙突」っていうのは千住国鉄石炭火力発電所の事だったのよ。

それを受け継いだJR東も自前の発電所を2つ持っている。

それが

 

信濃川発電所(水力/新潟県小千谷十日町

川崎火力発電所(火力/ガスタービン式、燃料はパイプライン供給天然ガス/鶴見線扇町駅近く)

 

この二つの発電所送電経路は

 

信濃川発電所--武蔵境交流発電所中央線武蔵境駅近くで見える巨大変電所)--沢山の直流発電所--架線

川崎火力発電所--鶴見交流変電所湘南新宿ライン東海道線から分かれて直ぐに見える巨大変電所)--沢山の直流発電所--架線

 

となっている。そしてもう一つが今回問題の蕨で

 

東京電力(パワーグリッド)鳩ケ谷変電所岩槻街道沿いの超巨大変電所)--JR交流変電所(蕨-西川口間にあるが少し線路からは離れている)--沢山の直流発電所--架線

 

となっている。

連系線

そして各系統間で電力を融通する為の「連系線」というのが、蕨--武蔵境--鶴見と各交流変電所間にあるんである。蕨交流変電所の隣を電車で通ると「JR蕨」って書いた鉄塔が見えるが、あれが蕨--武蔵境の連系線の鉄塔だ。(東電鳩ケ谷-JR蕨間は地下ケーブル

因みに福一原発事故で外部交流電源途絶といった時の外部電源はこの連系線の事だよ。

 

ここで重要なのは電気は各系統のを混ぜて使うって事は出来ない。

何故なら発電所交流位相(+と-が入れ替わる周期)が合っていない。それを「混ぜ」ようとすると打ち消しあって電力が減るし、それ以前にショートと同じだから送電線が爆発する。

から連系線の電気を使う時は交流変電所から直流変電所への系統ごと切り替えるんだな。

こういう訳なので、架線も直流変電所ごとに区切ってある。その区切りが「エアセクション」ってやつ(架線が変電所系統ごとに平行に張ってある)。よく「エアセクション電車が止まって立往生」になるのはこういう訳で、変電所毎の区切りゆっくり進んでしまうとパンタグラフで各系統ショートさせた形になるから過熱して溶けたり燃えたり爆発する訳だ。

 

機能が2つあるので復旧も2ステージ

ここまで読んでもらったら、蕨交流変電所の復旧が2ステージに分かれる事が判るだろう。

 

1.鶴見-武蔵境からの連系線が機能するように復旧する

2.東電鳩ケ谷から受電して変電する本来機能を復旧する

 

1.の復旧は過去事例から約1日(若しくは数日)

2.の復旧は過去事例から約1週間以上

過去の事例:新宿変電所爆発事件

過去新宿直流変電所が爆発してとんでもない混乱が発生したことがある。山手線中央線と合流する直前にその間に挟まるように白青の変電所が見えるが、あれが新宿直流変電所事故以前は小さくてぼろっちい建屋だった。

1994年12月11日は冬の嵐で、多摩地区などでは雷が発生して交通網が混乱していた。そんな中、新宿変電所が漏電により出火。消防隊が臨場したが電気火災なので水を掛ける事ができない。そこでJR社員遮断しようとしたがもう破壊され尽くしていて不可能

すると上流の武蔵境交流変電所遮断するしかありませんな。変電所火災は放っておくと変電器などが破裂して中の絶縁油に引火して大火災になっていきます

ハブになっている武蔵境遮断したら当然、東京中の路線も駅も停電して大混乱ですわ。因みにJR場合新宿にあるJR病院本社ビルまで停電ちゃうのな。

それでやっと消火したけど新宿変電所20万Vで溶接機振り回したような状態建屋も完全破壊。復旧不可能ですわ。

 

仕方ないので新宿変電所を切り離す工事をして仮復旧。これで武蔵境から他の変電所送電できるようになった。これに一日掛かってる。でも電力が足りないので相当な間引き運転で、振替先の私鉄地下鉄各線殺人ラッシュに。

次に新宿が受電してた送電線を他の変電所につなげる分散工事をして復旧。これで普通運転間隔に戻せた。これが1週間。

余談:新宿変電所爆発事件土産としての信濃川不正取水事件

話の脱線なんだが、新宿変電所を立て直す際にJR送電の容量アップ、冗長化を進めたのね。それはインフラ企業として正しい事。

でも冗長性は普段は遊びになっちゃう。そして蕨から送電東電への電力料金が発生する。鶴見の発電は天然ガス代の支払いが発生する。信濃川はタダだ。連系系フルに活用できるだけのインフラも増強した。但し取水制限がある…。

という訳で「冗長化した設備有効活用」が動機になってああい不正をするようになっちゃったって面があるのよね。

 

新宿は末端だが蕨は根元に近いハブ

新宿発電所事故はこんだけ大変だったのだが、新宿スター型結線の末端(少しハブ機能もあった)。

それに引き換え、蕨は大本ハブなのだ。今回の自体の深刻さが判って頂けただろうか?

望みは連系線フル活用できるように冗長構成がされていて信濃川インチキしていた頃の取水をすれば被害を減縮出来そうってところ。

明日あたりに国に「蕨壊れちゃった…」と言って取水量大幅アップの許可取るのでは?それと川崎火力のタービン全開にしたら運転間隔半分までにはしないで済むかもしれない。

瞬停(瞬低)があった

増田の家は東京北部なんだけど、昼過ぎに2度瞬停があって一瞬暗くなり、デスクトップパソコンは落ちなかったが電子制御扇風機動作不安定になった。

今考えるとあれが蕨での事故の瞬間と東電鳩ケ谷の遮断の瞬間だったのかなと。

交通網混乱するけど送電施設でも眺めて気を紛らわせて

交流変電所の役目知らない人は「何時復旧するの」とイライラするが、知ってたら諦めた方が良いと判るね。

それでも会社に行かねばならない人は線路脇の送電装置類を眺めてその機能を調べて時間を潰したらどうだろう?電車撮ってる鉄オタは白い目で見られるけど、送電系が気になる銅オタは白眼視されないのでおススメです。

2021-08-21

アウシュヴィッツプールと『パサジェルカ』

ホロコーストは嘘」って主張自体が嘘である、と言うことは日本ではあまり知られていない。せいぜいが「ホロコースト否定してはいけない」程度の認識であるようだ。私ほどの物好きでもない限り、そのファクトチェックを行うという面倒なことをする人は滅多にいないから仕方ない。欧米否認論の本場なので、否認論に対抗する人もそれなりにいて「ホロコーストは嘘」自体が嘘であることはそこそこは知られているようであるTwitterなどで状況が意外と簡単にわかる。

 

だが「嘘」と言っても、その実態はややこしい。そのほとんどは事実を用いた印象操作のようなものであり、細かな具体的主張それ自体が嘘そのものであることは少ないかである。いわばホロコースト否定論はその主張をする人が意図的無自覚であるかは別として「詐術」なのであるしかし、あなたの知性が正しく働いているのならその詐術に騙されることはない。例をあげよう。

 

アウシュヴィッツプール

アウシュヴィッツには遊泳プール存在し、親衛隊員や囚人水球で楽しく遊んでいたという事実まで存在する。アウシュヴィッツ収容所地獄のような過酷収容所ではなかったのか?」というものである。後段の疑惑はともかく、これは事実であり、確かにアウシュヴィッツには遊泳プール存在し、元囚人の手記によると親衛隊囚人水球などで楽しんでいたようである

 

先に結論を言うと、遊泳プールがあったからと言って、アウシュヴィッツ収容所地獄のような過酷収容所であった事実は変わらない。登録囚人限定しても(登録されずに殺されたユダヤ人が圧倒的に多いが)、毎月数千人単位で死者が出る収容所だったのである。だけど、そう説明されたところで、遊泳プール存在は思っていたアウシュヴィッツイメージ全然違い、かなり違和感があると思う人もいると思う。実は肝心なことは「思っていたアウシュヴィッツ収容所イメージ」なのである。そしてこのプールの話は、実際、相当色々とよく知っていないと納得しづらい人もいて当然だと私も思う。

 

まりに何もかもをここで説明するのは無理なので、アウシュビッツ収容所のみに限定して簡単解説する。アウシュヴィッツ収容所ポーランドにあり、1940年5月ごろから実質的スタートした強制収容所である最初は、ユダヤ人のためではなく、政治犯主体として収容するための強制収容所であり、ドイツ人ポーランド人などが収容されていた。翌年1941年6月を過ぎると独ソ戦によって発生した赤軍捕虜が大量に収容されるようになっていく。が、この赤軍捕虜に対する扱いはあまりにも非道であり、特に政治将校はその大半が銃殺刑で処分された。いわゆる国際法ガン無視のコミッサール司令である。また、アウシュヴィッツで行われた最初ガス室での殺害犠牲者はこのソ連捕虜だった。そして、元のアウシュヴィッツ強制収容所からキロ離れたところにあるビルケナウ捕虜収容所建設が始まると、そのソ連捕虜建設労働に駆り出され、一万人くらいいたはずのソ連捕虜の大半は一年も経たずに大半が過労・餓死などで死んでしまったのである

 

ユダヤ人については、当初からユダヤ人も含めて政治犯として収容はされていたものの、囚人登録もせず収容もしないで収容所到着時にそのままガス室送りにしてしまう、いわゆる「ユダヤ人絶滅」がアウシュヴィッツで始まるのは1942年3月からであり、ビルケナウの敷地外にある農家を改造したガス室(ブンカーと呼ばれる)で最初一年くらいは実施されており、1943年3月にクレマトリウムと呼ばれる火葬場が完成すると、その後はビルケナウのクレマトリウムで行われるようになっていく。アウシュヴィッツの基幹収容所ガス室は併設された火葬場の火葬能力が低いこともあり、実は絶滅にはほとんど使われておらず、1942年末でガス室使用を終了している。ともかく、ビルケナウ収容所でのユダヤ人ガス室での大量殺害は、ヒムラーが中止命令を出す1944年10月末ごろまで続いた。ガス室ではトータルで100万人程度虐殺されたと言われている。

 

