はてなキーワード: なりメとは
話は3週間前に遡る。
Fastgrowとかいうサイト主催で、ベンチャー界隈で活躍しているビジネスパーソンを招いてパネルディスカッションをしてくれるイベントがあった。
テーマが「事業開発、BizDev組織のあり方」みたいな内容だったので、現業に通づるところもあるだろうと思い参加してみた。
イベント1部はラ○スル、シ○テル、キャ○ィというBtoBプラットフォーマーの3社のCxOと、それら企業のBizDev部門の長が話をしてくれて、期待通りの内容だった。
2部は軽食が出されてCxOと1対1で話が出来るとのことで、私はラクスルのCOOと話すべく並んでいた。
その時、ヤツが後ろに並んでいた。
ヤツ(以後Aと呼ぶ)は、脱税徳井のCMでお馴染み、某家計簿ルーツの経費精算のSaas企業に勤めていた。
その場は名刺交換をして当たり障りのない会話をしただけだった。
ラ○スルCOOと話した後、シ○テルのCEOとも話がしたかったので並んでた際、他の数名とも名刺交換をした。その中にBがいた。
Bは、特許を簡単に審査できる、的な内容でベンチャーを立ち上げていて、よくわかんねぇけど面白そうで、
特許という古い慣習が残っていそうな業界の課題を解決してくれるようなベンチャーだった。
グイグイ系でコミュニケーションを取ってくるので、ヤベェ奴なのかなと思ったが、話が面白かったのでその日は閉場するまでBと話し込んでいた。
面白そうな事業をやっているとはいえ、惰性で名刺交換をしていた中の1人だったので、3日くらい放置していたのだが、
他の通知処理をしてる際、うっかり承認すると、いきなりメッセージが来た。
「せっかくああいう場で知り合ったし、今度飯でも食いながら話しようよ!」
ベンチャーとしてネットワーク作りたい系のやつか、もしくはリクルートの一環か、そんな程度に思った。
「全然いいですよ!ぜひ!」
まぁ暇なときに飯奢ってもらうかと、適当に2日おきくらいでメッセージをやり取りして日程を決めたのだが、
祖母が亡くなって帰省しなければならなかったこともあり、リスケされ、ようやく飯を食いに行けたのが今日だった。
この間のメッセージも全力のタメ語で、おや?と思うところも多々あったが、初対面からグイグイ系だったBのキャラも相まって特に気にしていなかった。
待ち合わせは大崎。
18時45分。早い。
Bが来た。
「お久しぶりです」
「???」
あー、ほんとに飯なのか、飲みじゃ無いのか、まぁそんな事もあるか、大戸屋とか久しぶりだなぁと、ゲートシティの大戸屋へ向かった。
「事業の調子はどうですか?この前の特許の話面白かったんで飯屋ついたらもっと教えてください!」
「え?なんのこと?俺マ○ーフォ○ードだよ」
「???」
不覚。Aだった。
確かにマ○フォの人とも名刺交換した記憶が微かにある。ただ、マ○フォの人とはそんなに話してないぞ。
まぁしょうがないか、マ○フォも拡大路線だからリクルーティングされる感じかなー、だりぃなぁー、と思っていたら大戸屋に着いた。
着いてからは飯を食いながら、私のいる広告業界の話や海外どこ行ったことあるかという話、サウナの話、と他愛の無い話をした。
着いてから30分、飯を食い終わるまであまりに生産性の無い会話しかしてなかったので、こんな話で良いのかなと思っていた。
この人は何が目的で俺を飯に誘ったのだろう?
友達いないのかな? 変な人だし、いなさそうだな。。。
広告業界に憧れてる系の人なのかな?
ここで帰っても良かったのだが、どうせリクルーティングするつもりだろうと、
どんな感じでリクルーティングするのかも興味があったので、こちらからキャリアの話を持ちかけてみた。
(大して悩んでないし、そもそも初対面の人にそんな話しない)
『カチッ』
Aのスイッチが入る音が聞こえた。
「増田くんは人生で成し遂げたい目標とかある?キャリアを考えるなら目標から考えなきゃ」
「特に無いですねぇ、強いて言うなら馬主ですかねぇ、JRAの馬主資格を取るには最低でも年収1700万を2年続けなきゃいけないんで、まずはそこが目標っすかね….」
「それってサラリーマンじゃ無理だよね? もっと何がしたいとか、世界にこんなインパクトを与えたいとか、そういう目標は無いの?」
Aのスイッチが更に入ったのを感じた。
「自分の人生の夢とか目標を言うときに冗談を言うのは良くないよ。
人生における目標をしっかり立てる、そこに向かってしっかりと計画を立てる、計画通りに行くために弛まぬ努力をする、それが大事なんだよ。」
何だこいつ、初対面なのにうぜぇ。怯んでいる間にAは続ける。
「なんとなく増田くんが変わりたいって思っているのはすごく感じる。
どこの業界でどんな仕事をしたいとか、転職したいとか、そういうのは無いの?」
「今の部署はすごく成長できる部署だと思っているので、あと2年位勉強して、その間に考える感じですかねー。
業界変えて同じく事業開発的なことをやるのもありかなーと考えてますね。」
「旅行に行く時を考えてみてよ。JALに乗るかANAに乗るかを先に決めないよね?
まずどこに行くかを決めるのが重要だよね? それと同じでまずは自分の人生で本当に成し遂げたいかを考えてみようよ。
一緒に考えてあげるからさ。」
「そ、そっすねー ^^」
何だこいつ、初対面なのにこんな説教たれてくるとかおかしいだろ、頭沸いてるだろ、
マ○フォ今後絶対使わねぇ、マネーツリーにする!とか考えてたらAの自分語りが始まった。
「俺も25歳のとき悩んでて。当時ヤ○ハに勤めてて浜松に居てさ。
その時ちょうど出張で東京に来ることがあって、友達と飲んだんだけど。
その時、その友達がすごく面白い先輩がいるから是非一緒に飲もうっていうもんだから一緒に飲んだんだよね。
そしたらその先輩がすごくて。会社辞めて自分で事業を3つもやっていて。
フリーでコンサルやってたり、ベンチャーにアドバイザーとして入ってたりしてるらしくて。その時その先輩にすごく感化されちゃってさ。」
「へぇ。」
「その時、その先輩と一緒に初めて自分の人生の目標を考えたんだよ。
そしたら人生が一気に開けた感じがしたんだよね。
今3社目だけど、全部目標に必要なスキルを身につけるためにあえて在籍してるんだよね。」
「そ、そうですか。」
ピュアな子なのかな?
良いこと言ってるのは分かるし、正しいこと言っているとも思うが、初対面の人にする話では無いだろ。
構わずAは続ける。
目標を立てられる人もごく少ない。
「そ、そうですね。」
少なくともお前はまだ結果出してないし、サラリーマンだろうがww
「増田くん本とか読むの?」
「読みますよ。マーケティングとかファイナスとかアカウンティングとか事業戦略とか仕事関係の類が多いっすね。」
「若いなー。俺も25歳にその先輩と出会う前はエクセルとかパワポを使いこなす本ばっか読み漁ってたよ。」
構わずAは続ける。
「その先輩から教えてもらった3冊の本で俺は人生が変わったんだよね。(無言)」
そこは勝手に喋ってくれよ…
こっちが聞くの待つんじゃねぇよ…
「なんの本ですか?」
「知りたい(‾◡◝)?」
(゚Д゚)ウゼェェェ
もはや苛立ちを隠せていなかったと思うが、
この3冊を聞いたら速攻帰ろうと心に誓い、相手をしてやる。
「知りたいです。」
「しょうがないなぁ。1冊目は3冊の中でも本当に僕の人生の中で一番変えてくれた本なんだ。
キタ━━━ヽ(∀゚ )人(゚∀゚)人( ゚∀)ノ━━━ !!!
キヨサキは人にすすめる本じゃない、たいていみんな一回はどこかで通ってるよ…
笑いをこらえるのに必死だった。が、なんとか持ちこたえて答える。
「ふっ。もちろん知ってますよ。キヨサキっすよね。大学時代に読みました。本棚のどっかにあると思いますわ。」
構わずAは続ける。
「そうなんだ、読んだことあるなんてスゴイね。
まぁ日本で400万部くらい売れたらしいからね。読んでるよねー。
2冊目もすごくいい本なんだけど、『キャッシュフロー・クワドラント』って本。
お金が稼げるか稼げないか、自由を得られるか得られないかは、職種によってすでに決まってるって内容なんだけど、
これを読んで俺はビジネスオーナーにならないとだめだな、って思ったんだよね。」
自己啓発系の本かと思ったら、意外とまともな本出してきたな、ググるか。
「キャッシュフロー、、、何でしたっけ?」
Amazon「キャッシュフロー・クワドラント 著:ロバート・キヨサキ」
キタキタキタキタ━━━(゚∀゚≡(゚∀゚≡゚∀゚)≡゚∀゚)━━━━!!
