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2022-05-20

90年代前半のオリコン月間ランキングを眺めて知らなかった歌手ピックアップしていく

オヨネーズ麦畑

1990年1月の3位。わざとらしく東北弁を効かせたデュエットソング。90万枚の大ヒットだったらしい。

地方出身アーティストが真面目に歌っている…というわけではなく一種コミックソングの扱いだったようだ。

CoCoはんぶん不思議

1990年2月の8位。90年代前半に活躍した女性アイドルグループらしい。

おニャン子モー娘あいだの「アイドル冬の時代」において気を吐いていたアイドルの一つという感じか。

高野寛「虹の都へ」

1990年2月の13位。線の細い感じの男性シンガー

パッと聴いた感じは徳永英明稲垣潤一と似たような印象を受けた。

THE FUSEBoysGirls」

1990年3月の16位。ホコ天で人気のあったロックバンドらしい。

かにそれっぽい曲調。明るくノリのよいビートロック

AURA「愛・オーランド

1990年4月の19位。イカ天出身ヴィジュアル系バンド

当時のヴィジュアル系ってだいたいメタルパンク由来の「硬派」「尖ってる」感じを出してるイメージだけど、

このAURAは、ヘビメタ色の薄いコスプレ的な見た目、コミカルなほど明るい曲調など、後年のヴィジュアル系にかなり近いと思った。

NORMA JEAN「GET A CHANCE!! 」

1990年5月20位。イカ天出身ガールズバンド

いかにもプリプリの影響を受けて出てきましたという感じ。時代を感じる。

ribbon「あのコによろしく

1990年8月の19位。CoCoと同じテレビ番組から登場したアイドルグループらしい。

永作博美ってこれでデビューした人だったのか。

SHORT HAIRS「トランジスタグラマー

1990年9月の18位。レベッカNOKKOが、NORMA JEANの元ギタリストと組んで、レベッカ解散直前に一曲だけ出したもの

ギタリストの人がNOKKOのヘアメイク担当していた繋がりらしい。

BY-SEXUAL「FLAPPER」

1990年11月の19位。正統派な感じのヴィジュアル系ロックバンド

Wikipediaによると「日本一下手なバンド」として有名だったらしい。

丸山みゆきFIRE

1990年11月20位。テレビドラマスクールウォーズ2」の主題歌ということで、1の主題歌ヒーロー」を意識した洋楽カバーにしたんだろうか。

他の曲を聴いてみると、もっと大人しいアイドル然とした曲を歌っていたようだ。

晴山さおり「一円玉の旅がらす

1991年1月の18位。NHKみんなのうたからヒットしたという演歌調の曲。歌手は当時16歳。

消費税導入で(端数を支払うための)1円玉に注目が集まっていたという背景もあるらしい。

BAKU「ぞうきん」

1991年2月の16位。ホコ天出身らしい。

学校に提出するぞうきんのことを歌った明るいユーモラスな曲。

児島未散ジプシー

1991年3月の6位。物悲しい雰囲気歌謡曲

先日亡くなった俳優宝田明の娘らしいが、宝田明あんまりピンと来ないな…。

KATSUMI「Just time girl

1991年5月の6位。爽やかで癖のない男性シンガービーイング系っぽい(ビーイングではない)。

障子久美「あの頃のように」

1991年6月の13位。松任谷正隆プロデュースデビューした女性シンガーソングライター。

歌唱力で売っていた感じなんかな。ちょっと広瀬香美を思い出した(デビューは障子久美のほうが先)。

上田知華I WILL

1991年8月の19位。楽曲を聴いただけではあんまり引っかかりのない普通の曲だという印象。

当時からいろんな歌手楽曲提供して実績のあった人らしい。その中でいちばん有名なのは今井美樹の「PIECE OF MY WISH」か。

昨年亡くなったらしい。

L.L BROTHERS「L.L BROTHERSのテーマ

1991年10月の7位。ヒップホップ系。まだヒップホップが広くは定着してない頃だよねたぶん。

テレビ企画高校生制服対抗ダンス甲子園」で優勝してデビューしたらしい。

SUPER CHIMPANZEE「クリといつまでも

1991年10月の15位。何だと思ったらサザンオールスターズ桑田佳祐だった。

加納さん「加納さんのいいんじゃないっスか」

1991年10月20位。何だと思ったらウッチャンナンチャン南原清隆だった。

楠瀬誠志郎「ほっとけないよ」

1991年12月の7位。ピアノを弾きながら歌ってる映像を見て「愛は勝つ」のKANかと思った。

ピアノ弾きながら歌う系男性シンガーがちょいちょい出ていた時代だったのかな。

山本英美Christmas in the Blue

1991年12月の16位。名前女性かと思ったら男性シンガーだった。

「X'mas in the Blue」と「Christmas in the Blue」とがあって発売時期も違うみたいだが何が違うかよくわからない。

中西圭三Woman

1992年2月の13位。声のいいおっちゃんが歌ってるソウルっぽい楽曲

ZOOの「Choo Choo TRAIN」とブラックビスケッツの「Timing」の作曲者なのか。そう聞くとなんかすごい。

デイト・オブ・バース「ユー・アー・マイ・シークレット」

1992年2月の19位。アーティスト名も楽曲名も歌詞英語洋楽かと思った。

妖しげでトリップ感のあるサイケ楽曲時代を感じさせない。個人的いちばん気に入った。

島田歌穂ステップバイステップ

