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はてなキーワード: バックナンバーとは

2020-01-01

100分de名著シリーズバックナンバー約100冊を読破したら人生変わった

補足書きました

思った以上の反応を頂いて驚いてます

コメントへの返信など、追記しようかと思ったのですが、長くなったので別記事しました。

興味あったら見てください。

https://anond.hatelabo.jp/20200102201209

はしがき

釣りっぽく書いたけどほんと。

結構色んな意味読書知識というものに関する意識が変わったので、なんかアウトプットしたくなった

なお、名著そのものを知ったことに関する感銘とかは今更私が言うまでもないので省きます

書きたいのは100分de名著シリーズ対象にした読書を集中して実施したことに関するメタ効果に関して。

ちなみに、読破したと言っても読破したのはあくま解説本。

スペシャル版とか、ブックス版はもう少し厚いけど。どれも約120ページで、読書慣れしてる人なら2-3時間で読める量だと思う。

いやそれじゃ読んだことにならないだろ原典あたれよ、って思うよね。私もそう思っていた。

から最初20冊くらいは解説本を読んで、原典にあたって、と繰り返していたけど、以下の2つのことに気づいて一気に解説本を読む方向に転換した。

原典を読むのは、それが終わってからでも遅くないと感じた。

本の解説で繰り返し取り上げられる要素(人名思想歴史上の出来事など)があることがわかった

勉強とか、何でもそうだと思うんだけど、繰り返し出てくるものって記憶に定着しやすくなる。

さらに、その要素が「影響を与えられた」もの解説として出てきたり「影響を与えた」もの解説として出てきたりする。

何でもそうだと思うんだけど、流れというか構造の中にある知識って単発の知識より遥かに定着しやすくなる。

なので、バックナンバーの中で関連のありそうな同時代、同地域、同分野の本をグループ化して間開けずに読んでいくのが効果的に思えた。

原典が全16巻とか(おまけに明治時代の訳だったり)あるものがあった

まぁ要するに、それを読むだけで半年とかかかりそうなものがチラホラあったということ。

そこに突っかかっているうちに飽きて来ることを懸念した。

実に20年ぶりくらいに読書エンジンがかかっていることを実感していたので、これに水を指したくなかった。

約1年かけてバックナンバー読破して効用として感じていることは、、、


文系学問価値理解できるようになった

ちなみに私は理系出身

よく「文系は作者の気持ちでも考えてろ」と言われるけど、「本気で作者の気持ちを考える」ってのは実に尊い活動だと考えられるようになったこと。

今みたいにリアルタイム意見のやり取りが出来るわけでもないのに、驚くほど人間の考えや意識ってのは「繋がって」いることがわかった。

ある偉い人がいいことを言うに至った過程を忘れてしまうのは人類の損失だなと。というか、理系と一緒なんだよね。

アインシュタイン相対性理論だって洞窟暮らしていたアインシュタインがある日突然思いついたわけじゃない。

それに、曖昧さを嫌い、論理にはもととなる論理が明確に存在する理系学問「ですら」そうなんだけれど、

現時点の主流見解は現時点の正解ですらなくて、考え直しが迫られるのはよくある。

そういうとき、どこから間違っていたかどこから考え直すためにも歴史的な思考の経緯は絶対に失わせてはいけない。

文系学問の究極の目的は、新しい思考を生み出すことと思っているけど、新しいものを生み出すために今までの流れを知ることも必要だ。

果実を生み出すのがポンと生まれてきた天才的な作家哲学者だけれど、

天才誕生を待つ間その過程を丁寧に残すのがむしろ普通文学者役割で、

アカデミズムとしての文系学問の真髄はそちらにあるのかもしれないと思った。

これ、理系ブレイクスルーを起こす天才待ちと同じ構図だよね。

天才、と呼ばれる人間自身の業績についてちょっと違う視点物事を捉えただけ、とかちょっと違う組み合わせを思いついただけ、と語るのはよくあることだ。)

大学教育意味について捉え直せた

バックナンバーの消化も終わりに近づいたことろ、私は思った

「かなりいい勉強になった」

大学生の頃にこういうことをやっておくべきだった」

「というか大学でこういう講義あってもいいのに」

「あ、でもこんな事やってたらそれだけで四年間終わっちゃうか?」と。

そこで計算した。

100分deというくらいなので上記解説本一冊は、約100分の映像となる(補足説明踏めると1-2割、解説本のほうが情報量多い気がするけど)。

以下、とても雑な計算だけれど。

大学はだいたい15時間講義で1単位とされる。

まり900分だ。上記解説本でいうと、9冊。

100冊なら、約11単位計算してみて驚いたが、たったそれだけ。

一般的大学生は1年に20-30単位取得するだろうし、卒業には120単位程度必要だ。

定義サボり気味の大学生の半期分程度の勉強しかしていないことになる。

嘘でしょ?

驚いたついでにもっと攻めた想定をしてみる。

こんなことを意識している大学生はほとんどいないと思うけど、15時間講義には、30時間の事前学習と30時間の事後学習が想定されているらしい。

http://www.ohshiro.tuis.ac.jp/~ohshiro/univlaw.html

1冊辺り6時間程度の読書時間が追加で想定できるわけで、

原典には上記したとおり全16巻あるものもあれば、100ページもないものもあるから、慣らすとだいたいそれで読めてしまうとする。

するとつまり大学とは本来

「最も頭の冴えた4年間に」「専門家が選んだ良質なテキストを」「専門家解説付きで、必要なら質問し放題の環境で」「1200-1300冊読んで理解する」

場所だ、ということだ。

ああ、確かにそれをこなせば立派な「学士様」になれたろうと思う。

私は修士を持っているが、この10分の1も学士になれた気はしない。俺はなぜあん無駄時間を、、、

可能なら、放送大学なりでもう一度大学生をやってみたいと思う。

叶うなら今度こそ、学士になりたいものだ。

読書習慣と、読書をする体力を取り戻せた

なんというか、これから実施していきたい諸種のおもーい本を含む読書に挑む筋トレというかジョギングと言うか、基礎体力を作ってくれた感ある。

活字を追う体力、意味を捉え続ける体力みたいなのがないと、ほんとうの意味読書趣味にすることは出来ないと思った。

ていうか、楽しむ余裕がない。

スポーツと一緒で、やる気と勢いだけでやっても続かないと言うか。

この1年やってきたことは運動部の1年生が実施するような、練習をするための練習。これがまず必要だったとろこで、その役割果たしてくれたと思う。

練習のための練習として、この「解説読破」が有用だったと思う理由は以下の2つ

2-3時間で1冊終わること

週末、朝と夕方に一時間読む気でいればその日のうちに「また1冊読めた」と思って寝れる。

平日でも、風呂に入ってる30分で読めば25%終わり、はっきりと進んだ位置しおりを挟んで寝ることが出来る。

進捗が目に見え、さらにすぐ終わりが見えるというのは精神的に楽だ。

無駄足にならないこと

価値保証されている書物を、その書物についての深い理解があることが保証されている著者が解説する本であるということは、

読んでいた時間無駄になることはない(たとえ激烈につまらなくても3時間で終わるし、つまらなければ原典を読む必要はないという判断ができるということだ。)