3冊出すのに2冊同じ著者は卑怯www
もはや完全にツボに嵌り、笑いを必死に堪えていたので、3
冊目も熱心に話してくれていたが記憶に残っていない…
見ず知らずの人に説教をされ、
ロバート・キヨサキの2頭出しという素晴らしい持ちネタを披露され、
帰り際にはウワサの先輩との3人でのメシも誘われるなど、
波乱万丈・奇々怪々・奇想天外・びっくり仰天なディナーが終わろうとしている。
「別々で!」
\\\\٩(๑`^´๑)۶//// オゴレヤ ━━━━!!
ここで皆さんに質問なのですが、彼は一体何者なんでしょうか?
(もちろん会うつもりはまったくない)
==
今期も時間の制約を考えて、新作16枠、旧作・再放送12枠の28枠視聴です。これ以上視聴時間を取ると日常生活で支障が出るし。
なお、1枠は30分と換算してます。続き物で見ていないものは視聴しないので、SAOとかサイコパスとかの大作の続編はほぼ枠から外れます。ちはやふる3は見たかったけど関西で放送しないからね。ネット配信では見ない奴。
分割2クールの後半戦。前半とノリが同じで安心出来るね。今期も不人気なりずっちを推したい。
これ、ゾンビランドサガのニオイがしない?「ゾンビ×佐賀×アイドル」という、何でそれかけ合わせるの?っつー構成が、「プロレス×異世界転移×ケモみみ」のこの作品にも似てるかなって。面白くなるのかは別問題として、こういう「混ぜるな危険」系統は話が読めないから好き。今のところ押し切られ感すごいけど、前期のダンベルみたくうまくやっていけば面白くなると思うの。ケモみみ大好きなので期待大。しぐれ、いいよね。花子さんも気が強そうなのでいい感じかな。
アニメオリジナルはなるべく見るようにしている。この作品もそう。1話の脚本の出来が非常によくて、各キャラクターの癖であったり小物の扱いが細かなところまで描写されている。シナリオ・演出・監督の息が合わないとここまで難しいんじゃないかな?アニメ脚本じゃなくて、元々ドラマや映画向けのシナリオだったんじゃ?と思いたくなる。それほどの出来。2クールなんで最初はつらいかもしれないけど、後半じわじわ面白くなってくると思うよ。どこまでの変態で攻めてくるのか、そのあたりに注目したい。
刑事物に当たり外れなし。まずは無難なスタート。刑事物の強みは対立構図が分かっているから見やすいしね。ナインって何?ってところから展開するので王道のストーリーならそこそこ面白くなるんじゃないかな? ただこの作品タイトル長過ぎ。警視庁~が正式名称でトクナナがサブタイっぽい。こういうのやめて欲しいんだけど……
異世界転生系は多いので厳選して見ているのだけれど、今期これを視聴リストに入れたのは大正解だったかも。かなりメタネタを入れてくるのは自重してもらいたい。楽しいんだけど多いとウザくなる。きらら代替作品と言われてるけど、これはどう考えてもえんどろ~!だよね。
2クール目。前半には辛口コメントでイマイチ盛り上がらない感があったけど、今回からは対立構図がはっきりと固まったので話しについて来られるかもしれない。と思うようにしたい。この作品は構図が複雑すぎて、しかも登場人物も多いのでとっつきにくさがあったもんね。
個人的な意見として、また京都か……って感じ。最初いきなり鴨川デルタが出てきた時はこれで何作目?四畳半/たまこ/有頂天……今思いつくだけでこんなにも……。まあいいけど。湘南に比べたら全然少ないか。もうひとつ、出てくる京都ことばが古くさい。関西在住民にとって方言は鬼門。これだけで見る気を無くす。ライデンは京都にスタジオ持ってるんだからそこら辺しっかりやれよと思ったら、京都のスタッフがロケハンしたってマジかよって思った。監督とか主要スタッフは手間でも現地に行ってほしいし、ユーフォが京都ことば使わなかったのは本当に大正解だと改めて思ったよ。アニメの方は時間の流れがゆったりとしていて癒し枠。ボードゲーム見て何が楽しいという意見はわかるものの、見せ方で変わるので今後に期待です。
NHKでやれ、名作劇場枠だろという意見は確かにその通りだと思う。脚本からも演出からも、原作をどうアレンジしようか迷っている感がありありと見てとれる。正直なところ中盤まで見ないことには面白いかどうか評価出来かねる。いまのところは名作劇場みたいな感じで見るのが無難かな。
ちょっと毛色が違うラブコメというのはよくわかる。いきなりの修羅場展開は原作どおりなんだろう。久々に原作を読みたくなるアニメに出会えた感じ。今後の展開次第かな。
最初はクソアニメだと思ってて、どこで切ろうかと迷っていたら2クールってわかったので我慢して見てました。1クール目中盤からそこそこ面白くなったのでこのまま続けてくれればいいんじゃなかろーか。やはり対立構図と科学を使ってのものづくりさえやっていればそこそこ面白いね。
ブヒアニメ。AT-Xで見ているのでおっぱいもばっちり。シリーズ構成雑破業さんなんで安心して見られる。サープリのように謎競技で感情移入できなくて置いてけぼりも多分なさそう。わかりやすさは正義。ゲームも売れるといいね。
間違いなくこれがきらら救済枠でしょ。よくもビームライフルっつーマイナー競技を見つけてきましたね。こちらは女子高生がきゃっきゃうふふしていれば問題ないと思う。しっかし展開が早いよね。
原作知らないんで今のところ面白さがわかんない。どういう感じで見ればいいのか……
ストーリーに悲しいところがあってきついんだよな。しょうがない。最後まで見ると思うけど、展開次第では切っちゃうかも。
もう惰性で見ているアニメ。野球マンガなんで面白いっちゃあ面白いんだけれど、どこがって聞かれると最初から追っかけてるアニメだからって感想しかない。マンネリ化しているカップル状態。録画失敗したらはいそれまでよって感じ。
NHKの夕方アニメとしてはこんな感じか。異世界転移系でチートすぎて、正直お腹いっぱいなのです。
再放送にあまりいいものがなかったので、枠を新作に振り替えて見ているやつ。しかし、笑いのツボがわからん。何が悪いのか…… とりあえず原作をニコニコ静画で無料の部分だけ見たんだけど、ここでも笑いのツボがわからん。というわけで、私に合わないアニメだった。3話見てから切る予定。
今期の貴重なショート枠。だけど、ショートは判断するの難しいよね。
グレタ・トゥーンベリさんにイライラする大人のための電話カウンセリング。「大人みたいに話す子どもを見ると大人は子どもみたいになりがちです」「まず最初にお尋ねしますが、あなたのアイコンは卵じゃないですか?」 https://t.co/mUFSFSTxCG— 町山智浩 (@TomoMachi) September 26, 2019
このビデオはジョークとして作られたものだが、実際にグレタ・トゥーンベリに対して怒っているおっさんたちは大なり小なりメンタルに問題があるのだと思う。
地球温暖化なんかまったく興味なかったようなおっさんたちが、いきなり青筋を立ててわかったようなことを言い出しているのは滑稽である。
発展途上国の経済成長なんて絶対に気にしたことなかったであろうおっさんたちが、突然「発展途上国にも経済成長させろ」と主張し出すのはわかりやすすぎて笑うしかない。
さらには「原発は環境に優しいのにサヨクのせいで動かせないから地球温暖化は止められない」と言い出す輩まで現れて呆気にとられる。「原発は環境に優しい」って致命的に頭が悪いのかそれとも10年前からタイムスリップしてきたのか?
エマ・ワトソンのときにも似たような集団ヒステリーを発症しているおっさんは大勢いたが、今回は更に人数が増えているように思うがこれはルッキズムに基づくものだろうか?
