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はてなキーワード: インディーズとは

2023-04-07

anond:20230407112747

インディーズでも、グラがしょぼくても、ちゃん面白ければクソゲーなんて言われんだろ。

クソゲーバカゲー。もううんざり

インディーズゲーム開発者だけど、ひとこと言わせてほしい。いい加減うんざりだ。

大手みたいに豪華なグラフィックじゃない個人開発者が作ったゲームが、バカゲーだのクソゲーだの言われてるのを見るたびに悲しくなるんだよ。

こっちだって暇つぶしゲームを作ってるわけじゃない。

おカネを稼げるか赤字になるか分からないし、一生懸命作ったところでそもそも誰もダウンロードしてくれないかもしれない。それでも精魂込めて作る。遊んでくれる人の負担にならないように、楽しんでくれる希望に期待して作るんだよ。自分を削る思いで…… プライドを賭けて製作してるの。

頼むから製作者の気持ちを踏みにじって、クソとか、バカとか言わないでくれよ。

作り手だって人間なんだよ!!

暴言を吐かれたら傷つくし MP が下がれば意欲はいつか枯れ果てて心が折れてしまう。自作ゲームを通して幸せになってほしい人々が気楽に放つ心ないレッテルで、大好きなゲーム製作が思い出すのも嫌なトラウマになってしまいかねない。高評価してくれなんて言わないから、「このゲームバカゲーだな」と思ったならプレイをやめてくれ。ダウンボートでもしてくれ。どっかの界隈で無害な自己満足作品をシコシコ作ってる変人たちを、せめて放っておいてくれ。それとも面白くないゲームを買ったら復讐しないと気が済まないのか。

バカアニメ、クソマンガ、って言わないだろ?

エンタメ作品芸術コンテンツとしては全部平等に同じなはずなのに、どうしてゲーマーだけは民度スラムまりなんだろう……。なんでバカゲーなんて言い方が未だに放置されてるのか…… 本当に意味がわからない。心の豊かさとか何かが足らないのなら、それは社会に訴えてくれよ。俺らコンテンツ供給側は別に君らの『受け皿』じゃない。

2023-04-01

築50年都内マンション様相 身寄りのない高齢者の補足

身寄りのない高齢者 https://anond.hatelabo.jp/20230329152826 を書いた者です。ここ数日は朝晩先生のところに行き、おむつを替えたり水筒にお湯を汲んだりそうめんを茹でて届けたり恨み節を聞いたりしておりました。

 

 コメントで、築50年、1970年代に作られたマンション様相についてイメージしずらい(しづらい)方がいるようなので書いてみようと思いました。

 

 このマンション1970年ごろ、23区内の都心ではない地域に建てられた。8階建て、64戸。間取り3LDK私鉄の駅から続く商店街を徒歩五分といった立地だ。私は昭和55年1980年くらいから住み始めた。幼稚園生だった。

 小学校入学するとなったとき、この地域には集団登校というものがあり、そこに参加することになった。マンションの一階のたまりに50メートル半径くらいに住む小学生が集まり、6年生の班長を先頭に行列して登校していた。下駄屋のせがれ班長レストランせがれが副班長スーパーのむすめにはよくからかわれていた。この集団が30人ほどで、うち15人ほどがこのマンションの子供だった。統計を見るとこの区の当時の小学生の数は今の倍で、同級生が5人いた。幼稚園のころ、鉢合わせるといつもいじわるをしてくる「とおせんぼうのおねえちゃん」と私が呼んでいた子が、入学式で同い年だと判明した時の驚きは今も覚えている。親同士も入学式を機に急激に関係を深めていった。それぞれ多様なルーツと職をもつ家庭同士が「同級生の子育て」という繋がりで協力関係を築きはじめた。地元の零細土建屋社長理工系技術者保育士共産党員福祉従事者、学者など様々な職種の親たちだった。仕事の忙しい時は子供をあずけたり、おかずを分け合ったり、土建屋おやじが釣ってきた魚をさばいて集まってみんなで宴会したり、うちの母が子供たちに勉強を教えたり、醤油砂糖がないときは借りに行ったりというつあいがはじまった。そういう関係性は同級生以外の世帯にも波及し、私が成人するまでは本当に長屋のような雰囲気があった。おばさまたちはたくましいコミュニケーション網で、マンションだけでなく地域情報を過剰に共有していた。マンション商店街に面していたこともあり、町内で起こったことはすぐに衆人の知るところになるような状態だった。救急車が来ればすぐに誰がどうなったか情報が回り、火事が起きたら皆が集まり、私が近隣で悪さしようものなら、すぐに母の耳に入るような、そんな街だった。

 おそらく80年代はほぼ全世帯が持ち家だった。新築で購入した住人ばかりだった。私の両親も、新築で買った父の弟が海外に赴任になり、譲り受けたものだった。なので高齢者ほとんどいなかった。近所にワンルームマンションというものができたという話が広まり住民がいぶかしがるような時代だった。独身者アパートに住み、地元民は一軒家に住み、新興の移民マンションに住むという構造だったのだと思う。商店街コンビニレンタルビデオ店が出現したのは80年代後半だったか。街が進化しているという雰囲気があった。(しか資料をみるとこの街の全盛期は遥か昔にあり、戦前から駅前には映画館集会場があり、商店街はその枝葉の脇道にまで飲食店や遊興施設にあふれていたらしい。私が知る商店街はメイン通りだけだ。映画館なんて想像もつかない)90年代後半に私が実家を出るまでは、商店街には勢いがあったように思う。オリジン弁当のはしりのような店で私はバイトしていたし、中規模の本屋ができたり、中古ゲーム屋ができたり、インディーズコンビニができたり、まあたらしい店舗が次々に出現した。外国人も増えていった。皆が東京未来を信じていた時代だったのだと思う。

 その後私は実家からそれほど遠くない、もうすこし大きな駅で自立する。歴史も規模も地元とは一味違った。そこではじめて都市生活者としての暮らしがはじまったように感じた。近隣に知り合いなどおらず、非常に個人的で閉鎖的な生活がはじまった。恋人同棲していたのでそんな環境でも寂しさはなく、気楽で自由暮らし謳歌していた。文化的地域だったのでアーティストやら文人やらといった有象無象とのつながりもでき、地元とは違うコミュニティでの生活は心地よかった。新興サッカークラブファンの繋がりなどもあり、自立して新たな人生をこの地域で歩んでいるという満足感もあった。今思うとJR沿線私鉄沿線では街の成り立ちが違っていた。どちらがいいのかはわからない。

 そんな2000年代。わが地元マンションは活気を失っていく。子供たちが出て行って高齢化たからだ。私が実家を見切った大きな動機の一つに衛星放送問題があった。マンション世帯四方にあり、衛星放送アンテナを南西だか南南西に向けられる世帯は限られていて、我が実家はどうしても衛星放送が受信できなかった。90年代後半に普及したCS放送を見るためにどうすればよいのかと苦心していたときマンション理事会が開かれるという。私は屋上衛星アンテナを設置し、各戸に配線することによってどの向きに位置する住人でも衛星放送を視聴できる環境を実現するべきとの議案を提起した。私は住人のおじさまおばさまへ向けてプレゼンしたのだが、投票の結果は否決だった。そのとき長老のひとりのおばさまの「わたし意味がよくわからなかったけど、反対にしちゃった」というつぶやきが耳に入り、ああもうここに住んでいてはいけないと思った。ここは朽ち果てるのだと本気で思った。この街には何の魅力も感じなかった。若い方には意味が分からない話かもしれない。固定電話インターネットに繋いでいた時代の話だ。

 「マンションの向かいの部屋」という記述がわからないというコメントがあったので、マンション構造について記す。我がマンションはいわゆる「内廊下であるエレベーターマンション中央部にあり、廊下も完全に屋内にある。外から各戸のドアは見えない。ホテルのような構造だ。階段も内部にあり、非常階段けが外部に設置されている。一階のロビー(といってもたまりと集合ポストがあるだけなの空間)に受付のようにガラス窓の事務室のような管理人室があり、そこは居住空間にもなっている。管理人住み込み管理会社が雇っている。部屋の所有者は管理会社だった。初代の管理人は私が物心いたころにはおじいちゃんだった。気のいいおじいちゃんで、前述した「先生」もこの管理人とは懇意にしていたそうだ。彼が引退した後、何人か後任が変わり、今の管理人は勤続20年くらいか。気さくな夫婦住民とは打ち解けている。数年前、管理会社方針住み込みでの雇用は打ち切るとなったときマンション自治会自治会費で管理人室を買い取り、管理人雇用することになったとのことだ。そのとき声明文で「高齢者が多くなっているこのマンションにおいて住み込み管理人は不可欠」といった文言があったそうで、先生はそれを根拠管理人介護を強いろうとしているところもある。管理人はそれを個人裁量判断する領域だと主張しており、それに対しては他の住民管理人に同情的な態度でいる。介護するほどの給料は払っていない。