1992年3月12位。これは洋楽カバーなのか。ミュージカルっぽい発声…と言われたらそうかも。

エリート一家に生まれ英才教育を受けて子供の頃から現在まで芸歴を重ねているらしい。すごい(小並感)。

GAO「サヨナラ」

1992年7月10位。性別不詳の歌手っていうコンセプトがすごいな。確かに見ても性別わからん

RABBIT「Thank you my Girl

1992年7月17位。当時としてもオールスタイルだったのではないかと思われる正統派ロックバンドっぽい感じ。

イカ天出身バンドの中では最初メジャーデビューしたらしい。

KIX-S「また逢える…」

1992年8月の8位。B'zの女性版として企画されたらしい。

ビジュアルはまさに女性版B'z。こういうタイプ女性デュオって他にあんまり思い浮かばないし新鮮だな。

でも楽曲あんまりそれっぽくないな。VガンのEDテーマ歌ってる人なのか。そっちの曲は知ってた。

陣内大蔵「心の扉」

1992年8月の16位。じんのうちたいぞう。すごい名前だ。本名らしい。なんかネットリした歌い方をしてる。

西川幸一リキッドマン

1992年10月の15位。ユニコーンドラマーらしい。

当時、ユニコーンメンバー連続ソロシングルリリースするという企画があったらしく、この曲はその一環ということのようで。

なぜこの曲だけランクインしたのだろう…。

浜田麻里Cry For The Moon

1993年2月11位。女性ロックシンガー草分けとしていくつかのヒットを飛ばした人らしい。

雰囲気としては大黒摩季っぽいかもしれない(もちろん浜田麻里のほうがデビューは先である)。

久松史奈天使の休息」

1993年2月の18位。こちらも女性ロック歌手らしい。

なんか系譜を感じるな。もうちょっと後に相川七瀬とかが出てくるのか。

USED TO BE A CHILD「僕らが生まれあの日のように」

1993年3月の6位。出生率低下を受けた厚生省の「ウェルカムベビーキャンペーンの一環として結成されたチャリティーグループらしい。

メンツ小田和正チャゲアス飛鳥カールスモーキー石井玉置浩二徳永英明浜田麻里山本潤子となかなか豪華。

ちなみに翌年1994年出生率ちょっと回復したらしい。

MULTI MAX勇気言葉

1993年4月17位。こちらはチャゲアスチャゲを中心としたユニットらしい。

チャゲの歌い方って単体で聴く井上陽水に似てるな。

THE WAVES「WE ARE THE CHAMP 〜THE NAME OF THE GAME〜」

1993年5月の13位。これはサッカーの「オーレーオレオレオレー」か。Jリーグ開幕だなあ。

ZYYG「君が欲しくてたまらない」

1993年6月の3位。グループ名と曲名ビーイング系っぽいと思ったらビーイング系だった。

デビュー時は二人組、曲調はロック色が強い感じで、ちょっとB'z的なコンセプトだったのだろうか。

コルベッツ「瞳を僕にちかづけて」

1993年6月20位。ちょっと古くさいロックバンドという感じ。いまでもメンバー変わらず活動しているらしい。

本城裕二「夢 with You

1993年7月の6位。テレビドラマ「チャンス!」の企画として、久保田利伸の同名の曲を、主演の三上博史が役名でカバーしたもののようだ。

Z団「江ノ島

1993年9月の6位。サザンオールスターズ絡みの企画らしい。よくわからん

Voice24時間の神話

1993年9月17位。男性二人組ユニット双子らしい。ちょっとフォークっぽい曲調。

久宝留理子「男」

1993年10月の13位。女性目線で男を扱き下ろす歌詞おもしろい。ちゃんと本人の作詞なのも良い。

REV抱きしめたい

1993年11月の15位。ビーイング系。クソイケメンやな。

もともとZYYGベースの人と二人で組む予定だったのが音楽性の違いにより決裂してソロユニットになったらしい。

ちなみにZYYGベースの人は音楽性の違いによりZYYGからも早々に脱退しているらしい。

松田樹利亜「だまってないで」

1993年12月の16位。ほのか90年代後半っぽさが混じってきた気がする。

何も知らずに「実は小室ファミリーですよ」と言われたら信じるかもしれん。

高山厳「心凍らせて」

1993年12月の19位。こっちはド昭和だなあ。分類としては演歌になるのか。

東野純直「君だから

1994年2月の19位。爽やかな感じの男性シンガーいかにも90年代っぽいバラード調の曲。

いまは「支那ソバ玉龍」というラーメン屋をやっているらしい。音楽情報ラーメン情報が入り交じるTwitterアカウントおもしろい。

熊谷幸子「風と雲と私」

1994年3月12位。松任谷正隆に見いだされて他のアーティストへの楽曲提供も多数。「第二のユーミン」という異名もあったらしい。

この曲は明るい前向きな感じだけど、他の曲を聴いてみると郷愁を誘うような独特な曲調でちょっとジブリっぽいかもしれない。

池田聡「思い出さない夜はないだろう」

1994年3月の19位。80年代ぽさもある哀愁の漂う歌謡曲という感じ。

藤川賢一「大切な君の胸へ…」

1994年3月20位。しっとりとして高音が綺麗な曲。曲調だけならビーイング系DEENとかFIELD OF VIEWっぽいかもしれない。

To Be Continued「君だけを見ていた」

1994年4月の7位。楽曲としてはあまり癖のない感じ。ボーカル岡田浩暉俳優としてよく見かける(名前は知らなかったけど)。

ICE BOX「冷たいキス

1994年5月12位。こういう氷菓子あったよな、と思ったらガチ森永の「ICE BOX」の企画で結成されたグループらしい。

