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はてなキーワード: 散策とは

2019-10-27

おーいお茶にションベン入れて持ち歩いていた

人生で一番きちがいだった時期。小便をおーいお茶アルミペットボトルに入れて街を散策した。

女にぶっかけてやりてえ、なんて思いながら。

それを持っているとバタフライナイフを持った中学生みたいな感じで、無敵感に包まれてた。

女子高生女子大生OLなどいろいろ物色しながらポケットのおーいお茶しょんべんを握ってた。

こいつらを汚す権利が俺にはあるんだと思って、本当にウキウキしてた。なんでもできる。

ギャルを汚すか清楚系を汚すかエリートっぽい女を汚すか。街を歩いているだけで楽しくて、ニート

俺がしばらく感じたことのない高揚感。

しばらく歩いたのち、ちょっとおーいお茶の様子を確かめようと人影でポケットから取り出した。

激臭がした。え? 蓋閉じてるのにめっちゃ臭いんだけど。って思って一気に萎えて捨てて帰ってきた。

追記

思ったより反響があった。

文章がこれで完結してたら綺麗なのは理解できるんだが、この話の後にこれが来ちゃうんだ。ごめんな。。俺はダメだったんだ。

https://anond.hatelabo.jp/20191027123143

anond:20190314081405

街歩き、散策する観光地歩道電柱邪魔なんだけど

それよりか川越バイパスができて交通量が減ったのが一番の理由な気がする

電柱電線で隠れていたというより渋滞クルマで隠れていてインスタ映えできなかったと思うよ

2019-10-21

[]【7】2019 秋、マレーシアシンガポール

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anond:20191021223511




Day,7



7日目

This journey is my treasure.


マレーシアで迎える最後の朝。

フライト時間を考えるとできる事が案外少なく、荷物整理位しかする時間がない。

Awesome! Malaysia. This journey is my treasure.」メモをしたため、ホテルをチェックアウト、ブッキングし直したタクシー空港へ向かった。

タクシー空港に向かいながら、マレーシアシンガポール経済状況などについて調べる。

マレーシアはブミプトラ政策のもと格差を縮小し、長期的展望での経済運営をしてきた結果、ASEAN5カ国の中では飛び抜けた発展を成し遂げたらしい。

マレー系中華系の経済格差が縮まったことにより、国民の「格差を埋める」という共通認識が近年薄れ、経済発展としては踊り場に差し掛かっているという。

当座の危機が薄れると、心の奥底に眠らせておいた感情が目を覚ますのはよくある事だ。

しかし、マラッカで見た民族が手を携えた壁画のように、マレーシアの人々は夢と誇りをもって正しい未来選択するのだろう。

また、次の一手も考えられており、アジアで最も発展したイスラム教国として、イスラム金融ハブ地位を狙っているらしい。

旅程の関係ほとんど散策できなかったが、タクシーの窓の外からみるクアラルンプールの発展度合いや、今までの旅行で最高ランクに通じた英語などを考えると、現実的に狙えるプランのように思える。

この国が文字通りの先進国になるかどうかはこれから先の5年だ。

一方、国民一人当たりのGDPにしてマレーシアの6倍、自分不安に陥れるほどに未来的だったシンガポールは、華人中心の都市国家であるにもかかわらず、公用語マレー語をくわえ、マレーシアとの関係気遣いを見せているという。

マレーシアシンガポール谷底から妖しく誘い声が聞こえるタイトロープの上でバランスをとりながら、二つの国に住む人々は明るい未来を目指してこの谷をわたりきるにちがいない。

つの国、驚くほどの格差理想と迷い、3つで足りないたくさんの民族が住む街。

「世の中ってこうだよね」と言った時の「世の中」が「どこまで」なのか、その定義を広げてくれる一週間だった。

タクシーに乗る前にホテルのドアボーイのお兄さんに「この旅は僕の宝となった」と言ったら、「また戻ってきてください」と言われた。

「Sometime.英語力が心許なくて伝わりきらなかったかもしれないが、体のいい断りではない、それは本心だ。

[]【6】2019 秋、マレーシアシンガポール

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anond:20191021222114




Day,6



6日目

『おいしい』街へようこそ


初日の到着の時は機内でほとんど眠れなかったうえに、そのまま素通りに近い形でマラッカに行ったので、今日クアラルンプールで迎える初めての朝だ。

しかし、この街散策ほとんどせずに、今日美食の街イポーに向かう。

当初、高速鉄道で向かうつもりだったが、本数が少ないために売り切れており、バスで向かうことになった。

よくバスに乗る旅だ。

GRABでタクシーを捕まえ、バスセンターに向かう。

「すごい渋滞だね」「今日は酷い、バスセンターからはどこに行くんだ?」「イポー」「ビジネス?」「観光」「何日前にクアラルンプールに来たんだ」「4日前(これは間違って伝えた)。KL、マラッカシンガポール、で、今日イポー」「とんでもないな!」英語というのも使っていると慣れるのもので、簡単タスクにまつわるコミニュケーションなら7割くらいの確度で成立するようになってきた。

これだけ会話が成立すると、多少の予想外は対応ができるので達成感と安心感がある。

Thanks a million, have a good day.」タクシーちゃんに礼を言ってバスセンターの受付をすませる。

3時間ほどの乗車になるので、食事を済ませておきたく、フードコートにいった。

ローストした鳥のもも肉と揚げ豆腐スパイシーバジルと共にカリカリに炒め合わせた瓜っぽい何かとご飯

何系料理だろう。

マレーシア料理は味が強い傾向があるが、とても美味い。

と、10代の青年に何語かわからない言葉で話しかけられた。

よくよく聞いてみると中国語

広東話?」「你識廣東話嗎?」しまった、広東語といえば香港旅行とき軽く勉強して手に負えなかったやつだ、首を振る。

外国でなんとかコミニュケーションが成立して喜んでいたが、意識の外から来るボールは取れなかった。

プラットフォームで待っていると、やがてイポー行きのバスがやってきた。

途中、スコールを窓の外に見ながら、バスマレー半島北上し、3時間余りの乗車をへてイポーアマンジャヤバスターミナルに到着した。

バスターミナルから高速鉄道イポー駅に向かう。

この近辺に多くの飲食店がある。

タクシーに乗って直ぐ、南洋性のスコールが降ってきた。

駅に降り立つ頃には雨も風もいよいよ激しい。

この旅程で初めて本格的な雨に当たった。

雨を避けながら、この街での大きな目的の一つ、イポーオールドタウンホワイトコーヒーショップに入る。

マレーシアコーヒーもよく飲まれており、特に名産とされるのがここイポーホワイトコーヒーだ。

席に座って注文すると、やがてレンゲを添えられて泡立ったコーヒーが供された。

じんわりと甘い。

クラシカルな店内でコーヒーをすすりがなら、ひとときゆっくりする。

そうしているうちにさすが南国、雨もほとんど上がってきた。

美食の街、イポーを堪能するために、店を出て飲食街へと向かった。

目的の店は老黄芽菜鸡沙河粉。

ここイポーマレーシアでも中華系が特に多い街で、名物美食ほとんど中華か、中華風マレー料理らしい。

から名店の名前中国語だ。

ここはチキン名物らしい。

ついでにイポー名産モヤシ炒めも頼もう。

席に座っているとオーダーと関係ないおばちゃんが声をかけれきた。

日本からイポーは『おいしい(日本語)』よ」「イポーにはおいしい食べ物がたくさんあると聞いています今日はいろんな人がめっちゃしかけてくる。

やがてチキンモヤシ炒め、ライスが運ばれてきた。

モヤシ炒めを食べてみる。

しっかり太くてシャキシャキしており、味付けもあっさりめだが食べ応えがある。

驚いたのはチキンだ。

今まで食べたことのない柔らかさとリッチな旨味。

近縁のシンガポールチキンライス日本でも食べた事があるが、ちょっと比較できない程の旨さだ。

というかチキンでこんなに感動したことはない。

さすが美食の街。

感動を噛み締めながら店を後にし、立ち寄ったデザート店の豆腐花で締めた。

完璧だ。

帰りのバス時間関係で非常に短時間滞在となるが、大満足だ。



さな一歩は役に立つ


イポーアマンジャヤバスターミナルは出発ゲートが1つで、どのプラットフォームバスが正解なのか分かりづらいので一瞬焦ったが、受付のお兄さんに聞くと教えてくれてなんとか正しいバスに搭乗することができた。