もちろんだが、ガス室での殺害は何も囚人にさえしてもらえなかった非登録ユダヤ人だけではない。最初の選別では老人や14歳以下の子供、子持ちの女性などが労働不適格としてガス室送りにされたが(概ね到着したユダヤ人の75%、ただし選別条件に当てはまるのに例外的囚人登録された人もいた)、囚人登録されたところでその大半は3ヶ月程度で役立たずになりガス室送りになるか病棟バラック注射で殺されたりもした。こうした収容所内での「選別」は常時行われており、その選別方法親衛隊の選別の担当長が適当恣意的に選んでいるだけなのが実態だった。親衛隊員による囚人への暴行日常茶飯事であり、殴り殺すことさえ珍しくなかった。些細なことでも見せしめ的に処刑されたし、収容所内での配給食料だけに頼っていたらすぐに死んでしまうほど食料の質も劣悪だったりもした。

 

……とまぁ、これだけ酷い話を聞いていたら、「プールで遊ぶなど考えられない」と思う人がいても全く不思議ではないと思う。プール存在に対する疑念はこのアウシュヴィッツ悲惨イメージとあまりにかけ離れているから生ずるのだ。だが……。

 

遊泳プール存在アウシュヴィッツ残酷場所だったことを示す

このプール詐術に引っかかる人は、人間が斯様にも残酷になれるということを理解出来ていないのである。ここで一つ解説を加えておくと、このプール絶滅の行われていた現場であるビルケナウではなく、アウシュヴィッツ基幹収容所の方にあったが、元々の目的防火用であり、完成したのは1944年8月ごろである推定される(フランクフルトアウシュビッツ裁判証言にある)。収容所親衛隊員は、ユダヤ人囚人に命じて飛び込み台を作らせ、遊泳プールとしても使えるようにした。で、このプールを利用して遊んでいたのは親衛隊員と、上級囚人だけだったのである上級囚人とはユダヤ人でない囚人のことであり、おそらくは過酷労働をしていなかった囚人であるカポなどであろう。つまりは、大半の囚人毎日酷い目にあっているそのすぐ側で、収容所生活を存分に謳歌している人たちがいたというのが事実なのであるビルケナウの方ではサッカーでさえ楽しんでいたそうだし、有名なアウシュヴィッツオーケストラ演奏会をさせたり、囚人劇団まで作らせて劇場で公演させたりもしていた。また親衛隊員は当然として上級囚人も、ユダヤ人ら下等囚人食事量・質とも全く違ったし、親衛隊員は恣意的食品などを横流しさえしていた。さらに、ユダヤ人が持ってきた私物(「再定住させられる」と言って騙されて連れてこられているのだから、それらはユダヤ人の全財産と言っていい)を全部収容所の方で掻っ攫うのであるけれど、そこから横領しない親衛隊員などいなかったと言われるほどである(ただし横領は発覚すると厳罰処分が下される)。

 

もちろん、囚人たちの多くはそうした私腹を肥やす親衛隊員たちの行動や、プールなどを楽しんで収容所生活謳歌している姿も知っていた。だから戦後地元法廷で、少ないとはいえ裁かれた親衛隊について証言者となった元囚人たちのほとんどは、それら親衛隊被告非道ぶりを存分に告発したのである

 

「単なる印象」にあまりに弱すぎるネット否定派達。

ほんとに否定論の細かい具体的な主張ってこの手の話があまりに多い。例えば「ガス室の扉が木製だなんておかしいじゃないかアメリカ死刑ガス室は鉄製の部屋でありドアだって厳重なハンドルまでついていて非常に厳しい毒ガス管理をしているくらいだ。あんな木製の簡易な扉だったらガス漏れして外にいる人まで死んでしまうに違いないから、あれがガス室だったなんてあり得ない」ってのがある。んでこの話、たくさんの米国死刑専用ガス室写真とともに出回っている。

 

えー、青酸ガス発生用に使っていたチクロンB害虫駆除用として当時一般に広く使われており、それなりに密閉処理さえすれば「どこでも」使えた。それなりの密閉処理とは空気漏れ起こしそうなドアの隙間などにダクトテープを貼る程度のものであるアウシュヴィッツ収容所にも、殺人ガス室以外に衣服などのシラミ駆除のための専用ガス室複数存在し、現在現存しているが、それらのガス室の扉も殺人ガス室と同じ木製扉であり、気密には隙間にフェルトが貼られているだけであるチクロンB製造であるディケシュ社の文書にも別に木製扉がダメだとは書いてない。専用の頑丈な鉄製のガス室しか青酸ガスを発生させられないような害虫駆除剤だったとしたら、当時一般的に広く使われたはずがないだなんて、少し考えればわかることなのに。

 

「じゃぁ何故米国処刑ガス室あんなに頑丈そうに出来ているのか?」と聞かれたって答えは知らないが、それなりの要求仕様があるとか昔からの慣習であるとか、何か理由があるからであろう。でもそーういうことは否定派さんは全く調べない。いずれにしても、実際にチクロンは当時広く使われていたのだから米国処刑ガス室構造は、アウシュヴィッツガス室に関しては何の参考にもならないのである。どうしてそんな見た目の単なる印象に過ぎないことが、アウシュヴィッツガス室否定する理由になるのか?

 

『パサジェルカ』

今年はホロコースト映画公開が少し多いようだけど、一つとして見に行こうとは思わなかった。あんまり興味が湧かなかったからだけど、しか最近、古い映画にすごいホロコースト映画があるのを発見した。YouTube全編上がっているのだけど、惜しいのはポーランド映画であり全編ポーランド語でさっぱり言語がわからなかったりすることだ。日本でもDVDは発売されてるけど、買ってまで見ようとは思ってない。しかし何が凄いって、何気に再現度が凄い。興味がなければ何のことはないシーンだけど、ガス室にガスを投入する作業のシーンが思ってた通りの再現だった。ガス室というかクレマトリウムはすでに破壊されてなかったからわざわざセットで作ったのかと思うと尚更すごい。何気にあのチクロン投入煙突位置が正確なのも素晴らしい。未完成監督が死んでしまい、友人達で残っていた映像繋ぎ合わせただけらしいけど、唐沢寿明の『白い巨塔』よりもずっと前にアウシュビッツ収容所ロケ地に使っていた映画存在したというのも発見だった。

PASAŻERKA - POLSKI FILM PSYCHOLOGICZNY HD, WYSTĘPUJĄ: ALEKSANDRA ŚLĄSKA (SOUS-TITRES FRANÇAIS)

2021-08-04

アニメOPEDで好きな演出

ぼくらの OP

イントロのなんか線がのびてタイトルがでることろ

サビのウシロ走り

あの花 ED

サビ直前でアニメが止まってサビはじまると同時に背景の灰色の花にいっせいに色がつくところ

放浪息子ED

EDイントロピアノアニメラストに重なって余韻残しつつEDに入るのがとてもいい

でもピアノアレンジの歌はアニメしか聞けないからほんと残念

オリジナル全然違うなんかシンセっっぽいのはいってるし・。。

サビの直前で走り出す感じの演出すき

サビの最初フレーズのあとくるりんって回るところ好き

キテレツED はじめてのチュウ

リアタイでみてたのもあるけど

イントロコロ助ちょんまげゆれるのが楽しい

サビのチュウのところではずかしげにふりむくコロ助かわいい

2回めのサビのウフフで合わせてわらうコロ助かわいい

ナルトED wind

歌の雰囲気映像がすげーマッチしてて好き

プラネテスED

イントロの入りがいいアニメの1つ

だんだん成長していくとこがい

サビ2回めでギアチェンするのも芸コマ

神様家族ED

そんなのあるわけないか自分コツンするのかわいい

頭にドーナツのせる歌詞にあわせる演出すき

ちびキャラかわいい

歌全体かわいい

苺ましまろTVOP 

すべてがかわいい

歌とあわせた細かい演出がすごすぎ

おジャ魔女どれみ初代OP

イントロエレキぎゅいぎゅいぎゅいーんにあわせて太陽が光る演出すき

がみがみおじさんで妖精がいがみあってるのかわいい

スクライドOP

奪え全てこの手でに合った絵すき

風俗店みたいに手で顔かくすシェリスえろすぎ

サビ直前の、明日へと手を伸ばすう~チャッ!ってところで手をぐっとにぎりしめるのカラオケで同じことやっちゃう

無限のリヴァイアスOP

イントロおしゃれ タイトルばっくすげーあっててかっこいい

次々とキャラフォーカスする演出いい

サビの光をあたえてってところでみんながてをのばしてそれが船につながる操り人形の糸みたいになってるの好き

無限のリヴァイアスED

静止画を下からなめるようにみていくだけだけど歌の荘厳さ、静謐さと合ってる

ガオガイガーED いつかほしのうみで

ラストまもるのパパママっていうのがすごくいい

ゴルドランOP

イントロエレキぎゅいぎゅいぎゅいーんにあわせてアドベンジャーヘッドライトが光るのがすごく好き

つづけてイントロドラムがまさに機関車の動く音のように車輪が動く絵とあわせてくるのもすごく好き

すごい明るくて冒険にでるワクワク感があるOPいい

自分学校なんかいかずに冒険したいとすごく思ったもの

七つの海のティコED

ほいくえんのときだった

これをきくと日曜がおわる感じがしていやだった

あと絵がリアル調でティコ感があんまなくて地味でつまらんなーと思ってた

歌はすごくいい

七つの海のティコOP

最初幕が開くように魚の群れが左右に泳いで視界が開いて、そこにティコがとびこんでくるのめっちゃ好き

サビ直前で音楽にあわせてナナミのいろんなシーンがでて最後わらうの好き

ロミオの青い空OP

イントロ煙突から一気に空を見せてタイトルバック好き

町並み見下ろすところすき

全体的に本編とあんまあってないけどすき

ロミオの青い空ED

イントロに合わせて雲が踊るのすき

歌にあわせてステップしたりはねるの好き

Bメロ入るときのつなぎのアニメがない雑さすき

2021-06-19

ゴールデンカムイ26巻感想

ヤンジャンの最新話を読んでいる人間感想ゆえネタバレ注意

本誌をリアタイで追っていた時から話に違和感を覚え始めた、サッポロビール工場編が本格始動する。

ビール工場編で一番特に何を成し遂げたわけでもやらかししまったわけでもないヴァシリが表紙。

2巻のレタラアシリパツーショット表紙を思い出させる、幻想的な雰囲気を漂わせる良い表紙に思う。

肝心の中身については、当時覚えた違和感と加筆修正部分と最新話までの物語との整合性について感じたことを書く。

ころころ視点が変わるビール工場にのっとり、自分感想しょっちゅう行ったり来たりする。

最新話まで読んでから改めて読むと、ビール洪水とかのギャグがとても懐かしくあの頃には戻れないのか…と思った。

菊田とアシリパの問答が、菊田が死んだ今読んでまた違った気持ちになった。

アシリパの使命感の強さと、身近な人の死を極力減らしてやりたい菊田の違いがよくわかる。

ここの問答の完全上位互換が、教会での鶴見アシリパソフィアだと思うとやはり菊田は価値観普通の人すぎる。

武器もなく縛られアチャを悪し様に言われまくり金塊はアイヌの持つものじゃないとルーツを持ち出して屁理屈を言われても折れなかったアシリパの心を、ソフィア殺害未遂でようやく少し折ることができたと思うと…

