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はてなキーワード: 対立軸とは

2024-11-18

anond:20241118161002

いつまでも保守リベラルとか右翼左翼という古い対立軸に囚われていると、カルト陰謀論という新しい軸に飲まれ意味のわからないところに連れて行かれることになる

2024-10-28

二大政党とか言ってる人いるけどどういう対立軸を想定してるの?

今回自民と立民がいい感じで分かれたか二大政党云々と言い始めている人がいるけど、何を軸に対立するの?

裏金が云々とかスキャンダル出したほうが負けみたいな不毛な戦いを延々と繰り返すのはあまりにも無駄すぎるが、今の自民立民ならそういうしょーもない対立しか起きないと思う

なので別の軸が欲しい


右翼左翼

自民も立民も基本どっちつかずだから政党再編成が起きない限り無理

あと、左右の対立外交軍事経済あらゆる面で対立して政権交代による変化が大きくなり、中道支持が多い日本には合わないと思う

経営者労働者

個人的にはこれが一番手っ取り早いと思う

経営陣とのつながりが強い自民労組連合)とつながりが強い立民

例えば、経営者円安を好み労働者はほどよい相場を求める、とわかりやす対立軸ができる

税制経営者労働者対立すると争点がわかりやす

一方で外交軍事は細かい思想の違いがあっても大きく変わることはないだろうから安定するので中道好きな日本国民にも合っている

他にも対立軸ってある?

てか想定している対立軸ってあるの?

anond:20241028105722

弱者男性だが、必要いから負けたんだよ

現役世代男性向けの国民民主党とあらゆる高齢者向け政党対立軸から

もちろんそんなの分かってるから主にリベラルフェミニストから国民民主党攻撃されまくってるが、いつもの奴だなで終わる

これから自民維新から攻撃されるかもしれない

必ず高齢者の味方をする共産党なんかどうだっていいんだよ

俺は今後れいわに入れることも絶対にないしな

あと立憲共産党になったことで極左リベラルちゃんと立憲に浸透してるから安心しろ共産党なくても立憲がやるから

2024-10-27

二大政党制になるとすると、対立軸は何になる?

現代日本二大政党制に近付くための政界再編が起きるとすれば、以下のような政策軸で政党離合集散が考えられます

 

1. 経済政策(成長志向 vs. 格差是正

• 成長志向型の政党: 資本主義的成長を重視し、経済活性化規制緩和イノベーション支援を優先する政党です。企業競争力強化や減税、労働市場改革が主要政策になりうるでしょう。

格差是正志向型の政党: 社会的公平性格差是正に力を入れる立場政党です。所得再分配労働者権利強化、最低賃金引き上げや社会福祉の充実などが中心課題となるでしょう。社会民主主義福祉国家に近い政策を取り入れる可能性があり、若年層や労働者からの支持を集める可能性があります

 

2. 安全保障外交政策(対中強硬 vs. 対話路線

• 対中・対北朝鮮強硬派: 安全保障を強化し、中国北朝鮮の脅威に対抗するため、防衛費の拡充や自衛隊能力強化、日米同盟の深化を推進する政策を重視する政党です。国民安全を最優先とする姿勢が特徴で、防衛力の増強と独立した防衛政策の整備を強調する傾向が見られるでしょう。

対話協調派: 対話による平和解決を重視し、近隣諸国との経済文化的協力や地域間の安定を優先する政策です。中国北朝鮮との関係改善模索しつつも、米国との関係を維持する立場を取る可能性があります国際機関を通じた多国間主義に重点を置くことも特徴です。

 

3. エネルギー環境政策(脱炭素推進 vs. 現実的エネルギー維持)

• 脱炭素推進派: 脱炭素社会の実現を掲げ、再生可能エネルギーカーボンニュートラル政策に注力する政党です。環境問題に敏感な若年層の支持を集める可能性が高く、規制の強化や補助金を通じて、クリーンエネルギーへの転換を推進します。

現実的エネルギー維持派: 脱炭素には取り組むものの、現実的コストエネルギーの安定供給を重視する立場です。原子力発電所の再稼働や新規建設化石燃料の利用延長など、安定供給を確保しつつ段階的な脱炭素を目指す姿勢を取る可能性があります

 

4. 社会政策保守的価値観 vs. リベラル社会改革

保守派: 伝統的な家族制度や教育観を重視し、憲法改正防衛政策の強化、移民政策制限など、国家安全国民の安定を優先する方針です。結婚家族を中心とした政策教育改革に関しても日本価値観を守ることを重視します。

