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はてなキーワード: 伝言とは

2020-04-17

人付き合いが嫌でたまら

どこの職場にも、もうひとつなヤツ、いや「カオスなヤツ」がいる。

雑談ばかりで手が動かない、頼みごとをしても嫌々感満載、間違いを指摘したら怒ってひねくれる、電話ではナメた言葉遣いで客がブチギレ、事務処理もめちゃくちゃ、伝言を頼んだら全然違う人に全く違う内容を伝える、うんちく垂れるくせに実技は壊滅、残業も早朝出勤も休日出勤も一切できない、自分より見劣る人を探しては小ばかにして踏みにじる、減らず口まれ口は常時、、、


そんなカオスなヤツの話を聞かされると、あーあー怖いねぇ怖いねぇと思いながら、ひょっとして、他人からしたら自分もそうなのかもしれない、と思い当たる節もあり…

特定人物」に突っかかって毒づいたり、気がついたら自分最優先で周りを蹴散らかしていたり、気分に日々ムラがあって突然怒り出したり、周囲が私のことを我慢している事実をなかなか受け入れられなかったり、、、


その「特定人物だって、けっこう自己中だと思うんだよ。

自分は、これも周囲の為組織の為とのたまっているが、結局自分中心にしか見えない。口を開けば揶揄ばかり、手を動かせば当てこすり。

まあ彼はずいぶんと私のことも気に入らないらしい。裏でどんだけ言われてるか想像もつかない。私と過ごした日々の苦労話をあちこちめいっぱい流してるんだろうなー、私を「カオスなヤツ」認定して。

そういう彼は、あちこちへ愛想を振りまいて評判は上々だ。


結局みんなdisdisられ、お互い様なのかもしれないが、そんなことはみんな認識していない。

あー怖いなァ…

もう日々の人付き合いが嫌でたまらん。

2020-04-09

anond:20200409200439

田舎だと伝言ゲームであっという間に拡散よ。

今時ツールSNS等)が揃っているから広がる広がる。

2020-04-06

anond:20200406104418

色々認識は間違ってた

最初中国での話は伝言ゲームの途中でオーバーに話が膨らんでるんだと思ってた

(まぁでも道端で倒れてそのまま死亡って映像は今もまだ信じられないとこあるんだけど)

誰かがどこかがオーバーに伝えてるだけで日本には関係ないだろうという思いだった

やがて日本でも感染者が出てきても数例で終わりだろうと思ってた

ただインフルと同じようなもんだろというのはちょっと違うんじゃないかなとも思ってた

同じようなもんならニュースにならんもんな

ただ180度認識が変わって手洗いマスクを欠かさずするようになったのはやはり志村けん

親も高齢だしああいう別れになるのはつらいと思ってかなり意識して手洗いマスクするようになったな

2020-03-18

仕事を選り好みしたい。

そもそも仕事自体が嫌いではあるが、食べていくために働かざるを得ない。で、今やっている仕事の中にも好きな仕事と嫌いな仕事がある。

基本的に何かをやっている最中に別の仕事が割り込んで来るのがイヤでたまらないのだが、そういうイヤな仕事はたぶん他人から見ると「その程度の雑用文句を言うな」と言われるレベルだとは思う。

要するに「さぁデスクワークをしよう」と思ったとき電話がかかってきたり、宅急便屋が荷物を届けに来たりすると「邪魔すんじゃねぇよ!」とぶっ殺したくなる訳だ。一個一個はそんなに時間を食うわけではないのだが、だいたい単発ではなく、狙いすましたように連続で来る。

電話はだいたい自分あてではないのだが、誰から誰に電話がかかって来たのかメモる暇もなく次がかかって来ると、前にかかってきた方を忘れそうになって怖くて仕方ない。ちゃんとしたコールセンターなら、一本電話を受けたらその内容を記録に残したりしてから次の電話を取るのだろうが、こっちはデスクワークのついでに電話を取る状態で、自分負担感のわりには業務として認められていない。

ついでにいうと、そんな状況で受けた電話なのに伝言に不備があるとしっかり上司から文句は言われる。「○○会社の△△ですが…」という電話だと、会社名は覚えていても担当者名の記憶あやふやになりやすいのだが、重要そうな案件なのに担当者名を覚えていなくて上司が折り返し電話のしようがないパターンが一番ダメ。それで上司が困るということ自体はよく分かるが、出来ることな給料を多少減らされてもいいか電話宅急便相手をしたくないぐらいこの二つが嫌いなのでムカつく。口先では「申し訳ございません。」というが、内心では「だったら電話番専門要員かデスクワーク専門要員にしてくれよ」と思う。発達障害傾向みたいなのがあるのか分からないけど、とにかくマルチタスク死ぬほど苦手だ。

一緒に仕事をしている先輩は電話でも窓口でもいろんなクレーマーたちを相手にしてきた強者なので、全然平気そうな顔をしている。そして、今度仕事を辞めてしまう。その後に別の人が来るのではあるが、その人の実力が読めないうえに少なくとも2~3ヶ月ぐらいは私がその人のフォローをしなくてはいけないので憂うつだ。

先輩は私の出来の悪さを理解しつつも、優しくフォローしてくれていたわけだが、自分職場を去る時が近づいてくるとだんだん根の厳しさが表に出てきた。仮に有能な人が来るとしても、うちの部署のことを良く知っているわけではないので、私がしっかりしなくてはいけない…という理屈は分かるが全く自信がない。

それに私はかなりのコミュ障だ。本当は職場のあちこちを歩いて色んな情報を集めるのが望ましい仕事なのだが、電話とか宅急便とかなかなか進まない書類仕事にかまけていると、職場のあちこちを見て歩いて人々とコミュニケーションを取り、情報収集をするなんておっくうな仕事は完全に後回しになる。

先輩はそれをよく見ていたので、私がやっていた仕事を新しい人に渡して、先輩がやっていた仕事を私がやってはどうかと言う。確かに今の仕事本来緻密に計画を立ててこなすべき仕事であり、ここまで年度末が近づいてからあたふたと走りながら考えて仕事をしているような奴には不向きだと思う。が、私のポストはこの仕事をやるために存在しており、新しい人のポストは先輩の仕事をやるためにある。わざわざ逆にするというのはよっぽど自分ダメだという意味ではないのか。

それに先輩のやっていた仕事だって別に簡単ではない。非常勤で勤務日数が少ないのに簡単そうにこなしていたが、あのスピード仕事を片付けて毎日定時で帰り、いろいろな人からその仕事に関するよろず相談を受けていたので、無能認定を下したくなる後輩に簡単に渡す仕事ではないと思う。

私は黙々と作業をこなしてさえいればコミュニケーション情報収集も必要ない仕事がやりたいのだ。今の仕事であれば電話も来客もすべて無視してひたすらシステム必要情報入力していたい。添付しないといけない資料一般家庭向けのようなクソ遅いスキャナーで読み込んでPDF化する必要があるが、スキャナーの読み込みが遅いことよりもスキャン作業中に電話やら何やらで作業を中断されてどこまでやったかからなくなってしまうことに腹が立つ。

書けば書くほど自分無能だという結論になっているが、どうせ無能扱いされるなら、給料を安くされても良いからやりたくない仕事拒否させてほしい。

2020-03-16

anond:20200316105305

EM菌地方自治体採用されたり、水の伝言江戸しぐさ教育現場に入り込んでたりするから、そういう感じのやつが入り込んでるんじゃないかって気がした。

2020-02-29

供養

今年は新しい政党で2期目でしょうか?

