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はてなキーワード: ドラキュラとは

2021-07-12

2次創作の元になるキャラクター不足

人狼ってあんじゃん。

村に人のフリをした狼が紛れている。

毎晩1人ずつ殺していく狼。

そしてその正体を明らかにする人々の闘い。

あれって良いゲームとしてじゃなくてもう1つでっかい功績があると思うんだよな。

大概のSFファンタジーに出てくる怪物って、過去創作物を流用したりすることが多いだろ?

ドラキュラだったり、妖怪だったり、マンドラゴラケルベロストロールゴブリンドワーフデュラハン

こういうのキャラクターってさ、どんどん消費されてっちゃう思う。

始祖の

かに類するキャラクターってさ、これからドンドン新しいもの増やしていかないと、これらを元にした2次創作ドンドン薄くなっちゃうのよ。

Netflixでやってる怪物事変とか見てみなよ。

俺は好きだが、まぁ、とりあえず見てくれよ。

てなわけで、人狼はこういう2次創作に繋がる立派なキャラクターを後世に残せたと思うわけだ。

人狼のことを、「いやいや、狼男2次創作であって、後世で2次創作として用いられるキャラクターではないでしょ?」

というやつもいると思う。

今そう思ったお前。

思うに、キャラクター大衆化するか、ローカルに留まるか、それはストーリー性にある。

ドラキュラが血を飲むってだけだとここまで大衆化していないと思うんだよな、銀の弾丸とか、十字架が〜とか、にんにくとか、色んな細かいストーリーが、こいつらを大衆化してくれる。

主観だと、狼男は、人狼でようやく大衆化した気がするんだよな。

これからようやく2次創作ドンドンまれてくると思う。

本題に入る。

これからおれたちがやんなきゃいけないのがまずは、2次創作の元になるキャラクターを生み出すことだ。

大体こういう流れだと思う。

ちなみにだが、キャラクター粒度について抑えておく。

ニンジャ・タートルズキャラクターじゃない。2次創作になる。

という具合だな。

このキャラクターを生み出すっていうのは凄く難しいが、1つ生まれたら、そこからまれコンテンツは莫大だ。文化遺産としてとてもデカものが残る。

おれはドラキュラを生み出したやつは本当にすげえと思ってる。ドラキュラというキャラクターからまれたらいくつもの2次創作はこの世を取れ炊け豊かにたか

おれらは、次のドラキュラを作らねえといけないと思うんだ。

2次創作の元になるキャラクター達が、ここ数年で枯渇してきている。

大衆化きっかけは汎用性があること。

例えばだけど、

高層ビルしか生きられない〜」とかは渋い。

2次創作として使いづらいから、文化遺産を生み出しにくい。

2021-04-11

女のおっぱいだけは何度もんでも全然足りない

いつまでもいつまでも喉が渇いてる状態

血を求めさまようドラキュラのようだぜまったく

2021-02-19

ファイナル増田

増田クエスト

MASUDA

マスダボーン

マスダソウル

糞便のマスダ姫

マスダの伝説 うんちおぶざわいるど

ますだとぅーん

タクティスマスダ

増田防衛軍

マスダハザード

マスダミュージック

マスダマスダレボリューション

マスダマニア

増田転生

ますメモリアル

マスダ

十三増田防衛

朧村増田

マスダキューブアゲイン

増田の屍を超えていけ

マスダショック

ボーダーマスダ

増田ドラキュラ

マスダマン

スーパーマスダ対戦

Mジェネレーション

2021-02-13

石岡瑛子展圧倒された

石岡瑛子展に行ってきたよ日記素人丸出し視点、長いよ)

  

Twitter校正紙の指示がすごいってのを読んで興味を惹かれて行ってみた。

久々の遠出、久々の美術館

まず着いたら遠目から黒い人だかり。

まさか…と思ったらまさかの当日券チケット買うのに

120分待ち。

  

120ぷん!?!?

  

チケット買うだけ、入るのはまた別途時間かかるらしい。

ちょっとは並ぶと思ったけど、

夢の国の待ち時間かよ…美術館ってこんなに並ぶモンなの??

こんな状況になる前もでかい箱モノの美術館ってそんな行ったことないかわからん

びびったけど、結構来るのに時間かかったし

交通費払って来てるし、並ぶことを決意。

   

幸いにも2月にしては暖かい晴れた日だし

強い味方のKindleで昨日小説を買ったばかりだし

鍛えてない足は並んでいるだけで疲れたけど、

よい日光浴になった。

    

さて、2時間少し経ってやっとチケット買えた。

120分とかビビらせといて人減らして

実際はもっと早く買えるものだと思ったら

ちゃんと2時間超かかったよ……。

   

入り口で手の消毒と体温検査してた。

テレビ画面に映る自分は安定の35度台だ。健康健康

ちゃんと外出前も健康確認してから出てるよ)

  

買うとき常設展コロナで閉まってるから

再開したらこチケットで入れることを説明される。へー。

対策で閉まってるっていってもこの人混みで今更…と思わなくもないけれど)

  

チケット買えたと思ったら、入場までにさらに30分近く並んだ。

時間指定とかでまた待たされるのもヤだし、まあ良いよここまで来たら。

   

はい、やっと入れた〜。

中混んでそうだな〜と思ったら実際めっちゃ混んでた。

なんか最初の所でパンフレットQRコード置いてあって

展示の説明文がQRコードで読めるらしい。工夫してるね。

撮影禁止って書いてあるのに、展示室スマホ持った不届きもの多いな〜って最初感じちゃったけど

説明文読んでる人がほとんどだったんだろうね。

  

※今更だけどここから展示のネタバレめっちゃ入るよ注意

  

入ってからずっと年配の女性インタビューっぽい音声がずっと流れてる。

カタカナ語が多いからなんだろうって思ってたら、石岡さんの声っぽい。

なんとなく情熱感じる。

これもQRコード文字で読めるらしいから、ちゃんと聞き取ろうと頑張らず

とりあえずBGMにして展示を見ることにする。

   

最初の部屋はなんか石岡さんの広告とかの展示らしかった。

校正紙のに惹かれたのと、見たことないけど聞いたことある映画落下の王国』の人、というのと

好きな映画白雪姫と鏡の女王』の衣装の人、ということくらいしか知らないで来てるよ)

    

元々資生堂の人なのかっていうのも知らなかったけど、

きっと時代的に女性ガンガン仕事するの難しかっただろうに

大きい仕事して成功してるっぽくてすごいな〜

商品切る図とかめちゃくちゃ斬新だったのでは?

反対とかされたのねじ伏せたのかな? 海外ロケの先駆けか〜はあ〜へ〜

色合いすご〜と素人丸出しの想像しながら展示を見ていった。

  

なんと! 大阪万博ポスターやってたんだね。

実際のポスター、なんか赤い丸に細かい効果線?が効果的なのかな。

よくわからんけど、力強くて印象的だ。

ポスターの手前の方に構想のスケッチみたいのが置いてあって

日の丸とか桜とかいろんな図柄やら伝えたい意図、考えを落とし込んでいって

ポスターの形にしてたことが、たくさんのメモから伝わってきた。

最終形のポスターしか見てなかったら、わかんなかったな。

おもろーこういうの見たかったんだよ! ってなった。

   

そんでPARCO広告ゾーンに来た。

まずここで圧倒されたよ。

「鶯は誰にも媚びずホーホケキョ」

って一歩間違えれば意味わからんダサくなりそうな、でも力のある言葉

ビジュアルで納得させられて格好良く感じる。

キャッチコピーの力も大きいけど、

肌の色が濃い人の美しさ? を全面に出してるの

当時鮮烈だったのでは? 今でも新しく感じるくらい。

しろ今でも通じるというか、今こそ見たい感じもする。

黒人女性広告、目を奪われる。

なんか全体的に女性がすごいかっこいい。

所々出てくる男性ポスターもすごく色気があって素敵。

人種性別に捉われない強さみたいのを感じさせられた。

    

文庫雑誌パッケージ面白いデザインが続いて、

次に目を奪われたのが三陽商会広告

裸の女性ボディービルダーニットの組み合わせ!