バスが出発すると降り出す雨。

マレーシアは今は雨季に入った頃なので、雨が多いのは当たり前なのだが、尽く乗車中に当たるのは運がいいのかもしれない。

3時間半の乗車ののち、バスクアラルンプール中央バスセンターBTSに到着した。

タクシーを呼びホテルへ。

今夜がマレーシア最後の夜になる。

ホテルに戻り、翌日の空港へのタクシーを手配する。

しまった、昨日の夜チェックインして翌朝直ぐにイポーに向かってしまった為、部屋番号がうろ覚えだ。

「Your room No?」「1937・・・・Probably.」流石に怪訝な顔をされたが、個人的には面白いやりとりだった。

その後、カードキー作動しなくて、フロント静電気を取るか磁気を復活してもらうかするなど、一悶着あって、しっかり1937番の部屋に帰ってきた。

朝の高速鉄道の予約失敗から、小さなエラーの多い1日だったが、コミニュケーションをとる事で概ね対処できた。

1ヶ月半ほど、Youtube英語レッスンの5分ほどの動画をできるだけ毎日見る程度のことしかやっていなかったが、旅行で使うくらいの初歩基本文法は身についていたし、なによりヒアリングにもスピーキングにも慣れていたのが大きかった。

本当に小さな努力でも、毎日に近いペースでやれば役に立つものだ。


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[]【3】2019 秋、マレーシアシンガポール

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anond:20191021085046




Day,3



3日目

まぜこぜの国


キングサイズの快適なベッドと一昨日から寝不足のせいか、旅先には珍しくグッスリ眠ることができた。

8時前に起き、準備を整える。

今日は本格的にマラッカの街を散策し、ニョニャクエとニョニャ料理が食べたい。

ホテルからタクシーオランダ広場に向かうGRABは本当に便利だ。

隅々まで清潔とまでいえないマレーシアで、日本を遥かに超える利便性のあるアプリが普及しているのは、もう進歩の順序の常識20世紀型と全然違ってしまっているのを感じる。

朝ご飯を食べようと思っていた目当の店が定休日だったので、たくさんの人が食事をしているカフェに入る。

壁にメニューがあるが、なんだかわからないので、いちいち調べながら注文する。

ナシゴレンアイスコーヒーを注文した。

10リンギット、およそ260円だ。

メニューに「ロジャック」という文字があり、これがちょっと安い。

なんだろうと思って調べると、定型レシピというのがない料理で、あるものを色々混ぜこせにして、エビ味噌タマリンドなどのソースぶっかけるモノらしい。

家庭料理でよくある「名前のない炒め物」のようなものだろうか。

ナシゴレンアイスコーヒーで腹ごしらえしたあと、オランダ広場中心部に向かうと、帽子かぶったマレー系男性、傘をさしたチャイナドレス女性宝石ティアラをつけたタミル女性観光客を歓迎する壁画があった。

観光ガイドなどでよく見かけるオレンジ教会写真に収めたあと、歴史博物館を訪ねる。

中に入ると、イスラム中華インドそれぞれの人々を象った人形が並んでいる。

少し歩くと、日本兵の銅像とその背後にはためく日の丸が見えた。

マレーシアは、第二次世界大戦中、日本支配も受けているのだ。

さらにその前は、オランダイギリス

多民族暮らし、数々の海外勢力もやってくる。

しかし、きっとマレーの人々は、その全てを「マレーシア」という袋の中に入れて混ぜこぜにてしまうのだ。

2階に上がると、マハティー首相習近平書記長握手をしているポスターが下がっている。

現代中国の影響は強大だ。

でもきっとそれも、ここにやって来た以上は、混ぜこせにされてしまうに違いない。

歴史博物館のあと、青少年文化博物館も見てみる。

若者アートが展示されている。

みると、キルラキルみたいなテイストの絵や、ちょっと前のやたら目が大きいアニメ少女みたいな絵が結構ある。

源流を辿れば日本初、ではあるんだろうが、アニメマンガ文化はもうアジアの中で消化されて、若者身体の一部になっているようだった。



諦めと誇り


オランダ広場を離れ、ニョニャクエを買うことのできる店に向かう。

その場で飲食ができるカフェと、販売店舗があるらしく、カフェのほうに向かう。

その場で食べようと思ったが、異国なので同じ経営のものなのかイマイチ自信が持てなく、ニョニャクエ自体販売店舗で買って、その場ではかき氷を食べることにした。

外が暑いのだ。

しばらく待って現れたそれは、上に鮮烈な緑のプルプルした虫状のゼリーが乗っておりなかなか日本で見ない見た目だ。

これは「チェンドル」というゼリーで、ベトナムのチェーにも入っていた。

材料米粉で、鮮やかな緑はバンダンリーフという植物から採った天然色素だ。

すごい見た目に反して抑制の効いた味わいで、かき氷全体も優しい甘さだった。

ここで気づいたのだが、スマホ用に持って来たモバイルバッテリー、そっちはいいが、ケーブルを持って来ていない!スマホ電池が切れたらGRABでタクシーも呼べない。

あいいか、これから販売店舗のほうに行ってニョニャクエを買うとして、あれは生菓子なので、冷蔵庫にでも入れないといけない。

買ったらホテルに戻って、そこでスマホも充電しよう。

店舗のほうに行くと、これが製作工場と棟続きで、でっかい台所秋葉原ジャンクパーツ屋をくっつけた様な店内に、極彩色の色鮮やかなういろうを思わせるニョニャクエが並んでいる。

その一通りとチマキが詰め込まれれた「お得セット」的な詰め合わせと、緑の球体にココナツパウダーたっぷり振りかけられた「オンデ・オンデ」、日持ちのしそうなパイナップルケーキ、それとこれはその場で食べるための餃子型の揚げパイを買い求めた。

約41リンギット

1,100円といったところだ。

よし、ホテルに戻るぞ、パイを食べてみると、?、なんだろう中に入っている餡は。

わかった、カレー風味に味付けられたサツマイモのフィリングだ。

こういう発想はなかった。

GRABでタクシーを呼んでみたのだが、遠すぎてブッキングできない。

少し歩くしかない。

歩いていると、どうやら界隈は学生街らしく、ヒジャブを被って制服を着た7〜8歳くらいの子供をワンボックスピックアップしていた。

さらに少し歩くと、もう少し上の年代の、これもヒジャブを被った少女たちの一段と出会う。

彼女らはマレー系なのだろうが、そこから2人歩き出した姉妹は痩身に浅黒い肌で、美しい黒髪を揺らしている。

きっとタミル系だ。

しばらく歩くと「中国公学」の看板

教育事情文字通りなかなか複雑なものがあるようだ。

ヒジャブの一団から離れて歩くタミル姉妹を見たり、空気として感じたものを考えると、マレーシア人にとって多民族暮らしていることは「いちいち気にしていたら日常生活が成り立たない」もので、一種の諦めのような感情想像できないではない。

でも、博物館で見た様な表現世界では、それに目を背けず肯定的に描いたものが多く、「受け入れるしかない状況」と「それを自ら肯定的に捉え直す誇り」の間で揺れてるのかも知れないな、と思った。

ホテルに戻り、プールサッパリした後、少し読書をして日本×スコットランド戦海外ネットユーザーの反応を見る。

皆、感情を爆発させて、とりわけ日本プレーの美しさに感嘆する声が多い。

レビューを書いているうちは試合状況を追いながら書いているので、淡々としがちだが、改めて見るとたしか日本トライは美しい。

感情を動かされるプレーについても、それに動かされた感情についても書いてもいいのかも知れないな。



晩餐は不思議ものをどうぞ


タクシーピックアップして、今日こそは、でニョニャ料理レストランに向かう。

事前に調べたところによると、以前訪ねた日本人のお願いにより、お一人様向けのお任せメニュー対応してくれるらしい。

到着して、ママさんに「このサイトを見せて頼めば良い」とされるサイトを見せてお願いすると、料理の好みや内容に関する軽い質疑応答を経て、3皿とご飯が出てきた。

野菜が入った平たいオムレツレタスと思われる青菜炒め、豚肉とそら豆のちょっと辛い炒め物。

たっぷり出て来ると勝手想像していたので、「意外と普通の量だな」と思ったものの、おひとりさまメニューとしては妥当な量だ。

味わいは中華といえば中華なんだが、豚肉とそら豆の炒め物のスパイシーで奥深い旨味のある味わいが、ナシゴレンの旨味を思い出させ、確かにこれは「中華風マレー料理」だ。

よくよく考えると、イスラム教国のマレーシア豚肉の炒め物が出て来ると事自体特殊な事だ。

緑茶も合わせて32リンギット

だいたい830円くらい。

3皿と飲み物を頼んでこれなら安いだろう。

マレーシア物価について大体見えてきたんだけど、ホテルタクシーが異様に安いだけで、その他の物価日本の5割〜6割いといったところだ。

ママさんにお礼を言って店を後にする。

生温い夜風に吹かれながら歩くと、賑やかな屋台市が見えてきた。

ちょっとのぞいて見ると、皆思い思いの料理を頼んで、夜空の下で食事を楽しんでいる。

まだもうちょっと入りそう。

と、みると「ROJAK」の文字が。

あの謎の混ぜこぜだ。

これは行くしかないと思って頼んで見る。

しばらくすると、茶色ソースがかかったなんだかわからないものが出てきた。

キュウリタロイモニラ、揚げパンかな?口に運んでみると、ソースちょっと独特のくさみがある。

そして甘辛い、というか、日本感覚で行くとハッキリと甘い。

相当強い味付けで、白飯ビールが進みそうではある。

肉類は一切入ってないのだが、この強い味付けで単体でも結構食べ応えがある。

おいもすぐに気にならなくなった。

フードコートにうろつく野良犬の横で謎の混ぜこぜ野菜を食べていると「これが熱帯の夜か」という感じがした。

ホテルに戻ってサウナに入ったあと、冷蔵庫に入れておいたニョニャクエを食べてみる。

鮮やかな赤、青、緑のそれは、(色以外は)見た目の通り、ういろうを思わせる味で、さすが中華文化を受け継いでいるだけあって上品な甘みだった。

生菓子お土産としては適さないので、もしマレーシアに来ることがあれば、ぜひ味わった方がいいと思う。

明日はこの極上のホテルをチェックアウトしてシンガポールに向かう旅程になっていたのだが、シンガポールではわずか1泊してまたマレーシアに戻る予定を組んでいたので、行きはともかく帰りの移動に焦りたくなく、先にバスを予約してしまうことにした。

