「同人誌即売会」を含む日記 RSS

はてなキーワード: 同人誌即売会とは

2021-02-28

私の夢は同志と語り合うこと

お昼に食料品生活用品の買い出しにショッピングセンターへと出かけた。

さっさと買い物を済ませ、さあ帰ろうとしたところで、

「一○が」

「十△□が」

という少し興奮した口調の話し声が聞こえた。

声のほうを振り返ると、私の進行方向とは逆方向へとその二人組が歩いている。

 

早く帰りたいし、それなりに混んでいるので面倒だったのだが、

やむなく荷物を抱えながら、早歩きでその両名を追い抜き、

しばらく距離をとってから、また回れ右して、そのふたりの顔を見た。

 

マスクをしていてもハッキリとわかるブスであることを目視確認

 

このように外出中、例のアニメのことを話しているらしい女性がいた場合には、

例外なく姿かたちを確認してきたが全員ブスである

過去、4ケース合計7人のそういった存在容姿確認してきたが全員間違いなくブスである

 

私は、外であのアニメのことを周りに聞こえるような声の大きさ、トーンで語りあう存在はブスであるという仮説を立てている。

(注:同人誌即売会であるとか、アニメ○トのような特殊空間での会話はもちろんノーカウントである。)

その実証のために可能な限り観測を続けてきた。

もちろん私の観測範囲など、たかが知れたものだ。

しかし世の中には必ず私と同じようなことをしている同志がいるはずである

そういった同志と、いつの日か集会を開き、お互いのデータ検証しあって研究の成果を披露することが私の夢である

2021-02-18

オタクは臭く、太り、服がダサい

実際男女のオタク容姿平均値に違いがあるのは確かだろ

勿論女オタクにもすごいのはいるが、男性と比べると圧倒的に少ない。いい匂いとまでは言わないが、同人誌即売会でも女性向けの島は臭くないし、何より「擬態出来るレベル服装女性」がボリュームゾーンだ。

でも男オタクは、ライトオタクでもない限り「パッと見普通の人」すら少ない。何故即売会の度に「風呂に入れ」なんて当たり前のことの注意喚起が出る?アイドル臭いに苦言を呈した時も、怒り狂った臭いオタク死ぬほど沸いていた。普通に恥ずかしくないのか?

外見に微塵も気を使ってないから服もダサい。生まれつきだから云々って言い訳するやつもいるが、後天的にどうにでもなることがどうにもなってない。終わりのような人類

2021-01-11

anond:20210111101225

書店にそれほどかよっているわけではないが、発行部数(見かける回数・量)は おけけパワー中島の方が多かったようだ。

おけけパワー中島の方がバズり方大きかったからか。

多くの共通点のある二作品だが、共通点と違いを挙げてみたい。

作者

・おけけパワー中島真田) 同人界より  姫騎士山本) ネットメディアでまんが連載あり

被造物

・おけけパワー中島は「二次創作小説」 姫騎士は「まんが(二次創作ではない)」

主題

・おけけパワー中島創作の意欲、技術 姫騎士人間関係こちらの方が少女漫画青年漫画文法の中心から外れていない)

舞台SNS同人誌即売会

・おけけパワー中島ではSNS重要   姫騎士ではSNSのウェイトは軽く、直接対面(大学特にサークル棟)が主たる展開の場

舞台原画

・おけけパワー中島では衝撃を受けるきっかけの場  姫騎士ではデートの場

舞台ー自室

・おけけパワー中島では創作の場  姫騎士では創作生活の場

主たる劇中の最優秀創作

・おけけパワー中島では(綾城)同人界にとどまっている 姫騎士ではネットで連載を始める

最優秀創作者に対する副主人公

・おけけパワー中島 被創造物に対する感謝から、それを創造したことに対する尊敬嫉妬  姫騎士 劣等感

主人公に対する最優秀創作者の態度

・おけけパワー中島 綾城はいい人だが(なんせ神だ)基本的に塩(上下感アリ)   姫騎士 同志、尊敬リスペクト上下感なし)

登場人物性別

・おけけパワー中島 男性はいない 姫騎士 男性も多い

登場人物ー副主人公以外の準モブキャラー数

・おけけパワー中島 少ない  姫騎士 多い

成長ー創作力・創作技術の上達

・おけけパワー中島 主題努力!) 姫騎士 バックグラウンドで進行、特に言及なし

成長ー生きづらさから解放

・おけけパワー中島 二次創作物の摂取・自らの創作を通じて  

 姫騎士 群像劇なのでさまざま(主人公ファッション・オシャレからまり、副主人公ダメ男との決別、男性キャラ就職などのエピソードアリ)

2021-01-10

コロナでオタ活辞めたら人生充実した

コロナでオタ活を一部やめた。

具合的には舞台観に行くとか、同人誌即売会行くとか、俳優声優イベントに行くとか、イベント参加系をやめた。

最初イベントの方が軒並み中止になって行けなくなった。

とても悲しかったしコロナ許さんと思いながらチケットを何枚も払い戻しした。

当然だけどその分お金が戻ってきた。チケット取らなくなった分、出費も減った。

チケットだけでなく交通費や食費や宿泊費、参加にかかるお金が全くかからなくなった。

生活がめちゃくちゃ潤った。

今までカツカツで、貯金も少しできればいいやが当たり前だった。

イベント多い月は当然のように食費を節約して、それでも年に何回かマジで金欠ときがあった。

それが全くない。

代わりにちょっといいスキンケア用品を買い、新しい家電を買い、なんとか焼の器を揃えた。

それでもオタ活しない分浮いた金額全然余裕がある。

スーパー行っても欲しい食材がすんなりと買える。

それからしばらくして、少しずつオタイベントが開催されるようになった。

けど関係者感染したら即中止、政府の動向によっても即中止。

中止にならなくても時間の変更があったり、そもそもやるのかやらないのか分からないまま待つ時間も長い。

仕方ないけど予定が不安定すぎて、イベントに合わせて日程調整できる自信もなくてチケットは取らなかった。

すると今度は自分時間たっぷりできた。

休日にゆっくり家を掃除して、漫画読んでアニメ見てゲームやって…といわゆる原作に触れる時間が増えた。

ずっと何の予定も入ってない(翌週のイベントに向けて準備する、とかもない)休日はすごく充実してた。

あと何より疲れがない。

そんなそんなで、自分のオタ活は生活水準に見合ってなかったんだなと痛感した。

貯金は少しはできてるからこれで大丈夫、と思ってたけどそうじゃない。

イベント楽しいから休みの日フルに使っても大丈夫、と思ってたけどそうじゃない。

経済力、体力、精神力、どれもこれもキャパオーバーだったんだなと気が付いた。

思えば若いからこんな生活が当たり前になってた。

まだ体力もあって実家に住んでた頃と同じバイタリティ活動できる訳ないよな…

イベント行かないと死ぬ!っていう人はそれでも参加するだろうけど、自分イベントこんなに行かなくても死なない(むしろ行きすぎて死ぬタイプだったんだろう。

もちろんコロナは許せんと思うけど、自分生活を見直すきっかけができたのは良かったと思ってる。

2020-12-09

同人誌即売会感染症対策

マスクと手指消毒まではわかる

コイントレーはどこまで意味あるんだこれと思いつつもやるよ

でもさ、見本誌だけ出して本は下から取り出す形式、あれわかんない

あそこまでやるひと、普段スーパーで買い物出来てる!?

換気バリバリ、全員マスク状態じゃあどうやっても濃厚接触者にはならないし

なにを防いでるのかなああれ……

マスク必須、こまめな手指消毒、持ち帰った本をすぐ読まずにホコリを払ってしばらく人のいないところに隔離する、とかで充分じゃない?

人が集まらないのが1番、っていうのは置いといて、開催した時の対策いっつもよくわからん……

2020-11-29

追記あり】「原稿修羅場」をやっている同人オタクが許せない

かなり火力の強いことを言う。

私はコミュニケーションツールとして同人誌を作っているオタクが嫌いだ。正直言って憎い。

オタクとしての歴はそこそこ長いと思うが、私はこれまであまりオフでの交流を行ってこなかった。ぽつぽつと作品投稿して、信頼できる解釈オタクだけをフォローする。

ネット上での交流は当然あるし、仲良くなれば会ったりもするが、同人誌即売会交流の場だと思ったことはなかった。本を出したことがないからだ。

原稿きつすぎる」「原稿やってないけど遊びに来てる死んだ方がいい」「原稿?なにそれ知らないですね……」

こう言って本を出すことに苦慮している様子のオタクツイッターを見ればいくらでもいる。私はそのたびに、悪意からではなく純粋に疑問だった。

小規模ジャンルオンリーならともかく、そんなに時間がないなら原稿が完成してから参加するイベントを選べばいいのでは?

そんなにギリギリ状態で本当に自分の満足のいくものが書けるのか?

自分が本を出すようになって初めて分かった。彼女たちは、同人誌即売会コミュニケーションの場だと考えている。だから「そこに参加するために」本を出さなければならない。

まず初めから動機が違うのだ。私は同人誌とは、「自分の書きたい、書かなければ気が済まないものがあって、どうしてもそれを形にして残したいから」作るものだと思っていた。

私が初めて出した本はカップリングでもなんでもなくてただ自分の思う推しはこれだ、という解釈を煮詰めて小説にしたものだった。原稿が書きあがってからこれをどうしても活字にして残したいと思って、それから読みたいと言ってくれる人がいたので、イベントに参加することにした。

それが正しいと言いたいわけじゃない。ただ周囲を見たらどうやら多くのオタクはそうではないようなのだ


即売会を通してできたフォロワーを見ていて思うのは、彼女たちは作品推しへの愛情よりも、そこを通して発生するコミュニケーションに重きを置いているようであることだ。

「○○さんの小説読みました」「新刊楽しみにしてます」「天才じゃないですか?」「○○さんの書くAB最高です!」「好きです」「マジでよかったです」

そこにおいて発生するのは自己への肯定であることが初めから確約されている。作品を書けば、本を出せばたくさんの人に肯定してもらえる。同人界隈において作品は「交流のためのツール」としての一側面を持つことは確かである

からこれは単純に比重問題だ。初めに原作キャラクターへの熱情があって、そこに交流が付随するのか。初めにコミュニケーション肯定への欲求があって、そのために同人活用しているのか。