という確信を持って取り組めるということだから、これも精神的に楽だった。

つらいだけのうさぎ跳びとかしたくないのよ。

今後読書を続ける動機づけになった

いろいろな本の中で語られていたことだが、

日々「モヤッと」してることはたいてい昔の人も同じこと感じていることがわかった。

下手の考え休むに似たりではないが、自分程度が疑問に思ったことはきっと昔の頭の良い人が一生かけて考え抜いているので

自分の中で結論出そうとするより同じ疑問を持っているであろう偉人の著書にあたったほうが

考えを前進させる上でコスパが遥かに良いことが芯から理解できた。

実はこれが一番の収穫だと思っている。

これから

というわけで、これから年末にかけていよいよ原典にあたっていこうと思う。

の前に

山川日本史世界史を買った。

解説読破の中で出てきたいろいろな付随知識、これがまとまりそうで纏まらなかった。

これをまとめてからの方が、今後の知識吸収速度が格段に上がりそうな気がすると思って、適切な本を暫く求めていたが結論まさか高校教科書だった。

今読むととんでもなく面白い本だ。まさに私の求めていたものだった。無論完璧じゃないが、知識統合がすすむすすむ。

なぜ俺はあん無駄時間を、、、と思うけど、おそらく解説読破と順番が逆じゃだめだったろう、OKOK。

さて、年末山川をやっつけたあと、原典の中で特に気になっていたものを30冊ほど買った。解説本で実施した筋トレ効果で読むスピードが上がっているが、

途中で気になった関連書籍とかその年気になった本とかをはさみつつ、100冊(巻数でいうと200近い)読み終わるのは3年後くらいの想定だ。

来年シリーズは続いていくので、積ん読もどんどん増えるだろう。

やりたいことが増えていくともっと若くからやっときゃよかったと思うことばかりだけど、

何もすることが無いよりはいいか、、、

とりあえず、今買った30冊とプラスαくらいは、今年の年末までに読み終わっておきたいところだ。たぶん出来る気がする

2019-11-23

図書館蔵書検索システムが使いにくくなった

早大関係者です。

ここに投稿したところで状況は何も変わらないのは百も承知でしたが、以下表題の件について書きます

図書館システムの変更による使いづらさの発生

早大では図書館システムWINE(1)が9月に新しくなったが、これが非常に使いづらい。何がつらいのかというと、

教員学生に何回か聞いたが、概ねこういった物が出てくる。

ここで出てくる「読み込み」とは蔵書検索結果の読み込み時間である他に、貸出返却の際のシステムの処理時間も含んでいる者もいた。

実際にどういう声が出ているのかというのは「WINE OR KOSMOS 図書館 OR 早稲田 OR 慶應」等の言葉Twitter検索をかけてもらいたい。賛成の声も見られるが、不満の声が多く投稿されている。

システム変更の背景

ことの発端は2017年5月に、早稲田大学図書館慶應義塾大学メディアセンター図書館システムの共同運用に向けた覚書締結を行ったこからだった。そして翌年にはEx Libris社のシステム採用することが決まった。前者に関してはこちら後者に関してはこちらを参照されたい。

また、サービス開始にあたって早稲田大学図書館報『ふみくら』96号に早慶図書館業務同化プロジェクト担当調査役の方が新図書館システム「WINE」によるサービス開始」を記しているので、こちらも参照されたい。

実際の使用

実際に使いづらさを体験してもらったほうがわかりやすいので、旧WINE新WINE検索してみてほしい。例えば、『文藝春秋』第88巻第1号(20101月)を戸山図書館で探していたとする。

WINE場合

タイトル

→書名を入力検索

トップに出てきた発行日の書いていないエントリー選択

→少々見づらいが、図書館所蔵の欄から当該の号は戸山図書館にはなく「中央 3F雑誌バックナンバー書庫)」へ行き、請求記号「サヘ 0116」の場所へ行けば良いことがわかる。

ここまでクリックタップ数は3回。

これに対して新WINEは、

トップページで書名を入力検索

トップに出てきた発行日の書いていないエントリー選択

戸山図書館戸山-B1を選択 ※「配架場所確認」ではない

→Holdingsが2017-2019となっているため、一覧に戻る

→別の図書館を選ぶ(政治経済戸山からは一番近いが、蔵書で言えば中央のほうが多い、など経験が物を言う)

中央図書館バックナンバー書庫選択

→Holdingsに69-96(69巻から96巻が欠号なしで所蔵されている)とあるためここの請求記号「サヘ 0116」をメモする。

ここまでクリックタップ数は6回。もちろん初めから中央図書館のものを探していれば3回でたどり着く。

まとめ

以上のような行動を早大生はとることになる。

クリックタップ数は基本的には変化はないが、この検索画面の読み込みの遅さが利用者負担をかけていると感じる。一冊だけならまだしも、何冊も検索するとなると、相当なストレスを感じるだろう。この例においては、検索結果のトップに出てくるものであったが、例えば夏目漱石吾輩は猫である』など何回も出版されているものであると、目的のものが出てくるまで「結果をさらに読み込む」を選択する必要がある。

今回の図書館システムの変更は早慶での書誌情報合同運用によるコスト削減という部分に主眼が置かれ、教員学生利便性というもの二の次になってしまっているように感じた。読み込みだけでも速くならないだろうか。

(1): なおWINEはWaseda university Information NEtworkの略であるが、ほとんど知るものはいない。

2019-11-06

規制論で「倫理」は最も悪質でしょ?

on Twitter: "ジャンプの件は「女性配慮した作品をつくれ」ではなく、「少年がメインターゲットであるという点を譲歩しろ」という話でもなく、「倫理観を持て」という話だと理解している。 男子向けにつくるなら女子への加害はエンタメ扱いするのがまぁ当然、みたいな意識には問題がある。という感じの話。"

https://b.hatena.ne.jp/entry/s/twitter.com/tiharu4happy/status/1191638835324522496




ちょっと故意すっとぼけてるのか本気でアレなだけなのか判断つかないので真面目に書く。


1.ジャンプのどの漫画の話なの?

女子への加害をエンタメ扱いする」とは具体的にジャンプのどれのことなのかがわからない。

女子への加害をエンタメ扱いしてたら確かにグロいし感心できないし当然私もそんな漫画を好きにはなれない。

けれども現在ジャンプでそんな漫画があったっけ?というと思いつけない。

(もしも女性キャラが胸元空けてる衣装などを「女子への加害」と言ってるならかなり話は違ってくるんだけど。)


からまずジャンプのどの漫画の何ページの描写なのか言って欲しい。

言われればちゃんバックナンバーを当たって当該箇所を読み直して考えるから。(電子版便利)

でもそれを絶対言わないでしょ。

具体的に言わない理由、聞かれても答えない理由がわからない。

しろ「こんなに酷い描写があるから見ろーーッ!」って言いたくなる筈じゃない?

なんでそこ避ける?


なんか小学校時代嘘吐きの子の振る舞いに似てるんだけど。

雄弁だったのに具体的に質問されると一転ダンマリになる感じが。

…本当にそんなの見たの?


2.規制基準も具体的でない

そもそも献血ポスターから始まった今回の一連の規制論の特徴は

具体的に、何をどのようにすると、何故まずいのか明文的基準提示規制論者がやらないことにある。※1

その質問を投げかけられても決して答えないので、逃げているようにすら見える。


別にジャンプ無謬だと思わないし「この漫画のこの描写に抗議する」ということな全然いいと思う。

私も例えばワンピース単行本オマケで「男性キャラ女性に性転換したら全員スイーツサラダの話ばかりするおばかになる」(女性キャラ男性に性転換すると粗暴で野心的になる)という描写にはうわあ~ステレオタイプ!と思ったし感心出来なかった。

スケットダンスにかなりホモソーシャル的だなあと感じた回もある。


そういう具体例について指摘して批判議論をするならいいと思う。

もちろん納得せずに「それぐらいいいだろ!」って反論してくる人もいるけど、それら全て意味のある議論だし批判だよね。


でも具体的に言わずに「倫理を持て」で規制かけてくるのは怖いよ。

それはもう何でもやり放題じゃん。

そんな規制って最悪の規制じゃない?


別に倫理が嫌いなわけじゃないよ。

でも規制論で「倫理」が基準にされるのは怖すぎ。フリーハンドといっしょじゃん。


ていうかはてなってそういうのを懐疑する側だったと思うんだけど。

倫理を持て」とか「常識で考えろ」とか「普通にわかるだろ」とかで咎められるのって怖いし理不尽じゃん。

そうやって議論回避しつつ恣意的に取り締まりたいっていうのは権力的な仕草じゃない?

