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2018-05-01

いきなり道具に頼るのは外道

これはよくないな

下手くそがどうして下手くそなのかわかってない

そういう刺激で満足してこれが回答だと思いこむとそのまま一生過ごしかねない

彼氏愛撫が下手なのを手首から先のテクニック技術問題と思ってない?

うから

呼吸と言うか集中と言うかそういうのが足りてないんだから

それは片方がダメだとダメなのであんたも課題として意識してないといけない

抱き合ってお互いに集中して全身をゆっくり撫でたりしてるとわかってくる

当然しゃべったり出来ないか

「喋ると集中が壊れるな」って自分でわかるようになる

出来るようになった上でテンガでもなんでも使うのはいいんだけど

出来てない状態でそういうものに頼って答えだと思ったらそこで止まっちゃうから

これはなんでもそうだから

ウエイトトレーニングでも最初からストラップとかベルトとか補助器具に頼る人は強くなれない

まず自分の力で出来るようになるまで苦しくても頑張るから地力がつく

ウエイトトレーニングなら握力とか前腕の力とか腹圧とかフォームが身に付く

セックスなら無言で抱き合ったりキスしたり背中に回した手を動かしたりっていうひとつひとつに神経が行き渡るようになる

接触してるところから相手に送る情報自分が受けとる情報とがあることを考えれば裸で抱き合うことひとつでとても深い神経の動きがある

それが出来てない段階で振動する器具なんか使えばそこであんたのセックス道は終わりだよ

ものすごく貧しいところでと間ってこれがセックスだと思ったまま終わっちゃう


さらには全身の情報や一瞬一瞬のコンディション、呼吸、タイミングと要素が増えていく

そういうのもまずは抱き合った状態での集中を理解してからなんだけどね

これは集中しながら繰り返しやっていかないと身に付かないこと

相手にもそれなりの姿勢は求められる

登り始めたばかりのセックス坂を粗末な器具に頼ってかりそめの満足を得ることで終わりにしてほしくないね

書いてることを見る限りあんたには上達のために素質は感じる それは物事適当にせずに不満をもって求道する姿勢みたいなことなんだけど

anond:20180501155933

2018-02-24

女子カーリングの4年後を予想する

まず、私は https://anond.hatelabo.jp/20140306023419増田と同一人物である証拠は出せないが。

最近になって元増田にいくつかブコメが付いてたのを見て気づいたが、4年後の予想図が大体当たっててびっくりした。韓国の躍進、スウェーデン決勝進出イギリススコットランド)の4強、国内ではチーム富士急(旧チームフジヤマ)が躍進して今年の日本選手権で優勝したこと、などなど。

日本女子銅メダル獲得の原因は、とにかく「藤澤五月の居場所が見つかった」ことに尽きる。藤澤加入前のLS北見はとても世界舞台活躍できるレベルになかった。いつかの日本選手権ストップウォッチを落として、投げてる石に当てるという素人レベルの反則をしたのが記憶に残っている。それと、本橋のチームマネジメントが昔は貧弱で、元増田でも書いたが2013-14シーズンは途中でメンバー脱退という事件も起こしていた。

舞台裏は分からないが、吉田姉や本橋がどれだけ藤澤のダークな部分を出さずに、チームとしてまとめ上げるように尽くしたかが思い浮かばれる。

さて気が早いが4年後を予想してみる。

日本はチーム富士急がどこまでLS北見に迫れるかがカギ

日本北海道銀行の若手衆(特に吉村)が見事に伸び悩み、ジュニア(21歳以下)の層も育ってないなど、後継者ほとんど出てきてない状況。何気に結構ヤバイである

そんな中、唯一の希望はチーム富士急スキップ、小穴桃里。まだ22歳と今回のLS北見より一世代下で、LS北見不在ではあるが今年の日本選手権で優勝。世界選手権にも出られるので、ここで国際舞台経験を積んでどれだけ伸びてくるかがポイント。伸びてこなかったら、次回の五輪はほぼ全員三十路LS北見がまた出てくることになり、体力的に不安がある。メンバーの年齢的に出産離脱もあり得るので、チーム富士急が出てこないと、日本五輪出場権ロストもあり得るのではないか

アジア韓国一強か。中国は王氷玉の後継者育成次第

韓国日本と同様クラブチーム制だが、代表権を争えるチームが5チーム以上ある。その中にはジュニア世代のチームもあり、代表選考会1回目では、なんと高校生チームが最上位という結果だった。このチームが五輪に出てきたかもしれないのだ。2回目の選考会でこの高校は脱落したが、日本と比べて後継者が圧倒的に多いことを示している。4年後も活躍しない理由が見当たらない。4年後もメダル候補だろう。

中国五輪直前の国際大会では出てこなかった王氷玉が満を持して復帰するも、結果は振るわず。何より王氷玉の後継者が出てきてない。中国は唯一選抜制を敷いているところだが、近年は限界が見えてきて、他国のようにクラブチーム制への移行も検討しているという話は聞くが、あまり進行してないようだ。代わりに選抜候補となる人数を40人くらいに増やして切磋琢磨させているが、結果は出るかどうかは分からない。

欧州スウェーデンスイスの二強が続く

スウェーデン世代交代成功した。次回も金メダル候補だろう。スイス代表クラスのチームが3チームあるが、今回はよりによってその中で最も国際舞台で結果が出ない、「ツアー番長」(カーリングツアーという8エンド制の公式戦だけ強い)と揶揄されるトリンゾーニのチームが出てきてしまったため、五輪では不振を極めた。2016世界選手権覇者フェルスチャーが出てくれば結果は違っただろうが、運悪く代表選考会の時期はチーム状態が悪かった。それでも国全体として地力はあるので、次回も普通に強豪として出てくるだろう。

一方、イギリススコットランド)は厳しい。ミュアヘッドの次が居ない。今回も、ミュアヘッドのチームが圧倒的な実績を残しているため、イギリス代表選考会がなかった。でもミュアヘッドは次で三十路。そろそろ次を育てないと厳しいだろう。

メダルには関係ないクラスの話をすると、デンマークは多分次は居ない。ソチ代表だったニールセン腰痛引退し、代わりに出てきたのがトリノ代表だった「デュポン姉妹」。12年経ってもこの体たらくでは次はないだろう。ラトビアノルウェー辺りが代わりに出てくるかな?

北米カナダガラガラポン突入

ホーマンまさかの大乱調で予選落ちという大惨事に見舞われたカナダは、チームのガラガラポン、つまりメンバー移籍ラッシュが始まる模様。競技人口数では圧倒的だが、少し混乱気味に見える。次回どうなるかは分からない。アメリカは知らん。

4年後この予想がどれだけ当たるかは分からない。「日本五輪出場権ロスト」だけは当たらないでほしいが。

2017-12-24

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今回は少年ジャンプ+

バージンスーサイド

とあるドラマーが再起を決意する大きなキッカケを描いた作品

プロットも、登場人物たちの展開する理屈セリフもろもろが、実にありきたり。

前向きにみるなら、奇をてらわないプロットからこそ、より作家本人の地力が色濃く出ているともいえる。

コマ割、構図、セリフ文字の配置、1ページにおける情報量バランス感覚、どれも高い水準だと感じた。

模範生的な出来だと思う。

大山田帝国憲法

展開や世界観自体バカげているものの、メインテーマプロットと一貫しているので話は分かりやすい。

家族という、いわば小さな社会組織の中で法(ルール)というものシニカルに描きつつも、それ自体の大切さと意義を描いている。

画風は古臭いというか、そもそも上手くないけれども、テーマとそのプロットの見せ方はハマっている。

コマ割はやや杜撰なところもあるけれども、構図は悪くないと思う。


アップデート家族/第2回うすた京介漫画賞 準大賞

アップデートテーマに、概念を超越してギャグをどんどん展開していく。

そのギャグもどれも小粒ながら、ちゃんとネタとしてしっかりしている。

面白さは、個人的に大賞の作品と大差ないと思ったけれども、こちらは大喜利の延長線上みたいな、ストーリー希薄性が明暗を分けたかなあって印象。

ストーリーがほぼない分、本作のギャグがハマらなかったら評価すべきところがほぼないのと同義からね。


母さん…すまない……/第2回うすた京介漫画賞 大賞

ああ、これは大賞とるよなって思った。

ギャグ自体は尻叩きがメインで、それが一貫している。

でもストーリー自体が表面的には真面目だから、感動が笑いを生むっていう循環が良くできてる。

明らかにふざけたことを真面目にやっている世界観なのに、時おりマトモなことを言う登場人物たちは、それだけでギャグとして機能している。

2017-11-20

anond:20171120175632

その手の世界で食ってる人間だけど今はイラスト特にTwitterとかPixivでの知名度フォロワー数も重要ファクターだよ。

持ち込みだけで持っていけるのは地力ギリギリ残ってるマンガくらいじゃない?

