2021-03-01

子供の頃に夢見ていた理想の家

全くどうでもいい記憶が蘇った。小学生の頃、自分理想の家を描いてみよう、という宿題があった。自分は築40年は建っているだろうボロボロな戸建てに住んでいたから、せめて理想の中だけでもと全力で家を描いた。

部屋がとにかくたくさんあって、部屋同士はハシゴ階段で行き来している。扉も屋上もふんだんにある。最終的には世界樹とでもいうべきでかい樹を中心にして、ログハウスみたいになった家を作っていた。生活動線とかどういう人間が住むとか考えなしの凄いやつ。高知県沢田マンションみたいに思いついた分だけ増改築していった。

当然、絵はよこからみたものしか書けていない。一般的見取り図はなく、外観を俯瞰したものもない。子供が書く子供が思う家そのものだ。

でも今の俺が考える理想の家なんかより遥かに楽しそうだと思う。ペット専用にでかい部屋を作ったり、なぜか高いところにある駐車場とか。キッチンには煙突があったり風呂露天風呂だったり。

それに比べて、今俺が思いつけるのは「太陽光発電はつけないようにしよう」「窓のサッシはオール樹脂サッシで20単位で取り替えよう」「できるだけ平屋に近づけてバリアフリーにしよう」とかだ。

夢も希望もない。単に老後のための家に過ぎない。

子供ができたら、いちど理想の家を思う存分描いてほしいな

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