はてなはどっちかっていうと反権力リベラル勢力だったと思うんだけど

なんでオタク規制ときだけゴリゴリ保守みたいに問答無用権力的な顔つきになるの?

3.まとめ

そんな長くなかったと思うけどまとめ。

 1、ジャンプ問題を指摘するなら問題のある作品名と箇所を具体的に言ってよ。

 2、「倫理」とかい恣意的に内容決められちゃう基準規制出来たら弾圧国家だよ。


これだけです。わかりにくくないでしょ?

倫理」なんて人によるんだから客観的に論じるべき話題でそんな言葉持ち出される時点でちょっと「えーっ?」ってなる。

tweetの春さんは「BLが好き!」って書いてるけど、「ホモなんて論外!」っていう倫理の持ち主絶対居るよ。

倫理ってそういうものなんだけど、春さんや彼女賛同する人はそこからわかってないのかな。



4.反応への追記 「規制といわなければ規制ではない」?

yas-mal そもそも、元Tweetに「規制」という単語は出てこないようですが…。

2019/11/06

これは予想し得うる限り最もくだらない逃げであると同時に、

私が今回問題にしているポイントのものです。

あなたがたが具体的な基準提示から逃げ回るのと同じぐらい、

規制」という言葉を使わないようにしているのは気付いていますよ。

で、今回実際起きていることはどうですか。


日赤弁護士からセクハラである」と明言され世論への火付けを図られ

弁護士社会運動家からの「お問合わせ」を受けました。

ジャンプ作家篠原健太クレームへの丁寧なやり取りの中で「不快表現があり得る」と述べたら

女性差別肯定する作家かのように操作炎上を図られました。

セクハラ差別も一発で社会生命が葬られるぐらい重い疑義であって

日赤篠原も多大な緊張とストレスと消耗を強いられています

挙句に「”倫理観”をもって自主的に”考えれば”これ以上攻撃しないよ?」

これが規制アクションでなくてなんなのですか。


ヤクザ脅迫も「誠意を見せろ」と言って具体的に何が問題でどうしてほしいのか言わないそうですが

yas-mal氏の「規制とは言ってない」は「金を出せとは言ってない」とどう違うのでしょう。


segawashin 規制ってどこから出てきたの。表現を考える根拠の一つに倫理を置くことと規制殆ど正反対の差があるのに。例えば我々が猫虐待画像を許せないのだって要は倫理問題なんだけど、都合よく目の敵にしないで欲しいね33 clicks

2019/11/06

yas-mal氏と同じおとぼけは流すとして、

「我々が猫虐待画像を許せない」とはまた主語が大きいな。

私は猫虐待画像全然します。それ許さなかったらジョジョも読めないですから

一方で猫虐待する人間動物愛護法によって捕まります

都合よく目の敵にしないではどっちのセリフなんですか、

あなたは日頃からオタクを目の敵にしてオタクの話だと蔑視攻撃的なツイートする人に見えます私には。

あなたの”倫理”なんてなおさら全然広く共有できる代物でなくないですか。

当人にその自覚もなくむしろ自明絶対ルールだぞ」ぐらいに勘違いしがちだからこそ”倫理”はあてにならないんです。


noemi_itoh 明確な基準を示さないのは自分の頭で考えろという意味で、表現規制しない為なんだよな

2019/11/06

絶え間ない攻撃不利益の予告をしながら「自分で考えろ」というのは

要求が金品であれば脅迫ですし

要求自分の気に入る表現であれば規制です。

そんな詭弁看破されないと信じて鼻息が荒いのは滑稽です。


とりあえずこの御三方と星つけた人たちの論理でいけば

あいトレへのクレーム圧力不利益の予告は「自分で考えることを促していただけ」「倫理の話をしただけ」「規制正反対」なんですね?

どんな圧迫を加えても「規制」とさえいわなければ規制ではないのだと。

ひどい言い逃れです。

がっかりしました。


5.追記

Cunliffe 「「倫理」とかい恣意的に内容決められちゃう基準規制出来たら弾圧国家」なんでいきなり「国家」に飛んじゃうのかねえ。「国家」が「倫理」を押し付けてきたらわたしゃ反対するよ。

2019/11/06

私もあなたと同じく国家倫理押し付けてきたら反対しますけど、

あなたと違って一部市民倫理押し付けてきても反対するんです。

いや、あなただって押し付けられる側に立ったと感じたら絶対反対すると思いますけどね。

自分押し付ける側でいる限りは「倫理」という一方的絶対価値曖昧非難OKなんだから

客観性を持てず自分欲望にだけ甘いというだけじゃないですかそれは。

2019-10-12

民度が低い話の続き

https://anond.hatelabo.jp/20191012161120

の続き

本誌連載一話目からずっとアンケ出して単行本買って毎週感想考察を楽しんでいたのにアニメ化してから本誌感想検索するとアニメ新規原作未読勢の原作既読者への「死ね」とか「殺す」とか「クソ」とか罵詈雑言がすごくて気が滅入る ネタバレ踏んだまでは百歩譲るとしていや原作を買えやと許す気にもなれんが付随するのが死ね殺すだよ そこで読者への殺意が湧いちゃうんだ、原作の購入意欲じゃなくて…すごいな、僕にはとてもできない

ネタバレ配慮しない人が多すぎ民度が低くて引く」「鬼滅で検索したら/二次創作漁ったらネタバレくらった」

被害者のような言動をしてるが単行本も本誌のバックナンバー電子で買える今の時代原作未読のまま原作読者のせいでネタバレ踏んだ!って騒ぐの、よくよく考えると分からない、謎だ、これってトリビアになりませんか?

消費者からすれば訳が分からないよな、なんできちんとお金を払って楽しんでいる側が責められなきゃならないんだ…? 理不尽殺意地雷です

後半どんどん雑になっていくのはネタバレルート自業自得しろなんで被害を受けたと訴えようと思った?レベルに救いようがなくなっていくからです

地方から入荷遅い? 電子あるだろ インターネット見てネタバレ配慮しろとぎゃーぎゃー喚いてるのに電子版にアクセスできないわけもないだろうし…分からない…

何のサービスでも検索したらその情報が出てくるのは当たり前だろ お前は分からないこと知りたいこと気になったことを検索したらそれについて詳しい情報が出てきたことがないのか

二次創作って基本原作を知ってる人間がやってるからそこに原作ネタバレがあるのは当たり前だろ 二次創作二次って何の二次だと思う? 原作二次なんだよな 一次情報である原作ネタバレが含まれているのは自明の理だと思いませんかあなた

自業自得勝手に苦しむのはいいが一人で孤独に苦しんでくれ あなたのせいでネタバレ踏みました!って逆恨み呪詛をばら撒くな 本誌ネタ感想考察二次創作のせいでネタバレ踏んだ死ねとか言ってるお前のことだぞ

そういう輩を見るたびにこいつは原作に金を落とす気のないキッズ判別できるのはいいがアニメ化を機にこんな精神低年齢者に目をつけられてしまった原作不憫でならないんだよな 原作未読勢のせいで肝心の原作ファンが当初のように楽しめなくなってしまって本末転倒なんだよな 最初こんな言動取るのは中学生高校生だろまあ仕方ないかと思ってしまったけど中学生高校生ごめんな、普通に18歳以上とか成人済みの発言だったわ、世も末 ネタバレを死のように恐れるならそもそもインターネットをやるな いやその前に原作を買え 宗教上の理由でできないのか? 購入厨に先越されると悔しくて泣けてくるのか?