出版側も宣伝する力も落ちてるから最初から名前が知られてる必要性、つまり現時点での価値も求められてるし、

ネットイラスト晒すのは近道ではないかもだが、遠回りとは絶対に言えないぞ。

2017-10-22

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今回は少年ジャンプ+

ギャグ七味

7つのショートショート作風が窺えるのは、それを作者自身がモノにしていることの証左だね。

ただ、テーマ自体は昔話をモチーフにしたものとか、ほとんど紋切り型

作風の特徴として、「ツッコミを詳細に」っていうのが傾向としてある。

これ自体ボキャブラリーを工夫しているのは良いと思うんだけれども、これが使われるときってネタのものに自信がない時だって感じることが多いんだよね。

例えるなら、ネクタイを着けている人が目の前にいたら、「ネクタイ首にかけているー! かけ方はウィンザーノットだー!」みたいな。

ツッコミ原則ボケ理解させて盛り上げ、面白さを向上させるためのものだと思うので、ネタのものが弱かったらダメだと思う。

なのでツッコミがほぼない6話とかはちゃんとネタが出来ているのかなあ、と。


ファイアパンチ 72話

相変わらずアクション面での描写は、お世辞にも上手くないなあ。

躍動感がないし、何をやってるか絵で分かりにくいのに、説明もしないから。

構図は所々キマっているから、何だかすごい勿体ない。

名も無きモブキャラでも、それなりにプロフェッショナル感を出させるセリフ運びや演出はいいんだけどなあ。


道端に咲く/2017年9月ブロンズルーキー

終始、絵を丁寧に描いているのは良い。

すごく頑張って描いているってのが伝わってくる。

反面、テーマに対してプロットがとっ散らかっていて、コマ割もセリフもごちゃごちゃしている。

そのコマも常にキャラフキダシ、セリフがびっしりしててページ全体が窮屈。

演出意図メリハリ大事なわけで、“ココ”っていう場面ではコマも構図もキメないから、スポーツ部分での描写説得力があまりない。

主人公先生に対する恋慕を演出したいなら一つのコマ、ページはあえて情報量を少なくすることで、人物描写のものを強調するだとかしたほうがいいんじゃないかなあ。

主人公青春モノとして見るにしても、スポーツモノとして見るにしても、その両方を合わせたモノとして見るにしてもビミョーという印象。

他の9月ブロンズルーキー賞の作品についても感想書こうと思ったけれども、良くも悪くも特に何も言うことはないって感じ。

ワンアイデアと目を引くキャラがいればそれなりに体裁は取れるけど、その手法自体はもう大なり小なり既存漫画がやっているわけで、そこから更に読者を引き付けてそのまま離さな地力があるかっていうと、別にそれほどでもないと思ったし。

2017-10-02

スマホゲーム終焉コラボ連発だなと思った

モンスターストライクの話だけど、昨日は4周年記念放送ということでみんながワクワクしてた。

俺も友人と「ついにルシファー(※1)獣神化(※2)かな」、「限定キャラ(※3)なのは間違いない」という会話をしていた。

(※1・・・ルシファーモンスターストライクの顔といってもいいほど人気のキャラ。)

(※2・・・獣神化。型落ちキャラの救済システム進化の先の段階を作ることでキャラスペックを上げたり新しいギミック対応させることで現行キャラ匹敵させる。)

(※3・・・限定キャラガチャシステムにおいて、特定の期間でしか取得できないキャラを刺す。基本的実装時に高めのスペックを持つ。※1のルシファー限定キャラ。)

 

そう、モンスターストライクにとってアップデートの一番の目玉は「獣神化」である

昔は使っていたけど型落ちして使わなくなったキャラ、元からスペックなのにときが達完全にネタとなったキャラも、この「獣神化」をすることでまた主力になれる。

この獣神化システムガチャシステムの欠陥である「型落ちによるハズレ化」を補うようなシステムなので、モンスターストライクをやってる人間はこの獣神化だけが楽しみといっても過言ではない。

そこで昨日発表されたのが、なんと過去コラボした「エヴァンゲリオンキャラクターの獣神化だった。

多くの人ががっかりしたのかニコニコ生放送放送終了後アンケートは最低な結果(5.よくなかった が77.5% 色々問題にされているPSO2ですら5.よくなかったは33.4%)

 

私はエヴァンゲリオンコラボモンスターストライクを初めた。なので純粋に嬉しい気持ちがある。もちろん今回獣神化されるキャラは全員もっている。

でも、やはりこのタイミングおかしい。「モンスターストライクの4周年」であって、エヴァンゲリオン関係ないはずだ。

モンスターストライク」という看板の4周年を祝いに来ているのに、強化対象は「エヴァンゲリオン」。私はエヴァンゲリオンの何かを祝いに来ているわけでもないし、祝いの対象もなにもない。

思うに、モンスターストライク運営は「予想を裏切る」ことに徹しているけど、「期待を裏切っている」ことに気付いてほしい。

 

この流れになぜこんなに不満が溢れているのかは今回のことだけでは語り尽くせない。

モンスターストライク7月あたりから月1で他作品とのコラボをしている。

7月は鋼の錬金術師。8月は化物語。9月は七つの大罪。実際コラボを楽しんでいたことは認める。全部好きな作品だ。(当然、作品を全く知らない人は楽しめないだろう。)

実際に、M4(※4)の宮坊さんは「最近コラボばっかりだったから」と発言しているので、コラボに飽きている人間も多い。

(※4・・・M4公式モンスターストライクうまいとされる4人を集めたチームのこと。宮坊とはファミ通Appスターズの人でM4の一人。)

最近コラボばかっかりだったから新しいモンスターストライクにワクワクすると発言を聞いたあとに「みんなが注目している獣神化はコラボです」と盛大な感じでいう。ド畜生かよ。

 

パズルアンドドラゴンズの落ちぶれ様をみるに、モンスターストライクもその後を追っているの間違いないだろう。

パズルアンドドラゴンズコラボを連発しだしてから落ちていった。(他にいろんな要因があって、あとだから言えることだけど。)

多分、コラボに頼っていくとスマホゲームコンテンツとしての地力はどんどん下がっていくのだろうと思う。コラボで人を集めたところで、私みたいに残る人間はいるが、去る人間コラボ先が魅力なだけで終われば去る人間もいる。

もちろん、コラボすればセールスランキングは上がるだろう。だけど、それは劇薬であって、コンテンツ自体筋肉(持続力)や価値が上がったことではないのをスマホゲームの開発・運営は一番に考えるべきであるコラボあくまでもブースト剤。

 

今回のモンスターストライク4周年の発表は非常に残念だった。

私は先に挙げた通り、エヴァコラボからはじめたので嬉しい気持ちもあるが、それでもやっぱり、モンスターストライクキャラクター優遇されることを望む。去年、3周年で「ウリエル(※5)」が獣神化したから、昨日の放送のなかで「ウリエルがこの1年で最も使われたキャラクターでした」と発表できた意味を考えてほしい。

(※5・・・ウリエル。察しの方は多いと思うが、モンスターストライクの顔であるモンスターストライクには4天使ミカエルラファエルガブリエルウリエル限定キャラとしており、そのどれもが多くプレイヤーが性能面や絵などから欲しがるキャラであるルシファーも同じく。)

 

ま、そうはいっても実際の4周年は10/10である。その展開でユーザーの期待に応えてほしいところである

2017-07-18

今期なにげに豊作じゃね?

けもフレショックで1クール放心しながらけものフレンズばっかみてたか

前期が全く分からんのだが

 

今期楽しめる作品多い気がする

一覧見たときはそんな風に思わなかったんだけど

なんていうか、全体の地力が上がってる?

2017-06-28

都議選調査

を数日前に見せてもらったんだが、都民候補者無党派層をかっさらいだいたい当選公明は当然全員当選、民進は当選する地力のない雑魚は既に出ていったので残ったやつはだいたい当選

自民はまあ前回は流れてた無党派層を根こそぎ失い大敗なんだが、共産もなまじ前回増えたせいで今回は半減に近く悪目立ちしてしまう。

共産支持者としては歯がゆい未来なのだが、ここにきてやたら自民失言してるので運が良ければ二つか三つは増やせるかなあ。

2017-06-08

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今回はモアイで読んだ、第71回ちばてつや賞の感想

一部追加されたようなので、感想更新

ブラック企業新卒 座敷山童子の入社 (第71回ちばてつや奨励賞

ブラック企業という題材を、キャラクターや情景含めて程よく描いているバランス感覚が上手いと感じた。

リアリティをどう描くかってのは個人裁量が分かれるところではあるけれども、私としては漫画あくまエンターテイメントなわけだから、卑屈に描くにしろコミカルに描くにしろその範疇をどう意識しているかだと思うんだよね。

反面、登場人物の一人である座敷山の設定が馴染んでいないというか、ちょっとプロット調整すれば成立する構成なのが気になるところ。

グラスホッパー (第71回ちばてつや奨励賞

情景描写が丁寧で引き込まれるね。

プロット自体の皆無っぷりはそれを際立たせている側面もある。

ただ、象徴的なものであることを考慮しても、やっぱり中身のないストーリー構成に物足りなさを感じるのが正直なところ。

20XX年地球記念日 (第71回ちばてつや奨励賞

クライマックスまで話のテーマを開示させないストーリー構成に感心した。

そのせいで話にのめりこむまでにやや腰をすえないといけないかもしれないが。

あと絵の乱雑さはやはり気になる。

画風と割り切るには粗すぎるので、ネーム段階のものなんだろうけれども。

ただ構図とかはしっかりしているので地力は間違いなくあると思う。

エイト (第71回ちばてつや奨励賞

まず小奇麗な絵が引き付けてくれる。

終始コマの大小関係なく一定クオリティなあたり、デジタルの強みを存分に活かしているね(いや、もしかしたらデジタルじゃないかもしれないけれども)。

プロットは、まあ悪くないと思うんだけれども、言語化しすぎなキラいがあるかな

セリフの長さと多さがストーリーまで冗長にしてしまっている印象がある。

心臓は、つめたい (第71回ちばてつや賞佳作)