リベラル派: ジェンダー平等や多様な価値観尊重外国人労働者移民の受け入れの拡大、LGBTQ+などの少数派の権利を重視する政党です。多様な生き方価値観承認教育自由化保護改革などが目標として掲げられるでしょう。

 

5. デジタル社会行政改革デジタル化促進 vs. 生活重視の慎重派)

デジタル化促進派: 行政効率化やデジタル技術の推進を通じて、経済成長や社会サービスの向上を図ります。例えば、マイナンバー活用範囲拡大、IT技術活用した行政効率化、デジタル人材育成などが含まれるでしょう。

• 慎重派: デジタル化の波に乗る一方で、プライバシー保護セキュリティ対策弱者対策に焦点を当てる政党です。デジタル化による不利益リスクを最小限にするための政策、そして、高齢者デジタル弱者サポート強化を目指します。

 

これらの政策軸に沿って政党が分裂・再編成され、二大政党形成されることで、国民政策に基づく選択肢を持てるようになる可能性があります。また、実際の政治動向や経済情勢、国際関係の変化に応じて、新しい政策連合やコアな支持層の動向も変わるでしょう。

anond:20241027051957

この意見には、いくつかの妥当な指摘が含まれている一方で、以下のような問題点矛盾点も見られます

 

1. B層概念適用に関する曖昧

元来の「B層概念は、小泉政権期に特定広告戦略として定義されたものであり、「構造改革肯定的で、IQが低いグループ」として分類されました。しかし、「新しいB層」という用語を用いることで、元のB層とは異なる対象を指しながらも同じような「操作やすい層」というイメージを引き継いでいる点には問題があるかもしれません。これにより、本来B層インターネット時代の「新しいB層」との違いが不明瞭となり、読者に誤解を与える可能性があります

 

2. 「ネット右翼」との曖昧関係

「新しいB層」と「ネット右翼」は重なる部分が大きいとしながらも、完全にイコールではないとしていますしかし、この説明はやや曖昧であり、ネット右翼との具体的な違いや共通点が詳細に説明されていないため、両者がどのように区別されるかが分かりにくくなっていますさらに、「新しいB層」がネット右翼に限られず、幅広い属性を含むとするならば、「B層」という呼称自体が適切かどうかも疑問です。

 

3. 世代対立単純化

インターネット既存マスコミ」や「現役世代シルバー世代」といった対立軸を強調していますが、この二項対立は必ずしも現実に当てはまるわけではありません。例えば、インターネット活用する高齢者も増加しており、年齢層や属性に応じて情報源信頼度や態度は多様です。また、若年層でもマスコミを信頼する層や、年配層でもネットの影響を受けやすい層がいるため、単純に世代対立還元するのは正確さに欠けるかもしれません。

 

4. 「情報強者幻想」とマスコミ不信

インターネットでの情報収集を「情報強者」としての幻想に結びつけ、反マスコミ感情と結びつける説明は興味深いものの、ここでの分析一面的かもしれません。インターネットでの情報収集が必ずしも「情報強者幻想」につながるわけではなく、多くの人々は複数情報源からバランスを取って判断しようとしています。また、マスコミ不信は近年の報道偏向不正確さから生じている面もあり、単なる「反マスコミ感情」では片づけられない複雑な要因が関わっています

 

5. 政治的利用の容易さに対する矛盾

「新しいB層」は、反マスコミ感情を持つために操作やすいとされていますが、同時にインターネット情報を得ている自覚が強く、情報収集積極的に行う層でもあると述べています。このため、実際には特定政治的メッセージに対して批判的に考える能力も持ち合わせており、必ずしも「操作やすい」層とは限らないのではないかという矛盾が生じています

 

総括

この意見は、「新しいB層」という概念を通じて、インターネットの普及と現代政治への影響を考察する試みとして興味深い点もありますが、一部の説明曖昧さや単純化が見られます特に情報収集スタンス世代間の複雑な関係性を考慮しつつ、もう少し多面的議論を展開することで、より説得力のある主張となるでしょう。

インターネット時代の「新しいB層」が選挙明暗を左右する

 本日衆院選。今はまだ早朝なのでどんな結果が出るのかはわからない。が、これから出る結果を見た際に、インターネット時代の「新しいB層」を取りこめたか否かで各党の明暗が分かれたという分析に至る可能性が極めて高いだろうと予想している。