しかボーカル女性以外のメンバーは、中西圭三池田聡・(久宝留理子「男」を作曲した)伊秩弘将という、この記事で取り上げた人たちばかり。

点と点が線でつながった感覚やね。なんかこの曲の「令和バージョン」もあるらしいよ。

橘いずみ永遠パズル

1994年5月の19位。「女・尾崎豊」と言われたらしい。

暗めの歌詞をパワフルに歌う女性シンガーっていうとあいみょんあたりの先祖なのかもしれんね。

GEISHA GIRLS「Grandma Is Still Alive

1994年8月17位。お笑い芸人ダウンタウン白塗り芸者コスプレして歌うという企画らしい。作曲坂本龍一

Be-B「憧夢~風に向かって~ 」

1994年8月の14位。ソロ女性シンガー

見た目はかっこいいんだけど歌は意外にポップというか可愛らしい。ちょっとリンドバーグっぽいか

しまえに「家、ついて行ってイイですか?」に出演していたらしい。

山下久美子DRIVE ME CRAZY

1994年11月の18位。80年代から活躍しているアイドル(?)らしい。

この頃には30代半ばのはずだけどコロコロとした可愛らしい声だな。

Wikipediaによると「胸キュン」という言葉最初に発した人物だとか。マジかよ。

Dual Dream「Winter Kiss

1994年12月20位。男性ツインボーカルというのが特徴的だ。雰囲気TUBEっぽい。冬だけど。

ソースhttps://cd100.net/oricon/

2022-03-03

春の嵐

 まだ土の方が目立つ麦畑強風が吹き抜けるので、辺りは土埃で霞み、遠くの山の輪郭ぼんやりしている。空もうっすら黄土色。強すぎる風に、車のハンドルが取られるほど。空では時が止まったかのように鳥が浮いている。

 農道をのろのろと車を走らせていると、前方からカップルらしき二人組が風にあおられながら歩いてきた。ほとんど身長差のない二人で、特に風が吹き荒れるごとに、わずかに背の低い方が相方の方へ倒れ込み、それを相方が自らもよろけながらなんとか支える。それでも歩みを止めることなこちらに向かって歩いてくる。

 こちらと距離がつまってくると、埃でぼやけていた彼らの姿がはっきりと見えてきたが、二人とも中学高校生くらいの男子だった。キャーキャーと楽しげ叫びながら歩いているように見えるが、声は全く聴こえてこない。風が全部の音声を吹き飛ばししまう。

 彼らとすれ違う時、ぎりぎりまで道の端まで車を寄せ、元々徐行だったのを更に速度を落とした。もつれ合うようにして歩いてくる彼らが二人まとめてボンネットに倒れ込んでくるのを回避するためだ。

 すれ違う時も、彼らは無声映画のようで、聴こえるのは風の吹き荒ぶ音ばかりだった。窓の外に見える彼らの表情は楽しそうだ。大人には迷惑なだけのこの嵐も、彼らにはただのイベントしかない模様。

2022-02-27

anond:20220227074929

ウクライナ国旗の色は「黄色麦畑の上に青い空」、あるいは国花であるひまわりの上に青い空」を表している。

https://en.wikipedia.org/wiki/Flag_of_Ukraine

また、あるウクライナ女性が、今回派兵されたロシア兵に向かってひまわりの種を差し出し、「そのポケットひまわりの種を入れておけば、あなたが死んでもこの土地ひまわりが育つ」と語ったらしい。

https://www.independent.co.uk/news/world/europe/ukraine-russia-soldier-woman-confrontation-b2022993.html

2021-12-22

この間、散歩をしていたら、

 アオサギ麦畑の端っこに、ポツンと立っていた。

 アオサギ、麦が植わるよりも前、稲刈りが終わった直後まではシラサギと共に沢山いたのだけど、今は一羽しかいない。というか、いつもその辺りに一羽だけがいる。同じ個体なのか、複数個体が入れ替り立ち替りやって来るのかは謎だが、常に一羽きりなのには間違いない。

 アオサギは立ったまま、ウンコをぶりぶりと断続的に排泄していた。なんか、水道みたいだなと思った。だが、畑に立ってウンコするというのは良い。あんな大きな図体で、もしカラスのように空を飛びながらウンコをするのが習性だったら、かなり危険なヤツだった。

 ようやくウンコを出し終えたアオサギは、飛び立って、低空飛行をしながら、「モギャ!」と一声鳴いた。昔の人は、夜にその声を聴いて「鵺」の鳴き声だと思ったらしい。

2021-07-12

ムクドリがいっぱい!

 最近農道のど真ん中のトンビポイント(なぜかよくトンビがトコトコ歩いているポイント)にトンビがいない。最近田んぼ周り、なんならスズメもいない。

 私の車が通ると、慌てて飛び立つのムクドリばかり。ムクドリがいっぱい。あっちもこっちもムクドリ。そして、最近めっきり見ないスズメシジュウカラ

 先日、ちょう久しぶりにオナガを見た。なぜか知らんけど、今、全国的オナガの生息域が山の方へ撤退していて、市街地にはオナガってあまりいないんだって。そう言われてみれば、私の子時代オナガ電線に停まってる姿は、日常風景だったなあ。ここいらでオナガを見ないのは、私の出身地とは違う県だからかなと思っていたけど違うみたいだ。

 6月末に麦刈りが終わってすぐ、田植えが行われた。この地方二毛作普通ないか、春の田んぼの空き日数がものっすごく短い。

 どちらかといえば河川の上流に近い地域(私の故郷に比べれば)なせいか、ここら辺は田植えの時期が遅い。元から遅いんだけど、温暖化や毎年9月頃の台風や水害対策もあるようで、田植え時期が年々遅くなってとうとう6月末にまで先延ばされるようになった。20年くらい前はGW前後だったと思ったけれども。