ここの校正紙の赤字も興味深かった。

見比べると仕上がりやっぱ良い。

指示怖いとかTwitterで書かれたの見てたけど、怖さは感じず

的確さ、仕上がりを追求する姿勢に圧倒された。

    

そんでまたまた圧倒されたのが

ヒロシマアピールズのポスター

夢の国ネズミ自分の手で目隠ししてるという

これでもかという風刺が詰め込まれた図…

否が応でも刺さってくる、図のみでこれでもかと訴えかけてくる…

やば…と思ったらやっぱり説明文にD社と著作権協議したって書いてあった。

でもわかってただろうにそういうの込みで発表した気概がすごいし、

その完成度もすごいんだこれがまた。

これの校正紙の赤字も的確で

あきらかに校正紙と完成品のポスターで手をはじめ全体の立体感とかが違って

説得力、完成度が素晴らしかったよ。

   

とまあ色んな日本仕事を見たあと、NYでの仕事の展示に。

(途中エスカレーターとか乗って階変わってまだまだ見れるのか! と量の多さにびっくり嬉しくなった。

東京都現代美術館初めて来たからこんな広いのか〜ってなった)

風姿花伝」っていうのを出版して売り込んでくってのが格好良いなあ。

本も表紙だけでデザインセンスがあふれてることが伝わってくるよ。

企画とか舞台とか演出とか衣装とか色々な分野で活躍してたらしい。

デザイナーって、仕事幅広いな…というより

石岡さんという方が自ら仕事を創り出せる、切り拓いていく方だったんだろうなあ。

   

途中着物がいっぱい映像で映されてるとこあって

着物の柄、生地、光沢、色合い惚れ惚れした。写真の見せ方も素敵。

舞台衣装、その舞台を輝かせるための舞台がある間だけのものだけど

こうやってじっくり見られるの嬉しいな。

   

グラミー賞とかトニー賞とか、詳しくない素人でも聞いたことのある賞を受賞されてることをここで知る。

自分が詳しくないだけかもだけど、知らないものだなあ。

   

いろいろ映像とかみてなんか暗幕くぐって次の部屋入ったら

床と壁全面金ピカで金閣寺があった。びっくり!

回り込むとなんか金閣寺割れてる。触れないように金閣寺中入れたよ。楽しい

三島由紀夫映画のセット再現らしいけど

準備した人、企画した人大変だっただろうなー

展示の期間の終盤に来たけど、床きれいだった。

カンヌのなんか賞獲得したけど日本では遺族とか色々で公開中止で

石岡さんが日本離れる決意の一因になったとか。

日本っぽいエピソードだ。

流れてた映像ダイジェストだけど、ラブホとか神社鳥居が沈んでるのとか

色々なんかひっかかったのかもねと思わされた。(実際はどこのせいかわからんけど)

   

ドラキュラ』の衣装

きれーって思って見てから説明文見ると蛇って書いてあって

もう一回みたら蛇のドレスおもしろってなった。

気づかないタイプから説明あるとちゃん理解が深まった気がして嬉しくなる。

   

ザ・セル』とか『落下の王国』とかのゾーン

映像とかザ・衣装! って感じで見応えあった。

独特の世界観衣装があるからこそ成り立つ不思議世界

なんか石岡ワールドな感じなのかな。

熱出した時に見る夢の不思議の国のアリスと孫悟空混ぜたおとぎ話大人版みたいな?

よくわからんけど、現代美術芸術家だなーってなった。

それを再現できる技術とか衣装の人とかもすごい。

   

シルク・ドゥ・ソレイユ衣装も手がけてたなんて

部屋入るまで知らなかった。

子どもときテレビで初めてシルク・ドゥ・ソレイユ見たとき

奇抜で変、でもサーカスって楽しいなあ!

って服を見てたのがつながった感じがして不思議楽しい

ここでそろそろ疲れてきて、映像は流し見になってしまった。

あとシルク・ドゥ・ソレイユの現状ニュースで見たか

ちょっと切なくなった…いま厳しい時代だ。

   

ソルトレイクシティオリンピックスポーツウェアデザイン

芸術家っぽかったのにできるんだ! って驚いたけど

よく考えたら最初から大衆向け広告からスタートした人だった。

映画とか舞台とかの芸術的衣装バーンって頭に残ってた。

変な形なのになんかスタイリッシュで、ポケット開いたらハートとか遊び心あるなあ。

色合いも今見てもなんかお洒落だ。

   

北京オリンピック衣装も関わってたなんてびっくり!

数々の賞を受賞してるとはいえ日本の、女性が、北京五輪

こんな活躍をされていたなんて!

たくさんの壁があったろうに、尊敬

開会式映像にも圧倒された。

技術の粋を集めた、数の多さの力、全体の力、人間の力…。

衣装中国伝統的な形を尊重しつつ、たくさんの人数が揃って舞うとき

色合いの美しさに思わず声が出そうになるくらい感動を覚えた。

(こういった光景は、もうしばらく、きっとこの先かなり長い間見られないんだろうと

思ってなんかまた切なくなってしまった。疲れてきたのか? 急に悲観的になってしまう)

   

ニーベルングの指環』の衣装とか、

全然知らないけど、キャラクターとか伝わってきて興味深い。

白と黒グラデーションドレスとか、裾の色変わるのとか、素敵だった。

他でも共通して言えるけど、衣装のドレーピングが見事!

職人技見られると、無条件で嬉しくなるよね。

   

最後、『白雪姫と鏡の女王

この映画大好きなんだよね。石岡さんの仕事で唯一ちゃんと知ってる作品

女王ドレスが本当見事の一言。素晴らしい。

かい造形が、妥協を許さず作り込んであるのが、圧巻。

布でこれでもか! と作り込まれていて、

この衣装を見れただけでも来た甲斐あった〜! ってなった。

白雪姫衣装も、色あせて古びているところはあったけれど

見れて嬉しかった〜! 胸元の布の造形が細かくてすごいんだよ。

けっこうスケッチ衣装と違うところもあって、

実際の衣装のほうがより良くなってるから

きっとここも意見取り入れたり試行錯誤した過程があるんだろうなあって見てた。

映画面白衣装がたくさんあるけど、なんか納得させられるというか、

世界にあっているというか、むしろ素敵というか、説得力あるのが本当良いよね。

ダイジェスト映像も、衣装素敵〜! ってなったし

説明文でへーって思うところも多々あった。

   

そして最後最後えこの一代記』

高校生でこの色合いの絵! すでに実力とセンス光ってる! ってところも驚いたし、

世界に羽ばたくために当時にすでに英語で書いてたってのもびっくりだし、

夢や希望がこめられていてぐっときた。

叶うよ! というか、この方は、自分で掴み取って叶えたんだな。

はーほんと、格好いい人だな。

この人は人生をかけて時代世界に向かってデザインし続けてたんだなあ。

   

展覧会の「血が、汗が、涙がデザインできるか」

めっちゃかっこいいキャッチコピー! て痺れつつ

ポスターの絵はあんまり好みじゃないなって感じてたけど、

筋肉とか赤とかいろんな作品を越えて所々で見られるモチーフを見ると

全体総括ではないけれど、この図がぴったりだったのかもしれない。

   

と、途中所々ベンチで座りつつ4時間近く展示を見て回ったよ。

もっとじっくり見れるくらいだけど、集中力と体力を加味して

ギリギリ楽しめるぐらい粘れた。

予想の4倍くらい展示量と濃い内容で大満足だった。

図録買おうかなって売店行ったら売り切れてた。かなり先の入荷だって。さすが。

   

こんな時間かけて見ることになると思わなかったかお腹減って

美術館カフェ軽食を食べた。夕方過ぎの昼ごはん

石岡さんイメージパフェカフェレストラン提供されていて、

見た目かわいかった。苦手だから食べられないの残念。

久々に良い物、仕事見れたなあ、と大満足。

一日を美術館に費やせて、楽しい時間だった。

  

2021-02-10

[]ブラッドステインド: リチュアル オブ ザ ナイト(序盤)

まだクリアしてないけど序盤の感想

BLOODSTAINED RITUAL OF THE NIGHT

ドラキュラシリーズの人がつくったやつ

今月のpsplusのフリプ

ドラキュラ経験PSPクロニクル(初代の3Dリメイク)と、そのゲームの中にオマケで入ってた月下だけ

クロニクルはむずかったけど何度もやるうちになんとかクリアできるギリギリ難易度だった

でもプレイヤー救済キャラマリアプレイたから本当にクリアしたとは言えないか

月下はRPG要素あったから逆さ城までクリアした

今回のブラッドステインドは月下に似てるけどプレイ感覚ドラキュラっぽくて難易度が高い

難易度が高い、というか、全体的にもっさりレスポンスが悪い)、回避バックステップのみってところから自然難易度が上がってる感じ

前後回避できないのにまだなれない

敵のほうが動きが早くてうまく対応できない

ガードほしくなる

うーんmp消費で一応ガードあるにはあるのね・・・

閑話休題

イマ城に入って最初ボス斬月で詰まってる

相手の動きが早すぎる

ジャンプで後ろに回って背中から攻撃らしいけど、ジャンプしたら対空切りされるやんか!

