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はてなキーワード: 一世一代とは

2021-07-24

anond:20210724133217

日本一世一代イベント中国地方都市お祭りレベル、というのは、そのあたりをみんなが認識するにはよかったのでは。

あれでわかんないやつは何を見ても分からんでしょ。

2021-05-09

オリンピック選手に対する文句を言う増田がいっぱい投稿されてるけど

「私のプレーで人々を元気づけたい」みたいなことだけは口が裂けても言わないでほしい。

からって出場辞退しろとは言わないよ。

「いや私は日本中不快にさせてでも、死者が出ても、それでも出たいんです」って言うなら、それを抑える権利は誰にもない。

なんて書かれちゃったりしてさ。

アスリート側もその辺自覚してんじゃないの?

でもそうとは口が裂けても言えないよね。スポンサーから莫大なカネや時間、その他モロモロの重い物を背負ってるんだから。「コロナなんか知ったこっちゃないかオリンピック出たいんです」なんて言うアスリートに、企業がカネや時間をかけてサポートし、社のイメージ向上やブランディングに役立てたいと思うか?

「私は日本中不快にさせてでも、死者が出ても、それでも出たいんです」なんて言った日には、スポンサーから支援を切られるかもしれない。一般世間イメージが悪くなれば、引退後の仕事にも支障がでるだろう。しかし、リスク覚悟してそう言ったところで、得られる利益なんて何一つ無い。

国民殆どが見もしないようなインターネットの掃き溜めで、匿名無責任文句の言うとおりにするのか。もしくは間違っていると分かっていたとしても、巨大なスポンサー世間に気に入られる振る舞いをするのか。もし俺だったら間違いなく後者を選ぶね。そっちの方が人生台無しにするリスクが低く、自分人生を豊かにすることができる可能性が高い。

五輪に出る彼ら、彼女らは、「運動ってたのちいね!」っていうレベル競技に取り組んでいるわけじゃない。

オリンピックを『運動会』と表現した増田も見かけたが、当事者からしたら人生を掛けた一世一代の大勝負だ。オリンピックの結果や一般世間イメージ次第で、アスリート人生は大きく揺らぐ。

増田五輪アスリートに対等な立場で物言えるなんて思っているなら、勘違いも甚だしい。増田無責任に正しさを追求するような奴とは次元が違うんだよ。

2021-05-03

わたしBLEACHの話、あるいは一生に一度の大失恋の話

※近年まれに見る気持ち悪い内容です。読後の苦情は不可、まあ匿名から全然いいけど

 さて、BLEACHの話をしようと思う。

 と言ったけれど、多分その言い方はあまり適切ではない。これはある意味わたし一世一代の大失恋の話なのである。そう、タイトル通りです。もう2度とあんな恋はできないと思うなあ、ほんとに。

 彼(BLEACHのことですが)との出会い中学時代だった。当時仲良しだった先輩に貸してもらったことがきっかけで読むようになり、なんだこれ面白い、とめちゃくちゃはまった。

 多分本誌はまだ尸魂界編の途中だったかな。とにかく藍染はまだ柔和な笑みを浮かべてるような頃だったと思う。や、死んでたくらいかな。あいつの演技はほんとアカデミー賞もらえるレベルだったよ。

 それこそ中学生なので、周りの友達はその頃誰が好きだとか、あの2人は付き合ってるとか、そんな話でもちきりだった。

 今みたいに大々的にオタク人権を持つ時代ではなかったので、わたしオタクであることをひた隠しにして生きる他なく、恋愛話題にもちゃんと乗っかり、それらしく擬態してはいたけれど、本当はクラスのAさんBくんの甘酸っぱい恋愛なんかより、わたしはずっと一護ルキアのことを考えていたかったのだ。てか考えてたけど。

 驚きの気持ち悪さだと自覚はあるけれど、事実なので仕方がない。あの頃のわたしは、なにより一護ルキアの行く末を思って胸をときめかせ、涙を流していた。

 それこそ自分の恋で泣いたことより、2人のことを思って泣いたことの方が多いくらいだ。人生トータルしてもそうかも。だって当時の日記には、一護ルキア未来を憂う病みポエムまであった。まじでやべえな、我ながら。

