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はてなキーワード: 要塞とは

2021-03-04

マイクラ】ネザー要塞が見つからない

誰かコツ教えてたもう…X軸に沿って探すといいとは見た(最新版はそうでもないっぽい?)

というかネザーの探索自体辛くない?高低差とマグマの海で全然距離稼げないし赤くて暗いから目が疲れるし。

ちなみに統合版(Switch)です。


追記

1ヶ月前の増田ありがとうなみんな。

溶岩海面の高さを壁があったら掘り、溶岩の海があったら橋を掛け、ひたすらさまよって無事発見ソウルサンドの谷と玄武岩三角州はもう嫌だ…

なおその後オーバーワールドの座標のままネザーに飛ばされるというバグを食らい、必死こいて拠点に帰る途中で2つ発見物欲センサー

2021-03-01

自転車ママさん

がっつり大きい椅子や籠、さら子供荷物を積んで要塞と化した自転車に乗るママさんは、そのハンデをものともせずむちゃくちゃ速い。

朝は子供保育園に早く送り届けたいんだろうし、夜は早く帰って夕食やらお風呂やらを済ませたいんだろうな。

というわけで、交差点出会ったときママさんが走り出すのを待つことにしている。絶対スターティング速いもん。ぶつかりたくないんで。

2021-02-07

anond:20210207135811

いつもビビッドアーミーをご利用いただきありがとうございます

サーバー統合が決定いたしました。

対象サーバー作業予定日時は以下の通りです。

2月9日(火)>

■15:00-16:00

S699+S708+S717

S698+S700

S682+S718

S685+S709

■16:00-17:00

S691+S696

S693+S695

S659+S721

S710+S719

S732+S734

17:00-18:00

S744+S789

S811+S812

S694+S697

S707+S716+S720

■18:00-19:00

S791+S815

S675+S689

S701+S705

S703+S714

S704+S712

■19:00-20:00

S702+S713

S715+S728

S726+S727+S729

S730+S746

20:00-21:00

S748+S750

S761+S762

S739+S751

S752+S755

S768+S804

統合作業中、対象サーバーゲームログインすることができません。

ご協力をお願いいたします。

■注意事項

1.統合後も元のアカウントログインできます

2.統合後、基地ランダムに再配置されます。それに伴い移転アイテムを1つプレゼントいたします。

3.世界マップ要塞占拠状況等がリセットされます

4.首都占拠状況及び軍職などがリセットされます

5.連盟要塞は一度回収されます統合後、盟主は再度連盟要塞を設置することができます

6.各種ランキングリセットされます。例は次の通りです。

6-1.最強司令官場合

ランキングポイントリセットされます統合後に獲得したポイントのみ集計されます個人報酬ポイントリセットされません)。

6-2.世界BOSS場合

世界BOSSポイントリセットされます。当日分の報酬配布は21時-22時の世界BOSSダメージのみで集計されます

7.統合後、進軍は基地に戻ります採集途中の場合資源は獲得できません。

今後ともビビッドアーミーよろしくお願いいたします。

ビビッドアーミー運営チーム

2021-01-11

JFK影武者で本物は俺だから」が口癖だったJFKおじさん。

最初はそういう冗談かと思って聞いていたら本人は割とマジだったらしく、茶化していたら「俺の家にJFK鉛筆があるからそれを見せてやるよ。それで信じるよな?」と半ば強引にJFKおじさんの家に連れて行かれる事になった。

新宿御苑の裏にあるJFKおじさんの家は要塞のように外壁が高い大豪邸で、都心一等地にしてはかなり広い敷地があり、外から見るとモダン美術館のようだった。知らない人の家を勝手自分のだと主張しているのだと思いビクビクしながら家に入るとJFKおじさんの娘(?)が滅茶苦茶デカい犬を連れて出迎えてくれた。

JFKおじさんの娘に応接間に案内され10分ほど待っていると、JFKおじさんが桐箱を持って来て部屋にやって来た。

「開けてみな?」と言われ開けて見ると、中には何も入ってなかった。曰く、本物のJFK鉛筆スミソニアン博物館に貸し出してるからここには無いらしい。「スミソニアンとは高校からの付き合いだから断れなくてね〜」と笑っていたが、決して目を合わせようとしなかった。

それからケーキ紅茶を頂いて、JFKおじさんの家を出る頃には夕方になっていた。

東京駅まではJFKおじさんが運転するシーマで送って貰った。

JFKおじさんと会ったのはその日が最後で、それ以来一度も見かけていない。

2021-01-10

陰謀論陳腐SFっぽくする

私はどうやら事を成し遂げた…らしい

初代の私は一体何の為に戦いを始めたのだろうか。真実を知る人間はいるのだろうか。仮に存在しようと、その人物は勿論オリジナルでは無いだろう。

私は見事大統領に当選した。偉大なマメリカを取り戻す。その公約経済的観点から見た話では無い。対抗馬であるラリープリントンを取り除く為である。統制された世の中で彼女犯罪者である事実を知る人間、その罪の深さを知る人間果たしてどの位いるのだろうか。誰かが声をあげなければならない。

奴らの名は「白ウサギ

奴らが行なっている行為シンプルに言えば

幼女誘拐

幼女拷問

幼女殺害

幼女血液を使い自身が若返る事だ。

幼女監禁施設世界中に点在している。

ディズニーランドマクドナルドバチカン市国、それらの地下に巨大な施設を奴らは作り上げた。滑稽な話だが、日本こどもの国という施設監禁施設児童発育の両方の性質を兼ね備えているらしい。

その上、幼女誘拐が表に出る事は無い。中国一人っ子政策幼女供給に大きな役目を果たした。中国から人間供給すれば良い。それだけの話だ。

そして、君が日本人なら此処からの話は興味深いものになるだろう。

先に挙げた若返りの成分は幼女血液必要とする訳では無い。日本という国は献血という恐るべき仕組みを作り上げた。奴らは大胆にも献血キャラクターに白ウサギを起用した。さらに知るべきでは無い事実、奴らの仲間である日本青十字社のトップは誰であるかと言う事を。

私は奴らが撒いたコロナウイルスを利用する事にした。ロックダウンを利用し、マメリカ軍と共に各地の支部破壊し、ロリコン共を粛清しなければ。電磁パルスを利用し各都市の地下にある要塞を私達は次々と攻略していった。時にトーキョー要塞は困難であった。トーキョー要塞オリハルコンの壁で出来ており電磁パルス通用しなかった。多大な犠牲と共にトーキョーも攻略した。

それと同時に白ウサギを裏で操っていたドラゴノイド達(地球外生命体)はオリハルコン潜水艦で逃げ出した。絶対に逃してはならない。私達も同時に友好的なドラゴノイドと銀河連盟を通して奴らを汚い花火にしてやった。

全ての目標は成し遂げられた。

しかし、まだ真の平和が訪れた訳では無い。

私達の戦いはまだこれからだ。

中国編へ続く

2020-11-09

鬼滅の刃に感動しない

鬼滅の刃に感動しない


鬼滅の刃無限列車編を二回観た。

二回観たなりの感想を述べたい。原作は未読。今後の展開も知らない上で話す。(ぶっちゃけテレビアニメもまじめに観てない)

