はてなキーワード: あられとは
・水族館や動物園で、説明文を読んで得たばかりの知識を、同行者になぜか少し得意げに披露している人の声を聞きながら、動物や魚を見ている瞬間
・いいパン屋でいい惣菜パンを買って、包み紙に油が染みているのを見たとき
・新しいゲーム機の初期設定をしているときの、焦れるようなワクワクするような感じ
・ロイヤルホストなどのファミレスの看板が、雲ひとつない青空をバックにゆっくり回転している
・22時22分
・式典のために用意された、デカい花瓶に入ったデカい生花の近くを通ったときに感じる、強い花の匂い
・12月の雨の日、降っているものにあられが混じっていることに気がつく瞬間
・春先に飛んでるオレンジ色のチョウチョ(ツマグロヒョウモン!)
・夏場に美術館や博物館に行ったときの、圧倒的な涼しさ(案外人は多くて、静かさはない)
・自転車でネコの横を通り抜けるときにネコが見せる、いつでも動けるように緊張した姿(実際には動かない)
・波止場に腰掛けたときのコンクリートの冷たさ、フナムシがそのへんをカサカサやっている感じ
・でかい交差点で、ピヨピヨいう音と一緒にみんなで歩き出す瞬間
・バルセロナのムンジュイック城の中にあったアーチェリー場で、おっさんが矢を射ていたこと
・明らかに風が強い日の朝、起きた瞬間にそれがわかる
・スーパーで買い物してる親子連れのガキンチョが、お気に入りらしい冷凍食品をねだっている声
・地元のゆるキャラの2パターンくらいしかない画像を酷使して作られた、コロナ対策のポスター
・明らかに古い形式で作られている個人サイトの「最近の更新」欄を見たら、2023年とかの投稿があったとき
など…
といっても同じクラスになったことはないんで、そこまで詳しくはないけど
滝ガレが通ってたのは名古屋にある某医学部受験に強い中高一貫私立校。学校名は漢字一文字
高2の夏にストパーかけるまで天パが酷くて常に髪型がボサボサだった。あだ名は鳥の巣
電車通学だった滝ガレがヤンキーに絡まれて髪の毛にガムくっ付けられたことがある
高3のとき付き合った彼女と初めてアナルセックスしたら、相手が痛がって途中で抜いたんだけど、チンポに未消化のワカメがついてたらしい
といっても同じクラスになったことはないんで、そこまで詳しくはないけど
滝ガレが通ってたのは名古屋にある某医学部受験に強い中高一貫私立校。学校名は漢字一文字
高2の夏にストパーかけるまで天パが酷くて常に髪型がボサボサだった。あだ名は鳥の巣
電車通学だった滝ガレがヤンキーに絡まれて髪の毛にガムくっ付けられたことがある
高3のとき付き合った彼女と初めてアナルセックスしたら、相手が痛がって途中で抜いたんだけど、チンポに未消化のワカメがついてたらしい
ごくありふれた、あと2, 3年で30歳を迎える交際経験ゼロの童貞男性。
昔から性嫌悪や男性嫌悪の傾向があって、元々強い方ではなかったが最近、性欲を完全に失ったのではないかと思う。
友達が少なく、こういう下の話をする機会がなく、一般的な男性の性欲がどんなものか分からないので聞いてみたい。
同い年の唯一の友人はまだまだ現役で、年間1000回も自慰をするというから驚きだ。
性欲減退について、MSDマニュアルにあるように「性的思考を抑圧する考え方が身についていること」これは非常にあてはまる。
自分はいわゆる「賢者タイム」の影響を強く受けやすいタイプなのもあって、幼少期から自慰行為そのものに罪悪感を覚えていた。自慰をしたことで何か罰が当たるのではないか、という思考だ。
「性的思考を抑圧する考え方」を持つに至ったきっかけを説明するとかなり長くなる(読む人がいればだが)。
兄が中学生になって性に興味を持ち始めた頃、小学生だった自分もエロサイトを(半ば強制的に)見せられた。
内容の理解は出来なかったが、こうして性知識を得たのは小学2, 3年生とかそれくらいだったろう。
その当時(20年くらい前)はフラッシュ全盛期で、AVよりもアニメ調のエロフラッシュに多く触れたということが後の志向に影響していると思われる。
