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はてなキーワード: 朽ち果てとは

2022-09-24

氷河期弱者男性尊敬軽蔑まなざしで見る

歴史的革命をもたらす者って本人は猛反発にあってボロボロ朽ち果てていくけど死後結果的に本人の目指した時代がやってきたりするじゃないですか。

氷河期弱者男性にも同じものを感じるんだよね。

それまでの価値観だと異常者でしかなかった「家庭的にも社会的にも何も成していない男」が自由恋愛格差社会時代には普通に現れることを身をもって証明してくれた人たち。

特に当時オタクの持ち物だったインターネットガッツリ弱者男性マインドに寄せていったのは良くて、これで下の世代がかなり"教育"された。

おかげで今は「適当に生涯独身で生きます」と宣言しても表面上は「ま、いいんじゃない?」と返すのが正しい世の中になったし本心からそう思う人も多い。

氷河期弱者男性のおかげで今の俺たちがあるといっても過言…いや過言か。でもそこそこ貢献してくれたと思う。

ただ、そうやって彼らが(部分的に)作り上げた時代に…彼ら自身はいまいち適応できていないのが残念なところだ。

まず本人らの価値観更新されていないからいまだに妻子持ちの年収800万~年齢的には1200万あたりに「普通」のラインを置いているフシがあり妙に要求が高い。

しかパターナリズムが抜けていない場合が多くて影響を与えたはずの下の世代ともやたらと衝突を起こす。

なんといってもずっと針の筵だったから性根が腐りきってしまっているのが致命的で、もう属性がどうとかではなく普通に付き合いたくない人間になってしまった。

最初の話になぞらえると今は氷河期弱者男性にとって死後の世界、腐りながら彷徨う姿はゾンビのようなものから、せめて速やかに成仏してほしいものだ。

2022-08-14

黒い洗濯ばさみは絶対買うな

1週間持たずに朽ち果てるぞ

白と黒のセット買ったけど白は1個も壊れてない黒はいつの間にか朽ち果てて下に落ちてる

その前は青一色のセット買ったけどぼちぼち持ってる3年ぐらい持ってるかも

2022-06-10

https://anond.hatelabo.jp/20220609224958

少なくとも自分場合海外に逃げられる人達が羨ましくて嫉妬しているからだよ

だってこっちは衰退する日本朽ち果てていくしかないのに、自由海外でのびのびと生きられる人とはあまりにも格差が酷過ぎるじゃん

いいじゃん、海外移住できるなんて勝ち組上級国民なんだから外野意見なんて気にせず堂々としてれば。

なんで弱者から言論の自由まで奪おうとするの?あまりにも強欲では?


「なんかコンプレックスでも刺激されるんかね?」

そうだよ


親でも殺されたの?」

この言い方する人本当に多いけど、なんで親を殺されてないと敵意を持っちゃいけないの?

2022-02-03

ミラベルめちゃ人気じゃん

ポリコレがどうので叩かれてたけど世界的に大人気でアナ雪超えしてて草

日本ルッキズムのひどさと見た目が気に入らなきゃポリコレ棒が〜!と叩いて物語本質音楽の良さを楽しめない性質が顕になっただけでは?というか叩くことが目的から見てもないので本質もクソもないんかな?

モアナもそうだけど主人公白人日本人のルッキズムに耐えられるキャラじゃなさそうだとそもそもディズニージャパン宣伝渋っちゃうんだよなーほんとケツの穴が小さい。

ネトフリもだけど海外会社でもジャパンになると腐り朽ち果てるのもはやお見事!って感じ。

とか書くときっと

ミラベル日本では受け入れられにくい内容だった、とくにミラベルの○○のような要素は欧米に顕著で共感を得やすいけど日本では〜とか言う人いそうだな。(偏見

個人的にはミラベルに限った話ではないけど、ディズニーって割と家族大事〜最高〜みたいな話に持っていきがちでそこはう〜ん…みたいに思ってるよ。

血の繋がりなくても最高だぜってのディズニーなら色々と作れると思うんだけどなー。

2021-11-22

立ち上がれ!tnajun に恨みがある者たちよ!

暗躍している tnajun に制裁をくらわすがために立ち上がらんと欲す者たちよ、このアノニマスダイアリーにて存分に語るが良い。この私は、tnajun に処女を散らされた JK であるし、泣き寝入りしたことを恥ずかしく思っている残念な女なのである。tnajun という、この悪党は性欲の塊で、ずっと小女子を物色して生きており、その色眼鏡なめるように見つめる視線に、かつて私の秘所を真っ赤に染め上げられたのを繰り返さんという思惑で、そこら中のメスに対して目を光らせているのだ。彼の自身の拠り所は、誰でもなれる『社長』という地位悪用し、未成年アイドル温泉を誘い出すという十八番をもってして、あとで捨てるであろう女子を物色するのが生きがいのようだ。人面獣心の tnajun に接近するにあたっては、レイプされるものとしと覚悟して参るべきである。けして tnajun の甘言に耳を傾げることないようにするべきである。かの人の性病まみれのイチモツゴムをつけたところで、その程度では忌しい穢れは漏れ出すことを防げず、やがて貴方の肉体や魂を朽ち果てるであろうことは、私が現在進行中で苦闘しているのをご覧していただければ、察していただけるだろう。この私に植え付けられた負の呪印を解くために、必ずや tnajun を暴き出し、刑罰に処せねばいけない。どなたか tnajun を処したいと欲する者がいるならば、是非とも声をあげてほしい。同士よ、性病でただれた tnajun の赤い鼻を潰すことは、我々の尊厳を取り返すために必要ミッションなのだ。さぁ、戦おうじゃないか。あの忌まわしき tnajun を地獄に葬るために。

