はてなキーワード: 胡麻とは
夕食前 84.1キロ 夕食+腐りそうなので残りサニーレタスとプチトマト一パック+ベビーチーズ1本 実就寝時間:01:00
実起床時間:07:00 朝食前 84キロ 朝食は納豆、油揚げ、ごはん、味噌汁、胡麻和え、しゃけ
午前中は尿のみ。うんこはなし。
昼食 水漬けパスタに半額お惣菜のエビの素揚げとホタテと半額だったスイートバジルを追加してオイルで和える
(水漬け10時間+3分茹でだと柔らかすぎだったので今後はもう少し短めに茹でること)
15:30 寝不足で頭がぼんやりしていて重力方向が変。今日は21時までに寝ること。→仕事の残りがあるので変更。
夕食は芋とキノコと玉ねぎと鶏の焼いたやつ と もやしとラディッシュの酢漬け
うんこはまだ出ていない
読書:
測度・確率・ルベーグ積分:40~59Pを行き来。具体的な証明とかは全然わからないのでどっかで手書き必要そう。「そもそも積分する対象といったものを有限加法性を持つかどうかなどで正しく構成しないと色んな不整合が生じるので自分がどんな対象に対して積分したいのかをよく認識してね」といったメッセージは読み取れたが、有限加法性やσ加法族、完備化やルベーグ可測、ルベーグ可測でないといったことがまだ頭の中で宙ぶらりんな状態で正しく事例と結びつかないのでその辺が要確認。
気になった言葉:相落手形、アイオロス(風の操縦者)、アイオワシティー(アイオワ州の州都ではない。州都はデモイン)、愛語摂→四摂事
視聴動画:
https://www.youtube.com/watch?v=DaDxCx2-hDc
https://www.youtube.com/watch?v=jfk42-0meJQ
実起床:7:35、84.3キロ(朝食前)。うんこなし。朝食はにんじん、ソーセージ、ブレッドプディング
11時8分 うんこが出る。少し柔らかそうだったが割合健康的な長うんこ。うんこ後体重は84.4
基本的にはリーマン積分のこれまでの過程をルベーグ積分でやり直してみようの回
最後の条件付き確率については加法族での確率空間の再構成という新しい概念が出ていて新鮮だった
実起床:6:30、84.2(朝食前)。朝食はごはん、納豆、味噌汁
海底二万マイルを少し読み進める。海底の森→潜水艇の日常風景→座礁→パプアの島という感じで冒険のステージが切り替わった感じ
海底二万マイルという言葉自体はまだ全く出ていない。下巻になってから? 不明。
12:30 ニンジン1/2本、蒸しじゃがいものちっちゃいの五個、半額総菜のサバのしょうゆ?煮みたいなやつ
COMIC DAYSとgoogle playの課金機能が動かなくなる。原因不明。
海底二万マイルをパプアで人食い人種が出てくるところまで読了。
0:30就寝
7:00実起床 朝食:ピーナッツバタートーストとソーセージとレタス
18:30 のりまき
読書はキングキラー・クロニクル 風の名前 宿屋の主人との会話まで完了。
腰の痛みで何度も起きてしまった。ポケモンスリープ1日目は1時間半しか寝ていないことに。
10:30に耳鼻咽喉科へ聴力健診。風邪で混んでいたので11:40まで待つ。ルベーグ積分を読み終えてしまったが、内容として読み終えただけで関数などの証明には至っていないのでまだまだ読めそう。内容としては中心極限定理や大数の法則についてを数学的に積分論の言葉を使って書き表す、というもの。一点気になったのは作者は大数の法則について「経験的な法則というだけでなく<しっかりと数学的な証明を持った考え方~」という話をしていたが、どちらかというと経験の方が大事なのではないかと思った。
また食と文化の本についてアジア編とインド編が読了し、アジアは米と魚、インドは(麦と米と)豆とミルク、遊牧文化圏以西は麦とミルク、みたいなまとめまで読んだ。納得できる。
12:30に中華弁当。中身はごはん、味玉、メンチカツ、じゃがいもとえびのあんかけ炒めみたいなもの。最後の料理は食べたことがある気がするが名前は思い出せない。炒土豆絲?