慣れないバス予約サイトと格闘すること1時間半ほど、なんとかシンガポールからマレーシアバスを予約できたのだが、ここで小さなトラブルが発生。

何度も予約の失敗を送り返していたため、成功した予約の詳細を確認していなく、ピックアップポイントも降車ポイントも当初の旅程とはやや離れた場所になってしまった。

一瞬焦ったが、シンガポールショッピングモールの前だし、マレーシア鉄道駅のすぐ近くだったので、これはシンガポール物価も見られるし、マレーシア鉄道にも乗れるし、いいかもしれない、と前向きに捉えることにした。

なんとかなるだろう。

なんとかなるのかな。


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[]【2】2019 秋、マレーシアシンガポール

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anond:20191021083746




Day,2



2日目

多民族国家へようこそ


日本代表プール突破は嬉しいが、このまま頭がラグビーモードだと初めて訪れる国では差し障りがあろう、羽田深夜発の機内では眠りたかったが、毎度のごとく機内での不眠グセが顔を出し、結局一睡もできなかった。

今日は到着のクアラルンプールからいきなりバスで2時間ほどのマラッカに移動して、ホテルへのチェックインとなるので、こなすべきタスクが多い。

不安もないではないが、その不安自体について考えすぎるのも精神衛生上悪いので、あまりいかけないことにした。

現地時間午前6時に到着したクアラルンプール国際空港手荷物預かり時までモノレールで移動するという、日本ではちょっとお目にかかれない構造に軽く戸惑ったが、入国管理カードすら必要なく、拍子抜けするほどあっさりしたものだった。

空港内のコンビニで水を買い求めたりしたが、マレーシアの人は柔らかな笑顔で応対してくれる。

これは南国の気質なのか、旅人価値あるものとする、イスラムの教えなのか。

クアラルンプール国際空港から一旦、市内中心部のKL セントラルに向かうため、高速バス切符を買う。

バスチケットセンターのお姉さんんがちょっと硬い感じだったのと、スーツケースバスに積もうとトランクの近くにいたおじさんに声をかけたら客だったという小さなイベントはあったものの、ここでも概ね笑顔対応を受けた。

しかし、バスが走り出してすぐ、東南アジアあるあるの「異様に強い冷房」に遭遇。

日本からやや厚手のスウェットブルゾンを持ってきていたので、ジップを上げてなんとかしのぐが、これはなかなかの強さだ。

見ると、前の席のお兄さんはダクトに空港手荷物預かり証のシールを貼って塞いでいる。

そうか、その手があったか

KLセントラルに到着し、少し館内を散策する。

ここは交通ハブでもあり、観光客も多いのだろう。

でも、おそらく日常でここを使っている人たちの姿を見ると、その多彩さに驚く。

ヒジャブを被っている女性マレー系だろう。

長い髪も露わにひたいにビンディをつけてる女性がいる。

きっとタミル系だ。

カフェでは中華系の壮年男性が30台ほどに見える浅黒いマレー系男性ビジネストークをしている。

全く違う人種宗教の人々がここまで日常感を放ちながら共に暮らしている姿は、日本ではなかなか見ることができない。

セントラル地下には好レートの両替所があり、此処での目当てはそれだが、両替開店にはまだ早く、カフェ時間つぶし。

初めてのマレー飯、カヤトーストを食す。

トーストに挟まれた謎のスプレッドは色といい味といい、ランチパックピーナツクリーム連想させた。

開店した両替所でリンギットとついでに少額のシンガポールドルを手に入れたら、次は今日宿泊マラッカ行きの高速バスに乗るため、中央バスターミナルにかないといけない。

ここで、東南アジアUberといえるGRABを使って見ることにした。

アプリアカウントと支払い情報入力し、地図上で行き先にピンを指して配車すると、やがて銀の車がやってきた。

降りてきた男性中華系だった。

日本以外のアジアは「運転が荒い」という印象があり、事実マレーシアも聞くところによるとそうらしいのだが、GRABで配車されるタクシーアプリ評価システムが内在されているからか、実際に乗って見ると非常に安全運転だった。

ちゃんに礼を言い、中央バスターミナルTBSへ。

バスに乗ればマラッカまで2時間

乗り込む前に腹ごしらえすることにした。

フードコートで頼んだのはカレーラクサ。

ココナツカレー味のうどんのような麺でかなり辛い。

このラクサ中華マレー人の作る「ニョニャ料理」とされていて、それならばこれから向かうマラッカが本場なのだが、どうもマレー料理地域によってかなり味が違うようなので、クアラルンプールでも食べて見ることにした。

ココナツマイルドさとゴロゴロはいっている鳥の骨つき肉が味に厚みを与えているが、かなり辛い。

大汗をかきながら完食し、すぐマラッカへのバスに乗り込んだ。



古都マラッカ海鳥匂い


幸い先ほどよりも冷房がキツくなかったバスに揺られて2時間古都マラッカに到着した。

降りた瞬間に塩の匂いというか、海鳥匂いがする。

思った以上に海が近いらしい。

さっきの流れで慣れたので早速GRABでタクシーを呼び、今夜の宿、ダブルリーバイヒルトンマラッカへ。

ホテル世界最高レベルで安いと噂のマレーシアだが、通された部屋を見て驚いた。

広々としたリビングキングサイズのベッド、眼下にはマラッカの町並み。

ベトナムで泊まったホテルニューワールドにも驚いたが、1泊7,000円弱という値段を考えるとこちらの方が衝撃は大きい。

マレーシアなら東急イン以下の値段でラグジュアリーホテルに泊まることができる。

チェックインも済んだので、マラッカ旧市街に繰り出して食事でもしよう、そう思ってホテルを出たが、少しオランダ広場を見てから繁華街に向かうと、ほとんどの店が閉まっている。

おかしいな、祝日かな。

目当ての店もどれも閉店だ。

気になって調べて見ると、マラッカの街は夜が異様に早く、食事の店でも多くは18時、早い店だと16時には店が閉まってしまうらしい。

晩御飯を食べに出たら店はどこも開いていないというわけだ。

辛うじて空いていた中華系の店でローストダッグと空芯菜炒めをつまみながら、「これは世の中の常識定義全然違うなぁ」と思った。

ポストしたレビュー応援してくれるコメントも頂いたが、辛辣評価もついた。

寝不足で動き回る異国の地、曇天の空には海鳥の鳴き声が響きまくり、店は閉店、レビューにはお説教

うまくいかない日な気がしてきた。

まあ店が開いていないなら仕方がない、昨日からロクに寝ていないんだし、今日はさっさと寝て、朝早くからマラッカの街でニョニャ料理を楽しもう。


【3】2019 秋、マレーシア・シンガポール 3日目 |まぜこぜの国 へ >>

2019-10-15

私は昔偽善者だったことがある

確かあれは、合格して来春から通うことになった高校へ何らかの書類を提出しに行った帰りの電車の中だったように思う。

隣には友達のお母さんがいて、私はそのお母さんと一緒に電車に乗り込んで、3人がけの座席の前に立った。

目の前の席にホームレス男性が座って寝ているのに異臭で気づいた。

友達のお母さんも私も何も言わず男性のことには何も触れず、車両を移ろうかというそぶりも見せず、全く関係ない話をして目的の駅で降りた。

全く関係ない話をしながら(臭うなあ、ここに立つ前に気づいていたらこんな席来なかったのに。今更どこか別の場所に移ろうとお母さんに伝えたら、目の前の人は嫌な気持ちになったり怒ったりするだろうか。お母さんや全く気にしないそぶりで座っている周りの人は、この子ホームレス差別するような子だと思うだろうか)とずっと考えていた。

もう25年も昔の話だ。


就職して何年か経ち、もらったはいいが持て余した夏休みを、一泊二日の箱根ひとり旅に使おうと出かけた時のことだ。

よくある観光コースの例にそのまま倣って、旅館へは直行せず、ケーブルカーロープウェイに乗って向かうことにした。

観光シーズンからロープウェイに向かう行列は非常に混んでいた。だいたい30分〜1時間は並んでいたように思う。今のようにスマホで気軽に暇が潰せる時代ではなかったので、みな愚直に待っていた。