更に調べたら基本距離とって、攻撃後のスキにちょろっと攻撃いれるのがいいっぽいので後で試す

そもそも最初の船のタコボスから苦労したしなあ

かなりレベル上げした

下手くそだとしんどい

でもやればなんとかできそうと思えるパターン芸とRPG要素あるからがんばれる

2021-02-01

お金があったらドラキュラの城屋敷のような家を建てたい

山の山頂の切り立った崖の上に5階建て、地下3階まであるお城のような屋敷を建てたい

1ヶ月単位で住む部屋を変えていきたい

地下にはラブドールを用意して来客者を怖がらせたい

自炊は面倒だけどなるべく作るようにして長いテーブルの端で一人メシで楽しみたい

ロウソクの買い置きは忘れずにしたい

テレビは見なくてネットだけにするのでNHKがきたら追い返す

2021-01-08

anond:20210108192344

ヴァン・ヘルシング』ってハリウッド映画が有るんだけど

ドラキュラ花嫁の子供が欲しいんだけど神に呪い言葉を吐いた影響で子供胎児の段階で毎回死んでしま

(この作品では胎児天井に産み付けた卵みたいな描写だった)

そこで科学の力で産まれ生命であるフランケンシュタイン博士の作った怪物生命エネルギーを使って子供誕生させようとするという

なんか妙に凝ったストーリー展開だった

2020-10-11

2017年に僕が見ていた特撮TVアニメ作品一覧その2。

anond:20201008200533

anond:20201009122304

anond:20201009122752

anond:20201011103651

に続いて備忘録として2017年に見ていたアニメタイトル簡単感想と一緒に50音順に書き記してみたい。

2017年

僕の彼女がマジメ過ぎるしょびっちな件

悠木碧さんが声を担当する所謂耳年増な女の子ヒロイン作品だった気がする。タイトルの「しょびっち」は処女ビッチ略称らしい。地上波放送するTVアニメでは使えないワードからそういう変更は仕方ないと思う。

政宗くんのリベンジ

ラブコメ作品かと思いきや主人公目的ヒロインへの復讐で異色な感じかも?と思った。中々人気があったらしくて当時話題になっていた気がする。サブヒロイン巨乳だったからかメインヒロインより人気だった覚えがある。

アニメ政宗君の偽者が現れてこの先どうなる?という何とも続きが気になる中途半端な所で終わったような気がする。原作販促としては良い手段だと思った。

魔法陣グルグル

2017年にまたグルグルアニメ化したという事で結構話題になっていた気がする作品原作90年代作品なので何だか空気が懐かしい感じの作品だった。このアニメ主題歌が好きだったなあ。

原作を2クールギュッと凝縮したという事でかなり駆け足だったらしいけど、原作や旧作からファンにも結構評判は良かった気がする。完全新規ファンの僕は何の予備知識もなく楽しめた。

終盤で旧作の主題歌挿入歌として流された事には旧作を知らない僕でもグッと来てしまった。いきなりこのアニメから見始めても純粋コメディファンタジーアニメとして十分に面白いと思う。

魔法使いの嫁

借金のカタに売られた幸薄そうな女の子が異形の魔法使いに買われお嫁さんとして修業をするお話だった気がする。とても雰囲気が良い作品だった。主題歌名曲揃い。欧州舞台世界が滅びない女神転生って感じがする。

異世界現代日本でなく遠く離れたヨーロッパ舞台ファンタジーアニメは珍しいかも。一部グロテスクだったりショッキングなシーンはあるけど、視聴を辞めたくなるほど過酷では無かった気がする。それでもかなりショックだったけど。

鉄血のオルフェンズで悪役ジャスレイの叔父貴を演じた竹内良太さんが得体の知れない不思議魔法使いが演じていて、声優さんの演技の幅に驚いた。コワモテのような印象と穏やかな印象を同時に受ける不思議キャラだった。

ドラゴン妖精などおとぎ話世界の住人が実在していて時に人間と触れ合う事もあるという話に夢を感じる。雰囲気的に恐らく女性向けの作品なんだろうけど、女性キャラ巨乳セクシーな人も多くて嬉しかった。

個人的2017年は好きなアニメが多かったという印象が残っているのはこの作品の影響もある。現実幻想の間に居るような作品雰囲気が本当にとても良かった。話は綺麗に纏まってるけど、何年か待てば二期が来るかも。

無責任ギャラクシー☆タイラー

無責任艦長タイラーこと宇宙一の無責任男シリーズの遥か未来舞台にした作品らしい。5分アニメだったけど。富士見ファンタジア文庫時代タイラーに似ている悪役キャラが出ていた気がする。

メイドインアビス

大人ファンタジー漫画アニメ化作品。可愛らしい絵柄に反して展開や怪我描写がとんでもなくショッキングだった。麻酔抜きで腕を切断するシーンなどあまりに痛そうで見るのもつらかった。評判通りナナチは可愛かった。んなー。

ようこそ実力至上主義の教室へ

暁の護衛というゲームシナリオライターとして有名な作家さんのライトノベルアニメ化作品。生徒達が色々頭脳戦を繰り広げるシリアスな学園物だった覚えがある。

最終回付近でいきなり女の子同士が格闘技で戦い始めて驚いた事を覚えている。何の裏も無く悪そうな奴らが実は色々と考えてる悪い奴らだったとか、実は主人公が一番怖いみたいなどんでん返し最終回にあった気がする。

リトルウィッチアカデミア

魔法使いに憧れた女の子魔女学校に入って色々と騒動に巻き込まれアニメだったと思う。放送当時人気あったなあ…と懐かしくなる。少年役の印象が強かった竹内順子さんが大人の色香溢れる女性を演じていて驚いた。

全体的に話の流れはあるけど1話で完結してるエピソードもそこそこあった気がする。ハリー・ポッター天使ラブ・ソングを...のマギー・スミス氏の吹き替え担当する谷育子さんが魔法学校校長先生役な事にニヤリと出来た。

この作品を見て百合好きな人気持ちを少し分かった気がした。途中から暗い展開が続くけど最後ハッピーエンドでホッとした事は覚えている。綺麗に終わったけど、いつ続編が出ても不思議ではない作品だと思う。

RWBY

アメリカからやってきたアクションファンタジーアニメキャラクターデザインが日本アニメのようで吹き替えで見ると日本スタジオが作ったアニメを言われても違和感がないかもしれない。僕は最初日本で作られた作品だと思っていた。

特殊能力を持った少年少女達がその能力を使って怪物と戦ったり思想の違いか対立し争うような作品だった気がする。キャラクターの滑らかな走り方を見て真・女神転生Ⅲの主人公修羅連想した気もする。

Re:CREATORS

空想キャラクターが現実世界に現れたらどうなるか?という誰もが一度は考える夢のようなシチュエーションを実際にやってみたアニメキャラクターや創作物に対してクリエイターはどのように向き合うべきか?という話だった気がする。

放送当時僕は1話を見逃したので2話から見始めた。作画品質を保つためか総集編を何度かやっていた覚えがある。OPから澤野弘之節が全開で始まる澤野弘之さんのファンには堪らないアニメじゃないだろうか。

終盤は展開が駆け足気味でどうしても消化不良な印象が残るキャラが居たりで放送当時は結構不満の声を聞いた。それでも全く違うジャンルキャラ現実に現れて交流するという話は夢があって面白かった。

2017年再放送で見たアニメ

怪物くん

怪物ランドのプリンス怪物くんの人間界での生活を描いた作品タイトル主題歌は有名だけどちゃんと見たのはこの再放送が初めてだった。ドラキュラはいかにスネ夫的なキャラだと思ったら声もスネ夫役の肝付兼太さんだった。

ワンピース主人公ルフィはこの怪物くんの影響を受けているんだろうなと思える所があって面白かった。能力一時的に膨らみ巨大化したと思ったらその後風船が抜けたように小さくなったり。それと腕も伸びる。