 

 とりとめなくなってしまった。地域先生の話をひとつ

 マンションのふもとには公園がある。サッカーコートくらいの広さに、20メートルほどの高さの木々がぽつぽつとたっている。子供の頃は木々をよけながら野球サッカーをよくした。さして広くない公園なので、子供の打球でもしばしばボールは柵を超える。超えた先は民家や我がマンションの一階世帯だ。植木や窓や壁を破壊することもある。住人としてはたまらない。子供たちをどなりつけにくる。われわれ悪ガキはそんなこと関係なしだ。ホームランを打つと出てくるモンスターしか思っていないので、どうやって攻略してやろうかという遊びの延長としてとらえ、慣れてくるとからかったりする。怒り心頭大人行政に働きかけ、公園には「サッカー野球等の球技禁止です」の看板が立つ。そんなものも我々にはなんの効力もなかった。そんな折、被害にあっていた一階の住人である医師夫人が、先生師範学校の先輩だったそうで、先生に「あなた現役の教員なんだからここらの悪ガキに説教して頂戴」という指令が下った。先生はしかたなしにひきうけ、我が家に集められた子供たち親たちを前に話をすることになった。先生はそのとき野球サッカーだ窓を割るなとかいう話は一切せず、私が教えている学校には、いろいろな子供がいて、それぞれ固有の好奇心があり、自由時間には絵を描いている子もいれば、本を読んでいる子もいる、おしゃべりをしてる子もいるし、折り紙をしている子もいる。子供というのは自由環境があってこそ成長するものであるという話をしたらしい。私は覚えていないのだが、聴いていた父はいたく感心したらしい。先生にはそういう一面もあったようだ。

 たまに実家に帰るたびに衰退し活気を失っていったわがマンションも、2020年代から変化が訪れた。年寄りが死んで子育て世代が移り住んでくるようになった。私の幼少期とは数が違うが、小さい子供をよく見かけるようになった。外国人も増えた。賃貸の住人も増えた。私は離婚しひとり身になっていたところに、父の介護必要になり再びこのマンションに戻ってきた。父を自宅で看取り、そのまま母との二人暮らしがはじまった。職場も近いし、近隣にはなじみの人々がいて、それなりに快適に暮らしている。スーパーのむすめも今となってはわたしいじめないし、買い物に行けば談笑くらいはする。先生最近どうなのという話題は常にあがる。先生スーパー下駄屋の軒先で店主をつかまえて延々と話し込むのが日常だったし、出歩けなくなってからは困るとスーパーにも電話してきて助けを請うので、みな戦々恐々としているのだ。なぜ先生のことをそんなに詳細に知っているのかというコメントもありましたが、こんな地域では先生の詳細なくらしぶりなど、個人情報というより災害情報のように扱われているのです。ケアマネもすぐにその輪の中に取り込まれる。そんな地域なのです。

2023-03-30

AIイラスト使うだけでインディーズゲームクオリティ10倍ぐらい上がるんじゃないの

未だに下手くそな絵使ってる同人クリエイターは恥を知るといいよ

2023-03-29

anond:20230329184407

ちゃんと「想定読者年代に応じた性表現」がされるように編集部規制基準があるので、段階的に性表現に触れることが出来る。

 

直球で児童対象にしたポルノファンタジーを繰り出してくる集英社だけど?

基本的腐女子たちは共同感覚が欠如していて海外なら児童ポルノ児童虐待判定される作品を平然と肯定したり垂れ流す

そして日本という社会はそれを誰も咎めないし、むしろ売れれば何でも良いとばかりに腐女子応援ちゃうノリだ

  

具体例をあげたらキリが無いが、近年のジャンプで言えばBLを題材にした『腐女子除霊師オサム』

ポルノ作品でも社会作品でもないのに差別的ポルノファンタジーであるBLを題材にする時点で既にヤベーのだが『どっちが受けか攻めか』なんて公式アンケートを無邪気に取ったりする

https://twitter.com/shonenjump_plus/status/1411894677385613319?s=21

 

ちなみにBLの受け攻めとは『どっちがちんこ入れる方か?』であり、単なるポルノの嗜好の話である

しかも『腐女子除霊師オサム』の中でポルノファンタジー対象になっているキャラクターは"未成年"である

これをインディーズ独立系出版社・・・でなく、日本代表する出版社編集部やらかした上に自らSNS拡散しているのである

海外ならフツーに担当者なり役員なりの首が飛ぶレベルの話だと思う

(ちなみにジャンプ過去にはスポーツ漫画公式スピンオフを同作品bl描いていた(る)同人作家に描かせていたりもする。

もちろんポルノファンタジー対象になっていたキャラは"未成年"だ)

2023-03-22

電撃30周年で感じるラノベのものの完全なるオワコン

漫画より金額あたりのコスパが安い! → 漫画アプリ無料ラノベは結局有料!

「電撃ノベコミなら無料はい論破!」

と思った君はアプリを開いてみよう。

サ終である

ラノベ最大の強みは失われたと言って良い。

そこらのラノベより漫画の方がヘビーになってきた

この変化もかなり痛い。

漫画文化成熟によりラノベなんぞよりも中身のある漫画が増えてしまった。

レベルが同じなら絵がある方がいい。

しか無料だ。

無料と言えばソシャゲなんかも最近ストーリーSF要素を散りばめるのが当たり前になり考察班が各地に作られている。

物語を接種する手法として小説を選ぶ人口比率ドンドン狭くなってきていると言って良い。

ラノベはもはや「原作」でしかない

じゃあなんでこんなオワコン化しているのにラノベは存続しているのか?

原作」として存在価値があるから

ラノベはもはや漫画アニメ原作しかない。

ラノベで人気を出す→漫画アニメ化される→ポロロッカ的な逆流が起きてラノベの方も「原作」として売れ始める→本格的に収益化される

昔のライトノベル場合ラノベで人気が出た段階で十分に収益化されていたが、今の市場プロレベルの食い扶持を得るにはこのストリームに乗るしかない。

さしずめインディーズバンドレコード会社に拾われ強強なサポートチームを組まれることでようやくプロとして食えるような状況にある。

ラノベそれ自体純粋生命力は自立不可能レベルとなっているが、その周囲を取り巻くメディアミックスの流れの中で生き延びている。

結果的に生き延びているわけだが、それはあくまで「原作」としての存在価値があるからだ。

メディアミックスで伸びる前にラノベを買う読者の多くも「アニメ化されたときに昔から注目してたとイキれちゃうかな」と下心を持つのが大半だ。

ラノベこの先生きのこれるのか

生き残るだろう。

原作」としての圧倒的身軽さは他のメディアを一切寄せ付けない。

その上で大衆相手にしたオーディションを既に乗り越えているという背景を持てる。

たとえばツイッターで伸びた漫画出版されることがあるがそこから映像化まで行った作品は数えるほどしか無い。

だが、小説家になろうやアルファポリス原作として映像化作品はどれほどあるだろうか?