19:00までジム
ルワンダ銀行総裁日記を読了。改めてこれを読んでからルワンダ内戦について確認すると、服部も当時の政権側なのでその色眼鏡が入っているが、RPF側が勝利したので残念な結果だったのかもしれない。特に服部は当時の政権で仲のいい人たちがたくさんいただろうからやはりそれには心を痛めていたのかなという感じ。一方で調べてみるとRPF側が開戦した(ハビャリマナが殺された事件の犯人)というのも正しくはなさそう。
実際その後の難民の挙動はどうだっただろうというのは気になる。
15:00 うんこ
コメにバンコクのレストランでの存在しない記憶体験書いてくださった方がおり、出張と重なっていたこともあり勢いで行ってきた、ほんとに今さっき。
前に書いた増田
https://anond.hatelabo.jp/20240914232747
店を教えてくれた方
https://anond.hatelabo.jp/20241010005731
バンコクのプルンチット駅のホテルオークラにあるエレメンツ。タイの公式観光サイトでも紹介されていてあのマシュマロマンにも認められた名店だ。
まあそれなりの値段ではあるもののゴチレベルのスゴイタカイ感じではなかったため、勢いでメール予約した。ただし予約後に一部前払いしないといけなかったのでちょっとびっくり。
プルンチット駅含めてのロケーションは静かで綺麗で落ち着いた印象。まあ流行りの某駅まわりはアカン葉っぱの看板がやたらめったら増えたので余計にそう思うのかも。内装が海外とは思えないぐらいぴっちり綺麗だった……。
まずテーブルにデカい碁石みたいなのが置かれていく。碁石のはしっこには可愛らしいあひると、ケーキのミニチュアと、そして小さいタルトがのっかっている。ウエイターさんの英語が流暢すぎてよくわからないものの、あひる、ケーキ、タルトの順で食べろということだ。
緑がかったつやつやのあひるは、小さな花が散りばめられたクッキーでできた台の上に乗っている。初っ端から可食部が分からないやつがきてしまった。昔コラボカフェとかのキャラが印刷されたウエハースを発泡スチロールと思い込んで避けて残したことを思い出すものの、さすがに花は発泡スチロールよりはちゃんと胃で消化されることだろう。花ごとあひるを口に入れるとフォアグラの味とサクサクとした食感がする。シンプルに美味しくて見た目が良い枠だ。
次のケーキは、便宜上ケーキと言っているがイクラが乗っかっている。そのまま食べるとほんのり魚介のテリーヌの味で、ディルの香りがする。時間差でこぼれたイクラがはじけて味変して面白い。
最後は胡椒のかかったクリームのミニタルト。こんなの絶対おいしいよ。タルトがサクサクしてたぶんホタテみたいなクリーム、その中に強烈なうまみ、そして、シャキシャキの……これはたぶん長ネギのはずなのだが、長ネギの中でもSSRのスーパー長ネギを複数本引いて重ねてボーナスまでつけて強化でもしたかのようなLRレジェンド長ネギ+99みたいな長ネギが満を持して出てきちゃった。サクサクシャキシャキシャキシャキジャキジャキ……歯応えがよすぎるうえに後を引く。今いちばん好きな食べ物聞かれたら絶対この長ネギって言うわ。MVS(モーストバリュアブル食材)だわ。
次にパンが3種類やってきた。ウエイターさんはどれにする?と訊いてきたがイヤしんぼなので3個もらえないか聞くといいよとのこと。ツチノコの形をしたソフトフランスときめ細かいクロワッサン、あとよくわからない真っ黒なパン。同時にバターが2個出てきたが、片方はどうやらみそバターということらしい。
ツチノコフランスは初見普通に美味しいフランスパンだったが、試しにみそバターを塗ると豹変した。インチキ英語力の私にはみそバターなのかどうかすらわからないが、これは、美味いハムの味だ。おめでとう、ツチノコは生ハム原木に進化した!