以下、映画ネタバレモリモリである

映画:良かったところ》→《映画:良いとは思わなかったところ》→《鬼滅の刃は感動しない》


映画:良かったところ》

この映画の素晴らしいところは、ジャンプ原作王道努力友情活劇の中に非常に高品質な心情描写があった点だと思う。前半の炭治郎の夢の描写が素晴らしい。

家族との幸せ日常の夢に浸かる炭治郎。さっきまで列車に乗って鬼を探していたはずなのに、突然夢に惑わされた。夢を夢だと気付くまでの演出の仕掛けは、往年のホラー映画SF映画を思い起こさせる。ねずこを運ぶ箱だったり、咄嗟に口に出る“昼間のねずこ”の違和感だったり。その加減が多すぎず少なすぎず非常に絶妙なのだジャンプアニメ映画だという大前提を守りながら、観客の我々は「炭治郎は本当に現実世界に戻るのか?」と不安にさせてくれる。六太の「置いてかないで!」という絶叫は悲しくも最高だった。子供の絶叫ってどうしてあんなに不安になるんだろう。初回観たとき泣いてしまった。再会できるはずのない家族ともう一度会えた炭治郎の喜びと後悔を観た我々は、夢から覚めるために進む炭治郎の辛さが理解できた。夢にいれば鬼なんて来ないのに、鬼を倒すために炭治郎は進んだ。そして、戦うために“自決”の賭けに出た。炭治郎は鬼を倒すために、自分の首を斬る選択までしてしまうのだ。なんて胆力だと、鬼と一緒に私も驚いた。そしてダメ押しのしんどいバージョンの夢。なによりも家族を優先してきた炭治郎が、父親母親弟たちに恨まれる様子を見せられる。そのときに「言うはずないだろ!俺の家族が!!」というセリフは演技演出共に本当に素晴らしかった。家族の死という最大のトラウマを乗り越えて、彼は鬼と戦って勝った。最高のカタルシス体験だった。今まで鬼滅の刃流行っているからとりあえず観ていた作品だったが、ここまで観に来て良かったと思った。

あと、作画音楽も良かった。ハイクオリティだった。声優の演技も高品質だった。

映画:良いとは思わなかったところ》

なんでみんな煉獄さんのシーンで泣くのか理解できない。

キャラ同士の戦闘あんまり感情移入できなかった。顔は知ってるだけの先輩と、なんの前触れもなく現れためちゃ強い敵の急な戦闘に頭がついていかない。さらにこの二人も初対面同士だし。ヤタガラスにもアカザ打倒を命令されてもいない。アカザが“なんかいた”のだ。なんかいた、という理解しかできない。因縁もなにもないやつとの戦い入れる必要ある?煉獄さんがえんむとの戦いであまり活躍出来なかったかアカザ戦投入したとしか思えない。戦闘が非常にぬるぬる作画だったし私が長子だから耐え切れたが、テレビ放送だったら耐えきれずチャンネルを変えていたかもしれない。

煉獄さんの親、お前なに言ってるの?「自分がどうして他の人間より強いか理解できるか」って、そんなこと言う親いるのか?少し斜に構えすぎかもしれないが、選民意識が強くはないか煉獄父の奥方がそんなドストレートな言葉表現するかいな。ノブレス•オブリージュを表現したいなら、「なぜ強い“火の呼吸”を我々が代々受け継いでるのか」とか………もっとオブラートに包めよ!若干鼻につくんだよ。

あと皆んな煉獄さんの死で泣きすぎ。先輩が命をかけて戦ってくれたので、ちょっと泣きたくなるのも分かるがあれは泣きすぎだろう。ほとんど寝てた善逸はなんで泣くんだ。炭治郎のメンタルは強いんだ。家族の未練を断ち切り鬼を倒す自決を繰り返す、ちょっと異常な強さのメンタルを持つ男だ。自分意思家族を振り切れるんだから、並の10代の精神力じゃない。そんな強い男が、顔見知り程度の先輩の死にあれほどまでに泣くだろうか。炭治郎は苦しくとも前に進める心の強さがあると思っていたのに、結局は号泣してる伊之助にハッパをかけられてしまう始末。おいおいどうしちまったんだよ。赤ん坊みたいに泣かないでくれよ。お前はこれまでの鍛錬と旅で強くなったはずなのに、先輩の死であそこまで泣かないでくれよ。この作品はやたら人が泣きすぎるんだ。

鬼滅の刃は感動しない》

書いてて分かったことがある。鬼滅の刃アニメ料理人の腕は神だが、レシピ作成者は二流だ。アニメーターの匙加減でなんとか名作の域に食い込んでいるが、元々の原作はかなりポンコツだ。たしか面白い面白いんだろうが、この程度の面白さだったら流行で終わる。なんとなく面白いが、人の生き方を変えるほど感動は与えない。私はそう思う。

あらゆるジャンル作品で我々視聴者が求めるものは、『感動』の一点のみだ。作画がすごいとか、声優の演技がすごいなんてのはおまけにすぎない。視聴に耐えうればおおよその場合そこまで重要じゃない。

で、この感動を私なりに噛み砕いてみると、“昔の自分からまれ変わる”ことの体験だ。映画ラピュタ』で軍要塞からシータを振り向きざまにかっさらパズーだとか、映画ハウルの動く城』でソフィに「ようやく守るものが出来た。君だ」と言うハウルだったり。洋画でもいい。映画タイタニック』にて海に沈むジャックをあとに自分の好きなように生きることを選んだローズなど。今回の映画でも、炭治郎がえんむに立ち向かったところなんて本当に感動した。現実を生きる我々にはしがらみが多すぎる。新しい選択肢を取るのは怖いし、自分自分に不幸な暗示をかけてしまっている。でも、画面の向こうの彼らは、恐れの中でも古い自分を断って生まれ変わった。それを目の前で証明され、心が動くのだ。

長々と書いて申し訳ない。鬼滅の刃の話に戻ろう。この作品の最大の問題点は「あるはずのしがらみが都合よくぼかされてる」からだ。鬼殺隊でありながら鬼の妹を連れること、政府非公認組織の鬼殺隊、絶大な力を持ちながらただの鬼殺しに明け暮れる柱など、キリがない。今回だってそうだ。なんで精神の核を破壊しなかった。なんでえんむが人間を食わなかった。意図的に炭治郎たちが苦境に立たないよう誘導されている。そういうしがらみを無視されたまま話が進んでしまうからご都合主義だと思ってしまう。折角いい設定を持ってるんだからストーリーに生かしてほしい。鬼より悪どい柱がいてもいいし、警察逮捕される鬼殺隊がいてもいい。ねずこが炭治郎の恋人を食べてしまってもいい。いくらでもあるんだからアカザみたいなよく分からん敵をぶん投げて戦わせるんじゃなくてしがらみからけりをつけてくれ。原作ご都合主義に甘んじるポンコツからアニメの味付けがいかに最高でも私は感動しない。ハマらない。

鬼滅の刃が、日本人が一緒に楽しめるコンテンツになってくれたことは事実だ。皆んなが観ていた月9朝ドラが、今は鬼滅の刃になった。立派なメインカルチャーだ。炭治郎たちは間違いなく時代代表してる。

願わくば、次の世代作品さらなる感動を与えてくれるよう。

2020-10-03

銀英伝アニメ勢だけど納得がいかないところがある

銀英伝は今のアニメで初めて見た。

顔立ちは気に入らないけど面白かった。3期が楽しみ。

ただ気になるところがある。

ラインハルト軍が反乱貴族を追って確か要塞攻略する場面だったと思う。

反乱貴族テレビ電話してるとき、「姉弟揃って皇帝に媚びるんだな(大意)」と煽られたラインハルト激怒して作戦を変更した。

それを見た部下同士が「ラインハルト様も『感情支配される人間』なのですね」と話していた。(感情に、のところにアクセントがついているのでこういう意味になる)これが納得いかない。

これが「ラインハルト様も感情支配される『人間』なのですね」(人間にのところにアクセントがつく)なら理解できた。

ラインハルトを深く慕っていた部下が思わぬ一面を見て等身大人間であることを実感するのは納得がいく。

また、「ラインハルト様“は”『感情支配される人間』なのですね」も冷たすぎて話が違ってくるがわかる。無様な姿を見て急に醒めたんだろう。

だが「ラインハルト様も『感情支配される人間』なのですね」だと「世の中には感情支配されるタイプ人間支配されないタイプ人間がいて、前者の方がずっと数が多いor部下の知る別の誰かも前者だったが後者存在する」「ラインハルト様は後者ではないかと思っていたが実は前者だった」という意味になる。

だが部下は感情支配されるタイプとされないタイプの話などしておらず、ラインハルト感情支配されない人間だと思っていた描写もない(確か)

