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2023-09-09

気がつくとゼルダの伝説botwを30時間ぶっ続けでプレイしていた

日5年続けていたバイトをやめた。

このバイトをする何年も前から自分には何らかの精神疾患があり、それでもなんとかだましだましやっていたのだが、人間関係の煩わしさ・増え続ける不毛業務上手続き自分の頭のイカれ具合などいくつかの要素が重なった結果、糸が切れてしまった。

どの仕事ももって1年、はやくて一週間でやめていた自分にとってはこの仕事はよくがんばったほうである

さて家族友人親戚その他諸々含め頼れる人間というもの自分はいないので、仕事を辞めたからには新しく仕事を探さなければならない。働かなくては生きていけない。


しか疲れた。如何せん、疲れた。何か生活を彩る娯楽が欲しい。この疲れを、胸の奥に居座り続けるどうしよもないこの澱みを、ひとときあいだでも忘れさせてくれるような楽しみが欲しい。

そう思い、ニンテンドースイッチを買った。ソフトゼルダの伝説ブレスオブザワイルド

ずっとやりたかったのだが、自分にとってはそう簡単に手が出せる金額ではなく、そもそもその金があったら精神科行くなりカウンセリング行くなりしたほうがよいことはわかっている。しかしこの度判断力が薄らぎ、正確には誘惑に負け、秤がそちらに傾いてしまったので、購入を決意。アマゾンメルカリを巡り正常な動作可能範囲で最低限の価格のものを探し出す。

中古電子機器をましてインターネットで探すなどという行為博打のものなのであるが、ままよと思い、注文を確定。

届いたスイッチには画面になかなかの使用感が見られたがテレビに繋げば気にならないためひと安心。さあゼルダだ。


世間では今やティアーズオブザキンダム時代らしいが、俺がずっとやりたかったのはブレスオブザワイルドだ。なんならブレワイをクリアした後でティアキンをやればいい。

そうして始めたゼルダの伝説ブレスオブザワイルド自分には依存癖があり、今まで購入を渋っていた理由の一つもそこにある。1日2時間と決めたがしかし、日増しにプレイ時間が伸びていく。

あれほど楽しみにしていて、これほどのめり込んでいるこのゲーム、そんなに面白いかと問われると、俺はまだ面白いとは感じていない。

このゲームプレイしているあいだ、俺はリンクだ。リンクとして真剣に、村人のお願いをきいたり、祠を攻略したり、崖をよじ登ったり、鉱石ハンマー採掘したりしている。デスマウンテンの頂上からパラセールで悠々と滑空するのも、ボコブリンの巣の眼窩の穴からひたすらリモコンバクダンを投げ込み続けるのも、ミファーから好意に喜びながら困ったりするのも、そのどれもが真剣なのだ

例えば、生きることが面白いかと問われてもなんとも言い難いし、そもそもその問いがおかしいと思うだろう。これはそういうことだ。

そして購入してから一週間後、俺は気がつくとゼルダの伝説ブレスオブザワイルドを30時間ぶっ続けでプレイしていた。不思議と食欲や眠気、尿意便意もあまりわかなかった。ただひたすら冒険をしていた。ただひたすらハイラル大自然を駆け回り、飛び回っていた。


メインのストーリーに絡むクエストガノン討伐を残すのみとなった。あんまりすぐクリアしてしまうのももったいないからちまちまやっていこうと思っていたのだが、もうそんなところまで来てしまった。

これからどうしようか。

そうだ、オルドラのうろこをまだ手に入れていないから、前に一度オルドラに出くわしたゲル山脈の北にある祠のあたりで少し粘ってみるか。

2023-08-23

30年ほど前SE

30年ほど前SEXとか高校生のうちに彼女作るとか、彼女プール行くとか浴衣デートするとかの実績解除のためだけに頑張ったなぁ

主にキスしておっぱい揉んで生おっぱい拝んでSEXのために。ひとつでも多くの体位を解除するために

結局なんだかんだあって情も湧き、そん時の彼女最初最後の嫁さんだった。

ちちしりふとももの勢いで突っ走れた時代だった。

恋愛以外でも自分世界の中心にいるとか勘違いできてた。

アレフガルドハイラル平和も、俺が頑張んなきゃ救えないってそこそこ信じてた。勝手にしゃべってキャラ濃くて感情移入しにくいFFでも

今はめっちゃ当事者意識が足りない。モブ

今の若いモブたちは、どこかで偽りの主人公になれる機会があるんだろうか。それとも偽りで誤魔化してそれ以外を求めようとしてないのか

2023-06-30

ゲーム熱量

ゼルダをやろうかとSwitchの電源いれたけど

何となくスーパーファミコンゲームをやり出したんだけど

あれだけのゲーム

毎月毎月バカスカ出まくってて

それは玉石混交だったんだけれど

店頭雑誌や新製品の事前情報調べて

ゲームを買ってきたら徹夜の勢いでやりまくる

あいう熱病みたいなパワーって

メーカーからお店から自分から

いつ消えちゃったんだろうなぁ

速攻で助けに行くはずが、

もう2週間も無駄に山の中をウロウロして

画面も動きも綺麗だし

敵も生き物みたいに動き回る

そんなハイラルに降り立つのがめんどくさくなってる

ゼルダ姫に言い訳してみた

ごめんごめんゼルダ

この世界で何していいか

もうよくわからなくなってるんだよう

2023-06-29

支出トータルで減らす

ここ二ヶ月くらい、ずっとゼルダやってるんだ。

メインシナリオクリアしてるんだけど、ダラダラと探検してる。飽きない。

んで、リアル生活にも変化があった。ひたすらハイラルにいるとAmazonとかで無駄使いすることが

激的に抑制されてるんだ。いままで暇つぶしがてらAmazonで買い物してて、概ね月に20万超え(生活費込み)

で散財してたけど、今月7万ちょい。ゼルダソフトが1万弱程度。この投資だけで十数万抑制

いやあーゲーム楽しいなあ。引きこもり捗る

2023-06-25

ティアキンが終わらない

ティアキン、そう、この世界には終わりがない。

眠りから目覚めると、またここにいる。ハイラル、その広大な大地に。

スタミナホイールがまた一周、何度目だろうか。

つの神殿クリアし、ほっと一息つくも、

また次の神殿が待ち受けている。

町の人々は、「まだガノンドロフと戦っていないのか?」と聞く。

いや、私はまだ忙しい、と答える。

ゾナイの装置で新たな乗り物を作り出す試みが、

まだ終わっていないのだ。

夜中の3時、スイッチの電源を切ろうとするが、

また新たなクエストが始まる。

このゲームは、我が睡眠時間を食いつぶす。

しかし、それでも私は戻ってくる。

この終わりのないハイラルへ。

ティアキンは終わらない、それは私の冒険が終わらないからだ。

そして、私は思う。

実際の世界での仕事日常生活も、

このティアキンのように無限に続いていくのだろうか?

