はてなキーワード: 送致とは
https://www.bengo4.com/c_1009/n_14645/
の福投手が打たれたことに対して「死ね」「天に召されてくれないかなあ」とか書き込んだ人に対して
ところが、2022年1月18日、男性に一通のメールが届いた。差出人はツイッター社で、仮処分命令申立書の写しが添付されていた。
当初は「詐欺」を疑った。しかし、その後に刑事告訴され、警察の取調べを受ける中で、福投手に「死ね」などと全世界に公開していることが罪になると知った。
「ちゃんとやれよ」=「ちゃんとやってない」=「怠けてる」って事で侮辱になる訳で
■性暴力してきた人がロッキンに出る
しかも私の子供の頃から大好きなアイドルグループの出番のひとつ後に。
相手は自分の好きな人で、一度認めたにも関わらず私が許さないと知ると
「レイプされたと嘘の告発を暴露系YouTuber(コレコレ)にされると思ったから、録音するつもりで録画ボタンを押して適当に置いていただけ」
と、誰が信じるんだという狂った言い訳で逃げた。
相手は証拠を消し、私は罰を受けてもらうために誰にも見られたくないデータの復元をお願いしたけど警察も精神が狂った女にそこまで手間を割けなかったんだろうし、
相手も警察にデータの復元を提案されたが理由をつけて拒否し、警察はそれを受け入れた。
結果、スマホやパソコンの中身を確認しただけで立件できないと送致した。
検察にも再度お願いしたが、相手はその時にはスマホをの機種変更をして当時のものを破棄しているので出来ないと。
勇気を出して好きだから許したいから大ごとにしないから謝って認めて嘘をやめてくれと頼んだ。
どれひとつも自分の思い通りにはいかなかったから、心が疲れきってしまった。
一時は痩せ細って、疲れて動けなくなる、パニックを起こす、自殺未遂すると絵に描いたようにメンタルがダメダメになったけど
このままではダメだと、事件があった前の自分より良い自分になるよう治療してる。
でもテレビが見れなくなった。
特にニュース、ある日突然悪意のある第三者に当たり前の日常を壊されてしまうことに
自分より遥かに辛く、想像も出来ないくらい苦しんでる人が沢山いることに
一時期、音楽も聴けなくなった。
だけど、聴けるようになったのがそのアイドルグループの曲だった。
つんくさんの曲と歌詞は世の中の女の子を応援してくれて、時には厳しくも優しい言葉をくれる。
日々頑張ってパフォーマンスを磨いている彼女たちを見るだけで元気が貰える。若さやそれ故の悩みや葛藤が垣間見えることさえもキラキラ輝いて見える。
もっと出来るはずと己を鼓舞したり、今はちょっと無理せんでいいかなとか…生まれ変わってモー娘。になりたいな…妄想したり考えを巡らせるだけで幸せを感じることができたから
心が少しずつ良くなる手助けをしてくれたと、勝手に一方的に感謝している。
先日タイムテーブルが発表されて、大好きなモーニングの後にその人のいるバンドがいた。
許せない気持ちがまた湧き上がってきた。
ロッキン観に行くわけでもないけどさ。
そんなのが罷り通るんです。
このへんまでは、ふんふんなるほどと読んでいたが、
ここでずっこけた。
物的証拠がなきゃだめだろ。
ここに書かれたことが全て本当としても、猪なんとかさんが逃げ回ってできた獣道の境目に、あなたがつまずいただけのような。
撮影されたのが行為中のものか着替えか何かは分からないけれど、
相手も(仮に復元できるとしても)そんなケチのついた動画を持っていたくないだろうし、
もう、なかったことと同じなんだ。
いずれにしても、忘れた方がいいよ、そんなやつのことは。
宇梶剛士さんはブラックエンペラーの総長として抗争に明け暮れていましたが、ついに18歳の頃に逮捕されて少年院送りとなっています。
宇梶剛士さんは18歳の頃に抗争事件の首謀者として逮捕され、家庭裁判所への送致を経て少年院に収監されました。
この時、母親の宇梶静江さんが差し入れてくれたチャップリンの自叙伝を読んだことがきっかけで宇梶剛士さんは俳優を目指すようになり、少年院の中で不良を卒業する決意をしました。
少年院収監中から宇梶剛士さんは勉強を開始し、外出許可を取って高校への転入試験を受けました。
少年院を出所した宇梶剛士さんは3つ目となる明治大学付属中野高等学校定時制でバスケットボール部に入り、猛練習の末に都大会で優勝するまでチームを強くしたという伝説も持っています。
寝ていたホームレスの男性を驚かそうとコンクリート片を壁に投げつけ 17歳少年を少年院送致、岐阜家裁
https://www.gifu-np.co.jp/news/20211112/20211112-122206.html
2020年11月3日、秩父鉄道の「ちちてつ秋まつり~SL転車台公園オープン記念イベント~」が開催された。
鉄道ファンの山添拓参議院議員(日本共産党、東京選挙区選出)は趣味の鉄道写真撮影のため、埼玉県長瀞町を休暇を利用して訪れた。
前後関係や時刻は不明だが、他の鉄道ファンと一緒にいわゆる勝手踏切を1秒間で横断したところを埼玉県警に発見され、捜査を受けた。
2021年9月18日、山添議員は自身のツイッターで本件が書類送検されたことを報告した。
https://news.yahoo.co.jp/articles/c2209ae8d6fb1456e1666abef529571a11e576e0
秩父警察が長瀞町の踏切で点数稼ぎをしていたという情報あり。山添議員に限らず撮り鉄を検挙していたとのこと。秩父警察の警察官が山添議員の顔を知っていた可能性は低く、いち撮り鉄として扱われた可能性は高い。公安が共産党議員を見張っていた、というのはまずあり得ないだろう。
https://twitter.com/asawapanhadayo/status/1439213663231963140?s=21
点数稼ぎの検挙であれば罪の重さは関係ないだろう。右折禁止の交差点を知らずに右折した瞬間、目の前にパトカーが止まっていることがあるのと同じ。捕まった側は悔しい気持ちになるし同情するが、違反は違反。
刑事訴訟法246条で「司法警察員は、犯罪の捜査をしたときは、この法律に特別の定のある場合を除いては、速やかに書類及び証拠物とともに事件を検察官に送致しなければならない」と定めているので、書類送検(送致)は必ずされる。
重大事件ならともかく、このような軽犯罪がなかなか送検されないのはよくあること。半年から1年かかってもおかしくない。時間がかかることの是非は議論があるが、本件だけわざと遅らせたのでは?という批判は弱い。
https://legal.coconala.com/bbses/3597
もしかしたらあるかもしれないが…政権が共産党の勢力を削ぐために埼玉県警に指示したかというとどうだろう。そもそも山添議員は参議院議員で次の改選が来年なので、来年6月に送検した方がダメージは大きい。
県警が読売にリークした可能性はある。現職の書類送検はそこそこニュースバリューあるし。なんでこの人だけ実名報道されるのかというと、国会議員だからだよね。
そもそも、多数の撮り鉄の中で山添議員だけが検挙されているなら本人から不当だと異議申し立てがあるはず。鼠取り的捜査手法に文句はあると思うが、外形的には犯罪を犯したことは明らかなので、大人しく書類送検を待っていたのではないか。送検の連絡が来たとき、マスコミにすっぱ抜かれる前に発表したという判断はあっただろう。本来は昨年警察に捕まったときに報告しておいた方がクリーンなイメージは作れた気もする。
http://jingunomori-ladies-clinic.com/?p=910
11月に入り新型コロナの第3波が日本に襲来してきています。今回の感染状況は冬も控えて前回の1波2波より危機的状況のようです。現在世界中でワクチンの開発がされていますがその有効性と安全性は全く不明です。ところがホメオパシーには過去にインフルエンザの予防や治療に効果を上げた歴史的実績があります。1918年から19年にかけて世界中で流行したインフルエンザであるスペイン風邪では通常の治療を受けた集団の死亡率は30%から60%でしたがホメオパシーの治療を受けた集団では1%から2%でした。また今回の新型コロナに関してはインドからホメオパシーによる予防効果についてすでに次のような報告がされています。
2020年4月の10日から23日にインド政府が合計17か所の検疫所から集めた26525人を対象におこなった。コロナ患者に濃厚接触した2625人に「あるレメディ」を7日間予防目的で服用させたところ11人を除いて誰も発症しなかった。しかもこの11人は7間服用せず3日間しか服用しなかった。インドはホメオパシーが盛んな国でインド政府が積極的にホメオパシーの臨床と基礎研究に力を入れています。私はこの2625人という多数を対象としているのでこの成果はかなり信頼性があると思います。レメディはご承知のとおり生命力、つまり免疫力を活性化する作用があります。インドでは新型コロナの患者数が多いのに死亡者数が少ないのはホメオパシーを予防や治療に積極的に使用しているからといわれています。