ともかく、余命ブログ懲戒請求事件や表現の不自由展への脅迫などでも明らかになったように中高年の集団ヒステリーは害悪にしかならない。
メンタルの不安定な無名中高年のみなさん。何者でもない中高年であるあなたがたがグレタ・トゥーンベリよりも大きな影響を世の中に及ぼすことは一生かかっても不可能であるという現実を受け入れて、なるべく早く心の平穏を手に入れられるよう願う。
わたしは夏休みに『太宰治』を読みました。この本の表紙と背表紙には「走れメロス」という副題も付いていました。きっとこの物語の主人公である太宰治さんがメロスを応援する強い気持ち、それが表紙に念写されたのでしょう。誰が書いた話なのかはわかりません。作者不詳の民話のようなものなのでしょう。
いきなりメロスは怒っていました。わたしが最近怒ったのは、お母さんが冷蔵庫のアイスを食べてしまったことなので、メロスもきっとそれに怒っていたに違いありません。メロスの気持ちはよくわかります。
途中でセリヌンティウスという初めて聞く単語が出てきました。去年の夏からずっと居間でゴロゴロしながらワイドショーを見ているお父さんが、今日も居間でゴロゴロしながらワイドショーを見ていたので「セリヌンティウスってなに?」と聞くと「知らん。牛の名前か何かだろ」と答えてくれました。わたしもいつかセリヌンティウスの牛丼を食べてみたいと思いました。
ここまで読んだところで右手と左手の握力がなくなってきたので、続きは明日読みます。
明日になりました。続きを読みます。ページを開くと、冒頭に「恥の多い人生を送ってきました」と書かれていて「あれ?違う本かな」と思って表紙を確認しましたが、そこには昨日と同じく『太宰治』とあったので、同じ本でした。アイスの件で怒りがこみ上げていて見落としていたようです。
メロスがセリヌンティウスに「ウザ。ウザ」と言われていて悲しい気持ちになりました。メロスは自分の命をなげうってセリヌンティウスをわざわざ助けに行ったのに、セリヌンティウスはそれをウザいと唾棄したのです。まったく、この牛は信じられません。出荷されればよかったのに。
最後のシーンで、メロスが宿敵のカルボナーラ兄弟から魔法書「セリヌンティウス」を奪還し、スーホの白い牛に乗って火星に帰っていくところは30回読み返しました。泣きながらこれを書いています。
『太宰治』を読み終わって「これはわたしのことを書いている」と衝撃を受けませんでした。来年の夏は『夏目漱石』という本を読もうと思います。
地元に帰ると最終学歴が中卒で社会に出たような連中の話を聞いたりする。
高校くらいのときに中卒と一時期遊んでいたが彼らの周囲の人間はほとんど中卒(定時制やら高校に行くが中退)だ
地元の誰が強いだとか悪いだとか本当に低レベルで低知能な物差しである。
彼らは何もしていないか仕事をしている。※仕事をしていても偉いと思ってはいけない。
だいたいは不良(これも中卒)先輩つながりで仕事に就く。
そのほとんどは土方である。※「土方」と本人たちは当たり前のように自称している。
昼間は仕事をして仕事が終わると原チャや単車で友人と合流したり女友達とたむろする。
先輩に呼び出されて彼らはどこかへいつも行っていた。
次の日あのあと何していたのか?と聞くと大した用もないのに呼び出されただけだと愚痴を言っていた。
彼らはこのように無駄に朝まで過ごしたり、夜はそのまま暴走したりひったくりをしたりしているだけだ。
仕事をしているからといって真面目なわけでもないし、ほとんどは社会に迷惑をかけている存在だ。
いまの子供らと20年30年と年齢差があるかもしれないがツール(SNSなど)が増えただけでやっていることはそう変わっていないだろう。
男子の草食化、性欲が無いなど言われているが、それもこいつらの世界ではそんな変化はないのではないだろうか。
だいたい15歳から16歳で童貞は卒業するし女の場合は年上の先輩にあこがれるので中学の時点ですませているのが多い。
私もそのような繋がりからすぐに彼女ができたし出会い系サイトをよくやっていた。あの時代のほとんどはスタービーチなどをやっている。
たまに18歳で彼女ができたやつを知ったときは「え!? 遅っ!」という反応しかなかった。
それほど彼女ができるとか童貞を捨てるというのは普通の感覚なのだ。
むしろ高校生活で何もしてないやつらは何をしていたのだろうか、といまだに思う節はある。
中卒の連中とはたまに遊んでいた(原チャでコンビニにたむろしてタバコを吸うだけ)が、ごく普通の人とも遊んでいたし、アニオタの友達もいた。
彼に魔術師オーフェンが面白いというのでその本編ではなく外伝を読んだ。たしか無謀編だったか。そんなオーフェンも今年になって再アニメ化だそうだ。
中卒のやつらは18になるころには単なる犯罪者になっている。
彼らは鑑別所にいったり少年院にいったりたばこどころか草(ガンジャ)や早いの(覚せい剤)をいったりしている。
18になると車の免許をとるので車のチームに入るのが多かった。当時は池袋ウエストゲートパークなどがはやっていたのでギャング系が多かったと思う。
石田衣良による負の功績は大きい。
それより少し前にドラゴンアッシュがじぶらなどのヒップホップをかなりメジャーにしたことでそっち系のファッションも広まっていた。
ギャル系のブームで、男子ではサーファー系やギャル男もいて、選ぶならヒップホップなどのB系か前述のどっちかである。
ちょっとおしゃれをしたいやつはB系でもなぜか髪を伸ばしていてミスマッチがひどかった。
車のチームに入ると意味のないドライブや深夜から朝にかけてずっとナンパをするのである。
そして、どこどこのだれだれが揉めているだとか、誰かの先輩の女とやったのでそいつを捕まえるなど、延々と揉め事を繰り返す世界線へ突入してゆくのである。
彼らは当然いま社会問題となっているあおり運転を平気でするし原チャを幅寄せしてけんかをふっかけたりする。
原チャに乗っていて襲撃されたという話をきいたことがある。白色のハイエースが幅寄せしてきて停められて中から全員バットを持った連中が出てきてどこのやつだと
殺されそうになったそうだ。
彼はこの出来事を地元の先輩に話をすると今度はその連中が白色のハイエースを片っ端から探す。彼らは武勇伝として話をするのでまわりまわって
白色のハイエースの連中がどこの人間なのか判明するとそいつらの縄張りまでいってけんかをふっかける。
そして喧嘩をしたりヤクザがでてきたりして白のハイエース側が「筋違い」となり彼らにお金を用意しろということになるのである。
まあひったくりなどをしてお金を集めるのであろう。白のハイエースの後輩つまり15歳から16歳のヤンキーデビューした人らにも至急金を集めろとなるのである。
そうして彼らはお金集めのために後輩を深夜に呼び出したりするわけだ。
やがてこのような生活に馬鹿馬鹿しく感じると20代前半で彼女もできたしとか、落ち着くのがかっこいいと思い込んでいる単純な不良は仕事一筋になり始めるのである。
これらは遊びはごく普通になるがやはり根は社会のクズなのだ。車ではあおり運転をするし暴力などをちらつかせて周囲になめられない負けないようにするのだ。
しかし、彼らは単純なので、簡単に操ることができる。とりあえず敬語で話していればいいのだ。不良同士だといくらでも馬鹿がいるので、同じ年くらいと思えばタメ語で話すやつがいて
あいつ舐めてるのか?となり良い印象がないまま喧嘩に発展するのである。そして、とりあえず武勇伝とやらをすごいなと褒めてやればいいがあまり食いつくと仲良くしてくるので
注意が必要だ。かれらは馬鹿なので気がよくなって飲みに連れて行ってくれる。普通のやつが勘違いして元不良とかと接点を持つとあとで大変な目にあうのだ。
まれにいる酔うとキレるやつとかだ。不良同士なら喧嘩ができればそれでいいが、普通のやつはそれができないのでたいていは殴られ支配下におかれるなんてこともある。
親しくなると彼らは金遣いが悪く馬鹿なのですぐに金を貸してくれと言ってくる。しかもやばいのが金を基本的に返さないのだ。
彼らが返すのは自分より力がある人間だ。つまり先輩だとかヤクザだとかそういうたぐいだ。
ほとんどはブラックだ。借りても途中から返さない。返すわけがないというのが彼らの認識だ。しかし金に困るので犯罪を犯す。
私の知っている限りほとんどの中卒や高校中退は犯罪者だ。当時の人らのうわさ話を聞くとやはりヤクザになってそのあとどこかへ消えたとか、
刑務所に入っているだとか、入っていただとかを耳にする。
たまに大卒も悪いやつはたくさんいるという人がいるが、実感するだけでも大卒なんて真面目なやつしかいないのが事実だ。
2010年の法務省『矯正統計年報』によると,同年中に刑務所に新たに入所した者の数は27,079人です。この27,079人の学歴構成を整理
⑫:不詳 ・・・ 21人
「新たに」であるが、こうなるようだ。※小卒中学中退などというのはおそらく古い世代だからあまり気にしなくていい。
②+④+⑥を「小・中学校卒」,
⑥+⑨を「高校卒」,
⑩を「大学卒」とします。順に10,609人,4,919人,812人なり。この数を,2010年の『国勢調査』から分かる学歴人口(男性)で除して,3群の刑務所入所率を計算
「小・中卒の率が飛び抜けており,この群の入所率は全体の4.6倍,大卒の27.5倍です。」となっている。
http://tmaita77.blogspot.com/2013/03/blog-post_21.html
男女とも,中学校卒業というカテゴリーが最も多くなっています。
男性入所者では42.1%,女性入所者では37.6%を占めます。均すと約4割。
刑務所入所者の5人の2人が,中卒の学歴ということになります。
当然ですが,高校進学率95%超,大学進学率50%超という今の社会において,
中卒者はこれほど多くはありません。2010年の『国勢調査』の抽出速報結果によると,
15歳以上人口のうち,最終学歴が小・中学校卒業の者が占める比率は,男性は14.3%,女性は16.7%です。
社会全体の学歴構成を勘案すると,刑務所入所者は,低学歴層に明らかに偏しています。
刑務所の入所率
男性でいうと,
小・中卒の入所率(219.0)は,
http://tmaita77.blogspot.com/2012/02/blog-post_29.html
ヤクザにもいい人がいるなんて少数であってもヤクザはヤクザ、みんなクズでひとくくりするように、
中卒は危ないとひとくくりにして、つるむべきではありません。ヤクザと並べるな?