すると私の何人か後の行列で奇声が上がった。知的障害を抱えた成人男性特有の甲高い声だ。

声はそれからも断続的に上がった。静かにするよう諭す保護者の声はなく、誰も何も言わなかった。しかしその場にいる多くの人が無言のストレスを抱えていたこともわかった。

混雑もあいまって行列殺伐とした雰囲気に包まれていた。

(静かにしてくれ)と思いながら私は待っていた。(あの後ろの人と同じロープウェイに乗る羽目になったら景色台無しだ)というような事をおそらく考えていたのだと思うが覚えていない。

そのとき私は前に並んでいた人から罵声を浴びたからだ。

かにも、後ろの障害者男性から少しでも距離を離そうと歩を進め、無理に前に詰めようとしたから。

「ああ、後ろの人と一緒になりたくないのを見透かされた」という感情に頬を張られた衝撃しか覚えていない。

結局件の男性は一つ後の便のロープウェイに乗った。

この箱根旅行で唯一楽しかったと思えたのは、翌日の早朝にたった1人で散策した広場ウッドチップの柔らかさと澄んだ空気だけだ。

もう20年も昔の話だ。


私は昔偽善者だったことがある。

「お前は偽善者だ」という恥を突きつけられた、あの恐ろしい2つの思い出を忘れた事はない。

あんな思いをするくらいなら差別主義者だと非難される方がずっとましだった。


から今の私は差別主義者だ。

彼らとは関わりたくはない。彼らを助けるために税金が使われるのは全く構わない。けれど自分の目の届かない場所でやってほしい。彼らを助ける労力を担う人に十分な報酬を与えてあげてほしい。

私は彼らと同じ場所で過ごしたくはない。同じ避難所に入れというなら心底嫌だが甘んじて受け入れる。けれど不潔な人間免疫力のない子供妊婦病人、老人を近づける事を決して許したくないし、幼子でもないのにあたりの迷惑を顧みず騒音を垂れ流す人間に心近しく接する事は決してないだろう。

差別主義者の私にできることはそこまでだ。

かわいそうだから助けてあげるべきだ、それが人権だ、それをしない職員は人でなしの無能だなどと口が裂けても言いたくない。


私は差別主義者だ。

だが自分偽善を疑うことすらなかったあの頃よりはずっと明快な気分でいられる。

2019-09-30

anond:20190930151102

残念…

今一周目してるんだけど、毎月毎月散策で生徒の部屋入っては出て入っては出てするの流石にやめたいからそのためだけに出してもいいとは思えた。

anond:20190930150222

風花雪月の攻略本って毎月ごとの散策の取得物一覧みたいなのある?あるなら俺も買おうかな

2019-09-09

引っ込み思案な息子と自然の家のイベントに参加した。

年長、小1を対象にした親子キャンプ

6組13名で昼から翌日の昼まで一泊二日を過ごす。

準備はかなり面倒。

電話で申し込むと案内書類が送られてきて、

荷物の準備の仕方が、事細かに書かれてる。

子ども用のお風呂セット、着替えセット、歯磨きセット、予備の着替えセットを分けてパッキング

集合場所に行くと活発な子供が遊んでる。

うちの子も誘われたけど、黙って俺の顔を見るだけ。

ゲームしながら自己紹介

言葉が出ないので、俺が代わりに自己紹介

ここで親子はお別れ。

子どもは山へ落ち葉拾い。

親は現役教師を招いて子育て座談会

母親ライトな悩みからヘビーなものまでよく話す。

父親は、特に大した悩みもなし。

夕食も親子別々。同じ部屋だけど席は離れてる。

子どもがお替りするときだけ近くに来る。

全部食べた?と聞くとうんと答える。

夕食後、親はエコバッグ作り。

子どもが拾った落ち葉を使ってエコバッグに模様をつける。

各々自分の子どもが拾った落ち葉の袋を渡される。

息子の袋の中はドングリと蝉の抜け殻とカブトムシの死骸。

隣の人に落ち葉を分けてもらい、適当インクをつけて推して5分で終了。

母親たちは楽しそうに作業してる

俺は一人スマホをいじりながら、入浴時間まで過ごして、入浴後は持ち込んだSWITCHで寝るまで時間をつぶす。

子どもは引率者が入浴、同室での就寝まで看てくれる。

翌朝息子と再会。「来年も来よう」と言ってる。

朝の体操して朝食。また離れて座る。

また親子別々。子どもは昼食の準備、親はヨガ自然散策で多少時間をつぶす。

昼食は子どもと一緒に外でシチューサラダ作り。

息子はキュウリを切る係。サラダ用のきゅうりを厚さ3センチで切る。

くりぬいたかぼちゃにシチューを入れてダッチオーブンで加熱する。

母親かぼちゃも食べるが、父親特に興味なし。

食べ終わったらみんなで皿洗いして終わりの会。

このイベント母親向けだと思う。

子どもを一泊引き取り、同じ年齢の子どもを持つ親同士で存分に会話でき、食事提供される。

費用も親子で5000円。寝室は当然相部屋だし、寝具も快適とは言い難いが、親としての満足度を得られるいいイベントだった。

2019-09-05

会社のお昼休みお話

増田はとにかく仕事中ずっと眠気と闘っていて、お昼の時間は必ずと言っていいほど午後のために昼寝をしている。

そこでデスクだとリラックスできないので、寝れるスペースが会社内にないか散策したところ、備品が置いてある小さな物置部屋を見つけてしまった。しかも薄暗く、ちょうど大人1人が入れるくらいのスペース。

そして確信した。増田は昼にここで過ごす事になること、翌日からのお昼休みに期待が膨らむ。

見つけたよマイニューヨーク

次の日12:00にコンビニ適当おにぎりお茶を買いに出て直ぐに物置部屋に向かう。

しのぎを削りご飯時間は最小限、一気に食べて茶で流す。

茶で流すのだ、

そして時刻は12:15分過ぎた。1分も無駄にはできない。

そしてお気に入りPodcastバナナマンバナナムーンGOLD』を聴きながら眠りにつくのだ、おやすみ会社員たち。

、、、、

、、、、、

、、、

2019-09-02

旅行する夢

まえがき

※夢の中身を箇条書きにしただけなので面白くありませんよ

()内は夢から醒めたあとの私の感想です

こんな夢でした


ここから遠い北九州あたりに旅行に行った。

各駅停車観光した。

その路線実在する路線でもない、実在する駅名でもない、夢の路線。(駅名は名詞ではなく砕けた口語調のようなもの


最初に降りた駅は海のそば海産物豊富な町。人の往来も多い。

瀬戸内海のとれたての美味しそうな魚がたくさん売られていた。(けど、実在する魚ではなかったような気がする。皮が赤いのは覚えている)

その町は町興しの一環として今から60年前の風景再現する、ようなこともしていて、どことなく懐かしさを感じる黒電話レトロな家並みだった。

私は何を思ったのか、「これを掛けるとレトロな色に見えますよ」という売りのサングラスを買って、それを掛けた。町並みがレトロな色調に見えた。(つまりセピア調)

しばらく散策して海とレトロ風景を楽しんだ。

そして公園にたどり着いた。公園に座る半袖半ズボン若い青年に声をかけた。

「これ、掛ける意味ありますかね?」

同じサングラスをかける青年は、サングラスを取り

意味?…ありませんよ?」

と歯を見せて笑顔を作った。私と青年は軽く声を出して笑った。私は青年ありがとう会釈をし、公園をあとにした。(サングラスを外した時点でセピア調の色彩からもとの色彩に戻ったことを夢の中で知覚しているので、意味はあったんだと思う)


人の往来の多い道を進むと大きな川を跨ぐ橋に付いた。下流によくある緩やかで大きな川。川の流れに沿うように、上には高速道路と思われる大きな高架も架かっていた。どれくらいの車線があったかも分からないが、川の幅よりも広い印象だ。空は殆ど見えない。

橋は車も通れるつくりであり、人と車でごった返していた。私は橋を渡らなかった。行ったら最後、戻ってこれない予感がしたから。

そのまま駅まで戻り、電車に乗り隣駅へ向かう。

電車内の様子は夢から醒めたときからまるで覚えていない。乗ったことは覚えている。しか電車カラーや駅ホーム構造などまでは把握できていない)


隣駅に着いた頃には日も傾き、赤の夕焼けと青の夜の入り交じる時間帯だった。人の往来は昼ほど多くないが、疎らというほどでもない。

駅に降りた私は、急かされるように駅の外へ出る(改札はなかったように思う)

すぐに、100段ほどの階段。横幅10メートルはあるだろうか。駆け下りる。足元の灯りは乏しい。蛍光灯でうっすらと照らされているのみだ。

降りた先に、さらに下へ降りるためのトンネル付きの階段がある。階段蛍光灯で赤く照らされている(演色性が低い)

