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2023-12-27

昔の化学者エピソードを見ると「合成した物質を舐めた」みたいな話がたまに出てくる

アスパルテームはそのなかでも有名なエピソードかもしれない

アスパルテーム - Wikipedia

1965年アメリカ製薬会社G.D.サール社の化学者ジェームズ・M・シュラッターが、ガストリンの合成に取り組んでいたときに偶然発見した[113]。シュラッターは、抗潰瘍薬の研究をして、ホルモンであるガストリンテトラペプチドを生成する中間段階としてアスパルテームを合成した[113]。シュラッターは、薬包紙を持ち上げようとして、アスパルテームがついた指をなめて、その甘味発見した[8][114][115]。トルン・アテラスガリンは、アスパルテームの開発を監督した[116]。

いわゆる化学者によるセルフ人体実験、すなわち自己実験

うん年前は私も大学学生実験をやっていたわけだが、生成物を舐めるなんて発想はとてもじゃないが出てこなかった

まあ、私の場合重金属を扱ってたので舐めたらヤバいと知っていたわけだが

アスパルテーム場合製薬会社内の出来事、つまり薬学系なのでそこらへんの肌感覚が異なるのだろうか?そんなことないと思うがな……

スクラロースエピソードもなかなか凄い

Sucralose - Wikipedia

Sucralose was discovered in 1976 by scientists from Tate & Lyle, working with researchers Leslie Hough and Shashikant Phadnis at Queen Elizabeth College (now part of King's College London).[21] While researching novel uses of sucrose and its synthetic derivatives, Phadnis was told to "test" a chlorinated sugar compound. According to an anecdotal account, Phadnis thought Hough asked him to "taste" it, so he did and found the compound to be exceptionally sweet.[22]

スクラロース1976年、テート&ライルの科学者が、クィーンエリザベスカレッジ現在キングスカレッジロンドンの一部)の研究レスリー・ハフ(Leslie Hough)とシャシカント・ファドニス(Shashikant Phadnis)と共同で発見した[21]。スクロースとその合成誘導体新規用途研究していたときファドニス塩素化された糖化合物を「テスト」するように言われた。逸話によると、ファドニスはハフから「味見」するように言われたと思い、実際に味見をしてみたところ、その化合物は非常に甘かったという[22]。

testをtasteと聞き間違えたからといって舐めるか?そうか、舐めたのか……

スクロースのヒドロキシ基を塩素で置換したものなので、まあ舐めても危険ではないくらいの認識はあったってことなんだろうか

Tate and Lyleは食品系の会社でそこの研究室での出来事なのか、なら味を確かめろって言われたら舐めるか……

科学者倫理感の移り変わりが気になるので『世にも奇妙な人体実験歴史』という本を買って読んでいる

少なくとも20世紀初頭くらい最近になっても現代基準で見ると危険実験やりまくっていたようだ

自己実験とは違う話になるがデーモンコアの実験1945年くらいか

戦前学者倫理規定どうなっとんねんとしみじみ思う

前述の本を読んでいると「申請すると許可下りるわけないので自分の体で実験して事後報告した」みたいなエピソードが出てきて笑う(笑えない)

カール・ヴィルヘルム・シェーレ - Wikipedia

シェーレが若死にしたのは同時代化学者の例に漏れず、危険実験条件のもとで研究を進めたためだと考えられている。また彼には物質舐める癖があったため、毒性のある物質の毒にあたったのではともされる。

18世紀とかだと「まあ舐めて確認する人がいても不思議じゃないわな」と思うのだが

イギリスとある医師ニトログリセリン舐めて心臓まりそうになって死にかけたのが19世紀出来事

21世紀になっても舐める人はどこかにいるのだろうな

舐めて死んだとか、舐めて大発見に気付いたみたいになっていないから記録に残らないだけで

有機系をやってた大学の頃の同期に「実験生成物を舐めるって発想あった?」と聞いてみたが「ありえん」の一言が返ってきた

現代日本大学研究室で、教授学生に向けて「生成物を舐めて確認してみよう」なんて指導するところなんてありえるのだろうか?

流石にないだろう……あるのか?生成物がアミノ酸とかならありえるのか?有毒なものだってもちろんあるが生成物はだいたいこんな感じの物質って元素の内訳も構造もある程度予想ついてるなら舐めても多分大丈夫みたいな肌感覚が育つのだろうか?わからん世界

まあ味の素研究所なら舐めても不思議じゃないかもか……

畑が違うと全然感覚違う、ということか

でも薬学系とか食品会社研究所でも一度動物摂取させるとかやると思ってたんだがな、きっと普通はやるのかもしれないが一部の人がいきなり舐めたのかもな……

日記

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医学者による自己犠牲的とも勇敢ともいえる自分の体を使った研究ではなく

