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2023-04-01

築50年都内マンション様相 身寄りのない高齢者の補足

身寄りのない高齢者 https://anond.hatelabo.jp/20230329152826 を書いた者です。ここ数日は朝晩先生のところに行き、おむつを替えたり水筒にお湯を汲んだりそうめんを茹でて届けたり恨み節を聞いたりしておりました。

 

 コメントで、築50年、1970年代に作られたマンション様相についてイメージしずらい(しづらい)方がいるようなので書いてみようと思いました。

 

 このマンション1970年ごろ、23区内の都心ではない地域に建てられた。8階建て、64戸。間取り3LDK私鉄の駅から続く商店街を徒歩五分といった立地だ。私は昭和55年1980年くらいから住み始めた。幼稚園生だった。

 小学校入学するとなったとき、この地域には集団登校というものがあり、そこに参加することになった。マンションの一階のたまりに50メートル半径くらいに住む小学生が集まり、6年生の班長を先頭に行列して登校していた。下駄屋のせがれ班長レストランせがれが副班長スーパーのむすめにはよくからかわれていた。この集団が30人ほどで、うち15人ほどがこのマンションの子供だった。統計を見るとこの区の当時の小学生の数は今の倍で、同級生が5人いた。幼稚園のころ、鉢合わせるといつもいじわるをしてくる「とおせんぼうのおねえちゃん」と私が呼んでいた子が、入学式で同い年だと判明した時の驚きは今も覚えている。親同士も入学式を機に急激に関係を深めていった。それぞれ多様なルーツと職をもつ家庭同士が「同級生の子育て」という繋がりで協力関係を築きはじめた。地元の零細土建屋社長理工系技術者保育士共産党員福祉従事者、学者など様々な職種の親たちだった。仕事の忙しい時は子供をあずけたり、おかずを分け合ったり、土建屋おやじが釣ってきた魚をさばいて集まってみんなで宴会したり、うちの母が子供たちに勉強を教えたり、醤油砂糖がないときは借りに行ったりというつあいがはじまった。そういう関係性は同級生以外の世帯にも波及し、私が成人するまでは本当に長屋のような雰囲気があった。おばさまたちはたくましいコミュニケーション網で、マンションだけでなく地域情報を過剰に共有していた。マンション商店街に面していたこともあり、町内で起こったことはすぐに衆人の知るところになるような状態だった。救急車が来ればすぐに誰がどうなったか情報が回り、火事が起きたら皆が集まり、私が近隣で悪さしようものなら、すぐに母の耳に入るような、そんな街だった。

 おそらく80年代はほぼ全世帯が持ち家だった。新築で購入した住人ばかりだった。私の両親も、新築で買った父の弟が海外に赴任になり、譲り受けたものだった。なので高齢者ほとんどいなかった。近所にワンルームマンションというものができたという話が広まり住民がいぶかしがるような時代だった。独身者アパートに住み、地元民は一軒家に住み、新興の移民マンションに住むという構造だったのだと思う。商店街コンビニレンタルビデオ店が出現したのは80年代後半だったか。街が進化しているという雰囲気があった。(しか資料をみるとこの街の全盛期は遥か昔にあり、戦前から駅前には映画館集会場があり、商店街はその枝葉の脇道にまで飲食店や遊興施設にあふれていたらしい。私が知る商店街はメイン通りだけだ。映画館なんて想像もつかない)90年代後半に私が実家を出るまでは、商店街には勢いがあったように思う。オリジン弁当のはしりのような店で私はバイトしていたし、中規模の本屋ができたり、中古ゲーム屋ができたり、インディーズコンビニができたり、まあたらしい店舗が次々に出現した。外国人も増えていった。皆が東京未来を信じていた時代だったのだと思う。

 その後私は実家からそれほど遠くない、もうすこし大きな駅で自立する。歴史も規模も地元とは一味違った。そこではじめて都市生活者としての暮らしがはじまったように感じた。近隣に知り合いなどおらず、非常に個人的で閉鎖的な生活がはじまった。恋人同棲していたのでそんな環境でも寂しさはなく、気楽で自由暮らし謳歌していた。文化的地域だったのでアーティストやら文人やらといった有象無象とのつながりもでき、地元とは違うコミュニティでの生活は心地よかった。新興サッカークラブファンの繋がりなどもあり、自立して新たな人生をこの地域で歩んでいるという満足感もあった。今思うとJR沿線私鉄沿線では街の成り立ちが違っていた。どちらがいいのかはわからない。

 そんな2000年代。わが地元マンションは活気を失っていく。子供たちが出て行って高齢化たからだ。私が実家を見切った大きな動機の一つに衛星放送問題があった。マンション世帯四方にあり、衛星放送アンテナを南西だか南南西に向けられる世帯は限られていて、我が実家はどうしても衛星放送が受信できなかった。90年代後半に普及したCS放送を見るためにどうすればよいのかと苦心していたときマンション理事会が開かれるという。私は屋上衛星アンテナを設置し、各戸に配線することによってどの向きに位置する住人でも衛星放送を視聴できる環境を実現するべきとの議案を提起した。私は住人のおじさまおばさまへ向けてプレゼンしたのだが、投票の結果は否決だった。そのとき長老のひとりのおばさまの「わたし意味がよくわからなかったけど、反対にしちゃった」というつぶやきが耳に入り、ああもうここに住んでいてはいけないと思った。ここは朽ち果てるのだと本気で思った。この街には何の魅力も感じなかった。若い方には意味が分からない話かもしれない。固定電話インターネットに繋いでいた時代の話だ。

 「マンションの向かいの部屋」という記述がわからないというコメントがあったので、マンション構造について記す。我がマンションはいわゆる「内廊下であるエレベーターマンション中央部にあり、廊下も完全に屋内にある。外から各戸のドアは見えない。ホテルのような構造だ。階段も内部にあり、非常階段けが外部に設置されている。一階のロビー(といってもたまりと集合ポストがあるだけなの空間)に受付のようにガラス窓の事務室のような管理人室があり、そこは居住空間にもなっている。管理人住み込み管理会社が雇っている。部屋の所有者は管理会社だった。初代の管理人は私が物心いたころにはおじいちゃんだった。気のいいおじいちゃんで、前述した「先生」もこの管理人とは懇意にしていたそうだ。彼が引退した後、何人か後任が変わり、今の管理人は勤続20年くらいか。気さくな夫婦住民とは打ち解けている。数年前、管理会社方針住み込みでの雇用は打ち切るとなったときマンション自治会自治会費で管理人室を買い取り、管理人雇用することになったとのことだ。そのとき声明文で「高齢者が多くなっているこのマンションにおいて住み込み管理人は不可欠」といった文言があったそうで、先生はそれを根拠管理人介護を強いろうとしているところもある。管理人はそれを個人裁量判断する領域だと主張しており、それに対しては他の住民管理人に同情的な態度でいる。介護するほどの給料は払っていない。

 

 とりとめなくなってしまった。地域先生の話をひとつ

 マンションのふもとには公園がある。サッカーコートくらいの広さに、20メートルほどの高さの木々がぽつぽつとたっている。子供の頃は木々をよけながら野球サッカーをよくした。さして広くない公園なので、子供の打球でもしばしばボールは柵を超える。超えた先は民家や我がマンションの一階世帯だ。植木や窓や壁を破壊することもある。住人としてはたまらない。子供たちをどなりつけにくる。われわれ悪ガキはそんなこと関係なしだ。ホームランを打つと出てくるモンスターしか思っていないので、どうやって攻略してやろうかという遊びの延長としてとらえ、慣れてくるとからかったりする。怒り心頭大人行政に働きかけ、公園には「サッカー野球等の球技禁止です」の看板が立つ。そんなものも我々にはなんの効力もなかった。そんな折、被害にあっていた一階の住人である医師夫人が、先生師範学校の先輩だったそうで、先生に「あなた現役の教員なんだからここらの悪ガキに説教して頂戴」という指令が下った。先生はしかたなしにひきうけ、我が家に集められた子供たち親たちを前に話をすることになった。先生はそのとき野球サッカーだ窓を割るなとかいう話は一切せず、私が教えている学校には、いろいろな子供がいて、それぞれ固有の好奇心があり、自由時間には絵を描いている子もいれば、本を読んでいる子もいる、おしゃべりをしてる子もいるし、折り紙をしている子もいる。子供というのは自由環境があってこそ成長するものであるという話をしたらしい。私は覚えていないのだが、聴いていた父はいたく感心したらしい。先生にはそういう一面もあったようだ。

 たまに実家に帰るたびに衰退し活気を失っていったわがマンションも、2020年代から変化が訪れた。年寄りが死んで子育て世代が移り住んでくるようになった。私の幼少期とは数が違うが、小さい子供をよく見かけるようになった。外国人も増えた。賃貸の住人も増えた。私は離婚しひとり身になっていたところに、父の介護必要になり再びこのマンションに戻ってきた。父を自宅で看取り、そのまま母との二人暮らしがはじまった。職場も近いし、近隣にはなじみの人々がいて、それなりに快適に暮らしている。スーパーのむすめも今となってはわたしいじめないし、買い物に行けば談笑くらいはする。先生最近どうなのという話題は常にあがる。先生スーパー下駄屋の軒先で店主をつかまえて延々と話し込むのが日常だったし、出歩けなくなってからは困るとスーパーにも電話してきて助けを請うので、みな戦々恐々としているのだ。なぜ先生のことをそんなに詳細に知っているのかというコメントもありましたが、こんな地域では先生の詳細なくらしぶりなど、個人情報というより災害情報のように扱われているのです。ケアマネもすぐにその輪の中に取り込まれる。そんな地域なのです。