昨今お忙しいと思いますお疲れ様です。

きっと目に入らないと思うので、

お渡しできなかったお手紙をここに投稿しようと思います

はじめに、口頭ではなくお手紙を書いたのは、貴方の為です。本当は貴方路上演説をしている時に言ってしまたかった。

お久しぶりです。覚えていらっしゃいますでしょうか。5年前、区議会議員だった時可愛がっていた弟分の彼女飲み会に誘いましたね。誕生日からと親しい支援者も合わせてお祝いしてくれました。沢山、お酒をご馳走になって何軒目か行ったあとの事を覚えていません。目が覚めた時には支援者さんのお家でした。顔に怪我もしていました。目が覚めてすぐ、「帰りたくないと駄々を捏ねたので連れて帰った。暴れたので、もしかしたらものが壊れてるかもしれない」と言われました。何が起きたのか分からないまま、謝ったのを覚えています。家に帰って母に泣かれました。顔の傷を見る度に毎日泣かれました。酷いことをされたのかもしれないと気づいたのはその時でした。彼氏君は怒って、話し合いの場を設けましたね。その場で言われたのは、私が誘ったのだと。ホテルに連れていく訳には行かないから、連れ帰った。顔の傷は知らないと、支援者さんは言っていましたね。私ばかりが謝りましたね。謝ったあと、母から伝言を伝えたら帰らされましたね。あの後、彼氏くんと喧嘩ばかりだったのを知っています貴方への当て付けのために、私が支援者を誘惑したのだと言っていたと聞きました。何を嫉妬したのでしょうか?なんの当て付けでしょうか?

本当は、彼氏くんは彼氏じゃなく、ただの友人でした。最初、私が怪我をした事を彼が怒った時に「でもつきあってないんでしょ?」と取り合わなかったらしいですね。

酔いつぶれて迷惑をおかけしたのは謝ります。けれど、怪我をしたのは私です。当時、20歳になったばかりです。5年経った今、少しだけ大人になった後、やっぱり私だけが悪かったと思えない。母の伝言を覚えてますか?「貴方達の娘がこういう目にあった時と、同じ対処をしてください」

何もしないのが貴方対処ですか?

ブログ、拝見しました。

お子さんは元気そうでよかった。

きっとこれから、街で見かける度、ポスターを見る度にあの日を思い出します。傷が人からからいくらいになるまで哀れみの目で見られたことも、あなた達に責められたことも、多分ずっと忘れません。