最終回で明かされた怪物くんのちょっとした秘密は微笑ましかった。怪物くんのフィアンセ怪子ちゃんは少し怪物くんらしからぬ美少女だったような記憶がある。怪物くん達が赤ん坊を拾って皆で頑張って育てる話が好きだったなぁ。

Yes!プリキュア5

プリキュアシリーズ4作目。今作からプリキュアふたりではなく5人組になり主役の女の子ピンクイメージカラーになった。今現在プリキュアシリーズイメージはこの作品で固まったんだろうなという気がする。

初期のプリキュア恋愛要素があったけどこの5は特にその要素が強いと思う。お供妖精のココ様がイケメン。その親友ナツ様もイケメン魔法少女物のマスコットキャラを見目麗しいイケメンにしようと考えた人は天才だと思う。

やや年の離れた少女青年の恋が描かれたという点でセーラームーンに近いのかな?と思った。その影響か放送当時本来ターゲットである女児のみならず少し上の年齢層にも受けたんだとか。見ているとその理由がよく分かった。

から女子中学生教師恋愛を恋を描いたのはまずかったのか、その後プリキュア恋愛要素は薄くなった。これまでのプリキュアにも度々出演してきた高木渉さんが演じるブンビーさんはとても人気があったらしい。僕も好きだった。

Yes!プリキュア5GoGo!

プリキュアシリーズの5作目。プリキュアシリーズの中でも2年連続で同じキャラ達が主役を張る作品は初代とこの5だけである事を考えると人気があったんだろうなと思う。個人的に主役周りの恋愛要素が薄くなっていたのは残念。

前作でプリキュア達に迷惑をかけてしまった妖精ミルクが、追加戦士ミルキィローズとして参戦し大活躍してくれたのが嬉しかった。シャイニールミナスもそうだけどやはりミルキィローズ女児から絶大な支持を得て人気があったらしい。

Max Heartの時と同じくキャラ舞台を変えず8クール話が続くとマンネリを感じるなぁと思った。実はこの5GoGo!がどういう話だったのか僕は未だに理解出来ていない。前作から続投のブンビーさんが最後に報われたのが嬉しかった。

幽☆遊☆白書

週刊少年ジャンプで連載していた大人漫画TVアニメ化作品。再放送アニメ定番という印象があったけど、通しで最後まで見たのはこの時が初めてだった。主題歌名曲揃いでどの曲も本当に良かった。好きな作品

ジャンプ作品原作アニメオリジナル長編が無く原作最後までアニメ化した稀有作品だと思う。原作で詳細が描かれなかった魔界統一トーナメントの戦いを補完してくれたのが嬉しかった。

原作最終回で亡くなられたあるキャラアニメ最終回ではまだご存命だったのは嬉しいサプライズだった。アニメ向けに改変された所も含めて、このアニメを作った人は本当に幽白の事が好きなんだなと思った。良いアニメです。

戦闘メカ ザブングル

富野由悠季監督ロボットアニメ串田アキラさんの主題歌がとにかく良い。MIOさんの挿入歌もカッコいい。井荻麟さんの作詞は本当に良い物だと思う。アウトロー物な雰囲気主人公達も善人と言い難いのが意外だった。

コメディなノリのアニメとして有名だけど、実際に見たところ本当にコメディチックなノリになるのは最終回間際にどこか吹っ切れてからで、そこまでは中々シリアス作品だったと思う。登場人物もどんどん死んで予想より重い話だった。

あるキャラクターの声を一度だけ島本須美さんが当てていたけど、次に登場した時声優さんが変わっていたのが印象に残っている。今だったら叩かれそうだと感じる展開もあって、昔はどこか大らかな空気があった事が伝わってきた。

人間洗脳・強化するマッドサイエンティストが居たり、荒廃した地球を見捨て一度宇宙に逃げた人類が長い時を経た後また地球に戻ってきたり、その後の富野監督作品でお馴染みの要素が見られるのが面白かった。

コードギアス 反逆のルルーシュ

一昔前流行流行った大人気ヒット作。僕は放送当時見ていなかったので再放送で初めて見たけど、人気が出たのも納得の内容だった。今見ると00年代中期の作品ってこういう作画だったなあと懐かしい気分にも浸れた。

巨大ロボットと一人一能力超能力バトルという一見噛み合わなさそうな要素が上手く噛み合っていて驚いた。主人公目的のためなら手段は選ばないというピカレスクロマン的な作風に惹き付けられた人は多かったろうなと思う。

キャラクター原案に漫画家のCLAMPを起用したり学園物の要素を取り入れるなど、ロボットへの興味が薄い女性でも楽しんで見られそうな工夫がされていたのも良かった。こういう「濃い」作品、時々見たくなりますね。

今回も抜けがあるかもしれないけど、ひとまずこんな物だったと思う。まだ3年前だから結構内容について覚えている作品も多かった。

それでもこうやって内容を思い出すと「あれって本当に3年も前だったっけ…?」とどうしても思ってしまう。とてもそんなに経った気がしない、不思議

2020-09-13

[]マロングラッセニューヨークチーズケーキが食べたいです

[👻]Halloweenお菓子や飾りをもう売ってるね

(その前にお彼岸なんですけどー💦19日から25日まで)

なんかアメリカアニメで「幽霊城のドボチョン一家」を思い出しちゃう

歌がまったりしてて、ドラキュラ不思議方言面白かった

2020-08-18

[] #87-11保育園ドラキュラ

≪ 前
…………

後に分かったことだけれど、男の正体はホームレスだった。

日雇い配達業で保育園に来た際、物置部屋に入ったことが最初らしい。

その時は、荷物を置いたらすぐ出て行くつもりだった。

けれど間が悪く天気予報にない雨が降りしきり、傘を持っていない男は立ち往生してしまう。

仕方なく、しばらく物置部屋で雨宿りすることにした。

誰かが見に来て、少しでも嫌な顔をされたら大人しく出て行けばいい。

それ位の心持ちだった。

その間、手持ち無沙汰だった男は部屋の中を繁々と見て回った。

一階の物置部屋はモノで溢れており、動かした形跡はなく埃をかぶっているのが大半。

二階の物置は用具がまばらにあるだけだが、妙に埃の臭いがした。

どうやら、ここに出入りする職員は少なく、二階に至っては滅多に行かないらしい。

実際、二階に佇んでいたが人の来る気配はなく、それは雨が止む時を経ても変わらなかった。

この時点で出て行ければよかったが、男はそれができなかった。

「あの部屋で手足を伸ばして寝転がったのがマズかった」と男は後に語っている。

そのせいで室内に謎の重力が発生し、出て行きたくても無理だったんだとか。

何よりの決定打は、ふと自分の着ている衣服に目をやった時だ。

気にしないようにしていたが大分くたびれていることが分かる。

その時に魔が差したらしい。

まず、いつも利用している格安簡易宿所を思い出す。

決して払えない額ではなく、不当な価格設定というわけでもない。

けれど、やはり“値段相応”というべきか快適とはいえず、雨風をしのぐ寝床として何とか体裁を保っているような環境だった。

そこに自分以外の人間も利用しているのだからプライベートなんてあってないようなものだ。

そんな場所に払っていた金を別のところに回せれば、今の生活をどの程度マシにできるか。

男は想像を巡らせた。

食事をもう少し健康志向にしたり、たまに酒を嗜む余裕もできるかもしれない。

今まではシャワーだけだったが、銭湯で大きい湯船に浸かれるだろう。

日々の生活で培ってきたシビア金銭感覚が、この状況を受け入れる準備を始めていた。


保育士が言うには、不自然出来事は以前から起きていたらしい。

誰も使ってないはずのシャワー室が濡れていたり、余りの給食がなくなっているなんてこともあったようだ。

俺は一連の顛末兄貴に話した。

「ふ~ん……そうきたか。そうして男は保育園ドラキュラになったわけだ」

だけど俺の話を真面目に聞く気はないようだった。

話を盛っているか、こじ付けたとでも思っているのだろう。

「まあ……ベタ結論だが“人間が最も怖い”みたいな話だな」

「なに言ってんだよ兄貴ドラキュラの方が怖いに決まってるじゃん」

結局のところ、俺の恐れるドラキュラは“あの頃”にしかいなかった。

自分が今よりも無邪気で、無知で、無理解だった“あの頃”にしか

俺たちの目的は徒労に終わったけれど、それが知れたことだけは唯一の慰めかもしれない。

(#87-おわり)

