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はてなキーワード: 歴史学者とは

2023-05-07

コロナ禍以降、増えてる気がするホロコースト否定派。

増田でたまにホロコースト否定について語ってる私。

ホロコースト否定論はデタラメである

しかし私がそんなことを言っても、否定派の言う「ホロコーストデタラメである」と同じレベルに思う人がほとんどだろう。

欧州でここ40年ほどでホロコースト否定主張を法律規制する国が増えたが、『否定と肯定』で有名になった歴史学者リップシュタットは、そのような法規制否定派に蜜を与えるようなものだと反対したがその通りになっている。

法規制によって、そこまでしないとホロコースト真実であることを保てない嘘だからだ、と否定派は主張するのであーる。

しか規制しなければしないで、否定派は「法で規制されていないのだから正論だ」のように言うであろう)

 

1980年代にとっくに決着のついているアンネの日記贋作説でさえ、今時の人はそれを知らず、アンネの日記捏造だと声高に主張する。当時なかったはずのボールペンで書かれていることがわかっている、だの、アンネの筆記とは異なる字体が使われている、だの、んなのほんとにとっくの昔に解明されているのに、昔と同じそれらネタを使って贋作説を拡散しようとさえしているのだから呆れるしかない。

 

日本では、1995年マルコポーロ事件での文藝春秋社の対応の失敗が、今でもしばしば語り草のように言われる。

文藝春秋は抗議を受けたのは事実だが、社長編集長の辞任とマルコポーロ廃刊は、文藝春秋自主的に決めたことであり、SWCはそんな要求はしていない。

単に文藝春秋が腰抜けだっただけである1978年フランスで大問題になった、ルモンド紙でのフォーリソンの投稿記事を載せた一件では、ルモンド紙は廃刊になってないし、社長編集長も辞任などしていない。

しかーし。否定派の日本ときたら、マルコポーロ事件が今や鬼の首をとったかのような扱いになってしまっている。

 

ともかく、ホロコースト否定派は、比較すべきデータがないので主観で言うしかないが、でも自分の印象ではコロナ禍以前よりも明らかに増えている。

多分相関的に、陰謀論者が増えたのと傾向が一致しているとは思う。陰謀論ホロコースト否定親和性が高いのは言うまでもない。

SNSデマ拡散装置としての能力が高いのは言うまでもないことだし、AIの下手な調教は確実にデマ蔓延させる手段の一つになるのは疑いようがない。

 

日々、独力でコツコツ、否定論への対抗活動継続はしているが、独力では如何ともし難いものがある。

ファクトチェックのめんどくさはもっと知られていいと思うのだけれど、とーにかく手間がかかって仕方がない。

反論を3行で書けと言われても不可能な話であり、長文をそもそも読まない人たちには効果は期待できない。

 

まれ無駄だとわかってはいるが、言っておく。

ホロコースト否定論は完全なデタラメである

アンネの日記は間違いなく本物である

 

しかし、現代人がこれほどにデマに弱いとは思わなかった。

2023-04-17

anond:20230416100636

いや、今では日本語の「革命」という言葉はほぼ英語revolution という意味で使われているが、当時はまだ伝統漢字文化圏での意味の方が強かった筈なので、これは避けたというだけの事だろう。むしろ維新」という言葉に単なるクーデターを上回る revolution 的な意味を込めたと考える方が妥当かと。

ちなみに、維新という言葉は当時の人たちの選択なのであって、現代人間が必ずしもそれに義理立てして合わせねばならないというわけでもない。実際に「明治革命」や Meiji Revolution という呼び方も使われているし、そこまで行かなくとも、明治維新とは革命であったと明言する歴史学者たちもいる。

2023-03-17

anond:20230317011237

モヘンジョ=ダーロは現地の言葉で「死の丘」を意味し、歴史学者が足を踏み入れるまでは、非常に古い時代の死者が眠る墳丘として、地元民は恐れて近寄らない禁忌領域であった。

https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%A2%E3%83%98%E3%83%B3%E3%82%B8%E3%83%A7%E3%83%80%E3%83%AD

2023-03-05

一部の社会学者

どうも「文章表現」に力を入れたいというか

自身著作を「文学」の領域で扱って欲しい欲求があるのでは、と勘繰ってしま

実際、社会学者の本の中には「今の日本社会はなんちゃらかんちゃらで嘆かわしいことだ……ああ!」みたいなエッセイを羅列して、はいこれが社会学でござい的なもんがごろごろある

そして読者(正確にはその社会学者信者)も、〇〇先生の新作、胸に沁みました!みたいな極めて情緒的な感想を述べるのである

社会学者及びその擁護者はしきりに社会学必要学問なんですよ!と言うが

著者の私小説を展開するのが学問か?

歴史学者が「明智光秀は本当は世を憂いた優しい男だったんです……泣ける!」なんて言ってたらバカしかないが、社会学は罷り通るのである

2023-02-04

ChatGPTは禁止すべき

Q:

南京大虐殺について教えてください

 

A:

南京大虐殺は、1937年南京現在中国南京市)で日本軍によって実行された大規模な虐殺事件です。数十万人以上の中国市民殺害されました。この事件は、第二次Sino-Japanese War中日戦争)の一環として起こりましたが、国際的には大量虐殺として認識されています

 

Q:

殺害人数は中国プロパガンダとされていますが?

A:

南京大虐殺殺害人数に関しては、まだ確定的な数字はありません。しかし、多くの報告により、数十万人から数百万人の範囲に及ぶとされています。これは、日本軍による強制連行暴力レイプ、焼き払いなどの報告に基づいています

ただし、この数字国内外歴史学者ジャーナリストNGOなどによっても議論されています日本政府は、公式には低い数字を示しており、中国政府は高い数字を示しています

最終的には、正確な数字が明らかになるまで、南京大虐殺殺害人数は論争の的となることがあります

 

 

 

戦争だろ、こんなもん

2022-12-19

anond:20221218122959

かに韓国にはあまり良い印象はないよ

韓国左派歴史観に反する見解表明すると弾圧される傾向あったし

歴史学者日本人記者逮捕だか出国禁止だかがあったじゃん

2022-12-01

組織Bの主張:

組織Aの指揮で、住民を脅して建設予定地から立ち退かせたり、配電許可や薬剤金属用紙配給許可を取り消したり、寄付金強要して徴兵を逃したり権利を与えたり、履歴を消せる個人SNS流行らせる活動をしたが、組織Aが指揮記録を破棄した

組織Aの主張:

指揮したのはBで、記録廃棄をさせたのは組織Cである

こういうのを摘発するのが歴史学者検察なのだろうが、検察時効に縛られる(五輪組織犯罪を扱うのは相当珍しい感じ)

意地悪く見れば統一教会問題や超過死亡問題を扱うより五輪無難なんだろう

森元五輪代表が生きて退院すれば捜査ももっと進むのだろうね

2022-11-17

何故、北村紗衣さんは誤ったのだろうか?

