はてなキーワード: 青春とは
最近になってMac版が公開されたようだが、まだまだ突っ込みどころがあるのでhttp://anond.hatelabo.jp/20151222085835に引き続きこき下ろす。
D社は最近になって(いつごろからかは不明)「純国産」ではなく「国産」と名乗るようになった。これならセーフである。しかし、過去に「純国産」と名乗ったことで、それを鵜呑みにしたニュースサイトがあるのは困ったものである。
前々回(http://anond.hatelabo.jp/20150508190512)、「純国産」は嘘でChromiumに対する冒涜だと書いたが、念のため補足する。ソフトウェアにおける「純国産」の明確な定義はないのだが、辞典で調べると
と書かれている。この定義に従うと、構成内容にChromiumが含まれているので、筆者は「嘘だ」と主張してきた。
さて、D社が修正した後も「純国産」と書いてしまったニュースサイトは、軽く調べただけだが少なくとも3サイト存在している。
http://ascii.jp/elem/000/001/178/1178737/
http://www.mdn.co.jp/di/newstopics/45615/
http://www.ossnews.jp/oss_info/article.html?oid=6547
この記事を書いたライターもライターだ。今回のバージョンアップとMac対応の記事で「純国産」と書かなかったところもあるが、純国産のまま記事を出すようなところは校正もろくにできないということだ。
トップページの「なぜオリジナルブラウザをつくったのか」のくだりに、
という文章があるが、「基本」とは何だろうか。Chromiumのうたい文句は「スピード、シンプル、セキュリティの 3 つに重点を置いて開発されたブラウザ」であり、この中に「基本」は全く登場していない。単純にChromiumのうたい文句を引用すればよいものを、言い換えて意味不明な文章になってしまっている。
出たー。パッと見て意味わからん横文字使う文章。ちょっと前までうたってた「エターナル青春系」に通じる「意識高い系」(俗称)の感じと似ているが、意味がないわけではない。ホスピタリティは一言でいえば「思いやり」「おもてなし」という意味で、サービス業の業界用語らしい。
前後の文脈で言いたいことはなんとなくわかるが、この文章を見てすぐに意味が通じた人はどれだけいるだろうか。
前回指摘した文章
ユーザーの許可なく送信されるスパイウェアやアドウェアの排除や、Kinzaと無関係なソフトウェアの追加インストールはしません
が、いまだに直っていない。この文面では「スパイウェアやアドウェアの排除はしません」とも取れる文章になっていることがまだわかっていない。誰も疑問に思っていないのだろうか?国産だから安心だと思い込んでいないだろうか?
やはり、D社にはホームページを校正できる人員はいないようである。それだけChromium派生ブラウザの開発が大変だということなのだろう。
これらはサポートコストやメンテナンスコストに見合わないということで、これからも登場することはなさそうだ。サポートをきっちりとやっているような印象を与えることには成功しているが、せっかく興味を持った潜在的なユーザーを逃している。サポートしないことを明記したうえで公開ぐらいしてもいいんじゃないかと思うが、D社はそうは思わないらしい。
Mac版が出ようが平常運転。ユーザーの意見により機能がますます肥大化し重量級になっていく道しかないこのブラウザは、どこに向かっているのだろうか。
「シンプルにして軽くしてほしい」と「もっと機能がほしい」という矛盾する意見が出てきたときにどう対応するのか。まだまだ行く末は気になる。
踊っているのはいいんだけど、青春についての歌詞を客観的に歌わせるところに失敗がある。
青春っていうのは没入するものであり、後から青春だったことに気付くものだ。大人になってから気がつくものだ。
だからあの、高校生たちが踊りながら自己の青春に言及する歌詞・歌はどこか論点がずれている。
それをあたかも高校生自分たちで自覚的に、自己言及的に歌うことは、ある種青春というものを脱臼させている。
CMの造り手は、青春が終わった者の視点なのか、青春まっただ中の者の視点なのかあやふやなままCMを作ってしまっている。
これは譬えるならうんこである。くそ。こんな程度の低いCM見せんな、って話。タダで見れるもんなんだから、あるいは自然と眼に入るもんなんだから、気合入れて作れって話だ。糞みたいなCM見せんじゃねー。
エンターテイメントがしぬかもしれないはなしの続き。
前回は2000年〜2010年あたりのアイドル、ジャニーズ、お笑いのジャンルでなにが起こっていたのかということをさらっと(わたしの十代の記憶と共に)振り返った
では現在虫の息である若手俳優の世界でなにが起こっていたのかということも一応書き記しておく
まさに2.5次元ミュージカルの王様(なぜ若手俳優の舞台はつまらなく、客席が埋まらないのかおたくが真剣に考えてみたブログ参照)であるテニミュが初めて上演されたのは2003年のことである
当時の話はパイセンたちからのお話でしか聞いたことがないけれど、はじめは客席が埋まらないのでキメ様のライブをおわりにやったりして、キメ様のおたくとかでがんばって埋めていたらしい
ちなみにみんな大好き氷帝学園、いまをときめく斎藤工が出演していた氷帝公演が行われたのは、2005年の話であるから、テニミュ(若手俳優)の世界も前述の通り、やっぱり2010年に向かって右肩あがりの時代だったんだと思う
それでは今度こそ2010年以降、おたくの世界になにが起こってきたのかをふんわり考えてみようと思う
現状として、大きくふたつの問題がエンタメおたく界の中に発生している
ひとつは、村社会としてのおたく世界におけるおたく高齢化社会、ふたつめは、生産的おたくの少数化である
変な話だと思うかもしれない。今日本は国として、ずっと偏見を持たれて消極的に虐げられてきた「おたく」という異常な世界をひとつの国民性としてピックアップしていって、それを日本の特色としてビジネスにしようとしている
そして、おたくではない人たちがおたくの世界に土足で踏み込んできて、自分たちが興味を持った部分のみを取り上げて「これがおたくなんです!」とテレビや雑誌なんかで言っちゃってる
元々こういうサブカル推しの政策になるまでにおたくになっている人たち(わたし含め)は昔の閉鎖的なおたくの世界の中での「みんな違ってみんなとりあえずよし」というのに慣れているからあんまり気にしてないかもしれないけれど、
新規参入してきたおたくの人たちはひょっとしたら、マスコミたちが取り上げた「おたくの世界のひとつの側面」を見て、自分でなにか実体験として掴み取ることもせずにこれがおたくなんだとぼんやりと捉えているだけなんじゃないかとわたしは危惧している
村のコミュニティーの中に入れていようが、村八分されていようが、そこに存在する限り、とりあえず全員村民である
例外ももちろんあると思う。
例えばワンピースが好きだったとして、毎週ジャンプを買い、単行本を買い集め、アニメを視聴し、自分なりに設定についての考察を行う
これをネットなどに発表することなく、誰に見せることもなくひたすらノートに書き綴っていたら、自己完結しているので、他者から村民として認知されることはないと思う
けれど、この人が例えばホームページを立ち上げて自分なりの考察を世界に発表したら、例え誰かと交流を持たなくても、わたしは村民として世界に存在していることになると考えている
他のワンピースのおたくは誰かしらそれを読むだろうし、感想をメールする人もいるかもしれないし、リンクフリーと書いてあったら、リンクページやブログにその考察サイトのURLを貼るかもしれない
かたや、HPを立ち上げたもののアクセスがなかったら、自らサーチに登録するかもしれない
こうして、村の中へと入っていくのである
村の中には色んな人がいる。
一流企業で働いているエリートもいれば、ニートに近いフリーターもいるし、学生もいれば、子持ち主婦もいる
けれど、暗黙の村の掟というものがおそらくどのジャンルのおたくの世界にも存在して、もちろん可視化されたものではないので、最初はわからないのだけれど、どの村にも、RPGゲームで話しかけてくる村民みたいなやつがいて、
これはこうすればいいんだよ、これがどうなんだよ、とふんわりと村の掟を教えてくれていた
物事というものは、完全にゼロから創造されることはない
そこになにかが存在して、そして、基礎とされるルールが存在して、初めてそこからなにかが生み出される
ことにおたくという生き物は、おたくという側面においてイチからなにかを創造する生き物ではないと考える