あの名前忘れたけど黒髪参謀感情支配されないタイプであると見せたかったのかもしれないがそれならもっとわかりやすくしてほしい。

2020-10-01

デカダンス:2020夏アニメ

監督は「デス・パレード」「モブサイコ100」を手掛けた立川譲制作新規スタジオらしいNUT。「幼女戦記」のスタジオ

Decadenceは退廃という意味である

作品は超巨大移動要塞デカダンスに住む人々が未知の生命体ガドルという外敵から身を守ったり駆逐している、という世界観から成り立っている。デカダンスの人々はギアタンカーの2種族に分けられる。戦闘民族であるギアは”かの力(かのちから)”に所属しガドル殲滅担当している。タンカーも”かの力”に所属することができるが、タンカー少女ナツメには所属資格がないとして”かの力”に入隊することができなかった。デカダンスの外装をメンテナンスする装甲修理人になったナツメは、寡黙な装甲修理人のオジサンカブラギと出会う。ギアに憧れをもつナツメ未来絶望し諦めているカブラギ。この二人が共鳴あいデカダンスに大きな変化をもたらす。

ネタバレを避けつつ、あらすじを書いてみたが、興味を惹くだろうか。興味を惹かなかったらそれは私の文章が下手だということだ。この作品は、重たいテーマーと複雑な設定が好きな人おすすめできる。

背景はキレイで、作画に崩れもない。激しい戦闘シーンの作画絵コンテ?)は素晴らしくて何回も再生した。たしか5話の戦闘シーンは凄すぎる。

ここまで読んで興味が湧いてきたなら、ぜひ本編を視聴してほしい。というのはこの作品ネタバレ厳禁であるからだ。ネタバレ配慮すると何も話せない。公式サイトも見ず、前情報なしの状態で観て欲しい。色々と難しい用語が出てくるが理解できなかったら公式サイトを参照すると大体のことは説明されている。

ネタバレありの感想を書こうと思ったけど、作品自体は好きなのに、自分性格が捻くれているせいか欠点ばかりを指摘していたので、ここで書き止めておく。

2020-09-14

シャフト技術総監が

開発した要塞ワープ装置には、技術提供をしたフェザーンを通じた地球教の罠が仕掛けられていた。

女体化するケンプミュラーガイエスブルクとともにケンプ♀は爆散するも、生き延びたミュラー♀はヤンへの復讐戦を誓う。

このミュラー♀こそが、後に"鉄壁"と呼ばれることになるのである

2020-09-12

anond:20200912142554

白兵戦がやりたかっただけだろう。

移乗攻撃なんて戦艦が手漕ぎと帆走だけだった時代戦術からな。

まあ、銀英伝艦隊決戦も目視できる距離でやってるし、要塞主砲で一網打尽にできるほど密集陣形を取ってたりとか、

追撃受けてる時に方向転換して横向いちゃったから弾命中とか、

基本的宇宙戦のリアリティグダグダも良いとこなんだけどさ。

2020-08-24

リムワールド楽しすぎる

見下ろし型の惑星開拓シムで、ショボいグラフィックと地味な動きでパッと見ぜんぜん魅力がないんだけど、やってみるとめちゃくちゃ楽しい

 

なんせできることが多い。

動物を狩って捌いて肉と革を手に入れ、革は服にして肉は調理して食べる。余った肉がすぐに腐らないようにするため、保存食品(ペミカン)に加工するか冷凍する。冷凍するにはクーラー必要で、クーラーを動かすには電力が必要だ。手軽なのはソーラー発電機で、これは作ってさえしまえばノーコスト日中に大きな電力を得られる優れものしか日中というのがネックで、夜間に電力が切れたら冷凍庫が常温に戻ってしまうというのでは世話ない。なのでバッテリーを作って電力を貯蔵しておく。…

衣食住に睡眠、娯楽と清潔さを満たしてやらないと精神崩壊を起こしてしばらく使い物にならなくなる人間臭い入植者たちを操って、数人で木の家に住んで狩猟採集めいた生活を送るところから石壁で覆われた巨大な要塞を作り上げるところまで行くのが最高に楽しい

 

Modも充実している。バニラの延長にあるコンテンツを増やす素直なものから、ほかの勢力との交易戦闘に役立つ飛行機を追加するものアンドロイドを作れるようにするもの、排泄の概念を追加するもの…とマジでなんでもある。

入れるmodを変えると全く違うプレイ感になるので、複数回ハマってしまうのがこのゲームの怖さだ。

スターウォーズmodフォースを操る最強のジェダイ騎士を作った回、中世modで弓の雨を掻い潜って敵を斬り伏せる剣士たちの活躍を楽しんだ回、大量の超性能ロボット縦横無尽に動いてほとんど全ての仕事をこなしてしまうので人間たちがウロウロするだけになった回…

 

こんなに懐が深いゲームはそうそうないんじゃないかと思う。

2020-08-18

アノンについて解説する

陰謀論というのは、宇宙人とか地底人とか未来人とかのファンタジーのもの以外は、基本的には「不満に思っていること、疑問に思っていることに明瞭に答えを与えるもの」と言える。俺の今の生活が上手くいってないのはあいつらのせいだ、という鬱憤を晴らしてくれるものだ。日本では在日特権とかが代表的な例になるだろう。

今一番ホットなQアノンも、このフォーマット陰謀論だ。イルミナティとかもちゃんと登場する由緒正しい陰謀論

しかしこのQアノン現実政治にまで影響を及ぼし始めている背景には何があるのか。

陰謀論がこれほどまでに盛り上がっているのはなぜなのか。

それは、Qアノンはこれまでになく現実的な陰謀論からだ、と言うことができる。だいたいの人はここで鼻で笑うだろうが。

そもそもの発端はジェフリー・エプスタインだ。エプスタインについては誰もが知っていると思うので割愛するが、ポイントはエプスタインである

エプスタイン島の構造を見て誰もが思うのは「こんな悪の本拠地みたいな島が実在したのか」だろう。まるで80年代アニメの敵の要塞だ。しかもその施設の主目的少女買春であったという、完全にフィクション世界の話に見える。

実際、エプスタイン事件が公になる前に、「こんな島があって、各国のセレブが招待されている」なんて言おうものならそれはもう完全に馬鹿にしていいタイプ陰謀論者だ。そっと肩に手を置いて「落ち着けよ…」と優しく声をかけてやりたい感じのカワイソウな人である

しかし、エプスタイン島は実在した。少女虐待も行われていた。著名人渡航記録もたくさんある。

現実陰謀論を超えてしまったのだ。

アノンはそこがスタート地点なので、これまでの「馬鹿なことを言っている陰謀論者」という批判冷笑は通じない。エプスタイン島を見ろ!そこで行われていたことを知れ!エプスタインがどうなったか知っているのか?怒涛の如く「事実」で反論ができてしまうのだ。

ゆえに、Qアノンはかつてないほどの勢力になっている。事実ベースにあるからだ。どっかのおっさんの怪しげな体験だとか、秘密の暴露とかではない。

例えば日本でもプチエンジェル事件があった。有名な未解決事件であり、確実に黒い勢力存在していることを誰もが感じ取るだろう。それの超アッパーバージョンがエプスタイン島だ。Qアノンたちが確信をもって「これは現実だ」と言っているのは、プチエンジェル事件に対して俺たちが「これ、絶対ヤバいよね…」と思う感覚の延長線上にある。

この「事実」に、様々な要素が後付けされ、「あれも説明がつく、これも説明がつく」と肥大化しているのがQアノンの現状だ。

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冒頭で「陰謀論は不満に答えを与えるもの」と書いたが、その視点で見るとおよそ理解はできるだろう。

例えば、エプスタイン島で少女たちが凄惨拷問を受けた末に殺され、その断末魔の血がセレブ達のアンチエイジング薬「アドレノクロム」の原料になっている、というもの

これは二つの「謎」に答えをくれる。

まず一つ。セレブはなぜあんなに若さを保っているのか?ハリウッドスターが50歳でも若々しいのはなぜか?それはおぞましい儀式少女たちの生き血をすすっているからだ!奴らは金を持っている。金を持っているということは、汚いことをしているに違いない。それが暴かれた!というわけだ。

そしてもう一つは古代から行われてきた魔術的儀式への回答である。魔術的儀式でいけにえを捧げる意味が「アドレノクロム摂取してアンチエイジングをするため」という「科学」で肯定されたのであるアメリカ建国の父にして100ドルの男ベンジャミン・フランクリンも魔術結社地獄の火クラブ」の一員だった。なるほどそういうことか…となるわけだ。

理由が一つでは誰も信じない。しかし二つになると何らかのつながりを見出す。そしてエプスタイン島の事実があり、上流階級への憎悪という動機がある。加えてヒラリー・クリントン憎しという背景もある。人種差別意識という種もある。ここまで揃えば、盛り上がらないはずがないのである。そしてそこに救世主幻想が加わり、Qアノンが完成する。誰かが俺たちの代わりに戦ってくれているはずだ。だから俺たちもその人を応援しないといけない!