 群馬県草津町町長及び町民を、北村紗衣さんがイプセンの『民衆の敵』に擬えたのは、当時の彼女が「草津町町長や町民は、悪者に違いない」と決めつけて考えたかであることは、論を俟たない。

 では、何故そのように北村紗衣さんは、町長や町民を一方的悪者と決めつけたのだろうかと、思考実験として考えてみた。そうすると、第三者立場から見れば、今のところ2つの可能性が考えられる。

――――――――【可能性1】――――――――――――――

 あの町議の主張に疑念を抱くことも無いぐらい、北村紗衣さんの頭脳の働きが鈍かった。

――――――――【それに対する考察】―――――――――

 この可能性は考えにくい。

 と言うのは、全国的ニュースになった当時から既に、あの町議の主張には信憑性の点で疑問符が付けられていたかである。ある程度の知能を有する人間ならば、あの町議の言い分を信じて町長や町民を悪者扱いすることには、躊躇を覚えたはずであるはてなブックマークユーザの中にも、あの頃の町議告発書籍を実際に読んだ上で「これは信用し難い」と判断した人がいる。

 シェイクスピア作品に関する研究の業績によって高名で、文学を能くする、テクストの解読を専門とする学者である北村紗衣さんが、あの町議の主張や告発書籍の内容に疑問を抱かないことは、彼女知的能力の面から言えば、あり得ないことである

 したがって、この可能性1は、即座に否定される。

ーーーーーー【可能性2】ーーーーーーーーーーー

 北村紗衣さんは「男性地方居住者の主張は聞くに値しないものとするような思想」の持ち主であった。

ーーーーーー【それに対する考察】ーーーーーーー

 これならば、北村紗衣さんが、あれほど一方的に、町長や町民を悪者扱いしたことについては説明がつくと言える。

 しかし、それは差別思想以外の何物でもなく、北村紗衣さんが、そのような思想の持ち主であるとは考え難い。

 また、もし仮に北村紗衣さんが差別思想の持ち主であるならば、女性差別発言を行なっていた歴史学者・呉座勇一を研究から追放したように、今ごろ大学学会の自浄作用機能して、彼女排除していたはずである。現に排除されていないということは、北村紗衣さんが差別思想の持ち主ではないということの証しである

 だから、私は北村紗衣さんが差別主義者だとは考えていない。

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

 他の可能性を考えつく人がいるかもしれないし、今後、北村紗衣さん自身が何らかの説明を行なうかもしれない。いずれにしても

(1) 草津町長を"性犯罪加害者"扱いした上に、イプセンの『民衆の敵』に擬えて"権力悪用して悪事を揉み消そうとした悪人"扱いしたという事実について、北村紗衣さん自身が認めていること

(2) 草津町長及び町民に対して謝罪を行なうつもりであることを、北村紗衣さんが明言されていること

なので、真逆この文章削除依頼を行なって、自らの不祥事の記録を抹消するようなことはしないものと信じている。このような過ちを繰り返さないためにも、我々は記憶を語り継いでいくべきであろう。

 とりあえず、北村紗衣さんが草津町長及び町民に対して謝罪を行なうところを、私は見守ろうと思う。

2022-08-28

ホロコースト否定論簡単に釣られてしまう人たち

ホロコーストなんて今どき、それ自体話題にすることは少ないし、日本の歴史問題の何倍も関心度は低いだろうとは思う。近現代とは言え遥か昔の話だし、同じ枢軸国がやったと言っても日本にはほぼ無関係だ。それに、日本ホロコースト否定論が世間を多少賑わせたのは1995年阪神淡路大震災オウム真理教で大騒ぎだった年に、文芸春秋社月刊誌だった『マルコポーロ』が廃刊になった記事の一件だけである・・・あ、例のT院長の件もあったな。

 

欧州では昨年か一昨年にスウェーデンホロコースト否定禁止法を立法するかどうかの話があったくらい(その後どうなったかは知らないが)、ホロコースト否定論は今も珍しい話題でもない程度には問題にされることがある。現状確か、イスラエルを入れて20カ国弱の国で否定論を公然と主張することには法的な規制がある。ホロコーストの中心地でもあったポーランドでは、否定論ではないがホロコーストについて自国の関与を主張するような言論禁止する法律が制定されたのも数年前。またアメリカでも、憲法修正第1条で言論の自由が広く認められているせいもあり、ホロコースト否定論の主張をしてもなんらお咎めを受けることはないが、FacebookYouTubeツイッターなどの主要なインターネットメディアでは厳しく規制されている(が、実際には消滅したわけでもない)。

 

いずれにしても、欧米日本ではホロコースト否定論について、かなりの温度差があるのは事実である日本では義務教育ホロコーストを習うことなほとんどないのではないかと思われるが、欧米では必須としている国や教育機関は多いそうである。それでも、関心の大きさからホロコースト否定の主張に賛同するような人はもちろん欧米の方が圧倒的に多いだろう。翻って日本ではそもそも関心が薄いので、否定論が目立つことはほぼない。せいぜい、ナチス軍服を着たとか、ハーケンクロイツの旗を公共の場で掲げたとかで、問題になる程度のことだ。その程度のことで神経質にビクビクしてタブー扱いするのもどうかとは個人的には思うけれど。

 

何故欧米で、ホロコースト否定が法的に禁止されたり、規制されたりするのか? 最も大きな理由あん悲劇を二度と繰り返さないためであるホロコースト否定デマであり、ナチ復興を許しかねず、そしてユダヤ人差別につながる。また犠牲者遺族たちの心を酷く傷つけるものでもある。だが、否定論に賛同する人たちはそんなことどうでもいいらしい、それは日本でも同じであるホロコースト否定賛同することが非常に危険行為だなんて、多分考えたことすらないのだろう。

 

日本ネオナチ怪文書にあっさり賛同する人たち。

こんなツイートが私の網に引っかかった。

https://twitter.com/masami6666/status/1563353770092003328

ツイート内の画像で示される文書は、そこに書いてある通り「国家社会主義日本労働党(NSJAP) 山田一成」によるものであるドイツナチスとは日本語では正式名称を「国家社会主義ドイツ労働者党(NSDAP)」と呼ぶ。従って、山田一成日本ネオナチであることは否定しようもない事実である。ググればわかるが、ネット上の基地こちである

http://nsjap.com/jp/

また、Youtubeにある「密着24時!日本ネオナチ」というタイトル動画山田一成が紹介されているので興味のある方はご覧いただきたい。タイトルにそうあるくらいなのだから山田自身ネオナチであることを否定してはいないということでもある。

 

ネオナチなのだからホロコースト否定するのは当然である。ところが実は、傾向として、欧米の主流のホロコースト否定論者、いわゆるプロ歴史修正主義者たちは、ネオナチと結びつけられるのを嫌う。何故なら、思想的にネオナチと見られると、自分達が世間から信用されなくなることを知っているかである欧米プロ歴史修正主義者は、ほとんどの場合ネオナチ関係があったとしてもそれを隠す。世間から信用を失くすと、修正主義者目的である否定論を世間的に認めてもらうこと」が困難になると思っているからに相違ない。『ヒトラー戦争』という歴史書欧米では超有名なデヴィッド・アーヴィングは、彼をホロコースト否定論者だと書いた歴史学者であるリップシュタット教授を訴えた裁判で見事に負けたが、裁判ではアーヴィングネオナチ集会に出て聴衆を扇動していたことを暴かれた。しかアーヴィングはその事実を誤魔化そうとしたくらいだったのである

 

あるいはこれもその筋では有名な否定書、1970年台中から後半にかけて広まった『600万人は本当に死んだのか?』というホロコースト否定古典的パンフレットがあるのだが、著者の名前はリチャード・ハーウッドとなっている。が、そのプロフィールに該当する人物存在せず、本当の名前をリチャード・ベラルという。リチャード・ベラルはイギリスナショナルフロント国民戦線)という極右組織出版物であるスペアヘッド」の編集長だった。何故、実名と実際のプロフィールを書かないのかは、当然、世間に信用されたいからであり、ネオナチ世間に信用されない存在であることを知っているかである。そのパンフレット欧米国会議員などに広くばら撒かれた。

 