以上です。

忘れるために書きました。

から、せめて、貴方が私が流した涙と同じくらい不幸になりますように。

2020-02-24

或る神官騎士日記

 緑の月 15日

砦の救援は成功した。

だが砦の守備を任されていたオーガン殿は、すでに矢傷が元で亡くなってしまっていた。

我々が駆けつけるのが今少し早ければ治療可能では無かったかと、悔やむ。

このままでは指揮官が居なくなる為、ひとまず我々が砦に駐留する事になった。

早急に食料を手配せねばならない。

 緑の月 20日

近隣の村は既にゴブリン共に襲われていた。

生き残った村人達を救出し、物資と共に護衛の兵を付けて王都避難させる。

食料を得る当てが無くなってしまったばかりか、さらに減らす事になってしまったがやむを得まい。

村を襲ったゴブリンは先遣隊だ。

敵の軍勢は既に近くまで迫っていると見るべきだろう。

 青の月 13日

住民避難に付けた兵達の帰還が遅れている。

もしや逃散してしまったのかもしれない。

だが仮にそうだとしても責める気にはなれない。

友も言っていたが、辺境の砦の防衛など貧乏くじではあるのだ。

私達の様に義務を課せられた者ならばともかく、召集されただけの兵達にそこまで求めるのは酷だろう。

 青の月 19日

巡回の兵の報告に受け、砦から討って出る。

敵の主力はまだゴブリンであり、難なく蹴散らす事ができた。

敵の戦力集結が完了し、オークやダークエルフ主体であれば厳しかたかもしれない。

幸運だった。

襲われていたのは王都より帰還する途中の兵達だった。

なぜ帰還が遅れたのか問うと、馬車の積荷がその理由だという。

荷台を覗いてみると食料が満載されていた。

我が友が、自ら市中を走り回ってかき集めた食料を兵達に持たせたのだという。

「必ず救援を送る。それまで持ちこたえて欲しい」との伝言もあった。

兵達が逃げたのではないかと疑った事を恥じる。

そして友に心よりの感謝を。

物見の報告では敵の軍勢はあと3日というところまで迫っている。

 赤の月 23

砦に籠もって既に一月が経過した。

兵達は皆、懸命に戦っている。

敵に水源である隠し井戸はまだ見つかっていない様だ。

あれに毒でも投げ込まれれば我々は一網打尽となるが、今の所は渇き死ぬ心配はせずに済んでいる

だが食料はすでに心許ない。

食料庫が空になるのは時間問題だろう。

それまでに救援が間に合えばよいが、それは難しいだろう。

どこも兵力不足だ。空の壺をひっくり返しても何も出ない。


 黒の月 10

いよいよ食料が尽きた。

ほぼ水だけで飢えに耐えている。

それでも戦い続ける兵達の姿には感動すら覚える。

せめて彼らだけでも逃してやりたい。

いざとなれば我らが血路を開くしかあるまい。

飢えた体でどこまでやれるか、不安は尽きない。


 黒の月 13日

奇妙な出来事に遭遇した。

敵の襲撃をなんとか凌いだ後、少し仮眠を取ろうとした矢先だった。

突然、何も無いはずの場所に扉が現れたのだ。

何事かと呆然としていると、扉が開き、中からたことも無い様な服を着た一団が現れた。

頭目と見られる男がいきなり「オソクナーモウワケアッセーン」と大声で叫んできた。

用語ともこの地域言葉とも蛮族共のそれとも違う。聞いたことも無い言葉だった。

困惑する私に頭目の男はつかつかと歩いて近づくと、今度は流暢な共用語自分の持つ書類に私の署名を求めてきた。

手早く署名を済ませると「アザース。これどこまで運べばいいッスか」と問うてきた。

流暢ではあるが独特の訛りがある共用語だ。やはり遠い異国の民なのだろう、と推測した。

男たちは荷運びを依頼されたらしい。荷の中身は分からなかったが、空になった食料庫に運び入れて貰う事にした。

駆けつけた部下達と共にその作業を見守っていると、男達の一人が咳き込み蹲った。

叱り飛ばす頭目を宥めつつ、蹲った男を観察する。どうも風邪を拗らせてしまった様だった。

そこで浄化魔法を掛けた水を飲ませておいた。

この様な風邪の時は直接魔法による治療を行うよりも、水や酒などを用いた方が良いと師から学んでいた。

どうやらこの異国の一団はこの手の神聖魔法には馴染みが無いらしい。

急に体調が回復して戸惑う男に「薬の様なものだ」と説明すると納得した様だった

念の為、他の男達にも浄化の水を飲ませておいた。

戦場での病は蔓延やす重症化しやすい。警戒して、し過ぎる事はない。

一団の面々は口々に「アザース」と言い頭を下げてきた。どうやら「アザース」というのは感謝言葉らしい。

荷物を運び終えると一団は扉の中へ帰還していった。

最後頭目が「シッツレーサース」と呪文を唱えて扉を閉じると、扉はスーッとかき消えていった。

異国には一子相伝の秘術を伝える一族が居ると言うが、彼らもそういった集団なのだろうか。

男達が運んできたのは奇妙な箱に包まれた食料だった。開けて見たところ日持ちのするものでは無さそうだった。

さっそく兵達に食べさせる。

異国の食べ物らしく、見たことも無い素材や料理が箱の中にぎっしり詰まっていた。

兵達も困惑していたが、空腹は最高の調味料ともいう。とりあえず腹に収まるならそれで良い。

私も部下や兵達も、しばし言葉を忘れて貪った。

小麦で作った皮で刻んだ肉などを包み、蒸したと思われる不思議料理が印象的だった。


 黒の月 19日

夜ごとに冷え込みが増している。

あの奇妙な一団によりもたらされた食料によって、我々は息を吹き替えしたが、戦況そのものに変化はない。

あの箱に入っていた食料のうち、なんらかの穀物を蒸すか茹でるかした物が重宝していた。

水で洗った後に火で温めた空気を風の魔法で吹き付けて乾燥させると、保存食にできることが分かったのだ。

農村出身の兵の思いつきと部下の機転がそれをもたらした。

これをお湯でふやかしてスープにしたもので、我々は命を繋いでいる。

私は本当に麾下の者達に恵まれている。なんとしても彼らを生かして故郷に帰してやりたい。

 黒の月 25日

早くも雪がちらつき始めた。

砦ではたちの悪い風邪流行りつつある。

軽症の段階で浄化魔法を用いれば対処可能ではあるが、しかし敵の襲撃を受けながらではそれも難しくなる。

今の所は重症化した者は居ないが、今後は分からない。

寒さの為か敵軍の動きが鈍いのが幸いした。

しかしそれも総攻撃前触れかもしれない。

援軍はまだだろうか。果たして本当に来るのだろうか。

友は私達が持ちこたえると信じているはずだ。私も友を信じよう。


 白の月 3日

ついに援軍が到着した。

まさか友が自ら率いて来るとは思わなかった。

立場を考えて欲しい」とは言ったが、部下達がニヤついていた事を考えると私の表情はそれに伴っては居なかったようだ。

気になるのは敵が援軍をほとんど素通りさせたという事だ。

もしや全ては友を戦場におびき寄せる罠だったのかもしれない。

敵は邪悪であっても愚かではない。むしろ策謀については常に我々の上を行く。

ならばここにとどまるのは危険だ。

どの道、この人数では籠城も難しい。

友と轡を並べて戦うのであれば、多少の数の不利などどうとでもなる。

これが罠だというのなら、内側から食い破ってくれよう。


それから例の異国の一団だが、友には心当たりが無いとの事だった。

一体彼らは何者だったのだろうか。

あの時の風邪がしっかり治っていると良いのだが。

 白の月 7日

地獄とはどういうものかと問われたら、今後私はこの日に目にした光景こそが地獄だと答えるだろう。

平原が敵の死体で埋め尽くされていた。

寒さの為に腐敗した死体は少なかったが、一部は既にアンデッドと化していた。

数少ない生者も一様に病によって衰弱しており、病で死ぬか、飢えて死ぬか、アンデッドと化した同僚に貪られるか、という有様だった。

おそらく砦でも流行っていた、たちの悪い風邪が原因だろう。

我々には浄化魔法があるが、彼らにはそれが無い。

私は死体浄化と埋葬、そして生存者の救出を命じた。最早、敵も味方も無い。

それにこのまま放置すれば病魔が街や村々、ひいては遠く離れた王都にさえも及びかねない。

生存者はかつての大軍を思えばあまりにも少なかった。

彼らは私達が、敵である自分達を助けようとしている事に酷く驚いた様だったが、しか抵抗意思を見せる事は無かった。

敵軍の指揮官と見られるダークエルフ保護する事ができたが、症状は重い。

助かるかは彼の体力と運次第だろう。

2020-02-12

万年筆の使い道

最近万年筆集めをやろうかなと思っている。が、三日坊主のうえにあまり手書きをする機会がない。仕事で一番手書きをするのが、電話を受けたとき伝言メモで、あとはほとんど出来上がってる書類に日付を入れるぐらい。プライベートではほとんど書くことがない。シンプルマンスリータイプ手帳は持っているので、ときどき予定を書くことはあるんだけど、スマホアプリに入れておく方が直前にウザいぐらい予定を表示してくれて役に立つ。

以前雑誌付録万年筆を買ったんだが、ちょっと放置したらペン先が乾いてしまって、洗ってみても直らない。インクカートリッジも一緒に替えないとダメなのかな。その後プラチナのプレピーなる万年筆を買ってみて、わりと書きやすいのでもっと高級なのもって買ってみようかなと思った次第。前にここで質問したら、「多少放置してもインクが乾かなくて書けるのはプラチナ万年筆」とのことだったので、プラチナ製で文房具大賞なるものを受賞したというプロシオンという万年筆を買ってみた。最初のプレピー細字だったので、もう少し高級なのは太めの字が書けるのにしようかと中字にした。入れたインクブルーブラックというのもあっていかにも万年筆で書いた感じの字になるので楽しいのだが、仕事に使う文書にはどうなのかと微妙公式に長期にわたって保存されるようなものは、やっぱり細字の黒インクで書く方が無難だと思ってそうしている。

昨日初めて高級筆記用具の店に行ってみたけど、何か雰囲気が怖かった。何を基準に選んでいいかからないのでうろちょろし、とりあえず今使っている万年筆の高級なものにしようかと「プラチナ万年筆はどこですか?」と聞いてみた。新品はだいたい一万円以上というラインナップに怯えた。別に買って買えない金額ではないんだけど、あまり高いと大事しまい込んで使わなくなってしまいそうだ。今使っているのがプラチナだというと、#3776というのを勧められた。試し書きもできるらしいけど、怖くて遠慮してしまった。「プロシオンとかとどのぐらい違うんですか?」といかにも初心者チックな質問をしてみたら「そりゃペン先ステンレス(安い方)と金(高い方)なんだから全然違いますよ」と言われたが、プロシオンにさほど不満がないので、金のペン先がついた万年筆を買うメリットがよく分からなかった。が、高級品はそれらしいオーラを放っているので物欲はそそられた。

一緒に万年筆コレクションするための箱も売っていたけど、何十本も入るようなサイズで、「こんなに集めてどうするんですか?」と聞きたくなる代物だった。インクからインクを吸い上げて使うなら一つのメーカーに縛られなくていいのかも知れないけど、カートリッジインクしか使ったことがない私としてはプラチナならプラチナでそろえるしかないのではないかと…。が、使いやすインクの色が限られるので、5本も集めたらもういっぱいいっぱいで使い道がなくなりそうな気がする。黒とかブルーブラックじゃないキレイな色のインクも欲しいけど、どんなときに使ったらいいのか分からない。万年筆コレクターの人々は何本ぐらいの万年筆を持ち、どんな色のインクを集めて、何を書いているのだろうか?とても不思議だ。

2020-02-07

昨年は韓日了解したとしていたが…韓国外交部長官「輸出規制、我々の望み通りに進まなかった」

https://s.japanese.joins.com/JArticle/262293?sectcode=A10&servcode=A00

韓国の康京和(カン・ギョンファ)外交部長官が6日、韓日軍事情報包括保護協定(GSOMIA)終了猶予決定の後続措置として、日本政府が輸出規制撤回を前提に話し合いをすることにしたことに関連し、「我々の望んでいた(昨年)7月1日以前の状況に戻ったわけでは断じてない」と明らかにした。

長官はこの日、内信記者会見で「昨年11月末、韓国側が日本側と了解事項として講じた(終了猶予措置暫定的措置」とし「我々はいつでも終了効果を再稼働でき、基本的韓国国益に基づいて行使する」と説明した。

韓国政府は昨年8月、GSOMIA終了を宣言し、11月これを翻意する「猶予宣言」をしながら「日本事前協議を通じて輸出規制措置解決寄与する方向で両国間の対話を再開することにした。日本ホワイトリスト安保友好国名簿)復元を含めた」と発表した。しかし、3カ月が経過した現在韓国側が望む方向に状況が向かっていないことを康長官が認めたのだ。