 「B層」という言葉小泉政権時代に生まれた。郵政民営化国民に支持してもらうに際し、広告代理店小泉政権の主な支持層として想定したのがB層である

 構造改革肯定的か否か、IQが高いかいか、この2つで縦横の軸にして国民を4つのグループ(A層~D層)に分け、構造改革肯定的(あるいは中立的)でIQが低いグループのことをB層と呼んだ。

 具体的な人物像としては、主婦子供シルバー世代など、具体的なことはよくわからないが小泉総理キャラクターを支持しているような、マスコミに流されやす人物B層として想定される。

 一方で、今自分話題にしている「新しいB層」はこの本来意味でのB層とは異なる。20年近くが経ち、インターネットは完全に普及し、状況は変化している。

 本来B層マスコミに流されやす人物のことだったが、自分の言う「新しいB層」とはインターネットに流されやす人物のことである

 彼らは主にSNS動画サイトを通じて情報を得る。

 もちろんインターネット上での政治的言説には多様性がある。そのため単にインターネットに流されやすいといってもなにか特定政治的傾向を示すことはなさそうにも思える。しかしそうではない。

 インターネットに流されやすい人に共通する特徴として、「インターネット情報を得ている自分」に対してアイデンティティのようなものを感じているというのがある。あるいは、インターネットに対して我々意識というか部族意識というか、そういうものがある。

 その結果として、インターネット対置される既存マスコミに対して不信感や敵意を持っているのがこの「新しいB層」の最大の特徴である

 『インターネット既存マスコミ』という対立軸はそのまま『現役世代シルバー世代』という対立軸スライドする。『インターネットを使いこなす若者既存マスコミに流される老人』というイメージだ。そのため、この「新しいB層」はシルバー民主主義批判世代対立的な言説を好む。

 本来意味での「B層」と、「新しいB層」は想定される人物像が大きく異なる。

 「B層」が「よくわかんないけど抵抗勢力と戦う小泉総理カッケー」というようないかにもアホっぽい人を想定していたのに対し、「新しいB層」はもっと自らの知性に自負がありそうなタイプを想定している。肌感覚として、実際に学歴社会的地位の高い人も多く含まれていると感じている。

 年齢層としても、「B層」が主婦子供・老人だったのに対し、「新しいB層」は若者・現役世代リタイア後の高齢者を想定している。ここにリタイア後の高齢者が含まれるのは意外かもしれないが、リタイアして自由に使える時間の増えた高齢者Youtube政治動画ばかり見るようになるというのはよくある話なのでこうなる。おそらく、リタイアした高齢者からすると政治動画の視聴は社会との繋がりを感じさせてくれて寂しさを癒す効果があるのだろう。

 本来の「B層」と全く違う人物像を想定しているのに何故わざわざ新しい「B層」と呼ぶのか疑問かもしれない。これは、この「新しいB層」こそが今最も狙ってアプローチやすい、操作やすタイプからだ。

 なにしろ「新しいB層」は既存マスコミに対して不信感を抱いている。つまり、いったんノせてしまえばその後マスコミ批判されても「またマスゴミ印象操作してるよ」「既得権益層にはよほど都合が悪いようだな」という具合に批判を無化するどころかより支持を強固にするブーストにすらなる。支持者の反マスコミ感情セルフ情報隔離として利用できるのだ。

 そして、上手くノせて支持者に取り込むのも、インターネットの味方でマスコミの敵という姿勢を見せることで比較的容易だ。「これを見ているあなたネット自立的情報を得ている。口を開けたままマスコミ洗脳される情報弱者とは違う」というメタメッセージを直接言葉にせずとも発して受け手プライドをくすぐるのが肝要だ。マスコミに流される人を馬鹿にしつつ自分インターネットに流される人は無数に存在するのだ。

 ちなみに話は変わるが、マスコミ不信をマスコミ側の努力払拭することはできない。マスコミに不信感を持つと自らが情報強者になったような幻想を得られて気持ちいいため、どうやっても反マスコミ言説は人気であり続けるだろう。

 ここまで読んで、「その新しいB層ってつまりネット右翼のことじゃないの?」と思った人もいるかもしれない。これに関しては、完全なイコールではないが重なる部分が非常に大きいというふうに考えている。

 一般ネット右翼というと嫌韓反中感情が強く差別的言動を取りがちな人がイメージされる。しかし、ここで「新しいB層」と呼んでいるのはあくまインターネットアイデンティティのようなものを感じていて既存マスコミへの不信感が強く、世代対立的言説を好む人のことであって、韓国中国になにかしらの大きな感情を抱いているとは限らないし、差別的言動を取るかどうかも人それぞれだ。