2020-08-17

[] #87-10保育園ドラキュラ

≪ 前

男は目を泳がせながら、たどたどしく説明を始めた。

自分は、ここで働く、その、一人で」

俺たちの猛攻がよほど応えていたのか、紡ぐ言葉は途切れ途切れだ。

要約すると、彼は保育園職員らしい。

住まいが遠くにあるため、帰るのが億劫な日は仕事場で泊まっていたらしい。

「私、疑問なんだけど、何でここで寝るの? しか屋根裏

「それに、ここの扉を塞いでいたのも、あなたでしょう。何でそんなことを」

「そ、そりゃあ職員とはいえ、こんな所で寝泊りするのは、その、ね? あまり誉められたことではない、だろ?」

男はバツが悪そうに言葉を濁した。

要領を得ないけれど、何となく言いたいことだけは伝わる。

いわゆる“コンプライアンス”ってやつなのだろう。

「あの、できれば、このことは、他の職員には、内緒に」

腑に落ちないところはあったけれど、俺はそんなことを気にも留めなかった。

ドラキュラがいなかったという事実の方に打ちのめされていたかである

ずっと感じていた寒気も、単に冷房が効いてただけ。

安堵と落胆が同時にやってきて、体全体を疲労感が包んだ。

正直、俺はドラキュラがいることを100%信じていたわけじゃない。

せいぜい五分五分半信半疑、いや実際には信じていない割合の方が高かったかも。

それでも思い出の中にあるシガラミが頭をもたげることはあった。

保育園ドラキュラについて話した時、兄貴が哀れな目を向けたのはきっかけに過ぎない。

外出時にちゃんと鍵をかけたのか気になってしまうのと同じさ。

この疲労感は、今さら戸締り確認をやったツケなんだろう。


俺たちは物置部屋を後にし、鍵を返すため事務室にとぼとぼ向かった。

結果が拍子抜けでも、帰り道のことを考えないといけないのがツラいところだ。

「あっ」

そんな油断に付け入るかのようだった。

俺たちは保育士バッタリ会ってしまう。

「えっ、えっ」

保育士は混乱していた。

無理もない。

自分が案内している子供とソックリの人間が二人いて、見覚えのない者達までいるのだから

俺たちは観念して経緯を説明することにした。

「というわけで、先生が話していたドラキュラが本当にいるのか確かめようと……」

保育士は終始、怒ることもなく、落ち着いた様子で話を聞いていた。

当時の記憶ではもう少し怖い人だと思っていたので、その反応が少しだけ意外だった。

「わざわざ替え玉まで用意するなんて……回りくどいことするねえ」

感心するような、呆れるような口ぶりで感想を洩らす。

その穏やかな対応に、なんだか俺たちは気恥ずかしくなった。

「それで? ドラキュラは見つかったかい?」

ちょっとした罰のつもりなのか、保育士はいじわるそうに尋ねてきた。

「いえ、屋根裏職員の人がいただけです」

「え? 屋根裏?」

けれど俺たちの返答は、保育士が思っていたよりも予想外なものだったらしい。

「マスダ、それ内緒にしてくれって言ってたろ」

内緒にしてくれって、その屋根裏にいる職員に頼まれたの?」

保育士は眉を引きつらせると、眼光を鋭く光らせた。

口に出してしまったものを引っ込めることはできない。

ここまできたら全部話そう。

俺は屋根裏にいた職員について説明した。

「……そんな人ウチでは働いてないよ」

しか保育士から返ってきた言葉は、俺たちにとっても予想外なものだった。

「な、なに? どういうこと?」

その場にいなかったドッペルは、状況を把握できずオロオロしている。

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2020-08-16

[] #87-9「保育園ドラキュラ

≪ 前

俺はまずドラキュラめがけて水鉄砲を撃ち出した。

「や、やめっ……」

察しの通り、放たれたのは聖水だ。

主成分は水と塩で、ここに聖職者祈りを込めることで完成するらしい。

駅前でいつも何かやってる教祖がいるんで、そいつに作ってもらおうとしたんだけど断られた。

あの教祖、「うちの宗教はそういう事やってません」とか言ってたが、じゃあ何ができるんだよ。

一張羅なんだよ、やめてくれっ」

そんなわけで、いま使っているコレは俺の手作りだった。

気休め程度にしか思っていなかったが意外にも効いているようだ。

今まで気づかなかっただけで、俺には魔を祓う力があるのかもしれない。

俺は気を良くして、今度は米袋を聖なるイメージで放り投げる。

「これでも喰らえ!」

「マスダ、その米はバラ撒かないと意味ないよ。吸血鬼は散らばったものを数える習性があって……」

そこからは皆ガムシャラに、持ってきた撃退グッズを手当たり次第に使っていく。

「何でよりによってスプーンなんだ。フォークとかナイフは?」

「私も探したんだけど、ウチにある銀製これしかなかったのよ!」

サンザシの枝は……とりあえずチクチクすればいいか

「いででで!」

形勢は一方的だったが、ドラキュラの行動次第では簡単にひっくり返るかもしれない。

何をしてくるか分からない相手からそもそも何もさせない必要があった。

「弱り始めたぞ」

気の抜けない攻防が続く中、いよいよドラキュラの動きが鈍った。

やるなら今だ。

「よし、木の杭だ! ハンマーを!」

「……え?」

「え?」

しかし、ここで痛恨のミス

木の杭を持ってきたはいいが、それを打ち付ける道具を忘れていたのである

「もういい! プランBの炎攻撃でいこう!」

はいチャッカマン

「……火種は?」

悉くドラキュラへの決定打が足りない状態だった。

「他に倒す方法ないのか?」

「えーと、確か首を切り落とすと再生できないらしい」

「そんな刃物、用意できねえよ」

「ま、待ってくれ! さすがに殺される謂れはないぞ!?

俺たちが止めを刺す方法で悩んでいると、ドラキュラが命乞いを始めた。

挙句に、今さら取り繕おうとしている。

「それにさっきからドラキュラ……って、何か勘違いしてないか?」

「往生際が悪いぞ」

「僕たちの攻撃にあれだけ苦しんでおいて人間だなんて無理があるよ」

あんなことされたら、誰だって嫌だよ!」

一理あるかもしれない。

まだ疑いは晴れないが、ちょっとかめ必要があるかもな。

「じゃあ、この植物自分で食べてみてよ。そしたら話くらいは聞いてやる」

「……これトリカブトじゃないか!? そもそも、これが効くのは狼男の方だろ」

え、そうなのか。

俺はミミセンの方へ顔を向けた。

「確かに元は狼男を退ける物だけど、ついでに吸血鬼にも効いたはず。銀の銃弾とかもそうだし」

「私、知らなかったけど、吸血鬼って結構キトー存在ね」

なんだか間の抜けたやりとりが続き、そのおかげで俺たちは冷静さを取り戻した。

改めて男の姿を見てみると、なんだかドラキュラって風貌じゃあない。

街中でちらほら見かける無個性おっさんって感じだ。

から覗かせる歯は並びこそ悪いものの、「牙」といえるほど鋭くはない。

何より、窓から差し込む日光に、彼は何の反応も示さない。

俺たちは攻撃の手を止めると、事情を尋ねてみることにした。

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2020-08-15

[] #87-8「保育園ドラキュラ

≪ 前

地震とかで倒れてしまい、たまたま塞ぐような形になったとか?