後半から終盤にかけての、キャラクターたちの人間模様の多側面的に描いていたのは面白いと思うんだけれども、それくらいかなあ。

絵が無個性なのと、プロットが所々不自然に感じるから、総括としては印象が薄かった。

今回、他の作品がどれもレベルが高かったり、個性的ものばかりだったせいもあるんだけれども。

絆創膏のためのメヌエット (第71回ちばてつや賞佳作)

絵の部分で読者を飽きさせないようにする工夫が丁寧だと思った。

コマ割とか構図とか、漫画としての絵の見せ方がすごく上手い。

ただストーリーのために必要情報の取捨選択ができないというか、構成が所々とっ散らかっている印象がある。

本作の話はコンプレックスを持つ主人公男の子ロマンスを、ピアノというアイテムを間に置くことで語るものであることは明らかなのだが、本筋一つに絞って描かれていない。

かといってそれらをきちんと消化しきっているわけでもないから、蛇足感が拭えない。

女子大生1円玉神様 (第71回ちばてつや賞佳作)

センス方面に振り切った漫画って感じ。

丁寧な人物絵に対して、線からしてやる気のない背景のギャップが可笑しい。

2ページ目の5コマの箇所とか、もうわざと描いてるんだろうなあと思わせてくれる。

ただ、わざとやっていることは何となく分かるんだけれども、演出表現だと割り切るには全体的に安定感には欠ける画力かなあという印象。

プロット破天荒すぎるというか、そのための説明構成もごちゃごちゃしすぎてて目が滑りやすいのがツラいところ。

三つ子のたましい (第71回ちばてつや賞準大賞)

まず導入部が良いと思う。

中盤がインパクトの薄いゆったりとした進行だから最初に引きつける描写を入れて読者を離れにくくしているのが賢い。

コマ割がやや淡白な印象はあるが、まあストーリー構成上これでよかったのかもしれない。

終盤、ちょっとキャラ言語化しすぎな印象はある。

ただ、話のおさまりを良くするためにある程度は説明する必要はあるから、丁度いい案配がどの程度かっていうと難しいところかもなあ。

引っ越し (第71回ちばてつや賞大賞)

内容自体はさしてドラマチックなわけでもエンターテイメント性が強いわけでもないんだけれども、絵の説得力が非常に高くてそう思わせない。

ストーリー構成も上手くて、サブキャラ事情なども最低限見せることで、しがらみによってより雁字搦めになっている様が見て取れる。

序盤での死神による抽象的な語りがやや気になるところではあるけれども、それ以外は概ね完成度が高いと思った。

余談

いやー、今回の受賞作品はどれもレベルが高すぎ。

私の中では印象が薄かったものもあったけれども、それだってあくま相対的にであって、かなりのクオリティだもんなあ。

それにしても、私がこのサイトを利用したときに、いつも気掛かりなことがあって。

受賞した漫画ストーリー概要とか、審査した人のコメントとかは漫画より上に表示されるんだよね。

それで批評コメントとかが目に入ったとき場合によっては内容とかを察してしまったり、読者の印象がそれに引っ張られる可能性がある。

これは映画とかの広告で「衝撃のラスト!」とか謳ってしまう位のことだと思うんだよね。

衝撃のラスト」って言われたら身構えるわけで、それが大したことなかったり予想通りだったら肩透かしだし、仮に予想外でも感動は薄れるわけで。

から私はこの手の漫画を読むとき批評コメントは後回しにするか極力見ないようにするんだけれども、いつも上に表示されるから個人的に煩わしい。

そこまでする必要があるとは思わないけれども、もし媒体によって表示が違うならそっちに変えてみるか、何らかの方法であれの表示だけブロックした方がいいかもなあ。

2017-03-30

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今回はとなりのヤングジャンプ

あと、シンマンGP2017エントリー作品No.7

きみ×××ることなかれ

メンバーの中で特段目立ったことをしていなかったキャラを、ここにきて主体で喋らせるあたり、バランス感覚はあるなあと思った。

過不足の話をするなら、まあもっと語れることはあるんだろうなあと思いつつ、それなりにちゃんと畳んだあたり力量は感じる。

それにしても、『わびさびティルーム』のときも思ったけれども、このスッパリ終わらせる感じは、ジャンプよりもチャンピオンを髣髴とさせるなあと思ったり。

まあ、連載についての方針を知らないので、普通に完結しただけかもしれないけれども。

なにせ、如何にもな少女マンガっぽい作風で、となジャン目線で見た場合は浮いてたからなあ……。

シゴソウ (シンマンGP2017 エントリーNo.7)

要は超自然能力解決する幽霊バトルもの

構成だとかプロットも、読み切りでよく見るタイプだ。

もちろん細かい差異はあるから別にパクりだとか真似しているだとかそういうことを言いたいわけではないけれども、ガワが実質同じでその中身に特筆した魅力を感じられないと、凡庸だという印象がどうしても拭いきれないんだよね。

結局、漫画供給が飽和している時代評価されるものを出そうとするなら、既存作品より優れているか、珍しいテーマプロット勝負するのが近道なわけで。

それを踏まえると、定番の話を割と高いクオリティで仕上げたエントリーNo.3『蒼の閃』のほうが、ド直球勝負な分印象が良いかもしれない。

ただこの手の読み切りプロットありがちな人間ドラマ、設定、起承転結きっちりできているのは地力を感じる。

メタ的にみればこじ付けもいいところだけれども、ちゃんとキャラ能力の設定や、話のテーマに繋がりを持たせているのも悪くない。

さて、第三回のシンマン総括。

はいってもこれまでの感想で色々と語ったので、今さら語ることもあまりないんだけれども。

ヤンジャン本誌も読んでいるので、はがきは既に出している状態感想書いているし。

インパクトなら『ヒトリアソビ』が突出しているが、いかんせん主体となるネタ下品なので特定の層からウケが悪そう。

『灰とリコピン』、『蒼の閃』、『シゴソウ』は特筆するものが少なくて個人的微妙

『蛉目奇譚』はかなり気合入っているしプロットも良いと思うんだけれども、情報量の多さと絵柄のクセに辟易する人もいそうな気がするので未知数。

『FLYend!』は前半の世界観説明が、というか全体的に説明くさくて、ストーリー構成読みきり的にいただけないんだけれども、逆にそこに将来の展望をする人は少なくなさそう。

プロットの、テーマと見せ方が最も好みなのはブルーフォビア』だけれども、他の優勝候補になるエントリー作と相対的にみてみると特筆するようなものが少なくて、影が薄い印象はある。

2017-03-09

http://anond.hatelabo.jp/20170309140136

基本的にはこれまでの各種オープンワールドゲームを良く研究したうえで良いとこ取りをした総集編みたいな感じではありますね。

その上で、誰もが思いついたであろうが、調整やマップデザインゲーム進行上の都合で実現できなかったであろう「ほぼどこでも壁登り」をゲームメカニクスの前提としたうえで、マップデザインから、各種 POI の配置まで再構築し、しかも滅茶苦茶高いレベルでやりきっているところがエポックだなーと感じます

単にシステム的にどこでも登れるようにしただけでは、デバッグモードで遊んでるようなもので、攻略もクソもなくむしろ面白さを削いでしまう結果にすらなりかねないと思うんだけど、それを恐らく「300人での通しプレイ」を通じて、徹底的に磨き上げたんだろうなあ。

かつて時オカで、初めてエポナに乗ってハイラル平原を駆け回った時、ただ馬に乗って走り回っているだけなのに何でこんなに楽しく気持ちいいんだ!と感動したものだけど、今作では起伏に富んだフィールドをうろちょろしているだけでもなんかアスレチック的な楽しさがあって、意味もなくあっちを登っちゃこっちを登っちゃしたくなる。地形とのインタラクションレベル尋常じゃない。

マリオクリボーとかノコノコとか敵も出てきますが、実は8割くらいはあれ、地形とのインタラクションですよね。敵の存在は、そこに加わるスパイス的なものというか。やっぱりファミコン時代からそこを長年やっているという地力の部分が、出てるのかなあーと思います

(グラビティデイズとかも、重力を操ってどのようにでも動けるのって、システム的には目新しいんだけど、「新感覚レベルまりと言うか、ギミックまりというか、マリオ64に感じたような、動かしてるだけでなんかわからんけどとにかく楽しい!というところまで到達してなかったなー、って余談)

これを一回体験ちゃうと、例えば Fallout の移動とか、非常に平坦な "作業" で、なんてダルいんだと感じてしまうのではないだろうか。(いや、Fallout は好きですよ!)

今作を持ってアクションオープンワールドの水準は完全に一段上がってしまったので、これからこのジャンルのものを開発するデベロッパーは、かなりしんどいんじゃないかなあ。しかもそれが、単にシステム的に真似ればいいってものじゃないところがまた大変。がんばれがんばれー!