圧倒的身軽さ、始めやすさ、それ故の人口の多さに一作家あたりの回転率の高さ。

あらゆる要素が高速でサイクルを回してとにかく売れそうな「原作」が産まれるまでのガチャを引き続ける機能に優れている。

売れそうな「原作」の青田買い現場としてラノベは今後も業界に居場所を維持するだろう。

だがメディアミックスを前提とするこなく純粋作品として評価される機会は、他の多くのメディアパイを奪われ続けるのは目に見えている。

たとえば「SAO最高!大好きです!」と言ってる人の多くが思い浮かべるのがアニメの話だ。

原作好きな人もいるが、そんな人ですら「最高のアニメ化でした!恵まれていて嬉しいです!」とむしろアニメの方をより強く褒める状態だ。

こんな状態いつまでも続くのなら、もはやラノベが「コンテンツ業界の中枢」として君臨することはないだろう。

あくまでも強い「原作」を引き当てるための巨大なガチャガチャマシーンとしてピラミッドの最下層に組み込まれ状態は、かつての栄光を思えば「オワコン」と言って然るべき没落ぶりだ。

2023-03-21

高校の頃の倫理教員は、授業中にanother brick in the wallのMVを見せる(多分フーコーかなんかにこじつけて)痛い人だった。

いわゆる進学校で、生徒も教員も事あるごとに「自由」と「個性」を口にするし、その倫理教員特にそれに乗っかっているような感じだった。生徒からは良く言えばゆるい、悪く言えばいい加減という専らの評判で、その教員自身もそれを自負してこと演じている節があった気がする。

他の環境を知らない一貫校で、しかもそこそこ以上に裕福な家庭の男子という画一的環境。そんな場所で周りがしきりに個性だのキチガイだの変人だのと口にするのがいけすかなかった。捻くれたガキだったから。だからそれに乗じて「変人エピソード披露するその教員にもあまり良い印象はなかった。

最後定期試験に「倫理教員イメージ」というアンケート欄があり、多くの生徒の答えは「変人」だったし、それは教員の想定ないし期待する答えでもあったんじゃないかと思う。私はそのノリが気に食わなかったので、確か「哲学科に入ったかと思えば教員職を得る、趣味人なのか現実志向なのか分からない、でも運任せの人。変人巣窟の凡人」みたいな事を書いた。真面目にそう思っていたのだが、「すげえブラックジョーク!」と書かれて返された気がする。その辺はちゃん大人だったんだな。

彼の授業のスタイル大学のそれっぽかった。教科書は使わずプリントを配り、指導要領通りの内容もほどほどに授業内容とこじつけた内容の映画を見せられた。定期テストも、映像レポート(という体の感想文)のウェイトが結構大きかった。

生徒を大人として扱いたかったのか、ガキ相手のなんか型に嵌った授業をするのがバカしかったのか、どうだったんだろう。

なんにせよ、倫理なんて3年の選択で取る少数以外には無縁な科目だし、それならばと好きにやりたかったのかもしれない。

作品ラインナップは、映画好き1年生みたいな感じだった。

マトリックス

エターナルサンシャイン

トゥルーマンショー

2001年宇宙の旅(一部)

フルメタルジャケット(一部)

空気人形

愛のむきだし

マルコヴィッチの穴

あとなんかインディーズ映画と事変だか椎名林檎だかの百色眼鏡ってMV

こんな感じのを見せられた。愛のむきだしが一番好きだった。あの作品が好きなのか『空洞です』が好きなのかは未だに分からんけど。

映画垂れ流し授業には結構人生に影響を与えられたような気がする。その後ネット映画好き必修作品に挙がるようなのを片っ端から観るようになった。

今や映画鑑賞は自分人生の核に近い部分にある。本当は何か自らの手を動かして脳内のものを描き出すアウトプット趣味を持ちたいのだけれど、怠惰には中々勝てないな。

あの教員の嫌いな部分は嫌いなままだが、悪い人ではなかったなと思う。

2023-03-19

anond:20230319160459

Amazonインディーズとかあるけど個人名前だけで勝負するよりはまだ編集ついたほうがメリット多いよな

今の40代オタクがボクの師匠プログラムCGDTM師匠のおかげ その1

ゲッサンでどうやら同世代が当時を振り返る漫画を連載開始したようなので、別視点で語らせて貰おうか。

1990年代

めぐり合わせが良かったのかパソコン通信終焉期に同世代としては比較的早期にパソコンを手に入れ、パソコン通信をやっているお兄さんたちからプログラミングを習うようになる。
このお兄さんたちは今の40代、公開されているプログラムの改造についてフォーラム質問したこときっかけに、会話の中で自分小学生であることがバレてしまい、お兄さんたちは面白がって僕にBASICとCを二次関数も知らない小学生へかなり丁寧に教えてくれた。

お兄さんたちは次第に「これからインターネット時代だぞ」「大学にはJUNETがあって」などと教えてくれるようになり、インターネットやUUCP、TCP/IPWWWなどの知識小学生に詰め込むようになり、指導される言語PerlHTMLが増えたもの我が家にはまだインターネット環境がなかった。

Windows 95我が家に導入されるタイミングインターネット環境も敷かれ、ここでCGIゲーム出会いプログラミングへのめり込んでいくこととなる。
師匠たちの教えは素晴らしく当時のCGIゲームの主要開発言語はPerlであったため何も不自由なく改造がはかどり、負荷を高めても叱られが発生しにくいCGI対応ホームページスペースを提供してくれているプロバイダを探すこともよくやった。

2000年代初頭

その初頭(02年くらいから)にAdobe Flash方面で大きな動きがあり、いわゆる「FLASH黄金時代」を迎える。
Adobe Flashの派手に動くアニメーション音楽に衝撃を受け、そして我が家PCビデオメモリの貧弱さに絶望をした(お年玉全額投資した上で親に拝み倒してビデオメモリいっぱい積んでるPCへ新替した)。

2000年代以前もMML(Z-MUSICなど)でDTMを軽く触る程度やっていたものAdobe Flash自由自在マルチメディア感へ完全に影響され、本格的にDTMCGへ手を出すようになる。

当時主に使っていたDAWSinger Song Writerで、これは当時の師匠たちの主な環境ミュージ郎であったため影響を受けた弟子である自分DAWにおいてSinger Song Writerしか知らなかったという意味合いが大きい。結局、手に馴染んでいたMMLを完全に排除するまではいっておらず併用する形でDTMをやっていた。
当時のインターネット音楽事情を振り返れば今だから言えることだが、BOSSエフェクター回路図などがネット上に出回っており、おそらく電気関係を学んでいたであろう師匠たちの手によってミニ四駆改造を主とした電子工作の手ほどきを受けていた自分師匠たちから渡されたエフェクター回路図によって自作し、最終出力をMTRなどでレコーディングするという手法を取っていた。
当時のソフトエフェクター音楽素人自分でもわかるくらいに品質が悪く、何なら最終段をPCM音源出力するわけでなくFM音源でのみ仕上げるときは疑似ディレイや疑似デチューンなどの手法によってエフェクター表現するしかなく、ソフトエフェクターハードエフェクターを超えられないことが常であった。

Adobe Flashでは主にMotionSWFとSodipodiを利用して作成しており、Sodipodiは後にInkscapeとして派生していくことになり今でも使用しているが、MotionSWFはSWiSH2が登場すると直ぐに乗り換えた。MotionSWFは連番画像を事前に生成する必要がありActionScriptの扱いにも難があったためだ。
Adobe公式でLiveMotionというFlashアニメーションというのをリリースしていたもの学割が効くとは言え高価で、師匠世代の方々は学割が使えないのでSWiSHを使っていたこともあり影響された。
このあたりにTVアニメなどで使われる背景動画モーショングラフィックスという技術の括りに入るものと知る。まぁつまりモーショングラフィックスとは静止画アニメーションさせる技術総称なのだ

この時点で自分中学生自分の肌感覚だがこの時点でがまだ「オタク」へ対する風当たりは強く、中学校でもイジメ殆ど変わらないであろう扱いは散見されており、自分の姉たちからオタクっぽい趣味は良くないよみたいなことをよく言われたものだった。
まぁ姉たちも思春期だし、部屋にこもってパソコンへ向かってフヒヒとか言ってたり、電子工作で謎の機械作ってたり、Marshallのジャンクアンプをどこからか拾って来て修理してる弟は気持ち悪かったんだろう。

ただ運良くも両親が身体デカく産んでくれたおかげで、自分自身イジメられた経験がほぼ無く、というか面白ものを生み出すオタク友達イジメる不良が大嫌いだったので思春期だったこともありやり合っていたというのが実情だった。
なにせ一次産業家庭の生まれだったので早朝は実家の手伝い、親父の男子たるものスポーツくらい出来なければという保守的思想によって野球部所属し、帰宅後も実家の手伝いをしていたため身体が鍛え上げられる環境だったのだ。ツルんで威張り散らかし調子に乗ってタバコや酒をやるようなナヨナヨした不良に喧嘩で負ける道理は無い。
親父や教師たちは自分正義感溢れる少年だと思って度々喧嘩をしても大目に見てもらっていたが、実際のところはオタク友達が「イジり」に遭ったことに腹を立てて「俺たちに構うんじゃねぇ!」と思春期自分が怒っていただけだ。
ただこの不良たちとも仲直りをした。時代ビジュアル系バンドインディーズバンド流行り、そして青春パンクが注目され始めるとき。そんなときエフェクターアンプ自作修理し軽音楽部の部室へ持ち込んでいたので軽音楽部にたむろする不良たちが「えっ増田ってアンプ作れんの!?」となるのは別におかしな話じゃない。
不良たちもそのような状況でオタクグループをイジるのがバカバカしくなったのか次第に何かやるとき絡むようになり自分の通う中学校からイジメが無くなった。