土方勢に追い詰められて「どうしヨう」と焦るジャックリッパーは、以前から本誌と単行本で全くキャラが異なる。

もうあまり覚えていないけれど、ヤンジャン連載のジャックアシリパと対面するまでは、娼婦に対するコンバンハと鼻歌くらいしか喋っていなくて何を考えてるのかわからず不気味だったのが、

単行本では、子どものような片言日本語独り言しょっちゅう言い冷や汗も垂らしまくる。

なんでジャックはここまで本誌と単行本キャラが違うんだろう。

この巻の宇佐美の屈強さは非常にいいと思う。パオパオ対決は引いたので、こういう暴力のやりあいを待っていた。

処女懐胎について一人盛り上がっているジャック

急に気づいたけど、だいぶ前の話で杉元と牛山ときめいた「植物を根っこからとろうと失敗したけど成功したら恋人が迎えに来てくれた(うろ覚え)」アイヌ言い伝えの男女のシルエットって、ウイルクとリラッテだったんだね。

ジャックの顎をヒットさせたアシリパコマは、単行本で読むとなんか味気なかった。

本誌の時はもっと勢いがあり面白かったような気がしたんだけどな。あおり文が無いから勢い不足に感じたのかもしれない。

毒矢で殺そうとする自分に恐怖するアシリパを庇うように登場した杉元。

26巻の加筆でおそらく最初の加筆盛シーン。

「誰からまれたかよりも 何のために生きるかだろうが」本誌の時から杉元ってこういうことを言うキャラだっけ?と思ったけど、ここからの加筆には驚いた。

杉元のバーサーカーシーンは今までたくさんあった(偽アイヌ村やら樺太逃走やら)けど

即死させる殺し方ではなく嬲り殺しにしてるシーンはなかったんじゃないだろうか。

辺見があの世でうらやま絶頂してそうなくらいの暴力の嵐だ。

これ見て冷や汗ひとつかかないアシリパ10代半ばにして強い。

尾形は流氷アシリパに右目を射られたからこそ生き残ったんだなと思った。

尾形があそこでアシリパに右目射られずにいたら、多分杉元からジャックに対する攻撃と同じくらいのものを喰らって殺されてたよな。

尾形の悪運の強さを感じる。

ジャック殺人鬼なので殺すなとは全く思わないけど、ここまで嬲り殺しにする必要はあったのだろうか。

単行本作業してるころの連載が動きが無い絵ばかりだったから、作者がここで発散したのだろうかというくらいの熱量だった。

外国人キャラなのに鼻歌以外ずっと日本語だし、作者がジャックリッパーというキャラに興味が無いのが丸出しでもったいなかった。

作者がロシア語アイヌ語には興味があるけど、イギリス英語には興味がないのか。

せっかく現実世界キャラモチーフなんだからただのサンドバッグ扱いでなく、面白くすればよかったのに非常に肩透かしだった。

宇佐美VS尾形のシーンも順序だてて丁寧な描写に加筆修正されていた。

うろ覚えだけど本誌の、衝動的に殴りまくりその勢いで「商売女の子もの分際で誰が一番安いコマ!?から一転「それだけは言いたかった」ウンのテンポが、小気味よくて好きだった。

「取れよ」のコマ宇佐美のチャック前が相手謎の白いものがチロリしてるけど、ここの宇佐美タってるのか…

前日はパオパオで次の日門倉の尻スパンキングで尾形の顔面殴打と、宇佐美性的守備範囲広すぎる。

宇佐美VS尾形といい、馬で逃げる宇佐美狙撃する尾形のシームレスコマといい死に際の鶴見との対話といい、

255話と256話の宇佐美出来事が、映画のように丁寧に仕立てられていると感じた。

宇佐美鶴見に対する想いが読者が思っていたより複雑だったことが前の単行本で判明してたので、どうなることかと思っていたけれど

恐らくはよりよい最期だったんじゃないかと思う。

宇佐美はこじらせているので、ここでも「またみんなの前だからって嘘ついちゃって」と思いながら死んだかもしれないが。

言うても鶴見と他の部下たちや右腕自負の月島との関係は、軍隊に入ってから上司と部下でしかないので、

からの知り合いか自分に対して異常な執着を抱いているのに、死に際になっても敬語を崩さず任務の成果を報告しようとする20歳の子どもを見て、贔屓してしまうのは情けだと思う。

にしても綺麗なシーンになった時だけまつ毛バシバシになる鶴見宇佐美が、まさに劇場舞台俳優たちが『お涙頂戴』な安いシーンを演じてるように見えるのは作者のわざとな魅せ方なのだろうか。

あと改めて読んでなんとなくキロランケの死のシーンと似ていると思った。

そんなに共通点もないんだけどコソコソ話に安堵して死んでいったシーンが被ってそう思った。

キロランケは死の間際に少数民族暮らし子どもや在りし日のウイルクとソフィアを回想し、宇佐美鶴見と見つめあう、

死の間際にそのキャラ人生がよくわかる漫画だと思う。

から問題の上エ地

上エ地もだいぶヤンジャン単行本性格が変わったので、どうなるんだろうかと思ったけど

上エ地の性格が変わっても周りの反応は何も変わらなかったので、上エ地はあの世界の人間にとっていてもいなくてもいい存在なんだなと思った。

犬の首子どもに見せつけ首絞めシーンの丸々差し替え煙突での癇癪と、人となりがわかる加筆は嬉しいけれど前後の繋がりが両方とも急だと思う。

しかし、周りの反応は変わらなくても自分気持ち言語化できる程度には意思があるようになっていて少し安心した。

ヤンジャンでの死にざまが哀れ過ぎたのでどうやってもアレよりはマシになるだろうけどね。

煙突で言ってることもまあ間違っちゃないしな。正直とか美しいとかはよくわからないけど(今後のほかキャラへの布石なのか)

誰もがっかりした顔を見せてくれないか自分がっかりした顔みて笑って死ぬという結末は変わらなかったけども、本人が満足ならヨシ。

でも上エ地頭破裂後のコマナレーションは全く意味が分からない。日本語おかしいと思う。

この物語で明らかにされた~仕掛けって作中のキャラじゃなくて読者のことを指してるのか?

上エ地のお披露目は杉元にも土方にも鶴見にも誰にとっても情報としては±0だよ、とついさっき話してるのにこのナレーション差しまれ意味が全く分からない。

これって結局鶴見と杉元&土方がほぼ同時に暗号解いたか五稜郭の攻防戦が速攻始まるよってことを言ってるだけなの?

にしても3話連続で名有りキャラが一人ずつ死んでるんだな。アニメ化したら下手したら1話で3人死にそうだ。

最新話で土方には「神」「光」「智」などカッコよさげ漢字が入ってるとわかった後で、門倉の刺青見ると漢字が平凡すぎて草。

太郎はここで抜け駆けしようとしたから死んだんだと思うと悲しいな。

徐々に負傷していくのがゆっくり描かれ始めるのがきつい。

というか今の負傷具合で泣き言一つ言わない房太郎が屈強すぎる。

ジャックと上エ地はキャラメイク微妙だったけど房太郎はいキャラだったのに残念だな。

ビール工場編での死人もあとは房太郎と菊田か。

ついにアシリパ鶴見陣営捕獲された。

ここからアシリパが哀れ過ぎて見てられないんだよな。

会話の成り立たない奴に殺されそうになり、火事の煙を吸いまくり、縛って袋詰め状態で馬車に揺られて、精神拷問を受け、房太郎と有古の死体(片方生きてる)を目の当たりにして、寝ずに暗号解読する…ってハードスケジュールすぎる。

読者としても非常にカロリーを消費する巻だった。

次巻は教会鶴見回想・キロランケ手紙が丸々入って終わりかな。

おそらくギャグ的なシーンがほぼなくなる。大阪太郎がそのままならそこだけか。

真面目な話ばかりになり、急激に話が進みつつ矛盾も多々あるので加筆修正が26巻並みかそれ以上になると思われる。

とても楽しみ。

27巻の表紙は久々に鶴見だろうか。

23からは表紙初登場連続だし、ウイルクの表紙を期待しておく。

2021-05-01

anond:20210501081829

ブクマに「奈良県には高層物は無い」とウィキペディア付きでコメントあるが、そんなことない筈。

山間部に水力発電所があり、そこから50万キロボルト高圧送電線(奥吉野線)があるらしいので、間違いなく60mを超える送電鉄塔がある筈。

ウィキペディアの「高層物」情報は、送電鉄塔を全く無視してるので、全くアテにならない。送電鉄塔や工場煙突風力発電などを全て網羅した「高層物データベース」の整備が待たれる