何かが存在して、それになにかアレンジを加えて、別のなにかに変化させるのがおたくだと思う
おたくというのは、創造されたなにかを完成させる上で不可欠な存在ではあるが、まずはじめは受け手だ
受け手として、その世界に存在するにあたって、どんな世界にもルールがある
けれど、情報化社会の中で、おたく世界の中の村という概念が何年も前から崩れている
これは、若い子に限ったことではない。
マスコミが取り上げたおたくの世界を見て、おもしろそう!と新規参入してきた年配おたくも同様である
そうすると、どういうことが起こるのかというと、新規参入おたくたちはSNSなどのツールばっかりは立派に持っているのだけれど、RPGゲームで話しかけてくれるおたくがいないものだから、
レベル上げの方法を知らずにずっとマサラタウンの横の草むらでコラッタやキャタピーや同じようにそこに留まって地図を持たないおたく同士で、これがおたくなんだー!たのしー!となっている(もちろん例外もいる)(自ら見つけていけるんだから、わたしと違ってまじ天才的だと思っている)
村民おたくとマサラタウンおたくとのおたくの分離化が進む中で、旧型のおたくの高齢化が止まらない
⚫︎「生産的おたくの少数化」とは
どのジャンルにもいると思うのだけれど、ツイッターに常駐していて、キチガイを名乗っている若い自称おたくの子たちがわりと一定数いる
これは本当にかわいそうだ。
なぜならなんの生産性もないツイッターに常駐して時間を無駄に浪費しているということはおたくでもキチガイでもなんでもなくて、生産性の低いただのかまってちゃんだからだ
けれど、それでも時間が潰せるものだから、若い子たちはきっと常駐してしまうんだと思う
ツイッターがリアの頃に普及していなかった世代からすると、完全に異常なので、正直積極的にリプを飛ばして関わり合いになろうとは思わない(自分のことを棚に上げてこんなことを言っているがわたしも相当別のベクトルでやばいヤツなので、関わり合いにならない方がいいと思う)
わたしが若い頃は、ツイッターがなかったので、ひまだったらもっぱらブログを更新するか、様々な匿名掲示板を眺めるか、仲間内でチャットやメールをするか、などしか暇つぶしツールがなかったのだけれど、完全に村社会だったので、
なぜかそんなわたしを見ておもしろそうと思ってくれた色んなお姉さんが色んなことを教えてくれて、暇つぶしの中でも生産性のある暇つぶしツールを与えてくれたというか、
ジャンルやおたくの先輩として、例えばこのライブはどのアーティストのどのライブの影響を受けているから、そっちも見ていた方がいいだとか、
この作品を見て、こういう感想を持つなら、きっとこの作家のこういった本が好きだろうから、読んでみたら?だとか様々なアドバイスをもらった結果、
10年以上かけて、こんな神の視点からブログを書くような高尚おたくに育ったのである
(十代の頃から3歳から10歳以上年上の友達とばかり遊んでいたので、地方の女子高生の身分で東京の女子大の講義にこっそり潜りこんだりしているような変な女子高生だった)
はっきり言って、おたくはおたくとして存在している時点で9割は凡である
だから、自分でなにかを創造することはできないと思った方がいいし、レベル上げの最も簡単な近道は先人に教えを乞うことである
素晴らしいことなのか、残念なことなのか、若い子たちはどう捉えるかわからないが、テニミュというコンテンツが好きでファーストから通っているおたくはたくさんいる
DVDで当時の公演を振り返ることは不可能ではないが、ネルケは財布をしめていくことを決して許さないので、きっと過去の公演のDVDまで買いあさるなんてなかなかできることではない(それに残念ながら逮捕者がでている公演のDVDは発禁になっている)
ひとりそういうババアおたくと仲良くなって、そういう話を教えてもらって、自分の中にインプットして、そこに自分なりの仮説と解釈を加えるだけで、高尚おたくになれるのに、
ツイッターを眺めていると結局同世代同士でつるんでいるのが多い気がする
その点において、タレコミとかで叩かれているような痛いおたくの子たちの方が結局現場で昔からいるババアたちと顔を合わせて、情報戦で勝てないババアたちといかにうまくやっていくかという課題と直面しているので、
よっぽど要領がいいというか、低姿勢で吸収力があるなあと個人的には思う(ババア側の人間)
ここまで読んで、どうして生産性の低いおたくだとだめなんだ、ツイッターで同世代で楽しくつるんでなにがだめなんだ、痛いワタシみたいな高尚おたくになる必要性がどこにあるんだ、と思った人が多数だと思う
なぜダメなのか、
まずひとつめは、マサラタウンの草むらには何年もいられないということ
ふたつめは、マサラタウンの草むらにいただけではポケモンをプレイしたとは言えない
ので、布教ができないということである
例え話だとぴんとこないかもしれないので、それぞれについて解説していく
まず、ファンではなくおたくとして存在する以上、ただ消費するのではなく、消化(昇華)できるおたくにならないと、自分でなにがおもしろくて今コレに時間とお金を費やしているのか、わからなくなるときが絶対くる
おたくを自称するくらい、何かが好きなのだから、どうして自分はそれが好きなのか、それにはどんな魅力があるのか、その魅力は他のものと比べてどう秀でているのか、せめてこれくらいは言語化できた方がいい
というか、これをきちんと言語化できる人は、ロジックツリーなんかに頼らなくてもたいていのことは物事の本質と原因を分析できる人になるから、生きていく上でもたぶん役に立つから便利だと思う
何年もおたくをやっているババアは絶対たいていは厄介なので、積極的に関わり合いになれとは言わない
けれど、ロム専だとしても(もはやロム専という言葉は死語かもしれない)(黙って眺めてヲチっているという意味だと思ってください)自分でなにか発信している人は見ていた方がいい
そこには自分と異なる考えがあるので、自分の考えと比較対照することができ、自分の考えがどういったものなのか、再検討することができ、より強固なものにすることができる
なんでそんな難しく考えなきゃいけないんだろう、ただの趣味なのにと思う人もいるんだろうなあと思う
けれど、よっぽどの天才ではない限り、エンタメを作る側もいきなり完璧なものを作り出すことはできない
特に制作側の人間はおたくが少数派なので、おたくの「これがこうだったらもっと好きになれるのに」ということをことごとく外すことにおいて、才能に溢れている
自分が何かを楽しみ続けるとなったとき、舞台だったらアンケートを書くなり、アイドルだったらツイッターで運営のエゴサにひっかかるようにあーだこーだ言うなり、直接現場で制作に話しかけるなりしないと、
自分の中で、あれ?と思ったもやもやは解消されない
そういうことをしないとエンタメ側もレベルアップしないんだと思う
だいたい、大きくなりすぎたエンタメが衰退する理由として、ひとつはエンタメがおもしろくなっていくということに関して現状のツールでは絶対に限界がくるときがあるということ、
そして、大きくなりすぎたエンタメは、ビジネス化されすぎていて、「こうなったらいいのにな」というおたくの考えの届かないことろへいってしまっていることがあげられるんじゃないかとわたしは思っている
おもしろいエンタメがあると、どうしてもそこにお金が集まってしまうので、ビジネス化されてしまうのは、仕方のないことなんだと思う
けれど、今の日本においてそれが悲惨なのは、たまたま様々なエンタメのジャンルが同じようなタイミングでピークを迎えてしまい、エンタメ世界が、大爆撃でもあったのかという惨状になってしまっていることだ
しかもその間におたく側も情報化社会の中で変形していって、おもしろいエンタメを育てていく体力のあるおたくが少数派になってしまった
アイドルの世界は戦国時代が終わって、きっとこれからあの2009年〜2010年のドラマに溢れたAKBのような盛り上がりを見せてくれるアイドルはもうしばらく現れない
仕事や現実に疲れたアイドルおたくを癒すために様々なハコやショッピングモールで特典券を武器に細々と生きていくアイドルたちとおたくの世界になってしまう
モーニング娘。がミスタームーンライト愛のビッグバンド以降ハロプロの世界に帰ってしまったように、元々アイドルおたくだったひとたちのためのエンタメとしてきっとこれからは存在していく
お笑いも今、バラエテイこそあるものの、若手が芸を披露する場がほとんどない
バラエテイでの面白さなんてその場にはまれば誰でもおもしろいので、お笑い芸人である必要性などなにもない
芸人はなんでもやって当たり前なんだから、それと比べて木村佳乃がなんでもやった方
がおもしろいに決まっている
