はてなキーワード: 名盤とは
株式会社ディスクユニオンは29日、70万件以上の顧客情報が漏洩したと発表した。SNS界隈では前日28日からダークウェブへの流出が確実視(スクショあり)されていたが、夜が明けてからようやく重い腰を上げて公表に踏み切った。
以下に続く散文は、ユニオンを愛する者の率直な心境と受け止めていただきたい。
※6/30夕刻追記:
昨日のニュースを見た勢いで書きなぐった時は、自分自身の心のモヤモヤを吐き出すことがこのダイアリーの主目的であり、少しトーンが過剰な部分などもあったなと、今あらためて読み直し反省しています。
少しだけ、言葉足らずだった部分を加筆などしておりますが、ご容赦ください。
・パスワードの平文保存
こんなご時世だ。悪意のある行為で情報が流出してしまうリスクはどんな業種であっても否めない。ただ、今回最悪だったのはDBがテーブルごとぶっこ抜かれ、あげくパスワードを平文で持っていたということだ。暗号化処理せずにパスワードを保管するというのは愚の骨頂であり、ここに小売業としての前時代的な姿勢がはっきりと見えてしまった。通販事業は決して120%アウトソーシングしているわけではなく、社内にはフロントエンド/バックエンドを担当する社員もいるはず。ゆえに、なぜ?という思いが強い。偉い人たちは何が悪いのか理解できてなさそうだけど。
・第一報の遅れ
>6月24日の漏えい懸念から本日のご案内に至るまで、時間を要しましたことを深くお詫び申し上げます。
>本来であれば疑いがある時点でお客様にご連絡し、注意を喚起するとともにまずはお詫び申し上げたい思いでしたが、不確定な情報の公開はいたずらに混乱を招き、
>お客様へのご迷惑を最小限に食い止める対応準備を整えてからの告知が不可欠であると判断し、情報の収集と把握に時間を要しました。
>本日の公表までお時間を要しましたこと、重ねてお詫び申し上げます。引用元=https://diskunion.net/
違うんだよ。お客様へのご迷惑、は流出した瞬間から実際に目に見えるかたちで起こってしまった。SNSでは公式発表に先駆けて、「何が、何件、どんな風に」漏れたのか、情報が拡散されまくった。一方でユニオンは、早々にオンラインショップ(ここにはコーポレートページも含まれる)をクローズし、「緊急メンテ」という名の殻に閉じこもった。もし、SNSで話題になることがなければ、本当に7月4日までダンマリを決め込んでいたかもしれない。結果的に29日の発表では有効な対応策を提示できず、公式アナウンスの遅れだけがネガティブに目立ってしまった。少しずつでも、情けなくても、スピード勝負に出るのが最善だったと私は思う。
「いやいや、でもそんなすぐに公表するのは現実的に無理」と考える人もいるだろう。だが、2022年4月1日に施行日を迎えた改正個人情報保護法は、情報の漏洩時は本人に迅速に通知するなど、企業に個人の権益を保護する行動を強く求めている。
さらに、不正アクセスの痕跡など「漏洩の可能性がある個人データは、すべての該当者に通知する必要がある」と個人情報保護委員会は明言している。強調するが、漏洩の「可能性」が露見した時点でだ。そのタイミングで企業側には本人通知や事実公表のアクションが求められる。情報の収集と把握に時間をかけたというユニオンの初動は致命的な悪手であり、何よりコンプライアンス意識の希薄さを自ら明らかにしているようなもの。個人情報を取り扱う多くの企業が、この改正個人情報保護法への対応や関連規約のアップデートに追われていたのが今年の春前。ユニオンの準備はどうだったのだろうか。サイトが表示されない今となっては、確認する術がない。参考元=https://xtech.nikkei.com/atcl/nxt/column/18/02006/032800002/
現在もHPにはテンプレ通りのお詫び文と問い合わせフォームの連絡先しか掲載をしていない。会社概要、プライバシーポリシー、個人情報保護方針……何も表示されない。この重大なインシデントを起こしながら、なんとか目につく部分を隠して乗り切ろう、としているなら残念でしかない。
ディスクユニオンの公式Twitterは「@diskunion_news」のはずだ。異常なのは28日までスクリーンネームでキャンペーン情報を訴求し、投稿ではトートバッグやレコクリンをプッシュしていたことだ。これは店舗アカウントも同様で、粛々と普段と同じプロモーションをかけていた。しかし、29日になると公式も店舗もジャンルも、全て”喪中”かのごとく宣伝投稿を止めた。一斉にやめるくらいなら24日からやめるか、一人でも多くのユーザーに一刻も早くこの異常事態をアナウンスして周知してもよかったはず。悪さした小学生じゃないんだから、そこは意思を持った運用しようや。(※SmartFLASHの記事を読む限り、どうやら店舗が詳細を把握できたのは、ユーザー向けアナウンスと同一タイミングだったと認識するべきか。オンラインショップを緊急メンテに突入させた時点では、店舗に情報を下ろしていなかったという可能性が高そうだ。出典元=https://smart-flash.jp/sociopolitics/189040)
ここで、対応失策の遠因とも言えるユニオンの体制について考えたい。
ユニオンは中古品と新品を同時に取扱い、レア盤や特典商法、マニアックな品揃えで知られる。また、パッケージの復刻企画や自社制作も行っている。このバランスがあるからこそ、ユーザーに支持され、(たいしたイニシャル数をオーダーできないが)アーティストやレーベルからも好意的な反応を得てきた。ただの中古屋(●ックオフとか)をアーティストがリスペクトしますか?って話。しかし、この土台は大きく揺らいでおり、今となっては綱渡り状態に突入している。
約10年前、社長と専務に次ぐ人物がユニオンを去ると、ここから誰の目にも明らかな権力闘争が巻き起こった。中古を扱い粗利を稼ぐ「店舗」の人間と、新品仕入れや制作を担い音楽業界の”今”とユニオンをつなぐ「本部」の人間。詳細は割愛するが、結果として本流になったのは店舗側だった。そして、多くの名物社員や気概のあるスタッフ、何よりビジネスマインドを持ち良い意味で「サラリーマン」的だったキーパーソンが本部を離れた。退職した者の一部は、当時レコードビジネスに本腰を入れたHMVや、その後はタワーレコードにもジョインした。通販部門もECのプロフェッショナルではなく、いきあたりばったりの采配という感は否めない。
※追記1:組織/企業である以上、異動があることや、俗に言う「役職」につけるスタッフの数に限りがあることは当然であり、そこはユニオンも同じです。成績や年次やらが絡みますよね。“権力闘争”というワードを初稿で選んでしまった点について、書き手の私情が強めに入っていると言われれば、否定できません。違う表現を選ぶとすれば、組織内での大きなうねり・転換期がこの当時にあったということです。