小学生・中学生の頃はまだ、好きな女子をオカズに自慰をすることがあったが、中学3年生の時に好きになった女子のことをどういう訳か神聖視するようになった。
(自分が厳格な家庭環境で育った、あるいは宗教的背景があった、などが一切ないことを述べておく)
自分の中で勝手に彼女を美化して穢れのない女性だと認識し、この子で自慰をしてはいけない、と強く思うようになった。受験期だったのもあるが、中3の1年間は一切自慰を行わなかった。
自分が高校生になって、アニメを見始めると自慰のオカズに二次元キャラクターを多用するようになった。
(そもそも、AVの成人女性よりも自分と同年代のJC, JKに興味があったが、無論そのような児童ポルノが存在するはずもなく…)
その反面、無垢で可愛らしい二次元の女の子に、己の薄汚い性欲をぶつけることに強い罪悪感と嫌悪感を抱くようになった。性欲と相反する罪悪感・嫌悪感の二律背反に苛まれ、自慰の度に自己嫌悪を増していった。
次第に、自分の愛着のある作品のキャラクターのエロ二次創作を避けるようになり、全く知らない作品へ、更にはオリジナルイラストへと範囲を狭めていく。
そんなことを繰り返していくうちに、「可愛いアニメキャラクターを正当に愛するためには、エロから脱却しなければならない。(オリジナルだとしても)裏で二次元の女性に欲情するのは不誠実である」との思考に至り、自慰行為を控えるようになる。
意思が弱く、なかなか自慰を完全に絶てなかったが、大学院で研究・社会人で仕事が忙しくなると自然と回数が減った。そして最近、コロナ禍でテレワーク環境が生まれたことで家に常に親がいる環境になり、完全に自慰を絶つことに成功した。
ところで性嫌悪に関する記述がすっぽり抜けてしまったが、自分の見てきた二次元のエロの世界では
女性が凌辱されたり、あられもない姿で羞恥を受けたり、(和姦であっても)太った気持ち悪いおじさんと性交していたり、
煽情的な仕草をしている(させられている)という風に、極めて男性が喜ぶように歪められた世界のように見えた。
(初めて観たエロアニメが、「奥手な両想いの男女関係に対して、降って湧いたチャラ男が強姦して無垢な処女を快楽漬けに寝取る」というもので非常にショックを受けたのも大きいと思う)
また、生きていくうちに自然と、「女性は慎ましく淑やかでいなければならない」という思考が染み付き、スラット・シェイミング的にAVに関しても嫌悪感が強かった。
獣のように腰を振り、はしたなく懇願して嬌声を上げる男女の姿が非常に醜く映った。
自慰による自己嫌悪とともに、性に対する嫌悪も強まっていった。
2次元・3次元同様に、性に対する男性の「加害性」のようなものを強く感じ、己の男性性(女性を性的な目で見てしまうこと、性的消費すること)にも嫌悪している。
自分を棚に上げているように見えるかもしれないが、自己嫌悪を拡大させて男性嫌悪しているということだ。
話が長くなったが、つまるところ本能的な性欲を理性で押さえつける構図が成立したことで、性欲を失った。
正直なところ性欲が全くない訳ではなく、経験として一度は性交してみたいという感情も恥ずかしながらある。
前述の性嫌悪と相反する感情であり、だからこそ己を恥じて、よりいっそう自己嫌悪を深める原因なのだが。
しかしながら、やはり二次元の女の子を愛するには童貞を守り、性から離れ、女体を知るなどということは避けるべき禁忌である。それに(今は後ろめたい理由で仕方なくやっているのではないのかもしれないが)風俗など「金で女を買う」という行動も、そちら側の人間になってしまうと一生二次元の女性を愛する資格を失ってしまうため、これもまた禁忌だ。
Colaboメモ
https://news.yahoo.co.jp/articles/d66b00016d4144c950b3f571189f59ccd7b59e78
山本一郎氏がいわんとすることはよくわかる。
それに対して、コメントに、