お笑いのジャンルは今、現場難民(芸人側の) に溢れている結果、おもしろい漫才どころではないんじゃないかという印象だ
ジャニーズも、嵐の人気はおそらく今よりでることはないだろう
そんな中で、わたしたちの青春だった若手三組がそれこそ大爆撃を受けたみたいにメンバーが半分くらいに減っている中で、じゃあその下にくる平成ジャンプが元気なのかというと、最近伊野尾がようやくその美少年さを世間に認識され始めたが(といっても伊野尾はわたしと同い年なのでもう少年ではない)
セクゾもメンバーが増えたり減ったりするので、正直ジャニヲタあがったババアはついていけない。デビューしたユニットでそんなことありえます?よくわからない
じゃあウェストはというと、今の関ジャニくらいになれたらいいねーくらいの認識でしかない、わたしの中では
ファンのひとは怒るかもしれないけれど、こう見えて一応彼らがジュニア時代に松竹や梅芸でお仕事していたときにそれなりに見ていたので、ブチギレするのは超古参のお姉さんたちだけで勘弁してほしい
関西ジャニーズの抱える問題と可能性と闇については触れ出すと話が終わらなくなるので割愛
けれど、上記ジャニーズたちが決して売れないと言っているのではなく、現状の悲惨なエンタメ界を今すぐ引っ張っていく力があるかと考えたときに今すぐは無理だという話なので本当に怒らないでください
若手俳優の世界はおそらく痛みを伴う革命でも起きない限り、もう無理である
アミューズがドリフェスとかやり始めちゃった時点で、あー事務所もそう思ってんのかなーとわたしはおもったぜ
大したビジネスでもなかったのに、いろんな大人がよってたかってダメにした感がある
たぶんこれからたくさんの失業者が発生するというか、まあ引退する子たちがどんどん増えていくと思う
まあ若手俳優はあんまり稼げるお仕事ではないので、その点においては大丈夫かなあと思っているけれど、元ジャニヲタとしてはジュニアが引退したのちに逮捕される流れにはうんざりなので、ちゃんとそれぞれに生きていく道があればいいなと思う
それがエンタメの世界だったらどんなにいいことかとは思うけれど、今若手俳優の世界にはそんなに飯のタネがないので、なにも言えない
結局、若手俳優のあとに台頭してきた読モジャンルも、KPOPも若手俳優よりも早くマイナーの世界へ帰っていってしまったので、
今どこでなにが元気で盛り上がっているのか、わたしの目には見つけられない
それがおそろしくて色んなおたくにこの話をして、今なにが盛り上がっているんだろうと聞いても、みんな首をかしげる。
広告で働いている男の子にもこの話をしてみたけれど、スポーツなんじゃない?と言われてしまった。
残念ながらわたしはスポーツには一切興味がない。あとオリンピックに向けてスポーツが盛り上がるというのは、長らく当たり前のことなので、それはこれまでのエンタメに取って代わるものではないし、
そもそもエンタメではないんじゃないかという疑念が拭いきれない
だいたい女ヲタの世界において、あの人どこにいったの?という話をすると、二次元だと聞くことが最近は多い
けれど、二次元も絶対すぐ今の異常な熱は終わるんじゃないかと思っている
なぜなら今の二次元の盛り上がり方はグッズ収集だが、グッズの収集という盛り上がり方は、これ以上の発展があるんだろうかとハタから見ていて思うからだ
わたしは本当に理解できない、これだけお金をかけるくらいこのキャラが好きなんです!みたいな競争をするくらいだったらホストじゃだめなんだろうか、きっと何回か寝れる
若手俳優のおたくをやっていて同じことを何十回も言われるので、もちろんそれじゃだめなことはわたしもよくわかっているが、俳優と違って二次元のキャラは特別扱いしてくれないし、そもそも概念でしかないので、非常に難しい盛り上がり方だと思っている
しかし、その一方でわたしみたいな変なタイプじゃない女子の欲求を満たしていることも理解している
みんなでこのアニメならこのキャラが好き!みたいに推しを分けてみんなで朝から池袋やらスカイツリーやらTSUTAYAやらに並ぶのが楽しいんだろうなというのは知識としては知っている
団体行動好きの女子にはたまらない「みんなで一緒になにかをしている!」感なんだろうなと思う
だからかなり前の記事になるが日経MJとかはグッズ収集女子を特集する際にもっとそのへんに重きを置いて取材をするべきだったと思ったよ
そもそものそういった子たちの行動心理ってたぶんそこなんだから。
現地で交換したりとか、そういうのが楽しいんだと思うよ。
表面上はキャラへの愛でこんなことになっちゃうくらいこのキャラが好きなわたし!ということになっているが、実際半分くらいはグッズ収集に付随する様々なことを楽しむタイプの女子が大多数のはずだ、女の子は自分を思い込ませるのがうまい
でもそれはもはやアウトドア的な楽しみ方であって、エンターテイメントではない
水道橋に行けばいつでも誰かしら友達がいる!みたいなテニミュなどのアウトドア的側面がピックアップされた趣味だと思う
このままエンターテイメントはなにも新しいものが生まれることなく、これから冬の時代を迎えて、大勢がなにかに熱狂することがない時代になるのだろうか
わたしはそういった大盛り上がりジャンルに身を置いているタイプではなかったけれど、このままなんの盛り上がりもない状況というのはとても不安になる
そして、なによりエンタメを作ってきた側のひとたちが、この危機的状況に気づいているのかしらと非常に不安になる
わたしはエンターテイメントがなかったらこの年まで生きてこれなかったかもしれない。
本当にどこかで尽きて死んでいたんじゃないかと思う
今の若い子達にわたしがエンターテイメントに救われたようになにか別の救いがあるんだったらいいのかもしれないけれど
ストレス社会と呼ばれて久しい日本で、現実逃避ツールの代表格であるエンタメがしにそうだ
そして、みんな違ってみんないいという考えを浸透させたせいなのか、国民が多様化すると見せかけて、思考停止した人たちを量産しているだけな気がする
若い子たちと働いていて本当に思うのだけれど、「どうしてこうなんだろう」ということを考える力に欠けている子達が多すぎる
このままだと日本のエンタメどころか、日本自体がいつか沈没するんだろうなと思う
このままだと日本は確実にヤベエ
http://anond.hatelabo.jp/20160609011058
やぁ、増田諸君ご機嫌よう。
おじさんの趣旨を汲んでくれて、罵倒してくれたトラバ諸君には感謝の気持ちでいっぱいだ。
変な書き方をしたが、おじさん的には、うみねこの死体蹴りをしつつも、ファンタジー及びSFベースのミステリを教えて欲しかっただけだったりする。
ブギーポップは笑わないしか読んだことないんだよね、この作者。肌に合わなかったから、避けていたが、頑張って手に入れて読んでみます。
チョーモンインは全部読んでいるが、それ以外は知らないので、是非とも読んでみたいと思う。
すまん、既プレイなんだ。許してくれ。ダンガンロンパ面白いよね。個人的に、2の展開はかなり気に入っている。
うむ。西澤保彦はほぼ全部読んでしまったのだよ。お陰でもっと別の作者を知りたかったんだ。騙してしまってすまない。
ここは全部抑えているんだな、これが。短編集含めアシモフは最高のSFミステリ作家だとおじさんは思っているよ。
トラバでもあったし、優先的に読みたいと思う。
このお二人の作品にはいくつか目を通しているのだが、挙げてもらった作品は読んだことがないので、読んでみるよ。ありがとう。
虚構推理は読んでみたいね。清涼院流水は済まない、全部読んでいるのだ。コズミックとジョーカーを縛って作者の頭を殴りに行きたいよ、おじさんは。
おお、初めて聞くタイトルだ。探してみて読んで見るよ、ありがとう。
あれは非常に良い作品だった。おじさんも大好きな本の一つだね。もちろん、今回書いた異種ルールミステリに当てはまるとおじさんは思っているよ。
アヤツジストなおじさんは Anotherも Another エピソードSも両方読んでいるよ。アヤツジのあのドロドロした雰囲気はミステリというより、幻想小説に近いので、おじさんはかなり好きだよ。
これにはやられたよ、おじさんも。こんなのありかって初めて叫んだ作品だね。殊能作品は全部読んだけれども、作者の早世が惜しまれるよ。
いわゆる叙述トリックで、天才筒井康隆の作品だから面白いよね。でも、おじさんはこの作品では騙されなかったんだ。本当に申し訳ない。
これは知らない作品だから、目を通したいと思う。どんな落ちでもおじさんは喜んで読むと思うよ。
ほう、乙一氏の作品はおじさんの友人がかなりお薦めしてるので、優先的に読みたいと思うよ。
未読なので、読みたいね。あと、うみねこの死体蹴りはおじさん楽しくて仕方がないんだ。許して欲しい。