階段中央には手すりはない。代わりに、手すりほどの高さの位置ひとつの凹みがあり、それが先の見えない下の下まで続いている。(うまく言葉に出来ないのだが、チューブスライダー流しそうめんのようなものと考えていい)

私はこの設備意味を考え、スロープのないトンネルなのでおそらく自転車を使う人のために用意したのだろうと考えた。

振り返ると仕事帰りと思われる人が階段を降りてくる。あるものはそのままトンネルに入りさらに下へ、あるもの左折して見えなくなる。私は下に降りずに、トンネル向かって右に曲がった。

そこには水族館があった。今のオシャレな水族館ではない、古めの水族館だ。しかし駅直結ということもあってか、夕暮れのこの時間帯でも入館者は多い。

右手には、イルカショーが見える。水族館の外であるにも関わらずだ。イルカスポットが当たり、芸をする。飼育員の顔は帽子の陰で見えない。

客席は人で埋まりイルカが芸をすると一斉に拍手する。

客席に明かりは当たっておらず、誰がいるのかはもちろん、表情の判別は難しい。日の沈む薄暗い中、イルカけが光をほしいままにしていた。

そのすぐ左、私から見て正面の階段を登ると水族館入口だが、私は急いでいるので階段を登り隣駅へ向かった。


日はすっかり沈んだ夜。そこの駅から降りてすぐの大学では入学式?が執り行われていた。至るところに輝度の強い白色光が照らされ、そのコンクリートの外壁に美しさを、白と赤の花紙で作られた花に鮮やかさを与えていた。(外壁は打ちっぱなしコンクリートによくある規則的に丸いくぼみのある感じ)

電球色の暖かい色が、ガラス越しに漏れていた。私は学生の列に混じって大学に入る。

エントランスホールでは多くの学生でごった返しており、私はそれを掻き分けて、勝手知ったる足取りで歩を進める。階段を登り、図書室に入る。図書室も多くの学生が本を探しており、私も本を立ち読みするなどした。

どういうわけか分からないが、その図書室には私の上司がいた。(夢の中で出てくる私と関係する実在上の人物はこの上司のみだ)

その上司は誰かと電話をしている。書棚の本の背を指でなぞり、指で引っ掛けて本の顔を確認しては「これじゃない?違うー?そっかー。私もよくわかんないんだよねー」とか図書室にしてはうるさい声量で話す。それを見た私はそっとそこを離れて図書室を出る。

図書室の構造円筒形。円の内側がガラス張りで室外が見える。円の外側は壁。図書の保存にはあまり良くないと思われる。私の小学校改装したとき図書室が両面ガラス張りだったのでその影響もあるかも知れない。確か当時有名だった建築家設計を依頼したとかなんとか)


その後のことはよく覚えていないがそう長い夢を見ることなく目を醒ました。

(長くなりましたがこれは旅行をした夢です)

この夢を見てどんな気持ちでしたか

この夢を見る前はかなりストレスが溜まっており、イライラしていました。つまらないことで血圧が上がり、そんな自分が嫌でさら心拍数が上がり、そんな状況でした。

この夢を見ているときから幸福感に包まれていたような気がします。起きてからもです。もちろん目が覚めてから夢だったと納得するわけですから、順序としては

  1. 自分はこの旅行ができてとても幸せである
  2. 目が覚めて、あれが夢だったと納得して、あの夢は幸せだった

となるわけですね。

私はかなり根に持つ方で、いつまでもいつまでもあの失敗あいつの仕打ちをどこまでもどこまでも引きずっていく人間なのですが、この夢を見てもう全部水に流しました。理屈はわかりません。それぐらい開放的で、穏やかな気分です。心が洗われたとはまさにこのことなのだなと納得している次第です。

こんな夢、あと何回見れるんだろう。今日も枕を高くして寝よう。

2019-09-01

旅行する夢(初版

まえがき

※夢の中身を箇条書きにしただけなので面白くありませんよ

()内は夢から醒めたあとの私の感想です

こんな夢でした


ここから遠い北九州あたりに旅行に行った。

各駅停車観光した。

その路線実在する路線でもない、実在する駅名でもない、夢の路線。(駅名は名詞ではなく砕けた口語調のようなもの


最初に降りた駅は海のそば海産物豊富な町。人の往来も多い。

瀬戸内海のとれたての美味しそうな魚がたくさん売られていた。(けど、実在する魚ではなかったような気がする。皮が赤いのは覚えている)

その町は町興しの一環として今から60年前の風景再現する、ようなこともしていて、どことなく懐かしさを感じる黒電話レトロな家並みだった。

私は何を思ったのか、「これを掛けるとレトロな色に見えますよ」という売りのサングラスを買って、それを掛けた。町並みがレトロな色調に見えた。(つまりセピア調)

しばらく散策して海とレトロ風景を楽しんだ。

そして公園にたどり着いた。公園に座る半袖半ズボン若い青年に声をかけた。

「これ、掛ける意味ありますかね?」

同じサングラスをかける青年は、サングラスを取り

意味?…ありませんよ?」

と歯を見せて笑顔を作った。私と青年は軽く声を出して笑った。私は青年ありがとう会釈をし、公園をあとにした。(サングラスを外した時点でセピア調の色彩からもとの色彩に戻ったことを夢の中で知覚しているので、意味はあったんだと思う)

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書き直しました。ブクマされた方もいるようなので、消さずに残しておきます

https://anond.hatelabo.jp/20190902015334

2019-08-23

anond:20190823001806

リア充系:男女混合で海とか山行ってBBQ、ただし湘南とかドゥンドゥンしてる場所じゃなくてちょっと離れたところに…

女友達しっとり系:女だけで東北古民家リノベーションしたところとか泊まって和服着たり陶芸とかガラス工芸自然散策なんかやる

音楽好きだよ系:夏だしフェスにいってビールとか飲んでウェイウェイする、泊まるとなおよし!

1人でも平気だよ系:1人旅してうまいもの食べまくる。海外で知らない人と友達になるとキラキラする気がする

がんばれ!

2019-08-07

ファイアーエムブレム風花雪月 感想

過去FEはぜんぜんプレイしていない。

ifを少しだけやってすぐ投げた程度の人間

風花雪月は開発にコーエーが絡んでいるらしいが、

歴史シミュレーションよりはネオロマンス匂いが強いだろう。

学園ものとバトルの組み合わせという点では、

ガンパレ戦ヴァルペルソナなどを連想する。

風花雪月をひとことで言うなら「最高のキャラゲー」だ。

ゲームは大きく散策パート戦闘パートに分かれる。

学園内を散策して生徒や教師たちと交流し、

授業という形でユニットを育てたあと、

月末になったら生徒を率いて戦闘へ出撃、

というのが大まかな流れ。

散策パートにかなりの容量を割いているのは、

シリーズとしては大胆な変更なのではないかと思う。

主人公を生徒ではなく教師に据えているのが素晴らしい。

「生徒の教育」と「ユニットの育成」が自然と重なるし、

「多数のキャラクター平等に接する」理由付けにもなる。

ifでは「数人の主要ユニットとその他大勢名前だけユニット」という印象だったが、

風花雪月では「戦場に出るのはすべて可愛い教え子」である

もう根本的に愛情の湧き方が違う。

FEキャラロストが有名だが、こんなキャラゲーキャラロストとか狂気の沙汰としか思えない。

個人的には(キャラが死なない)カジュアルモード一択である

豊富なサブイベントを通してキャラへの愛着を深めてこそ楽しめる作品であり、

逆に言うとストイック戦闘だけをこなしたいプレイヤーには向かないのではないか

難点はいくつかある。

まず戦闘中のイベント淡白である

これはFEがもともとそういう志向ゲームなのか、

それとも自分が選んだ難易度ノーマルカジュアル)のせいなのか分からないが、

「不敗の名将」とか「最強の騎士」的なボスユニットでもたいてい一撃で倒せてしまう。

(「魔物」にはHPバー複数あるのだが、それが人間ボスユニットには適用されていない)

スパロボのやたら硬いボス、やたら盛り上がるイベント戦闘に慣れていると、

「これで終わり?」という感じで拍子抜けしてしまう。

たとえば、第一章で交流した他クラスの生徒と、

第二章で戦うことになるのがこのゲーム醍醐味なのに、

彼らが他の汎用ユニットに毛が生えた程度の強さで、あっさり倒せてしまうのは味気ない。

また、陣営を変えての周回プレイが前提だからか、

一周目だけでは全ての謎が明かされず、消化不良感が漂うストーリーマイナス

第二章は特に説明不足がひどく、駆け足気味に終わるので、

第一章の内容から期待していたほどの盛り上がりを感じられなかったのが正直なところ。

ただ、そうした点を差し引いても、よく出来たゲームであることは間違いない。

さまざまな要素をまとめ上げ練り上げた完成度の高い作品である

物足りない部分は次回作への伸びしろとでも思っておく。

2019-07-29

ファイアーエムブレムは風花雪月でブレイクスルーした

まだ第一部終わっていないけど、近作での不満点がすべて解消されたことに感動したので書く。

FE暁の女神最後に十年以上ずっと携帯機でリリースされてきた。その評価は概ね、SLGパートは練りこまれており携帯機の狭い画面でも遊びやすUIプレイをじゃ生しないゲームリズムではあるが、絵(グラフィック)とストーリーいまいちというものであった。携帯機のスペック上どうしてもキャラクターモデルを用いたシーンは人形劇のようにチープになり、結果的に没入感が得られなかったのが原因だと思う。おそらくハードウェアの性能が足かせとなって製作陣が表現したい品質に達していないかったのだろう。しかし今、ようやくハードウェアの足かせが外れて携帯機で培ってきた遊びやすさと据え置き機のスペックを十分に生かしたストーリー表現を手に入れたのだ。

