はてなキーワード: 製作委員会とは
【前編】
https://anond.hatelabo.jp/20220502223251
大人の男性向けに春アニメを紹介する。今は5月なので5本を挙げる。
それぞれ400字以内になるよう心がける。順番に意味はない。思いついたものからだ。
放送前は「まだ0話だけど切るわ」という意見がちらほらと散見された。今では覇権枠候補として認識されている。
これ子ども向けだよね?と思っているのなら、はっきりいって違うので、ぜひ3話まで視聴してほしい。音楽好きにはお勧めだ。
作品全体として優れている。P.A.WORKSらしい安定した作風である。
コンセプトも、脚本も、演出も、作画も、キャラクターもすべてが及第点以上だ。
孔明の英子への愛情が見て取れる。彼女の歌を1人でも多くの人間に、世界に届けるために奮戦する姿に胸を打たれる。
2. ダンス・ダンス・ダンスール
バレエが題材だ。
こういう独自性のあるアニメは、面白いかつまらないかの二極になりがちだ。当作品は、もちろん前者である。
作画はかなりOK。人間が動いている感じがするだけでなく、その実際の動きを見ている者がどう視覚するかまで含めて画を描いている。
そういう描写が1話からビュンビュンと飛び出してきて、まさに圧巻だった。
シナリオもいい。作者がどれだけ等身大の中学生を描いているかを垣間見ることができた。リアルだ。あまりにもリアル。あー、昔はこんなんだったな、と感じてしまう。
課金して原作を読んでみたけど、やっぱり原作者(ジョージ朝倉)の実力が違う。レベルが違うとはこのことだ。
スタッフが本気で作っていると断言できる。というか、今季アニメは当たりが多すぎる。最終回まで残り2ヵ月もある。楽しみだ。
これが好きな人は、『ボールルームへようこそ』も楽しめる。
3. であいもん
こういうのでいいんだよ。こういうので。
4. SPY×FAMILY
覇権枠だ。
製作委員会がそれぞれ大量の資金とスタッフを出し合い、平均的なアニメの実に3~5倍以上の予算と時間を使って最高のものを作り上げる。これは、そういう類のコンテンツだ。
WIT STUDIOとCloverWorksの共同作品になる。
(「進撃の巨人」と「青春ブタ野郎はバニーガール先輩の夢を見ない」の制作会社)
原作者は長年漫画家として活躍しており、ベテランの域に入りつつある。
この『SPY×FAMILY』の漫画原作の序盤は、無理やり感のある脚本運びだ。
あまりにこじつけ的な舞台設定や、シナリオや、キャラの言動が見受けられる。それらは間違いない事実だ。
だが、中盤以降はキャラクターがどんどん生きてくる。
ネタバレはしない主義なので伏せるが、尻上がり的にどんどん面白くなっていく。
このアニメを見続ける価値はある。最初の方だけ我慢すれば、きっと楽しめるようになるだろう。今後の展開をお楽しみに。
ニコ動出身のクリエイターユニット『HoneyWorks』の楽曲のスピンオフアニメ。
ハニワというと、やはり「女性向け」を想起する人がおられるだろう。
これは、男性も楽しめる作りになっている。ハニワは女性メンバーが主体だが、男性も一緒になって創っている。安心してほしい。
主人公はいい子だ。ドジなところにも明るさがあって、人生への本気度があって、好感が持てる。
私が好きな社会心理の本に、「男性はカタログとシチュエーションに萌え、女性は物語と関係性に萌える」という文言がある。
まず、女性向けという観点でいうと上の相関関係は合格点を超えている。細かくは述べないが、人間関係は大変濃いうえに、ドロドロすることもある。
男性向けという観点からは、「シチュエーション」を挙げよう。第3話のMV撮影回において、とある胸糞描写がある。終わりの方で、まさに倍返しとばかりの展開があるのだが、これがまた爽快だった。この回で全話視聴しようと決意した。芹澤優の演技がバッチリはまっていた……。
5/7追記
私がこの ヒロインたるもの! を最後まで観ようと思ったのは、『本物』を描いていたからだ。仲間との友情とか、本気の感情とか、それでもやってくる軋轢とか、それを乗り越えるだけのプロフェショナルの心得とか。
私は本物じゃなかった。この日記だって、前の会社の人から「消してくれ」と言われても日記を消すことはなかった。けど、それから何回か身内に注意を受けて、最後にはこのエントリを消すことになった。
やっぱり、悔しいんだよな。悔しいけど、消すことに納得をしてる。
そもそもテレビアニメの制作費は、放送費っつって昔はテレビ局が全額出してた。
自分たちが広告収入稼ぐために自分たちのメディアで流すコンテンツなんだから当たり前だ。
ところがそれをテレビ局が、6~70年代に当時の最大手だったT社(おそらくタツノコ)に「おたくはキャラクタービジネスで食ってけるんだから放送費イランでしょ? 安売り商法で他の中小制作潰しましょ」と吹き込んだ。
同時期に全く同じことをレコード会社にもやらせてる辺り、完全にテレビ局がそうさせたわけである。
ここら辺の事情は、「京アニは麻薬の売人以下」発言で有名の著者の『人気テレビ番組の文法』でさらっと書かれてて、さも自分たちテレビは悪くない、悪いのは話し持ちかけてきたアニメ会社とレコード会社の方、みたいに歴史改変されている。
ところが他の弱小制作も、キャラクタービジネスで食う手段がテレビ局から与えられ(ガンダムなんかが正にそれ)、過当競争で後はひたすら有利な放送枠を競り落とすためにどんどん放送費が安くなり、ついには逆にアニメ会社の方が、テレビで放送してもらうだけのために、放送枠を買うまでになった。
つまりよく言われている手塚治虫元凶論はこの後の話しであって、手塚治虫はこの状態を定着させるのに一役買った共犯者にすぎない。
虫プロが倒産したのも、最大の原因はこうした風潮のせいで、テレビ局から製作費をもらえなくなったからである。
成人向け映画が興行的に失敗したから、などと事態を簡略化して目を逸らさせようとする手合いも多いが、そもそも虫プロがそうした映画を作ったのも、テレビアニメが全く儲からなくなったせいである。
