はてなキーワード: キアズマとは
結局減数分裂では2回分裂が起こるのは便宜的に細胞が最初に2倍の長さ(or量)の染色体を作り出す、ってだけで
2回分裂してDNAの量は元の細胞のちょうど半分になるってだけなので1つの染色体に対して配偶子が基本は2パターン、って考えは正しそう。
https://www.youtube.com/watch?v=fqv4UrfALXY
多分最初の増田が言ってた「遺伝子に交叉が起こることもある」はキアズマのことを指していて、
これが結構頻繁に起こるということは書いてあるけどどれくらいの割合なのかによって色々持つべき条件が変わる感じ。
「双子と同じくらいの確率」とかそういうレベルであるならまあ基本的な考え方としては無視していいと思われ。
サラッと調べた感じだとこの交叉した染色体から作られた配偶子がダウン症などの染色体異常と関連していると考えられているので、なおのこと「異常なやつ」と捉えてよさそう。
サクリファイス、エデン、サヴァイヴと同一作者のロードレース作品を読んだ。いつ買った本だったか思い出せないけど、新潮の帯が結構憎い。そりゃサスペンスとかミステリーの要素がラストにあるけれど、これらの作品の本質はそこじゃねえだろうと言いたくなる。季節の企画だから仕方がないといえばしかたがないのだけれど。
ともあれ、これらの作品(サクリファイスとエデンは長編、サヴァイヴは短編集)は、タイトルがストレートにテーマとなっている青春スポーツ小説だった。プロのスポーツ選手が抱いているであろう心情が丁寧に描かれていたし、ロードレースという競技自体も過不足なく魅力が書き表されていたと思う。
主要な登場人物はみんな自転車で走ることが大好きな酔狂者ばかりだった。自転車で走ることが好きすぎるから勝ちにこだわるし、エースのために尽くそうとするし、薬物に手を出してしまったりする。根底にはどうしようもない業があるんだなあって思った。そこまで心酔できる対照を、自分も見つけたい気がする。怖いけども。
シリーズを通して重要な立ち位置にいたのが石尾という人物だった気がする。主人公になる短編があるわけじゃないんだけど、この人こそ自転車狂としての素質が一番現れてたんじゃないかな。そんな人物が一作の目のサクリファイスでなした役割を思うと、次代に繋げようとする意思に触れた気がしてじんわり胸に来るものがある。無骨で何考えてるのかわからない人物が抱えている思いが最後のほうで顕になるのって好きだなあ。