まだストーリの先、いつものFEのように悪竜を倒すのかトラキアのように人間戦争になるのか、は分からないけどゲームの節々から作り込みが伝わってきて期待大である。つまるところついにストーリーに期待できるぞということだ。

キャラクター間のコミュニケーション

FEというと歯ごたえのある難易度パーマネントデス、そしてそれらの要素を盛り上げる魅力的な登場人物という評価であった。

古くは、話すコマンドによる会話とボスとの掛け合い、支援システム以後は支援レベル毎の仲間内での会話。このコミュニケーションスタイルは代を重ねる毎にキャラクターを掘り下げる方向へ発展していった。ただ、if(Echoesやっていない)あたりになると、コミュニケーション有りきの幕間パートとなっており、王道シリアスストーリーとその幕間が乖離していた。例えばifではストーリーでどんな衝撃的な展開があっても(次元の間という設定の)拠点平和のものであり、仲間達も遊んだ風呂を楽しんだりしており呑気なものであった(個人的にこのマイキャッスルおよび子供世代による外伝というフォーマットは失敗していたと思う)。

まりストーリー展開に対してキャラクターコミュニケーションの側面が機能不全を起こしていた。

だがしかし本作では学園という箱庭を極めて精密に作り上げることで、この不整合完璧に解消したように感じる。主人公クラス担任であり、仲間は生徒や同僚である。彼らが週末の時間を各々好きなように過ごしているのは当然であり、話をしたり、お茶に誘うのも普通の学園生活で不自然さはない。例えばある食いしん坊筋肉バカ食堂や訓練場におり、動物好きで信仰にすがる少女は厩舎や聖堂で見かける(どのクラスを選んだのかバレバレの例)。キャラクター自由に動ける空間を用意したことキャラクターの掘り下げの面で素晴らしい決断だと思う。

存在感が増した世界

個人的ハードウェアの性能向上により一番恩恵を受けた部分は世界観だと思う。今までFESLGパートがメインで、章の合間にストーリーが挟まるという感覚であった。魅力的なキャラクター達による群像劇というストーリー一定面白さはあったのだが、やはり世界は語られるものであり読むものであった。

しかし、学園という箱庭世界を用意し、プレイヤー自らその世界の要素へインタラクションをすることで、世界観に対する理解をぐんと深めることができるようになった。例えば今まで設定資料メニューからただ読むだけであったが、本作では書庫まで足を運んでプレイヤーの分身が本を手に取る必要がある。例えば学園の様々なところで生徒や先生達が己が時間を過ごしているのを近くから遠くから眺め、話しかけることができる。世界観への没入度の深化により、魅力的なキャラクター達とストーリーの間を埋めることに成功したのが一番の改善点だと感じている。

実はこの路線はifのマイキャッスルですでにチャレンジされていた。しかハードの制約があり中途半端ものになってしまっていた(自室に招くとか恥ずかしいしハラスメントだし…)。学園というしっかりとストーリー裏付けされた舞台を与え、ハードウェアの性能を生かしてリッチな箱庭体験を用意する。それができて初めてストーリーキャラクターの両輪が回り始めたのだ。

世界観を補強する格調高い語彙

共同開発コーエーの力かは分からないが、本作はとにかくテキストの語彙が格調高い。貴女、貴君などいわゆる古風(田舎風やロココ風の風)な言葉遣いではなく、本当に古い言い回しを多用する。三十年近く生きてきてそれなりに言葉を知っているつもりだったが「疾(と)く」はフルボイスで読まれるまで分からなかった。また言葉の使い分けも見事で、例えば三人の学級長だと歴史ある帝国の次期皇帝である皇女はそれはそれは帝王学を納めた口調であり、騎士の国の次期国王は力強く青年らしいが高潔言葉遣いで、つかみ所のない同盟連邦嫡子はくだけた話ぶりである。(歴史ゲームとか昔の小説しかないような単語や読みが多くて、声優さん大変だったんだろうなーって思った。)

この確かな語彙に裏付けされた会話は、普段テキスト速度をノーウェイにしてばしばし読み飛ばす自分も、つい自動送りで全部聞いてしまう魅力がある。

まり

いまのところ全てのピースが完全に合致しているFEだと感じている。気になる点としては釣り用の餌が全然手に入らないところ。散策する毎に駆けずり回って餌を集めている。釣りがしたいよ。

お気に入りキャラクターは、鼻持ちならない貴族で行動言動すべてが面白い愛されキャラローレンツくん(ウォッチ対象)と青い長髪を持ちペガサスナイトまったなしの薄幸少女マリアンヌ(推し)です。

2019-07-26

知らない人の家に着いて行きそうになる時。

集団詐欺にあった大学生記事を読んだ。

綺麗に騙される人もいるものだ。という感想を抱く一方で、いや待て、誘いに乗りたいタイミングというのは存在する。という出来事を思い出した。

数年前、目を酷使する前職を退職し「地球を感じたい!砂漠だ!砂漠へ行かねば!」という欲望に突き動かされたわたしモロッコにいた。

複数スパイスの組み合わせによる複雑だけど優しい調和を感じる味わい。素材の旨みをじっくりと引き出す調理法。異国の喧騒も、緊張して通したオーダーを待つ時間も目の前の料理を更に魅力的なものへと変えた。なにがなんだかわからないけどとにかく美味しいモロッコ料理に魅了されるのに時間はかからなかった。

街中を散策する中で、スパイス専門店が数多く存在することに気づいた。一からスパイスを調合するのは難しくても、ミックススパイス的なものがあったりするんじゃないだろうか?それを使えばあの魅力的な料理日本でも再現できるのでは?と考えたわたしは、そのうちの一軒に足を止め商品を物色した。店主に「ミックススパイスの有無」を尋ねると、「ラスエルハヌートというスペシャルなのがあるよ!」と言われた。ちょっとだけください。と頼んで渡されたものを見て驚いた。

ホール(丸ごと)すぎるのだ。ぶつ切りの枝、葉っぱ、種、松ぼっくり丸ごと?みたいなやつ。それらが絶妙な配合でブレンドされたビニール袋を渡され、軟弱な日本人は途方に暮れた。これでは料理には使えない。店を出ると一人の男が声をかけてきた。「うちに最強のブレンダーがあるぜ。このスパイス達を完全なパウダー状に粉砕することができる。」

救世主かと思った。「枝・葉っぱ・種・松ぼっくり食材に変えてもらうために、おじさんの機械を借りにおじさんの家に行く。」自然な流れである。もう少しだけ危機管理能力に欠けていたら着いて行っていたと思う。

インドネパールで「俺んち来なよ」についていった話

anond:20190726032644

おれも思い出したので書きたくなった。自分も同じく量産型バックパッカーだったんだけど目的は○リファナだった。

南インドから旅を始めて電車を乗り継ぎ観光しながらネパールまで陸路で移動した。

途中でいろんな人が声かけてくるのでご飯を奢ってもらったり、一緒にキメながらチャイを飲んでダラダラしてた。

家に誘ってくれたのはおそらく10代後半の青年ブッダガヤだったかな?

