わたしは夏休みに『太宰治』を読みました。この本の表紙と背表紙には「走れメロス」という副題も付いていました。きっとこの物語の主人公である太宰治さんがメロスを応援する強い気持ち、それが表紙に念写されたのでしょう。誰が書いた話なのかはわかりません。作者不詳の民話のようなものなのでしょう。
いきなりメロスは怒っていました。わたしが最近怒ったのは、お母さんが冷蔵庫のアイスを食べてしまったことなので、メロスもきっとそれに怒っていたに違いありません。メロスの気持ちはよくわかります。
途中でセリヌンティウスという初めて聞く単語が出てきました。去年の夏からずっと居間でゴロゴロしながらワイドショーを見ているお父さんが、今日も居間でゴロゴロしながらワイドショーを見ていたので「セリヌンティウスってなに?」と聞くと「知らん。牛の名前か何かだろ」と答えてくれました。わたしもいつかセリヌンティウスの牛丼を食べてみたいと思いました。
ここまで読んだところで右手と左手の握力がなくなってきたので、続きは明日読みます。
明日になりました。続きを読みます。ページを開くと、冒頭に「恥の多い人生を送ってきました」と書かれていて「あれ?違う本かな」と思って表紙を確認しましたが、そこには昨日と同じく『太宰治』とあったので、同じ本でした。アイスの件で怒りがこみ上げていて見落としていたようです。
メロスがセリヌンティウスに「ウザ。ウザ」と言われていて悲しい気持ちになりました。メロスは自分の命をなげうってセリヌンティウスをわざわざ助けに行ったのに、セリヌンティウスはそれをウザいと唾棄したのです。まったく、この牛は信じられません。出荷されればよかったのに。
最後のシーンで、メロスが宿敵のカルボナーラ兄弟から魔法書「セリヌンティウス」を奪還し、スーホの白い牛に乗って火星に帰っていくところは30回読み返しました。泣きながらこれを書いています。
『太宰治』を読み終わって「これはわたしのことを書いている」と衝撃を受けませんでした。来年の夏は『夏目漱石』という本を読もうと思います。
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俺は文章読むのも書くのも苦手 映画見るのも苦手
本を読むのは小学校上がる前から好きだったけど、読書感想文は最後まで苦手なままだった 本を読むかどうかと感想文書けるかどうかはまた別の話だと思う
そもそも、書評だって誰でもちゃんと書けるものでもない
あれから40年以上たっちまった今になって思えば、"読者感想文"って単なる思考の言語化ってだけじゃなくて(言語化だけでいいなら、"よかったorわるかった"や今の時代の"ツイート"で済...