刑務所入所率が219倍。それでもいい人はいるはず?と性善説を信じて友達作り、人脈をしたい人がいるならどうぞ作って下さい。
中卒のほとんどは不良だったやつら。それ以外のわずかな人なんてなかなか出会えませんよ。まあ出会ってる人は出会ってるんだけどなんて言うけどね。
それはたまたま。
偶然。
ここに投稿するのは初めて&書物は苦手なので読みにくいかもしれません。
何故これを書こうと思ったか。
初めて知り合ったのは、某SNSにて。
きっかけは某オタクイベントのチケットを余らせており、知り合いに声を掛ければすぐ捌けたのだが、ただなんとなくという理由で某SNSにて募集をかけてみた。
当時、そのイベントは大人気でチケットが数万円で転売されるほどだったためか、すぐにたくさんの応募が来て何日か経ってから応募してきた人を全員見てから話が合いそうな人を選んだ。
この時、女だからと言う理由で選んだわけではなく、自分は年齢=彼女いない歴のまさにお手本のようキモオタだったので、異性と一緒でも話続かなくてつまらないと思い同性の人を探していた。
その人の投稿を一通り見たときは、やっているゲームが結構被ってた・投稿見た感じ男っぽいという点があったので自分が探していたタイプだなと思い声をかけた。
イベント当日までは2ヶ月ほどあったので、何回か軽く絡みにいって少しは仲良くなれたかな?という感じで、当日イベント会場で待ち合わせた。(今振り返ってみると偶に女性らしい話し方があった)
集合場所で待っているとメッセージが飛んできて、近くに着いたと来たので周りを見渡すとすっごいデブがいた。
「まさかこいつか…?」と思ったが事前に教えて貰っていた服装を見返したら全然違ったので安心した。
なかなか見つけられなかったので、こっちから連絡しようとすると、聞いていた服装をしていた少し地味めの女の子がスマホを持ちながらキョロキョロしていたので、もしやと思い声を掛けたらその人だった。
自分の予想と大幅に違っていたので少し動揺したが、SNS上で何回か話していた事もあり会話は問題なくできた。(多分)
イベントが終わり、打ち上げに行くことになっていたのでお互いに感想を語り合いながら、そのまま飯に向かった。
打ち上げでもイベント終わり特有の謎のハイテンションだったというのもあり、普段話す友達と変わらない感覚で話すことができた。
その日は、また機会があれば遊びましょう的なことを言って解散した。
女性とサシで遊んだのは久しぶりだったのでその日は浮かれながら帰って帰宅したが、その時はもう会うことはないだろうなと思っていたので特に気にせず寝て、翌日の同イベのことしか考えていなかった。(二日目はオタクのフレンズと行くことが元々決まっていたのでいつものテンションで楽しんだ。)
2日間のイベントも終わり日常に戻ったので、普段通りの投稿を続けていた。
たまに軽く話す程度の関係が続き(この頃には軽く意識していた気がする)、お相手の住んでいる県で開催される別のオタクイベの参加が決まり、そこで飯の誘いをしたら来てくれることになり2回目のエンカが決まった。
駅で待ち合わせをして、姿を見つけて一瞬フリーズした。
可愛すぎでは!?!?!?
声が出そうになったぐらいに見た目が可愛くなってて、すげえビックリした。
軽く意識していたというのもあり、脳内補正があったのかもしれないが可愛かった。
事前に決めていた場所が混雑してたので予約だけして周りを一緒に散策してたんだけどすげえ楽しかった。
飯も終わって解散かなと思ったら、イベント始まるまで付き合ってくれて色んな所案内してもらった。
楽しい時間は一瞬で終わるもので、移動時間になってしまい駅まで見送りに来てくれて別れがとても名残惜しかった。恐らくこの時に8割は落ちていたと思う。
また時は流れ、仕事がクッソ忙しくなりメンタルがボロボロになっていた。
その時は、人との関わりが恋しく誰かに反応して貰いたくて愚痴ばかり呟いており、愚痴を何件か呟いてから休憩を終わりスマホを置いて終電まで仕事をしていた。
内容はあまり書きたくないので察してほしい。
恐らくこの時、10割落ちたんだと思う。
そこからメンタルをなんとか保って無事に生きたまま繁忙期を終えることができた。
また時は過ぎ、彼女と初めて会ったコンテンツのイベントが今年も開催されることが発表され、一緒に行かないか誘うと了承の返事が来て一人ですごい喜んでた気がする。
そして、イベント当日また会えた。
すごい綺麗だった、可愛かった、心臓の鼓動がやばかった。
よく平静を保ってたなと今思う。
今回は前回と違い1日だけでなく2日間一緒だったので2日目にイベントが始まるまでに遊ばないかと誘い朝から夜までずっと一緒だった。
最終日の帰り際になった。
しかし、伝えることはできなかった。
何故か?