「高層物」分類学

バカナンとかは高い所がお好き」、ということで、バカである自分は、しばらく高いもの談義、高層物談義をしようと思う

高層「物」というのは、高層「ビル」以外が話のメーンからである

★高層物の定義は?これは時代文化により異なるが、とりあえず現代日本では、

 建築基準法航空法が高さ60mを超すと規制が強化される。

 高さ60m以上のマンションを「タワマン」と呼ぶ不動産屋の慣習もあるので、

 とりあえず「現代日本では、高さ60m以上を高層物という」と定義したい

★「高層物」を網羅的に分類した人って、あまりいないんじゃないか

 大きく5つのジャンルに分けたい。

 1.ヒトの為の高層物(ビル展望塔、アトラクション等)

 2.産業の為の高層物(電波塔送電鉄塔煙突風力発電など)

 3.交通の為の高層物(橋脚塔など)

 4.宗教的高層物(大仏など)

 5.樹木

★「1.ヒトの為の高層物」は、

 「1-1.高層ビル

 「1-2.展望塔」

 「1-3.アトラクション

 「1-4.アリーナ」に分かれる。

展望塔とは、最上階の展望だけを目的として建設され、よって中間階が無いもの。例:ポートタワー。

 アトラクションの例は観覧車ジェットコースターなど。

 アリーナの例はドーム球場など。

ジェットコースターも、ナガシマスパーランドの奴は高さ97mあるらしいから、立派な「高層物」です。

 富士急も、ジェットコースターは高層物間違いないですが、空中ブランコ鉄骨番長」は、50m台で、わずかに高層物要件満たしてないんですね

 「観覧車」というのは「展望塔」と「アトラクション」の中間性質がある。これもだいたい100mはあるから、立派な「高層物」です

★「アリーナ」で言えば、福岡ドームは80m以上あるらしいので「高層物」、でも東京ドームは60m未満なので高層物じゃない、的な。

 ドーム球場以外の、例えば体育館つて、高層物なのか?日本武道館で、高さ42mなのか。

 ビッグサイトで、高さ58mだからギリギリ高層物じゃないのか

高層ビルは今回の主旨じゃないかカンタンに言うが、

 目的として「オフィス」「マンション」「ホテル」「レストラン」「病院」「役所」「大学専門学校」が日本では確認されてる。

 商業物販つまり百貨店で、高さ60m超えてるのはあるかな高校で高さ60m超えは?

★「2.産業高層物」の分類。

 「2-1.工場建屋

 「2-2.放送電波塔

 「2-3.通信電波塔

 「2-4.送電鉄塔

 「2-5.風力発電

 「2-6.煙突

 「2-7.エレベーター実験塔」

 「2-8.気象観測塔」、他にもあるかもしれん

工場建屋の高さのデータって、どこかにあるのか?

 かつて、旧住金鹿島製鉄所を見学したことがあり、それは大きな製鉄所だったが、

 なので、日本のどこかに、高さ60mを越える工場建屋がある気がするのだが

放送電波塔は、言わずもがなスカイツリーや、名古屋テレビ塔、あと埼玉NHKラジオ送信鉄塔とかある。

 通信電波塔、昔であれば、街の中心にNTT鉄塔があったが、あれは60m超えてるのか?

 ケータイ各社の電波塔は、さすがに60mも無い気がする

★「煙突」もバカに出来なくて、池袋の清掃煙突は200m超えてるし、いわき市の火発の煙突も高かった。ライトアップもするらしい。

 川崎とか千葉あたり、煙突の高さのデータベース無いのか?相当数が「高層物」の筈だが

エレベーター実験塔」、日立ひたちなかにあったり、三菱稲沢に作ってたりする奴ね。国内に4~5本はあるのだろうか

気象観測塔」というのは、つくばの200mクラスの奴を念頭に置いてたのだが、あれ解体されてしまったのね。

国内にはそうすると、気象観測とか宇宙観測目的の高層物は存在しないのか?

★「風力発電」の高さの定義プロペラを支える柱の高さで測るのか、プロペラの最高点で測るのか?

 プロペラ最高点の計測だと、大半の風力発電は60mを超えて、「高層物」の仲間入りになる

★恐らく、日本もっとも多い「高層物」とは「送電鉄塔」じゃないかと思ってるのだが。

 50万ボルト送電線で、大体80mの高さがあり、東電幹線で500塔はあるらしいから、

 全国の「高層物」になる送電鉄塔は3000~5000はあると思うが、データが手許にない

★「交通高層物」、代表的なのは「3-1.橋脚塔」。

 あとは「3-2.ロープウェー鉄塔」「3-3.灯台」「3-4.管制塔」「3-5.ロケット発射塔」、他にあるか?

明石海峡鉄塔などは、300m近くあるから文句なしの高層物。レインボーブリッジでも126mあるのね。

 三重・御在所ロープウェーの鉄塔は、高さ61mあるらしいので、ギリギリ「高層物」の仲間入りしてる

 「灯台」の日本最高って、日御碕灯台で、でも40m台でしかないらしいので、「日本国内には、高層物の灯台は無い」らしい。

 サウジアラビアには100mクラス灯台があるらしい

羽田管制塔で115mあるのね。なんか、管制塔より灯台の方が高いイメージあるが、真逆だな。

 管制塔は、広々とした空港にあるから、実際より低く見え、灯台は狭くて高台にある岬の突端にあったりするから、実際より高く見える

★「ロケット発射塔」というのは、日本では種子島しかなくて、80m級なので「高層物」。

 自衛隊が、どこかにミサイル発射塔を隠しもってるのか?イージスアショアとか、60mあるのか?

 北海道大樹町ホリエモンロケットは、発射塔が60m越えないのか?

★「4.宗教的高層物」としては

 「4-1.塔」(一般人が入れない)

 「4-2.教会」(一般人が中に入れる)

 「4-3.大仏聖像」に分かれる

日本で、教会で60m超えって、あったっけ?

 宗教じゃなくても、モニュメントアート作品で60m超えたら、ここのカテゴリに入る。太陽の塔とか。

★今までは人為的な高層物でしたが、最後に天然の高層物として「5.樹木」を挙げてる。

 日本では、京都府スギの木が、60m超えてるから「高層物」なんですよね。

 もっとも、天然のスギの樹高を、わざわざ測定することは滅多にないから、

 見つかってないだけで、他にも高層スギは多数あるんじゃないか

★以上、昨日の夜に自分寝床で分類した「高層物 分類学」ですが、

 多分抜け漏れが多数じゃないかと思われるので、誰か再分類して欲しいもの

2021-04-28

機械駐車場の思い出

https://anond.hatelabo.jp/20210428022710

気味の悪い機械駐車場を修理されたお話ですが、自分も覚えがあります

たぶん、フェイクを混ぜて書いておられるのかなと思うので、自分もそれなりに配慮して書きます

ずいぶん昔の話になりますが、自分田舎には、田んぼの真ん中に森がありました。

森というと大きく聞こえますが、藪というか、とにかく田んぼの真ん中に大木複数の木が生えていて、レンガ造りの小さな建物がありました。

それが、自分大学に進学してしばらくぶりに帰った時には、まず森の部分が無くなっており、レンガの建物だけになっていて驚いた記憶があります

結構な広さの田んぼの真ん中に、田んぼ田んぼの間にある空間に、レンガの倉庫のような小さな建物だけ残っている。

東北に限らないと思いますが、田舎建物は手入れをしていないとあっという間に朽ちて廃墟になります

その建物は何に使っているかからないのに、いわゆる廃墟や朽ちた感じがなく、誰かが手入れしているのだろうなと思っていました。

田舎は、小さなお社でも手入れをしている近所の人が居たりすると、わりと綺麗だったりします。

線香が挙げてある、蠟燭がついている、石像に前掛けが付けてある。

そういう、誰かの世話がなされている建物や石碑なんかは、それとわかるものです。そのレンガの建物もそうでした。

自分社会人になった最初の年、そのレンガの建物に、ブルーシートではない、工事用の布のようなものが、鉄管で組まれた足場にかけられていました。

ああ、やっぱり誰かが手入れをしていたのだな、業者を入れて屋根吹き替えでもするのだろうかと思って見ていたその時、大きな布がめくれて中が見えました。

機械式の駐車設備でした。

かなり混乱したのを覚えています

自分が都会で見たことがある機械駐車場は、少なくとも5~6台は並んでいて、大きなマンションに併設されていました。

機械式の駐車設備が、1台だけ。上に1台、下に1台が入るようなもの

この間まで小さいとはいえレンガの建物があったところに、駐車場

田んぼの真ん中です。軽トラを止めたいならその辺に止めれば良い空間機械駐車場

まりにも気になったので父に聞いてみたところ、「あそこは昔、焼き場だった。うちの範囲じゃない」とだけ。それ以上は聞けない雰囲気でした。

しかにおぼろげな記憶をもとに思い出すと、煙突がついていたような気もします。でも、あんなところに焼き場、いわゆる火葬場があるでしょうか。

しか結構小さい建物だったのです。レンガ造りで、扉が正面に一枚、横には窓があり、反対側は森に遮られていて見えない。

サイズ感的には、いわゆるプレハブ倉庫と同じか、少し大きいくらいです。

その後、その工事が終わった後には、車庫のような建物が立っていて、より奇妙に思ったのを覚えています

でも、近所の人が誰も話題にも出さず、そこに行く用事もなく、なんとなく近寄りがたい雰囲気もあり、そのまま忘れていました。

ちょうど10年位前だと思います

田舎帰省したおり、ちょっと見てほしいものがあるから行ってきてくれないかと父に言われて、ある家を訪ねるように言われました。

その時、飯は家で食うから晩飯に誘われても断るようにと、念を押されたのを覚えています

たぶん昔は農家だったんだろうな、というお屋敷でした。伝わるでしょうか。現役の機械はないけれども、家の作りが農家の家。

訪ねると、そこのご主人、たぶん70ぐらいだと思うんですが、いわゆる元気なお爺さんという感じの方に、機械を見てほしいと言われたんです。

要は、具合が悪くなった機械があるから見てほしい、自分がやっていたが、ちょっと歳で重いものを持ったりが出来ないから、と。

その時、お茶をそのご主人が直接持ってこられたのが印象に残っています

田舎なので、お茶お茶菓子をそこの奥さんが持ってこられるのが普通地域だったからです。

夫婦二人で住まわれているということも、確か話を聞いたように思います

その見てほしいと言われた機械が、あのレンガの建物のあった場所に立つ、機械駐車場でした。

まあ、本当は法律に引っかかったりするんでしょうけれども、田舎ではよくあるように、昔ながらのガラスに入ったヒューズを外して、電源を落としたうえで、ふたを開けて中を覗いてみました。