だけどキャラクタービジネスほど不安定な財政基盤はなく、もう自分らでアニメを安定して作り続ける金なんてなくなった上、テレビ局から製作費をもらうことも出来なくなった。
そこで製作委員会方式っていうのがでっち上げられたわけである。
テレビ局が自分たちで金を払わず、むしろ放送枠を売りつけながら有償でコンテンツまで提供させるために。
そもそも弱小アニメ会社はテレビ局の協力がなければヒット作なんて作れないから、弱みに役員を言われるがままに受け入れなければならなくなって、完全に傀儡にされる。
だからもうテレビ以外にもこんだけメディアが溢れてるのに、テレビアニメ以外は絶対にヒットしないゴミみたいなアニメしか作れないように工作される。
萌えオタには製作委員会方式に無理やり金を出させ続けたいから、地上波のアニメはホモしかまともに作らない。
そしてテレビ局以外が力を持たないように、製作委員会にそれ以外の資本がやって来ても「うちが出資する比率が少なくなるから嫌だ」とか言わせて排除する。
そこだけをこうやってバラして「製作委員会方式が悪い! つまり金払う萌えオタが悪い!」とヘイトを逸らし、男オタは金を払うほど悪者にされ、テレビ局はちょっと金を出して放送枠タダにすれば、簡単に業界の好感度を買える。
実際は地上波で腐媚びアニメ作ってる奴らが最大の元凶だし、製作委員会方式にオタクが金を出さなくなれば、今のアニメーターにまともに給料払う存在はいなくなるのに。
まあオタクが金を払わなくなれば、テレビ局はまた製作費を全て自分たちで払わなきゃいけなくなるのだが。
しかし、実際はキッズアニメだけが生き残ると思われるので、もっと酷い搾取に切り替わるだけだろう。
・製作費1話1,000万円×52話(4クール)=5億2,000万円
⇒約8億2,000万円
・製作費1話2,000万円×13話(1クール)=2億6,000万円
⇒約3億円
そして自民党と公明党が未成年者に十万円のバラマキをして、こうした児童向け玩具メーカーを血税で優遇しようとしていることからも分かる通り、黒幕は誰か一目瞭然だ。(安倍政権以降、自民党は電通の機関政党と化している)
それに海外資本が多作乱造させてるのは、むしろ金払えば払うほどダメになるって分かっててやってるとしか思えない。
彼らは、洋ゲーとアメドラとハリウッド映画以外で、世界的に影響力のあるコンテンツが作られるのが嫌なのだ。
だからアニメ会社の連中はまともに内部留保も作れない経営のド素人ってことも分かってる上で、一時的に製作費だけバラ撒いて内容をゴミ化させ、すっかり腐りきったら手を引いて、後は何も残らない、と。
それがハリウッドでプロパガンダ作ってる海外諜報組織のやり方だ。
ちなみに『人気テレビ番組の文法』にはこれ以外にも、テレビ局の幹部はみんな庄屋や地主や旅館の倅であるということなど、上級国民どころか前世紀なみの貴族制度が大手を振るっている場所であることが、これまた得意気に書かれていて面白い。
2021.10.29
いつも邪神ちゃんドロップキックを応援していただきありがとうございます。
11月7日に予定していた「サンキュードロップキック!in札幌」に対して、会場である安達学園大通公園ホールへの放火、及び出演者・来場者の皆さまに対する殺害予告がありました。本件について北海道札幌方面中央警察署に被害の届け出を受理して頂き、また警察からの助言、防犯指導を受けた上、会場側との協議の結果大変残念ながら今回のイベントの開催を中止することといたしました。
既にイベントチケットをご購入頂いている皆さまに対してはチケット代金の全額返金を行なった上、心ばかりのお詫びとしてイベントで使用する予定だった「サンキュードロップキック!」のミュージックビデオブルーレイディスクと、お土産にお渡しする予定だった「サンキュードロップキック!アクリルキーホルダー」を全員に進呈いたします。※詳細はチケットご購入の皆様に別途ご案内いたします。
邪神ちゃんドロップキックは新型コロナの影響により約2年間ライブイベントの開催ができず、今回のイベントについてはファンの皆さまの期待に応えるため十分な準備をして参りました。にもかかわらずこのような結果となってしまい本当に申し訳ございません。特に遠方から来場を予定されていた方、お花やプレゼントをご用意頂いていた方のご準備が無駄になってしまうことに対してとても申し訳なく思っています。
これによりイベント開催を諦めることなく、十分な警備体制や安全確認を行なった上、別の機会に再び皆さまにお会いできればと思います。
これのブコメ
ロボアニメは「おもちゃ屋スポンサーのシナリオ介入からの脱却」でOVA初期から積極的に移行してたので、大変なんだけど省くと、選択肢が減る。
「おもちゃ屋スポンサーのシナリオ介入からの脱却」という言葉に長めの文で噛み付かせてもらうね。
まず80年代ロボットアニメには、児童向けの商売やりたいスポンサー達に出させた金でティーン層狙いのアニメを作るという、最初から破綻してるビジネスモデルがあった。ガンダムやイデオンもやってたやつね。
これはテレビ放送的にはアレだったけど、マニア人気は超強いので映画にして超儲けるヤマト方式とも一体。
最初期からOVAを積極的に出してたバイファムやボトムズは84年から翌85年にかけてビデオで総集編→新作と出ていて、これはヤマト方式の典型に見える。映画がビデオにスライドした形。つまりテレビシリーズの存在が前提にある。
で、それらが新作を出すのと前後してオリジナル企画のメガゾーン23でしょ。86年はまだダンクーガボトムズレイズナーガリアンといったテレビのビデオ版が多い。テレビでやったやつに依らないロボアニメ企画が一気に出始めるのは次の87年。ロボットカーニバルもこの年。押井パトやトップは88年に第1巻。
でもその後もテレビとは関係ない独自の企画が出続けたかというと、それずっと続けてたのはAICくらいでは?
