はてなキーワード: Iターンとは
問1.
ITエンジニア U&Iターンの理想と現実(27):鳥取編:ITエンジニアの皆さん、鳥取を救ってください (1/3) - @IT
http://b.hatena.ne.jp/entry/www.atmarkit.co.jp/ait/articles/1708/21/news020.html
(200字以内)
酷い案件に「スキルが付く」という名目で送り出そうとする営業を見る時の気持ち。
問2.
IT関連産業の給与等に関する実態調査結果を取りまとめました(METI/経済産業省)
http://b.hatena.ne.jp/entry/www.meti.go.jp/press/2017/08/20170821001/20170821001.html
(200字以内)
「自分の仕事は全て終わった」ような顔をしている元請けの上流工程の資料を見て、「で?」と思う気持ち。
(試験後、呼び出しを食らう)
「失礼な。狂っているだけだ」
「この世に救いはあるのか?」
サクラクエストを見ていると、助成金が切れたら元通りになるなと、悲しい未来を予想できるほど現実志向なアニメだと感銘を受ける
ある著名な「内閣官房・地域活性化伝道師」は、補助金・助成金による地方創生は、薬物のように依存性があって危険だそうな
猛烈に、著書やネットで安倍政権の地方創生事業を批判をしている
以前、セミナーがあって著者が作成した依存の図を見たときはああなるほどと思った
せっかくなので、例文を作ってみた
例文はどれもGoogleで実際に検索結果にでてきたものを参考にした
実際、著者自身が補助金を覚醒剤だと批判しつつ、内閣官房の中枢に入り、経済産業省の補助金助成事業を支援する外郭団体に名を連ね、地方自治体、市議会、自民党青年会などのセミナーや講演会を生業にしていて、結局補助金で生きているという笑えない事態になっている
著者をはじめ多くの地域活性化伝道師は長年取り組んでいる。実態は一人社長の企業が多い
特に補助金は悪だという著者は20年間も取り組んでいる、成功したという話は本人からは聞くが、周囲からは聞かない
実際、成功したという地に足を運ぶと、シャッター商店街のままだったり、事業が止まったままだったり、実質的に他人の事業であることが多く、明らかに風説の流布となっている
中には、社会人や学生をタダ働きさせていた悪質な地域活性化伝道師もいる
それらの伝道師の下に、人が定着せず使い捨てが繰り返されている
地域おこし協力隊については、悲惨な実態が知れてきたが伝道師の方は公にされることは少ない、まさに闇なのだ
サクラクエストは、結局は地方創生といいつつ、みんなで補助金チューチューしている実態が、アニメで生々しく暴露されたに過ぎない
どれも10年以上前から実際のまちおこしの現場で行われてきたことなのだ
20代の女の子たちがまちおこしをするといいながら、何も成果を上げなくても、取り組みをメディアは美談として取り上げ、役所も、住民も黙っている
悲しいかなこれが現実の世界も同じだ、人口減少時代の潮流の中で、数十万人の移民受入政策などのの実施抜本的なパラダイムシフトが起きない限り、地方創生などありえない
地方創生自体が、与党の選挙対策(アメ)を与え、地域活性化伝道師が、セミナーや講演会を開き、地方自治体、観光協会が発注して、事業化して、受注企業が人を派遣する
『サクラクエスト』(SAKURA QUEST)は、P.A.WORKS制作の日本のテレビアニメ。田舎町の観光大使に就任したヒロイン達を中心に、廃れた“ミニ独立国”を再興するために奮闘する物語(wikipedia)
主人公の「ゆきのちゃん」こと、木春由乃は、派遣会社から給料をもらっています。一体のどぐらいの年収か相場から計算してみました。
家賃 | 30,000円 | (ログハウス) |
食費 | 30,000円 | |
日用品費 | 5,000円 | |
被服費 | 15,000円 | |
交際費 | 20,000円 | |
水道光熱費 | 15,000円 | (電気/ガス/水道) |
携帯料金 | 9,500円 | |
光回線 | 6,800円 | |
交通費 | 15,000円 | (バス,乗合のガソリン代等) |
小計 | 146,630円 | ① |
---|
健康保険 | 8,423円 | (協会けんぽ) |
厚生年金 | 4,697円 | |
源泉所得税 | 4,810円 | |
雇用保険 | 830円 | |
小計 | 18,760円 | ② |
---|---|---|
①+②小計 | 165,060円 |
残高 | 4,940円 |
---|
灯油代 | 10,000円 | 10月〜3月) |
合計 | 175,060円 | (△5,060円) |
---|
家賃 | 0円 | (ログハウス) |
食費 | 30,000円 | |
日用品費 | 5,000円 | |
被服費 | 15,000円 | |
交際費 | 20,000円 | |
水道光熱費 | 0円 | (電気/ガス/水道) |
携帯料金 | 9,500円 | |
光回線 | 0円 | Wifi使い放題 |
交通費 | 15,000円 | (バス,乗合のガソリン代等) |
小計 | 94,500円 | ① |
---|
健康保険 | 8,423円 | (協会けんぽ) |
厚生年金 | 4,697円 | |
源泉所得税 | 4,810円 | |
雇用保険 | 830円 | |
小計 | 18,760円 | ② |
---|---|---|
①+②合計 | 110,960円 | |
残高 | 50,040円 |
更に冬に暖房費追加
灯油代 | 10,000円 | 10月〜3月) |
合計 | 120,960円 | (39,040円)黒字 |
---|
アニメの中では、由乃はほとんどお金に困った話は出てきていないので、順調に行けば1年後には50万円近く貯金できているはず(帰省込みで)
もしも、木春由乃が格安スマホ(Freetelあたり)を使っていれば、携帯料金は月2500円程度だとして、114,000円節約。60万円近く貯金できる(帰省込みで)
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よしのちゃん、だんないよ〜
アニメーターの人や、まちおこしで、タダ働きさせられている人に比べれば だんないよ
実際に、地方創生のコンサルやNPO組織、地域おこし協力隊では、学生、社会人問わず無給の労働や、低賃金労働が問題になっています
夜の22時とか23時とかに電車に乗ると、疲弊しきった顔をしている人がとても多い。
国家公務員キャリア組でとか、流行りの電通ですげー忙しいよとかならわかる。
野望に向かって超忙しいってのもわかる。
仕事が楽しくてしょうがないからとか、将来の野望に向かってキャリアをつむんだってのもわかる。
職業の貴賤の話じゃなくて、自分が今の仕事に納得しているかどうかって話で。
でも、その今ひーひーいいながらやっている仕事をこなして、毎日上司に詰められて、
朝くそ混んでいる満員電車にのって、深夜に帰宅して、へたすりゃ土曜も仕事で、日曜は寝るだけでって生活で、
それでいいのかって思うよ。
そんな生活をするために、東京に固執している意味あるんかいって。
地方はさびれている一方だから、若いうちに上京したいという死ぬほどの渇望だってわかるよ。
でも、もういいんじゃないの?
なんのために生きているのかわからんとか、言ってないで、
仕事をして生きている人はたくさんいるし、U/Iターンを歓迎する自治体もたくさんある。
別に自分の生まれ故郷じゃなくても、常夏沖縄だって、おいしいものたくさんの北海道だって、ゆったり温泉地だっていいじゃない。
地方の都市にだって、おしゃれなお店もおいしいお店もたくさんあるよ。
3年頑張るなんていって魂削ってないで、
東京にいなきゃいけないっていう縛りをなくしたら、
昔みたいに走り回ったらいいじゃないか。
とりあえず温泉にでも行こうよ。
http://anond.hatelabo.jp/20160916090732に、ブクマ・トラバでいただいたコメントをまとめました
※ネタコメは載せないようにしましたが、見落としてまとめてしまった可能性多々あります
※逆にちゃんとしたコメントを見落としている可能性も多々あります
※みなさまありがとうございました
B:ドライブB
D:D端子、Dタップ、Dライン、Dシェイプ、Dカット、Dシャックル、Dカン、D環
H:H鋼
I:Iライン、Iターン、Iビーム、Iフォーメーション、I型鉄心
J:Jターン、J型アンカーボルト、Jカーブ効果、Jフック、Jフォーメーション
L:L字画面、L字金物、L型アンカーボルト、L字フック、Lアングル
N:N字相場
Q:Qターン、Q型マグ、Q型側溝
R:Rピン
U:U字溝、クズネッツの逆U字仮説、Uフック、Uシェイプ、Uネック、Uピン、U字谷
V:V字回復、V型エンジン、V脚ラーメン橋、Vシェイプ、Vライン、Vネック、V字谷、Vブロック
W:W型エンジン
(ネタバレ注意!!)