最初配慮してたけど4月から半年経っても原作漫画の一巻も買わない人間ネタバレのせいで漫画見る気萎えた!とか言うけどこれどのみちなんだかんだ言い訳して公式に金を落とすタイプ人間じゃねえんだわ、もっと早く気づけばよかった

インターネットのせいでネタバレ踏みました配慮してください人間原作を買ってないんだよな

原作を買う気のない人間のせいで原作買ってる人間が遠慮を強いられるのおかしな話なので無課金厨は配慮しろ

アニメ派に人権はあるけど自衛もしないできない無課金厨に人権はないよ

更に言うならきちんと購入して原作を支えているファン加害者扱いしてキッズ呼ばわりする側の方が読者の人権侵害しているよ

本誌も追わず単行本も読まずそのくせ自分からネタバレに繋がる検索をして死ねだの殺すだの不平を言って読者の足しか引っ張れないような奴は目を瞑ってどっか隅っこに挟まって口だけ開けて雨と埃だけ食って辛うじて生きててほしい


https://anond.hatelabo.jp/20191012162403

円盤買ってくれたり公式グッズ買ってくれるんならいいよ

というか円盤グッズ買ってくれるかもしれないしと配慮してきたよ

でも「お金いか原作買えない、アニメのみで楽しみたい」って言ってる人間を見ていくらネタバレ配慮したところで原作漫画の一巻も買えない人間漫画全巻より高い円盤を買ってくれるわけがいか無意味だと目が覚めた

原作は今後も買わないけど自衛はしているし円盤グッズは買っているという人間には謝罪する

2019-09-22

おじさん仕草

20代後半なんだけど、入ってくる新人に必ず聞くのが中高生時代に好きだったアーティスト

私はポルノグラフィティアジカンなんだけど、最近新人はセカイノオワリとかマンウィズ、あるいはバックナンバーを聞いていて、セカイノオワリならまだしもバックナンバーは知ってる曲一つもない!って興奮する。

空気を読んで?か知らないけどわれわれ世代の知ってそうなバンプとかラッドの名前を出してきてくれる人もいるけど、そうじゃなくてジェネレーションギャップをビンビンに感じたくていつも聞いてる。

ハマったポケモンの色とかもよく聞く。初めて触ったゲーム機DSとか言われると絶頂ちゃう

ただ、この話題、私は楽しいんだけど新人諸兄からしたら老害、おじさん仕草なのかなと最近ふと気づいてしまった。

自分けが会話を楽しんでいて、相手はそれに合わせているだけっていう状況、忌避してたつもりだったけど無意識のうちにやっててとても反省してる。

2019-09-20

anond:20190920014833

オタクはそう名付けられた時点で

アニメ映画の公開前日に並んで待つ奴

ブルートレインを御自慢のカメラに収めようと線路で轢き殺されそうになる奴

本棚にビシーッとSFマガジンバックナンバー早川の金背銀背のSFシリーズが並んでる奴

マイコンショップでたむろってる牛乳ビン底メガネ理系少年

アイドルタレントサイン会に朝早くから行って場所を確保してる奴

有名進学塾に通ってて勉強取っちゃったら単にイワシ目の愚者なっちゃうオドオドした態度のボクちゃん

オーディオにかけちゃちょっとうるさいお兄さん

こういった人達を、まあ普通マニアだとか熱狂ファンだとか、せーぜーネクラ族だとかなんとか呼んでる

までが射程に入っているわけで、

オタクマニアは違う」「あとからオタク範囲を広げた」というのはやはり後付けにすぎないよ。

「あとからオタクという言葉ネガティブ意味脱臭しようとした」なら同意するけどな。

2019-09-12

anond:20190912234219

決め付けではなくKKO立場を代弁するものがそう主張していることは増田バックナンバーをチェックすればわかることだが。

2019-08-12

追記あり古市憲寿さんが芥川賞選考委員にいろいろ言われちゃってる件

10日発売の『文藝春秋』に芥川賞の選評が載っていて、二回連続落選した古市さんがいろいろ言われている。

候補作は単行本出版されているが、まだ読んでない。だが、高学歴なのにビルの窓の清掃員をやってる主人公の話で、参考文献が詳細にあげられているらしいことは、なぜか知っている。

参考文献については、前回だったか候補作の剽窃問題があって、その辺の対策らしいと噂されていた。

で、選評である

まず山田詠美はこう書く。“(参考文献の)木村友祐作「天空絵描きたち」を読んでみた。

そして、びっくり! 極めてシンプルで、奇をてらわない正攻法候補作よりはるかおもしろい”

候補作が真似や剽窃に当たる訳ではない。もちろん、オマージュでもない。ここにあるのは、もっとずっと巧妙な、何か。それについて考えると哀しくなって来る”


続いて川上弘美。“結論からいいますわたしは悲しかった。木村友祐さんの声がそのまま「百の夜は跳ねて」の中に、消化されず、ひどく生のまま、響いていると、強く感じてしまたからです”

古市さんのおこなったことは、ものを創り出そうとする者としての矜持にかける行為であると、わたしは思います


吉田修一。“本作に対して、盗作とはまた別種のいやらしさを感じた”

あいにく『天空の…』の方は書籍化さえされておらず入手困難であり、まさにこの辺りに本作が持ついやらしさがあるように思う。”


堀江敏幸。“他者小説の、最も重要な部分をかっぱいでも、ガラスは濁るだけではないか”(原文では「かっぱいでも」に傍点あり)




要するに、古市さん、文芸誌掲載されたが出版されていない佳作を探してきて、うまいこと翻案して小説書いたようである

いや、具体的にどの程度の参考具合なのはかめてないので、なんとも言えないが、当代きっての作家先生方が、かなり憤っておられるようなので、相当なものなんだろう。

是非比較して見たいところだが、「参考文献」の方は、『文学界2012年10月号、だそうなので、確かめるには、図書館バックナンバーを出してもらうしかなさそう。

にしても、古市さん、お忙しそうなのに、純文学文芸誌まで必死にあさって「参考文献」集める努力は大したもんだが。

まあ「情報集め」は嫌いじゃなさそうだしな。

まさかとは思うが、担当編集者うまいこと見繕って選んだのを古市さんに読ませてるとか、そういうことじゃないよね?





参考文献問題に触れてない選評にしても、あまり芳しくない。

島田雅彦曰く“ナルシスト的私語りが中心で、リアリティ構築に必要な細部も情報パッチワークに終始しているのが気になった。”

宮本輝は“他の登場人物たちがみな類型の寄せ集めなのだ。”

どうやら評価したのは奥泉光だけで、“今回自分が一番押したのは、古市憲寿氏の「百の夜は跳ねて」だったが、選考会の場で評価する声はほとんど聞かれず、大分弱った”そうである

“外にあるさまざまな言葉コラージュして小説を作る作者の方向を、小説とは元来そういうものであると考える自分肯定的に捉えた”そうだ。

ここには、小説における“オリジナリティ”とは何か?という問いが含まれている。

ま、小説なんてそもそも「すでにある言葉」の組み合わせでしか書けないじゃん、というのはある。

で、ありものコラージュでも新しいものが生まれればいいけど、山田詠美は「参考文献」の方が「はるか面白い」って言ってるしなあ。

吉田修一は、「参考文献問題」以外にも手厳しくて、“凡庸差別的価値観主人公小説で書いてもいいのだが、作者もまた同じような価値観なのではないかと思えるふしもあり、とすれば、作家としては致命的ではないだろうか”なんて言っちゃってる。

これは、社会学者にして人気コメンテーター(タレント?)としての活動にも少なからず影響しそうな評価だと思うけど、ま、芥川賞の選評なんて、今時の世間に影響力なんかないのかな?




古市さんという人、本をちょっと読んだことがあるのと、時おりメディアでお見かけするだけで、どんな人か詳しくは知らない。

ただ、妙に芥川賞を取りたがっているらしいという噂は聞く。

なんでだろ?