この手のものは、おおむね接触不良や断線、部品振動で外れた、みたいなものであることがほとんどです。

それを超えたら業者を呼んで治すか、交換するか、です。修理している間中、ぴったりとご主人がこちらの様子をうかがっていたのを今も覚えています

自分が見た限りでは、いわゆる鉄工所のようなところが作ったような機械で、メーカー品のようなロゴがあるわけでもなく、スイッチ田舎ホームセンターなら買えるようなものでした。

自分田舎では、別にそう珍しいことでもありません。農家ちょっと工夫して追加の機械を入れるけど、あの家とあの家にしかない、みたいなのは割と普通です。

その時も、接触不良になっていそうなケーブルがいくつかあったので、一回ニッパーで切って、繋ぎなおして、終わり。

念のために機械部分もバラシて油でも差すかと思っていたら、そっちは良いと止められました。

ご主人が電源を入れて、半分ぐらい下がるのを確認したら、急にストップさせて上に戻していました。

ちゃん最後まで下げないのですか?と聞いたときに、慌てた様子で危ないから外に出ていなさいと追い出され、機械を見させておいて危ないもないもんだと思ったのを覚えています

あんなに不思議で気になっていた機械駐車場を間近に見る機会だったのに、印象が薄いのは、ご主人に張り付かれていてちょっと居心地が悪かったことと、

そのあと、執拗に夕食に誘われたからです。その印象が強すぎて、駐車場に何かあったか、今一つ思い出せません。

最初は、世話になったから夕食を食べていきなさい、くらいだったのが、妻が準備して待っているから、せっかくだし、と何故か執拗に誘われたのです。

まりに誘うので、一言断って家に電話をしたところ、えらい剣幕ですぐに帰ってこいと言われ驚きました。

申し訳ないけれども家に急用があるようなので帰ると伝えると、またあとで夕食を食べに来ないかと言われ、耳を疑ったのを覚えています

なんとなく胡麻化しながら家に帰ったところ、何をした、何を食べたと聞かれて、ずいぶん変なことを聞くものだ、そもそも晩飯もまだではないかと腹が立ったのを覚えています

自分は、あの機械駐車場では何も見ていません。

正確に言えば、覚えていないのです。

下げた時に側面に何か描いてあったかどうか、そもそもそんなものを目にしたかも覚えていません。

いまになって思い返すと、あの家には綺麗な三輪車があったような気がしています

そういえば、客間に通される前にも、アンパンマンか何かの子供向けの玩具があったような気もするのです。

孫のためのものを置いている家は多く、それほど不自然でないので意識していなかったのです。

ですが、青年団のような集まりお盆お祭りなどで、そういえばあの家の名前を見た記憶がなく、そもそも息子や娘、孫がいるかもわかりません。

自分に頼んできた経緯もいまいち謎です。よく考えたら別にお駄賃などももらっておらず、自分はただ働きです。

でも、よくよく考えると、何ももらわなかったことが良かったような気がします。

あの小屋はまだ自分田舎にはあるようですが、あのご主人がどうなったかは知りたくありません。

2021-03-22

シグナ

「ガタンコガタンコ、シュウフッフッ、

  さそりの赤眼あかめが 見えたころ、

  四時から今朝けさも やって来た。

  遠野とおのの盆地ぼんちは まっくらで、

  つめたい水の 声ばかり。

 ガタンコガタンコ、シュウフッフッ、

  凍こごえた砂利じゃりに 湯ゆげを吐はき、

  火花を闇やみに まきながら、

  蛇紋岩サアペンテインの 崖がけに来て、

  やっと東が 燃もえだした。

 ガタンコガタンコ、シュウフッフッ、

  鳥がなきだし 木は光り、

  青々川は ながれたが、

  丘おかもはざまも いちめんに、

  まぶしい霜しもを 載のせていた。

 ガタンコガタンコ、シュウフッフッ、

  やっぱりかけると あったかだ、

  僕ぼくはほうほう 汗あせが出る。

  もう七、八里り はせたいな、

  今日も一日 霜ぐもり。

 ガタンタン、ギー、シュウシュウ

 軽便鉄道けいべんてつどうの東からの一番列車れっしゃが少しあわてたように、こう歌いながらやって来てとまりました。機関車きかんしゃの下からは、力のない湯ゆげが逃にげ出して行き、ほそ長いおかしな形の煙突えんとつからは青いけむりが、ほんの少うし立ちました。

 そこで軽便鉄道づきの電信柱でんしんばしらどもは、やっと安心あんしんしたように、ぶんぶんとうなり、シグナルの柱はかたんと白い腕木うできを上げました。このまっすぐなシグナルの柱は、シグナレスでした。

 シグナレスはほっと小さなため息いきをついて空を見上げました。空にはうすい雲が縞しまになっていっぱいに充みち、それはつめたい白光しろびかりを凍こおった地面じめんに降ふらせながら、しずかに東に流ながれていたのです。

 シグナレスはじっとその雲の行ゆく方えをながめました。それからやさしい腕木を思い切りそっちの方へ延のばしながら、ほんのかすかにひとりごとを言いいました。

「今朝けさは伯母おばさんたちもきっとこっちの方を見ていらっしゃるわ」

 シグナレスはいつまでもいつまでも、そっちに気をとられておりました。

カタン

 うしろの方のしずかな空で、いきなり音がしましたのでシグナレスは急いそいでそっちをふり向むきました。ずうっと積つまれた黒い枕木まくらぎの向こうに、あの立派りっぱな本線ほんせんのシグナル柱ばしらが、今はるかの南から、かがやく白けむりをあげてやって来る列車れっしゃを迎むかえるために、その上の硬かたい腕うでを下げたところでした。

お早う今朝は暖あたたかですね」本線のシグナル柱は、キチンと兵隊へいたいのように立ちながら、いやにまじめくさってあいさつしました。

お早うございますシグナレスはふし目になって、声を落おとして答こたえました。

「若わかさま、いけません。これからあんものにやたらに声を、おかけなさらないようにねがいます」本線のシグナルに夜電気を送おくる太ふとい電信柱でんしんばしらがさももったいぶって申もうしました。

 本線のシグナルはきまり悪わるそうに、もじもじしてだまってしまいました。気の弱いシグナレスはまるでもう消きえてしまうか飛とんでしまうかしたいと思いました。けれどもどうにもしかたがありませんでしたから、やっぱりじっと立っていたのです。

 雲の縞しまは薄うすい琥珀こはくの板いたのようにうるみ、かすかなかすかな日光が降ふって来ましたので、本線シグナルつきの電信柱はうれしがって、向こうの野原のはらを行く小さな荷馬車にばしゃを見ながら低ひくい調子ちょうしはずれの歌をやりました。

「ゴゴン、ゴーゴー、

 うすいから

 酒さけが降ふりだす、

 酒の中から

 霜しもがながれる。

 ゴゴン、ゴーゴー、

 ゴゴン、ゴーゴー、

 霜がとければ、

 つちはまっくろ。

 馬はふんごみ

 人もぺちゃぺちゃ。

 ゴゴン、ゴーゴー」

 それからもっともっとつづけざまに、わけのわからないことを歌いました。

 その間に本線ほんせんのシグナル柱ばしらが、そっと西風にたのんでこう言いいました。

「どうか気にかけないでください。こいつはもうまるで野蛮やばんなんです。礼式れいしきも何も知らないのです。実際じっさい私はいつでも困こまってるんですよ」

 軽便鉄道けいべんてつどうのシグナレスは、まるでどぎまぎしてうつむきながら低ひくく、

「あら、そんなことございませんわ」と言いいましたがなにぶん風下かざしもでしたから本線ほんせんのシグナルまで聞こえませんでした。

「許ゆるしてくださるんですか。本当を言ったら、僕ぼくなんかあなたに怒おこられたら生きているかいもないんですからね」

あらあら、そんなこと」軽便鉄道の木でつくったシグナレスは、まるで困こまったというように肩かたをすぼめましたが、実じつはその少しうつむいた顔は、うれしさにぽっと白光しろびかりを出していました。

シグナレスさん、どうかまじめで聞いてください。僕あなたのためなら、次つぎの十時の汽車が来る時腕うでを下げないで、じっとがんばり通してでも見せますよ」わずかばかりヒュウヒュウ言いっていた風が、この時ぴたりとやみました。

「あら、そんな事こといけませんわ」

「もちろんいけないですよ。汽車が来る時、腕を下げないでがんばるなんて、そんなことあなたのためにも僕のためにもならないから僕はやりはしませんよ。けれどもそんなことでもしようと言いうんです。僕あなたくらい大事だいじなもの世界中かいじゅうないんです。どうか僕を愛あいしてください」

 シグナレスは、じっと下の方を見て黙だまって立っていました。本線シグナルつきのせいの低ひくい電信柱でんしんばしらは、まだでたらめの歌をやっています

「ゴゴンゴーゴー、

 やまのいわやで、

 熊くまが火をたき、

 あまりけむくて、

 ほらを逃にげ出す。ゴゴンゴー、

 田螺にしはのろのろ。

 うう、田螺はのろのろ。

 田螺のしゃっぽは、

 羅紗ラシャの上等じょうとう、ゴゴンゴーゴー」

 本線ほんせんのシグナルはせっかちでしたから、シグナレスの返事へんじのないのに、まるであわててしまいました。

シグナレスさん、あなたはお返事をしてくださらないんですか。ああ僕ぼくはもうまるでくらやみだ。目の前がまるでまっ黒な淵ふちのようだ。ああ雷かみなりが落おちて来て、一ぺんに僕のからだをくだけ。足もとから噴火ふんかが起おこって、僕を空の遠くにほうりなげろ。もうなにもかもみんなおしまいだ。雷が落ちて来て一ぺんに僕のからだを砕くだけ。足もと……」