2023-03-12

[]2023年3月場所十両以下)

(例の大事増田は消えたので当面載せていません。あれ本当に何の事件なんだろう……)→【今回の幕内】

十両

めぐみん罵倒されたいらしい増田。この後に続く一言増田もの中でも代表的存在だったが、最近は登場が減った。

  • dorawii

上のコテハン増田で自ら名乗ろうとするなど、とにかく自己顕示欲旺盛な人物。本人らしき投稿によればYahoo!知恵袋読書メーターニコ百など様々なサイトで暴れている問題児らしいが、

増田では「5chで叩かれた腹いせに愚痴を垂れる」ぐらいしか持ちネタがなく、せいぜいここ止まり

ぶっちゃけこの程度のクソガキなど特に珍しくもないのが増田の恐ろしいところである

他には「dowawiiより」と、元増田自分アピールするかのようなトラバをすることもあるが、元増田追記がない例もあり、信憑性はやや微妙

カテゴリー参照。その名の通り基本的にはゲームに関する日記だが、たまに不安になる(某ブクマカ風)。

虚構新聞罵倒する増田。相変わらず、↑以外ほぼ何も書かない。

  • 救済(たす)けてくれ増田

叫ぶ場所を間違っている増田。こいつもこれしか書かない。

深夜にオナニー予告の一言エントリ投稿している増田。たまにシコらない日もある。

昨年9月から現れた一言エントリ増田。こいつもこれしか書かない。

「今夜もサバカレーうどん」など、模倣犯らしき増田もいる。もうわけわからん

やはりこいつもこれしか書かない増田。16時前後投稿されることが多い。

本人らしき増田によると、大友宗麟千々石ミゲルウユニ塩湖など同様の増田とは別人で、「ここまで読んだ」というしおり目的とのこと。

カテゴリー参照。架空サッカークラブと思われるネタニュース記事を連載している増田

5chのドメサカ板でも2019年から同名のコテハン活動しているようだが、無関係スレにもこのネタを書き込むため、顰蹙を買っている。

人生クールポコ状態。」なるタイトル増田を何度も投稿している増田。当初、本文はほぼ全て空で、意図不明だったが、最近申し訳程度の文章があることも多い。

関西弁を使わないでください」と主張する増田。また関西人アルフォートを食べてはいけないらしい。なんでやねん

その名の通り増田で朝礼らしきものをしている増田しか投稿時間はだいたい15時台。朝礼とはいったい。

「オデ」という一人称自分語りをするため、ゴーレム呼ばわりされている増田。もしかしたらサイクロプスやオークかもしれない。

  • 【速報】王、

カテゴリー参照。こちらも自分語り増田の一人だが、実は彼氏持ちの女性自称している。王とはいったい。

V豚を敵視し、Vtuberに関する増田を見かけるや粘着トラバをしてくる増田気持ちわからんでもないのだが。

かにつけて「とにかくニュージーランドに来るのはおすすめしない」増田

一時はnoteに移動したが、結局増田に戻ってきたようだ。


幕下以下

回文になっていない回文から始まる増田水曜日以外もすいすいようび。

超長文だが日に二度以上の連投は行わず、概ね無害で愉快な存在しかしあの文体テンションは別の意味ヤバい

ブルマやその他の服の歴史を調べては長文で投稿する増田熱量ヤバい特に害はない。

その名の通り、主に行った場所なんJお嬢スレ風に紹介している増田。どうやら中には子持ちの鯖もいるらしい。

増田お嬢とんかつ部」というのもあるが、両者の違いはよくわからない。

カテゴリー参照。特定サイトから不審者情報転載している増田

2019年頃にも同様の「不審者情報増田」がおり、引用元サイトも同じ。同一人物可能性がある。

アタック25の各放送回の全解答を投稿している増田

一見するとタイトルタグアタック25」がつけられているように見えるが、最初に日付を書いてしまっているため、カテゴリーとして機能していない。

「謎増田シリーズ」と称して↑を突っ込まれた際には本人からコメントがあったらしいが、その後もこの謎スタイル踏襲している。

ミニ四駆好き?」の一言トラバ増田。たまにミニ四駆について熱く語ってたりする。

2023-02-09

田舎が本当に求めてるのは移住者じゃないって話

田舎住民が欲しいのは生活を維持する為の労働力なんよ。

それに対して都会から移住者って多くの人が、自分地域社会労働力提供するって発想がない。

だって都会だったらお金解決できちゃう事だから、みんなでお金出し合うなり行政から支援して貰うなりすればいいじゃんってなっちゃう。

でも、最寄りの街(地方都市から車で5時間とかかかる様なド田舎だと、インフラ整備や防災対策災害時の初動対応などは基本的に住んでる人間自力でやるしかないんだよね。

ブコメで見かける「人雇えばいいじゃん」って言われても、雇おうにもそもそも余ってる人がいないのが限界集落なんだ(だからこそ限界集落なんだがな)。

そんなマンパワーが枯渇してる限界集落にとっての移住者って、ものすごく期待されてる存在なんよ。

から提供する家も用意できる物件の中ではかなり良い(国道に一番近くて、駐車スペースも確保できるとか)のを選んでたりする。

もちろん提供する家ってのは99%空き家から、どこかしら傷んでる。

それを修理して住める状態にする為に、集落人間が総出で手伝ったりする。

集落住民からしたら移住者移住してくる前から、有形無形の投資を行ってるんだよ。

例えるなら弱小野球チームやサッカークラブがなけなしの予算から、大枚叩いて助っ人外国人を獲得しようとしている様なもんなんだ。

そこまで期待してた移住者が、事あるごとに都会と集落比較する自称ロハスフリーライダー野郎だったらそら住民はブチ切れる。

グリーンウェルかよ! ってなる。

でも当たり前だが仮にそいつが腐れロハス野郎だったとしても、移住者は悪くない。

だって移住してくる人達行政から都合の良い話しかされてないからね。

平成の大合併ってあったでしょ。

あれで村役場とか町役場とか廃止されて、代わりに週一くらいで役人が来る出張所が置かれてるってとこ多いんだよ。

要するに自分が住んでる訳でもない役人実態も知らないのに適当に言いくるめて移住者連れてきて、移住が上手くいけばそれで自分の手柄、上手く行かなかったら「あんなところを紹介してすいませんでした」って頭下げればそれで悪いのは心の狭い住民だって話になっちゃう。

ブコメで叩かれてる福井池田町は、言葉を選ぶべきだったとは思うけど内容自体大分誠実な方だと思う。

限界集落ってのは人類社会の端っこで、人類社会の外敵ってのは自然のもので、限界集落自然との戦いの最前線なんだよ。

欲しいのは共に戦う戦友であって、物見遊山のお客様じゃない。

限界集落生活するのに向いてるのって「俺は都会での暮らしでは生を実感できない…」みたいなタイプの人なんだと思うんだ。

「都会の喧騒疲れた田舎ゆっくりスローライフしたい…」みたいな人には向いてないんだ。

そういう人向けには田舎リゾートを作って、観光事業として行うべきなんだと思うよ。

2022-12-13

anond:20221213150747

ユースっていうのはプロサッカークラブがそれぞれ抱えてるジュニア育成チームのこと

企業所属エリート教育を受けるか学校所属普通にやっていくかみたいな話

2022-12-11

anond:20221211020612

エリートかJの裾野拡大か。ですが、Jの裾野拡大はどうでしょうかね…私が一応サポートしてる地方貧乏クラブ運営を見てると厳しいか

私もマリノスの他にも今、J3にいるクラブ応援しています。「厳しい」がどういう意味なのか、というのがありますが…(経営が厳しくないJクラブの方が圧倒的に少ないと私は思います、J1でも、もっと言えば世界中サッカークラブほとんどの経営は厳しいです。世界中しょっちゅうお金がなくてチーム崩壊カテゴリ降格とか身売りとか起きているでしょう?マリノスだって身売りされました笑)

厳しいかな、と簡単に切り捨てるのはかなり違うと思うので(厳しいのはもちろんそうなのですが…)、以下にこういうケースもありますよということを長くなりますがしたためます

私の応援しているJ3クラブは、地元スポーツ少年団からスタートしてトップチーム大人クラブチーム)までを持つようになったクラブです。そしてJ参入を考えるようになった理由の一つは、アマチュアのままだとクラブ運営継続が安定しないのでは、ということだったんですよね。

クラブを立ち上げたメンバーが何かの理由で(病気になったり亡くなってしまったり)いなくなったらその後を誰に引き受けてもらえばいいか、儲かるどころか持ち出しのような仕事ですし、簡単はいかない、こちらのクラブ子供たちのためのサッカー教室も行っていたので、運営経営)が安定しないのでは地域の子供たちにも迷惑をかけるかもしれないという心配もあったんですって。

当時Jリーグにいたヒロミさんから、「地域とともにサッカーを楽しみ広めて育てているこのクラブはJの理念体現したクラブ、J1で優勝することを目指す力はなくても存続していくことが日本サッカーの力になる」と口説かれたこともあって、J3参入を目指す決断をしたと代表から聞きました。