クロワッサンは、純粋にクロワッサンとしか言いようのない味であるものの、これもまた不思議なクロワッサンであり、脳の中に直接うまあじと多幸感が送り込まれてくる。これは紛れもなくカロリーの味だ。数ヶ月苦楽を共にしてきたあすけんの女の血の気が引いていく。飽和脂肪酸、禁じられたそれに手を出してしまったんですかと震える声がする。その罪悪感が多幸感を倍プッシュする……罪の味ほど美味いものはないのかもしれない。
黒いパン。これは普通の良いパン味のような気もしたが、食べたことのない食感だ。ちぎったところで別にトーストされたわけではないバターロールのテクスチャなのだが、歯触りが胡麻でも練り込んだみたいにプチプチで面白い。みそバターにもよく合って美味しかった。
ブリのカルパッチョにウニのエスプーマ、ペアリングのコンブチャ。
ウニは見た目どおりストレートに美味しい。ブリを一緒に食べるとこれが複雑な味になる。わざと奏でた不協和音みたいなえぐみのノイズが入る。好きだった地元のラーメン屋のスープの、今はもう失われてしまった大好きなあのえぐみに少し重なった。切ない。
ペアリングのコンブチャを一口。コンブチャってタコピーに出てきたアレだなあ、ピーチウーロンとかアップルグリーンティーみたいなノリかなと思って軽い気持ちで頼んでみたらドギツイ酢だった。普通に果実酢。これはそういうものらしく、単純にリサーチ不足。だけどウニコンブチャブリコンブチャと繰り返し口に運んでいくと、何かが「理解って」いく。そういうことね、完全に理解したわ。
鯛のムニエルが運ばれてきた。最初は鯛とイクラだけが皿に乗っていたが、後からウエイターさんがバターソースをかけてくれた。ライブ感。
ナイフを取ろうとしたら、その場所にはペインティングナイフみたいなのが置かれている。明らかに切るには向いていないペインティングナイフでどうせぇっちゅうんやと思ったものの、鯛の皮はパリパリで身はほぐれやすくてイクラとかソースとかをすくうにはちょうど良かった。
鯛の皮はパリパリサクサクのいいしょっぱさで、普段は焼き魚の皮アンチの私でも永久に食べていたいと思うぐらい。身も柔らかくまったりとしたバターソースと上手く調和していてとても美味しい。そして主役を食うぐらいの主張をするのがソースに浮かぶイクラだ。プチプチとかじゃない。バツン、バツンぐらいの弾け方をしていて大変に良い。いつもスシローとかで食べている無抵抗なイクラとは全然違う。まあ人間にも自分のような凡人もいればオオタニサンだっているんだしそんなものなのかもしれない。凡人でも頑張ればイクラ界のオオタニサンを口にできるのである。しらんけど。
食用の鳩が映える塩竈に包まれてやってきた。塩竈をはずしながら、ウエイターさんが流暢な英語で説明してくれる。10%ぐらいしらわからんものの、鳩は骨だらけだから後でもう一度持ってくるから撮影用に持ってきたんだよということだそうだ。実際めっちゃ映える。
しばらくするとさらに調理された鳩がやってきた。盛り付けが素晴らしく綺麗だった。鳩なんて後にも先にも今しか食べないものだから、味なんて想像すらつかないのでおっかなびっくり口に入れる。お肉はレアでしっとりと柔らかく、ちょっとだけレバ刺しの感じがしてそしてほろ苦い。付け合わせの玉ねぎがこれも甘さ辛さ食感と三拍子揃っていて良いアクセントになっている。ただやはり日本人には食べ慣れない味かもしれない(し、生っぽい鳥類はどうしても怖い)……これはちょっとだけ選択肢をミスしたと思われる。情報元の方と同じ牛肉にしておくべきだったかな。
何を言っているのかわからねーと思うが、メニューに無いデザートとメニューにあるデザートとメニューに無いデザートが出てきた。
まずメニューに無いやつ。かぼちゃのかき氷とアイスクリーム。これはちょっと全体的に酸っぱくて好きな味ではなかったかも。上述のとおり酸っぱいのが嫌いなわけではないものの……。