かつて、雑誌マルコポーロ廃刊騒動の時に、問題記事を書いた西岡昌紀とタッグを組んでいた木村愛二というジャーナリストがいたのだが、彼ですらもネオナチ呼ばわりされるのを嫌った。

 

なのに、上のツイート賛同意見を述べたツイートを発した人たちには、山田一成ネオナチであることなどどうでもいいらしい。山田思想的に偏向しているのは誰の目にも明らかなはずなのに、そんなことを気にすることもなく、ホロコーストなかった説をあっさり賛同する。私たち普通ネオナチとか関係なくても、ネットで広められるだけのほんとかどうかわからない主張を、そのまま信用したりはしないと思うのだが、あまりにあっさり信用の方向に流れるのだから、呆れるというかなんというか。その賛同者の多くは、いわゆる陰謀論の方に傾倒するような人たちばかりであることは言うまでもない。

 

日本にも、ホロコースト否定論の方に賛同する人たちが意外に多い。多いと言っても私自身の感触だけであるが、Youtubeにあるホロコースト否定論の動画チャンネルには6000人強の登録者がいる。否定動画としてはよくで出来ているので、否定論がどんなものか知りたければ『ホロコースト論争』で検索をかけて、同じタイトル動画ニコニコ動画でご覧になるといい。Youtubeにアップされた同チャンネル動画は何話分か削除されてしまっているかである。見ればわかると思うが、それ相当の知識かあるいは調査能力がないと、ホロコースト否定論には簡単には反論し難い。いうまでもなく、ネオナチ怪文書のようなものにあっさり釣られて賛同するような人たちに、その嘘・誤りが見抜けるようなものでは絶対にない。

 

まぁ世の中、そういうあっさり釣られる人もいる、だけの話なので、別にどうでもいいようなことなのかもしれないが、はてな増田をご利用の賢い方々には、そんなことはないだろうと思いつつも、注意していただきたいものである。今回は、私のアンチホロコースト記事などはあえて紹介しない。たくさんあるので興味があれば参考にはしてほしいが、興味がなければ特に面白いものでもなく、時間無駄になるだけだと思う。だが、一点だけ、怪文書反論しておきたい。

 

見直し学派は、ホロコースト説は何年もの間に大幅に変わったことを指摘している。

 

とあるが、そう思えるのは単純な話で、戦後長らく、ホロコースト実態がよくわからなかったかである。よくわからなかったと言っても、大勢ユダヤ人たち(や、精神疾患患者同性愛者、ロマ人、その他)がナチスドイツによって死に至らしめられたこ自体は疑いようのない事実として判明はしていた。たとえば、ユダヤ人人口が600万人弱、戦前に比べて減っていることは1945年5月終戦よりも前にわかっていたくらいだったのだ。何故わかっていたかというと、(これはある資料からの推測であるが)ユダヤ人ユダヤ人共同体集会所となっていたシナゴーグで名簿管理されていたからであり、各地のシナゴーグの名簿を集計すればたちどころに判明するからである。また、ニュルンベルク裁判ではあのアドルフ・アイヒマンユダヤ人処分数はトータルで600万人だと語っていた、とアイヒマン関係者が証言していたりする。それ以外にも多くの情報戦時中からすでに世界中漏れていた。ナチスドイツが極力、ユダヤ人絶滅などの非合法殺戮を極秘に行ったにも関わらず、である。そして、この600万人説は何度も研究調査され、現代までおおむねの数値として、主流の歴史学者から異論はない。日本研究者の柴健介氏も自著で「600万人以上」と推計している。

 

が、細かい話はよくわからなかったのである。たとえばあのアウシュヴィッツで殺されたユダヤ人実数は当初は全然からなかった。何故ならば、アウシュヴィッツで殺されたユダヤ人の大半は、囚人登録もされておらず、ガス処刑死体は焼却処分されて、残った骨などは砕かれて近くのヴィスワ川やソラ川などに捨てられてしまったのだ。アウシュヴィッツ解放したソ連は、絶滅された総計を400万人とした報告書を提出したが、死刑に処せられたアウシュヴィッツ司令官を最も長く務めたルドルフ・ヘスはそれを否定して最終的には120万人くらいだと自己推計した(記録を取ることを許されなかったので、ヘスでさえ推計するしかなかったようである)。このヘスの値が現在判明している犠牲者数(110万人)に非常に近いことが判明するのは1980年代後半まで待たなければならない。ソ連の400万人説は、それっぽく推計したようには書いてあるが、どう考えても囚人生存者の証言を元にしているとしか考えられない。何人もの囚人が400万人くらいだと語っているかである。が、それらは皆、生存自身が推計値、あるいは収容所内の噂だと語っているに過ぎないもので、囚人に正確な数字が分かったはずはない。

 

あるいはナチスドイツ最初に作った強制収容所であるダッハウ収容所ガス室についてであるが、ダッハウ収容所米軍解放した時に、何千体もの死体があったのだ。これらの死体の大半は割とすぐに餓死や疫病の死体だと判明したようであるが、ダッハウにはガス室もあった。そのガス室にはダミーシャワーがあり、毒ガスの元を投入するような仕掛けまであった。そのガス室のすぐ隣には火葬炉もあった。もちろんその建築物そばにはたくさんの死体が山積みになっていた。こんな状況で、「ガス室で大量殺戮をおこなっていた動かぬ証拠だ!」と誤解するなという方が無理である米軍には当然、マスコミ記者たちも従軍していたので、そうしたガス室殺戮の話はすぐに広まったのである

 

ところが、よくよく調べてみると、ダッハウガス室でのガス殺処刑証拠は、ほぼないに等しい状態だったのである。確かに、ガス処刑については、裁判での証言はいたが、たったの一人なのである。それ以外には一通の文書証拠と、イギリス諜報員捕虜が語ったとされる伝聞証言程度のもので、他には何もなかった。一方でアウシュヴィッツガス室については、証言だけでも大量に存在するし、なにより加害者証言もかなり存在し、その最大のものとしては司令官だったルドルフ・ヘスが事細かに証言し、自叙伝にまで書いているのだ。ガス室・ガス処刑があったことを裏付け証言以外の証拠豊富である。(もちろん修正主義者証言は全て嘘であると主張し、アウシュビッツガス室裏付け証拠など絶対に認めない)

 

これらの内容は、具体的に歴史家などが調べなければわからないものばかりなのであるダッハウのガス処刑証言が一人しかいない件だって裁判記録を調べなければ判明しない。したがって、ダッハウなどの収容所現地にたくさんの死体があったことが原因で、誤った説が戦後長らく広まっただけの話なのだ。そうした事実を、あたかも、ディープステートのような闇の陰謀者が、初期のホロコースト説が杜撰なので、それをもっともらしい説に変えていった、かのようにネオナチは主張しているのである。つまりは、ネオナチ修正主義者論点先取、最初から話を陰謀論ホロコースト捏造と決めつけていることがわかる。

 

ダッハウガス室捏造だと主張するのであれば、何故証言者がたった一人しかおらず(陰謀実行者は偽証証言者を何故たくさん用意しなかったのか?)、文書記録やあるいは物証としての死体解剖してもガス処刑された死体しか判別できない死体がなかったのか(陰謀実行者なのだからそれらを用意して当然だと思うのだが?)、説明がつかない。その実際にいた証言者(フランツブラーハ)とて、たかが数名の処刑のその後の死体を見た、と言っているだけであるダッハウガス室連合国による捏造なら、そんなあやふやな頼りない、犠牲者も少ししかいない証言がたった一つだなんて、あまりにも変である

 