コロナは濃厚接触してもしなくてもどこで感染するか分かりません。そこで使用法としては月に1回だけレメディを服用します。月に1回だけの服用で1か月間有効のレメディを用意しました。これを12か月服用します。つまり1年間に12回だけ服用します。
このレメディをご希望の方はホームページの終わりにある申し込みフォームからお申込み下さい。レメディを郵送致します。費用は12か月分で25000円です。
http://jingunomori-ladies-clinic.com/?p=948
オリンピックが終わった8月から日本では新型コロナが爆発的に広がってきています。今回の第5波は過去最悪で制御不能と言われています。ホメオパシーには過去にインフルエンザの予防や治療に効果をあげた歴史的実績があります。1918年から19年にかけて世界中で流行したインフルエンザであるスペイン風邪では通常の治療を受けた集団の死亡率は30%から60%でしたがホメオパシーの治療を受けた集団では1%から2%でした。ホメオパシーによるコロナの予防については前回話しましたが今回は治療の話しです。インドはホメオパシー大国でインド政府が積極的にホメオパシーの臨床と基礎研究に力を入れています。そのインドの公的研究機関がインド政府の公認を得てホメオパシーのコロナ治療の有効性に関する大規模な臨床研究を行いました。今回その結果が発表されました。その結果コロナ治療に関する27種類のレメディの有効性が確認されました。
当院ではこのなかで特に有効性が高い3種類のレメディの「カクテル」を作りました。このカクテルでコロナによる25にのぼる多くの症状の改善をすることができます。レメディは生命力、つまり免疫力を活性化する作用があります。インドでは新型コロナの患者数が多いのに死亡者数が少ないのはホメオパシーを予防や治療に積極的に使用しているからといわれています。
このレメディカクテルは自宅やホテルで療養している軽度から中等度の症状がある患者さんにお勧めします。1日3回服用で数日間使用します。身体症状のみならず精神的不安感などにも有効です。またコロナ感染後の後遺症に対しても有効です。
このレメディをご希望の方はホームページの終わりにある申し込みフォームからお申込み下さい。レメディを郵送致します。費用は一人分35000円です。
コロナ・ウィルスは変異により症状が変化することがあります。ホメオパスはクライアントの症状をセッションで可能な限り観察し、クライアント毎にレパートライズすることを忘れないでください。
処方の目安:
Ars. 30Cを3日間にわたり1日1回、空腹時に服用します。
近隣で新型コロナ・ウイルスの発症が蔓延している地域では1か月程度は継続します。
*藤沼医院
・A型・B型インフルエンザと新型コロナウイルス用中和レメディ
https://fujinumaiin.jp/?p=2308
季節性インフルエンザと新型コロナウイルス用中和レメディについて、解説動画を2本アップしました。
沼医院ではロシア製メタトロンなどの量子理論に基づく波動測定治療機器を代替医療に用いています。
当院では一般にはほとんど普及していない最上位最新鋭機種の4D Oriental Holisticも稼働中です
これらの機器によりホメオパシーで用いる砂糖粒(英国製)に量子情報をリプリント(転写)してレメディー(薬)を作成することが出来ます。
細菌やウイルスの各々の量子情報は既にこれらの機器に記憶されていますから、その情報を逆転写してそのウイルスの情報を中和消去することも可能なのです。戦闘機の交信にも使われているノイズキャンセリングの手法と同じです。
当院では日々の代替医療にこの方法を取り入れ大きな効果を上げています。
新型コロナウイルスの詳細情報は未だ解りませんが、新型コロナウイルスにはHIV(エイズウイルス)の4つのタンパクが組み込まれているとの海外論文(現在は取り下げられています)があり、実際HIVに対する治療薬(カテロラ)が効果を上げており、エボラ出血熱の治療薬(レムデシビル)も検証段階に入っています。
そこで、コロナウイルスとHIV、エボラウイルスの3つの量子情報を砂糖粒に逆転写して新型コロナウイルスに対する中和レメディを作成し、現在臨床試験中です。
新型コロナウイルスに対するエビデンスはこれから明らかにする予定です。
・1日3回 (1回1~3振り)を舌下で溶かして粘膜吸収させる
国連の「恣意的拘禁に関する作業部会」に、ゴーンの4度に渡る逮捕と長期間の拘留は違法だという訴えが持ち込まれました。「訴えによると、拘置所内では食事は不定期的にしか取れず、ゴーン氏はかなり痩せてしまったとのことです。」みたいな鼻で笑っちゃう訴えもありますが、おおむね正当だとおもいます。同じような容疑で繰り返し再逮捕されて拘束期間が延ばされたとか、読めない日本語の供述調書を、その場での口頭の翻訳を聞かされれただけでサインを強制されて、拒むと拘束期間が延びることをほのめかされたとか、自分が弁護士と相談できるのは平日の昼間だけなのに、取り調べは夜とか週末とか祝日とか弁護士と相談できない時間にやられるとか、保釈中も弁護士経由でないと妻に連絡を取ってはならないなんて保釈じゃなくて在宅逮捕だ、とか、まあ近代国家はやっちゃダメだよねって思います。
この訴えについて、国連が日本政府に説明を求めたところ、二か月後に
法律に基づき、個々の事件についてはコメントできない。ただ、一般に日本では、逮捕後の拘束期間は裁判所の厳しい監督下にある。
という回答が返ってきました。
日本の代用監獄問題について部会が以前に述べたように、法律によって説明できないという主張は十分ではない。この作業部会は、国連人権理事会の決議30.30に基づき、不当に拘束されている恐れがある被害者のために、世界中の政府に説明責任を求めるために存在している。したがって加盟国には、60日以内に可能な限り詳細な調査を行って部会に報告する義務がある。しかし、日本政府は、部会がこのような説明をしたのちにも、法律に基づき公判中の事件にはコメントできない、という主張を繰り返した。
一応補足しておきますが、国連からの情報提供の依頼とその回答はとても重いものです。実際、大量破壊兵器の有無について国連からの問い合わせに十分な回答がなかった、という理由でアメリカがイラク政府を転覆させています。また、自国の法律は自国が決められるので、「自国の法律では説明できないから説明しないよ、ゴメンね」は、回答になっていません。大量破壊兵器の有無について聞かれたときに、「軍事機密だから外国人に話すのは違法だよ、ゴメンね」で済まないの同じです。
こんなコメントされてるようでは、国連部会の結論が日本政府にとって有利になるはずがありません。部会は、ゴーンの国外逃走については評価も批判もしないが、それとは独立に、逃走以前のゴーンの拘束が正当かどうかについて判定することは可能だと述べます。それどころか、ゴーンの国外脱出という事件があったからこそ、日本のdaiyo kangokuについての問題があらためて問われているし、部会として判断するのは適切だ、とまで言っています。その後、部会は、訴えは十分にもっともらしいので、訴えが正当かどうかの説明責任は日本政府にある、とします。
という国連人権規約を引用します。そして、ゴーン氏のケースでは、保釈請求が繰り返し棄却された際に理由が述べられないため反論も不可能なこと、および、繰り返し行われた逮捕から検察送致までの期間には制度上保釈請求すら不可能な点を指摘し、ゴーン氏の長期拘束は法的な正当性がないと結論付け、ゴーン氏の取り扱いを直ちに改善するよう日本政府に求めています。
正直、国連部会の主張はぐうの音もでない正論だと思う。それに引き換え、国連人権規約で、逃走の恐れが高い時の拘束は認められており、さらに実際に逃走されているのに、「拘置には法的な正当性がない」とか言われてる日本政府は無能の極み。代用監獄続けるなら、せめてその正当性をまともに訴えるくらいしてくれ。ゴーンのケースはこんなにコテンパンにやられるほど日本政府が不利なケースではない。
伊藤詩織さん、虚偽告訴などの疑いで書類送検…元TBS記者が刑事告訴|弁護士ドットコムニュース |
https://www.bengo4.com/c_1009/n_11899/
ご承知の通り、事実無根であっても刑事告訴されれば検察官に送致されるのは当然で、その結果、起訴か不起訴が決まります。
正式な法律上の用語でなくマスコミが慣例的に使用しているものであり、誤解を招くため使うべきではありません。
本件は、「伊藤詩織さんが書類送検」と字面が踊れば同氏が虚偽告訴をし何らかの処分がされたかの印象を与えられることを狙って山口氏が意図的に流したと思われるものですが、弁護士ドットコムではなぜそのまま伊藤氏を不当に貶める見出しとして掲載したのでしょうか?