本当なら「利用」と呼びたいくらいだ。後者、『コミュニケーション同人』のオタク交流の機会を確保するためにイベントに参加し続けなければならない。

もちろん一般参加という手段もあるが、そこでの奇妙な一体感を味わうためにはサークル参加しかない。

結果、「書きたいものは決まってないけどとりあえず参加する」という事態が発生する。

この話がどうしても書きたくて、作品として出力しなければ気が済まない! という熱意は存在しない。そのためギリギリスケジュールしか書けなくても、本来よりも低くなってしまたかもしれないクオリティに疑問を抱くことはない。

それは同人活動の本当に誠実な在り方なのだろうか? 私は甚だ疑問に思う。

二次創作自分推している作品に対する熱意や解釈をぶつける場じゃないのか。私の小説に送られてきた感想を読んでも分かる。この話に本当に感動したわけじゃなくて、フォロワーから、仲良くしておきたいから「○○さん天才です〜」と言っている人のことは分かる。

コミュニケーション同人をやっているオタクは全員同じだ。作品にも感想にも"味が無い"。

どうしてこうも無味無臭なのか分からないけれど、それは本来第一に優先されるべき場所に「作品への熱情」が乗っていないからなのではないかと思う。

もちろん、それを好きな気持ちが確かにあることは否定しない。だが二次創作を通して交流を求める気持ち比重デカすぎるのだ。

そのキャラクターについての解釈を詰めようという気もない。だから時間の経過とともに原作時間軸の創作が減っていき、パロディや転生ものオメガバースや異常性癖ものといった「オリジナリティ」を演出するための要素に縋るしかなくなる。目新しいものを書くにはそれしか手段がないからだ。

もちろんどんな作品二次創作である以上、原作からは明確に隔絶したただの妄想である。それを充分に自戒とした上でなお、それでも原作に寄り添った解釈二次創作を書くことはできるし、できるだけそう努力すべきだと思う。

だってキャラ崩壊みたいな創作はどのジャンルに行ったって同じことができてしまうからエロ特にそう。


私はどちらかと言うと、キャラクター解釈をきちんと詰めた、原作物語の穴を埋めていくような二次創作が好きだ。解釈に厳しすぎて読めない作品が多くなってしまう厄介オタクである自覚もある。だからこそ、コミュニケーション同人をやっているオタクが許せない。

ネット上で信頼できる解釈の人とだけ繋がって、ひたすら自分の好きなものだけを書いていた時には気付かなかった。無味無臭同人誌は買いたくないけど同じ界隈の人たちと○○さんの同人誌ここがよかったよねという話になることが多いから圧を感じる。

このジャンルを抜けたらもう深い交流を持つのはやめて本当に好きな作品にだけ感想を送って本当に信頼できる作家の本だけを買いたい。


もう本当に、ただの愚痴だけど。そうやってどのジャンルに行っても似たり寄ったりの作品を量産して、同じく似たり寄ったりの感想を送ったり受け取ったりし続けているコミュニケーション同人オタクに思う。

そんなことをしていて虚しくならないのか?





【※追記】(2020/12/1)

そろそろネタバラシ。みなさん色々と言及してくださってありがとうございました。すでにお察しの方もいる通り、この記事炎上目的とした嘘増田です。

先日二次創作者を呪いたい自称漫画家増田を読んだとき、私はすぐに虚言だと思った。他者への攻撃性・嫉妬感情自己矛盾の三連コンボ。こんなの誰にだって書ける、ということを証明たかった。炎上しそうな要素をたくさん詰め込んだら案の定学級会になってウワ……と思った。

あんなもんは要点さえ掴めば簡単に書ける。頼むからこういうしょうもない増田コメントをつけることの不毛さを分かってほしい。「チキ増」が二次創作者を呪うというのなら、私はお前を呪いたい。一刻も早く増田起点の学級会がこの世から滅ぶことを願っている。

みなさんこれからは嘘を嘘と見抜いて快適なインターネットをやってください。

2020-11-11

なぜBLポリコレ炎上しないのか?

日本BLは、マジョリティであるヘテロ女性が主な作家消費者として、マイノリティであるゲイ男性イメージを好き勝手に弄って遊んでいるという極めて政治的に正しくないシロモノだ。

アメリカで、マイノリティである黒人登場人物にしたポルノ創作白人が書き白人の読者の間で大人気となっている、と置き換えるとそのヤバさがよく分かる。ブラックフェイスどころではなく、悪意の無いフィクションから……などという言い訳も許されずに一瞬で骨の髄まで炭にされることだろう。

そんな日本BLが許されているのがとても不思議

アメリカでは、ヘテロ女性作家ゲイ男性物語を書くことに対して、ゲイイメージ搾取して金儲けをしている、ゲイ作家仕事を奪っている、という批判の声があるけど、日本ではそういうの全然聞かない。

日本では、ゲイ当事者ポリコレ文脈に沿った批判の声を上げないからかな?

逆に言えば、BLはてっとり早く名を上げたいポリコレアクティビストにとっては誰も手を付けていないブルーオーシャンということになる。

日本ではゲイカルチャー搾取・盗用するBL猖獗を極めており、性的少数派の権利擁護観点から重大な懸念となっております

今日にでも炎上が始まり出版社BLレーベルBLを扱っている同人誌即売会撤回謝罪に追い込まれSNSBL話題を出したアカウント差別主義者として通報され凍結される世界になったとしても、あまり驚かない。

2020-11-03

anond:20201103142227

家族萌え絵画集を買う女子いるけどただしエロには全然手を出さない(成年済)から

あつ○のフェチマンとはみえてる絵師のものが違うのかもしらん

(オレは興味が全くなくて見分けがつかない)

 

・なにもおこらない平和日常のささいな報告だけでつまらないといわれててそんなに売れてない少女マンガ?(商業pixivLINE)がとっかかりだったりする

自分は一度作品だけ買ってたけどそのtwitterみてると絵師さんとよばれて日々やりとりしてて自分もそこに安住しいつのまにか同人誌

みたいなルート(1)

ユーチューバー公式アイコンかいててしょっちゅう絵を提供してる人でツイッター見てると以下略(2)

スマホゲーム実装された一枚のキャラから気に入って(3)

 

ハマると友達口コミPIXIV同人誌即売会イベントでできる範囲で集めている模様

カワイイものをみて興奮するのはいいことだとおもうし、うちの家族通販だけでも興奮してるけど

公式垢で興奮してるの単なる奇行種だよなぁ

2020-09-21

同人誌即売会に出る予定なのだが迷っている

お気持ちとかそういう理由ではなく、コロナ対策をどうするかという意味で困っている。

コロナ後はじめてのサークル参加なので、どういうふうにすればいいかからない。

もちろん赤ブーからの案内は来てるし、一般参加は何回か経験があるのでだいたいどういう感じかは分かる。

そこまでやる必要あるの?と正直思っていて、準備や物品の持ち込み・搬出もかさばって面倒になる。

しかし、界隈を見ていると、対策をしていないと例によって叩かれる暗黙の雰囲気を感じている。

C97以降の初サークル参加なので楽しみにしている反面、いろいろと面倒くさそうで出るかどうか迷っている。

権力志向女性って

社会構造的な部分ももちろんあるんだろうけど

自分責任あるポジションにつかないで

秘書」的なポジで余り労せず、権力者から景色や、有力者の集まりに参加するのを好む人間が多い。

少なくとも同人誌即売会スタッフはそんなのばっかだった。

2020-09-16

腐女子クソお気持ち文だよ

忘れるように努めてたけど、忘れる努力に疲れてしまったというかもう気を使わなくてもいいかなとなったので吐き出す。

なお、保身もあるが、読んだ人の中で私ではない誰かがこれを書いたと思われてしま危険性があるので、フェイクを混ぜている。


とあるジャンルとあるカップリングで細々と作品を作っていた。

人がそんなにいないジャンルだしカップリングだったので、拙い作品でも見てくれる人はそれなりにいた。

徐々に人が増えはじめて、いわゆる古参というものになった。

村長別にいたし、クソ面倒なので村には関わりたくなかったが、

人が少ない頃にTwitterやらオフ会やらで絡んでいたのでそうもいかなかった。

(この頃はちょっと人付き合いを頑張ろうとしていたが、結局全部無駄だった)

しばらくはTwitterブロックしたりミュートしたり鍵をかけたりとごまかしごまかし交流を続けていたが、

当然ながら気難しいクソ野郎という評価がついていた。

ところで、このカップリングには村長ではないけど中心人物のA氏がいた。

気さくで親しみやすく、本も定期的に出し、即売会ではカップリングの本を買って感想も伝えてくれるため、とても人気がある人だ。

A氏とはジャンル関連のイベントコラボカフェなどを中心にサシで会うこともある程度には距離が近かった。

向こうもイベント当選したら声をかけてくれたりと、かなり気を使ってくれていたと思う。

A氏はカップリングの最古参と言っていい人で、何かを企画するのならまずA氏がやるのではという空気があった。

(正直なところ、このプレッシャーには同情しているが、かといってこちらが先に企画するのも難しいほどの空気だった)

そのプレッシャーに折れたのか、A氏はついにカップリングで初のアンソロジー企画した。

いろいろな人が参加できるようにと、公募での企画だった。

A氏らしい素敵な企画で界隈の空気も一気に盛り上がり、私も含め皆が喜んでいた。

ただ、個人的に応募することにはためらいがあった。

前述の通り、私は評判があまり良くないのにくわえ、作品自体も拙いうえに人を選ぶものだったからだ。

初期の人が少ない時分ならまだしも、作り手が増えてきた今、私が応募することはマイナスになりかねない。

とはいえ、A氏から企画開始前にそれとなく話をされおり応援すると答えていたため、今さら梯子は外せない。

悩んだすえ、人を選ぶ要素を抜いた差し障りのなさそうな話を考えて、応募することにした。

応募後、A氏も私も参加する同人誌即売会が開催された。

A氏が企画主催として同カップリングサークルに本を買いがてら挨拶をしていたのを覚えている。

もちろん、私にも以前出した本の感想企画参加へのお礼を含めた挨拶をしていただいた。

アフターとしてA氏と私含めた古参数名でカラオケに行き、企画へのお礼や人が増えたことなどを話していた。

話題今日買った本へ移った時、A氏は「応援として買ったけど、このサークル同人誌は読まない」と取れる発言をした。

アルコールが入っており、年単位で付き合いのあった面々のため色々と口の滑りがよくなっていた場である

多少であれば気安い話をしても良いとA氏が思ったのかどうかはわからない。

それでも、公募企画主催している人物公募企画に参加しているメンバーの前でする発言ではないと私は感じた。

応援も読まないのもA氏の自由ではあるのだが、本人がいない場所で吊し上げのように「読まない」と宣言するものではないと思う。

他のメンバーの反応は「同意」だった。正確には、同意であるように見えた。

解散してから、私は今後について考えた。人によってはどうでもいい話であるし、私が気にしすぎている部分も大きい。

ただ、この違和感を飲み込んで企画に参加できるかというと、できないという判断をした。

どちらにしろ周囲の評判が良くないのだから、A氏との関係分不相応待遇である

私は企画を辞退し、数少ない付き合いのあったフォロイーをブロックTwitterアカウントを鍵アカウントに変えた。

サークル活動は続けているが、交流は一切やめた。


今後も、作品を作ることはやめられないと思う。ただ、今のジャンルでも新しいジャンルでも交流することはもうないだろう。

そもそもこの体験から得たのが「人間クソめんどい交流マジ徒労」という感想だけの時点で人付き合いに向いていない。

人と出会わずにすむ昨今の状況が非常に楽だ。もうこのままオンラインイベントだけになっていけばいい。

2020-08-15

カゲプロの思い出

8月15日なのでカゲプロの思い出を語る。

カゲプロって何?