長官は「韓国側が(日本側と)了解事項を発表した時の基本目的(輸出規制撤回)をしっかりと再確認しながら、輸出当局は輸出当局方針に、外交当局外交当局方針に従って協議を続けていく」と付け加えた。

11月のGSOMIA終了猶予発表当時、青瓦台(チョンワデ、大統領府)高位級関係者は「韓日合意した『懸案の解決寄与できる方案で対話』の意味は、輸出規制復元を前提としている」と強調した。続いて「これについては韓日間が了解した」とも述べた。しかし、その後日本メディアから政府関係者伝言として「日本は何も譲歩しなかった」「輸出規制対話に応じない」という報道が出てくるなど、全く違う解釈が出てきて問題となった。

強制徴用企業国内資産現金化も「足下の火」

これに関連し、6日、外交部では金丁漢(キム・ジョンファンアジア太平洋局長日本外務省の滝崎成樹・アジア大洋州局長韓日局長協議を開催した。

韓日は昨年12月に文在寅ムン・ジェイン大統領安倍晋三首相が13カ月ぶりの首脳会談を開催してひとまず最悪の状況は切り抜けたが、依然として平行線を走っている。韓国は輸出規制解除を、日本強制徴用問題解決をそれぞれ要求している。

両国間の交渉内容に精通した外交消息筋によると、この日の局長協議の主な議題の一つには、被告企業韓国資産現金化関連の事項が含まれたという。現時点で韓日関係の「レッドライン」は裁判所押収された日本企業資産強制売却決定だ。

長官はこの日の記者会見で「現金化時点が結局はカギになるだろうが、政府としては司法手続きの一部門に介入する等の時点を予断することはできない状況」と答えた。あわせて「現金化されるというなら、それ以前の交渉戦略と以後の交渉戦略に違いがあるべきだと考える」と話した。

現在日本製鉄など日本企業3社の資産大邱(テグ)地方裁判所浦項(ポハン)支院、大田(テジョン)地方裁判所蔚山(ウルサン地方裁判所の3カ所に押収されて現金手続きが進んでいる。各裁判所日本にある本社現金手続きに対する意見を聞く尋問書を発送したが、日本政府がこの文書企業に伝達しないため、裁判は長期空転状態となっている。

日本は春までには韓国ホワイト国に復帰させる(キリッ

2020-01-31

うちの上司は寂しがり

上司が席を外している間に自分の作った資料を机の上に置いておいたら、席に戻ってきたとき資料を見て、「どうして直接言ってくれないの?」と涙目になってしまった。

別に私はその上司のことが嫌いじゃないし、むしろ仕事が早くて小さなことでもきちんと対応してくれるので尊敬している。が、自分上司相談したり伝言したりしたいときに席にいないと面倒になって、用事だけメモに書いて放置してしまうことが多い。単純に「○○さんから電話がありました」みたいな用件が多いというのもあるが、あまりに忙しいので時間をとらせるのが申し訳ないと思う。

面談などで話すと、「増田さんはこっちが頼んだ仕事ちゃんとやってくれるけど、コミュニケーションが足りない」と言われる。もともと職場の人と仲良くなったりするのは苦手だし、相手が忙しい人ならメモとかメールとかで済ませる方が親切だと思っているのでそれを否定されても困るんだが。

基本的上司モットーは「どんな人とも直接コミュニケーション」のようだが、そうするとどんどん会議や打ち合わせの時間が増えて、そのメンバーになっていない人間からすると話しかける時間がないじゃんということになる。

今回の資料自分でも「直接説明した方がいいかな」とは思ったのだが、その上司よりももっと資料の内容を聞いてほしい上司その2が「後で読むから置いといて~」とかいうので説明するのが面倒になってしまった。

よく「仕事報連相を大切に」とかいうけど、報告したい相手や連絡したい相手全然つかまらないときメールメモ代用してはいけない理由が分からない。ただし、うちの職場アナログな人が多いうえに、メールが大量に来ると読んでくれるかどうか怪しいので、なるべく紙で渡し、場合によってはカラフルな付箋を貼って目立たせるなどの工夫は必須である

今まで暇をもて余していそうなのに渡した書類はろくに読まずにハンコを押すような上司につくことが多かったので、今回のような上司にどう対応すれば良いのか分からない。

2020-01-06

anond:20200106145920

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2019-12-28

手帳万年筆をフル活用している人は一体何を書いているのか。

文房具が好きで、年末本屋文房具屋でいろんな手帳ノートが並んでいると、大興奮し、どれを買おうか悩む。が、実際問題そんなに書くことがないので、極力シンプルで薄いマンスリー型の手帳を選び、ノートはお手頃で気楽に書けそうなものだけ選ぶ。

が、必要最低限の予定すら書き忘れることが多く、逆にプライベート飲み会などは予定が少なすぎて手帳に書かなくてもそらで覚えているので書く必要がない。仕事の予定は卓上カレンダーに別途書くことにしている。

仕事の打ち合わせのときはいちおうノートと筆記用具程度は持っていくが、資料があって重要情報がそこにまとまっているとほとんど書くことがない。何かあったらその資料に書き足す方が早いぐらいだ。特に資料がなくても、その場で話したことしゃかりきに全部メモる人はおらず、何となく「こういう打ち合わせをした」ということを覚えておけば足りる。

時々趣味サークルで月々の集まりの内容を記録する役を命じられるが、だいたい写真撮影係を兼ねているのでメモばかりとっていられない。むしろ講師パワポを含めて多めに写真を撮っておき、それをもとに文章を書き起こすことが多い。

だいたいこのご時世にスマホパソコン入力するより手書きの方がスマートな場がどれだけあるのだろうか。うちの職場比較アナログ度が高く、昼間席にいない人が多いので、さまざまな要件を付箋紙にお手紙で書いたり、電話の内容を伝言メモにして机に貼ることが多いけれど、こんな職場が今どき多数派とは思えない。

それからtwitterで私がフォローしている人が万年筆マニアらしく、次々万年筆情報RTしてくるのだが、そんなに何本も集めて使いきれるのだろうか。会社の同期が年賀状手書き一言万年筆で入れてくるので、それに憧れて2本ばかり買ったけれど、それ以上増やす必要がない。だって黒と、ブルーブラックぐらいしか実用的な色がないから。他人書類に直しを入れる立場なら赤とかも使うかも知れないけど、少なくとも私には不要だ。ましてやマニアの人がRTしてくる珍しい色のインクなんて一体いつ使うのか分からない。

To Doリストやその他買いたいもの、やりたいことなど書いておいた方が忘れないのは確かだと思うけど、それらをいちいち書くこと自体がめんどくさいし、ビジネス雑誌手帳特集などで、「これでもか!」とばかり書き込まれ手帳を見ると、「この人は手帳を書くこと自体目的化してるんじゃないか」と思う。

そうやって手間をかけて手書きすることのメリットと、手帳万年筆をフル活用している人の持論が聞いてみたい。

2019-12-24

言葉に力があるかないか

いい力と悪い力があるとする、幸福につながるか不幸につながるか

言葉に力がないのならいったい人間は何によって学び、何によって何事かを成すのだろうな

伝言ゲームになりがちなら妄信曲解権化自分に都合のいい事実の歪曲を止める能力もない

眼中にないそれらを目に入れていなかった故に理解も及ばなかった

思い上がり、自己の失敗や間違いを言葉理解できない自分を棚に上げて他人のせいにする人種

言葉の力が及ばない人間もいることだろう

現象についての理解が常に及ばず、恥も知らない

間違えることの常態化によって恥を恥だとも思わなくなったくせに人一倍自分の愚かさだけは理解している

恨むことしかしらない人間言葉は力を持つはずがない

すべてを拒絶することで身を守っているのだから

懐疑とは思考し続けることではあるが、その真逆の拒絶という思考停止を処世術として使っている

痛ましい劣等感の塊

2019-12-21

週3日時短仕事って

休日4日のようでいて。あんまりゆっくり休めない。

週5日働く人達からメール伝言メモ、社内便は溜まっているので、

別に週3じゃないような。

中途半端な規模の部署だと自分以外の人に任せられることも少なくて。

なんか、週5の人のペースで仕事が進められていて。

思っていたのと、違う。。

2019-12-04

anond:20191204105045

伝言ゲームかは兎も角、

後者問題で前者は問題いか副次的

・前者と後者は一体として問題

の両方いる。ネットで目立つのは大抵2番目だけど。

anond:20191204104609

「男は女を性的対象(objectify)として見てるよね」という話が伝言ゲーム的に「男は女を性的な道具(objectify)として見てるよね」になってんじゃねえの。