案の定、本記事を話題にしSNS上で伊藤氏を中傷する言論が急速に広がっています。
これ以上伊藤氏に対し不当な誹謗中傷が行われることを御社が助長すべきではありません。
弁護士ドットコムが法律的な観点から解説する専門メディアであるならば、至急、本記事の見出しを訂正し、性犯罪被害者に対する適切な配慮のなされた内容にしてください。
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我が家は細々と農産物を販売する兼業農家で、20年くらい前から通信販売もはじめた。始めた当初は母が諸々の事務を担当し、8年ほど前に私にその仕事が私へ引き継がれた。
代金の回収は商品着後の後払い(郵便局かコンビニ)で、ほとんどのお客様は滞りなくお支払いしていただいている。
そんな中、本当に初期の頃からご利用いただいている、Aというおじさんがいた。
Aさんはいつも電話で注文をしてくれる。特にうちのブルーベリーを気に入ってくれていて、一箱は奥さんと食べるために自宅へ、あとは兄弟や従兄弟に送りたいから、〇〇県のB、△△府のCに同じ商品を送ってね、というように注文をくれた。
Aさんのご兄弟も我が家の商品を気に入ってくれて、兄の紹介で、と注文をくれたこともあった。
Aさんとは直接お会いしたことは無かったが、電話の話だと過去営業をやっていたとのことで、声にはハリがあり、大変はきはきと喋る。熨斗の確認などの際も、細かく指示をくれたので、15年の間にAさんに変化が訪れていたなど想像もしていなかった。15年。私はまだ学生だった頃だ、そのくらいの時間が流れたいたのに、気づかなかった。
ある年のこと、Aさんに商品と請求書を送ってから3週間が経過した。我が家では着後2週間以内のお振込みをお願いしているが、まあ土日や祭日に商品が届くこともあるので、入金漏れのチェックはおよそ3週間を目途に行っている。Aさんは今まで着後すぐに入金をしてくれるタイプの人だったので、家族でもあれ?という話になった。商品の追跡を確認したが、発送の翌日にはお受け取りいただいている。Aさんからの発送依頼で商品を送ったご兄弟の方々も同じくお受け取りは完了していた。
入金の確認がとれないまま、4週目に突入した。請求書の発行履歴はある、これまでにあったパターンだと、請求書を紛失した?でも、Aさんなら請求書を紛失したと言ってくるだろうし、となると何かあったのだろうか?
私はAさんの自宅へ電話した。
Aさん「はい、Aです!」
私「××の私と申します」
私「すみません、実は商品発送後、Aさんの入金確認がとれておらず、お電話させていただきました。商品とご請求書は届きましたか?」
Aさん「ああ、商品は届いているよ~ ごめんね、冷蔵庫に空きがなくて仕舞えてないんだ。早いところ食べないとね、請求書は、ちょっと待ってね、見たような気はするけど……」
私「あ、はい、あのもし紛失されたようでしたら、再送致しますが……」
Aさん「あ、あった、ありました、あれ?おかしいなあ、忘れちゃってたのかな。ごめんなさいね、今日は、え~っと、土曜日か! 週明けに至急振込みますので!」
そう言うなり電話は切られた。
「冷蔵庫に仕舞えてない」「土曜日」この二つの言葉に私はじわりと嫌な感じがした。
まず、この会話は商品を発送してから4週目に突入したころのやり取りなのだ。ブルーベリーはクール便で送ったが、その後少なくとも常温で20日以上経過している。傷んでいるだろうし、下手をすると腐敗している可能性もある。だが、Aさんはそれを食べないとねと言っていた。
そして、Aさんは土曜日と言っていたが、その日は普通の平日だった。
5日ほど経過した。もちろん入金はなかった。
私は家族に相談した上、経緯(食い違いがあるといった内容は書かず、何日に商品を送った、請求書の送付から何日が経過している等)を説明した手紙を同封し請求書を再送した。奥様がいると言っていたので、奥様に読んでいただければと思った。
再び5日ほど経過したが、何の連絡もなかった。
私は再度Aさんへ電話をかけた。
Aさん「はい、Aです!」
私「××の私と申します、先日お電話したブルーベリーの件で……」
Aさん「××(弊社の名前)さん! ブルーベリーね、昨日おいしく食べたよ」
嫌な予感が当たった衝撃。Aさんの嘘であって欲しい、本当はぐじゃぐじゃで食べられなかったけど、気を使ってくれただけだと。いや、でもAさんなら、もし食べてしまっていたら、今年のブルーベリーはおいしくないって正直に言ってくれるはず……Aさんの言った昨日がせめて、先日の電話の日であって欲しい……食べられる部分だけ食べたのだと……そんな日にちの感覚がずれているだけであって欲しい……。色々な考えが巡った。
私「請求書をお送りしたんですが……」
Aさん「んっ!? 請求書ね、ちょっと待ってね……妻が出て行ったから、持って行っちゃったのかなあ、申し訳ございませんね、今日は、え~っと、土曜日か! 週明けには至急振り込みますので!」
先日とほぼ同様のやり取りだ。
このままでは代金の回収ができないこともだが、Aさんの生活は成り立っているのだろうか、それが不安だった。奥様はお元気なんだろうか、家族のことに踏み込むのは失礼にあたるだろうが、Aさんが常温でずっと放置されたブルーベリーを食べるような生活を送っていることを知った上で、このまま見過ごしていいのだろうか。
もちろん、Aさんとは親戚でもなんでもなく、顔も知らないし年齢も分からない。遠い所に住んでいるお客様の一人だ。けれど見て見ぬふりをするのが正解、代金の回収も諦めてそのまま(大口の注文ではないので、できなくもないが)、と割り切ることもできなかった。
その後も、Aさんへの電話は続けた。逆に、Aさんから電話がかかってくることもあった。やり取りは同じようなことを繰り返すことになった。
Aさんの調子には波があるようで、ブルーベリーの注文をしたことすら忘れているとき、ブルーベリーを食べたことを忘れているとき、注文はしたけど届いてないよと言われるときがあった。奥様とは相変わらず連絡が取れなかった。
かかってくる電話は、早朝に来ることもあれば、夜にくることもあった。
家族と再度相談し、今回はやむなし、ということで、私はAさんのご兄弟のBさんに連絡をさせていただいた。過去ご注文をいただいたご兄弟の履歴が残っていたのだ。
経緯を説明すると、「お察しのことかと思いますが、兄は痴呆症なんです」「義姉(Aさんの奥さん)は既に他界しておりまして」「私も月に数度様子を見に行っておりますが」「日常生活や身の回りのことは大体出来ているので、あとはホームヘルパーを派遣したり、週に数度は兄の息子夫婦が訪ねたり」「息子さんは〇〇(大手企業)の役員をやっていて、その奥様が様子を見に行っているようですが、二人ともいい人なので、代わりに支払いを申し出て下さると思いますよ、私の方から経緯と事情を説明しておきますね、そちらの会社名とご連絡先も伝えておきます」
本来、私が心配しなくてはならないのは代金の回収だけのはずだし、私でも知っているような企業にお勤めの息子さんご夫婦が定期的に訪れているのだ、生活に困窮なんてしていないに違いない。どんな生活を送っているかなんてわからない。これ以上私などがAさんの心配をすることも、私にこれ以上できることもない。そうは分かってもなんだか、Aさんの老いや時間の流れや……何ともしがたいけれどつらい気持ちになった。
後日、Aさんの義娘にあたる方からご連絡があった。請求書の送り先の住所は、都内のマンションだった。3日もせず、入金があった。
私たち家族としてはとりあえず一件落着、と思っていたさらに数日後、なんと当のAさんから電話があった。
Aさん「ブルーベリーいただいたよね! 請求書を送ってくれるかな?」
Aさんへ請求書は4度ほど送った。送ったとだけ言うと、Aさんからまた電話がくるかもしれない。