83年末のダロス第1巻から1年経たずにバイファムの総集編ビデオが出たのは早いけど、いっぺんテレビでやってマニアにウケたやつがビデオになるという流れは、製作委員会や深夜枠でOVA的な企画が深夜アニメ(一時期はWOWWOWアニメ)になっていく90年代後半くらいまで強くあった。
もしおもちゃ屋スポンサーの介入からの脱却が目的なら、まず最初に玩具メーカーをスポンサーにつけないと難しかったテレビ放送を経由させ続ける必要があったのだろうか。
ロボアニメが本当におもちゃ屋スポンサーから脱却できたと言えそうなのは、おもちゃと円盤ビジネスが逆転した00年代以降のこと。脱却に15年以上かかったんじゃ「積極的な移行」とも言えないだろう。脱却できて良かったかどうかもわからん。
それからOVAがおもちゃ屋スポンサーの介入から脱却を目的とした媒体だったとしても、それで出来たアニメがライトニングトラップだったら、あまりに悲しすぎると思わない?
嘘だ。新作アニメはほぼ見ていない。だんだん新作を見るのが重くなってきた。
そうやって再放送ばかり見て、見ている夏新番は原作既読と続編ばかりに。
これが老化か。
唯一見ている新作かつ非続編アニメ。とはいえ原作既読だし、原作漫画自体が続編として描かれたものだ。
監督の川越淳はヒーローアクションに関しては信頼できる。それが『マジンカイザーSKL』でも、『アンパンマン』でも。かつて『新ゲッターロボ』がアレだったのは原作者しか(もしくは原作者すら)描ききれないゲッターの意思に手を出したからで、原作に沿っている今回は問題ないはず。
他のメインスタッフにも俺でさえ名前を知っている人がいる。脚本の早川正は近年のダイナミックロボのリメイク企画でよく見る名前だ。キャラデ・総作監の本橋秀之も30年前に『虚無戦史MIROKU』と『魔獣戦線』のOVA版でキャラデ作監をやっていたらしく、原作絵がアニメに再現されている。
アニオリも良いところがある。キャラ描写に厚みも出るし、コンビニのオニギリとコーラの価値も上がっている。特に説明もなく入れた過去作要素の説明を回想で差し込むのも良い。漫画『ゲッターロボ・サーガ』が入手困難な現在、過去作要素の補完はご新規様に優しい。しかも真ゲッターが発進していくシーンの隼人はちゃんと当時の絵柄に寄せていた。この仕事は本当に、本当にすばらしい。
微妙だと思うアニオリもある。道場の名札。単なる背景ネタとはいえ、解釈違いが過ぎる。将造がクソ田舎のボロ道場に通うようなタマか?竜馬の側もシャブ極道兵器の免許皆伝を認めないだろう。慎一も魔獣になる前だと空手なんかやりそうにない。
「ゲッター戦闘用語でハジとは死のことだ」のくだり、アニメだと柔らかすぎる。今死なせてやった方が親切感が薄く、地獄を見せてくれなさそう。
先々の不安も大きい。アニメで『ゲッターロボ・サーガ』全てを説明するには永劫の時が流れてしまう。どこまでアニオリで設定説明を補完していけるのだろうか?説明係と思しきサンドイッチが一番怖いくんの出番はどこまで増やせる?
現状のアニオリは過去作の説明や本編描写の隙間を埋める形で挿入されている。しかし原作の外側に手を出したら?具体的には完全完結を謳い、原作最終回のその先を描いてしまったら?そんな心配が拭えない。宇宙で『虚無戦記』ごっこなんかやられたら興醒めだ。そんな二次創作は幻冬舎のアンソロでたくさんだ。テレビでまでやってほしくない。では地球での戦いの続きは?それを直接描いていいのは石川賢ただ一人だろう。
どうしても最終回の先をやるなら、マジンガーZとガラダブラMK01の対決にしてほしい。
この企画自体に胡散臭さも感じている。シリーズ作品をいきなり最終作からアニメにするやつがあるか?
企画が通った理由についてバンナムグループの共有フリー素材という説がある。こんなものはネット民の下衆の勘繰りでしかないが、近年のスパロボでOVA『世界最後の日』が酷使されて飽きられている点、序盤のやられ役に過ぎないD2が超合金魂化されGX-100までのカウントダウンに組み込まれている点が、無駄な説得力を持たせている。
アニメに関わってないから当然だが、バンナムグループ以外は足並みがまるで揃わない。双葉社が『アーク』の新装版を出したのは5年も前のことらしい(一昨年くらいだと思っていた)。それはもう本屋に無いし、また刷ってる様子もない。
『アーク』原作本は絶版。そこに至るまでをまとめた『ゲッターロボ・サーガ』もまた絶版。電子版配信はebookjapanだけ。こんなに新規ファンに優しくないアニメ化企画があるか?ゲッター線を浴びようキャンペーンにも、わしはゲッターサーガ全巻A5サイズで刊行見たかったんじゃ!だのに、5年前の既刊B6サイズ3冊セット10名様プレゼントでごまかしおって!という想いしかない。出版がその体たらくだから、アニメが頑張って内容補完する必要がより出てくる。しかしカーターマクドナルがなぜアンドロメダ流国に与しているか、『アーク』という話の枠の中で、その衝撃を柔らげることなく説明できるのだろうか。
それにしてもebookjapanの電子版以外に原作(双葉社の『サーガ』版)に触れる方法がない現状はあまりに厳しい。元双葉社の中島かずき氏はYouTubeの動画『ゲッターロボ熱トーク』で本にまとめることで中古を含め長く市場に流通すると言っていたが、さすがに20年も経つと中古でも流通在庫は無くなっていく。しかも今回のアニメ化で『サーガ』はプレ値転売まで横行する始末。俺の観測範囲では『アーク』新装版の時点でさえ『サーガ』よりもサンデーコミックス版やキャプテンコミックス版の方が在庫が見付けやすく、値段も安かった。しかしそっちではダメだ。『アーク』に繋がる内容は『サーガ』にしかまとまっていないし、『真』に至っては単行本が『サーガ』しかない。
とはいえ、もう中島氏のようなやべーファンがいないであろう今の双葉社に『サーガ』と『アーク』計15巻をA5判で全部刷れと言うのは無理な話だろう。『石川賢マンガ大全』が出ただけ良しとするしかない。
マンガといえば、エンディングに使われているマンガは画風の統一を狙ってか、90年代後半の描き下ろしや読切を使っているけれど、絵柄は違えど竜馬が例のリボルバー式散弾銃を選ぶところや、ヤクザに刺されるとこを使えば、拓馬との血の繋がりを感じさせることができたんじゃなかろうか。もったいない。実にもったいない。やっぱり続編をいきなりアニメ化したのには無理があるよこれ。原作にあった積み重ねが何一つないんだから。
予算もスケジュールも潤沢とは言い難そうである。キャラの見た目は褒めたが、動きはかなり物足りない。CGのメカもテカテカでダサい。しかも新早乙女研のゲッターは全てD2に統一されてしまった。この調子でゲッター軍団や艦隊はどうなるのだろうか。全ゲッターのCGモデルを作ったら制作費がかさんで製作委員会で問題になる。じゃあまた同じ形にするのか?それとも手描き?