昨日、君の名は。を見てきた。
顔を見だけですぐにどこの誰だか分かってしまうとか、地元議員と建設業者の関係とか、まさにTHE田舎って雰囲気で。
気軽に、田舎暮らししてみたいとか、Iターンとか言っている人には、よく見て欲しいものである。
単なる青春ラブストーリかと思っていたが、少なくとも自分にとってはそうではなかった。
時に自然の力は、抗いようもない、途方もない力で人間の暮らしに迫ってくる。
2011年の東日本大震災ではその強靱さを改めて見せつけられた。
たいていの自然災害は、非常に長い周期で繰り返し発生している。
でも、人は忘れることが得意な生き物で、次に繰り返される頃には前回の記憶がほとんど無くなっている。
親から子へと、子から孫へと伝わる中で実体験が薄れ、どんどん遠い体験となってしまう。
そして、ふとした拍子に、何かのきっかけで消えて、途絶える。
映画のおばあちゃんは、忘れられた物語の未だ忘れられていない部分の語り部に思えた。
遙か昔の何か大切な事を伝えようとするけど、それが完全に伝わることはなく、祭や神社といった伝統としてかろうじてその痕跡だけが残っていく。
物語の組紐は、人と人との繋がり、時間を超えて伝えてきた物であり、まさにこの物語そのものだろう。
私の地元は東南海地震が発生するとものの数分で津波にのまれる。
幼い私には、それはとても遠い体験で、まるで実感がなく今となってはほんの一部しか覚えていない。
町の中には、津波の到達地点を示す物も残されていたが、時と共になくなりつつある。
代わりに、いたるところに海抜の表示は増えているが、それは実体験ではなくデータでしかない。
誰かが受け継いで、伝えていかないといけないけど、それが本当の意味で伝わることは難しい。
もう一つ、この話ではタイムスリップと入れ替わりで災害の日時が伝えられ、町の人が救われる。
瀧くんのようなヒーローが早く現れてくれたらと願うばかりである。
ただ願うばかりでは他力本願なので、自分もできることはやっていかないととも思う次第だ。
研究者の端くれとしては、役に立つ技術の一つでも残せれば主人公(ヒーロー)になれるのだろう。
さあ、はじめよう。地震予知。(違)
面白いなと思うのが、最近の田舎ではいわゆるエシカル的な意味合いでの都市部からの移住者も増えている地域があり、そういうのとエグザイル・フレーバー地元カルチャーでどっぷり生きる人種という二極化が進んでいる地域があったりしてなかなか面白い。
どっちが幸せかはジャッジできるものではないだろうが、若干Iターン組のエシカルさんたちが地元DQNになんとなく気を使っていたりしていて面白い。
それに比べて都市部でなにがしかの洗礼を受けたであろうUターン組はちょっとシリアスだな。何か背負ってる感じすらある。もう戻れない、という焦燥感とでもいうのか。
北関東などの首都圏へのアクセスが容易なのにも関わらず、かたくなに地元国道沿いカルチャーでどっぷり生きる若者層には、ある種のこだわりすら感じる部分もあり、時にうらやましくさえ思う時がある。
昨今の「東京で消耗してないで地方へ行こう」に、昨年末から地方から東京に引っ越してきた私からあるある言いたい。あと地方にiターンを無責任にそそのかしてる人達に。優秀な人間でも出ていってるのに、地方でノンビリなんて甘すぎる。
経済番組のテレビでシングルマザーを過疎地域に呼び込んで、美談になってたのでちょっと待ってほしい。そのうち時給600円くらいで掘っ建て小屋を用意して屯田兵にされかねない。外国人技能実習制度みたく問題になる前にね。あの役所の会議ぞっとしたんだけど「iターンのノルマ400人達成っです!」みたいなの。
役場、農協、郵便局、まともな職場がコネ多すぎ。仕事なさすぎ。
大卒転居しすぎ、DQN残りすぎ、学校統廃合しすぎ、金持ち私立行かせすぎ
健康保険、介護保険厳しすぎ、インフラボロすぎ。病院なくなりすぎ。
100万人クラスの地方都市ですら、こんなもんです。毎年約2%の人口減で、この20年で学校の生徒は半分になりました。
同級生ほとんど、地元からいなくなってます。郷土愛ってか場所としては好きなんですが、いかんせん『人とシステム』が終わってて、年末年始で帰省してあらためて実感しました。
やっぱiターンフェアとか、悪く言えば詐欺に近いと思う。uターンで帰ってくる人がいないから東京で疲れた人をさらってくるって感じ。言葉悪いなら、そこで育った住民が出て行かなくてすむ施策打てばいいと思うんですがね。
そうやって地方に戻る若者の足をふみとどまらせる癖に、自分たちは大都会様で地方の人がとった食材を勝手食べている。
地方の方が高齢で仕事が出来なくなった時はどうするんだろうか。外国産を買うから良い?本当にそうかな。
地方が全部消滅しなくても弱るだけで、日本を狙ってる外国勢力(まぁ近隣の3カ国くらい)が次は乗っ取りに来るよね。
でもそんなの大都会様に暮らしてる自分は関係ない?本当にそうかな。
http://anond.hatelabo.jp/20141129222108
これ読んだ。1つずつコメントしてく。
これは半分同意。首都圏より圧倒的に仕事が無い。特に、意識高い人がするようなコジャレた仕事は一切ない。
UXデザイナーとか、UIスペシャリストみたいな意味分からない肩書の人は仕事は絶対ない。
Webの設計、デザイン、コーディングなんか全部できるような人は重宝されるけど、デザインもコーディングもできない
ただ、ドサ周りのようにひたすら「ホームページ」を作り続ける仕事は結構あるので、これに徹すると良い。
裏を返すと、非常に難易度の低い仕事をこなすだけで会社によっては結構いいお給料がもらえたりする。
向上心のある人にはしんどいけど、東京のクソITで消耗してすべてを諦めた人にはとてもおおらかな環境と言える。
仕事が見つかればの話だけど。これはコネとか運によるところが大きい。
それは無いんじゃないかなー。東京にもサービスレベルの低いものはあるし、そこまで気にするところじゃないかも。
血縁で発注することとか…結局そういうの社風でしょ。東京の会社でもそういうのあるし。
まぁスマホアプリ外注できる会社探そうとしたらそりゃ東京の方が多いし、
AWSで構築して…とか言い出すと途端に外注先の選択肢は減るけど、そりゃ仕方ないと思って諦めてる。
それはあんたが仕事探し失敗してるからだよ。俺なんか地方都市で東京にいた時と同じぐらいもらって、
残業もそこまで多くないし休日は120日以上ある。そういう仕事も探せばあるよ。
嘘。圧倒的に安い。職場まで30分、諸々環境の良い駅から5分の広めの中古マンション買ったけど1500万だった。
ただ、賃貸はそこまで安くないので落ち着いたら速攻家買ったほうがいい。
東京よりも借入金額が安いので、意外と勤続年数少なくてもローン審査は降りる。
そりゃイケハヤのクソみたいなアバラ家は論外だけど、住宅コストは首都圏とは比べ物にならんよ。
あと、生鮮食品はそんなに値段変わらないよ。正直住宅コスト以外はそこまで安くない。
ただ、知り合いから米、野菜もらえるからそのへんは助かってる。
田舎は物価安いとか言うけど、畑でもやってない限り住宅コスト以外はかわんないよ。
マンションに住んでたらそういうのは気にしないで済んでる。
クソみたいな満員電車に乗らなくていいだけで、地方に住んでてよかったって毎日感謝してる。
車のコストが高いっていう人もいるけど、東京でかかる電車代、あれだって結構馬鹿にならないでしょ。
そりゃBMWだなんだって500万近くするような車ローンで買って転がすなら高コストだけど、
やっすいコンパクトカーを中古で買って週末だけ乗るような使い方だったらそこまでコスト高にならんよ。
何より、思い立った時に車でぴゅーっと出かけられるのはすごく素敵。
実家に住めれば家賃食費その他諸々の生活費が凄い浮くから東京住まいと比べて年間100~150万円ほど有利だけど、頼れる親戚もいないような見ず知らずの地方にIターンするのはしんどいだろう。