2019-12-02

anond:20191202110711

伝言ゲームするより、自分で119に電話してスピーカー機能使って話したほうがよっぽどいいんじゃないかなって素人としては感じました。

人助けはするものではない

当方職業医師

それなりにマッタリ科なので救急対応能力など限られたもので、機内呼び出しなんかには基本応じない(誰も名乗りでなかったら行かなきゃダメかなとドキドキする)。

とは言え、近くで人がぶっ倒れるとさすがに放置もできないし、東京でそれなりに動き回るので、数年に一回くらいは徒手空拳で街中で倒れた人に対応する羽目になる。

で、これ、100%不愉快な思いしかしない。

とりあえずバイタル見て診察しながら、倒れた人の同行者か近くの人にQQコールしてもらうのだが、数値を伝えてもらってると大体途中で切れる(JCSとかサチとか言われて混乱するんだろうが、こっちは手が放せないので伝言ゲームするしかない)。

あと、倒れた人の子どもが泣きわめいてたり、とりあえず家族電話させておくと、周りの「善意の人」が、何故放っておくんだとかお前が電話して家族説明しろとか言い出す。

それを俺がやると、だれがそこで倒れてる「家族」を診るんだ?

で、着いた救急隊は医師と伝えてないと超横柄で、診断内容伝えてもハイハイ無視したり、心電計見ようとしたら引っ込んでろとか言われる(専門用語説明してんのに)。この前は、ようやく到着して引き渡したら、泣いてた家族に向かって「我々専門家が到着したからもう安心です」とか言われて、その通りなのだがなにもかもどうでも良くなった。

金出ないどころか時間訴訟リスクとってこう言うことしかないので、倒れた奴は放置すべきと言う同僚たちの意見100%正しいと思う。

2019-11-24

キメラって…

新しいポケモン化石ポケモン話題になっていて、ずばりギリシャ神話キマイラのことではなくて、普段からよく話題になる想像上の生き物で「複数動物の特徴を掛け合わせているやつがいたなぁ」って思ったりしてたんですよ。

そいつドラゴン」とか「龍」とかい呼び名でよばれているんですけど。

個人的な分類なのでそれが常識ということは全然ないので構えずに聞いていただければ幸いなんですが、ドラゴンって呼ぶ時は西洋伝承の竜、「龍」って呼ぶ時は東洋伝承リュウ意識しています西洋伝承との比較話題ときにはわざわざ東洋龍をドラゴンとかよんだりして自分からルールを破るので、本当にそこは私事ですよね。

ちょっと前にNHK特集ドラゴン伝説に関する番組があったりしたんです。

テロップに「人類学者」「歴史学者」「宗教学者」って表示される人の他には、古生物学者さんとか比較生物学者さん、気象学者さんなんかもコメントしていたのが印象に残ってます。あと世間話ドラゴンって話題に出すときには、地理学勉強している知人と話していることが個人的に多かったりもしますね。結構、色んな分野からドラゴン伝承というもの話題にすることができるってのは面白いなと思います

生物学的な知見から語るドラゴンとはずばり恐竜化石の話でした。僕たちの世代ともなると人間何人ぶんくらいの恐竜化石が見つかったとして、それは人類が成立する前の時代の、大昔の生き物の痕跡であって「こんな生き物がいまも生きて闊歩している」とは咄嗟にも思わない訳ですが、それは今日に至るまでの研究成果とそれを知識として普及できる教育の賜物であって、それがなかった時代の人たちはそうは思えなかったって話です。

番組ではルーマニアで有名な翼竜化石が見つかっていると言及されていましたが、ルーマニアドラキュラ伝承の元になったヴラド・ドラクル公の故郷ですよね。「ドラクル」という別名は彼の自称で「悪魔の子」って意味だとよく言われますが、本当は「竜の子」とかそういう自称だそうです。言語には明るくないのでもっと正確な意訳ができず恐縮でありますが、無知身上なので「音が似てますもんね」とか言います。どうしてそれが「悪魔の子」だなんて受け取られ方をしたかと言えば後述したいと思いますが「ドラゴンは当時の人々にとっておそろしい敵役で、悪魔に連なるキャラクター」だったからです。竜の子なんて自称するのはその宗教的事情考慮するならば自ら悪魔敵役を名乗る型破りなことだった訳ですね。かなり話が脱線しましたが、竜の子ヴラドの伝説的な話が根付ルーマニアで、空を飛ぶ恐竜化石が見つかっているという話がなんだか面白いなと僕は思う訳です。「無関係とは言えないだろう」とか僕なら思っちゃうし言いたいですし、当時の文献記録に化石の発掘らしき出来事記述とかあるならそれは想像捗るので素敵な話だと思います

比較生物学的な見地からはいまも生きている生き物、特に蛇が槍玉に挙がっていました。ずばりって感じがします。番組では「何故ドラゴンは火を吐く?」という疑問に対して、蛇がちろちろと舌を出す様子に触れつつ、この蛇の習性が「誤った情報伝達の仕方をして」ドラゴンに火を吐かせるようにしたのではないかという話をしていたのでこれが面白かったですね。

まずドラゴンという想像上の生き物が成立する。次に「ドラゴン想像上の生き物で、実物を人前に持ってきて伝えることができないから」人間想像を絵に描いて伝えようとします。この間に、ドラゴンというのは実在しない生物なので、かわりに実在する他の生き物の特徴を取り込んでイラストとして出力されてしまう訳です。無いものを描くことはできないので、かわりに実際に有るものの特徴を代用して想像を膨らませていく。会話で比喩表現を使うようなもんですよね、「奴は蛇のようにずる賢い性格なんだ」とか「鳩が鉄砲で撃たれたような顔してるぜ」とか。

それで番組に出てきた絵なんですけど、たぶん火を吐いてなかったんですよ。イラストの横に難しいラテン語でびっしり説明文書かれていましたが、「これは火を吐いている絵ではなく、蛇のように舌をちろちろさせているドラゴンイラストです」って言われたら僕はそれで納得してしまます。そんな絵でした。

ところで遠い土地に住んでいる人に自分の描いた絵はこういうものだと事細かく説明できますか? 僕はそういうのが得意ではないので、しばしば伝言ゲームみたいになっちゃうんですよ。これが誰もが当たり前にまだラテン語を読めなかった時代で、聖書記述すら読み書きの技術を持つ教会神父様に読み聞かせていただかなればならなかった時代となると、もっと大変だったと思います。もちろん、そういう誤解が広がらない為にバチカンの偉い司祭様たちは色んな対策を立てたと思いますが、果たして悪魔の姿形まで全員の意見を一致させようと手を回す余裕があったのか」はわかりません。イラストというのは文字言葉より強烈です、写真の無かった時代ならそれは写真の代わりすらつとまったほどに。それでもやはり限界はありますよね。実際にあるものを観察して正確に描いたものなら兎も角、空想風景自分が見たことのある風景に喩えながら暗中模索で描きあげたらしいドラゴンイラストですから尚更。もちろんそれを見せる相手が目の前にいたなら言葉にして説明できたでしょうが、その絵が本に載って遠い土地にいる人たちの手に渡った時、そして彼らが字を読み書きできないとかそもそも違う言葉を喋っている人たちだったりしたら、蛇の舌の絵が火を吐いているように受け取られたりしても即座に訂正したりできないのでそのまま広がってしまますよね。