などとあるのは、Colabo問題に対して、どれだけ党派的な感覚でしか見られない人が多いかを物語っている。
国際的な視点でみると、日本のNPO、NGOは国内の事業海外の事業問わず官の委託事業にぶら下がっていることが多い。
これは海外で活動するNGOを含め、寄付金などの財源確保にかなりハンデを負っていることを示している。
そして、日本のNGO・NPOは一般的に会計能力が弱いというのも共通する傾向。
もうひとつ、利益を追求する会社と大きく異なる特質として、ステークホルダーに対する説明責任に対する感覚が弱い。
仁藤代表の言動に象徴されるように、組織の信頼が損なわれる組織イメージの確保について、割と無頓着であることも、Colaboに限らず共通している。
代表のカリスマに依存してしまい、組織人として組織を背負って発言されていないのを誰もコントロールできないという、仕組みの弱さ。
しかし、日本のNPOが資金源が盤石な海外のNGOなどと違って、行政の委託事業にぶら下がっているというのは、不利な点にみえて、意外とバランスのよい仕組みなのではとも思う。
日本は行政が監督しうるだけまだマシということ。そう思うくらい、海外のNGOのプロパガンダ・広告というのはひどい。
寄付金をより多くゲットするために、現地の悲惨な状況をさらに誇張してキャンペーンを張り、抑圧する現地政府を大悪人のように仕立て上げる。
永谷園のお茶漬けでお茶漬けつくるとクソまずい。おいしい具材をごはんにのっけてだし汁(即席可)をぶっかけたほうがうまい。具材はお刺し身の漬け、梅干し、塩辛、佃煮、スパム、生ハム、野沢菜、キャビア、いくら、チーズ、牛そぼろなどなど何でもよい。こんなに簡単なのにおいしい。
永谷園のお茶漬けが活躍できるフィールドはお弁当なのではなかろうか。永谷園のお茶漬けでおにぎりを作るとものすごくうまい。米1合に1袋をさささとまぜてぎゅぎゅぎゅと握るとちょうどよい塩加減。たまにあられがカリカリしてて嬉しい。お茶漬けにすると作り物臭くてうんざりするわさびの香りもお弁当だとちょっとしたご褒美にになる。
30代女オタです。
これまでずっとメジャーなアニメ・漫画作品を追いかけてて、BLもNLも男性向けもキャラが好きなら全部読みます。
大学時代は自分でも同人誌刷ってました…絵がド下手なので黒歴史です…
今回、初めて3次元の人物にハマりました。毎日胸が熱くなって、どこかソワソワして、恋だなーってわかります。
ジャンルは伏せますが、ジャニーズでは無いです。マイナーです。なので、全然供給が無いんです。
BL無し、夢ちょっとだけ、時々健全なファンアートが流れてくる感じです。
ご本人のあることなので仕方ないとは思いつつも、全然足りないです。
そしてなにより、エロが無い………!!!R-18が無いことがこんなに辛いと思いませんでした。リアルの人間のエロが供給されるわけないだろ!って話なんですけど、二次元に慣れ過ぎました…原作読んで好きなキャラできたら、ちょっとpixiv覗けばそのキャラのあられもない姿見れるんですよ…?
男性向けでウマ娘のエロ絵が時々揉めてますけど、ゲームだったらエロ同人あって当たり前!って感覚に慣れちゃってる面があるのかなって気付きました。
推しは画面越しでしか見られなくて、握手会みたいに近くまで会いに行けるイベントとかは無いです。そんな状態なのにガチ恋です。
推しは私がハマったのが遅かったのと、年齢的にも既婚だったんですよね…
でも既婚であることはガチ恋なのに全然応援できました。すごく魅力的な奥さんで良かったなー!って心から喜べる感じです。
大問題は、私が推しのエロを見たくて見たくて死にそうなことです。でも自分が付き合いたいわけじゃない、ナマモノで二次創作されないし…
この気持ちを言語化したら、『推しのAVが見たい!!』になってしまいました。助けて。
正直、もう奥さんとのハメ撮りでいいのでエロコンテンツが見たい。相手が自分じゃないのは本当に平気なので。推しの顔と身体が見えればそれで満足…ガチ恋っていうよりガチ性欲…?