Aさん「えっ? そんなことないよ、まだ支払ってないはずだって」
困った。少し押し問答になり、悩んだ結果、私はこのような嘘をついた。
私「ご請求書の件ですが、何度かA様宛に郵送したのですが、郵便事故でA様の所へ届かなかったようです。申し訳ありませんが今回だけ息子さんご夫婦の所へ郵送させていただきました。お支払いも息子さんご夫婦が代理で行って下さいましたよ」
Aさんはものすごく怒った。悪くなったブルーベリーの違いも分からなくなり、時間や曜日の感覚も失い、けれど息子に迷惑をかけたことを恥と感じ、こんなに辱められたのは初めての経験だ、客へ行う仕打ちではない、一体どんな会社の教育なんだと御叱りを受けた。私は謝罪した、10分ほど謝罪を続け、Aさんは怒りを納めて、また来年もブルーベリーを注文させていただきますと言い、電話は終わった。
翌年、Aさんにはブルーベリーの案内ハガキは出さなかった。Aさんからも問い合わせも注文も無かった。
Aさんの弟さん、息子さん夫婦、ここまでサポートされ、身の回りが出来ていると判断されていても、Aさんは腐敗した食べ物を食べている。でもそのことをBさんに伝えることはできなかった。そんなこと分かっていて、それでもAさんの性格や折り合いから付きっ切りなんてできないのかもしれないし、もしかしたら腐敗した食べ物を食べていることも知っているのかもしれない。
あるいは、Bさんに伝えたところで息子さん夫婦やヘルパーさんが叱られるだけで、でも手のつけようがないのかもしれない。
外野が出る幕でもなく、余計な心配だったのかもしれない。でもどうしたらよかったんだろうとブルーベリーの時期になるとぼんやり思い出す。
こうしたお客様は今後も出てくるかもしれないし、私もいずれAさんみたいになることもあるんだろうな、なんてぐじゃぐじゃした気持ちを、今も引きずっている。
前提を先ずは語ろう。
ここでいう海事関係者とは「海の事」という意味であり、広義的な意味では海自(海上自衛隊)をも含まれるが、海上自衛隊を限定して指す言葉ではないことに注意して頂きたい。
海事関係者として語るにあたって、当方は以下の資格取得者である。
なお、上記資格一覧から理解できるように専門教育は海運を中心としたものであるが、生家が漁師であるため漁業に関しても実務経験がある。つまり当方は生来からの海事関係者であるという理解で良い。
さて、当方がこのエントリを書くに至ったのは、はてなブックマークやTwitterなどへ投稿されている主張があまりにも素人意見に過ぎるものであり、その素人意見を元に日本政府の対応へ非難を浴びせる者が多いから書くに至っている。
本題へ入る前にこれは強調しなければならないだろう。船員の労働組合である「全日本海員組合」は憲法の改悪に対して反対する立場であり、憲法改悪に対して現在の日本政府へは与していない。また港湾労働従事者の組合である「全日本港湾労働組合」も同じ理由で現在の日本政府へは与していない。
第二次世界大戦後の政府が行った商船企業へ対する保障の件を知っているのであれば多くの海事関係者が(現在問わず)日本政府に与しない理由も察していることだろう。
ではまず、当方が眉をひそめた主張として「中国からの帰国者の一部がウイルス検診を拒否した件」へ寄せられた「強制的にウイルス検診を受けさせるべきだ」という類の主張である。
はっきりと言おう。これは日本政府どころか世界中の190以上の国家と地域は強制的にウイルス検診を受けさせることが出来ないようになっている。
有り難くもこのエントリを読んで頂いている方々は、当方に対して海事の専門家として期待を寄せているだろうから、強制的なウイルス検診が不可能な根拠を示す。
国際保健機関(WHO)に加盟する190以上の国と地域は国際法として国際保健規則(IHR)に縛られている。
1. 本規則の実施は、人間の尊厳、人権及び基本的自由を完全に尊重して行なわなければならない。
https://www.mhlw.go.jp/bunya/kokusaigyomu/dl/kokusaihoken_honpen.pdf (PDF注意)
引用したPDFをご覧になった方は直ぐに理解できるであろうが、規則としての機能するであろう一番最初の明文が「人権の尊重」である。
今回の件に対応しなければならなかった日本の高級官僚はおそらくこのPDFとほぼ同じものを比較的早期に読むことになったであろうことは想像に難しくなく、そして一番最初に目へ飛び込んだのは「人権の尊重」だ。
日本政府はIHRによって人権の尊重を履行しなければならないので、ウイルス検診を拒否した者の意思をそのまま受け入れた日本政府の対応を非難するのは誤りある。
もし非難する点があるとするならば「説得の失敗」という点。ただしどのような説得があったか不明であるし結局は相手の人権を尊重しなければならないため、相手にやむを得ない理由などがあるのならば誰が説得しても困難だろう。
これは脅しているわけではなく1つの注意として、そう例えば忠言のようなものだと考えていただければ幸いだが日本国へ疫病を蔓延させんとする優しいアナタの主張は人権を脅かす可能性があるのだ。
Twitterやはてなブックマークなどでの主張の中で、当方が申し訳ないが認識を改めて欲しいと感じた主張は「罹患者を早期に下船させ陸上の設備の整った病院で治療させるべき」という類の主張である。
こういう類の主張をした方々は「日本国が島国であるという認識を持っていない」と思われる。
ここでこのエントリを読んでいる方々に考えて頂きたいことがある。それは「島国日本の水際とは何処か?」だ。
こんな設問は小学生でも理解しているだろう。日本の水際とは港湾である。
では、新型コロナウイルスを日本の水際で食い止めたいとした場合、日本の何処で食い止めるのか?港湾である。
陸上の病院へ送致した時点でそこはもう日本の水際ではないのだ。
日本は明確に島国である。島国であるからこそ日本経済を根本から支える物流は海運へ極度に依存している。
どれくらい依存しているかと言えば日本の国内物流の40%以上、日本の国際輸出入になれば99%以上が海運である。
そのことから当方が「聞くに値しない」「何も理解していない」「この人物は一切信用ならない」と判断した主張は「安倍政権は経済重視なので新型コロナウイルスの対応を遅らせた」という類の主張をした者たちだ。この者たちには当方は敬意すら持ち合わせない。
この類の主張を1度でもした者の主張は今後一切聞かないほうが良いと当方は非常に強く多くの人々へ忠言する。
前述した通り、日本の国内物流の40%以上、日本の国際輸出入になれば99%以上が海運であり、自民党、旧民主系政党、社民党、共産党、維新の会、公明党、幸福実現党、れいわ新選組、泡沫政党、その他政党、どのような団体が政権を握ろうがこの事実は揺るがない。
海運とは遣隋使から続く日本経済の根幹と言って過言ではない。もはや真理である。
今回は日本の水際、日本経済において非常に重要な港湾で起こっている大災害なのだ。
こういう類の主張は唾棄に値する。馬鹿や阿呆は褒め言葉と取られることもあるのでこの者たちへは愚かだという言葉を投げつけよう。
愚か者たちがTwitterやはてなブックマークへ下らない主張を投稿する電力の燃料はどうやって運んでいると考えているのか。
日本国民の衣食住はどのように運ばれてきているのか。その40%以上が届かなくなる危機へ瀕しているのに何を下らないことを言っているのか。
トラックや鉄道で運ぶ?どうやって動かすのか。燃料を含む国際輸出入の99%は海運だ。
多くの賢き人々は理解し唾棄しただろう。この愚かで下らない噴飯ものの主張の質を。
ここで改めて旗国主義を説明するのであれば、船舶や航空機など公海公空を行き来する乗り物の内部に関しては、その乗り物が所属する国家の法律が適用されるというルールである。