※追記2:店舗=中古、本部=新品、という基本線はそのとおりですが、常に両者が喧嘩腰だったわけではないと念のため補足させてください。同じ音楽ソフトであっても性質が異なるこの2種が相互補完することで、ユニオンというブランドがここまで支持されてきた/事業として動いてきた、のは間違いありません。前述のうねりの中でこのバランスが以前と異なるかたちに変化した、ということです。
この頃からユニオンの新品仕入れ額は落ち込んでいるはず。音楽業界を支え、アーティストとレーベルが活躍できる土壌を小売として成熟させるには、新品を仕入れ、販売しないことには難しい。なにより、新品を仕入れて販売することで、その盤が今後中古市場に出回る可能性が生まれ、結果として中古市場の下支えにもなる。すでに中古市場に出ているレア盤を高額買取→高額販売してぶん回したところで、そこに未来はない。また、音楽業界という立場で考えれば、中古がいくら売れたところで、アーティストには1円も入らない。
さらに数年が経つと、結果として上層部は社長(※ファミリー経営2代目)と一部社員(※店舗叩き上げ)の集団になっていった。外部からの血も入れず、利益は上がるが、社員の給料は上がらない。レコードブームだから、とりあえず店は出して中古で埋める。廃盤セール(※ただし廃盤が安くなるわけではない)でいつものあの人に来てもらう……ここ数年、ユニオンの店先や棚から「勝負してんな、攻めてんな」という熱量を感じなくなったのは自分だけだろうか。ユニオンの器が小さくなったと感じるのは自分だけだろうか。
もちろん、一流の店舗スタッフが多数在籍していることも声を大にして伝えたい。決して中古推しがどうのこうの、いや新品推しがどうのこうの、という話ではないのだ。昨今のレコードブームの裏で、戦略と組織設計のバランスが崩れ、あるべき姿から逸脱し続けているというのが問題なんだと強調させていただく。青臭い思いかもしれないが、ユニオンが過去から現在まで、何を紡いできたのかということだ。
※追記3:組織/企業である以上、利益を確保することは当然です。そこは否定しません。ただし、私が知っているユニオンはそれだけじゃない要素が売り場に宿っていたと、抽象的な表現ですが感じていた次第です。じゃなかったら、あんなに店舗に通わないはずです。しかも狭い店舗に。
遡ればユニオンの創業は戦前。そこからなんとか今日までサバイブしてきたわけだから、そんじょそこらの会社とは良くも悪くも一味違う。ただそれは、ユーザーの知的好奇心を満たすため、中古品、新品、制作、流通、委託販売、アーティストマネージメント、販促、オーディオなど、様々な分野で試行錯誤を続けてきたからだ。もちろん中には失敗もある。オークション事業やイベントスペースなど、黒歴史になっているものもある。それでも「ユーザーにとって面白いことをやる」、そして「ユーザーを囲い込む」ことでユニオン経済圏を確立してきた。事業の中心にはいつもユーザー目線があった。
ただ、利益追求に舵を大きく切ったここ数年、そして今回の漏洩騒動での対応を見ると、どこか古き良きユニオンはもう幻となってしまったとすら思えてくる。
どんなに給料が安くても(陳腐な言葉だが)音楽とユニオンが好きだから支えてきたアルバイトや若手社員はどう思うだろうか。今回の初動対応をとった会社に、今後もついていく気が起きるのだろうか。そして後手後手の対応をとられたユーザーは果たして本当にまた戻ってくるのか。
ユニオンがしっかりとこの問題と向き合い、そしてもう一度適材適所の布陣で挑戦を始めるときが訪れれば、私はまた店頭に足を運びたいと思う(通販はしっかり対策して、原因と改善策明示してね。それからだ)。ずっと探していた中古の名盤と、今という時代の空気感をしっかりと伝えてくれる新譜を同時に手に取ることができる場所は、世界的にも希少になりつつあるわけだから。
最後に、HPのキャッシュから拾ってきたユニオン商い五訓を貼っておきたい。
ユニオン商い五訓
2 損得より先に善悪を考えよう
3 お客様に有利な商いを続けよう
※追記4:今回の騒動と組織の顛末を並列で吐き出したのは、あくまで私の主観(=ずっと感じてきたこと)が入っています。そこは最後にハッキリと書き記します。ここも当然、人それぞれで受け止め方が変わります。お前、こんなにダラダラ書いておいて最後に逃げるなよと、私自身も思いますが。
ユニオンに求めること、期待することもまた人それぞれなはずです。中古レア盤しか興味がない、最近レコードデビューしたからお手軽盤欲しい、新譜の特典にやっぱつられる、紙ジャケBOX最高、色々あるはずですし、そういった需要に応えられるのがユニオンの店舗/通販であると信じています。
音楽のジャンル同様に、確かな多様性がある世界で我々は日々踏ん張っています。この駄文も、絶対の正義ではないです。そのために書いたワケではないです。ただ、こんな世界線もあるんだ、くらいの受け止め方の方が、息もしやすいと思います。
反響に驚いてしまい、こんな当たり前のことを追記してしまいましたが、私はユニオンにもう少しだけ、期待してみようと思っています。
(了)
anond:20220517213328を見て自分もやりたくなったので今更ですがやらせてください。
キリがないので1アーティスト1曲縛りで。
順位付けしようとしたけど結局好きなアーティスト順にしか並べてないことに気づいて発売順に並べることにしました。
以上、50曲。選曲とコメントで合計6時間ぐらいかかった気がする。でも楽しかった。
つながりをたぐるとき
も楽しいです。
初期Kraftwerkのコニー・プランクが、Ultravoxの名盤いくつかやってるの知り、そこからノイバウテン、DAFなど・・
デペッシュ・モードからミュートレーベル総帥のダニエル・ミラーを知り、ファド・ガジェットやザ・ノーマルなど・・
デペッシュ・モードやノイバウテンあたりからガレス・ジョーンズとか
Joy Divisionからマーティン・ハネット(マーティン・ゼロ)からESGとか初期OMDとか
初期デペッシュ・モードのBlackwing Studioからダニエル・ミラー、ミュートつながりとか
上のBlackwing Studioでは、ARP 2600で特徴あるディープなバスドラム音を創って録るのがお約束で、
1st〜2ndのDepeche Mode, そこからの導出のRecoil, Fad Gadget,
意外なとこではCocteau Twinsの1st Garlandsとか
Peter Saville大好き!