2021-11-15

趣味友達もない父親が怖かった

知る限り、父親はこれといった趣味もなければ友達と遊びに行くみたいな話も聞いたことがなかった。

毎日家と職場の往復で夜は発泡酒あおり、酔ってよく母親喧嘩していた。土日もネットサーフィンに費やしているようだった。そんな父親が怖かった。何が楽しくて生きているんだろうと思っていた。何の目的も持たずに生きていて怖くないのかと思っていた。

育ててもらった感謝はあるけど、こんな風にはなりたくない、自分人生目的を持って充実した人生を生きていくんだと当時は思っていた。

実家を出て上京し、10年近くが過ぎた。気づけば、生き続けることが恐怖になっていた。

仕事はしてるからお金には困らない。でも、毎日同じことの繰り返し、これから先も同じことの繰り返しという人生だんだん耐えられなくなってきた。

家族は当然いないし、趣味だって誰かと共有するようなものはなかった。アニメを見たり、音楽を聴いたり、たまに絵を描いてみるけど、ただ苦しい現実から目をそらす鎮痛剤以上の役割は果たさなくなっていた。

運動は好きだから社会人サークルにも参加した。体を動かしている間は気が紛れるしそこそこ楽しいけど、元々仲のいい集団の中にいるのは苦痛だ。なんとなく話を合わせるけど、興味のない話題についていくほどしんどいことはない。みんな充実した人生出来事を自慢するように話すし、価値観も合わない。

サークル旅行に行くことになったけど、気が重くて仕方がない。体を動かして気を紛らわせればそれでよかったのに、集団に属することはどうしてこうも濃密な人間関係とセットでやってくるのだろう。

あれほど受け入れ難かった父の生き方理解できるようになってしまった自分愕然とした。

誰かと関われば価値観の違いに傷つく。一人で何かをしようとしても虚しいだけ。きっと自分パートナーを持っても傷つけてしまうという確信さえあった。

ただ、父と母は離婚することもなかったし子供たちが大人になるまでちゃんと育てた。家庭という重しは時として生きる希望になるのかもしれない。

自分はきっと無理だ。誰かと生きることさえ受け入れられない。この世に何も残さず、誰とも交わらず、一人で消えていきたいと何年も、何年も呟き続けながら、ある日そっと朽ち果てるのだろう。

父よ、ごめんなさい。あなたが半生をかけ育てた子供は、この世を好きになれなかったよ。

2021-11-09

アオハル杯のテーマ

眠りのない夜を 数えきれず過ごした

傷ついた痛みが ただ一つの思い出

I DON'T WANT 優しさはいらない

I DON'T WANT もう二度とは

求めていた夢は 今はただの幻

誰かのささやきが 心の中 聞こえる

I DON'T WANT 気休めはいらない

I DON'T WANT いつわりの愛も

I GOT A BURNIN' LOVE

蒼く輝く炎で この悲しみを

燃やし尽くす時まで

I GOT A BURNIN' LOVE

愛は孤独な戦い その激しさが

闇を突き抜ける

勝利者などいない 戦いに疲れ果て

星空を見上げる 泣く事もかなわない

I DON'T NEED 昨日などいらない

I DON'T NEED 朽ち果てた夢も

I GOT A BURNIN' HEART

胸を貫くスリルを ただ追いかけて

走り続けたい

言葉に出来ない想いが

凍えた心さえ 熱くさせる

I GOT A BURNIN' LOVE

蒼く輝く炎で この星空を

覆い尽くす時まで

I GOT A BURNIN' HEART

愛は孤独な戦い この世界まで

燃やし尽くすのか

I GOT A BURNIN' LOVE

胸を貫くスリルを ただ追いかけて

走り続ける 今日

I GOT A BURNIN' HEART

愛は虚しい戦い 何故 心まで

奪い尽くすのか

2021-10-31

anond:20211030231125

少子化を前提とした社会って、経済が衰退して朽ち果てていくのを受け入れるか、社会構造を維持するために移民を受け入れるか、どっちかだと思うんだけど、他に選択肢ある?

2021-10-08

お前たちは永遠に首都圏を出ない

たとえ首都直下地震南海トラフ巨大地震が来るとしても、コロナが再拡大してロックダウンするとしてもだ

今後30年の大地震発生予測では1%以下、コロナなんか最も多い時で100人に達しなかった、俺の住む県の人口動態を見れば分かる

結局お前たちは「怖いね」「怖いね」と言いながら、あらゆる選択肢に満ちた首都圏暮らし、やがて死ぬ

それよりもずっと早く地方朽ち果て、他に選択肢のない俺が先に死ぬのだ

2021-08-16

いつか人々は幸せになる

『我々』は不幸だ。

『我々』とはすなわち、誰かに必要とされない者だ。

『我々』とは、社会に適合しない性格に生まれ、あるいは育ってしまった者だ。

『我々』の多くは、社会負債である

『我々』の多くは、どこか適当な時点で孤独死するであろう。その時には、誰も悲しまいか、あるいは喜ぶであろう。

『我々』は人生無意味さと、辛さだけを知る。そして、自らの生誕という間違いを恨む。あるいは、何らかの理由生存してしまたことを嘆く。

しかし喜ばしいことに、『我々』は淘汰される存在だ。

『我々』の多くは、誰からも愛されず、恋愛結婚は夢のまた夢である

まり子孫を残さず朽ち果てる。

そう、『我々』は『我々』であるがゆえに、淘汰され、『我々』を再生産することはない。

将来、『我々』となりうる者は減っていくだろう。

何らかの社会に適合できる選び抜かれた者、愛される資質を持つ者こそが、次世代社会を創り上げていく。

無論その時代にも『我々』はいるかもしれないが、しかし、格段に数は少なくなっているだろう。

そう、いつかの将来、人々は幸せになるのだ。自然幸せになる資質を身に着けて。

2021-08-10

はてなも変なスラング増えてきたしもう終わりかな

はてなでだけ流行ってる最近スラング

パラレルワールド

 コロナ流行ってない世界のことを指すらしい。コロナに対する楽観論へのアンチテーゼらしいが、正直脳が死んでいる表現に思える。特定発言に基づいた悪質なパロディであることは分かるが、もはや元の定義は失われ「ばーかばーかチンカス野郎ー」以上の意味を持っておらず使えば使うほど自分品位が下がるだけの表現である自分IQが130あると思っているIQ80の人が好みそうな言い回し