https://ja.m.wikipedia.org/wiki/%E6%97%97%E5%9B%BD%E4%B8%BB%E7%BE%A9
ダイヤモンド・プリンセスを例にすると、ダイヤモンド・プリンセスはイギリス船籍でありダイヤモンド・プリンセスへ乗船している間はイギリス国法が適用されるということだ。
あまり詳解すると問題があるので軽い説明に留めるが、日本では基本的に賭博は禁じられているが、賭博合法国の船籍を取得し船内へ賭博場を持つ、いわゆるカジノシップという存在もあったりする。
このように日本の領土領海領空内に居ながら旗国主義は合法的に治外法権を得られる仕組みとなっている。
それが今回の件で足かせになっている。
つまり、ダイヤモンド・プリンセスへ乗船する前は日本国法が適用され、ダイヤモンド・プリンセスへ乗船するとイギリス国法が適用されてしまうので、例えば日本で言うところの薬事法の違いなどが発生する。
もちろん日本とイギリスには定義される人権1つ取ってみても揺らぎがあることが予想されるし、ダイヤモンド・プリンセスの対応を日本国として行っているという視点がかなり面倒なことになっているのだ。
IHRは国際法であるが、その機能を各国が履行するには各国で法制化する必要がある。法制化するということは各国で他の法律と矛盾の無いように法制化する必要があるわけで、ここで法制度上の様々な定義に各国で揺らぎが発生するというわけだ。
だからこそ、そのようなことにならないよう願っているが、即ちダイヤモンド・プリンセスへ関わる事柄は日本国が主導した犯罪として認定される可能性がある。
ここで日本政府の動きを振り返れば、歯切れの悪い言葉、なんだか遅い対応、よくわからない錯綜した情報、外圧に屈したように見える動きetc...
日本に住まう大半の人はイギリスの法律なんて存じ上げないと思われるが、イギリスの合法的な対応を日本人が取れるのか?と言われると非常に疑問である。
例えばイギリスでは肖像権が法制度化されているが、ダイヤモンド・プリンセス船内を日本の報道慣習に合わせて放映している日本のマスメディアは大丈夫なのだろうか?と心配になる。日本のパブリックとイギリスのパブリックがイコールで結ばれるのか?と。
結論として、IHRに合わせ人権を保障しつつ、その人権の定義はダイヤモンド・プリンセス上ではイギリス国法にあり、更には日本経済の根幹である海運を維持しつつ、新型コロナウイルス対策をこなさなければならない。
「そもそもダイヤモンド・プリンセスを受け入れたのが間違いだった」
護衛艦を拒否したマーシャル諸島とミクロネシア連邦は島国であり、これが島国として正常の反応なのだと寂しく思うと共に理解をせざる得ない。
二年ほど前、警視庁の某署に逮捕されたときの話。罪名は個人特定の可能性があるので書きません。
金曜日の朝7:30くらいに、出社のため家を出ようとしたところ、出口で話しかけられる。
相手:××さんですね。 私 :はい。 相手:いまからよろしいですか。 私 :へ?今から出社するので後日でよろしいですか。 相手:××さん逮捕状出てんだよ! 私 :えええええ・・・・(しらんがな)。 相手:今のうちに連絡はしてもいいです。どうやっても今日は帰れないから。 私 :(激しく動揺しながら会社に連絡)休みます。 相手:あなたは××さんですね、逮捕状が出ています。家宅捜索するので、同行してください。
容疑を伝えられ、家宅捜索される。ケータイ、PC、記録メディア、移動系のICカード、領収書を根こそぎ証拠として取り押さえられる。
警察:あなたを逮捕し、某署まで連行します。逮捕状はこれ。手錠は車に乗ってからでもいいでしょう。車に乗ってください。
逮捕される。この時権利系は一通り宣言され、逮捕状も読み上げられる。車の中では拘束はそれほどきつくないが、今後の不安で胸がいっぱいになる。某署に到着。警察官が大人数でお出迎え。すぐに取り調べが行われる。この時も権利系が宣言される。取り調べの最中、当番弁護士に相談できることを言われ、すぐに依頼する。
容疑については一部否認したが、この一部が犯罪成立のキモになる部分だったようで、否認として取り扱われる(ということを後から当番弁護士に聞いた)。昼食は粗末なパンと粗末なおかず。とてもじゃないがのどを通らない。取り調べは続いたが、夕方になると「指紋」と「DNA」を採取され、留置所に行くこととなった。明日、検察官の取り調べがあり、裁判所に対して拘留を請求するかの判断を行うとのこと。拘留請求が行われないこともあるようだが、あとから知ったことによると「否認」で拘留請求されないことはほぼ無いようだ。
当番弁護士への面会が可能となったので、面会を行う。話してみると非常に頭がいい人物である。そのまま私選弁護人になってくれることを依頼したところ、快く引き受けてくれ拘留阻止のために動いてくれるとのことだった。拘留とは「逮捕後に認められた最大72時間の取り調べ時間」を最大13~23日まで延長すること。拘留請求が行われないか、裁判所に却下されれば3日で一旦出られるか、拘留請求が求められれば13日から23日まで拘束されるとのことで、社会復帰できるかできないかは、拘留されるかされないか次第であることが容易に想像できた。拘留の阻止には2つポイントがあり、1つは検察に対して拘留請求を行わないように働きかけること。もう一つは裁判官に対して、拘留を認めないよう働きかけることのようだ。ここで重要となるのが、社会的信用と身元引受人である。身元引受人からの拘留に対する意見書は非常に大きな意味を持つようであった。身元引受人になるような人を弁護士に聞かれ、電話番号を答えたが、正直なところケータイ全盛の今、電話番号なんて覚えていない人がほとんどじゃないだろうか。この日は残念ながら弁護士に伝えた電話番号では身元引受人と連絡が取れなかった。連絡が取れようがとれまいが、翌日の検察取り調べについては、弁護士が意見してくれるとのことだった。この後、留置所に入れられた。日本人2名と外国人1名との同室であった。取り急ぎ、同室の人にいろいろルールを教えてもらう。翌日の検察送致の辛さを脅されながら、その日は寝る。
翌日土曜日、検察に護送車で送致される。護送車は内側の人間と外側の人間が、決まった手順で操作しないと扉があかない仕組みのようであった。容疑者群もシートベルトを着けるように指示されるのだが、超絶ゆるゆるなシートベルトで、意味をなしていない。道路交通法の条文だけを守っており、容疑者群を守っているのではなさそうだった。基本的に警察官はシートベルトしない(これが道路交通法上正しいのかは不明)。鉄線入りのガラスでおおわれているように見えて、実は鉄線が入っていないガラスも一部にあるように見受けられた。護送担当の警察官は、決まったことを決まった手順で遂行することが任務のようであった。容疑者群の手錠にひもを通し、両端を警察官に括り付けることで、脱走を防いでいる。合理的な方法だ。護送担当の警察官は異常に大きな声で号令する。のどは大丈夫なんだろうか。
東京地方検察に連れてこられた容疑者群は狭い部屋にてひたすら検察官の呼び出しを待つ。この間まったくしゃべれないので、非常に苦痛であった。また、検察の椅子は座り心地なんてまったく考えられておらず、尻が非常に痛いのだった。合計6時間はすることがなく、尻もいたいというなかなかの体験であった。
・月~金は専門家の検察官が取り調べを行うが、土日は当番検察官が取り調べるので、拘留請求判断については土日のほうが厳しいようだ(拘留請求しないのが例外なので、専門外の分野で拘留請求しないのは検察官にとってリスクがある)。 ・検察官の感触は非常に悪かったようだ。なぜなら、否認しているのと、容疑がかかっている犯罪について検察官自体の印象が悪いから。 ・身元引受人との連絡は取れていないようだ。
つまり、拘留請求されない可能性は低いようだ。明日、裁判官が判断するので、そちらに期待したほうがよさそうであった。