裾野の拡大、というのはこういうことかなーと私は理解していますちょっと語弊がある話ではあるけれど、Jクラブの全員がマリノスとか浦和とかフロンターレを目指さなくてもよくて、細々と存続していけるためにプロ化する、ということもあると思うんですよね。

毎週末の試合で負け続けても、クラブがその街にある限り私たちは「応援できる対象」を持ち続けることができるし、その街で暮らす子供たちは質の高いサッカー、将来プロにつながる糸につながることができる。とても素晴らしいことだと思いますし、そういう「プロにつながれる糸」は多ければ多いほど日本代表にとっても良い。「才能のあるかもしれない子供たち」を、日本中のいろんな街でなるべく多く「一番上へ繋がり得る糸」に紐づけしておくこと、が「裾野を広げていく」ことなんじゃないかなと思っています

今回W杯招集された日本代表メンバーのうち、生粋Jリーグ下部組織育ちの選手はそれほど多くはありません。中学高校年代では所属経験がある選手や、セレクションに落ちた経験のある選手もいますが、彼らが育成年代の時に地元にJの育成組織が無かったという選手もいるわけです。

日本の育成環境の、世界とは異なってとても素晴らしい点として、プロの育成組織以外のプロ選手になるルートはてなでは、めっぽうPKに強いことでおなじみの「部活育ち」ルートがあるということがあります。が、部活学校なので、活動場所が「学校のある場所」に限られてしまます。一方で、クラブチームであれば、複数の育成拠点を持つことも可能です(多くのクラブチームでは子供向けの教室複数場所で開いています。私が応援しているマリノスJ3クラブ複数スクールを開校しています)。

下宿させて自宅から遠いユースや強豪高校に通わせる決断をするご家庭もあるでしょうが地元から通える教室がないから、と「トップに繋がる糸」と紐づけない子供もいるだろうなと思うんですよまだまだ。だから裾野はどんどん広げた方がいいと、私は思うし、原博実さんもそう言っているのかな、と思います

田嶋さんも、もちろん理解はしてるんだろうと思います。でも短期的に結果を出さないとすぐに世間からそっぽを向かれる日本代表なので、つい焦って代表の戦績成果を最優先に考えちゃうのかもしれないし、あとはスポンサーから見た「見栄え」を考えなきゃいけなかったり、FIFA会合に出てなんか色々言われてきたり、するのかもしれないですね。

でも彼の口に出すJリーグに対するアイデアは「いつもギリギリで生きてる」Jクラブ簡単に転落させ得るものなので、私たちは「…お前!」と怒っているのです。何度も繰り返しますが、彼に対して怒っているのにはちゃん理由があり、ネットイナゴ的に怒っている人の方が少数だと思います(もちろんゼロとは言わないけど)。

周囲にサッカー普段興味を持ってない、W杯代表戦だけ見る、ぐらいの人、山ほどいらっしゃると思いますけど、田嶋さんを知ってるか、田嶋さんがどういう功績がありどんな仕事してる人なのか、彼に対して批判があるか、聞いてみると良いと思います。あーなんかよくわかんないけどサッカー好きから嫌われてる人だよね、ぐらいの認識だと思うんですよね。

ロシアW杯の時、私の周囲の「非サッカー」な友人たちに実際「なんで田嶋って人はネットで叩かれててんの?」と聞かれたことがあります。そりゃ社長が間の管理職をすっ飛ばし現場の人事に口出ししたからなぁと答えたら、なるほどなーそういうことかーとなっていました。要するに、そういう人は「批判を発信する人」にはならない。まあ積極的擁護する人にもならないけど笑。サッカーファン以外で、彼を批判をするほどの情報情熱を持ってる人はあんまりいないと思うよ。そしてサッカーファンは批判する理由ちゃんとあって批判をしています。繰り返しになりますが。そして一番偉い人だから批判をするなってのは、どう考えても間違ってるでしょう?

私も彼が好きで擁護してると思われるのは心外です。

好きで擁護しているんでしょ?とは全然言ってないです。「批判している人は、ただ批判したいだけ」というのは、認識が違うんじゃないでしょうか?と言っているだけなんです。私たちには怒る理由があると言っているだけです。もっと言えばどっちの方が日本サッカー事情に詳しいか競争をしているわけでもないです。

2022-12-10

anond:20221210114318

ええと…田嶋氏が育成現場にいた時の選手たちは当時、「谷間の世代」と言われていて、どの世界大会でもイマイチな戦績で途中で変わってる(大熊さんだったかな)んですよね。彼の講演で、U世代監督をやっていた時に長谷部招集しなかったか自分監督や強化の才能はないと思うって笑わせるのがお約束なので、ご本人が言ってることです。ちなみに谷間の世代と言われた選手たちは南アW杯で欠くべからざる戦力になっていますから、戦績が良くなかったのは選手の質に問題があったわけではないでしょうね。

田嶋氏自身も、いろんなところで喋っていることでもあるのですが90年~2000年代あたりはとにかく人材が足りなくて、「サッカー仕事をする」と決めた諸先輩方は、殆どの人が育成現場仕事を担っている期間が長くあります。田嶋氏はむしろ監督などの現場方面キャリアを積み上げるのをやめて、現場を上がって「文官」になるキャリアを選んだ人なんです。

そもそも育成こそがJリーグ設立の最大の理由で、そのためには普及は当然ついてくるわけで…田嶋だけがそう言っているわけじゃなく日本サッカー草創期を支えた人たちは、そして今現在サッカーファミリーみな同じ理念を持っています

それに…、ヒロミが「代表Jリーグ」ってことも認識が間違っていますヒロミ代表チームの技術委員長やっていたでしょう?JFAの偉い人もずっとやっていましたし、彼自身Jリーグ代表を担う人材を育成するリーグである、と言っています。ただ、恐らくヒロミと田嶋では、「代表を担う人材をどうやって確保するか」の方法に、それぞれ少し異なる意見を持っているのかなと思うことはあります

邪推ですが)

田嶋は集約的に少数精鋭にエリートを育てたがる(Jリーグ集約プレミアリーグ化)傾向があって、

ヒロミは、エリートを狙いすまして集められるわけがいか富士山の形みたいに裾野を広くしたい(Jリーグを拡大)

という違いです。どちらも会見やJリーグYoutubeスカパーやダゾンの番組で田嶋、ヒロミが言っていることですね。

田嶋氏についてはやはりアンチ的な批判をする方が多いのではないかと思います。ただ、サッカーに興味がない人が多いのかも知れないとも思います

これも、むしろ間違ってると思いますよ…。

サッカーに興味がない人は、なんなら田嶋のことを知らないと思う笑。ポイチや反町さんは知ってても(A代表、U代表監督経験者だからね)。

田嶋への批判をしている人達は、主にJリーグ大好き勢だと思います私たちJリーグ大好き勢は基本、日本サッカー全般が大好きです。Jリーグも見にいくし代表戦も当然応援する、自分のところの選手や、日頃の対戦相手Jリーグを巣立ってぐんぐん成長してる選手応援するのは至福の瞬間だからです。

そしてJリーグが好きだからドイツ式代表特定クラブ代表選手を集約)をやろうとしたり、プレミアリーグ作ろうとしたり、秋春制を導入しようとする田嶋は、私たちJリーグ大好き勢とっては「なに言ってんだ、こいつ敵だな」となるのです。これらのアイデアは「Jリーグもっと良いリーグにする=発展拡大させる」ことと反対になりうるから。

批判をしているのは、めくらめっぽう、ただ叩きたいからではなく、とても現実的な、私たちと利害が反することを言っているからです。

サッカー知らない人」は田嶋のことなんて知らないと思いますし、「代表戦だけ見る人」、「代表専サポ」さんは、たぶん、むしろ田嶋に、我々Jリーグ大好き勢ほど悪意は持ってないと思います

なぜなら、田嶋のアイデアは直接的に(そして短絡的に)代表を強くしたい、という理由で出しているものからです。スター選手を贔屓するのも代表ファンスポンサーにとっては嬉しさしかないですしね。代表けが強くなればいい、Jリーグには興味がない、という人にとっては田嶋は良い人に見えると思います

ただし、代表専サポさんって実際にはあんまりいないんですよ(少なくとも私の知り合いには居ない)。多くの人が、どこかのJクラブJFA地域クラブを熱烈に支援応援してる人を兼務しているので、田嶋のことは批判的に見る人が多い印象です。

eternal_reflectionさんは、あんまりサッカーを観戦したり、どこかのサッカークラブ応援したりはしていないのかな?と思うんですが、どうでしょうか。だとしたらこの辺の理屈が見えてないのかなと思いました。

アンチはすぐ田嶋を叩けばいいと思って!」と、まず思い込んで、そういう目で見ているから、私たち毎日考えている(サッカー馬鹿なので毎日サッカーのことを考えてるんですよ、馬鹿から仕方がない)ことが、見えなくなってるんじゃないかな…。

2022-12-08

anond:20221206113241

納得。PK戦の実力差で負けた試合だった。スペインPK練習をたくさんやってるとスペイン代表チームの監督がいってたな。なおクロアチアは幼い頃からサッカークラブチームで学ぶのが一般的。これが部活にあたる

ちょっとびっくりするブコメがあったので感想

コメ主はオタク系表自を主戦場にしてる人で、たまにTwitterで説法してるのみるけど、サッカー知識ゼロもしくはマイナスで良く講釈垂れようという気持ちになったなあ。

なおクロアチアは幼い頃からサッカークラブチームで学ぶのが一般的

日本も含めて世界中ほとんどの国ではサッカークラブチームで学ぶよ!