麻耶雄嵩もほぼ全部読んでいる。神様シリーズも面白いよね。麻耶作品は大体頭のネジが2本くらい捻れてぶっ刺さっているから、おじさんは毎回毎回楽しみに読んでいるよ。
すまない、乾くるみも初期作品は大体読んでいるのだ。イニシエーション・ラブやセカンド・ラブが有名だけれども、Jの神話や匣の中といった若さあふれた初期乾作品独特の雰囲気はおじさん好みだねぇ。
インシテミルは既読だね。あれ、人狼が元ネタだよねぇ。まあ、それは除いても結構面白かったよ。その可能性は~は今積読の中にあるので、後で読んでみるよ。扉は閉ざされたままは探してきて読んでみるね。
逆転裁判は全く手を付けていないので、今度やってみるね。2以降がお薦めって事は、1はそこまで謎解き要素が無いということなのかな?そういえば、最近6が発売されたようなので、ちょっと買ってみて遊んでみるとするよ。
非常に惹かれる設定と内容だね。この作者さんの作品は全く読んでいないので、おじさんワクワクしちゃうよ。
空の境界と虐殺器官は既に読んでしまっているので、高井信作品を読んでみることにするよ。ファンタジーには疎いおじさんなので、名前を挙げてもらえると本当にありがたい。
田中啓文先生のネタはめちゃくちゃ面白いよね。クスっとくるネタが多いので、おじさんが好きな作家さんの一人だよ。
ぎくっ。おじさんの振りをしているのを読み解くとか中々の強者だね。でも、残念ながらおじさんはおじさんなんだよ、つい最近おじさんのラインにいったおじさんなんだよ。京極堂以外は読んだことないので、読んでみることにするねぇ。
死神が出てくるのかい。それはとても面白そうだ。伊坂幸太郎作品は、オーデュボンの祈り以外ゴミという評価だったので、読んでいないんだけれど、ちょっと先入観を捨てて読んでみることにするよ。
カーの名作だねぇ。懐かしいねぇ。おじさんは、こういう古典作品は全て読み漁っているから、名前が挙がっただけで感動だよ。この作品の結末は、ミステリっぽくなくて、おじさんは凄く好きだなぁ。
これも聞いたことがないタイトルだね。深見真作というのが興味深いね。手に入れて読んでみることにするよ。
ラノベには本当に弱いなとおじさん感じるよ。ちょっと電撃文庫揃えるようにするね。
貴志祐介作品はどちらかと言うとホラー依りだけれど、おじさんホラーも構わずに読んじゃってるんだよね。どちらの2作もまだ読んでいないから読んでみることにするね。
それでも町は廻っているはおじさん連載当初から追いかけている作品だよ。でも、それ以外は読んでいないから、絶対読むよ。
君は1番つまらないコメントだね。罵倒するならば、もっと上手に罵倒した方がおじさんも顔を真っ赤にできたんだけれどねぇ。
舞城王太郎のトリビュート作品の九十九十九でかなりお腹いっぱいになったところで、 「ディスコ探偵水曜日」はおじさんには堪えたよ。まあ、でも確かに破天荒なミステリなので、名前が挙がってもおかしくはないねぇ。
十二国記と、屍鬼しか読んだことが無いので、読んでみることにするね。
谷川流作品か……。ハルヒしか読んだことが無いので、読んでみようかなぁ。
アシモフは殆ど全部読んでいるよ。黒後家蜘蛛の会は、ミステリ好きでもウヒャウヒャと読める名作だよねぇ。名前が挙がっておじさん嬉しいよ。
これは全く知らない作者なので、是非とも探しだして読んでみることにするよ。ありがとう。
ソウヤーの名前は他の人も挙げているね。きっと凄い作家さんなんだろうね。おじさん、恥ずかしながら知らなかったので、読み漁ることに決めたよ。
魔術師が多すぎるはトラバにも挙がっていたね。はだかの太陽は名作だよね。おじさん大好きだよ。
後味の悪さとタイトルの爽やかさのギャップがたまらない作品だよね。これも非常に好きな作品の一つだよ。名前が挙がっていておじさん、嬉しいよ。
意外な作品タイトルでおじさんびっくりしたよ。第何巻なのか書いてくれると嬉しいなぁ。
アヤツジストだから、どんどん橋も既読なんだ。本当に済まない。
まどマギもシュタゲもキズナイーバーも全部好きだよ、おじさんは。
ミステリっぽくはあるけれど、あれは荒木飛呂彦ワールドだから、おじさんが求めているのとは違うかなぁ。でも、荒木先生は天才だっておじさんは思うよ。台詞回しが初期の頃か抜群に上手いからね。
西尾維新作品は、人間シリーズと戯言シリーズしか読んでいないから、りすかには手を出していないなぁ。いい加減重い腰を上げて読んでみることにするよ(積読の山から目を背けつつ)
これまた思わぬ所からの打撃でおじさん衝撃だよ。パタリロは未読なので、挑戦してみるけれど、ギャグ漫画だよね、アレ。
こらこら、未読の人がいるんだから、はてブでネタバレしちゃ駄目だよ。でも、クリスティのアクロイド殺しは有名だから、大丈夫かなぁ。
おお、これはどちらも知らない作品だ。ありがとう。ありがとう。
ファンタジー系のミステリなのかな。おじさんワクワクしちゃうなぁ。
泡坂妻夫は偉大だねぇ。他の作品も非常に興味深いので、参考にしたいと思います。
まだ出ていないね。おじさんも知らない作家なので、読んでみるよ。
Anotherのアヤツジ展開はおじさんの好物の一つだよ。いい作品だよねぇ。
六とんシリーズは、かの島荘作品からインスパイアされて生み出された作品群だけれども、あれはパズルちっくで、おじさんは楽しんで読んでいるよ。
済まないねぇ、京極堂シリーズは全部読んでいるんだ。邪魅の雫の次が待ち遠しくてしかたがないよ。
>>「数学的にありえない」
初めて聞くタイトルだね。おじさんの今度読む本リスト入り決定だ。とても興味深いタイトルだ。
柄刀作品もいくつかつまみ読みしてるよ。彼の作品も独特で、おじさん好きだなぁ。ただ、柄刀作品はおじさんが求めているような独自なルールはなるべく避けるように心がけている気がするよ。
気になる作家さんがまた一人増えたよ、ありがとう。
所々端折ったりしたけれど、これで全部かな。
読みたい本がいっぱい増えておじさん、大満足だよ。
空色勾玉を読んだ。重厚な世界観を作り上げている和製ファンタジーだった。ただ終始神様に翻弄させられるばかりの展開では物足りなかった。最後ぐらい人間が泡吹かせてやったっていいと思うの。
個人的に一番好きな登場人物は伊吹王だった。責任も取れるし大らかに包み込んでくれる年長者は素敵だと思う。死に様も作中で一番格好いい。素晴らしいおっちゃんキャラでした。
時点で鳥彦と岩姫が好き。主役を導く役割や、軽妙な口ぶりで助けてくれる人物はポイントが高くなりやすいのです。ファザコンを拗らせた照日王の子供らしい素顔は可愛らしかった。
Amazonのレビューを流し見すると、低評価の理由としてキャラが幼稚ってのが見られた。この意見は肯定しないけれど、中盤から終盤にかけての自分の意志を見失ってしまった状態の狭也は読んでいて退屈だった。挙句、とある場面で絶対にやってはいけない行動を取ってしまいいろいろと振り出しに戻るわけだけれど、その辺りの物語の運び方が型に嵌まり過ぎているような気がしてならなかった。
また、ああいう再出発のために用意された重大な失敗って嫌いだなあって改めて思った。読んでいて辛くなる。青春モノとかでもあるんだけど、本当に苦手だ。ちょっと本題から外れるけど、いま放送してるリゼロって失敗ばかりの物語っぽいけど見てるだけで胃が痛くなってくる気がする。
話を元に戻す。空色勾玉は物語としては結構普通な感じだった。ちょっと少女小説っぽいのかな。児童文学としては世界観が抜きん出ているけれど、物語の力はあんまり感じなかった。でも、この構成が和風ファンタジーに与えた影響って計り知れないと思う。ちょっと前にも似たような流れの小説を読んだ気がするし。
眠い。
電車に乗っている。
その最後部車両の突端は何故か切り込みを入れた扇状に丸まっており、それに合わせて総アクリル張りの壁もでこぼこに膨らんでいる。
車内では学生服の少年少女がじゃれあい噛み付きあい、青春を謳歌していてすこし恨めしい。
電車が駅に入ると、私は窓の(いや壁の)向うに見えた三割ほど咲き残る葉桜が何故かとても綺麗なもののように感じ、少年少女から気をそらす意味もあって壁に張り付き眺めるが、電車が動き出した途端、そこが自分の降りるべき駅だったことに思い至る。
次の駅で折り返そうとホームに下りると、ホームは広場のようなところへ繋がっているだけで改札も何もなく、どこを通って反対のホームへ行けば良いのかもわからない。配布物を並べた長机の列が、空間をなんとなく縦長に区切った広場で右往左往しているうちに、ふと机の上に簡易カードリーダーのようなものを発見し、「なんだここが改札なのか」とピッ。
「いや出ちゃ駄目じゃん!」と思ったところで目が覚めた。
若い子に人気のモデルはどうだい?若い子に人気のアーティストはどうだい?