“気鋭の若手社会学者”も“テレビ毒舌が人気の論客”も、実に空虚脆弱肩書きで在ることに、ご本人が一番気づいているということだろうか?

そこで、「学者として研究に力を入れる」ではなく、「いい感じの小説を見つけてきて、うまいこと翻案して芥川賞ねらう」って辺りが、実に薄っぺらいけど。

テレビ知名度得た人が芥川賞狙うって図式では、又吉直樹といつ成功例がある。

あの「火花」という作品が、そこまで傑作かどうかはともかく、この人は本当に、太宰治を筆頭に、文学というものが大好きで、おそらく文学に救われたという経験を持っていて、文学リスペクトしていることが端々から伝わってくる。

文学に対して真摯謙虚なんたろうな、と感じられるのである

片や古市さん、文学とか小説とか、本当にお好きなんだろうか?

あんまり文学とか語ってるのを聞いたり読んだりした印象がないのだが。

前回の選評では、「ナルシシズムが過ぎる」とか「自己肯定というより自己過信」とか、これまたかなり厳しい言葉が並んでいたと記憶する。

単なる自分語りの舞台として小説を選んでいるのだとしたら、ずいぶん旧い、日本文学における「私小説偏重文学観をうすっぺらくなぞっただけかもしれないが。

なんだろうなあ?

社会学者コメンテーターも、ありもの言葉を組み合わせつつ、持ち前の地頭センスと要領でなんとなく現在地位を掴めちまったっぽいだけに、「小説? これくらいなら、ボクでもかけるじゃん」とか思っちゃったんじゃないかなあ、という疑いを禁じ得ない。

で、今後も小説は書いていかれるんだろうか?

追記

えらくブクマついてる。文藝春秋なんて読んでないけど、中身は気になるって人は多いのかなあ、と思ったり。

「参考文献」の著者、木村友祐さんがtwitter発言されておられるので、追記しておく。

本件、「古市さんが窓拭きに興味をもち、取材依頼があり、応じました。窓拭きの達人を紹介しました。古市さんはその取材をもとに書いてます。」そうだ。

選評からの推測で「翻案」などと評したのは、勇み足だった。

お詫びしたい。

なお、「窓拭きの細部以外は、ぼくの作品古市さんの作品は別のものです。そしてぼくは、〝知名度がないゆえに作品を利用されたかわいそうな小説家〟ではありません」とのこと。

にしても、選考委員先生方は、どの程度経緯をご存じの上で選評を書かれたのかは分からないけれど、えらく憤っておられるようで、なにがそんなに山田川上吉田各氏に火を着けたのか、検証してみたくはある。

二冊並べて売ったら、「出版ビジネス」としては面白いと思うけど、難しいのだろうか。

2019-07-21

Spotifyかいうの神サービス過ぎないか?はよ教えろ

ありがとう増田 https://anond.hatelabo.jp/20190721201513


お返しに俺も良いこと教えてやるぜ。

絵柄コピーがヤバすぎて単行本が出ない一八先生だけど、今はキンマWEBで連載されているかバックナンバー普通に読める

2019-07-17

anond:20190717214449

そこそこ有名な話で、平成の頭ごろかな

芸能界で男が穴掘られるテーマ小説同人誌むちゃくちゃ増えてた

週間実話あたりのバックナンバー見てみたら載ってそう

野口五郎とかの世代ってそういう話なかったっけ?

2019-07-05

ヤングジャンプ定期購読デジタルかいうクソサービス

https://www.youngjump.world/

サービスとの比較

コミックDAYS…月額960円講談社系の漫画雑誌13誌。直近の数号分は読める。

マガジンWALKER…月額500円。角川系を中心に他社もふくめて漫画雑誌数十誌と一般誌多数。今号と前号のみ読める。

ジャンプ…月額900円。週刊少年ジャンプ月刊ジャンプGIGA。定期購読開始後のバックナンバーはいつでも読める。

ヤンジャン…月額1300円。週刊ヤングジャンプのみ。過去一年分のバックナンバーのみ読める。

集英社、頭おかしい。

集英社は早急に「集英社漫画雑誌ぜんぶ読める+バックナンバーは前号まで」で月額1980円のサービスを作れ。

そして角川は講談社に頭を下げてコミックDAYSアプリUIマガジンWALKERでも使わせてもらえ。

いったいいつになったら集英社講談社小学館秋田書店角川で合同の漫画雑誌定額プラットフォームができるんだろうな。永遠に無理か。

2019-06-03

anond:20190603103926

創作ネタに幅広い科学知識が欲しい

ということならば「日経サイエンス」を定期購読すれば良いと思う。

図書館に行けばバックナンバーが1年分くらいはあると思うので読んでみて。

http://www.nikkei-science.com/

大学は専門が限られてしまうので、幅広い雑学知識を得るにはちょっとむかないと思います

ごめん、よく読んだら

科学キャラを出したけれども研究描写ができない」とか「高度な文明を出したけれども科学技術描写できない」

みたいな悩みですか?だったら

https://kaken.nii.ac.jp/ja/

ここで検索してヒントにするといいかも。で、キーワードが大体掴めたら

キーワード   filetype:pdf  site:ac.jp

などでググれば学生向けのプレゼン資料などが出てくるかと思います概要ザクッと知るのに便利です。

あとは英語でよければ物理数学論文はだいたいここで読めます

https://arxiv.org/

執筆活動頑張ってください

2019-05-16

anond:20190516002126

チャレンジ進研ゼミ)やれば?わかりやすいよ。

受験ときに急に国公立に志望変えて、数学からなすぎて中学チャレンジからまとめて解き直した。とりあえずページ進めればなんとなく全体おさらいできて良い。

そのときバックナンバー買えたんだけどいまってどうなんだろうな~

2019-05-10

文系学問において資料実在証明するものとは何か

久々にビッグ研究不正ニュースktkr

ということでキリスト教思想史研究やってた人が研究不正で懲戒解雇された件について、報告書に目を通した上でちょっと書きます

今回調査委員会被告発者に求めたのは、以下の項目でした。

この「写し」というのはどういうことでしょうか? 資料のもの調査委員会が求めなかったのはどういうわけでしょうか?

歴史学者にとっては常識なのですが、他の分野の人にとってはどうかわからないので、解説してみます

そもそも文系はどんな材料を使って研究してるのか

これは人というか研究分野によるので、安易なことは言えません。文学哲学社会学人類学歴史学言語学とでは使う資料がぜんぜん違います

で、この被告発者の研究手法は、近現代を扱う歴史家の多くが採用している手法だと思います近現代史を扱う人たちは、

を主に史料として使います(「史料」ってのは、歴史を記録したナマの資料のこと。「資料」と呼ぶと後世に書かれた二次文献なんかも含む)。あるいは、上に書いたようなものをまとめて出版した本とかを使います

これらの史料の特色とは何か……それは、

ことです。

公文書館というのは、「お役所の書いた書類を保管しておく施設」のことです。これはどのくらいかというと半永久的にです。普通文明国ならどんなに細かな書類でも公文書館に保管されていて、(民主国家場合は)数十年して機密解除されたり(独裁国家場合は)体制崩壊して民主化したりすることによって「申し込めば誰でも読める」状態に置かれます。これによって我々はソ連時代領収書なんかをロシア公文書館で読むことができるわけです。ソ連ですら公文書を保管して後世の我々に見せてくれているというのに……いや、これは余談でした。

当たり前ですが、それらはその国(あるいは地方)の公的な記録であって、自分のものにして持ち帰ったりすることはできません。ではどうするか。多くの歴史学者

などの手段史料を入手して研究しています(ちなみに写真撮影もカネを取る公文書館結構ありますね。日本だとどうなんでしょ)。

昔の人が書いたものも、本とかなら古本屋さんとかで流通しているのを買うことができるかもしれませんが、稀覯書でなかなか手に入らなかったり、古雑誌バックナンバーとか揃えるの無理ゲーだったりするので、図書館に所蔵されているのを使うことが多いです。近場の図書館に置いてない? 相互貸借もさせてくれない? そういう場合は当たり前ですが所蔵している図書館がある街まで行きます。その図書館がある街というのが新幹線必要距離だったりパスポート航空券がないと行けない距離だったりすることも稀によくある(歴史学者研究費は旅費と本代に消えていく運命なのです……)。そして、辿り着いた図書館カメラをパシャパシャやったりコピーを黙々と取ったりするわけです(最近スキャナーが普及してくれてマジ嬉しい)。

なので、調査委員会は「一次資料の写し」を求めたわけですね。たとえ彼が清廉潔白研究者であったとしても、一次史料原本なんてふつうは手元にないわけですから

しかし、本来、彼は「一次資料の写し」を提出する必要などありませんでした。自分論文を黙って調査委員会に提出すればよかったのです。なぜでしょうか?