日本人はプチエンジェル事件に対して「怖いね…」と声を潜めるだけで終わったが、そうはならなかったのがこのQアノンである。   

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自身、Qアノンに対して「もし本当だったらすごいことになるぞ」という気持ちがないわけではない。むしろ結構ある。そしてそういう人は結構多く居ると思う。そのように、現実侵食してきた陰謀論がQアノンだ。エプスタイン島という悪のファンタジーが、それを可能にしてしまった。

ここで動画を直接貼るのは避けるが、Qアノンの主張と「事実」がまとめられている長い動画がある。

もしQアノンについて彼らがどういったことを信じているのかを確認したい人は、見てみてもいいかもしれない。「裏政府カバールの崩壊」という動画がそれだ。Youtubeでもニコニコでも見られる。陰謀論ユーチューバー動画を見るよりQアノンについて知るには手っ取り早い。ローマ教皇はサタニスである!みたいな感じで始まる。「何が彼らに現実陰謀論境界を越えさせたのか?」に着目して見てみることをお勧めする。

彼らは頭の弱い愚か者ではない。そりゃまぁ残念な人たちの比率は多いかもしれないが、Qアノン現実力は理性を吹き飛ばすパワーはある。

「超金持ちが島を要塞に改造してそこでセレブを集めて少女虐待パーティーをしている」というクソみたいな話を信じる奴がいたか?とか

プチエンジェル事件について自分は何を思っているか

みたいなことを念頭に置きながらQアノンについて調べてみると面白いかもしれない。

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ここまでがQアノンについての解説というか宣伝のようなものをしてきたが、ここで陰謀論に長く親しんでいる人にはおなじみの概念があるので、紹介しよう。

DDTである

レイチェル・カーソンの「沈黙の春」の殺虫剤のことではないし、デンジャラスドライバー天龍でもない。

Decoy,Distract,Trashの略だ。CIAが得意としている情報攪乱戦術のことらしい。

囮を使い、気をそらし、ゴミを大量に投げつけることで真実を隠す手法だ。

例えば、円盤に乗った宇宙人地球存在するとする。それを隠したい場合、わざと劣悪な作り話や拙いニセ写真、うさん臭い目撃者、突然登場する霊能者などを大量動員して、事実を覆い隠す。

そうすれば、たとえ真実暴露されても、大衆は「どうせいつもの与太話でしょ…」と思ってくれるというわけだ。

そういう戦術を「奴ら」は仕掛けてくると、熟練陰謀論者は知っている。

からアノンについてもそのような戦術がすでに「ディープステート」によって為されているだろうと確信するわけだ。

ということは、「アドレノクロムだ!」「サタニストだ!」「ケネディJr.が復活する!」とか、そういうセンセーショナル馬鹿げた話は「奴ら」による罠だ。真実シンプルにこの中に存在する。「奴ら」に騙されないよう、慎重に真実をつかみ取らなければ…。

そして歴戦の陰謀論者は「自分がつかんだ真実」に呪縛され、逃げられなくなっていく…というのもDDT戦術の中にはあったりするんだろう。怖いね

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いずれにしても今世界中が格差問題ヤバイことになっているので、Qアノンが勢いづくのもむべなるかな。しかコロナだ。これもQアノン接続した。当初はコロナは「ディープステートの奴らを抹殺する兵器」と認識されたこともある。憎き上流階級トム・ハンクス感染たからだ。トランプマスクを付けなかったのもその理由になった。コロナディープステートの奴らに感染する。俺たちには感染しない。という意識もあった。Qアノンが反コロナ対策に転ぶのもそういう理由だ。

Qアノンは愚かかもしれないが、その愚かさには理由がある。

正直、上流階級への憎悪恐ろしいことになり始めている。

アノンはその一現象に過ぎない。

.

最後日本でのQアノンについて。

日本のQアノンは非常に奇妙だ。

というのも、日本でQアノンを支持している人はおおむね政権応援しているからだ。別に政権批判したいわけではない。構造が変なのだ

これは単に米国で「トランプがQアノン旗手とみなされている」ことをそのまま輸入して「国家リーダーがQアノンリーダーである」と解釈したものだろうか。なぜか安倍首相応援している。

トランプにはQアノンリーダーとみなされる理由があった。トランプ政権下で人身売買摘発数が増えていることや、ケネディ家と親しいとか、マスクつけてないとか、ヒラリーオバマへの攻撃とか。後付けだろうが、「そうだったんだ」とQアノンが納得する材料は多い。

しかし、日本での安倍首相にはそういう材料がない。というかむしろ安倍首相は完全に上流階級のものだし、上流階級仲間に利益誘導していると疑惑を持たれている人物なので、Qアノンとは本来相性が悪いはずだ。

なので、日本においてはQアノン面白おかし陰謀論のままおわるだろう。目的も、リーダーも、倒すべき相手もいないので。

アノンはエプスタイン島のような「目の前にある事実」を起点として生まれた。日本には起点がない。いや、あったが、それはまぁ…と声を潜めた。

から日本ではQアノンが盛り上がることはないし、現実ともリンクしない。

いつもの楽しく馬鹿にできる陰謀論の一つで収まるはずだ。

米国のQアノンとは現実度が全く違うので、日本日本感覚でQアノンをあれこれするのは、だいたい的を外していると思った方がいい。

2020-07-16

近所のスーパー

プロ

わりと狭いが、狭い中で必要ものを一通り抑えていてナイスな印象。値段は特に安くもないが高くもなく、割引があれば全然戦える。

ときどき豚バラブロック肉を100g98円くらいで売っていて、見かけたら買ってチャーシューを作る。牛肉もけっこう安いことがあり、肉に強い印象あり。野菜普通だな。

アイスコーナーが常に3〜5割引で、たまに5割引の日にあたるとすごく嬉しい。Mowスーパーカップも充実していてステキアイスにおいては近隣最強っぽい。

惣菜は高いので買えないが全体的にうまそう。割引シールがつく頃にはほとんど売り切れていてあんまり食ったことがないが、味も悪くない。

自動レジを頑なに導入しない姿勢がシブい。

サンディ

かなり安い。店が平らで、けっこう広い。

貧民の店という印象があり、俺が最も頻繁にいくところでもある。

段ボールに詰められた得体の知れないメーカーの安くてショボい商品が大量に売っていて、他とは一線を画す感じがある。しかしよく見ると大手商品もあるし、それは他の店より2〜30円安いのでおトク。場合によっては100円くらい安いこともある。なんで?