日本中高生年代部活クラブになるのが特異だけど、幼い頃はクラブチーム所属するのが普通

そこらへんの小学生サッカーしてる「なんとかFC」の「FC」はフットボールクラブの略だよ。

小学校にもサッカークラブはあるけど減ってるし、今や一般的なのはクラブチームの方といってもいいかも。

これが部活にあたる

元増田の内容のどこ見て「納得」したのかな? 読んでこのフレーズが出てくるのヤバイよね!

日本語力の問題でなければ、まさか部活とJユースの比較」で「Jユース=クラブチーム」だと理解していないのかな?

クロアチアにあるような地域クラブチーム文化日本根付かせようと生まれたのがJリーグとその下部の育成組織ということから誰か説明してあげて?

2022-12-02

anond:20221202091401

自分が参加できないからとサゲたりアゲたりするのは恥ずかしい

レギュラー外れたサッカークラブ小学生

2022-11-23

増田のやべーやつ番付2022年11月場所十両以下

(今回の引退増田コーナーは諸々の事情により省略しました。だからもうおっちゃんねるから出てくるんじゃねえぞ)→【今回の幕内】

十両

  • dorawii

上のコテハン増田で自ら名乗ろうとするなど、とにかく自己顕示欲旺盛な人物。本人らしき投稿によれば様々なサイトで暴れている問題児らしいが、増田ではせいぜいここ止まり

ぶっちゃけこの程度のクソガキなど特に珍しくもないのが増田の恐ろしいところである

カテゴリー参照。その名の通り基本的にはゲームに関する日記だが、たまに不安になる(某ブクマカ風)。

虚構新聞罵倒する増田。相変わらず、↑以外ほぼ何も書かない。

  • 救済(たす)けてくれ増田

叫ぶ場所を間違っている増田。こいつもこれしか書かない。

やはりこちらも特定単語しか書かない増田意図全然からない。

カテゴリー参照。架空サッカークラブと思われるネタニュース記事を連載している増田

5chのドメサカ板でも2019年から同名のコテハン活動しているようだが、無関係スレにもこのネタを書き込むため、顰蹙を買っている。

人生クールポコ状態。」なるタイトル増田を何度も投稿している増田。当初、本文はほぼ全て空で、意図不明だったが、最近申し訳程度の文章があることも多い。

関西弁を使わないでください」と主張する増田。また関西人アルフォートを食べてはいけないらしい。なんでやねん

その名の通り増田で朝礼らしきものをしている増田しか投稿時間はだいたい15時台。朝礼とはいったい。

「オデ」という一人称自分語りをするため、ゴーレム呼ばわりされている増田。もしかしたらサイクロプスやオークかもしれない。

  • 【速報】王、

カテゴリー参照。こちらも自分語り増田の一人だが、実は彼氏持ちの女性自称している。王とはいったい。

V豚を敵視し、Vtuberに関する増田を見かけるや粘着トラバをしてくる増田気持ちわからんでもないのだが。

ん?

それは一般論だよね。

できればあなた自身はどうするか、主語を「自分」にして語ってくれると嬉しい。

かにつけて「とにかくニュージーランドに来るのはおすすめしない」増田

一時はnoteに移動したが、結局増田に戻ってきたようだ。


幕下以下

回文になっていない回文から始まる増田水曜日以外もすいすいようび。超長文だが日に二度以上の連投は行わず、概ね無害で愉快な存在しかしあの文体テンションは別の意味ヤバい

ブルマやその他の服の歴史を調べては長文で投稿する増田熱量ヤバい特に害はない。

その名の通り、主に行った場所なんJお嬢スレ風に紹介している増田。どうやら中には子持ちの鯖もいるらしい。

増田お嬢とんかつ部」というのもあるが、両者の違いはよくわからない。

カテゴリー参照。特定サイトから不審者情報転載している増田

2019年頃にも同様の「不審者情報増田」がおり、引用元サイトも同じ。同一人物可能性がある。

テレビ番組懸賞に応募しているらしい増田

番組名や電話番号も書かれているが、他の増田が応募して当選率が落ちたらどうするんだろうか。

2022-10-10

ぺいん

 空が、晴れていました。

 雲ひとつない、青い空。

 窓から吹きすさぶそよ風は、こっちへおいでと私を誘うよう。

 今すぐにでも、窓から飛び出したい気分。

 けれど、ダメなのです。

 無理なのです。 

 三階から落ちたら、人は死ぬのです。

 それに、今は目の前の作業に集中したくて、一心不乱に手を動かしています

 昼休みからコツコツと建造してきた私のお城を完成させなければならないのです。

 庭付き一戸建ての、夢のマイホーム

 建材にはレゴブロックを使っています

 硬くて、壊れにくい素材です。 

 同じ色のブロックをたくさん集めるのには苦労しました。

 おじいちゃんとおばあちゃんとひいおじいちゃんとひいおばあちゃんの合計四人にねだって普通のおうちセットを合計四つ買ってもらいました。

 老人のくそまらない話に相槌を打っておねだりをするのは子供の私にとって拷問に近い所業でしたが、ママの財布からお金を抜いて後で物干し竿に吊るされるよりはマシだと判断しました。結果土日と引き換えに普通のおうちセットが合計四つ手に入ったので良しとしましょう。

 しんと静まり返った教室で私は黙々とブロックを積み上げていきます

 これくらい空気が張りつめていた方が作業捗るというものです。

 残すは外壁の建設のみ。

 普通石垣にするか。

 煉瓦造りにするか。

 どちらも魅力的な提案でしたが、昨日見ドラえもん映画を思い出したので普通石垣を作ることにしました。

「もうちょっとだ」

 腕をまくり額を拭うと、そよ風が一層心地よく感じられます。 

 朝はランドセル一杯に詰まっていたレゴブロックも今や半分以下。 

 この分だと帰りの会でみんなに自慢できそうです。

 きっと万の言葉を用いて私を褒めそやしてくれることでしょう。

 思わず顔がにやけてしまます

 そんな空想に耽っていた時でした。

 がしゃああああん

 はじめ、何が起きたのか分かりませんでした。

 視界の外から勢いよく何かが振り下ろされたかと思うと、私のおうちは粉砕されていました。

「……っ」

 体からすーっと血の気が引いていきます。うんていから手を滑らせて後頭部から落下した時のように、視点が定まら世界はぐわんぐわんと回っていました。

「あ、あ……」

 おそるおそる視線を上げるとまきこ先生しかめつらでこちらを睨んでいます

「何か言いたい事があるようだな」

 重く冷たい声色に少しおしっこを漏らしそうになりましたが、私は勇気を振り絞って立ち向かいます

「……あの、おうち!」

 私の訴えに先生の表情は微動だにしません。それがどうした、と言わんばかりです。

「壊れちゃったんですけど……」

 おののき、震え(主に膀胱が)、尻すぼみになりながらも私は抗議の意を表し続けますしかし、鷹のごとき双眸は依然として私のこめかみを射抜いているようでした。

「その、保険とかってききませんよね……」  

 パァン、と軽快な破裂音が響きます

 揉み手をしてはにかむ私の頭に、丸め教科書が振り下ろされました。

「……あうぅ」

「片づけとけよ」

 先生は教壇の方へ戻っていきます

 心無い笑い声に包まれる中、私は一人お城の破片を拾い集めていました。

 カチャリ、カチャリと一つずつ。

 小さな私の手ではそう多くのブロックを拾うことはできません。また、隣の席のタカユキくんが足でブロックを散らしてきたりするので、私はなかなか片付けられずにいました。

 粉砕されたおうちが頭の中で何度もフラッシュバックしています

 先生はどうしてあんなことをしたのでしょう。

 何も完成間近のものを壊さずとも、私がレゴブロックを机に出した時点で注意すればよいはずです。

 それなのに、わざわざ私が一番悲しむタイミングでおうちを壊したのです。

 ストレスが、たまっていたのかもしれません。おおかた、彼氏とうまくいってないのでしょう。適齢期を過ぎて後のない先生が性急に入籍を迫ったことで時間をかけて育んでいた関係に亀裂が入ったに違いありません。きっとそうです。