褒めるばかりではアレなので要望も書いておくと、ウチでは Switch 入手できなかったんで Wii U 版やってますが、セーブアカウントごとに1つってのがね、めんどくさい。俺もカミさん子供たちもみんなゼルダハマってるので、交代するときにイチイチ Wii U 本体アカウント切り替えまで戻るの、すごいダルいんですよ!

アカウント切り替え後にまたソフトを起動するのでロードが入って、コレの待ち時間がもう全くのムダ! 普通にセーブデータ複数作れるようにしてくれれば、タイトルに戻って自分セーブデータロードするだけで済むはずなのにさあ!

任天堂はわりと 3DS なんかでもセーブ1コだけってのが多い (ポケモンとかな) ので、この辺はホントどうにかして欲しいなと常々思っております

あと Switch 版と Wii U 版あるので、欲を言えばソニー的なクロスセーブ的な仕組みもあったら嬉しかったですね。いやまあ Switch 自体が据置であり携帯であるので、PS4/Vita のような役割分担にはならないんだけども、今もう Wii U 版で始めちゃってるので、あとで Switch 入手できても移行できないなーって。Wii USwitch への一方向引継ぎだけでもあったら嬉しかったなあ。まあ完全に個人的かつ贅沢な要望ですが。

2017-01-19

同人イナゴの何が問題だろうか

1.二次創作ファンアートであるという建前が揺らぐ。コロコロと扱う作品を変えて、しかもそれらがその時その時の人気ジャンルだったとしたら、儲けや人気取りのための二次創作であると取られても仕方がない。単なるミーハーということもできるが。(ミーハーも人気を不必要に傾斜させ、過大評価過小評価を作り出す害悪だと思っているが、これはまた別の話だろう)

2.キャラクター使い捨てされる恐れ。もとよりそのジャンルに長くとどまる必要が無いのだから、過剰な属性付けやキャラ弄りでキャラクターを消費してしまう傾向があるように思う。イナゴ系の同人作家というのはこれという作品はない一方、これという作風ジャンルを持っている場合が多い。作品キャラクターはそれをやるための踏み台として消費される。古参がいい気はしないだろうな。

まあでもそう悲観や憤慨することもないんじゃないか。どうせ時期が来れば次の餌場を求めて去っていくのだし、彼らが去ったその後のジャンルはむしろいい安定期のように見える。もっともその作品地力があったればこそだろうが。

2016-12-28

ガールズ&パンツァー同人誌オブジイヤー2016

はじめに

今年も一年ありがとでした。

年の瀬京子も迫り、各所で続々と2016ランキングが発表されていますね。自分も今年の統括的なモノをしたためたく、2016年一番励んだことってなんだろうと考えてノータイムで浮かんできたのが、ガールズ&パンツァー同人誌を買い集めることでした。

劇場版公開から怒涛のようにリリースされた2016年発行のガルパン同人ベスト10をお送りします。

筆者は一部好きなキャラに偏りがあること・百合オタクであることを踏まえた上で読んでいただけると幸いです。

(各本にリンクを貼ろうとしたのですが9個までしか貼れないと書いてから気づいたため一部を除き割愛しました。作品の詳細についてはおググり願います。また、18禁はここには書けないので除外しています

10位『ダージリン様は紅茶戦車道ドランクドラゴン塚地武雅を嗜んでおります逸見エリカびっくりドンキーに初めていく本』作者:キサラギキサラ(幸福発見セミナー こころうつわ)

  • 初出:ぱんっあ☆ふぉー!7 (2016/6/26)

これを貼りたくてランキングを書き始めたと言っても過言ではない一品逸見なだけに逸品です。ガルパン公式よりもびドンに怒られるのではというほどに作中ふんだんにっンー店内及びハンバーグの実写(しかもなぜか画素が超粗い)が使用されています。「なぜエリカナカジ!?」と一瞬考えてしまキラーカップリング百合的みどころです(書いてる途中で気づいたけど普通に決勝で乗った乗られた仲でした)。

第9位『不器用な好きのかたち』作者:match(20twenty)

もともとお酒を飲むシーンが気軽に描ける(そして大学生百合では出せないしっぽり感がある)社会人百合が割と好きというのもあり、しほ千代のこうしたババア…年増百合ってほんと最高ですね……。『西住しほが高校生だった頃』という二次創作伝家の宝刀である過去百合連作として進行中で目が離せません。

第8位『きみの名の日』作者:ミヤカワ(Lid_of_pan)

  • 初出:ぱんっあ☆ふぉー!7 (2016/6/26)

最強のノンカチュ本です。公式でも結構大概なのに二次創作では過剰にクレイジーサイコレズ(すっかり死語)として描かれがちなノンナ・そしてその煽りを受けてレズギャグ要員にされがちなカチューシャですが、そんなふたりでここまでエモーショナルに振り切って描けるのかと甚く感激しました。あとこの本に限った話ではないのですが、A5の百合同人誌って佳い打率8割くらいなので買うだけでドキドします。

第7位『ライラック』作者:高橋むぎ(麦畑)

意外と少ないももゆず本、大変貴重な一冊です。というか、筆者の観測範囲だと序盤の強引かつ高圧的なやり口のせいで、一部ファンから生徒会の評判が悪いようです。そういった悪評を『生徒会を快く思っていない一般生徒』に担わせるところからまり当事者である西住みほのひとことで締めることで、生徒会および河嶋桃の懊悩と救いが短いながらに描かれており、欲しいやつぜんぶきちゃったな~という一冊でした。リンク先調べてて気づいたのですがこの御方、響ユでなかよし川も描いてたのですね、アレもとても佳かったです……!

第6位『どうあがいてもあいしてる』作者:ぱいしぇん(チームタテガミ)

  • 初出:ぱんっあ☆ふぉー!7 (2016/6/26)

にわかに活気づいている(と思いたい)さおまこ界のスラッガーです。武部沙織という乙女キャラクター百合で動かす際に、こういうレディコミ風の絵柄と一人称モノローグを使うとバツグンに佳くなります。あとこれもこの本に限った話ではないのですが、ラブライブ百合やってる人がガルパン百合に来ると確実にホムーランなんだよね……ラブライブ同人地力がもともとすごいという話でもあるけど……。

第5位『角谷杏は虚栄に乾いている』作者:勇魚、表紙:じゅかい(虫魚グラディエーター)

  • 初出:ぱんっあ☆ふぉー!8 (2016/9/11)

角谷杏メインの同人誌は良作が非常に多く、どれをベスト10として選出するか熟考しました。この本、飲みの席に持っていってその場で読んでもらったのですが、人がまんがを読みながら涙ぐんでいるところを初めてリアルタイムで見てしまいました(心当たりのある方申し訳ない…)。なお、冬コミまでの期間限定フリーリリース(https://chu-gyo-g.booth.pm/items/389763)されているので未読の方はリンク先を今すぐご参照あれ! このランキング年末までに急いで書いてるのもそのためなんだけど、冬コミまでっていつだ、開催までなのか、冬コミ終了までなのか、どっちなんだ……?

第4位『少女戦車6 轢け!タンニアム』作者:岡昌平(黒汐物産)

過去百合といえば大人キャラだけの特権ではなかったですね、幼馴染であるさおまこにも為せました。長年ガルパン二次創作を描いてきた岡先生の筆致に泣く『ゆめのかよいじ』ですが、実は激突!女子高生お色気戦車軍団6巻にも収録されているため、厳密に言えば2015年末が初出と言えなくも……でもこの本は今年の夏コミが初出だからOK!

第3位『西住 おまえがナンバーワンだ!!』作者:藪ぐぐる(クラタスポーツ)

  • 初出:ぱんっあ☆ふぉー!8 (2016/9/11)

河嶋桃メインの同人誌というだけでなく、そこに西住みほをぶつける超爆発のガルパンまんがです。これはもうサンプルを読んだ時点で涙を流してしまいました。なんというか、桃ちゃんを描く人って桃ちゃんが考えそうなことを考えるのが本人かよってレベルで上手いし描きっぷりも尋常じゃないのでこれからもどんどこ桃ちゃんメインの同人誌出てほしい……ほんまみんなたのむで……。

第2位『ミュージック・アワー』作者:なな(腰洗荘)

  • 初出:ぱんっあ☆ふぉー!8 (2016/9/11)

この方は他にも『Ladyspiker』『バトルクライ』などのエモーショナルガルパンまんがを描いていますが、その中でも特にキドキしながら読んでいた『ミュージック・アワー』がついに紙媒体リリース! その当時は鼻息がとても荒くなっていました。ウサギさんチームはもちろん大好きなのですが澤梓の佳さがここまでやるかってくらいに全開で引き出されています。ちなみに筆者がガルパンまんがを描こうと思い立ったのはこのガルパンまんががきっかけでした。

第1位『喇叭は今日も鳴る』作者:チョモラン(夢と狂気のチョモラン王国)

叙情的な表紙の通り最初の一編は継続メイン回なのですが、最後に西住みほと河嶋桃の最強タッグ『冬来たりなば』が収録されていますこたつシーンやヨッパライシーンがあるため、冬場に読み返すとまたいちだんと空気が澄んできます夏コミときにこれをスッと買えたからよかったけれど、ぱんっあ8ではオンリーイベントで見たことのない長蛇の列が数時間続いていた光景が目に焼き付いており、これを書いている今も冬コミのさおまこ新刊が買えるのか不安で眠れません。

おわりに

以上、駆け足ですがガールズ&パンツァー同人誌オブジイヤー2016をお送りしました! 見事に百合同人ばっかりになってしまいましたね……冬コミもいっぱい買えるといいけど! なんで2日目なの!!