何故なら、若者は東京ではシェアハウスを利用するという手があるからだ。
ギークハウス上野なんて、上野駅から徒歩3分の超立地なくせに家賃光熱費水道代ネット代全部込みで月39000円だし、そんな条件の部屋は地方にはまずない。
他にも、劣悪な環境に目を瞑れば月2万くらいのシェア物件は首都圏にいくらでもある。大卒したばかりの若者なら、なおさら若さでカバー出来るからそういう所に住んだ方がいい。どうせ仕事で一日16時間くらい職場に拘束されるのだから、寝に帰るだけの空間に家賃だけで月5万も6万も払うような物件に住む必要は無い。
地方では安い生鮮食品にしたって、若者の食生活的にはあまりメリットを感じないだろう。若者の主食であるカップラーメンや菓子パンなんて全国どこも似たような値段なのだから(大量入荷のメリットでむしろ都心の方が安かったりする)
以上のように地方が勝ってる要素である家賃も生鮮食品の安さも、若者のライフスタイルを鑑みればはっきり言ってむしろ都心の方が安い。
都心の方が全て安い。そして便利。
思うんだけどIターンする奴らって、個別にバラバラなところに行かずに、1万人くらい集まって一気にひとつの村に行けばいいのに。
そうすれば逆に地元の奴らが少数派になるのになあとおもう。
特にイケダハヤトなんかに影響を受けたような、意識高い系(笑)の若者はIターンなんかしないほうが賢明である。絶対に後悔することになるから。
首都圏・中京圏・近畿圏以外はとにかく仕事が無い。いや、厳密に言えば選ばなければ仕事ある。
例えば介護、ホテルや飲食、建設土木業などはどんな不景気な地方都市でも仕事はあるし、年間休日80日のブラック営業なんかの仕事はいくらでもある。
しかし意識高い系のやるような仕事、WEBとかIT系の技術者や広告代理店などはもちろん無いし、電機や自動車メーカーの工場の現地採用は給料のやすさの割に競争倍率が高く、とても就けるものではない。
あなたがまだ第二新卒でMARCHか駅弁大学を卒業したぐらいの学力の持ち主でコネがあれば、市役所や県庁、あるいは地方銀行や地方紙、ローカル局などに潜り込めるかもしれないが、それらがないならやめておいたほうがよい。大卒でも東京の高卒初任給レベルの給料で使われるのが落ちである。
イケダハヤトはクラウドソーシングなどを活用してフリーで仕事をとれというが、残念ながら東京の発注主は東京近郊在住のフリーランスにしか仕事をよこさない。あったこともなければ、いざとなった時にあうのに莫大なコストがかかる人物に仕事を頼むほど、世の中のクライアントは甘くないのだ。
さて、ある程度妥協してそれなりの仕事についたとして、今度は職場に不満を持つことになるだろう。こう言っちゃなんだが、地方というのは全体的に仕事のレベルが低い。
例えば仕事外部に発注するときに優先するのは、単価でもクオリティでも納品スピードでもなく、地縁やら血縁やらコネやらまず人間関係が優先される。たまに地方都市でコピー機やら光回線やら広告枠やらを飛び込みで売っている営業マンを見かけるが、彼らは首都圏の2/3ほどの給料を首都圏の1.5倍の苦労をしなければ稼げないのである。
そんな調子なので、仕事をしている連中のレベルも低くなる。地方のエリートが集まっているはずの地銀やローカル局ですら、いわゆる「都落ち」みたいな連中が多く、やたらエリートぶって威張るくせに仕事ができない連中がのさばっている事が多い。
「都落ち」以外では、いわゆる一度も地元から出たこともないような、本格的な世間知らずも多く、こいつらもはっきり言って仕事のレベルは低い。レベルが低い上に、他人の足を引っ張ることに情熱をす注ぐので、ますますレベルが下がっていく。彼らにとって仕事は何かを作るとか、何かを成し遂げるとか、そういう目的ではなくただ時間だけいて給料をもらう行為なのである。
エリートどころか、そこら辺のショップの店員のレベルもはっきり言って低い。注文したものを何日も連絡もされず放置されたり、間違えられたりなんてこともよくある。おかげでネットでしか買い物をしなくなるのだが、今度は配送員のレベルの低さに悩まされることになる。
Iターンを目的とする連中は、東京で疲れたとか田舎でのんびりとかそんな理由なんだろうけど、はっきり言って地方は給料が安い上に休みも少ない。下手すれば労基に引っかかるような求人がまかり通っていたりする。
あなたがもしIターンを画策していたなら、Iターン先のハローワークの求人をネットで見ることをおすすめする。一例として、とある県のバス会社の求人情報をここに引用してみよう。
求人広告内容 ・乗合路線バスの運転業務・就業時間内での6時間前後の運転(バスの運行時間により出退勤時間が変ります)*大型2種免許がない方でも養成いたします。*正社員登用あり(採用時45歳以下の方で、約1年半の期間を経て審査となります)※大型2種免許養成期間(9日~3週間)の賃金は時給675円となります
募集資格 保有資格:普通自動車一種運転免許(AT限定可) 経験について:不問 学歴:不問
勤務地 **県**市、**県**郡**町、**県**郡**町
勤務時間 変形 1ヶ月単位05:30~01:30の間の7時間程度(残業月10〜20時間程度)
休日 5働1休を基本とした勤務割*有給休暇は、入社2ケ月後より付与となります 年間休日:66日
給与 日給月給 a 基本給(月額平均)又は時間額150,400円~150,400円
b 定額的に支払われる手当a + b150,400円~150,400円
c その他の手当等付記事項拘束手当他20,000円~60,000円
勤務待遇 加入保険:雇用 労災 健康 厚生 通勤手当:実費支給 上限あり 月額:6,500円 マイカー通勤:可会社敷地内に無料駐車場あり 定年制・再雇用:なし 育児休業取得実績:あり 入居可能住宅:
上記の求人は大体月の休日が平均5〜6日(良くて隔週、下手をすれば週休1日)で、月の労働時間が残業が有った場合250〜260時間、手当を含めても手取り20万行くか行かないかというところである。ちなみにこのバス会社は去年事故連発で行政処分を何回も食らっている。
こういう、ウンコ見たいな求人が当たり前のように転がっているのが地方都市である。年間120日休めて、手取り300万円を超える仕事はないと思った方がいい。イオンに入っているようなショップで、年間休日105日で、手取り200万円代といったところか、これでもマシな方である。
もっとわかりやすい話をすると、北東北の県庁所在地のファストフードの時給は680円、東京都中央区のファストフードの時給は1200円である。
「そうは言っても物価は安いだろ」と思うかもしれないが、安いのは家賃と生鮮食品だけである。イケハヤなんかは一戸建てが1万円で借りられるぞとアジっているが、築60年で上下水道なし、10年ほど前に老夫婦が他界して以来空き家でほとんど廃屋なんて家にあなたは住みたいだろうか?そういう家に住もうとしてらリフォームが必要になるし、浅築物件だとせいぜい東京より2割安い程度の家賃になる。
更に地方は自動車必須になるので、自動車本体とその維持費がかかる。走行距離も伸びるので、保険料・タイヤ代・オイル代で大体年間40〜50万円ほど、もちろん車本体は別である。そのせいか、東京じゃまず見かけない2代目マーチや初代デミオ、5ナンバー時代のカローラやすでにモデル自体が生産されていないサニー、車検が通るかどうかも怪しい軽トラ軽バンが走っていたりする。
更に東北や北陸などの場合は、光熱費がかかるので結局家賃や食料品の部分で浮いた部分を引いても、生活費は東京と変わらないぐらいとなる。
イケハヤが「近所の人が野菜をくれる」なんて嘘を言っているが、よそ者にくれる野菜などもちろん無い。秋田県には上小阿仁村という、よそ者の医者を老害がいびって追い出し続けている、絵に描いたようなクソ田舎の無医村があるが、はっきり言って首都圏以外近畿圏以外の地方都市はあれよりマシという程度の排他性である。名古屋や京都ですらあやしい。
