若い子に人気のモデルはどうだい?若い子に人気のアーティストはどうだい?
エクストリーム!とかどんばれ!とか、ナンセンスで支離滅裂な内容ばかりで驚くよね!
カップラーメンもどんべいも、僕らの青春を支えてくれた大切なエナジーフードだ。
徹夜明けに友達の家で食べたカップラーメンの味は忘れられないよね!
ややもすれば、そんな僕らの青春を踏みにじるようなCMを最近の日清は垂れ流しているよ。
中にはもう日清の食品は食べない!なんて思った大人も少なくないかもしれないね。
いいね!選んでる!
ところで日清のCMについて日清の社長がインタビューに答えていたことがあるよ。
その中で今の若者はカップラーメンを自分たちではなく親のブランドだと考えているということを問題視していることを発言しているんだ。
つまりね、僕らの青春をどうしてくれるんだ!って声高に叫ぶ大人が迷惑だってことをはっきりと明言しているんだよね。
だから日清は、CMのターゲットを親から若い子供の世代に切り替えたんだ。
だって、お金があって食欲が減った親たちの世代より、お金がなくても食欲旺盛な若い世代に訴えたほうがいいなんてことはあたりまえのことだろ?
果たして親たちの世代は、これを「食べないことを選んだ」と思うかもしれないけど、日清にしてみればその世代を「選ばなかった」ってことになるんだよね。
言い換えれば、選んだつもりが実は選ばれてたってことだよね。
ちょっと考えただけでも、こんなことは世の中には沢山あるはずだよね。
長い年月かけて積み重ねてきた大切な価値観かも知れない。
でも、いつの間にか好き嫌いだけでものを判断するようになってしまっていないかい?
嫌いと感じたものに対して、後から間違っているという理屈を押し付けようとしてはいないかい?
目新しい物が目の前で誕生しているのに、「あぁ、あれの真似だね」とか、知っているつもりになってはいないかい?
そういう、すぐに良し悪しばかりの判断を下して人の話を聞こうともしない大人は嫌いだったはずだよね!
人間は新しいものに対して既知のものであると本能的に思うようにできているよ。それが身を守る方法だからね。
でも、そんな自分に負けないように記憶にある何かに結びつけようとせず、表面だけの情報で全てを知った気になるのではなく、興味を持って一歩踏み込んでみるんだ。