生鮮食品には弱い。野菜の見た目が他の店より明らかにシナシナで(俺は気にしないが)、肉は高い。以前はいい感じの豚バラスライスが100g100円だったのでよく買っていたが、最近138円とかになって買えなくなってしまった(100g100円以上の肉は買えないので)。

惣菜はクソ安くてゴミっぽい見た目をしているが、食えば全然食える。なんならうまい。彩りが悪いだけ。

アイス冷凍食品がけっこう充実しているし、常に安い。カップアイスに弱くスーパーカップ抹茶なんかが置いてないのがネックか。

ミスギヤ

肉に強い。他の店では100g130円〜くらいであるひき肉がここだと98円で買える。とり胸ミンチなんかはもっとすごくて60円台にもなる。

豚肉が値上がりしてどこに行っても買えなくなったなか、ここは1kg980円の腕肉スライスを売ってくれていてガチでありがたい。

惣菜最近力を入れはじめたようで、高級な弁当を売っている。こんな高いの誰が買うねん!って値段のやつが6時になると半額になるので半額前提の客引き商品っぽい。600円のものが300円で食える!という喜びもあってつい買ってしまうし、満足できるうまさがある。

冷凍食品路線は捨てているようで、冷凍コロッケみたいなのが少しある以外はなにもない。アイスコーナーなんかはそもそも存在しない。

戸田久の冷麺を売っており有能。

ダイエー

バカかい。遠いのであまり行けないのも相まって、ちょっとしたレジャー気分が楽しめる。

2フロアあり、おおむね片方が既製品で片方が生鮮食品に分かれる。各フロアひとつだけでヘタなスーパーよりデカいので実質スーパー2個ぶんくらいあり、ガチででかい。初回訪問時は踏破を諦めて帰らざるを得なかった。

泡沫スーパーと違ってプライベートブランドがあるのが強みだが、つっても悪名高きトップバリュなので強み相殺か?しかポテチうまいし安い。

惣菜コーナーなんかも25mプールみたいな広さがあって笑ってしまう。なんなんだあのデカさ?

エスニック料理の素…というか、ヤマモリのカオマンガイの素が売ってあるのが本当にありがたい。メイン商品と言っていいと思う。

阪急オアシス

これもかなりデカい、というか薬局百均電気屋と併設なので無敵要塞感アリ。

何も安くないが、なんでもある。気取った感じのドライフルーツ詰め放題コーナーみたいなのがあり、ちょっとむかつく。

惣菜はわりといい感じで、肉コーナーで売ってるメンチカツがかなりうまいし安い。

フードネットマート

住宅街に突然ある謎のスーパー南米っぽい陽気な音楽が延々かかっていてミステリアス。商品は全体的に見たことない感じのものが多いが、メーカーを見たことがないだけで品物自体別に珍しいものではないし、特に安いという事実もない。

異世界っぽさが漂うブキミなスーパー

アイスもよくわからんしか売ってなくて値段が高いのか安いのか判別不能だった。ブキミすぎる

シェフカワカミ

惣菜に力を入れているらしい。

ここもわりと謎の品揃えで、シンプルなパックに入った聞いたことないご当地ラーメンを大量に売っているイメージが強い。

イチオシチキンカツはなかなかうまかったし、インドカレー屋みたいな形態で売ってるカレーナンも本格的だった。ハンバーガーも悪くない。

しかし高い!特に安いものがないのがネック。腹が減ったが外出する元気はないというときに行くのがいいのか?

2020-06-19

anond:20200618204814

一応アドバイスしておくと「知的障碍者自慰問題」なんてニッチお金にならないことをケアしていきたいんならNPO作って補助金をもらうしかないんじゃない?営利団体内でやろうとして「それはサービス対象外」っていうのは当たり前すぎてなんも言えんわ。

最低でも自分給与販管費を稼ぐプラン提示したんかな。

元増田文章を読む限り、労働者としての能力は少しはありそうだけど仕組みを作る側(≒資本家)の能力赤ちゃんレベルっぽい。

なんつーか、理想があるんだったら会社に噛みつく前にもっともっと勉強しようよ。

会社って売り上げがあって、そこから諸々の費用を払って存続できるんよ。

無敵の要塞みたいに思ってない?

2020-05-30

緊急事態宣言解除の金曜の夜

東京緊急事態宣言解除後、初の週末。

既に先々週、解除が匂わされはじめてから感覚的には「もう終わった感あるな」とリラックスし始めてたんだけど、理屈では「終わってる訳ねえよな」と考えていた。

でも、そういう気分になっちゃったのは事実なんで、おそらく世の中の人々は俺と一緒で「もう終わったな」って感じて、それで俺とは違ってその気分のまま行動する人も増えるだろうなと思っていた。

別にそれで俺がスゲーとか思ってなくって、俺はたまたま職業在宅ワークに移行できた上、住宅事情性格も適性があったから深刻なストレスがなかっただけだ。

在宅ワークが始まる前週、3月末にこんな日記を書いたが、自分にとってこの2ヶ月は思ったより平和で平坦に耐えられるものだった。

https://anond.hatelabo.jp/20200329232753


とはいえ、ずっと家から出なくて平気な訳ではなく、時々夜中に自転車都内をぐるぐる走り回ったりしている。

GW明けにはこんな日記を書いた。

https://anond.hatelabo.jp/20200509173934


在宅ワーク中、仕事に使うのと別のPC都内各所のライブカメラを流しているのは相変わらずで、今夜もライブカメラが捉えるスポットを目指して自転車を漕ぎ出した。

目的地は渋谷スクランブル交差点

今夜もただ自転車を乗り回すだけで、人と話さず、何も食べず、コンビニ飲食店にも入らない。


自宅近所は金曜の夜なのにやはりまだみんな外出を控えているようで、人もほとんど歩いてない。みんな真面目じゃん。

しかし、しばらく自転車を走らせて百人町差しかるとルノアールがやってないだけで、人の往来は2ヶ月前に戻ったよう。


そのまま総武線を左に見ながら南下すると、新宿大ガードの下では、皆が開放感に満ちた顔で道を歩いていた。

20人ほどの男女の一段は2ヶ月の我慢サバイブしたことをお互い称え合うように、談笑しながら信号を待っている。

男同士、ガッツリ肩を組む。

5人ほどはマスクをしていなかった。


さらに南下して渋谷に向かう。

以前職場渋谷だったので、毎日通っていたのだが、職場が移ってからは足が遠のいていた。

久々の公園通り

以前、ホームレスのために社会活動家炊き出しをしていた宮下公園は、公園チューブのように覆う巨大建築物渋谷駅と一体化しようとしており、まるで要塞のようになっていた。

見ないうちに街って変わっちゃうな。


巨大建築のせいで記憶が切断されて、現在地を見失いそうになりながら、ライブカメラの捉えるスクランブル交差点へ。

そこでは、20から30代の人たちの友達グループ恋人で賑わっていた。

感染したらリスクの高いお年寄り外国人はいない。

まるで15年前の渋谷に戻ったみたいだ。

恋人同士が西武前で熱いハグを交わしている。


ざっと見た感じだと、新宿で5人に1人、渋谷では10人に4人はマスクをしていなかった。


20代・30代では感染しても重症リスクは低い。

彼らだけでいくら感染が広がっても、彼ら自身、深刻な健康被害は起きないかもしれない。

でも家に帰れば家族と同居している人もいるだろうし、普段利用している店や病院会社バイト先などに50代以上の人もいるはずだ。

中高年と全く触れ合わずに、若者だけで生きていくことは現実的ではない。


今日東京新規感染は22人。

GW感染者が減ってもまた増え始めたってことは、無症状の感染者はまだやっぱりいて、人の往来が増えれば、感染もまだまだあるってことなんだろう。

だって感染してない保証はないかコンビニの支払いもPeyPayにしたし、画面越しじゃない会話なんかほとんどしない。


専門家会議の人たちはずっと言っていた。

第一波で大波が来た後、中小規模の第二波がやってきて、またネジの締め直しと緩和が繰り返されると。

開放感に溢れる街の様子を見ていると、第二波はくるかもしれない。感染者の数は2ヶ月前の3月最終週と一緒くらいだ。

でも第一波ほどの感染爆発になるかと聞かれれば、その頃よりは、俺みたく在宅に移った人もいるし、真面目に家にいる人も多い。

最大規模で1日50人の感染くらいになって、慌ててみんな家に戻るって感じなるんじゃないだろうか。

まさに専門家会議グラフ予言したように。


もちろんこんな予想はいい方向に外れたら良い。

これで俺が予想をはずしても、せいぜいブコメで「2週間後はNYって言ってた増田、息してる?」と煽られて「おれニューヨークって言ってないし。それに芸人ニューヨークは粗暴な弄り芸であんまりきじゃないし。」って心の中で言い返してありゃりゃって思うだけで、そんなちょっと恥ずかしい気持ちは、人工呼吸器に繋がれる人が出る悲劇に比べたら何でもない。


西新宿都庁を見上げると、ツインタワー虹色ライトアップ

感染がすくなければ虹色、多ければ赤くなるという。

紅に染まらなければそれに越したことはないけど、虹色に照らされた都庁が見下ろす街で、多分今夜、第二波は始まっている。

ドトール緊急事態宣言の間もずっとやっていたけど、まだ店内でアイスコーヒーを飲む気分じゃないな。

2020-05-29

移動したら嬉しいもの(微追記)

移動図書館

地域性ゆえか実際に見たことはないし、なんならどんなものなのかも分かっていないが響きがカッコいい!ショパンの曲とかを流しながら町を移動しているイメージがある 豆腐屋みたいなもんなのか?