このアニメでJAM Projectというユニットが分からなくなった。
彼らの熱血アニソン風の歌詞は熱血要素が薄かったりウェットな要素を内包していた番組内容と乖離して、アニソンとして破綻することがあった。ただJAMも商売だし、ライブや大当たり中の盛り上がりを優先して、わざと番組内容を無視しているんだろうと納得もしていた。
ところが今回は違った。『DRAGON 2021』は既存曲のアレンジバージョンなのに、この番組のエンディングになった瞬間に明らかにゲッターの宿敵の歌となり、それを踏まえると『Bloodlines』もやはり敵側の視点に立った歌にしか聞こえなくなる。衝撃的だった。彼らは他タイトル主題歌のイメージを180度塗り替えた上に、番組主題歌を現生地球人類絶滅を願う異種族の歌として書くことができる人達だったのか。そんな深夜アニメライクな悪趣味をするユニットというイメージはなかったのだが……それとも全ては偶然?
鬼滅2期がフジテレビで放送されることが発表されて、ネットは炎上を通り越して「フジテレビさん頼むから普通に原作通り放送してくださいお願いします!!」の嘆願の嵐になっているが、
そんなに心配することないから安心してね、と事情通の増田が解説するよ!
鬼滅1期は、MX・BS11・群馬テレビ・とちぎテレビの、アニプレが元々持っている放送枠を皮切りに、
関西圏は読売テレビ(日テレ系)、東海圏はメーテレ(テレ朝系)、ほか静岡放送(TBS系)、高知さんさんテレビ(フジ系)など、主要都市圏からローカル圏に至るまで、系列ネット局の垣根を越えて全21局(有料放送のAT-X含む)で放送された。
これは、そのほとんどが放送枠を買い取っての放送であり(AT-Xは放送権を購入しているので除く)、
放送枠を買い取れる局を各地域で個別に当たったため、系列ネット関係ない放送局構成になったと考えられる。
今回2期がフジテレビ系ネットになったのは、もちろんフジテレビ側からの熱烈な働きかけがあったためであろう。
TVシリーズの再編集版が高視聴率を獲得し、確実に数字が取れるコンテンツにいちばん飢えているフジとしては、喉から手が出るほど欲しいコンテンツなのだから。
今年の春先にはアニプレ作品の劇場アニメ作品を何作か深夜に放送していたりもしたので、
無限列車編の初放送権利獲得も含めて、かなりの金額の取引が発生しているのではないか。
アニプレほか製作委員会側からしても、フジ系列で全国同時ネットであれば、放送日時の案内が容易で、全国同時放送でTwitterでのバズも効果的に起こせる。
何より、納品が1局分でフジ系列全局カバーできるのは、制作側からしても手間が減って助かると言う、まさにWin-Winの関係なのだ。
ヤフコメでみんなが恐れている、声優に普通の俳優使えと言うキャスティング面や、原作改変で改悪されるようなことはまずないと思ってよい。
なぜなら前述したように、フジテレビの関与は放送枠の提供だけで製作委員会の出資者ではないので、
局考査とは、要するに放送コードの問題で、このシーンは死体の傷が生々しく描かれてるからダメとか、おっぱい見えてるから謎の光で隠せばOKとか、光の点滅が激しすぎるから暗くするとか、放送していいかどうかを判断すること。
各放送局で微妙に基準が異なっていて、正直フジよりMXとかBS11の方が緩い。
なので、フジでダメでもMXはOKの場合もあるし、配信は放送局じゃないからそもそも考査がない。
製作委員会としては、そもそも遊郭のテーマがフジでNGならフジで放送せずこれまで通りMXほかで放送すればよいし、
暴力シーンとか性的シーンが引っかかるなら、そのシーンを暗くするなり光で飛ばすなり別カットで誤魔化すなり、回避の方法はいくらでもあるので、原作の改悪や改編は起きないと予想している。
そもそも、天下の集英社がこの状況で改悪的な原作改変を認めるとは思えない。フジがもしそんなことを言おうものなら、原作パワーでフジの放送自体が確実に飛ぶ。それくらい、原作者は強いのだ。
あと、人間以外の鬼とかモンスターとか人外については、肉体損壊の描写のハードルが低い。
1期も、割とエグめの描写があったのは、相手が鬼だったこともある。
無限列車編は相場から言ってたぶん数億、遊郭編は正直わからない。
遊郭編は、
・放送権利料を払わない代わりに、枠買いの価格をいつもより安くしている
のどれかじゃないと、全国同時放送以外のメリットが製作委員会的にはないからなあとは思う。
製作委員会とは、アニメ制作会社以外の企業が、アニメの制作費用を出資する仕組みである。アニメが売れた場合は、その利益の一部は出資した企業に還元される。
一部のアニメオタクは、「製作委員会の中抜きにより、利益がアニメーター等に還元されない」と言って、製作委員会を批判している。しかし、この意見は全く見当違いである。
そもそも、ほとんどのアニメは売れないのである。売れているのはワンピースとか鬼滅の刃とかだけで、アニメオタクが好むような深夜アニメなんか全く売れていない。だから、製作委員会のような仕組みがなければ、アニメ会社はたちまち潰れてしまう。これに関しては、これ以上議論する価値は無いと思う。
ここで問題にしたいのは、「なぜアニメオタクは製作委員会を批判するのか」ということだ。
要するに、小さい頃から勉強もスポーツもできなかった陰キャラが、インターネットで聞き齧った知識で「評論家」になれる話題が、たまたま製作委員会批判だったのである。
製作委員会を批判していれば、あたかも難しいこと・他人が知らないことを論じているような気になれるため、承認欲求が満たされるのである。
・新卒のアニメーターは月給数万円が普通である(大量の残業をしても)、当然、家計がマイナスになってしまう
・家計がマイナスになるので、新人が、3年で9割がやめる事になる
