踊っているのはいいんだけど、青春についての歌詞を客観的に歌わせるところに失敗がある。
青春っていうのは没入するものであり、後から青春だったことに気付くものだ。大人になってから気がつくものだ。
だからあの、高校生たちが踊りながら自己の青春に言及する歌詞・歌はどこか論点がずれている。
それをあたかも高校生自分たちで自覚的に、自己言及的に歌うことは、ある種青春というものを脱臼させている。
CMの造り手は、青春が終わった者の視点なのか、青春まっただ中の者の視点なのかあやふやなままCMを作ってしまっている。
これは譬えるならうんこである。くそ。こんな程度の低いCM見せんな、って話。タダで見れるもんなんだから、あるいは自然と眼に入るもんなんだから、気合入れて作れって話だ。糞みたいなCM見せんじゃねー。