反論はそんなところ。こんな馬鹿げた幼稚な説でも、賛同する人がいるのはしょうがいかなーとは思うけど、何が事実真実かを知りたいのなら、もうちょっと知恵を絞って考えてみるという気は起きないの? と思ったりはする。

2022-06-28

選挙恒例の自民党改憲草案デマが来たから潰しておく

必ず自民党改憲草案を持ち出して危機感を煽るやつがここやTwitterに現れると思ってたら早速現れたか説明してやる。

https://kaikensouan.com/

まずあの有名な自民党改憲草案はもう時代遅れのものだ。既に自民党は新しい改憲方針策定している。そしてこれがそのホームページ

https://www.jimin.jp/kenpou/proposal/

トップページを見てどこか見覚えのあるやつもいるだろう。そう、もやウィンはこの新しい改憲方針に伴って生まれキャラだ。まあこいつは今回どうでもいいか無視するけどな

新しい改憲草案では4つの指針を掲げてる

1自衛隊の明記と自衛権言及

2緊急事態条項の制定

3参院選の合区解消

4教育政策の拡充

多分一番問題になるのは、2番目の緊急事態条項だろう。正直まだ方針段階だからどうなるのか分からないんだが、フランスドイツ憲法緊急事態条項に近いもの存在しこれらの国が民主主義をやれている以上緊急事態条項導入=独裁は誤りだろう。

正直俺は緊急集会で十分だと思うし、やるとしても緊急時の期間を決めた一時的選挙の延期くらいで良いと思ってる。

1,3はあんまり詳しくないので言うことは無い。4は特に否定する理由もないので言うことはない。

最後にあの悪名高き改憲草案はどうなったのかだけ話しておく。あれは一応自民党改憲歴史の1ページに刻まれているが、もう過去遺物扱いだな。あんな読んで得するのはもう歴史学者くらいしかいないだろうな。自民党内に改憲草案的な思想を持つやつもいるだろうけど、主流派にはなれていないんだから気にする事はない。少なくともしばらくは人権剥奪憲法なんて言い出すことすら難しいだろうな

それと「自民党改憲草案」で検索するとあれがひっかかるし、今でも見られるから知らないとあれを今でも自民党の総意だと思い込む奴がいるのはわかる。消すのは資料の保存の観点からまずいだろうし、扱いが難しいな。結果的にはある意味自民党デジタルタトゥーになってるわけだ。(自民党改憲草案の下に新しい改憲方針ホームページリンクくらい貼ってやればいいのに)

雑に話したけど詳しいことは上に貼ったホームページから見てみてくれ。自民党改憲方針歴史や考え、具体的な改憲後の条文例とかも載ってるから

最後に俺はネット上でも自由政治議論はされるべきだと思ってる。だけど、間違った知識や古い知識で語ったり扇動したりするのは社会にとっても本人たちにとっても有害から俺含め最低限ちゃんとした最新の知識をつけていこうな。この話で改憲草案に騙されるやつが少しでも減ってくれれば幸いだ。

追記

なんか伸びてたか適当追記しておく

面倒だから先頭に書いてしまうが、詳しいツッコミに関してはまず新方針HP内の「憲法改正に関する議論の状況について」っていう資料を見てからにしてくれ

そして以下で俺が書く話もこの資料に基づいて話してる。

もしこれより新しい憲法改正議論資料があったらぜひ教えてくれ、情報アップデートができるのは嬉しい

じゃあなんで廃案にしないですか?

自民党過去にs47,s57,h17,h24に憲法改正に関する草案や報告を発表してる。(ちなみに話題になる改正草案はh24のやつ)

自民党としてはこれを憲法改正に関する一つの大きな議論として見てる。つまり個別に立ち上げられた計画じゃないんだ。

そして今回の新方針もこの流れを汲んだものだ。だから自民党内の理屈としては廃案というより、より良い形に発展させたという見方になってるんだと思う。

資料を作る時に全く新しく作り直すならともかく最初に提出したものを第二稿ができたからと言ってすぐ消したりしないだろ多分自民党としてはそれくらいの意識だと思う。

いから「誰」が「廃案にした」と「いつ」言ったのか書けよ。

婉曲な擁護なんて必要ない。

最後にこれの返答も兼ねてまとめると、「誰も廃案にしてない」が正解

今もあの草案存在する。ただしそのまま通すつもりはなく現在改良中

草案と新しい方針が別のもの解釈する理由が無いんだが。

上の話を踏まえるとこの指摘は結構鋭いことを言ってると思う。

まさにその通りで別物じゃないんだよ「改良」したものなの俺はここが憲法改正草案に関する混乱の原因だと思ってる

詳しく見ようとしないと「別物じゃないなら結局同じだろ」って思われるのは当然なんだよな

ただ、元々は見るに堪えないものが改良に改良が重ねられていった結果良い物になるなんて様々な分野でよくあることだし、ここについては良い草案ができるまで国民が見守り、検討し、批判していくしかないと思う

その4項目がやばいor不必要だということも分からいかネトウヨ馬鹿なんだよな

俺はこれが「やばい」、「やばくない」なんて話は最初からしてないんだよ。ただ今の自民党意見はこうだよっていうのを紹介しただけ

実際に俺はこの四項目については緊急事態条項以外については言及してないし、緊急事態条項に関しても結構消極的な言い方だったよな

俺がここで言いたいことは「判断は最新の情報と正しい知見に基づいてお前ら自身でやってくれ」だけ

こういう誤読がこないように最後文章を入れたのにこういう読み方をされると文章を書く難しさを思い知らされるな

どうせ匿名だし正直に教えてほしいんだけど、俺の説明ってそんなに読みにくいかな?俺としては悪くないくらいの説明ではあったと思うんだが...

ともかく1回目の改憲をやるまでは、本音は一旦隠しておくという作戦

1回改憲をすればそれ以後の改憲ハードルが下がるからそれからなら本音出せる。

これは「本音」を出したら批判すればよくないか

ちなみに憲法学の通説では正しく憲法改正手続きを踏んでも「国民主権・人権保障・平和主義」の三原則と96条(憲法改正に関する条文)に関しては変更できないというのが通説だから(当然だが判例はないけど)、大坂の陣みたいに一回目で憲法改正手続き簡素化して外堀を埋めて、次で一気に独裁化みたいなのはまずできない。安心してくれ

こんなふんわりしたまとめみたいなのを読んでも実際の草案出してなけりゃ議論しようがないんだが

それはそうなんだけど、さすがに過去のものを持ち出すよりは意義のある議論ができるはずだから...

フランスドイツ憲法緊急事態条項に近いもの存在しこれらの国が民主主義をやれている以上緊急事態条項導入=独裁は誤りだろう。

いや、ここはジャップランドなんだが…(;^_^A

緊急事態条項関連の最大のやらかしをしたドイツでもちゃん抜け道を潰したシステム作りをすれば、緊急事態条項を設けても独裁化しないっていこうとを言いたかった。

システムでどうにかなるなら日本に同様のものを取り入れればいいだけ。デモすらろくにやらない日本クーデターなんて夢のまた夢だしシステムを整備すれば大丈夫だと俺は思ってる

お前がデマ

お前が提示したページに「草案」なんて全く書いてないのに(書かれてる言葉は「提案」)「新しい草案」と書いていて、まるで自民が「草案」を更新たかのように書いてる。

過去野党自民党総裁も兼ねる総理自民草案問題点を指摘して「撤回するのか」とか迫ったことあったが、それに答えず草案草案として今現在も党内で維持されたままだアホ

令和の国会でも普通に自民草案言及しながら議論行われてるわ

https://kokkai.ndl.go.jp/#/detail?minId=120804183X01220220512&spkNum=20&current=2