・3年でやめなかった1割の人も、賃金が低く、家計がプラマイゼロで、食っていくだけで精いっぱいになる
〇なぜ問題なのか
・売れないミュージシャンや声優は、仕事のない時間に、バイトや内職、副業で金を稼いだり、学業や資格の取得で次の職業への準備をしたり、家事や介護で家計をサポートできる。
・しかし、アニメーターや制作進行は、フルタイム労働(+残業)をしているので、そういう事ができない。
・売れない芸能人がいなくなってもテレビ業界は回るが、売れないアニメーターがいなくなれば、アニメは作る事すらままならない。
スーパーアニメーターも、雑兵となる下っ端がいなければ、無用の長物なのだ。
〇法律上の扱い
・日本には最低賃金という制度がある為、名目上は、フルタイム労働をすれば生活していけるはずである。
・手書きアニメーターが、最低賃金を受け取れないのは、正社員やアルバイトではなく、個人請負で雇われているからだ。
・日本では、ライン工、介護士さん、公務員等の特定の場所に集まって、時間を管理して働かせる仕事の場合、雇用扱いにして、時間給にし、最低賃金を与えないといけない。
・しかし、大工さん、内職さん、タクシー運転手のように、上の立場の人が仕事ぶりを管理しきれない仕事の場合、雇用扱いせず、成果給にし、出来高払いでよい(そして出来高が少ない場合は、最低賃金を払わなくてよい)
・アニメーターの仕事は、設備が必要でない為、職場でも家でもどちらでもできる。経営者は、雇用扱いせず、成果給・出来高払いでよい。
・また制作進行の職でも、雇用ではなく、個人請負のところがある。
・2010年に自殺したA1ピクチャーの制作進行は、社員ではあったが、残業代が支払われていなかった。(多い時で、月344時間残業していたようだ)
(アニメSHIROBAKOでも、おそらく制作進行の宮森は社員で固定給、アニメーターのえまちゃんは個人請け負いで成果給である)
・内職さんはいつも同じものを加工する、タクシー運転手は大体いつも同じルートで仕事をする。
・それに対しアニメーターや制作進行は、毎回、作るものが違い、どの程度のクオリティまで仕事をすればOKなのかが曖昧である。
そういった仕事を、個人請負の対象にしていいかというと、法律的にはグレーである。
〇製作委員会のスポンサーや、制作スタジオが、解決に動かないのは当然である
・製作委員会や制作スタジオには責任がある、しかし彼らには、下っ端の報酬を増やすインセンティブが全くない。
・『鬼滅の刃』の映画が大ヒットした時、『下っ端のアニメーターにボーナスが出ないのはおかしい』という声が出たが、そもそも社員でもなんでもない人の為に、ボーナスを出したら、それは背任行為である。
・下っ端の報酬を増やすには、下か外部からインセンティブを作り出すしかない。
〇どうすれば解決できるのか1
・社員雇用とサービス残業の廃止を求めて、労働組合を作って、団体交渉をし、それが駄目ならストライキをする
・それを受けて、各スタジオが製作委員会への増額を要求する、それが駄目なら作品のクオリティを低下させて、総仕事量を減らし、時間当たりの報酬を増やす。
・少ない仕事量でアニメを作る為に、CGを多用したり、止め画を増やしたり、デザインをシンプルにする。
・そしてこれらの労働運動は一社単位で行うのではなく、業界全体で行う。
〇どうすれば解決できるのか2
・アニメーターや制作進行の個人請負は、法律的にグレーゾーンなだけで、別にホワイトでもない。
(一部のスポンサー企業や制作スタジオは、クールジャパン関連事業を通して、官僚や与党政治家と癒着関係にあり、期待できないが)
・まずそもそも日本国民の多くは保守政党である自民党の支持者で、労働運動やストライキに対して批判的である。
・さらに、アニメーターは、保守的な思想の人が多い。なおさら労働運動に消極的である。
・アニメーターは芸術家という意識が強く、労働者としての意識が低い、その為、労働運動に積極的でない。
・個人的には、『オリジナルアニメの監督・シリーズ構成・キャラデザ』以外の職種は、ライン工やサラリーマンと同じ労働者だと思う
・アニメにしがみついてストライキをするより、やめて別の職業についた方がてっとり早いから
・というか、変に残ってしまった方がまずいのだ。
3年以上アニメ業界につとめたら、外の業界には、簡単に転職できない。
・中堅のアニメーターが『野球部の二年生』化し、自らも搾取されているのに、新人への搾取を肯定するという状況がある
自分たちが新人時代にひどい目にあったのだから、今の新人もひどい目にあえという風に、搾取を肯定してしまう。
(実際のところ、上に述べたように、新人は若いから別の職業につけるので、まだいいのだ、変に残ってしまった中堅こそ簡単に転職できなくて、まずいのだ)
・ストライキをしたら、仕事を干されるのではないかという意見がある
・上にも書いたように、干された方がいいのだ
干されて、バイトでもしていた方が稼げて、家計もプラスになるのだ
〇3年で9割もやめて雇用者側は困らないのか
・新入社員が、3年で9割もやめたら普通、会社は困るが、アニメ業界ではそうではない
・アニメ業界では、たくさんの人が必要だが、スペシャルな人は少しだけでいい。
・制作進行に問題があっても、演出や監督が優秀ならどうにかなる
・下っ端が駄目でも、上位職がしっかりしていれば、どうにかなる
・低賃金でやめても、代わりに困る事はない
・そう考えれば、下っ端の中から、上級職候補のみを厳選し、他はやめてもらった方がいい。
・3年で9割がやめて困る仕事なら、やめさせないように報酬を増やす
3年で9割がやめてもどうにかなる仕事だから、報酬を増やさないのだ
〇そんな業界になぜ人が入ってくるのか
・3年で9割がやめる業界だが、1割は残る。残った1割は、大金持ちになる事はないが、少なくとも家計がマイナスになる事はない。