アレがないとかガルパン同人モグリかよなどのご意見お待ちしております。できるだけ買っていきたい。

2016-12-14

俺もジャンプを採点したい

ハイキュー:80点 現実的スポーツ漫画でありながら必殺技要素もある美味しいバランス感覚が良い。←ほんとこれ。あと先輩眼鏡マネとかも大好き。

ワンピ:75点 なんかビッグマム一党が人格的に雑魚っぽくて四皇に期待してたのはコレジャナイ…。あとルフィの突然戦わなくなるアレ嫌い。 

鬼滅:70点 独特の才能に疑いはなかったがこれだけ少年漫画に寄せてきたのはすごい。伸びるよこれは。

火ノ丸:60点 安定。地味。だがいい漫画だ。低い点は付けられないな。

ラクロ:50点 小説版キャラ逆輸入してメインを張らせるという冒険的な、小説版読んでない人置いてきぼりな実験を展開中。

斉木楠雄:50点 安定感凄いけどハズレキャラはあきらかに居るよね。斉木兄もその1人。最近でたのではブツブツ喋る奴とか。

磯部:50点 安定。

レゴラッソ:45点 テコンサッカーという酷い設定の企画押し付けられてる。作者は力があるので次回作応援する。

バラン:40点 ダラダラダラダラ。もう脱出しないまま終わって伝説になって欲しい。原作が足引っ張るジャンプ定番ティーン。

ゆらぎ:40点 とらぶる的なアレ。ラッキーエロ個人的には刺激ゼロだけど安定できたエロコメはいい駒なんだろうね。

ヒロアカ:40点 全然評価しない漫画自分が見てきた漫画アメコミパッチワークだけで創作してるタイプ

青春:35点 ほのぼのしてるが長生きできる器ではない

ーー赤点未満ーーさっさと切るべき作品ーー

せすぴん:30点 作画専業やってた割りに絵の表現力と画素が低い気がする。あとダンス取材が浅いような。

銀魂:30点 なんか最終章っぽい雰囲気だしながらもう数年経ってるよね あんま読んでない

左門:25点 地力が足りない部分を色んな工夫で補って水面に顔を出すところ嫌いじゃないけどそろそろ限界来てるよね

デモプラ:20点 実は読んでない

ソーマ:20点 前から読んでないが最近評判悪いな 何か起きたのか

アマルガム:15点 絵が汚い

ー番外ー

ヘディス:測定不能: でも天然だった人が「自分面白い」って気付いちゃった感じのいやらしさはあるよねいまの許斐先生

http://anond.hatelabo.jp/20161213205937

2016-12-09

PPAPを聞くたび泣きそうになる

彼を始めて知ったのは、くりぃむしちゅーオールナイト名前を隠して

いきなりトークを始めるというものであった、

誰かわからないというフラストレーションと、彼の独特な笑いが妙にイライラ助長して

彼の印象は最悪であった、しかし、それ以降は別に目にすることもなかったし、

彼を気にかけることもしなかった、

そして、月日は経ち、ネット流行に疎い私にまでPPAPという耳慣れない言葉が入ってくる、

最初は目にも留めず、動画再生することもなかったが、なんとなく日常で見るというレベルにまで流行りが広がっていった。

いざ、PPAPを見てみると、妙にクセになる中毒性のある動画でこりゃすごい、

と思ったことを覚えている、そして、ピコ太郎インタビューを受けている動画を見てみた。

あ、この独特な受け答え聞き覚えあるな、と思って検索してみたら、古坂大魔王プロデューサーとして

参加していると聞いて、妙に納得した。

彼が笑いを取っている姿は見たことない、というと語弊になる、

彼がお笑いをしていることろを見る機会はなかったが、ちょくちょく、くりぃむしちゅー上田

こいつは面白い楽屋では一番面白いとたまに口にしていたし、

彼が努力であることは彼の音楽を通して理解できる、

音楽はどこかで聞いたことがあるといった少し前に流行ったRemixであったが、

ほうほう、これが好きでこの影響を受けて勉強してるな、と取れる。

そして、彼のリズムネタに関してのブログ記事面白かったし、真面目な一面が見て取れる、

彼のように、自分の好きなことを何もブレずにやっていて、自分から行動し続けると

こうやって日の目をみることができるのかと思うと、自分境遇とも重なって泣けてくる、

彼大いにを認めてく上田のような人と、彼の作り続けるといった姿勢PPAPを作り上げたんだと思う、

ピコ太郎の受け答え、70歳くらいの石油系の奥さんがいるとかは一般受けしないとこはまるで変わってないことから

わかるけど、彼は何も変わってない笑 彼は彼のまま、作り続けているだけなんだと思う、

古坂さん、よかったよ、こんだけ、嬉しい一発屋は始めてだ、

そこらへんの一発屋と規模が違うことは彼の地力が強いことを証明している、

ちなみにこれはYouTubeRewind2016の2:16~あたり聞きかがら書いた。

このペンパイナッポーアッポーペンは泣ける。

2016-10-09

ぬこしょうぎで神のポイント最大までいった

将棋ウォーズだと、通常で2級、3分切れ負けので3級でどっちも負けこし、一手10秒のはあんまりやってない

ぬこしょうぎでのコマはだいたい全部レベル98

ただ、コマレベルはそこまで勝敗関係しない気もする

勝率は75%くらい

ランクが低めな相手だと、中飛車で5筋の歩を進めていくだけで割とすぐに勝てたりする

王手をすると、相手の王が赤くなって相手に悟られるので、王の逃げ道にコマを効かせて置いたり、自分の駒をどかせば飛車や角で王を取れるようにしておいて駒をどかすと同時に王を取ったりすると楽

ランク同士だと将棋地力が試されるようで面白い

2016-10-02

http://anond.hatelabo.jp/20161002093128

あれを貧困問題のみだと仮定しても万引きだの人殴るだのしてる時点であいつの性格いかれ具合は変わってねえだろ。

言ってるじゃん、性格問題だって。多分あれは親が金持ちでも無気力クズになるだけだよ。かえって貧乏で良かったよ誇大妄想や半端な地力テロリズムに加担しだす訳じゃなくてよ。

そこなのかな?とは思うよ。多分あいつはプレステニンテンドー64セガサターンまであっても「アレがない、コレがない」って言ってるんだよ。

それにテメーのもう一人のDQNみたいな兄貴生き方がまだマシだし、そこから何も得られなかったのがデカい。

というか、目の前の四角い箱、板をただのストレスの捌け口としてしまった時点であいつは詰んでる。

選び方にセンスの無い雑魚擁護してもどうしようも無いクズしか生き残れんぞ。

2016-10-01

新海がエロゲ業界出身みたいに語るアホなんなの?

http://b.hatena.ne.jp/entry/togetter.com/li/1030984

anigoka なんだろ、昭和の名監督日活ポルノ出身みたいな?

natu3kan コメントにもあるが、10年前は普通会社では生かせない才能をの人はアダルトゲーム会社が発掘し、今は動画配信サイトか。ブコメみて追記:利益が出れば自由が許される業界は強い。新海誠とってminoriがつなぎ仕事でも

 

新海がminoriOPを作ってたのはコミックス・ウェーブ企画部門であるMANGAZOOminori母体だったからだよ。

まったく縁のないところから酒井伸和が新海を見出して依頼したわけでもそれが可能だったわけでもない。

 

だいたい新海のwikipedia見れば『wind』より『ほしのこえ』の方が公開早いの分かるだろ?(※『Wind -a breath of heart-』のデモムービーは、『ほしのこえ』の上映会の最終日にあわせて下北沢トリウッドで公開されたのが初出で、完全に『ほしのこえ』の後追い。(http://web.archive.org/web/20020610084350/www.dengekionline.com/g-net/g-net_news/200203/02/gn20020302wind.htm))

ほしのこえ』は公開と同時にトリウッドが連日満杯になって、そのことがネットを通じて日本中を駆け巡ったんだよ。すごい(映像の)アニメが公開されたらしい、しかもひとりでつくったらしい! ってな。

その後なんだよ、『wind』は。OPを見たエロゲオタもまた同様に衝撃を受けただろう。受けただろうが、そのときには既に新海は人口膾炙されたあとだったわけ。だから『wind』のOPによって世間が新海に気づいたとかは完全に偽史だよ、偽史

 

なお『BITTERSWEET FOOLS』のOP担当してるじゃないかというやつがいるかもしれんが、本作ではぜんぜん話題にならなかった。『彼女と彼女の猫』がコンテストグランプリを獲ったときはさほど新海の知名度が上がらなかったのと同様(もちろん情報感度の高いやつはこのあたりで知ったんだろうが)。