 そんな訳で、田植えの時期がズレたせいで、田んぼ周りの生き物のライフサイクルもだいぶ変わったんじゃないかなと思う。ヒバリ麦畑に巣を作るので、田植え時期のズレと共に麦刈り時期も遅れたことにより、昔よりもゆっくり繁殖できるのかなあ? 今年は五月半ばくらいまで、ヒバリがピヨピヨしていたはず。

 一方、田んぼに中々水が入らないせいで残念なことになっていそうなのはカエルツバメだ。タガメみたいな水生昆虫もかな。

 春、カエル冬眠から目覚める頃、田んぼにはまだ水がない。五月にカエルタマゴやお玉じゃくしは見られなくなった。

 GW前頃にツバメが渡ってくるが、田んぼに水がないと虫があまり捕れない。そのせいかツバメが多く飛来する時期も昔よりも遅くなってる感じがする。

 最近、すっかり梅雨なので、カエルツバメはめちゃめちゃ元気だ。しかし、ツバメが元の住み処に戻るまであと一ヶ月くらいしかない。ツバメライフサイクルを調べたことがないからわからないけど、確かオオヨシキリは春の繁殖期(3月7月くらい?)に時間の許す限り産卵と育児を繰り返す。ツバメもそうだとしたら、もしかすると1サイクルぶんくらい、繁殖回数が減っているかもしれない。もし巣が敵に襲われたりなどして雛が全滅した場合、巣を作り直しタマゴを産み直す暇がないのでは? 知らんけど。

 我が家にはツバメが巣を作ってくれないので残念。最近ツバメ、民家に巣を作っても壊されるだけだって学習していないか? それか、昼間の住宅街人間の気配がしないので、ここに巣を作っても天敵から守られることはないと思っていそう。うちだけじゃなく、軒下にツバメの巣があるお家が、近所には全然ない。

 そのかわり、幼稚園病院老人ホーム小学校の高い所の軒下にツバメが営巣しているのは見た。近所のスーパーには十年前はよくツバメが巣を作っていたけれど、店の人によって徹底的に壊されてしまうせいか、今ではすっかりツバメが寄り付かない。

 ゴーストタウンには住まない鳥といえば、スズメもそうなのだ人口スズメの数は比例する。私の住んでる地区空き家も多いし昼間誰もいない家が多い。見かけるスズメの数も年々減っている。人間の気配が少ないうえ、カラスハクビシンとヘビが多く住み着いているので、スズメが住むには向いていなさそう。

 数年前、大雨でうちの屋根にあったスズメの巣がベランダに落ちてきたことがあった。当時は私だけでなく、小さかった子供たちも家にいてにぎやかだったから、スズメ的にはうちの屋根の上は安らげる場所だったかもしれない。

 ところが、ハクビシンが近所に住み着いた。うちの屋根の上もハクビシン通り道になっていて、西の雨樋と東の雨樋の両方にハクビシン足跡がついてる。時々、ベランダハクビシンウンコが落ちている。

 ハクビシン通路に営巣は無理なのだろう。去年も今年も雨が降ってもスズメの巣は落ちて来ないし、あっちこっちムクドリだらけになった最近は、スズメの姿をあまり見かけなくなったし、ベランダの物干し竿にスズメウンコがついていることもなくなった。

 田植えが終わって数日しか経たないうちに、田んぼの水面がぶわーっと水草の芽みたいなものに覆われた。そしたら、沢山カモがきた。水深が浅いせいで、せっせとばた足に励んでいるお尻がよく見えて可愛い。けれども、親ガモが仔ガモの行列を連れているのは、いまだ見たことがない。

 毎年、田んぼに水が入るとアオサギが沢山飛来してくる。この地方あんまりシラサギは見かけないんだよなと思っていたが、この二、三年ばかりはけっこうシラサギも見かける。面白いもんで、アオサギシラサギって田んぼの同じ区画に一緒に居ることはあまり多くないようだ。農道を挟んであっちの田んぼにはアオサギ軍団、こっちの田んぼにはシラサギ軍団、と別れて固まりがち。

 今年はアオサギシラサギも飛来が遅いな、と思っていた先日、変わった鳥を見た。すごく脚が長くて、翼の前半分が白く後ろ半分が黒と、色がパッキリ別れているので、アオサギでもシラサギでもないと思う。ツル的な何か? でも、ここいら辺でそんなツルっぽいものを見るのは、初めてだと思う。

 ところで、今年は1羽もキジを見ていない。キジ! 居るんですよ。田舎とはいえそんなに大自然豊富な所じゃないのに。だけど、今年はまだ見ていない。

 以前、この町の中だけどもっと南の方に住んでいたとき、庭によくキジがくるお宅が当時の私の住み処のすぐそばにあった。そこんちの庭が私の家の窓からよく見えたので、キジがくると飛んでくまで眺めていたなあ。

 うちからキロ先に、かなりでかい河があり河原人間用にカスタマイズされていない部分にはかなりのワイルドネイチャーが広がっている。どのくらいワイルドかというと、数年前まではよく鹿や猪が出た。ここ数年はめっきり猪注意報が発令されないけど、たぶん朝っぱらから堤防付近人間がやたら走ったり自転車こいでたり犬の散歩しまくってるからじゃないかなあ?