・少なくとも入った時には、自分だけはその1割になれると信じている
〇厳選
・ゲームポケットモンスターにおける『個体値』をご存じだろうか
同じ種類レベルのポケモンでも、個体値が違うと、パラメータが異なるのだ。
・この個体値は、プレイヤーには公開されておらず、ある程度まで育てないと、分からない
・優れた個体値のポケモンを求めるゲーム廃人は、大量にポケモンを生ませ、それらを個体値が分かるまで育て、優れた個体値のもののみをキープして、それ以外を逃がす
・普通の企業は、自社に優秀な人材を入れる為に、入社試験や面接で審査してから、入れる。
入れてみたものの、優秀でなかった場合は、頑張って教育する、それでも駄目だったら、我慢して雇う
・しかし、アニメ制作スタジオは、大量のアニメーターを青田買いし、仕事をさせながら、厳選し、その内、優秀な人材をとりたてる。能力の低いアニメーターは、食べていけないので、そのうちやめていく
そうすれば、審査するコストを減らせるし、より実際の仕事に適性のある人材を確保できる
・でも、こんな事は普通の会社はやらない。雇ったからには責任を持たないといけないからだ
・日本のCGアニメーターは、社員雇用されている人が多く、手書きアニメーターよりは労働条件がマシだと言われている。
・これは、CGアニメーターが芸術家という意識が低いというのがある。
CGはゲーム業界から来た技術であり、ゲームは芸術ではない。よってCGアニメーターは芸術家ではない。
・また、最先端のテクノロジーを扱う為、長期雇用が望ましく、やめないように報酬を高くする
・別に人気の仕事でもないので、人があまり入ってこないし、子供向けの作品が多く、芸術家という意識が低いというのがある。
芸術家という意識が低いから、団体交渉をするし、ストライキもする、その結果、報酬や待遇がよくなる。
・上に、労働運動で、予算の増額もしくはクオリティの低下をすればいいと書いたが、予算は多少はぶんどれるだろうが、それでも足りないだろう
(一部のすごい売れたアニメ以外は、スポンサー企業に損害をもたらしている)
ただ、末端のアニメスタッフは働けば働くほど家計が悪化する、それと比べれば、れっきとした格差が存在する。
・普通、労働者を、家計がマイナスになるぐらい搾取したら、マージンが発生するはずである。
マージンはどこに消えたのか。
・『ザ・シンプソンズ』や『アドベンチャー・タイム』といった、アメリカの手書きカートゥーンアニメは、指が四本だったり、目が丸の中に丸があるだけだったり、全体的に丸っこかったりと、デザインがシンプルである
・それに対して日本の手書きアニメは、線が細く、髪も複雑、目も複雑、難しいアングルを多用し、書くのも動かすのも難しい
こうした日本の手書きアニメだと、時間当たりの生産量が低くなってしまい、作品を完成させるのに、より多くの人手・時間を必要としてしまう
・その為、家計がマイナスになるぐらい過酷な労働をしても、マージンが発生しないのである
・制作スタジオは、搾取をしない事によって、クオリティを低下させると、スポンサー企業に相手にされなくなる
・スポンサー企業は、制作スタジオを選ぶ際、同じ予算ならクオリティのいいろころにアニメを作らせる
・日本では、クオリティの為に、スタッフが犠牲になっているが、本当にクオリティは必要なのだろうか。
・クオリティと人気は比例しないし、クオリティと売り上げは比例しない。
・CGアセットの使用、バンクの多用、デザインのシンプル化、難しいカットの削減等を行い、総労働量を減らすしかない
・NETFLIX等の海外マネーが、下っ端アニメーターの貧困を解決するのではないかと期待されたが、駄目だった
・経営者達に対して、下っ端にまともな報酬を払わせるインセンティブがなく
増えた予算が、一部の上位職の獲得と、総労働量の増加に使われるのだ
〇誰が現状を動かすのか
労働者、ましては社員ですらない個人請負の人の生活の為ではない
企業は、法律の許す限り、労働者を搾取するものなのだ。『善意の経営者様』が、施しをくれるとでも思っているのだろうか。
・ウォルト・ディズニーがアニメーター達にまともな賃金を払うようになったのは、ウォルトが『善意の経営者』だからではなく、アニメーター達がストライキを行ったからである。
〇結論
・どの程度働いた人が、どの程度給与をもらうべきかは、永遠に答えのない問題である。
・たくさんの人が一緒に働き、階級が生まれれば、大なり小なり問題は生まれる、不満が一つもなくなることはないのだ
・ただ、国が定めた最低賃金は守るべきだし、残業代は払うべきだ。
・その為には、アニメーター達が自ら動かなければならない。
これは、はてな匿名ダイアリー バズフィードオブジイヤー2021を目指せるかどうかの最終負荷実験です。
1:プロローグ
つーか、この9ヶ月間どころか来期もいい再放送案件が何でMXはじめ南関東ローカルばっかに行くんだよ?
ハナヤマタから始まりニャル子、はたらく魔王さま、より抜き宇宙戦艦ヤマトさん、
MX以外の関東独立局は「日常」(あらゐけいいち)を来期に再放送とか…
ファフナーやシドニアの騎士だとかキングレコードとベッタリとしか思えない再放送、
生徒会役員共一期は2010年秋や13年秋、17年春など再放送の機会あったのにようやく放送出来たのは昨夏、
ネットイナゴの半分が深夜アニメからVTuberやガチャゲー最強自慢にシフトしていった、
下ネタ関連も異種族レビュアーズやかぐや様が台頭してきたという惨めな時期、
無論まどか以前のアニメ古株もSAO俺ガイルリゼロで持ち切りのザマだし。
で冬クールは
でも、きんいろモザイクの数年越しの再放送で貧乏くじからの脱却への希望が見え始めた…
なのに、来期は何だ!?