 ただし、何故ネット右翼が韓国を嫌っているのかというと、別に元々韓国に対して悪い感情を抱く経験があったわけではなく、インターネットを通じて「マスコミは報じないが実は韓国はこんなに酷い」という言説に触れたのがきっかけというケースが多いだろう。マスコミ在日支配されているという陰謀論ネット右翼に好まれていることからもこれは伺える。つまりネット右翼もベースにあるのは差別意識ではなく、反マスコミ感情とそれを通じて得られる情報強者幻想と言える。

 よって、ネット右翼と「新しいB層」はイコールではないが、ネット右翼は「新しいB層」の中に含まれているとみなすことは可能だろう。

 スマホを誰もが持つようになり、インターネットがほぼ完全に普及してからそう日が浅くはない。にも関わらず今このタイミングで「新しいB層」の話をするのは、やはり都知事選での石丸伸二氏の躍進の影響が大きい。

 「新しいB層」は決して新しい存在ではなく、以前より存在した。しかし、この層こそが狙うべき票田であると白日の下に晒したのは石丸氏の功績と言えるだろう。

 今日衆院選はその都知事選後初の国政選挙となる。自分は「新しいB層」の影響を強く感じられる選挙結果が出ると予想しているが、実際にどうなるのか注目だ。

 また、今後の日本政治の動きについても、「新しいB層」の影響に注目していきたい。

 例えば、ホッテントリ高市早苗総理誕生現実味を帯びてきたという記事が上がっていて、ブコメでの論調としては「裏金マイナスイメージがあり厳しいだろう」というものが目立ったが、高市氏は「新しいB層から熱烈に支持されるタイプ政治家なので、もしも実際に総理になった場合想像以上に高い支持率を得るかもしれない。その場合、岸田前総理、石破総理共通する失敗として「新しいB層」を取り込めなかったことが挙げられることになるだろう。

2024-10-21

anond:20241021153103

そこの言葉遣いになんかこだわりがあんの?

反自民以外の対立軸が大きいか野党が分裂してるんでしょ、というだけの話だけどこっちは。

anond:20241021145449

から野党全体がダメなんだよ

反自民みたいなざっくりした対立軸から、票が分散して対抗勢力になり得ない

2024-10-08

二大政党化に向けて必要だったのはリベラル政党ではなく保守政党だったのでは?

自民党雰囲気保守なだけで政策を見ると結構リベラルだったりする

自民党vs民主党という対立軸が今までなんかしっくり来なかったのは、雰囲気が違うだけで中身は大して違いがなかったからでは

その結果、互いに揚げ足取りばっかすることになったと考えられる

まり二大政党を目指すのに必要だったのはリベラルではなく保守だったのでは?

ここで安倍派が日本保守党に移って日本保守党がそこそこの勢力になれば日本もようやく二大政党に近づくのではなかろうか

2024-09-29

対策委員会編三章はなぜエデン条約編になれなかったのか

一言で言うなら時代がそれを許さなかった。

……という冗談はさておき、対策委員会編三章は先生の負傷による一時的退場、アツコ救出・列車砲の停止に並行してミカ・ホシノが精神的な問題暴走する等と似通った部分がある。二番煎じであるがゆえ、後発の展開はまさに時代が許さなかった…と言える部分もある。しかし後先の問題ではない差異存在する。

 

先生排除方法に関して

(そもそもここも実際何をしたか明言されていないのだが)地下生活者先生の肉体の脆さを攻めるにあたって、シャーレの直接爆破を選択し、これはプラナによって防がれている。おそらく後にプレナパテスとなった先生はコレによる負傷でシロコ*テラ誕生まで昏睡しており、物語上の位置付けとしてはプラナがリベンジを果たしたシーンではある。

これに対してエデン条約編三章では調印式の会場にミサイルが撃ち込まれた際、シッテムの箱の防御に過負荷がかかったことで後のシーンでサオリに銃撃されるという流れになっている。

地下生活者の爆破とミサイルによる爆破は性質が違う攻撃(実際にヘイロー破壊する爆弾など、特殊効果を持つ攻撃手段はあるので)という可能性もあるが、見た目上は先発の描写では爆破の後襲撃して排除しようとしているのに、後発の描写では爆破のみにとどめて追撃しておらず、一見すると詰めが甘いように思える。