カゲプロもといカゲロウプロジェクト8月15日に起こる出来事を描いたメディアミックス作品で、

ニコニコ動画楽曲から派生し、小説漫画アニメ劇場版等で別々の展開をする面白さが売りだった。

ご存知かとは思うが、おそ松、鬼滅、今ならツイステとかに先駆けて、キッズが多くて民度が最悪、というイメージ代名詞だった。

私は当時成人していた社会人だったがこのジャンルにいたく執心した。

元々じん(自然の敵P)の作る音楽を気に入っていて、小説を出すというので興味本位で読んだ。ハマった。

正直お世辞にも上手とは言い難い小説だったが、楽曲動画も含めてアマチュアの手による一大作品というのは熱があった。

拙い所も含めてカッコいい!エモい支援したい!夢がある!割と珍しい感情ではないと思う。それが大人だろうと。インディーズバンドのようなイメージ

カゲプロ厨の様子

そういう風に素直にハマって、中に入ってみたはいものの、確かに実際自分より年下の人しかファンが居なかった。

沢山友人を作ったが、よくて高校生殆ど中学生小学生も多くて、成人していてお酒が飲めるような人は片手で数えるほどしか居なかった。

とは言え話が通じないなんて事は全くなかった。自分は大して創作などもしなかったけど、ツイッターで繋がった小学生敬語で話してくれた。

男の子も居た。CPとか担当みたいな概念も薄くてどんな趣味でも年齢でも人種でも仲良しだった。

コミュニティの中での喧嘩や、男の子も居る事で色恋沙汰が始まる事もあったけど、むしろ今まで自分経験してきたどのジャンルよりも平和だった。

かに痛い、と表現されるような事もあったかもしれない。でも人に迷惑をかけるような子は誰も見た事がなかった。

オンリーイベントの様子

カゲプロにハマった事で、コスプレ同人誌に初めて触れた子も沢山居た。どの子も知らないなりに、人に聞いたり調べたりしていた。

同人誌即売会(オンリー)では、親御さんと一緒に本を買いに来る人やスペースの後にお母さんが座っているサークルなどもあった。

本来即売会にはサークル側に年齢制限があったりするが、低年齢層のこのジャンルではイベントからきちんと許可があった。

別に子供趣味を楽しんじゃいけない訳でもないし、許可されているなら取りざたされる事でもない。

でも他のジャンル所謂大人たちからはとっても笑われた。まあ、珍しい事ではあるかもしれないけれども。

私はただの買専だったが、プラバンで作ったストラップだったりとか、手作り感のあるものも多くてそれはそれでよかった。

皆このジャンルが好きで、色んな工夫をして楽しみたいと思ってるのがすごく感じられた。

会議の様子

そんな風に内部に居ると、カゲプロ厨、なんて言葉を投げつけられる事もむしろなかった。

あれはカゲプロのことを特に好きではない人間が使う言葉から好きな人間とだけ過ごしていたら聞かない言葉なのだ

そういう中で、ニコニコ超会議が開催された。ニコニコ動画主催する一大イベント

カゲプロも当時大きなブースを作り、そのブース内で新曲を先行して聴く事ができた。私ももちろん朝から並んだ。

学生で中々会えない地方の友人達もこの日ばかりはみんな揃っていて、新曲を聞いたり、グッズを買ったり。とても楽しんだ。

会議はとっても広いイベントで、ほかにも回り切れないほど催し物があったんだけど、自分たちはずっとカゲプロのスペースに居た。

もちろん皆視聴ブースでは静かに並んでいたし、話す時も出来るだけ邪魔にならないように端っこに居た。

楽しい1日を過ごして家に帰ると、ネットが荒れていた。

なんと超会議カゲプロブース暴動が起きたらしい。視聴ブースが壊された、とか。

カゲプロ厨ではない大人の皆さんは、「カゲプロ厨こわw」「やっぱガキは・・・」みたいな事を言っていたが、

当のカゲプロである面々は皆揃ってクエスチョンマーク飛ばしていた。

なにしろずっとそこに居たのだ。そんな警備員が始末するような事態が起きたらさすがに気づくだろう。

当日そこに居た人間が誰一人としてそんなものは見ていなかった。でも、起きた事になった。

アニメの様子

待望のアニメが始まった。

まあ・・・出来・・・の話は置いておいて。

私はカゲプロに利用しているツイッターアカウントのほかに身内友人のアカウントを持っていたんだけど、理解のある友人からログインしない方がいい」と言われた。

カゲプロアニメが始まる前から、そちらのアカウントバカにするような文面で埋まっていた。

バカにしたいから今期はカゲプロ見る」等と堂々と言っている人も居た。何故全く内容を知らないのにバカにする前提なのか、腹が立つより悲しかった。

実際のアニメを見て、クオリティがどうだと言われたらそれは受け止める。でもガキが好きな作品からゴミ、という構図しかそこには無かった。

自分に向けられた作品でない事がわかるなら、ほっといてくれればいいのに

カゲプロの思い出

私はカゲプロが好きだということを殆どの人に明かさなかった。明かせばバカにされ、場合によっては引かれた。

カゲプロに興味があるけど、周囲がものすごく叩くから手が出せないと言われた事もあった。

いっそカゲプロ情報を何にも持たないおじさんとかの方が優しかった。前提条件が無ければ好まずとも「こんなんあるんだ」程度の気持ちで聞いてくれた。

カゲプロ厨の素行が悪いからだ」と言うには私はその悪い素行殆ど目撃したことが無かった。

若いからはしゃいで痛々しい事はあったかもしれない。でも流血沙汰とか、木の枝折ったとか、ブースを壊したとか、見ていない。

私の見ていない所であったと言えばそれまでだけど、でももうそなのは犯罪者は皆パンを食べている」理論で、カゲプロが悪いから何かをした訳ではないと思う。

ただ、私はカゲプロの事が今でも好きだし、人生で一番楽しい時間だったことに違いはない。

8月15日なのでそんなことを思い出した。

2020-08-13

コミックVケットについて

https://www.comic.v-market.work/

というVRChatのイベントがTLで話題になっていたので入ってみた。

Comic V Market、略してComicVketという名前らしいがコミックマーケットとは一切関係が無く、VR法人HIKKYという営利法人運営している商業イベントのようだ(商標権大丈夫なんだろうか)

ちなみにTLで話題になっていたのはポジティブ意味では無く、VRソフトとして異常に重いというネガティブ話題だった。

RTX 2080とはNVIDIAが作っているグラフィックボード現在最高クラス製品だ。数字の後ろの文字が強さを示していてRTX 2080 Tiは最安13万円から買えるお大尽様向けのグラフィックボードだ。PCでは無く1枚のボード単体の値段である

https://kakaku.com/pc/videocard/itemlist.aspx?pdf_Spec103=465&pdf_so=p1

1枚8万円からの2080SUPERでもデスストランディングPC版などが余裕で4K60fpsで遊べるくらい速い製品だが、それでも16fpsしか出ないとの事だ。

ちなみに、fpsとはFrame per secondの事で1秒当たりのコマである

一般的テレビ放送が30、スマブラスプラトゥーンなどの対戦ゲーやレースゲームなど動きの速いゲームは60コマ映画のようにスロー重厚感を出す映像24コマ制作されているのが一般的だ。普通PCマウスカーソルスマホタッチスクロール操作も性能が酷くない限り60fpsで動いている(iPad Proなどは120fpsヌルヌルを謳っている)。

そのような中で、コミックVケットの2080SUPERで16fpsというのは馬鹿げているくらい異常に重い。

この話題を見てコミックVケットには行ってみてその重さを確認して来たのだが(ちなみにQuest用軽量ワールドPCで36fpsしか出なかった。VRの快適ラインは最低60、推奨75以上である)、ソフトの作り以上に著作権の面で問題があるのではという懸念発見した。

コミックVケットは「バーチャル空間上の同人誌即売会」を謳っているのだが、販売されている同人誌商業作品アニメ特撮)などの二次創作物が含まれているのだ。

本家コミックマーケットあくま非営利団体コミックマーケット準備会が「趣味範疇制作費の回収」という建前でイベント主催お目こぼしを貰っている状態だが、

コミックVケットは営利法人VR法人HIKKYが主催し、ドン・キホーテヒューレットパッカード凸版印刷など名だたる会社スポンサードしている営利イベントである

そんな所で二次創作ガイドラインがある作品ならともかく、公式が無許諾の同人誌作成を断っている版権についての二次創作の本がデカデカVR空間上にあるため面食らってしまった。

VRChatはアメリカ企業運営するVR SNSであり、知り合いしか入れないプライベートワールドと違いコミックVケットのようなパブリックワールドTwitter増田のように全世界からアクセスできるインターネット空間である

そこに営利目的しか見られない状態で無許諾の二次創作物を置いてしまうのは非常に危険だと思うのだが…

2020-08-02

anond:20200802101236

文化の盗用の本質は「オリジナルの人たちを排除する」だと思うんだわ。特に利益が出てるのにその文化を生み出したオリジナルの人々を排除する。増田の言う状況では外国人日本人排除してないどころかローカルに来ている。