「いや若様わかさま、雷が参まいりました節せつは手前てまえ一身いっしんにおんわざわいをちょうだいいたします。どうかご安心あんしんをねがいとう存ぞんじます

 シグナルつきの電信柱でんしんばしらが、いつかでたらめの歌をやめて、頭の上のはりがねの槍やりをぴんと立てながら眼めをパチパチさせていました。

「えい。お前なんか何を言いうんだ。僕ぼくはそれどこじゃないんだ」

「それはまたどうしたことでござりまする。ちょっとやつがれまでお申もうし聞きけになりとう存ぞんじます

「いいよ、お前はだまっておいで」

 シグナルは高く叫さけびました。しかシグナルも、もうだまってしまいました。雲がだんだん薄うすくなって柔やわらかな陽ひが射さして参まいりました。

 五日の月が、西の山脈さんみゃくの上の黒い横雲よこぐもから、もう一ぺん顔を出して、山に沈しずむ前のほんのしばらくを、鈍にぶい鉛なまりのような光で、そこらをいっぱいにしました。冬がれの木や、つみ重かさねられた黒い枕木まくらぎはもちろんのこと、電信柱でんしんばしらまでみんな眠ねむってしまいました。遠くの遠くの風の音か水の音がごうと鳴るだけです。

「ああ、僕ぼくはもう生きてるかいもないんだ。汽車が来るたびに腕うでを下げたり、青い眼鏡めがねをかけたりいったいなんのためにこんなことをするんだ。もうなんにもおもしろくない。ああ死しのう。けれどもどうして死ぬ。やっぱり雷かみなり噴火ふんかだ」

 本線ほんせんのシグナルは、今夜も眠ねむられませんでした。非常ひじょうなはんもんでした。けれどもそれはシグナルばかりではありません。枕木の向こうに青白くしょんぼり立って、赤い火をかかげている軽便鉄道けいべんてつどうのシグナル、すなわちシグナレスとても全まったくそのとおりでした。

「ああ、シグナルさんもあんまりだわ、あたしが言いえないでお返事へんじもできないのを、すぐあんなに怒おこっておしまいになるなんて。あたしもう何もかもみんなおしまいだわ。おお神様かみさまシグナルさんに雷かみなりを落おとす時、いっしょに私にもお落としくださいませ」

 こう言いって、しきりに星空に祈いのっているのでした。ところがその声が、かすかにシグナルの耳にはいりました。シグナルはぎょっとしたように胸むねを張はって、しばらく考えていましたが、やがてガタガタふるえだしました。

 ふるえながら言いました。

シグナレスさん。あなたは何なにを祈っておられますか」

「あたし存ぞんじませんわ」シグナレスは声を落として答えました。

シグナレスさん、それはあんまりひどいお言葉ことばでしょう。僕ぼくはもう今すぐでもお雷らいさんにつぶされて、または噴火ふんかを足もとから引っぱり出して、またはいさぎよく風に倒たおされて、またはノア洪水こうずいをひっかぶって、死しんでしまおうと言うんですよ。それだのに、あなたはちっとも同情どうじょうしてくださらないんですか」

「あら、その噴火洪水こうずいを。あたしのお祈りはそれよ」シグナレスは思い切って言いました。シグナルはもううれしくて、うれしくて、なおさらガタガタガタガタふるえました。

 その赤い眼鏡めがねもゆれたのです。

シグナレスさん、なぜあなたは死ななけぁならないんですか。ね。僕ぼくへお話しください。ね。僕へお話しください。きっと、僕はそのいけないやつを追おっぱらってしまますから、いったいどうしたんですね」

だってあなたあんなにお怒おこりなさるんですもの

「ふふん。ああ、そのことですか。ふん。いいえ。そのことならばご心配しんぱいありません。大丈夫だいじょうぶです。僕ちっとも怒ってなんかいしませんからね。僕、もうあなたのためなら、眼鏡めがねをみんな取とられて、腕うでをみんなひっぱなされて、それから沼ぬまの底そこへたたき込こまれたって、あなたをうらみはしませんよ」

「あら、ほんとう。うれしいわ」

「だから僕を愛あいしてください。さあ僕を愛するって言いってください」

 五日のお月さまは、この時雲と山の端はとのちょうどまん中にいました。シグナルはもうまるで顔色を変かえて灰色はいいろの幽霊ゆうれいみたいになって言いました。

「またあなたはだまってしまったんですね。やっぱり僕がきらいなんでしょう。もういいや、どうせ僕なんか噴火ふんかか洪水こうずいかかにやられるにきまってるんだ」

「あら、ちがいますわ」

「そんならどうですどうです、どうです」

「あたし、もう大昔おおむかしかあなたのことばかり考えていましたわ」

「本当ですか、本当ですか、本当ですか」

「ええ」

「そんならいいでしょう。結婚けっこんの約束くそくをしてください」

「でも」

「でもなんですか、僕ぼくたちは春になったらつばめにたのんで、みんなにも知らせて結婚けっこんの式しきをあげましょう。どうか約束くそくしてください」

だってあたしはこんなつまらないんですわ」

「わかってますよ。僕にはそのつまらないところが尊とうといんです」

 すると、さあ、シグナレスはあらんかぎりの勇気ゆうきを出して言いい出しました。

「でもあなたは金でできてるでしょう。新式でしょう。赤青眼鏡あかあおめがねを二組みも持もっていらっしゃるわ、夜も電燈でんとうでしょう。あたしは夜だってランプですわ、眼鏡もただ一つきり、それに木ですわ」

「わかってますよ。だから僕はすきなんです」

「あら、ほんとう。うれしいわ。あたしお約束くそくするわ」

「え、ありがとう、うれしいなあ、僕もお約束しますよ。あなたはきっと、私の未来みらいの妻つまだ」

「ええ、そうよ、あたし決けっして変かわらないわ」

結婚指環エンゲージリングをあげますよ、そら、ね、あすこの四つならんだ青い星ね」

「ええ」

「あのいちばん下の脚あしもとに小さな環わが見えるでしょう、環状星雲フィッシュマウスネビュラですよ。あの光の環ね、あれを受うけ取とってください。僕のまごころです」

「ええ。ありがとういただきますわ」

「ワッハッハ。大笑おおわらいだ。うまくやってやがるぜ」

 突然とつぜん向むこうのまっ黒な倉庫そうこが、空にもはばかるような声でどなりました。二人はまるでしんとなってしまいました。

 ところが倉庫がまた言いいました。

「いや心配しんぱいしなさんな。この事ことは決けっしてほかへはもらしませんぞ。わしがしっかりのみ込こみました」

 その時です、お月さまがカブンと山へおはいりになって、あたりがポカッと、うすぐらくなったのは。

 今は風があんまり強いので電信柱でんしんばしらどもは、本線ほんせんの方も、軽便鉄道けいべんてつどうの方もまるで気が気でなく、ぐうん ぐうん ひゅうひゅう と独楽こまのようにうなっておりました。それでも空はまっ青さおに晴れていました。

 本線シグナルつきの太ふとっちょの電信柱も、もうでたらめの歌をやるどころの話ではありません。できるだけからだをちぢめて眼めを細ほそくして、ひとなみに、ブウウ、ブウウとうなってごまかしておりました。

 シグナレスはこの時、東のぐらぐらするくらい強い青びかりの中を、びっこをひくようにして走って行く雲を見ておりましたが、それからチラッとシグナルの方を見ました。シグナルは、今日巡査じゅんさのようにしゃんと立っていましたが、風が強くて太っちょの電柱でんちゅうに聞こえないのをいいことにして、シグナレスに話しかけました。

「どうもひどい風ですね。あなた頭がほてって痛いたみはしませんか。どうも僕ぼくは少しくらくらしますね。いろいろお話しまからあなたただ頭をふってうなずいてだけいてください。どうせお返事へんじをしたって僕ぼくのところへ届とどきはしませんからそれから僕の話でおもしろくないことがあったら横よこの方に頭を振ふってください。これは、本当は、ヨーロッパの方のやり方なんですよ。向むこうでは、僕たちのように仲なかのいいものがほかの人に知れないようにお話をする時は、みんなこうするんですよ。僕それを向こうの雑誌ざっしで見たんです。ね、あの倉庫そうこのやつめ、おかしなやつですね、いきなり僕たちの話してるところへ口を出して、引き受うけたのなんのって言いうんですものあいつはずいぶん太ふとってますね、今日も眼めをパチパチやらかしますよ、僕のあなたに物を言ってるのはわかっていても、何を言ってるのか風でいっこう聞こえないんですよ、けれども全体ぜんたい、あなたに聞こえてるんですか、聞こえてるなら頭を振ってください、ええそう、聞こえるでしょうね。僕たち早く結婚けっこんしたいもんですね、早く春になれぁいいんですね、僕のところのぶっきりこに少しも知らせないでおきましょう。そしておいて、いきなり、ウヘン! ああ風でのどがぜいぜいする。ああひどい。ちょっとお話をやめますよ。僕のどが痛いたくなったんです。わかりましたか、じゃちょっとさようなら

 それからシグナルは、ううううと言いながら眼をぱちぱちさせて、しばらくの間だまっていました。

 シグナレスもおとなしく、シグナルののどのなおるのを待まっていました。電信柱でんしんばしらどもはブンブンゴンゴンと鳴り、風はひゅうひゅうとやりました。

 シグナルはつばをのみこんだり、ええ、ええとせきばらいをしたりしていましたが、やっとのどの痛いたいのがなおったらしく、もう一ぺんシグナレスに話しかけました。けれどもこの時は、風がまるで熊くまのように吼ほえ、まわりの電信柱でんしんばしらどもは、山いっぱいの蜂はちの巣すをいっぺんにこわしでもしたように、ぐゎんぐゎんとうなっていましたので、せっかくのその声も、半分ばかりしかシグナレスに届とどきませんでした。