ただそれだけ
第三者から見ると、馬鹿か?当たり前だろ、と言いたくなるだろう。
何かを得るためには何かを失うリスクを負わないいけない。そんなことは自分でも分かってる。
でも、そのリスクを負うことができなかった。
自分は、今の関係が続くことを願ってしまった。今後も続く保証はないのに。
この話はこれで終わりです。
恐らく本人がこの話を見たら、すぐに自分のことだろうと分かってしまうと思う。
一つだけお願いがあります。
もし、これを見て嫌悪感を抱いてしまったなら、どうかブロックをして関係を絶ってほしい。
そうでなかったら、見たことを黙っていてほしい。直接伝えることができる時が来るまではどうか。
ニンジャスレイヤーこそが現代日本のリアル忍者だということを主張したい。
ニンジャスレイヤーは一見奇天烈な道化師を装っているがその実徹底してネットユーザーの逆鱗に触れぬよう賢く立ち回っている。
あたかも儀礼的チャドーのイエモトがムラハチトラップをかいくぐる様のようだ。
ちなみに私は一部とwikiを読んだだけのにわかヘッズなので新章では以下の駄論が否定される展開があるかもしれないことをここに断っておく。
私は原作者が本当にアメリカ人かどうか怪しんでいるが、というのも普通欧米人は日本の物と朝鮮の物を区別できないからだ。
愛国者の方々からすれば憤懣やるかたないであろうが外国人からはアジア諸国の区別などつかないし日本人が信じているほど特別扱いしてもいない。
アメリカ人も日本について全然知らない。スシと日本車の国でしかない。重要なパートナーという思い込みは日本人の片思いなのだ。
カラテやその他の武術にはあらゆる流派が含まれているがテコンドーだけは省かれている。
テコンドーはアメリカではかなりメジャーな武術で軍隊の教本でも言及されているほどだ。
日本のネット事情をわかっていて意図的に省いたとみるべきだろう。
それも有名すぎるほど有名なマジックモンキーとか鉄拳などでおなじみのポンパンチ(崩拳)のような『安牌』に限っている。
日本人がギリギリ許す線をイアイドのタツジンのごとく完全に見切っているのだ。
第二にパチンコの扱い。
パチンコ店が襲撃されるシーンがあるがこれも日本のネットユーザーの怨嗟の対象を知った上でのことだろう。
企業批判という大義名分を装うことで差別性がないことを弁明しつつネットユーザーの留飲を下げる展開に持っていくのだ。
ヨゴレ役も我らがニンジャスレイヤーではなくキリステ可能な戯画的な共産主義者であるイッキウチコワシに押し付けているという点もワザマエ。
はっきり言えばニンジャスレイヤーは日本ネットユーザーに媚びているのだが、しかし差別性はなるべく出さないように注意が払われている。
ただ媚びたいだけなら数多あるヘイトコンテンツの後を追えばよいが、それは客層を狭める上に炎上の危険が付きまとうゆえに避けられているのだろう。
ニンジャスレイヤーで悪役を務めるのは大企業だがこれはサイバーパンクの伝統というだけでなく『安全に批判できる』対象であるという点も大きいのだろう。
一方かませ犬役にはヤクザ、ジョック、無軌道ヤンク、カルトなどのネットユーザーの敵を的確に選んでいる。
ここでも彼らがカチグミまたは横暴であることを強調して差別性を薄れさせる細工を怠らない。
マケグミたちは地の分で同情しつつ弄ぶことで観客の嗜虐心を満たしつつ涙させる感動ポルノの王道を行っている。
日本批判的な文言は少なくないのだがいずれも『効きすぎない』程度の物、日本人自身が自虐的に言及できるものに限っている。
あるヘッズが「ニンジャスレイヤーを楽しめる俺たちは寛容。韓国版があったら大炎上していたことだろう」と言っていた。
彼は完全にジツ中にはめられている。
あたかも道化師が王が耐えられる程度に嘲ることで王の寛容さを衆目に喧伝するかのようだ。
ニンジャスレイヤーは破天荒な展開と素っ頓狂な忍殺語を吐きつつも『誰も敵に回さないように』綱渡りの曲芸師のごとく的確に立ち回っている。
ネオサイタマは炎上させてもニンジャスレイヤーは決して炎上しない。
先日「ルルアのアトリエ〜アーランドの錬金術士4」というゲームをクリアした。システム的に人は選ぶけれどとても面白いゲームなのでおススメ。
ところでこのゲームの登場キャラクターの中で一番魅力的なキャラクターと言えば、そう、エーファ・アルムスターだ。一番可愛いのはメルル姫だし、一番性的なのはトトリ先生だし、レフレは通いつめて懐かれるか怯えられるかしたい衝動に駆られるが、でもやはり、魅力的なのは圧倒的にエーファなのだ。その理由を順を追って説明しようと思う。
まず発売前に公開されたビジュアルに注目したい。ピンクを基調にしたエプロンドレスを着たショートカットのお人形のような女の子がゴツイ大砲を持っている姿に目を奪われることだろう。可愛い女の子がゴツくて威圧感のある武器を持っている姿に心惹かれるのはオタクの本能と言われている。これを見て、すぐにエーファという名前を覚えた。ちなみに戦闘ではこの大砲の砲身で敵をブン殴る。最高。
そしてルルアのアトリエが発売される。既にちょっとエーファに心を奪われていたながらもとりあえずプレイを始めた。エーファは主人公ルルアの幼馴染として物語開始とほぼ同時に登場する、ルルアのことなら全肯定するとても良い子だ。時々投げやりだったりするけれど基本的に全肯定しようとする姿がとても可愛い。エーファは、主人公ルルアの住む町アーキュリスに佇むアルムスター孤児院の子の一人である。そして序盤のとあるイベントの中でエーファがルルアのことを(恋愛感情として)好きだと明かされる。つまり百合キャラだ。これは予測できていたし、私は百合が特別好きというわけでもなく、他にも魅力的なキャラクターが登場する中で少しずつエーファへの興味は薄れていった。彼女は幼馴染百合キャラというありがちなポジションなのだと思い込んでいた。
やがてエーファのキャラクターイベントが進む。彼女のイベントの内容を要約すると「実はエーファは貴族の娘だったが家督争いに巻き込まれて幼い頃からアルムスター孤児院に預けられており、その実の親から落ち着いたので戻ってきてほしいと伝えられ、半ば怒りを露わにしながら断る」というものだ。ルルアはエーファに頼まれて同行し、その中でエーファの過去や悩みを知ることとなる。またこのエピソードの中で、ルルアがもともとアルムスター孤児院の子であり、エーファとは同年齢の家族であった事も明かされる。正直言ってありがちなエピソードだと思う。この時点で、私はエーファに対しておおよそ興味を失っており、このエピソードも適当に読み飛ばした記憶がある。本来ならこの時点で私は気付くべきだったのだ。
エーファのキャラクターイベントが終わると、サブキャラクターの冒険者イエルチェとの会話イベント、そしてアルムスター孤児院の父ベノンのエピソードへと繋がる。ベノンが昔は有名な冒険者だったかもしれない、という情報を得たルルアが持ち前の好奇心で探り始めるという内容だ。このルルアの行動をエーファがたしなめるシーンがある。なぜたしなめたか。未だ孤児院で過ごしており孤児院の子の最年長として、奔放なルルアに、子供達の手本となる行動をして欲しかったのか。違う。ルルアに注意した後「誰にだって知られたくない過去があるものだ」と、彼女は一人呟く。斜め後ろからの表情を映さないカットがひときわ目に残る。
ここでハッとした。エーファはありがちな幼馴染百合キャラだと思っていた。けれど彼女とルルアの関係はそれだけではない。エーファにとってルルアは家族であり、幼馴染であり、最愛の人だ。親愛、友愛、恋愛の全ての想いをルルアに対して抱いている。この二人は作中のあらゆるキャラクターよりも深い絆で結ばれているはずなのだ。にもかかわらず、エーファは自分の過去を、悩みを、ルルアには話したことがなかった。具体的な事が起こるまで、自分の内に抱えたまま、誰にも言わず生きてきたのである。エーファは「誰にでも知られたくない過去があるものだ」と言った。エーファは自分の過去を、家族にも、幼馴染にも、最愛の人にも言わなかった。このとき、エーファは自分と他人の間に明確な線を引いているのだと、そう感じた。そう思って会話イベントを見れば、両親(正確にはその使者だが)と会う時につらくてルルアを頼ったあの一回を除いて、エーファは作中全てのキャラクターと明確に距離を置いている事が見えてくる。踏み越えるべきでない一線を絶対に超えない。無茶は言わないし、媚びる態度もとらないし(ルルアに便乗することはあるけれど)、文句も言わず全てに肯定的。物語後半になって、エーファというキャラクターがとても異質なものに見えてきたのを覚えている。
そんなエーファの性質も、よく考えれば自然な事だ。だって、エーファは実の両親に捨てられたのだから。実の両親ですらエーファにとっては信頼に足りないただの他人なのだから。だからエーファは本源的な部分で他人を信頼できない。理性的に他人を信頼できても、最後の一線をどうしても超えられない。他人を信頼して裏切られた時の気持ちを、エーファは知っている。彼女そうやって生きてきたし、これからもそう生きていくのだろうか、そう考えると心がギュッとなった。