例えば日本人お断り同人誌即売会(かなり利益が出るが日本人原作者利益還元なし)があったら問題だろ?海賊版だーってなるだろ?そういうことなんだよ。

2020-07-26

https://anond.hatelabo.jp/20200721153608

著作権があり版権を有する権利者・出版社に無断で酷似した作品独自作品製品商品)として販売することは違法です。

ただし多くの出版社が黙認しています

しかし一部の出版社で、且つ販売数が際立っているところについては黙認できないとして訴えいるものだと思っている。

昔、某ゲームアニメ系の会社が売上30万以上は当社許諾が必要だと公に示したものの1週間経たないうちにその記事を削除している。

またPlayStation4ではゲームネット配信ができるようになっているが、国内各社ともに無断ネット配信違法だと述べておりSIEとメーカーが異なる主張をしているのも様々な事情垣間見れる。他方、任天堂違反違法を具体的に公表しているなど、企業によって随分と対応が異なる。

出版社はそこまで神経質になっているのに、なんで完全コピー販売をしていた「漫画村」を長らくに渡って提訴しなかったのか。と言う疑問は生まれるし残っている。(看過してたわけではなく色々手続きしていたようだが)

その後CDNCloudFlare国内出版社和解するなど様々な方向で進展している。(漫画村管理者2019年逮捕されている) 

企業ごとに2次創作に対する意趣を明示すべきだと思っている。しか日本場合出版社は明示することでグレーゾーンを突かれてしまうことを恐れていることのほうが多い気がする。つまりグレーゾーンにしたのは出版社で明確に書かなかったお前らが悪いのだから俺たちは無罪だと言われることを。

しか同人誌即売会作品名を冠する同人誌を堂々と売られているのは事実だし、出版社がそこのサークルの出品停止を要請したという話は聞いたことが無い。見えないところでコミケ運営会社出版社の間に話合いが繰り広げられていたことはたぶんに示唆的だが、じゃあなんで一網打尽にしないのだ?という不満噴出するのも理解できる。

から出版社は誰もが分かるところに自社の方針禁止事項を掲示すべき。

2020-07-24

https://anond.hatelabo.jp/20200721153608

著作権があり版権を有する権利者・出版社に無断で酷似した作品独自作品製品商品)として販売することは違法です。

ただし多くの出版社が黙認しています

しかし一部の出版社で、且つ販売数が際立っているところについては黙認できないとして訴えいるものだと思っている。

昔、某ゲームアニメ系の会社が売上30万以上は当社許諾が必要だと公に示したものの1週間経たないうちにその記事を削除している。

またPlayStation4ではゲームネット配信ができるようになっているが、国内各社ともに無断ネット配信違法だと述べておりSIEとメーカーが異なる主張をしているのも様々な事情垣間見れる。他方、任天堂違反違法を具体的に公表しているなど、企業によって随分と対応が異なる。

出版社はそこまで神経質になっているのに、なんで完全コピー販売をしていた「漫画村」を長らくに渡って提訴しなかったのか。と言う疑問は生まれるし残っている。(看過してたわけではなく色々手続きしていたようだが)

その後CDNCloudFlare国内出版社和解するなど様々な方向で進展している。(漫画村管理者2019年逮捕されている) 

企業ごとに2次創作に対する意趣を明示すべきだと思っている。しか日本場合出版社は明示することでグレーゾーンを突かれてしまうことを恐れていることのほうが多い気がする。つまりグレーゾーンにしたのは出版社で明確に書かなかったお前らが悪いのだから俺たちは無罪だと言われることを。

しか同人誌即売会作品名を冠する同人誌を堂々と売られているのは事実だし、出版社がそこのサークルの出品停止を要請したという話は聞いたことが無い。見えないところでコミケ運営会社出版社の間に話合いが繰り広げられていたことはたぶんに示唆的だが、じゃあなんで一網打尽にしないのだ?という不満噴出するのも理解できる。

から出版社は誰もが分かるところに自社の方針禁止事項を掲示すべき。

2020-07-23

オタクルッキズム呪いが解けなくて辛い

『「32歳腐女子」の友人側の話』を読んですごく辛かった。こちらも腐女子容姿は「無難」という人の悩み。

過去Twitterで知り合い仲良くなった友人が言った「◯◯オタクってブスが多い」「一緒にされたくないから私はまともな格好をしている」という言葉が刺さり、お洒落しなくてはと思い始めた。

あるとき、別の友人と私は夕食を一緒に食べながら、その日に入手したブラインドグッズを交換してくれる人を探していた。交換の決まった友人は「交換決まったわ。今度の土曜日手渡しなんだけど、めっちゃ洒落していってやろ」「◯◯オタクビビるくらいの格好してやろ」と笑いながら言った。この発言目的もわからず怖かった。

また別の友人と何気なくジャンルの話をしていたとき、友人が「共通フォロワーにAさんっているじゃん? あの人って何の仕事してるんだろうね?」と話題にしてきた。正直なところ、どうでもよかった。

「Bさんってフリーターなんだって。そりゃあれだけ活動頻繁にできるわ」サークル主の雇用形態なんて、もっとどうでもよかった。

「Cさんのこの手の写真ヤバくない? めっちゃ丸いよね」写真1枚でよく判断できるなと思った。

自身ターゲットにされ「いつもそのカバン持っているよね。お気に入りなの?」と言われた。悪意があってではないかもしれないけれど、その友人の前ではそのカバンは持てなくなってしまった。

「このメイク落としすごくいいよー」と言ってきた友人に「そうなんだ!今のやつが終わったら使ってみようかな」と流そうとしたら「今はどこのを使っているの?」と聞かれた。正直にディスカウントショップPV商品だと言うと「ありえないんだけど」と言われた。肌トラブルも何もないのに、何がありえないのかわからない。

フォロワー同士で冬に飲み会をしたとき地獄だった。コートハンガーにかけると、誰がどのブランドコートを着ているのか一目瞭然だからだ。何を着ていたかすら覚えていないが、おそらく無難コートを着ていた私は何も言われなかった。後日、あるフォロワーから「Dさんっていいお仕事しているのかなあ? コート、XX(某ブランド)だったじゃん」と言われた。Dさんがどんな服装をしていたか覚えてもいなかった。翌年から私はコートを気にするようになってしまい、恥ずかしくない程度のコートを購入した。

ジャンル内に現役キャバ嬢が2人いたときがあった。嬢は共にマウントを取ることはなかった。とても良い方だった。ひどいのは周りで「Eさんの持っている鞄、XX(高級ブランド)だからびっくりした」「Eさん今日スタイルいいわ〜」「Fさん、今日も綺麗だなーって見ちゃったわ」「Fさん、この前着ている服に急に飽きて、全身着替えるために買い物しちゃったんだって!すごいよね〜」即売会の卓上の本のことよりも、本人たちの容姿話題だった。

『「32歳腐女子」の友人側の話』これがとても辛かったのは、上記経験があるからであった。私は「32歳腐女子」側の人間からだ。好きに生きているのだから余計なお世話はいらないと思ってしまう。なぜ、オタクほど仲間の服装職種が気になるのだろうか。

人がどんな仕事に就いているのか、どんな服装をしているのか、自分はその人より上か下か。気にする人は何かしらのオタクに多い。友人側のブログの財布のくだりなどは正によくあるオタクの持ち物マウントだと思った。

この5年ほどは、綺麗な格好をしなくてはいけない、正職員で雇ってもらえなければtwitterなどで仕事のことは話さないなどというルール自分の中でできてしまい、ずっと守っていた。

ただ、限界が来てしまったので、仕事を辞めた今、正直に話すことにした。

接見はいないが、中にはこんな情勢のときに辞めて〜と、とてもバカにしている人もいるだろうと思う。

こちらの事情を知っている人はDMなどで「お疲れ様でした」と言ってくれた。

仕事に関してはオチはない話なのだけど、優しい人もいるんだなと思って落ち着いた。

ただ、服装容姿に関してはまだ呪いから解けない。

グッズの交換が決まると、1度家に帰ってから全身着替えることもある。同人イベントときは前もって何を着るか考えていたりする。そこで誰に見せるものなのか全くわからないのに、そのために衣類を買うことだけは辞められないのだ。

推しの前では可愛くいたいから」という現実アイドル推している友人すら羨ましく思えるほど、自分は何のためにお洒落をしているのかわからなくて辛い。

オタク同士、きっと服の趣味も違う人たちが仲良くなるのだから、誰がどんな服装をしていたっていいんじゃないか。

同人即売会へ行く前にはバカにされないように美容院へ行き髪を切って染め、トリートメントを施す。マツエクをリペアし、推しイメージネイルを作ってもらう。その日のために全身のコーディネートを考える。とても辛い。時間お金無駄なので今すぐ辞めたい。

女性向けの即売会の前、やたらと美容院ネイルサロンへ行く人が多い。「唯一のお出掛けが即売会からさ〜」なんて自虐で言う人もいるけれど、きっと中には脅迫のように全身を整えている人もいるんじゃないか

嫌なら辞めればいい話なのだけど、変なプライド邪魔をして、辞めることができない。


今、この情勢により、イベントもなくなり、人と会うことも減ったため、着心地のいい服装毎日できてとても快適である

痛いパンプスハイヒールによって変形していた爪も落ち着いてきた。

浮いた美容代で、誰にも見せびらかさないような、自分の好きなものを買うことができればいいなぁと貯金をしている。

オタクルッキズム呪いによって美容代が高額になっていた人、他にもいたら、どうか今だけでも落ち着いて好きなことに使って欲しいと思う。

2020-07-22

推しの全ての可能性と瞬間と感情をずっと観測していたい

増田腐女子などに代表される女オタク発見されて1ヶ月程度だろうか。

私はどちらかと言えば手斧を投げ合うインターネッツの住人なんだと思うんだけれど、昨今のこういったムーブはそのうち去ると思うので、今のうちに便乗をさせてほしい。

既に辟易している増田諸君も多いかと存じますが、増田という海の懐は深いと思うし、そもそもこんな記事はすぐ流れて藻屑になるだろう、どうかお許しください。

何より、自分思考は恐らく異端と判じられることなのだろうなと常々考えていた。

から増田に書き捨てておきたい。

 

かれこれ20年程前から、ずっと好きであり続けているキャラクターがいる。

私がインターネット世界に身を投じる少し前にプレイした、ややマイナーゲーム登場人物だ。

その当時のオタクは、同人誌即売会などの直接的なものを除けば、雑誌への投稿交流の中心だった(10年前の個人サイト、5年前のpixiv現在Twitter等の役割に近い)。

親指の先ほど小さなイラストでも、そのキャラが描かれたイラストが1枚でもあれば、雑誌を購入する理由になっていた(今になってなぜ雑誌スクラップを作っておかなかったかと後悔している)。