「ね、僕ぼくはもうあなたのためなら、次つぎの汽車の来る時、がんばって腕うでを下げないことでも、なんでもするんですからね、わかったでしょう。あなたもそのくらいの決心けっしんはあるでしょうね。あなたはほんとうに美うつくしいんです、ね、世界かいの中うちにだっておれたちの仲間なかまはいくらもあるんでしょう。その半分はまあ女の人でしょうがねえ、その中であなたはいちばん美しいんです。もっともほかの女の人僕よく知らないんですけれどね、きっとそうだと思うんですよ、どうです聞こえますか。僕たちのまわりにいるやつはみんなばかですね、のろまですね、僕のとこのぶっきりこが僕が何をあなたに言ってるのかと思って、そらごらんなさい、一生けん命めい、目をパチパチやってますよ、こいつときたら全まったくチョークよりも形がわるいんですからね、そら、こんどはあんなに口を曲まげていますよ。あきれたばかですねえ、僕の話聞こえますか、僕の……」

「若わかさま、さっきから何をべちゃべちゃ言いっていらっしゃるのです。しかシグナレス風情ふぜいと、いったい何をにやけていらっしゃるんです」

 いきなり本線ほんせんシグナルつきの電信柱でんしんばしらが、むしゃくしゃまぎれに、ごうごうの音の中を途方とほうもない声でどなったもんですからシグナルはもちろんシグナレスも、まっ青さおになってぴたっとこっちへ曲げていたからだを、まっすぐに直なおしました。

「若わかさま、さあおっしゃい。役目やくめとして承うけたまわらなければなりません」

 シグナルは、やっと元気を取り直なおしました。そしてどうせ風のために何を言いっても同じことなのをいいことにして、

「ばか、僕ぼくはシグナレスさんと結婚けっこんして幸福こうふくになって、それからお前にチョークのお嫁よめさんをくれてやるよ」と、こうまじめな顔で言ったのでした。その声は風下かざしものシグナレスにはすぐ聞こえましたので、シグナレスはこわいながら思わず笑わらってしまいました。さあそれを見た本線ほんせんシグナルつきの電信柱の怒おこりようと言ったらありません。さっそくブルブルッとふるえあがり、青白く逆上のぼせてしまい唇くちびるをきっとかみながらすぐひどく手をまわして、すなわち一ぺん東京まで手をまわして風下かざしもにいる軽便鉄道けいべんてつどうの電信柱に、シグナルとシグナレス対話たいわがいったいなんだったか、今シグナレスが笑ったことは、どんなことだったかたずねてやりました。

 ああ、シグナルは一生の失策しっさくをしたのでした。シグナレスよりも少し風下にすてきに耳のいい長い長い電信柱がいて、知らん顔をしてすまして空の方を見ながらさっきからの話をみんな聞いていたのです。そこでさっそく、それを東京を経へて本線シグナルつきの電信柱に返事へんじをしてやりました。本線ほんせんシグナルつきの電信柱でんしんばしらはキリキリ歯はがみをしながら聞いていましたが、すっかり聞いてしまうと、さあ、まるでばかのようになってどなりました。

くそっ、えいっ。いまいましい。あんまりだ。犬畜生いぬちくしょうあんまりだ。犬畜生、ええ、若わかさま、わたしだって男ですぜ。こんなにひどくばかにされてだまっているとお考えですか。結婚けっこんだなんてやれるならやってごらんなさい。電信柱の仲間なかまはもうみんな反対はんたいです。シグナル柱の人たちだって鉄道長てつどうちょうの命令めいれいにそむけるもんですか。そして鉄道長はわたし叔父おじですぜ。結婚なりなんなりやってごらんなさい。えい、犬畜生いぬちくしょうめ、えい」

 本線シグナルつきの電信柱は、すぐ四方電報でんぽうをかけました。それからしばらく顔色を変かえて、みんなの返事へんじをきいていました。確たしかにみんなから反対はんたいの約束くそくをもらったらしいのでした。それからきっと叔父のその鉄道長とかにもうまく頼たのんだにちがいありません。シグナルもシグナレスも、あまりのことに今さらカンとしてあきれていました。本線シグナルつきの電信柱は、すっかり反対の準備じゅんびができると、こんどは急きゅうに泣なき声で言いいました。

「あああ、八年の間、夜ひる寝ねないでめんどうを見てやってそのお礼れいがこれか。ああ情なさけない、もう世の中はみだれてしまった。ああもうおしまいだ。なさけない、メリケン国のエジソンさまもこのあさましい世界かいをお見すてなされたか。オンオンオンオン、ゴゴンゴーゴーゴゴンゴー」

 風はますます吹ふきつのり、西の空が変へんに白くぼんやりなって、どうもあやしいと思っているうちに、チラチラチラチラとうとう雪がやって参まいりました。

 シグナルは力を落おとして青白く立ち、そっとよこ眼めでやさしいシグナレスの方を見ました。シグナレスはしくしく泣なきながら、ちょうどやって来る二時の汽車を迎むかえるためにしょんぼりと腕うでをさげ、そのいじらしいなで肩がたはかすかにかすかにふるえておりました。空では風がフイウ、涙なみだを知らない電信柱どもはゴゴンゴーゴーゴゴンゴーゴー。

 さあ今度こんどは夜ですよ。Permalink | 記事への反応(0) | 22:29

2021-03-21

DIYのヒントをくれ

大量の塩ビパイプシングル煙突が手に入った。捨てるのももったいないし、何か工作でもしようかと考えているがいいものが思いつかない。

煙突ピザ窯でも作ろうか?でも中途半端だ。

テントの中で薪ストーブ焚くのに使えそうだけど、そんなことは多分しないし

塩ビパイプは棚にでもしようかなと思ったけど、そもそもはいらないし

何かないか

ジモティーで売ろうかな

2021-03-01

子供の頃に夢見ていた理想の家

全くどうでもいい記憶が蘇った。小学生の頃、自分理想の家を描いてみよう、という宿題があった。自分は築40年は建っているだろうボロボロな戸建てに住んでいたから、せめて理想の中だけでもと全力で家を描いた。

部屋がとにかくたくさんあって、部屋同士はハシゴ階段で行き来している。扉も屋上もふんだんにある。最終的には世界樹とでもいうべきでかい樹を中心にして、ログハウスみたいになった家を作っていた。生活動線とかどういう人間が住むとか考えなしの凄いやつ。高知県沢田マンションみたいに思いついた分だけ増改築していった。

当然、絵はよこからみたものしか書けていない。一般的見取り図はなく、外観を俯瞰したものもない。子供が書く子供が思う家そのものだ。

でも今の俺が考える理想の家なんかより遥かに楽しそうだと思う。ペット専用にでかい部屋を作ったり、なぜか高いところにある駐車場とか。キッチンには煙突があったり風呂露天風呂だったり。

それに比べて、今俺が思いつけるのは「太陽光発電はつけないようにしよう」「窓のサッシはオール樹脂サッシで20単位で取り替えよう」「できるだけ平屋に近づけてバリアフリーにしよう」とかだ。

夢も希望もない。単に老後のための家に過ぎない。

子供ができたら、いちど理想の家を思う存分描いてほしいな

2021-02-25

お前らのせいだぞ!

好意を寄せてる女性から映画デートに誘われて、今週末に一緒に観に行くんだけどさ。

彼女とは去年から何回かデートして良い感じの関係になってるから、そろそろ告白か……なんて考えてて、

デートの誘いは超絶嬉しかったんだが、その彼女が観たい映画というのが、君たちが大好きなプペルやねん。

えんとつ町さんところのプペル君やねん。

ってことで、遂に自分も1プペですよ、1プペ。もしかしたら、俺、台本買わされる?

事前に原作読んだ方がいい?ついでに「革命ファンファーレ」も読んだ方がいい?

いやー、前から俺の煙突彼女をプペらせたいとは思っていたが、まさかこっちが先にプペらされるとは……。

もうさ、俺はどんな顔して映画見ればいいのよ。見終わったあと、彼女にどんな感想を伝えればいいのよ。

あんたらが散々ネタにしたのを見てきたから、映画の内容なんか絶対に入ってこないわ。

失業保険で80プペル」とか「プペルトラックin札幌」とか、余計な情報がチラついて集中できないに決まってる。

俺の視界を煙で覆ったのはあんたらだよ。

サロンとか関係なしに普通にプペルを観たいって思う人もいるんだから、「プペル」って聞いただけで半笑いになるのやめろよな!

