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はてなキーワード: マーケティングとは

2020-07-13

就活してたら自分がわからなくなってきた話

内容はタイトルの通りだ。

なんだかもう色々と疲れてしまったし、自分がなにをしたいのかもとうの昔に解らなくなった。

以下、駄文だけど簡単自己紹介

22歳、理系大学生大学都内の中堅レベル

元々、浪人して適当都内で遊べる理系大学、ということで選んだだけの大学なので思い入れもなんもないし、そもそも今いる学部だって正直なにも興味がない。機械やりたかったのに全く違うところにいるし。

大学生活はだらだらと、文系のように過ごしてしまった。いや、文系以下かもしれない。サークル一年で辞め、ぷらぷらと単位を落としつつ、人当たりだけはいいので友達に助けてもらってなんとか留年はしなかった。大学生活は女の子を落とすこと、車で遊ぶことに励み(全然容姿オタクだけど)、勉強はほぼしなかった。

まさにクズ理系の極み。

バイト適当にサボれてそこそこ稼げるところ、だからなんのスキルもない。もし、身についたものがあるとすれば、適当愛想笑いをし、適当に客の気分を取る。それぐらい。

趣味は車。金がかかる趣味代名詞とも言えよう。いろんな車を乗り継いで売って...というのを大体15台ぐらいやったと思う。仲間の輪は広がったし、たぶん一生付き合うなこいつらとはっていう奴らにも出会った。これだけは唯一大学生活で成功したことだと思う。

他にも、マーケティングだとか、そういうのがちょっとだけ興味があった...といえば聞こえはいいが、ただ馬鹿みたいに安い金額でモノが欲しい、ついでに稼げたらいいなっていう理由だけで労力をかけない転売まがいのこともやってる。中国とかアメリカから適当にモノを買ってきて、日本で捌く。後メルカリバカ安いのをヤフオクに流す。まあこれがそこそこの利益が得られるからって一昨年ぐらいからやってる。情報商材屋を嘲笑うぐらいの事は独学でできたと思う。

まああんなの全部胡散臭いけど。

さて、就活に話を戻したい。

元々ぼんやり就活院試で迷っていた。去年の11月はどうすっかな、ってマックの外でメニューどれにする〜駄弁ってるようなレベルインターン第一志望のインターンに参加できたし、ここ入れたらいいな〜って思ってた。

それが2月に入り、気がついたら3月の早期選考ラッシュの時期だった。この段階ではまだ早期どうなるかな〜って自動車系にエントリーをなんとなくしていた。

まあなんとかなるでしょwの感覚だった自分を悔やんでる。

4月採用中止の連絡が届いたり、不合格の連絡が届き始める。この段階で本命に落とされる。

5月大学も行けない。就活も進まない。不合格の通知がそこそこ溜まってきた。自分無能なんじゃないか?焦り始める。エントリーすらままならない。なにをすればいいんだ?

6月無気力。逆オファーアプリ選考の案内が来た企業に落とされる。もうダメだ。でも今年採用遅れてるっていうしな〜ってヤケになっている。

何もかもままならない。この頃には自動車以外のITとかも考えるようになってた。遅すぎる。俺はなにがしたいんだろう?

そして気がついたら7月大学が再開した。周りの友達はみんなホワイト大企業内定を持っている。院進勢は外部を受け始め結果待ち。対して自分はどうだ?なにも決まっていない、就活エントリーすら出来ていないし、院試勉強のために買った教材すら開いていない。マックの注文はレジ前でキャンセルした。就職が決まった人達内定先を聞いて回る。みんな仲がいいからすぐに教えてくれる。どこどこだよ〜だとか、あそこだよ〜とか。聞くたびに、自分無能だとわかる。

大企業エントリーはほぼ終わったし、一番あれだけ行きたいと思っていた自動車系にすら興味がなくなってきた。日に日に焦りが募るだけで何もしない。やるとしたら日々ヤフオクメルカリ監視。いつから自分はこんなにつまらない人間になったんだろう。もうなにがしたいかもわからなくなってきた。そもそもこんな自分を雇ってくれる、まともな企業はあるのか?

今日大学喫煙所で一人黙々とタバコを吸っていたらヒグラシが鳴いていた。

いいよな、セミ人生が決まってて。

うそろそろ夏がやってくる。今思うと、自分就活が完全に失敗したのは

無気力

計画

無頓着

の三つが起因していると思う。

ちなみに今日エントリーしたところから落とされた連絡がきた。

これはコロナのせいではなく、完全に自分責任だ。ただ、自分無能だと自覚させられるだけの就活

一番タチが悪いのは、少なくとも死ぬ気には全くならないこと。ぼんやりと、今でもなんとかなるだろうって考えている。だが行動は起こさない。

結局、全てが中途半端になっている。やる気も、行動力も全て中途半端。これはたぶん元々。それが今まで単に上手く行ってただけ。人当たりはいいから。

それなのに、自分だけは違うと思っていた。別の意味で周りと違う人間になったけど。

長々書いてきて、尻切れトンボになるけど今日はこれで終わり。ここまで書いてきて、さらに一つ分かったとすれば、自分には特技はなにもないし、やる気も続かない、とてもつまらない人間だということ。

社会から見ればこんなの、無気力、無価値だとか評価されると思う。ものすごく妥当

今日は家に帰ってからヤフオクに投げる商品アップロードして、タオバオebayの進捗状況を見守って寝る。

最後に。

タオバオでモノ買う時は650元以下にしないとAsiax通されて通関手数料バカ高くなるから気を付けろよ!軽かったらEMSを使おう。デカかったら4pxで涙を飲もう。







常磐線でこれ書いてて辛くなってきたわ。

はてな匿名ダイアリーでやってるあたりも”逃げ”なんだろうな。俺の人生のもの

2020-07-12

anond:20200712094438

実際に訴えられてないってことはレビューの一環として認められてるってことだろう

炎上商法悪名無名に勝るってマーケティングの考えもあるしな

2020-07-11

anond:20200711162826

今日女性向けと銘打たれているコンテンツって作る側も腐向け二次創作が発生する事をある程度予想して作ってるし、

男性向けでも同様にマーケティングとしてエロい目で見られる想定で作られてるので、

キャラ性的な目で見ることそのもの邪悪みたいな元増田の言い分はあんまりしっくりこない。

こういう「意図しない感想をもらって私傷付きました」の方が分かる。

2020-07-10

anond:20200709221046

今の時代は、SNS就活とか言うて、若者煽りインターンしろよとか。或いは、マーケティング会社が上澄みをかっさらう感じ。だから、3年ROMってたらいいと思う

2020-07-08

なんでまたプログラマ入門とかやってんのかしら

5月くらいにもやってたよね

スクールマーケティングか何かなの?

2020-07-07

女性向けコンテンツ」が辛くなった話

僕は昔から現在にかけて「男性向け・女性向け」ジャンル作品/コンテンツを両方それなりに摂取している。

良い作品は男女関係なく楽しめる物だ。



しかしその過程で僕は「女性向けコンテンツ」に辛さを感じるようになった。この記事ではその話を綴っていこうかと思う。



ただ僕は自分自分の首を絞めるオタクであったというお話だ。

体験気持ちを具体的に述べてくのでちょっと長い。時間が余った暇つぶし程度に読んで欲しい。




自身オタクコンテンツかどうかに関わらずあまり物に男性向け・女性向けをつける必要はないと思っている立場だ。

何故なら、それを好むことに生まれ持った性別など関係無いし、実際(特に最近では)その表記関係なく両方の性別人間が楽しんでいるコンテンツは多くあるからである

しかしながら、両方を楽しむオタクをやっていく中で、この表記必要不可欠かどうかは置いといて、"正しい"ものではあるということをひどく痛感した。



僕は小さい頃からジャンプ特撮美少女深夜アニメを楽しんできた主に男性向け作品を楽しんできたタイプオタクだ。

そんな中女性向け作品に初めて触れたのはアニ横学アリといった人気もクオリティも高い、男性が楽しむにも敷居が低い少女アニメである

この程度ならば多くの人が共感する作品・思い出があるだろう。


そして本格的に女性向けコンテンツに手を出したのは恋愛シミュレーションゲームにハマっていた中高生の頃だ。

この頃は有名どころのギャルゲはそれなりにプレイしていて、それまで感じたことのなかった二次元キャラ自分との奇妙な関係性に衝撃を受けていた。しかギャルゲ黄金期とも重なり良質なストーリー作品にも恵まれ尚のことギャルゲにのめり込んだ。