学生の頃、それも義務教育の枠内である時分にのめり込んだので、それまでの短い人生の中でも形成されていた嗜好を、そのキャラ存在が塗り替えた。

それまでは分かりやすいくらいの熱血漢で優しさもあるような性格キャラクターが好きだったのだが、

以後は他作品であってもそのキャラに似た、少し長めの黒髪で深い青の瞳、淡々として気難しい性格キャラクターが好みになる。

 

さて、私が好きになったキャラは、前述の通りゲーム登場人物だ。

そのゲームマルチエンディング採用しており、プレイヤーのとった行動によってはそのキャラは死を迎えることがあるが、幸福を得るエンディングもあった。

どのエンディングも余韻や想像余地を残すものであり、創造意欲を掻き立てられるものだった。

20年前当時の私は(そして多分今でも)、このキャラに恋をしていた。いわゆる夢女子である

まったくそういう性格付けはされていないのだが、彼は私にとっての王子様だった。私にだけは優しくしてくれるなどという愚かな妄想をし、どうしたら彼の心を解すことができるかを悩み、

眠りから覚めたばかりで夢と現実境界曖昧ときは『こんなに苦しいならば直接会いに行こう』とさえ本気で思い、そして現実にこの人がいないことに気づいて、我ながら馬鹿すぎると落ち込むのだった。

ゲームで描かれた物語ハッピーエンドベースとして、このキャラを中心とした夢小説をいくつも書いた。

その頃の私は夢女子であったけれど、元々は男女の組み合わせで話を書くのが好きだった。別のゲームとかマンガとかではそういうお話をよく書いていたし、

このキャラが出ている原作ゲームでも他の男女の組み合わせの話を書くこともあった。

でも、このキャラと他の女性キャラクターの組み合わせだけはどうしても苦手で、殊更苦手な組み合わせは目にすることすら苦痛に思うこともあった。

私の思い描く世界幸せになってほしい、というエゴ押し付けた話を量産していたのだ。

しかし、二次創作とはおおよそそのようなものだろうとは思っている)

そして、当時の私は悪い意味で若く、一途ではなく、新しい刺激があればすぐさまそちらに寄っていった。

まり、他の新しい作品に入れ込んで、このキャラ主体二次創作をすることがだんだんとなくなっていったのだ。

新しい世界の扉を次々と開いて、その中で繰り広げられる物語に浸る。

そしてときどき、思い出してはそのキャラのいる世界に戻って、やはりいつになってもこの人は素敵だと幾度となく確認してから、また別の世界へと渡っていく。

どんな世界を覗いても、心を惹かれるのは例のキャラにどことなく似ている人物ばかりで、こんなにも己の内を侵食されているのだと我がことながら呆れもした。

百様玲瓏世界の扉の中には、私のうちの別の嗜好を開く鍵がいくつもあった。

たとえば、それまでは毛嫌いしていた同性同士の組み合わせの話が読めるようになったり、書くようにもなった。

たとえば、性転換や両性具有などといった趣向も持ち合わせるようになった。

たとえば、四肢の欠損や痛がる描写死ぬまでは生きてもがく様にある種の美しさを見出すようになった。

時には、二次創作ではなく全く別の世界に誘われることもあった。

そして時間が流れ、時代平成から令和へと移り変わった。

さまざまに思うところがあり、私はそのキャラ原作ゲーム二次創作を再び始めることにした。

その前に、まだネットの片隅に残っている、そのキャラが出てくる二次小説を片っ端から読み漁った。

存在のものがあり得ないと思っていた同性キャラとの組み合わせの話に感動した。

文字列を見るだけで苦々しく思っていた女性キャラとの組み合わせの話は、むしろ好みになっていた。

そして、以前ならば絶対に思わないことを思うようになっていた。

『バッドエンドの世界線の話を描いてみたい』と。

私は、20年以上も自分の心の真ん中に立つこのキャラクター幸せをずっと祈っている。

どうかできればハッピーエンド世界線でずっと幸せ暮らしていくことを願ってやまない。

だけど、その一方で、この人の苦痛に苛まれて歪む顔、今わの際の表情だってきっと美しく魅力的だろうから、描いてみたいと思ってしまった。

それだけではない、かつては苦手としていた女性キャラとの組み合わせの話も書いてみたい、ありふれているけれど満ちみちた暮らしを手にすることができるのだろう。

同性との組み合わせも書きたくて仕方ない、ガラス細工のように繊細で、そして耽美雰囲気も実に似合うのだ。

もちろん、十数年前と同じように、夢小説も書いていきたいと思う。

どんな形でも構わない、そこに自分の行動の介在ができれば、きっとこの上なく嬉しい気持ちになれると思うが、所詮妄想から叶うはずがない。

否、結局はこの人の存在こそが空想のもので、私がその在り様に一喜一憂しているだけなのだ

そうは分かっていても、このキャラクターいかに他の人物・状況・世界に触れて、何を感じ、どんな表情を見せるのか、そのすべてを見てみたいし、この手でそれらを書いてみたいと思う。

元々がマルチエンディングゲームである、その分岐をすべて観測できる立場に私はある、

ならばいっそ、自分妄想したものでも他の方の手によって描かれたものでも、幸福でも不幸になっても、このキャラのすべての可能性を見れるものならば見てみたい。

自分が好きなキャラクターがただ不幸になるところを見てみたいなど、あまり思ってはいけないし、ましてや見えるところで言ってもいけないことだろう。

これから、このキャラが何かしらの形で苦痛を受けて流血する話を初めて書く。

どういう話にするかは何となく頭に浮かんでいる。これからプロットを立てていく。

その前の儀式として、増田の場を借りて書き捨てさせていただいた。

 

ありがとうございました。

2020-07-20

自称感想富豪同人誌感想のことを書いてみた日記

同人誌感想

同人誌感想が貰えるとか貰えないとか仲良くなりたいとか送ったら筆折られたとかみんな本当に色々考えているんだなと思う。特に最近は、あっちを見てもこっちを見ても感想感想ねこも杓子もバナナ感想の話をしている。すごい。みんな感想についてそれだけ思うところがあるということなのだ。思う方向性バラバラかもしれないが、とにかくみんな感想の話をしている。しかしその中に自分と同じような意見を見かけることが少ないので、せっかくだから匿名ブログで書いてみようかなと思った。読んで気分が悪くなっても何もしてあげられないので、繊細な人は読まないでほしい。感想欲しさが原動力作品を作っている人もできればやめておいた方がいい。あと胃腸が弱い人もやめておいた方がいい、胃腸メンタルにかなり引きずられると病院で聞いたことがある。お体を大切にしてほしい。

ちなみに筆者は最近巷で話題の「二次創作を中心に活動している女オタク」というやつなので、そこだけご了承いただきたい。

はじめに:感想ほしい?

「ほしい!」と即答できる人は元気でよろしいと思う。「貰えたら嬉しいけど色々あるよね」と言える人は大人で素晴らしいと思う。「ほしくない」と言える人はこれを読んでもあまり面白くないだろうと思うので、やめておいた方がいい。

さて、感想が欲しい、もしくは貰えたら嬉しい人は、「感想をもらうためにやった方がいいこと!」みたいなweb記事とかをまあ一度くらいは見たことがあると思う。しかしそういう記事は、その記事執筆者が「本当に実際感想をしこたま貰っているのか」ということには言及しない。そらそうだ、そんなこと書いたら普通は叩かれるだろうから。というわけで、あくまで「周囲と比べて」沢山感想を貰っているらしい自分がやっていることを書こうと思ったのだ。ちなみに友人がみんな謙遜してウソをついていた場合は友人全員足の小指をぶつけて一週間くらい地味に痛い思いをしてほしいと思う。

その1:どのくらい感想来る?

ネット記事アンケートを見てみると、「感想は1%未満」とか「3桁頒布したのに1件も来ない」とかざらに見かける。とても悲しいと思う。

自分は、50部頒布した作品に15件ほど感想が来たことがある。知り合いや友人はノーカウントだ。pixivで閲覧数1万程度、ブクマ数1000程度の小説作品に大体80件くらい感想を貰っている。80件の内半分くらいはそれなりに長文だった。インターネット引きこもりクソオタクなのであんまり知らなかったが、これは多い方なのだと友人たちに言われて初めて知った。勿論こんな弱小キモオタサークルよりいっぱい感想を貰っている人もおられることと思う。そういう方の参考になることは書けそうにない、すまない。自分のような若輩者でこれだから、壁やシャッター作家なんてのはもっともっと感想を貰っているものだと思っていたが、実はそうでもないらしい。世の中には毎日50000通くらいファンレターの来る神作家もいるのかもしれないが、自分出会たことはない。

その2:感想富豪

感想こじき」というスラングがある。大声で言えない悪い言葉を使っているが、インターネットスラングなのでそういうものなのだろう。ではこの言葉対義語、つまり感想をびっくりするほど貰っている人は何だろう? という話をしていて「感想富豪」という対義語が出来た。周囲と比べてみると、自分感想富豪なのだと思う。ありがたいことだ。自分インターネット上ですらクソ引きこもりオタクなので、交流とか新刊読みました〜(読んでない)とかお世辞合戦とかそういうのはしていない。pixiメッセージメールやぷらいべったーのメッセージボックスマシュマロ、時には同人誌即売会でのお手紙Twitterのリプライなど。色々なものを利用して、読んだ人が感想を送ってくださる。羨ましいと言われたこともあれば、友人だと思っていた人に「あなたはいいよね、有名作家に擦り寄ってコネ感想もらってるんでしょ」と即売会の会場で面と向かって罵られたこともある。しかし、特別なことをした覚えはあんまりない。ちなみにその友人だった人とはもう連絡もしていない。

自分がしていることは他人とは違うんだろうか? 自分同人誌は何かおかしいんだろうか? 自分ではよく分からないが、みんなが感想富豪になったら感想が来なくて発狂する人を減らせるかもしれない。あともう友達だと思ってた人に罵られなくて済むかもしれない。そんな感じである

その3:一に中身、二に中身、三、四がなくて五が中身

感想を沢山貰う作品というのは、大体どれも「中身」がちゃんとすごい作品だと思う。雑でテキトーだったり、やる気も技術も印象深いところもない作品は、やっぱりあまり感想が来ないと思う。だから作品の中身、クオリティをまず上げなくてはならない。絵ならデッサンや色彩、小説なら文章表現構成キャラクターの魅力を的確に捉える努力、それを自分なりの形で表現する情熱。そういうものの具体的な鍛え方はたぶん詳しい人が色々書いていると思うので、そういう記事を探してほしい。

ちなみに個人的な印象としては、ストーリーがきちんとあり、起承転結、盛り上がり、カタルシスなどが備わっているものが、同人作品としては「感想を貰いやすい」ものだと思う。送る側の心理として考えると当たり前のことだ。SNSのいわゆる1p漫画でも、起承転結のある(あるいは感じさせる)作品には何かを言いやすいし、ストーリーを感じられないものには感想を言いにくいからだ。

その4:どんな感想ほしい?