イジメという娯楽はモノ作りという娯楽に勝てない。
イジメを根絶する力をボクは師匠たちから学んだ。今の世を見れば不良の一部はオタク側へ吸収されてしまっているし、そのような流れを作ったのは自分世代へ憧れを抱かせた40代になった今のアナタたち師匠だ。

2000年代半ば

Flashの影響が落ち着いてきたあたりでインターネットには新しいコンテンツ配信システムが注目される。インターネットラジオだ。
これは爆発的に普及し、当初個人サイトだった「らじちゃんねる」は「ねとらじ」となりつつも個人運営では負荷処理が追いつかずlivedoor譲渡されlivedoorねとらじになる。
奇しくもほぼ同時期に2ちゃんねるでは若年層が新しく設置されたニュー速VIP板へ集うようになりVIPPERインターネットラジオ配信をほそぼそと始めるようになった。
この頃のニュー速VIP板は明らかに自分と同年代が集っており、Flash黄金期の影響を如実に受けておりクリエティティの発露が著しく様々なネタスレが生み出され安価スレはその代表格で、更には涼宮ハルヒの憂鬱を発端とする深夜アニメブームからクリエティティは極限まで達しSSスレゲーム製作スレなどが大いに賑わうようになった。

そして負の側面も表に出るようになり女神スレや女VIPPERによるインターネットラジオ配信定番化すると、ニュー速VIP板内でのパートスレによるスレdat落ち問題視されるようになり、女VIPPERヘイトを集めるようになった。
それ以前から2ちゃんねるでは主に801板住民による板違いスレ違いや同性愛サロン板での荒らし問題視されており、女VIPPERによるインターネットラジオ配信によってBLファンであることが多いことが明らかとなっていたため、ニュー速VIP板内でも女VIPPER特に腐女子に対して風当たりが著しく悪くなった。
そこでパートスレを嫌うVIPPER腐女子へのカウンターとしてふたば☆ちゃんねるから2ちゃんねるへ輸入されたくそみそテクニックから作られたAAを使って女VIPPERによるインターネットラジオ配信スレを埋めるという連投荒らしをするようになる。

この動きは当の801板住民へも影響を与えたのか、801板では同人サイト作成奨励されるようになり、それ以前から評価の高かったYahoo!ジオシティーズ携帯勝手サイト魔法のiらんど同人界隈で注目され同人サイトの開設が爆発的に増えた。
しかしながらこの動きにも負の側面があり、同人サイト運営を行っている主に学生内で無断転載ホームページ素材サイトから直リンク問題が発生。Web系の技術者やホームページ素材サイト運営からヘイトを加熱させるという現象が起きてしまった。
特に怒り狂っていたのはいわゆるツクール系のゲーム製作者・ゲーム素材サイト運営者であり、当時のゲーム素材はまだGIFなどのドット絵素材が多かったため当時の携帯電話と相性がよく、同人サイト運営する学生無断転載直リンクするという行為に走ったのだった。

当時のHTML/CSSにも問題があった。携帯電話各社でHTML/CSS仕様が違い、自身同人サイトを彩りたい学生からすると携帯電話によって表示にバラつきが起きることは悩ましいことであり、画像素材はそのバラつきを最小限に留めることが可能である
さらに言えば魔法のiらんどなどで利用者が使えるストレージサイズが小さいという問題もあり、装飾にストレージ容量を消費すると自分イラストSS投稿できる量が減るといった悩みがあって直リンクへ手を染めていた。
もっと言えば当時の学生はあまりにも送信量が多いとプロバイダレンタルサーバレンタルホームページ事業者からホームページ運営者が怒られたり、送信従量課金契約場合は実際にホームページ運営者が実費を負担していたという事実を知らなかったのも無断転載直リンクへの拍車をかけていたと思われる。
現在社会人となっっているであろう同人サイト運営していた学生だった者はおそらく今まさに素材サイト管理人金銭負担させていた事実を知って驚いていると思うが、何故あんなにも注意され、素材差し替えなどで当時は嫌がらせと思うようなことをされたのか?を理解していることだろう。管理人は怒って当然なのだ

そのような状況を傍目から見ていた自分2ちゃんねる内の様々な製作系板やスレなどへ常駐し、HTML/CSSスレなどで素材提供などをし、更にはCGIゲーム罪と罰++ 二律背反ホスティングをしていたが、当時のDTM雑誌であるDTM magazineで1つの告知記事を見る。それが「プロ歌手デビューオーディション(VOCALOID中の人採用特典付き)」だ。
うつまりこれKAITOMEIKOデビューしたオーディションであり、当時の2ちゃんねるDTM板でVOCALOID評価はそこまで高くなく、たいていは「ボコーダ/ボーカルシンセの代わりにはなるのではないか?」程度の評価だったのだ。
様々な音楽制作雑誌でもVOCALOIDの扱いは非常に小さく、例えば当時のPC雑誌定番特集だったフリーソフト100選みたいなノリでVSTプラグイン100選の中にVOCALOIDボコーダ枠で入ってるくらいの極々小さないであった。むしろ登場時に言及していた名無しが評価の仕方は別としてVOCALOIDに触れているだけでもスゴイまである


https://anond.hatelabo.jp/20230319135025 へ続く

2023-03-16

パンチラ動画カリスマ撮り師の起訴に寄せて(4/終)

パンチラ動画カリスマ撮り師の起訴に寄せて(1)

https://anond.hatelabo.jp/20230316083855

パンチラ動画カリスマ撮り師の起訴に寄せて(2)

https://anond.hatelabo.jp/20230316084129

パンチラ動画カリスマ撮り師の起訴に寄せて(3)

https://anond.hatelabo.jp/20230316084258

閑話休題福岡地裁名誉棄損判決

ちなみに冒頭で触れた福岡地裁名誉棄損判決に至った盗撮事件であるが、風呂トイレパンチラなどの各種盗撮作品を扱うマーケットおよび撮り師が一体的に摘発されたもので、10億円の被害があったとされる。この判決では映像のものではなく映像を紹介する文面が名誉棄損に相当するとされたが、そのためか映像自体は何事もなかったかのように転載サイト流出して今も止まっていないようである。それどころか、おそらくインディーズ版と思われるDVD存在している。そうしたDVDは、無修正作品のようにアングラに出回っているならば理解できるが、本稿を執筆した時点でもJADMA加盟の大手中古コンテンツ系ECサイト普通に出品されていることを確認した。削除稿に書いた歴史的な経緯や、こうした目の前の事実飛ばし会議室の中で盗撮罪の議論が進んでいく現状に、むなしみを感じる。

パンチラの今後

最後の一段落には希望を記して結びとしたい。

パンチラは誰が見ているか

アクション系と言われた成人向け雑誌の創刊は1981年9月であり、盗撮商業からおよそ40年の時が流れた。現在オークションでその創刊号相場価格を調べるとおよそ1万5千円の高値を付けている。この価格はおそらく当時のカメラ小僧社会的地位を手に入れ、趣味にそれだけの金額を支払っても惜しくないと思える程度の生活基盤を築いていることを示唆している。盗撮は一部のめりこむ人もいるようだが、特に日常生活破綻させるほどの魔力を発するわけでもないし、前述の「盗撮をやめられない男たち」では相応の社会的地位を有する人の愛好家が多いことが紹介されている。そうした人たちはおそらく慎重に盗撮性的志向を隠し、今後もひそかに楽しむと思われる。また、女性側も自衛意識はありながらもスカートパンティを履き続けるだろう。この業界で多くの人がチェックしている「スカートの下の劇場―ひとはどうしてパンティにこだわるのか」の中で、著者の上野千鶴子氏はパンティというものに対してどういう好みでどう買ってどう選んで履いているのか正直よく分からんという旨を仰っていたように感じる。おそらく上野氏にしてモヤっとした書けないレベルパンティという宇宙をその他多くの女性制御し切れるとは思えない。

パンチラ未来は?