ところで、本作はマルチエンディング方式を採用している。バッドエンドとノーマルエンドとトゥルーエンド、それからネタエンド、あとはパーティキャラ毎にキャラクターエンドが用意されている。また本作のやりこみステージはクリア後の世界である。通常、こういったゲームのクリア後世界はかなりメタ的都合に配慮されていて、例えばパーティキャラの一人が旅立つと決心しても、「まだ色々やらなきゃいけない事があるからそれが片付くまではここにいるぜ」的な辻褄合わせの会話が挿入されたりする。本作にはそれがない。エンディングでパーティメンバーは各々の道へ歩き出すが、それを無視してクリア後世界ではみんなパーティに残っている。エンディングの未来がifなのか、クリア後世界がifなのか、正直どっちでもいいけれど、この仕様から各エンディングのif感が強調される。
本作のキャラクターエンドはとても面白い。例えばオーレルエンドは本作ストーリーと地続きにあり得るifストーリーなのだが、ニコエンドやフィクスエンドはなかなかに突拍子がない。確かにストーリー中でそういう可能性は示されるけれど、さすがにオーレルを差し置いて彼らが選ばれる未来があるとはとても思えない。でもそれでいい。それでいいんだ。ニコもフィクスも、ルルアに対して普通でない感情を抱いていることは読み取れる。なら針の先ほどの可能性だったとしてもそれを掴み取る未来。いいじゃないか。最高じゃないか。少しメタ的な言い方をするなら、キャラクターエンドはキャラクターが物語に対してわがままを言えるほぼ唯一の場である。だから多少突拍子なくてもいい。彼らが望んで止まなかった未来を気兼ねなく広げようじゃないか。
だからこそ、エーファが何を望んだのか期待した。もしかしたらちょっと顔の赤くなるような、甘い世界を見せてくれるのかもしれないと期待した。彼女が抱えた問題を越えた先に何が待っているのか知りたかった。だからこそ、驚いた。エーファは何も望まなかった。キャラクターエンドという自分が主役のステージに上がってまでして、彼女は全てのifを否定して現状維持を選んだ。彼女はついに、ルルアとの間に引いた他人としての一線を越える事が出来なかった。彼女は何に代えても手に入れたいと思っていたものを、自身の人生の中で培ってきたつまらない価値観がために、ついぞ手に入れることはできなかった。この事実が、あまりにも残酷で、美しいと感じた。
アトリエの世界はファンタジーの世界だ。登場するキャラクターは基本的に皆前向きで、未来を悩み模索する。そんな中でエーファのエピソードは明らかに異質だ。彼女は、とうに決別したつもりの過去をただもう一度切り捨てただけで、本質的に何も変わっていない。彼女はパーティメンバーの中で唯一、物語を通して変われていない。過去を切り捨てることはできても、決別して新たに踏み出すことはできていない。物語が終わって、その先の未来になっても、彼女は自分の中にある傷跡にずっと引きずられている。エーファだけが、ルルアのアトリエの世界の中で、ひときわ人間的な存在として描かれている。つまらない事で大切なものを諦め、それで仕方ないと自分に無理やり納得させ、これで良かったのだとモヤモヤしたまま生きていく。そんな気持ちで、彼女はモノローグを恨めしく、淡々と語ったのだ。
経過報告です→anond:20190522165250
先日、ほくろを取ったのでその話をしたい。
なんでしようと思ったかというと、仕事しなきゃなんだけどやること多すぎて現実逃避したいのと、
Twitterでほくろ取った~って言ったら「いいな」とか「自分も取りたい」といったような反応する人が結構いたから。
顔に取りたいほくろがある人の参考になれば幸い。
まず場所だけど、鼻の下のど真ん中にある。人中?とか上唇溝とか言われるところ。
大きさ(直径)は2mm弱?くらい。ぷっくりしている。
生まれつきのホクロではない。中学生か高校生の頃、気づいたらぽつんとあって、最初は平たくて小さかったけれど、徐々に膨らんできた。
【取るに至った経緯】
場所が場所だし、よく「ゴマついてるよ(笑)」とか言ってからかわれたので、
社会人になったら絶対取ると決めていたのだが、なかなか本気になれなかった。
2年くらい前、1度本気で取ろうと思って調べたら、形状によっては皮膚科で保険適用で取れるというのを知ったけど、
そのあとの日焼けすると痕が残るとかで、ケア的に冬に手術するのがいいというのを知っていったん見送った。
それから気づいたら冬が過ぎ、そしてまた冬が過ぎ、取るタイミングを見失い続けていた。
先日、顔面を戸棚で強打し、目の周りを怪我してしまったのだけど、その時に「何科にかかればいいんだ……?」と調べたところ
形成外科というものを知る。その時見つけた病院のホームページを見たら美容外科も併設しており、
ほくろ除去もしているというので、とりあえず怪我を見せるついでに話を聞こうと思った。これがGW前の話。
【診察~手術まで】
診察のついでに「形成外科」のくくりでほくろについて相談してみる。
この時担当してくれた先生がすごい早口オタクみたいな話し方する人で、なんというか句読点がない話し方をするので話がイマイチ分からなかった。
が、図を描いてほくろの取り方を教えてくれた。
一つ目がレーザーなりメスなりでほくろをくりぬく方法。ほくろは根っこのように皮膚の中まで入りこんでいるので、表面を削るのではなく抉らなければならないとのこと。くりぬいたあとは自然治癒力に任せ、しばらくはぼこっと穴が開いている状態だか自然と皮膚が元の状態に戻ろうとするので平になるらしい。
二つ目が広範囲に(アーモンド形に)ほくろを切り取って縫合する方法。こっちの方が治りは早いけど抜糸の痕が残る。場所的にはお勧めできない。
保険適用で1万ちょっと。多分1つ目の方法になるので長期戦を覚悟すること(だから結婚式とか大切な予定があるならいったん手術を見送ってくれと言われた)
「ほくろ取るのは冬の方がいいとか聞いたことあるんですけど、どうですかね」と聞いたら「別に関係ないでしょ」という答えだったのでとりあえず手術を予約した。私が行った病院では手術を担当できる先生は常駐していないので、その日にあわせて予約を入れておくシステムだった。
【手術】
ドキドキしながら手術日。化粧していいかとか聞くの忘れていたので、日焼け止めを塗る程度にして一応日傘を持っていく。
Tシャツとロンスカみたいな適当な恰好で病院に到着。しばらく待合室で待たされたあと、診察の時のような軽い感じで名前を呼ばれ手術室に入る。
手術室は手狭だったが、医療ドラマで見るのとほとんど一緒だった。着替えもせず、そのまま靴だけ脱いで台に横になる。
最初に執刀する先生から説明がある。ほくろの状態・大きさからして、ほくろをくりぬいて縫合はしないパターンで行く、とのこと。おけまる。
歯医者さんで使うみたいなほっそい注射器で麻酔をされるんだけど、とにかくこれが痛かった。もうアラサーなのに涙がでた。先生も焦って「痛かったよな~」とか声かけてくれるレベル。曰く唇周辺は一番感覚が鋭い場所なので、痛みもひとしおだと言う。ついで痛いのは掌らしい。
麻酔が効いてきたら、これまた医療ドラマで見るような、患部(?)の部分に穴が開いている青い布をばさっとかけられる。それからメスでほくろをえぐりとられるのだが、麻酔のおかげで全く痛みもなく、何なら触られている感じすらいまいちしなかった。
途中で先生が「うーん、切れ味悪いな……おーい、(看護師)さーん、11番とって」と言い出した時は言い知れぬ不安を感じたが、無事終わった。
手術が終わると鏡でほくろ(があった場所)を見せてくれる。グロ画像注意という感じだった。ほくろがあった場所にぽっかり穴があいている。
そのあと今後のケアについて説明。軟膏を塗って、ある程度傷口がふさがるまでとにかく乾かないようにする。一度かさぶたにしてしまうと治りが遅くなるしきれいじゃなくなってしまう。最初は赤紫色で、少しショッキングだと思うが、徐々にきれいになってわからなくなっていくので安心して、と言われた。
注射したあとに貼る小さい真四角のばんそうこうをベンッと貼られて終了。帰り道死ぬほど恥ずかしくてマスクを持ってこればよかったと思った。
【術後】
順調です。抜糸とかがないので病院に行く用事がなく、3週間くらいしたらほくろの検査結果が出る(一応本当にほくろか、悪性腫瘍じゃないか調べるらしい)ので、それくらいに着て~と言われた。それまでは軟膏を塗り、サージカルテープ?で蓋をして、乾かないように、そして紫外線にさらされないようにする。
ある程度綺麗になったらテープは外して、UVのコンシーラーなんかを使って保護して~とのことだが、まだ流石にその域には達していない。鼻の下に間抜けにもテープを貼って仕事している。
あと一応飲み薬(抗生剤、痛み止め)も出た。ただ術後麻酔切れたあとも全然痛くないので、痛み止めはもう飲んでいない。
【反省点】
やっぱ冬にやった方がよかったな~!とは思う。日焼け面倒だし、あとこの季節にマスクするの暑いしちょっと違和感。
仕事も結構社外の人間と会うことが多いので、冬場とか春先なら「花粉症が」とか「インフル予防で」とか言えるけど、そういう訳に行かないので鼻の下テープのまま話している。
それと、一応美容外科とかそういう専門のクリニックに相談してみてもよかったかな、と思う。料金高くなるだろうけど、説明はもっと丁寧だっただろうし手術の仕方にもバリエーションあったかもしれないし。