 河原に行ったらハイタカが見れるかなあ。ハイタカ一度も見たことないから見てみたいよなぁ、と思うんだけど、河原に降りる階段の手前に大きな住宅街があって、そんな所を歩いていると知り合いに「あんた何してんのこんな所で!?」と言われまくりそうなので、近づけないでいる。

 河と鳥で思い出したけど、この町に移り住んでから一度もカワセミを見ていない。故郷にはカワセミがいて、大してきれいでもないむしろ汚いドブ川にかかる橋の欄干によく停まっていて、魚獲ってた。

2021-04-26

Per Astra, Ad Supermarket

昨日、買い出しせんといかんなあと思って夜8時すぎに近所のスーパーに出かけたんだけど、すげーよかった

田舎なもんで、そもそも灯りが少ないんだが、スーパーまでの道のなかに畑のゾーンがあるんだよ

麦畑野菜畑に挟まれた道で、ガチで街灯とか全然ない

周りに高い建物もない

結果として、すげー星が見える

チャリで走りながら思わずずっと上みちゃうくらい、星が見える

そんで、風がまた気持ちいいわけですよ

気持ちいいっていうか、まあ寒いんだ たぶん20度ないのに半袖ででちゃったからそりゃ寒い

歯がガチガチいうくらいには寒い

でもこう、すげー生きてる感じしたんすよ

星が超見える、風をメチャ浴びる、チャリがガタガタ揺れる、寒くて身体が震える

なんかわかんねえけどめちゃくちゃ楽しくて、ちょっと高笑いしてしまいそうだった

ホントによかったんすよ

よく晴れた夜に、人気のない、開けた畑をチャリで走ってスーパーに行く

ムチャクチャいいです

オススメ

2019-11-07

anond:20191107224503

キャッチャー捕獲する人って事は

麦畑の中に追っ手」が正しいのでは無かろうか

2019-10-04

牧場や畑のあるコスプレイベント

するみたいだけど

「牧草地には入れません」って記載して載せてる写真麦畑って・・・おい

2019-08-30

anond:20190830154213

そんなおじさんに遭遇したことない おじさんは麦畑を歌うもんだ

2018-12-23

anond:20181223211410

こういうのは陰惨な感じがするから萌えない

人が殺されて埋められてそう

満月の夜麦畑とかなら萌え

2018-08-30

anond:20180829232602

現実が薄暗い国だから架空理想郷に逃げるんだ 

痩せこけた山姥が出刃包丁持って野犬を追い掛け回してるような不毛の地から救世主が表れてほしいと願う人がいる 

天草四郎が出現したのもきっとそんな場所

日の当たる野麦畑焼き鳥をかじって紅茶を飲んでるカップルに「未来人です一緒にアニメを見ませんか」と話しかけても興味ないが返事だよきっと

上の山姥のいる荒野なら村人が目を皿のようにしてアニメに見入るはず

2018-03-25

現実活動している時間よりも夢の中にいる時間の方が長いという話

しかしたら同じ経験がある人がいるかもしれないので、ここに記そうと思う。

まず始めに、私と夢について。

私は幼少期から夢を見るのが好きだった。

小学生になる前に好きだったのは、足や腕が伸びる夢。布団から飛び出し、ぐにゃぐにゃとどこまでも伸びる。

小学校低学年の時好きだったのは、校舎の屋上から飛び降りる夢。大体地面に着地すると同時に目が覚める。

小学校卒業するくらいになると、自宅の周辺を歩いている殺人鬼(みたいな何か)に追いかけられるという夢が好きになる。スリルがあっていい。

ここまでは、普通の夢が多かった。

どれも短めで、感覚としては5分アニメのようなもの

中学生になると、徐々に夢の内容に変化が見られた。

思春期になって視野が広がり、色々なことを考えるようになったのが原因な気がする。

その変化というのは簡単に言うと「夢の中の体感時間」の変化。ここで初めてタイトルと繋がってくる。

夢の中にいる時間が、明らかに伸びていく。

とは言ってもこの頃はまだ30分から1時間くらいのものである

そして次に、内容が変化していく。

中学生から高校生になるというあたりから、私は夢を見るのがもっと楽しくなってしまった。

理由は「夢の中に出てくる人物」。

その人物出会うたびに容姿が違う。身長髪型が違ったり、自分との関係性が違ったりする。

ただ唯一、声だけはいつも同じであった。

そして自分はこの人物を見るたびに、なぜかすぐにその人物だと分かる。感覚的に分かる。

判断基準は見た目ではない。なぜなら毎回変わるからである

では声で判断しているのかというと、そういうわけでもない。声を聴くから、その人物だと分かる。

友達だったり、同居人だったり、所属している超能力者集団の仲間だったり、遠く離れた場所に住んでいる親戚だったりする。

そしてこの人物は、19歳になった今もなお夢の中に現れ続ける。

そして、その人物に会いたいと思えば思うほど、どんどん夢の中にいる時間が長くなっていく。

3時間くらい。

半日くらい。

丸一日。

3日間。

そして1週間…

現在、最長で2ヶ月ほど夢の中にいた記憶がある。

その時の関係性は恋人であった。結婚しているのかどうかは分からなかった。

一面金色麦畑しかない、周りにはだれも住んでいないような場所に二人で住んでいた。

岡のようなものがあり、その上に家があった。

楽しい生活だった。毎日二人で話しながら何やら作っていた。編み物の類だと思う。

目が覚め、一瞬で今までのものが夢だったと気付く。少し残念に思う。

そしてその残念な気持ちは消えることはなかった。何日か経っても、思い出すたびに悲しくなった。

あんなに楽しかったのに。あんなに一緒にいたのに。

私は思ってしまった。

もっと夢の中にいたい」

精神がどんどん不安定になった。

現実友達と話している時よりも、趣味に向かっている時も、夢は魅力的だった。

そしてある時、ひとつ事実が発覚する。

から朝にかけてみる夢よりも、朝から夕方にかけて見る夢の方が体感時間が長いことに気付いたのだ。