ナマモノでBLとか夢やってる人はまだ妄想乙で済むけど、ナマモノで実在の奥さん使って妄想してる人間は一線をはるか彼方まで越えてしまってる気がします…罪悪感で日々死にそうです…
30代女オタです。
これまでずっとメジャーなアニメ・漫画作品を追いかけてて、BLもNLも男性向けもキャラが好きなら全部読みます。
大学時代は自分でも同人誌刷ってました…絵がド下手なので黒歴史です…
今回、初めて3次元の人物にハマりました。毎日胸が熱くなって、どこかソワソワして、恋だなーってわかります。
ジャンルは伏せますが、ジャニーズでは無いです。マイナーです。なので、全然供給が無いんです。
BL無し、夢ちょっとだけ、時々健全なファンアートが流れてくる感じです。
ご本人のあることなので仕方ないとは思いつつも、全然足りないです。
そしてなにより、エロが無い………!!!R-18が無いことがこんなに辛いと思いませんでした。リアルの人間のエロが供給されるわけないだろ!って話なんですけど、二次元に慣れ過ぎました…原作読んで好きなキャラできたら、ちょっとpixiv覗けばそのキャラのあられもない姿見れるんですよ…?
男性向けでウマ娘のエロ絵が時々揉めてますけど、ゲームだったらエロ同人あって当たり前!って感覚に慣れちゃってる面があるのかなって気付きました。
推しは画面越しでしか見られなくて、握手会みたいに近くまで会いに行けるイベントとかは無いです。そんな状態なのにガチ恋です。
推しは私がハマったのが遅かったのと、年齢的にも既婚だったんですよね…
でも既婚であることはガチ恋なのに全然応援できました。すごく魅力的な奥さんで良かったなー!って心から喜べる感じです。
大問題は、私が推しのエロを見たくて見たくて死にそうなことです。でも自分が付き合いたいわけじゃない、ナマモノで二次創作されないし…
この気持ちを言語化したら、『推しのAVが見たい!!』になってしまいました。助けて。
正直、もう奥さんとのハメ撮りでいいのでエロコンテンツが見たい。相手が自分じゃないのは本当に平気なので。推しの顔と身体が見えればそれで満足…ガチ恋っていうよりガチ性欲…?
ナマモノでBLとか夢やってる人はまだ妄想乙で済むけど、ナマモノで実在の奥さん使って妄想してる人間は一線をはるか彼方まで越えてしまってる気がします…罪悪感で日々死にそうです…
Zがない。+10点
テラスタル追加 +0点
メガがいない -30点
・あれなら永続天候でいいだろ。
全部のポケモンが出ない -40点
オープンワールドになった。+2点
・正直オープンワールドとかどうでもいいんだけどここ評価してないと怒られそうだから2点あげる
・剣盾から今までレイドバトルを楽しいと思ったことは一度もない。こんなゴミ要素が何故二世代に渡ってのさばっているのか謎。
fpsがカクつく -25点
スター団のくだりが話長い、見返りがない、だるいの三拍子揃ってて不要だった。-15点
地図が常に北を向いてない -5点
・なんでこんなにボックス使いにくくなったの?
トリプルバトルがない -25点
ローテーションバトルがない -25点
安倍晋三元大臣の国葬が日本武道館に置いて粛々と執り行われたことは、世界史に残る記念すべき事柄として、後世に伝えられるものと思われます。
しかしながら、その神聖な儀式の最中において、国葬を妨害する行為が、一部の野党や客共団体に扇動された形で行われたことは、極めて遺憾なことであり、嘲笑の対象であるばかりで無く、安倍晋三元総理大臣の御霊を穢す行為でした。彼らの行為には、その破廉恥ぶりに、むしろ憐れみを禁じ得ないものでした。安倍晋三元総理大臣が、悲願として達成しようとした事柄は、自主憲法制定による日本人による日本人のための政治の確立、日本国に流れる清明心を、日本人自身が受け継ぐことの確立、真の国防意識の滋養と国民皆兵の実現、真の民主主義の確立、国際社会に於ける日本国の確固たる地位の確立などでした。安倍晋三元総理大臣は、世界情勢を俯瞰する鋭い感性で、突出した比類ない外交努力を展開された世界的政治家でした。しかしながら、その粉骨砕身のご努力は、暴漢による凶弾によって一瞬にして終了させられるという無念極まるものでした。そのような政治家の国葬に対して、反対を表明した個人や団体に、政治の奥深い真髄などが理解できるものではありません。