あくまで新海が世間に出る直接のキッカケになったのは『ほしのこえ』だ。

まり彼は自主制作アニメ出身というのが正しい。

ファルコムで『英雄伝説』とか『イース』のOPつくってた件を持ち出すとしても言えてゲーム業界出身まで。

ただしファルコム在籍中から自主的に掌編映像を作って地力をつけてきた(http://www2.odn.ne.jp/~ccs50140/world/index.html)ことを考えるとやはり自主制作アニメ出身というのが妥当。『wind』では上記や『ほしのこえ』で培った実力を発揮したことによってインパクトある映像になった。エロゲOPを作って力をつけてきた、みたいな解釈も完全に間違い。

 

 

あとついでにいうと新海がエロゲOPのあり方を変えたとか言い張るのもアホ。

mouseion まあ、新海OPエロゲーの在り方を根本的に変えちゃったよね。要は意識高い系泣きゲーシナリオにはこういう意識高いOPを付けないとユーザーには受けない病気に罹ってしまって必要以上にOPに拘ってバカみたい♪

おいおいトンチンカン物言い良い加減にしとけやお前。

新海フォロワーと言えるエロゲOPは『あると』を始めとしていくつかある。あるのは事実だが、エロゲOPを“新海的”なものに変化させたりはしてねえ。

なぜかっつーと真似るのがそもそも困難で、真似たところで「ああ、新海のパクリね」以上にはならんからだ。

売上に直結するならそれでもやるメーカはあるだろうが、くだんの『Wind』がまさにOP詐欺といえるほどゴミだったせいでそれもなくなった(OPの出来だけで売れるならminoriがこんな体たらくになるはずがない)。

 

2000年代エロゲOPもっとも影響を与えたのは、2000年前後同人MAD業界だ。『kanon』とか『月姫』をモチーフにした静止画MAD音楽にあわせてカットを矢継ぎ早に切り替え、映像を盛り上げていく手法MAD流行りに流行った。

それまでのエロゲOPはおもにコスト問題から映像スクロールさせてそれに音楽を乗せる程度だったのが、この辺りからより映像性を重視したものが増えていく。

2000年代エロゲOPいちばん作った映像メーカーといえば神藝工房だろうが、代表の神月社と捏音たむは当に同人MAD業界出身。同じように『Kanon』のMADで名を馳せたTi(極東屑山公司第二工廠)も『歌月十夜』や『Fate』のOP担当してる。

こういう事実無視してお前の脳内お花畑開陳してんじゃねーぞクソ雑魚ナメクジが!

 

 

【2016/10/10追記】

なんかもーいっそのこと『彼女と彼女の猫から『Wind』のOPが公開されるまでの時系列整理しとくかって気になったんでやります基本的ネットログに頼ってるので大雑把。

と思ったら増田字数制限(?)に引っ掛かって更新できないので詳細は↓。

http://anond.hatelabo.jp/20161010071838

 

 

★読むのめんどくさい人向けの簡易まとめ+それを元にした憶測

・2000/04 『彼女と彼女の猫』で CGアニメコンテストグランプリ獲得

・2000/初夏 『ほしのこえ』を作るためにファルコム退社

・2000/初夏-2001/12 『ほしのこえ制作

・2001/01-04あたり(?) コミックス・ウェーブによるマネジメント開始

・2001/06 『BSF』のデモムービー制作 → 8/31発売

・2002/01-02 『Wind -a breath of heart-ムービー制作

・2002/02/02 『ほしのこえ』公開

・2002/03/01 『Wind -a breath of heart-ムービー公開 → 4/19発売

 

単純な公開順をいえば『彼女と彼女の猫』→『BSF』→『ほしのこえ』→『Wind -a breath of heart-』。

新海はエロゲによって知名度を上げたかという問いに関しては『BSF』が焦点になるわけだが、当時のログを見るにほとんど話題になっておらず(なおhttps://twitter.com/kanose/status/784046586187755520)、情報感度の高いひとがそれによって知ったとしても『彼女と彼女の猫』で得た知名度を超えるものではない。

 

俺が新海はエロゲ出身じゃないと言い張ってるのは(ファルコムを退社してまで)自主アニメ制作を本格的に始めるキッカケが『彼女と彼女の猫』でグランプリを受賞したことにあるし、世間に知られたと言える最初作品が『ほしのこえであるからだ。

ここまで言ってなお新海はエロゲ出身と言い張りたいやつはどういう理屈によってそうなるのかちゃんと説明しろ

 

お上記はファルコム出身であることを理由にしたゲーム業界出身説を否定するものでも、エロゲOP制作経歴はパージしとくべきと言うためのものでもない。

新海はエロゲ出身と訳知り顔でテキトーなことをぶちかますやつを非難するためのものなのでそこんとこよろしく。

2016-09-30

君の名は。』は秒速レクイエム

ようやく見てきたので感想

ネタバレあるよ。

 

君の名は。』は秒速レクイエムと『ほしのこえ』ぐらいから新海を見てきたヤツは言うんじゃないかなと思う。

終盤の展開は、わざとらしいぐらいモロカブリだった。

そーなんす。自分の中からほとんど失われてしまったあの子を、何を探してるかすらも忘れてしまったのにそれでもずっと追い求めてる、ってゆーある意味クッソ気持ち悪いアレをもっかいやるんすよ。

でもって明確にリフレインされてるのが、“すれ違う”と“電車に乗ってるときに見かける”のふたつ。

すれ違いは、『秒速』のラストで印象的に使われていた。線路で“君”とすれ違い、お互い渡りあった後に振り返るけど電車が走ってきて、それも何本も重なって長い時が流れる。遮断器が上がったときには“君”はもういない。

君の名は。』では今度こそ振り返った時そこに阻むものは何もなく再会できるのかと思わせておいてスカす。心憎い演出だと思う。

でもって“電車に乗ってるときに見かける”。

『秒速』では電車に乗ってる貴樹は“君”らしきひとを見つけるけど乗ってるのは急行彼女も気づかず再会できない。

君の名は。』ではお互いが電車に乗っていて、ドア越しに決定的な再会を果たす。すぐ間に電車が走って分かたれるけど、『秒速』と違ってお互いが求めあってるので“君”がいなくなったりはもうしないのだ。

 

で、この違いを生んだ最大の理由に奥寺先輩をあげておきたい。瀧のバイトの先輩で、淡い恋心を抱いていた女の人。

三葉と入れ替われなくなった瀧は彼女を求めて飛騨に向かう。なぜか奥寺先輩(と友人A)がついてくる(そう、貴樹と違って瀧くんには友人がいるのだ!)。演出上は探せど探せど手がかりが見つからないシーンのコメディリリーフなんだけど、彼女が「ラーメン食べたい」と言ったお陰で次のシーン、ひいては三葉との再会へとつながる。

構造的に言うと、瀧くんには三葉との間を埋めてくれる第三者がいて、貴樹にはいなかったっつー話になる。

あともうひとつ機能として避雷針

瀧は奥寺先輩に二度振られる(といってもどちらのタイミングもすでに三葉のことが好きになってるので、違うっちゃ違うんだが)。特に二回目は奥寺先輩の薬指に結婚指輪が見える形でそれが露わになる。

これは三葉の指に存在しかねなかった指輪を奥寺先輩が引き受けてくれた――と『秒速』を経た人間としては思った。

 

音楽

天門RADWIMPSだね、と。うん、この映画にはあの前向きなボーカル必須なので大正解だと思う。川村元気の功績として語られることが多いこのチョイスだけど、ガチならそれだけでプロデューサー役割は果たしたと言えるぐらいにRADWIMPSだった意味は大きい。

なお歌が流れてるとき映像が後景化しあたかも曲のPVであるかのようにしつつ話を圧縮して転がしていくのは見ていてかなり気持ち良かった。

この辺りはファルコムを出すにしろminoriを出すにしろ長編映像を作る前に短い映像をたくさん作ってた話を出すにしろ、新海の本領と言える部分なので、さもありなん、といった感じ。

 

あと映像について。

初めて話を見せるための映像になったなという印象。『秒速』って映像を見せるためにお話がついてくるといった感じがあったでしょう。『秒速』に限らず、『ほしのこえ』も『雲の向こう、約束の場所』に関してもそう。

今回だって「あー、このシーンみせたいんだなー」と感じるところは何個もあって(隕石が落ちてきてそれを眺める最初のシーンとか、太陽を背にふたりが逢魔が時に再会するのとか)、新海の癖だろう映像から話おこしてる感が完全に消えたわけじゃない。

でも、今回は映像を見てるんじゃなくお話を追ってる感が見てるあいだずっとあった。だから映像キレイだし印象に残ってる画面はあるけどそれじゃなくお話で満足した感がある。

もっと言えば映像凄さは超展開の強引さを埋めるために機能したというか。

あのかなり無理やりなお話を、映像凄さで納得させたというか。

新海誠自分の絵の凄さをようやくフルに使えたんではなかろうか。

 

ここまで来たらぜんぶ書いちゃうか。

三葉ちゃんめちゃくちゃ可愛かったね。新海のどこがいちばん成長しまたかって聞かれたら女の子がちゃんと可愛かったって答えるわ俺。世界をしょった儚い女の子とか可憐女の子はこれまで何人も出てきてたけど(『星を追う子ども』と『言の葉の庭』は見てない)、三葉のような見ていて楽しい、素直に可愛いと思える、愛着の湧くヒロインは初めて。このタイプヒロイン自体が初めてなのに圧倒的に成功してるというのはほんとすごいと思う(単純にキャラデザがいいってのはあるけど。『ほしのこえ』は新海本人、あとはいろんなひとに作監お願いしてきたけど、今回がいちばんウェルメイドだと思いますふつーに)。