そんな中ひょんなことから乙女ゲームである緋色の欠片」というゲームを知る。



そしてこのゲームと会ったことが、僕が自分の首を絞め続けることになった元凶となる。



きっかけはYouTubeに上がっていたMADだ。その頃ハルヒ銀魂にハマってた僕は、杉田さん経由でたまたま緋色MADを見かけた。初見は正直MADに組み込まれていたセリフで ああ乙女ゲーム(笑)とはなった。しかギャルゲもやり尽くした感があった頃だった事や、犬夜叉彷彿とさせる世界観に興味を持った事(結局全然違ったが)、ストーリー面白そうで公式サイトを見る限りドストライクの女キャラがいた事もあり購入を決意した。

で、やった。

めっちゃ面白かったしバチクソ泣いた。

ストーリー面白さもさることながら、女性向けという感じはあまりしない絵柄やキャラデザ、(描写賛否あるものの)バトルも多いので馴染み易かった事、女性キャラ結構出てくるので読みやすかった事、美鶴ちゃん、など多くの要因が重なりあまり女性向けゲームという印象を強くは受けず、かなり楽しめた。あと中二病的固有能力設定にどハマりした。家で手に紋章とか書き込んでた。俺も風を操って真空の刃で敵倒すんだ妄想を授業中してた。



さて、ここで僕は「乙女ゲームも意外とイケるじゃん…?」という心境になった。そして他にもないかなと探し始めたのだが、まぁなかなか緋色並みにバチんと第一印象でくるゲームが見つからない。同じ絵師ゲームもあったがこちらはちょっとキャラデザと設定がやろうと思うに至らなかった。結局、探していくうち絵柄と設定があそこまで俺的敷居が低く印象が良いものは稀だったんだなと知った。

乙女ゲームという俺の中では手を伸ばすには異端ジャンルをやる上で、それを乗り越えてでもやりたいと思うほどの第一印象大事だったのだ。

(あくまで僕の"第一印象"の話なので勿論神ゲーはいくつもある)



緋色たまたまだったのだ…と思いつつ緋色面白さを引きずっていた僕は、今までのオタク活動もそのままに緋色の新展開や新作乙女ゲーム情報を細々と追っていた。



さて気付かぬうちに首を絞め始めたのはこの辺りからだ。



この頃展開していた緋色コンテンツは主に続編ゲームドラマCDアニメである

この中でこの記事として特筆すべきはドラマCDである

ドラマCDギャグ展開のものが多く大いに笑っていた。しかしたまに挟み込まれ恋愛要素や女性向け的台詞にうん…みたいな気持ちに僕はなっていた。

今思えば、いや今思わずとも、当たり前に当たり前の要素ではあるのだがなんか違うんだよな〜などと思っていたのだ。そもそもゲームにもそんな要素は当たり前にあった筈なのだが、出来上がったシナリオ必要不可欠な要素の一部として享受していたんだろう僕は、そこを強調されてもみたいな気持ちだったのだろう。

でもまぁこの時の僕はちょっと違和感程度で意識するほどは思ってなかったと思う。



そんな中、「夏空のモノローグ」という乙女ゲームが発売される。

緋色以降結局プレイに至るゲーム緋色の続編である蒼黒しかやってなかった僕だが、このゲーム広告一枚絵に衝撃を受けた。

儚げな少女普通男子高校生が佇む、爽やかでありつつどこか俺がのめり込んできた泣きギャルゲを感じさせる絵。

これは良いぞと公式サイトを見た。キャラデザ、ストーリー、沢野井…これは俺でもイケる、絶対面白いとそう思った。

また僕がその公式サイトを見たのは発売直後だったのだが、そこにはシナリオライターが発売に寄せる文章も載っていた。

そして多分これが1番の決め手になったのだが、そのシナリオライターめちゃくちゃ見たことのある名前だったのだ。それは緋色ナンバリングタイトルである翡翠リメイク公式サイトで見た名前西村悠さんだった。

翡翠リメイク公式サイトにて西村さんがこのリメイクにかける想いをとても丁寧に具体性を持って綴っていたことはかなり強く印象に残っていて、とても誠実に物作りをする方だなと思ったことを覚えていた。

から、この夏空のモノローグという作品には信頼を置いていいと強く思い、購入を決意した。

とにかくこれぐらい強く想わない限り女性向けゲームに手を出せなかった僕だが、結局この夏空は神ゲーだった。


シナリオ音楽背景etcが神なのは前提として、この記事的にいうとゴテゴテしてないキャラデザと馴染みやすい絵柄、恋愛を主軸としながらも木野瀬をはじめかなり共感できるキャラクター達の葛藤…など、これもまた女性向けゲームという敷居を低く感じさせる作りで、とてもハマった。

スタッフブログにて登場するディレクターシナリオ西村さんが男性だったのも馴染み易かった一因かもしれない。


やっぱり女性向け作品でも良いのは良い…!そう想いを強くした僕だったが、ここで衝撃の事実を知る。


夏空のモノローグ、当時めちゃくちゃ売り上げが低かったのだ。


今でこそ根強いファンを抱えるこの神作品だが、恐らく乙女ゲームを求める女性ユーザーには第一印象は良くなかったんだと思う。何故なら僕がうーんと思っていた絵柄や設定こそが求められていたものだったからだ。

よってこれ以降、このブランドから夏空のような素朴な絵柄や雰囲気ゲームほとんど発売されていない。多分。俺基準かも。あったらすまん。



しか人間成功体験を忘れられない生き物で、男性向け作品に染まりきった僕でも楽しめる作品乙女ゲームにはある…!とかなりこのブランドの新作情報は追っていた。

何より、1人のキャラの格好良さや魅力や葛藤長編シナリオをかけて描写してくれる乙女ゲームという媒体は他の作品とは違った体験をくれるもので割と唯一だった。



結局僕が夏空以降にプレイした作品は、緋色ナンバリングタイトルである「白華の檻」と「Code:Realise」の2つである

どちらも同じディレクターシナリオライターが関わっており信頼のもと購入しそして信頼を上回る作品だった。

世界観ストーリー作品描写が本当に良く、根強く心に残る作品であり大好きだ。


しかしながら、正直絵柄はどちらも若干苦手で(いや勿論めちゃくちゃ綺麗で素晴らしいとしか言えないのだが)"女性向け!"と思うものだ。

内容も段々と女性向けだなと思う描写が増えた。

また他媒体展開においても、特にドリア(Code:Realize)は発売から社をかけて運営されていたのもあってか、女性向けに満足度の高いものが多く展開された。

ドラマCDの内容や商品展開や続編の展開では女性向けのコンテンツなんだという事を意識させられるものが多く、求めてないなぁ…なんて思ったし、リアルイベントなんかはもう完全にそうなのであー…違うんだよな…となった。


こうして夏空からドリアにかけゲーム内容も展開内容も段々と自分の求めてるものからかけ離れていくと感じていた中で、あぁ俺が求めてる作品はもう出ないんだろうな…どうして変わってしまったんだろう…と思うようになった。



そして割とマジで気がついてなかった、緋色から少しずつ感じていた違和感の原因に、ようやく気がつく。




そりゃ女性向けコンテンツからね〜〜!

お前が対象じゃ無いからね〜〜!

これ女性向けゲーム女性向けブランドから〜〜〜!