その意味でも、今こそ、不世出の大政治家であり、国守であられた安倍晋三元総理大臣の面影を永久に後世に伝えるべく、氏の在りし日の面影を挿入した新たな紙幣(参万円札)を発行し、法制度によって、国民の間に永久に通用させることが必要と思われます。英国のエリザベス女王がその面影を英国のポンド紙幣に永久に残しておられるように偉大な足跡を持つ日本国民の恩人を、永久に顕彰していくことは天の理に適うことであります。以上の趣旨をもって、安倍晋三総理大臣記念紙幣の新規発行を目標とする設立の活動開始をここに 恭しく宣言いたします。
令和4年9月27日
「安倍晋三記念紙幣発行推進国民会議」設立趣意書設立準備委員会
あと、客共団体って何だろう。
続き↓
この日だけは生理にならないで欲しいと念じ、部活に励んでカロリーを消費しまくった時に限って、予定でもなかったのに生理になる。それがぼくのあるある事象で、修学旅行でも、ぼくは三日前から生理になった。荷物の半分が生理用品になる。トイレにやたら時間がかかり、ただでさえ移動中に立ち寄るトイレはとても混雑するのに、ぼくはそわそわとして落ち着けない。レイジとは同じ班になったが、レイジは相変わらず女としての煩い事には無関係の人だから、どこへ行っても楽しそうだ。
自由行動の日、レイジはぼくがトイレに行ったきり中々戻って来ない間、もっぱら寺社の境内で鳩とたわむれて時間を潰していた。ぼくが貧血と歩きすぎとでふらふらの状態でトイレを出ると、レイジの周りをうろうろしていた鳩達が一斉に飛び立つ。背の高いセーラー服の少女と鳩という、ミラクルな光景をレイジがつくりだしている。眩しくて目眩がした。観覧した寺社の事なんかろくに覚えていやしないが、その景色だけは今でもよく覚えている。
夜、泊まった宿では大浴場が貸し切りで使えたが、生理の生徒は部屋の内風呂を使ってよいとされていた。ぼくは当然内風呂に入ることになったが、大浴場を使える女子達はひとの気も知らずに一緒に入ろうよと誘って来る。ぼくはうっすらと屈辱を感じつつ断る。相部屋にも何人か内風呂を使う人はいたが、ぼくは「先に入る?」という気遣いを全部断って一番最後に入った。
せっかく広いお風呂に入れるはずが、見たことのないほど狭い風呂で我慢しなければならないのは惨めだが、レイジの裸を見ないで済んだのは良かった。小学5年生で行った臨海学校の風呂を思い出した。あれがぼくが集団で大浴場に入った最後の機会だったが、当時既に同級生には女らしい体型の女子が何人もいて、あれはかなり気まずかった。どこを見ても生々しい女体が視界に入るのが嫌でずっと俯いていたし、落ち着いて湯船に浸かっていられなかった。あの頃は成人女性のような体つきの女子もほとんどは薄手の子供用の肌着を着て、その上に体操着を着ていたのだから、思えば気持ち悪くクレイジーな文化を生きていた。それを許していた大人達の気が知れない。
修学旅行の夜は恋ばなで盛り上がるのは定番だが、同室に奇跡的にオタクばかり集結してしまったので、ぼく達は漫画とアニメの話ばかりをしていた。だがみんなそれぞれ好きなものが違うので、話が全く噛み合わない。なのに何故か会話は成立しているように見えた。
23時を回る頃には話のネタも尽き、昼間の疲れも出てきて、皆口数が減ってきた。ついにここにはいない他人の恋ばなくらいしか話す事がなくなってきた時、レイジがぼくに言った。
「なあ、お前は男同士って、どう思うの?」
誰にも聴こえるような大声でいうから、同室の極めてお喋りな女子が、
と盛り上げてくる。レイジのご指名はぼくだったから、全員が興味津々でぼくの答えを待っている。
「うーん、」
そういえばレイジって「やおい」が好きなんだったなと思いつつ、ぼくは答えた。
「男同士も、ぼくはいいと思う。ただし、美しいのに限る」