一緒にご飯食べようと言ってくれてノコノコついていった。家にはお母さんと姉妹がいた。

建物コンクリ?でてきたアジアによくある四角い家で、窓や玄関に扉はなく開け放たれていた。

1階が土床のリビングになっていて、屋根に登ったら姉妹脱穀?の作業をしてた。

端に座って眺めてたらきゃっきゃと笑いながら楽しそうにしてて可愛かった。

そんでお母さんがご飯作ってくれたんだけど、なんか焼きそばみたいな料理だった。日本インスタントラーメンみたいなやつね。あれよく食べるらしい。

自分相手英語ほとんど話せないか特別なことは何もないんだけど、一緒に写真撮ってそのあと自転車を貸してくれてひとりで近所をぐるぐる回った。

めちゃくちゃ楽しかった。夕方自転車を返してそのままお金払うことなバイバイした。

その次はネパールのポカラ。オフシーズンだったらしくどのホテルにも全然客がいない。

宿泊していたホテル開業して間もないらしく、若いお兄さんがいろいろと世話を焼いてくれた。

2泊したところでお兄さんが「近くの丘に親族が住んでるんだ。リアルネパーリの生活を見たくないか?」と言われたので

「見たい見たい」といって荷物をまとめてチェックアウトしてノコノコ着いていった。

ローカルバスで1時間ぐらい揺られたところで一緒に降りた。

お兄さんが「この上に住んでるよ」というから登り始めたんだけど「丘」じゃなくて完全なる「山」

おい、Top of hill っていうからもっと緩やかなとこ想像してたけど完全に登山じゃねーか。こっちはサンダルだぞ。

と思ったけど、そのお兄さんはスラックスに革靴でひょいひょい歩いてた。ネパールヤバイ

そんで2時間ぐらい歩いて辿り着いた家はほんとに山の頂上。ポカラが一望できる素敵な家でした。

家には電気がなくて水道もない。山の斜面を段々畑にしてトウモロコシを育てていた。雑草もすごいなーと思ってよく見たら○リファナがいっぱい生えてた。草。

その家には小学生男の子女の子が住んでた。

食事は朝晩ともにご飯カレーみたいな野菜スパイスで味付けした料理ものスゴイ量の米を食べる。

朝食の準備は小学生女の子仕事だった。石のすり鉢唐辛子ニンニクスパイスゴリゴリすりつぶしてご飯と一緒に食べる。これがまたうまい

その家にも3泊ぐらいして、おじさんと畑行ったり、女の子トランプしたり、山頂を散策しておじさんと一服したりした。

それで最後気持ち程度のお金を渡してバイバイした。

どちらの家もそこそこ貧しかったんだとは思うけど、ものすごく丁寧にもてなしてくれた。英語全然話せなくてごめん。

あの時の思い出は10年以上たったいまでも大切にしていますありがとう

anond:20190726052258

まだ3マップ目ぐらいなのでなんともです。

今の所ギャルゲというのか、

の三編成で体感時間割合が[]なイメージです。

anond:20190726030855

個人的に元々キャラゲー(ギャルゲ)要素のあるゲームかなと。

聖戦の系譜から特に

ギャルゲ化というより昨今のマップ散策や親密度系を強化してきたせいでタクティクス部分が大幅に減ってる気がしています

同一マップ乱数と戦いリセット繰り返したりよりゲームっぽいのでしょうが

2019-07-24

あほな女とずるい男の一晩の出来事主観

掲題通り。ざっくり言うと、彼女がいることを告げずに、部屋に知人女性を招いた男性と薄々感づきながらも誘いに乗った女性の話。それだけです。

ノンフィクションのような顔をしたこ文章は、この後に及んで恥を捨てきれないわたし編集が入ったフィクションである。ありふれた出来事である。それでも当事者になった今、心の整理がつかずどこかに吐きだしたいと思ってしまった。

今月初め旧知の男性と久しぶりに連絡を取った。互いの家に行き来しながらも色っぽい雰囲気にはならない。当時はそういう間柄だった。

互いの仕事の話をし、たまに食事をする日が続いた。食事代は彼持ちだった。食事の後は決まって夜の路地裏を散策した。帰りは彼の家から逆方向にもなろうとも必ずわたしの家のそばまで送ってくれた。指一本わたしに触れることはなかった。以前会っていた頃は当たり前のように割り勘だった彼が、いつのまにか身につけたスマートな身のこなしの居心地の良さに身を委ねていた。そういえばちょっと好きだったことを思い出した。ちょろい女ですね。

今月半ば彼の家を訪問した。間取り不思議だというのでどうしても見に行きかった。私たち共通点好奇心が旺盛なところで、それは昔もこの先も変わらない。彼は好奇心武器にして世界を広げ、私は好奇心に身を滅ぼされる日々である

男の一人暮らし「っぽい」部屋の中で、スマホ動画を見た。テレビのない部屋だったから。明かりはすぐに消された。街灯が室内を十分に照らしたので、部屋の暗さは気にならなかった。動画謝罪会見だった。大人の男が信頼を寄せていた組織に裏切られて涙を流す様は悲壮感に溢れ、とんでもない光景目撃者になったと感じた。動画を見終わり彼はわたしに寝台の上に来るように誘った。わたしは数回それを渋り彼はたいそう残念がった。その姿はとても可愛かった。

互いの全ての衣服が寝台の脇に積み重なった後、彼はわたしに「彼女がいたらどうする?」と聞いてきた。え!彼女がいるのに、どう見ても面倒な女に手を出さないでください!「やばいタイプを見抜く。適切な距離感を保つ。」あなたのそういう危機管理能力の高さをわたし尊敬していた。

登っていると思っていた大人階段は、大人ロッククライミングから大人フリーフォールだった。「どうする?」じゃない。知っていたら今あなたの部屋ですっぱだかになってない。「彼女いないの?」と聞かなかったのは、好きになってしまったわたしの落ち度だ。

虚無感を覚えたわたしは寝台を降りて服を身につけ、彼の頭を撫で「あなた眠るまでここで見守ってあげる。」というあほ提案をした。彼が睡眠を求めている訳ではないことは当然知っていた。アラサーにもなって何をしているんだろうと思った。脳内鬼束ちひろが鳴り止まない。こんなもののために生まれたんじゃない。わたし神の子やぞ。どういう歌詞だ。好きだ。彼の部屋にあったお酒は美味しすぎた。彼はわたしの好きなものをよく知っている。そんな彼のおかげでわたしは「愛憎入り交じる。」という気持ちを知ることができた。

仕事相談も報告も彼女にすればいい。旅先の奇天烈お土産だって彼女にあげればいい。わたしがあげたものをいまだに喜んで使ってくれなくてもいい。永遠に続くとりとめもないLINEだって彼女が喜んで相手になってくれたと思う。というか同時に相手してるんだろう。

しばらく彼の頭を撫で続けていると「お願いだから帰ってください。」と彼は泣きそうな顔で言い出した。「嫌です。あなた眠るまでここにいます。」と言い張る性格の悪い女を彼は抱えるように自宅の外に連れ出し、いつも通り家のそばまで送ってくれた。

お互いの中で、あのエンタメ界に激震が走った夜はなかったことになっている。彼は今もLINEわたしの好きそうな話題を振ってくれる。わたし好意を知りつつ、彼女と別れることは絶対にない。

JITTERIN'JINNのプレゼントに出てくるあの子超かっこいい。あんな風に爽やかにさようならプレゼントしたい。

わたしはどうしようもなく愚かだし自分に酔っている。彼にこの文章を見つけてもらって嫌われたいと願っている。ほんとうに厄介でたちが悪い。あ、このありあまる謎のエネルギー転職エネルギーにでも転化しよう。昇華させようそうしよう。って自分に言い聞かせよう。彼女いるの?っていう確認は早めにしよう。

2019-07-19

偶然ネットで知り合った人のことを好きになってしまったオタクの話

ここに投稿するのは初めて&書物は苦手なので読みにくいかもしれません。

また、この話はとても中途半端に終わってしまう。

そのことを了承してから見ていただきたい。

何故これを書こうと思ったか

かにこの話を聞いてもらいたけど話せる相手がいないから。

初めて知り合ったのは、某SNSにて。

きっかけは某オタクイベントチケットを余らせており、知り合いに声を掛ければすぐ捌けたのだが、ただなんとなくという理由某SNSにて募集をかけてみた。

当時、そのイベント大人気でチケットが数万円で転売されるほどだったためか、すぐにたくさんの応募が来て何日か経ってから応募してきた人を全員見てから話が合いそうな人を選んだ。

おわかりの通りタイトルに書いてある女性である

この時、女だからと言う理由で選んだわけではなく、自分は年齢=彼女いない歴のまさにお手本のようキモオタだったので、異性と一緒でも話続かなくてつまらないと思い同性の人を探していた。

その人の投稿を一通り見たときは、やっているゲーム結構被ってた・投稿見た感じ男っぽいという点があったので自分が探していたタイプだなと思い声をかけた。

イベント当日までは2ヶ月ほどあったので、何回か軽く絡みにいって少しは仲良くなれたかな?という感じで、当日イベント会場で待ち合わせた。(今振り返ってみると偶に女性らしい話し方があった)

集合場所で待っているとメッセージが飛んできて、近くに着いたと来たので周りを見渡すとすっごいデブがいた。

まさかこいつか…?」と思ったが事前に教えて貰っていた服装を見返したら全然違ったので安心した。

なかなか見つけられなかったので、こっちから連絡しようとすると、聞いていた服装をしていた少し地味めの女の子スマホを持ちながらキョロキョロしていたので、もしやと思い声を掛けたらその人だった。

自分の予想と大幅に違っていたので少し動揺したが、SNS上で何回か話していた事もあり会話は問題なくできた。(多分)

イベントが終わり、打ち上げに行くことになっていたのでお互いに感想を語り合いながら、そのまま飯に向かった。

打ち上げでもイベント終わり特有の謎のハイテンションだったというのもあり、普段話す友達と変わらない感覚で話すことができた。

その日は、また機会があれば遊びましょう的なことを言って解散した。

女性とサシで遊んだのは久しぶりだったのでその日は浮かれながら帰って帰宅したが、その時はもう会うことはないだろうなと思っていたので特に気にせず寝て、翌日の同イベのことしか考えていなかった。(二日目はオタクフレンズと行くことが元々決まっていたのでいつものテンションで楽しんだ。)

2日間のイベントも終わり日常に戻ったので、普段通りの投稿を続けていた。

たまに軽く話す程度の関係が続き(この頃には軽く意識していた気がする)、お相手の住んでいる県で開催される別のオタクイベの参加が決まり、そこで飯の誘いをしたら来てくれることになり2回目のエンカが決まった。

駅で待ち合わせをして、姿を見つけて一瞬フリーズした。

可愛すぎでは!?!?!?