2023-06-21

anond:20230620164314

ゼルダの伝説 ティアーズオブザキンダム プレイレビュー40代男性

90時間プレイしたレビューです。

あれから1ヶ月経ちましたが、まだクリアの目処は立ちません。

本当に途方もないゲーム、としか言いようがありません。

息子は70時間プレイクリアしてしまいましたが、私は進めるのが勿体無くて、それぞれの地方をじっくり見てから次に進もうと思っています

それでも取りこぼしたものがたくさんあり、すぐにでもまた引き返したいと思いながら、いつかまた再訪する日を楽しみに次の地域に進んでいきます

このペースで地上のマップを7割ほど開放しました。地底はまだ3割ほどです。

この90時間、退屈を感じたのはハイラルに降り立った直後だけで、その他の全ての瞬間がワクワクに満ちていました。

 

このゲームに対して文句をつけるとしたら、「面白すぎる」ということだけです。

何かを達成したときには次のやりたいことが10個ぐらい積み上がっていますが、ゆったりとしたゲームデザインになっているのでマイペースに進めることができます

緊張と弛緩のバランス完璧に取れていて何時間プレイしても疲れません。

子供たちが寝てからヨギボーに腰を沈めてプロコンを握り、心地よく冒険をしていると8時間経過して夜が明けており、妻がお弁当作りに起きてきます

1日の予定が崩れてしまい本当に困っています。「少しは退屈を感じる隙間を作ってくれ」と思います

仕事にも支障をきたし妻の機嫌も悪化していますが、人生最高の日々を過ごしていると言ってもいいのかもしれません。

 

まり言及されないものの、このゲーム重要な要素として洞窟存在があります

TotKのマップは空と地上と地底の3層であるとよく言われますが、実際には洞窟を含めた4層であると言ってもいいでしょう。

なぜなら、実質的ボリュームとして洞窟全体は空島全体よりも大きく、マップ存在しない洞窟プレイングは他のフィールドとは全く異なるからです。

踏破したエリアアカリバナで印をつけながら進み、マヨイを発見したらトールーフで地上に出るというプレイループはどの洞窟も同じですが、

似たような見た目ながらどの洞窟も地形の作り方でプレイヤーを驚かせようというクリエイティブに満ちていて飽きません。

小さい洞窟なのか、どこまで奥が続いているのか、奥に進むのか上に登るのか下に降りるのか、入った時には全くわからない所も好奇心を刺激してやみません。

 

数分で終わるつもりで洞窟に入ったら思いがけずどこまでも奥深く続き、気づいたら広大な迷宮遺跡に迷い込んでいて、遥か上空に浮上する方法に頭を悩ませ、最後には天空から地底まで一気にダイブするという驚異的な体験に、メインチレンジとは全く関係のない辺境出会った時には心底感動しました。

これこそが、このシームレスな多層フィールドで開発スタッフがやりたかたことなんだと理解しました。

 

仲間と神殿に向かうメインチレンジドラマチックで良いのですが、メインストリーを進める時にはこちらも身構えて期待も高まりすぎてしまもの

そこから外れたところにある「思いがけず出会う驚異的な体験」というものこそ記憶に深く刻まれもので、そんな体験への糸口が無数に仕込まれていることがBotWが私にとって特別ゲームになった理由でもあります

 

これまでの90時間にどれほどそんな体験出会たか・・・そしてこれからクリアするまでどれほどの驚きに出会えるのか・・・まだまだ楽しく眠れない日々が続きそうです。

 

クリアしたらまた改めてレビュー投稿します。

2023-06-20

ゼルダの伝説ティアーズオブザキンダム プレイレビュー40代男性

10時間ほどプレイしたレビューです。

この文章は発売3日後に書いたものです。

 

6年前、初めて前作に当たるBotWをプレイしたときの思い出は、40年あまり人生の中でも最も輝かしく、美しい経験として胸に刻まれています

ゲームを終えるのが惜しくて、クリアしてからハイラルのすみずみまで見て回り、コログ収集し、何度も同じ敵と戦い、実況プレイ動画を見続けました。

その結果、ほんの少しマンネリを感じるようになりました。記憶を消してもう一度最初から楽しみたいと願っても、出来るはずもありません。

 

続編の制作が発表されたときは、天にも上る心持ちでした。それからの4年間は、本当に長かった。

一緒にハイラルを駆け回ったとき小学生だった息子は、高校生になりました。

果てしなく期待のハードルが上がる反面、あまりにも任天堂から発表される情報が少なく、飢餓状態疑心暗鬼を産み、不安が高まってきました。

開発が難航しているのか?飽きるほど遊び尽くした同じハイラルで、同じ主人公、同じ敵、同じゲーム機での同じ遊びではマンネリを感じるのでは?期待と不安が入り交じる中、ついに発売日を迎えました。

 

5/12午前0時、夜更かしの息子が見守る中、ドキドキしながら起動します。

前作から見事に接続されたストーリーデモのあと、リンクスカイダイブしながらタイトルロゴが表示されたとき、思わず涙ぐんでしまいました。

降り立った空島での感動は前作での始まり台地匹敵するものでした。

息子に早く寝て明日自分の手でプレイするよう告げたあと、私は朝までプレイし続けました。

 

刷新されたゲームプレイメカニズムの見事さ、それを理解させるチュートリアル自然さへの称賛は他のレビューに譲るとして、特に目を見張ったのは生きた世界を構築するために貫かれた美意識の高さです。

よく知られるようにスイッチの性能は時代遅れと言ってよく、精細さや滑らかさでは最新のゲームに大きく劣ります

しかし、限られた性能で何を表現するか、その取捨選択自体美学が感じられ、見せたいものが散漫にならず明確になっています

自然の中で朽ちていった壮大な古代遺跡様式動植物の生きた風景なかに垣間見えるさまは、未知の世界冒険するワクワクに満ちています

底抜け洞窟」に入ったときのワクワクは前作における最上のワクワクと同類のものです。祠内部の意匠と質感は上質な工芸品のようです。

前作以上に洗練され、見ているだけでうっとりしてしまます

 

一方で正直に告白すると、空島を飛び出して見慣れたハイラルの大地に降り立ち、あまり変わり映えのしない風景のなかでボコブリンと戦ったとき既視感と多少の退屈を感じ上述の不安を思い出しました。

一旦ここでプロコンを置いて休もうかと思った矢先、前作にはなかった洞窟を見つけました。

1時間後、私は真暗な深い穴の中で見たこともない奇妙な植物に囲まれていました。

 

時間後、私はこの代わり映えのしないハイラル景色が、今すぐにでも再訪問したい、気になるスポットだけで満たされていることを確信していました。

そこからは、BotWで何度も味わった「行きたいところが次々と見つかり続けて辞め時がわからない」状態ループになります

生活破綻をきたし、妻の機嫌が悪化していきますが、この上なく自由幸福時間です。

発売前に私を不安にさせたのも、いったん既視感と退屈さを感じさせたのも、全てはこここからの感動の前フリでしかなかった。

 

何より嬉しいのは、この状態があと数十時間は続くことが保証されていることです。

限られた人生時間を消費するに値する、無駄と感じないゲーム体験には、中年を過ぎると滅多に出会えなくなります

そんな身勝手な私の高過ぎる期待のハードルを軽々とクリアし、想像もしていなかった驚きを次々と体験させてくる制作チームの偉業にはいくら賛辞の言葉を並べても足りません。

こんにち世界中で途方もない費用時間人材を費やして作られているAAAゲームでさえ、このようなワクワクと達成感と感動(人生において最も大切なもの)を与えてくれることは極めて稀であることを考えると、このチームがクリエイティブ魔法を維持し続けていることは奇跡しか思えません。

 

再び息子とハイラルでの出来事発見を語り合える日が訪れたことが嬉しくてたまりません。

 

じっくり遊んでから、また改めてレビュー投稿します。

2023-06-19

ハイラルワーケーション

リモート生活長くなると時間の使い方も上手くなる。

作業するときガッツリ集中、好きな音楽回して効率アゲアゲSlack文化が浸透したので電話もならない。

一方で聞いてるだけのMTG、報告のみの共有MTGなども増えてきた。

そんな時こそ地底に潜っていつものルートバクダン花あつめ。

体半分ハイラル生活で、スキマ時間会議。もうね、そんな生活

2023-06-18

ティアキンの時間軸を考えてみる

あくま妄想ですが、何とか従来の時系列との矛盾をある程度解消させるならこの方法しかないという考察

マッソが存在し、ハイラル建国が語られているのでスカウォ後→スカイロフトから地上に帰還したハイリア人がその地に興したのがハイラルであるという設定に思いっき矛盾

封印戦争の話が出てくるので時オカ後(敗北√)→ハイラル建国が時オカの後になり意味不明

まり、作中で語られる2つの重要イベントを手掛かりにすると、意味が分からない状況になる

〇とりあえず細かいことは考えずスカウォ後と仮定する

天空時代直後までにはすでにゲルド族が存在していることになる。これ自体特に矛盾は起こさない(多分)。

ガノンドロフ(初代)が王国に恭順するふりをしてクーデター未遂のち封印

(それなりに時間がたつ)