そうなのだ

…そうなのだ…。

そうなんだよな…。

いや勿論女性向けコンテンツ乙女ゲームということは分かっていたけれど、自分マジで対象外だったそうだったという当たり前のことになぜか気がついていなかったのだ。本当に。あれだけ女性向けは食指を伸ばしづらいと思っていたにも関わらず、だ。

なんか求めてないんだよなと思ってはいたけれど。そう…そうなんだよ…俺、対象外なんだよ。


作品がどれだけ僕にとって凄い良くて、取っつきやす作品性であっても、その後の展開はそりゃ女性向けに振るしそれが求められているのだ。何より夏空から段々とゲーム内容や他媒体展開の女性向け的色が濃くなったコドリアが圧倒的売り上げを誇っているのが何よりの証拠だ。



この事に気がついてから、コドリアプレイしながら何度「俺はお前達と少年漫画出会いたかったよ…」と思っただろうか。もしそういう環境下でこの作品が生まれていたらここの描写もっと違ったんだろうか、とか、俺はもっと楽しめていたんだろうか、とか、と。


まぁでも

恋愛要素抜きにしても少年漫画じゃ絶対こんなの通らないし俺も読まんと思う。

それが答えだ。


このゲーム達は乙女ゲームという環境下でこそ生まれた神作品だ。

物語の終わりが保障されていて、信頼のおけるシナリオライターが書いていて、キャラクター1人1人の良さをじっくり知れて、様々な男性キャラクターが主軸になりいろんな視点から物語を進めていけ、最高の背景や音楽の下、快適なプレイ環境でやれるのは乙女ゲームでありこのブランドならではなのだ



俺は本当にやるせない気持ちになった。

女性向けコンテンツ」辛…となった。


好きな作品マーケティング対象である事はよくある事だと思う。例えば僕は東映特撮も好きだがあれは対象子供だし、プリキュアおじさんなんて言葉は正にその象徴たるものだ。

けれどここまで対象外ということもあまり無いと思う。

こんなに良い作品でこんなに好きなのに、だ。


自身ゲームの内容に満足しつつもその後の展開には満足できず、その内女性向け色が強くなったゲーム内容も楽しめなくなってしまったのだ…。



まり

自分対象外のコンテンツを楽しんでおいて

自分対象外かチクショウ…

という



マジでただただ自分の首を絞める野郎という図だ。

俺が悪い。俺が悪かった…。


現在ではシナリオライターさんもブランドから離れていることも相極まって全く乙女ゲームには手を出していない。

好きになっちゃいけないのに好きになっちゃうみたいな悲恋エンドだからこんなん。




さて、


最近ではオタクコンテンツアプリゲームが主流になりつつある。

女性キャラクターが際どい衣装を着て出てくるゲーム男性キャラクター同士がクソデカ感情をぶつけるゲームなど、以前より更に男性向け女性向けという意識が強いコンテンツも多くなった。アプリ課金という性質から単発的娯楽を提供するものも増え、終わりなき物語が量産されている。

しかしながらそれと同時に、アプリという手軽さや物語が終わらないという解釈自由度が増した事により、男性向け女性向けに関わらずいろんな人が楽しむような時代になっているようにも思う。


また、僕の周りの友人達に割とそういう男性向け女性向けを超越するオタクが多くいた事もあり、やっぱり良いもんは良いんだよな…と改めて思っている。


けれど、(僕の場合は極端なコンテンツだったからというのもあるが) やっぱり男性向け女性向けという表記商売である以上正しいしある程度は必要なのだとも思う。




自分対象外のコンテンツとどう向き合うか。

大なり小なり様々なオタクがぶつかる問題だと思う。


自身普段出会うはずもない完全対象外の作品にハマってしまったが故の苦悩だった。

でも出会ちゃうもんは出会ちゃうし、良いもんは良いし、オタクは理性効かない。

この中途半端立ち位置に居がちなオタク達はきっと事象は違えどいっぱいいるし内に抱える問題はきっとまだある。

けど愛しちゃったかしょうがない。

コンテンツにそれだけの魅力があるのだから




【余談①】

尚僕は現在男性向けコンテンツに出てきた男性キャラクターに傾倒したりもしている。

でも別にそういうんじゃなく女性キャラクターも普通に好きだし、格好良いものは格好良いな〜ってやりたいだけなんだけれども。

ただこのキャラクター今は女性向け作品に主に登場するようになり「アッ!ン!!違うんだよな!!!」というのをたまにまた繰り返しているところだ。

でもそれを上回る満足度の高いコンテンツなのでやっぱり出会えて良かったなと思っている。

【余談②】

この記事とズレるので余談とするが、前々から好きだった作品最近別の層が流れ込みそこが消費者の主流になり、作品全体のターゲット層が変わり僕もターゲットから外れだしたという出来事があった。これもまたオタクが抱えがちな難しい問題である

作品の内容は(多分)変わらないので全然良いけれどね。

2020-07-06

🎋七夕を忘れるな💫✨

まだ商業の影響が薄い七夕を忘れてしまったら、もう行事とは季節のものでなく、マーケティングイベントのみになってしまう。

から七夕を忘れるな。

🔖🎋

2020-07-05

anond:20200705050925

お前いつも女湯に入りたがってるな

銭湯救世主かよ

公衆浴場(銭湯)の未来は明るいな > 増田においてのみ

公営私営普通浴場を合計した、いわゆる 銭湯(一般公衆浴場) は、現在4,293施設くらい

増田銭湯好きには本当に驚かされる

ビジネスチャンスかも知らんぞ

ものすごい銭湯好きの集まるインターネッツなので、今後のマーケティング活用されると良いだろう

契約自由の原則を頑なに無視

締約の自由

相手方選択の自由

内容の自由

方式自由

日本にあるものを頑なに無視

【2000件突破記念】これまでに投稿された「今日知った言葉」の一覧 (1/2)