「好き」だけでもいい、とか「良かった」の一言でもいいとか、そういう人もいる。気持ちはわかる。

お前らが欲しいのは感想じゃなくてファンレターだろwwみたいな言説もよく見る。同人活動趣味赤字しまくったりして仕事の合間にやってることなので、真面目に批評を頂いてもまあ困る人もいる。同人屋全員がプロを目指している訳ではない。向上心とは素晴らしいものだが、基本的には趣味でやっていることだ。同じもの好きな人作品を気に入った時にそう言ってくれれば良いのではないかと思う。なので欲しいのは感想じゃなくてファンレターだろと草を生やすような人はちょっと論旨がずれている。そういうのはプロ志望の人に言ってあげてほしい「感想」であって、趣味世界で見知らぬ人に向かって言ったら空気読めてないだけのキモいウエメセになる可能性が高い。

とにかく褒めてほしいという人もいる。なんでもいいし嘘でもいいから褒めまくってモチベ維持に協力してほしい、という気持ちもまあわからなくはない。

だが、そういった人たちも含めて大勢作家が「こういう感想が欲しい」と憧れるようなヤツ、というものが世の中にはある。

もう何年も前に見たあなた作品をずっと探していました、とか。

この作品が読みたくてこのサイト登録しました、とか。

ジャンルが変わった作家を追いかけて、あなた二次創作が読みたいか原作を読みました、とか。

即売会に参加したことは今までなかったけど、あなた新刊が欲しくて今日勇気を出して来ました、とか。

このキャラ二次創作あなた作品が一番好きです、とか。

色々ある。どれも、送る側はお世辞では言いにくいデカめの感情のこもった感想だと思う。だからこそみんなそういう感想が欲しいと思うし、貰った人を羨むし、自分もそうなりたいと思うのだろう。ちなみにこれらは自分が貰ったことのある感想の一部だ。とても嬉しかったし、ありがたいことだと思っている。

しかネットを見ていると、とりあえず即薬物(感想)を注射しないと死ぬ! みたいな意見もけっこう見かけるので、まずは一つでも感想を貰うためにできることを書いておこうと思う。

語彙力喪失エッチダネイイネ! 絵文字乱闘! みたいな感想が欲しければ、アホエロに特化すればいい。長文で解釈説明をしながら感想を言ってほしいなら、ストーリーものの重たい話を作ればいい。出来れば長い作品だと感想も長くなりがちだ。とにかく褒め言葉だけ聞いていたいので今すぐベタめしてくれ! というなら、とにかく短いスパンでどんどん短編を出すことだ。なおどんな作品でもクオリティを上げるのは前述の通り最低条件であるクオリティはこつこつ努力するしかない。

どういう感想が欲しいかで、どんな人に見てもらいたいかは変わる。見てもらいたい人が違えば、作品も変わる。だからまずはどういう感想が欲しいのか、自分によく質問してみるといいと思う。その次はマーケティングだ。読んでほしいと思う層に的確にヒットするように、傾向を探る。そしてマーケティングに合わせて作品に味付けしてやればいい。

その5:印刷物なら装丁頑張れ

装丁は本の化粧である人間だってメイクで別人のようになれる人がいるので、本も装丁ですごくよさそうな感じに見せることは出来る。中身が伴わなければ顔面詐欺とか言われるかもしれないが、まず即売会の会場やSNSサンプル画像などで「おっ」と思ってもらうためにも装丁は大切だ。

装丁というとすぐに特殊紙! ニス盛り! 変形本! とか言い出す人もいるが、はしゃぐなはしゃぐな。まずは「目で見て分かる平面のデザインからだ。どんなに特殊紙キラキラ金かかり装丁にしても、デザインがクソだと台無しになる。特にサンプル画像だと紙の質感とかはわからないので台無しになる。同人誌デザインについてはその手の本もあれば親切な講座サイトからフリー素材配布者さんまでいろんな専門家がいる。周囲に目を引くデザイン同人誌を出している人がいるなら、本人がデザインしてるのか、外部に頼んでいるなら誰に・どんなサービスに頼んでいるのか、聞いてみてもいいだろう。

良い装丁の本になれば、それをきっかけにして手に取ってくれる人が増えるかもしれない。中身と装丁釣り合っていて噛み合った本なら、装丁も含めて「一つの作品」として感想を貰えることだろう。

その6:宣伝手段

即売会ならポスターサンプル。SNSなら他人の紹介記事やRT。宣伝になることはたくさんある。一次創作二次創作か、それにジャンルによってもどこで宣伝するのが効果的かは違う。自分の出したい作品に合わせて宣伝方法場所も選ぶといい。宣伝することで作品を見てもらう機会が増やせるなら、その分感想を貰える確率も上がるかもしれない。当然これらの宣伝クオリティに気を使った方がいい。ただし、宣伝他人任せになる部分が多い要素だ。自分宣伝しても限界があるので、その分の労力を作品の中身に使った方がいい場合も多い。初心者特に

その7:感想への反応

これは本当に人によって様々だし、ジャンルや界隈の人たちの暗黙の了解みたいなもの関係してくる。なのでここには自分のやっていることを書いておくが、あまり参考にはならないかもしれない。

自分は前述の通り、長文の感想や熱意の高い感想を貰うことが多い。そうした感想に対して、「わ〜ありがとうございます〜!」一言だけで済ませてしまうのは、自分は嫌だと思っている。一生懸命に書いてくれたと伝わる感想なら一生懸命に心を返す。好きなところをたくさん抜粋して書いてくれた感想なら、その抜粋部分に対する作者側からの話をする。クソデカ感情ぽい感想なら、その感情受け止めたぜ! という心意気を目一杯返す。そういう感じで返事をしている。感想を送った人は、何も「コイツにすり寄ってウマイ汁すすってやるぜ」とか思っている人ばかりではないと思う。作品を読んではちゃめちゃ楽しんで、その気持ちをくれた人に喜んでもらいたいと思って送る人もいると思う。だから自分も、そう思ってくれた人に喜んでもらえたらいいなと思って返事をしている。どうせ同じ穴のオタク、お互いを尊重していきたい。

もし相手が喜んでくれなかったらそれは残念だが、喜んでくれれば次の作品にもまた感想を送ってくれるかもしれない。感想が貰えたら自分もやる気が出てどんどん作品を出せるかもしれない。win-winの関係幸せスパイラルというやつである

おわりに:同人誌感想

同人活動趣味でやっていることだから、「感想こねーからやめるわ!」も自由だし「感想ほしいか他人にお世辞を言ってでもお返しを貰う」のも自由だ。全員が本当に欲しい感想を貰うことは難しいだろうし、感想が来るかどうかには運やタイミング関係する時があると思う。でもやっぱり、少しでも多くの人がハッピー創作活動できた方がいいと思う。

まずは一に中身、二に中身、三、四がなくて五が中身。マーケティングして、装丁頑張って、宣伝して、感想が届いたら頑張って返事をするといい。それでもうまくいかない時もあると思うけど、それはたぶん神作家と呼ばれるような人にもある悩みなんだろう。がんばれ同人屋。無理するなよ同人屋。体大事にしてね同人屋。自分もこれからもその辺のネットの端っことか即売会の島でがんばるので。

2020-07-17

7月12日のカプオンリーに思うこと。

フェイクあり。

これは自カプオンリーへの参加を断念した腐女子の嘆きの日記です。

私はアニメ漫画小説などの二次創作をすること、読むことを楽しむオタクの中で、BL妄想が大好きな人種です。

それもライト層ではなく、本を出したり買ったりする、首どころか頭の天辺までどっぷり同人沼に沈んだ人間です。

公式に金を落とせというご指摘もおありでしょうが、何か出たら喜んで買ってます。今回は金銭の授受を伴う二次創作の是非は脇に置かせてください。

そういう人種にとって、同人誌即売会は特別イベントです。同じもの好きな人と本を売り買いし、お喋りできる場だからです。

そんな特別で非日常イベントの中でも、更にちょっと特別なのが、カップリングオンリーだと思います

普段オールジャンルジャンルオンリーでは、逆や攻め違いのサークルさんも近くにいます相手にとっても私は逆や攻め違いです。敵ではありませんが、同ジャンルであっても、やっぱり少し違う相手です。

ですがカップリングオンリーなら、同じカップリング好きな人ばかりで島が作られます

右を見ても左を見ても、前を見ても後ろを見ても、お仲間しかいません。天国です。

買いに来る人も自カプを好きな人ばかりです。楽園はここにあった。

7月12日に開催された七夕FES.はそんなカププチオンリーの集まりですが、普段と少し違うことがあります

それは全てのオンリーが、サークル投票によって決まったものだという点です。

詳しくは割愛しますが、同人文化応援しようという目的で、新刊印刷したり、既刊を再版したりすると、印刷から新刊カード」というものが配布される、というキャンペーンがあります

カードはいくつか活用用途がありましたが、このオンリーもその企画の一つです。

新刊カード」を投票券に交換して、イベント会場ないし郵送(制限あり)で投票する形式で行なわれました。

50票集まったら、カップリングオンリーをやります

このお知らせに、界隈は色めき立ちました。

オンリーオールジャンルイベントとは少し違う雰囲気があります

過去活動していた移動済みの人や、参入を迷っている人、普段はオン専の人が、オンリーがあるなら、と参加を決めることがあるからです。しかもカププチ。つまり自カプの本がずらりと並ぶ。

これは勝ち取らねばならない。そんな空気になりました。

新刊カード50枚を集めるのは簡単ではありません。

それでも、新刊や再録本を出したり、再版をかけたり、別ジャンルの友人に譲って貰ったりして、どうにかこうにかカプオンリー開催決定までこぎ着けました。昨年の冬のことです。

この時点では、私を含めて多くのサークルが、この七夕FES.に参加するつもりだったはずです。

しかしその後、状況は一変しました。世界を襲った新型コロナウィルスによる影響です。

春以降、多くの同人イベントが延期・中止を余儀なくされました。

もちろんその他のコンサートや各種イベントスポーツ等の大会も同様で、飲食店アミューズメントその他、各方面に甚大な経済的被害が出ました。

夏には収まっていないかという希望的観測も虚しく、現在新規感染者は増え続けています

その状況下で、政府から出ていたイベントの開催の制限が緩和されたのが、この七夕FES.の直前でした。

屋内なら最大5000人以下もしくは収容人数50%以下の、数字の小さい方までなら、感染対策を取れば、開催して構いません、ということになりました。

私は当然のように、コロナが騒がれはじめるより前にサークル参加を申し込んでいました。

友人たちも同様です。投票を呼びかけた立場上、退くに退けない、という友人もいました。

規制が緩和されるとはいえ、この状況で開催されるのか? 本当に?