あなたが豊臣秀吉や田中角栄や水無灯里級のコミュ強で、地元の消防団に入団したり、知らないばあさんを病院へ送って行ったり、知らない爺さんの葬式に出たりすることが苦痛でなければやっていけると思うが、意識高い系には無理だろう。地元の消防団はマイルドヤンキーみたいなのがゴロゴロしてるし、ジジイやババアは不条理な存在である。
ちなみにドラゴン桜の三田紀房も、岩手県へのUターンに一度失敗し漫画家デビューして再上京している。
よく「何の能力もない人間は東京になんかこないで地方でおとなしくしてろ」的な言説を見かけるが、むしろ逆である。バカとブスは大げさかもしれないが、平凡な人間こそ首都圏で仕事して生活するべきである。確かにブラック企業や倒産寸前の零細企業の労働条件は、日本全国どこでもいいものではないだろう。それでも、首都圏では地方都市に比べればそういうハズレ会社に当たる確率は大幅に低い。少なくともウンコみたいな労働条件で、事故と行政処分を連発するようなバス会社は、東京では存在すら許されないのだ。
何も東京都港区や千代田区で生活しろということではない。埼玉県所沢市でも東京都町田市でも、神奈川県藤沢市でもいい。大都市圏にいる人は頑張ってそこで生活すべきだし、駅弁大学の若者は一度大都市圏で生活してみるべきだし、大学から首都圏に出てきた若者は、そのままそこで就職したほうがよい。国は地方再生など諦めて、都市化をもっと進めるべきである。
結構気合を入れて書いたのに、全然トラバもブコメもつかなかくてがっかりしてたらいきなりホッテントリ入りしてびっくりした。
いやいや、お前のほうがいい加減だろ。こっちは地方のハローワークの求人状況と家賃相場と公共交通機関のダイヤとか、人口動態統計ともろもろの地方経済統計データとかを調べながら書いたのに、そんな特殊な成功例を2個あげられてドヤ顔されても困る。島根県海士町とか徳島県神山町とかDMMとかそういう「地方で成功した企業」とか「成功した町おこし」の裏には、ウンコみたいな地方零細企業と失敗した役所の町おこしの屍が山のようにつまれてるんだから。
ちなみに県庁所在地レベルならITの仕事もなくはないが、技術レベルがアレなSIerか東京に本拠を置くWEB系企業のオフショアセンターみたいなのになる。もちろん薄給激務。技術も身につくかどうか微妙。そういうのも含めれば、無くはないといえる。
★「東京で600万円、700万円稼いでいた人が、東京に疲れて、隠岐の島とか徳島の山間に移住する」的話がある。
「年収は300万円になったが、通勤ラッシュもないし、食べ物は島や山の人がタダで持ってきてくれるから、かえって豊かになりました」的な話」。
・・・ミクロでは豊かになってるが、国家マクロでは、どうなのか?
★国家の税収とか、社会保障負担は、あくまで「金銭化された豊かさ」にしか課税・課金されない。
税収的には、「東京の700万円プレーヤーが、島根県海士町の300万円プレーヤーになってしまう」のは、
だから、国家単位で考えたら、Iターンの支援は、同時に「東京在職時と同額の給与の職場」を用意しとかないと、
そのまま「税収の減少」に直結することになる。
※もっとも、「産める年代の女性が地方シフトする」ことで、「国家全体では出生率が向上する」から、そちらを優先すべきとの話もある。
★別の言い方をすれば、
「住民同士が、物々交換で食べ物を分け合っている、田舎の支えあい社会」
というのは、美しいとも言えるが、キツイ言い方をすれば「脱税し合っている」とも言える。
http://blogos.com/article/92584/
イケダハヤトという人はちきりんの後継者で、データに基づいて正しい提言をするというよりもアジテーションにより議論を起こすのが目的なんだろう。それにしもて色んな意味で無理がある。
ちなみに書いてる奴は東北在住。関東からのIターン組(親の介護のため)。つーか、じつはイケダハヤトと同じ横浜市某区に住んでたことある。
イケダさんはクラウドソーシングの活用を低減してるけど年金や国民健康保険などもあり、フリーランスで12万じゃとてもまともな生活は出来ません。イケダさんは国保の減免なんてこと言ってるけど、まともに老後を送りたければ最低でも倍以上稼がないと無理でしょう(それでも足りないけど)。もしかして、老後は生活保護なんてこと考えてますか?ただでさえ高知市は生活保護費が高い自治体なんだから、将来生活保護の世話になるような若者を量産しちゃダメでしょ。それに12万じゃまともに貯金もできないだろうから、病気にったりしたら一発アウトです。
ところでイケダさんってもしかして奥さんの社会保険に入ってるんですかね?
ちなみに、うちの隣にはイケダさんと同じく都会から移住してきた人(元研究職)が養鶏やりながら暮らしてるんだが、あまりにも金にならないので、街中で学習塾の講師をやっていて、そこで正社員にならんかと誘われているそうだ。
イケダさんは家賃が1万にできるから余裕!みたいにアジってるけど、田舎は家賃が安い代わりに自動車の維持費+燃料代がかかるんだよ。特に中山間地は商店やら病院やらから離れているから余計に自動車に関する費用がかかります。年間走行距離も伸びるので保険料もかかるし、タイヤやオイルもかかる。高知は温暖だからまだいいだろうけど、これが東北なんかだと冬はスタッドレスタイヤが必要になるし、暖房費もかかる。都会ならとっくに廃車になっているような車も田舎では走っています。みんな金が無いから本当に自動車は潰れるまで乗る。
さらに「食料を近所の人から貰える!」なんて夢の様なことを言っているけど無理です。田舎者は特によそ者に厳しいので、どこの馬の骨とも分からん奴におすそ分けなんかするわけないじゃん。多分イケダさんも東京からやってきた怪しいやつ扱いだと思うよ。もっとも、東京でも十分胡散臭い人物扱いだろうけど。
ああ、田舎でおすそ分けを貰えるようなまともな社会生活を送りたかったら、村の行事やら冠婚葬祭やら、選挙やら草刈りやらには必ず顔を出さなきゃダメよ。極端な話子どもがいない世帯でも子ども会費を取られます。ソースはうちの村。あったことないような近所のジジババの葬式にも出なければならんので、交際費もかかります。
イケダさんは「耕作放棄地で野菜を育てろ」なんて言ってるけど無理です。鉄腕ダッシュが始まった頃を見てみればいい。TOKIOと日テレのスタッフたちと明雄さんをはじめとする地元の人達が、何年もかけてあそこを開拓したんだよ?農業というのはすごくしんどいのです。
というかひょろいイケダさんは農業どころか庭の草刈すら出来ないんじゃないだろうか。田舎の庭の草刈というは想像以上に重労働なのです。更に東北なら雪かきも加わる。とても「クラウドソーシングで稼ぐ」タイプの若者じゃ無理です。
ああ、鉄腕ダッシュでも番組じゃ映ってなかったけど、あれは清くんとか番組のスタッフが近所の行事とかに参加してあの地域で人間関係を作ってたそうです。単にテレビだからみんな協力したというわけではなくて、TOKIOもスタッフも地元の人に受け入れてもらう努力をしたから、あのダッシュ村というシャングリラは存在したのです。
イケダハヤトの名前なんか知っているタイプの人は、多分それっぽい文化圏にいる人だろう。単館系映画が好きだったり演劇が好きだったり、純文学が好きだったりロキノン系が好きだったり。まあ悪く言えばスノッブというやつか。でも残念ながら田舎には映画館がないし(あってもイオンシネマ)、田舎の書店には岩波文庫もないし、ロキノン系のアーティストがツアーに来ることもありません。いや、県庁所在地には来るか。
まあ、そんなもんはアマゾンなりネットレンタルDVDなりでなんとかなるけど、田舎の娯楽といえばパチンコです。というか、普通にパチ屋がTVCMをバンバン打ってます。新しい建物が更地に建った時にそれがパチ屋だった時の絶望感。あなたが仮に地元の若者と交流することとなったら、パチンコと下ネタしか話さないレッドネックな若者にうんざりすることでしょう。まあ、マイルドヤンキーな彼らもあなたのことは嫌いでしょうけど。俺も職場で嫌われてます。