ハイラル統一戦争あたりにガノンドロフ誕生王国に恭順するふりをしてクーデター成功(時オカ)

勇者が勝ったり負けたりして、ついでにガノンが復活しては封印される

(すごーく時間がたつ)

⑤厄災ガノン復活、一度敗北するが勝利(BotW)

ガノンドロフ(初代)復活、一度敗北するが勝利(TotK)

古代シーカー族が厄災ガノン勝利したのがどこに入るのかはよくわからない。たぶん②からそんなに時間が経ってない頃と思うが…

重大な問題点

ガノンドロフが2人いる。しかも旧作で語られてたのは全部偽物なので全部茶番劇。(それでも散々な被害が出てるが)

マッソも2本ある。龍化姫が抱いてるほうのマッソが本物だと仮定すると、それ以外は全部レプリカ???

〇メインタイムラインにTotKを載せるとガノンが2人出てくるので、スカウォ直後の並行世界仮定する

すべての説明あきらめた世界線そもそも存在自体が今まで語られたことがないので、どんな無茶苦茶な設定でも成立してしまう。

〇BotW世界位置づけのヒントを風のタクトに求めてみる

TotKはBotWの直接の続編であり、同じ世界であることは明かされているので、BotW世界=TotK世界である

BotW世界過去作との矛盾点が多い。コログとリトがいるのにゾーラがいたりするし、初代ゼルダ姫の悲劇が伝わってたりする。

ラムダの秘宝の過去作装備は単なるファンサと割り切って考えないことにしても、どの世界線の後と考えても収まりが悪い。

どの世界線の後と仮定して話を展開してもいいのだが、とりあえずコログとリトがいるので風のタクトを考えてみる。ついでに時のオカリナ以降の3分岐で一番後の時代でもある(実はここが大事)。

さて風のタクト最後はどうなっていただろうか。ハイラル王は完全なトライフォースに、子孫の繁栄と旧ハイラル消滅を願った。

トライフォース時のオカリナなどで語られている通り、世界の理であるトライフォース自体ルールであるから、それを捻じ曲げることは完全なトライフォースに別の願いを願い、ルールを書き換えることでしかできない。

風のタクト最後で子孫の繁栄と旧ハイラル消滅は「ルール」になった。なるほど子孫は新天地を見つけて繁栄している。では旧世界は?

トライフォースにとって、旧ハイラルを滅ぼすのに手っ取り早いのはガノンを復活させることだろう。とにかく旧世界を滅ぼすのは世界意志であるから、どんな手段を使ってでも達成される。それはおよそ人の道に外れた残虐非道ものであればあるほど都合がよい。

さて世界意思によって旧ハイラルは再び浮上し、ガノンも復活を遂げた。勇者もいなければ聖なる力を秘めた王族存在しない旧世界を滅ぼすのは、ガノンにとってきわめて楽な仕事である

ここで旧世界を滅ぼすのが世界意思とはいえ、これはあくまで「ハイラル」に限られるということに注意しないといけない。ここで問題になるのは、「ハイラル」とはどの領域を指すのかということである

自然に考えれば、ハイラル王家支配の及ぶ地域と考えたのでよさそうであるハイラルが海に沈むのはガノン復活が原因であるから、この時点でゲルドはハイラル配下にないと考えるほうが自然だろう。

ガノンにとっても、同族を滅ぼす理由はない。まして過去王族から迫害を受けた記憶を持っているならなおさらである。だからここでいうハイラルゲル地方は入らない。

ついでに、世界の理であるトライフォース分岐した世界線収束させることさえできるのではないだろうか?風のタクト時代的には最も遅いので、旧世界消滅が3つの世界線共通ルールとなった。行きつく先は同じ、これがBotW世界だと考えよう。

何度も言うが、トライフォースルールである。逆らうことはできない。対症療法的にイベントの発生を遅らせることはできても、根本解決策はトライフォースを探し出してルールを書き換える以外にない。だから厄災ガノン封印してもまた復活するのである

〇TotK世界をもう一度考える(応用問題)

今の理論でTotK世界を考えると、結局メインタイムラインにTotKが載るので最初矛盾解決できない。そこで、少し修正を加えよう。

フネス王の願いにより滅ぶことが確定した旧世界。行きつく先は同じなので世界線収束する。さあ最後の仕上げだ。トライフォース世界の理であり、ハイラルの礎であるハイラル消滅のためにはトライフォース自身も消えねばならない。

したがって最終的にトライフォースまでもが自己封印し、ハイラルの大地は混沌世界を迎える。一応トライフォースがなくても世界のものは存続でき、人々が生活できることはロウラルが証明してくれている。単にハイラルハイラルたらしめていた秩序が失われるだけである

ちなみにこれは、終焉の者以来続く、力をめぐる三つ巴の戦いに完全なる終止符が打たれることをも意味する。この意味において、トライフォース自己終了によるハイラル消滅ガノンの復活は仮定する必要はない。

その後長い年月が流れ、新たな王国が興る。2代目ハイラル王国である。これがBotW世界でありTotK世界である

〇ゾナウの由来と2代目ハイラルの由来を考える

トワプリ天空人という種族がいる。天空に住む、魔力を中心とした超高度文明を築き上げた古代人という設定は、ゾナウ族と完全に一致する。

また、天空人はハイラル王家との交流があり、シーカー族もまた天空都市との交流があったことが語られている。つまり、お互いにお互いに関する情報が文献として残っていると考えるのが妥当である

さて、天空都市ハイラルではないので例のルールには縛られない。ハイラルがどうなろうと引き続き存続することができる(実際にしていたと仮定してみよう)。

この世界たかが1000年程度でゾーラがリトに、コキリがコログ進化するようなやべーところである天空人がゾナウに進化していたとしても別に不思議ではない。

天空都市とゾナウのつながりを示すもの特にないが、とりあえず何らかのつながりがあると仮定しよう。地上には天変地異を生き延びたわずかなハイリア人などが細々と暮らしている。

ゾナウが元天空人だったとすれば、残されている文献から互いに交流することが可能だったかもしれない。そうした交流の中で信頼を築いたハイリア人とゾナウ族が地上に新たな国を興した、それが2代目ハイラル王国と(無理矢理)考えてみよう。

2代目ハイラルに旧世界の様々な事績などが断片的に存在しているのは、かつての記録が中途半端に残っているのが原因と考えられる。

2023-06-14

スプラトゥーン界隈「なぜか突然スプラトゥーン人口が減った!」

数ヶ月ごとのイベントビッグラン』の参加者が前回から激減したとスプラトゥーン界隈を震撼させている。ライト層が飽きるゲームシステムだとかスプラトゥーン3のシステムの話を延々している。

一方、ライトはいまだハイラルの地下を彷徨っていた。

2023-06-06

ティアキンの駄目だったところ

いきなりだけど俺は街の店とかで「いつもありがとうございます」でもう駄目な、はてなによくいるタイプだ。個体認識されたくない。

もうわかった?