皆はぼくの答えにキャーキャーと黄色い声をあげた。ぼくは半ばレイジに当て付けて言った。いつもぼくを驚かせてばかりいるんだから、たまには君もぼくの言うことにびっくりしろと思った。レイジにはぼくの意図が伝わったらしく、
「ああそうかよ、つまんねーな」
といい、さっさと布団を被って寝てしまった。
同室の女子達はカマトトぶっていたが皆「やおい」が大好きだった。学校までエロ同人誌を持って来て回し読みをしている連中(そういう奴らに限って本当はオタクではない)は他の部屋だったにしろ、みんな男同士の禁断の関係性に興味があった。禁断だからこそいいという価値観の共有されているところへぼくが堂々と「いいと思う」と言ったのはかなりウケた。隠すべきとされているものを隠さなくていいと言ってのけるのは、その時はまだ新しすぎる考えだったのだ。
実はレイジは「やおい」の愛好者で、そうとうの数のやおい同人誌を持っているらしかった。一年生の頃、ぼくの家にレイジが遊びに来たことがあるのだが、その時レイジが同人誌を何冊か持って来た。二人で格ゲーで遊ぶのに飽きた頃に、レイジが鞄からそれらを取り出して見せてくれた。それは幽遊白書の同人誌で、レイジが開いて見せてくれたページには、いやにリアルな筆致で描かれた幽助と蔵馬があられもない姿でぼくには理解不能なことを行っていた。ぼくは気持ち悪くて無理だと言った。ついでにいうとぼくの一番好きなキャラクターは軀だから、軀が出てこない時点でかなりがっかりだとも言った。するとレイジは
「まだ子供のお前には早かったな」
と言って本を仕舞い、代わりにもっぱらギャグ漫画ばかり載っている同人誌を出して、ぼくに貸してくれた。たぶん、レイジは「やおい」というものの中でもぼくが「気持ち悪い」と切って捨てた部分こそが好きだったのだと思う。
やおいというもの自体はわりと好きだとぼくは思った。でもぼくはそれを男同士というよりは人と人同士だと思って読んだ。女でなければ無性別。性別が無いというのは人として完璧なのではないかと、あの頃のぼくは思っていた。今となって思えば、そんな考えは母親譲りの潔癖症的な考え方であまり良いとは言えないのかもしれない。
修学旅行から帰った後、ぼくはレイジとは違う高校に進学しようと決めた。レイジは市内にある名門女子高を受けるといっていたので、ぼくは電車で何駅もある遠くの共学を受けることにした。レイジの行きたい女子高はぼくの母親の母校だったから、そこを目指すのは母親の思うつぼにはまったようで嫌だったのもある。
レイジと二人でつるむのは楽しいが、いつまでもそしているとぼくの世界は広がらないのではないかと思った。ぼくは一人で新天地を目指したい。だがそれは大きな間違いだと知ったのはそれから何年も先のことだ。現実には、一人でいるとずっと独りぼっちになりやすい。二人で楽しそうにしていると、それを見て何人もの人が集まってくる。友達が増えれば世界が広がる。独りきりで見える世界は、とても狭苦しくて窮屈だ。
だが、誤った道を選んだおかげでぼくの今の暮らしがあると思えば、それはそれで良かったのかもしれない。
レイジとは別々の高校に進学して以降は二度くらいしか会っていない。いつだったか、一緒にどこか遊びに行こうと約束して待ち合わせたら、レイジはまるでデキる女の休日ファッションみたいなスタイリッシュな服装に薄化粧までして現れた。ぼくはといえば、男ものの服を着れば男の子のようになれると信じた結果、ただの引きこもりみたいなダサい格好をしていた。どっちに合わせても相手が浮くし、そもそもお互いに学チャリで来て一体どこに行けるのかということで、近場の公園のベンチに座り、レイジがわざわざぼくに食べさせようと作ってくれた焼き菓子を食べながら雑談をした。
最後に会ったときはぼくはもう結婚していて、久しぶりに実家に帰省した際にレイジの家に遊びに行った。中学時代にレイジがぼくの家に遊びに来たことは何度かあったが、ぼくがレイジの家に行ったのはそれが最初で最後だ。