anond:20180124172014 の続きから

恥かきっ子, 月狂条例, ヨクシラナイト, アルシコ, マンカストラップ, ムサコ, 裏ソフト, 畳語, 被服, 目からウロコ, コト消費, アルヴェル, ケーブルポルノ, Glitter Force, アホールド, パイパン, ドレミの歌いろいろ, スペンス乳腺, メッザーラ, ゆうた, eargasm, のっつのっつ, ポーランドボール, the best version of Benzema, グラインド, 偏差値BF, パスカル, beer bong, YouTuberベルト, ハイプマン, アタマコンクリ, ハローマック, トリテ, バブリネイル, JKリフレ, 偏, ブロニー, ツライチ, サイボーグ宣言(A Cyborg Manifesto), イキリト, エネme, ちやほや, falsies, アンブッシュマーケティング, 図書カードNEXT, 鬼電, 枝葉末節(シヨウマッセツ), バーナム効果, CBT, 金的の的とは, コンプレックス(誤った略語), プラヴォ・ヤズディ, レトロニム, エスカ・エズカ, オメガバース, ラッキールーザー, かまちょ, パーソナルスペースプライベートゾーン, スタン落ち, オキラ, カラスガリ, 激パ, METs, 寺畜, ギルフリー, R4S, ヤニクラ, 献辞, ばらし, 三次元顔形状データベース自動照合システム, 茅野外, コズク, 平日昼間問題, hurtbag, VAPE, ゴリラAIM, 社会人英語で, ベジョータ, ケルン, 最牛, スラントアイ, ピペド, パブサ, チョレギ, スビク・スブク, タケノコ剥ぎ, 竹の子族, トミノコ族, 自発, パイパン(鉄道用語), 勃鬼, 撮れ高, 無聊を託つ, 食べ付ける, タルカブル・タリカブル, ガクチカ, テンバガー, PrecursorとPrecureの違い, 間借りカレー, 風呂敷, スネップ, 昼職, LPD(Liquid Pantie Dropper), プルースト効果, P活, アイムソーリー法, 糟糠の妻, 勘助, サーフ&ターフ, うにく, ドメイン投票方式, ドシコ, オヤカク, rusty trombone, コウト, ゼロシコ, フィルターバブル, 6DoF, 344, quadrilateral, 少クラ, フルゴリラ, 愚の直行, チダオバ, K-NTR, ラーゴム, よかた, コバロリ, 女王陛下の仰せのままに, 魔女乳首, ローグライト, たまごニコニコ作戦!!, ねまる, エレオク, Mile-High Club, 持ち重り, 大腸内視鏡専用検査食, 閉塞性動脈硬化症(ASO), 末梢動脈疾患 (PAD), 間歇性跛行, gout, ポップコーンマッチ, wire-to-wire, 質問乞食, アイブラック, Cradle to Cradle, ご飯論法, アダルトマン将軍, マサラ上映, ヒデル, 負け絵文字, キチョハナカンシャ, ワダカルシューム錠, YDK, ハンロンの剃刀, ユニコーン系男子, Jigglypuff, ヘキ, 一日球迷, バ美肉, 筥, ガセグルメ, 信号無視話法, リクラブ, 精日, むずむず脚症候群, デューデリジェンス, ゲロビ, アウトパフォーム, バックウオーター, コアストーン, メロン肩, ダッドスニーカー, はいプロ, モナカ, ピカルディ終止, ハイブロー, ホマキ, ダエモる, もどリッチ, ジェンダーベンド, こわちか, らぶりつ, ペップトーク, フレーメン反応, デナリ, 容喙, ダブルアイリッシュウィズ・ア・ダッチサンドイッチ, アンクレイブ, Ermüdungsfraktur, ダークトライアド, 乙女貼り, オデキャラ, クリーンミート, 24-7, 尿潤, 日本五大昔話, 便雨, JOI, ワイ, Jackhammer, ペガサス野獣類, キャットコール, ゴメ忍, 女オタオタ, エプリー法, カエルコール, ワンコール, #WalkAway, ピボット, ピピット, チャック・ノリス真実, カンパ, 熱帯, ジャスタブル, たいぷはてな, 激アド, テレコ, しがむ, レンコン, ニワトリ なぜ 朝鳴く, シャネルの5番, オナラブル, ユリカモメの夏羽, カッティングエッジ, ヤブ医者, イカには心臓が3つある, メンブレ, buy the farm, vore, サビ, グリーンラッシュ, サイファイ, 稀代のじじい絵師, ガンプラクリアランス処理, オリンピックゴール, 月光族, 4列目の男, 酢飯, スー女, サカゼン, ゼロ打ち, ブラックオーシャン, シニシズム, KKO, IKKO, NIKKO, いなたい, 肉下, 時間薬, Aライン, エポニム, セレクティブ・エネミー, バタフライキーボード, フォトロゲ, キャベツ枕, しょってる, 最前管理, オーバーツーリズム, NSFW, 杞憂民, マンモグラフィー・サンデー, 現実カメラ, 大村寿司・ロンサンド・すぼ, Ta Ma De, ロクる, 吉牛, テトラ・プリズマ, デドラ・プリズマ, 也, Life is peachy, トリガミ, サッカーパンチ, ランカー, ヤーボイ, 平成ジャンプ, イレブンスリー, トムハ・トムヒ・トムホ, eyebrowslits, No Nut November (NNN), FANG, スナップフィット, 後方腕組彼氏面, 滑り台ヒロイン, チャヴ, あすなろ抱き, アメリカンスリーブ, アンノン族, 彩湖・道満グリーンパーク, エンカ, ハイク, カスハラ, イキリ骨太郎, 黒金, アゴアシ, ダイヤ, オフシール, whistleblower, FIRE, ぽわん袖, 兵庫北, ムーンショット, 黒科技, しいたけディテール, サブマリン現象, 没イチ, 「4Kテレビ」と「4K対応テレビ」, 囧, Wikipediaマイニング, ガシマン, パワーカップル, プノーロ, 着弾, ポイント・ネモ, "es Kashima, no Kashiwa", モクバン, ホロン部, 縦ピザ, 誠意, 攻殻立ち, 大虎, フロリダ, M式入力, ロミオメールジュリエットメール, AZIK配列, ロコ, マクガフィン, ケツが浮く, 増粘着材噴射装置, 怠ける権利, 8020運動, 大胆、大胆、常に大胆, ~〜, ホモランドセル, カチョエペペ, 残響系, ふるさと納税 3種の神器, ストックアプリシエーションライト, スティックのり, 総花, 以津真天, カッサ, 砂の壁, てぇてぇ, 剣とサンダル, プロタゴニスト, マチズモ, 同款, 天保山の戦い, 冷奴, シスコライス, wok, ブロートウェア, 親切遺伝子, フィンスタ, 高級黒, パネルマジック, ブクマ活動, 女子高卒とでもつ会社, 肉形石, upskirt / downblouse, シマニョーロ, 桐壺源氏, ナンバーワンナンバーツー, Labor and Delivery Nurse, 吠える40度, 立て直しは甘え, ブーブーライセンス, 普通事件, くしゃみ助かる, マロ, パスター, FAR&SURE, 8話, Tスピントリプル, 羊の交配, やっとかめ, 水カステラ, マニック・ピクシードリームガール, パグパグ, 腐り待ち, 灰皿ソニック, そしかい, ごきげんやっしゃ, AD, フラットアーサー, ソフラン, トナラー, タギー, トナーレ, ミリオンラーゲート, リーニングリバーストライク, WWO, 飽きた, 五目大, 行旅さん, エオカラー, CP(同人), Soulmate AU, カブトガニ, ヴャウォヴィエジャ, ファイナルガール, 絵馬, フォルダブルフォン, ハイポニキウム, よいしょ本, 叡智絵, ドリームキラー, レズ鍋式、ゲイ鍋式, サブ10, せんべろ, 大圏距離, 合併症, 妄想師, お約束影, HOXY?, 関東盆地運動, ポイ活, 天空アイドル, 鬼まんじゅう, フィジビリ, ヤゲン, ヨーロッパ, ひよこ女子, 盛り袖, クリーンハンズ, 改元難陳, ムービー銃, カーボラスト, シンシャンション, 鼠径部, エッチスケッチワンタッチ, ハンブル・ブラッグ, ユネスコサイド, 髪結いの亭主, MMT, もだもだ, ヒカセン, 996, マー活, Oh baby a triple!, 私設大本営, 120円する, 舌を越す, ズージャ語, バートルの分類{達成者、冒険家、ソーシャライザー、キラー}, 脳勃起, カナラー, PITマニューバ, メアリー・スー, 見せ槍, ワンシーズンワンダー, シャークティース, フラリーマン, インネパ, アナンダマイド, ブステク, B.V., 岸影様, マックワード, CASE, Nani the fuck, メルボルンシャッフル, 天皇決戦, モペッド, スウィートサイエンス, スカウサー, カーフレイズ, ヒットボックスポルノ, 感情失禁, 情熱ボタン, コットン・シーリング, マナー足, D10S, YP, 山本の木, 吟行(ギンコウ), 産み分けゼリー, DD論, ヒトトキ融資, つるみ, ginkgo, TWS, キイトルーダ, バービー, シャローフェイク, アークトメタターサル, バツシ, ファニーボーン, 一週間さん, 針聞書, 貢ぎマゾ, カトキ立ち, タミティー, 白ハゲ漫画, Watusi, 一眼鉄, アルファ商法, や人愚滅, Acadexit

詳細はこちからhttps://anond.hatelabo.jp/c/%E4%BB%8A%E6%97%A5%E7%9F%A5%E3%81%A3%E3%81%9F%E8%A8%80%E8%91%89

2020-07-02

anond:20200701175011

「今はまだ問いの出ない問題」ではなくて「今はまだ問いの答えが出ない問題」の脱字では?