ブレワイが好きなのは「誰も俺のことを知ってる奴がいない」(なんか脳内に呼びかけてくる女とゾーラ族は除外)そんな世界孤独パンイチで走り回る事に癒されていたんだ。

たまにイーガ団と出会って「あ、俺を認識してる」って心が温まるくらいの孤独が好きだった。

今作はなんだ。あれだ。面が割れている。どこ行っても「リンク様!」とか言われる。パンイチになったら細かくリアクションまでしてくる。

やめてくれ。俺は世界を救った剣士様じゃねえ、ハイラルで1番自由な男、それだけだったのに。

まぁ、チヤホヤされるのも楽しいからやるけど、空と地下のがホッとするね。

そういえばイーガ団とかコーガ様って伊賀甲賀なんだって今気づいた

2023-06-02

ゼルダ

ブレワイとティアキンのハイラル人、普通に黄色人種じゃない?白人じゃなくない?

ティアキンゼルダに至っては最初のゾナウ人、ニンゲンかどうか怪しいところあるし

anond:20230601205928

ゼルダ多様性黒人ゼルダ姫の必要性

プリンセスゼルダは、助けを求めるお姫様から、力強い政治家研究者魔術師戦士リーダー、そして伝説へと成長した多面的キャラクターです。その複雑さによって、ゼルダゲームごとに性別役割を打破する、刺激的な女性キャラクターです。シリーズ35年の歴史を通じて多くの変化がありましたが、ゼルダは常に白人であるという点は残念です。これは遺憾なことですし、有色女性に彼らが伝説的な存在になる可能性を示すための逸失した機会でもあります

アメリカ黒人女性現在彼女たちが重要ではない、劣っている、尊敬に値しないといった内容や声に絶えずさらされています社会の最高層まで)。黒人パワーの象徴は、これらの攻撃を和らげるために大いに役立ちます。そのため、黒人プリンセスゼルダは、黒人女性が単なる脇役や敵対者ではなく、重要存在であり複雑な英雄的な人物であることを伝えるメッセージとなります

変化の必要

ゼルダリンクが常に白人として描かれることは、白人けが世界を守ることができ、そして正当にそれを支配しているということを暗に示唆しています。これは、任天堂ゲーム制作者たちの意図ではないかもしれませんが、制作者の間に暗黙的な偏見がある可能性を示しているかもしれません。この変化は、同じキャラクターが毎回登場するのではなく、主要な三人組が時間を超えてトライフォース独自の具現化であるこのシリーズでは特に可能です。さらに、元の女神勇者邪悪存在と血のつながりを要求する解釈であっても、これらの人物により多様な表現排除されるわけではありません。なぜなら、血統時間を超えて全く異なる人種間の交配を経験しないとするのは非常に不可能からです。また、過去存在とは異なる人種的な体を持つ同じ精神が宿ることはできないとは言い切れません。

黒人女性への影響

黒人女性は何でもできる存在であり、私たちが共有するメディアもそれを反映すべきです。『ブレス オブ ザ ワイルド』のゼルダ知識欲の旺盛な頭脳派であり、彼女自分自身を重ねることで、黒人女の子たちも同じように知的好奇心を持つようになるかもしれません。特にゼルダ家族コミュニティ献身的であり、制度的な不平等に立ち向かおうとする多くの黒人女性と同じように、重い負担を背負っていますゼルダ政治的な手腕も彼女キャラクター自己を反映させる素晴らしい要素であり、幸いなことにアメリカ政治もそれを反映し始めています

ゼルダ一般的超能力を持つことも重要です。黒人女性は、黒人ゼルダが光の矢を放つか、スーパースマッシュブラザーズ競争相手を圧倒する姿を見ることで、自分たちも力と魔法を駆使できる存在として感じるでしょう。そのため、プリンセスゼルダ黒人であれば、スピンオフ作品カメオ出演マンガファンアートなどで彼女黒人である可能性が出てきます。この重要キャラクター黒人として描かれることは、単一ゲーム単一メディアでの表現以上の意味を持つかもしれません。

このシリーズは、最も重要キャラクター人種を変えることが比較的容易でありながら、ほとんど説明必要しません。ただし、プリンセス人種物語の一部にすることを避けるとは思いません。彼女性別過去問題になったことがあり、兄が自分自身トライフォースの力を持つ権利があると考え、ゼルダIIでは彼女男性のシーカーに変装しなければならなかったことがありました。したがって、ハイラル王族の一員が黒人である場合任天堂人種問題を繊細に扱うことに関して、任天堂がためらいを示すことはないと思います

話は変わりますが、ハイラル王国を統べる王族黒人として描くことは、黒人王族として描かれる数の増加に貢献します(『ブラックパンサー』、ビヨンセの『Black is King』、『She-Ra and the Princesses of Power』、『ブリジャートン』など)。これらすべてが、黒人であることが特定経験限定されるものではなく、人々に白人によって伝統的に描かれてきた役割を占めることを許してくれるものです。

広い意味での影響

同じ質問リンクについても簡単にできます(実際、2013年に行いました)、その分析結果も似たような結果となり、黒人男性を勇敢で決断力があり、忠実で親切で、時に愚かで善行を行う人物として描くものになるでしょう。これらの質問特に意義深いものとなりますトライフォースを持つ唯一の非白人キャラクター権力に飢えた敵役として描かれる場合メディアでは人種やLGBTQ+の個人陰謀を企てたり、非道攻撃者として描くことがよくあります人種の異なる人々がよりポジティブ役割で描かれることは、ステレオタイプ払拭と、それらを代表する人々の自己イメージの向上に大いなる助けとなるでしょう。

アメリカにおける黒人白人関係がこの文化的瞬間にどれほど困難であるかを考えると、黒人プリンセスゼルダを見ることは、勇敢で優れたヒーローである黒人女性を堅く認めるものとなるでしょう。それは任天堂から連帯声明であり、また、ビデオゲーム業界ではしばしば十分に評価されていないコミュニティに対する、非常に目立つかつ大きな影響力を持つ肯定的表現となるでしょう。最終的には、プレイヤー黒人女性キャラクター共感し、彼女を気にかけ、彼女重要であると認めることを促すでしょう。

ゼルダ多様性」は、レジェンド・オブ・ゼルダが包括性に取り組むアプローチを紹介し、関連するキャラクターを重視し、マーガライズされたコミュニティゼルダファン対話するシリーズです。このシリーズインストールメントが開かれた心で受け入れられ、読者間での建設的な議論奨励されることを望んでいます

NEED」を「SHOULD」と捉えてるんすか?

2023-06-01

何で俺はハイラルに降り立ってまで労働してお金を稼いで、壊れたものを直して、料理作ってるんだ。

そして何でゲームの中でもお金がないんだ。

普段と何も変わらないじゃないか

2023-05-30

ハイラルに通うキラークイーン

毎日ハイラル通ってる。ゾナウギア組み合わせるの楽しい

動画でみた自動追跡型砲台作ったんだけど、ライネルがこっちに気が付かない。

こっち見ろ!こっちを!コッチヲミロ!って、これキラークイーンのシアーハートアタックやん!

2023-05-29

引っ越ししたい

どんなに頑張って世界平和にしても

ガノンさんが蘇ってきてワァワァ世界を騒がして

ゼルダ姫はゼルダ姫で毎回毎回助けてーっ探してーって

そんなんばっかりで

新たなる謎とか敵とか

もういっぱい増えすぎてるし

最近料理までさせられたり

メシぐらい普通に食わせろって

なんとか知恵を絞ってやっつけても

平和を望んで操作してる本人どもが

続編を!新しい冒険を!って

もうね、平和暮らしいから頑張ってクリアしたはずなのに

何がしたいねん、おまえら

ほんまに

次ぐらいでハイラル王国から引っ越すぞ

やってられんわ

サマルトリアとかあの辺は空き部屋あるはず

SUUMOアプリ最近もらったスマホに落としとくわ

もう毎日毎日いろんなところ走り回されて

やってられん

挙げ句まいどまいど主人公名前ゼルダじゃないの?って

擦りすぎや!