ここでちょっと本旨に触れていますが、空想上の生き物は実際にはいないのでそれが絵や銅像といった形にされる際、実在する動物の特徴をつぎはぎにして成立する時がある、というのが比較生物学的な知見で言いたかたこであるように思います

恐竜化石にしたって、伝説に語られるファブニールヒドラのものしか見えない代物が発掘されている訳じゃありませんからそもそも恐竜化石から想定した想像図が最近すこしずつ変わっているらしくて、僕が映画で見たティラノサウルスコモドドラゴンじみた堅そうなウロコに覆われた姿でしたが、いまは鳥のように羽毛が生えていたのではないかと言われているそうです。ここはもう少し言及すると、恐竜末裔はいまも空を飛んでいる鳥、特に渡り鳥である、なんて話にも波及していきそうですが、僕はそのへん浅学なので触るだけで容赦していただきたく思います

最後歴史学人類学宗教学、あとすごく恐縮なんですが地理学から見たドラゴンの話をしたいな、と思います。ここがすごく自分が興味ある分野になるので話が長くなりそうなんですが、そのほとんどが他の人から受け売り知識・聞きかじりの知識であることを先に明言してから話したいと思います。この話を僕にしてくださった皆様に限りない御礼と尊敬を。

まず、先程までドラゴンが火を吐くのは、蛇の舌の特徴を取り込んで描いた想像図を見た別の人が、その絵の様子を「火を吐いている」と誤解して広がったからではないのか、と話題にしていました。さらにここを掘り下げて「何故火を吐いている姿に見えた(誤解した)んだろう?」という話をしようかと思います

ラクル公の話にも戻りますが、西洋ドラゴン悪魔に連なる存在であり、人々にとっておそろしい敵役だったと言います。これは特に難しい理由がある訳ではなくて、人間より大きく、翼を持っていたり、人間の頭を咥え込める大きな口にずらりと牙が並んでいたり、ずばり「人間に噛みついて攻撃してくる蛇という生き物が人間よりでかかったら食べられそうで怖い」という恐怖心が、当時の宗教的道徳観で形成されている独特の恐怖心とつよく結びついた結果だと思います恐竜人間を食べそうだから怖い、ドラゴン人間を食べるから怖い、悪魔地獄にいて人間に悪いことをするから怖い、というのが全部同じ話になってしまった時、「ドラゴン悪魔の手先である」という話になるんですね。そこにバチカン神父様まで話を合わせはじめるともう誰も待ったをかける人間がいなくなる。恐怖とは使い方があるのです。「食べ物を粗末にすると目が潰れるからしてはいけない」なんて言い回し日本にはありますが、本当にそうなのか?といえば絶対にそんなことないですよね。それが本当の話になってしまうと、目が見えない障がいと向き合って生きている人たちはみんな「食べ物を粗末にした」罰でそうなったという理屈が通じてしまうので大変失礼な話になりますぶっちゃけこの言い回し、嘘か本当かで言えば嘘の話ですよね。でもいま食卓に並んでいる食べ物を、少なくないお金を支払い、少なくない労力を駆使して調理し、なんとか苦労して食卓提供し続けている親からすれば、それを子供台無しにされるのはひどくつらいことであるしその悪癖を矯正しないまま大人になっても子供のためにはならないからなんとかやめさせたいと思うのは当然なわけです。しかし、突然の家不景気に陥れば金銭交換ままならず明日にでもご飯が食べられなくなるという話を、お金単位すら知らない無知の子供に納得してもらうまで言い聞かせるのは大変な交渉スキル言語センス必要とされます。これが「何故人が人を殺してはいけないのか?」「何故人が人から物を強奪してはいけないのか?」というレベルから説明しなければならないとなれば途方もない気分になってきますよね。なのでそれを説明する側は、悪いことをしてはならないという理由として「悪いことをすれば怖い目に遭う」と方便…つまり一種の嘘を用いるという苦肉の策を導入することにしました。これが日本で言えば「目が潰れる」とか「人攫いにあう」とかで、キリスト教国教である場所では「悪いことをすれば悪魔のいる地獄に落ちるぞ」とか言われるようになる訳です。ドラゴンに食べられるのは誰だって嫌ですよね、僕はジュラシックパークティラノサウルスに食べられるレベルから嫌ですしサメだって怖いですから、悪行に対する応報としての悪魔地獄で罪人を責め苛む悪魔ドラゴンを操るなら当時の人たちにとって2倍の怖さになる訳で、時の宗教家たちはおそろしいドラゴン悪魔に与えることでみんなが神の御言葉もっと信じて慎ましく穏やかに生活する世界(=悪人悪魔ドラゴンをおそれて悪行を思いとどまったり、間違えてからでもそれを悪いことだったと反省して償いをする世界)が形成されることを期待したわけです。なので実は違う種類の複数の恐怖が、宗教道徳という枠組みの中で融合するのは全然難しい話ではないってことですね。ドラゴン英雄に退治される話が多いのも似たような理由です。人間勇者が悪いドラゴンを退治して財宝と美しい伴侶を獲得して幸せに暮らす…というのは敵が強いぶん本当にそれを乗り越えられるならば素晴らしい成功であるように思える訳ですね。実際に、ドラゴン退治の伝説宗教に組み込まれた結果、聖ジョージドラゴン退治など、有名な宗教説話としてたくさんの人々に親しまれています。強いドラゴンが悪であったほうが都合がよかった時代場所があったということです。

この長い前提があって、ドラゴンが火を吐く話が続きます。まず多くの宗教において死者の国・地獄とは地下世界に想定されます。そして程度の差はあれど、地獄とは炎の世界で、罪をおかして死んだ者はその炎に焼かれてずっと苦しむと説かれます。これはキリスト教例外ではないというか、悪魔が住む地獄とはその典型であるように思いますね。何故地獄燃えいるかと言えば、人間が火に焼かれる痛みを強烈に忌避する話の他に、古い時代の街並みが火災に弱いというのが挙げられます日本でも江戸時代の平屋づくりなんか想像してくだされば分かりますが、木材を含む家屋が道の両脇にずらりと並んでいるのは火災脆弱なんですよ。火災の真の恐ろしさとは「燃え移る」「燃え広がる」ことです。デマゴーグが人々の間であっという間に拡散して個人名誉毀損の度合いがもう取り返しがつかなくなってしまう様子を「燎原の火」などと喩えますが、あれは草原に火を放つと一瞬で更地になるほどの規模の火災になることのようだと言っています。この草が家に置き換わったようなことが頻発しやす都市計画というのが密集した家屋群にあたります。隣の家同士の距離が近ければ近いほど深刻だという認識で間違いないと言えます対岸の火事なんて言い回しもあるんですが、実は一つの川を挟んだ対岸で火事が起こっているとしても、風向きと風速次第では火の粉が飛び火してきて火事になることも珍しくないらしいです。キリスト教地獄の話をしているのでその圏内にある国の歴史話題にするなら、ロンドンテムズ川を挟んだ両岸の街々が飛び火が原因の大火事被害に見舞われたことがあるそうです(これはNHKドラゴン特集受け売りです)。時代が昔に遡れば遡るほど消火技術というのが未熟なので、燃え盛る地獄イメージが成立したほどの大昔となると一度家に火がつけば街一つ灰になるのも特に珍しくなくて、それが冬越し前ともなれば家の壁と屋根なしで厳しいヨーロッパの冬を耐えなければなりません。みじめなんてものではなくて、死にます火事から助かったとしても家も財産食べ物燃えしまっていて、最悪の場合助けてくれる隣人の家まで飛び火で火事になってて誰も助ける余裕なんかないとなれば、そういうのを「地獄のような風景だ」と言うのでしょう。これを避ける為に毎晩高台に見張りを立てるなどの習慣が根づいたそうです。ファンタジーでやぐらに立つ見張りといえば敵国の侵略者瀬戸際発見するだとか怪物が村や街に侵入しないようにする為だとかいイメージで、もちろんそういう意味での見張りもありますが、一番怖かったのは火事だそうです。というか、敵国の兵士に火付けされることだってあります火攻めとか言われる戦法で、この場合侵略者火事が同時にやってきます侵略者は火で街の財産がすべて灰になる前に大急ぎで火事場泥棒をはたらくので容赦する時間的余裕はありませんし、火をつけられた街の住人だって火に焼かれるか人に殺されるかの極限状態ですから狂乱しています。ただの火事より、もっと大勢死ぬでしょう。侵略者はまさに地獄からやってきた悪魔や化け物に見えたでしょうね。そうやって実際にあった大火災惨事記憶が、架空風景である地獄イメージを補強して、いまの地獄絵図というものがあるそうです。だから悪魔の手先であるドラゴンが火を吐く(操る)のは当然だ。地獄からやってきたのだから」と言われれば、なんだかすごく話の筋が通っているように思いませんかね?