              

問題として認識されておらず、問いすら立てられていない」という意図だったらすみません。でもマーケティングコンプライアンスの天秤については既に問題として広く認識されていると思いますので、脱字かなぁ、と。

              

(もとの論争を知りませんでしたが、丁寧に論点を切り分けて整理整頓してあって、興味深く読みました。)

anond:20200701175011

そもそも伊藤計劃以後」も「百合SF」も売り方でちょっと燃えたりしたんだから

ハヤカワは伴名練という作家に過剰な文脈を背負わせすぎなきらいもあり、それはあまりよろしくないと感じるが、『日本SF臨界点』は伴名練の作品批評ひとつとして見なすべきではないか

まあそういうところが燃えたんでしょと思った。

結局絵の部分は枝葉で、「伊藤計劃以後マーケティング」への反発と似たようなところがある

アンソロ編纂暴力性を孕んだ行為」、まあ正しいけどそれを納得させるには伴名練はまだ役者不足だった、にしかならないでしょ

anond:20200701175011

この表紙に噛みついている人にも、比較的穏当で理性的客観的立場で話している増田に対しても、変な"界隈"意識みたいなのが見え隠れして、申し訳ないが気持ち悪く感じる。

売り手は売りたい表紙やターゲットに合わせた表紙を作る。

買い手は自分の好みに合えば買うし合わなければスルーする。あるいはもっとこういう表紙の作品を買いたいと要望を出す。

それだけで良い話じゃない?

SF界隈全体としてこうあるべき! みたいなムラ社会じみた"界隈"意識がやたらと出てきて、SF自体はまあ好きだけど"SF村"に対して帰属意識を持つほどではないにわか立場からすると色々と理解し難い。

元の噛みついた人の意見も「女の子の表紙だと買いづらいかもっと持ち歩きやすものにしてほしいな」くらいの"一顧客としての要望"なら分かるけど、その域を越えた文句になってくると嫌なら買うなスルーしろしか言えないし、増田もっと議論を深めるべきと言っているが、マーケティング会議以上の議論必要話題だとも思えない。

"界隈"としてこうあろう、みたいなモノを決める必要があるのだろうか?


たびたび二次元コンテンツ話題になるような扇情的広告や表紙に対するバッシングみたいなものなら公的良俗の領域から議論が起きるのは理解できるんだが、今回はそういうレベルの話ではないし、もっとシンプルに売り手は好きに売れば良いし、買い手は好きになったものを買えば良いっていうそれだけの話に過ぎないと思うんだよな。

2020-07-01

SF小説の表紙はなぜキャラ絵ばかりなのか問題について

論争の概要

 ・あるSF編集者自分担当したアンソロジー本(『日本SF臨界点』と『2010年代SF傑作選』)の表紙を掲載し、そのツイートが広くバズった。

 ・それを見てある読者が twitter で以下のような発言を行い、反響を呼んだ。


「なんでSF小説とかアンソロの表紙って漫画アニメ絵女の子ばっかなの?恥ずかしくて持ち歩けないんだけど。自らターゲット狭めてマーケット小さくしてる気がする。(中略)誰も彼も「売れるから」で思考停止している気がしてならない。」


それに対して当該編集者がfusseterで以下のような反論を行った。

・「女の子」に関して

 ・イラストレーターには『性別指定しない抽象的なキャラクター像』で発注したもので、『女の子』ではない,

 ・キャラクターであることそのものに対する違和感にしても、少なくとも現場ではそういうものにしようという意向ではなかった。


・「恥ずかしい」に関して。

 ・特に若年層ではキャラ絵が「恥ずかしい」と思う感性はあまりないはず。

 ・キャラ絵が想像力を狭めるということはなく、むしろ想像力喚起するもの


・表紙に対する意見について

 ・表紙を描くイラストレーターたちにも評判を気にして傷つくなどの感情はあるんだから、そういう人に届く危険認識したうえでSNSを使え。

 ・意見自体勝手にどうぞ


・「アニメ絵女の子ばかり」ということに関して

 ・事実として違う(SFマガジンの書評欄に見られる書籍の表紙を引き合いにだして)。


・今回の表紙の意図について

 ・なるべく広い読者層へリーチしてほしかった。


論点の整理と意見

二者間で応答された論点は以下のように要約される。

 1.なぜSF小説・アンソロの表紙はキャラ絵の女の子ばかりなのか

 2.キャラ絵表紙に対する「恥ずかしい」という個人的感情

 3.マーケティングとして、読者層を狭めてはいいか


1.は事実認識としては適当ではない。ただ、主観的不正確な感覚でも、その感覚が広範に共有されていればシーンに対する認識としては強度を持つ。

たとえば、読者の記憶に残りやすい「目立つ」コンテンツの表紙にアニメ絵率が高かった(ように思える)場合、多くのユーザーは「表紙にアニメ絵ばかり」という認識を持ち、関係するアクターやシーンの振る舞いもその認識に沿って動いていく可能性がある。


ハヤカワは伊藤計劃の『ハーモニー』『虐殺器官』の文庫化の際に、伊藤計劃作品アニメ映画キャラデザを務めたredjuiceを起用した。ちなみに表紙に、ではない。本をすっぽり覆うタイプのオビにイラストを反映させたのだ。実質的には「アニメ絵の表紙になった」とみなされても仕方がないし、事実そのように勘違いしている人も散見される。


シライユウコイラストレーションに対するファンダム記憶伊藤計劃百合SFと密接に結びついており、2010年代の「気分」を確実に決定づけていた。

シライユウコが表紙を描くこと」は他のイラストレーターキャラ絵寄りであれそうでないであれ)が担当するより確実にある種の指向性を帯びやすい。

どういう指向性か、と問われるとなかなか言語化しにくいが、このイラストレーター伊藤計劃の『ハーモニー』の単行本版の表紙を担当したこと、伴名練のデビューである少女禁区』の表紙を担当したことライトノベル作家短編が多く採られた『ゼロ年代SF傑作選』の表紙も担当し『2010年代SF傑作選』がその「再登板」でもあること、百合SFブームを決定づけた『SFマガジン』の百合SF特集号の表紙も担当していたこと、等々から鑑みて、「百合SF」に代表される近年のSF代表するイラストレーターとみなされうる、といったところだろうか。

もちろん、シライユウコ上記以外にも多くのすばらしい仕事を残している。ヤングの『時をとめた少女』など『2010年代SF傑作選』よりも「少女性」が強い絵も描く一方で、円城塔の『エピローグ』(単行本版)やヴァーリイの『逆行の夏』などのようなさほど「少女性」が目立たない絵もある。

しかし、世間でのイメージを決めるのは結局バズった仕事だ。

そうしたイラストレーターが表紙を担当することで、某評論家のいうように様々な出自トーンを持つ収録作のイメージを一つのカタにはめることになるのは否めない。それはイラストレーターの罪ではない。


日本SF臨界点』に関して言えば、伴名練が編纂するということで『なめらかな世界と、その敵』での「キャラ絵の人物がアップになっている表紙」が文脈的意識されているのだろう。

『なめらかな世界と、その敵』の収録作はジュブナイル的な色彩を帯びた作品が多く、表紙の選択はかぎりなくマッチしていたと思う。だがその文脈を発表年代も書き手バラバラアンソロに持ち込むのは(表紙を決めるのは編集者なので作家ではなく編集部として)作品群を「私物化」、あるいは領土化する行為として糾弾されてもしかたがない。


とはいえアンソロジー編集するのはひとつ創作活動でもある。DJのようなものだ。どんな作品を選ぶか、どんな順番で収録するか、といったことが作品個々の印象や読み味を大きく左右し、「一冊」のイメージを決める。その点で、表紙を「私物化」するのも表現の一部であるかもしれない。増田個人意識としてはアンソロの表紙もまた(アンソロ自体のコンセプトにもよるが)「私物化」されるべきと考える。

ハヤカワは伴名練という作家に過剰な文脈を背負わせすぎなきらいもあり、それはあまりよろしくないと感じるが、『日本SF臨界点』は伴名練の作品批評ひとつとして見なすべきではないか

アンソロ編纂するということはそのくらい暴力性を孕んだ行為なのだ。「埋もれた作品を発掘する」などといった無邪気な善性だけで成り立っているものではない。作品について一切指向性を持たせたくないのなら、表紙をつけず、amazon あたりで短編単位ひとつずつ売るしかない。