私は昼夜逆転を治せなくなってしまった。

しばらくの間昼夜逆転生活が続いた。

さて、この記事を書いている今私はどうなっているかというと、だいぶ落ち着いている。

夜に寝て朝起きている。普通生活に戻った。

夢の長さも、少しずつではあるが短くなってきている。

毎回のように現れた「その人物」も、少しずつ現れなくなってきている。

目が覚めた時のショックも以前より小さくなっていた。

から離れることができたきっかけは、ここでは書かない。

でもこれだけは言える。

下手な絵があるから上手な絵が綺麗に見えるように、つまらない現実があるから夢が楽しいのだ。

同じことの繰り返しである変化のない現実よりも、毎回違う話の主人公になれる刺激だらけの夢の方が楽しいに決まっている。

でも夢はあくまでも夢だ。

息を吸っている、心臓が動いている場所はずっと変わらず現実である

理想的ではない現実での生活を補うように、自分が心を病まないように、私の脳が見せてくれた夢。

自分の脳に感謝する。ありがとう

まらない私を、数え切れないほどの物語主人公にしてくれてありがとう

勢いで書いてしまいました。誰かに話したかった。

もし、かつての私のように夢に操られている人がいたら、私は伝えたい。

夢の中の空よりも、現実の空の方が綺麗だと。

長くなってしまい、申し訳ありません。

2016-12-28

ガールズ&パンツァー同人誌オブジイヤー2016

はじめに

今年も一年ありがとでした。

年の瀬京子も迫り、各所で続々と2016ランキングが発表されていますね。自分も今年の統括的なモノをしたためたく、2016年一番励んだことってなんだろうと考えてノータイムで浮かんできたのが、ガールズ&パンツァー同人誌を買い集めることでした。

劇場版公開から怒涛のようにリリースされた2016年発行のガルパン同人ベスト10をお送りします。

筆者は一部好きなキャラに偏りがあること・百合オタクであることを踏まえた上で読んでいただけると幸いです。

(各本にリンクを貼ろうとしたのですが9個までしか貼れないと書いてから気づいたため一部を除き割愛しました。作品の詳細についてはおググり願います。また、18禁はここには書けないので除外しています

10位『ダージリン様は紅茶戦車道ドランクドラゴン塚地武雅を嗜んでおります逸見エリカびっくりドンキーに初めていく本』作者:キサラギキサラ(幸福発見セミナー こころうつわ)

  • 初出:ぱんっあ☆ふぉー!7 (2016/6/26)

これを貼りたくてランキングを書き始めたと言っても過言ではない一品逸見なだけに逸品です。ガルパン公式よりもびドンに怒られるのではというほどに作中ふんだんにっンー店内及びハンバーグの実写(しかもなぜか画素が超粗い)が使用されています。「なぜエリカナカジ!?」と一瞬考えてしまキラーカップリング百合的みどころです(書いてる途中で気づいたけど普通に決勝で乗った乗られた仲でした)。

第9位『不器用な好きのかたち』作者:match(20twenty)

もともとお酒を飲むシーンが気軽に描ける(そして大学生百合では出せないしっぽり感がある)社会人百合が割と好きというのもあり、しほ千代のこうしたババア…年増百合ってほんと最高ですね……。『西住しほが高校生だった頃』という二次創作伝家の宝刀である過去百合連作として進行中で目が離せません。

第8位『きみの名の日』作者:ミヤカワ(Lid_of_pan)

  • 初出:ぱんっあ☆ふぉー!7 (2016/6/26)

最強のノンカチュ本です。公式でも結構大概なのに二次創作では過剰にクレイジーサイコレズ(すっかり死語)として描かれがちなノンナ・そしてその煽りを受けてレズギャグ要員にされがちなカチューシャですが、そんなふたりでここまでエモーショナルに振り切って描けるのかと甚く感激しました。あとこの本に限った話ではないのですが、A5の百合同人誌って佳い打率8割くらいなので買うだけでドキドします。

第7位『ライラック』作者:高橋むぎ(麦畑)

意外と少ないももゆず本、大変貴重な一冊です。というか、筆者の観測範囲だと序盤の強引かつ高圧的なやり口のせいで、一部ファンから生徒会の評判が悪いようです。そういった悪評を『生徒会を快く思っていない一般生徒』に担わせるところからまり当事者である西住みほのひとことで締めることで、生徒会および河嶋桃の懊悩と救いが短いながらに描かれており、欲しいやつぜんぶきちゃったな~という一冊でした。リンク先調べてて気づいたのですがこの御方、響ユでなかよし川も描いてたのですね、アレもとても佳かったです……!

第6位『どうあがいてもあいしてる』作者:ぱいしぇん(チームタテガミ)

  • 初出:ぱんっあ☆ふぉー!7 (2016/6/26)

にわかに活気づいている(と思いたい)さおまこ界のスラッガーです。武部沙織という乙女キャラクター百合で動かす際に、こういうレディコミ風の絵柄と一人称モノローグを使うとバツグンに佳くなります。あとこれもこの本に限った話ではないのですが、ラブライブ百合やってる人がガルパン百合に来ると確実にホムーランなんだよね……ラブライブ同人地力がもともとすごいという話でもあるけど……。

第5位『角谷杏は虚栄に乾いている』作者:勇魚、表紙:じゅかい(虫魚グラディエーター)

  • 初出:ぱんっあ☆ふぉー!8 (2016/9/11)

角谷杏メインの同人誌は良作が非常に多く、どれをベスト10として選出するか熟考しました。この本、飲みの席に持っていってその場で読んでもらったのですが、人がまんがを読みながら涙ぐんでいるところを初めてリアルタイムで見てしまいました(心当たりのある方申し訳ない…)。なお、冬コミまでの期間限定フリーリリース(https://chu-gyo-g.booth.pm/items/389763)されているので未読の方はリンク先を今すぐご参照あれ! このランキング年末までに急いで書いてるのもそのためなんだけど、冬コミまでっていつだ、開催までなのか、冬コミ終了までなのか、どっちなんだ……?