その上で更に別の解釈を交えます地獄は地下世界にあると先述しましたが、地下にあると言えば何を想像するでしょうか。道具や芸術品の材料や貴重品そのものとして今でも生活の身近にある鉱石宝石も地面の下から採掘される資源です。しばしばドラゴンは財宝と関連づけられることを思い出させられますね。化石も地下から現れることが多いです。ドラゴン地獄に住まう悪魔ペットであることと、ドラゴンイメージ形成するのにひと役買ったらしい恐竜化石とがつよく関連づけられるような気がしますね。それで、マグマも地下には流れていますね? マグマによる火災被害、つまり火山噴火というのはそれほど頻繁に起こる訳ではありません。少なくとも、毎日地球のどこでも火山噴火しているともなれば人間生存圏はもっと狭くて、地球人間には住みづらい星だったでしょう。将来的にそうなるかもしれませんけどね。それはそれとして、噴火は頻繁に起こらないので毎日人間マグマに殺されているというほどではないと思いますが、それ故に今でも予測して対策が立てづらく一度起こってしまえばおそろしい被害規模となる天災でもある。邦画にもなった漫画テルマエロマエ舞台くらい昔のローマにおいては、伝説的な火山噴火によって当時の大国が大打撃を受けたらしい…そしてそれはただの伝説という訳ではなく、地質学考古学的な研究からも実際に大災害が起こっているという史実的な話だそうです。ところでテルマエロマエという作品に触れましたが、これはお風呂テーマにした漫画です。日本でも観光地各地が抱える温泉施設というのは間欠泉という自然現象を利用したお風呂であることは周知ですね。この間欠泉温泉というのが、地下の水源がマグマによってあたためられて地表に噴き出す現象で、多くの温泉はそのまま人間が入浴するには適さないほど高熱だったりします、死ぬような大火傷を負うほど熱いこともあります(程度の差はあり、中には最適な Permalink | 記事への反応(1) | 14:56

2019-11-10

上司に言われた(IT系

ファッションセンスは俺が決める 部下の自由服装は認める

だが、俺がダサいと思ったものは 事あるごとにあいつはダサいやつだと文章に残す

社外への報告や給料査定にも服装ダサいと書いて 10年残る文章に社印を押して残す

 (いいかたをかえれば 社印を押せないような発言はしてない つまり これが会社としての見解である

 

いや、だせぇっていうのは良いし

くせぇ とはか さっさといってくれ。

だが、個人として言ってくれ、会社として言うのはどうよ

 

ちなみに それを狙ったわけじゃないが 前の会社は 臭いから風呂入ってこい(意味は考えて)という会社だった(超勤)

たぶん、伝言伝言で 意味が分からず伝わってこうなったんだろうな。臭いから風呂入ってこい(休日出勤連続するくらいの激務)

 

なにはなくともデオドラントスプレーかってこよう GAがいい。

2019-11-08

anond:20191107221914

この貼られてる動画自体は、いわば「なんでジャンプって女主人公がいないの?」みたいなガバガバ記事に、

いきりたったオタクが「約ネバやアクタを知らねえのかよニワカ!」ってツッコミ入れてるようなやつと一緒でしょ。

で、それとは別に「High Guardian Spice」のスタッフのKate Leth氏は日本で言うところの「ツイフェミ」的な人物で、

そこからフェミVSアンチフェミの論争が起きた…といっても所詮はこれもファンコミュニティの内部に留まる話で、

たとえば宇崎ちゃん騒動のような大規模な炎上が起きたわけではなさそうだ。

だってクランチロールがアップしてる「High Guardian Spice」のPV再生回数はたった38万回っすからね。

ぜんぜん盛り上がってるようには見えない。

ただまあPVの評判が悪かったのと、ファンとのあいだにいざこざが起きたのは事実で、

「こんなフェミプロパガンダに金を使うなら日本アニメ会社もっと金を払え」

 ↓

クランチロールは集めた金を日本アニメ会社に渡さず糞アニメを作ってやがる」

 ↓

クランチロール日本に渡すはずの売上を着服してるらしい」

という太平洋越しの伝言ゲームでどんどん陰謀デマが膨らんでいきましたと。

これが俺も知ってた「去年のクランチロール炎上」だったわけだな。

https://togetter.com/li/1272156

(本当にけもフレ騒動そっくりっすね〜)

こんなん得意げに「何で炎上たかわっかるかなーわっかんないだろうなー」とか言うような話じゃなくて

馬鹿どもが争った挙げ句共倒れしねーかなー」案件ではありませんこと?

So Cute!!!

2019-10-31

言霊」なるもの

先日、30代になったばかりの方と会話をしていた時のことだ。

「私もうおばさんだから
全然若いじゃないですか。あんまり自分のことおばさんとか言わない方がいいですよ」
「あっ、そうだよね。言霊ってあるもんね」
正直な所、この人は何を言ってるんだ?と思った。急に何をオカルトいたことを言い出すんだと。

しかし実際、世の中では星座占い手相なんかと同様に、「言霊」なる概念一定市民権を得ている。
一般的には「言葉には霊的な力が内在し、発することでその言葉意味通りの現象を引き起こす」という理解でよいだろう。呪術廻戦で狗巻がやってるアレだ。

本来ならばこういったスピリチュアルな話は信じたければご勝手にどうぞと言って提唱者と距離を置くところだが、この言霊というヤツに関してだけは少し話が違う。
霊力やら何やらはともかく、言葉に「力」があるという認識自体は正しいからだ。

言葉機能

言葉とは、我々の「意識の切り分け」を可能にするツールであると言える。
例えば「犬」という言葉によって、我々は「犬」と「犬でないもの」を区別することができるわけだ。
物の名前に限らず、喜び、怒り、悲しみといった感情もその名称によって漠然とした意識から切り分けられて初めて取り扱えるものになる。