エクストリーム!とかどんばれ!とか、ナンセンスで支離滅裂な内容ばかりで驚くよね!
カップラーメンもどんべいも、僕らの青春を支えてくれた大切なエナジーフードだ。
徹夜明けに友達の家で食べたカップラーメンの味は忘れられないよね!
ややもすれば、そんな僕らの青春を踏みにじるようなCMを最近の日清は垂れ流しているよ。
中にはもう日清の食品は食べない!なんて思った大人も少なくないかもしれないね。
いいね!選んでる!
ところで日清のCMについて日清の社長がインタビューに答えていたことがあるよ。
その中で今の若者はカップラーメンを自分たちではなく親のブランドだと考えているということを問題視していることを発言しているんだ。
つまりね、僕らの青春をどうしてくれるんだ!って声高に叫ぶ大人が迷惑だってことをはっきりと明言しているんだよね。
だから日清は、CMのターゲットを親から若い子供の世代に切り替えたんだ。
だって、お金があって食欲が減った親たちの世代より、お金がなくても食欲旺盛な若い世代に訴えたほうがいいなんてことはあたりまえのことだろ?
果たして親たちの世代は、これを「食べないことを選んだ」と思うかもしれないけど、日清にしてみればその世代を「選ばなかった」ってことになるんだよね。
言い換えれば、選んだつもりが実は選ばれてたってことだよね。
ちょっと考えただけでも、こんなことは世の中には沢山あるはずだよね。
長い年月かけて積み重ねてきた大切な価値観かも知れない。
でも、いつの間にか好き嫌いだけでものを判断するようになってしまっていないかい?
嫌いと感じたものに対して、後から間違っているという理屈を押し付けようとしてはいないかい?
目新しい物が目の前で誕生しているのに、「あぁ、あれの真似だね」とか、知っているつもりになってはいないかい?
そういう、すぐに良し悪しばかりの判断を下して人の話を聞こうともしない大人は嫌いだったはずだよね!
人間は新しいものに対して既知のものであると本能的に思うようにできているよ。それが身を守る方法だからね。
でも、そんな自分に負けないように記憶にある何かに結びつけようとせず、表面だけの情報で全てを知った気になるのではなく、興味を持って一歩踏み込んでみるんだ。
俺は、どーも『イケメンになるために』ファッション雑誌を見てしまっていた。
いやいや、イケメンになるにも才能がいる。
雰囲気イケメンならなれるというが、雰囲気イケメンってイケメンのコスプレだろ?
コスプレとしての完成度が高いブスのコスプレイヤーがいくらでも居るのに何いってるんだって話だよ。
で、「ファッション雑誌いくら視てもイケメンになれないじゃないか!」と思って俺は何度も挫折してきた。
美容院に行って、ジャストサイズでシンプルな服そろえて。それでも一向に不細工。
でも、生理のように、一定周期で、「今度こそイケメンになって、馬鹿にしてきたリア充どもをぎゃふんといわせたい!美少女をイケメンみたいに言いなりにさせて中出しして中絶させてやりたい!失われた青春を取り戻すように俺を馬鹿にしてたような女を風俗に落としてその金でソープいってやりたい!」みたいなどす黒い欲求が出てきて。
それで、また狂ったようにファッション雑誌やビジュアル系雑誌を読んでは服を買ったりメイクを覚えたり。うまく行かないと女叩きのアンチフェミ記事を書いて。
そういうことをやっていた。
だが、つい今日気づいた。
俺はキントレ雑誌を読むけど、果たしてそこに乗っている筋肉マンになりたいだろうか?
俺はキントレ雑誌の理論を学んで、キントレしてるけど、筋肉マン目指してるか?
違う。
俺は、格闘技やってたからそのための筋肉。ケンカになってもビビラないっていう自己承認のための筋力。あるいは、普通の一般人より卓越してるんだっていう優越感。もしくは純粋にキントレによるストレス解消。
そういうもののためにやってる。
じゃあ、ファッション雑誌はどうだ。俺はイケメンになりたいか?
違うだろう。ブサメンが、理論を学んで服屋で実践するのがいいんだろう。
せめて、普通の人に。髪がボサボサで一本だけ長いのがタラーってゴミのように伸びてたりだと浮浪者みたいだと避けられるから、髪を切りそろえるために。
ぐしゃぐしゃのパジャマやジャージみたいな服装だと異常だと思われるから、シンプルで見た目にも奇抜じゃなくて他人とのコミュニケーションを阻害しないような服を。
まずはその程度からだろう。
というか、元が不細工だとその程度にしかならない。特に、俺はハゲとチビも抱えているから、どう頑張ってもイケメンにはならない。元々10点くらいだから、頑張って50点。
でも、そりゃそれでいいんだよ。知的障害なら、高校卒業できるだけでもいいじゃん。世の中での高卒の扱いどうこう関係無いよ。そういうもん。
そうなんだよな。
女は常に顔で評価されるが、男の場合は思春期の頃は顔や人気、大人になったら金で評価に変わる。
ここで、分類が生まれる。
つまり、思春期ときのモテ度×大人になってからのモテ度での分類だ。
子供の頃の分類で言うと、男の場合、「イケメン20%(『A』とする)」、「フツメン60%(『B』とする)」、「ブサメン20%(『C』とする)」
大人の分類でいうと、男の場合、「金持ち10%(『α』とする)」、「普通60%(『β』とする)」、「貧乏30%(『γ』とする)」という分類。
だが、この場合9つに分けられるのではないか。つまり、A→α、A→β、A→γ、B→α、B→β、B→γ、C→α、C→β、C→γ。という9種類の進化だ。
この場合、恋愛、結婚に対してそれぞれどういう考えを持つだろうか。
○ A→α:カワイイ娘に子供の頃から相手されているので、普通にカワイイ女と恋愛でOK
× A→β:思春期の頃よりレベルダウンした女との恋愛は腐るので、中レベル女をヤリ捨てるヤリチン会社員化。結婚バカバカしい
× A→γ:レベル低い女にしか相手されず、ヤリチンドキュン化。
○ B→α:カワイイ娘に相手されなかった青春をぶつけるようにヤリチン化。しかし、セイゼイ上の中までしか結婚できないが、マアいいや。
△ B→β:世の中こんなもんか、とヤリチンの中古女と結婚して微妙な気分で人生過ごす。
× B→γ:やる気ゼロ。人生つまんねーなと二次元やAVに走る。ゲットできる女のレベルも悪く、結婚もコスパ悪い層。
× C→α:俺はこの層。学生時代に女から酷い扱いされたため鬱憤を晴らすような女遊び。結婚とかバカバカしい。AV二次元のコスパしか信用してない。人間不信もいいところ。リアル女に期待するくらいならVR技術やダッチワイフ、セクサロイド技術信仰。
ようするに、子供の頃いい思いをしなかった層(C層出身)は大人になっても×だし、子供の頃いい思いした奴は大人になって金を稼げないとなると×や△になる。
恋愛工学を必死に叫んでるのは、B→αや、C→βの奴らじゃないかなあ。
C層出身は二次元とかAVのほうが、人間女性より信用できる(今までの人生の中での期待にこたえてくれた度合いで考えてしまう)
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
女の場合は、
A20%、B60%、C20%
α40%、β50%、γ10%
△ A→α:モテ女として、イケメン金持ち狙いでババアまで行くパターン
× A→β:死
× A→γ:死
△ B→α:調子に乗りまくる。女は化粧や服で簡単にこうなるからこのパターンが多い。イケメン狙いになろうとするも、現実見て下位イケメン金持ちで妥協しようとするも、それも滑って、金持ちに行くも、もう滑れないと地獄。
× B→γ:死。クソフェミ化待ったなし。
○ C→α:早くから金持ち狙いで勝てる。しかしイケメンと不倫に狂う。
△ C→β:金持ち狙いで滑って、アラサーで死ぬ。クソフェミ化
× C→γ:クソフェミ
ラノベとエロゲの歴史的関係 - Togetterまとめを受けて、富士見ファンタジア文庫のテレビアニメ化作品をベースに、マイルストーン的にラノベ、エロゲ(ギャルゲ)、ラブコメ漫画を並べたものです。あくまでラノベが軸です。太字は富士見Fから刊行されている作品。
追記:あとからいろいろ追加したり変更したりしています。スマホの人はページの最下部にある「PC版」というリンクをクリックしてください。発売月まではちょっと面倒なので。すみません。
単純に「有名なラノベ」「有名なエロゲ」を知りたいなら他のリストを見てください。