ちなみにオタク系の趣味の人はそんなに心配いりません。ほとんどのアニメはBSで見れるし、田舎の国道沿いには◯◯書店とかいう巨大な古物屋があって、山ほどオタクグッズを陳列してるから。あるいはアマゾンとかを活用すればいいか。
まあ、イケダさんみたいに稼いでくれる嫁の転勤にくっついていくのがベストなんだろうけどね。
地方に住んでるんだけど、最近おっさんデビューという現象を発見した。
つまり、昔真面目っ子だったけどヤンキーとかに憧れてた人が30~40くらいで、昔ヤンキーだった人たちと急接近する現象。
どちらのパターンも、中学高校時代はまじめに過ごしていて、クラスの地味っ子グループの中に入ってた。
でも心の何処かでヤンキーグループに憧れてて、そのあこがれを頂いたまま学校を卒業。
地方の人だと、大都市に大学や就職で出て行って、そこで垢抜けて脱地味っ子する。
元から大都市にいる人は、そのまま大都市だと目立たないんだけど、地方へ転勤とか引っ越した際に過去と決別、その地方のマイルドヤンキーグループと仲良くなる。
どちらも昔はクソがつくほど真面目っ子だったのに、実は俺も悪かった、とか悪かった奴らの事情をよく知ってる、という記憶のすり寄せを行い、ヤンキー文化に同化していく。
この仲良くなるマイルドヤンキーグループは、マイルドヤンキーの上層部というか『マイルドヤンキーを脱したいグループ』で、大都市から戻ってきたインテリ風な同級生、大都市からやってきたインテリ風な転校生を大歓迎。
一緒に話してるだけで地元のアホな奴らと一線を画した気になれるから、積極的に仲良くなる。
「それでも京阪神に暮らす7つの理由」を書いた元増田だが、ブコメの中で
「何故京阪神の食が美味しいことを書かない?」というお叱りブコメが散見された。
原エントリでは、「自分は味音痴だから評価保留」と逃げておいたのだが、
他地方のお勧めエントリーを見ていると、大体「食が旨い」の記載がある。
結局、食の美味しさって、主観的要素が多く、数値化出来ない、それに尽きる。
幼少期からの慣れもある。食べ慣れない料理だと、人間はあまり美味しいと感じない。
地元出身者が、地元の料理を他地域料理より美味しいと感じるのは当たり前、なぜなら「お袋の味」だから。
だから、自分の京阪神推しエントリーでは、主観で分かれるような項目は排除し、客観的記載に務めた。
逆に他地域推しエントリーを眺めて、必ず「食が美味しい」と書いてあるのを見て、
必ず、と言っていいほど「●●県は魚が美味しい」「●●県はコメが美味しい」とアピールしてる。
しかし、味覚のような主観的要素で地方のアピールするのは「下策」だと思う。
「俺は東京の食の方が美味しいと思う」のような主観論争、神学論争に陥ると、平行線になってしまうから。
データ材料が少なくて苦しいかもしれないが、客観的数値から地方の魅力を説明すべきでは?
あと「女の子の質」も、食以上に主観に左右されるから、避けたほうが・・・
「そのエリアの魅力を、5~7つのキャッチフレーズにまとめあげる」のは、仕事的にトレーニングされてる。
自分の京阪神エントリが「読みやすい」と支持された理由も、その辺にあると思う。
不動産屋は「う~ん、この地域はどうかなあ・・」というエリアでも、ちょっとした長所を最大限に膨らませて、
それも客から突っ込まれないよう、なるだけ客観的データを用いる
自治体の観光担当者、UターンIターン担当者も、その種の「トレーニング」「プレゼン力、キャッチフレーズ力」を
積むべきじゃないか、と思う。
なんなら、不動産屋の「プレゼンライター」をスカウトしてみてはどうなのか?
自慢じゃないが、自分なら東北某県とか、四国某県とか、九州某県とかで、
自動車産業が抱える問題って、現在の日本の置かれた状況を象徴するものだよなぁ、と思い、少し掘り下げて考えてみた。「推測」と書いたのは、バックデータ・統計資料にわざわざ時間をかけてあたる暇はないので、状況証拠だけで考えていくということだ。暇な人、もしくは自動車産業関係者のマーケターの方、もしくはマクロ経済の専門家様、データを元にこの推測、といいますか仮説を検証してみてくださいませ。
「自動車の国内市場規模は縮小の一途。特に若者がクルマに興味を持ってくれない。」というのが、業界的に広く共有された悩みのよう。その典型的な事象の捉え方が痛いニュースのこの記事。
痛いニュース(ノ∀`) : “若者、車離れ” 日本国内で車売れない…トヨタ、本気でアイデア募集 - ライブドアブログ
この2ちゃんねるまとめブログで、板の題材として選ばれている記事がこれ。
国内で車売れない危機打開策 トヨタ本気でアイデア募集 (1/2) : J-CASTニュース
ま、痛いニュースとJ-CASTなので、、、、、でも、こういうメディアって、一般的な状況の捉えられ方やルサンチマン的なストレスを推し量るには本当に都合がいい。でもJ-CASTの元記事にはファクトデータも載っている。ちょっと引用してみると、
国内での販売は2年連続の減少だ。ダイハツ工業、日野自動車を含めたトヨタグループ販売は前期比同4%減の227万台と、米国販売との差が広がる一方だ。国内市場全体の落ち込みより減少幅が小さかったため、トヨタのシェア(軽自動車除く)は過去最高の45.8%まで上昇したが、トヨタ車単独で11万台の減では、シェア上昇も手離しで喜べない。
国内の自動車需要(全需)は、2006年度の軽を除いた日本国内の新車販売は前年度比8.3%減の358万台と、29年ぶりの低水準だ。登録車市場の低迷の原因としては、経済性や実用性を求めて軽自動車に人気が移っている影響とされてきた。しかし、軽を加えても同4.1%減の561万台であり、国内市場全体が収縮していることが鮮明になっている。
要は、
ってこと。ちなみにこの元記事は1997年という4年前のもの。
で、その対策として当時のトヨタは、
トヨタは06年末に社内横断的なチームを立ち上げ、国内低迷脱却のアイデアを懸命に探り始めた。
対策チームは、自動車という商品の枠内だけで解答は出さず、地域や社会全体の問題の中で消費を喚起する自動車を改めて模索している。携帯電話などの情報関連の支出が増えた若者の「車離れ」や、少子化による若年人口の減少による市場構造の変化を深刻に受け止め、車が売れなくなった構造要因に真剣に目を向けざるを得ない。地域ごとの特性や家庭の年代構成、消費者の行動なども踏まえて自動車市場全体を抜本的に洗い直そうというものだ。
少子化対策は政府でも有効策を打ち出せていない難題中の難問だ。それでも、トヨタの渡辺捷昭社長は「国内市場を活性化するためには、何よりも市場創造型のいい商品を投入することだ。地域の活性化を含めて、いろんな手を打っていきたい」と、社内チームの試みに大きな期待を寄せている。
というわけで、「国内市場をどうにか活性化させるための手を打ちたいと考え、具体的なアクションを起こしている」というメッセージを打ち出したわけですね。
それに対して2ちゃんねる側の反応はだいたい2分されていて、
となっている。
で、このあと2010年になってどうなったかというと、、、、市場動向、トヨタの対応、そしてネット民wの反応がツンダオワタ情報にまとめられている。(本当は産経新聞の元記事URLを引きたかったのだが、既に削除済み。というわけで、元記事の存在証明はないところはご容赦を。(だから、論文とかでは、データとしては使えないなぁ、、、増田で使うのが精一杯。)
豊田社長「マスコミは若者の車離れと言うが、離れているのは私達メーカーではないのか」 - ツンダオワタ情報
まずはトヨタがどのような手を売ったのかというと、、
トヨタは今年1月に「スポーツ車両統括部」を立ち上げ、スポーツカーの企画や開発に関する最終権限を経営陣から現場に移譲。スポーツカーの復活とともに、走る楽しみを演出する複数の
プロジェクトが始動している。足回りの良さにこだわった特別仕様車を相次ぎ発売。4人乗りで世界最小の「iQ」6速MT搭載限定車は予約開始から1週間で完売。