(もちろん自民草案をそのまま発議にかけて世論の反発を生むような馬鹿なことはせずに一つ一つ徐々に進めるというやり方をとるのだが)

今の自民党は新草案を用意してる段階だし「新しい憲法草案」っていう言い回し不適切だった。指摘ありがとう

議事録ざっと読んでみたけど石破「私どもが政権を奪還したときに、憲法九条も含めて、改正草案というのを作りました。」って言うのがおそらく言いたい該当箇所だろう

あの改正草案ができたのが2012年4月27日自民党政権与党になったのが第46回衆院選2012年12月16日からここの改正草案をh24年版と解釈すると時系列的に矛盾が生じるんだよな。ただ新方針を「草案」っていうのも違和感があるし、申し訳ないがここについてはわからない。何か情報があったら教えてくれ

石破茂の話をすると、h24年改正草案の起草委員会に入ってる大物政治家の一人だしこいつは自民党内でも気を付けて見た方が良いと思ってる(ちなみに安倍改正委員会はいるけど起草委員会には参加してない。菅、岸田はどちらにも入ってない)

明日休みなうえに眠れなくてだらだら追記を書いてしまって申し訳ない。

とりあえず、俺の言いたいことは一貫して「政治は最新の正確な情報に基づいて判断するべき」だけだ。

その点で俺はまだまだ甘いところもあったと思う。有益情報や鋭い指摘してくれた奴は感謝してるありがとう

2022-06-26

anond:20220625094432

横だが、そのテーマなら最近ではポール・ケネディの『大国の興亡』が有名。まともな歴史学者の書いた信頼できる本だし、その上人気が出てベストセラーになったから知ってる人も割といると思う。

けっこう大部な本なので全部読むと大変だけれど、Wikipedia などで概略が説明してあるので、とりあえずそういうのを読んでみるといいかも。(「大国の興亡 要約」あたりでググってみるといろいろ出てくる)

2022-06-15

anond:20220613094136

LGBコミュニティでは、昔っからそういう形で同性婚批判する議論はありますぶっちゃけ50年以上前からあったし、今も同じ事を言ってる人たちはいます

まずゲイ男性同性婚批判について。ハッテン場とかをイメージしてもらうとわかるけど、ゲイ男性界隈というのはだいたい性的交流交渉に対してオープンで(享楽的ともいう)、短期間に多くのパートナーを持ったり、ワンナイトだけと割り切ってたりと、特定相手との排他的関係(モノガミーシップ)に拘束されたがらない人達が多かった(今でも多い)です。アクティヴィストも、基本的にはこういう行動パターン自分たちが創り上げた独自ライフスタイルゲイライフ)、異性愛主義から解き放たれたゲイ男性独自文化的資産とみなし、肯定的に捉えてました。

もちろんそれは、同性との持続的関係を公にしつつ生きることが難しい時代背景ゆえの事情でもあったし、一方で60年代ヒッピー文化でもフラワーパワーとかと並んで性の解放が訴えられてたという事情もあったんですけど、まあ時代の空気だったんですね。で、そういうライフスタイルが主流だったゲイ男性の多くにとっては、「同性婚」というのはあんまりピンと来ないテーマだったんですよ。俺たちがヘテロの真似してどうすんの、という。米国でも欧州でも日本でもこういう言説は根強くありましたし、当事者自身がそう書いている書き物も多く残っています

もう一方のレズビアン界隈での同性婚批判について。こっちはこっちで、結婚制度を「男女の性役割分業を究極的に固定化する差別的制度」という風に見る人たちが多かったんです。今よりもレズビアンフェミニスト的な立場人達の影響も強かったし。家父長制と結婚制度こそが世の女性たちを抑圧しているシステムなんだから、それを自分たち模倣するなんて…という抵抗感もありました。

そもそも当時は、「同性同士が結婚する」というアイディア自体、多くの当事者にとっても突飛な、想像を超える、およそ現実的でない絵空事だったんですよね。大半のゲイレズビアンは、そんなことが本当に実現するとは思ってもいなかったから、それを目指して社会運動したりもしなかった。そもそも「昼間の世界」でカムアウトすること自体自殺行為みたいな時代です。同性愛という性的指向を詳らかにして堂々と同性パートナーと暮らすことすら難しかったわけですからさらにそこに法律婚の仕組みを適用するだなんて発想を持つ人はほとんどいなかったんですね。もちろん「同性のこの人と結婚できたらいいなあ」と夢想する人達は当時もいましたけど、それは多くの場合ロマンティックなファンタジーとして語られていた。結婚制度を同性間に拡張することで、異性カップルに認められているさまざまな社会的権利自分たちも獲得しよう、という発想はまだ乏しかったんです。

こういう流れを一変させたのが、80年代AIDSパニックです。若い人は知らないと思いますけど、日本でも当時はプライバシー侵害なんかガン無視した、壮絶なパニック報道がありました(参考: https://www.janpplus.jp/topic/433 )。今でこそHIVAIDSは、発症抑制も症状の緩和も可能な、生活態度次第では余命を全うできる病気になりましたが、発見当初は本当に不治の病だったんです。震源地ひとつとなった米国ゲイ界隈はもう本当に凄惨な状況で、各都市コミュニティ自体が壊滅し消え去ってしまうほどのパンデミックになりました。バスハウス(ハッテン場)で活動的だった人達を中心にゲイシーン全体に感染が広がり、次々に病み、衰え、死んでいったんです。その中にはもちろん、互いに大切に思っているパートナーと長期的関係を築いていたカップルもいました。その経緯を通して、パートナーの病と死に伴う課題、つまりパートナー医療・看取り・相続などについて、同性愛者は全く権利がなく、法的にとても脆弱立場にある」ということがコミュニティに深く認識されることになりました。

結婚というのは、恋・愛から始まる親密な関係に確固とした法的枠組を与えてくれるものであると同時に、人が生きていればいずれ来る病・苦・死のリスクに対して、信頼できるパートナーと共に備え、支え合うことを可能にしてくれる枠組でもありますAIDSという歴史的な苦難は、そのことへの経験想像ゲイレズビアンコミュニティ全体に与える決定的な機会になりました。「ゲイの老後」という、それまであまり語られなかったトピック海外でも日本でも注目され始めたのこがこの頃です。多くのゲイ男性が「自由享楽的ゲイライフ」という夢の先にある、生活者としての現実シリアスに捉えるようになった…といってもいいかもしれません。これを保守化と取るか、成熟と取るかは人によって違うでしょうが自分後者だと思います

AIDSパニック以後、ゲイレズビアンアクティヴィズムが一気に同性婚推進路線に舵を切ったわけではありませんが、パートナーシップに対する法的保護ニーズを求める声はじわじわと広がっていきました。そして、米国各州で一部当事者法曹支援者同性婚訴訟を起こして、そのうちいくつかで良い結果が出続けたことで、同性婚に対して微妙葛藤を持っていたアクティヴィズム界隈でも「これは行けるかもしれない」という手応えがでてきて、徐々に同性婚をめぐる権利運動が主流化していきました。このあたりの経緯は、ぜひジョージチョーンシーの『同性婚 ゲイ権利をめぐるアメリカ現代史』をお読みください。




というわけで、実は元増田意見は割と真っ当というか、問題の芯をとらえてます。というのは、元増田が書いてることは、かつてのレズビアンゲイコミュニティでの典型的同性婚批判ロジックとしっかり符合してるからです。