イライラするわ!もうお前らに任す!ほなな!

2023-05-27

卵巣を片方摘出したので入院生活について書いておく

自分ブログも持っているけれど知人にあれこれ言われたくないので匿名にて失礼します。

健康な人へ

心当たりが一切なくても健康診断は毎年受けるべきだし、付けられるオプションはなるべく全部付けるべき。時間とかお金とか恥ずかしさとか痛みとか、いろいろハードルはあるんだが、健康には代えられない。あ、今はとても元気です。大丈夫

他の人の体験記を参考に入院準備を進めたので、これも後続の助けになれば幸いです。後続なんていないのが一番なんだけどね。

身バレを防ぐために若干ぼかしたり時期をズラしたりしています

概要

・開腹して左の卵巣と卵管を摘出した

2023年4月入院

入院期間は7日間(月曜入院→日曜退院)。手術は入院2日目(火曜日)の午前中

パジャマタオルレンタルサービスを使ったので持って行かなかった

■ 大まかな流れ

月曜日入院。昼食と夕食は普通に食べる。シャワーも浴びる。夕食後は食事禁止

火曜日:朝6時以降は水も禁止。午前中に手術を受ける。気付いたら終わってたしベッドから起き上がることも禁止されていた。微熱があったため隔離されてPCR検査を受ける。正直傷口よりPCRの綿棒の方が数倍痛い。あいつは一体なんなんだ。

水曜日:朝、上半身を起こしてみる。立ってないけど立ちくらみみたいな状態時間と共に和らぐ。昼から食事再開(重湯)。コロナでもインフルでもないと分かったので昼過ぎには隔離が解除され、自分で歩いて病室へ戻った。その後尿カテーテルを抜いてもらい、蒸しタオル身体を拭いてパジャマに着替える。

木曜日メモによると1日中ハイラルに籠もっていた(ブレワイをプレイしていた)らしい。痛み止めが背中カテーテルから飲み薬(ロキソニン)に切り替わる。

金曜日:この日の朝食から普通メニューに戻る。午前中の回診で諸々の管やテープを取ってもらい、シャワーが解禁される。

土曜日:またハイラルにいる。こいつハイラル居座りすぎではないか? 傷口(というより上に貼られたテープ)がかゆくて看護師に訴えるが「カサブタなので我慢するしかない」と言われて絶望する。それでも諦めず主治医先生に訴えたらかゆみ止めの塗り薬を処方してもらえた。効き目が薄くてさら絶望した。かゆみとの戦いは退院後も1週間ほど続いた。

日曜日退院

看護師さんから主治医先生からも「珍しいくらい順調に回復している」と言われたので、普通はもう少しゆっくり良くなっていくのかもしれない。

■ 持って行ってよかった

・延長コード(3口3m)

今回のMVPSwitchスマホの命をつないでくれた。ベッドの頭の方の壁にコンセントはあったものの、スマホの充電ケーブルが短くてギリギリ枕元までしか届かない。ベッドを起こしたらもう無理。延長コードがなかったら電源の取り回しに苦労したと思う。退院したら自宅の古いものと交換するつもりで買ったので、入院生活だけを考えるなら1.5~2mで大丈夫そう。

・小さめの紙袋

ベッドサイドに置いて細々したものをまとめる用。高さ15cm×横15cm×奥行き5cmくらい。化粧品買うともらえるような、しっかりした作りのものおすすめ。折り畳めるから退院時にじゃまにならない。ある程度高さがあるとペンを挟んでおけるので便利。

クリアファイル

入院した後も書類は増える。一度目を通せばいいもの(処方薬や麻酔説明書きなど)と、繰り返し取り出す必要があるもの(食事飲水量の記録表など)を分けるために最低でも2つほしい。

メモ

気になるから後で看護師さん来た時に聞いてみよう→忘れる、のループから脱却したい時に使う。気になることは際限なく増えるから覚えておくのは無理。別にスマホでも構わないがフリーハンドで好きに書ける紙の方が便利だった。

バナナクリップ

髪が長い人向け。手術後しばらくはお風呂に入れず髪も洗えないため、次第にベタベタテカテカして気になってくる。そういう時にさっと留めてとりあえず遠ざけておくと気持ちが楽になる。ヘアゴムでもいいんだけど、バナナクリップの方が圧倒的に手軽。

メッシュ生地の巾着

石鹸シャンプー歯ブラシなど濡れたものを雑に突っ込んで、サイドチェストの手すりにくくりつけて干した。ベッドサイドが広く使えるしすぐ乾くし、地味に便利だった。メッシュ生地に限らず巾着は「くくりつける」という選択肢が生まれからポーチよりおすすめできる。

ゼルダの伝説 ブレス オブ ザ ワイルド

説明不要。これを書いている今もまだプレイしている。ティアキンに移るタイミングを見失っている。手術直後はただ草原を走り回って採集活動に勤しめばいいし、回復してきたら弱そうな敵や簡単そうな祠に向かえばいいし、病状に合わせてプレイスタイルを変えられるのも良かった。

■ あればよかったなぁと思う

・充電ケーブルの先を保持できる仕組み

延長コードを使うと発生するデメリット。ちょくちょく充電ケーブルの先が床に落ちるし行方不明になりやすい。クリップ的なもので留めておきたかった。

ごはんのおとも(ふりかけ等)

入院して初めて、自分は白米が単体で食べられないらしいと知った。おかずも山程あるんだけどそれ以上に白米が多くて苦労した。残すのも忍びないから毎食フードファイト状態ふりかけでもごま塩でも、とにかく白米に味がつけられるアイテムがほしかった。

マスク置き場

感染症予防の観点から、ベッドにいる時もなるべくマスクをつけておくよう求められていた。そうは言っても寝る時はさすがに外したいし、食事時はもちろん外す。そういう時にちょっと置いておける場所がほしかった。

スマホストラップ

出歩く時、スマホパジャマポケットに入れていたが、ふとした拍子に落ちるんじゃないか不安になった。背中の痛み止めが繋がっている時は痛み止めを入れる巾着(紐が長く斜めがけにできるもの)にスマホも押し込んでいた。看護師さんにはちょっと笑われた。でもあのスタイル超便利だったな……ロッカーの鍵も入れてたし……。痛み止め取れた後も巾着は残してほしかった。

■ あればさらに快適に過ごせたかもしれない

クリップボード

入院中は毎日ごはんをどのくらい食べたか」「水はどのくらい飲んだか」「お手洗いに何度行ったか」を記録する必要があった。用紙はクリアファイルに入れておいたんだけど、書く度に出してしまってを繰り返すのはちょっと面倒だった。

ドライシャンプー

シャワー解禁があと半日遅れていたら、なんとしてでも髪を洗おうとしたと思う。髪、想像以上にベタつくし重くなる。

■ なくても別に困らなかった

上着(パーカー類)・靴下

春だったので特に寒いと思わなかった。

ハンガー

備え付けのハンガーで十分事足りた。

・S字フック・洗濯バサ

巾着のところで書いた通り、洗ったものは巾着に入れてくくりつけて干したので「何かを引っ掛けたい」と思う場面がなかった。

ウェットティッシュ・汗拭きシート

病室には手洗い場が備え付けられていたし、看護師さんが毎日蒸しタオルを持ってきてくれたので使う機会がほとんど訪れなかった。

ペットボトルに取り付けるストロー

起き上がらずに水を飲めるから便利という体験記を読んで買っていったが開封もしなかった。起き上がれない時は水も禁止されてたし、飲めるようになる頃には問題なく起き上がれた。これが一番の想定外かなぁ。