9月3日。強い日差しの下、静岡県小山町の富士スピードウェイで、1台のスポーツカーが強烈なエンジン音を響かせていた。12月から世界限定500台で販売が予定されている高級
スポーツカー「レクサスLFA」(価格3750万円)。報道関係者らを対象にした試乗会が行われていた。LFAの最高時速は325キロだが、この日は1周4.5キロのコースを約2分で駆け抜けた。「ハンドルを握ったときにドキドキ、ワクワクするクルマをつくりたい」自らレースにも参戦する豊田社長は常にこう言い続けてきた。
つまり、
のようにスポーツカーに活路を見出そうとしているよう。
でも、その結果は、、、、「文中の」ファクトデータを洗ってみると、、
クルマが売れない。昨年の国内新車販売台数は約460万台と、ピーク時(平成2年)の6割程度にまで縮小している。景気低迷が一因だが、一般的には若者のクルマ離れが最大の理由とされている。調査によると、大学生の「興味ある製品」でクルマは17位(20年度)と、40~50歳代が大学生だった当時の7位から大きく後退している。
要は、
ということ。ただし、MTのiQは限定台数を売り尽くしたし、Wikipediaの記述を見るかぎり、LFXもきちんと台数は捌けているよう。要は、「作ったクルマはちゃんと売れたけど、市場全体の構造を変えるまでに至っていない」ってことですね。それに対するネット民wの反応は、1997年の痛いニュースから、全く変わっていないというのも面白いところだ。
結局のところ、市場の縮小は人口減少トレンド下では不可避。でも、せめて若年層にクルマを運転する楽しみを知ってもらい、高付加価値のクルマを継続して買ってもらえるようにすることで、市場構造の問題を少しでも緩和したい、っていうところだと思われます。少なくとも、ここまでに取り上げた情報ソースからすると、、、、ですが。
まず、「若者」という括りに対してツッコミがあるというのは、甘んじて受け入れよう。というか、全面的に納得せざるを得ない。で、話を単純化するために、母集団を「大学生」という括りに絞ってみることにする。大学進学率が上昇し、それによって「大学生」という母集団の性質が変化したという点については、「なぜ大学進学率が50%を超えたのか? -大学進学人口と大学数との関連-」という小樽商科大学の学報掲載記事をご覧いただければ一目瞭然。(ああ、やっと真っ当なデータリソースを挙げることができた、、、ホッ。)
であれば、「大学生」よりも、より限定した形で母集団を設定しなければ、まともな時系列比較ができない、ということになる。でも、そんな統計はまともに存在しないだろうなぁ、、、、ということで、ここからは、私の実感という超主観的な状況証拠を絡めてで話を進めたい。私は30代半ばで、某都心から50kmくらいにある某大学を職場とする人間だ。で、自分の周りがみんな全くクルマに興味がないかというと、そんなことはない。R32スカイラインをシートを始めとしてひたすら改造しながら乗っている先輩、フランス製オープンカーに乗る後輩、馬鹿でかいアメリカ製SUVで駅まで送ってくれた後輩、、、、普通にいる。しかし、キャンパスの周りが整備され、駐車場の確保が難しくなったなどの事情もあるのだろうが、昔はその存在を確認できた30万円で買った中古車で大学に通い、金はなくともバス/電車という公共交通機関の利用を忌避するタイプの層は、ほとんど見ることができない。つまり、エンスー、とまではいわないかもいれないが、クルマに対しそれなりのお金を費やししている層は昔も今も、少数ながら存在していて、がんばってクルマに乗ろうという層がいなくなったということになるだろう。
30万円の中古車というと、当時の車種で具体的に言えば、10年オチのファミリアハッチバックとか、カローラⅡとかですな。当然乗り心地は良くないし、内装はパットしないし、、、でも、なぜわざわざそんなクルマを乗り回していたかというと、一番大きな理由は「クルマが無ければ不便だった」ということではないかと思うのですよ。この15年ほどで、私鉄や地下鉄の延長、新規路線開業は相次いだし、JRも湘南新宿ラインなどの直通電車をバンバン投入した。職場近辺は、15年ほど前までは、各駅停車しか止まらない私鉄の駅までバスで15分。都心に行くには2時間じゃ利かないという状況だった。かつ周囲には自動車工場と関連施設、更には清掃工場とかしかない、街だったわけで、、、、そりゃ、がんばってバイトして、クルマ買うよなぁ。逆に言えば、今となっては、無理してバイトしなきゃ手に入らないならクルマなんて買わずに、大学が斡旋してくれるUQ Wimaxのルータでも買って、電車の中で課題をこなしている方がよっぽど効率的だ。
これと同じ状況が広く各大学で生じている。また、首都圏・関西圏のいたる大学で、文系を中心に、バブル期に都心から30〜50km圏に新たに取得した土地に移転させた学部を、都心部の本部キャンパスに戻すというプロジェクトが進められている。というわけで、大学生の多くがクルマに乗らなくなるのは必然、というべき状況なのだ。
"Fun to Drive"というのは80年代〜90年代(だったかな?)にトヨタが掲げていたコーポレートスローガン、というかキャッチコピー。今あらためて読んでみると、いいキャッチコピーだなぁと。クルマを運転するのはやっぱり楽しいと思う。車高の低い、重心の位置が決まっているクルマって、運転技術が下手な人間でも、走らせるとむちゃくちゃ楽しい。(助手席に乗る人はたまったものじゃないわけだけれど、、、)研究者の職場というのは、普通のホワイトカラーと比べて圧倒的に交通の不便な場所に設置されていることが多い。大学しかり、企業や行政立の研究所しかり。将来的にそういった職場で、ある程度の期間働くことになったとしても、個人的にはクルマで通勤するのはできるだけ避けたいと思う。だって、遅刻の心配しながら朝必死に高速を飛ばしたり、長時間デスクワークした疲れた体で夜道を長時間かけて走って帰宅なんてしたくないじゃあないですか。しかも、クルマに乗っている限り、酒が飲めないというオチまでついてくる。正直、Fun to Driveを実感するきっかけが、自分に巡ってくる機会なんてめったにない。
タイトな仕事に従事する層が通勤でFun to Driveを感じるというのはかなり厳しい。逆に言えば、サボってもいい授業を沢山履修していたり、帰り道にドライブデートする機会が多い学生というのは、Fun to Driveを感じるのにものすごく最適化された生活をしているのだろう。もちろん、クルマで通うことが正当化されるような大学に通っている場合に限るわけだけれど、、、、
それ以外では、「もともと自宅に乗っていて楽しいタイプのクルマがあって」「工場勤務で工場隣接の寮に住んでいるから平日は閉じ込められている。近所にろくに店もないから、週末はクルマで遠出するのが趣味。店がないということは、そもそも他にお金の使い道もないし、、、」という人くらいなのではないかと思いますよ。
まあそれでも、ものづくりニッポンの文化として、モータリゼーションは浸透し続けるべきだし、それは可能だとおっしゃる向きもあるだろう。であれば、自動車文化先進国といわれるヨーロッパの状況を見てみたい。