久々に書く。
昨日KIRINJIライブ(なんばHatch)行ってきた。最高すぎた…最高…まだ余韻が…
アルバム曲(新曲)はほとんど予習していなかったけど大変楽しめました。
私はがっつりファンになってまだ1年もたってない。
高校生の頃(10年以上前か)友人にすすめられてキリンジのCDをもらったのがきっかけで、
(当時はパソコンから自分で気に入った曲をCD-ROMに焼くのが主流だったなあ)
なんとなく「風を撃て」が好きだなあーあと「双子座グラフィティ」が好きだなーという程度だった。
コード展開が癖のある人たちなんだなあとなんとなく思った(そういう曲好きなんです)
時は流れ流れて、3年前我が家にアマゾンミュージックを導入し、
むかしそれとなく好きだったキリンジのベストを何気なく聞いてみたら。
「さよならデイジーチェーン」に殺られた。気が狂うまで聞いてた。
あと「雨は毛布のように」「冬のオルカ」なんかも好きだった。キリンジの好感度がぐっと上がった。
1年前結婚し、アレクサを導入し、家にいる時間が長くなって、ずっとアマゾンミュージックを聞いていた。
キリンジを深堀しようととりあえず名盤とされてる「3」を聞いた。
正直さよならデイジーチェインほどの殺傷力のある曲はなかったが、ずっと繰り返し聞いていくうちに
「メスとコスメ」にドはまりした。というか、なんだこの曲は?!?!と思った。
そしてようやく兄弟の声質を聞き分けることができるようになった。(遅い)
兄高樹氏が作る音楽の方が好きかも?と思うようになった。声も好きだった。
歌唱力で考えたら、確かにリードボーカルをずっとやっていた弟泰行氏の方があるのかもしれないが、
ぼそぼそと語り落ちるように歌う兄の色気にやられた。
そしてようやくキリンジワールドにどっぷりつかるようになった。
今はもう兄弟じゃなくKIRINJIとして兄だけやってること。バンド体制を解体して一人でやってることを知った。
はまるのが遅すぎた…バンド体制時代もライブ聞きたかったなあ。コトリンゴさんもいたのに…
ライブという物自体久々だった気がする。前回は2年ぐらい前のエゴラッピン@味園ユニバースだったか…
スタンディングで狭い箱だと体力的にけっこうしんどいことが分かったので
着席で指定席というだけでありがたかった。まあコロナもあるしね。。
入ったらホール入り口付近で友人とお話されている方が、会話はご遠慮くださいー、とスタッフの人に促されているのが少し気の毒だった。
そんなにはしゃいでたわけでもないし…ライブ前って興奮してるし話したいよね…でもこのご時世だしね。
BGMこそあるものの、最初はクラシックのコンサートみたいに静かに皆さん着席されているのが印象的だった。どこもそうなんだろけど。
20~40代が主だったのかなあ。でもご年配の方やサラリーマンの方もいたな。
ふと思ったけど、MCで高樹氏が大阪の人は結構お行儀が良いって言ってたけど、一人で来てる人が多いのかなあ。
TEAMNACSの公演では、大阪のファンはテンション高いみたいなこと言ってたし、県民性を考えたら騒ぎたい人多そうな気がするのだが…笑
しっとりじっくり聞きたいような人が多いような気がする。。
そしてついに開演!遠かったけど高樹氏の正面!!
高樹氏の衣装っていつもおしゃれだけどスタイリストの腕が良いのか本人の指定なんだろうか。。
朝焼けは雨のきざしをやってくれたので、ああ結構古い曲もやってくれるんだ!と嬉しくなった。
・まさかの「千年紀末に降る雪は」!!!この曲きっかけで会場盛り上がったので
冬来たりなばとかやるかなあとか思ったけど。
・MCでなんだか立ってほしそうなお兄ちゃん笑 爆ぜる心臓でかなり立ってたね。
・自分もかつてコンサートとか数度やってたのでなんとなく感じたんですが、高樹さんの緊張が伝わってきた。
KIRINJIほどのベテランだと、コンサートとかもやりなれていて緊張とかしないのかなとか思っていたんだけど
緊張感の中、一人でKIRINJIの名前を背負って、ライブを成功させるという責任を負っている高樹さんを見てると
より感動したし、自分も頑張らないとなと励まされました。。
・自分のやってほしかった曲ナンバー1、2である「非ゼロ和ゲーム」「あの娘は誰?とか言わせたい」をやってくれたよー( ;∀;)
・Almondeyeもやってくれた…ラップ部分どうするんやと思ったけど聞きごたえありました。なんかこの曲色っぽいんだよなー(歌詞関係なく)
・そしてそして愛のcoda!!!この曲っていっつも映画見てるような気持になる。
自分もまるでチケットを破り損ねたような思い出があるような気がしてくる。この1曲が聞けただけでも幸せだ。
・なんとなくやるんちゃうか?と思ってた氷の世界。陽水の曲と高樹氏はきっと相性が良い。気がする。
・雲吞ガール、「ホテル行こう」「嫌です」言ったの誰だったんだろう。わからんかった。。。アイヤー!!!!!
・ギターバトルが、本当に二人とも楽しんでる感じが伝わってきて嬉しくなった。
・ちがちゃんがかわいい。このメンバーで高樹氏につっこめる唯一の人物なのかもなあ。笑
なんか全体的にダンシングでした。そーいやクレゾールが入るかと思ったら入ってなかったな。
こんな書いてるけど、ファンクラブに入ってないんだよなあ。。笑
入ろうかな。
とにもかくにも、良い1年の締めくくりとなりました。これを糧にここ数日頑張っていた。
来年はいっぱいライブしたいと高樹氏も言ってくれてたし、その言葉を信じてまた行こうっと。
高樹さん、サポートの皆さん素敵なライブをありがとうございました。最高のクリスマスプレゼント。
久々に書く。
昨日KIRINJIライブ(なんばHatch)行ってきた。最高すぎた…最高…まだ余韻が…
アルバム曲(新曲)はほとんど予習していなかったけど大変楽しめました。
私はがっつりファンになってまだ1年もたってない。
高校生の頃(10年以上前か)友人にすすめられてキリンジのCDをもらったのがきっかけで、
(当時はパソコンから自分で気に入った曲をCD-ROMに焼くのが主流だったなあ)
なんとなく「風を撃て」が好きだなあーあと「双子座グラフィティ」が好きだなーという程度だった。
コード展開が癖のある人たちなんだなあとなんとなく思った(そういう曲好きなんです)
時は流れ流れて、3年前我が家にアマゾンミュージックを導入し、
むかしそれとなく好きだったキリンジのベストを何気なく聞いてみたら。
「さよならデイジーチェーン」に殺られた。気が狂うまで聞いてた。
あと「雨は毛布のように」「冬のオルカ」なんかも好きだった。キリンジの好感度がぐっと上がった。
1年前結婚し、アレクサを導入し、家にいる時間が長くなって、ずっとアマゾンミュージックを聞いていた。
キリンジを深堀しようととりあえず名盤とされてる「3」を聞いた。
正直さよならデイジーチェインほどの殺傷力のある曲はなかったが、ずっと繰り返し聞いていくうちに
「メスとコスメ」にドはまりした。というか、なんだこの曲は?!?!と思った。
そしてようやく兄弟の声質を聞き分けることができるようになった。(遅い)
兄高樹氏が作る音楽の方が好きかも?と思うようになった。声も好きだった。
歌唱力で考えたら、確かにリードボーカルをずっとやっていた弟泰行氏の方があるのかもしれないが、
ぼそぼそと語り落ちるように歌う兄の色気にやられた。
そしてようやくキリンジワールドにどっぷりつかるようになった。
今はもう兄弟じゃなくKIRINJIとして兄だけやってること。バンド体制を解体して一人でやってることを知った。
はまるのが遅すぎた…バンド体制時代もライブ聞きたかったなあ。コトリンゴさんもいたのに…
ライブという物自体久々だった気がする。前回は2年ぐらい前のエゴラッピン@味園ユニバースだったか…
スタンディングで狭い箱だと体力的にけっこうしんどいことが分かったので
着席で指定席というだけでありがたかった。まあコロナもあるしね。。
入ったらホール入り口付近で友人とお話されている方が、会話はご遠慮くださいー、とスタッフの人に促されているのが少し気の毒だった。
そんなにはしゃいでたわけでもないし…ライブ前って興奮してるし話したいよね…でもこのご時世だしね。
BGMこそあるものの、最初はクラシックのコンサートみたいに静かに皆さん着席されているのが印象的だった。どこもそうなんだろけど。
20~40代が主だったのかなあ。でもご年配の方やサラリーマンの方もいたな。
ふと思ったけど、MCで高樹氏が大阪の人は結構お行儀が良いって言ってたけど、一人で来てる人が多いのかなあ。
TEAMNACSの公演では、大阪のファンはテンション高いみたいなこと言ってたし、県民性を考えたら騒ぎたい人多そうな気がするのだが…笑
しっとりじっくり聞きたいような人が多いような気がする。。
そしてついに開演!遠かったけど高樹氏の正面!!