これに関しては地下生活者の敗因として、多少の問題チートによるアドリブ解決してしま性質と初手でフランシス排除してしまったせいで先生情報を共有できなかった、というのがあり、手段差異に限って言えば時間をかけて領地と手駒を用意したベアトリーチェと対極的なプレイングになっただけだとは言える。それでもどうしても後発である以上、シャーレ爆破によって危機感を煽るのは失敗している感が否めない。

 

先生排除によってもたらされた展開

エデン条約編三章では先生の不在にあたって、混迷する事態に立ち向かう補習授業部メンバーの姿が描かれる。アリウス出身であるアズサはサオリ達を止めるため単身立ち向かい、ヒフミはそんなアズサを止めようとするし、ハナコサクラコに託された代行としてトリニティ内での事態収拾を図り、コハル自分にできることを探し回った末にミカを助けようとする。

この補習授業部の努力は個々人の結果としては実を結ばず、アズサは一時的撤退余儀なくされ、ヒフミは置いていかれてしまい、ハナコは拘束されかけ、コハルもまた先生の到着が遅れたら危ない状況だった。しかあくまで直前まで個々人でこなしていた努力はまったく無意味ものではなく、先生フォローによって歯車が噛み合い、反撃に転じていく。

対策委員会編三章ではどうか。単身突撃しようとするホシノに対してノノミを除く全員でかかって返り討ちに遭う。それだけである。補習授業部のメンバーがアリウス出身、行動力、知略、勇気と優しさと役割分担が為されているのと同様、肉体的に強いシロコ、ネフティスの人間であるノミ、ブレーン役のアヤネ、情に厚いセリカという形になっているにもかかわらず、である

その後先生が復帰した際には、先程まで先輩に対する反骨芯に燃えていたアヤネがポッと出てきた提案に飛びついて、そのまま全員先生配下の戦力として状況に振り回されているだけになってしまう。おまけにアヤネ生徒会長プレジデントに一蹴されて自分でも向いてないと辞退し、ノノミ実家の件は執事の乱心がよくわからないまま処理されて流され、セリカに至ってはコハルのような見せ場のひとつも貰えていない。シロコが生徒会の谷で親越えを果たしかけるのが唯一活躍と呼べる活躍だ。

ホシノを孤立させるためだけの展開にしかなっていない。

 

エデン条約編四章と生徒会の谷周りの構成に関して

ベアトリーチェに囚われているアツコを救出する目的で動くアリウススクワッドと先生に並行し、ミカ暴走するのがエデン条約編四章である。アリウススクワッドは前章において敵対していた集団であり、物語の途中途中で彼女たちの過去描写される。そこにセイアの件で暴走したミカが激突し、彼女の今に至るまでの足跡も開示されていく。

対して対策委員会編三章では、ホシノの後追いで後輩メンバーが追いかけるだけで、ホシノ側はバックボーンがよく分からないまま終わったスオウとの中身のないバトルをした後、後輩達と戦い、シロコに根負けした後地下生活者に話をひっくり返されてお流れになる。初期から実装済みのキャラクターであるがゆえ、アリウススクワッドやミカに比べて掘り下げ描写余地が無いというのはそうなのだが、新キャラであるスオウに関しても意味不明のまま終わってしまい、いい雰囲気になりかけていた対話も結局キャンセルされてしまう等中身のない尺稼ぎパートのような印象が残る。

エデン条約編に比べてホシノ一人の描写に終始しており、対策委員会メンバー列車砲の件よりも何よりホシノを止めたいという動機で動いている。結果として、ミカを止めたいけど今はそれどころではないというエデン条約編に対して、対策委員会編はホシノ一人が我慢すれば終わるし、一人を止める目的で一致しているのにどうしてここまで後手後手に回っているのかという印象になってくる。

 

ミカvsサオリ、ホシノvsヒナに関して

アツコの救出に関してに限って言えばミカシナリオ上のお邪魔キャラにはなるのだが、サオリとの対決は物語上重大な意味を持っている。サオリとの対話によってミカ自分最初動機を思い出し、他人自分同様に尊重することを学び、それが他人他人として拒絶する洗脳を行ってきたベアトリーチェへのカウンターとなり、キリエを歌うに至る。