ある種の迂闊さでペロッと舐める科学者が今でも一定割合でいるんじゃないか?という疑問を書いた日記

ペトリ皿に鼻水垂らしたのがきっかけでペニシリン発見したという出来事幸運な結果に終わった迂闊な出来事だったわけで

そういった種類のおおらかさは現代だとあまり許されないはずなんだよな~

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耳寄りな心臓の話(第2話)『爆薬が心臓病を癒す』 |はあと文庫|心日本心臓財団刊行物|公益財団法人 日本心臓財団

なぜニトログリセリンを舐めようという発想が出てきたのか?を伺い知ることが出来そうなエピソードもぐぐったらでてきた

20世紀初頭にイギリス火薬工場で、週日の作業中は何も起こらないのに休みが終わって月曜日仕事が始まると決まって胸痛を訴える工員が何人もいることが話題になりました。最初工場で扱っている爆薬が原因で起こる病気を疑ったのですが、もともと持病に狭心症のあることがわかりました。

それというのも、原料であるニトログリセリン粉塵工場内に舞い、露出した皮膚や粘膜からある成分が吸収されて狭心症が抑えられていたものが、週末に休みをとることで粉塵にふれることもなく薬がきれて、月曜日に力仕事を始めることで狭心痛が起こったと推理されたのです。

痛む胸を押さえて、それこそ青息吐息月曜日になったこから、「ブルーマンディ」という言葉が生まれたようです。今日では休日明けで、仕事学校に行くのが億劫になる月曜日の憂鬱、月曜病の走りとなりました。

blue Monday語源ニトログリセリン説はかなーり怪しい気がする、勘だけど

これを調べるのも面白そうだ

……ん?時系列矛盾がある

『世にも奇妙な人体実験歴史』によると1858年フィールドという名のイギリス医師がニトロを舐めたとある

その後1878年ウィリアム・マレルという医師が再度ニトロを舐めて効果確認し、狭心症治療薬として自分患者に試した

火薬工場エピソード20世紀初頭……1901年頃ということになる

発見されたのか?だとすると最初に舐めたフィールドって医師は推測無しに舐めた好奇心旺盛な人ってことになる

火薬工場エピソードのしっかりとした出典を探すべきだな

原典だと20世紀初頭じゃなく19世紀末~20世紀初頭みたいな書き方になっているのかもしれない

2023-07-28

一橋大学商学部在学中、スウェーデンへの留学中に知り合ったストックホルム貴族達とともにファドゥーツを訪れ、そのままチェコにあるリヒテンシュタイン家の所有地で狩猟を行った。

彼らの慇懃無礼な振る舞いと醜悪な会話の内容は私を大いに憤激させた。

その中でただ1人だけ有色人種である私に対して親しげに話しかけ、ストックホルム貴族の子息でありながら彼らを侮蔑する若者がいた。

から聞いた製薬産業世界システム想像を絶する恐ろしさであった。

2023-06-03

絶対漏感の人「もー漏れ不安不安漏らしそー実漏れ

絶対音感の人「ド、ドレファファドシソ、ミドレ」

2022-08-07

いしいひさいちの新作「ROCA」

もう百合でエモで巨大感情青春だった。驚いた。最後まで読んで、思わず涙してしまった。


「ROCA」は、朝日新聞連載の「ののちゃん」に登場していたサブキャラクター吉川ロカ」の物語を1冊にまとめたものだ。

朝日新聞にロカが登場していたのも、もう10年近く前の話になる。それ以後はいしいの個人同人誌でロカは力強く歌ってきたそうだ。

そうだ、というのも、私はいしいひさいちの同人活動については知らなかった。

この本の存在を知ったのはTwitterだった。

鮮やかな緑を背に歌うロカを見て、なんだか気になり、すぐ注文した、すぐ家に届いた、すぐ読んだ。

凄かった。

 