2.に関しては編集者の反応があまり噛み合っていない。「恥ずかしい」と感じることはどこまでも個人的感情なので、「若者には違和感がない」と反論してもあまり意味がない。発端となったツイートで「恥ずかしい」に続く文がマーケティングの話なので、マーケティングの話をされていると思ってもしょうがないというか、増田普通に読んでればそう取ると思うが。

また、編集者立場としてはイラストレーターを守りたい気持ちで「いや、恥ずかしくないんですよ」と反論したくなるのもわかる。表紙についての議論をすることに対してやや脅迫的ともとれる言辞をしているのも、そうした仲間を守りたい意識のあらわれだろう。その判断編集者として間違ってはいない。


ともあれ、その人が「恥ずかしい」と感じたならば「恥ずかしい」のは仕方がない。また、読者や作家にもそうした感覚共感する人々が一定存在するようなので、そうした心情を斟酌しないのはいかがなものかと思う。最低でも文面の上ではそうした消費者感情に向き合うふりくらいはしておくべきではなかったか

Twitterではよく「表紙が恥ずかしくて買えないとかガキか」という意見が目にされたが、そういうマウントの取り方もよくないと思う。


3.については(元の発言者は重要視していないとしているが)完璧に食い違っている。片方は「キャラ絵にすることでターゲットを狭める」と主張し、もう片方は「キャラ絵にすることでターゲットを広げる」と主張している。百合SFブームを仕掛け成功させたことや、この論争がそもそも2010年代傑作選』と『日本SF臨界点』が"バズった"結果生じたものであることを踏まえると、(編集者もまたマーケティングプロではないにしろ編集者側に理があるように思える。

SFというものキャラクター文化親和的なのだから、そっち方面から開拓の読者を拾った方がよいと判断するのは筋が通っている。「キャラ絵で買わない新規消費者」より「キャラ絵がついてることで買ってくれる新規消費者」ほうを多く見積もっているのだ。興味を持ってくれる読者層を有効開拓してこなかった業界の怠慢を一挙に巻き返そうとしている節はあるにしろ


ある一定の方向へ突出しすぎている表紙を出すことでそれ以外の読者を切り捨ててしま可能性はある。たとえば、ライトノベルの表紙絵はキャラ絵を好む読者以外へのリーチをハナから諦めている。キャラ絵を用いてる点では『臨界点』と変わらないが、よりパラメータがいわゆるオタク寄りに調整されている。最近スニーカー文庫ハルヒ角川文庫から再発されるにあたり、有名ないとうのいぢの表紙から実写を用いたいかにも一般向けの表紙へ切り替わったことがあった。これは「キャラ絵を切り捨てる層」への訴求を試みた例だろう。

ハルヒのメインターゲットであった層を掘り尽くしたので、本来ターゲットにしていなかった層も掘る余裕が出てきたのだ。メガヒット作ならではの展開といえるだろう。


キャラ絵を用いた表紙と、写真を用いた表紙。

間口を広く取れるのは後者だ。特定の層により訴えるのは前者だ。

どちらを取るかは出版社戦略次第だ。ハヤカワが大手より体力の低い中小出版社であることも考慮にいれるべきかもしれない。


だが、特定の層に訴えるマーケティングときにその層に含まれていないと感じた消費者への疎外感を生じさせる。そのことには出版社自覚的であるべきだろう


より個人的感想

個人的感想をいえば、シライユウコ絵が「マンガアニメ的絵」だという意識はあまりなかった。林静一から中村祐介に至るイラストレーター系譜(もちろん彼らにくらべたらややまんが的ではある)に連なるような存在として認知していた。

臨界点』のイラストもそこまでキャラ絵として意識していなかった。「恥ずかしい」と感じられるキャラ絵とは、それこそライトノベルの表紙絵くらいのレベルだと思っていたのだ。

たとえば、『臨界点』がライトノベル的な表紙であったら、増田も「切り捨てられた」と感じたことだろう(それはそれとして本を買いはする)。

こんなことを萌え絵に対して不感症になっている典型的日本人の謗りを受けそうであるし、実際そういう面も否めないのだろう。増田はよくTwitterで論争になる公共の場所で広告に使われる萌え絵について「恥ずかしいだろ」と(その是非とは別のレイヤーで)思ってしまう人だ。本当に「恥ずかしさ」の基準はひとそれぞれだなと思う。

今回話題になった表紙が即女性に対するオブジェティフィケーションにつながるとは思わない。

一方で、キャラ絵を用いたSF小説の表紙が女性という表象にまったく何も背負わせていないとも思わない。本人たちが意図するしないにかかわらず、文脈的には「百合SFムーブメントを作り上げた編集者」が、「伊藤計劃百合SFSFマガジンの百合特集号の表紙を描き、百合イメージが強いイラストレーター」や「百合SFムーブメントの一翼を担った新進作家」と作ったものなのだ。人はそこに「少女」を見る。その「少女」は私たちの築き上げてきた「少女」のイメージを背負っている。そこに無自覚はいられない。

私たちはどのレベルの「恥ずかしさ」で合意するのか。SFという貧しく狭い領域マーケティングコンプライアンスをどう天秤にかけていくのか。

今はまだ問いの出ない問題だ。作家しろ編集者しろ読者にしろ、一個人ではどうにもならない問題でもある。

だが、他人の感じる「恥ずかしさ」を「時代遅れ」と切り捨てることなく、あるいは読者同士で向き合うことで、ある方向へ流れていけるかもしれない。そこから先は、未来の話だ。作家たちの語るべき領域だ。


余談。あるミステリ作家が「消費者意見に対して真剣に向き合わず、味方を囲い込んでる」と例の編集者にキレてブロックしたことについて。むしろ、fusseterの文面ではTwitterでの論争の不毛さに触れているように、犬笛にならないように注意を払っているように感じた。よくやるように擁護ツイートRT連発みたいな行為にも走っていないし。

個々のフォロワーたちが発言したり群れたりするのは止められないだろうし、それを「味方を囲い込んでる」ように見えたとすれば、多分に先入観が強い。

意見に向き合え」というのはその通りだと思う。本人がおそらく可能な限り真摯に向き合っているつもりなのはfusseterで重ねられるエクスキューズからも読み取れるが、だとしても人はどこかで何かから目を逸らしてしまものだ。当事者になればなるほど防衛機制は強まる。ただ例の編集者自分に対して意見を言ってくる人を尽く敵と見做して戦争しかけるタイプには見えないし、あの作家の言うことなら無碍にはしないはずなので、ブロックする前に意見交換を行なって互いの認知を均したほうが幾分有益であったはずだ。

この問題については意見を出してる作家業界関係者でさえ恐る恐るというか、批判しろ擁護しろ通り一辺倒のことしか言っていない印象がある。

その穏当さが党派的な対立を強めていはしないか業界トピックとして捉えるなら、公の場で作家同士でもっと突っ込んだ話し合いを行うべきではないのか。

2020-06-29

電通ってひょっとしてマーケティング下手くそなんじゃないの?

電通支援10%くらい売上伸びてるのかもしれないけど

「ははぁ電通案件か 絶対に買わんわ」って人たちが2~3割は居るから

差し引きではマイナスになってるような気がする

anond:20200629052833

尊重しない理由がわからない

増田意見に従った方がより良いマーケティング結果を得られるとかならば

その効果対象プレゼンすればよろしいのでは?