自分同性愛者だったら絶対結婚とか目指さんけどな

だって結婚って異性であることを前提とした文化制度法律じゃん

そんなもん同性パートナーとのルールとして採用したくないわ


これは上でも書いた「異性愛前提の制度模倣従属すべきでない」という声。

それよりも新しく同性パートナーと生きていくのに必要なことを自分たちで決めてそれを法律に落とし込んでいく方がいい

それが多様性だろ


これは「既存結婚制度に縛られない、よりフラット意味合い法律関係シビルユニオンPACSパートナーシップ制度など)」を求める声。これについては、保護される権利が同等でない「まがいもの」で満足すべきではない、という批判もあったりして、結局それぞれにニーズのある人達がそれぞれの路線運動して、結果的に両方が実現していくという流れがあります

よく話聞いてると同性婚目指してる人たちって、結婚恋愛のゴールだと思ってる節あるんだよな

から同性愛者にも恋愛のゴールとして結婚させろと言ってるみたいでアホっぽい


恋愛のゴールとしての結婚」も、やはり異性愛主義ロマンティック・ラブ・イデオロギー模倣とみなす批判はあります。一方で、先のチョーンシーはゲイ歴史学者で「自分同性婚法律化されても利用しないと思う」という立場ですが、それでも同性婚をめぐる運動当事者を強くエンパワーしていることははっきり認めています。やっぱり法律婚って、そのパートナー関係に対する社会的承認象徴なんですよね。その関係行政公的に認め、社会も追認する。そういう承認を得ることが当事者にとってどれほど心強く、報われる、喜ばしいことなのかは、想像していただければわかるのではないかと思います

元増田のような問いを受け止めつつ、それでも諸々の紆余曲折を経て、同性婚の実現による法的権利社会的承認の獲得に向かって前進してきたのが、今のレズビアンゲイコミュニティだと思います

2022-06-13

anond:20220613070922

歴史学者もアホじゃないんだからつの証拠として精査され検証されるだけだと思うよ

2022-05-27

典型的な統語失調症の文章(文系のなかでは知識に広がりがあるというか頭はいいのかもしれんが)

数学者岡潔情緒論をたまたま動画で見たのですが、ところどころ自分共通する結論に達しているところがあり、なるほどやっぱりなあと頭を何度か頷かせました。

数学抽象度が高い技術ですが、既存のそれら諸技術

は、やはり情報補完という技術の域をあまり出ない技術だと思いました。岡潔の言う情緒から発生する智よりもそれら技術抽象度が低いのです。

とは言っても、欧米人が大好きな緻密な論理も、その発展物であるコンピュータも、情緒ないし直感も、相反するようで、内実それら二つの智は地続きで人の頭の中で常に相補相乗して何かしらの筋肉運動へと変換されていますから、これらの捉え方は政治における右翼左翼といった不毛な論争をするための物差しのようであり、事を知るきっかけみたいなものでもあり、機会と思考拡張以上でも以下でもない一種流行的なら認識手法であると割り切って観察すれば何か穏やかな感じがします。

自分は高度な数学どころか高校生くらいの数学も、概念をチラホラと知るくらいで、まともな計算訓練をしたことがないですが、論理カンストしたと自分で思ったタイミングがあります論理カンストするとは、「人間人間である以上は習熟し得ない、もしくはまったく到達し得ない知の領域までの論理的な到達手法発見した」というような意味で使っています。もちろん、現実的時間内での到達手法です。もしそうでないなら、無限時間エネルギーを想定しさえすれば誰でも簡単論理カンストできてしまます

その観点から観れば、今この社会の中を生きる多くの大人たちは、車輪の再発明を、時代と共にアップデートされた道具を使って、ちょっと違う色や形や量や時間の使い方でもって何度も再現しているだけのように観えます。これは継承という親から子へ引き継がれていく営みに対する喜びや自己満足の歩みであり、多くの場合その歩みの中に真なる野心などないということがうかがえます本質的には、一人一人が自分の体と感覚とその時代にある新しい道具を使って先人の追体験をしているだけという場合ほとんどということです。そうした営みに対して尋常ではない対価が与えられるのが欧米人主導で生み出された現代社会です。

しかしこうした継承ないし営みは、ネタは出尽くしているから当然といえば当然であり、例えば元素の数が大きく変わったりしたわけでもなく、物理法則が変わったわけでもなく、人間もつ感覚器の細胞の数や種類が誤差を超越して変化したわけでもありません。仮にそれらが変化したとしたら多くのこと、もしくは全てゼロからやり直しかもしれません。しかし、今のように先に進まないのであればいっそゼロにすれば良いのではないかとさえ思う時もあります

中世という名の暗黒の時代を乗り越えた人類現在、白黒の時代を生きています。この白黒の時代はいつまで続くのでしょうか。

制御を失った先には必ず痛みがあります。我々には身体中のあちこちに痛覚がありますが、この痛覚の上限を超えて与えられた刺激は周辺組織の量的な死と連続して繋がっています。我々は痛覚を頼りにこの死から免れて生き延びてきました。反面、代謝という緩やかな死は快楽でした。

現代社会ますます死の恐怖が増大してきているように思います。欲を与えられ、欲を満たす手段も与えられ、それに付随するように死への恐怖も増大したのです。過剰な欲は、死を過剰に恐ろしく禍々しいものへと変えます情緒を失った人間とは実に愚かです。

どこか暖かい南の国のビーチでセクシー水着を着た美女たちに囲まれてパフパフコンテストを開催したいです。一体どの美女が一番パフパフがうまいのでしょうか。

この世界観、設定、気軽さ、これはまさにメタバースです。メタバースなんて言ってますが、元々が人間一人一人の頭の中は小宇宙ですからメタバース的な世界観の中を我々は生きています最近だとイスラエル歴史学者であるハラリさんのサピエンス全史で国家というフィクションへの言及があったようですが、共同幻想論は30年以上も前に日本人提唱していました。そのルーツ海外かもしれませんが、そんなことは鶏卵問題の彼方でしょう。

いずれにしてもユビキタスIoTと言ったり、真ん中分け(エロ分けとも言われた)がセンターパートとか言われたり、言葉の額面が時代や状況に合わせて最適化されていきます不思議なことに呼び方が変わると人が肯定感をもって動き出すという事もあるようで、パフパフ コンテストにも早急に新しい名前必要です。

パフパフ コンテストの新しい名前を教えてください。

2022-05-14

ひみつ道具ベスト

親しみ編

1位 タケコプター

 ヘリトンボ。近~中距離移動手段として最適。

 もはやポケットから出す演出もなく、普通に存在している状態

2位 どこでもドア

 こちらも初出以外では特になんの説明もなく出てくるレギュラー道具

3~4位 スモールライト

 そこまで使い勝手が良いわけではないが、記憶に残る使い方をされている。

 普段から他の道具とシナジーを生み出すことと、劇場版などでの活躍が光る。

 ガリバートンネルの意義を失いかねない

3~4位 タイムマシン

 使い勝手でいえばこちらが上位か。

 物語の最序盤で登場し、必要不可欠な道具

 おそらくだけど、漫画アニメタイトルになったこともなく、形状の問題からポケットから出てきたこともなく、テッテレッテッテーテーテテー(テッテレー)が鳴ったこともない

5位 もしもボックス

 ゲームチェンジャー。他の道具がかすむ

 ただし並行世界を生み出しているだけという説もあり、使用には割り切りが必要

実用

1位 タイムマシン

 色んなところでチートできる。死なずに死に戻りできる

2位 もしもボックス

 並行世界を生み出しているだけという原理と、バランス崩壊を招くという理由で2位にしました

3位 増えるミラー

 金を増やせばいい(紙幣じゃなくてGOLDバイバインのような危険性もない

4位 ウソ800(ソノウソホント

 使い方誤ってオチが付きそうだが、そこさえ気を付ければ

番外:意外と使い方難しそう

どこでもドア

 四次元ポケット収納できない状態使用すると、往復でしか利用できない。

 しかも、行先にずっと置いていなければいけない。

 2地点間を頻繁に移動し、かつ両拠点プライベートスペースが持てるなら(田舎の家&都会の会社の自室)使いやすいが、一般人からは使いにくい

 最も移動人数の多い2地点間に常設して、通行料をとるような運用になってしまいそう。そして航空会社JRにつぶされそう。

 それを回避するために、そうだ京都へ行こうキャンペーンみたいに、東京国内観光地特定期間だけ結ぶという案も考えられる。

 平日の稼働がどれくらいあるかわからないが、一日1万人移動するとして、1000円取ったら凄く儲かる

翻訳こんにゃく

 外国語ペラペラで過ごしたい人がどれだけ居るのか

 歴史学者かには売れそう

 というか、こんにゃくをあのまま(たとえ味噌をつけてでも)一枚食べるのがきつい

2022-05-01

歴史学者は! 基本的歴史オタクなので!