ヨーロッパに行くと、日本ではあまりお目にかかれないブランドのクルマをよく見かける。SKODA、SEAT、そして90年代には多少日本にも乗っている人がいたけれど、、、的なOPEL、LANCIAなどもまだまだ現役だ。注目したいのはSKODAとSEAT。この2つのブランドはAudi同様VOLKS WAGENの一ブランドなのである。SKODAはもともとチェコ、SEATはスペインのメーカー。それぞれVWによって買収され、現在は中〜低価格帯のラインナップを担っている。逆にVWの高級ラインがAudi。VWは、ヨーロッパで最も販売台数が多い自動車メーカーだ。ACEA - European Automobile Manufacturers' Associationの、Year 2011 by manufacturer and by vehicle category (Enlarged Europe) <※注1:エクセルファイルへのリンクです, 注2:1月〜8月までの数値>によると、メーカーとしてのシェアは23.2%。で、問題は23.2%の内訳だ。VWブランドは全体の12.3%。高級ラインのAudiは全体の5.0%、SEATが2.3%、SKODAが3.6%である。VWはフェートンやトゥアレグなどの高級車(というか、実質中身はAudi A8・Q7ね、、、)はあれど、代数的にはごく一部だろうから、23.2%のうち、15%くらいはBセグメント以下の中小型車と推測できる。そしてVWグループの低価格帯のクルマにスポーツカーは極少数だし、Golfにしても他の車種にしても、ホットバージョンのグレードは売上のほんの少しだろう。
一方、スポーツブランド、エンスーな人御用達ブランドはというと、、、ALFA ROMEOで1.0%、PORSCHEで0.3%。ボンドカーASTON MARTINもヨーロッパでは8ヶ月間で1,664台(0.0180630955651735%)しか売れていない。(これだけ売れれば十分か、、、?)ちなみにみんな大好きフェラーリは、FIATグループの中でもその他扱いされていて、数値が出されていない。っていうか、その程度のもの。ヨーロッパは階級社会が未だに色濃く残る社会なので、先祖代々馬車に乗っているような人たちが、相変わらず週末の嗜みとしてポルシェやフェラーリ、はたまたブガッティやランボルギーニなどのカロッツェリアがリリースする少数生産の高級車に乗っているのだろう。ということは、ですよ。日本においてエンスー車のみをひたすら取り上げていたCar GraphicやNaviのような雑誌がそこそこ売れ、地方自治体立の図書館に配架され、なおかつテレビ朝日系で番組まであったというのは、どう考えてもおかしい事態、なわけですね。
というと、やっぱり車の運転が「好き」っていう人はそんなにいるように思えない。バック・トゥ・ザ・フューチャーの時代から、若者の憧れはSUVだったし、トヨタがアメリカの若年層を攻略するために導入したサイオンだって、ラインナップはxB(日本名Bb)、xD(日本名ist)だし。アメリカ市場といえば、、、のホンダの戦略車種だって、ELEMENTやCR-VにMDX。ようは、SUVをカリフォルニアサーフカルチャーに振るか、ニューヨークのヒップホップカルチャーに振るか、はたまた高級志向に走るかしか、手はなかったわけで、、、、
経済成長期というのは、来年は今年よりも所得が増える人が沢山いるという状態のことだ。経済的に余裕が出来てくると、多くの人間が考えるのは生活の質的向上を図ろうというものだ。その結果、未知の様々な趣味にお金と時間を突っ込んで見ることとなる(これ、現在の中国沿海部がちょうどそういう状態)。そういった状況下で、日本のメーカーはレビン/トレノ、MR-2、CR-X、ユーノスロードスター、FTOなど低価格でかなり走りが楽しめるスポーツカーを量産してしまうことに成功してしまう。ミドシップのツーシーターが200万円台前半とか、V−Tecエンジンを積んだ2ドアホットハッチが100万円台、車の歴史から見たら、おかしいだろう!ということですよ。更にホンダビートやダイハツカプチーノ、極めつけはマツダAutozam AZ-1。軽自動車なのに、ミドシップでガルウィング。とんでもなさすぎる、、、、
で、いろいろ手を出してみるものの、そこそこ収入が安定する頃には、自分の趣味や可処分所得に見合った趣味だけに落ち着いていく。ま、もともとクルマで女の子にもてようと思えば、そこそこの外車や国産車でもレクサスになるだろう。中途半端に月3万円のローンとほぼ同額の維持費をクルマに突っ込むくらいなら、3万円を衣服費に使い、残り3万円でデートに誘う店のグレードを上げた方がよっぽどモテるだろう。結局日本という市場は、相も変わらず500万円オーバーのクルマを買い続けてくれる一部の層と、下駄として使うための安くて丈夫なクルマを選ぶ層(しかも、子育て期限定でワンボックスを買う層も多いと見た、っていうか00年代前半は、2シーター乗っていた人が、パパになってSTEPWGNやセレナに乗り換えを余儀なくされるというパターンが本当に多かったのですよ)と、クルマなんてそもそもいらないっていう多くの層によって形成されることとなる。下駄クルマは利益率は低いし、韓国・中国勢がブランド力を向上させていけば、取って代わられる事態も当然ありうる(それを日本にやられた先例がアメリカだ)。国内市場で利益をあげ続けようと思うならば、高級車のシェアを取りに行くしかない。そういう意味でトヨタはLexusを止める訳にはいかないし、他社は実質国内市場はあきらめかけているんじゃない、、、としか思えない。高級車ラインを展開できなければ、日本は欧州・アジア向けモデルを導入するone of themの市場という前提で戦略を立てざるを得ない(実際、日産、ホンダ、マツダなんかはまさしくこの戦略をとってる。マーチが全量アジアからの輸入になるなんてね、、、、)。
で、以下のURLから1本のテレビCMをご覧頂きたい。トヨタグループの一員であるダイハツの企業CMだ。
テレビCM 企業CM「日本のどこかで 新しい町」篇【ダイハツ】
このCMの読み解きは、あくまでも僕の憶測にしか過ぎないのであしからず。
都会でクリエイティブ(たぶん美容師とか、ショップ店員とかかな?)な仕事をしていた瑛太が、突如田舎にIターン(Uターン、じゃないだろうなぁ、、、)して、ガテン系(工務店)の仕事を始める。そこで、これまで乗っていたアメ車のシボレー・カマロを第三のエコカーであるダイハツの軽(ミラ・イース)に変える。生活の変化と平行して、地元の郵便局員である吹石一恵との関係が始まり、、、、というストーリーなわけだけど、設定の1つ1つに企業戦略として重要な意味合いが込められていると思うのだ。(あくまでも推測だけど、、、)
都心にはダイハツが売り込む市場など、商用車以外に大して存在しない(それでも、乳幼児を抱えるお母さんが、電車に乗れなくなったから必要に迫られて車を買うというケースは結構ある(タントのCMを参照。それにしてもダイハツのCMは、意図がすっきりはっきりして清々しいほど。マーケ的お手本ですね。)。だから、当然第一次・第二次産業(の生産部門)が経済の中心であるエリア、もっとわかりやすく言い換えると、でっかいイオンモールが唯一のデートコースという地域が、ダイハツ(とかスズキとか)の主戦場となる。
そういったエリアは、都心とは異なる理由で市場の縮小が進んでいる。まずもって、人口減少トレンドがものすごく強いということ。都心の場合出生率は下がっても、人口流入が大きいので若年層人口の減少トレンドはかなり緩和されている(というか、江東区とか、横浜市なんかは、保育園入園の待機児童問題がぜんぜん解決されないままで、、、、)。でも、地方は加速度がついて若年人口が減っているというのがまず前提となる。
その上に自動車市場を冷やす意外な要因というのが、実はイオンモールの進出ではないのかな、と個人的には睨んでいる。こう書くと、「イオンモールこそが、駅前商店街衰退の最大の要因で、だからみんなクルマを保有せざるをえないのじゃないか」というツッコミがきそうだが、たぶん逆じゃないかな、と。地方の駅前商店街なんて、もともと若年層が楽しめる娯楽や、ファッションを提供する機能を持っていなかった。だから、暇な若者に出来る時間つぶしって、女の子を誘ってドライブくらいしかなかったわけだ。例えば、90年代にものすごく売れたホンダ・S-MX は、フルフラットシートにできるだけでなく、ご丁寧にティッシュボックスまで備え付けてある。わかりやすくニーズのど真ん中をついていたわけだ。