レイジの部屋はすっきりと片付いていた。オタクらしいのは座卓の上を立派なデスクトップパソコンとその周辺機器が占拠している事くらいだったが、それだって配線がごみごみと見えないよう置き方が工夫されていた。オタクの部屋というよりは仕事でよくパソコンを使う人の部屋といった感じだ。
「漫画と同人誌をいっぱい持ってるって昔言ってたけど、もう全部捨てたのか?」
ぼくが問うと、レイジは「いや、」と言い立ち上がって部屋の奥の襖を開けた。
「さあ見れ!」
その時ぼくは初めて、筋金入りのオタクは押し入れを改造して大量の蔵書を隠し持つのだと知った。
「だが、お前の読むようなものは何もないけどな」
レイジはお子ちゃまはそんなもんよりもこれでも見てろと言い、パソコンを起動させて秘蔵の面白動画を見せてくれた。ぼくらは中学時代のようにくっついてそれを見て、腹がよじれるほど笑い、床を転がった。
と、レイジは言った。
ぼくはそう言い返した。
「そうかもな」
「でもぼくはもう結婚した。だからけっこう変わったと思う。ところで、レイジはぼくが結婚なんかするなんて変だと思わないの?」
ぼくはレイジに聞いてみた。ぼくの家族、特に母親はぼくの結婚をついに人生に敗北したと言って馬鹿にするし、昔の同級生達からも祝われるよりも先に引かれがちだった。
「変だとは思わねーな。だいたいお前、中学の時だってなんだかんだ好きな男いただろ。案外普通の女子なんだなと思ってたよ俺は。ずっとふらふらしてるより早々に結婚しちゃう方が良かったんだろ、実際」
「確かに……。ぼくはかなりモテないから、夫と結婚しなかったら永遠に独身だという自信がある。けど、ぼくだってぼくなりに頑張って、何人かと付き合ってはみたんだが、まあ色々と、無理だったかもしれない」
「色々っちゃなんだよ」
「言っても引かない?」
「別に引かない。俺は自分に話す事が何もないぶん聴き手に回り易いから、ダチの恋ばなを聞き慣れてるんでね。だから今さら何が飛び出しても驚かないぜ」
「じゃあいうけど、夜のあれがつまらなくて……別に苦手な訳ではないのだが……」
「あはははははははは!」
「笑うな! 何が飛び出しても驚かないって言ったじゃないか」
「いやいや驚きゃあしないって。むしろお前らしくて笑うわ。お前、本当にいつまで経ってもお子ちゃまなー」
「うー、うるさい。でも、否定は出来ない……。ぼくはもっとこう、セックスとは楽しいものかと思ったけど、全然そうならないんだ。しかも十中八九、ぼくのせいで盛り下がっているという、自覚がある」
「なぁ、膝出してみ?」
「膝? はい」
いぶかしみつつもぼくは素直に片膝を立てた。そこへレイジが指をさわさわと這わせた。
「それだからお前はなー。じゃ、今度は俺に真似してやってみ?」
ぼくはレイジの膝を擽った。だがレイジはぞくぞくするどころか擽ったさも感じないと言う。
「まぁまぁ。毎日部活に出て稽古に励んでも全然強くならなかったほど、運動神経のないぶきっちょさんのお前さんがさ、セックスの時だけ上手い事やれるなんて、その方がおかしいだろ? 女だからやれて当然じゃないんだ。才能のないもんはどうしようもない。諦めろ」
「そういうもんかな」
「おー。そういうもんだと俺は思うぜ。でもまあ結婚はしたんだからよかったじゃん。婚姻届出しゃあもう、お前のエロさが足りないなんて理由で簡単に別れる事なんか出来ないんだぞ」
「だといいけど」
「浮気されたら愚痴でもなんでも聴いてやらぁ。そういうの聴かされるのは慣れてるからよ」
「ははは。それより、子供が出来たらちゃんと連絡くれよ。そしたらお祝い包んでやるからさ」
「単に俺がそうしたいだけなの。うちは兄貴も結婚しそうにないし俺はこんなだから、がきんちょにお小遣いくれてやる機会があまりなくてな。ダチの子供にお年玉やると、俺も大人になったなーって思えるし、気分がいいんだ」
そんな事をレイジは言った。
確かに、子供のためにお金を遣うと大人になったという感じがする。一度に三万円は痛いが、それで子供達が喜んでくれたのだから、大した事のない出費に思える。しかしぼくは今やただの大人じゃなくて親だから、子供にしてやらなきゃいけないことは、他にも沢山あるけれど。