ここで、もう1つの大事な話をします。

文系に「実験ノート」はない

もちろん分野によります心理学みたいに人を対象とした研究だとしっかり実験ノートつけるように言われるかもしれないし、考古学とかは発掘時の状況を克明に記録しておくことが重要だったりするかもしれない。でも、少なくとも近現代史みたいな分野では、実験ノートをつける、という習慣はありません。

私は一度も、理系で求められるような意味での実験ノートを書いたことはないし、書けと言われたこともないし、書いていないことを理由に責められたこともありません。もちろん史料ノートに筆写したりはしていますが、そのノートだって別に厳密なものではない。普通研究においてノートは使いますが、それは高校までのノートと一緒で、鉛筆で書いてもいいし、好き勝手なやり方で書いていいし、なんなら途中で破ったりしてもいいごく普通ノートです。最近ノートじゃなくてパソコンとかを使って研究上のノートを取ってる人も多いんじゃないかな(手書き疲れるもんね……)。

なぜか? と言われれば、

です。

まり、「もとになった資料」というのは、理系のように自分実験室の試験管の中にしかないものではなく、別の誰かが保管してくれているものなのです。

理系学問において標準化された改竄不可能な形で実験ノートをつけなければならないのは、自分実験室の試験管の中にしかオリジナル資料がないからですよね? しか文系場合は、少なくともここまで説明した近現代史場合は、オリジナル資料はどこかの政府管理している公文書館とかどこかの大学図書館かに保管してあるわけで、そこに辿り着くまでの情報さえ明記してあればそれで十分なのです。これはドイツ連邦共和国ベルリン連邦文書館の何々というファイルに保管してある何というタイトル史料だ、とわかれば、チェックのためにはそこに見に行けばよいし、これは19世紀に書かれたほにゃららという新聞に載っていた記事である、と書いてあれば、その新聞が所蔵されている図書館を探して読んでくればいいわけです。

なので、別にどんな方法ノートを取ろうが自由なわけですね。最終的に読者がその元になったデータを見つけられるようにしておけばいいわけから

ゆえに、歴史学論文や著書には膨大な注がつけられます引用した史料のそれぞれについて「どこに保管されている史料なのか」「なんという本の何ページに書いてあることなのか」ということを書かないといけません。

なかには、史料自分の手元にある場合もあります。多くの場合それは「昔の人が出版した商業出版物」なので(たとえば、極端な例ですが『わが闘争』)、他の誰かも持っていることが多いです。もしそういう史料捏造とかしちゃうと「俺もこの本持ってるんだけど、お前が引用してる箇所見つからなかったよ?」という怒られが発生します(なお、捏造ではないですが誤訳指摘は受けたことがあります。コワイ! でも覆面査読なのにこの文献の誤訳を指摘できるってことはあの人しかいないじゃん……ってわかっちゃう! 文系世界基本的に狭い!)。「むっちゃ少数しか発行されなかった自費出版の本」とかが典拠になっている場合もあります。こういう史料典拠にするのも仕方ない場合があるんですよ……典型的には、そこまで有力ではなかった政治家とか在野の知識人とかを研究したい場合、彼らが出してる本は全部自費出版というのがありえます(あと、言語学とかだと、たとえば与那国島方言研究したい場合に一番の参考資料になるのは与那国島のお年寄り自費出版した方言辞典だ、みたいな例がありまして……与那国町が進めてる辞書出版プロジェクトむっちゃ楽しみ)。ごくごく稀に、古本屋歴史上の人物が書いた手紙の山をまるごと購入できた、みたいな奇跡があって、モノホンの一次史料研究個人の所蔵になっている場合があります。これはねえ……もう本当に個々の研究者の良心を信じるほかないよね……若手研究者だと色んな大学を移り歩くこともあるだろうから所属してる大学図書館寄付しろとも言えないしね……原史料出せって言われたときにすぐに見せられるようにしておいてね、定年退職するときは勤務校の図書館に置いていってよ、とお願いするくらいしかできない感じはあるよな……

さて、長々と書いてきましたが、要するに、捏造を疑われた研究者がきちんと注で出典を書いていれば、彼は論文調査委員会の人たちの前に突きつけて「ここに出典書いといたから、見に行って確かめてこい」と言えばそれで済んでいたのです(それが生データにあたるものなので。実際、今回の調査委員会ドイツに問い合わせたりしていますね)。もっと言えば、彼本人から話を聞く前に、調査委員たちはまず典拠との照合作業を行って、彼が誠実に引用したこと、つまり彼が研究不正に手を染めてはいないことを確認してくれていたでしょう――もしも彼が潔白であったならば。

しかし今回の件では、注に不備があったので調査委員たちは注から出典を辿ることができませんでした。そこで被告発者に「写し」を求めた結果、元となる史料そもそも存在しない、捏造されたものであることが判明したわけです。

注をしっかりつけろよ! まことにごもっとも。特に今回のケースは注の多い学術書であり、注の不備は申し開きができません。しかし、しかしです、この背景には、日本出版事情が絡んでいるのです。

「注がない本」問題

今回の被告発者は、学術書のほかに新書も書いていました。多くの新書には、参考文献リストはありますが注はありません。そして日本には、「研究者が書いた真面目な学問に関する本だが、注がない」というのが一定数あります(一応言っておくと、ここではauthor-date方式みたいな「厳密な意味での注じゃないけど、ともかくも出典を示す機能を担っているもの」も含めて注と呼んでいます)。実はこれ、文系あいだでも問題視されていることなのです。

文系学者が書いた学問に関する著書には、明白に書誌情報として区分されているわけではないですが、いくつかの区分があります第一にいわゆる狭義の「学術書」。むっちゃ小難しい語彙で書かれてて、先行研究とか新規性かに一言及して、参考文献を何十ページも載せてたりするやつです。読者は同じ学者、あるいはその卵。これで注を省くのは論外です。第二に「教科書」。これは学生さんとか初学者向けに易しく書き、内容には特に新規性を求められておらず、包括的な参考文献はなくとも読書案内がついていればそれでよし、という感じでしょう。注は別になくたっていい。

そしてこの2つのあいだには、「一般向け」という広大なグレーゾーンが広がっています

あなた読書好きで、少々お硬い本にも興味があるのなら、中公新書とか講談社選書メチエとかそういったレーベルを聞いたことがあるでしょう。岩波書店青弓社社会評論社といった出版社の名前を聞いたことがあるでしょう。実はこの辺、色々な種類の本が入り交じるグレーゾーンなのです。