いや、それだけでこうなるとは考えにくい。

まり意図的に塞がれていたってことだ。

そして、それが出来るのは“部屋の中”にいた者だけ。

凍りつくような冷気が背筋を吹き抜けていくのを感じた。

「じ、陣形クロスオーバー』だ!」

慌てて俺たちは一階と同じように隊列を組む。

「どういうことだ!? 棺桶はないはずなのに」

何度も周囲を見回した。

いや、焦りから視線が泳いでるだけ、といった方が正しいかもしれない。

ダメだ、どこにもいないよ!」

私、女だけど、ミミセンの方が血液サラサラしてて飲みやすいわよ!」

「おい、タオナケ! 仲間を売るんじゃない!」

いつ解かれるかも分からない緊張感に耐えられず、俺たちの陣形は乱れつつあった。

こちらの様子を窺っているかもしれない相手に、そのような隙を晒すのはマズい。

早く見つけないと。

けれど一瞥しただけで分かるほど狭い空間には、どう見ても潜める場所存在しない。

見落とすような場所なんて……。

なにか閃きが降りてこないかと、俺は天井を仰ぎ見る。

その時、ハッとした。

「そうか、屋根裏だ!」

仲間も一斉に天井へ顔を向けた。

「で、出てこい!」

天井に向かって、自信なさげに威喝してみる。

何の反応も返ってこないが、俺たちは警戒を解かない。

その状態が数十歩ほど続いたとき、シロクロが痺れを切らした。

「ほれっ!」

シロクロは近くにあったモップを拾いあげると、天井ドンドン突いた。

すると、バタッと大きな音がした。

ネズミ足音だとか、そんな可愛いものじゃない。

疑念確信へと変わり、全身が総毛立つのを感じる。

「いるのは分かっているんだ! 観念しろ!」

己を奮い立たせるように、二度目の威喝は全力でやった。

その後またも静寂が流れたが、今回は数秒と続かない。

天井から、開き直ったかのように足音バタバタと響く。

瞬間、天井の真ん中あたりにポッカリと穴が開いた。

「えっ!?

俺たちがその状況を理解する間もなく、その空間から何者かが勢いよく降りてくる。

虚を突かれた俺たちは不覚にも立ちすくんでしまう。

「出たなドラキュラ! 俺と勝負しろ!」

ただ一人、シロクロだけは怯まない。

何者かが降りてきた時には、既に前傾姿勢で走り出していた。

「は? ドラキュ……」

ドラキュラ催眠術を唱えようと言葉を紡ぐが、わずかだけシロクロのタックルが早かった。

「ぐえ! な、なにを……」

床に倒れこんだドラキュラに、すかさずシロクロはマウントポジションをとる。

そして、ポケットに入れていたニンニクをおもむろに取り出す。

一気に勝負を決めるつもりのようだ。

「行くぞ!」

そう言ってシロクロは、なぜかニンニク自分の口に放りこんだ。

突然ニンニクを食べだしたシロクロに、ドラキュラは戸惑いの表情を浮かべる。

俺たちも困惑していた。

「シロクロ……それは自分にじゃなくて、ドラキュラに使うんだ」

「それに、生のニンニクは食べ過ぎると危険だよ」

「え、そうなのか……ぶうぇっ!」

シロクロは咀嚼していたニンニクを吐き出した。

それがドラキュラの顔にぶっかかる。

「ぎゃああ!?