統計表 ゲーム中央値/平均値順 ErogameScape-エロゲー批評空間-
エロゲが原作のアニメ作品の一覧とは (エロゲガゲンサクノアニメサクヒンノイチランとは) [単語記事] - ニコニコ大百科
シロクマ先生、デビューした頃は「他人の適応に興味があります」とか何とか言って
社会に適応できてないヲタクをm9(^Д^)プギャーする炎上芸で人気を博した人なのに
今は「あと5年は遊びたい!」という時代の空気にちゃんと「適応」した人たちを
ある時代に良く適応した人たちが、時代の移り変わりと共にかえって不適応になってしまうのは、
高度成長期に青春を生きた高齢者たちが、今の価値観からすれば、ややもすると滑稽に映るように。
いつでも後出しジャンケンで、「そんなこと言われても今さら遅いよ!」
という集団ばかりを狙い撃ちに超絶なる上から目線で打擲していった結果、
http://anond.hatelabo.jp/20160527200729
元増田はほんとに、若人にも、昔の自分にも教えてあげたいことです。
要するに、
逆に、初対面間もないのに好意を示すアプローチをするのは嘲笑の対象で、
よくないマナーだと思っていたのです。
周囲を見ても、フィクションを見ても、そんな感じじゃないですか。
そんな感じじゃないですか(強調)
「好きでもない男子に好かれて困ってるんだよねー」
「そういうのダメだよねー(好意は仲良くなってから示すべき)」
本当は、
「さっさとあきらめてほしいよねー」
が相談してくる側の思いだったのでしょう。
ソウダヨネー。
幸い、恋愛に対する執着心がそんなに強い方ではないので、
よかったよかった、幸せよあれかし、と心から思う境地に達することもしばしあり。
もちろん、ある女性への片思い中は、他の女性はまったく目に入りません。
たとえ、それが何年間にわたるものであっても。
たまに物好きにもありがたくも好意を示してくれる女性がいるのですが、
製造メーカーは「よっちゃん食品工業」っていうのね、知らなかった。
「隠しているが、長年連れ添った彼女がいるにちがいない」
などなどさまざまな憶測が飛んだそうです。
繰り返しますが、当増田は彼女(彼氏含む)いない歴=年齢の男性です。
さて、ここまでいろいろ《過去形》で書いてきましたが、
「こんな僕でも彼女ができました」という話ではありません。
こんな僕でも、30歳を過ぎたあたりから
と気づいてきたという話です。
婚活しようという気もないのが現状です。
鬱陶しくも、いとおしい。
まず僕が誰かって話だけど、大学駅伝でそれなり強いとこでやってた人間。僕個人も上位陣の実力。
で、そんな感じの大学生活を送ってたらかやっぱファンレターとかサイン色紙とかの対応で休日潰れるようなスター選手たちとも仲が良かったりするのよ。そいつらが箱根駅伝終わって実業団ランナーになった後どうなるかを書いてくね。
実業団ランナーは特性上、ランナーとして現役を終えたあとも会社に残れるパターンが多いんだけど人間関係の問題で残れない。あ、ちなみに実業団ランナーというのは駅伝選手がプロとしてやる場合の肩書みたいなもんだから。
この辞める理由だけど2つ合って、➀単純に馬鹿すぎて使いものにならないから。➁現役時代仕事手伝わないから嫌われてるから。
小学生ぐらいの文章しか書けないし、今までチヤホヤされてきたもんだから生意気な傾向が強くて会社としても持て余す。企業の対応もひどくて入社してもデスクがもらえず練習まで会社の中をブラブラさせてるなんてザラ。だから現役終えた後会社の仕事に入れず、辞める。
有名ドコロだと日清とかひどいね。1年目で即辞めさせられて、陸上界にコネがないやつはコーチにもなれないから路頭に迷う。日清もフォローしてやればいいのに、完全に使い捨てですわ。
後はマラソンで活躍できないと実業団選手としてはヤバイね。マラソンなら招待選手とかで一回100万ぐらいもらえたりするんだけど(結構いい感じの場合)トラック選手の場合そういった特別手当がほぼ無し。でかい大会で結果残しても特別報酬はゼロ。日本のトラック種目が弱いのはこの辺りが原因だろ!って仲間内では言ってるね、走るの普通にキツイから何かしら対価がないとやる気でないですよ。
僕自身中学から大学までスポーツだけで進学してたから頭弱くていま苦労してる。
高校生あがりで実業団は行っちゃってたらと思うとゾッとするね。早い奴はトヨタあたりが声かけたりするんだけど、現役終えた後がやばすぎて震える。
正直走っていて黄色い声援受けて舞い上がって、そのままスポーツの力で進学し続けると苦労するよ。中にはスポーツで進学してても頭いいやついるけどそんなのはごく少数かな。野球とかサッカーもそうだけど夢があるのように見えるのは本当に上位陣の数人だけで、他はお先真っ暗ですわ。勉強はしていて損ないよ。
こういうこと書くと「俺は上位陣に入れる」とか勘違いする奴いるけどあいつら競技に人生捧げてるよ?リアルに24時間365日その競技のことしか考えずに学生生活送れるなら可能性あるけど普通じゃ無理よ。箱根駅伝走ってる奴ら全員人間やめてるレベルだけど、あの中の5人ぐらいしか陸上界で生き残っていけないからね? 今現在で全国3位以内とかだったらスポーツだけで生きていくと考えてもいんじゃないのと、夢破れた先輩からのアドバイス。まじパソコンぐらいは使えるようになっとけよ!
【追記】
なんかすごいコメント数で僕びっくりデス。この文章酔っ払った勢いの愚痴みたいなとこあるのでちょいちょい盛ってます。あと読み返してみると「スポーツ選手になるな!」って感じになってるのでフォロー入れときますが、僕はスポーツに青春捧げてきましたが得るものが何もなかったわけじゃないです。むしろ普通に学生生活送ってたら体験できなかったことが沢山あるので、良かったとは言いたくないですが、悪かったとは思ってません。改めて伝えたい事を厳選すると人付き合いは大事にすることと、最低限エクセルと作文出来るようにしておいたほうが後々楽だよってことですかね。
最後に悲惨な人生を歩んだ人の例はやっぱ人づてに伝わってきやすいので沢山の事例を私が知っているというだけで、中には実業団にいって最高にハッピーな奴もいると思うので色んな大人と相談したり学校の先輩と相談したりして、実業団に行くべきかを考えれば殊更不安に感じることはないと思いますよ。(ただし顧問やコーチは大抵陸上界にズブズブなので信頼できるかどうかよく考えて相談すべし)
中学時代、ある程度仲が良かった男子がいて、見た目も地味でそもそも肥満だったり、ルックス的には全然恵まれていない人なんだけど、とにかく勉強ができた。
で、勉強ができる子らしく立派にオタクだった。カードゲームとかオンラインゲームとかも中毒レベルでハマっていた。あと(ラノベではない)小説が好きで、中学生なのに作家の(大人だらけの)ファンミーティングなんかにも顔を出す社交的な人だった。
でも、外見は完全にオシャレでもない単なる肥満児で、恋愛とかモテとは無関係に思えた。
ところが、その男子が中学2年のある日、これまた勉強のできるクラスでも指折りのメガネ美人(と評価されていた)の子と付き合い始めた。正直、ショックだった。いつもありえないほど原色のスウェットに太ももがピチピチのチノパンを履いてるようなヲタ丸出しの子だったのに、突然異次元か別世界の人になったかのようだった。いや、あいかわらず外見はピザデプのヲタであることには変わりなかったのだが。
自分がその交際をからかったことから、その男子との関係は悪くなり、私達の縁はほぼ切れてしまった。その後も同じ高校に進学したものの、その男子は青白い顔をした文化系ヲタ丸出しだったにも関わらず、なんとラグビー部に入部。部活漬けの青春を送った後、現役で首都圏の名門私大に進学した(もちろんスポーツ推薦ではなく実力)。
大学進学の際、私は地元に残った。それ以来、あの男子とはまったく接点がなくなっていたのだが、先日、ふとFacebookで彼の名前を検索してみたところ、たいぶ体型はスリムになったものの、オタクっぽいメガネをかけ、センスの欠片もないファッションに身を包んだ彼が小さな子どもと写っている写真を目にした。
あの男子は既に結婚していた。彼が好きだった小説家がよく本を出版していた大手出版社に勤めていた。相手女性は(オタク系の専門校卒ではあったが)美人で知的そうな顔をした女性で、彼女との間に子どもすらもうけていたのだ。典型的な幸せな家庭を築いているように見えた。