仮に開催されたとして参加できるか?

私が行けたとして、友人や買い物に来てくれる人はどうか?

悩んでいる間に月日は過ぎていきました。

主催から感染拡大防止のガイドラインの類いが出たのは、サークル参加申し込み締め切り翌日の6月6日夕方でした。

そこには、高齢者や基礎疾患持ちの人と、その同居者は来場の自粛検討してください、という旨のことが書いてありました。あくま自粛のお願いで、なんら強要するものではありません、というようなことも書いてありました。

確認できるものは少し内容が変わっています。私も記憶で書いているので不正確でしたら申し訳ございません。ただ、内容的にはおそらく大きな違いはないと思います

要するに、開催はする、けど自分判断しろということです。

こちらも大人ですから、当然リスク考慮して判断します。ですが、腑に落ちない思いがありました。

もともとオンリーは、オールジャンルイベント比較すると集客が少ないです。

更に7月は閑散期です。だからこそ、このタイミングにカププチを設定したんだと思います

これはつまり、人の少ない7月に、試しにイベントを開催してみて、その後の8月東京大阪のイベントへの対策を考えようとしているのではないかと、そう感じました。

私達が新刊カード投票したカププチで。

↓の一覧を見ればわかる通り、このカププチが初カプオンリーというカップリングが多くあります

https://www.akaboo.jp/event/item/ca039.html

処女厨みたいでなんですが、初の自カプオンリーしか自分たちの手で勝ち取った自カプオンリーを、とても粗雑に扱われていると感じました。

ここに掛かっているのは端的に言うとお金で、もっと言えば愛情です。情熱です。執念と熱意です。

それらは同人活動根本的なものでもあると、私は思います。それをないがしろにされていると感じました。

東京都知事から都民に対し、他県への移動を遠慮するようにとの要請が出されたのが、7月4日でした。

検査対象を増やしたことと、自粛の解除の影響か、東京の新型コロナウィルス感染者が拡大していたので、無理もないこととは思います

あと1週間で、関東から大阪に、イベント参加できる状況になるだろうか?

友人たちと相談し、どう考えても遠征での参加は難しいこと、3日から一般参加者用の入場チケット販売開始されているので、出欠の告知は早い方がいいことを確認し合い、このタイミングで欠席のお知らせをしました。

9日、主催から開催直前のサークル参加者宛のメールが届きました。

来夏に12日のカプオンリーの再開催を企画していますとのことでした。

まるで「来年またやるから、今年は諦めろ」と言われている気分でした。

私達が投票したカププチは、今回の無番のこのカププチなのに。

一年後にはジャンル移動している人だっていて、今と同じ情熱の本が出るか分からないのに。

それに、再開催ということは、今回参加者(欠席者含む)もまた申し込みをしなければなりません。

サークル参加費用はそこまで高額でもありませんが、無にするには惜しいお金です。

来夏に、はたして参加できる情勢になっているのかも分かりません。

ここまでの状況で、私はもう、無邪気に喜ぶ気力もなくなっていました。

春に移動した今年の夏コミは中止でしたが、当選サークルは一部分しかサークル参加費が戻ってきていません。それと比べれば、開催された以上は返金がないのは諦めるしかない。

特に私は、主催自粛要請対象でも、移動の自粛要請対象でもありませんでしたから、自分判断での欠席なのは事実です。

でも、次また開催されるか分からない、行けるか分からない、人が来ないかもしれないイベントに申し込むのは冒険に過ぎる。そう感じました。

12日はツイッター参加者や会場の様子を見ていました。

会場の写真が上がっていて、そのあまりの「疎」ぶりに乾いた笑いが出て来ました。

参加を自粛したサークルが多かった結果です。

ただ、気になったことがありました。主催心配する呟きが散見されたことです。

欠席したサークルには返金するんだろうから、という内容の呟きを見て、あれ? と思いました。

開催された以上は返金なんてありません。サークル参加費用手数料は払いっぱなしです。

返ってこないのは仕方ありません。

でも、誰一人返金されていないのに、まるで主催が返金しているかのように誤解されるのは業腹です。

今後同人イベントがどうなっていくかは分かりません。

ネット主体通販メインになるのか、いずれは元の形に戻るのか。

短期的には、8月以降のイベントが開催されるか、あるいは中止延期になるか、その時、返金はあるのかどうか。

ただ、参加申し込みをした人が泣きを見る結果にならないことを強く願っています

2020-07-12

コミックマーケット99の開催について (2020年7月12日現在

https://www.comiket.co.jp/info-a/C99/C99EventDate1.html

2020年7月12日

コミックマーケット準備会 共同代表

安田かほる筆谷芳行市川孝一

コミックマーケット99の開催について

2020年7月12日現在

 2020年冬、コミックマーケット99の開催は行なわず2021年GWの開催を目指すことになりましたことを皆さんにお伝えする次第です。以下、改めてご説明申し上げます

 当初、2020年冬としておりましたコミックマーケット99の開催日程につきましては、期間・会場が確定した段階で改めて公式Webサイト等にて告知する旨、新型コロナウィルス感染症拡大の影響を踏まえた3月27日リリースコミックマーケット98の開催中止について」にて、告知いたしました。

 5月下旬政府及び地方自治体等により発表された指針を踏まえ、6月以降、各展示会場からイベント主催者に対し、イベント開催にあたり遵守すべきそれぞれの「ガイドライン」が提示されています。これらのガイドラインに基づき、各同人誌即売会主催者が、会場側と調整を行いながら、各地における同人誌即売会の再開に向けた準備を進めておられるのは、皆さんもご存じの通りです。コミックマーケット使用する東京ビッグサイトにおいても、6月8日に「対応指針」が発表され、大きく制限された形でのホール毎の最大収容人数や、主催者の行うべき感染防止策等が定められました。

 さらに、東京2020オリンピックパラリンピックの開催延期に伴い、国際放送センターメディアプレスセンターの設置された東京ビッグサイト東展示棟は、2020年冬に使用することができなくなりました。2020年冬に予定されていたコミックマーケット99の開催日程は、東京ビッグサイト全館使用を前提として、3日間開催とされており、東展示棟の不足を埋めるべく、これを4日間開催に延長することは、年末休日考慮すると現実的ではありません。

 この間、参加人数や日程の制約その他「対応指針」に規定されている開催に当たっての各種の条件、新型コロナウィルス感染症流行状況等を考慮し、いかなる形であればコミックマーケットを開催することができるのか、開催形態の大幅な変更を含め、様々な検討を続けてまいりました。しかしながら、現状求められている新型コロナウィルス感染症対策を講じたとしても、問題リスクが諸々生じる恐れもあり、参加者の皆さんに満足いただけない開催となってしまうことが懸念されます。つきましては、大変残念ではありますが、コミックマーケット99を2020年冬に開催することは困難である、という苦渋の決断に至りました。

 コミックマーケット99の新たな開催日程につきましては、東京ビッグサイトにて同人誌即売会及び関連するキャラクターコンテンツの展示即売会主催している団体の皆さん(DOUJIN JAPAN2020の幹事団体でもあります)のご理解・ご賛同を得て、2021年GWに照準を合わせ、関係方面と日程調整を行っております。詳細の発表につきましては、2020年秋以降を予定しておりますので、今しばらくお待ちください。同様に、次回コミックマーケット99の『サークル参加申込書セット』、郵送申込用の『合体配置用封筒通販につきましては、セット販売で既に申し込まれた分も含め、開催日程の決定後、改めて公式Webサイト等にてお知らせしますので、今しばらくお待ちいただきますようお願いいたします。

 なお、2020年冬につきましては、1975年12月コミックマーケット誕生から45周年を迎えることを記念した企画なども加え、GWに行った「エアコミケ」を発展させていくことを検討しています。詳細等定まり次第、公式Webサイト等にてご案内いたします。

 「コミックマーケット同人誌を中心としてすべての表現者を受け入れ、継続することを目的とした表現可能性を拡げるための「場」である」ことを理念に掲げるにもかかわらず2020年の1年間、リアルな「場」としてのコミックマーケットを開催できないことは、我々準備会にとっても痛恨事に他なりません。しかしながら、コミックマーケットは、規模の大きさ故に社会的影響考慮しつつ、継続を旨として慎重に事を進めていきたいと考えています。今後も開催継続に向け、最善を尽くして参りますので、参加者関係者の皆さんには、重ねてのご理解・ご協力をいただければ幸いです。

 現在コミックマーケット98カタログ冊子版のご購入や、コミックマーケット98当選サークルによる参加費の繰越・寄附のお申出等のありがたいご協力に加え、金融機関から特別貸付制度を利用した借入れ等の資金調達も進めており、直ちにコミックマーケット運営が立ちゆかない状況ではありません。しかし、今後の新型コロナウィルス感染症の状況如何によっては、改めて皆さんの幅広いご支援をお願いすることがあるかもしれません。その際は、なにとぞご協力のほどよろしくお願いします。

 コミックマーケット98の開催中止のご案内でもあえて明記したことの繰り返しとなりますが、コミックマーケットを含めた同人誌即売会のみならず、各種イベント・展示会・即売会は、それぞれ規模・時期・地域特性等が異なり、開催に向けてそれぞれのご判断がありますコミックマーケット99開催延期をもって、他のイベント・展示会・即売会等に対し、無用な混乱を招くような問い合わせ等を行うことはお控えいただくよう、重ねてお願い申し上げます

最後

 東京オリンピックパラリンピックの開催延期に伴い、東京ビッグサイト幕張メッセの利用制約がさらに1年間継続することになりました。昨年来、東京オリンピックパラリンピック開催に伴う当初からの利用制約で、多くのイベント・展示会・即売会が、開催中止・会場変更・規模縮小を余儀なくされており、この影響は全国の展示会会場にも波及しています。この状況がさらに1年間続き、加えて、新型コロナウィルス感染症対策で展示会場への人員収容率が制限されるのであれば、せめて収容率の制限割合に応じた会場費の減免がセットとなってしかるべきですが、大阪市など一部の例外を除き、会場費は従来通りとされているのが現状です。