 

おっぱいについて。

瀧くん執拗なほど三葉のおっぱい揉み揉みしますよね。あれもちろん単なるセクハラじゃなくて(セクハラなんだけど)、①サービスシーン、②(妹につっこまれることで)コメディシーン、③(重ねることで微細な差が生まれる)コメディシーン、④キャラの置かれてる状況の違いを強調する小道具エトセトラ効果があります

おっぱいモミモミにこれだけの多重性を持たせられたってのも新海成長したなあと思いました。というかこれ誰かがそうしろって新海をたぶらかしたんじゃないかと思うんだけどどうだろ。

 

とりあえず。

映像のためのお話じゃなく、お話表現するための映像になったのと、三葉がものすごく好感の持てるキャラクタになってたという二点で新海は本当に化けたと思う。見る前はただのフロックじゃねーのと眉唾だったけど、地力ついてきたとふつーに思うので、これまでもがき苦しんできた新海本人はもとより支えてきた周囲の方々にも本当にお疲れ様、次回も楽しみにしてますと言いたい。あと天門はどこかでまたいっしょに仕事してあげてください。minoriとはもうしなくていいです。

2016-09-25

[]

今回は裏サンデー

市場クロガネは稼ぎたい 93時限目(後編)

ふぅむ、まあ前回書いた感想とおおよそ同じ理屈が書かれているかな。

ただ、ここまでのことを実行に移せる存在としてシロガネが適任というのはメタ的に見れば分かるのだけれども、シロガネ自身がそこまでの執念を燃やす理由が、作中の描写だけでは弱いと思うんだよなあ。

ちょっと雑というか、丁寧にやるべき部分を間違っている気がする。

ラストのああいう展開は、まあクロガネたちのこれまでの活躍の結果だとか様々な因果を考えれば、そこまで不自然というわけではないんだけれども、やや予定調和感があるのも否めない。

や、嫌いじゃないけれどもね、ああいうの。

栄冠は俺に輝く 5話

個人的に、もうこういう展開やキャラで話進めようとするのは正直ウンザリしているんだよね。

しかも、それの解決法が発破をかけるだけとかさあ……。

最後の展開も、2軍の選抜でそんな大物感出されても困るし。

あと、2軍の大物感を演出するために、「俺たちが苦戦した石垣を軽々登ってる!」って。

そもそも2軍の選抜組みの方々は何も荷物背負ってないんだから、実質ちょっと急な斜面登ってるだけだろう。

秋月さんは大人になれない 第32話

なんだこりゃ、世界観的にちょっと素っ頓狂すぎやしないか

まあ、なんか夢オチだとか妄想オチあたりにするんだろうけれども、それを前後編仕立てにされても、気持ちの置きようが……。

ねじの人々 第22話

まあ、正解がない以上、物語がどういう主導から作られてきたかで語るのはアプローチとして分かりやすくはあるかな

そういうのを要素を描くと角が立ちやすい、つまり創作世界美男美女(ブスではない)キャラばかりなのはコンプライアンス的なものを逆に意識しすぎた結果ってのは恐らく合っていると思う。

相対的に見て美醜が決定されるなら、最初から全員美男美女にしてしまえってのは、すごく歪ではあるが。

その他もろもろの考察の結果、今の作品作りの傾向は「みんなが語り部の時代」とし、それがカオスすぎてファシズムであるってのは、中々に思い切った解釈だな。

考察自体面白くはあるんだが、最終的な結論がそういう見えない風潮への挑戦ってのは残念。

ケンガンアシュラ 157話

ほぉ、勝ったか

刹那の執念や得体の知れなさ、ポテンシャルもあったが、それをきっちり地力熟練の差で倒したってのがイイね。

メタ的に見れば因縁のある刹那が勝つと思っていたから意外ではあるが、無理筋ではない。

まあ、もちろんこれで刹那物語のものから退場ってわけにはいかないだろうから、どこかで因縁の決着自体はすると思うけれども。

2016-08-08

龍堂寺士門の淫謀

ミンクという会社には「夜勤病棟」というシリーズがある。

1999年12月夜勤病棟』発売

2000年12月22日夜勤病棟特別盤〜』発売

2002年7月26日夜勤雀棟』発売

2003年10月11日夜勤病棟 DVDPG』発売

2004年1月15日夜勤病棟・弐』発売

2004年10月15日夜勤病棟・弐 DVDPG』発売

2004年12月10日夜勤病棟・参』発売

2005年4月8日夜勤病棟・参 DVDPG』発売

2005年5月13日七瀬恋』発売

2005年12月9日夜勤雀棟2』発売

2006年9月3日 SMクラブ夜勤病棟渋谷オープン

2006年11月10日風間愛』発売

2006年12月22日夜勤病棟〜復刻版+〜』発売

2007年7月2日 パチスロ夜勤病棟ホールデビュー(最速導入ホールでは)

2008年10月31日夜勤雀棟壱・弐 復刻版+』発売

2011年6月24日 『真・夜勤病棟』発売

2012年1月27日夜勤病棟 零』発売

20年くらい前の作品だがいまだにこのシリーズ作品OVAが出ており、ブラウザゲーにもなってるくらいご長寿コンテンツ

エルフが手を付けてさっさと手放してしまった「臭作」という作品を発展させ、

非モテ男のエロ妄想をこれでもかと詰め込んだシチュエーションキャラクターたちがエロゲーオタどもの心をつかんだようだ。

そのせいで、初代ヒロイン七瀬恋は、いろんな年齢であられもない目にあうという島耕作みたいなことになってしまった。

しかしさすがに10年以上も経つとマンネリというレベルではなく経年劣化にも耐えられない状態であることは明らかであった。

そんな中、frillが「夜勤病棟」を換骨奪胎して女衒主人公の「聖娼女」というのを出して人気になった。

ミンクという会社を支える屋台骨が他のメーカーに遅れを取り出しては経営的にも苦しい。

いい加減新しいシリーズ必要とされるという形で、ミンク20周年記念にあわせてついに新シリーズを出すことにしたというわけだ。

結果としては、二番煎じどころの話ではなく、レジェンド的なロングランになるほどの地力は感じさせなかったが、それでも単体として優秀なおかずを提供してくれたといえる。

ミンクの絵は、最新の萌え路線とは違って古さを感じさせるものの、エロ路線としては相変わらず良い汁や塗りだし

システムがめんどくさいが、その代わりに計画をもって進めれば

飽きるまで何度も一人の女をいろんなシチュエーションでいただけちゃったり何人もの女性を性欲処理の対象としてプールしておけるつくりになっており、

最近の、選択肢を選ぶだけで女性が股を開くかわりに個々の女性たちのつながりなどが見えないゲームに慣れている人間からしたら満足度は高いだろう。

しかしやはり女子高生では看護師には勝てなかった。 また、主人公の龍堂寺の怖さが薄すぎるのも難点だ。こいつはただのセックス上手なエロおやじしかない。それじゃいかんのよ。

夜勤病棟を生み出したミンクですら、夜勤病棟は越えられなかった。 レジェンドというのは狙って作れるものではないのだな。

aukusoe やっぱりあの生きるためならウンコをバックバク食べることも厭わない何が何でも死んでやらないぞ、という気持ちがすごかったと思う

わが意を得たりというコメントありがとう

そう、龍堂寺士門の淫謀って作品は、今のユーザー向けにしたせいかどうかわからんけどマイルドなんよね。悪く言えばヌルい。狂気がない。

鬼作は本当に学生を皆殺しにしようと行動するし、臭作も女が苦しむのを心から喜ぶ。比良坂はマッドサイエンティストであり女がそのために壊れようが構わない。

さらにいえば当時は野々村病院やら猟奇の檻やらそういうのがたくさんあったらしいがそのあたりは俺はよくしらん。

とにかく、そういう狂ったやつらもいなければ、自分生殺与奪を握られたうえでそれでも生き延びようとするようなしたたかな女もいない。

ただ、エロいおっさんと、素直にやられて目がハートになる雑魚少女たちだけである。 だからラストシーンで一人の女性けが浮いている。

これだったらまだLeafの鎖のほうが面白かった。 

ミンク夜勤病棟以外にも、いろいろと狂気を扱った作品が多かった。

Love Callやらコレクターやらはゾクゾクするようなところがあってその延長に夜勤病棟があった。

http://www.mink.co.jp/product/

だけどやっぱり時代の流れに勝てず、なにげに十六夜花嫁などいいゲーム出しているんだけどいまひとつヒットすることな

結局夜勤病棟シリーズを出し続け、今回もそのライト版のような形で妥協したゲームになったのかと思うと悲しいがとにもかくにもこのメーカーが20年生き続けてくれたことが何よりうれしい。