移動都市

なんせカッコいい ハウルの動く城くらいのサイズでもいいし、もっとクソデカくてもいい メガフロートみたいな感じの海上漂流都市路線もいいし、ラピュタみたいな飛行都市も捨てがたい

暮らしくそうだが…

移動要塞

男のロマンだ(これセクシス発言?) 移動都市かぶる所も多いけど、やっぱこう黒煙を吐きながらドシンドシン動く鋼の城って良い

たいていすごい威力の主砲みたいなのを積んでるんだけど、期待するほどの威力は発揮できないパターンがメチャ多い印象

 

このあたりがかっこ良すぎて「移動」ついてるだけでロマンを感じるようになってしまった

「移動祝祭日」はサーカスみたいでかっこいい、「移動ド」はテクニカルで強そう、最近じゃ「移動平均」なんてのも見るようになったけどこれも重心をずらして相手予測の裏をかく技みたいで渋いんだよな

 

(追記)

複数言及があったモータエンジン冒頭部見ました いいねえこの…なんだろう…馬鹿馬鹿しさというか勢いというか 移動都市ってこれだよ!!って感じ

増田やっててよかった

2020-05-17

聖剣伝説3リメイクで全キャラ使用してみて思った雑な感想野郎編)

クラス1

ファイター オリジナル版同様リーチに長けているのと硬さがあるので安定してる。初心者向け。

グラップラー リーチに癖があり近づきすぎて攻撃外すこともある。

シーフ 手数大杉移動しすぎで使いこなすには若干の慣れがいる。

クラス2

ナイト イメチェンして完全に高耐久低火力の性能になった。完全にアンジェラの飼い犬。

グラディエーター 使い勝手オリジナル版とそんな変わらないけど、セイバー時間経過での消失仕様によりかけなおしがクッソ面倒に。

モンク 秘孔ありきなんだけどその為にあまり効果が期待できない守に9ポイント降らなきゃいけなくなるのは若干のハンデ。

バシュカー ただただ殴るしかない脳筋なのはリメイクも変わらず。玄人ならHP30%未満維持で無双もできるが、まあ現実的ではない。

レンジャー 相変わらず必殺が便利。クラスチェンジタイミングは早まったのに精霊入手は据置なので、魔法が実質未実装状態に。

ニンジャ 平民ニンジャはとりたてて特徴がデバフ要因くらいしか無い程度の性能、だったのだが…。

クラス3

パラディン 完全なるイメチェンで歩く要塞と化した。やはりアンジェラの飼い犬。

ロード 取得アビリティが無個性タンクになりながらのヒールライト+は地味に便利。火力はお察しください。

ソードマスター セイバー系よりもスキルの方が際立つ厨性能。パーティー構成次第で火力にもタンクにもなれる万能さん。

デュエリスト アビリティも必殺もクセがすごい千鳥ノブ)。

ゴッドハンド 必殺メインのクラスですよという割に肝心の必殺が敵に避けられまくり台無し感が半端ない

ウォーリアモンク 取得アビリティが無個性。正直劣化ロードと言われてもしょうがいくらいには魅力が薄い。

デルヴィッシュ 闇光に訂正された。性能は全キャラトップクラス玄人向けなので、生半可なプレイスキルでは完全には扱えない。

デスハンド 闇闇に訂正された。脳筋バシュカーがクリティカル背負った程度の能力エナジーボールかけて殴るくらいしかやる事ないので脳死プレイできる。

ワンダラー オリジナル版で猛威を振るった魔法たちが軒並み弱体。代わりに人権を得たエナジーボールを使って殴るクラスになりつつある。

ローグ アイテムの入手も消費も2倍2倍。

ニンジャマスター 忍術付録アビリティ多すぎて結果厨性能、特にターゲットの多い大型ボスに全体忍術がアホみたいに決まる。汚いなさすが忍者きたない。

ナイトブレード 即死スキル雑魚戦には強烈だが、ボス戦では無力化してしまう究極の雑魚専。ただ裏ダンジョンが長ったらしい割にボス最後に1体いるのみなので裏ダン活躍出来たりする。

クラス4はもはや公式チートともいえる位のバランスクラッシャーで取り立てて感想も無いので割愛

正直強すぎてあんまりきじゃないというのが正直なところ。

正直クラス3までで縛った方がゲームを楽しめる感がある。

2020-05-03

小学生の頃に見た、ちょいエロアニメタイトルが思い出せない

  • お姉さんとガキ(たしか主人公)がいる
  • 今にも崩壊しそうな洞窟だったか城だったか要塞だったか、の中にいる
  • お姉さんは水着レオタードみたいな服を着ている
  • ガキが「お姉さんを助けたらおっぱい触らせてよ」とか言ってたようなないような
  • 何かの拍子にガキが気絶する
  • お姉さんが水着の中にガキの手を入れて背負ってその場から退避する(このシーンが強烈に記憶に残っている)

俺の夢の想像だったのか、実際にテレビで見た作品だったのか定かではないが、思い出せずにモヤモヤする

2020-03-11

コロナ対策には戦略が感じられない

我々も国民、更には人類の一員である以上、未知の病原菌と戦うのであれば喜んで協力しよう。

だが、いうまでもなく雄図と無謀はイコールではない。周到な準備が欠かせないが、まずこの戦いの戦略上の目的が奈辺にあるかをうかがいたいと思う。

コロナウイルス対峙し、戦った姿勢だけ見せてよしとするのか。

国内からウイルスを根絶するにしても、一時的にか恒久的にか。

もし恒久的であるなら国境を閉ざして要塞化するのか否か。

それともコロナウイルスに壊滅的打撃を与え、世界から根絶するまで戦いをやめないのか。

そもそも作戦自体今季流行シーズンを乗り切るだけなのか、今夏も含め今後数年・数十年続ける長期的なものなのか。

迂遠ながらお訊きしたいものだ。」

 

このあたりの展望WHOには存在しない気がする。

世界中で10万の罹患者を出して、封じ込めに失敗してることは明らかなわけでしょ。

何年も前のSARSMERSでさえまだクスリないのに早々特効薬ができるともおもえない。

着地点をどこにもってくるの?

ゴールを決めてあげないとパニックは収まらないよ?