 幸せ象徴であるマイホームに鬱積した気持ちをぶつけたくなるのも無理からぬ話でしょう。

 だからといって、許されることではありません。

 悲しみを怒りに変えて誰かにぶつければ、それはまた別の新たな悲しみを生むことになるのです。

 まして、いい大人が、立場の弱い子供に、あてつけのように暴力をふるうなど、あってはならないことです。

 怒りが、ふつふつと沸いてきました。

 私はかがんだまま教壇の方を見やります。ころすぞって気持ちを込めて、きっ、と目を見開いて。

 しかし、先生が気付くことはありません。淡々分数問題解説を進めています。まるで私など、歯牙にもかけないと言わんばかりに。

くそっ……!」

 やけくそになって手元のブロックを投擲してやろうと思いました。

 思いましたが、ブロックを握る手はぴたりと止まります

 体が、震えていました。

 先生には勝てないという本能の働きに屈する自分が情けなくて、目頭が熱くなりました。

「いつまでやってんだよブス!」

 タカユキくんが冗談交じりに私の背中を蹴りました。冗談とはいえサッカークラブの脚力です。とても痛いです。一瞬、呼吸ができなくなります

 体の痛みと心の痛みが合わさって、一層惨めな気持ち助長しました。 

 どうして。

 私ばかりがどうしてこんな目に遭うのでしょう。

 天を仰ぐと、どこからか声が聞こえてきます。それは聖母のような声でした。

小梅ちゃん、痛みは分かち合うものですよ」

 痛みは、分かち合うもの

「そうです。分かち合うのです。あなたならきっとできます

 先生は強すぎてダメでも、タカユキくんなら。

 天の声の励ましを受けて立ち上がった私は、タカユキくんの方へ歩いていきます

 授業中だというのに、腹を抱え机をバンバン叩いているタカユキくん。

 乱暴に打ち付けられているその手をやさしく握ります

「うわっ、なんだよこいつ」  

 タカユキくんはとっさに手を振り払おうとしてきますが、放しません。

 心なしか顔が赤く見えます風邪気味なのでしょうか。

 私は動揺するタカユキくんの手のひらを少しずつほどいていき、そっと机の表面に添えてあげます

「ねえ、知ってる?」

「……な、何を?」

神様が、言ってたんだよ」

「は? 神様?」

 私は隣の席にある筆箱からからプリキュア鉛筆を取り出すとタカユキくんの指の間に挟みました。 

「痛みは分かち合うものなんだって

 鉛筆を挟んだタカユキくんの手の甲へ、ひと思いに体重をかけました。

「痛ってぇぇ!!!!」

 タカユキくんは大声を上げて痛がっていますしかし、タカユキくんは嘘つきです。こないだもサンタさんがいないなんて嘘をついて私を虚仮にしてくれました。そんなタカユキくんのことですから、きっとこれも演技なんです。第一、私はまだ体重の半分もかけていないのに、そんなに痛いはずがありません。

 私は加圧します。   

「痛いって! マジで! 折れちゃうって!」

大丈夫鉛筆はそんな簡単に折れないよ」

 レゴブロックを蹴散らすタカユキくんにも物を大切にする心があったなんて……。

 でも、どうせこれも嘘です。

 私はより加圧します。

「これは、蹴りの分」

「はぅあっ! おいてめえこのブス! 痛いっつってんだろうが!」

 まだ減らず口を叩く余裕があるようです。もっと加圧します。

「これはブスって言った分」

「じ、事実だろうがああああ!」

 また嘘をつきましたので、ぎゅむっと加圧します。

「これは、おうちの分」

「それは先生があぁっ~!!!」   

 

※ 

 

 悲鳴はやがてチャイムと共に沈静化しました。

 タカユキくんはさめざめと涙を流し、やめてよう、やめてよう、と言うだけの生き物になりました。教室は何やらざわついているようでしたが、先生は何も注意しなかったので、きっと問題ないはずです。 

 痛み、十分に分かち合えたと思います

 心なしか晴れやかな気分です。

 さっきまでの怒りが嘘のように体が軽いです。

 これが痛みを分かち合うってことなのでしょうか。

 だとすればこんなに素晴らしいことはありません。

 この行いが広がれば、世の中から争いが消える日は近いでしょう。

 今にして思えば、先生は私にこのことを伝えたかったんじゃないかって気がしています

 私は尊敬眼差しで教壇を見やります

 すると、今度は目が合いました。やりました。心、つながりました。 

「小梅、あとで職員室な」

 余談ですが、タカユキくんの中指は全治一か月だそうです。

2022-09-30

学校に多くを求めすぎなんだよな

さりとてそれが悪いとも言い切れないマイライフ

 

俺は中学から部活サッカーを始めてそれなりの私学の高校スポーツ特待で入って

それなりの大学に特待で入って、その流れで就職までしちゃった

 

うちってクソほど貧乏でなんとか姉ちゃんバイトしてシューズとか揃えてくれたけど

一部の人が主張してる「学校部活の面倒見る必要はない」ってことになってて

サッカーしたきゃ自分サッカークラブに金払って入ってサッカーすりゃいいじゃんって話だったら

絶対就職に有利に働くレベルサッカーなんかできなかったし

多分高校公立だったし、下手したら大学にも行けなかった可能性も高かった

 

学校が面倒見てくれるという形でサッカーやらせてくれたから今の俺があると考えると

顧問先生には悪いけど、すげーありがたかった

休日練習見てくれるのもすげー嬉しかったしさ

 

しか先生無償部活を見てくれることで先生本人がやってらんないほど苦しいなら

それはもっといい方法を考えてほしいとは思うけど

学校では勉強しか見ません、その他の技術スポーツやりたい人は実費で勝手にどうぞ」って形になったら

俺みたいな貧乏人の家庭の人間スポーツすらできねぇってことになりかねない

 

俺は学校部活があって、休日サッカーさせてくれたことをめちゃくちゃ感謝してる

なので、部活なんか辞めちまえ、じゃなくて、なんとかうまい地方法を見つけてほしい

2022-08-01

大子供について行くのもダルいし、世間からうぜぇ目で見られるもの

小学校: 野球サッカークラブの送迎

中高: 塾の送り迎えの渋滞

あと何?

2022-07-20

増田のやべーやつ番付2022年7月場所十両以下

(どうでもいい話ですが、実は前回の番付作成者はこれまでと別人でした。作者やスケジュールを固定したいとかそういう意図はないので、気が向いたら他の増田横審の皆様も好きなタイミングでどんどん更新してもらえればと思います)→【今回の幕内】

十両

  • dorawii

上のコテハン増田で自ら名乗ろうとするなど、とにかく自己顕示欲旺盛な人物。本人らしき投稿によれば様々なサイトで暴れている問題児らしいが、増田ではせいぜいここ止まり

ぶっちゃけこの程度のクソガキなど特に珍しくもないのが増田の恐ろしいところである

投稿ネタを指摘する増田複数人おり、微妙仕事ぶりが異なる。

ただご存じの通りブクマカトラバも本文も読まない上、過去再放送ネタにも平気で釣られて伸ばすダボハゼなので、あまり意味がない。

また、彼らに対して「再投稿は正当な権利」と訴える増田や、彼らをおちょくるためにわざと再投稿を繰り返す増田などが出ており、治安維持に役立っているかどうかも疑わしい。

カテゴリー参照。その名の通り基本的にはゲームに関する日記だが、たまに不安になる(某ブクマカ風)。

虚構新聞罵倒する増田。相変わらず、↑以外ほぼ何も書かない。

こちらも文字通り「千々石ミゲルしか書かない増田。もはや意図全然からない。 ※誤記修正

カテゴリー参照。架空サッカークラブと思われるネタニュース記事を連載している増田

5chのドメサカ板でも2019年から同名のコテハン活動しているようだが、無関係スレにもこのネタを書き込むため、顰蹙を買っている。

  • circulate daemons

こちらも上のタイトルで変なポエム投稿している増田

検索した限りでは様々なサイトで長く活動しているようで、なぜ今更増田に来たのか謎。

読んだBL作品感想を書いている増田結構な長文で、ウザがっている増田もいた。

人生クールポコ状態。」なるタイトル増田を何度も投稿している増田。当初、本文はほぼ全て空で、意図が全く不明だったが、最近申し訳程度の文章があることも多い。

関西弁を使わないでください」と主張する増田。また関西人アルフォートを食べてはいけないらしい。なんでやねん

その名の通り増田で朝礼らしきものをしている増田しか投稿時間はだいたい15時台。朝礼とはいったい。

こいつも↑と同様、あまりよくわからない自分語りをしている増田

今月で52歳になったため、「増田♂51歳の日常からこのタイトルになったらしい。

「オデ」という一人称自分語りをするため、ゴーレム呼ばわりされている増田。もしかしたらサイクロプスやオークかもしれない。

  • 【速報】王、

カテゴリー参照。こちらも自分語り増田の一人だが、実は彼氏持ちの女性自称している。王とはいったい。

V豚を敵視し、Vtuberに関する増田を見かけるや粘着トラバをしてくる増田気持ちわからんでもないのだが。

ん?

それは一般論だよね。

できればあなた自身はどうするか、主語を「自分」にして語ってくれると嬉しい。


幕下以下

回文になっていない回文から始まる増田水曜日以外もすいすいようび。超長文だが日に二度以上の連投は行わず、概ね無害で愉快な存在しかしあの文体テンションは別の意味ヤバい

ブルマやその他の服の歴史を調べては長文で投稿する増田熱量ヤバい特に害はない。

その名の通り、主に行った場所なんJお嬢スレ風に紹介している増田。どうやら中には子持ちの鯖もいるらしい。

増田お嬢とんかつ部」というのもあるが、両者の違いはよくわからない。

一見すると聖書風の増田しかしその内容は石を投げるイエスコピペ級に身もフタもない。

カテゴリー参照。特定サイトから不審者情報転載している増田

2019年頃にも同様の「不審者情報増田」がおり、引用元サイトも同じ。同一人物可能性がある。

2022-07-14

創価中学創価高校の思い出

自分典型的学会2世で、2000年代前半に創価中学創価高校(創価学園)に通っていた。

最近よくあの頃のことを思い出すので適当に書く。

いかんせん20年近く前のことなので中学高校混同してたり不正確かもしれないけど許して。

受験

地元の5歳ほど上の代に創価中学合格したひとがいて、それなりの田舎だったこともありレジェンドのように語られていた。

そのレジェンドが通っていたのと同じ地元の塾に小4から通った。創価学会員はこの手の験担ぎが大好きなのだ

受験

前日に38度の熱を出してしまった。前述のレジェンドも同じようなことがあったなかで合格したらしく、カーチャンは興奮しながら唱題していた。創価学会員はこの手の(ry

当日は携帯本尊(お守りご本尊とも呼ばれる)をカーチャンに持たされた。どんなものかはググってくれ。

お決まりの「公共交通機関でお越しください」であったが、トーチャンの車の後部座席に寝ながら向かった。ゲートで係員に止められていたが、後部座席で寝込む俺を見て敷地内の駐車場誘導してくれた。俺は眠くて寝てただけなのに。