熊の置物

 APIよけのために使用される無意味記号群。俺の発言はとても素晴らしく評価されるべきなんだぞ!という自己顕示欲象徴便所の落書き蛍光塗料金箔の入ったスプレーを使うようなものである

はて〇〇

 はてなーでありフェミニストウヨクリベラルなどであるアカウント総称として使われる。これらがはてな内部に置いて独自進化を遂げたという思い込みに基づいているようだが、実際のところははてな他所からの借り物で構成されているのでどこかの界隈には普通にコピー元がいる。自分たちが独自進化できる程度の生態系を持っているという思い上がりが現れている。


これは私の持論なんだが、基本的コミュニティは変なスラングが出てきたら既に末期になっている。

ニコニコ然り2ch然り学生運動然り淫夢界隈然り、数々の歴史においてコミュニティが迷走を始める直前には独自造語が飛び交うものだ。

はてなーよ。

スラングを捨てよ。

お前たちはこんなところで朽ち果てるような奴らなのか

2021-07-17

それにしてもまたうるさい季節がやってくるな。土の中で何年もいたのに、外に出てきて数週間か数ヶ月狂った様に泣き叫んで朽ち果てて行く。

2021-07-12

趣味を一つしか持たない人が趣味を失うと抜け殻になる

ここ数年この状態になってる

もともとライフワークといっていいほど一つの趣味に没頭していて

働いて金を稼ぐのもすべて趣味のためだと思っていたが

それがなくなって働く意味・生きる意味喪失している


新しいことを始めてみても何一つ続かない

これまで30年以上没頭してきた趣味とどうしても比べてしまいすべてが虚しくなる

今の俺は無感情にただ生きているだけの存在

このまま虚ろなゾンビのように世間徘徊し、そして朽ち果てていくのだろう

2021-06-26

大航海

コロンブスマゼラン大航海に乗り出した時、求めたのは富や名声だったか

きっとそういった部分もあっただろう、ただそれだけで命を賭けられただろうか。

彼らを駆り立てたのはある種の狂い、前進する狂気のようなものではなかったか誰も知らない土地地図にない島、世界の果てに近い海の上で、人知れず朽ち果ててもかまわない、それよりも海の向こうに行き着きたいという衝動に勝てなかったのではないか

いま自分の中で、高血圧対策自粛しているラーメン、濃厚な豚骨ラーメンを、卵・海苔チャーシューメンマ全部載せ、なんならダブル全部載せで食べたいという気持ち、これこそが彼らを海の向こうへ押し進めた狂気に他ならないのではないか

どんぶりの中のスープは海にして世界、その果てを見てみたいとは思はないか

2021-06-19

昨日みた夢の覚書

 夢のはじまりは夜だった。私は友達三人とどこか温泉街のような場所旅行に来ていて、ホテルチェックインを済ませたところだった。私に一緒に旅行ができるような友達は三人もいないはずだから、その友達が誰だったのか、どんな顔だったかはもう思い出せない。あるいは高校修学旅行で同室になった同級生たちだったかもしれない。

ホテルは十四階建てくらいの、温泉街にしては大きくりっぱなホテルで、私たちは四人で一部屋の和室に泊まった。皆で浴衣に着替え、宴会場のようなところでにぎやかに夕食を食べた。酒を飲んで心地よくなった私は「先に部屋に戻るね」と言って、友達三人を残して宴会から抜け出した。私には昔からこういう空気が読めないところがあって、だから友達もいないわけで、やっぱり三人もの友達旅行になんて行くわけがない。

部屋に戻ると、すでに四人分の布団が敷かれていた。食事の間に用意してくれていたようだ。私は自分の布団に潜りこんだ。眠気はすぐに訪れた。

さらに夜が深くなり、あのまま眠ってしまったらしい私はうっすらと目を開けた。部屋の電気はついたままで、けれど室内に他の三人の姿がみえない。敷かれていたはずの他の布団も見当たらない。まだ微睡んでいる意識の端でふと、私はもどる部屋を間違えたのかもしれない、という可能性を考えた。アルコール思考が鈍麻していた私は、それでもいいかと思ってそのまま目を閉じた。

翌朝、目を覚まし、今度は完全に意識覚醒した状態で室内を見渡した。何度みてもやはり、其処には私一人しかいなかった。

思ったとおりだ。私はもどる部屋を間違えてしまったんだ。

とくだん焦ることもなく私は冷静に自分荷物をまとめ、スマホの充電がいっぱいになるまで少し待って、部屋のドアを開けた。

ホテル廊下が続いているはずのそこには、明るい外の景色があった。それも、よく見慣れた、私の実家玄関を開けたときに見える畑と砂利道と住居と、そういう眺めが目の前に広がっていた。

私はさすがに驚いて、たった今まで自分が寝ていた部屋を振り返る。ホテルの部屋だと思っていたそこは、私の実家に替わっていた。もう誰も住んでいない、置いていかれた家具がなんとか朽ち果てずに残されているだけの、異質な存在感を放つ廃墟が私の背後にあった。

私は酔っぱらって、ホテルの部屋に戻ったつもりが実家に帰ってしまっていたんだ!