2020-06-26

anond:20200626111632

技術的な問題経済が鈍化しているというのは、正に、なんというかな、生贄探しみたいなもので、少なくともIT業界に関しては新製品というか新技術は、製品が出れば定量的確認できるものからこれは本当。技術的な嘘のもの投資してお金がということも、そりゃあるだろうが、いまは技術理由にできる都市ではない。100%?マーケティング側の問題

2020-06-25

結婚式価値はあるのか

ウェディングプランナー

結婚式でのアルバイト経験母子家庭で育った経験から家族の温かさをサポートできる結婚式が大好きになってプランナーを志した。

大して勉強もしてなかったけど、目の前のアルバイトにただ夢中になってたら選考への道が開けて入社できることになった。

新郎新婦ゲストへの価値にこだわって、価格以上の商品提供したいと考えてた。

当たり前だけど現実は全く違ってた。

ビジネスパーソンとして成果にこだわることは当然。そこに反論余地はないし、

自分も成果には強くこだわりながら営業活動を行った。

結果、全社でも上位の成績を出すことが増えた。褒められる機会も増えて、仕事もやりやすくなってきて、会社に貢献できている実感も増えてきた。

でも、成果を出せるようになると、担当する件数が増える。

担当する件数が増えると、1件に費やせるリソースが減る。

リソースが減ると、満足度が下がる。

結果、価格以上の価値にこだわった自分は、体調を崩した。

いつもいつも、罪悪感でいっぱいだった。

「深く考えすぎるな」「現実と向き合え」「お前は理想ばかり」

そんな言葉を言われることが増えた。

ただでさえ、高い金額がかかる結婚式

家や車のように、形が残る訳でもない。はっきり言えば「あってもなくてもいい」

でも、だからこそ、そんな「あってもなくてもいい」結婚式をやろうと思った顧客に対して

誠実に向き合うこと、価格以上の価値提供すること、こんな世の中を生きていかなければいけない現代夫婦ウソでもいいから夢を見せてあげること、

そんな風に向き合っていくことができないと、「あってもなくてもいい」結婚式は、「なくていいもの」の烙印を押される日がやってくるのではないかと思った。

事実入籍をしたカップルの半数は結婚式を挙げない。

理由の上位は「費用が高い」「準備がめんどくさい」「内容が画一的」こればっかり。

結婚式費用時間を使う価値はないですよ」と半数のカップルから伝えられている。

ここから目を背けて、結婚式を挙げるカップルから金を絞り取るのが本当に「現実と向き合う」ということなのだろうか。

違和感に目をつぶり、自分を騙しながら、最高の笑顔で、適切な情報を伝えずに、即決を促すことが「現実と向き合う」ということなのだろうか。

自分マーケティング勉強を始めた。

結婚式場の集客構造が変われば、真っ当な競争と、正確な情報を届けられるのではないかと思ったから。

「お前ができるなら、みんなとっくにやってる」「夢ばかり言ってないで地に足つけろ」「だからお前はダメなんだ」

全部、正解だと思う。

でも、自分はそんな言葉を吐く連中にひとつだけ言ってやりたい。

「お前、泣けるほどの仕事したことあんのか」と

かに一人でできることは少ないだろう。

でも、少しづつやり続ければ、賛同してくれる人が増えるかもしれない。

コロナのような大きな変化の中で、古い仕組みを変えられるきっかけがまれるかもしれない。

愚直に、地道に、少しずつ。できることからやってみようと思う。できることを少しずつ、増やしてみようと思う。

2020-06-24

anond:20200624084905

マーケティングとしてやっているわけではないからこそたちが悪いという話だと思うが

2020-06-20

anond:20200620060214

・今年沢山落ちるのはおかしくない。コロナショックで企業採用を絞るだろうから就職氷河期で50社落ちるのは珍しくなかった。

増田が賢く、そつがなさそうなのは文章からも伝わってくる(性格ちょっと棘がありそうだが…)。素材に問題は無いと仮定するなら、あとは運が悪いか方法が悪いかだが、たぶん両方だろう。

運の悪さはいかんともしがたいが方法改善できる。人材紹介のエージェント相談するのが最も手っ取り早い。自分転職で数社利用したが、それ系ではなんだかんだ言ってリクルートエージェントが粒ぞろいだった。他に就活本、マーケティング法人営業関係の本も就活の参考になる。就活とはつまり何なのか、どう考えてどうすれば打率が上がるのかがわかるようになる(就活企業に向けて自分という商品を売る営業活動なので、法人向け営業ノウハウの大半は就活転用できる)。

・仮に就活が最終的に思い通りでなくても、それは増田能力が無いことの証明ではないよ。社会情勢や企業増田との巡り合わせがその時はうまくなかっただけ。望む方向に進めるように、働いて実績つけつつスキルを伸ばして、数年後に昇進や転職希望を通せばいい。

2020-06-19

anond:20200619123528

おもしろいご指摘。そうだね。本当は適性に比較して選択するってことができれば、納得感が生まれやすいから想定されるストレスが違うかもしれない。

ある商品と競合商品比較を行う際に、本来は知りたい情報(たとえば価格サイズ機能保証期間・ユーザーの声など)が各商品で同様にみることができるのが望ましいよね。でも現実的にはそうではなくて、特定商品情報はうまくまとめられていたり、メリットの訴求が上手だったりする。

この時に困るのは、情報不足の商品の方が劣っているのかどうか、本当のところは分からないということ。比較が正しくできるように、競合と同じかそれ以上のメリット訴求を行う、よりユーザー記憶に残るように、比較優位を示せるようにするマーケティング的な努力が足りない。ということであればそれはそうなのかもしれない。

安倍さん界隈が私利私欲にまみれた頭おかしい連中ってのは分かりきってて、法で裁かれるべきなのは当然なんだけど

からってアベ死ねだのヒトラーだの言ってたパヨ連中が正当化されるわけでも勝利がもたらされるわけでもないんだよ。

『5年以上前からアベの異常性を指摘してきた私達の勝利だ、これが民主主義だ。ようやく私達の時代が来る』

じゃないんだよ

マーケティングオペレーション遂行という観点で君等は完全に敗者で一般人からしたら蚊帳の外なんだよ。そのやり方ならこれからもこの先もな。

から君らの手柄なんて間違っても思っちゃいけないよ。だって君らの支持率上がってないでしょ?

安倍さん界隈がいずれこうなるような予感はしてたけど、それを支えてたのは批判対象を口汚く罵って一般人の態度を硬直させ続けてきた君等の責任もあるんだよ

安倍政権になって7年だっけ?権力危険性を監視してる人たちの先見性で彼は極めて危険だというと察知するのが早かったから先に動いてたというのは認めるよ。

でもね、警察仕事量の確保のために反社パチンコ屋の完全な殲滅をしないのと似たような、アベさんを口汚く叩き続けてジリ貧内部組織の結束を高めていくというある種の依存関係を保ってきたわけでしょ君たち。

それってもう完全に共犯じゃん。

だめだよ君ら。ほんとだめ。

2020-06-18

anond:20200618203048

技術論に見えて、比較対象がほしいとか、オルタがほしいっていうマーケティング理論じゃねーか。そういう金の話をここでされてもおかどちがい。金の話なら、結局は定額のバジェット論でしか無い。

はてブやめました

高校時代の15年前からはてブ使ってるけど最近はたまに珍獣を見にくる程度になってた。

ブクマカってコンプレックス拗らせた低所得層に偏ってるのは周知の事実だけど、蠱毒のごとく年々酷くなってる。

経済投資マーケティングなどの記事には頓珍漢なブコメしか書かれてない。

明らかに教養所得社会的地位も低いのを丸出しで超絶上から目線コメント書けるのが逆に凄い。

学生時代バイトしてた格安居酒屋店員説教してくるオッサンに近いものを感じる。

私も貧乏脱出組なので一歩間違えれば彼らの仲間だったんだろうけど、

今では現実世界で彼らとは出会さないだろう所得地位から懐かしさは感じるんだよね。

2020-06-14

デモンズリメイクについて

6月12日の「PS5 THE FUTURE OF GAMING SHOW」でデモンズソウルリメイクが発表された。

デモンズソウル2009年発売のソニー販売元、フロム・ソフトウェア開発のゲームで、「ソウルライク」と呼ばれるジャンルを築いた作品

しかし公開されたトレーラーにはフロム・ソフトウェアロゴは無く、リメイク定評のあるアメリカの開発会社Bluepoint Gamesによる開発となっていた。

まだ情報が不十分なので確証は無いがデモンズの権利を持ってるソニーは別会社リメイク委託し、フロム・ソフトウェアはこのリメイクに関わっていないのだろう。

フロム会社方針からか一度もリメイクを作ったことが無く社長宮崎氏は「リメイクはやらない、常に新しいものを作りたい」と発言しているので当然の采配ではある。

しかし、フロムが関わらないフルリメイクと聞いて多くのユーザー不安に思うだろう。

デモンズソウルをやり込んだプレイヤーであれば1分46秒のトレーラーを見ただけでも原作雰囲気が損なわれてしまっている事は容易に見て取れよう。

原作にあった荒涼感や滅びのニュアンスは失われれ、安易洋ゲービジュアルになっているように思う。

それについて日本だけでなく海外でも賛否両論がある(フロム・ソフトウェアゲーム売上は9割以上海外なのでマーケティング的には海外意見重要)。

私の意見は以下だ。

1.原作を改変しても構わない。

 既に出ているスクリーンショットにあるようにローマっぽい砦だったものを装飾華美のゴシック建築にしたり尖兵たんをDOOMデーモンにしてもいい。

 アクションがダクソ3のようになっても、マップや敵・アイテム配置が変わっても構わない(回復システムなど今遊ぶと古いものもあるのでソウルシリーズ進化を踏まえるほうが良い)。