通常の会場とは別室に設けられた体調不良者が集められた部屋で試験を受けた。ポカリ飲み放題で、毛布にくるまって行儀悪く立膝しながら快適に試験を解いた。

俺が受けた年は倍率11倍で過去最高だったとかそのあと聞いた気がする。

入学式

創価学園だからといって必ずしも池ちゃん接触の機会があるわけではないが、俺のいた頃は入学式卒業式は確定で池ちゃんが来ていた。

普段は会館で見る衛星放送映像の中にいる池ちゃん(とそのスピーチ)を生で見られるということで、たぶん保護者が一番テンション高かったんじゃないかな。

うちもカーチャンテンション爆上がりしていて、出席できるのは保護者の片方だけだったがトーチャンは問答無用蚊帳の外に置かれていた。かわいそう。

ちなみに俺の在校中に池ちゃん入学式卒業式に出なかったことが2回ぐらいあって、それまでは皆勤だったから中々の衝撃を学会シーンに与えていたような記憶がある。

あとスピーチ中の池ちゃんはアゲどころで机を手でバンバン叩くことが多く、その少し後に流行ったやる夫AAの「だっておwwwwwバンバン」を見たときに池ちゃんだろこれって悪友と笑ったことがある。

かっぱえびせん

入学式卒業式ほどじゃない節目イベントときに池ちゃんからメッセージ差し入れが届くことがあった。

終業式のときなんかに学年主任が「池田先生から差し入れいただきました!」って言って全校生徒にかっぱえびせんが配られるのが定番だった。

コンビニで売ってるようなサイズ感ではなく一回り小さいものだったので「けちくせー」と思った記憶がある。貰い物に文句をつけるな。

何より面倒くさくてウザかったのが、その手のことがあるたびにクラスでA5の便箋が配られて「今回の感想と決意を書いて提出しなさい」と先生から言われたことだった。学会員決意するの好きすぎる。

かっぱえびせん感想も決意も出るわけもなく、俺は一回も提出したことないがそれで怒られた記憶はない。真面目な生徒は毎回提出していたように思う。

唱題部屋

創価学会においては、唱題という行為をすればするほどえらいという価値観がある。本尊にむかってみんなで「なんみょーほーれんげきょー」と連呼するあれね。

校舎の一階に謎の立派な扉があって、その奥に20畳ぐらいの和室本尊があった。

体育会系メインストリームなひとたち(サッカー部野球部)なんかは大きな大会の前になると、朝や昼休みに総出で唱題をしていた。練習すればいいのに。

かに生徒会とかの意識の高い優等生自発的に空き時間に唱題しに来てた。

ちょっと記憶あいまいなんだけど、誰でもアクセスできる部屋というわけではなく、部活で唱題する人と一緒に応援をしたい人とか、招待制というかクローズド場所だったような気がする。誰も唱題していない時間に潜り込んで畳の上で昼寝した思い出。

休み時間サッカー

創価学会とあまり関係ないが印象深い思い出がひとつある。

小学生のころ休み時間サッカーをするのが好きだった。地域サッカークラブみたいなところにも入りたかったが親に許されず、そのまま下手の横好きで休み時間サッカーを続けていた。

中学入学してすぐのころ、休み時間サッカーに混ざりたくてそれとなく輪に入ったら横で同級生同士が「なんで増田がここにいんの?プゲラw」と話しているのが聞こえてそれ以降休み時間中庭に近寄るのはやめた。体育もスポーツも大嫌いになった。

当たり前だが同級生はみんなどこにでもいる普通思春期10代だった。それまで接した創価学会大人たちはみんな優しかったので、こんなんだったらこ学校に進んだ意味ないじゃんと思った。

唱歌

創価学園を語るうえで欠かせないのが愛唱歌存在で、校歌や寮歌のほかに10種類以上の愛唱歌と呼ばれる歌があった。

休み中庭で、掲揚された三色旗の前で有志で愛唱歌を歌う活動があった気がする。

唱歌のうちとりわけ記憶に残っているのは「負けじ魂ここにあり」という歌で、気になる人は歌詞をググってもらえるとわかるけどテンションの上がりそうな勇ましい感じの曲だ。ここぞという機会で歌われていた。

1番から5番まである長い曲で、平時は1番と3番と5番が歌われていた。式典とかの機会だとフルバージョンだったかな。Radio MixOriginal Mixみたいな。

いわく5番が一番大事だそうで、5番だけがちゃんが書いた歌詞だったかな?1番~4番の長い前振りがあって、5番に本命が来る。クラブミュージックか?

これを書きながらググった歌詞見直したらメロディー覚えてて歌えちゃった。人間記憶すごい。

ちゃんネーム

創価学会では、学会本部に依頼すると池ちゃん子供名前を付けてもらえるサービスがあるのは有名。

ちゃんネーム割合結構高かった気がする。クラスに2,3人ぐらいはいた。

創価大学への推薦

中学卒業してエスカレーター高校へ進学すると、創価大学への推薦を見据えて学校生活を送る必要が出てくる。

確か条件が5段階評価の平均と、欠席・遅刻日数だったかな。

成績に関しては赤点取りまくらなければ大丈夫、ぐらいのラインだったと思う。欠席と遅刻は年間だったか累計だったか10回まで、みたいな感じだった。

自分創価大学へ行く気は早々に失っていたので、面倒くさいと思ったら勝手に早退して家でラグナロクオンラインやったりしてた。

成績はボロクソだったが赤点補習をきっちりとこなせば問題なかったので、留年とかそういう問題は皆無だった。なんだかんだで寛容で優しい学校だったと思う。

体育の赤点だけは、夏休みに登校して体育教師顧問をするサッカー部と一緒にトレーニングをする、みたいな内容でそれが嫌で最低ラインの出席3分の2を維持するハックで乗り切った。

ちなみに一度受けた体育の赤点補習では、俺の休み時間サッカーの件の当事者サッカー部だったのでそいつが居たが、妙に気遣ってくれたりしてむずがゆかった。あいつ良いやつだったな。

総合的な学習と池ちゃんスピーチ

創価学会にはとにかく記念日が多いのだが、記念日会合で池ちゃんスピーチをぶると翌日には聖教新聞に全文が掲載される。

総合学習みたいな時間にはその聖教新聞クラスで配られ一文読みをしていた。ここでもかっぱえびせんときと同じようにA5の便箋感想と決意を書かされる。一度も提出したことはないが(ry

ちゃんスピーチの全文を読んだことある人がはてなにどれぐらい居るかわからないが、池ちゃんスピーチって基本的に中身がない(個人の感想です)

「〇〇(歴史上の偉人)は言った、ほにゃららほにゃらら。だから君たちも勉学に努めなさい」一同「ハイッ!」っていうのが池ちゃんスピーチ定番のやり取りで、勉強しろって説法をするとき引用しか言えないのかこの人、と常に思っていた。

他には「戦争悲惨だ、最低の行為だ」「いじめはよくない、いじめ人間100%悪い」みたいなありふれた内容で、何をみんなそんなにありがたがっているのか分からなかった。そのためにはどうしたらいいのか、どうすべきなのか、具体的な方法理論言及することが皆無だった。せいぜい本を読めとか勉学に励めとかそれぐらいで、マセガキだった俺の好みの内容ではなかった。

「いついつの会合スピーチめっちゃよかったよね~」と言っている同級生もいたが、松屋吉野家ぐらいの違いしか俺には分からなかった。

哲学者の道

創価学会は独特な語彙やネーミングが多いが、学校にもそれはあらわれていた。

中学ロッカールームは「鳳雛ホール」という名称だった。ほかに学校内の講堂は「池田講堂」だったり、食堂が「栄光ホール」みたいな名前だった気がする。一番大きい体育館も何か独特の名前があったと思うが覚えていない。俺の卒業後に校舎が建て直されたりしてググっても情報全然出てこない。

最寄り駅の鷹の台駅から学校までは10分以上玉川上水沿いを歩くのだが、玉川上水沿いの道は「哲学者の道」と呼ばれていた。哲学者の道を横に外れた場所昔ながらの林があって、そこでエロ本を見つけたことがある。なるほど哲学者の道

ちなみに近隣の武蔵野美術大学白梅学園の生徒もここを使って通学していて、妙に大人の女性に見えたなあ。

白梅学園バス停前後創価学園と朝鮮大学校に囲まれている画像なんかが有名だけど、不思議朝鮮大学校に関する記憶がない。

終業式だか始業式を飛ばして悪友と学校を抜け出して武蔵野美術大学学祭に遊びに行ったのは楽しかった。

VIPスレ立て

悪友が「創価学園の生徒だけど質問ある?」みたいなスレを立ててVIPで爆伸びしていた。創価系の質問スレググる結構多いけど、当時2chにどっぷり浸かっていた俺の知る限りでは悪友のスレ元祖だと思う。