言葉がなければ人の認識する世界もやもやとした掴みどころのないものになってしまう。その一端を切り取って、ある意味で強調する効果言葉にはある。

では、日常生活で人が言葉を使うとき、いったい何が起きているだろうか。
例えば私がトマトを持って「これおいしいです!」と言った場合聞き手は「おいしい」という事前情報を持ってトマト認識することになる。
私のことを信頼している人や、人の意見に流されやすい人はトマトに対しておいしいという先入観を持ち、逆に警戒心が強い人などは「おいしくないんじゃないか」という目でトマトを見る。
また、いずれにしても私の発言を聞いた人は「おいしさ」という評価基準第一トマトに向き合う可能性が高く、万人が事前情報ゼロの時と同様に、ニュートラルトマトに相対することはなくなる。

これが言葉の持つ一番の分かりやすい力だ。口コミ効果と名付けてもいい(もっとまともな名前が既にありそうだが)。

この口コミ効果(仮)によって人はそれこそ宣伝をしたり、不用意に他人を傷付けたりする。
「太ったね」という言葉をかけられ、ショックを受けた経験を持つ人は多いだろう。いわゆる「言葉が刺さる」という状態だ。
これは他人の「太った」という言葉自身の「太っている」という属性を明確に認識させられ、その印象が先鋭化することで起こる。
妻に「かわいいね」と言い続けると本当にかわいくなってきた、みたいな話も同じ理屈が通じる。

他人をある言葉記述することはその人をその言葉タグ付けすることを意味するので、特にマイナス表現は慎重に使わねばならない。
仕事ができなくて「使えねえな」と言われてしまった人は、自分に付いた「使えない」というタグを一度は背負うことになる。「んだとコラ」と奮起できればいいが、その余波は暴力の形を取っても不思議ではない。
考え無しの悪口はやめようねという話。

ところで、言葉を発している方はどうだろうか?

発言者に返ってくるもの

知人に悪口がめちゃくちゃ得意な男がいる。
とにかく人の汚点を見つけるのが早く、それをイジって笑いにしようとする。
人を笑わせるための彼なりのスキルではあるのだから悪質ではないが、じゃあ問題がないかと言われると到底そうは思えない。
彼は自分の話をするにしても自分能力不足であるとか、才能の無さに話のオチを持って行こうとするきらいがあり、恐らくこれは彼自身意識していることではない。
聞いている方としては「自分もそうだよ」「あるある」同調はできても、気持ちの良くなる話では決してない。どうしてこんなことが起きるのか。

スマホ等の予測変換では、直近に使った言葉が一番上に出てくる。それと同じ現象は、頭の中でも起きている。
要するに、普段使っている言葉はパッと出てくるということだ。
これ自体別になんでもない。普段からヤバイヤバイ言ってる奴は別にヤバくなくてもヤバイ言うってだけの話だ。

ただ、ある言葉をよく使っていると、次第に人格のものがその言葉侵食されていくことがある。
経験したことはないだろうか。幼稚園の頃は一人称が「ぼく」だった子が小学校で「おれ」に変わり、以前より気が強い子になったように感じたことを。
妻のことを「お前」と呼ぶようになった夫が、妻に対してぞんざいな態度を取るようになることを。

当然こうした変化は複合的な要因の産物であり、態度が変わったか言葉が変わったという逆の影響もあるだろう。
しかし、それと同時に言葉人格に影響を及ぼしているというのもまた事実だと考えられる。
上述した「意識の切り分け」が発言者の中でも起きていて、その言葉リンクする意識が先鋭化しているということだ。
普段から死にたい」と繰り返している人は別に死にたくない時でも「死にたい」と口走り、そのうち自分は死ななきゃいけない人間なんだと心の底から思い込むようになる。理由もなく。言葉の力によって。


この先鋭化はただ頭の中で考えているより明文化すること、さらには実際に口に出すことでより顕著に効果を発揮する。
部活円陣組んで「絶対勝つぞ!」とかやったことある人は多いだろう。あれが典型例だ。
口に出した言葉は音になり、耳を通じて自分の頭の中で反芻される。この一連の流れで意識付けを強く行い、「勝つ」という目標を明確にする。

風呂入るのめんどくさいな…とぼんやり考えることが多い人は一度、「風呂入るか」と声に出してみてほしい。
やる気の入り方がぼんやり考えているだけの時と段違いなはずだ。言ったからには風呂に入らなきゃいけない気がしてこないだろうか。

このあたりが一般に「言霊」と呼ばれる言葉の力の正体だと私は考えている。つまるところ、意識の先鋭化だ。

話し手にとっても聞き手にとってもこの先鋭化は起こり、ある種その言葉エネルギーを持たされた状態になると考えてもよい(決してスピリチュアル意味ではない)。
冒頭の話で私が言いたかったのは、「私もうおばさんだわ~」とか言ってると本当におばさんになるからやめとけということだ。

ナントカ伝言のように「ありがとう」と声をかければ水が綺麗になるなんてことは一切ないが、人間の方は感謝気持ちを思い起こし多少優しくなるくらいの効果はあるのではなかろうか。
私自身、「いいね」とかの肯定的言葉を多く使うようになって心が安らかになった自覚がある。
安らかになりたいあなた、ぜひお試しあれ。

というわけで、風呂に入ってきます

2019-10-21

anond:20191021150242

未だに紙に書いて伝言するやつが職場におるやで

2019-10-09

電話が嫌い

から私が会話が苦手というのもあるが。

若者電話嫌い」とか言われるらしいけど、なにも若者に限った話ではないと思う。

いつ、どのタイミングで話し始めれば、相槌を打てば、スムーズ違和感なく話を進められるのか、いまだにわからない。

相手との相性にもよるとはいえ、終始ぎこちない対話ストレス以外のなにものでもない。

終了後はいつも変な汗だくだくである

また、いつかかってくるかわからない、かかってきたら取らざるを得ない「時間一方的に奪われる感」も嫌い。

本当に緊急性があって、直ちに返答しなければすべてが止まってしまうような内容ならばやむを得ないが、大抵は「それわざわざ電話するようなことか?」という程度の内容である

それならばメールチャットツール必要にして十分、不明な点があればこちから尋ねればいい。

ここまでは社内の人間相手の話。

社外の相手(外線電話)の場合丁重対応せざるを得ない。

この場合相手自分から名乗ることが少ないので、いちいち相手名前や素性などを明らかにする作業が入り、これが思いの外面倒。

普通に名乗ってくれれば問題ないが、中には常連、大得意先のつもりなのか名乗らないどころか、尋ねることそのものが気に入らない(いちいち名乗らなくてもわかれ、ということらしい)というケースもあり、これは不当に著しく不快な思いを強いられる。

これは大きなストレスであると言わざるを得ない。

さらに、名乗らない上に一方的に怒鳴り声で要望や不満を吐き出してこようものなら、これは最悪である

中にはまっとうなものもあるが、大抵は一方的で身勝手な、あるいは単なる勘違いから生じたものであり、根拠に乏しい。

伝言」を頼んでくる相手も厄介。

伝言できる程度の内容、質、量ならば問題はないが、あとでかけ直すのが面倒と言わんばかりに、大量の内容を垂れ流して電話を切る人がいる。

「そんな分厚い内容なら直接当事者と話せよ…」と言わざるを得ない。

それで内容が伝わっていなければ、伝言を受けた私の責任にされる。

冗談じゃない。

これらをいつどのタイミングで聞かされるかわからない、となれば、電話はもはや恐怖のツールしかない。

必要ものからしかたなく使うが、使わなくてもよいのであれば使いたくない、それが電話というツールである

2019-09-30

関数型言語に対する違和感

メソッドチェーンみたいな書き方する時

途中で知らない関数が出てきたら普通言語なら簡単に調べられるけど

関数言語ってそれが何か調べにくい事ない?

それを知ってる前提というか

そして、今何を受け渡してるかが全然見えない

伝言ゲームを側から見てる感じ

最終的に「答えは1です」って言われても「何が?」ってなる

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