ドラキュラが情けない叫び声をあげながら、足をバタつかせている。

どうやらニンニクが効いているようだ。

この隙を見逃してはいけない。

「俺たちも続くぞ!」

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2020-08-14

[] #87-7「保育園ドラキュラ

≪ 前

階段から、恐る恐る二階への通路を眺める。

踊り場はないようで、10段ほどの短い階段が扉へまっすぐと続いていた。

厄介なのは、横幅が狭くて一人ずつしか上がれないことだ。

仕方なく、俺たちは隊列を組みなおす。

「じゃあ俺が前で、ミミセン、タオナケの順で行こう。いちばん後ろは頼むぞ、シロクロ」

「えー、オレが切り込み隊長やりたい!」

シロクロが、これ見よがしに不服のポーズをとった。

俺も戦闘要員のシロクロを一番前にしたいのは山々だ。

けれど何らかのトラブル階段から転げ落ちたとき、シロクロの巨体を俺たちでは受け止めきれない。

不満げなシロクロをなだめて、俺たちは二階を目指した。

ここから先は完全に未知の領域だ。

今までは多少なりとも心に余裕があったが、さすがに体が強張っている。

震えで踏み外さないよう、階段ひとつひとつ慎重に上っていく。

そうして短い階段を一分ほどかけて、俺たちは二階の扉前へたどり着いた。

「……よし、開けるぞ」

自分の中で躊躇いが生まれないよう、俺は考える間もなく扉を開けようとする。

バンジージャンプとか絶叫系のアトラクションと同じで、こういうのは思い切りが大切なんだ。

決心に時間をかけるほど判断は鈍っていく。

「……あれ」

けれど、そんな俺の勇気嘲笑うかのように、扉は開こうとしなかった。

ドアノブを見る限り鍵はついていないのに。

念のため引いてもみたが、やはり開かない。

「建てつけが悪くなってるのかな」

ミミセンはそう分析したけれど、俺の感覚では違っていた。

この手ごたえは、どちらかというと“内側から何かが押さえつけている”ような……

「任せろ!」

俺がその予感を口にするよりも早く、後列にいたシロクロが声をあげた。

「ちょっ、シロクロ……」

シロクロは長い足を使って、前にいたタオナケとミミセンを強引に跨いでいく。

そして扉前にいた俺に覆いかぶさるような体勢でドアノブに手をかけた。

「俺はドラキュラを倒す男! こんな扉に負ける道理はない!」

シロクロはドアノブを勢いよく回すと、体重をかけてグイグイ押し込む。

それに呼応して、扉がミシミシと不吉な音をたてる。

止めようとした時には既に手遅れだった。

「ふんっ!」

シロクロが大きな鼻息をあげると同時に、バキっと鈍い音が響いた。

「よし、開いたぞ」

シロクロは満足げに開いた扉を誇示する。

少し呆れながら、俺たちは中に入っていく。

二階の物置部屋は、一階に比べると小ぢんまりとしていた。

埃をかぶった用具が部屋の隅っこにあるくらいで、棺桶だとか目を見張るようなものはない。

「なーんだ……これのせいだったのか」

扉近くに目をやると、木製の椅子が無残な姿で横たわっていた。

どうやらこれが引っかかっていたせいで開かなかったらしい。

塞いでいた犯人ドラキュラじゃなかったことに、俺は安堵の溜め息をついた。

けれど、それも束の間。

ちょっと待って。どうやってドアを塞いでいたんだ、これ?」

ミミセンの指摘に俺たちは息を呑んだ。

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2020-08-13

[] #87-6「保育園ドラキュラ

≪ 前

扉を開くと、中からひんやりとした空気が溢れて俺の肌を掠めた。

「私、冷え性じゃないんだけど、何だか寒気がするわ」

どうやら、それを感じたのは自分だけじゃなかったらしい。

この冷気は俺たちの恐怖心が感じさせた錯覚なのだろうか。

それとも中にいる“何か”が発しているのか。

中へ突入する前に、改めて各自荷物確認する。

ミミセンの提案で、俺たちは様々な撃退グッズを持ち寄っていた。

木の杭、銀製の食器ニンニク

このあたりは俺もよく知っている吸血鬼の弱点だ。

チャッカマン、お米、トリカブト

水入りの水鉄砲サンザシの枝、兄貴修学旅行で買ったアクセサリ

まりのない物ばかりのように見えるけれど、どれか一つでも効いてくれることを祈るしかない。

「さあ、行こうか」

意を決し、俺たちは物置部屋へ足を踏み入れた。


中に入ると冷気はますます強まった。

室内の温度は、まるで真夏を感じさせない程ひんやりとしている。

こんな場所冷房なんてしないはず。

この寒気、やはり気のせいでは済ませられない。

「ここから厳戒態勢だ」

物置部屋は行事で使うオブジェで溢れており、10畳ほどの面積を半分は埋め尽くしている。

まだ日中から吸血鬼は寝ているだろうけど、これらオブジェの中に紛れ込んで隙を窺っているかもしれない。

俺たちは背中合わせに隊列を組むと、その状態ゆっくりと進行していく。

ミミセンは全ての音を拾おうと、ここに入ってからずっと耳当てを外したままだ。

タオナケはいつも以上に眼光が鋭く、いつでも超能力を発動できるよう神経を尖らせている。

シロクロだけはいつも通りだったが、この状況下ではそれが俺たちの精神的支柱にもなっていた。

「みんな、棺桶を探すんだ。ドラキュラがいるなら絶対にあるはず」

ドラキュラ自分棺桶でなければ寝ることができないという。

俺も小さい頃は同じ枕じゃなきゃ寝られなかったけど、ベットごと必要だなんて随分と繊細なんだな。

数々の弱点といい、何だかドラキュラが少し可哀相にも思えてきた。

「僕の見ている方には何もないね

「私も見る限り、それっぽいものはないわ」

「どれが棺桶だ? あの看板みたいなやつか?」

「“みたいな”じゃなくて、九分九厘それは看板だよシロクロ」

そうして、しばらくオブジェの山を見渡していたが、目ぼしいものは見つからなかった。

念入りに調べたい気持ちもあるが、人ひとり入っているような箱だ。

見逃してしまうようなものじゃないだろう。

「となると……やはり二階か」

当時の俺も、一階の物置部屋は何度も見たことがある。

その時も、それらしいものを見た覚えはなかった。

から可能性として高いのは、俺が見たことも行ったことすらない二階だろう。

心なしか、この冷気も二階の方から漂っている気がする。

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2020-08-12

[] #87-5「保育園ドラキュラ

≪ 前

ちょっと待って」

事務室前に着くと、ミミセンはポケットから手鏡を取り出した。

それを使って、中の様子を間接的に覗き込むようだ。

「何でそんなもの持ってるんだ」

吸血鬼は鏡に映らないから、人間かどうか見分けるために持ってきたんだ。けれど、こんな形で役立つとはね」

そう言ってミミセンは自嘲気味に笑ったが、おかげで部屋の様子は分かった。

現在、中には年長の男性が一人、室内で最も奥にあるであろう場所で座っているらしい。

特徴的な髭を貯えていたから、たぶん俺の知っている園長と同一人物だろう。

しかし肝心の鍵が、どこにあるか見えない。

「ひょっとして、事務室にはないのかも……」

「いや、俺の記憶が正しければ鍵棚があったはず。ここからだと死角になってて見えないんだと思う」

うろ覚えだが、自分記憶を信じるしかない。

となると、後は園長の気をどう逸らすかだ。

「頼む、タオナケ」

「私、待ちわびてたんだけど、ここでやっと出番ってわけね」

タオナケは着けていたゴーグルを、おでこにまでたくし上げた。

そして園長の近くにあった表彰状へ向けて、鋭い視線を突き刺す。

そのまま凝視し続けること、5秒、6秒、7秒……

「……まだか?」

「私、急いでいるけど、あんたらが急かしても早くはならないわ」

タオナケは特定物体破壊することが出来る超能力を持っている。

けれど色々と制約が多く、しか成功率は5回に1回といったところ。

その上、この日は本調子じゃないようで、いつも以上に手間取っていた。

タオナケの焦燥感こちらにも伝わってくる。

「ああ、もう!」

だが、その感情の揺らぎが超能力作用したようだ。

タオナケが苛立ちの声を上げると同時に、周りの空間が一瞬だけ歪んだ。

超能力が発動した合図である

「わっ、なんだあ?」

突如、額縁の支えが音を立てて壊れ、表彰状がバタンと落ちた。

園長困惑しながら、おずおずと落ちた表彰状へ近づいていく。

「背を向けたぞ、今だ」

俺はゆっくりと扉を開くと、事務室の中へ入り込む。

近くにいる園長プレッシャーを感じながら、鍵棚があるであろう場所へ直進する。

記憶どおり、鍵棚はそこにあった。

自分記憶力を誉めてやりたいところだが、今はそんな暇はない。

俺はすぐさま物置部屋の鍵を拝借し、そそくさと事務室から出て行った。


とんだ回り道もしたが、俺たちはやっと物置部屋までたどり着いた。

「ここがマスダの言っていた、吸血鬼がいるとかいう……」

「私、まだ信じてないけど、確かに威圧感あるわね」

入り口の扉は何の変哲もなく、表札には「物置」と素っ気なく書かれているだけ。

だけど、そんな無機質な風貌が、むしろ俺たちを萎縮させた。

湧き上がる恐怖を振り払うかのように、俺は思い切って錠に鍵を差し込む。

そして勢いよく捻ると、扉はガチャリと開錠を告げる。

「……開いてしまった」

その言葉が口から漏れ出るのを、俺はギリギリ間一髪すんでの所で止めた。

まったく、ここまで来ておいて、何を弱気になっているんだ。

心の中で自分のケツを引っ叩きながら、俺はドアノブに手をかけた。

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2020-08-11

[] #87-4「保育園ドラキュラ

≪ 前

ミミセンの作戦は、こうだ。

まず俺が保育園の内部を調べつつ、侵入経路を確保。

それぞれ配置についたらトイレで合流。

そこでドッペルが俺と入れ替わり、同伴の先生を陽動する。

そう、さっきトイレから出てきたのは俺じゃなくて、俺に変装したドッペルだったんだ。

「私、不安なんだけど、あの子変装バレたりしないかしら?」

「久々に会った相手の顔なんて、正確に覚えているはずがない。それにドッペルの変装だ」

ドッペルは変装の達人で、特に俺に化けた場合は仲間でも見分けることができない。

あの先生兄貴並に勘が良かったとしても、しばらくの間は大丈夫だろう。

「二人が向かった広場は、物置部屋の反対方向にある。しばらくは戻ってこないはずだ」

そうは言っても悠長にはしていられない。

昼寝の時間が終われば、保育士園児が大量に解き放たれる。

そうなったら隠れようがない。

俺たちは足早に物置部屋を目指す。


廊下に並んだ各部屋の扉は窓突きであり、その面積は上半分にも及ぶ。

なので俺たちは屈みながら移動していたんだが、長身のシロクロは四つんばいで歩いていた。

その姿は、傍から見るとドラキュラより不気味かもしれない。

「みんな走るんじゃないぞ。常に足のどちらかは地面に接地して、素早く歩くんだ」

くねくね競歩スタイル! NA・KA・TA! NA・KA・TA!」

ミミセンの忠告に、シロクロは所在なさげである

こいつは普段からこんな調子だ。

「やめろシロクロ」

俺は咄嗟にシロクロの前身頃を引っ張って嗜めた。

「私、シロクロは仲間だと思っているけど、今回の作戦に連れて行くのは失敗だったんじゃないの?」

「そう言うなよタオナケ」

もしドラキュラと相対した場合、正面からマトモにやり合えるのはシロクロだけだ。

多少のリスク覚悟で連れて行く必要があった。

それに何だかんだいって物置部屋までもうすぐだ。

「よし、後はこの突き当りを曲がれば……」

ちょっと待って、マスダ」

その時、ミミセンの静止が入って俺はギクリとした。

「誰か来るのか!?