それが、イオンモールができることで状況は一変する。シネコンやタイトーとかセガとかの大規模ゲーセンやROUND1で時間は潰せるし、服を買うのも、ワールドやイトキン、オンワードといったアパレル大手のちょっと低価格ラインのショップ、レディースならば宮崎あおいがCMしてるEarth music & ecologyとか、OZOC、Melroseとか。メンズならTK Takeo Kikuchiとか。ユニセックス&チャイルドで、UNIQLOに満足しない層のために、GAPとか、無印とか、COMME CA ISMとかも入っている。ABCマートがあれば、靴も含めてそんなにダサくない、というか都心で売っているものと遜色のないものが揃ってしまう。そりゃ、裏原宿のテイストは無理だけど、池袋マルイやサンシャインシティくらいのレベルは買えてしまう。片道30分でイオンモールにつけるのであれば、その短い時間にお金をかけるよりも、一日中過ごすイオンモールの中でお金を使ったほうが楽しいわけだ。つまり、人口が少ないだけでなく、残っている若者にもクルマに必要以上にお金をつぎ込むインセンティブがもはや存在しないということだ。
じゃあ、粛々とシュリンクする市場規模に対応するだけの資源投下をすべきか、、、というとそうは問屋がおろさない。それができない要因、それは地方に数多く存在する独立資本の販売店フランチャイジーだ。バブル崩壊後、自動車メーカーはそれぞれ、ドラスティックに販売網ネットワークを整理した。今となっては複数の販売チャネルを運営しているのは、実質的にはトヨタだけになってしまった。ただし、トヨタ・日産・三菱といったメーカーの場合、販社は一部自らが出資している法人が大半であり、スムーズに(とはいかないまでも、どうにか)店舗網の縮小、合併を進めることができた。ところが、ダイハツ、スズキ、スバル、ホンダ(の旧プリモ店)は、三丁目の夕日に出てくるような個人経営の自動車整備業にフランチャイジーとして販売を委託するという形態の店舗を数多く抱える。販売店網が密だということは、アフターサービス・メンテナンスの質を向上させることにつながる。アフターサービス・メンテナンスはアフターマーケットという業界用語があるくらい、利益率の高い市場なので、各社力を入れているわけだが、サービス水準を高めるためには、各店舗の士気が高められていることが重要だ。
販社としては、生涯価値の高い顧客、つまり長くお金を落とし続けてくれる顧客を捕まえたいというニーズを持っている。となると、地方にやってきた若年層というのが、一番欲しい顧客のプロファイルとなる。地方にやってきて、工務店という地域密着な仕事をし、地元の(たぶん)特定郵便局の職員とつきあって結婚して、、、というのは、まさしく地方の販売店にとって喉から手が出るほど欲しい顧客像だといえるだろう。こういう層に向けて、ストレートに刺さるCM、というのは、ミラ・イースの本当の想定顧客かどうかは関係ない。(実際、イースの車種CMは、ブルース・ウィリスを起用してダジャレを言わせているわけだから、瑛太のようなプロフィール、ではないことは明白。)「企業CM」して瑛太と吹石一恵が出演するCMを放映するということは、メッセージのターゲットは販売店フランチャイジーなのではないかな、と。
小見出しで結論は言い切っちゃいましたが、基本はこれ。自動車メーカーもボードメンバーや車種開発部門は既にわかっていてやっているはず。じゃなきゃ、瑛太が乗るクルマはミラ・イースにならないし、マツダのスカイアクティブテクノロジ搭載車やホンダのハイブリッド車に国内独自モデルが1つもない、なんて事にもならないはず。
ところが、販売部門、とくに販社といっしょにプロモーション計画を取りまとめる部門は、国内は縮小均衡で粛々とやっていく、なんてことは口が裂けても言えないはず。なので、国内販社向けマーケティング担当者が考えるべきは、シュリンクする市場環境下で、世界共通モデルをいかに低コストでローカライズして、他者のシェアを奪うのか、しかないのが現状なのだと思いますよ。正直、ね。
人との関わりを避け、ネットの文章を漫然と眺めるだけの日々。
気がついたら、もともと不得意だった日常会話が更にできなくなっていた。
パソコン以外で文章を読むのは久しぶり。
前頭葉機能とか、ワーキングメモリとか。そんなものが低下しているらしい。
ひとり用神経衰弱(http://homepage3.nifty.com/puzzlehouse/kg30/kg30.html Javaプラグイン必要)をプレイしてみた。
デフォルトの14枚だと全くうまくいかない。8枚くらいが限界だ。
何度も何度もプレイするうちに、大体同じ回数でゲームが終了することに気づく。
そこで考えたこと。
どれだけカードの枚数が増えようと、1度でもめくったカードの数字と場所の組み合わせを決して忘れない。
そんな人が、一人神経衰弱で最悪でもこれだけのターン数あれば1回のゲームを確実に終わらせることができる、
そういうターン数を「最悪ターン数」と呼ぶことにしよう。これを割り出したい。
簡単のため、互いに相異なるn種類の数字が書かれたカード2枚ずつ、
このときの最悪ターン数をF(n)とする(ただしn≧2)。
n≦2kとなる最小のkについて、
kターン目まで一度たりともカードを取り除くことに成功できなかった場合について考える。
このとき、(k+1)ターン目以降では取り除くことに失敗することはありえない。
kターン目までに引かなかったカードを1枚引けば、
このカードと同じ数が書かれたカードをkターン目までに1回引いており、
その位置と場所をプレイヤーは記憶しているのだから、間違えずにそれを引けばよい。
よって連続で外れ続けるターン数は最も不運な場合でもk(=int((n+1)/2))ターンであり、
その後はnターンでゲームを終了させることが出来る。
このときの合計ターン数はint((n+1)/2)+nだ。
F(n)はint((n+1)/2)+nに一致する。
そのことを数学的帰納法により示す。
F(2)=3であり、これはint((2+1)/2)+2に一致する。
F(n-1)=int(n/2)+(n-1)となる任意の3以上のnについてF(n)=int((n+1)/2)+nになることを示す。
そのためには以下の二通りの場合について考えれば必要十分だ。
1≦i≦int((n+1)/2)なるiが存在してiターン目に同じ種類の2枚のカードを引く場合、
この条件下での最悪ターン数はF(n-1)+1に一致する。
iターン目に引いたカードを除いた2(n-1)枚のカードについて
最悪ターン数となるようなカードの引き方を考え、
そのどこかにまぐれ当たりのiターン目を挿入したものが
(a)のときの最悪ターン数となるようなカードの引き方に一致するからだ。
int((n+1)/2)回までに一回も成功しない場合、
この条件下での最悪ターン数は先に述べた通りint((n+1)/2)+nに一致する。
F(n)はF(n-1)+1(=int(n/2)+n)とint((n+1)/2)+nのうち小さくない方、つまりint((n+1)/2)+nに一致する。
F(n)=int((n+1)/2)+nが任意の2以上の自然数nについて成立する。
たいしたことは言えないし、ざっくりだけど。
適当に理由を推測すると
(1)年を食っている、か、(2)田舎に住んでいる
のどちらかだと思うけど。
年を食っているなら、年を食っている人用の業種を中心に行く。
土木建築、清掃、マンション管理人、工場のメンテナンス要員、警備員とか。
田舎に住んでいるなら、都会で職探しした方が良い(出来れば東京)。
若くて都会で見つからないなら、Iターンで募集している過疎化している地方を探す。あるいは、この際、中国のコールセンターに行くとか。
地元にこだわると、辛いと思う。
田舎の知り合いに、地元にこだわって、ようやくコネで見つけたバイトをしている人がいる。
どうしても地元というなら、どういうコネでも良いので、コネでバイトを見つけて、サイドビジネスでエロサイトでもやれば?と思う。
多分、もうそういう時代。