スーツケース用の鍵

事前の説明では「鍵をかけられる小さな引き出しがある」としか言われなかったので、引き出しに入り切らないが盗まれたら困るもの管理する目的で持っていった。しかし引き出しは十分に大きかった(Switchをケースに入れた状態しまっておけた)し、引き出しの他にも高さ1m×横20cm×奥行き50cmほどの鍵付きの棚があったため使う必要がなかった。

こんな感じです。参考になるといいなぁ。ともかくみんな健診には行こうね。

2023-05-21

ゼルダの伝説 ティアーズオブザキンダム 一通りクリアしたので本音

注意事項

・良いも悪いも包み隠さず書いています特に欠点に関する指摘はボロカスに書いている部分もありますが悪しからず。

プレイしていると比較簡単に気付きはするものの、先に知ってしまうと探索の楽しみを半減させるネタバレが含まれます

物語の核心にかかわる重大なネタバレが多量に含まれます

評者について

ゼルダ歴9年。クリア済み作品神々のトライフォース時のオカリナムジュラの仮面風のタクトふしぎのぼうし夢幻の砂時計トワイライトプリンセス大地の汽笛スカイウォードソードブレスオブザワイルド、夢を見る島(2019)、ティアーズオブザキンダムスピンオフ作品も加えればゼルダ無双HADX、厄災の黙示録

後付け設定ではあるものの、公式書籍にも掲載され、公式サイトでも大々的に紹介されていることを鑑み、物語一貫性整合性についてはゼルダ史を非常に重視します。

1. グラフィック

720p30fpsっていつの時代ゲームだよ。とはいえ現代ゲーム機としてはあまりにも性能が低いSwitchでこの規模のゲームを作るとなれば致し方ないか

AMDFSRという超解像技術採用することにより、低スペックながら美麗なグラフィックフレームレートの安定を実現と謳われていたが…

・近景ではあまり気にならないものの、遠景ではちらつきが目立つ

・全体的に処理落ちが多くフレームレートが極端に落ちる場所が目立つ(1か所や2か所ではない、ほぼ全域にわたって)

これ、絶対逆効果しかなっていないよね。さらに次の理由も併せて、画面を見ているだけでも非常に疲れる。

デザイン上仕方のない面はあるものの、瘴気など赤色系統のものが多く、画面全体が赤く目が痛くなることもしばしば。

・やたらとコントラストが強調された色設計

祠や鳥望台をはじめ、視認性の悪すぎるデザインも多い。加えてムービー中の字幕の見づらさもひどい。アクセシビリティガイドラインに完全に違反している。美術映像スタッフは一体何をやっていたんだと言いたくなるレベルで出来が悪い。

絵そのものの出来はいいのだが、結局上で上げた欠点があまりにも大きいので評価としては10点満点で1点といったところか。

2. UI

前作BotWのUIほとんどそのまま引き継いだ感じのUIという印象。インベントリがいっぱいの状態で宝箱を開けたときに、その場で手持ちとの入れ替えができるようになったのは純粋に前作から改善されていた点だろう。もっとも、「入念にテストを重ねた」のであればすぐに気づくであろうこの欠点をBotWの時点できちんとしたものにできていなかったのは、UI設計班もテストを行った人間プレイヤーサイドの快適性をまるで考えていなかったことの証左であり、「できていて当たり前のことができるようになった」だけのこの改善自体プラス評価には値しない。

スクラビルドの追加により、矢の先端にいろいろな素材を付けられるようになった。これは面白い試みであるが、問題はどの素材を付けるか選ぶのに、いちいち探しにくい。おそらく100はあるであろう矢に付けられる素材を検索するのに、なぜカテゴライズもろくにされていない上に左右移動で1個ずつしか動かせないクソみたいなメニューから検索せねばならないのか。テスターは一体何をテストしてフィードバックしたのか。ソート機能があるとはいえ、あまりにも快適性がおろそかである

矢のスクラビルド機能を十字上ボタンに割り当てた結果、前作をプレイしているプレイヤーにとっては、シーカーアイテムに相当するゾナウ能力の切り替えとの操作一貫性破綻ストレスとなる。シリーズ物しかも同じハードで出されている以上、タイトル間における操作体系の一貫性は常に注意を払うべきであり、本質的に同じ機能は常に同じ操作に割り当てられなければならない。

評価文句なしの0点。評価できる要素がない。UI設計班はシロートの集まりなのか?

3. 操作

良くも悪くもBotW。このゲームが悪いというわけではないのだが、スティック押し込みという悪しき操作法を考えたやつは磔獄門になるべき。ただでさえ低コストのために耐久性犠牲にされて飛躍的にドリフトやすくなった、現代アナログスティックという可動部品に対して、さら製品寿命を縮める押し込み機能を追加するのは正気の沙汰ではない。誤操作の原因とかどうとかいう以前に単なる計画的陳腐化であり、それに何の疑問も呈さず受け入れている業界も本当にふざけている。

話題が逸れたが、1本指操作に対してジャンプボタンダッシュボタンが離れているのはストレスしかない。Yが攻撃、Bがダッシュなのであればジャンプ機能を割り当てるべきボタンはRかZR、あるいは1本指操作にこだわるのであればAボタン(これは実際にはやや使いづらい)である。まあ、TotKでここを変えると上に書いた操作一貫性矛盾するのだが。

カメラが非常に使い物にならない。制約も多かったが64ゼルダのほうがまともなカメラである。注目(注目できない)とかもはやいらない。ないほうがいいレベル

カメラ距離もやたら近かったり、ややアオリ気味のカメラアングルかと思いきや急に変な角度になってみたり、何を映したいのか伝わってこない上に、何を映すべきなのかが分かっていない。

はっきり言って風のタクトカメラの完成度が高すぎるゆえに最近3Dゲーのカメラ劣化が余計に目立つ。まともなカメラプログラマーはいないのか。視覚情報が非常に重要ゲームにおいてカメラの性能はゲーム体験品質を左右する非常に重要な部分であり、絶対妥協してはならない部分である特に普段まりゲームを触ってこなかったライト層に訴求するにあたり、制作者の自己満足しかないやたら複雑な操作や、やたら見づらいカメラは、単に本質的でないくだららない理由ゲームハードルを上げているだけであることにいつになったら気付くのか。

評価文句なしの0点。操作の快適性はゲーム体験根本であり、そこが犠牲にされてしまっていてはどんなに面白いゲームクソゲーまっしぐらである

4. マップ

使いまわし。これ自体が悪いとは思わない。BotWの時のような新鮮味はないが、(ほとんど)同じマップでなければならないというのも頷ける。

地底と空島が追加されたが、PVなどで比較アピールされていた割には空島はおまけミニゲームのための追加マップ程度でしかないという印象。もっとも、空に大量の島が浮いていたら空は暗く汚いのでこれは仕方のないことなのだろう。量が少ないといって不満を言うほうが間違っていると思う。その分内容を濃くしてほしかった。

地底マップは実は地上マップの高低を反転しただけのものということに気付いてしまえば、良くも悪くも地上マップを使って探索ができてしまう。個人的にはこれ自体が謎解きだととらえたが、人によってはただの手抜きと取られても仕方がないだろう。破魔の根の位置が地上で祠のある位置完全に一致していることも、気づいてしまえば探索をするうえで道しるべとなる。地上と地下が完全にLinkしているというのは、デザインとして優れていると思う。

完全に新しいマップを期待していた人には肩透かしだったかもしれないが、評価は7点くらいかな。

5. ストーリー

作品単体としてみても、シリーズとしてみても、あまりにも整合性が取れておらず破綻している。過去作の設定をあまりにも軽視しすぎ。

・初代ハイラル国王が「ゾナウ族の」ラウル???ハイラル王国は神に選ばれしハイリア人の国ではなかったか?