さて新規ファンはどうか?もし盗撮罪が発効して想定の通り機能すれば、撮影流通は大幅に減ると思われる。そうしたときに前述のリーチサイト等に既に存在し、今後も削除困難な過去盗撮コンテンツへのアクセス数はどうなるだろうか?私は徐々に減少する一方と想定する。なぜならば、削除稿にも記した通り、盗撮コンテンツは撮れていればよいというものではなく、女性笑顔仕草コスチュームなどが重視され、鬱屈発酵熟成した思いが投射される性格が強いかである。そうすると自分青春時代等がいつまでも残り続けるという点で、現状のファンは今後もファンであり続けて旧作を楽しめるが、いつかは精力を失って退出していく。そして新規は、ドラマ「舞い上がれ」でも時代象徴する小道具として使われてしまったようなパカパカするガラケーなどを使っている被写体には、まったく接点がないため、パンチラの魅力を感じないのである。そのことは一般AV看護師コスプレが激減していることからも補強される。看護師10年以上前からパンツルックに移行しており、今の若者スカート看護師になじみがない。あの「白衣の天使」への思い入れが薄いのである。ましてや看護帽などAVしかたことが無いだろう。

新規ファン盗撮影像に影響を受けずとも、日常生活の中で目撃したパンチラに「良いな」と思うことで自然発生し続けるだろう。その中からごく一部どうしても抑制しきれずに盗撮に手を出し、確率的に逮捕される事象は続くが、マーケットが閉じられれば職業撮り師による大量撮影および流通が完全に止まるため、被害規模は減少するはずだ。それを横目に眺めながら旧作はおっさん達の寿命とともに誰からダウンロードされなくなり、アルゴリズムによってネット深海に沈んで鯨の骨よろしく消えていく。一般AVは裸になってしまえば昔も今もない。しかパンチラという世界ではことに文脈重要なのである。削除稿から本稿にかけて引用部を除いた地の文でどうしても一度だけパンツと言わざるを得なかったことが残念だ。

 ∩_∩
(・(ェ)・ )パンティ
     _____
    (\  ∞ ノ
     \ヽ  /
      ヽ)⌒ノ
        ̄

2023-03-09

素人はどの漫画サイト投稿すればいいのか考えた。

ちょうどおーぷんで相談スレが立っていたので、自分なりにそれぞれのサイトを考えてみる。

アルファポリス編集部評価してくれるシステムある。読者人数は多めだが

ある程度のクオリティが絵かストーリーのどちらかに求められる。

新都社マルチポスト禁止のため新都社しか載せられない。クオリティ低いものでも読まれる。

コメント率は最も高いが読者は減り気味。

しかFAコラボ文化があり、作者同士の交流ができるシステム

まんがおきばという派生サイトならマルチ可のため一考の価値あり。

Pixiv→女さん向け短めエモい漫画専用。BLもまあまあ強いがその分競争率も高く読まれない。一次創作ではブクマ0が大半な上

講評システムもない。二次創作倉庫的に使う人も読まれづらいのは認めてる。

マンガボックス→最も読者数が多い。ここでアクセス跳ね上がる人も。クオリティは有名投稿サイトより問わない。

ジャンプルーキージャンプっぽくない作品でも普通に載っているが、アクセス数を伸ばすのもかなり大変。作品が多い分層は厚いので読者としては楽しい。ありがたい。さすが少年漫画看板である

LINE漫画、コミコ→インディーズ投稿はほぼ読まれない。縦読み漫画が描けないときつい。横読みとちがってコマ割りが大胆だったり演出過多な分、作業コストが跳ね上がるのが縦読みであるウェブトゥーンは分業前提であるのを思い出させてくれる。ジャンルは女向け強し。

個人的にはアルファポリス中心のマルチ投稿がいいと思うが、新都社コメント率の高さや読者間で共有される強みも捨てがたい。画力ストーリー力の高い人なら人気作家への道も開けそうだ。なんだかんだ言っても企業勢ではなく、個人が毎月サーバー代一万円を支払ってくれる、愛着あるサイト末永く続いてほしいものだ。

2023-03-05

アカデミー賞最有力の「エブエブ」がぶっとんだ映画だった

ブリシング・エブリウェア・オール・アット・ワンス

〜あらすじ~

若い頃にアメリカに来てコインランドリー経営している広瀬香美は(若い頃の)ジャッキーチェン離婚危機にあり、認知症養父橋爪功大学を辞めてタトゥーを入れたレズビアン娘、渡辺直美暮らしていた。

納税に苦しめられ毎日鬼のように忙しく過ぎる日々。

しか税務署で夫のジャッキーチェンが突然カンフーを始める。

「僕は君の夫じゃ無い」と言い出すジャッキーチェン広瀬香美は混乱の中、襲ってくる敵と戦っていくことになった。

そして広瀬香美ジャッキーチェン結婚しなかった世界線広瀬香美Bの人生を知ることになる。

マルチバース上の彼女はあるときカンフースター、あるとき歌手、ある時は足が器用だった。マルチバース記憶を共有することで、広瀬香美格闘技マスターし、最強の広瀬香美となるのだ。

そして敵は……闇に落ちた世界最凶の渡辺直美だった。

世界線広瀬香美が今、立ち上がろうとしていた。

広瀬香美ミシェル・ヨージャッキーチェンインディージョーンズグーニーズのあの男の子という映画好きの日本人なら結構興奮するキャスティングだったりする。他にもアジア人映画オタは知ってる有名人たくさん。

とにかくカオスアクションが多いがギャグの頻度も多い。

インディーズ映画なので予算も低いらしいが、そうとは思えない映像の凝り方やCGの使い方は圧巻だった。スタッフロール日本人名もちらほらあったのが嬉しい。日系人オスカー部門賞受賞も期待している。

あいわゆる「ハリウッド映画」は世界中が見てきてると思うがエブエブはそれとは全く違う。

日本人も親しんできたカンフー映画前提で、日本邦画要素も強くあり「なんでもオッケーだよ。好きなことをしよう!黒澤明はもちろん、ナンセンスギャグジャンプレベル下ネタも、ごちゃごちゃごった煮でいこうぜ!中国政府規制貴様無視だ!」というアジアの良いところが詰まっているのだ。

からお上品な映画好きな人は避けてほしいし、ボーボボマサルさんと言われるのだろう。

(とは言ってもオスカー映画って結構下品なシーンあるよね?)

マルチバース解釈スタッフアベンジャーズシリーズでお馴染みのルッソ兄弟が入っているので、マーベル好きなら特に抵抗感なく見れるだろう。

ここまでの話では奇抜だという印象を持つと思う。

しかしこの映画、メインストリーが恐ろしく素晴らしく、そしてシンプルなのだ世界観のカオスさを超えて真っ直ぐテーマが突き刺さり、何もよくわかっていないのに感動が押し寄せてくる。

石と石が喋るシーンが本当に泣ける。画面には声もない。石に字幕がついてるだけだ。それなのに何故だか頬に涙が伝っていた…。

予測もつかない展開だ。説明も難しい。だからこそ一度見てほしい映画だ。映画好きならきっとこの映画を愛してしまうだろう。

それにしても最近大人が肩車をよくするのを見る気がする。あれはRRRだったかアジア人は肩車をするものだと西洋人勘違いしたらどうしよう。

期待に答えて練習すっか…。

広瀬香美さんはミシェル・ヨーに似てるからってだけでエブエブの日本公開応援ソングを歌っておりますが、めっちゃ世界観あってるので一度見てください。

https://youtu.be/WkMsZJ4G6Lc

2023-03-04

ジャニーズ音楽ダサいのほんとになんとかしてくれ

 最近好きなグループが「カッケーの作ったから聴いてください!」って言うからどんなもんかと思って聴いたら腹立つくらい細かいところが荒くてしんどい

バラエティ面白くて好きだから見てるけどあれを自信満々に出すセンスしてると思うとかなり萎えしま

そしてこれは本人たちの問題ではなく事務所楽曲制作体制自体ゴミなんだって確信した

ジャニーズ10年以上好きだけどほんとに曲ダサい

V6が時々いいのあるなと思うくらい

バラード苦手だからバラードは良いのがあるのかもしれないけど好きじゃないから良し悪しが評価できない

ライブで聴いて派手な演出と顔のかっこよさで誤魔化しながら盛り上がる分には必要十分なのが関の山で、大体は

演技とかバラエティとか色々やってて曲について考える時間ないのはわかるし歌下手でもやれちゃうのもわかる 別にそれはい

でもMVとか作曲とか外注で出せるやつ、コンセプト考えるプロデューサーは金出していい人雇えるよね?

かっこいい曲作る人を時間かけて選ぶくらいのことはできない?

インディーズとか若手でもっとグループに合ったかっこいい曲作れる人いっぱいいるのに内輪でダッサイ曲作る人とかダッサイ編曲する人に頼み続けてない?

で、全員デモテープのまんま真似してない?