別に私があの男子に恋していたわけではない。どちらかといえば軽いイジメの対象にしていたような気さえする。正直言って、彼のルックスは(現在写真に写っている姿もふくめ)底辺クラスといっていいし、とてもではないけど恋愛対象にはならない。
けれど、彼のような全く恋愛と縁がなさそうな男子でも、できる人は思春期になり初めの頃から恋愛を楽しめているわけで、逆に私の周囲にいる(外見も中身も悪く無い)草食系男子は学生時代からろくに恋愛には恵まれていない。
そう思うと世の中の人が言うような、恋愛に縁がない男性は「努力が足りない」とか「勇気がない」というより、どうも生まれついての何かが違うのではないかと思えなくもない。
あのビザデブ男子は少なくとも外見では(現在にいたるまで)モテのための努力はほとんどしていないことは明らか。たしかに痩せた努力は認めるけど、清潔感もろくにないルックスは相変わらず。でも、彼は恋愛相手に恵まれているし、私の周りのわりと雰囲気イケメンな男たちはなかなか相手に恵まれない。
この差はなんなんだろうね。婚活もふくめ世の中の人が色んな「モテるための努力」に勤しんでいて、私もその一人ではあるのだけど、正直本当に人として魅力的でありさえすれば、もしかしたらモテるための努力なんて必要ないのかもしれない。
結局、私たちはそもそも人として大して魅力的でもないので、せめて外見やモテるワザをつかって相手の気を引くしかなかった、というのが現実なのかもね。
バブル期に青春を送らせてもらった身の上から言わせてもらえば、今の非モテ諸君は恵まれていると思う。
おれらの時代なんて恋愛経験ないというのは、ガチで障害者扱いだった。人間扱いされなかった。
今は別にそこまで突っ込まれないし、心のなかでバカにされるかもしれないけど、それで不当な扱いなんて受けない。
風俗嬢やAV女優、二次元エロのレベルは年々上がり、ネットには素人動画すら呆れ返るほど溢れている。
ニッチ市場の熟成感、オナニー器具の異常な高品質化等々、少なくとも独り身が性的な満足を得られる環境が揃っている。
俺らが若いときのように、ブス女のエロ動画を擦り切れそうなノイズまみれの中古VHSで楽しまなくてもいいんだ。
こんな良い時代はない。みんな贅沢すぎるんだよ。
サクリファイス、エデン、サヴァイヴと同一作者のロードレース作品を読んだ。いつ買った本だったか思い出せないけど、新潮の帯が結構憎い。そりゃサスペンスとかミステリーの要素がラストにあるけれど、これらの作品の本質はそこじゃねえだろうと言いたくなる。季節の企画だから仕方がないといえばしかたがないのだけれど。
ともあれ、これらの作品(サクリファイスとエデンは長編、サヴァイヴは短編集)は、タイトルがストレートにテーマとなっている青春スポーツ小説だった。プロのスポーツ選手が抱いているであろう心情が丁寧に描かれていたし、ロードレースという競技自体も過不足なく魅力が書き表されていたと思う。
主要な登場人物はみんな自転車で走ることが大好きな酔狂者ばかりだった。自転車で走ることが好きすぎるから勝ちにこだわるし、エースのために尽くそうとするし、薬物に手を出してしまったりする。根底にはどうしようもない業があるんだなあって思った。そこまで心酔できる対照を、自分も見つけたい気がする。怖いけども。
シリーズを通して重要な立ち位置にいたのが石尾という人物だった気がする。主人公になる短編があるわけじゃないんだけど、この人こそ自転車狂としての素質が一番現れてたんじゃないかな。そんな人物が一作の目のサクリファイスでなした役割を思うと、次代に繋げようとする意思に触れた気がしてじんわり胸に来るものがある。無骨で何考えてるのかわからない人物が抱えている思いが最後のほうで顕になるのって好きだなあ。
大学一年生の頃に好きだった女の子。小柄で可愛らしく、誰にでも明るく優しく接する健康的な女の子だった。
中学高校と女子校育ちで、大学入学までは、同年代の男性と話したこともないような女の子であったが、同じインディーズバンドが好きだったこともあり、話が弾んで、一気に仲良くなった。一緒に話をしているだけで楽しく、眩しい笑顔に僕はどんどん惹かれて行った。ある日、ここで攻めねば男が廃ると思い、彼女に自分の思いを告げた。結果は見事に玉砕。誰にでも明るく接することができる彼女の優しさを、僕だけに向けられたものだと勘違いしてしまった。もはや友達続行は不可能かと思っていたが、不思議なことに、冗談めかしく「いつになったらオレと付き合ってくれるの?」なんて言い続けているうちに、それまで以上に仲良くなることが出来た。今は友達かもしれないが、僕は誰よりも彼女が好きだし、その思いはいつかきっと伝わる、と考えていた。
そんな思いが届かぬうちに、彼女にある日突然彼氏が出来たことを打ち明けられた。相手は僕たちが好きだったインディーズバンドのボーカル。ライブ帰りに声を掛けられ、そのまま打ち上げについて行ったらしい。彼女も僕が好きだったそのバンドも、僕を残して突然遠くに行ってしまった。かつては僕の青春の全てだと思っていたくらいに好きで、毎日のように聴いていた彼らの音楽。初めて聴いた時、あまりのメロディと愛に溢れた詞の美しさに思わず涙したものであったが、聴くたびに彼女とボーカルのセックスを想像して吐きそうになってしまい、いつの日か殆ど聞かなくなってしまった。しかし、心にぽっかりと穴があいてしまったような苦しさとは裏腹に、大学で彼女に会えば、屈託のない純粋な笑顔で「来週末は彼氏と旅行に行くんだ!いいでしょ!」などと僕に語りかける。きっと彼女は、あの私たちの好きなバンドのボーカルと一緒に旅行に行くんだ!羨ましいでしょ?といったノリで僕に話してくれているのだろうが、当時の僕には、羨ましいなあオレも連れてってよ、と戯けるのが精一杯だった。きっと悪い夢でも見ているんだろう、とそんな風に考えていた。
そして彼女に彼氏が出来てから3ヶ月経った1月のある日の夜、期末レポート作成のため図書館に向かう途中の街灯の下で、彼女が泣きじゃくっているのを見かけた。話しかけるべきか否か、こちらが様子を伺っていると、彼女は僕に気づくや否や自分の方から駆け寄ってきた。そして僕は突然彼女に抱きしめられた。僕は驚き慌ててしまい、何かあったの?とデリカシーも何もない直球の質問を思わず投げかけてしまったのだが、話を聞けば、彼氏の二股が発覚したとのこと。愛に溢れた歌詞を書くことが出来るボーカルの彼ならば、ここで気の利いたセリフのひとつでも言えるのかもしれないが、その時の僕は、僕の手を握ったままのその手で涙を拭く彼女を見つめながら、力なく、そっかあ、と言ってあげることしか出来なかった。僕の青春のすべてだと思っていたバンドのボーカルが、僕の好きだった女を奪って、その女を悲しませて泣かせている。僕があんなに愛していた彼女が、あんなに独り占めしたかった彼女が、僕の手をぎゅっと握りながら、心の苦しみを打ち明けている。ああ、きっと僕は悪い夢でも見ているんだ。「ごめんなさい、あなたの気持ちに今やっと気づいたの。」何で謝るの?ああ、きっと悪い夢を見ているからかな。「私のこと好き?」あ、うん。すごい好きだよ。「私もあなたのことが好き。」夢みたいだな。こんなに可愛い子に好きだって言って貰えるなんて。「ねえ、キスしようよ」…しかし、その言葉を聞いた瞬間、何故だか自分でも信じられないくらいに、さっきまでの愛おしい気持ちは胡散霧消し、僕の熱は急激に冷めてしまった。自分が2番手扱いを受けたという不満から来るものでもなければ、あ、この女オチたな、といった満足感でもない。一気に夢から目が覚めたのか、新しい悪夢が始まったのか、とにかく、今までとは違う世界に一瞬で切り替わったような感覚に陥った。今僕の目の前にいる彼女は、僕の好きだった彼女とは別人にしか思えなくなってしまった。僕の好きだった彼女はもうどこにもいないような気がして。僕はただ、ごめん、と一言だけ言って、足元に置いていたカバンを拾い上げ、一人暮らしのアパートに帰ることにした。ポカンとする彼女をその場に置いて。