ホシノとヒナのバトルは演出が豪華なだけで物語上の意味は何もない。一応、真実事実差異に関しての先生台詞から推測するとホシノの真実ヒナ事実という対立軸はあるのだが、ホシノがぜんぜん正気ではない上真実がどうこうと言えるのはユメと邂逅した後の話であり、本当にミカとサオリのような対話は一切なく、ホシノがスオウやシロコと連戦した上で戦い、結局ヒナ列車破壊して決着を濁すといった結果が分かり切った勝負しかない。時計じかけのパヴァーヌにおけるネルVSトキのような、ギミックを用いた演出の熱さすらも無い。この後はセト討伐で協力するぐらいしか描写はないのだが、後輩やシロコ*テラーを差し置いてエピローグのスチルまで貰っている。

ホシノとヒナに関しては素材は良いのだからもっとちゃんとした過程があるのならば応援たかったのが正直なところだ。しかしあまりに何も無いまま結果だけいい雰囲気になっているので、虚無度は顔カプに近くないかと思ってしまう。

 

テラー化から復帰するホシノとの精神対話に関して

ここに関しては本当に順序が悪いと思っている。後輩からの呼びかけを拒絶し、先輩と邂逅し別れて、いい感じの曲と共に先輩がいない後輩との二年間を思い出し戻ってくる……という流れなのだが、ユメと別れた後に後輩からの呼びかけが無いせいでなんか吐き出してスッキリたか自力で帰って来たような様子になってしまっている。せめて先輩と別れた後、後輩のみんなと言葉を交わし合って、暴走して振り回した件もここで謝って、先輩に見送られながら復活する……というような流れであれば後輩の扱いに関して思う部分は薄かったように思う。

 

対策委員会編三章の根幹要素に関して

結局三章は何がしたかったのかというと、既に分かり切っている動かしようのない事実に向き合う話を延々やっていたのだが、それは結果の分からない物語に比べて丁寧さが要求される方向性のように思う。前提が覆るからカタルシス生まれる。ホシノのテラー化をいくら死人を生き返らせるようなもの連呼したところで、急に出てきた説明しかないし、ユメは普通の死因で死んでいて復活なんかはありえないけどホシノは帰って来たよ、と言われても事前に低くしたハードルを越えただけの話にしか思えない。こうなるぐらいであれば、ユメの死因は特殊ものにしてアビドスへ舞い戻らせ、ケイアヤメも同様に帰還する可能性を示唆でもしていた方が良かったのではないだろうか。

総じて可能性に満ちた素材を今後の余白を失くした上で投棄したような描写に思えてしまう。

2024-09-27

anond:20240927082116

弱男の場合は「弱男の自分が救済されるかどうかだけに関心があって、他の対立軸はどうでもいい人」ってわりといそうだけど

フェミは全員左翼隠れ蓑であって、実はフェミニズムの達成こそ最大の関心って人は全然いないってこと?

2024-09-13

anond:20240913011757

嘘ついてんじゃねえよ。繊細さんって

いわゆるASMRのことだろ。その話のどこにASMR特有の機

微さがあるんだよ。そいつはただのサークラ反社のたぐ

いだろうが。ASMRは医学的にも認められた病気なのに

無駄煽りを入れて対立軸を作ってんじゃねえよ。

2024-08-30

増田愚痴やお悩み相談を書くと

社会問題が絡む話題人間関係対立軸がある話題場合は、(人目につかず埋もれない限りは)まずイデオロギー論争の戦場にされる。

特に、ここ数日はてな内でバズってる夫対妻みたいな男女の対立系の話題は最悪だから真剣な悩みは絶対に書き込まない方が良い。

逆に、個人で閉じたタイプの悩みに対しては、はてブはけっこう優しい言葉や、共感コメントちょっとした内容だが自分と異なる視点という意味では価値のあるアドバイスをくれたりするので、そういう悩みを書き込むのはわりとアリ。

増田の方で付くコメ匿名サイトだけあって糞みてーな暴言マウントが大半だけど、でも稀に似た立場経験から長文コメントとか貰えることもあるので、こちらはこちらで石の中から宝石を探すような期待感を持てる。

2024-08-23

anond:20240823113504

おっしゃる通りです。宗教本質的役割や意義が薄れ、単なるコミュニティ形成帰属意識の源泉になっている面は確かにあります。この観点は非常に重要で、現代宗教が直面している課題の核心を突いています