第4位『少女戦車6 轢け!タンニアム』作者:岡昌平(黒汐物産)

過去百合といえば大人キャラだけの特権ではなかったですね、幼馴染であるさおまこにも為せました。長年ガルパン二次創作を描いてきた岡先生の筆致に泣く『ゆめのかよいじ』ですが、実は激突!女子高生お色気戦車軍団6巻にも収録されているため、厳密に言えば2015年末が初出と言えなくも……でもこの本は今年の夏コミが初出だからOK!

第3位『西住 おまえがナンバーワンだ!!』作者:藪ぐぐる(クラタスポーツ)

  • 初出:ぱんっあ☆ふぉー!8 (2016/9/11)

河嶋桃メインの同人誌というだけでなく、そこに西住みほをぶつける超爆発のガルパンまんがです。これはもうサンプルを読んだ時点で涙を流してしまいました。なんというか、桃ちゃんを描く人って桃ちゃんが考えそうなことを考えるのが本人かよってレベルで上手いし描きっぷりも尋常じゃないのでこれからもどんどこ桃ちゃんメインの同人誌出てほしい……ほんまみんなたのむで……。

第2位『ミュージック・アワー』作者:なな(腰洗荘)

  • 初出:ぱんっあ☆ふぉー!8 (2016/9/11)

この方は他にも『Ladyspiker』『バトルクライ』などのエモーショナルガルパンまんがを描いていますが、その中でも特にキドキしながら読んでいた『ミュージック・アワー』がついに紙媒体リリース! その当時は鼻息がとても荒くなっていました。ウサギさんチームはもちろん大好きなのですが澤梓の佳さがここまでやるかってくらいに全開で引き出されています。ちなみに筆者がガルパンまんがを描こうと思い立ったのはこのガルパンまんががきっかけでした。

第1位『喇叭は今日も鳴る』作者:チョモラン(夢と狂気のチョモラン王国)

叙情的な表紙の通り最初の一編は継続メイン回なのですが、最後に西住みほと河嶋桃の最強タッグ『冬来たりなば』が収録されていますこたつシーンやヨッパライシーンがあるため、冬場に読み返すとまたいちだんと空気が澄んできます夏コミときにこれをスッと買えたからよかったけれど、ぱんっあ8ではオンリーイベントで見たことのない長蛇の列が数時間続いていた光景が目に焼き付いており、これを書いている今も冬コミのさおまこ新刊が買えるのか不安で眠れません。

おわりに

以上、駆け足ですがガールズ&パンツァー同人誌オブジイヤー2016をお送りしました! 見事に百合同人ばっかりになってしまいましたね……冬コミもいっぱい買えるといいけど! なんで2日目なの!!

アレがないとかガルパン同人モグリかよなどのご意見お待ちしております。できるだけ買っていきたい。

2016-01-13

Leaving the City / 街を離れて

関連:「 Sapokanikan /サポカニカン(タバコ畑)」

干し草と清潔な牛小屋

それと庭の壁を覆うツタ

それと「売却済」の札

それと古いコートと悪い風邪

私はあなたを信じている

あなたは私を信じていますか?

あなたは何をしたい?

一緒に街を出ようか?

黒い歩道を歩き

黄金色麦畑を抜けて

その畑が耕されるあいだに

私たちに許されしことのほうへ

ろくに働かない手が馬勒をひく

そしてあなたキャンターからトロット

ゆっくりと停止するために

もつあいきれなくて、私たちは早馬に揺られて不能になる

強く打てば打つほど、深く深く窪んでいく

私たち名前を捜し、名声を求める

私達の心に、嵌めこまれた窓ガラス

すべてを支配しようとする

から色を落として、お金を吸い上げて

私達の財布から*1

あなた長生きすればするほど、家賃も高く高くなっていく

ほの暗い空のもと

赤い納屋のそば

白い雲のし

すべては私たちに許されしもの

ああ、光が見える

大鎌が振るわれ、

魂を刈り取るだろう*2

終末まで残りを指折り数えて

今年の十二月

天啓がここにいた彼女のことを告げた*3

陽が短くなってきていた

彼女が地に降りてきていたのなら

私は私の地を抱擁しただろうに

彼らが告げたのは

過ぎゆく時の変化

それに春には牧場に茂る草*4

それに眠れない夜明

すべては私の冬の窓に積もる

そして私は裂かれた光を見たせいで

もつけなくなった

逃走する彼女割れ目*5は空へと離陸する

溢れ続ける陽光、輝いて漏れだす光*6

夜を漂白して迎える払暁

私たちの奮闘ののち、陽が高く昇り

魂を刈り取る

終わるべき命と知るならば

それが私の望むすべて

私の痩せこけた魂がひきずられていく

私たちに許されしことのもとへ

私たちに許されしことのもとへ


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*1.Bleach a collar, leech a dollar/From our cents: 「襟を漂白する(Bleach a collar)」とは、ブルーワーカーからホワイトカラーへ職替えするという意味