 作品も、現世編、尸魂界編、ここまではもう最高に大好きだった。今でも一護白哉を倒し、そこから怒涛のように藍染が天に立つところまでの流れは凄すぎると思っている。

 尸魂界編の最後ルキアが現世には一緒に帰らないと言った時だって悲しくはなかった。一護、いい表情してたから。はいはい、強がっちゃってねとは思ってましたけど。

 そしてその後始まった破面編。いやそれだって最初は良かったのだ。あまりに強い敵に心を折られる一護。そこではい登場!俺の光。最高でしたね。

 だけど、少しずつ雲行きが怪しくなっていった。

そして忘れもしない、第237話『goodbye,halcyon days.』 

 もう無理かもしれないぞ?と思った。なんぞこれ?ってなった。でも、まわりの男友達複数名あのシーン好き!って言ってたから男からしたらいいのかもしんない。5回生まれ変わっても好きになられたいのかもしんない。まじかよ。わたしはどうせなら毎回違う男と結婚したいですけど。

 ちなみにその男友達たちにはどうせおっぱいだろ!って理不尽にキレといた。情緒不安定かよ。こんなキチガイ友達でいてくれてありがとう

 ちなみにもはや言い訳になるけど、織姫のことだって最初から嫌いなわけじゃなかった。初期の彼女はすきだったよ、ほんとだよ。

 いやわかってる、単純に一護のことがめちゃくちゃ好きなんだってことはわかってる。いい子……なんだとも思う……思いますよ……だけどもう鳴き声みたいに黒崎くん黒崎くんといいだしてからは、どうしてもこれは無理だ……!ってなった。

 

 でもまあ、その後もしばらく読んだんだよね。一応最終章に入るまでは追っかけてた。でもやっぱりどうしても段々と作品自体を愛せなくなり、勝手批判ばかりが頭に浮かぶようになった。その時もうわたしはこのコンテンツのお客さんではなくなったのだと感じた。

 嫌なら見るな、まさにその言葉通りだ。だから読むのをやめた。それでも大好きだった気持ちは忘れられなくて、漫画を捨てることはまだその時はできなかった。好きだったところまで嫌いになる必要はないと思ったし、そんな簡単じゃなかったから。

 そのままずっと、みないままでいた。封印してた。

 だけど、何事もそうであるように、BLEACHにもやはり終わりはやってきて。いよいよ来週最終回だという噂を耳にした。さすがにどうなったんだろうと思って、ネット検索した。あれは確か会社からの帰り道、多分木曜か金曜か。そこでわたしはいわゆるネタバレサイトが何かを元にしたんだろうネットニュースをみてしまった。

 そこには一護織姫結婚して、恋次ルキア結婚した、と書かれてた。信じない、信じないぞと思いながらも、多分震えてしまってたと思う。

 そして来る月曜日。いやーぜーんぶ本当に本当でした。そうして想い出は、粉々に砕け散った訳だ。

ほらね?これは一世一代失恋と言っていいのでは??自分失恋なんてもはやほとんど覚えちゃいないのにね。

 その後、捨てられないでいた既刊は全てBOOKOFFさんに売りに行きました。わたしはもういよいよ作品の読者として相応しくない存在となりましたので。元々なってたけど!

 いやーーーでもさあなんでああなったかなあ?真咲と織姫太陽として描写されていたから、こうなるのでは?っていう考察ブログもあったんだけどさ(いやそのブログはまじで凄いんだけど)

 結局黒崎一護はお母さんを護りたかったあの日からなにも変わらなかったということでしょうか。井上織姫は母の代わりの太陽ですか?男の子母親に似たひとを好きになる理論強すぎか??そりゃマザコン男による離婚騒動永遠になくならないわけだよ。しかもなんだかんだ同じ世界に生きるもの同士でくっついちゃうんですか?お互いに背中を支える月のような彼女ではだめだったんですか?

 うん、だめだったんだね。少なくとも、男女として生きる相手にはならなかったんだ。いやしかし、男女の辿り着くゴールが必ずしも性愛であるというのも逆に古いのか?もしかしてわたしの方が固定概念に囚われているのか?

 でも最後負け惜しみを言わせていただくと、わたしはやですけどね!!自分を護ってくれるけれど。そのために何度でも立ち上がってくれるけど!女として愛してくれるけど、家族になったけれど、それでも彼の後ろにはあの小さな背中が一生ちらつくなんて。