つぎにメニューで選んだやつ。キャラメルプリンのようなものとアイスクリーム。キャラメルプリンだけ食べてみるとちょっと野暮ったい印象。だけど飾りのクッキー細工と一緒に食べると甘さと苦さと食感が程よくなって楽しい。アイスクリームのほうも甘すぎないミルク味でいい感じ。逆にアイスクリーム単体だと物足りない甘みだから、匙加減が絶妙だと思った。
さいごにまたメニューに無いやつ、アンコール枠。テーブルに箱が置かれて小さなデザートが置かれていく。マカロン、クリームのはさまった抹茶クッキー、フィナンシェ的焼き菓子、ネスプレッソのカプセル……ネスプレッソのカプセル。二度見したけどやっぱりネスプレッソのカプセル。まんまキラキラで2色のやつ、マシンのスターターキットにいくつかだけ入ってる普段使いはできないレアなほうのカプセルでしかない。
ギョッとしているとウエイターさんが「これはスペシャリテのチョコレートだよ」と教えてくれた。しかし何故この形にしたグランプリ最優秀賞という感じではある。作ろうと思って精巧に作れたからお出ししたのかもしれない。そんなことを思いながら食べてみるとチョコレートの中にふわりとオレンジの味がする。騙し絵グルメとしてかなりの完成度でとても良かったです。
マカロンは美味しい(ねちょっとしない)タイプでアーモンドとフルーツのフレーバーがして、クッキーサンドはしっかり抹茶の味がしてこれも美味しくて、ハロウィン仕様でカボチャ型の焼き菓子も、焼き菓子のなかでは弾力があって不思議な食感だったもののとても美味しくいただけた。
味で色々な気持ちになれて楽しい良いお店でした、ウエイターさん達もタイ人あるあるのすごく優しくて色々教えてくれて高いホスピタリティを感じたものの、あまりにも相手の英語ペラペラすぎて何が何だかわからなかったです、美味しかったです、情報ありがとうございました!
なんでそんなにみんな仕事嫌いなんだろうって不思議に思うんだけど、俺は正直、一度も「仕事が嫌だ」って思ったことがない。
働き始めてから今まで、ずっとそうだ。たぶん、それは俺が好きなことを仕事にしてるからなんだろうなって思う。
よく「趣味を仕事にすると楽しめなくなるんじゃない?」って言われるけど、俺の場合はそんなこと全くない。むしろ楽しいし、なんなら休日も仕事と同じようなことをしてる。
そもそもなんだけど、疑問があるんだよ。
なんでみんな、楽しくもないことをわざわざ仕事にしてるの?
人生って長いんだよ?大人になったら、ほとんどの時間を仕事に費やすわけだ。
その時間を使って誇りを持てない仕事や、やってて楽しくないこと仕事を選ぶってことが、どうしても理解できない。
Fireしたいとかいう話もよく聞くけど、それも正直意味が分からん。したくない仕事ならするなよって思っちゃうんだよ。
もちろん、好きなことを仕事にするためには、それなりの努力はしてきた。
今の仕事に就くために俺なりに頑張ったわけだし、その俺なりの努力っていのは毎日8時間くらいはそのことに没頭するっていう、それぐらいの努力だ。
だから何となく適当に選んだ会社に入って、後から「やっぱり合わない」とか言って文句を言うのはちょっと違うんじゃないかなって思う。
何かに本気で臨んで本気で求めたのか?って問い詰めたい。努力もせずに、ちょっとした娯楽で自分を胡麻化し続けてきた結果じゃないのか?って言いたい。
その上で、自分が選んだ仕事に文句を言うのは違うんじゃないかって思うんだよね。楽しくないなら辞めればいいじゃん。
俺はまだ24歳の若造だけど、ネットでも現実でも、仕事に対する愚痴を垂れ流してる大人たちが多すぎる気がする。
もちろん、愚痴を言うこと自体が悪いとは思わないよ。でも、愚痴ばっかり言ってる人を見てると、何か違うなって感じる。
俺はそういう人間にはなりたくないし、絶対にそうならないって決めてる。
人生は一度きりだ。
それなら好きなように生きるべきだし、どうせなら楽しく生きたいじゃん。