検察官は非常にクレバーであり、取り調べは取りつく島がない感じであった。案の定拘留請求は行われた。このまま警察署に護送されたのだが、土曜日なので渋滞がひどく、護送車が遅れに遅れ、非常に疲れた。
翌日日曜日、裁判所に護送車で送致される。裁判所では検察よりはましな椅子、検察よりは圧迫感のない部屋にて待機する。
・身元引受人との連絡は取れた。 ・裁判官の感触は悪くなかったようだ。身元引受人の書いてくれた意見書が効いているようだ。
裁判官はしっかり判断してくれて、拘留までは不要と言ってくれた。後で調べると、最近の傾向として拘留請求の棄却例は東京で多くなっているらしい。その後警察まで護送され、警察官と今後の取り調べについて話し合った上で釈放された。まあ、警察官は押収した証拠について声を荒らげていろいろ追求してきたが、「否認している部分についての直接証拠」は存在しなかったようだ。
その後、いろいろあって不起訴となった。弁護士が有能だった、裁判官がまともだった、警察官の事情聴取で作文されなかった等、非常に運が良かったと思う。とりあえず、いろいろわかったことは以下の通りだが、証拠隠滅とみなされるかどうかは知らない。
・PCのHDDは暗号化しておき、生体認証は使用しないほうが良い。パスワードは黙秘権の対象。 ・秘密を守りたいならiPhoneが良い。生体認証は使用しない。Andoroidはどうにもならん。 ・面倒なようだが、SUICA定期は期限切れたら交換したほうが良い。 ・不要な領収書は捨てること。 ・SNSの履歴は定期的に消すこと。 ・弁護士は必須。どうにかして、有能な弁護士を知っておくとよい。 ・身内の電話番号は覚えとけ。
[B! togetter] タピオカを題材に風刺を描いた女学生が「女叩き」「名誉男性」などとネットリンチされる - Togetter
[B! 育児] 「母親がスマホを使って何が悪い!」不満爆発で漫画を描くも…… - Togetter
と比較してみたよ。
もっとゆかいな比較対象がありそうだけれど、今日はまあ、これで。
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3位
solt-nappa
初のツイートの指摘どおりじゃん。食べ残しなんてタピオカ以外にもあるのに、タピオカばっかり目の敵にされて叩かれてるじゃん。そこを指摘しただけで「フェミ」とか嗤う連中の下劣さよ。
これに関する増田の答えは、「タピオカがまさに今流行していて、注目を集めているから(注目が集まりやすいから)」。
作者の答えは「タピオカの美味しさに感動して私は作品作った」。
タピオカが目の敵ではなく、たまたま作者の目の前で繰り広げられていた光景が目の敵なだけ。
もしもアボカドが流行していて、作者がそのおいしさに感動したらアボカドインスタ映え廃棄問題が、
(廃棄問題が起こるかどうかは分からないが)叩かれていたと思うぞ。
当該の「初のツイート」は、タピオカインスタ映え廃棄問題を、勝手に女性を馬鹿にしているのだと思い込んで、攻撃的なリプ送っているのだから、手に負えないね。
誤解のないように言っておくと、増田は、この人を「フェミ」などと笑わないよ。「読解力もなければ行間も背景も読めない人なんだな」と哀れには思ったけれど。
それはさておき、
筆者(増田)は23区内の某所在住だが、これを見て、昼間に歩きスマホがどれくらい存在するか近所で数えてみたら、101人中16人だった。
ちょうど雨が上がった直後のタイミングなので、晴れているときよりは少ないだろうし、地域や時間帯によっても異なるのかもしれないけれど、90%まで増えるかというと、到底そうとは思えないし、どこだったら90%に達するかも想像がつかない。
歩きスマホをすることがありますかという質問では、「日常的に操作している」が6.6%、「時々操作している」が40.1%と合わせて46.7%の人が歩きスマホをしていることがわかった。
「時々操作」を、徒歩時間の半分としても20%。「日常的」と合わせても26%、「ほとんど操作しない」を徒歩時間の2割と見積もっても、33%程度だ。
おまえ、スマホ使っている人間を、「スマホ持つ奴は歩きスマホするものだ」と勝手な思い込みだけで「90%が歩きスマホ」だなんて雑な認識して、目の敵にして叩いてない?
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2位
tableturning
中性的……?どうみても女性の絵にしか見えないが…。色々後付してるけど普通にタピオカミルクティを飲む女性への批判絵でいいんじゃないの?タピオカミルクティ買ったことないから知らんけど男性は残さないんでしょ
母親の歩きスマホで殺人が起きそうな勢い。歩きスマホだ叩いてる人は道で歩きスマホやってるヤクザみたいな怖そうなお兄さんにも注意して回ってくれよ。ほぼ無害な母親叩かなくていいから怖そうな人どうにかして
「タピオカミルクティ買ったことないから知らんけど男性は残さないんでしょ」とは、「残すのは女性という偏見を持っているから描いた絵なんでしょ」という嫌みだというのは分かるけれど、仮に「女性の絵にしか見えない」として、そのことと、「女性を批判している」こととは全く結びつかないのだという点に、思い至らないのが残念なところ。
タピオカドリンクの列を見かけるときは、女性の方が多いし、その傍証として、例えば以下のリンク
を見ても、だいたい男女比1:2であると分かる。
「タピオカミルクティーは女性が多く飲んでいる」という認識は間違いないと思う。
ならば、例えば元tweetのような表現意図を持った場合、タピオカを購入する人の代表として女性を描いたとして、当然ではないだろうか。
(そもそも、元tweetは、「SNS映えの為に飲み干さずに捨てられたタピオカミルクティーは捨てた人間を絶対に忘れない」であり、それが女の仕業とも男の所業とも書いていないし、「男女っどちらとも取れない容貌にしようと思いました」とも言っている。そして、この作者本人の主張を覆すような、客観的な証拠は、誰も、何も提示できていない 20190919追記:イラスト描いた人が、描かれた人物は女性を念頭に置いているという推理があり、妥当性もあると感じたので、ここは取り消し線を引いておく)
ところで、よく「空き巣に注意」「置き引きに注意」などというポスターが掲示されているが、その犯人役は、まあ男だ。
「空き巣 ポスター」でざっとgoogle画像検索して、出てきたうちで女性が犯人だと確認できたのは、
三毛猫「チビちゃん」の日記:病院の空き巣にご用心 - livedoor Blog(ブログ)
と、もしかしたら、
の一番最後がそうかも??という程度。
一方、実際の男女比は次の通り。
女性の空き巣も男10に対して1の割合で存在するし、置き引きの比率はもう少し多そうだ(非侵入犯で女性の比率が跳ね上がるのは、万引きが含まれるためか? 置き引きは、ここまで多くはないと思う)。
しかし、だからといって、「侵入犯の男女比は10:1だから、空き巣被害防止ポスターの犯人も男10に対して女1の比率とすべき」とも思わないし、「男ばかりが置き引きをするという偏見を助長する」とも思わない。
男で代表させておいていいんじゃないですか? 実際に男の方が多いし。
タピオカもそれと同じでいいんじゃないでですか? 女で代表させておいて。
で、それでいて、歩きスマホをする母親を「ほぼ無害な母親」と擁護するのは本当に最悪。ちっとも無害じゃないぞ。ベビーカーが当たれば痛いし、靴に汚れや傷がつく。そもそも、歩きスマホが原因で第三者とぶつかり、子どもがけがしたら、子どもも不幸だわ、第三者も責められるわで、いいことは全くない。害だらけだ。