・天から地に降りたゾナウと地上のハイリア人が手を取り合って国を興したと描かれてはいるが、それに対する動機づけが一切なされていない。これまでの設定を変える(公式言葉を借りれば「新しい史料が発掘された」)のであれば、相応に納得できる理由けが欲しい。

・初代国王ガノンドロフ封印したのはいいが、ではBotWやTotKよりも過去時代である、例えば時のオカリナトワイライトプリンセスなどの時代ガノンドロフは一体何者?ガノンドロフは、4剣+は例外として、それ以外は一貫して同一人物ではなかったのか?そもそもガノンドロフが初めて現れたのは時のオカリナ時代である。「名前だけ同じ別人が時の勇者時代以降何度も蘇っては滅ぼそうとし、そのたびに封印していましたが、本当の諸悪の根源は別の(初代国王封印した)ガノンドロフです」とでもいうのか?もしそうであるならば、完全に過去作のストーリーを無に帰す最悪な話である

・(初代)ガノンドロフラウル治世下のハイラルを攻め滅ぼそうとしたことについても動機づけがない。王に服従するふりを見せて寝返るのは時のオカリナと同じ展開であるが、決定的に違うのは時のオカリナにおける彼はそうする動機がきちんと説明されていたこである。何の説明もなく「家臣の一人が唐突魔王となって王国乗っ取り滅ぼそうとしました」と言われても「ああそうですか」としかならず、そこに納得感は生まれない。

ガノンドロフがソニアの持つ時の秘石を奪い、闇の秘石に作り変えてしまっているが、それならばなぜ現在ゼルダは、ガノンドロフの手中にあり既に存在しないはずのソニアの時の秘石を受け継げているのか。そもそも過去ワープしたゼルダと当時のソニアがなぜ同時に時の秘石を持っているのか。初歩的なタイムパラドックスだし、この描写が正しいのであればゼルダが持っているのはレプリカかなんかですか?ご都合主義も甚だしい。

・秘石を飲むことにより竜へと転生し、悠久の命を得るが、代償として自我を失い二度と人へは戻れないとされた禁術。砕け散ったマスターソードゼルダの持つ聖なる力によって長時間かけて修復し、現代へと伝えるために彼女はその禁術を使ったが、なぜか最後は人に戻ってハッピーエンド。散々不可逆性を煽っておいてこの終わり方は何なんだ。戻れてしまうなら禁術でも何でもない。もしも例外的な事例であるのであれば、それを慎重に理由付けしなければならず(「姫を連れて帰ってくるようにと言われているから」は理由にならない)、それもないままハッピーエンドにされても単なるご都合主義であり、納得感もなければ感動もない。

過去作への冒涜整合性もなければ納得も感動もできない表層だけのストーリーのどこを評価しようというのか。0点を通り越してマイナス100点。

6. バランス面・その他

プレイヤーの発想次第で好きなようにプレイできることがオープンワールドの良さであるにもかかわらず、いちいち攻略ルート指定してくるような会話・イベントが多すぎる。そのうえそのルートから意図的に外れると、理不尽を通り越した仕打ちを受けることになる。これではオープンワールドにした意味がない。

大妖精の開放イベントは、前提イベントとしてシロツメ新聞社イベントを受注していることが条件となる。オープンワールド意味をぶち壊す誘導に従ってプレイしないことを選ぶと、そもそもこのイベントを受注しないまま大妖精を見つけてしまい、解放イベントが発生しないのでいつまでたっても服を強化できないことになる。しかもこの前提イベント大妖精解放イベントとの関連性がなく、前提イベント存在に気付けても何が前提なのか全く手掛かりがない。

・いちいち敵の攻撃が重い。これは前作から問題。ろくに装備が整わないうちは、大体すべての攻撃即死級であり、実質ただのオワタゼルダしかない。そこに防具強化のために大妖精を訪れても、イベントさえ発生しないので強化できないという余計にストレスな状況に陥る可能性すらある。そして強化もろくにできない状況ではハートを1個2個増やしたところで焼け石に水であり、状況はさして変わらないのでハートを増やす動機さえ発生しない。

スクラビルドウルトラハンド機能類似性から、これらを分ける必要性がない。そもそもスクラビルド武器や盾に対して使うものであるから武器を構えているときウルトラハンドを使えばスクラビルド機能になる程度でよかっただろう。

・いちいちロードが長い。ただでさえオワタ式でリトライ回数が増加しがちなうえに、広大なフィールドワープしつつ探索するとなるとロードの長さはストレスしかない。加えて、馬で走っているだけでもしばしばロード待ちの停止が挟まる。本当にテストしたんですか?

・敵のHP攻撃力に対して武器が総じて弱い。これはある程度進めてしまうと強い武器が売るほど手に入って戦闘難易度が極端に低下してしまう前作の問題点を、弱い武器と強い強化素材をスクラビルドすることで強い武器現地調達させることにより解決を図ったもの理解している。これにより戦闘に適度な緊張感が持続することになり、この点は特に悪い印象は持たなかった。一方で弓は瘴気によって蝕まれていないために元から強いのがバランスが悪い。矢をスクラビルドしてしまうと、どんなにいい素材でも使い捨てになってしまうためだと思われるが、結局は遠距離からヘッショし続けるのが一番楽な戦闘法になってしまった感は否めない。

・前作では地形ギミックなどを活用して、ある意味ズルく戦ってズルく勝つことができたが、そういった敵配置はかなり削減されている。スクラビルドを半ば強制するような戦闘になってしまうのは、結局プレイヤーの選択肢を奪っていることになる上に、いやでも接近戦が増えるためにオワタゼルダ問題点がより強調される。

・全体的に6年かけた割にはバランス調整がいい加減すぎる。

無駄に精密な操作要求される場所が多い。そもそも謎解きですらない、どれだけうまく操作できるかチャレンジしかないような祠もある。これは前作も同じ。

そもそもゼルダゲーム体験キモは謎解きであり、アクションはそのおまけでしかない。やたらとアクション強要されるようになった前作も含め、本質が変容しているように感じる。「アタリマエを見直す」とは「本質破壊する」ではないはずだ。アクションやらせたいのであればマリオで十分である。そういった部分でそりが合わないので余計にストレスを感じてしまうのだろう。

総評

つまびらかに見ていくと、決して100点とはいいがたいゲームである。巷の評価が軒並み100点なのは一種気持ち悪さすら感じるし、100だらけのレビューにいったい何の意味があるだろうか?欠点から目をそらしているだけのレビューレビューではないし、これだけの擁護不可能欠点をすべて覆すほどの魅力があるとは思えない。私はかなりに辛口評価をしている自覚はあるが、それでも軒並み100というのには非常に強い違和感を覚える。

総合評価100点満点で3点。

2023-05-15

今日もいっぱいお仕事した

風呂ってハイラルに旅立つぞッ

ブレワイとティアキンのゼルダ姫が嫌いだ

 この記事タイトルを見てこのページを開いた人達の中で、同じ気持ちの人は何人いるのだろう。

 新作が発売されて間もないこの時期、水を差すようで申し訳ないとは思うが、文章として残しておきたかったので書いておく。

 新作のネタバレがあるので注意してください。

 私はゼルダの伝説というゲームが好きだ。昔から大好きだ。テンプレのように時のオカリナからハマり、過去作も新作もずっと遊び続けた。

おなじみのキャラクターが出ても同じようなギミックアイテムが出ても古臭さや飽きを感じさせず、常に新しさを感じてきた良いタイトルだ。子どもの頃から遊んで、大人になった今でも夢中になれるほど好きなゲームだ。本当に大好きだ。

 ゼルダの伝説キャラクターは、本作を遊んだことが無い人でも名前ぐらいは知っているぐらい有名だと思う。主人公リンクヒロインゼルダ姫。この二人は毎度違う人物だったり前作と同一人物だったり様々だけれど、だいたいの関係性は変わらない。いつだって二人は「勇者」と「姫」だ。