高樹氏の衣装っていつもおしゃれだけどスタイリストの腕が良いのか本人の指定なんだろうか。。
朝焼けは雨のきざしをやってくれたので、ああ結構古い曲もやってくれるんだ!と嬉しくなった。
・まさかの「千年紀末に降る雪は」!!!この曲きっかけで会場盛り上がったので
冬来たりなばとかやるかなあとか思ったけど。
・MCでなんだか立ってほしそうなお兄ちゃん笑 爆ぜる心臓でかなり立ってたね。
・自分もかつてコンサートとか数度やってたのでなんとなく感じたんですが、高樹さんの緊張が伝わってきた。
KIRINJIほどのベテランだと、コンサートとかもやりなれていて緊張とかしないのかなとか思っていたんだけど
緊張感の中、一人でKIRINJIの名前を背負って、ライブを成功させるという責任を負っている高樹さんを見てると
より感動したし、自分も頑張らないとなと励まされました。。
・自分のやってほしかった曲ナンバー1、2である「非ゼロ和ゲーム」「あの娘は誰?とか言わせたい」をやってくれたよー( ;∀;)
・Almondeyeもやってくれた…ラップ部分どうするんやと思ったけど聞きごたえありました。なんかこの曲色っぽいんだよなー(歌詞関係なく)
・そしてそして愛のcoda!!!この曲っていっつも映画見てるような気持になる。
自分もまるでチケットを破り損ねたような思い出があるような気がしてくる。この1曲が聞けただけでも幸せだ。
・なんとなくやるんちゃうか?と思ってた氷の世界。陽水の曲と高樹氏はきっと相性が良い。気がする。
・雲吞ガール、「ホテル行こう」「嫌です」言ったの誰だったんだろう。わからんかった。。。アイヤー!!!!!
・ギターバトルが、本当に二人とも楽しんでる感じが伝わってきて嬉しくなった。
・ちがちゃんがかわいい。このメンバーで高樹氏につっこめる唯一の人物なのかもなあ。笑
なんか全体的にダンシングでした。そーいやクレゾールが入るかと思ったら入ってなかったな。
こんな書いてるけど、ファンクラブに入ってないんだよなあ。。笑
入ろうかな。
とにもかくにも、良い1年の締めくくりとなりました。これを糧にここ数日頑張っていた。
来年はいっぱいライブしたいと高樹氏も言ってくれてたし、その言葉を信じてまた行こうっと。
高樹さん、サポートの皆さん素敵なライブをありがとうございました。最高のクリスマスプレゼント。
30代メンヘラ(発達障害・鬱)だが、タイトルで終わってる話をたまには吐き出させてくれ
当時インターネットを介して、実際に遭ったことが無い女性と付き合っていた。
遠距離恋愛としてその時は付き合っていた。
その子の名前を「ユカリ」とでもしておこう。(たんに今この増田を書いている時に聞いてるBGMがCOALTAR OF THE DEEPERSなだけなのだが。Yukari Telepathは名盤だ。)
その時の僕は「ユカリ」のことが好きだった。「ユカリ」のために関東の大学を選び、上京しようとしていた。
ーー上京する前後のことだったか。「ユカリ」が、僕と「ユカリ」が所属していたコミュニティの男ら多数とセックスしていた。
向こうから別れを切り出され、「ユカリ」と恋愛関係は終わった。
今となっては「付き合っていた」が本当なのかは分からない。
ただ僕は「ユカリ」のことが好きだった。
上京してからも「ユカリ」と遊ぶことはあった。セックスもした。ただそこに恋愛感情はあったのかは分からない。
その後の「ユカリ」の話はあまり知らないが、風のうわさでは別のコミュニティでも同じようなサークルクラッシュを繰り返した後に、更に別のコミュニティに所属していた人間と結婚して出産した後、数年後「ユカリ」とその人間は離婚したようだ。
僕は常に「ユカリ」に対して不幸になってほしいと思ってたし、離婚に対して「ざまあみろ」とは思ったが、自殺する時は「ユカリ」の周りの人間に危害を加えてから死のうかなとは思っていた。ただの妄想でしか無いのだが。
人のことを深く(「深く」というのも定義が難しいのだけれども、インターネット上に公開していない以上の私生活を「深く」としておこう)知るのも怖い。
このままメンヘラをこじらせながら、そのまま死ぬしか無いんだろう。
「理解のある彼くん」のような銀の弾丸は男に対しては存在しない。
「理解のある彼くん」のメンヘラ男性版は「中原岬」なんだろうか。そんなものは存在しない。架空の人物だ。
「救われたい」とは思う。救いを求めるぐらいは全人類が求めても良い権利だろう。
「救い」が何なのかは分からない。社会的成功?自分への全肯定してくれる存在?恋愛への恐怖を取り除いてくれる存在?
そんな存在はあるのだろうか。あったとしても自分へ向けてくれるのだろうか。
増田みたいな場所にしか吐き出すことも出来ないのも難しい問題なんだろう。
恋愛が怖い話なんて誰に出来るんだ?話をしたところで何がある?話をした相手が"絶対に"救ってくれる?「救い」とは何なんだ?