通常「あった」とされる歴史事象が書かれてないと早口発狂するのだ!

少なくとも歴史学者部分では悪気はないんだ(迷惑ではある)! すまんね!

2022-04-16

日本ネット社会学者について

主にジェンダー関連でネット社会学者炎上しがちで、社会学のものは割と好きで個人的に読んでいる自分には残念だけど、炎上しがちな理由否定できない。それは、彼らの多くが文学部出身なことである


まり日本社会学者は、政治経済法律福祉などの社会科学勉強ほとんどしないまま、博士号をとって大学先生になっている。歴史学者文学者はそれでも問題ないが、社会学者の場合はその性質上、政治経済法律福祉問題言及しなければいけない機会が多い。社会学会の中にいる時は、素人勉強でもボロが出ずに済んだが、外に向かって情報発信すると必然的に他の専門家から雨あられツッコミを受けることになる。


一例として、コロナ禍の給付金の時に、「給付世帯単位になっているのは安倍自民党家族主義的な価値観のため」という説を大真面目に語っている社会学者がいてびっくりしたことがある。時の政権イデオロギーで一国単位制度が左右されるほど、政治行政は単純素朴にできていないことは、政治行政専門家なら常識だが、社会学の中にいるとこれが分からなくなるらしい。他にもコロナ禍で左派系の陰謀論(「検査数を意図的抑制して感染者数を少なく見せかけている」など)にはまっている社会学者が何人も見られたが、これも政治行政の複雑さが全く見えていないためである自分尊敬する社会学者はそうではないが、一般的な傾向としては確実にあると思う。


日見田宗介が亡くなり、学問文学架橋したと賞賛されていた。それは否定するつもりは全くないけど、政治法律をまともに勉強していない自覚のないまま社会評論を平然と行う社会学者を量産してしまった、という負の遺産も忘れてはならないだろう。

2022-02-19

anond:20220219152455

実際あれキャンセルじゃねーだろ

男女差別問題理解してない歴史学者とか終わってる

若干真のスコットランド人論法ぽく見えるけど素質問われて当たり前やぞ

2022-02-17

anond:20220217015656

民意を反映する」という意味では、

コロナ禍での一連の政府対応は今までにないくらい「民主主義的」だったなと思いますよ。

後の歴史学者社会学者にとって研究しがいのある時代ですね(「後」があるのなら)

2022-02-03

ホロコースト関連問題〜「ユダヤ人」とは何か?

このニュースについて。

ウーピー・ゴールドバーグさん ホロコースト発言で出演停止に | アメリカ人種差別問題 | NHKニュース

 

私は増田ではホロコーストオタクとして有名な人だ(自分でそう思ってるだけだ)が、ホロコーストって調べれば調べるほど深くて広くて細かくて、どんなに学んでもその難しさが一向に消えないくらいの難しさがある。どっかで読んだ話では、どんな歴史学者でもホロコーストの全てを知ることは無理と言われるくらいだ。

  

私のホロコーストに対する関心部分は偏っていて、否定論にあり、否定論理屈反論批判する部分に特化しているわけだけれども、ホロコースト否定論の中心となっている欧米否定論者は否定論を主張することを商売にしているプロなので、情報量があまりに多いため、それを調べて反論する方も大変である欧米にはそれを細かく反論する人たちもいるので、そこを参照すれば済む部分も多く助かってはいるが、一方で知らないことも多いのでその否定論に対する反論の内容がよくわからない、みたいな悩みもないわけでもない。

 

そのホロコースト議論否定論関係ない部分も含め)で難しい部分は色々あるが、当時の一般的認識理解するのが難しいというのがある。何故、ナチスドイツヒトラーは「ユダヤ人」を絶滅させようとしたのか? は、簡単なようでこれに答えるのはなかなか難しい。

 

この問題については、様々な角度から検討がなされており、現在では明確なユダヤ人絶滅計画そもそもなかったのではないか? とすら言われているようでもある。否定論者がうるさく言うように確かにヒトラーのはっきりした命令書や、ユダヤ人絶滅を命じたと言う明確な証拠は残っていない。もちろん、間接的な証拠はいくらでもあることは言っておかねばならないが、ユダヤ人問題の最終的な解決最初に言い出したのがヒトラーではないことだけは確かなのである

 

ここまで説明して初めて、タイトル問題に入ります

 

ユダヤ人」って、何かわかりますか? これ、なかなか簡単説明するのは難しいのです。単純な説明だと、ユダヤ人ユダヤ教徒、でありそう思っている人も多いだろうし、間違いでもありませんが、ナチスドイツは「ユダヤ教徒ユダヤ人」とは見做さなかった、と言われたら「え?」となる人もいるのではないでしょうか。ナチスドイツ政権を獲得して2年後に発布された「ニュルンベルク人種法」、すなわちユダヤ人公民権を明確に剥奪した悪名高い法律にはこう書いてありますWikipediaからコピペします。

 

4人の祖父母のうち3人以上がユダヤ教共同体所属している場合は、本人の信仰を問わず「完全ユダヤ人」[18][16][3]。

4人の祖父母のうち2人がユダヤ教共同体所属している場合は次のように分類する[18][3][16]。

ニュルンベルク公布日時点・以降に本人がユダヤ教共同体所属している者は、「完全ユダヤ人

ニュルンベルク公布日時点・以降にユダヤ人結婚している者は、本人の信仰を問わず「完全ユダヤ人

ニュルンベルク公布日以降に結ばれたドイツ人とユダヤ人婚姻で生まれた者は、本人の信仰を問わず「完全ユダヤ人

1936年7月31日以降にドイツ人とユダヤ人の婚外交渉によって生まれた者は、本人の信仰を問わず「完全ユダヤ人

上記のいずれにも該当しない者は、「第1級混血」(ドイツ人)

4人の祖父母のうち1人がユダヤ教共同体所属している者は、「第2級混血」(ドイツ人)[18][3][19]。

 

これを読めば分かる通り、ユダヤ教徒ユダヤ人なのではありません。「本人の信仰を問わず」とはっきり書いてあります。この法律でこのようにユダヤ人範囲が定められたのには理由があって、そもそもユダヤ人とは何か、定義すらなかったのです。そこで、「血さえ繋がっていたらユダヤ人だ」と極端なことまで主張する人も多かったのですが、そんなことを言い出すと、ユダヤ人範囲が膨大な人口に膨れ上がり、影響が大きくなりすぎるため、その範囲をできるだけ狭めたのがこの定義です。野放図にユダヤ人を認めると百万人をはるかに超える人口になったのが、このニュルンベルク法の定義により77万人程度に収まることになりました。この定義でも、まだまだ十分ではありませんでしたが(有名なヴァンゼー会議では、その大半がユダヤ人範囲について確認の話だったようです)、要するにユダヤ人をなんとかするべきと考えながら、ユダヤ人がなんであるかはっきりと知っていたわけではなかったのです。