わたしの母は実家が大好きな人で、子供の頃はよく泊まりに生かされたものだった。
母の生家(わたしから見た祖父母の家)は川の堤防沿いにあった。
そこは中々の田舎で、家にたどり着くまでの10m程の細道には雑草や低木が我が物顔で生い茂っていていたし、そこを歩く度に一枚の羽しかない黒胡麻の様な虫が何匹も脛にくっ付いた。
玄関を開けるとすぐ鏡張りの棚があって、そこには昔懐かしい黒電話がどんと置かれていて時々けたたましく鳴り響くのが怖くて堪らなかった。
そして夜は最悪で、日本昔ばなしに出てきそうな古ぼけた畳の部屋に寝かされて、それだけでも嫌なのに遠くないところを新幹線が走るから中々寝付けなかった。
良いところなんて焼き魚を焼くと匂いに釣られた野良猫がにゃあにゃあ鳴きながら勝手口に集まってくるところぐらいだった。
わたしはそんな母の実家に泊まるのが嫌で嫌で泊まるのをよく嫌がったが、わたしが嫌がることを母は許さなかった。
「あの家には思い出がいっぱいあるんだから!」
これが母の口癖だった。
なんだか母はわたしの実家より自分の実家の方がずっと好きなようだった。
というより、父と母はお見合い結婚だったらしく仲も良くなかったから、ただこの家が全然好きじゃないだけかもしれないとも思った。
すぐに徘徊と暴言が始まり、祖母はいつも「家に帰りたい!」と泣きながら電話をかけてきて、祖父はおむつを履かせてもゴワゴワすると言って勝手に脱いでは糞尿を部屋中に撒き散らした。
母は仕事をしながら、自宅から母の実家(祖父母宅)に通って二人の世話をした。
そのうち精神的に限界が来てわたしに愚痴る様になったが、それでも母は二人のことを決して否定せず、相変わらず好きでいるようだった。
わたしは心が冷たい人間なので、母が同じようになっても愛せないだろうなあ、なんて思いながら愚痴を聞き流していた。
その後母は二人を施設に入れ、それからまもなく祖父が亡くなった。
葬儀には祖母も訪れ、自分の名前も分からないぐらい全てを忘れてしまっていたはずだった祖母は祖父の遺体を覗き込んで「お父さん、今までありがとうね、すぐにそっちに行くからね」とボロボロ涙を流した。そんな祖母を見て母もボロボロ泣いた。碌に介護に関わらなかった母の兄はヘラヘラ笑って泣きすぎだ、と母を揶揄いながら、トイレに行くと言って廊下で静かに泣いていた。
それからまもなくして祖母が亡くなった。母は祖母が火葬される瞬間獣の様に大声を上げて泣き叫んだ。施設なんかに入れてごめんね、家に帰りたがってたのにごめんね、と謝りながら泣いた。いつまでも泣いた。
そして祖母が骨になった頃ようやく泣き止んで、しゃくりあげ鼻水を垂らしながら骨を箸でつまんで骨壷に入れた。そして兄弟の中で一人だけ全く泣く素振りを見せないわたしを恨めしげに睨んで「やらんでいい」とわたしから箸を奪い、業者に止められるまで箸で骨を摘み上げ続けた。
それからすぐに母の実家をリフォームすることが決まり、余分な物を処分することになった。何故か他の兄弟でなくわたしが付き合わされ、わたしは実家で味噌汁の匂いがこびりついたお椀や傘や服など、売ってもお金にならなそうなものを集める係をさせられた。
何年かぶりにくる祖父母宅は記憶より随分と暗く静まり返っていて、ナフタリンと線香の匂いがする部屋の中、窓の向こうには昔と変わらず新幹線が轟音と共に走り去るのが見えた。
わたしは新幹線が走り去るのを見送ってから祖母の古いドレッサーの整理に取り掛かった。
もうとっくに使用期限の切れていそうな化粧水やら髪の毛だらけの木の櫛やらをどんどんゴミ袋に入れていると、ドレッサーの鏡の部分がパカッと開いて収納スペースになっているのを見つけた。
そしてそこには古びた青いお菓子の缶があって、中を開けると手紙が数枚入っていた。
【⚪︎⚪︎トヨコ様】
トヨコ(仮名)は祖母の名前だった。ひっくり返してみると愛媛の住所と知らない男の人の名前が書いてあった。
