2020-03-18

仕事を選り好みしたい。

そもそも仕事自体が嫌いではあるが、食べていくために働かざるを得ない。で、今やっている仕事の中にも好きな仕事と嫌いな仕事がある。

基本的に何かをやっている最中に別の仕事が割り込んで来るのがイヤでたまらないのだが、そういうイヤな仕事はたぶん他人から見ると「その程度の雑用文句を言うな」と言われるレベルだとは思う。

要するに「さぁデスクワークをしよう」と思ったとき電話がかかってきたり、宅急便屋が荷物を届けに来たりすると「邪魔すんじゃねぇよ!」とぶっ殺したくなる訳だ。一個一個はそんなに時間を食うわけではないのだが、だいたい単発ではなく、狙いすましたように連続で来る。

電話はだいたい自分あてではないのだが、誰から誰に電話がかかって来たのかメモる暇もなく次がかかって来ると、前にかかってきた方を忘れそうになって怖くて仕方ない。ちゃんとしたコールセンターなら、一本電話を受けたらその内容を記録に残したりしてから次の電話を取るのだろうが、こっちはデスクワークのついでに電話を取る状態で、自分負担感のわりには業務として認められていない。

ついでにいうと、そんな状況で受けた電話なのに伝言に不備があるとしっかり上司から文句は言われる。「○○会社の△△ですが…」という電話だと、会社名は覚えていても担当者名の記憶あやふやになりやすいのだが、重要そうな案件なのに担当者名を覚えていなくて上司が折り返し電話のしようがないパターンが一番ダメ。それで上司が困るということ自体はよく分かるが、出来ることな給料を多少減らされてもいいか電話宅急便相手をしたくないぐらいこの二つが嫌いなのでムカつく。口先では「申し訳ございません。」というが、内心では「だったら電話番専門要員かデスクワーク専門要員にしてくれよ」と思う。発達障害傾向みたいなのがあるのか分からないけど、とにかくマルチタスク死ぬほど苦手だ。

一緒に仕事をしている先輩は電話でも窓口でもいろんなクレーマーたちを相手にしてきた強者なので、全然平気そうな顔をしている。そして、今度仕事を辞めてしまう。その後に別の人が来るのではあるが、その人の実力が読めないうえに少なくとも2~3ヶ月ぐらいは私がその人のフォローをしなくてはいけないので憂うつだ。

先輩は私の出来の悪さを理解しつつも、優しくフォローしてくれていたわけだが、自分職場を去る時が近づいてくるとだんだん根の厳しさが表に出てきた。仮に有能な人が来るとしても、うちの部署のことを良く知っているわけではないので、私がしっかりしなくてはいけない…という理屈は分かるが全く自信がない。

それに私はかなりのコミュ障だ。本当は職場のあちこちを歩いて色んな情報を集めるのが望ましい仕事なのだが、電話とか宅急便とかなかなか進まない書類仕事にかまけていると、職場のあちこちを見て歩いて人々とコミュニケーションを取り、情報収集をするなんておっくうな仕事は完全に後回しになる。

先輩はそれをよく見ていたので、私がやっていた仕事を新しい人に渡して、先輩がやっていた仕事を私がやってはどうかと言う。確かに今の仕事本来緻密に計画を立ててこなすべき仕事であり、ここまで年度末が近づいてからあたふたと走りながら考えて仕事をしているような奴には不向きだと思う。が、私のポストはこの仕事をやるために存在しており、新しい人のポストは先輩の仕事をやるためにある。わざわざ逆にするというのはよっぽど自分ダメだという意味ではないのか。

それに先輩のやっていた仕事だって別に簡単ではない。非常勤で勤務日数が少ないのに簡単そうにこなしていたが、あのスピード仕事を片付けて毎日定時で帰り、いろいろな人からその仕事に関するよろず相談を受けていたので、無能認定を下したくなる後輩に簡単に渡す仕事ではないと思う。

私は黙々と作業をこなしてさえいればコミュニケーション情報収集も必要ない仕事がやりたいのだ。今の仕事であれば電話も来客もすべて無視してひたすらシステム必要情報入力していたい。添付しないといけない資料一般家庭向けのようなクソ遅いスキャナーで読み込んでPDF化する必要があるが、スキャナーの読み込みが遅いことよりもスキャン作業中に電話やら何やらで作業を中断されてどこまでやったかからなくなってしまうことに腹が立つ。

書けば書くほど自分無能だという結論になっているが、どうせ無能扱いされるなら、給料を安くされても良いからやりたくない仕事拒否させてほしい。

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