宗教現代役割

1. アイデンティティの源

2. コミュニティ形成

3. 文化的慣習の維持

「○○教 vs ✕✕教」の構図

この構図が生まれる背景には以下のような要因があります

1. 単純化された対立軸

2. 政治的道具化

3. メディアの影響

4. 歴史的経緯単純化

本来宗教役割との乖離

1. 精神性の探求

2. 倫理的指針

3. 存在意味の探求

4. 社会的調和の促進

今後の展望

この状況を改善するためには、以下のようなアプローチが考えられます

1. 宗教対話の促進

2. 教育役割

3. メディアリテラシーの向上

4. 宗教本質への回帰

結論として、現代社会における宗教役割は確かに変容しており、時として本来目的から逸脱しているように見えますしかし、宗教が持つ潜在的価値精神性の探求、倫理的指針、存在意味の探求―は依然として重要です。これらの本質的価値に立ち返りつつ、同時に現代社会多様性と複雑性を認識することが、より健全宗教のあり方につながるのではないでしょうか。

2024-08-16

anond:20240816033241

じゃあ単純に、男性-女性対立軸じゃなくて、強者-弱者対立軸で考えればいいじゃん

男性-女性対立軸採用するのはなぜ?

2024-08-07

anond:20240807172822

いやもうさ〜

その「いじめっこといじめられっこ」対立軸を作り上げて完璧優位になれる立ち回りしてんじゃん

そんでこういう反応を引き出してるわけじゃん

やす子はどこまで考えてやったんだろな〜という話

2024-08-06

anond:20240805223215

右翼左翼」っていうマンマな本があるのでそれを一読してほしい。根本的に対立軸が異なるのに双方を仮想敵にしてるから意味不明になる。

アメリカ愛国第一でそれを実現するためにリベラル保守が居るから上手くいってた(最近は分極化が問題になってるが)

2024-07-24

自民アンチはなんで直接投票制度の導入を求めないの?

から、俺は自民アンチって馬鹿だなって思うんよ

国民政策に対する直接投票制度があれば

自民党が採用しない政策でも実現出来るんだぞ?

なんで直接投票を実現しようとしないかって言うと

理由ははっきりしてて、自分たち対立軸としてる政策全然国民の関心ないってバレちゃうからだと思うんだよね

例えば、夫婦別姓とか同性婚とか賛成率は確かに高いよ?

けどそれって大多数の国民にとって、自分とは関係いからしたいならすればって意味での賛成であって

いざ、直接投票政策実現するかってなったら投票率めちゃくちゃ低くなっちゃうんだよ

こうなるといか野党対立軸国民の関心に欠けるものかってバレちゃう

しかも、直接投票で仮に政策実現しちゃうと、野党存在意義相対的に低くなる

から直接投票を避けるんだよ

お前らさ

めちゃくちゃ騙されてるんだよ

政治家自民党と戦ってる感だけだしときゃ、次も当選出来るから決してお前らの要望を叶えようなんて思わない

言ってる意味分かる?

2024-07-10

anond:20240710101617

自民党議員カルト迷惑極右批判できないのと同じ構図

ってブコメがあったけど、在特会みたいなのは元々切り離してるし

最近は「迷惑右翼」のほうで政党作って勝手に離れて行ったよね。

ツボガー言いたい人とは意思疎通不能なんでまあどうでもいいけど。

しばき隊とかのろくでもない界隈に甘いのは明確に党としての落ち度であり怠慢だと思うよ。

何と繋がり何を切断するか、どこに対立軸を置くかという政党にとっての最重要事に属する判断を、腐れ縁が鈍らせる

政党政治はそれぞれの政党対峙して激しくやりあったり妥協したりするダイナミクスを通じて集合知抽出する仕組みだと解釈できる。

対立共闘のやり方の妙が命だ。

うまく対立軸を設定できず、腐れ縁にかかずらってるといまの立憲みたいに生気を失う。

対立軸を作らせない自民にしてやられてるとも言える)

既存政党の鈍くささは「それで食ってる」専業性によるのではないか

いまのところただの妄想だが政治家の専業を禁止して、都度有志チームが軽やかにつながったり対立したりして政局を作っていくシステムはあり得ないものだろうか

(事例)石丸氏に投票した

石丸投票した。

40代地方出身男性職業はJTC会社員管理職

昭和の終わりから平成にかけて中高を過ごし、地元左翼メディアが強かったエリアなので、反自民正義という感覚で育った。竹下首相から始まる自民バッシング旧社会党日本新党の躍進などもテレビで見てきた。

大学入学とともに東京に来てからはしばらく政治には興味をなくしていたが、基本はリベラル大学雰囲気リベラルだし、保守については反知性主義というイメージから基本的には嫌いで、投票する時は民主系を選んでいた。当時は「自民地方農家民主都市サラリーマン支持層」なんて言われてた。要は自民はダサかった。