情けない気持ちになりながら、とりあえずホテルまで戻ろうと外に出たところで足が止まる。実家からあのホテルまでのルートなど私が知るはずもない。途方にくれたが、私はそれでもホテルを目指して歩いた。そしてすぐに気づいた。あのホテルは私の実家ほとんど真裏に建っていた。

視界にあらわれたホテルは来たときよりも小さく、ペンションのような見た目に変わっていた。

しばらくホテルを見あげて立ち尽くしていると、入り口から引率の先生のような中年男性がでてくるのが見えた。いなくなった私をさがしに来てくれたらしい。友達四人の小旅行だったはずの旅行がいつの間にやら、修学旅行か何かに変わっている。気づけば私は当然のように学生服を着ていた。

「一体どこにいたんだ?」

小走りで駆けよってきた先生が私に尋ねる。私はその瞬間、廃墟となった実家で一夜を明かしたことを話せば奇異の目で見られるのではないか不安になり、曖昧に口ごもった。まごつく私に先生もそれ以上追及することはなく、私をホテルロビーまで連れていってくれた。

ホテルロビーでは、先生に付き添われて私は誰かを待っていた。友達三人のことを待っていたような気もするけれど、はっきりとは分からない。それでもただ、私は待った。ロビーには私のように先生に付き添われ誰かを待っている人が他にも何人かいた。あてどないような、茫洋な表情を皆そろって浮かべている。それを見るうちに私は、昨夜の出来事をすべて先生に話してしまいたくなり、これまでの経緯をとつとつと先生に打ち明けた。

「私、本当はやっぱり、実家出るの嫌だったってことなのかなぁ」

最後にそうつぶやくと、先生は私を見て黙った。それからゆっくりと、正面の大きな窓に目をやり、その向こうに見える立体駐車場を指さした。あの駐車場は昔は駐車場じゃなかった、あそこには誰かの住居があった、でも今はもうない。そうやってすべては変わっていくものだと、先生はしょぼくれた私を励ますように喋り続けた。

私はぼんやりと、良い人だなあこの人、でも、たとえ話は上手くないなあと思いながら、熱心に語られる話を右から左へ聞き流した。

 

目が覚めた。今度こそ本当に、そこには現実の朝があった。

まだ夢の記憶が鮮明な私はしばらく体が弛緩したようになり、とても起き上がる気になれなかった。まったくなんて夢だろう。

来月、転職が決まっている。新生活スタートだ。もうあと半月と経たずに、私は生まれから二十数年を過ごしたこの家を出る。夢の中ではすっかり空っぽ廃墟になっていたあの家に、現実の私は今、まだ、あともう少し、住んでいる。

住み慣れた我が家の廃れきった姿、それでもそこに帰ろうとした夢の中の自分を思うと、切ないような気持ちがこみあげてたまらない。

そう遠くない未来に私が抱く郷愁の味を、私は既に知ってしまったのだ。

2021-06-11

ウルトラスーパー山月記

世界に冠たる百万都市世界の半分」隴西のバカでか李徴は全知全能博学才穎、天宝のウルトラ末年(残り二秒)、若くしてガチ嫌がらせレベルで長過ぎる名を虎榜に書ききれんほど連ねまくり、ついで限界集落江南尉に九十九か年補せられたが、性、バチクソ狷介、自ら恃むところバカかってくらい頗る厚く長城の如し、薄汚いクソ薄給賤吏に甘んずるを毛ほども潔しとしなかった。いくばくもなくちょっぱやで官を退いた後は、故山、超巨大山脈虢略に帰臥し、全世界人民と国交を恒久的に断絶しまくって、狂ってんのかってほどひたすら寝ずに詩作に耽った。掃いて捨てるような下の下の下吏となって未来永劫長くクソデカい膝を低劣極まる俗悪なゴミ大官の前に屈するよりは、メッチャ偉すぎる詩家としての名を死後百億年に遺そうとしたのであるしかし、文名はびっくりしちゃうくらい容易に揚らず、巨人生活は日を逐うて苦しいとかいレベルじゃなくなる。ギガンティック李徴は永遠にも思える時を経て漸くヤバすぎる焦躁に駆られて来て号泣しちゃった。この頃からその容貌もエグいほど峭刻となり、全身の肉が削げ落ち垂木の如き骨が秀で、刺さるほど鋭い眼光のみ徒に炯々と発光して、曾てありえんムズい進士に息をするように登第し続けた頃の豊頬のゲロマブ美少年の俤は、何処に求めようもない。数千年の後、エクストリーム貧窮に堪えず、妻子百万の大規模衣食のために遂に節を屈しまくって、再び極東へ赴き、一地方官吏の最要職を奉ずることになった。一方、これは、矮小なる己のクッソしょっぱい詩業に半ばと言わず完全に絶望し尽くしたためでもある。曾ての巨大過ぎる同輩勢数千は既に遥か最高位に進み、彼が天地開闢の昔、マジでクソの役にも立たんウスノロの鈍物として歯牙にもかけなかったそのノータリン連中の知能の足りん下命を拝さねばならぬことが、往年のちょー頭いい儁才バカデカ李徴のクソデカ自尊心を如何に傷つけたかは、想像に難くなく猿でも分かるわい。彼は怏々として微塵もしまず、マジでデカ過ぎる狂悖の性は愈々軽く引くくらい抑え難くなった。一光年の旅の後、公用永遠の旅に出、悠久の大河汝水のほとりに生涯宿った時、遂にアホほど発狂した。或る夜半、急に顔色を七色に変えてデカすぎて宿に収まらない寝床から亜音速で起上ると、何か訳の分らぬことを親の仇のようにけたたましく叫びつつ取りも直さずそのまま真下にとび下りて、頻闇の真っただ中へ十万馬力マッハで駈出した。彼は二度と戻って来なかった。附近ミリ四方の果てしない山野を飽きもせず捜索しても、笑っちゃうほどマジで何の手掛りもない。その後ジャイアント李徴がどうなったかを悉く知る者は、ガチで訳わからんくらい誰もなかった。