校内の写真とかをガンガン上げていて大丈夫かと思った。今でもインターネットで出回る創価学園にまつわる有名画像のいくつかは悪友がアップしたもののはず。

生徒や先生たちの宗教観

基本的には学会二世しかいないので、典型的創価学会員の世界観を持っている生徒が多い。

一方俺はネットde真実ゴリゴリにこじらせていたので、普段からちゃん創価学会懐疑的スタンス公言していたが、それでいじめられたりするようなことはなかった。池ちゃんいじめを許さないご指導が活きていたのかもしれない。

ちゃんへのおかしいと思った点を熱心な生徒に話してみたりしたが、全否定されたり人格否定されるようなことはなくまともに議論じ応じてくれたように記憶している。

なにかの学校行事の決意発表大会みたいな学年集会の場で「俺は正直池田大作という人は別に好きではなくて~」みたいに自分の考えを披露したことがあるが(今思うとこじらせすぎている)、それでも「こう考えてる人がいることが分かってよかった。増田言葉で聞けて良かった」とニュートラルな反応をしてくれた同級生いたことが印象的。

一方で先生頑迷な人が多かったように思う。一度英語先生に「創価学会員はどうして個人なのに人の投票行動に介入するんですか?自分で決めるべきことなのでおかしいと思う」と言ってみたことがあるが、「人は選挙権のほかにも、個人として選挙をお願いする権利もあるんだよ」と答えになっていない返答をされた。いまでも意味わからん

現代文のH先生

基本的にあまり好きな先生はいなかったが、現代文のH先生だけは好きだった。

やたらと情熱的な語り口で面白い授業をするひとで、いろんな国へ旅するのが好きで授業の雑談ではその話を臭いぐらいロマンチックに話すので好きだった。

ほかの教科はやる気皆無だったが、現代文だけはノートもしっかり取っていたし、試験前のノート提出もしていた。

あるときH先生に提出したノートを紛失された。丁重謝罪されてノート点も満点つけてもらった(らしい)が、それ以降H先生の授業へ興味を失った。クソガキすぎる。大人だって失敗するときはあると今ならわかる。

スクールカースト

平等平和を謳う創価学会員もしょせんは人の子なので、スクールカースト存在していた。

今でいう陽キャは「メジャー」と呼ばれ、陰キャは「マイナー」と呼ばれていた。

ちなみに親が幹部かどうかはスクールカーストには関係なかった。ただディベート大会で全国レベルの成績を残したり、生徒会役員だったりするようなインテリ勢は親が幹部っていうパターンが多かった。そしてインテリ勢はメジャーマイナーの括りにも縛られないアウトサイダー雰囲気があった。

不祥事

不祥事っぽい出来事もあった。

世は前略プロフィール全盛期、同級生メジャー勢の女子前略プロフィール(というかそれに付随するいわゆる「リアル」のページ)で飲酒パーティー写メ(死語)をアップしていて、学校に垂れ込まれて停学になってた。

停学になったメジャー女子たちはほとんどその後創価大学へ進学し、銀行員になったり不動産屋になったり売れないクラブDJから水商売世界に入ったり、様々なよう。

疲れたのでこのへんで。またなにか記憶の扉が開いたら書く。

追記

履歴書学歴呪いについてのブコメをしている人がいるが、今のところ特に困難だと感じたことはない。

転職もしつつ順当にキャリア年収を上げて生きてきたけど、「親が創価なんで」の一言でそれ以上深掘りされることも差別されることもない。

2022-05-23

サッカーサポーターの品のないのが居る

これは、どこのクラブにもいるんだけども。

最近では大宮サポーター暴行を起こすなど、埼玉サッカークラブと一括にされるような有様だ。

まぁ、前述したようにどこのクラブにも品のないサポーターはいるのだけれど、中でも浦和特にひどい。

私は浦和レッズファンだ。それこそレッズが出来てからずっと変わらない。

それなりに色々見てきた中でサポーターの質を言えば浦和が一番ひどいと感じたのだ。


一言で言えば『血の気が大すぎる』

本人たちも気づいているのかもしれないが、ヒートアップしすぎて歯止めが効かないくら暴走する。

応援っていうのは、それぐらい熱狂的な部分も必要なんだろうけれども、

正直なところルールを守れない時点で私はレッズファンと認めたくない。

サッカー選手スポーツマンシップに則ってスポーツを行ったとしても、サポーターに品がなくルールも守れないのが混じっていれば、クラブ自体が悪印象を持たれるのだ。

から、私は暴走する一部のサポーターサポーターと認めないし、レッズファンとも認めたくない。

あれは単なる迷惑な観客で、サッカー好きでもなんでもない。

クラブもっと厳しく罰してほしいものだ。

2022-04-09

anond:20220409203950

なんで必要あるわけ?

入る入らないは個人勝手だろ。

お前はなんでサッカークラブに入ってないのか説明できんの?

2022-03-02

ロシア人から権利を奪う事は正しいのか?

FIFAロシア正式ワールドカップから排除する事を決定し、UEFAロシアサッカークラブ国際大会から排除する事を決定した。

ロシアサッカー選手は、目標としていた国際大会での活躍の機会を奪われた事になる。

このことは正しいのだろうか?それを問いたい。

解雇もやむを得ない場合

ドイツでは、従前よりプーチン大統領と親交があった指揮者が、ロシアが始めた侵略戦争に対してどう考えるのか?を表明するように

期日を設けて要求され、期日までに応えなかった事で解雇となった。このケースなどは、同指揮者プーチン大統領と同じ考えを持っている

と考えられても仕方ないと言えるし、楽団にとってのイメージ悪化を損害と考えるのであれば契約を解除するのは正しい判断と言える。

であれば、サッカー選手クラブに対してロシアが始めた侵略戦争に対しての批判を求めてはどうだろう?

ロシア侵略に強い反対を示させ、ウクライナ国旗に敬意を払わせ、プーチンロシア国民に即時の停戦を呼び掛けるメッセージ試合前に言わせてはどうだ?

ウクライナ人はプレーできない。もう永久に。

とは言え、心情的には飲み込めない問題もある。既に報じられているように、ウクライナ人のプロサッカー選手複数名が戦闘によって命を失っている。

まだ生きているウクライナ人のサッカー選手国家総動員令によって故国を守る防衛戦争従事する為に、練習試合も行う事が出来ない。

このような状況で、侵略をしている最中当事者であるロシア人だけがサッカー選手としてプレー出来る事に、心情的には許せない怒りを覚えるのは普通人間だろう。

だが一方で、このロシア人は直接戦闘を行っている兵士でもなければ、意思決定にかかわった政治家でもないということは言える。

侵略に賛成しているのであれば権利を奪われて当然だが、反対している選手までが奪われてしまっていいのか?とは考える余地があるだろう。

例えばだが、国際大会出場で得られる俸給や賞金などの全てを、ウクライナ寄付させるのはどうだろうか?

クラブ選手を含めて、彼らが戦うのは国や自分利益の為ではなく、ウクライナのためであればどうだろう?

仮に最後まで勝利をしてもタイトルを得ず、それを敗者に譲る、参加のみの資格にしてはどうだろう?

全てのロシア人を罰していいのか?

ロシア人の中には侵略に関与し正当化し賛成する者から、反対してデモを行い逮捕される人までいる。

侵略に関与した者も、賛成する者も許されなくていいし、それは罪だ。ウクライナ人は、その存在すら許さなくていい。

だが反対するものからサッカー選手として試合に出る権利までを奪う事は、はたして適切なのか?とは考えてしまう。



とは言え、ウクライナ人がサッカー選手であることすら許されない時に、ロシア人がサッカーをする。それは酷い冒涜であるようにも思えるのは事実だ。

ポリティカルコレクトネス的には、クリミア以前より侵略に反対してきたロシア人はプレー出来るべきなんだろう。

だが、クリミア侵攻を容認し賛成した人間が、今サッカー選手であることはウクライナ人への酷い冒涜だと思うし、個人的にも人間として許せない思いも強い。

から試合に出ているロシア人にブーイングと石を投げつけたい気分ではあるのだが、それでも彼らはサッカーをしてもいいのではないかとも思うのだ。

皆さんはどう考えているだろうか?

2021-09-07

ポーランドブルマー、結局名称は何なんだ?

はじめに

最初にブルマーについて調査した記事で、ポーランドブルマーの映っている動画を紹介した(3:55頃から)。そのことから自分ポーランドにおけるブルマー存在証明したと満足し、それ以上の調査をやめた。しかし、先日のドイツのブルマーにまつわる記事で、ドイツ語のブルマー名称を知ったこからそもそもポーランドブルマーを何と呼んでいるかを調べた。

結果として、今回は具体的な名称を見つけることはできなかったが、ポーランドにおけるブルマー年代をもう少し細かく絞り込むことができた。

ポーランドの体育の起源

ポーランドの体育の歴史は1805年にさかのぼる。医師であり化学者でもあるJędrzej Śniadeckiが、身体の訓練がなおざりにされ、精神だけの訓練が行われていることを嘆き、体育を創始した。彼の目指した水準は高く、「レスリング、さまざまな武器使用ダンスジャンプ、高い木に登る、溝をジャンプする、水泳乗馬、走りながら馬に乗る」などが教科に含まれていた。また、どうやらそこの学校では、ポーランド語も教えられていたようであるポーランドが分割されていた時代のことと考えれば、驚きである

Kto wymyślił lekcje WFu?