神様になった日にシグルリに令和版ひぐらし(平成で眠らせて欲しかった)とか近辺クールのヤツばっかじゃねえかよ。
近辺クール系再放送(2021年3月26日)で一番まともな方なのは友崎くんぐらいだし…
そんなにBS日テレやBS12(トゥエルビ222ch)、BS朝日に楽園追放やカウボーイビバップ、Aチャンネル取られてえのかよ!?
はたらく細胞シリーズはEテレに移籍すれば民放系とは土壌が異なるためウマ娘フィーバーの影響を軽減できたのかも知れないし、
神様になった日はVEGやよりもいの打倒に失敗、
オルタンシアサーガは意味わかんねえよ的なラストシーンで終わり…
こんな醜態連発で新作期待できると思うのか?
BSフジかBS日テレ製作委員会関与で円盤をDMMやハピネットに任せた方が良かった作品みたいなのばっかじゃん。
で、BS日テレはなんなんだよ?
はてなイリュージョンやトライナイツやブレイドアンドソウルの再放送なんていい加減リピート放送すんのやめろよ、
まともな知性ある放送局ならデスノートやとらドラ、クラナド、ルパン三世Part5を再放送するはずだろ?
っていうかBS11は早くツキアニの今後の放送権BS日テレに譲渡してBS日テレがツキプロの実写とアニメ両方請け負う方にしろよ。
話を戻す
装甲娘戦記もなんなんだよ?
何であんなのをBS11は買ったんだ?っていうレベルの出来だったじゃねえか
こんなんじゃBS11でのサイマルから弾かれたおちこぼれフルーツタルトやのんのんびよりが報われないよ。
その、のんのんびより。
アズールレーンスピンオフはABEMA放送分の裏番組に仕向ける。
AT-Xの正月日曜無料デーに一期と二期丸投げ、しかもその日は裏番組がBS11のハルヒ
製作委員会も作者も監督も角川もこの7年以上(2013年8月27日、のんのん一期の放送局がテレ東東名阪に決まった日から現在まで)
SAOや俺ガイル、このすば、リゼロ、おそ松、ゾンサガ、五等分、鬼滅、けもフレ、プリコネ、ごちうさ、ゆるキャンの方が身近に感じられて界隈の人心掌握をする様な状態にしたこと何も謝罪しないのかよ!?ふざけんじゃねえよ!!!!!
角川も腐ってるよ、昨年下半期にのんのんびより旧シリーズをBS11で放送強行してれば良かったのに、
何で夏季にこのすば2期なんて放送する必要あったんだ、舐めやがって。
そのリゼロ2期、タメの第1クール経て反撃の第2クールはどうなった?
ウマ娘ムーブメントで1期〜2期前半に比べて空気になっちまったじゃねえか!?
溜め展開編の円盤売上もSAOや俺ガイルに負ける醜態だったし!!!
BSテレ東が3期の放送局に決まった時に俺は数年間の怒りを大爆発させて
「全世界の思想や規範、経済をのんのんびよりが支配してあらゆる娯楽ものんのんびよりのスピンオフだらけの世界になればいいのに」と叫んだよ。
のんのんびよりに対しての業界の仕打ちと界隈の鈍感さでようやく俺はアニメ業界への不信感を顕に出来たよ。ありがとさんよ。
本題
日本のサブカル界隈はとにかくことなかれ主義過ぎるじゃねえか、だからブレイドアンドソウルやはてなイリュージョン、
神様になった日だとか
ゲーム系の事でもいつまで経ってもニンテンドースイッチオンラインスーファミサービスで
ルドラの秘宝やライブ・ア・ライブ実装実現せず何処の馬の骨かわからないサードパーティ系ばっかになり、
ファミコン版ドラクエ4&スーファミ版ドラクエ5・6完全移植のドラクエ天空コレクションも実現せず、
2だとファミコン版BGMやファミコン版難易度+W羽衣&破壊の隼モード、
3だとたゲームボーイカラー版隠しダンジョン追加のアップデート実現せず
基本は問題提起にネットミーハーやネット大衆とつるんで冷笑ムードで、
現在ネットで大注目を集めているアニメ(*1)、それは「EX-ARMエクスアーム」である。(以下「エクスアーム」と記載する)
本作は集英社で連載していた漫画を原作としたTVアニメであり、本来2020年7月より放送予定であったが、新型コロナウイルスの影響で2クールの延期を行い2021年1月より放送開始となった。
なぜ本作が話題になっているか、それは2021年のものとは思えないCGのクオリティの低さで、PS2初期のゲームのCGだと言われても納得してしまう。
そもそも公式PVが公開になった時点で腐臭を漂わせていた本作であるが、いざ放送が始まると(クソアニメ)愛好家たちの期待を裏切らない内容であった。
※追記
上でPS2の発売日が2020年3月4日になっているのは2000年3月4日の誤りです。
ユルシテ…
このようなことになぜなってしまったのか。
スタッフロールに海外の名前がずらっと並んでいることから中国製の限界と切ってしまうのも簡単ではある。
しかし、現在多くのアニメ作品で中国への外注を行っており、中国アニメーターの能力も上がってきている。
(それゆえに新型コロナウイルスで中国ラインがストップした影響を多く受けてしまったのだが)
昨年劇場公開された「羅小黒戦記」を見にいって、ストーリー的には目新しいものはなかったが、背景は細やかな一方でキャラはシンプルでくっきりした線で描かれていてバランスが良く、アクションも見ていて満足できるものであった。
そのため、正確には「エクスアームは中国の低レベルな制作現場に仕事を任せてしまった」と言うべきであろう。
そこで、今回本記事では「エクスアーム」の失敗の要因を製作委員会という観点から検討していきたい。
ちなみに、私は業界の片隅にいる木っ端のような存在であるため、認識の誤りがいくつかあるかもしれない。
もし誤りを見つけたらご指摘願いたい。
(*1)これを書いている時点で「PUI PUI モルカー」に話題を取られてしまっており、もはや注目もされなくなってしまうかもしれない…。
まず大前提として、「エクスアーム」製作委員会はどのように構成されているのか。
エンディング映像のラストには「集英社 YTE ロイヤルリムジン クランチロール ビデオマーケット MAGNET ビジュアルフライト 日本コロムビア BSフジ」が製作として挙げられており、この9社が製作委員会メンバーであるのは間違いないだろう。
多くの場合、製作委員会の並び順は基本的に出資金額の順番になっている。
それぞれの役割としては
・集英社
おもな役割としては原作としての製作協力のほか出版に関する窓口を担当していると考えられる。
例えば「エクスアーム」に関するムック本などの製作の話が持ち込まれてきたら集英社が取りまわす、ということである。
・YTE
他アニメでの事例を見る限り、国内番組販売・海外番組販売を取りまわしているのだろう。
各種グッズの商品化の窓口もここだと思われる。
というよりここ以外にできそうな企業が思いつかない。
(あって日本コロムビアだろうか)
特に窓口等を担当しているわけではなく、謎コラボの兼ね合いで出資しているのだろう。
コロナで大量解雇のニュースを見た記憶があるが、こんなことしている余裕はあるのだろうか…?