(ただ、誤解してほしくないのは、あの漫画の作者を非難する意図は、私(増田)に全くないということ。というか、画やストーリーの構成が分かりづらく、あれに基づいて何かを言うことはできない。唯一の正解は「歩きスマホする奴は全員、タンスの角に足の小指ぶつけるべき」だろ)
「女性(母親)という属性を持つものは批判されないべき」って、何か面白い考え方だね。
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1位
zyzy
ポイ捨てガー自体が妄想女叩きの筆頭だし、そらそうなるわな。表現の自由は叩く行為にもあるんだしね。表現の自由で殴ったら表現の自由で殴り返されたお話。
もう母親がスマホ使うことに文句付けたらその時点で犯罪扱いできる法律が必要なレベルだなコレ。叩く奴らはこの世に存在しても百害あって一利ないでしょ。
……何かもう、貫禄が違うわ。
一方では、
「表現の自由は叩く行為にもあるんだしね。表現の自由で殴ったら表現の自由で殴り返されたお話」と、イラストレーターを叩く行為に何の掣肘も加えようとしないのに、
もう一方では、
「文句付けたらその時点で犯罪扱いできる法律が必要」と、国家権力による言論封殺をほのめかす。
今回の救いは、作者が批判する側の「表現の自由」を認めた、その上で、自身も表現で対抗しようとしていることだね。頭が下がるわ。
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番外
rgfx
「ネタのつもり」は本人ばかりなり。自分が乗っかった「ネタ」が何を下敷きにしてるかすら否認してカマトトぶっこいて逃げたという。とにかく雑。
https://b.hatena.ne.jp/entry/4674389595104609314/comment/rgfx
尼(;´Д`)
おまえ、自分が乗っかった「尼(;´Д`)」という「ネタ」が何を下敷きにしてるか理解してる?いくら何でも雑すぎだろ。
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余談
結論から言えば、「上級国民」なみのバカの戯言。バカは文章読めないからしょうがないね
第百八十九条 警察官は、それぞれ、他の法律又は国家公安委員会若しくは都道府県公安委員会の定めるところにより、司法警察職員として職務を行う。
「するものとする」なので義務的規定である(しなければならない、ほど強くはないが、しないことについて後で理由付けを迫られることとなる)。思料も、一定の判断根拠が必要である
第百九十九条 検察官、検察事務官又は司法警察職員は、被疑者が罪を犯したことを疑うに足りる相当な理由があるときは、裁判官のあらかじめ発する逮捕状により、これを逮捕することができる。ただし、三十万円(刑法、暴力行為等処罰に関する法律及び経済関係罰則の整備に関する法律の罪以外の罪については、当分の間、二万円)以下の罰金、拘留又は科料に当たる罪については、被疑者が定まつた住居を有しない場合又は正当な理由がなく前条の規定による出頭の求めに応じない場合に限る。
○2 裁判官は、被疑者が罪を犯したことを疑うに足りる相当な理由があると認めるときは、検察官又は司法警察員(警察官たる司法警察員については、国家公安委員会又は都道府県公安委員会が指定する警部以上の者に限る。以下本条において同じ。)の請求により、前項の逮捕状を発する。但し、明らかに逮捕の必要がないと認めるときは、この限りでない。
することができる、なのでしなくともよい。しかし逮捕というのがそもそも例外的な措置であることに留意。推定無罪の国民の自由を掣肘するからである。そのためにわざわざフダをとって(ザルとはいえ)裁判所の許可が必要となるのである。現在起訴事案中、身柄が拘束されているのは4割を切る。
http://hakusyo1.moj.go.jp/jp/63/nfm/n63_2_2_2_2_0.html
第二百十二条 現に罪を行い、又は現に罪を行い終つた者を現行犯人とする。
○2 左の各号の一にあたる者が、罪を行い終つてから間がないと明らかに認められるときは、これを現行犯人とみなす。
二 贓物又は明らかに犯罪の用に供したと思われる兇器その他の物を所持しているとき。
四 誰何されて逃走しようとするとき。
第二百四十六条 司法警察員は、犯罪の捜査をしたときは、この法律に特別の定のある場合を除いては、速やかに書類及び証拠物とともに事件を検察官に送致しなければならない。但し、検察官が指定した事件については、この限りでない。
基本的には、捜査した事案は必ず送検(検事のところに送って処分させること)を行わなければならないという義務規定。なぜかというと、我が国では検察官のみが容疑者を裁判にかけ刑を要請することになっているからだ(起訴独占主義)
であると同時に後段に「検察官が指定した事件については、この限りでない」とあり、地検があらかじめ定めた基準以下の犯罪については個別案件を送検せず、警察の中で手続きを終了していいことになっている(微罪処分)
https://www.ebookjapan.jp/ebj/free/campaign/tezuka/
おいおい2日目の今日(11/3)きづいたよ。誰か早く言ってくれたら良かったのに!
ってわけで色々読んだ。
人が獣人になってしまう奇病「モンモウ病」。青年医師の小山内桐人はそれを風土病と考え、同僚の占部とともに研究を進めていた。一方、日本医師会会長への選出を目指す竜ヶ浦教授は伝染病と考え、対立する小山内の排除を目論んでいた。竜ヶ浦の指示によりモンモウ病患者の出身地に赴任することになった小山内はその奇病の餌食となってしまい……。
獣人という差別から逃れられない存在になった主人公を通し、中身ではなく外見ですべて判断される虚しさ、あるいは判断する愚かさを力強く訴える。医者として確かな腕を振るっても、ただ犬の顔というだけで結果が信頼されないのはまー辛い。
ヒロインは3人いるが、行動にいちいち生々しさがある麗花ちゃんがお気に入り。拾った赤ちゃんに対するスタンスには彼女の生き様を感じた。
悪役に対してはわりと因果応報。モンモウ病を受け入れる層に囲まれるシーンもあって小気味よさは感じるが、その分、ヌルい結末だなーという感じ。
見た目だけでなく、生肉をガツガツ食わずにいられないことによって人間の尊厳を奪われてしまうのがモンモウ病の特徴であり作品の中でも重きをなしていたと思うのだが、中盤以降そういうのがなくなってしまったのもヌルさに拍車をかける。
第二次世界大戦におけるナチスドイツの興亡を背景に、「ヒットラーにユダヤ人の血が流れているという(ナチスにとっての)大スキャンダル」を巡って世界が、そしてふたりのアドルフ少年の稀有な友情が翻弄される様を描く。
めっちゃ面白かったー。物語の展開のさせかたがチビるほど上手い。もうひとりの主人公である峠草平の弟がドイツで殺された理由はなんなのか、何を草平にたくそうとしていたのか、なぜ草平はなぞの組織や特高から襲われ続けるのかーといった感じで話がグイグイ進む。ヒットラーの秘密を軸に、いろんな人物が入り乱れ、運命が捻じ曲げられていく。
特に、アドルフ・カミルをユダヤ人と見下すことなくむしろ尊敬を持って接していたアドルフ・カウフマンが、ドイツ本国の学校に入ったあとナチズムに染まっていく描写が圧巻。無垢な魂も環境が容易に堕落させえることを、手塚先生は容赦のない筆致でえぐり出していく。
そして訪れるふたりのアドルフの友情の結末とタイトル回収。どこを切り取っても隙なし。文句なしの傑作。
ちなエリザちゃん初登場時の顔面偏差値の高さすごい。あれは一目惚れするわ。手塚先生が描く美少女は2018年でも十分通用すると思う(そしてその子が老婆になった姿もしっかり描くところが手塚先生エゲツない)。