あと手術の日は濡らしちゃダメ(顔洗っちゃダメ)と言われたので、本当にドすっぴんで行くべきだった。「だめ、ですか……」って言ったら先生「いや、うーんいいんだけどねえ、あんまりねえ、まだ(傷口が)ふさがってないしねえ、まあ……ねえ~」としぶしぶOKしてくれた。
【費用】
みんな気になるところだよね。手術だけなら保険適用で14,800円。手術の前のカウンセリング(?)というか、怪我して診察してもらった時に初診料とか診察料とかで2500円くらい払って、手術後の薬代で710円なので、総額2万円いってない。次に経過観察で行くときも大して取られないとのことなので、やっぱり2万はかからないだろう。
【その他】
一応美容脱毛(ミュゼとかそういう系)で鼻の下も脱毛やってるのだが、患部にあたらなければ普通に続けていいよ~とのことだった。本当か……?ちゃんと「”鼻の下”を美容脱毛してるんですけど」と言ったかどうか不安になってきたので、次の経過観察の時にもう一度確認する予定。まあ、これまで脱毛してた時もほくろを避けるためにシール貼って施術してもらってたんだけど、同じような感じになるのかなとは思う。
【やってどう?】
このあと手術痕がどうなるかわからないけれど、穴が徐々にふさがってきて皮膚を形成しだしている今は「やってよかった!!!!」と声を大にして言える。ずっとコンプレックスだったし。化粧の邪魔になるし。生々しい話?だけれど、鏡に近寄って鼻の下シェーバーで剃ってるとき、ほくろあたりからちょっと太い毛がはえてるの見えて萎えてたりしたのがなくなるかと思うと本当に嬉しい。
別に劇的に人生変わらないけれど、いやだなあ、いやだなあって鏡や写真見るたび思ってたものがなくなるのはちょっとストレスフリー。
今となっては結果論だけど、仮に仮を重ねたとき、2期の出来が良かったとしてそれは評価されたのかなあ。
それはそれでとにかく粗探しして見つけ次第何でもかんでも叩いてたと思うんだけど。
「たつきの作るけものフレンズが見てえ」はまだ分かるし自分もずっとそう思ってるけど、T監督大勝利!角川ザマァ!とか監督死ねまで行くとコンテンツとかこれまでの経緯をオカズにして気持ちよくなりたいとか、RTが貰えて気持ちいいとか、悲劇のヒロインを気取ったような発言見えてくるとそれはちょっとズレすぎなんじゃない?って。
見たうえでの評価ってのもあるとは思うんだけど、それにしては最終話の再生数50万くらい?がそれまでのペースに比較して多すぎるのはもう前提として「叩くために見てた」と言われてもおかしくなさそうだけど。
2自体がこれまでの経緯からマイナススタートの評価なのは仕方ないとして、作品の出来次第でそれがプラスかあるいはゼロに転じる可能性があったのかは2を叩いている人たちに聞いてみたいなあ。9.25まで中心にいたたつき監督の一切の存在が消されたままだとして。
2見てないから分からないけど、ここまで言われてるなら相当の出来なんだとは思う。
あの〇〇さんもキレた!(呪詛落ち?)とか言われても「誰だよ」ってしかならないけどなあ。例えば自分の母ちゃんがキレてたとしても私もそう思います!って微塵も思わないし。
私はこんなに傷ついています論調をツイートなりメモ帳スクショなり公式へのリプライなり、文字だけ動画で振りかざすのはいいんだけど、それが傍から見てどう見えるかってのにあまり興味がなさそうに見える。
同調してほしい、賛同が欲しければ必要なのはお気持ち表明でなく、まとめサイトやらWikiじゃない?界隈の人種見てるとアフィリエイトとか貼ってありそうだから絶対見に行かないけど。
被害者面で制作陣や批判への批判を総叩きにするにしても、上澄みのキレイな聞こえのいい分だけを掬い取った虫のいいハンマーで殴ってるように見えるんだよなあ。
・トドメを刺しに行っているように見える
いっそ2がクソ、9.25もクソ、2叩きの人々が絶対正義だとここは仮定して、彼らのとっている行動
お気持ち表明
アンケートに5を押しにいく
が今後タイトルにとってどういう善をもたらすのか全く想像がつかない。
火の付いた総本山へ油や糞尿を注ぎに注ぎまくって、土を固めた人形に逃避するのが「優しい世界」だと称するならそれはそれで構わんけど...
彼らは一体今後タイトルがどうなったらいいんだろうか。
今後続編や同様の世界設定の話が出たときに、「2の客層が生み出した負債」が尾を引いて更なるマイナススタートにならないといいけどね。
少なくとも、
の人がこれだけ多い(あるいは、そう見える)現状ではこうなんというか、上塗りをしてしまった面はあると思う。
彼らが死んでほしいのはY、K、自分を叩く奴、あるいはタイトルそのもののどれなんだろう。
ってかアンケートってそんなに意味あんのかね。これが俺たちの意思だ!ドヤ!ってやりたいがために押してたように見えるけど。(おめでとう!)
「〇〇〇〇!名監督の送る続編は次々と話題を呼び最終話の配信は視聴者数50万超を記録!」ってならないといいけどね。
・そもそも、なんで「見た」のか
彼らが作品を見限ったとしたら、「黙って」「9.25の時点で」出来なかったのは何故なんだろうと考える。
自分は「たつき監督が作らない限り2以降は見ない、関連作品に金を落とさない」と9.25の時点で決めた。それがたつき監督への敬意であり、パブリッシャーへの意思表明になればいいていたけど、これは頭が固かったのかなあ。
9.25の時点で「たつき監督の作る2期」が絶望的になり、新制作陣が決まり、それでもついていこうと決めたのならその結果に対し後から文句を言いまくるのは少し無責任...という単語は適切でないと思うけど、都合が良すぎるというか。
ぽっと出の新作を見てつまんねえっていう話じゃなく、これまでの不祥事重ね(つっても9.25とオーディション台本と未払いくらいしか知らんけど)の上で、で。
とすれば、それを承知で2と向き合うということは、
A.「叩くために見るから別に出来はどうでもいい」 = けものフレンズというタイトルを見限った
B.「けものフレンズにたつきは必ずしも必要でない」 = たつき監督を見捨てた
のどちらかになると思ってるんだよね。
だから、AかBのどちらかに該当する限り、これらのワードを使う批判意見って「あ、そういうことなんだな」ってお察しムードになってしまうようになってしまいかねないし、少なくとも僕はそう感じる。。
流石に大多数は「たつき監督の作る2期」が理想であるというのは一致すると思う。ただ、理由のいかんにかかわらず2を「見た」からには、何かを見捨てたそれを後出しじゃんけんで振りかざすなよ、と思う。
これから話す話はもう何年も前のことなのに、いまだに私の心を暗くする。
ここに吐き出すのはずるいよなぁと思うけれど、文章にして外に出すことで、いい加減気持ちに区切りをつけたい。
私はAAAというグループのファンだった。にっしーこと西島さん推しのall推し(箱推し)で、7人ともが大好きだった。
グループ全員のことが好きで応援していたけれど、その中でもにっしーが特別だった。まず顔がめちゃくちゃかっこいいし、歌声は唯一無二のものだし、ダンスは当時秀太くんの得意分野とされていたけれど(今は知らん)誰よりも力の入ったにっしーのシャカリキダンスが好きだったし、ライブでテンションが上がってアクロバットしちゃうのは最高にかっこよかったし、細身で頭が小さいからスタイルも良いので何をしても様になる。歌いながら色っぽい表情や蔑むような冷たい目にどきどきした。MVでどれだけかっこいい曲でも必ず一度は笑い皺のできるあのくしゃっとした笑顔を入れてくるのも、涙もろくて感情が涙になってあふれ出てしまうところも好きだった。
そんなかっこいい一面を持つ一方で、彼は口を開くと、ちょっと不思議なひとだった。天然だったり、突拍子もなくギャグをしたり、お話はあまり得意ではなくMCはうまくまとまらなかったりした。ライブでは西島さんの話でしらけて変な空気になることもあった。そんなキャラクターだったからメンバーからもいじられやすい人だった。6対1、あるいは、ファンも含めた大勢対1になる構図が見ていてしんどい時もあったけれど、そうやってメンバーやお客さんにからかわれたり笑われたりするのは(不本意である時もあったかもしれないけれど、ほとんどの時が)彼の元来持っている「人を楽しませたい」という思いからくるサービス精神によるものなのではないかなと受け取っていた。
西島さんはメンバー愛も7人の中で一番重いことで有名で、私はにっしーが大切にしているAAAというグループのことも大好きだった。本当に、仲の良い7人が好きだったんだ。
だけど。
とあることをキッカケに私はall推しでいられなくなってしまった。
たぶん、些細なことだった。
周りのaオタ(AAAファン)でそんなことを気にしている人はいなかったかもしれない。こんなことで病むのは私くらいなのかもしれない、と思ってますます落ち込んだ。
メンバーはいつもの冗談、ノリ、おふざけだったのだと思う。でも、私には、イジリの範囲を越えているように見えた。にっしーは笑っていた。と思う。いつもみたいに。「ちょっと〜っ!」とか言って。でも私はあの時すごく嫌な気持ちになった。それは怒りとか腹立たしさとかに変化する。
いい歳した大人なのにそんな悪ふざけ何が楽しいの?見ている人が不快になるかもとか思わないの?