2020-02-16

内藤一成『三条実美』を読んで

内藤一成『三条実美 維新政権の「有徳の為政者」』(中公新書2019年2月)読了

面白い三条理解できたことで、この時期の政権本質についても理解が深まった。三条を「有徳の為政者」と位置づけ、最後にそれを「知の政治家」(瀧井一博の伊藤評)とつなげるのは見事だなあ。

封建制社会儒教道徳徳治属人的」→「近代社会議会制原理法治/属制的」。高貴な出自なのに革新志向、清廉無私の人柄、この二つの特徴を持った三条実美という人物が当該期の政権運営には必要だったということだ。

興味深いのは、手腕でなく徳で政府を治める太政官制(あるいはそのような政治文化)とその後に樹立された明治憲法体制比較すれば、前者がより属人的後者がより属制的といえるが、さらにその後の昭和戦前期と比較すれば初期の明治憲法体制属人的要素に頼る所が大きかったことだ。伊藤らの意図は立憲制度確立、つまり天皇閣僚が入れ替わっても立憲政治の根幹が失われないよう制度化することにある。言い換えれば属人から属制への転換を図ることだ。(ちなみに、神棚に祀ることで天皇政治勢力を接近させずまた天皇権力事実上制限したのが、まさに伊藤(井上伊東)の深謀遠慮というものだ。この賢察を思うにつけ、天皇機関説排撃とかバカジャネーノとしか言えん。天皇機関にするのが憲法だろ!)。

しかしそれでも、憲法に明記されない微妙問題、あるいは高度な政治判断が求められる局面になると、個人パーソナリティーや個人間の特別関係ものを言うことが多い。要するに、当面の政敵でも共に維新回天の荒波を潜り抜けてきたという同志的な感覚とそれに基づく信頼・敬意・連帯感があり、最後最後ではその琴線に訴えかけることで複雑な問題の調整が図られているように思える。制度に足りない部分を人情が補っている、草創期ならではの危うい立憲制。

そして明治元勲が皆世を去ってしまうと、憲法は輝かしいけれど文字になり、制度要塞になり、縦割り・現場無視党利党略・悪い意味での官僚的態度等々が前面に出てしまい、それが政権運営不安定さや政党政治機能不全につながった……のではないか日中戦争前後政府官僚・軍・政党を見ていて感じるのは、よく「彼は調整型の人物で…」というが、政治的調整とは調整役が何とかしてくれるということではなく、また調整役とは八方美人意味であるはずがない。

三条近代立憲政治にふさわしいリーダーではないが、ある時期には彼のような調整役が必要で、それは彼が出自人徳という計画的習得できるようなものではない要素を備えていたからで、そういう意味で代えのきかない存在だった(武器として装備しました、ではなく、元々そういう人だ(あるいはそのように見える)という点こそが重要)。その後の政府現代組織於いて三条人物三条のような高い地位を占めるべきかと言われれば疑問だが、組織運営(特に責任者の周囲)に於いて三条的な役割不要成る事は決してない。三条合理的積極的存在意義を見出すという著者の意図は十分成功しているし、その存在意義はそのようなことをも示唆しているのではないか

2020-02-14

論理クイズ機動戦士ガンダム

ジオン軍兵士達は、実は自分が乗っているザクの色を知らない。というのも、モビルスーツの色に関する会話は、ジオン軍では禁止されていたのだ。

赤とかいいよな•••皆そう思っていたが、周りに見えるザクはすべて量産型緑色兵士達は、周りの緑ザクを見ながら、自分ザクは何色だろうかと考えていた。

ある日、宇宙要塞ア・バオア・クーに集められた緑色ザク100体に対し、ギレン・ザビが言った。「敢えて言おう、カスであると」。

かに量産型モビルスーツの主流は既にザクからゲルググに移行していたし、ギレンは、古くなった緑のザク戦前から排除していくことに決めたのだった。兵士たちは、自分の乗るザク緑色だと分かったら、その日のうちにひっそりと要塞から出て行かねばならなくなった。

ギレンは宣言した。「この中に緑のザクが少なくとも1体はある。緑のザク不要だ!」

100体のザクが、要塞から全て姿を消すまでに何日かかるだろうか。なおジオン軍パイロット達はみな極めて論理的である

2019-12-31

スター・ウォーズスカイウォーカー夜明け」感想

(とりあえず年内中に吐き出したかったので、すべて記憶に頼って書いてる。間違いがあったらすまない。)

ネタバレ注意。)

 

一言でいうと「やっぱり無理だったか」。

 

そもそも、ep6の続きを作るなんて、本質的に無理だと思っていた。

スター・ウォーズ世界は、その全てがルーク・スカイウォーカー活躍させるために構築されている。

ep6でルークが「あがり」をむかえ、わだかまりが解消された以上、もう「めでたしめでたし」で終わった話なのである。その先には、もう何も残されていない。

から正史の続きの映画シリーズが作られると聞いたとき大丈夫なのかと心配になった。プリクエル(前日譚)でもスピンオフでもなくep6の続きを、ドラマシリーズでもアニメでもビデオゲームでもなく実写映画でなんて、完璧にやったとしても二番煎じしかならなそうなのに、どうすんだと。

何か勝算があるのかと思った。正史の隙間を埋める二次創作しかできない部外者と違って、公式ならばどんな飛び道具でも使える。これならいけるぞというアイデアが何かあるのかなと。

そしてep9が終わってみてわかった。結局、何もなかったのだ。

 

全てがルーク・スカイウォーカー活躍させるために構築されている、というのは、たとえば血統によってジェダイになったこと。

スターウォーズ世界設定では、ジェダイ世襲ではない。ジェダイの掟は恋愛結婚を禁じている。ep1~ep3では、たくさんのジェダイがワチャワチャ出てきたが、誰の血縁だなんて話は特になかった。作品世界歴史においてはep4~ep6の出来事例外的なのである

また、親父が一代にしてレジェンドになった傑物、というのも重要だ。考えてみてほしいが、ルーク家系が代々続くジェダイ家系だった、なんて設定だったら楽しくないのだ。幼いころから厳しい修行を強いられ、偉大な先祖比較されて品定めされ……ウンザリするだけだろう。堅苦しい伝統とは無縁でありながら、血の繋がりによってスゴい能力を授かっている、というのが心地よいのだ。

ジェダイが滅ぼされたというのも重要である。同世代ライバルと競わされ選別されることはない。「あいつがいから、おまえいらない」と言われる心配が無い。

ルークはただジェダイなのではない。歴史的にも特別ジェダイなのである

 

ジェダイだのフォースだのも、ルーク活躍支援するために存在する。

超能力チャンバラ! うわ超かっけえ、文句なしだ。

ジェダイ思想? そんなもんクソどうでもいい。ep5で、ルーク師匠の言うことに逆らってハンを助けに行く。頭の固い年寄りの言うことを従順に聞く主人公なんて魅力的ではないのだ。ジェダイの掟なんぞは、友情を引き立てるダシにしとけばいい。(余談だが、あのあとヨーダとオビワンはわりと辛辣に「あいつはダメだ」って批判してた気がする。)

 

帝国も、ルークのために用意されたものである

悪の帝国を倒せ。うん、わかりやすい。

ストームトルーパーも、顔が見えないので、人を殺している感じがしない。(スターウォーズを初めて見た幼少期の私は、ロボットだと思っていた。ep4のデススター侵入でアーマーを奪って着たりとか、叫び声がドロイドとは違う感じになってるとかで、「推理」することはできたが、あまり実感はなかった。直接的な描写は避けられていたように記憶している。)

反乱軍兵士は顔出ししていて、その死は人の死として弔われるが、帝国兵はそうではない。

 

ライトセイバービームブラスターも、鉄の刃や弾丸による戦闘と違って、血が出ない。生々しい人死にの感触はいらないのだ。

 

このように、ルーク活躍ストレスフリーで鑑賞するための仕掛けに満ちている。

 

そんな、ルーク・スカイウォーカーのための世界は、ep6の後どうなるだろう。

たとえば、帝国が倒れて銀河平和が戻ったらどうなるだろう。

ジェダイは、子供たちに嫌われる習い事みたいになるだろう。健康診断で素質ありとなったら、ジェダイスクールに通わされる。遊ぶ時間も奪われる。

そんな退屈な平和映画の観客にとっては退屈だが、そこの世界で暮らす人々にとっては尊い平和

ep6の続きが作られることになったため、平和は訪れなかった。

観客は退屈な平和なんて見たくないのだ。

 

カイロ・レンが生まれたのも、観客を退屈させないためだ。レイアとハンの子供が順風満帆ジェダイになるなんて話が見たいか

みんな大好き「血統物語」だが、前述の通り「親はポッと出」「他と比較されない」といった要素と組み合わさった場合にだけ楽しいのだ。ep4~ep6でそれは消費されてしまったため、ep7~ep9では使えない。そのせいでベン・ソロは歪んでしまった。