このタイミングで誰か出てくるのはマズいぞ。

俺たちが今いる場所は一本道な上、周りに遮蔽物が少なく隠れるのが難しい。

「そうじゃなくて、事務室に行かなくていいの?」

「……あっ」

わず声を漏らす。

そうだ、気が急いて大事なことを忘れていた。

物置部屋には鍵がかかっているはず。

俺たちは鍵を手に入れるため、少し進路を変えて事務室に向かった。

次 ≫

2020-08-10

[] #87-3「保育園ドラキュラ

≪ 前

まずは内部の情報を調べるため、卒園者の俺一人で訪問する。

突然の訪問だったが、知り合いの保育士がいたためスンナリと入ることできた。

「おー、マスダくん。また会えて嬉しいよ」

「久しぶり、先生

お世話になった相手に、俺はよそよそしく挨拶をした。

気のいい先生だけれど、俺はこの人に苦手意識があったからだ。

先生プール時間、水に顔をつけることすら出来なかった俺を半ば強引に潜らせたことがあった。

この人と対面すると、あの時の息苦しさを思い出して言葉を詰まらせてしまう。

おかげで泳げるようになったわけだから感謝してはいるけれど、だからといって割り切れるものじゃあない。

「それにしても今日はどうしたの?」

「え、いやー、たまたま近くを通りかかったから懐かしくなっちゃって……」

物置部屋の件は伏せて、取りとめもない返事で誤魔化した。

吸血鬼は招待されなければ家の中に入ることが出来ない。

まり、もし本当にドラキュラが園内にいた場合、奴を匿っている人間がいることになる。

その疑いは園内の関係者全てに及ぶ。

特にドラキュラの件を知っていた先生は確実に協力者だろう。

もし俺の考えすぎだったとしても、現時点で“ドラキュラがいるのか確かめに来ました”なんて言うのは賢明じゃないだろう。


こうして先生の案内の下、一通り園内を見て回った。

どうやら俺が通っていた頃と内装ほとんど変わっていない。

園児たちは昼寝の時間で、保育士たちは各部屋にいる。

後は俺に同伴している先生だけどうにかすればいい。

やるなら今のうちだろう。

「すいません、ちょっとトイレ……」

俺はわざとらしく股間を押さえながら、近くのトイレルームに駆け込んだ。

「おっと、大丈夫? じゃー、終わったら言ってね」

先生は出入り口近くで待機し、さすがにここまではついてこない。

俺は出入り口から一番奥にある個室に入った。

そしてポケットから通信機を取り出し、仲間に連絡をする。

「予定変更なし。みんな配置につけ」

…………

数分後、静かなトイレルームに水の流れる音が響き渡った。

間もなく、俺の入っている個室の扉が開かれる。

「もういいの?」

入り口にいる先生が様子を窺ってくる。

はい、お待たせしました」

洗面所で手を洗いながら、そう答えた。

「じゃー次はどこ行く?」

「うーん……じゃ、広場を見てみたいかな~」

そうして二人はトイレルームを後にした。

水の流れる音が途切れ、辺りはまたも静寂に包まれる。

聴こえるのは“俺たち”の吐息だけだ。

「……どうだ、ミミセン。周りに誰かいるか?」

ミミセンはヘッドホンを外すと目を瞑り、全神経を耳元に集中させた。

「私、共用トイレ匂いは気にしない方なんだけど、この湿気っぽい感じは何か慣れないわ」

「水洗の音を聞いてたら催してきた……」

「しっ! みんな黙ってて。音の選別は苦手なんだから……」

ミミセンは参謀担当だが、真髄は聴力にこそある。

敏感なので普段封印しているが、いざ解放されれば精密な索敵機と化す。

「……音がしない、近くには誰もいないよ」

「よし、行こう!」

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2020-08-09

[] #87-2「保育園ドラキュラ

≪ 前

意味のない意地を張ったとは思う。

だが張ったからには、自分の思い出に決着をつけなければいけなかった。

あの物置部屋に行って、ドラキュラいるかどうか確かめなければ。

鬼が出るか蛇が出るか、いずれにしても怖気づいてはいられない。

たとえ不都合な真実が待っていたとしても、このまま家にノコノコ帰るわけにはいかなかった。

せめて何らかの土産話でもなければ兄貴に合わせる顔がない。


俺は保育園に忍び込むため、いつものメンバーたちを招集した。

「……というわけで、ちょっと協力してくれ」

経緯を説明すると、皆は怪訝そうに俺を見つめた。

にわかには信じがたいねそもそもドラキュラ”はキャラクター名であって、吸血鬼全般を指す言葉ではないし」

ミミセンがどうでもいい薀蓄を垂れる。

ドラキュラ固有名詞かどうかなんて今は問題にしていないんだけれど。

「ま、マスダの兄ちゃんが言ってることの方が……す、筋は通ってる、かな」

たどたどしく喋っているのはドッペルだ。

いつもは割と乗っかってくれるのだが、説明するのに兄貴名前を出したのが迂闊だった。

ドッペルは兄貴に懐いているから、意見割れたらあっちに味方する。

「私、予定あんだけど、そんなことのために呼びつけたの?」

タオナケが溜め息交じりにボヤいた。

連絡の際に二つ返事で応じていたから、どうせ大した予定じゃないだろう。

それでも期待はずれな用事だったせいか、かなり不機嫌になっている。

そんな感じで、皆あまり協力的ではなかった。

ドラキュラ存在を疑っていたと同時に、内心恐れてもいたからだろう。

そいつは強いのか?」

「まあ、人間よりは強いかな」

「つまりそいつを倒せば俺は名実ともに最強の男になるわけだ」

けれど、ただ一人、仲間のシロクロはやる気に満ち溢れていた。

破天荒性格の奴だが、こういう時は話が早くて助かる。

けれども、さすがに俺とシロクロだけじゃ不安だった。

万全を期すなら全員の力が必要だ。

「みんなは不安じゃないのか? この町にドラキュラいるかもしれないのに。その可能性を、大人たちは可能性とすら考えない。でも俺たちは違う!」

多少の無理を承知で、俺は勢いに任せて皆を説得する。

「夜になると、ヤツは目を覚まして血を追い求める。蚊にさされる方がマシだってくらい吸われるんだ。それは俺たちかもしれないし、俺たちの家族かもしれない」

不安煽りながら、これは必要なことで、自分たちにしかできないことだと熱弁した。

「……確かに、見逃した時のリスクが大きすぎる」

「私、ドラキュラなんて信じてないけど、まあ確認するだけならいいかもね」

その甲斐もあり、皆も腹も括ったようだ。

俺たちは阿吽の呼吸で頷くと、おもむろに保育園のある方角へ走り出した。

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2020-08-08

[] #87-1「保育園ドラキュラ

俺の通っていた保育園にはドラキュラがいる。

そのことを知らされたのは俺が保育園に来て数ヵ月後のことで、その日は何もかもが不自然だった。

保育士先生紙芝居の続きを読み聞かせると言って、俺たち園児を物置部屋へと連れていったんだ。

そこは園内の裏口近くにあり、あまり馴染みのない場所だった。

廊下からして人けがなくて暗がりだったから、みんな怖がって通らないようにしていたんだ。

「入る前に言っておきたいことがあるんだけど……この部屋の二階にはね、とっても“こわーいヒト”が眠ってるの」

先生はおどろおどろしく言った。

「そのヒトはね……青白い顔で……牙があって……人間の血が大好物なの」

勿体つけて、重苦しく、先生は“そのヒト”の断片的な特徴を紡いでいく。

ドラキュラ! ドラキュラだ!」

園児の一人が声を荒げた。

ドラキュラ……その化け物の名前らしい。

「そう、ドラキュラ! 彼は太陽の光がダメから朝は寝ている。でも、あまり騒ぎすぎると……さすがに起きちゃうかもね」

聞き慣れない情報に正直ピンとこなかったけれど、それでも俺たちは震え上がった。

とにかく恐ろしい化け物が、この物置で眠っている。

現実的で、捉えどころのない存在が身近にいるかもしれないという感覚

俺たちが怖がるには、それで十分だったんだ。

「さあ! 紙芝居アリババと350gの野菜』の続き、読んでいきますよ~」

先生意気揚々と読み始めたが、俺は終始ドラキュラ存在が気になって紙芝居どころではなかった。

結局、モルジアナが熱々の油で野菜をどうするのかは今でも分からずじまいだ。

倉庫室へは、それから紙芝居の度に足を運んだけれど、俺は何とか卒園することができた。

あの保育園には今でもドラキュラがいるのだろうか。


…………

この話をすると、兄貴は肩を震わせて笑った。

「真顔で何を話すのかと思ったら……それはズルいぞ、お前……」

俺は戸惑った。

いつもの兄貴は、あまり感情を表に出したがらない。

せいぜい口元を歪ませるくらいで、それだって手で覆い隠して見えないようにする。

そんな兄貴が憚らずに笑うのだから、よっぽどだ。

「何がそんなにおかしいんだよ」

「いや、そのつもりで話したんだろ」

「そのつもりって何だよ」

「ん?」

「は?」

やりとりが噛み合わず、少しの間、沈黙流れる

まさか……マジで言っているのか、弟よ」

さっきまでニヤついていた兄貴怪訝そうな表情に変わった。

哀れなものを見るような目で、こちらを伺ってくる。

ドラキュラがいるってのは、ガキを怖がらせて静かにさせるための作り話だろう。あの頃のお前が真に受ける分には可愛いもんだが、今のお前が言うとさすがに……可哀想になってくるぞ」

そう言われてみると、確かに信じられない話だと自分でも思う。

けれども、兄貴の言い方には向かっ腹が立った。

ドラキュラを見たこともないのに、何でウソだって決め付けるんだよ」

「見たことないから、いないって言ってるんだよ。お前だってたことないくせに何を根拠に信じてるんだ」

俺は反射的に噛み付くが、マトモな反論は何一つできなかった。

「千歩譲ってドラキュラがいるとして、それが一介の保育園で眠ってる意味が分からない。そんな場所紙芝居読み聞かせ先生メンタルどうなってんだよ」

「ぐう」

ぐうの音を出すのでやっとだった。

兄貴に理詰めで返される度、自分の首はどんどん絞まっていく。

「そこまで言うなら証明してやる! 神妙に待ってろよ!」

まらず啖呵を切って、俺は家を飛び出した。

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2020-07-15

かーいかいか

ふんがーふんがーフランケン

ますますドラキュラ

ウォーでがんすの狼男

おれたちゃ怪物三人組よー

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