中を見たら、達筆すぎて読みにくかったけど、その男の人から祖母へのラブレターだとすぐに察した。
【たとえ引き裂かれようと、ボク達の愛は永遠です。貴方が誰と結婚させられようと、一生貴方を想います】
数枚文の手紙の内容を纏めると、ざっくりこんな感じの内容が書かれていた。わたしはそれをゴミ袋にしまってやるべきか、それとも一応母に見せておくべきか迷って、結果後者を選んだ。
「ねえお母さん、おばあちゃんのドレッサー見たらラブレター隠してあったんだけど笑」
こんな感じで冗談混じりに見せると、母はパッと手紙を見てすぐに奪い取った。そして無言でクロックスを履くと外に出て、ポケットから取り出したマッチを擦って躊躇いなく手紙に火をつけた。
手紙が燃えて黒い灰に変わっていく間、母は手紙の上部を人差し指と親指だけでつまむ様にして持って、燃え尽きる直前にパッと手を離した。
それを繰り返し、数枚あった手紙はあっという間に燃えて無くなった。
その間わたしは無言で母の丸まった背中を見つめていただけだったけれど、結局母はわたしに何も言わずに家に入っていってしまった。わたしも何も言わずに家に入った。玄関に入った途端気配を感じて振り返るとそこには未だ黒電話があって、黄ばんだ丸いダイアルがじっとこっちを見てる気がした。
いくら大人になってもわたしはやっぱりその電話が怖くて嫌いで、今まで散々怖がらされた仕返しとばかりに母に無断で捨てるもの用の袋に突っ込んだ。黒電話は半透明の白いゴミ袋に収納されてもなお黒い塊をここにあるぞと見せつけてきた。これだから嫌いなんだ、と思った。
その後あらかた片付け終え、帰ることになったわたしと母は玄関の外に出ていた。母は最後に一度振り返って、家の中に向かって手を合わせた。
「ごめんね、お母さん。愛媛に帰してあげれんかったのに」
母がそう小さな声で呟くのが聞こえた。愛媛は祖母の故郷だった。
帰りの車の中で母は無言だった。わたしも無言だった。母は遠くを見つめたままずっと何かを考えているようだった。
家まであと数kmのところまで来た時、踏切に捕まって車が停止した。カンカンと遮断器の煩い警報を聴いていると、母がふいに口を開いた。
わたしは黙ったまま母の方を向いた。母は前を真っ直ぐ見つめて言った。
「でも親に無理矢理お見合いさせられて、それでおじいちゃんと結婚したんだって」
「へえ」
「でもね、きっと幸せだったんだよ、お母さん」
「うん」
「そうだね」
わたしはそれだけ相槌を打った。それしか言えなかった。遮断機が上がるとさっきより沈黙が耳に痛かった。
その後家に帰ってから、母がこの話題を出すことは二度となかった。
数年経って、母が父と離婚し、リフォームした母の実家に住んでいると兄弟から聞いた。わたしはもう母と縁を切ったので知らなかった。
私はもうリフォームしたあの家に訪れることも、あの日のことをもう一度聞くことも二度とないのだろうが、母の好きなひとたちはきっとそこにしかいないんだろうな、と思った。
おお、その話ですか、キュウリのサンドイッチの話でしたら拙者にお任せくだされ(早口)。
そもそもキュウリというのはインド周辺を原産とする植物でしてな、大航海時代に香料と一緒に西洋に広まりました。
日本にはシルクロードを通って陸路で伝わっておりましてな、途中に「胡」の国がかつてありまして、そのルートを通って入ってきたものには「胡」の漢字を充てるのです。
胡瓜(きゅうり)、胡椒(こしょう)、胡豆(そらまめ)、胡桃(くるみ)、胡麻(ごま)、などですな。
当時の西洋の貴族では自宅に植物園・菜園を所有しているのが当たり前でして、ま、ま、当初は観賞用植物として広まったようですが。
キュウリのサンドイッチはそのような菜園を所有している貴族の最大限のおもてなしだったのです。
当然、そのレシピとしては午後のティータイムに合わせたシンプルなものです。
キュウリはできるだけ薄切り、パンのほうにマヨネーズを塗ってはさみ、手で持って食べられるサイズに切れば完成です。