これらのレーベルで真面目な学術書出版する人もいます講談社選書メチエでも、末尾にビッチリ注がついてたり参考文献リストがあったりするやつあるでしょ? ああいうやつ。一方で、こういうレーベル一般向けの概説書・入門書を書くことに使う人もいます。よく中公新書で、包括的タイトルで薄めの本を見ることがあるでしょ? 今回の『プロテスタンティズム』もそれですね。そして、一般向けの解説を書きながら、さり気なくその中で新しい見方提唱したりする人もいます学術的な新規性のある内容を、一般受けしそうだという理由で限りなく一般向けの本の体裁で書く人もいます最近のやつだと『姦通裁判』マジお勧め)。

さて、こういう本を出す上では、内容は著者の完全な自由にはなりません。編集者は、もちろん学術的に正しい内容を求めているのでしょうが、彼らにとって重要なのは「売れること」です。そのために「一般向けにもうちょっと柔らかい言葉遣いで書いてください」とか色々と内容に介入してくるわけです。文体くらいなら別に構わないかもしれませんが、彼らの中にはこんな要求をしてくる人もいます「注なんてつけたら一般読者に嫌がられます、注は省きましょう」

こうして生まれるのが、「学術的に新規性が高く面白い内容を扱っているのだが、注がない」という一般書の群れです。

もちろんこういった本にも参考文献はあり、「注はないけど、典拠を探しながら読めば典拠がわかるような書き方になっている」本もそれなりにあります(たとえば、はてな太郎の説によれば、と本文中に書いてあれば、注がなくても参考文献リストはてな太郎が書いた『増田研究』という本を探し出せる)。ただ、やっぱりそれは注がある文献の出典表示の厳密さに比べれば一段劣るわけです。

これに関しては、研究者も出版社もそれぞれに問題があります研究者サイドは簡単に「注を省け」なんて要求妥協すべきじゃないし、そもそも「著書を出版する」ことが、博士論文を見るためにはわざわざ学位を授与した大学国会図書館に行くほかなく出版して書店流通させることが最も良い研究成果の流通のさせ方だった時代であればともかく、各大学リポジトリを持っていていくらでもディジタル研究成果を公表できる時代にあって本当に重視されるべきか考え直す必要があるでしょう(でも、欧米出版社でも学術出版は盛んなので、これは日本だけの問題じゃないんですよねぇ。今でもオックスフォードケンブリッジハーバードコーネルといった有名どころのUniversity Press学術書出版しまくってます学術書研究業績として重視されるのは人文系では割と世界標準なので……)。

一方で、出版社は注をもっと重視するべきです。というよりも、日本出版社やジャーナリストノンフィクション作家は注をつけなさすぎます。先日、ボブ・ウッドワードトランプ大統領についてのルポルタージュ出版しましたが、体裁も内容もおおよそ学術的とは呼べない一般書そのものの本なのに、きちんと出典を示す注がついていました。出版社は、学者に注を削れと言うべきではなく、ノンフィクションを書く作家記者たちに注をつけろと言うべきでしょう。

とはいえこれは一朝一夕はいきません。そもそも知の折り詰めである新書」という形態が割と日本独自のもので、そういう一般学術を橋渡しするレーベルが広く一般読者に読まれていることの重要性というもの鑑みると、簡単になくせとか言えません。私も色々お世話になってるし。人口1億人ちょいの書籍市場ではどうしたって限界があり、色々な本を出すのではなく折衷的な本を1冊出すのが経済学的には最も合理的という考え方だってあるでしょう。ただ、やっぱり一般書にも(それこそ講談社ブルーバックス岩波新書レベルにも)注を入れるようにする、というのは必要だと思うのですよね。

さてここまで「注がない本」問題について解説してきました。でも何が一番言いたいかというと、

注はあなたの身を守るためにある

これ。これに尽きます。注はちゃんとつけよう。もしもあなた捏造者でなくとも、研究不正をしていなくとも、実験ノートをつけない我々の業界において潔白を証明してくれるのは注だけなのだから。注だけが資料実在証明してくれるのだから。本の売上よりも、あなたの保身のことを考えよう。あなたが、部屋が汚いとかハードディスクがお亡くなりになったとかパソコンの買い替え時に行方不明になったとかの色々な理由で、史料の「写し」を紛失する日はきっと訪れる。そのときに、これまでのあなた研究の誠実性を証明できるのは、人文系学問においては、注だけなのだ

以上です。駄文に長々と付き合ってくださりありがとうございました。続きはanond:20190511125053で。

ブックオフで買った本に手紙が入っていた

 GWウィーク中は特にやることもなく、暇だったので何か本でも読んでみようと思いブックオフに行った。200円コーナーの棚から適当小説ビジネス書を買い漁り、家に帰って読むことにした。ベッドで横にながら、小説を読んでいたら、白い紙が落ちてきた。よく見ると手書きの字が書かれていた。

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 ○○ちゃん

この手紙を読んでるということは小説を読んでくれてるってことだよね?

この小説面白いでしょ。ぼくはこの小説が好きでぜひ○○ちゃんに読んで欲しいと思ったから、

プレゼントしました。読み終わったら、小説感想聞かせて欲しいです。

この前、○○ちゃんが好きって言ってたバックナンバー聴きました。瞬きっていい曲だね。

今度○○ちゃんの好きなパンケーキ食べに行きましょう。

では!

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おそらく○○ちゃんに読まれることもなかったであろうこの手紙を読むことになって、なんだか切ない気分になった。

ちなみにこの小説そんなに面白くなかった。

2019-04-21

旬が過ぎたはてブコメスターつけたい

DPZ一年前のバックナンバーを暇な時に読んでて、面白かった記事に他の人はどういう感想抱いたんだろってはてブを見ることがよくある。

すると共感したり、面白ネタだったり、スターをつけたくなることがある。

でも、なんかはてブスターってさ、その記事話題になってる時しかつけないじゃん。

一年前のどっかの記事自分コメに今頃スターつけられたら「こわっ」とか思っちゃう人多そうで、躊躇しちゃう

その辺どうよ。気にしないでじゃんじゃんスターつけていい?

2019-02-22

平日の日中に男一人で楽しめることを知りたい

有給をつかって、2ヶ月に1回くらい平日に自由な日を作るようにしている。

当方スペック

東京在住

・30台後半

・既婚、子あり

・平日は仕事ががっつり入っている(エンジニアではない)平社員

友達いない

・酒タバコしない

・舌は貧相。何を食べても美味しい。逆にいうと「誰かに言える美味しいお店」を知らない。

・土日は父親タスクがたくさんある

希望することは、せっかくの平日自由時間なので新しいことをやりたいのだ。

休みからといって家でゴロゴロはできない。(なんでいるの、帰ってくんな、といって蹴られるだけなので普通に仕事時間を使う感じで家を出たい)

仕事してればいいだろという提案NGだ。気持ちリフレッシュをしたいのだ。

こんな範囲

・あまり金をかけずに(1日で3000円〜奮発して10000円以内くらいのイメージ。だけど俺の小遣いが少ないのでそれくらいが「自分のために自由に使う」レベルだと思ってる)

・9時ー18時くらい(9時に新宿あたりからスタートして18時に戻ってこれる程度)

・心に新しい刺激を与えたい

この1年(有給は3回)でやったこ

・一人で朝一の映画:はじめて行った→よかった。心が動いた

一人カラオケ:はじめて行った→よかった。バックナンバーたくさん歌った

吉野家:10年ぶりくらいに行った→よかった。いつもはおにぎり一個とかだから

カフェパソコン作業(集中できないけどね)→まあ普通。そんなに心は動かなかった

ネカフェ:数年ぶりに行って漫画をたくさん読んだ→まあ普通喫煙席と仕切られてなくて残念。臭い店はもう行かない

銭湯サウナ都内普通銭湯。600円くらい。→よかった。サウナ&休憩で1時間半くらい入れて満足

ビデオボックス:はじめて行った→よかった。2回目からは感動がなくなった

パチンコ:負けた

献血:まあ普通

いま考えてること。

他に提案あればぜひ。

特に「はじめての何か」に挑戦してみたい気持ちが強い。

風俗(行ったことがない。お金かかりそうだし。でも最初の1回は緊張や未知の体験や怖いお兄さんとか出てこないかとか考えて心に刺激がありそう)