「あなたがここにいないでほしい」
おお、あのELDSAね! 好きだったわ、バッファロー出身5人組のポジティブ・メタルコアバンド。
5人全員がストレート・エッジでヴィーガン、影響を受けたバンドはMinor Threat、H2O、Shelter、Earth Crisis。バリバリのハードコアサウンドと対照的に歌詞が極めて前向きで、自己実現とか社会参加とか、最近だと環境問題・気候変動とかまで歌ってた。
3rdアルバムの『Positive Influence』がヴィーガン・メタルコアの名盤とされていて、未だにフォロワーを生み出している。ちなみに、この印象的なジャケットのイラストを描いたラーズ・ムステインは現在テキサスのアニメーション会社でクリエイティブ・ディレクターをやっている。
ピート(Vo)とトビー(G)は兄弟で、特に彼らは筋金入りのヴィーガン。ピートはいつもバンダナに全身黒のフェイクレザーを着ている。咆哮系のヴォイスに緩急つけて地の声色を混ぜて歌うのが特徴。トビーはいつも半袖白シャツに短パン。ガチガチのヘヴィーなギターにときおりハーモニクスを響かせる奏法。
もう一人のギターのリノは黒人とヒスパニックのハーフで、バンドに専念する前はアメリカン大学で弁護士を目指して法学を勉強していた。ベースのマットは敬虔なモルモン教徒。バンドをやらなければ聖職者になるつもりだった。Drのフランクはフォーダム大学の哲学科の講師もやっていて、スピノザを専攻している。格闘技のようなバスドラムと、強烈なうねりのあるリズムが特徴。
先日、環境活動家グレタさんの聴いてる音楽のプレイリストが流出したけど、Sabatonとかの北欧メタルの中にこのELDSAが混じってたのでも界隈で話題になった。
意外に親日家としても知られていて、ときどきお忍びで来日しては仲のいい原宿のアパレルショップの人たちとつるんでいるらしい。ツイッターでときどき金をばら撒いて注目を集めてる某有名アパレルサイトのCEOとも、彼が現役バンドマンだったときに面識があるらしい。一度だけ来日して高円寺でライブをやったが、ライブハウスでは誰もアルコールを一切飲まず、いかついヘッズたちが帰り際に高円寺の街をゴミ拾いして帰ったのは今では伝説になっている。
人権問題とかにも積極的で、数年前はボーカルのピートが中心になってウイグルフリーダムコンサートを開催しようとしていたが某国の圧力があって中止に追い込まれてしまった。
残念ながら、先日ベースのマットがワクチン接種を拒否し続け、コロナに感染して亡くなってしまった。冥福をお祈りする。
(※ すべてフェイクです。)
バンド名を考えるのが好きなんです。
ハードコアが好きなので「DEAD KENNEDYS」をもじって「デッド角栄ズ」とか。でもケネディーと田中角栄を同列に持ってくるのはどうなんだろ、とか思ったりもしてしまう。功績が違うよね。なんだか殺害塩化ビニールのバンドみたいな感じにもなっちゃうし。
そのバンド名だったらどんな音楽性だろ、とか、どんなバンドヒストリーがあるんだろみたいなことも妄想してしまう。
デッド角栄ズは、バリバリのジャパコアでデッケネに影響受けてるのは当然なんだけど、HIS HERO IS GONEなんかも好きで、ハードコアの音表現を寡黙に追求しているバンドなの。ライブは客が暴れ倒して毎回暴動寸前みたいに盛り上がって、その音源は海外でも認められたりして、USツアーの敢行によってその評価を不動のものにした、みたいなこともあったりして、ある種伝説のようになるの。
でもね、ベースがある日「俺、ほんとはaikoとか好きやねん」とか言い出してバンドは崩壊するかと思われたの。でも意外とメンバー全員「aiko良いよな」みたいな告白というか懺悔みたいになって、じゃあってことで、そっち方面でバンドの新しい方向性を模索し始めるの。でも、デスボイスでaikoを表現することにはやはり無理があって、メンバー全員「最初から分かってたけどやっぱり無理か」みたいになっちゃうの。
で、どうするかというと、やっぱり可愛い女の子のボーカルじゃないとあの世界観は再現できないという結論に達するわけ。メンバー全員最初から薄々分かってたけど。なのでボーカルを探すわけ。色んなライブハウスに行って良いボーカルがいないか探すの。地下アイドルのライブにまで足を運んじゃったりして。そしてやっと見つけるの。アコギ一本でやってるあいみょんみたいなSSWを。
なので彼女を口説いて新バンドを結成するわけ。バンド名は「akiko」。初期の和田アキ子のような黒いグルーブも取り入れたいみたいな欲張った感じで。
でもね、男所帯に女子が混ざっちゃうとお決まりの恋愛沙汰みたいなのがあったりして、バンドは崩壊しちゃうんだ。残念だけどね。
で、メンバーは何年も音楽から離れてしまうんだけど、ある日、高円寺の居酒屋で偶然遭遇したVoとGuが「もう一度ハードコアがやりたい」という気持ちを吐露し合ってバラバラになった角栄ズは再結集するの。それまでの数年間、音楽を演りたいと思いつつもできなかったフラストレーションが一気に放たれることによって、その演奏は鬼気迫るものがあったわけ。角栄ズ再結成は話題になり、ライブには、すでにアラフォーになっていた過去のファンも、伝説を目撃したいという若きパンクスたちも集まって凄いことになるの。十数年ぶりに録音したアルバムもその話題性と音楽性で新たな伝説になったりして。
で、行川和彦氏監修のハードコア・ディスクガイド本に、このアルバムは
と紹介されたりするの。
前にもちらっと書いたんだけど、モーニング娘。'21の最新アルバム「16th That's J-POP」が名盤なので聞いてほしい。
メンバーもつんく自身もアイドルは結果であって音楽はアイドルだからといって妥協はしないと常に言っているように今回も素晴らしい出来です。
「これぞJ-POP!」というアルバムタイトル通り曲の振り幅も大きくて、曲順も最高。
(ハロプロはサブスク解禁してないから買って聞いていただきたい。損はさせないので…。)
https://ameblo.jp/tsunku-blog/entry-12665290144.html
https://ameblo.jp/tsunku-blog/entry-12665315981.html
https://www.youtube.com/watch?v=GvL599ekuYI
一通り全部聞いてくれと言っておきながらとりあえずぜひ聞いていただきたい曲を少しピックアップするよ。
マイナー調でズンズンする低音が良い。音楽に詳しくないからうまく言えなくてごめんなさい。
モーニング娘。は現在リーダーの譜久村聖ちゃん、と歌姫とも言われる小田さくらちゃん、独特のリズム感とパフォーマンス力が魅力の佐藤優樹ちゃんの3人の歌割りが多めだけれどこの曲ではド頭をらぶりんに可愛い牧野真莉愛ちゃんがかっこよく歌っていたり普段と違う声の魅力を感じられる。
まあ普段聞いてない人には違いがわからんかもですがそんなことはどうでもいい。
1曲目からアイドルソングや黄金期っぽさのない曲ではじまるのでこのアルバムの振り幅のでかさを感じてほしい。
合間に挟まるラップやつんく♂独特の言葉遊び、いろんな声質のメンバーの声の重なりで様々なハーモニーを感じられます。
アルバムに収録されている曲の中で飛び抜けて明るくて一番黄金期のイメージに近い曲なので「LOVEマシーン」や「ザ・ピース!」のイメージから抜けてない人はこの曲が一番とっつきやすいかもしれない。
つんく♂さんの書く歌詞って昔も今も常に「今を楽しむこと」や「愛」についてをその時代やメンバーに合わせて言葉を変えながら伝え続けていると思っていて、