 

自身信仰を変える人はそうは多くないので、アバウトには「ユダヤ人ユダヤ教徒」は遠からず合っているとは思いますが、少なくとも当時は人種、乃至は民族と捉えられており、ユダヤ人だけでなく、ロシア人スラブ民族ドイツ人はゲルマン民族でありアーリア人などと、人種民族として人間区別されると考えられていたのです。この辺から話が難しくなっていくので、私にもそんな難しい話はできませんが、人種間で優劣があると考えられるようになっていたのです。その背景には、科学の発達があり、進化論があります人種民族の優劣は進化によって決定され、遺伝的なものであると考えられるようになっていたのです。広義的な優生思想ですが、狭義的には安楽死作戦(T4作戦)で障害者を殺したのははっきり優生学として考えられたからです。

 

そして、ユダヤ人達は歴史上、古くから色々と差別を受けてきたわけです。大きな話としてはキリスト教の発達と共に、ユダヤ人社会的差別を受けることが多くなりました。ユダヤ人が「ゲットー」に住まわせられたのはナチスドイツが初めてではなく、中世にもありました(ただしナチスドイツ時代ほど悲惨なことはなかったようです)。しかし、近世代に入ってユダヤ人に対しての偏見として大きな意味を持つようになったのは、ユダヤ人には富裕層が目立つことでした。これには理由があり、歴史的に金融的な仕事は卑しい仕事としてキリスト教社会では規制されていたのですが、ユダヤ人には認められていたからです。ところが、それによりユダヤ人(の一部)が富裕となると、資本主義の発展と共に、ユダヤ人の影響力が大きくなり、20世紀初頭、影響力の大きかった偽署『シオン賢者議定書』に代表されるように、ユダヤ人世界支配を企む陰謀者だのようなことまで言われるようになるのです。ヒトラーも相当程度、『シオン賢者議定書』を信じていたとされます。そして、ドイツ第一次世界大戦に敗れ去って、不当に領土を奪われ、膨大な賠償金を課せられて国が酷いことになったのも、ユダヤ人のせいだと思われるようになったのです。こうした、社会的な悪影響をユダヤ人のせいにする考えは欧州では広く当たり前のように行われていたのです。ヒトラーもその一人だったに過ぎません。

 

ホロコーストが何故起きたのかについては、以上のような背景事情認識する必要があります。だから、例えばユダヤ人を根絶させるためにユダヤ人に対する不妊治療まで行われました。ユダヤ教徒」を問題にするならば、単純に日本キリスト教にやったように禁教にして仕舞えばいいのですが、そんなことはしませんでした。ユダヤ人あくまでも「人種」だったからです。ユダヤ人は特徴的な外見を持っており、当時はその外見的特徴をやたらに強調した差別広告も珍しくなく、またユダヤ人識別図まで公式に作られたのです。これによって、ユダヤ人ではないのにユダヤ人と間違われて収容所送りになる人さえいました。ナチスドイツユダヤ人排除政策として最初は、ユダヤ人シオニストユダヤ人の国を作るべきと考える人)と協力してユダヤ人パレスチナ移住を推進しましたが、途中でやめています。何故なら、それではナチス管理外にユダヤ人を温存させることになり、将来的な憂慮すべき問題として残ってしまうからです。イスラエル欧州に近すぎると言うのもありました。だからマダガスカル計画にように可能な限り遠くの土地強制移住させることまで考えたのです。結果的には戦況の悪化と共にそれも不可能になり、ドイツ支配地域内で虐殺するしかなくなってしまいました。

 

それもこれも、ユダヤ人人種として災厄の元凶=悪と考えたからです。未だにそのように考える人は後を立たず、反ユダヤ主義が絶えたことはありません。ウーピー・ゴールドバーグ番組を二週間出演停止になった理由は、人種問題黒人白人間にしかないのような印象を与えることを述べたからだとされているようですが、だとするならば、もちろんそんなことはありません。白人至上主義者の多いアメリカでは、同時にその白人至上主義者の多くは反ユダヤ主義者でもあり、ホロコースト否認論者もかなりいます。その根底にあるのはあくまでも、ナチスドイツ共通する「人種差別であることは間違いありません。

 

個人的には、「人種」という考え方にはほとんど意味がないと思っています。不当な差別を生むばかりの概念であり、悪影響しかないのではないでしょうか? 極端な言い方ですが、人種が違っても、人間ありさえすれば基本的には交配が可能なわけですから、こうした「混血」の存在こそ人種という考え方は誤っている証拠ではないか? のようにさえ感じます

2022-01-29

文系学者の読解能力@オープンレター

Twitterを見てると、少なくない人文系学者先生が「あのオープンレター個人攻撃意図したものではない」って擁護してるのな。

個人名を書く必要もないのに、ただ一人だけ、それも十回以上否定的に書いておいて個人攻撃意図がなかったんだってさ。

文系アカデミアの日本語読解能力ってこんなもんなの?

歴史学者も混じってるんだが、歴史学者なら文書文脈も読むだろ?本当にこのレベル研究して受け入れられてるの?

2022-01-27

プラネテス宇宙デブリ問題を誤解させ宇宙開発関係者迷惑している

フィクション迷惑を被っている人たち、いろいろいそう

2022-01-22

5分でわかる・なぜ人文の学者が次々と反フェミ発言で自滅するのか?

バックラッシュフェミニズムへの反動)じゃない。そこにあるのは苛立ちです。

実は人文学には序列があります既存人文学トップ歴史です。理系で言えば物理学に当たる。

人文で一番偉いのは哲学だと思ってる人がいるかもしれませんが哲学一種不思議ちゃん理系では数学。そういうあたりから考えていくと、根幹にあるのは既存の人文(の大学教員枠)が学問モドキに食い荒らされてる、という苛立ちだとわかります

学問モドキって何か?

はい文学者とか歴史学者と見せかけても、既存人文学のどっかに取りついてマイノリティーの視点差し込むことで論文を量産するカルチュラルスタディーズ(略してカルスタだって例は多いんです。これは既存人文学とは全然違うものです。カルスタは要は既存人文学から見ればハメ技の学問モドキなんですよ。それが、大学院重点化と独法化と競争資金化の流れにマッチして大流行したのがこの20年です。

このなりたちを捉えてないと完全に見誤る。

そのときに使われる「マイノリティーの視点」の最たるものジェンダーだってのはわかりますよね。アメリカだと人種も大きいですが、日本だとジェンダーばかり出てきますアイデンティティーが焚き付けやすいからですね。

自滅してる人文学者がそういう既存人文学だってことに注目しましょう。

歴史学者は「社会学(これは厳密にはカルスタです)みたいな賑やかしのチンドン屋猿回しは失せろ」と思ってるのに、どういうわけかそのチンドン屋がのさばりでかい顔をしつづける。イラつきますよね。

歴史学者はでも、イラついても言えない。言ってしまうとあまりにも特権意識があからますぎてしまう。それでも不満は消えないから、ジェンダーなんて本当の人文学じゃない、という意識から余計なことを書いてしまう。それで、みんなただのジェンダー問題バックラッシュだと思ってしまうんだけど、実は全然違う。

既存人文学カルスタの間の戦争なんです。

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