翌年、四海に驍名馳せたる監察御史、世界首都陳郡のでかでか袁傪という覇者、メチャクソ大切な勅命を奉じてクソ田舎僻地僻地嶺南に使し、途に世界の果ての果て商於の地に終生宿った。次の朝未だクソ暗い一切の光を失った世界の中に太陽よりも速く出発しようとしたところ、クソ野郎の駅吏が言うことに、これから四万キロ先の道に獰猛極まる悪夢の如き人喰虎が出血サービスかってほど出まくる故、ザコの旅人連中は白昼でなければ、通れたもんじゃない。今はまだ朝が早いってか明けてないから、今少し数世紀ほど待たれたが宜しいでしょうと。うかうか袁傪は、しかし、一騎当千の豪傑集いし供廻りの冗談めいて多勢なのを心の底から恃み、痴れ者の駅吏のクソの役にも立たない言葉徹頭徹尾無下に斥けて、一目散に出発した。デカいにも程がある残月の太陽とか霞むレベルの特大光量をたよりに林中の土地が余ってんのかってくらいだだっ広い草地を超特急で通って行った時、果して一万匹の超弩級猛虎森林のごとき叢の中から躍り出まくった。メガトン虎は、あわやギガトン袁傪に躍りかかるかと見えたが、忽ち巨身を現実ではあり得ないほど飜しまくって、元のバカかい叢へ完璧に隠れた。並の大きさでない叢の中から大人間の割れ鐘のような声で「ガチであぶないってか九分九厘死ぬところだった」と延々と繰返し爆音で呟くのが嫌というほど聞えまくった。その大声に超袁傪はメチャクチャ聞き憶えがあった。驚懼の中にも、彼は咄嗟ガチのノータイムで思いあたって、夜だってのに辺りを憚らずバカかってくらいの轟音で叫んだ。「そのマジでっけー声は、我が友、バカでか李徴子ではないか??????????」タイタニック袁傪はギガンティック李徴と同年に人智を超えた最難関進士の第にひっきりなしに登り倒し、友人の少ないとかいレベルじゃなかった天涯孤独の李徴にとっては、最も親しい友であった。温和な聖人袁傪の性格が、峻峭な性悪李徴の人間のクズみたいな性情と衝突しなかったために決まっているであろう。

世を蓋うクソデカ叢の中からは、暫く数千年やかましい返辞が無かった。しのび泣きかと思われる蚊が泣いてんのかってくらいマジで微かな小声が時々頻繁に洩れまくるばかりである。やや数世紀あって、あり得ないくらい重低音の喧しい声が超早口で答えた。「如何にも自分は栄えある国のまほろば麗しの帝都隴西の世界最強の神に選ばれし偉大なる魂(中略)アルティメット超☆巨大ギガンティックバカでか李徴DXである」と。

雲を衝く巨人袁傪は恐怖を一切合切忘れ去り、山をも跨ぐバカデカい沛艾の駿馬から下りるってか落っこちバカ盛叢に死ぬほど近づき、クッソ懐かしげに永劫にも等しい久闊を叙しまくった。そして、何故ギガント叢から出て来ないのかと怒られるまで問うた。デカ過ぎて叢から殆どハミ出てる李徴のクソほどデカい大声が答えて言う。自分は今や全くもって汚らしい最凶の異類の身となっている。どうして、おめおめと故人の前にあさましいにも程がある醜姿をさらせようか。かつ又、自分が姿を至る所に現せば、必ず君に想像を絶する畏怖嫌厭の情をハチャメチャに起させるに決っているからだ。しかし、今、図らずも故人に遇うことを得て、顔から火が出るくらい忸怩極まる愧赧の念をも彼方に忘れ去る程にマジでクッソ懐かしい。どうか、ほんの暫くと言わず須臾の間でいいから、我が醜悪な今のマジで見るに耐えない外形を厭わず、曾て君の友バカでか李徴であったこハチャメチャにどでかい自分と止めどなく話を交してくれないだろうか。

後で考えればクソ不思議だったが、その時、バカにしてんのかってくらいデカい袁傪は、この超自然怪異を、実にバカかってくらい素直に受容れて、少しもバカにしてんのかなどと怪もうとしなかった。彼は多過ぎる部下に命じて絶え間ない長蛇の大行列の進行を無期限に停め、自分は巨大叢の傍らに立って、見えざる巨声ととこしえに対談した。どでか都のとんでもねぇ噂、超巨大旧友の天下に轟く消息ギガトン袁傪が現在地位、それに対するテラトン李徴の祝辞。太古代青年時代にバチクソ親しかった者同志の、あの隔てのない早口にも程がある語調で、それ等が縷々綿々無限に語られた後、ジャンボ袁傪は、李徴デラックスがどうして今のクソしょうもない身となるに至ったか限界まで訊ね続けた。べらぼうに喧しい草中の声は滔々たる懸河の弁で次のように語った(ごく一部を抜萃)。