この曲も「時間よ!このままとまれ!」と思うほど今を楽しんでいて進む時間に恐れを感じるんだけれど時は進んでいく、そのもどかしさも歌っている。
この「今を楽しむ」ということについては例えばモーニング娘。'16の「the vision」
https://www.youtube.com/watch?v=RS0QHDdXvCw
「未来なんてたった今の積み重ね だから今が大事」とある。今を楽しむことの積み重ねがあって未来が楽しくなるみたいな。
OGの道重さゆみの「10代はかわいい。20代は超かわいい。30代は超超かわいい。劣化という言葉は私にはないんです。常にピークです。だから、今までできょうが1番かわいいんですよ。」という言葉とかハロヲタが主人公の映画「あの頃。」も主人公は常に「今が一番楽しい」と言っていたんだけど通じるものがあるなと思う。
今を最高に楽しんでいるから「あの頃。」は良かったと懐古したりせず良い思い出として大切にしながら更に今を楽しむことができる。
手を変え品を変えそのことを伝えているなぁと感じることがある。
余談だけどこういう詩の内容をネオリベっぽいと言われたりするし何かそれも分からんでもないと思ってて、でもそのへん詳しくないから上手く説明できないんでそういうの詳しい人その観点から考察してほしい。
https://www.youtube.com/watch?v=D-sByTkmwzg
2020年のハロプロ楽曲大賞にも選ばれたシングル曲で15期メンバーにとってはデビューシングルでもある。
つんく♂さんのライナーノーツでもこの曲は陰と陽、光と影みたいなことを言っているんだけど
サビ前のクロスする歌詞は対極なことを歌いながら「愛しちゃうんだ」という1つの解につながる構成も好き。
サビ前のストリングスも良いよね~
対比をつかって詩を表現してるなあと思ってMV含めた総合芸術みたいに思ってる。
https://www.youtube.com/watch?v=SKgFDdDyKLE
ハロプロらしいファンキーさもあって大好きな曲で、なんと言っても「私の人生エンジョイ!!」って言う曲をアルバムの最後に入れているところ!大好きアップフロント!
アルバムが発表される前から次にアルバムがつくられるなら最後にこの曲を入れてほしいと思っていたのでそれが叶って嬉しいから聞いてほしい。
14期メンバーとしてカントリー・ガールズ(現在活動休止中)との兼任で加入した森戸知沙希ちゃんがフィーチャーされた楽しいMVもいいですね。
人生うまくいかねえネガティブになっちまう~ってときに「Yeahと言うからYeahと言え!」って言って無理やりYeahさせて前向かせようとする心意気。
これも前述の「今を楽しむ」が出来ないと未来が暗くなっちゃうよってとこにつながっていくように思う。
https://www.youtube.com/watch?v=VVqVbXQaf60
アルバム新曲。これはリリックビデオとかいうライブ映像があるので載せておきます。
これもつんくさんが今までも詩にしてきたことを今のメンバーならこう!って書いた曲だな、と思ってる。
「愛は積んでも 愛は積んでも 愛はその場に留まらない」の歌詞も'18の「Are you Happy?」の「愛の貯金なんてできないよ」に通じているし。
前にもちらっと書いたんだけど、モーニング娘。'21の最新アルバム「16th That's J-POP」が名盤なので聞いてほしい。
メンバーもつんく自身もアイドルは結果であって音楽はアイドルだからといって妥協はしないと常に言っているように今回も素晴らしい出来です。
「これぞJ-POP!」というアルバムタイトル通り曲の振り幅も大きくて、曲順も最高。
(ハロプロはサブスク解禁してないから買って聞いていただきたい。損はさせないので…。)
https://ameblo.jp/tsunku-blog/entry-12665290144.html
https://ameblo.jp/tsunku-blog/entry-12665315981.html
https://www.youtube.com/watch?v=GvL599ekuYI
一通り全部聞いてくれと言っておきながらとりあえずぜひ聞いていただきたい曲を少しピックアップするよ。
マイナー調でズンズンする低音が良い。音楽に詳しくないからうまく言えなくてごめんなさい。
モーニング娘。は現在リーダーの譜久村聖ちゃん、と歌姫とも言われる小田さくらちゃん、独特のリズム感とパフォーマンス力が魅力の佐藤優樹ちゃんの3人の歌割りが多めだけれどこの曲ではド頭をらぶりんに可愛い牧野真莉愛ちゃんがかっこよく歌っていたり普段と違う声の魅力を感じられる。
まあ普段聞いてない人には違いがわからんかもですがそんなことはどうでもいい。
1曲目からアイドルソングや黄金期っぽさのない曲ではじまるのでこのアルバムの振り幅のでかさを感じてほしい。
合間に挟まるラップやつんく♂独特の言葉遊び、いろんな声質のメンバーの声の重なりで様々なハーモニーを感じられます。
アルバムに収録されている曲の中で飛び抜けて明るくて一番黄金期のイメージに近い曲なので「LOVEマシーン」や「ザ・ピース!」のイメージから抜けてない人はこの曲が一番とっつきやすいかもしれない。
つんく♂さんの書く歌詞って昔も今も常に「今を楽しむこと」や「愛」についてをその時代やメンバーに合わせて言葉を変えながら伝え続けていると思っていて、
この曲も「時間よ!このままとまれ!」と思うほど今を楽しんでいて進む時間に恐れを感じるんだけれど時は進んでいく、そのもどかしさも歌っている。
この「今を楽しむ」ということについては例えばモーニング娘。'16の「the vision」
https://www.youtube.com/watch?v=RS0QHDdXvCw
「未来なんてたった今の積み重ね だから今が大事」とある。今を楽しむことの積み重ねがあって未来が楽しくなるみたいな。
OGの道重さゆみの「10代はかわいい。20代は超かわいい。30代は超超かわいい。劣化という言葉は私にはないんです。常にピークです。だから、今までできょうが1番かわいいんですよ。」という言葉とかハロヲタが主人公の映画「あの頃。」も主人公は常に「今が一番楽しい」と言っていたんだけど通じるものがあるなと思う。
今を最高に楽しんでいるから「あの頃。」は良かったと懐古したりせず良い思い出として大切にしながら更に今を楽しむことができる。
手を変え品を変えそのことを伝えているなぁと感じることがある。
余談だけどこういう詩の内容をネオリベっぽいと言われたりするし何かそれも分からんでもないと思ってて、でもそのへん詳しくないから上手く説明できないんでそういうの詳しい人その観点から考察してほしい。
https://www.youtube.com/watch?v=D-sByTkmwzg
2020年のハロプロ楽曲大賞にも選ばれたシングル曲で15期メンバーにとってはデビューシングルでもある。
つんく♂さんのライナーノーツでもこの曲は陰と陽、光と影みたいなことを言っているんだけど
サビ前のクロスする歌詞は対極なことを歌いながら「愛しちゃうんだ」という1つの解につながる構成も好き。
サビ前のストリングスも良いよね~
対比をつかって詩を表現してるなあと思ってMV含めた総合芸術みたいに思ってる。
https://www.youtube.com/watch?v=SKgFDdDyKLE
ハロプロらしいファンキーさもあって大好きな曲で、なんと言っても「私の人生エンジョイ!!」って言う曲をアルバムの最後に入れているところ!大好きアップフロント!