他の例を見る限りこのようなコラボでの出資は多くても10%といったところだろう。
一般的に海外へは一定期間の配信権を与える形でアニメを販売しているが、委員会メンバーであるため他の配信サービスより優先的に、かつ購入なしで配信ができるということである。
クランチロールで触れたものの国内版で、他動画サイトよりも先行で配信が行える。
・MAGNET
この「エクスアーム」企画の言い出しっぺという認識で間違いない。
パチンコメーカーの京楽の一ブランドであるが、この事実は次に触れる会社にも重大な関係があると思われる。
一番の謎。
本アニメの制作を行っている…が、過去にアニメ制作を行った経験がないようである。
一応設立は2007年となっているので何らかの仕事をしていた企業ではあるのだが(「SEKIRO」などにタッチしているようである)、なぜそんな企業が制作を行っているのか。
ビジュアルフライトについて書かれたページ(https://bangumi.tv/person/39967)を見ると、業務内容に遊技機と記載があることから、パチンコ関連の仕事をこなしてきたのではないだろうか。
その中で京楽との関係が深くなり、今回MAGNETプロデュースのアニメの制作を任されたのだと考えられる。
その結果はこれである。
(実力がわからない制作会社を初めて使うのであればCMなどから試してみてというのが定石であるが、なぜこんな冒険をしてしまったのか。これがわからない)
円盤の販売もここじゃないかと思われる。というかここ以外にできる企業がなさそう。
・BSフジ
放送局。
委員会メンバーであるならば一定回数まで無料で再放送が出来たりする。
ビジュアルフライトを連れてきている点を見るとMAGNETが取り仕切っているのかもしれないが、このレベルの企業に幹事企業が務まるだろうか…?
(ただ、MAGNETが幹事会社をやっているからこのようなことになったと言われたらまあ、そうなのかもしれない)
これを見て気になる点としては、集英社が製作委員会の筆頭にあることである。
というのは、あくまで集英社は出版社でありアニメ事業を中心に据えた企業ではないため、アニメ関連の取り回しは基本出来ないと考えた方がよい。
例えば「鬼滅の刃」を見てみると製作委員会はアニプレックス・集英社・ufotableの3社で構成されている。
この3社の役割を考えると
アニプレックス(円盤販売・国内海外番販・円盤販売・商品化・幹事)
と、アニプレックスが多くを担っていると思われる。
「呪術廻戦」製作委員会を見ると構成企業は東宝・集英社・MAPPA・サムザップ・MBSの5社になっていると思われるが、こちらの役割は
サムザップ(ゲーム化優先)
といったところだろうか。
結局、集英社がいかに力のある企業であってもアニメという分野においてはアニプレックス・東宝といったアニメを本業とする企業の協力がないと厳しいのである。
そしてその多くの役割を担うアニメ企業が多くを出資することになる。
※話がそれるが、「鬼滅の刃」にしても「呪術廻戦」にしても製作委員会構成企業が少ない。
これはそれだけ多くの費用を出資することを経営陣に納得されることのできるタイトルであったためであろう。
「YTE、スクウェア・エニックス、KADOKAWA、MUSE、博報堂DYミュージック&ピクチャーズ、日本コロムビア、AT-X、ショウ・コーポレーション、ブリッジ、ドコモ・アニメストア、BSフジ、叶音、日本ナレーション演技研究所」の13社で構成されている。
これは大きな出資の稟議を通すことが出来ず、細かい出資をかき集めて何とか成り立ったのかもしれない。
そういう意味ではエクスアームも出資集めに苦しんだ結果のロイヤルリムジンだと考えられないだろうか。
話を戻すが、
本来のアニメ企業が多くを出資するべきであるがそのような企業が存在せず、集英社が筆頭になってしまうのが「エクスアーム」である。
これは全体を取り仕切ることのできる能力を持ち、その責任を背負うことのできる企業がいなかったということで、ある種の烏合の衆のような状態になってしまっているのではないだろうか。
また、本企画の予算面は最初から厳しく、その低予算で引き受けてくれる企業を探した結果、MAGNET(京楽)が関係のあるビジュアルフライトを連れてきた、という見方もできる。
そう考えると、ビジュアルフライトもある種の被害者と言えるかもしれない…。
ちなみに制作総予算は流石にわからないが、「エクスアーム」の出資を勝手に推定してみると
集英社 30%
YTE 20%
MAGNET 5%
日本コロムビア 5%
BSフジ 5%
これで合計100%といったところか。
長々書いていて疲れたので今回はこのくらいにしておこうと思う。
ラストに一言だけ、「エクスアーム」1話を見たときは「けものフレンズ」1話を見たときと同じくらいのワクワクを感じたので、最期まで頑張って放送してほしいものである。