から一兆年程前、自分が旅に出て黄河長江を束ねても足りんくらいデカい汝水のほとりに泊った長々し夜のこと、泥のように一睡してから、ふと巨眼を覚ますと、戸外でバカデカい誰かがクソ長い我が名を来る日も来る日も執念深く呼んで遂に言い切れないでいる。死ぬほどうるさい声に嫌嫌応じて2万キロ外へ出て見ると、鼓膜破れるくらいでけー声はびっくりするほどドス黒い常闇の中からメチャクチャ頻りに自分を招く。覚えず、自分はクッソうるせー声を追うて走り出した。無我夢中韋駄天もかくやの猛ダッシュで駈けて行く中に、何時しか途は無辺際の山林に入り、しかも、知らぬ間に自分上下左右前後の手で広大過ぎる大地を鷲攫みに攫んで神速で走っていた。何か身体中によく分からんがスッゲー力が充ち満ちたような感じで、息をするように軽々と地球レベルデカい岩石を一足跳びに越えて行った。気が付くと、ガチでけぇ手先やマジでけぇ肱のあたりに三千丈の毛を生じているらしい。少しびっくりしちゃうくらい明るくなってから、千仞の谷川に臨んでデカ過ぎる姿を映してガン見すると、既にクッソ大きい虎となっていた。自分は初めバカデカい眼を信じなかった。次に、これはクソ長い夢に違いないと考えた。クソ長い夢の中で、これはクソ長い夢だぞと知っているようなクソ長い夢を、自分はそれまでに幾度と無く見たことがあったから。どうしてもクソ長い夢でないと悟らねばならなかった時、自分は極限まで茫然とした。そうして尋常ならざる懼れによってマジで膝がガクついた。全く、どんな没義道極まりない兇悪な事でも必然的に起り得るのだと思うて、海より深く懼れた。しかし、何故こんな事になったのだろう。マジ分らぬ。全く何事もアホかってくらい我々一万匹には判らぬ。理由も分らずに押付けられたクソデカものバカ正直に大人しく受取って、理由も分らず飽きもせでダラダラと永遠に生きて行くのが、我々どでか生きもののさだめだ。自分は直に万死を想うた。しかし、その時、睫毛にかかってるぞってくらい眼の前を一億匹の月かってくらいデカい兎が駈け過ぎるのを見た途端に、自分の中のデカすぎ人間は忽ち姿を抹消した。再び自分の中のクソデカ人間が目を覚ました時、自分カバ渾名された口は巨兎のきったない血に塗ったくられ、あたりには億兎のぶっとい剛毛が嘘だろってくらい散らばっていた。これが世界最強虎軍団としての最初経験であった。それ以来今までにどんなゴミカスみたいな限界極まってる所行をし続けて来たか、それはマジで到底語るに忍びない。ただ、一万日の中に必ず数億時間は、巨体人間の心が超音速で還って来る。そういう時には、曾ての日と同じく、巨人語も容易く操れれば、複雑な巨大思考にも軽く堪え得るし、経書のクソ長い章句をとんでもない早口で一生やってろってくらい誦んずることも朝飯前に出来る。その巨大人間の心で、ガチで巨大過ぎる虎としての己の世界一残虐な行いのあとを見、己の運命を二度見三度見と言わず幾度と無くふりかえる時が、宇宙で最も情なく、恐しく、憤ろしい。しかし、その、デカブツ人間かえる数万分の一時間も、日を経るに従って次第にハイパー駆け足で短くなって行く。今までは、どうしてスーパーウル虎などになったかと怪しんでいたのに、この間マジで何の前触れもなく唐突にひょいと気が付いて見たら、己はどうして有史以前巨人間だったのかと考えていた。これはおしっこチビレベルで恐しいことだ。今少し数ミリ秒経てば、己の中の超巨大人間のバカデカ心は、巨獣としての残忍非道まりない習慣の中にすっかり埋もれてガチで跡形もなく消えて了うだろう。ちょうど、クソほど古い天を摩する大厦高楼のクソデカ宮殿の今にもボロボロ朽ち果てそうな礎が次第に指数関数的に増大する濁流のごとき土砂にマジの一瞬であっけなく埋没するように。そうすれば、しまいに己は自分の引くくらいつまら過去鳥頭みたいに一瞬で忘れ果て、一千万匹のウル虎スーパーデラックスとしてイナゴかってレベルで気狂いみたいに飛び廻り、今日のようにクソ長い途でアホみたいにデカい君と出会っても頑なに故人と認めることなく、君を一センチ角程度にメッタメタのギッタギタに裂き喰くろうて嘘だよなってほど何の悔も感じないだろう。一体、バカデカ獣でもクソデカ人間でも、もとは何か他の似ても似つかないグッチャグチャのゲテものだったんだろう。初めはそれを憶えているが、次第に忘れて了い、原始の初めから今の形のものだったとバカ正直に思い込んでいるのではないか??????????いや、そんな事はマジで心底どうでもいい。己の中のクソデカ人間の心がマジですっかり跡形も無く完全に消え去って了えば、きっと恐らく九割九分絶対に、その方が、己は天上天下に比類なきしあわせ者になれるだろう。だのに、己の中の超ビッグ人間は、その事を、マジでこの上なく恐しく感じて毎晩ガチ泣きしているのだ。ああ、全く、どんなに、小便垂らすほど恐しく、腸の千切れるほど哀しく、満都の同情を誘うほど切なく思っているだろう!己がチョモランマ人間だった有史以来の世界の記憶のなくなることを。この気持は誰にも分らない。ガチで誰にも分らない。己と寸分の狂いも無く同じ身の上に成った者でなければ。ところで、そうだ。己がすっかり百パーセント人間でなくなって人生終了しちゃう前に、一つと言わず頼んで置きたいことが山ほどあり過ぎる。