小泉以降に潮目が変わり、民主支持層にも食い込んでくる一方で、民主党が政策での対立軸を出せなくなってきたように思う。2000年以降は改革をうたう自民党に基本的投票してきたと思う。政権交代して以降の2011年からは、逆に旧民主が俺にとってのダサい勢力になった。ただ、俺自身は今でもリベラルだし断じて保守ではない。世の中は変わるべきだと思ってる。

ところが、最近自民党には我慢できなくなってどうにかしたいと思ってた。安倍晋三やその取り巻きに顕著な、有権者を舐め腐った姿勢けしからんと思うようになった。権力が腐敗している。これはどうにかせねばならんと思ってる。そんなタイミングでの今回の都知事選である

自民はいやだ。でも旧民主絶対にいやだ。俺はこの国を動かしてる連中に冷や水ぶっかけたいと思った。そうして彼らがヒヤリと感じて、ちょっとはまともになればそれでいいと思った。

奴らを驚かすには蓮舫ではないのは確かだ。今回は維新が出てないが、出てても維新には絶対に入れない。維新反知性主義だ。若さと新しさだけがあればいい。そう思って石丸に入れた。石丸ことなんか知らない。ただ直前の状況を調べて石丸蓮舫が接戦だと知っていたので、これで石丸次点になれば、奴らを一番ビビらせられるだろうと思った。余談になるが、投票前日の夜には外山恒一動画を見ていた。

2024-07-08

もはや立憲民主共産保守だし、自民党は嫌われてる

n番煎じだけど都知事選終わりに改めて。

今まで、特に石原都政安倍政権ぐらいまでは

左派リベラル革新

右派保守

っていう明確な対立軸があったからわりとわかりやすかったし、実際2009年政権交代はこのイメージ成功できた。


ただ、立憲民主共産ってもはや「保守」なんだよね。

憲法改正にせよマイナンバーにせよ、自民改革に着手してるのもあるけど、今あるものを守ろうってそりゃ保守に見えておかしくない。それらしいイシュー夫婦別姓同性婚とかか(実際この二つは国民からも支持されてる)。

一方、自民党が革新に振れたかというと流石にそういうわけではない。元々レンジの広い政党ではあるものの、軸は保守には違いない。どちらかというと裏金問題等の既得権益の部分が嫌われてる部分が大きい方は思う。

まり「現状に不満があるから与党自民党は嫌いだが、立憲や共産もっと嫌い」というのは「既得権益を壊したいが、旧態依然とした保守もっと嫌い」であるということ。

よく昔のインターネットでは「愛国保守」とか「反日リベラル」とかのレッテル張りがなされていたが、それでいうなら「愛国革新」ともいうべきものを求める人間が若年層を中心に広がってきてるんじゃないかと。

そのイメージを脱却して第三極になろうとしたのが維新国民民主だろうけど、この3年半国政選挙がないのが痛かった。この2つは自民党嫌いの立憲・共産嫌いという中道右派左派の層を取り込もうとしたけど、それは選挙得票数を増やしてバンドワゴン効果的に支持を増やしていくタイプなので、選挙が無い時期は弱い。さら維新万博ネガティブイメージ国民民主は相次ぐ離党等で支持が冷え込んだ。


その間隙を縫ってきたのが石丸小池蓮舫、二つの保守」に立ち向かう「革新」として、維新の推薦を断り党派性なしで挑んで見えるようなブランディング

本質的には中川暢三に近く、強い思想はなく選挙に勝つこと自体目標に見えるけど、ただの泡沫候補に終わらなかったのはYouTubeTikTokというシステムをうまく利用した点。

地盤看板カバン」のうちSNSだけで「看板カバン」を賄えるって、考えついてもなかなかできない。というか政治家として実績がある人ほどできない。調整や利害関係無視してるからこそできる所業

結果的には党派色も薄く失策も少ない小池が強かった(東京ってなんだかんだ日本で一番恵まれてるんだから現状維持割合が多いのは当然ちゃ当然なんだけど)けど、インパクトはあった。特に最も数の多い無党派層では石丸小池を喰ってたからね。

ただこのブームが続くかというとわからない。安芸高田市長を辞任してYouTubeという「晴れ舞台」を失った以上、継続的アピールしていけるのか。

他の候補者も同じ手法をとってきたときにどうなるのか。

どちらにせよ言えるのは、今後の選挙は二つの保守」にとって今までの戦い方だけでは通用しない選挙になっていくんだろう。

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