*2.死神イメージ

*3.ここでいう「彼女」はおそらく前出の死神を指す。一般に死神代名詞として「彼女」は用いないが、その昔ペストだけは例外的に「彼女」と呼ばれたという。

*4.weeping grass オセアニア東南アジア原産

*5. fissure 明らかに女性器を指している

*6. unstaunched daylight, brightly bleeding 陽の光を出血と重ねあわせている

2014-08-25

幻想世界より

 空は奇妙な色に霞んでいた。

 夕焼けと青が混じり合ったような色だ。一体何でこんな色合いになるのかは僕には分からない。

 それぐらい奇妙な色だった。


 ところで、僕のことについて語ろうと思う。

 僕は、一つの人形だった。

 いつのまにか、僕はこの世界存在していて、そして、今もなお存在し続けている。

 どれくらいの間、こうしているのかは分からない。


 ともかくも、僕は今麦畑の中を進んでいた。

 麦畑は、僕の身長よりも高い穂で埋め尽くされていて、とてもじゃないけれど遠くまでを見ることはできなかった。

 だから、僕はその茎の一つ一つを掻き分けながら進まなければならなかったのだ。

 そんな作業を、ずっと前から続けていた。

 どれくらい昔から続けているのかもやはり分からない。

 この世界では、時間なんてもの存在していないのとほとんど同じなのである


 そんな具合に僕が麦を掻き分ける作業を続けていると、どこか遠くから、ぱきぱき、ぱきぱき、という、聞き覚えのある音が聞こえてきていた。

 その音は、どんどんと僕の方に近付いてくるようだった。

 音は大きくなりつつあった。

 僕には、一体この後何が起こるのかがはっきりと分かっていた。

 彼女がこちらへと近付いているのだ、と僕は思う。これもまた、何度となく繰り返したことだった。

 そして、その音は遂に間近へと迫った。

 僕は、ゆっくり視線を上げて、そこに存在している影の方を眺めた。

 そこには予想通りの光景存在している。

 麦と麦の穂の間から彼女は、いつも通りの笑顔を浮かべて、こちらを見下ろしていた。

 いつも通りに、白いワンピースを着た少女だった。栗色をした長い髪が、ほとんど腰のところにまで達している。ブラウンの大きな瞳をしていた。

 彼女は僕の方を暫く眺めていたのだけれど、その後、彼女一方的に踵を返して、僕へと背を向けた。そして、僕から遠ざかる形で歩き始めた。

 でも、その歩みはゆっくりとしたものだ。

 十分に僕が付いてこれるくらいの、それぐらいの歩調で、僕の視界を覆っている麦を倒しながら彼女は歩いていた。

 その度、ぱきぱき、ぱきぱき、という音が断続的に響き渡っていた。


 僕達はそれをずっと続けていた。

 ずっとだ。

 歩き続けていた。

 ずっと歩き続けていた。


 いつになれば、辿り着けるのだろう、と思う。

 いつかはきっと、辿り着けるのだろうか、と思う。

 でも、とにかく僕達は歩き続けている。

 ゆっくりゆっくりと歩き続けていた。

2014-07-17

幻想世界より

 空は奇妙な色に染まっている。

 茜色のようで、そうではなく、かといって青でもなく、茜と青の中間でもない――そういう色だった。

 天頂は青なのだが、その周囲に赤が時折交じる、というパターンの色合いだった。

 その空の下に、見渡すばかりの麦畑が広がっている。

 ――いや、正確に言うならば、僕はその麦畑を見渡すことはできないのだけれど。


 ところで、この世界が一体何なのかについて敢えて僕は語るまいと思う。

 何故なら、そもそも僕自身それをきちんと理解できていないし、それに、仮に理解できたとして、それは誰かに説明できるような代物ではないことくらい、僕にだって分かるからだ。

 だから、この世界がどういう存在なのかについて語る代わりに、僕は僕自身のことについて語ろうと思う。


 僕の身長はとても低い。

 だから、僕はその麦の穂をすら、見上げることしかできない。

 というか――そもそも僕にはほとんど何もできない。

 僕には、できることの方が少ない。

 僕には様々なものが欠けていた。

 例えば、周囲に立ち込めているであろう、麦の香を嗅ぐこともできなかった。

 僕は不完全なのだ

 僕は、この視界を埋め尽くしている麦の茎の間を、すり抜けるようにして歩いていた。

 だから、度々僕は立ち止まることになった。目の前を塞いでいる麦の所為で、先に進むことができなかったのだ。

 そんな折には、僕は方向を変えて、別のルートで進むことができるかを試すのだった。それを何度も続けていた。どれくらいの時間そうしていたのかは、分からない。元より、時間などあってないのと同じようなものだった。

 だから、僕が自分の作業に没頭していた状態から目覚めたのは、ぱき、ぱき、という麦の茎の折れる音を聞いてからだった。

 僕は、長い間その足音を見失っていた。

 そして、その足音に追いつこうとしていた。

 それほど長い時間ではなかったけれど、とにかく僕は一人ぼっちになっていた。この麦畑に足を踏み入れたのと、ほとんど時を同じくして僕達ははぐれたのであった。

 そういうことだったので、麦の穂と穂の間の空間――そこからは奇妙な色の空が見える――から彼女が顔を出した時、僕は正直なところほっとしていた。

 そして、それは多分彼女の方でも同じだったのではないか、と思う。彼女は、笑みを浮かべていた。柔らかく目を細めて、僅かに口角を緩めていた。

 彼女は、僕の前にまでやってくると、丁度、僕の眼前を塞いでいた麦の穂を、ぱきぱきと折ってくれた。

 そうやって、彼女は僕の前の道を開いてくれた。

 僕は、素直に感謝しながら、続けざまに道を作ってくれている彼女の後ろに、付いていった。

 ずっと昔からこんなことを続けていた。

 麦畑に入ったのは、それほど前のことではない。

 本当に大した時間ではない、それこそ、一粒の露が乾く程度の時間しかない。

 それでも、僕達はどこにも行けない存在だった。

 歩いているけれど、歩いてなどいないのだ。

 僕達は不完全だった。

 彼女もそうだった。

 僕達は。


 でも、いつかは、僕達はこの麦畑を抜けることができる。

 その確信は常にあった。

 僕達は別の世界に渡ることができるのだ。

 彼女も、僕も、そう信じていた。

 
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