ベン・ソロダークサイドに堕ちるに足る理由なんぞ、結局、何もなかった。意外性を出すためにダークサイドにしよう、と、それだけ。

無理やり悪をやらされてる感があって気の毒なのであった。だが、そのどっちつかずな感じが「何かある」という錯覚を生み、それらしい苦悩の描写と、アダム・ドライバーの熱演もあって、妙な奥深さを感じさせていた。ep8までは。

ep9で痛感した、「やっぱり無理だったか」。

マスクの扱いが象徴であるダースベイダーにとって、マスク生命維持装置でもあり、必要があってかぶっていた。カイロ・レンにとっては、マスク特に必要ない。ダースベイダーの表層的なモノマネに過ぎない。これが、「必要ないのにマスクをつけてるワナビー(なりたがりの未熟者)である」という意味をなしていた。

ep8でスノークはこれを看破して、マスクをボロクソに貶したのだろう。マスクを捨て、カイロ・レンは悪として成長を見せた。劇場で見た当時の私は、期待を込めて「ep9では完成した悪としてついに大成するであろう。ただ、その後すぐ死んでしまうだろう」などと書いていた。

ep9でカイロ・レンは再びマスクをつけた。ep8での成長を経て一体どういう心境なのだろうかと注目していたが、特に意味はなかった。

結局、最後最後までワナビーしかなかった。

 

みんなep4~ep6が楽しすぎたせいで目が眩んでるのだろうが、血統物語のオイシイところはもう使い切っちゃったし、スターウォーズ血統物語じゃなくてもいいんだよ。

ep8で、レイは「何者でもない」としたのは、慧眼だと思った。ep1~ep3の頃のノリに戻るだけだし。だが一部のファンには不評だったようである。ep9で台無しにされた。

 

ep9は、ep8の良かったところを台無しにした。

ep8は野心的だがガタついてる印象がある。ベン・ソロダークサイド転向したきっかけとか、ワープ特攻とか、無茶すぎる。だが、フィンとローズのバディムービーっぷりとか、カイロ・レンの成長とか、レイ出自とか、レイロ(レイカイロ・レンのカップリング)とかは良かった。

特にレイロ。ep9の意趣返しについては、べつに好きにやったらええよアンタの映画だし、という気分だが、レイロだけは違う。ep8は最高のバトンを渡して来たんだから、他のなにもかも台無しにしてでも、そこだけはちゃんと引き継いでほしかった。

なんであの程度でカイロ・レンからベン・ソロに戻るのかと。ep7で父殺し、ep8で師匠殺しを達成して、これは過去正史映画で誰も成しえなかったことなのに(ep6のは、ベイダーからアナキンに戻ってるので何か違うじゃないすか)。

みんな小物だとバカにしていて、実際小物な面もあるんだけど、それでもやることやってんだなあ、というところが、見るから威圧的尊大なふるまい一辺倒の悪役よりも「新しい」気がして感心していたのに。

ep9で大成すると期待してたのに、なんだか小さくまとまって終わっちゃって。ああ、ワナビーのままだったな、と。

カイロ・レンが締まらなかったせいで、レイもなんだか微妙な感じになってしまった。悪い意味で揺るぎねえから自分ダークサイドに堕ちるかもしれないッス、ってシーンでも「ふーん」って感じで。ep7,ep8のカイロ・レンの方がまだ、こいつライトサイドに戻っちゃうんじゃねえのとハラハラした。

レイシリーズを通して成長しているが、カイロ・レンもまた成長していた。極まった二人の力がぶつかり合う瞬間を楽しみにしていた。だが、二人の対決は、なんか普通ライトセイバー戦で終わってしまった。

で、キスちゃうのな。レイロ勢に媚びた安易な燃料投下だと感じたが、まあ、対決が不発だったうえに燃料投下も無かったらマジで残念な感じになるので、ダメージコントロールとしてアリだったのかもしれない。(少なくとも、「ローグ・ワン」やep8の無意味キスシーンよりはマシだったし。)

 

ラストシーンも締まらなかった。

レイ自分のことを「レイスカイウォーカー」と名乗ったが、なんだか釈然としない。

ep8の頃の「何者でもない」レイだったら、納得できたかもしれない。スカイウォーカーの魂は血縁を超えて継承されていくんだなあ的な。だが、シディアスの孫とかやっちゃったのにそれは。

かといって、レイパルパティーンとか名乗られても、銀河悪名高いシス名前からちょっと不穏すぎる。

このシーンで私は、「ハン・ソロ」でソロファミリーネームが成り行きで決まってしまうシーンを思い出した。だがレイソロって名乗るも、やっぱり違う。

書いてて気付いたのだが、母方の姓を名乗るのが無難な気がしてきた。でもそんなん名乗っても、観客としては「何?」だろう。

 

まあ、ぶっちゃけスターウォーズ人間ドラマにはそれほど期待してないので、レイロが微妙でもメカの出来さえよければ満足だった。私の原体験がそれだからスターウォーズを初めて見たのは幼少期の頃で、ストーリーとかまったくわからなかったのだが、それでもメカ活劇に夢中になった。光る剣。宇宙疾走する戦闘機や艦船。月のように大きな要塞

だがメカ描写はずっと低調だった。

ep7で、レイスターデストロイヤーの残骸を漁ってるシーンと、カイロ・レンが焼けただれたダース・ベイダーマスクを拝むシーンには、制作陣の「我々はこうやって偉大なる旧作の遺産を食いつぶして細々とやっていくしかないのだ」という諦めの入ったメッセージ言葉ではなく映像で叩きつけられたような気がして、ちょっとビビった。新しいものを作るんだっていう虚勢を張るもんだと思ってたら、こんな赤裸々に弱音を吐くんだ、って。

ep7~ep9のメカを振り返ってみて、旧作から続投しているものを省けば、記憶に残ったのはbb-8とカイロレンのマスクくらいだ。

ep9は特に低調だった。なんだファイナル・オーダーって。あの世界の乗り物は、製造されてるわけじゃないですか。「ローグワン」とep4でデススター設計者・設計図を巡るドラマがあった。「ソロ」では、製造中のスターデストロイヤーを望むシーンとか、ファルコン号を巡るドラマがあった。それが、念力を込めたら地中からボコボコ出てくるとか。ただでさえスターデストロイヤーをたくさん並べただけという芸の無さがキツいのに、もうちょっと真面目にやってほしかった。

 

できれば、メカデザイン体系を新しくしてほしかった。

ep1では、ep4~ep6とは明らかに違ったデザイン体系のメカがでてくる(アールヌーヴォーって言うの?)。ep2,ep3と話が進むにつれてep4の体系に近づいていくというのが、帝国の勃興とメカデザインが連動していておもしろかった。

帝国という魅力的な装置はep6で使い切っちゃったので、ep7~ep9ではなんの変化もなかった。

面白い新作メカを作る余地はあったと思う。現在、「トポロジー最適化」「ジェネレーティデザイン」といったものが登場したので、それを取り入れるとか。

あと、バトルドロイド可能性は掘りつくしてない気がする。ep5で少し登場しただけの賞金稼ぎロイドには妙な存在感があった。ep1でドロイデカの登場には、なるほどこれはep4~ep6制作当時のVFX技術じゃ作れなかっただろうと興奮した。ep1より後に作られた「ローグ・ワン」のk-2soといい「ハン・ソロ」のl3-37といい、キャラが濃くて面白かった。ep7~ep9で、改めてバトルドロイドを登場させたら良かったかもしれない。

だが、「こんなのスターウォーズじゃない」と不評に終わる可能性が高いだろう。それが予想できたから、きっと冒険しなかったのだろう。

 

というわけで、ep9の感想は「やっぱり無理だったか」。

スターウォーズはep6で完結してたんだなあ、という思いを新たにした。

2019-11-05

anond:20191105231913

広々した大陸の肥沃な大地なんかに住んでたらスキタイだのフン族だのモンゴル帝国だのに蹂躙されてしまうからな、多少住みにくいのも天然の要塞ってことよ

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