人数いるんだから下手でもいいから歌い方にバリエーション増やさないとただただちょっと声変わるだけなら一番上手い人がずっと歌ってればいいじゃんってなるでしょ

MVもコンセプトもカメラワーク編集も全てがダサい

せめて金出してもうちょっとちゃんと作れや

それでももっさりしたのしか作れないなら多分制作会社がカスなんだからさっさと切って次行けよ

 

 なんでこんなに腹立つかというと、もっとお金無くて歌もダンスも下手なグループジャニーズよりずっとかっこいい曲も作っててプロデュースもうまくやられてて工夫されたMV作ってるからだよ

曲にお金時間もかけれる余地あるんだから「全力出しました」感出すなよ

省エネでやってるならそう言え

ジャニヲタがこれを「出来のいい音楽」に仕立て上げようとしてるのが気持ち悪い

2023-02-27

anond:20230226213841

ガールメタルバンド好きなら、HAGANEもお薦めしたい

ギタリストYoutuber吉田さくらを中心にしたバンドで、ここ最近急速に伸びているのを感じる

まだインディーズ若いバンドだけど、これから来ると思うよ

2023-02-23

各種ライブ配信サービスでの楽曲の許諾状況について

共通する前提

CD音源自分演奏したりアカペラで歌う以外の市販された音源)をネット配信する場合は原盤権や著作隣接権必要

 

MOGRA

Twitch進出したとき記事

https://kai-you.net/article/40882

コロナ禍で問い合わせが来た許諾についてのツイート

https://twitter.com/choroyama/status/1245366473536573441

原盤権の問題に関しては明言を避けている

https://twitter.com/choroyama/status/1245530322336239616

 

Youtube

ContentID管理されているものの、原盤権等は各自で取らなければならない。

このフローチャートがわかりやす

https://www.jasrac.or.jp/info/network/pickup/movie.html

 

Twitch

ContentID管理されていること以外はYoutubeとほぼ同じ。

MOGRAの件を鑑みるに、原盤権まで許諾されているかは怪しい。

DJ配信ではよく使われている。

 

ニコ動ニコ生

ドワンゴ側で原盤権の許諾を取っている楽曲使用許可されている。

これはCD音源を流してもOK(削除される可能性も言及されている)

 

許諾楽曲検索

https://license-search.nicovideo.jp/

音楽著作物及び音楽原盤の利用に関するガイドライン

https://info.nicovideo.jp/base/license_guideline.html

 

cluster

下記を読む限りはclusterYoutubeTwitchと同様みたい

https://clusterhelp.zendesk.com/hc/ja/articles/360029523032-%E4%BD%BF%E7%94%A8%E6%A5%BD%E6%9B%B2%E3%81%AE%E7%99%BB%E9%8C%B2

なのでこのブコメ記述は難しいか

なおCluster包括契約を結んでいるので、今後音楽イベントClusterが主になっていくかもね

 

その他JASRAC包括的契約を結んでいるサービス

YoutubeTwitchと同様

 

JASRACNexTone登録楽曲を流す場合インディーズ楽曲等)

個別許可を取ればOK……だと思うが問い合わせ先が権利を持っているか確認した方が良いと思う

 

追記】VRChat

結局許諾を取ることには変わりないので……

Youtubeなどを介さずなんちゃらCDNやなんちゃらChatとかを通してワールドに流すとしてもそれはネット経由の公衆送信になる

 

追記現実の場でやるDJ権利的に問題ないの?

多くのDJができる箱(クラブとかDJブースつきのバーとか)はJASRAC包括的契約をしているので問題ない(金を取っても良い)

 

追記】ContentID登録されている=原盤権(著作隣接権)が許諾されている?

ブコメより

YouTube場合、Content IDで公開が許可されているもの著作隣接権クリアしているはずです https://www.kantei.go.jp/jp/singi/titeki2/tyousakai/kousou/digital_kentou_tf/dai3/siryou2.pdf

pdfの内容的に、「ContentIDレコード会社が該当コンテンツ著作隣接権保有していることを登録し、Youtube側が自動で参照できるシステム」と読める。

これは「ContentID登録されているコンテンツ著作隣接権が許諾されている」とは違うと思われる。

 

以下のように、ContentIDブロックされなかった楽曲は許諾がとれているとみなしてDJ動画アップロードを行っているが、

これは街中で手当たり次第に人を殴って逮捕されないラインを探ってるような感じがする(伝わる?)

https://note.com/eisukemizuguchi/n/n8308546bc224

「それは違うよ!」があったら

コメントに書いてください

2023-02-22

ゲーム業界が完全なネタ切れになる前にAIが間に合った

つうかもうネタ切れだっただろ。

からあるジャンルを丁寧に作ったタイプ以外は話題になるのローグライクオープンワールドマルチばっか。

もうとにかく「ランダムにする」「ステージを広くする」「多人数で対戦する」「複数ジャンルを混ぜる」でひたすら広げるしか無い。

金のある大手はとにかく昔あったようなゲームプレイヤー数を家庭用ゲーム機4人対戦からインターネット100人対戦に変えてワンチャン狙ってばかりだし、金のないインディーローグライクの名の下にランダム性に委ねていく。

たまーにADV方面成功するゲームがあるけど、それもグラフィックが向上したこと表現に上手く組み込んでいるだけで、アイディアとして新しいわけじゃない。

技術進歩による表現領域の拡大を利用して新しい体験提供するというのはゲームというメディア特性バリバリで非常に好ましいが、その方向性もいよいよ煮詰まってきているというかこれ以上はもう本当にグラフィックプレイヤー数とフィールドの広さとランダム要素の数を競うだけになってきていた。

そこにようやくAIがやってきた。

ただ、自動生成の量を競うだけなら今流行りの分野の延長にしかならず、これについては人間の側が調整してきた自動生成アルゴリズムと大きな違いが生み出せるのか怪しい部分がある。

単にランダム要素を盛るだけならば既存ゲームでもかなり研究が進んでいてAI分野の進歩を活かせるほどの幅があるのかが怪しい。

AIによって開発を助けることが出来たとしても、それがプレイヤーに新たな体験をもたらすかというと難しい。

低価格コスト帯のインディーゲームやスケベゲームなんかでは強い武器になるかもしれないが、ビッグタイトルにおいて新要素として導入できるかというと疑問がある。

下手をすると単にグラフィックドンドン進歩させていった歴史と同じように、ランダム要素を進歩させていくだけの退屈な進歩が待っているのではないか

そんな不安払拭するような画期的ゲームが出てきて欲しいものだ。

正直自分には今までにないゲームをどう作れば良いのかわからない。

こういうとき素人が真っ先に思いつくのが「自動生成を利用した対話ADV」だが、それはもうシーマンで通った道だ。

1999年のゲームである。20世紀に通った道を改めて完成度を高めてなぞり直すのも悪くはないのだろうが、それがゲーム進歩を感じさせるかと言えばNOとなる。

なにか新しい動きが欲しい。

素人には思いつかないような。

2023-02-21

各種ライブ配信サービスでの楽曲の許諾状況について

共通する前提

CD音源自分演奏したりアカペラで歌う以外の市販された音源)をネット配信する場合は原盤権や著作隣接権必要

 

MOGRA

Twitch進出したとき記事

https://kai-you.net/article/40882

コロナ禍で問い合わせが来た許諾についてのツイート

https://twitter.com/choroyama/status/1245366473536573441

原盤権の問題に関しては明言を避けている

https://twitter.com/choroyama/status/1245530322336239616

 

Youtube

ContentIDで管理されているものの、原盤権等は各自で取らなければならない。

このフローチャートがわかりやす

https://www.jasrac.or.jp/info/network/pickup/movie.html

 

Twitch

ContentIDで管理されていること以外はYoutubeとほぼ同じ。

MOGRAの件を鑑みるに、原盤権まで許諾されているかは怪しい。

DJ配信ではよく使われている。

 

ニコ動ニコ生

ドワンゴ側で原盤権の許諾を取っている楽曲使用許可されている。

これはCD音源を流してもOK(削除される可能性も言及されている)

 

許諾楽曲検索

https://license-search.nicovideo.jp/

音楽著作物及び音楽原盤の利用に関するガイドライン

https://info.nicovideo.jp/base/license_guideline.html

 

cluster

下記を読む限りはclusterYoutubeTwitchと同様みたい

https://clusterhelp.zendesk.com/hc/ja/articles/360029523032-%E4%BD%BF%E7%94%A8%E6%A5%BD%E6%9B%B2%E3%81%AE%E7%99%BB%E9%8C%B2

なのでこのブコメ記述は難しいか

なおCluster包括契約を結んでいるので、今後音楽イベントClusterが主になっていくかもね

 

その他JASRAC包括的契約を結んでいるサービス

YoutubeTwitchと同様

 

JASRACNexTone登録楽曲を流す場合インディーズ楽曲等)

個別許可を取ればOK……だと思うが問い合わせ先が権利を持っているか確認した方が良いと思う

 

追記】VRChat

結局許諾を取ることには変わりないので……

Youtubeなどを介さずなんちゃらCDNやなんちゃらChatとかを通してワールドに流すとしてもそれはネット経由の公衆送信になる

追記現実の場でやるDJ権利的に問題ないの?

