2019-07-18

現代忍者ニンジャスレイヤー

ニンジャではない忍者だ。

ニンジャスレイヤーこそが現代日本リアル忍者だということを主張したい。

ニンジャスレイヤーは一見奇天烈道化師を装っているがその実徹底してネットユーザー逆鱗に触れぬよう賢く立ち回っている。

たか儀礼チャドーのイエモトがムラハチトラップかいくぐる様のようだ。

ちなみに私は一部とwikiを読んだだけのにわかヘッズなので新章では以下の駄論が否定される展開があるかもしれないことをここに断っておく。

第一朝鮮由来の物を徹底的に排除していること。

私は原作者が本当にアメリカ人かどうか怪しんでいるが、というのも普通欧米人日本の物と朝鮮の物を区別できないからだ。

愛国者の方々からすれば憤懣やるかたないであろうが外国人からアジア諸国区別などつかないし日本人が信じているほど特別扱いしてもいない。

アメリカ人日本について全然知らない。スシ日本車の国でしかない。重要パートナーという思い込み日本人の片思いなのだ

カラテやその他の武術にはあらゆる流派が含まれているがテコンドーだけは省かれている。

テコンドーアメリカではかなりメジャー武術軍隊の教本でも言及されているほどだ。

日本ネット事情をわかっていて意図的に省いたとみるべきだろう。

ちなみに中国の物との混同はそこそこ行われている。

それも有名すぎるほど有名なマジックモンキーとか鉄拳などでおなじみのポンパンチ(崩拳)のような『安牌』に限っている。

日本人がギリギリ許す線をイアイドのタツジンのごとく完全に見切っているのだ。

第二にパチンコの扱い。

パチンコ店が襲撃されるシーンがあるがこれも日本ネットユーザー怨嗟対象を知った上でのことだろう。

ただしパチンコ店を『大企業の手先の搾取者』とした上でだ。

企業批判という大義名分を装うことで差別性がないことを弁明しつつネットユーザーの留飲を下げる展開に持っていくのだ。

ヨゴレ役も我らがニンジャスレイヤーではなくキリステ可能戯画的な共産主義者であるイッキウチコワシに押し付けているという点もワザマエ。

後でイッキウチコワシはデモ批判にも用いられている。

はっきり言えばニンジャスレイヤーは日本ネットユーザーに媚びているのだが、しか差別性はなるべく出さないように注意が払われている。

ただ媚びたいだけなら数多あるヘイトコンテンツの後を追えばよいが、それは客層を狭める上に炎上危険が付きまとうゆえに避けられているのだろう。

ニンジャスレイヤーで悪役を務めるのは大企業だがこれはサイバーパンク伝統というだけでなく『安全批判できる』対象であるという点も大きいのだろう。

一方かませ犬役にはヤクザジョック、無軌道ヤンク、カルトなどのネットユーザーの敵を的確に選んでいる。

ここでも彼らがカチグミまたは横暴であることを強調して差別性を薄れさせる細工を怠らない。

マケグミたちは地の分で同情しつつ弄ぶことで観客の嗜虐心を満たしつつ涙させる感動ポルノ王道を行っている。

日本批判的な文言は少なくないのだがいずれも『効きすぎない』程度の物、日本自身自虐的言及できるものに限っている。

原作者アメリカ人であるという触れ込みももちろん大きいが。

あるヘッズが「ニンジャスレイヤーを楽しめる俺たちは寛容。韓国版があったら大炎上していたことだろう」と言っていた。

彼は完全にジツ中にはめられている。

たか道化師が王が耐えられる程度に嘲ることで王の寛容さを衆目に喧伝するかのようだ。

ニンジャスレイヤーは破天荒な展開と素っ頓狂な忍殺語を吐きつつも『誰も敵に回さないように』綱渡り曲芸師のごとく的確に立ち回っている。

ネオサイタマ炎上させてもニンジャスレイヤーは決して炎上しない。

自身に引火させることなく炎の中を疾走するその姿はまさに忍者である

後年、ファイアプルーフコンテンツ教科書として語られるのではないだろうか?

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