サイト名が「ファクト」で少し胡散臭い

ポーランドとSokół(ソコウ)

ソコルはチェコのブルマーについて記載した記事でも書いた通り、チェコ民族的体育運動協会であるポーランドのソコウはそこから派生した団体である1863年蜂起の失敗後、同年2月設立された。同時期のスカウト運動とは逆に、右翼的傾向があった。それに危機を覚えた当局による迫害が続いた。プロイセン占領下のポーランドでもそうであったし、独立後、再びナチス占領されても迫害を受けた。

にもかかわらず、ソコウはポーランド独立運動の一翼を担ったのである

しかし、共産主義政権が成立するとソコウは違法化され、これにまつわる情報はすべて検閲された。1989年合法化され、1990年にソコルポランド体育協会連盟(とでも訳せるか)

名称を変更、現在は80のグループ8000人を擁し、若者愛国心市民義務を教える団体となっている。

なお、余談だがサッカー庶民スポーツとして嫌ったため、20世紀に何人かのメンバー離脱独自サッカークラブができるが、これがポーランド最初サッカーチームの起源である

Sokół - Wikipedia

英語版では1935年の提灯ブルマー確認できる。ポーランド語版では1937年、提灯ブルマーでのマスゲーム確認できる)

ポーランドの体育での服装(結局ブルマーはいていたか?)

上記の「ファクト」というサイトによれば、当時はズボンとゆったりとしたシャツを着て、女の子ドレスを着て運動した、と書かれている。またソコウ(自動翻訳では「ファルコン」と出てくる)では軍服のようなものを身に着けた、とあるブルマーに関する記載がないことに、僕は困惑した。証拠となる映像画像もそろっているのに、文章が見つからないのである

ポーランド語は一言もわからないので、以下の語を翻訳し、組み合わせて検索してみた。「体操着」「紺色」「ブルマ」「短パン」「共産主義」「1960年」「歴史」「恥ずかしい」など。ここで思いがけなかったのが、中東欧の多くの言語で「体操着」で画像検索すると、女性用のレオタードばかりヒットすることだった。

Wikipediaポーランド語版Mundurek szkolny(学校制服)で検索したが、それらしいものはヒットしなかった。イギリス制服に関する項で、

  • Spódniczka sportowa lub szorty z logo szkoły (dziewczęta)
  • Szorty sportowe (dziewczęta)
  • Kostium gimnastyczny (dziewczęta)

とあり、これは

意味するので、検索のヒントになるかと思ったが、結局見つからなかった。

やっとのことで、あるサイトで、こんな証言を見つけた。

pamietam obowiazkowy stroj na wf szorty granatowe bialy podkoszulek.

これを日本語にするとこうなる。

体育の必需品、ネイビーブルーショートパンツ、白いTシャツを覚えています

これが数少ない、ポーランドブルマーにまつわる証言である。名も知らない誰かのコメントで、ポーランドブルマーはあったのだと、映像だけでなく、言語でも納得できた。

ブルマー写真さまざま

こちら過去ポーランド撮影した写真アーカイブだ。検索ワードをgimnastykaに変えても同じような写真が出てくる。

幸いなことに、写真の下には年代記載されている。1930年代1948年と書かれた写真は提灯ブルマーだが、1960年代を映している写真は、間違いなくショーツブルマーだ。

また、こちらでは、少しダボダボしているが1950年代ブルマー確認できる。

他にもブルマー運動する女性写真は何枚か見つけたが結論は同じであり、リンクをいたずらに増やしても意味がないので、割愛する。

陸上ブルマーについて

陸上ブルマーバレーボールブルマーについてもある程度調べようと思った。一つには、日本ブルマーバレーボールに影響されたという説があるからであり、もう一つにはブルマーポーランド語での名称を探すヒントになるかと思ったからだ。

こちらでは1972年陸上ブルマーの普及の様子を確認できる。

また、こちらでは陸上ブルマーの是非について論じているが、タイトルが「Majtki dla biegaczek」、和訳すると「陸上パンティー」である。これがブルマー正式名称かと思ったが、どうやら違うようである

これ以上探しても見つからないので、調査は一段落とした。元々は体育のブルマー調査だ。プロスポーツブルマーとは少し違う。日本でも競技ブルマーの浸透した年代と、学校制服ブルマーの普及した年代には、かなりのずれがある。名称調査はともかく、この画像検索ではずれが出てくる。いずれ、競技ブルマーの普及した年代調査することがあれば、そのときに改めてまとめなおす。

結論

調査での反省

しかしたら、グーグルもDeepLも、単語レベルでの正確なニュアンスに関してはまだ改良の余地があるのかもしれない。また、日本語から英語からかでも、訳語がぶれた。

それと、今回は自分の落ち度だが、系統的単語を調べず、頭に浮かんだまま検索したので、何度も同じ単語検索してしまった。また、サイトによっても訳語のブレがあった。気晴らしの調査であるとはいえドキュメントファイルかなにかで記録を取りながら調査すべきであった。

しかしたら、画像検索ではなく、文章検索すべきかもしれない。たとえば、「体操着 共産主義」ではこちらの質問サイトが見つかり、ブルマーが黒っぽかったことを示唆する内容もある。

Wątek "Strój gimnastyczny " - wielkiezarcie.com

今後の展開と次回予告

できることなら、なんとかポーランドブルマー名称確認したい。

また、ブルマーの普及状況について、国ごとに調査継続したい。

ちなみに、今回自分は並行してハンガリーブルマー事情について調べていたのだが、思いがけないことが明らかになった。それに関してはできたら一週間以内に記事アップロードし、共有したい。

遅れたら失礼。

2021-06-23

anond:20210622144801

「男だと思って付き合っていた」という状態が実は正しくなくて、正確には「幼少期に性別なんて気にせずに付き合っていた」のではないかと思う。

実際、幼少期、第二次性徴が始まる9歳くらいまでは外面的に男女の差はさほど大きくない。これは体力的、筋力的にもそうであり、それくらいまでの子供は男女関係なく同じように遊ぶことが可能だ。それくらいの年までは地元サッカークラブ野球クラブにも普通に女の子レギュラーでやっていたりする。

まり、第二次性徴が始まる前の男女の間にはほとんど性別がないと言える。

それが第二次性徴が始まったあたりから体つきが変わってくる。体つきが変わると同時に、周囲からの扱いが変わってきたりするのでこれまではズボンはいて走り回っていたのがいつの間にかスカートはいたりする。体格にも差ができてくる。

そうして昨日まではなんとなく「なんか同じ生き物仲間」だった奴が、ある日突然「異性」になる。「お前、女だったのか…」は別に漫画の中だけにある特別なことではないのだ。

一つ違うことがあるとすれば、普通の「お前、女だったのか…」は第二次性徴が起きる小学校中学年くらいに起こり、そのときにはまだ「恋愛」という概念希薄であるということ。それでも幼馴染がめっちゃ女の子になって意識してしまい、淡い恋心を抱いたことがある増田もいるんじゃないかと思う。

その第二次性徴の時期を共に過ごさないで「性別のないなにか」だったモノが「完全な異性」になった状態で急に再会した場合に「いや、お前めちゃくちゃ女やんけ!」となることはわりと普通のことではないだろうか。そこで恋に発展するかどうかは正直作品都合でしかない気はする。

そもそも恋慕=性欲と直結させてしまうのはまぁ、どうかなと思わんでもない。

上にも書いたが、精神は肉体に依る。身体が変われば意識も変わる。性別がなかったころの関係性を性別ができてからも続けろよ、というのはなかなかに酷だ。元増田はおそらく女だと思うのだが、ある日友人だと思ってた女の子が性転換してバッキバキの男になって帰ってきても同じ関係を続けられるだろうか。

なのでまぁ、苦手なのはしょうがないとしても、いろんな理由があるんだよということだけ言ってみたかった。

 

ちなみに逆のパターン少女漫画なんかにはいくつもある。例えば、幼少期に一緒におままごとをしていたり、いじめられているところを逆に女主人公に助けられていたりした男の子とばったり再会したら背がグンっと伸びて骨格もガッチリとして来ていて「うおっ、男やんけ」となってしまって好きになってしまう、なんてのは「あーあるある」となる増田もいるのではないかと思う。

そんなこんなでそんなこんなである

2021-04-24

家の外に出られないことが”我慢”になる人間気持ちがわからない

外で遊びたい盛りの小学生ときにわざわざ家までピンポンしにきて公園での遊びに誘ってくれる友達がいたのにそれを断って家で一人で遊んでたり、雨が降って外での体育やサッカークラブ試合が中止になると皆悲しんでいるのに一人喜んでいたような人間なので「家から出られないこと」=「辛い」になる世間一般感情がわからない。

きっとそちら側からみるとこっちの感情理解できないだろうし、ワクチンが行き届けば元通りになってしまうだろうが、わずかでも雑に「インドア派」で括られていた人類が「アウトドア派」に対して優位に立てた期間があったことを誇りに思うよ。

日本って歴史20世紀1世紀輝いただけで、あとはずっと中国より格下の中堅国家なのに、そのごく一時期に自分が育ったからって世界トップと比べてやかましい連中がいるんだな

大昔にカップ戦で優勝しただけなのに、そのせいで「○○らしい人もボールも動くサッカー」とかいう幻影を求めて追いかけて没落していくアホなサッカークラブみたいだ

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