多くのDJができる箱(クラブとかDJブースつきのバーとか)はJASRAC包括的契約をしているので問題ない(金を取っても良い)

「それは違うよ!」があったら

コメントに書いてください

2023-01-27

電子書籍マンガ家へ入るお金の思う事

たまに「電子書籍って作家お金が入らないんでしょ?」って言われる。

よく「電子と紙の本どっちが利益になる?」と聞かれる。

そんなアレで思う事を書いてみます

  

【前提】

※暇な人向け

※これはあくまで「出版社を通したマンガ商業単行本)」の話です。

 同人電子書籍ダウンロード販売)やAmazonインディーズは違います

※全部の会社が『必ず』そうって話じゃないです。違う会社もあります。一例です。

※出てくる数字あくまで「解りやすい例」です。実際はもっとゴチャゴチャしてると思う。

 

作家収益になって、買い手にも優しいもの

楽天koboの●円以上■%オフとかの「全書籍対象」のクーポン

(~~出版社限定!とかの対象に縛りがあるモノは×)

・全書籍対象ポイントバック企画

 

書籍対象クーポンの値引きやポイントバック類は電子書店負担になるので作家(と出版社)に入るお金は変わりません。

ありがとう書店さん。

判断基準は「全書籍」かどうかです。

普通はお高い専門書籍や発売日当日の最新刊出版社作家は値引きしません。

それができるって事は書店さんが負担してくれてるってワケです。

 

前にDMMブックスさんがやって大変な赤字だしてましたね…。

でも私アレで専門書は全部DMMさんで買うようになりました。

 

【少し下がるけど作家にバックあります

Amazon Primeの無料読み(期間限定0円みたいなやつ)

Amazon Unlimited

 

あとauブックパスさんの月額読み放題もAmazonさんと同じだったかも。

読み放題系は売上ではなくて「1ダウンロード無料購入)ごとに●円」とかです。

本当に微々たる金額だけどパケットが許すならDLって欲しい…。

 

対象書籍があるクーポン

対象書籍ポイントバック

 

コレ実は作家出版社に入る価格も減ってる場合があります

でもこれを機会に買ってくれたらいいな(バック0円ではないし、興味をもって対象外の最新刊もみて欲しい)

という気持ちでお出しする事が多いかと。

ポイントバック系も実は収益から引かれてる場合があります

例えば「50%ポイントバック!600円の本を買うと300ポイント進呈!」みたいなやつの場合

あらかじめ書店出版社作家(※1)で「売値を300円と想定したバック価格になります」という

取り決めしてたりする。

場合によっては「50%のうち30%が書店負担20%が出版社作家負担」みたいな

イレギュラーもあったりする。

(つまり出版社作家的には30%オフ価格で売った気持ち

 

極々稀に「負担書店出版社作家には正規価格で売った想定で戻します!」

という事もあるんですが、コレは外野からは全くわからないです。

言っちゃうと「●●書店さんは全額負担したのに、××さんはしてくれないんですか!?

みたいな話なっちゃうからね。

出版社作家は納得しててもそういう苦情を言うファンはいるので。

書店さんも頑張ってるので、応援してね。

(売り場が無いと作家も困るので!!!!!!

 

[※1

出版社によりますが、作家通達せずに値引きを引き受ける場合もあります

この辺は会社によるので、不安作家さんは担当さん相談しましょう。

最近だと契約書に書かれてるっぽいですけど…書いてあるのに知らんは利かないので要チェック]

 

【完全にサービス無料です赤字です】

・待てば無料系の待って無料で読むやつ

ニコニコ静画無料公開

先読みや待てば無料範囲外で「購入」したものは除く)

・自社サイト等での登録不要無料公開

出版社作家Twitterやインスタ等に流してるやつ

上記の有料登録の読み放題以外の「期間限定無料

期間限定お試し読み増量

 

この辺大体収益ナシ。

たまに自社サイト系は広告収益がある事も…?

GANMA!さんとか一部アプリ系で「広告を見ると作家へ~」とか

やってましたよね(前はあったけど今やってるかな…忘れちゃった)

 

ただ手配をして公開して宣伝して~の人件費を考えるとほぼ赤字じゃないかな~というのが本音

ニコニコ静画無料のやつは本当に収益ないそうです。

しろアップロードして必要情報入力したり日時指定したりでかなり面倒だけど

それで1冊でも本が売れるなら…って事らしい。

「だからコメントしたり、インスタやTwitter拡散オススメしてくれると新規層に届きやすくなって嬉しい」

収益にならないなら見ない!じゃなくて、コレをきっかけに広げてください。収益重視も嬉しいけど、楽しんでね!」

って感じらしいです。

 

【やめてね!】

・まんが村とかの無断転載違法アップロード

 

コレまじやめてね。本当に。

収益にならないなら上記サービスと一緒では?と言われた事あるんですが

あちらは「ここから収益にできる」「ここまでサービスで見せる」という調整が

出版社作家本人ができるけどこっちは一切できません。

本来収益化できるところまで勝手に公開(した上にウイルス巻いたり変なサイト誘導したり)するので

迷惑なんですよね。

作家出版社も考えて調整してるんです…。ていうか違法だしな。

あと表立って動いてないけど水面下で逃げられないように

いろいろ証拠集めとかやってる場合もあるので「出版社なんもしてない」って言わないで…。

(してない会社もあるかもしれない…それはスマン)

 

 

【本の収益の話】

前、どっかの漫画家サンが「××(出版社)さんは作家に売値の半額支払ってくれる!」

みたいな事言ってバズってた気がするけど、アレ誤解です。

 

大体は「売値から書店の取り分を除いた収益」の半額。

 

例えば600円の本なら、

システム料-300円

書店取り分-200円

=出版社への振り込み価格100円

 

その100円の50%なので「1冊売れると作家50円出版社50円

みたいな感じ。

実際は比率が「30%:70%」とか「40%:60%」とかあったり

書店システム料金がもっと高かったりするので一概には言えませんが。

500円~1000円の本なら収益1冊10100円くらいじゃないかなぁ…。

 

少なく見えますが、紙の本も印税は「本体価格の5~10%(出版社による)」なので

1冊価格としてはそんなところでしょう。

 

ただ紙の印税は「売れなかろうが刷った分だけ払う」システムなので

例えば

■600円の本を10,000冊印刷

(1)1冊の印刷代は100円(費用:1,000,000円)

(2)その他経費は1冊200円(費用:2,000,000円)

   (配送費、広告費、書店取次店等への支払いとか)

(3)作家への支払いは印税10%(600,000円)

(4)出版社必要な経費1冊100円(費用:1,000,000円)

  (人件費、社内での印刷電子費用

 

1~4合計=4,600,000円

全部売れて1,400,000円の黒字!!!

みたいな世界です。

 

これが全部うれなくても80%(8000冊)売れたら20万の黒字

しょっぱく見えるけど人件費は全部出てるしまぁいいか…という感じ。

 

でも本当に売れなくて30%(3000冊)程度なら?

280万円の赤字出版社が被ります

よく1巻出たけど続刊出ませんってあるけどそういう事です。

あれ、何となく

「いや出版社10万とかの黒字で、でも収益良くないから~とかで出さないんでしょ?」

とか言われがちなんですけど、そういうレベルじゃない。

時短バイト1人の年収くらい損してる。

 

って事が発生します。

この辺、電子は「売れた分だけ」なので出版社リスクが少ないんです。

(でも人件費宣伝費、デザイナー費用はあるんで…結局最低×冊売れないと赤字赤字です)

(実はそういう本、結構多いと思う)

 

 

【で、紙と電子どっち買えばいいの?】

 

買ってくれれば本当にどっちでもいい。

 

昔より全然電子評価高いです。

ぶっちゃけ紙が1万冊刷って4000冊しか売れなかったけど

電子でウン百万叩き出して作家出版社も潤ったなんてこともあります

最悪「紙は出ないけど電子で続投!」もある。

紙重視の出版社もまだあるけど、最悪他の出版社が拾います!!!!!

 

それでさら本音をいうなら

自分の読みやすさでなく、作家収益を上げたい」なら

 

 

両方買って!!!!!!