復員後、GHQの秘密工作員として働く天外仁朗。久しぶりに戻った実家では、父親が兄嫁と不義の娘・奇子(あやこ)をもうけるなど、人間関係が汚れきっていた。仁朗はGHQから命令で、殺しの後始末を手伝うが、返り血を浴びたシャツの始末を奇子に目撃される。一族から犯罪者が出ることを恐れた天外家は奇子を地下牢に幽閉するが……。
タイトルの割に、戦後直後の地主一家の腐りっぷりが話の中心。肉欲に金欲、そして一族の体面最優先な感じがキツい。一見まともに見える人物も後々おかしくなったりするのでそういった家の宿痾を巧みに描いているとは言える。
タイトルになっている奇子も、幼少時は純粋で可愛らしいと言えるが、幽閉され常識やモラルがないまま長じてしまった後は性的に成長した外見と非常識な内面のギャップがかなりキツいキャラになってる。外見も童顔なのに高身長&グラマラスでグロテスク、という感じがこう……(たぶんわざと)。
というわけでヒロインにゐば(仁朗の母)で決定。夫が息子の嫁に手を出すのを止められなかったとはいえ、作品の良心ともいえる存在(息子の嫁は純粋な被害者)で、話が進むにつれだいたいおかしくなっていく面々に対し最後までまともかつたまに元気な姿を見せてくれる一服の清涼剤であった。かーちゃんかわいいよかーちゃん。
幾人もの男と関係を持つふしだらな母に虐待されて育った近石昭吾。彼は愛し合う生き物を見ると衝動的に殺してしまう性格に成長した。ある時、警察に現場を見られ、彼は精神病院に送致される。催眠治療の過程で女神像に「女性を愛するが、結ばれる前に女性か自分が死ぬ」という悲劇を体験し続けろと宣告されるが……。
重たいテーマを扱った手塚作品は緻密かつ重厚な世界観になりがちで、話を把握するのが大変。だけど、これは主人公のトラウマも設定も最初にぜんぶ開示されるため非常にわかりやすい。かつ、それらの体験を重ねていくと大きな物語が浮かび上がる仕組みにもなっていて、かんたんなわりに厚みもあって楽しめた。
ある女性を愛するけど毎回悲劇的な結末を迎えるという構造に関しては『ゼノギアス』を思い出した。フェイとエリィに幸せな結末が訪れたように、いつかこのふたりにも……と期待してやまない。
漁師の息子・矢崎和也はトリトン族の赤ん坊「トリトン」を拾う。直後に津波が漁村を襲い、和也の父は死亡。トリトンを忌み子と見た祖母に捨てるよう言われるが、和也は母を説得し、トリトンを含めた3人で東京へ。長じたトリトンは、己が人間でなくトリトン族であり、一族の大半はポセイドン族に殺されたことを知る。トリトンはポセイドン大王を倒すために海へと出るが……。
今まで読んだことはなかったけど、いわゆる衝撃のラストについては知っていた。けどそういう展開にならずアレーと思ってwikipedia見るとそれは富野が監督をしたアニメ版のオリジナル展開だったという……。
衝撃のラストに比べれば、漫画版はひどく平凡な出来って感じかなー(それでも冒険活劇としては読めるけど)。テーマとして憎い敵であっても許すの大事ってのがあると思うんだけど、けっきょくそうならないしね。
あと今の感覚で言うのはアレだけど、今まで子ども扱いしていたピピ子が美少女に成長したとたん「洋子ちゃんよりずーっときれいだよ」とか平気で言ってしまうトリトンは普通にない。
おしゃまな天使チンクのいたずらで男の子と女の子の心を持って生まれた王女サファイア。出生のとき王子と誤って発表されたことにより、一日の半分を王子、もう半分を王女として育てられることに。サファイアを排除して息子に王位を継がせたいジェラルミン大公や、サファイアの女の子の心を奪おうとする魔女の魔の手が迫る。
戦闘美少女、男装令嬢、女装少年(「亜麻色の髪の乙女」に変装するため)など今現在おおきな勢力を誇る萌え要素の先駆けであり、実際それらの要素に期待して読んだけどとても楽しめた。
お話的にはピンチピンチの連続で、けっこうハラハラドキドキ。ただ、ヒーロー役であるフランツ王子に中身がないせいで、こいつと結ばれるためにサファイアは頑張ってるのかと思うとかなりしらけるものが……。
キャラとしては魔女の娘であるヘケートが魅力的。奔放な性格ながら自分というものを持ち、それに反することなら母ですら出し抜いてみせるところが小気味いい。フランツに好意を抱きながらもそれを黙ったまま迎えるラストは心が動いた。ヘケート→フランツの逆でサファイアに好意を抱く海賊のブラッドというキャラがいるけどこいつも同様の魅力がある。
脇キャラはいいのに主役ふたりの中身がしょぼいのは本当になんなのか……。
あと魔女はいい悪役だったけど、後釜のビーナスは微妙すぎる。魔女とポジションがまったくいっしょだった上にキャラの厚みがゼロ。
いいところと悪いところが極端という印象。
ちななかよし版のあと少女クラブ版をちらっと読んでみたけど、コマ割りのレベルが低すぎてさすがに読めなかった。漫画の神様も昔はこうだったのかと思うと妙に安心する。
※続き
元増田が創作かどうかはともかく、世間が誤解してるかもしれないことについて書く
https://anond.hatelabo.jp/20180821175309
(1) 最終的な処分の見込み
①少年(ら)が犯行を認めている、②初犯、③被害金額が少額、④家庭環境に重大な問題がなく、身元引受け人がいる、などの典型的なケースの場合、逮捕される可能性は極めて低い。
なので、このような場合、逮捕されて人生が狂う、ということは考えにくい。(※2)
逮捕されない場合、少年は自宅に返され、身柄が自由な状態で警察が捜査をすることになる。
その後、事件が家庭裁判所に送致され、処分の有無等が決まることになる。
このときの結論には、主要なものでいえば、①処分されない、②保護観察処分、③少年院などがある。
結論の内容を決めるのは、犯罪の重大性や少年の家庭環境である。
上記の典型的な例でいえば、まず③少年院ということはなく、①処分されない可能性が高く、されたとしても②保護観察処分だろう。
保護観察は、定期的に保護司のもとに通うなどするもので、少年院と違って身柄を拘束されたりはしない。
以上のように、万引き犯を通報しても、最終的な処分が極めて重いものになるというのは、例外的な場合である。
(後述のように、その例外的な場合においては、重い処分をした方が少年のためになり得る。)
(2) 前歴の扱い
万引き犯が通報されて捜査されたことは、警察に記録され、少年の前歴となる。
もっとも、前歴が就職活動で聞かれることは極めてまれであり、ほかに前歴があることで特に非常に不利益があるということもない。
万引きが発覚しても警察に通報されないと、少年は、犯罪を軽く考え、その後も犯罪を繰り返す可能性がある。
また、少年の心身や家庭環境に重大な問題があり、公的機関の関与が必要なことが、万引き犯の通報で発覚することもある。(※3)
そのような場合において、通報しなかったときには、問題の発覚・手当てが遅れることになっただろう。
また、前述の処分については、教育・心理の専門家が関与して少年の更生に適した処遇を考えることになる。
3 終わりに
少年法は、少年を罰して苦しめる仕組みではなく、少年を更生させ、その未来を明るくするための法律なのだ。
※1 男女は問わない
※2 なお、逮捕される場合は、その後、勾留されるか、観護措置がとられる(鑑別所に入ることになる)か、などの分岐がある。
観護措置までいくと、約1ヶ月、身柄を拘束
されることになるので、それなりに不利益ではある。
もっとも、そこまでいくのは、それなりの事件であり、その不利益を受けても、少年の問題点の発見・改善をした方が良いと言える場合も多い。
※3 極端な例としては、少年の心身の問題点が極めて重大であり、少年院で教育しないと改善できない、という場合がある。
このような場合、問題点を放置し、少年が成人になってから犯罪を犯したとすると、前科がついてしまうため、少年院に入れることが少年のためになり得る。