本当はもっと6人に対してここにはとても書けないような酷いことも思った。それ以降その黒いもやもやが消えなくなってしまった。
一度そうなるともうだめだったよ。
「にっしー、友達いないもんね」「にっしーは本当は暗いから」言われ慣れた言葉がひどく意地悪に聞こえた。
今までダンス曲だったかっこいい曲がファンサ曲になりメンバー同士の自由な絡みになっているのを知って、にっしーがハブられないだろうかと見ているのが怖かった。
仲良しグループと言われることにも本人たちがそれをアピールするのもファンがAAAの好きなところに「仲が良いところ」をあげるのも、全てが違和感だった。
こんなことを思うのは西島さんにも失礼なのかもしれないけれど、その西島さんのファンとして心が限界にさしかかっていたのだと思う。
その頃からちょうど、にっしーのソロプロジェクトがようやく少しではあるけれど前進し始めて、あ、これを見てればいいじゃん、と思った。
AAAを見るのはもうしんどかった。
他の6人を見て、嫌いだと思ってしまう自分が、本当に嫌だった。
最初にも言った通り、だって7人が大好きだったから。AAAはこのメンバーじゃなきゃありえない!と思っていたし、みんなと同じように7という数字を大切にしていた。
なんでこうなっちゃったのかなあ。
そして、これ以上嫌いになる前に、離れた。
完全にトラウマになった。
これ以降、わかりやすくメンバー間の仲の良さをアピールするグループが苦手になった。
それ、セールスポイントにする必要ある?何をしてたってオタクは勝手に萌えを見つけてくるんだし、そっちから言わなくてもいいんじゃない?とかなんとか。ひねくれてる。
一年くらい経ってから、とあるにっしーのファンにその話をした。その人は「あれは西島オタのトラウマですよね〜」と笑った。それを聞いて、私だけじゃなかったんだ…ととてもほっとしたことを覚えている。
6人に対してあんな風に思ってしまった自分がずっと嫌だった。あんな気持ちにもう二度となりたくない。けれど、あれが引っかかっていたのは私だけじゃなかった。それが分かっただけで、やっとこのトラウマから抜け出せると思った。
でもまだ終わっていなかった。
あれから数年経って、久しぶりに応援したいグループができた。彼らはとても仲が良い。仲が良い彼らを見ると、微笑ましい気持ちになるのと同時に、今でもずっと、またあんな思いをすることになったら…と怯える気持ちに支配される。
これを書いている人は、この3月で大学を卒業し4月から社会人生活を始める。
と言うと、世の大半の人は、人生最後になるかもしれない春休みを友達との旅行などで謳歌しているのだろうと思われるかもしれない。
しかし、卒業旅行や送別会などに全員が行く訳などなく、自分はこの1ヶ月半地元に帰り実家にいた。理由は至ってシンプルだ。あまりにもメンタルがやられてしまい卒業旅行に行く気になれなかったからだ。
ゼミやサークルどこに行っても弄られるキャラを演じる中で、表面上は笑いながらも精神的な負債が少しずつ蓄積されていき、今年の2月のゼミの飲み会でその負債が爆発した。あまりにもしんどすぎた。
その癖に、弄る側の人間は弄られて人はいつも笑いになって美味しいと勘違いしているのだろう、卒業旅行や送別会に行かないと言う連絡をすると「なぜ来ないんだよ?暇なら来いよー」と勝手に暇だし行けるだろという圧をかけてくる。何故卒業旅行に行くことが当たり前と思っているのか、そのスタンスを疑問視したくなった。
はっきり言って面倒この上ない。
行きたくないものに行かないという選択肢すら出来ないのかと思ってしまった。
かと言って本当のことを言って、雰囲気を壊してしまうのも憚られる。さらに、悩みとして打ち明けたとしても、弄られキャラのためにネタにされ、本当の悩みであってもまともなアドバイスを貰えることなんてない。大学生活最後の春休みに、わざわざ精神を削ってまでこいつらの相手をするほど穏やかではなかった。
こういう理由があって、実家に帰ったものの、親と妹が冷戦状態、愚痴を自分にぶつけてくるような状況、さらにはストレスや悩みから全く離れた生活を送っていると思われ、そのような類の話をしても「そんな訳ない」とすぐに遮られる。
大学生活の中で、本当に精神が落ち着くのは、一人暮らしをしている家の中だけだったが実家に帰ってもそれは変わらなかった。
ただ、大学の知り合いと1ヶ月以上離れたことでかなりメンタルが回復した。これほどまでにリフレッシュするのかと初めて帰省の良さを知ったほどであった。
おかげで明後日に控えた、社会人生活のスタートを問題なく切れそうであるのだが、始める上でいくつか言っておきたいことがある。
1.弄られて直ぐに拗ねる奴に弄る資格はない。
小学校の時、「自分が嫌だと思うことは相手にするな」と教わったはずだ。にもかかわらす、守れない輩が多すぎる。ゼミ同期にも精神科通いのクソメンヘラ女がいるが、ツイッター上でメンヘラ垢まで作って、人生辛いとしてるのに、ゼミでは弄る側になる。この矛盾が見てて痛々しすぎる。
2.弄られている役の人の中には悩みがあっても言えない人がいる。
弄られる役の人も、人間である以上悩みを持っている。だが、その悩みを打ち明けたとしても、笑いのネタにされてしまうことも多々ある。そのため、言わないで自己解決を図ろうとする。このやり方で上手くいくこともあれど、どこかで躓いてしまう。(実際に今回の自分がそうだった。)
弄られる側の人の中には、人に本音をあまり言わない方もいるが、リアクションがおかしいなどいずれ表情に変化が出るものだ。周りでその変化に気づいた方がいたら、是非真剣に話を聞くように受け入れることをお願いしたい。
3.弄られる側の人は怒りたくても怒れない。
弄られる内容や弄ってくる人によっては、反撃したいことも多々あるが、やり返したところでその場の空気が変になることくらい誰でもわかる。普段と全く違うリアクションを取っているわけだから。その異常を覚悟してリアクションを取るくらいなら、少々自分が傷付いても全体の笑いになればいいと思ってしまい、いつも通りのリアクションを取ってしまう。この少しの傷が蓄積されるとやがて取り返しのつかないことになってしまう。そうならないためにも嫌なことに対しては嫌と言っておくことも時には必要である。相手に直接言うのが難しい場合には、間に人を介するなどするのもアリだろう。とにかく、取り返しがつかなくなってはもう遅い。
4.辛くなったら休む
無理して弄られるキャラを続けてもやがてガタが来る。その場合には直ぐに休んで1人でいるか、若しくは全く別の関係である友達に会ってみることをお勧めしたい。
4月から社会人として仕事が中心になる生活が始まってしまうが、この文を1人でも多くの方が読み、1人でも弄られるキャラの人の救いになり、1人でも愛のない無責任な悪口や弄りを止める人が増えることをささやかながら祈っている。
仕事で夜遅くに帰ってきたり休日も出勤したりすることが多いため、オフの時間は極力睡眠に費やしている、というか寝ないと死にそうになる
そんな境遇なのに、同居してる母は早い時間から寝る俺の部屋をノックしまくり「なんでもう寝てるのか?」と確認しにくる
お前アホか?俺の安眠を妨害するな
あまりにもひどいので自室のドアには「入室しないでください」という札を掛けているのに、それでもノックするわ、無視してたら勝手に入ってくるわ
俺を起こして何を言うかと思ったら「お土産あるから食べなさい」とか「今週の土曜日美容院行くから家いない」とか
そんな緊急性のない用事で俺の睡眠時間を減らすな、LINEなりメールなりに入れとけ
あまりにも寝てる俺のメンタルヘルスを心配してるのかなとも思ったけど、半ギレで「そんなに寝てばっかで調子悪いんですか!?」と聞いてくることがよくあるので、そんなこともない模様
「親として心配した」という実績だけでも作りたいらしい
昔俺がメンタルちょっと病んでた時両親の前でべそかきながら「2人は仕事なんのためやってるの?」とか「生きる意味ってなんだろう」とか悩み打ち明けた時に
深刻そうな顔で黙って聞いていた父をよそに母が小馬鹿にしたように「お前みたいに小難しく面倒くさいこと考えながら生きてねえわ(笑)」って言い放ったの未だに根に持ってるからな、話すだけ無駄な相手だと思ったわ