この事件があって以来、彼女とは疎遠になってしまった。僕が彼女に振られた後は、それまで以上に仲良くしてくれたのに、今度は僕が彼女を振ったら、全く連絡を取らなくなってしまった。僕は本当に器の小さい男だ。あれから14年経った今も当然連絡は取っていないが、3年前に学生時代の連れと飲んだ際、どうやら1人目の旦那と離婚したらしいという噂を聞いた。連れは「お前あの子好きだったよな。あの時もお前が付き合ってればな。本当悪夢だよな。」と言っていたが、言いたいことはあったものの僕も、まあ確かに悪夢だな、と言うに留めておいた。可愛い女の子がゲスい男に二股を掛けられたという話を聞くたびに、まだ悪夢から覚めていないことを確認させられている。ちょっとタイムリー過ぎて嘘みたいな本当の話。いや夢かもしれない。
怖ろしい思いをした。
暖かった昼間とは、打って変わって、夜は急に冷え込んだ。この部屋の気温は22度。指が冷えている。
その記事は、ホットエントリーにあった。匿名ダイアリーの記事だった。タイトルは「和菓子っておいしくない」。内容はシンプルに四行、筆者の意見を述べたものだ。いわく、「味が単調でおいしくない」。これに300user超のブックマークコメントが付いていた。少し変わっているのは、タイトルの脇に短縮URLでリンクが付いているということ。
リンク先を押すと、Tumblrへ飛んだ。そのサイトには「ゴンドウケンジ」なる人が描いた、「青春キネマ」というタイトルの四コマ漫画がたくさん載っていた。
後でtwitterを調べたのだが、その方は現在活動していないらしい。Tumblrは本人が自作をまとめたのかもしれないが、おそらくファンによる無断転載だろう。
その是非は、今はいい。
マンガはほのぼのとした青春群像劇で、俺は(個人的には)楽しく、読めた。だが匿名ダイアリー記事の作者の意図は何だろうか。そのリンクを除けば、ホッテントリによく見る、大喜利のための題材だ。書き手がお題になるヒトリゴトをつぶやいて、それを見つけたブックマーカー達がそれぞれのユーモアを込めた返しを、投げ込んでいく。
平和な風景だ。だけど無関係のリンクを置いた。なぜ。俺の解釈はこうだ。自分のオススメの漫画を、もっとみんなに知ってほしいという思いを込めて、宣伝のためによく受けそうな記事に混ぜた。あるいは書いたのは作者本人かもしれない。その線もないわけじゃない。でもどっちだって構わない。どちらにしろその行為は規約違反だから。はてな匿名ダイアリーでは宣伝目的のブログ記事を載せることを禁止している。もっとも実際のところは、運営だって忙しいようで、いちいち目くじらをたてているわけじゃないのだが。
その記事を読んだ読者はイラつく。気に入らない。これは匿名ダイアリーのルール違反だ。けどもしそうだったとしたなら、単に、トラックバックなりブックマークコメントなりで、そのことを指摘すればいい。「ちょっと増田さん、宣伝はダメですよ」って(注・増田とは匿名ダイアリーのこと。転じてその作者のこと)。
だけど誰一人として、そんなことはしなかった。読者の反応は異様だった。
・一週間待ってください。本当の和菓子をお見せしましょう ・桜餅大好き ・単体でなく緑茶といっしょに食べろ ・阿闍梨餅食べろ ・練り切りは抹茶と食べると最高 ・干し柿 せんべい ・お茶と一緒に食べたら ・たねやの栗月 ・つきたての餅で作ったあんこ餅 ・生八つ橋とかうまい ・苦手だけど揚げ饅頭は食べれる ・とりあえず最高級最中 ・埼玉銘菓十万石饅頭は ・もうすぐ水羊羹の時期だ ・そうなんだ、じゃあ私羽二重餅食べるね ・ブコメが和菓子への愛で溢れていてほっこり
etc..
何も見えていないかのように、軽妙なやりとり−−デジャビュ感さえ有るやりとり−−が交わされていた。いつもの風景じゃないか。
無視・無視・無視。あるいは本当に見えていないのか。俺はそんな風にさえ思った。俺のブラウザにだけ表示される広告なのか、これは。
だけど、目を皿のようにしてメタブまで、凝視して探すと、フツウの風景に馴染まない、違和感のある反応がみつかった。
・タイトルに「青春キネマ:アーカイブ」というサイトへの短縮URLが追加されてるんだけど、なにが目的なんだろう。
・見せしめに(なんの?)id:********2**を召喚。 これはひどい
・この発言必ず大変なことになるからね。事は進んでるよ。真実が明らかになったとき大変なことになるよ。
単に疑問を呈したかっただけかもしれないが。その言い方ではこのように聞こえる。「どうしたんだろう。こういうことが許されるとでも、思っているのだろうか」。
っていうか、見せしめ??? ロンダリングって一体なんなんだ?
俺はこれを見て背筋が凍った。はてなを始めてから1年以上経っているし、ホッテントリ・増田に張り付いていろんな風景を見てきた。バカにしあって罵り合って、共感して、寄り添って。ときには「手斧」を投げ合って。ふざけながら、笑いながら、あるいは顔を真っ赤にして。割としばしば、真面目に。いつも違った景色があった。季節があった。いろんな奴らがいて、多様な意見があった。それでも総じてどこかプロレスじみているというか、儀式的なところがあった。自分たちがやっていることを判ってやっている。俺はそんな風に思っていた。
今日見たのは違う。和気藹々と授業が行われている。生徒たちは楽しげに手を挙げて好き勝手な意見を言い。つられてみんなが笑う。教師も笑う。でもその中心に、素っ裸の中学生がいる。俯いて震えている。でも誰も気づかない。フリをしていて。平気。いたって普段通り。そんなイメージが、頭をよぎったんだよ。
なあ。俺が今日まで思っていたのはさ、もし俺なら、そんな中に突然放り込まれたなら、腹を立てて、本当に激怒して、全員の頭をハンマーで叩きまくると思っていたのだけど、実際に目の当たりにしたら、違うんだな。怒りより、恐怖を感じるもんなんだな。
俺は今や、おまえらが怖い。一体全体、何故なんだ? メタブまで含めたブックマーカー340人に一人一人に直接聞いて回りたい。「何を思ってそのコメントにしたんだ?」。
匿名ダイアリーがいつもの風景なのは、みんながルールを守っているときだけ。
ルールを守ってさえいれば、みんなが笑っていられる。
でも一人がほんの少しでも、ルールを外れたら、意味のわからないことをしたら、そのうち何人かの表情が、スッと消える。
(おおかた誰も信じてくれないだろうが、俺はその元増田ではないことを断っておく)
トピック機能→割と最近、はてブのエントリーに吹き出しマークと一緒に表示されるようになったアレ。
http://i.imgur.com/iN43DgH.png
例えば三菱の記事には「三菱自燃費不正」のトピックが自動で付与される。自動で付与される。大事なことなので(ry
インターン生に死体蹴りを浴びせた挙げ句自称本人からの反省文を投下して盛大に炎上しているMTRLとかいう会社。
たくさんの関連記事がはてブに上がったので、めでたくトピックが付与された。…が、そのトピックがこれ。
http://b.hatena.ne.jp/topic/300602783541852586
なんだこれ?まるで「これがゆとりのリアルだ!(会社は悪くない!)」と言わんばかりではないか。トピック(主題)として不適切すぎる。
無関係なドラマのタイトルがTwitterのタグのように入っちゃってるし。
このトピック名は、5/12(木)付けでMTRLブログに書かれた記事のタイトルだ。ブクマしたユーザ数は5/13(金)現在、わずか6人。
同日にはあの青春基地を彷彿とさせる自称本人からの反省文が投下されており、こちらをブクマしたユーザ数は465人。ちなみに大元の炎上記事は701人。
他の関連記事もほとんど6人以上のブクマを集めている。なぜよりによって「MTRL世代のゆとリアル」をトピックとして選出したのか疑問だ。
もちろん、自然言語処理で自動的に付けられたものだから仕方のない部分もある。問題は、不適切なトピックを変更(あるいは通報)する手段が、ざっと調べた感じ見当たらないことだ。
これははてな的にも問題ではなかろうか。仮にこの先三菱自動車にポジティブな話題があったとして、皆がおめでとうおめでとうとブクマする中、
間違って「三菱自燃費不正」みたいなトピックが付いたら一気に冷めるだろう。トピックだけ見て、あーあまたやらかしたのかと勘違いする人もいるかもしれない。軽く営業妨害だ。
という訳で、ある程度ユーザからのフィードバックを受け付けてトピックを変更できる仕組みなんか導入できませんかね。
マイナス評価の多いトピックは自然言語処理解析をやり直して、2番目に妥当と判断したトピック名に自動で切り替えるとか。お願いします。(エアリプ)