ゼルダ姫というキャラクター最初シリーズでは登場回数も少なく、メインカラクターにしてはやや影が薄かった。だけど気にしたことがなかった。だってプレイヤーの中で「ゼルダ姫」というキャラクター特別なのだ、そう簡単に会えるものでもないと子どもながらに思っていたし、大人になった今でもその考えは変わらない。

 スマブラの影響もあり、私の中でゼルダ姫=時のオカリナイメージが強かった。そんな中で、風のタクトが発売された。ゼルダ姫のイメージが今までとがらっと変わり、衝撃を受けた。だけど、すんなりとい受け入れられた。だって彼女性格人間性が違ったとしても、「特別ゼルダ姫」だったからだ。

重要な時に現れ、リンクを導き、そして一緒に魔王を倒す。王道なすストーリーの中で、ゼルダ姫は物語ヒロインとして輝いていた。

 その後も様々なタイトルが発売され、スカイウォードソードが発売された。これも風のタクトの時と同様に衝撃を受けた。だって、今まで特別存在だったゼルダ姫が姫ではないどころか、序盤から会えるどころがリンクとは既にとても深い関係にあったからだ。

 スカイウォードソードゼルダは新しい存在であったが、愛らしい容姿と一途にリンクを想う姿がまさにヒロインで、すぐに大好きになった。今まで物語ヒロインであったゼルダが、今度はリンクヒロインになった。姫ではないけれど、やはり特別存在であることに変わりわなかった。

 そしてスカイウォードソードからゼルダという人物スポットが当てられることが増えたように感じた。でも、そうなるのも分かる。だってヒロインだし、可愛いのだ。今まで影が薄かった方がむしろおかしいのだ。そう思った。今までリンクゼルダ姫の関係性に恋愛の様な進展があることはなかったが、きっとこの二人は結ばれたのだろう。リンクゼルダを救おうとする必死な姿を見て、そう思えた。

 2017年3月3日、待望の新作「ブレス オブ ザ ワイルド」が発売された。

 ブレワイを発売初日に遊ぶために死に物狂いでSwitchゲームソフトを予約し、一日中遊び続けた。今までには新しい遊びがたくさん詰め込まれゲームだった。

 そして、出会った。新しいゼルダ姫に。

 はじめは声だけだった姫だが、リンク記憶を取り戻すごとに彼女がどんな人間だったのかを垣間見ることが出来た。どれだけ修行を積んでも力が目覚めず苦悩する姿、リンクへのコンプレックス…と、今までのゼルダ姫とは明らかに違う人物だった。

 それから徐々に感じるようになった。彼女は、本当に「ゼルダ姫」なのか、と。

 ブレワイのゼルダ姫は、リンクに「守られる」ヒロインだった。

 少しでも皆の役に立つため努力しているけれど報われない、「かわいそうな」ヒロインだった。こういう女性の姿を見た時、多くの人間は「守りたい」と感じるのだろう。だけど、私はそうは思えなかった。むしろ、勤勉な設定なのにどうして役に立つことを物語中なにも行う描写がないのだろう、と。

頑張る姿はこれでもかという程描かれているのに、それが報われるのはリンクの死の間際と物語ラストだけ。いくらゼルダはすごい人だ」と言われても、納得が出来なかった。

 私は、このゲームを通して「ゼルダ姫という愛されるべきキャラクター」を押し付けられている。そう感じてしまった。

 ブレワイのゼルダ姫はリンクを守ってくれない、アドバイスをして導いてくれない、ただひたすら遠くから神秘的な声を一方的に送られるだけだ。役に立つ重要アイテムをくれたりもしない。光の弓矢だって、使えるのはラスボスだけだ。大事な場面だけ登場して、ガノン封印するという美味しいシーンだけ持っていく。彼女気持ち押し付けるだけ押し付けてきて、こちらの考えは聞いてくれない。一体どうして、そんな彼女を愛せることができるのだろうか。100年の間、ひたすらリンクを待ってくれていたと言うけれど、誰が待っていてくれと頼んだのか。勝手に待ち続けて、勝手に満足しているのではないだろうか。

 良くも悪くも、彼女リンクという人間依存し過ぎている。だけどリンク彼女そばにいるのは、彼女が好きだからではない。リンク勇者で、騎士だったから。それだけだ。ゼルダの中でリンクという存在は大きいだろうが、リンクの中でゼルダという存在は比例していない。証拠も何もないけれど、少なくとも私はそう感じた。ゼルダを助けたいという気持ちを、リンクからは何一つ感じなかったからだ。

 思い出を辿っていく中で、リンク記憶のはずなのゼルダ目線のものばかりなのも気になった。捏造された記憶を見せつけられているのではないか、と思うぐらい。

 だけど、ゲームはとんでもなく面白かった。ゼルダ姫という人間理解できなかったが、それでもゲームクリアできたのは彼女の姿も名前も、ほぼ記憶の中と終盤しか出てこなかったからだ。

 そしてついに、ティアーズ オブ ザ キングダムが発売された。

 プレイから、嫌な予感はしていた。ゼルダ姫という人間ゴリ押しをひしひしと感じたからだ。だけれど、ゲームはやはり面白い。空島だけで夢中になってしまっていた。そして始まった、怒涛の「ゼルダの伝説」のムービーが。

 どのムービーゼルダ姫、地上のモブキャラクターの口からゼルダ姫、他のメインキャラクターと会話してもゼルダ姫。どこを見てもゼルダゼルダゼルダの嵐だった。

 いずれ訪れる未来を救いたいと、自ら龍になりマスターソード癒しリンクを待つゼルダ姫。それはもう感動のシーンなのだろう。私以外の人間にとっては。

 龍の泪のストーリーを終え、涙が散り地上絵になった瞬間に悟った。ああ私、このキャラクターが嫌いなんだ、と。

 どうして、こんなことをする前にもっとリンクの為に力になるシーンが無かったのだろう。どうして、おいしいところだけ持っていこうとするのだろう。どうして、頼んでもいないことを勝手にやって勝手に泣いて、勝手に全てをリンク押し付けてくるのだろう、と。

 このゼルダ姫の中で、きっと「私の憧れるリンク」という存在がある。そのリンクは、プレイヤー操作しているリンクとは違う。彼女は頭の中のリンク依存し、そして自分の思い描く完璧ストーリーを辿ってくれると信じて疑わない。だから押し付けてくるのだ、なにもかも。

 ブレス オブ ザ ワイルドティアーズ オブ ザ キングダムも、本当に素晴らしいゲームだ。だけどたった一人「ゼルダ姫」という存在の為に、手放しにこのゲームを大好きだと言えなくなってしまった。ムービーの度に現れる姿にもテキストの中で名前が出てくるだけど辛くなり、ゲームが出来なくなってしまった。どうしてこうなってしまったのだろう。私はもう、このゲームを好きだと言える資格を持っていない。

 唯一の救いは、2作も出したのだからきっともうブレワイの系譜の続編は作らないだろうということだ。新しいハイラルで、新しいリンクゼルダ姫を見守りたい。一刻も早く、そうなってほしい。

 文章を書くことがあまりないため、読みにくく稚拙な内容だったと思う。

 ここまで読んでくれた人ありがとう。皆さんはブレワイとティアキンのゼルダ姫を愛してください。

伝説を電鉄にしてもいけそうなもの

ゼルダの電鉄(ハイラル各地を買い占めるゲーム

Sa・Ga2 秘宝電鉄(電車で秘宝を探すゲーム

聖剣電鉄(電車クリスタルを集めるゲーム

インディージョーンズ 魔宮の電鉄(地下鉄魔宮ぶらり旅)

銀河英雄電鉄(宇宙を飛ぶ電車でバトル)

・餓狼電鉄(電車の上での格闘オンリー


他にある?

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