2021-02-23

『えんとつ町のプぺル(1984年公開版)』

久々の休日、ふと思い立ってTSUTAYA映画を借りることにした

作品は、リマスター前の『えんとつ町のプペル』。最近リメイク版が公開されたらしいが、そちらはまだ見ていない。

ただ、ネット上の口コミを見る限り、今後も見ることはないだろう。

私にとってのプペルは、1984年地元映画館で見た、あのプペルで完成されているからだ。


えんとつ町のプペル』はその表題の通り、1960年代公害大気汚染テーマに描いた風刺作品だ。

主人公風太(ふうた・通称プー」)は三重県に住む高校生

中学までは野球部エースとして活躍していたが、練習試合中に激しい喘息症状を発症

四日市ぜんそく罹患者となり、甲子園への夢を絶たれることとなる。

無気力となり、私生活や授業でもぼんやりしがちな風太心配し、同級生も励ましてくれるが、効果はなし。

立ち並ぶ煙突からたなびく煙、紫雲の空。その下で生活しているため、激しい痛みや発作は時折風太を襲う。

そういった現状が、風太気持ちさら空虚にしていくのであった。


そんな彼に声をかけたのが、同級の久志山(くしやま)であった。

特に接点のない彼に乗せられるまま、流れで電話級アマチュア無線技士の講習に参加する。

「遠くに住む人と交流し、話せる。こんな楽しい趣味はない」と力説する久志山にお古の機材を押し付けられ、

家族や近隣の男性の(半ばおせっかいな)協力に巻き込まれる形で、

いまいち興味の湧かないアマチュア無線を渋々行う羽目になる。

一度目にCQ発信をするも、返信はなし。二度目は混線か、ノイズが返ってくる。

まあどうせそんなもんだ、と畳に身体を投げ出し、諦めかける風太

そこにか細い声が聞こえる。「……CQ,CQ、聞こえますか」

周波数の向こう側から声をかけたのは、富士市に住む照子(てるこ・通称『ペル』)だった。


偶然に近い出会いをもとに、彼らの交流は始まっていく。

四日市富士。二つの街に住む、元・野球少年と元・水泳少女

通信がつながるのは週に1度あれば良い方だったが、これをきっかけに風太無線にのめりこむことになる。

ひょんなことから、互いに公害による喘息持ちということが分かる風太と照子。

そして、挫折の末にアマチュア無線にたどり着いたことも。

境遇の近い立場ということもあり、交信中は話が弾む二人。

次第に性格野球を辞める前に戻り、久志山をはじめ学校の級友たちとも明るく話す風太

そう立ち直る彼のもとに一通の手紙が届く。

宛名は照子に教えた住所。しかし差出人は、照子の母・きみのものだった。

発作がひどく呼吸困難となり、照子が市の中央病院にしばらく入院すると知った風太

焦燥感を胸に一人、風太はヘドロと大気汚染の街・富士へと向かう――


そんなストーリーが、1984年のプペルだった。公害をもとにしたボーイ・ミーツ・ガール

『えんとつの煙の下で、僕らはつながっている』という捻りのないキャッチコピーが示す通り、

今となっては、いや当時からもありきたりな青春作品の一つ。

しかし、その背景舞台には工業至上主義への強い批判風刺が隠されている、という意味では真新しかったのかもしれない。

平凡な作品ながら、私の胸に残り続けていた作品、それがプペルなのだ

……散々探した末、邦画コーナーの隅にプペルはあった。いつの間にかDVD版になっていた。

ビデオのまま廃盤となっていた可能性もあるので、正直運が良かったと思う。


私も、この作品も、世間も。色々変わってしまったものはある。

しかし、あの頃にはいつでも帰れる。

不織布の借用袋を手に、私は心なしか明るい気持ちで、TSUTAYAを去ったのであった。

2021-02-15

anond:20210215115007

タワマンて真ん中が空洞の煙突みたいになってて、そこにモータープール付いてるやん?

ガソリンたっぷり詰まった自動車地震で火がつくと、よく燃えそうだよね

2021-02-12

anond:20210211203344

どの社会でも強盗はいるし、それを舐めてかかってたかヘンゼルとグレーテル魔女は食い物にされた訳で

ヘンゼルとグレーテルの事を出してるのにそれを逆に長男次男の方の視点に変えられなかったのは増田英雄譚に憧れるだけで足元が見えてない哀れな餌でしかないことの証拠よね。

勿論ヘンゼルとグレーテルは一回で終われたから良かったけど、三匹の子豚の狼は二回も成功したのに更に欲を掻いて堅固なレンガの家を襲うことにしてしまった。更には一度入ったら抜け出ることが困難で最悪、死が伴う煙突から侵入を試みてしまった。

三男は更に上手で料理を作るフリをしながら狼を茹でて殺し、更にはその狼入りの料理を食ってしまった。

書けば書くほど三男の冷徹さがわかる話。

増田馬鹿から財宝が金銀しかないと思ってるんだろうけど、財宝ってのは間違いなく命を持って生きてることだ。

長男次男オオカミのエサにされてしまったけど、それが社会なんだよ。

そして調子に乗ったオオカミはまた別の存在の餌になる。

今回はたまたま三男だっただけ。

 

現実に役立つのか?ってそれは現実を知らなさすぎるとしか言えない

犯罪者はいだって隙を探してる

不審な人にはすぐに応対しない

多少時間がかかってもしっかりと作ったものの方が役に立つし長持ちする

緊急時は落ち着いて対応する

強盗不法侵入相手には正当防衛が成立する

そして行動がやむをえずであったら殺人すらも正当防衛になる

 

まぁそこはちゃんと判例調べた方がいいかもだけど

増田の言うヘンゼルとグレーテルもぶっ殺されても文句言えなかったっていう話だよ

2021-02-07

煙突なんとかの刃

これは売れるアニメになるな

2021-01-23

キラキラとプぺりたい

youtuberとして売れたいプペルが麻薬燻製にしようとチャレンジして煙突から様々な気体を垂れ流しにしているせいかハロー効果は捕まっていないだけの詐欺師でも使えるほど強力だからか、コロナウイルスが遠慮するくらいに若者がプぺプぺ言って楽しそうなので、自民党高齢者枠でワクチン接種する令和おじさんより10年間毎日時間睡眠という高校生並み体力を誇る教祖様をあてにしたほうがよいと思う今日この頃だけど、この手の話は地方創生においても見受けられる。

マクロに言えば、政府政府にとって都合のよい自治体が増えるよう、都合の良いことをする自治体地方創生交付金を流す。(間違えた、取組を啓発し交付金によって実施奨励する)

ミクロに言えば、政府にとって都合の良いことをする自治体政府地方にとって都合のよいことをする個人法人が増えるよう、都合のよい住民ファシリテータースピーカーとする講演会を開催する。(交付金は出ないか承認欲求の満足で我慢してね)

ゆりかごから墓場まで貴族与党現実離れしたキラキラした方針を出せば、官僚レベルではチンケな娑婆と折り合いをつけるために法的に落とし込み、ギラギラした目で残業しながら財務省予算委員会と掛け合う。自治体レベルでは、部長クラス交付金と我が老後に目をキラキラさせて指示を出す。我が20年後に目をキラキラギラギラさせる者や、煙突にこびりつくすすのように黒ずんだ眼を見せる者は、交付金獲得のための書類作成や実績を残すための事業運営に精を出す。起業家育成、女性支援空き家・空き店舗利活用。勝てる農林水産業六次産業化、産官学連携。都合のよい未来をもたらすためのキラキラした事業たち。

ここまでくると、誰かがキラキラしているのは一瞬だ。講演中の講師や、夢を思い描き事業に参加したくなる人、チラシに使われる笑顔くらいなものキラキラを追いたいがために、あるいは美しい素朴な心で誰かのために何かをしようと、しょっぱい補助金等各種支援()施策を頼りにして、現実毎日格闘して疲れ切り、プぺプぺ信者からチケットを買う代わりに、異教の信徒からヒトモノカネを買わされているかもしれない。ちなみにこのレベルでも生まれながらの貴族事業委託すると、素晴らしい実績の代わりに人生自由を損なった信徒が量産されるぞ。そうすると生まれながらの貴族実態経済と離れた資本市場さら貴族力を高めるぞ。

無理してもみんなキラキラとプぺりたい。しかキラキラした光をよく観察すると、こちらに向かっているのではなく、中心にある無限の穴、つまり素晴らしく現実化するのが困難なアイデアに吸い込まれているのかもしれない。キラキラを追わねばキラキラできない、モテる教祖様と持たざる信者とその他何者にもなれなかった者による近代社会を令和になってもやめられない。

2021-01-22

どんな仕組みで海外荷物増田届くか九度とダス待つモニに意外かでミクし納戸(回文

おはようございます

物流流通網の発展は今更言うこともないほど発達しまくっていて、

まあ国内の端っこに向けて発送しても

そこそこ早いのよ。

メール便とかってさ、

宅配便の余剰運送能力で運んでいるのかと尋ねてみたら、

メール便メール便トラックが走ってますって言うのよねー。

すごい流通網だわ!って思う反面、

効率よく運ぶ仕組みも今さらながらそう言ったソリューション解決してるから

今に至ってるわけだと思うの。

でもよ

海外発送となると、

例えばイスラエルとか南アメリカとかトロントとか荷物を送ったとき

結構速攻巨大ハブ空港らへんまではとどくのよね。

海外荷物ってある程度溜まってから送る方が効率やそう言ったものだと思うんだけど、

都度都度あったら送ってるのかしら?ってそう思うと、

でもあれも旅客網の余剰運送能力で運んでるわけではないのよね?

どういう仕組みになってるか考えると、

眠れなくなっちゃうけど寝ちゃうわ。

私の出した荷物が網トロントに翌日着いてるとかそれなんてDHLって聞きたいところだけど、

早くEMSも復活して欲しいところなんだけど、

DHLの方がうんと安いのよ。

もうどういった仕組みの運送料の体系か分からないけど、

十分に発達した物流流通網は魔法と見分けがつかないのかも知れないわね。

考えるのを止めてしまいたくなるぐらい早く着くことにだいたいなんにでも感謝しているラッパーの様に、

早く届けてくれてありがとう!って感謝気持ちを伝えたいところよ。

本当にどういう仕組みか分からない世の中のこと、

もっと知りたいと思いつつ、

案外そう言ったものってブラックボックス化しているか

いくらラッパーと言えども感謝仕切れないわけなのよ。

そういった物流ソリューションネットワーク

ピンク色に塗られてラッピングされたキティちゃん新幹線をも凌ぐぐらいで、

なんで新幹線の駅にピンク車両が止まっているんだろう?って

もしかしてドクターピンク?って思ったけど、

普通にキティちゃんラッピング車両か~!って思ったぐらいよ。

世の中一度便利なもの体験してしまったら、

もう止められないぐらいなのが丁度いいのかも知れないわね。

きっとそこに解決の糸口があるはずよ!って

私は思うの。

うふふ。

まあ何にも考えてない末の答えだけど、

ヘルペス煙突の町みたいなタイトル映画を80回観るぐらいなら、

いっそのこと、

大型書店本屋さんで絵本コーナー80冊立ち読み読破!の方がお店の人に迷惑だと思うから絶対に止めて欲しいところね。

まあたまにはそういったこともいいかなって思ったわ。


今日朝ご飯

相変わらずハムタマサンドしました。

いつ食べても一緒の味のこの高度に発達したハムタマサンド魔法と見分けが付かないようだわ。

めまいがしてしまいそうよ。

デトックスウォーター

ホッツルイボスティーウォーラーしました。

なんだか大寒すぎて今日カレーの日らしいけど、

かといって本格的なスパイスウォーラーには挑戦するほど、

エスビーカレーしかなくって、

いっそのことカレーウォーラーでも良いかなって思ったけど、

味がよく分からないシャバシャバのゆるめなスープカレーのおしゃれさにみんな騙されているだけなのよ!って

ご飯の間からスープカレーがしゃばしゃばと流れて行くスプーンの上には

レンゲの上にミニラーメンを作るぐらい、

ミニカレーが出来ちゃうわね。


すいすいすいようび~

今日も頑張りましょう!

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