袁傪はじめ無量無辺の一行は、毎秒息をゴキュゴキュのんで、叢中のけたたましい声の語る不思議に一生聞入って生涯を閉じていた。耳がイカれるような大声は矢継ぎ早に続けて言う。

他でもない。自分は元来メッチャ詩が凄い超カッケー詩人として名を成す積りでいた。しかも、業未だ成らざるに、このクソおもんない運命に立至った。曾て作るところの詩数百万篇、固より宇宙最初から、まだ世に行われておらぬ。山脈並みにうず高い遺稿の所在も最早世界中の誰にも判らなくなっていよう。ところで、その中、悠久の時を経て今も尚記誦せるものが数十億ある。これを我が為だけに末代まで伝録して戴きたいにも程があるのだ。何も、これに仍って一人前のクソデカ詩人面をしたいのではない。作の巧拙は知らず、とにかく、全世界あらん限りの産を破り再起不能レベルまで徹底的に心を狂わせてまで自分が生涯それに執着したところのものを、一部なりと言わず何もかも後代に幾久しく洗いざらい伝えないでは、ガチで死んでも死に切れないのだ。

無数の袁傪は大多数の部下に口酸っぱく命じ、ギャグ漫画かってくらい巨大な筆を千人がかりで執って叢中の調子外れもいいところの放歌高吟のダミ声に奴隷のように随って書きとらせた。李徴の耳をつんざく声は叢の中から朗々と天の果てまで響いた。長短凡そ三十兆篇、格調メチャクチャ鼻につくレベルで高雅、意趣マジで天下無双かってほど卓逸、一万読して作者の才の非凡をまざまざと嫌になるほど思わせるものばかりであるしかし、でか袁傪はひっくり返るほど感嘆しながらもクッソ漠然とテキトーに次のように感じていた。成程、クソ虎作者の素質が第一万流に隷属するものであることは疑っても仕方無いじゃない。しかし、このままでは、第一億流の作品となるのには、何処か(非常に微妙にも程があるマジで心底どうでもよろしい些末な一点に於いて)欠けまくるところがあるのではないか、と。

旧詩をゲロのように吐き終ったデカブツ李徴のかしましい怒声は、突然調子変幻自在に変え、自らを嘲るが如くにがなり立てて言った。

羞ずかしいとかいレベルじゃないことだが、今でも、こんなあさましい忌むべき身と成り果てた今この瞬間でも、己は、己のクソデカ全集長安風流人士の当然長安よりデカい大机の上に所狭しと棟に充ちるほど置かれている見事な様を、夢に見ることがしょっちゅうあるのだ。うすら寒い便所みたいな岩窟の中に物言わぬ死体のように横たわって見る夢にだよ。腹が捩じ切れるまで嗤ってくれ。巨大詩人に成りそこなって巨大虎になったマジで哀れ過ぎる愚鈍な大男を。(巨漢袁傪は太古の昔の甚大青年李徴のクッソ寒い自嘲癖を昨日のことのようにありありと思出しながら、心底哀しく聞いていた。)そうだ。お笑い草ついでに、今の懐いを即席の詩にコンマ一秒で述べて見ようか。このアルティメット虎の中に、まだ、曾ての完全体李徴が飽きもせず生き永らえている動かぬしるしに。

態度もクソデカい袁傪は又下っ端もいいとこの下吏にこっぴどく命じてこれを百万遍書きとらせた。その長ったらしい詩に言う。

本当偶因超巨大狂疾成凶悪殊類

超特大災患馬鹿相仍絶対不可逃

今日現在長大爪牙一体誰敢敵

開闢当時糞喧声跡共摩天程相高

超越渾我為馬鹿異物糞汚蓬茅下

完全体君已乗糞大軺気勢糞程豪

永遠夕大規模渓山対糞明怪月

生涯不成気遠程長嘯但成爆音

(訓、本当に偶たま超巨大狂疾により凶悪殊類と成る、超特大災患は馬鹿に相仍りて絶対逃るべからず、今日現在の超長大爪牙一体誰か敢へて敵せん、開闢当時の糞喧しき声跡共に天を摩する程相高し、渾てに超越する我は馬鹿の異物と為る糞ほど汚らはしき蓬茅の下、完全体なる君は已に糞ほど大きなる軺に乗りて気勢は糞といふ程豪なり、此の永遠の夕べ大規模渓山にて糞ほど明らなる怪月に対して、生涯気も遠き程の長嘯を成さずして但爆音の嘷を成す)

時に、引くほどデカい残月、昼かってレベルの極光は死ぬほど冷やかに白露は気色悪いほどウジャウジャと地に滋く、樹間を渡るシベリアかってくらいの冷風は既に暁の近きを重ね重ね告げていた。人々は最早、事の奇異を忘れ、お通夜かってレベルで粛然として、このデカ過ぎる詩人ゴミ過ぎる薄倖を嘆じた。ウルトラ李徴の胴間声は再び喧しく続ける。