 

 

これ以上に言えません。両方買えば両方収益になるんで。

そういうんじゃないなら「自分で読みやすい方を買ってね」としか言えない…。

 

 

最後に】

いろいろ書いたけど、本を買ってくれる人には大感謝です。

1話つの販売かいろいろなやり方があるから一概には言えない事が多すぎる。

から最終的には作家収益ファン活動)にとらわれすぎないで「あなたマンガを楽しめる環境」であってほしい。違法サイト以外で。

 

もし、お金はたくさん払えないけど応援したいと思ったら

Amazon等のレビューを書いてもらえるのもすごく嬉しいです。

ブログTwitter宣伝してくれるのも嬉しいです。

出版社の「宣伝」じゃないファンによる応援の声は新しい人に届きやすいので。

ファンレターももちろん嬉しいです。

ひとりで描いてると凹んじゃうけど、楽しいよって一言で元気が出ます

 

 

違法サイトは潰れろ。消えろ。

 

マンガ、まんが、漫画表記ブレ激しいけど許して。

電子書籍マンガ家へ入るお金の思う事

たまに「電子書籍って作家お金が入らないんでしょ?」って言われる。

よく「電子と紙の本どっちが利益になる?」と聞かれる。

そんなアレで思う事を書いてみます

【前提】

※これはあくまで「出版社を通したマンガ商業単行本)」の話です。

 同人電子書籍ダウンロード販売)やAmazonインディーズは違います

※全部の会社が『必ず』そうって話じゃないです。違う会社もあります

作家収益になって、買い手にも優しいもの

楽天koboの●円以上■%オフとかの「全書籍対象」のクーポン

(~~出版社限定!とかの対象に縛りがあるモノは×)

・全書籍対象ポイントバック企画

書籍対象クーポンの値引きやポイントバック類は電子書店負担になるので作家(と出版社)に入るお金は変わりません。

ありがとう書店さん。

判断基準は「全書籍」かどうかです。

普通はお高い専門書籍や発売日当日の最新刊出版社作家は値引きしません。

それができるって事は書店さんが負担してくれてるってワケです。

【少し下がるけど作家にバックあります

Amazon Primeの無料読み(期間限定0円みたいなやつ)

Amazon Unlimited

あとauブックパスの月額読み放題もAmazonと同じだったかも。

読み放題系は売上ではなくて「1ダウンロード無料購入)ごとに●円」とかです。

本当に微々たる金額だけど無料からパケットが許すならDLって欲しい…。

対象書籍があるクーポン

対象書籍ポイントバック

コレ実は作家出版社に入る価格も減ってる場合があります

でもこれを機会に買ってくれたらいいな(バック0円ではないし、興味をもって対象外の最新刊もみて欲しい)

という気持ちでお出しする事が多いかと。

ポイントバック系も実は収益から引かれてる場合があります

例えば「50%ポイントバック!600円の本を買うと300ポイント進呈!」みたいなやつの場合

あらかじめ書店出版社作家(※1)で「売値を300円と想定したバック価格になります」という

取り決めしてたりする。

場合によっては「50%のうち30%が書店負担20%が出版社作家負担」みたいな

イレギュラーもあったりする。

(つまり出版社作家的には30%オフ価格で売った気持ち

極々稀に「負担書店出版社作家には正規価格で売った想定で戻します!」

という事もあるんですが、コレは外野からは全くわからないです。

言っちゃうと「●●書店さんは全額負担したのに、××さんはしてくれないんですか!?

みたいな話なっちゃうからね。

出版社作家は納得しててもそういう苦情を言うファンはいるので。

書店さんも頑張ってるので、応援してね。

(売り場が無いと作家も困るので!!!!!!

[※1

出版社によりますが、作家通達せずに値引きを引き受ける場合もあります

この辺は会社によるので、不安作家さんは担当さん相談しましょう。

最近だと契約書に書かれてるっぽいですけど…書いてあるのに知らんは利かないので要チェック]

【完全にサービス無料です赤字です】

・待てば無料系の待って無料で読むやつ

ニコニコ静画無料公開

先読みや待てば無料範囲外で「購入」したものは除く)

・自社サイト等での登録不要無料公開

出版社作家Twitterやインスタ等に流してるやつ

上記の有料登録の読み放題以外の「期間限定無料

期間限定お試し読み増量

この辺大体収益ナシ。

たまに自社サイト系は広告収益がある事も…?

GANMA!さんとか一部アプリ系で「広告を見ると作家へ~」とか

やってましたよね(前はあったけど今やってるかな…忘れちゃった)

ただ手配をして公開して宣伝して~の人件費を考えるとほぼ赤字じゃないかな~というのが本音

ニコニコ静画無料のやつは本当に収益ないそうです。

しろアップロードして必要情報入力したり日時指定したりでかなり面倒だけど

それで1冊でも本が売れるなら…って事らしい。

「だからコメントしたり、インスタやTwitter拡散オススメしてくれると新規層に届きやすくなって嬉しい」

収益にならないなら見ない!じゃなくて、コレをきっかけに広げてください。収益重視も嬉しいよ!」

って感じらしいです。

【やめてね!】

・まんが村とかの無断転載違法アップロード

コレまじやめてね。本当に。

収益にならないなら上記サービスと一緒では?と言われた事あるんですが

あちらは「ここから収益にできる」「ここまでサービスで見せる」という調整が

出版社作家本人ができるけどこっちは一切できません。

本来収益化できるところまで勝手に公開(した上にウイルス巻いたり変なサイト誘導したり)するので

迷惑なんですよね。

作家出版社も考えて調整してるんです…。ていうか違法だしな。

あと表立って動いてないけど水面下で逃げられないように

いろいろ証拠集めとかやってる場合もあるので「出版社なんもしてない」って言わないで…。

(してない会社もあるかもしれない…それはスマン)

電子収益の話】

前、どっかの漫画家サンが「××(出版社)さんは作家に売値の半額支払ってくれる!」

みたいな事言ってバズってた気がするけど、アレ誤解です。

大体は「売値から書店の取り分を除いた収益」の半額。

例えば600円の本なら、

システム料-300円

書店取り分-200円

=出版社への振り込み価格100円

その100円の50%なので「1冊売れると作家50円出版社50円

みたいな感じ。

実際は比率が「30%:70%」とか「40%:60%」とかあったり

書店システム料金がもっと高かったりするので一概には言えませんが。

500円~1000円の本なら収益1冊10100円くらいじゃないかなぁ…。

少なく見えますが、紙の本も印税は「本体価格の5~10%(出版社による)」なので

1冊価格としてはそんなところでしょう。

ただ紙の印税は「売れなかろうが刷った分だけ払う」システムなので

例えば

■600円の本を10,000冊印刷

(1)1冊の印刷代は100円(費用:1,000,000円)

(2)その他経費は1冊200円(費用:2,000,000円)

   (配送費、広告費、書店取次店等への支払いとか)

(3)作家への支払いは印税10%(600,000円)

(4)出版社必要な経費1冊100円(費用:1,000,000円)

  (人件費、社内での印刷電子費用

1~4合計=4,600,000円

全部売れて1,400,000円の黒字!!!

みたいな世界です。

これが全部うれなくても80%(8000冊)売れたら20万の黒字

しょっぱく見えるけど人件費は全部出てるしまぁいいか…という感じ。

2023-01-23

1日6時間ギターを弾き続けてプロ級の腕前を持ってる女子高生

かわいくて人当たりがよくてボーカルやれる度胸のある女子高生

実家スタジオ持ちで好きなだけドラム練習ができる女子高生

金持ちインディーズバンドに詳しくて作曲ができる女子高生

どいつもこいつもレア個体だよチクショウ

ラーメン赤猫ってそんな面白い

漫画としては上手だと思うし、猫かわいいし、よく考えられてるなと思うし、不満点は全くないけど

逆に熱中する面白さはないし、日常漫画だし、載ってたら読むけど載らなくなっても半年くらい気付かないような、そんな漫画じゃない?

あれに熱狂ファンがいて、インディーズから昇格した稀有な例と思うと、何であれがそんなになんやろ、とは思ってしま

いや、文句はないんだけど

2022-12-26

anond:20221226213529

当たり前だろ。

インディーズは「こんなマニアックゲームやってる俺カッコイー」を楽しむイキった大学生趣味であって、時間はないけど金はある社会人は黙って超有名作品だけ遊んでりゃ良いのなんて皆とっくに知っとるわ。

この増田にかこつけて好きなゲームの話したいだけで別にこの増田が本気で役に立つと思ってるのなんてほとんどいねえよ

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