「ROCA」は、たまのの市という田舎港町から始まる2人の少女物語だ。

"ファド"というポルトガル国民音楽を歌う(歌以外はあまり得意ではない)15歳の高校生"ロカ"。

もう3回高校1年生をやっている、町のあぶない商会の支配人の娘"美乃"。

出会いきっかけは、10年前に起きた連絡船の事故。2人はこの事故で両親を亡くしている。

ロカはすったもんだありながら、美乃と手を取り合い、時に蹴飛ばされ、歌手デビューを目指す。


…読み終わったあと、ぼーっと座っていた。

尊いような、寂しいような、やりきれない、この行き場のない感情を"サウダージ"という。と、先回りして作中で説明までされてしまった。

当たり前の話かもしれないが、いしいひさいちは画業50年を迎えるギャグ4コマ漫画家だ。

50年ナンセンスギャグを描いてきた70歳が、いま新たにこんな素晴らしい漫画が描けることに、また目頭が熱くなる。背筋が伸びる思いだ。

決して"らしくない漫画を描いている"のではない。

いしいの持つ独特のユーモア、毒、深い知見。

気持ちのいい描線や、密度のある背景。

愛おしいキャラクターたち、ファドという音楽郷里玉野市故郷で起きた連絡船事故

私には計りようもないあらゆるものへの思い。

"漫画の完成に10年かかった"とHPにあったが、10年どころではない。

いしいという天才が50年間描き続けたからこそ生み出せた傑作だろうと感じる。


4コマ誌の廃刊の続く今、この漫画はかつて4コマ漫画旗手であったいしいが再び投じた新たな火だと感じる。

ファドという音楽は、ポルトガル語で"宿命"を意味するそうだ。

いしいひさいちを知る人にも知らない人にも、今この漫画を読んで欲しい。

2022-06-21

[]FUD

簡単にいえば「悪い噂」のことです。 Fear(恐怖)、Uncertainty(不確実)、Doubt(疑問)という3つの単語頭文字をつなげたもので、「ファド」や「ファッド」、「エフ・ユー・ディー」と読まれます

2022-03-10

ミドー、ファド

プッシー

そ・ら・お!

2022-02-26

anond:20220225202702

つながりをたぐるとき

楽しいです。

プロデューサー

初期Kraftwerkコニープランクが、Ultravoxの名盤いくつかやってるの知り、そこからノイバウテンDAFなど・・

デペッシュ・モードからミューレーベル総帥ダニエルミラーを知り、ファドガジェットやザ・ノーマルなど・・

同じエンジニア

デペッシュ・モードノイバウテンあたりからガレス・ジョーンズとか

Joy Divisionからマーティン・ハネット(マーティンゼロ)からESGとか初期OMDとか

ジョン・フライヤーエリック・ラドクラフ・・・

同じスタジオ

コニープランクスタジオもそうだし、

初期デペッシュ・モードのBlackwing Studioからダニエルミラーミュートつながりとか

同じ楽器

典型的なのはメロトロンつながりでどんどん聴くとか

上のBlackwing Studioでは、ARP 2600で特徴あるディープバスドラム音を創って録るのがお約束で、

1st〜2ndのDepeche Mode, そこからの導出のRecoil, Fad Gadget,

意外なとこではCocteau Twinsの1st Garlandsとか

同じジャケットアーティスト

Peter Saville大好き!

2018-04-25

小田和正の「さよなら」が歌えない彼氏

「もう………おわりーだね」

これが歌えない。


「レラ……ラレレードド」なんだけど、彼氏のは

「レラ……ラレミファドファ」とかなったりする。超不安な感じ。

「君が……小さく見える」もダメ

「レララ……ラレミファミードド」なんだけど、彼氏のは

「レララ……ラレファソラソファドソ」とかなったりする。不安

基本的音痴ではないと思うんだけど、

リズムがズレたり、音程がずれたりすることは極たまにあるんだよね。

苦手な曲調だからなのかなぁ。ポップスとかラップ系?とかは得意っぽい。

2017-12-30

anond:20171230122247

「ミドだよ」

ファドでーす」

「ジャンボ、オナオナオ」

2017-10-19

https://anond.hatelabo.jp/20171018225208

ドー|ファーソラ♭ーファー|シ♭ーラ♭ソファソー ドド|ソーラ♭シ♭ーレ♭↑ー|ド↑ーラ♭ー

ファラ♭|ド↑ーレ♭↑ド↑ド↑ソラ♭|シ♭ード↑シ♭ ラ♭ーシ♭|ラ♭ーファードーソー|ファー

ファーミ♭|レ♭ーレ♭ーレ♭ファーレ♭|ドー ファーラ♭|ド↑ーラ♭ファーファーラ♭ソー

ラ♭ーシ♭|ド↑ド↑ーラ♭シ♭シ♭ーソ|ラ♭ラ♭ーファド ド↑ーシ♭|ラ♭ ソ |ファー

ヘ短調 固定ド

2009-10-27

http://anond.hatelabo.jp/20091027114100

何をサクセスとするかっていうのもあるよな。地域社会がそれなりに全員参加で機能してた時代は、そこの基準でプチ成功して戻ってくれば成功者ロールモデルになれたわけだけれど、今はマスコミで全部中央から情報が流れてくるから、わかりやすい成功の基準が全国区なっちゃってる。その基準で成功する人のほとんどは身近な誰かではないだろう。そして全国区メディアは気まぐれだから、一時のファドで持ち上げられることもあるがいつ落とされるかもわからない。

けれども、「やりたいと思っていた仕事について、それで喰えてて、業界ではそれなりに名前が知られてる」くらいの成功なら身近にいてもおかしくないんじゃないかな。これだけ産業構造が複雑になってると、「誰にでもわかりやすいサクセス」ってのは難しくなるけど、「知る人ぞ知るサクセス」ってのは業種が増えただけ多くなってるかもしれない。

 
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