アルバムが発表される前から次にアルバムがつくられるなら最後にこの曲を入れてほしいと思っていたのでそれが叶って嬉しいから聞いてほしい。
14期メンバーとしてカントリー・ガールズ(現在活動休止中)との兼任で加入した森戸知沙希ちゃんがフィーチャーされた楽しいMVもいいですね。
人生うまくいかねえネガティブになっちまう~ってときに「Yeahと言うからYeahと言え!」って言って無理やりYeahさせて前向かせようとする心意気。
これも前述の「今を楽しむ」が出来ないと未来が暗くなっちゃうよってとこにつながっていくように思う。
https://www.youtube.com/watch?v=VVqVbXQaf60
アルバム新曲。これはリリックビデオとかいうライブ映像があるので載せておきます。
これもつんくさんが今までも詩にしてきたことを今のメンバーならこう!って書いた曲だな、と思ってる。
「愛は積んでも 愛は積んでも 愛はその場に留まらない」の歌詞も'18の「Are you Happy?」の「愛の貯金なんてできないよ」に通じているし。
終わりの予感を感じさせる曲が好きだ
その曲が始まった途端、そして聞いている間、それまでの幸福な時間が終わり、ああこの時間も終わってしまうんだという著しい郷愁、切なさと、この時間は二度と帰って来ないんだと感じさせる曲が好きだ。わかってもらえるだろうか?おすすめを教えて欲しい。それをもだえ聴きながら今週末を過ごしたい
例として以下をあげる
Prince / PurpleRain
終わりを感じさせ方としては完璧。特に3分45秒前後の歌が終わった後のギターソロ以降。世紀の名盤が終わってしまうという感じと、演者側がとにかくたたみにかかっている感がたまらない。
Stone Roses / I am the resurrection
これも名盤のラストを飾る曲でPurpleRainに類似。私は復活するという歌詞とも相まって強く終わりを感じさせ素晴らしい。特に3分40秒前後のギターソロから始まる怒涛で至福なセッションタイムがいつまでも終わって欲しくないけど、確実に来る終局を感じさせて、身悶える
ナンバーガール/ OMOIDE IN MY HEAD (サッポロOMOIDE IN MY HEAD 状態)
絶頂期を迎えたバンドの突然の解散、ラストライブのほぼ最後を飾り、歌詞、演奏ともにバンドを象徴する曲。
観客のああ終わってしまうんだという感じと、この時間が最高潮という空気がパッケージされており素晴らしい
初期スタジオ版のスカスカなアレンジから、最後の鈍器と刃物で殴られるような凶暴なアレンジの違いにも成長と歴史を感じさせ郷愁を感じる
フィッシュマンズ/Long Season (98.12.28 男たちの別れ)
これもバンド絶頂期からの終わりを感じさせる曲。上記と違うのは、ただのバンド解散だけでなく、その後の復元できない完全な喪失を知ってしまっている点で、ただただ切なさを感じさせ、たまらない
何たって『あなたのいない世界には、あたしもいない』である。aikoにこんなこと言われるなんて、aikoに情念で呪い殺されているようなものである。最高じゃないですか。地獄の責苦と天国の祝福を同時に味わえるような曲でたまらない。
cocco/焼け野が原
何たって『だから抱いて だから抱いて この体に残るように強い力で』である。ああ、とてもたちが悪い。aikoとどっちがたちが悪いんだろうか。わたしはaikoだと思います。活動停止の前の最後の曲という印象も強い。
補足 下記も終わりを感じさせ素晴らしいが、上記カテゴリに当てはまらない曲
エヴァ最終章と素晴らしいマッチを見せ、終わりを感じさせるが、映画のラストと相まって終わりの先にリスタート/新しい物語を感じさせるので違う
Monty Python / Always Look on the Bright Side of Life
これも映画ライフオブブライアンの最後、白眉となる場面で流れ終わりを感じさせるが、人生讃歌により過ぎていてちょっと違う
Vera Lynn / We will meet again
映画博士の異常な愛情のラストを飾る曲。終わりを感じさせ素晴らしいが、映画での使われかたが、ユーモアにより過ぎているのでちょっと違う
いやいや、DragonAshのBuzzSongsは名盤だよ。あれだけ幅広くしっかりした楽曲出せるバンドはそうそういない。確かに以降のアルバムはイマイチだったが。一部の情報だけでイキんなよ。
こういうランキングは「偉大」だとか「名盤」とかいったフワッとした基準で選ぶから良くない。だからどうやっても、独断と偏見が混じった「好きなアルバムランキング」になってしまう。
このような類のアルバムランキングに独断と偏見が混じってしまう理由は、ランキングを作る上で必要な音楽やそのバックグラウンドにまつわる教養が、作成者に不足しているからだと思われる。
特に、元増田のような自称音楽好き素人ランキングではその傾向が顕著である。元増田は色々と御託を並べてはいるものの、
・度々「影響力」という言葉が出てくるが、それは具体的に何を指し、どのように測っているのか
などといった点で不明瞭で、これでは選考が理にかなったものであるか第三者は判断できない。
「日本音楽史上の最も偉大なアルバム20」と銘打つのならば、同じ選考基準で誰が選んでも同じ結果になるような普遍性を持つランキングを目指すべきである。しかし、そういった配慮が一切なされていない元増田のランキングは、所詮「独断と偏見で選んだ好きなアルバムランキング」である。
元増田は『日本人は音楽センスが乏しく、既存のランキングには問題がある』と論じている。しかし、このランキングも個人的なフィーリングで選んでいるにすぎず、元増田は自身が見下す「音楽センスの乏しい連中」と同類であると言わざるをえないのは、何とも皮肉なものである。
もし、アルバムランキングのような試みをしたいのであれば、「数百年後、数千年後に残したいアルバムリスト100選」とかにしたらどうだろう。何百年後の学者たちが、今の時代の文化、歴史などを研究する上で有益となるアルバムをリストアップする。より具体的な理由づけがしやすくなるし、リストにすることで偏見が入る余地を狭くすることができるだろう。
でも10年前ぐらいは意識高い音楽オタクが異様に持ち上げてたのに、今や彼らはそんなことなかったかのように忘れてしまっている。
なんとなくその理由を考えてみたけど、ceroが登場したことによる2015年ぐらいからのシティポップブームとその流れで出てきた中村佳穂のような「これ褒めとけばセンスいい」アーティストの登場で
かまってちゃんのような殺伐さがあるものはダサいというムードになって彼らの存在感が薄れていったのかも(丸投げ)。
この神聖かまってちゃんの名前が出てこない対談も参考になった。
でも海外では2010年のつまんね。が知られざる名盤として一歩一歩、存在感を伸ばしてる。もしかしたらいつか華は咲くかもしれない。
Jerusalem slim 隠れた名盤だけどマイケルモンローは嫌いらしい。
はてなブログにもあった
https://lynyrdburitto.hatenablog.com/entry/2017/12/19/152455
友人に借りて聴いたオムニバスアルバム「FAT MUSIC FOR FAT PEOPLE」
そのバンド名は STRUNG OUT,
僕が STRUNG OUTと 対バン?