 幸い、2020年GWの際には開催中止に伴うキャンセル料の免除いただきましたが、感染状況の先読みが困難な現状では、引き続き同様の対応をお願いしたいと考えております。その他、「ガイドライン」を遵守するためのハードソフトの整備についても、個々の主催者に任される部分が大きいのですが、対策の長期化を見据え、会場設備機能のものの充実による対応も強く希望するところです。

 政府東京都・その他関係者の皆さまにおかれましては、主催者支援を含めた展示会会場への充分なサポートをお願いするとともに、同人誌即売会をはじめ展示会会場を必要とするすべての人々への手厚い配慮を重ねてお願いします。

とある商業漫画家からBL二次創作同人の民へ告ぐ

追記2】

これはBLに限る問題ではないと思うのですが、二次創作界隈の村化など、ファンアートの域を出た交流文化ヒエラルキー特にみられるのがBL二次創作界だと思うので敢えて「BL」としました。

追記

名前を出してやれば?→やりたいのは山々なのですが、契約関係同人システム言及することが難しいため、ここで書いています。こういうケースはたぶん特殊なのではないかとは思うのですが、これについては私個人の込み入った事情が入ってくるのでここで簡潔に書くことは難しいです。

まあ、やはり出版社等各メディアにとっては腐女子は太客なのでね、はは……

結局カネが大事なんだろと思われるかもしれないですが、こちらも家族との生活がかかってる以上、取引先の気に障りそうなことはそんなにホイホイできません。

あと、自作二次創作を一斉NGにしたいとかBL二次創作100%嫌だとか、そういう話ではありません。あくまで、同人活動をするうえでの倫理観についてちゃんと考えるべきだという話をしています

✳︎

名前を出してこういうことを言うのを私は止められているので(他の人はどうか知らんが)、スルーされるかもしれませんが、苦肉の策でここに書きます

私の書いた漫画は、同人誌即売会を開かれる程度には二次創作がなされています。そして、権利関係などはさておき、いち創作者として、二次創作特にBL二次創作のかき手・読み手(ここでは「同人女」とする)に言いたいことがあります

別に個人としては、検索よけをして、公式関係者にリプライを送ったりなんだったりしなければ、「どうしても二次創作を見たい/したい」というのを強制的NGにしたいとは思いません。

ただし同人女たちに問いたいのですが、あなたたちは、二次創作カップリングを、学校入学してすぐ入る部活か何かと勘違いしていませんか?

例えば、この前私の知人の腐女子電話で話したときの話です。あるゲーム最近やってるんだ〜と言った私に、彼女は当たり前のようにこう言ってきました。

「へえ、それで推しカプは?あ、『まだ』決まってないんだね。 私はa×bかな」

同人女は原作を「履修」した後、当たり前のようにいずれかのカップリングに属する習性があるのです。はてなお気持ち表明をしている女なんかもそうです。

この、カップリング推しごとのコミュニティ形成はアリが巣を作るみたいに当たり前のように各一次創作根本に作られていきます

ですが、少なくとも私は、承認欲求所属欲、仲間づくりの基盤として自分作品領域勝手に巣を作られるのは嫌です。それに、はっきり言ってこういう風に他者のものを無断で踏み台にすることを前提とした文化形成は異常だと思います

同人女たちへ。ジャンル移動だのカプ界隈参入などを脳死してやり続ける前に、はてなお気持ち表明をする前に、一度あなたたちが足蹴にしているものについて、ちゃんと考えてみてください。

最近漫画ゲーム腐女子受けを狙ってキャラ作りされてたりするから」とか、「お金を落としてるのは私たちから」とかいうのは、確かにその通りかもしれません。ですがそういうのは、正しくても、正しくない。それを免罪符にして、何にも考えずにキャラクターのセックスかいたり性癖を歪めたりするのは、どうなんでしょうか。昨今プロ漫画家や作家さんが正体を明かしてBL二次創作をやっているのもまま見ますが、それくらい感覚麻痺してしまうのは……。うまく言えません。ごめんなさい。ですが、とにかく、今の二次創作同人文化に激しい違和感を覚えている私は、あなた二次創作をしているもの原作者かもしれません。同人女たち、どうか、脳死しないで。

あと、人のキャラ勝手に借りて二次創作で金儲けしてるやつは使用料寄越せバーカ。

2020-07-10

出来ることなら私もカプの左右を固定したい

……こんなこと言うともう間違いなく、真の左右固定派にはぶちのめされる。

今は自粛してるけど、同人誌即売会でスペースの前で硫酸でもぶっかけられるかもしれない。

なのでこう……増田につらねるわけなんですけれども。

私は趣味女性向けの二次創作――要するに非公式BLかいている。

同じ趣味を持つ方ならなんとなく分かっていただけると思うが、どのジャンルのどのカップリングにも、相手や左右固定と名乗る宗派の人たちがいる。

それで、反対に私は組合せには殆ど拘りがない。もちろん好みはあるが、“組合せが理由”で読めないものが、どのジャンルでもほぼ存在しないのだ。

先に言っておくが、私には固定派の方々を責めるつもりは一切ないし、どちらが優れているとか、正しいとか、ポリコレが云々とか、そういうことを議論するつもりもない。

苦手なものも含めて自分を形づくる要素の一つだし、私も組合せに地雷がないだけで、シチュエーションとか物語の展開とかにはすごいめんどくさい地雷がある。

からとやかく言うつもりはない。



で。

本題に入るのだが、私はここ5年くらいずっと固定派になりたい。メチャクチャなりたい。

ライト理由としては、ピクシブ投稿するときに楽だからだ(ぶちのめされそうな理由である)。

イラストを1枚ずつ投稿するのが主流の男性向けとは異なり、女性向け同人ではイラスト短編かいたらまずツイッターにアップして、それがある程度の枚(本)数たまったらログとしてまとめて投稿、という形式一般的だ。

この際にタグをつけるのだが、私の場合普通にしているとタグがとっちらかってしまう。

まりにいろんなカプをかいているため、つけるタグ死ぬほど悩むのだ。というか、あからさまに固定派には絶対的に優しくないログである

検索避けのために、かいたカプは全部タグづけするか?とも考えるが、すぐに(全部1枚(本)ずつしかないのにタグをつけるのも、それオンリーログを期待している人にとっては迷惑なのでは?)と思い直し、悶々としてしまう。

そんな訳で、もう3年くらい自分ピクシブアカウントにはオフ本のサンプルしかアップしていない。

正直に言おう。

単一のカプだけのログ投稿できる人羨ましい……。

本当に、本当に本当に羨ましい。




閑話休題

2つ目の理由(こっちが本題)としては、生きにくいからだ。

非固定派は生きにくい。……いや、それだけでは言葉足らずだろう。

ひとりで楽しむぶんには、おそらく地雷が少ないほうがハッピー二次創作ライフを送れるのだろうと、私も考えている。なにせ見られないものが少ないし、それなら見ないようにする努力にパワーを割かなくて済む。

しかし私は、交流だってしたいのである

先日某字書き漫画がバズった際に見かけたツイートの中に、「我々は結局、趣味からといって“社会”をやることからは逃れられない」という趣旨のものがいくつかあった。

まったくそのとおりだ。おっしゃるストリートである

そして、社会をやるためには、「何処かにさなくてはならない」のである

これが難しい。何せカプが固定出来ないので。女性向け同人において、どのカプを嗜好するかというのは、あまりデカい“所属”なのである

ツイッターのbioに「A×B」と表記することで、我々は取り敢えずの“所属先”を得て、社会に参入している。「ABの女」として。

これだけのことが本当に本当に難しくて、もう5年も悩んでいる。

実は5年前に持っていたツイッターアカウントでは、「AB中心B受け」とbioに掲げていた。

当時は良くも悪くも素直なコドモだったので、界隈とは関係なく自分が何を好きかとか、AB界隈の雰囲気かに疑問を殆ど持たなかったのだ。だからまあ……ピクシブで日夜CABA検索して、ブクマもそこそこしていようと、自分は「AB中心B受け」の女だと思っていた。ツイッターでは本誌でBが活躍した話ではしゃいだり、ABの妄想ツイートをしたりして、楽しんでいた。そこになんの矛盾もなかった。

でも諸事情で一度アカウントを消し、1年くらいツイッターをやめた。

1年間ピクシブとカプサーチ(当時もうピクシブ時代だったが、ジャンル自体の連載開始がサイト時代だったので)で供給を得、自分も何本かかいピクシブサイト投稿した。

1年後、ツイッターアカウントを新たに取得して、私は愕然とした。

私は社会に馴染めなくなっていた。




現在私は5年前と違うジャンルにいるが、良い出会いに恵まれツイッターでは好き勝手な呟きをしている。

けど現在ジャンルは男女カプだからBLではまた勝手が違うよなあ……とも思っているのだ。

なんでかというと、最近またBLカプにハマって、できれば交流をしてみたい、と感じるからだ。私も社会をやってみたい。

けど私は非固定だ。ABもBAも読む。どっちも好きだ。そしてAというキャラクターは、「攻めにしたい人と受けにしたい人の間には、相互理解は難しいだろうな……というレベルでの解釈の断絶がある」。

ちょっとぼかした言い方をすると、「いざという時頼りになる俺様攻めかエッチな年上受けか」みたいなものだ。平成の攻めが好きか、令和の攻めが好きか、みたいなモンだと思って欲しい。

固定派が多いのだ。

そして私自身、固定派の多いカプにハマるのもこれが初めてではない。

そのたびに両方の界隈を外から眺めては(入れないな……)とハナから諦めてきた。

ここ数年、即売会で本を2、3冊出してそのままジャンルを去る……みたいなことを何回か繰り返している。大抵私を挟んだ両隣はお友達である。まあ当然だし仕方ないが、普通に寂しい。

だけど今回は、社会をしたいのだ。私だってコミュニティの一員になってみたい。交流をしたい。

固定しなくても社会がやれない訳じゃないとは思う。

でも固定派の方が圧倒的に社会はやりやすいのだ。所属がはっきりしているから。

しかし、それで自分にも他人にも隠しごとをしてABないしBAの村で生きていくのって……どうなの?と最近よく考える。人狼ってこういう気持ちなんだろうか。

本当につらい。

固定派の多いカプにまたハマってしまたから、出来ることなら私も左右を固定したい。

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