 このリメイクターゲット層ははっきりしないがPS5のロンチソウルライクの入門としてマスに売り出すのであれば遊び易くすべきだろう。

 (個人的には原作準拠では既プレイには簡単過ぎるし原作をやればいいとなってしまうので、ガラッと変わってるほうが嬉しい)

 しかしそれには次の条件がある。

2.PS5のデモンズソウルリメイク原作PS3デモンズは別個の作品として認識させるべきであるタイトルを変えて周知すべき)。

 これは同社の前作ワンダと巨像リメイクとは比べ物にならない原作改変を含むリメイクである

 したがってソニーにお願いしたいのはワンダでやったように原題そのままで発売しないことだ。

 消費者に単なるグラフィック向上版として認識させたままでは原作ファンから批判の的になるだろう。

 (私が大きく改変しても良いと思っているのはフロムが作らないデモンズは原作とは全くの別物だと認識しているからだ)

3.原作ファン意見を押しつぶす盲目的な反論違和感を覚える。

 よくある反論にBluepoint Gamesはワンダ完璧リメイクたから今回も大丈夫だろうと言うものがあるが、原作に忠実にグラフィックのみを向上したワンダのケースと今回は趣が異なるのはトレーラーから明らかだろう。

 あとバズってた塔の騎士の背景の壁から射撃用の穴が無くなって宗教施設みたいになってるとの意見は真っ当だし反論余地は無い。

 まぁぶっちゃけデモンズファンフロムファンの中でも古参の濃い層だし思い入れの深さも加味してほしい。なんだかんだ言って皆買うだろうし。

2020-06-12

セクシャルマイノリティーに対する無理解

って、まだまだあるんだなーという話。

ハリポタ作者、トランスジェンダーめぐる発言で物議 映画出演者も批判 - BBCニュース

って記事ちょっとだけバズった。ブクマも少しついてる。ただ、このBBC記事は少し分かりづらい。

今回のことの発端は、ローリング氏による7日のツイートだった。「月経のある人のためCOVID-19後にこれまでより平等世界を作る」という、「月経のある人? そういう意味言葉が、かつてあったんじゃない? 思い出すの、誰か助けて。ウンベンだっけ? ウインプン? ウーマド?」」とツイートした。

このツイートに対して、<女性ウーマン)という言葉にはトランスジェンダー女性が含まれる。ローリング氏の発言はそれを否定する、トランス差別だ>という批判が湧き起こった。

もう少し詳細に言うとこうである

 6月6日人道支援メディア「Devex」が「オピニオン記事コロナ後の社会生理がある人々にとってより平等ものにするために」という記事掲載しました。この記事の「生理がある人々」という言い方は、性別適合手術を受けていないトランス男性生理に関する保健衛生の問題関係があることを示すために使われたものです。この記事引用しながらJ.K.ローリングは「“生理がある人々”とあるけど、そういう人たちを指す言葉があったはず。誰か思い出すのを手伝って。ウンベン? ウィンパンド? ウーマッドだっけ?」とツイート。「ウィメン(女性)」という言葉を忘れたふりをしながら「生理がある人」ではなく「女性」という言葉を使うべきだと揶揄したのです。 

 この投稿に対し、6月9日までに約3万件のコメントがつきましたが、そのほとんどが批判的なコメントでした。

『ハリポタ』作者J.K.ローリングのトランスジェンダー差別発言に対し、映画に主演したダニエル・ラドクリフらがトランスジェンダーを擁護する声明を発表 | LGBT研修・セミナー・マーケティングのOUT JAPAN Co.Ltd.(アウト・ジャパン)

 

ローリングが何を言ったか、わかりましたか? 彼女は以前からそうでしたが、トランス女性トランス女性としてしか認めない人なのです。トランス女性女性ではないと言うのです。先進国だと思っていたイギリスですらこうなのです。一般的にはその記事にもありますが、トランス差別をするフェミニスト=ターフと呼ばれます。でも、ローリングのような人は絶対にこれを認めません。自分たちトランス女性共感しているとさえ言うのです。差別が何なのか全く分かっていない人なのです。女性トランス女性を「含む」のですから。この記事は丁寧で、こう書いてあります

 J.K.ローリング10日、自身ブログあらためてトランスジェンダーについての意見を表明し、「生物学的性が存在しないのなら、同性に魅かれることはない。生物学的性が存在しないのなら、世界中で女性経験している現実が消し去られてしまう」と述べました。

 彼女は、自分はターフではないとしていますが、主張していることの内容はターフと同じです。「生物学的な性別存在しない」とは誰も言っていません。生物学的な性別存在するし、性自認や性表現という(社会的な側面を持つ)ジェンダーのありようも独立して存在していること、そして、出生時に割り当てられた性別とは異なる性別で生きたい(本来自分性別を取り戻したい)と望む人たちの権利尊重されるべきである人権である)ということを理解できていないのです。

多分、まだ多くの人がローリングと同じ理解しかしていないのではないでしょうか? トランス女性シス女性は違う、と。あるいはトランス女性男性であると。私も色々とツイッターを使って議論意見を見ましたが、ほんとに全然理解されていません。 

 

トランスでない、いわゆる半陰陽、今で言う性分化疾患と呼ばれる概念に属する人々に、セメンヤという陸上選手がいます彼女テストステロン値で言わば男性認定されてしまった女性です。そのために、彼女ほとんど虐待と言っていいほどの検査余儀なくされました。仕方ないと思いますか? 普通にしていても女性カテゴリーに入れてもらえないのです。足が長かったり、筋肉的に強かったりする人もいるのに、その人達と同じだとは見てもらえないわけです。

 

トランス女性なんか、最近まで女子大に入れなかったんです。で、入ったら入ったできっついフェミニストからトイレ入ってくんな!」と言われる始末です。ツイッター上で有名なトランス女性少年ブレンダさんが大型銭湯で女湯に入ったことを自分ツイートし「女体グヘヘ」とまでやって、炎上しましたが、おそらく大半の人は肉体が男性なら女湯に入ってはいけない、と思われるでしょうし、グヘヘなんてとんでもない恐怖を女性に与えるじゃないかと言いたくもなるでしょう。でもそれって何なんでしょうか? シス女性他人女性の体を愛でることだってあるだろうし、レズ傾向の人だっているかも知れないのに。彼女女性なのですよ。ところがいまだに世間トランス女性女性と認めない。というか、シス女性以外、あるいはテストステロン値まで用いて境界線を引こうとする。

 

もちろん、社会常識というものがあります。それはセクシャルマイノリティーの人だって分かってます。だから大学でも工夫してシス女性迷惑かけないようにしてたりするんです。公共の場所ならば、トイレは必ず多目的トイレを利用するようにしてるとか、着替える時は自分だけ別の時間だとか、そんな風に。それが社会一般なのだから、そうするしかないのです。でも、もう少し社会というか、そうでない私達の側がマイノリティーを理解するようにしないと駄目なんじゃないかと思います

 

少なくとも、ローリングのような発言は認めるべきではありません。

 

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