「リハでやってみてメンバーからOKが出たら本番もやろうか」と連絡があった。
何がやりたいだと??
そしてセトリを貰っていない。
当日の動画です↓
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友人に借りて聴いたオムニバスアルバム「FAT MUSIC FOR FAT PEOPLE」
画像1
伝説の名盤として後世に語られるオムニバス。その三曲目だったかな?それを聴いた時に始まった。
それを聴いた中学生はこんな事を思った。
web「自分がいつかバンドをやるとしたらこの三曲目のバンドみたいなのをやりたい!」
そのバンド名は STRUNG OUT,
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すぐに今は亡き新越谷タワレコに探しに行った。そこでFATから出た「twisted by design」を買い、一曲目の「too close to see」に心を撃ち抜かれた。
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それから数年。僕が今もやっているRIDDLEというバンドを始める直前の話だ。19歳の時の話。
先輩と一緒に初めてSTRUNGOUTのライブを観た。横浜ベイホール。黒づくめの五人組は次から次へと爆音で高速メロディックチューンを繰り出し、僕はモッシュピットで灰になった
新宿アシベ
どんだけ好きなんだと。
19歳の時も30越えてからも同じテンションでシンガロングし、ダイブし、号泣した。
2016年。いろんな巡り合わせで僕のバンドRIDDLEは結成から13年経ったこのタイミングで吉祥寺シータでのオープニングを務める事になった。
僕が STRUNG OUTと 対バン?
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公演当日。
STRUNGOUTへの愛。STRUNG OUT だけでなくFAT wreckというレーベルが、90sメロコアがどれだけ僕達の青春を彩ったか。
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あなたたちが!どれだけ日本のライブハウスシーンに夢を与えたか!
楽屋に帰ってからもSTRUNGOUTメンバーに拙い英語で同じような事を伝えた。たぶん僕は泣いてた。ギターのロブがハグしてくれた。
その日のライブは格別だった。最初は関係者エリアで観ていたのに「vevet alley」のイントロでモッシュピットに突っ込んで行った。
「too close to see」はいつだって、何回観たって泣いてしまう。何度聴いても完璧な一曲だと思ってしまう。
夢が一つ叶った。
そして、また共演したい!て夢ができた。
またまたSTRUNG OUT来日公演が決定した。今回は東京のみ二公演。
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今回は共演出来ないのはちょっと残念だけど当然僕はワンマンの方に行く気まんまんでワクワクしていた。
ところがだ。
前日に招聘元のチームの一員であるY君とメールしていたら「ギターのジェイクが身内の不幸で来れない。ギター一本の四人体制でやる事になりそうだ」と
何故かこの時僕は冗談で「残念だなー!僕結構弾けるけどなー!」みたいな事をメールした。
え!待って待って!冗談だよ!待って!お前は何を言っているんだ!
来れなくなったのは仕方ないとして一曲でも彼等のバンドの持ち味であるツインギターで演奏された方がお客さんも楽しいだろうという話だった。
話はサクサクと転がり、とりあえず僕は翌日会場にギターを持っていく事になった。
メンバーが何をやるかも解らないので練習しようにも出来ないし、何より前日の深夜だった。
「色々聞いてるかもだけどベストは尽くすけど期待しないでね。明日楽しみにしてます!」とメールして、開き直って寝た。
起きたらY君から連絡が来ていた。
「リハでやってみてメンバーからOKが出たら本番もやろうか」と連絡があった。
逆に言うとメンバーからNGが出る可能性も多いにあるということだ。
自信など全く無いがリハでちょこっと彼等の曲を合わせるだけでも一生の思い出だ!と腹をくくってアシベに向かった。
到着するとサウンドチェック最中。マジでジェイクはおらず、四人でワンマンをやり切る気のようだ。
Baのクリスが僕を見て「タカヒロだろ!早速合わせよう!」と声をかけてくれた。
雲の上を歩いてるみたいな気持ちでセッティングをしていると、Gtロブが「なにが弾ける?何がやりたい?」と。
何がやりたいだと??
僕はもしそう聞かれたら「too close to see!」と言うつもりだったのに何故か「vevet alley」と言った。何故わざわざ難しい曲を!!
五人で一回velvet alleyを通して、Voジェイソンが「完璧!」と言って何処かへ行った笑
この時点で僕は幸せ死にしそうだった。STRUNG OUTのメンバーとSTRUNG OUT演奏してるんだぜ!
クリスが「セッティングの時別の曲のリフ弾いてただろ?それをやってみよう!」と言い「no voice of mine」という曲を一回通した。「完璧!」と言いクリスはどこかへ去った。
ロブとジョーダンが僕の目を観て「too closeは弾けないの?」と言った。反射で僕は「自信無い!」と言った。
本当は一番弾ける曲だった。何度も何度も弾いてきた曲だ。
でも彼等の代表曲だ。僕なんかが弾いたらおこがましいし、日本のファンも良い顔しないだろうと思った。
ロブが弾いてみてと言うので軽くコード進行をひと回ししたら、二人は特に何も言わず何処かへ行った。
アメリカのバンドは日本とは違う。セットリストを提出などしないし、直前まで決めない。
オープンし続々とお客さんが入る中。僕は何曲やるのか何をやるのか何曲目にやるのかも解らないまま、アシベの倉庫でカチャカチャ練習していた。
19歳当時の僕を横浜ベイホールに連れてってくれた先輩バンドマンの上野さんに電話して、状況を説明し、「頑張れっていってください」とお願いするくらいにはテンパってた笑
先輩。TOO CLOSE TO SEEというバンドのギタリスト上野さんは「思いっきりやんなよ!」と言ってくれた。
スタートまで十五分というところで陰でガチャガチャ練習していた僕のところへロブが現れ、「さっきのアレだけどちょいちょい押さえ方違ったぞ。本当はこうだよ」と修正をしに来た。今言う?それ今言う?!