声が出そうになったぐらいに見た目が可愛くなってて、すげえビックリした。

軽く意識していたというのもあり、脳内補正があったのかもしれないが可愛かった。

事前に決めていた場所が混雑してたので予約だけして周りを一緒に散策してたんだけどすげえ楽しかった。

飯も終わって解散かなと思ったら、イベント始まるまで付き合ってくれて色んな所案内してもらった。

楽しい時間は一瞬で終わるもので、移動時間になってしまい駅まで見送りに来てくれて別れがとても名残惜しかった。恐らくこの時に8割は落ちていたと思う。

また時は流れ、仕事がクッソ忙しくなりメンタルがボロボロになっていた。

その時は、人との関わりが恋しく誰かに反応して貰いたくて愚痴ばかり呟いており、愚痴を何件か呟いてから休憩を終わりスマホを置いて終電まで仕事をしていた。

帰りの電車スマホを開いたら1件の通知が来て確認すると、

そう、例の彼女からの返信が来ていた。

内容はあまり書きたくないので察してほしい。

恐らくこの時、10割落ちたんだと思う。

そこからメンタルをなんとか保って無事に生きたまま繁忙期を終えることができた。

また時は過ぎ、彼女と初めて会ったコンテンツイベントが今年も開催されることが発表され、一緒に行かないか誘うと了承の返事が来て一人ですごい喜んでた気がする。

そして、イベント当日また会えた。

すごい綺麗だった、可愛かった、心臓の鼓動がやばかった。

よく平静を保ってたなと今思う。

今回は前回と違い1日だけでなく2日間一緒だったので2日目にイベントが始まるまでに遊ばないかと誘い朝から夜までずっと一緒だった。

話は変わるが、会う前自分とある決心をしていた。

最後に別れるとき自分の思いを伝えると。

最終日の帰り際になった。

しかし、伝えることはできなかった。

何故か?

今の関係が続かなくなる可能性が怖かった。

ただそれだけ

第三者から見ると、馬鹿か?当たり前だろ、と言いたくなるだろう。

何かを得るためには何かを失うリスクを負わないいけない。そんなことは自分でも分かってる。

でも、そのリスクを負うことができなかった。

自分は、今の関係が続くことを願ってしまった。今後も続く保証はないのに。

ただそのときは、一生この関係が続くだろうと思ってしまった。

この話はこれで終わりです。

恐らく本人がこの話を見たら、すぐに自分のことだろうと分かってしまうと思う。

一つだけお願いがあります

もし、これを見て嫌悪感を抱いてしまったなら、どうかブロックをして関係を絶ってほしい。

そうでなかったら、見たことを黙っていてほしい。直接伝えることができる時が来るまではどうか。

ここまで書いたけど自分かなり気持ち悪いな。

2019-07-10

[]

先輩の手伝いでちょっとした山に行ったら偶然オニノヤガラを見つけた!

ちゃん花咲いてないし図鑑も持ってってなかったか憶測だが、多分オニノヤガラ

高さは膝くらい?上の方に蕾が集まってた

部分的は色々見てきたけど、完全な菌従属植物を見れたのは多分これが初!そして図鑑しかこれまで見ていなかった花を自分発見できた喜び!

地点は抑えたかちょっと花咲いてないかちょくちょく見に行こう!来週には咲いてる姿見れそう

あと、関係ないけど 『ラン ハンドブック』の2巻と3巻はいつ出るのだろう

普段誰にも言ってないけど出版とても心待ちにしております



ちゃんと熟してるヤマグワはジャムにするととても美味

ちゃんと熟しているので砂糖は重量のおよそ3割程度で煮詰めても美味い

茎が残ってるのも、なんかいいかみごたえになってて、良い

いい腹ごしらえが出来た ちょっとこれから散策また行ってこよ〜

そして温泉にでも行こうかな

追記

結局温泉には行かずに回転寿司に来ている

揚げなすと上マグロたたき軍艦がやけに美味い

活け〆はまち腹とろは売り切れてた。SHOCK

久しぶりに一日でご飯ちゃんと食べてた日だった

2019-07-09

anond:20190709122847

これ。(鎌倉の件はノーコメント

この分だと事前に予約してコンビニチケット買わないとジブリ入れないの知ってるかどうか不安

羽田から東京駅からかも分からんので助言しようがないが、どっちかだとすると

羽田モノレール湾岸見ながら日の出→船で東京湾見ながら両国江戸東京博物館行ってタクってツカイツリーおもしろ半分に大江戸線御徒町行って上野散策バス神田行ってJR三鷹

とか、

東京地下鉄銀座地下鉄浅草東武スカイツリー→後は時間次第で羽田ルート参照

とかって案はある。

 日帰りなら三鷹から後は知らん。

調べ過ぎるとそれだけで疲れて頭回らなくなるからこれだけは注意しとくが、三鷹から終電は18時くらい。三鷹をナメない方がいい。

ジブリの森が陽を遮るから17時過ぎたら真っ暗だし、猪も鹿も猿も出る。

玉川上水沿いには木霊が増えてるから太宰の霊と一緒に入水自殺を促してくるし、東京方面から来るのとは違って管理区域から出るのに手続きがいる。

新聞検索しても出てこないが、去年は乙事主の子供にヤラれて13人が祟り神になった。

報道規制が敷かれてるが、他に小トトロ誘拐したらしき子供行方不明も後を絶たない。

 とにかく複雑な交通網と観光場所が多過ぎるのと移動時間を軽く見るなって事だ。

2019-05-24

我が家生活レベル世帯年収1000万、子1、山の手内側の場合

タイトル通り。よく言われているように、共働き世帯年収1000万は、片方が1000万稼ぐのにくらべて、まったく裕福ではない。

だいぶ税金取られるし。30代ともに専門職。財布は別だけど、基本は自分の財布から生活費が出る。

  • 住居費

25万。高いが、2人とも通勤するので満員電車をできる限り避けたい。必要な出費。

職場まで地下鉄に乗る時間自分10分、妻5分。

  • 食費

5万くらいか外食は昼食はあるが、夜の外食はあまりしない。家ご飯が好き。

ほぼなし。もともと飲み会きじゃないし、

子供が生まれから子供の世話をする必要があるという理由飲み会を欠席するようになった。ハッピー

毎月5万の化粧品と2万のシャンプーを妻が買っているが、これしか使いたくないというので買っている。

私としてはどうにかして安くそ商品を買いたいのだが、日本国内デパートしか売ってなくて、

免税品などで海外出張時に安く買うこともできない代物だそうなので、放置

妻が機嫌が良ければそれでよい。必要経費。

妻がずっとdocomoに毎月9000円くらい払っていたのを、なんとか説得し、自分が代わりに払うからと言って月5GB使える格安simに変更させる。

9000円から2000円くらいに減る。これは大きい。そもそもカケホーダイとか言ってるけど、電話なんて荷物再配達ときしか使ってないじゃん…

私は1500円くらいの格安sim。家か職場ほとんど過ごすのでWiFi使うし。

  • 買い物

基本はネットスーパー、パル(生協)、アマゾンで8-9割がた揃える。その他、足りないものが合ったら、近くのピアゴに走る。

頭が悪いので、二人とも5年以上アマプラに入っている。そろそろ自分は退会してもいいかな…

本を読むか、ゲームするか。スマホゲーはしない。多くても月に5000から1万くらいか。そんなに使わない。

子供が寝てから、深夜に夫婦二人でオーバークックして夜中3時くらいまで盛り上がることもある。

(単身時に)なんかよくわからないうちにプルデンシャル生命生命保険に加入していた。

ほぼ投資型だが。毎年100万くらい払ってる気がする(ドル建てなのですごく振れ幅がある)

上記化粧品シャンプーヘアサロンを除くと妻は基本的物欲がなく、自分さら物欲がないので、あまりお金を使わない。

だいたい散歩適当都バスに乗って、はじめて降りるバス停で降りてみて、そのへん散策して、

タピオカミルクティーとかを並んで買って、それを飲みながらだらだら家まで歩いて帰る。みたいな。

家では、コーヒー飲みながら妻とおしゃべりするとかそんな感じ。

まだ子供が小さいのでこんな生活ができるけど、小学校にあがったら、習い事だとか塾だとかでお金がかかるのかな。

将来のことを考えて、携帯代のようにカットできる費用カットしているが、これ以上は厳しそう。

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