2016-07-28

http://anond.hatelabo.jp/20160701172732

百合界隈と化したのが嫌、らへんだけは同意

未央に関してはそれっぽい文章作ってまくしたてて喧伝してるアンチの言い分がそのまま流用できるから槍玉に上げたんだろうけど、

全く持って彼女に限った事じゃないですよね抜擢関連は。今でもシンデレラマスターメンバー抜擢とかで続いてる事。そういうゲーム

と言うか、これだけ細かく書いておいて、

未央が当初運営から干され続けていた事についてわざとじゃないかと思うくらい触れて無いのは何故でしょう。

運営の予想も何も、即効でCDデビューさせてもらった凛と違って未央と卯月運営から放置されてました。

もちろんそんな中でも、春香ポジの強みがあり一足早く目をかけられたとは言え卯月の方が地力があった事は大いに認めますが、

贔屓云々で語るなら、最初未央はむしろ逆贔屓されてたって事もきちんと書いてほしい。

第二回総選挙はそんな中、たとえCDが出てもほぼゼロからの売り出しだったから情けないのは確かだけど、しかたない部分もある。

その分、第三回総選挙では露出が劇的に増えて知名度も急激に上がり、月末貰ったんだからそこまでおかしな事はないです。

少なくとも真相は闇とかそういうのは完全な陰謀論しかないですよ。

2016-07-17

[]

今回は少年ジャンプ+

ファイアパンチ 12

会話含めて構成がわざとやってんのかってくらい間抜けすぎて気になったけれど、展開としてはやっとエンジンかかってきたかな。

というより、これまでが「本誌では絶対にやれないことをやってやろう」という意気込みだけで書いてる節があったからなあ。

この前のってた同じ作者の読み切りでも、「ヒネたことやればイコール面白いと思ってんだろうなあ」って感じで、私のこの作者に対する印象はお世辞にもよくなかったし。

松井優征と吾峠呼世晴のダメなところだけ抽出して出来た」みたいな感じ。

一話だけが評価されすぎた反動のせいもあるけれど。

群馬アイドル神話セブン

内容は不条理ギャグマンガって感じ。

画も下手すぎるし、面白くないね

サイトの紹介文ですら「漫画業界に衝撃走るクソ漫画、爆誕!!!!!!!!」というだけあって、本当にクソ漫画(ウンコが出てくるという意味ではなくて、出来という意味でクソってことね)。

面白い面白くないかでいえば、贔屓目に見ても面白くないけれど、“そういう目線”で見れば面白いと思う人もいるかもしれない。

ただ、「もとからクソ漫画しか描けない作者に、わざとクソ漫画を描かせた」みたいな薄ら寒さがあって、どちらにしろ私の中では悪い意味でクソ漫画評価せざるを得ない。

ファイアパンチの作者にもいえることだけれども、「ちゃんと」描ける地力があって初めてこういう斜に構えた漫画面白さが増すと思うんだけどなあ。

とんかつDJアゲ太郎 89話

人気投票、まあ1位は順当だな(私も投票したの1位のだし)。

それ以外は割と読めなかったが。

本編の話は、特にいえることないかな。

途中でドラマティックな展開が入って~とかいうのも、それはそれで白けるしこれでいいんじゃないかね。

マジカルパティシエ小咲ちゃん!! 38話

まあ、ニセコイがもう終わりに向かっているから、スピンオフのこちらもそりゃあシメに入るか。

悪役の動機は、まあ元の方知ってたら妥当だとは思うけれども、大して面白みのある理由じゃないね

恐らく決着ついたわけだけれども、まだもうひとハプニングくらいあるよな?

どうせ、なんか最後の足掻きで大ボス出てきて、メインキャラたちが協力してちゃんちゃんってところだろうな。

展開としては王道、悪く言えば見飽きたってところだが、サブキャラけが最後にでしゃばって終わりじゃ締まらないんで。

フードファイターベル 35話

アエルの扱いは、まあメタ的に見ても見所がないし、仕方ない。

Cブロック東雲親子戦は、ちゃんと戦術的にも勝ちにきたのは当たり前なのだけれども、不覚にも感心してしまった。

ラストは変な引きだけれども、ジュエルのこれまでの言動的にどう考えても空気読まずに変に頑張るタイプだろ。

というか、もう主人公が勝つこと前提で「空気読めよ」って感じになっているのが不憫だな……。

彼方のアストラ 11

裏切りがあるかもしれない状況で、全員に役割を与えるのは不安だが、そうもいってられない状況だし仕方ないか

コップ一杯の水でも溺れる可能性があるとか、難儀だなあ。

せっかく消極的な子が頑張ろうとしているときに、出鼻挫かれた形はツライ。

そんでもって活躍はお預けか。

どこかできっと大きな見せ場があるんだろうけれど、勿体ぶるなあ。

さて、ウルガーがここにきて射撃スキルを発揮することになりそうだが、彼の背景含めて次回で語られることになるのだろうか。

CHERRY TEACHER 第39話

裸で飯食ってる絵も、そこから温泉卓球もどう考えてもギャグなんだけれども、妙なフェティシズムが伝わってくるな……。

2016-07-16

アニメ人生が変わった

去年の夏頃、大学時代友達に「SHIROBAKOめっちゃ面白いわ! 見てみ!」と言われた。

いつもだったら「後で見てみるわ」と言ってお茶を濁すんだけど、その時は本当に何となく気が向いたので見ることに。

就活面倒でダラダラしてたらいつの間にか実家ニートしてた俺にとってSHIROBAKOは輝かしい世界であり、

人に合わず毎日親の作った飯を食べて惰眠をむさぼる生活を続けてきて初めて「俺も働いてみたい」と思わせた。

「まずはバイトから始めてみたら?」そう親に言われたんで、

社会復帰も兼ねて近くのコンビニで働くことに。

SHIROBAKOみたいな輝かしい労働の日々はどこへやら。

多忙でかったるい日々が待ってた。俺は一ヶ月もしないうちに辞めた。

そのうちまた大学時代友達が「花咲くいろは面白いで!見てみ!」と。

この時も何となく見ることに、多分前回のSHIROBAKOが凄い面白かったのからだと思う。

いざ見てみて「ああ、こいつ俺を働かせたいんだろうな」と。

2回連続で働く系の話が来たらそう思うって。

花咲くいろは』も結構面白かった。

また働いてみたいと影響されたが、前回のコンビニバイトを通じて「どうせ働いても面白くはない」と思った。

から今度は違う働き方をしようと思って、妄想を膨らませてることに。

その結果、SHIROBAKOのように何かを制作する職業が良いなー、と。

しかし、アニメ業界やばいって話を嫌になるほど聞いていたので「じゃあ茶沢先生ポジションになればいいじゃん」と短絡思考

茶沢先生SHIROBAKOに登場する原作者

原作者なら好き勝手やっても許されるらしい。

それで何となく書いた作品新人賞投稿した。凄いハードだったが資料集めたり、キャラクターがどう動くのかとか考えるのは楽しかった、物語の作り方はSHIROBAKOに登場する木下監督の真似。

結果は2次落ち。

凄いショックで3日ぐらい寝込んだ。人生の中であれだけ思いを込めて過ごした日々はなく、他の作品に負けたことに悔しかった。

それからは次こそはと思って、地力をつけるべく短編小説を作って修行

ネット上には酔狂な奴も多く、評価を依頼する場所には困らなかった。

今また新人賞投稿するべく、長編小説を作り始めてる。

結局のところ結果だけ見れば俺はまだニートだけど、昔とは比べ物にならないぐらい毎日が充実してる。

何のために生きてるんだか分からない日々から脱却させてくれたSHIROBAKO花咲くいろはには感謝してもしきれない。

親のすねかじりながらラノベ書いて人生充実! 何て普通の人からすれば「馬鹿にしてんのか!」って感じだろうけど穀潰しニートの俺からしたらすごい進歩だと勝手に思ってる。

ニートしてた頃を「ゾンビみたいだった」親は思ってたらしい。

現状に不満もあるみたいだけどたまに創作論的な本を買ってきてくれるから応援してくれてるんじゃないかな。

何はともあれ、アニメのおかげで人生の色が変わった。

書き始めた当時は友人らに「影響されただけ」と「お前じゃ無理だやめとけ」しか言われなかったけど今は諦めたのか何も言わない。

多分俺は世の中大半の人間からすれば負け組に分けられるだろうけど、個人的には幸せだし現状に満足してる。

何かに影響されて始めた当初は何故か馬鹿にされるけど、長く続けりゃ何も言われなくなる。

もしも作品に影響を受けたならリスクを受けない程度に始めてみればいい。意外と人生変わるかもしれない。

2016-06-21

大日本人の嫌いなもの

真面目さ、優しさ、堅実さ。

真面目さ

日本人は真面目に議論するのが大嫌い!

社会問題なんてお上サマに任せておけば良いのよ!

庶民はおふざけで冷笑してれば良いのよ!

それが知性の証明なのよおおおおおおおおお!

優しさ

弱者を助けるなんて偽善だ!

アメリカみたいに、政府が助けるのでなく宗教セーフティネットになるべきだなんて考えすら甘い!

弱者は殺せ!叩け!動けなくなるまでいじめ切れ!

それが原始人の感情論から解き放たれた真実現代人の感性なのだ

堅実さ

基礎なんて糞食らえ!

初心なんて糞食らえ!

有能とは小手先ごまかしでハリボテを重厚に飾り付けることなり!

基礎からしっかり地力をつける?恥ずかしい!今更基礎からやるなんて恥ずかしい!


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