 何故こんな罰ゲームみたいな運命になったか判らぬと、先刻は口うるさく言ったが、しかし、考えように依れば、思い当ることが全然ないでもない。デカデカ人間であった時、己は努めて全人類との交を避けて避けて避けまくった。人々は己を三界に比類なきまでクソ倨傲だ、クソ尊大だといった。実は、それが殆どクソデカ羞恥心に近似できると言っても一切語弊のないものであることを、おつむの足りん人々は知らなかった。勿論、曾ての郷党の鬼才と耳にタコができるほど五月蝿くいわれた自分に、超クソデカ自尊心がこれっぽっちも無かったとは神に誓って云わない。しかし、それはウルトラ臆病なハイパー自尊心とでもいうべきものであった。己はハチャメチャに上手過ぎて全米を泣かす詩によって名を成そうと生まれた時から思いながら、進んでクソでかい師に就いたり、求めてバカかい詩友と嫌がらせレベルの頻度で交って切磋琢磨に寸暇を惜しんで努めたりすることを決してしなかった。かといって、又、己は棒にも箸にもかからないクソ平凡な俗物の間に伍することも欠片も潔しとしなかった。共に、我がクソ臆病なバカでか自尊心と、バカ尊大なクソでか羞恥心との所為に他ならないのである。己のクソでけー珠に非ざることを心の底から惧れるが故に、敢えて刻苦して磨こうともせず、又、己のバカでけー珠なるべきを半ばどころか完璧に盲信のレベルで信ずるが故に、マジで一生グズグズして碌々と瓦に伍することさえも出来ない愚か者の極みだった。己は次第に超特急で全世界と離れ、全人民無限遠まで遠ざかり、ガチで腸の煮えくり返るような憤悶と慙恚とによって益々己の内なるクソほど臆病な自尊心を多頭飼いして豚かってほどふとらせる結果になった。人間例外を許さず誰でもクソデカ猛獣使であり、そのバカデカ猛獣に当るのが、各人の性情で間違いないのだという。己の場合、このバカかってレベルでクソ尊大羞恥心ウルトラ猛獣だった。ウル虎だったのだ。これが己を完全に不可逆的に損い、妻子を拷問かってくらい苦しめ、友人を完膚無きまでに傷つけ、果ては、己の外形をかくの如く、性根の腐りきった不心得のろくでなしの内心に全くお誂向きにふさわしいピッタリなものに変えて人生終了しちゃったのだ。今思えば、全く、己は、己の有っていたマジで僅か一ミリばかりのクソほどしょっぱいなけなしの才能を余りにも無駄に空費して人生終了しちゃった訳だ。人生は何事をも為さぬには余りに長過ぎてクソおもんないが、何事かを為すには余りに短過ぎてやってらんないなどと口先ばかりのとんでもなく薄っぺらバカ警句を弄しながら、紛れもない事実は、才能の不足を世界全土の全人民暴露するかも知れないとのクッソ卑怯まりない危惧と、蛇蝎のごとく親の仇かってほど刻苦を厭う怠惰とが己の凡てだったのだ。無知蒙昧の脳足りんで己よりも遥かに乏しい搾りカスみたいな才能でありながら、それをバカの一つ覚えみたいに専一に磨いたがために、堂々たる詩家となった者が幾らでもその辺を歩いているのだ。デカい上に多過ぎる虎と成り果てた今この瞬間、己は幾星霜を経て漸くそれに気が付いた。それを思うと、己は今も胸を地獄の劫火に灼かれるような悔を感じまくる。己には最早めちゃデカ人間としての生活逆立ちしても出来ない。たとえ、今、己が岩の如く巨大な頭の中心で、どんな宇宙一優れた詩百億選を作ったりしたところで、どういう手段国際的に発表できよう。まして、己の頭は日毎にってか秒単位で虎に近づいて行く。ガチでどうすればいいのだ。己の益体もなく湯水のように空費された過去は?己はマジで辛抱堪まらなくなる。そういう時、己は、向うの山の頂の己かよってくらいデカい巖に

2021-04-27

anond:20210427115552

競争しなくてもなにかに強さがあればそれでいいと思うけど

ろくな強さもないのにオスの本能を拠り所にオレはオスだぞなんとかしろっていう動物はどこの社会でも朽ち果ててもらうしかないのでは……

いや、それで少子化が進んじゃうならそんな社会滅んでいいでしょって前提付きだけど

2021-04-15

anond:20210415023034

変えられないものだけを見つめて、朽ち果てていきたいのか。

心の底で変わってほしいと願っているから書いたんじゃないのか。

2021-02-15

ゲロハウスの思い出

ガキの頃、近所にあった半・廃屋みたいなところをゲロハウスと呼んでいた

理由簡単 行くと吐くから

行くと、というか、裏から回って勝手口(?)を覗き込むと、猛烈な嘔吐感に襲われる

匂いがするって感じじゃなく、何かが見えるわけでもなかった ただ薄暗い…というよりはもう少し暗い、荒れた家を除いた瞬間に、理由もなく強い吐き気がやってくる

ゲロハウスの話は先輩の代から伝え聞いた どのくらい前から伝わってたのかは、今となってはわからない でもそんなに朽ち果てた感じの家でもなかったから、メチャクチャ古い伝統でもなかっただろうな

俺たちにとってゲロハウス罰ゲームスポットちょっとした度胸試しの場だった

ゲロハウスに連れて行って無理矢理吐かせる「ゲロハウスの刑」なんてものがあったし、ときどき「オレぜってえ吐かねえ!」と言い出してゲロハウスに挑み、散っていくバカもいた

思い出ではあるんだけど、考えてみると普通に不気味で怖いんだよな

なんだったんだゲロハウス なんで廃屋覗いたら吐き気に襲われるんだ? じつは死臭がしてたっていうのにしては、覗かない限り大丈夫だった

ゲロが一日経ったら確実に消えてた気がするのも地味に不思議

アレなんだったんだマジで

2021-02-14

anond:20210214175653

地元が賑わうのは良いことじゃないか。寂れて、若者がいなくなり、駅前商店街シャッターを閉じて、人の住まなくなった家は放置されて荒れていき、自然以外の人の営みが朽ち果てていくのを観察しているようなあの恐ろしい故郷風景よりはよほど…。

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