現代でも、当時の雰囲気を味わいたければ、マリアージュ・フレールなどで注文できます。
実家時代もひとり暮らし時代も、台所に一味唐辛子があったことはなかった。
七味は好きで蕎麦に使うし鷹の爪はパスタやらなんやらの料理に使うので常備がある。なので、一味はレギュラーから漏れてて、特に不足もかんじないので採用されず……というパターンだった。
しかし最近同僚から旅行のお土産で一味唐辛子の小瓶をもらった。なんか、けっこういいとこ?のブランドものっぽい感じである。
さっそく、これを使ってみたんだが、ビビった。めちゃくちゃ辛い。七味のペースで入れてみたら口内が爆発するほど辛かった。
っていうか鷹の爪を1本いれるより辛くねぇ?耳かきいっぱいくらいなのに。
一味の暴力性は異常だよ。というか、七味はこの暴力性を拘束するために胡麻だの芥子だのを混合してたのか……。
この歳になって学んでしまった。
とりあえずチキンやマトンをバーベキュー串に刺して焼く(ケバブ)、量が多い、バスマティ米
玉ねぎが生で出てきて合わせて食べると美味しい
トマトっぽい煮込みもある
みんなご存知のそぎ落とすタイプのケバブ、キョフテと呼ばれるハンバーグもある
フムスもファラフェルもあるが、トルコに限らずシリアやレバノンでも食べられてる
どこまでがトルコ料理でどこまでがアラブ(地中海側)料理かよくわからない
本当はいろいろ料理があるんだろうがあまり日本で見ない(なので知らない)
コシャリ(細パスタと米の炊き込みご飯)が有名、ターメイヤというファラフェルに似たそら豆コロッケもある
水道橋にあるスフィンクスというお店でビュッフェやってるから一通り食べられる
サウジアラビアや湾岸地方は水が少なく、それを大切にした米料理がある カブサとか
あまり知らない
一押し、レバノン、シリア、パレスチナは中東随一の美食の国だと思う
旧フランス語圏、レバノン料理はヘルシーだとふれこみでフランスでめちゃ流行っているらしい
フムス(ひよこ豆の胡麻ペースト)、ムタッバル(焼きナスペースト)といった前菜にピタパンを合わせるだけでうまい
ファラフェル(ひよこ豆コロッケ)やキッベ(肉と小麦コロッケ)も。
煮込みはトマトとナスとインゲン、たまにモロヘイヤ。レバノンはタブーリといったパセリサラダもある
クスクスに地中海あがりの魚介をつけたり、一時期日本でも流行ったハリッサなんかもチュニジア
お酒もある
調味料が盛り上がっていて楽しいので、常温or冷凍で常備できる食材についてもいろいろ話したい。
とりあえず自分(自炊歴15年、最近家族ができて料理当番)のランク付け、だいたい主菜と汁物と副菜1~2品をつくってる
他にお勧めのものがあれば教えてほしいな。(乾物と書いたけれどそうじゃないものも多い件については目をつぶってほしい)
なお、書いたあと思ったけれど基本副菜向けが多く一人暮らしだと必要なさそうなのが多かった・・・。
味噌汁によし、サラダによし、キュウリと合えてもよし、うどんの具によし。
<Tier A>(自炊をしっかりするなら持っていて損はない)
・揚げ玉
うどんはサクっと朝食昼食済ませたいときに重宝するので、ランクがあがってしまう。
・鰹節
おひたしに振りかけるだけでそれっぽくなる。お好み焼きにも嬉しい。
・刻み油揚げ
・昆布
余裕があるとき、30分~1時間水につけておくと、お上品な味わいになる気がする。
おひたしにも使えるし、自家製胡麻ドレッシングをつくるときや、ナムルに重宝。
他にもさっと振りかけるだけで風味がでるので、持っていて損はない。
・塩昆布
昆布とは別。自分はあまり使わないが家族が好き。和え物によいしお手軽。
・花海老
おひたしに振りかける際、鰹節にかわるレパートリーとして。なんか凝った感もでる。
意外と安くて長持ちする。
・大豆
意外と大豆って意識しないと使わないよね。しかも一部の煮物くらいか?