・知らない駅に行ってみる(よさそうなところあれば知りたい)

ジムプール

大江戸温泉

・思いつかない

2019-02-09

宇野常寛善良な市民)さんの歴史(1/5)

今私が非常に面白がっている人物宇野常寛さんという人がいます

この人はネット上でサブカルチャーへの評論を展開し、その文章を買われて(?)ライターとしての活動を開始、現在SFマガジンという雑誌評論ゼロ年代の想像力」を連載しており、オタク評論の新たな地平を切り開いた巨人東浩紀敵対したり、一緒に酒を飲んだりしています

要は上の世代にもある程度期待されている新進気鋭の評論家さんです。

その主張は苛烈で痛快です。「評論世界は十年遅れている」と言い放ち、その十年を取り戻す作業自分仕事だと宣言しています。上の世代評論家はすべて「現状認識できていないノスタルジー中年でもはや害悪」、萌えに耽溺するオタクは「『酸っぱい葡萄状態のどうしようもない奴ら」と無手勝流の撫で斬りで片っ端から斬り捨てます

この人の活動の遍歴をまとめてみると面白いのでは? と思いこの記事を書いてみました。

北海道にて全寮制の男子校に入る。ここでの経験がその後の宇野さんの方向性を決定付けます。元々オタク率が高い田舎進学校、加えて異性がまったくいない寮生活という住環境……。それは寮生の九割がキモオタという地獄絵図。ここで宇野さんは大嫌いなファンタジー小説新刊が出るたびにむりやり読ませられて感想を聞かれる、などの地獄のような責め苦を受け続けます富野信者サブカル系宇野さんには美少女ビキニアーマーを着て大冒険をするような話は耐えられなかったのです。

なぜ宇野常寛があれほどまでに萌えオタを敵視するのか? それはこの寮生活でのトラウマがすべての原因なんです。宇野さんが萌えオタを攻撃するのはこの頃の復讐なのです。

寮生の半分は卒業後に「引きこもりギャルゲーマー」になったそうですから相当屈折した人たちが集まっていたことが覗えしれます。そして、「恋愛したくてもできないかギャルゲーに逃げるオタク」をいっぱい見た宇野さんは「性愛コンプレックス」にこだわるようになります

同じ嗜好性を持つ人間がまったくおらず、一人で古本屋に行き「アニメック」のバックナンバーを買い集めていた宇野さん……。この時に趣味を共有できる仲間に出会えていればその後の人生は大きく変わったでしょう……。

この辺の話は旧惑星開発委員会コンテンツ「善良な市民のオタク黒歴史」というエッセイに詳しいです。

高校卒業し、宇野さんは寮生活から解放されて浪人生活に入ります。ここでどんな風に過ごしてたのかはあまり語られませんがPLANETS第四号によると「楽しすぎてさら浪人した」と書いてありますので、キモオタ軍団から解き放たれたのがよっぽど嬉しかったのか勉強せずに遊んでいたようです。

しかし、そこはやはり浪人生。二年間もの浪人生活でキャンパスライフへの憧れはどんどん膨れ上がっていきます。未だに「大学生活」や「サークル」に拘るのはここに起因があるとみて間違いないでしょう。

ところで思春期男子校で過ごし、その後二年間浪人……ってことは宇野さん、ヤラハタですか?

そして、立命館大学入学関西移住大学に入った宇野さんはサークル自己紹介名簿を見るのが趣味となり、サークル内での「立ち位置」や「キャラ設定」について考察するようになります。おそらくは自慢のコミュニケーションスキルを生かしてサークル貴族となり、カーストの下位にいる人間宇野さんによると「毎日辛いけどサークル抜けると友達がいなくなるから抜けられない人間」)を苛め抜いていたんじゃないでしょうか。

そして在学中、おそらく三年生か四年生の頃に「善良な市民」というハンドルネーム2002年1月に「惑星開発委員会」というウェブサイトを開設します。それまでのテキストサイト(単なる日常を痛々しいほどの過剰な修飾で必死面白話に仕立て上げようとするサイト)に違和感を持っていた宇野さんは一人ではなく友人を誘って複数人運営

主なコンテンツアニメ漫画作品複数人レビューする「クロスレビュー」、90年代サブカル文化人事件考察を加えて紹介する「惑星開発大辞典」、宇野さんが出会った痛いオタク面白おかしく描くエッセイ善良な市民オタク黒歴史」などです。

複数人運営していること、宇野さんの広範なサブカルチャーへの知識、ひたすら萌えオタを攻撃する芸風、まったく洗練されてないごちゃごちゃしたサイトデザインなどで話題になります

特に萌えオタへの強烈な煽りは当時のオタクたちを刺激し、某掲示板スレッドが立ち「萌えオタは現実逃避してるのか?」と論争が巻き起こるほどでした(当の宇野さんは萌えオタ批判は「過剰な方が面白いかエンターテイメントでやってる」と掲示板ネタバラシしていました)。

しかし、おそらくは就職メンバープライベートが忙しくなり、クロスレビュー更新することが難しくなります。また、萌えオタ批判マンネリ化し、一本調子になってしまい、読者にも飽きられ始めてしまいました。そうして宇野さんは更新への意欲を失っていき、更新を止めてしまます活動停止、実質の閉鎖です。最終更新2003年4月になっています

続き

https://anond.hatelabo.jp/20190205070002

2019-01-07

SPA!』(スパ!)はフジサンケイグループ出版社扶桑社から発行されている日本総合週刊誌である



1988年6月、『週刊サンケイ』(1952年産業経済新聞社から創刊)が産経新聞の題号変更(サンケイ産経新聞)に伴って、雑誌名・記事内容若者向けにリニューアルする形で創刊された。雑誌サイズはB5からB5変形に変更され、創刊からの号数(バックナンバー)は『週刊サンケイから承継している。

2018-11-08

新聞雑誌の有料記事

情報の取りこぼしがないように主要な新聞雑誌の有料記事見出しをチェックしているがどうしても確認したい情報存在しないことがわかった。私の場合、速報性の高い情報必要としないので数ヶ月に1度バックナンバー確認すれば事足りる。この方式を用いることで情報通信費を節約できる。

2018-10-16

三大・漫画雑誌定額読み放題サービスまとめ

サービス運営月額漫画雑誌バックナンバー備考
マガジン☆WALKERKADOKAWA500円40誌最新号とその前の号のみKADOKAWA漫画雑誌ほとんど取り揃えており、KADOKAWA以外の出版社漫画雑誌も一部取り扱っている。漫画以外の一般誌も読むことができる。
少年ジャンプ+集英社900円/500円2誌/2誌定期購読開始以降の全ての号週刊少年ジャンプ定期購読は月額500円、ジャンプSQ.定期購読は3ヶ月1500円(月割500円)、それぞれ増刊号も読める。
コミックDAYS講談社720円/960円6誌/13誌週刊誌は最新4号分・月刊誌は最新2号分月720円の「プレミアム」では青年誌が中心だが、月960円の「もっとプレミアム」なら週刊少年マガジンなかよしなども配信される。また漫画の購入に使える「ポイント」が毎月200ポイント貰える。
Komifloワニマガジン980円6誌最新号から1年前までエロ漫画専門サービスコアマガジン雑誌も一部取り扱っている。内容が内容なのでアプリがない。

Komiflo推し増田がいたので追記ときました。

2018-09-16

HUNTERXHUNTERに言いたいこと

連載再開する前に36巻出してよ

なんでよ

わずアングラサイトまで探しに行ったじゃん、無かったけど

 

今気づいたけどジャンプバックナンバー買えばよかったのか

多分Kindleジャンプ系のアプリにあるよね?

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