セットアップ(水に6時間つける)の時間もかかるし。ただ冷凍できるので作りためておけばいい。
・ひよこ豆
大豆よりこちらのほうが汎用性高いのではと最近思っている。エスニック食材屋だと安く買える。
サラダ、トマト系の煮込みに良い。大豆の代用にもなる。変わったところだと中東料理のフムスのメイン材料。
・春雨
自分は春雨サラダくらいにしか使わないけれど春雨サラダがおいしいので。
他にチャプチェとかにも使えるのかな?鍋にいれてもいいのかな。
・きざみのり
・豆鼓
ほぼ麻婆豆腐専用機。増田は麻婆豆腐が大好きでよく作るので常備
切り干し大根専用だけれど味噌汁にいれるとうまいらしかったりするので、もっていてもいいのかも
・ひじき
ひじきのレシピがひじきの煮物とひじきごはんしか思いつかない…。
・松の実
ペペロンチーノ専用?高い
インド、中東料理専用。逆にそれらをつくるなら必須。ダルカレーやスープetcにつかう。エスニック食材店で安く買える。
最近少し火を通したレンズマメのひきわりを松の実の代用としてペペロンチーノにいれると美味しいことに気付いた。
・にぼし
俺の研究分野は理系の基礎研究分野と言って差し支えないと思う。多少工学っぽいこともやるからいろいろ胡麻化してるけど、先日の橋下徹さんのツイートで
って言ってて、すごく心にきたよ。悲しいけどその通りだと思う。
こういう話になると基礎研究は重要だとか、100年後に役立つかもしれない研究だろうとか言って擁護してくれる人もいて、それはそれでうれしいんだけどね。
たしかに今後役に立つかもしれないし、けど今現在ではコスパが悪すぎて成り立たない基礎研究っていうのはあるよ。そういうのは国が一丸となって頑張らないといけないと思う。
でも周りの研究者を見ていて研究って必ずしもそういうものばっかでもないんだよな。
研究者って必ずしもそういう高い志や信念を持ってるわけじゃなくて、生活があって昇進のために研究費をとって、なんの役に立つのか本人にさえよくわかってなさそうな研究を続けているゾンビみたいな研究者もいっぱいいる。
予算が縮小された上に雑用が増えたので研究の第一線から外れてしまって、望まずそういう状況に陥ってしまった人っていうのもたくさんいると思う。
それでもまぁ人類の知に貢献してくれればいいけれど、同業者から見てさえ今それあなたがやる意味ある?みたいな、もし必要になったら「そのときに」誰かがその場ですぐ検証できるじゃんみたいな研究をして予算を何百万も浪費してたりする。
先月から台東区勤務になったので、ランチで担々麺を食べたいと思い検索したら、有名店が徒歩圏内にあった。
何度か昼休憩時に見に行ったが、毎度行列してるので、諦めていた。
今日14時少し前に行ってみたら、待ちなしで入れた。
やったー!
とわくわくしながら、白胡麻担担麺1100円と半ライス50円を注文。
初めてなので、辛さもしびれもおすすめの3で。
カウンターに座るとLINE友だち登録でトッピングサービスなどがあったので、待ち時間にスタンプカードまで登録した。
到着。なるほど、きれいで美味しそう。
で、食べ始めたら、ふむ、麺も好みの感じかも、と思った
が、数口したら、あ、れ?しょっぱい!塩辛い!なんか間違えたの?
ってくらい、とにかくしょっぱくて、びっくりした。
もう少しだけ確認で麺をすすってみたが、スープがとにかく塩辛い。
ライスがあって、まだ良かった。
ひき肉をひとつぶ食べても、しょっぱい!
もう少しだけ確認のため麺を食べて、やっぱり無理だとなり、半分以上残してギブアップした。
こんなにしょっぱいとは。
体調のせいではないはず。自宅のいつも食事は同じ味で美味しかった。
期待して行っただけにショックが大きかったので、増田で吐き出した次第。
他に好みに合う担々麺を探そう。
まだ行ってみたいお店いっぱいあるしな。