 ふんだ。

 あ、でもね!ただひとつ言っておくけれどBLEACHという作品は今でもすごいなあと思っている。めっちゃ面白い

 わたしわたし特有のめちゃくちゃ気持ち悪い理由で読めなくなってしまったけれど、あのポエムといい、キャラデザといい、唯一無二にも程がある。

 世界の多くの人よ、もしもまだ読んだことなかったら、そして暇だったなら、この何もできないGWにはぜひともBLEACHを読むといいと思う。

 あの〜ところで白猫コラボやったら、唯一織姫けがガチャで出たんですが?これは何かの嫌がらせでしょうか?しかも意外と使い勝手いいじゃねーか、育てちゃったよくそ

2021-04-15

スポーツ界にはドーピングがつきもの

社会人になってから数年、仕事スポーツ関係取材をしてる。

もともとスポーツを見るのは好きなので、楽しく働いている。

取材対象の中にはオリンピアン東京2020を目指してる選手もいて、ここ1年はそういう人たちに会うたびに延期についての思いを聞いてきた。

絶対開催してほしい」とか楽観的なことを口にする人はひとりもいなくて、みんな揃って「五輪があると思ってやるしかない」と言う。

率直な、本心から言葉だと思う。

我々もオリンピックの有無で仕事スケジュールが大幅に変わるので、気持ちは同じ。

いつしか、同僚や上司とも合言葉のように交わしていた。

「あると思ってやるしかない」。

中止になるかもしれない。でも、きっと開催されると祈りながら、できることをやっていくしかない。

何百回も呪文のように聞いて、言って、自分の中に刷り込んできた。覚悟はしているつもりだった。

でもこの言葉ドーピングだ。思考停止というドーピングだ。

「あると思ってやるしかない」。だからあるかないか、ということは考えない。「あると思って」やるのだから

覚悟を決めているようでいて、その実、”中止”という想定されるべき未来直視できていなかったのだと思う。

からと言って、不確実な1年後へのモチベーションを維持するには、そう考えるしかなかったのも事実だ。

それに、どこかで期待もしていた。

夏が近づけば状況は好転するんじゃないか

新型コロナウイルスは、感染力が高いだけで、致死率は低い。

そのうち指定感染症の等級も下げられて、楽観的なムードができて、オリンピックはぬるっと開催されるはずだと。

観客数は絞られるかもしれない。無観客もあり得る。

だけど、大きな反対はされずに、選手たちの勇姿はむしろかに歓迎されるんじゃないかと。

思い描いてしまっていた未来は遠い。大阪感染者数は、過去最高を更新してもなお増える一方だ。

指定感染症の等級を下げよと言う声もあまり聞こえなくなってきた。

慣れきった群衆と巨大な恐怖とが、水と油のように混ざり合うことなく取り残されている。

裏腹に、オリンピックは日に日に近づいている。聖火リレーは全国を回り、代表選手が続々と決まっている。

”最悪”を覚悟したつもりで、大量のドーピングを使ってなんとか乗り切ってきたスポーツ界は、間違いなく、着実に期待を高めてしまっている。

から中止に、本当になりうるんだろうか。もし、本当に中止になってしまったら。

私の心は間違いなく折れる。これまでずっと頑張ってきたあの仕事たちの意味はなんだったのか。

仕方ないね、じゃあ次、と切り替えるには、あまり選手たちに感情移入しすぎてしまった。

部署でそのまま働き続けられる気もしない。

まあ、私個人は異動してしまえばいいだけの話だし、異動できなくて仕事に身が入らないままでも、たぶんクビにはならない。

でも外野の私ですらこれなのに、アスリートたちはどうなるんだろう。

東京を目指すことで成長できたという選手がいた。東京があったから続けられたという選手がいた。

ほとんどのアスリート不安を抱えているセカンドキャリアも、メダルを獲れば一気に幅が広がる。

他国開催とは懸ける思いも、人生に与える影響も、桁違いの一世一代大会

それが一夜にして手からこぼれ落ちたら。

”中止”というどうしようもない事実を前に、ドーピング効果が切れてしまったら。

コロナ禍後の日本に、活気あふれるスポーツ界は残っているんだろうか。

2021-04-12

25歳喪女Tinder処女を捨てる

暴力自然存在する家庭で生まれた。

私が5歳になる頃には完全に家庭は崩壊していて、父には複数愛人がいたし、母も家庭の外に恋人がいた。俗にいう仮面夫婦というやつである。そんな環境暮らしているうちに、私は人が人を愛するということが分からなくなってしまい、何度か男性交際をするもうっすらとした男性への嫌悪感から関係を進展させることができずに破局を繰り返し、気づけば大学卒業。25歳になっていた。

この頃私は精神的に非常に不安定になっており、さらコロナウイルスによる自粛一人暮らし自分精神の安定を保てなくなっていた。そんな矢先に「話し相手が欲しいだけならこれをやれ」と勧められたのが、ヤリモクアプリと名高いTinderだった。不安定な時とは何にでもすがりたくなってしまもので、23もの男嫌いのくせにまんまと登録してしまったのである

ラリー続けばセックスの打診が来てしま猿の惑星であったが、そんな中にも普通にチャットができる相手はいもので。ひとりの奇特男性とたわいもない趣味の話をだらだらと続ける日々が続いた。

2週間ほどやりとりが続いたある日、Tinderをやめるのでラインを交換しようと彼から提案があった。自分ネットリテラシー的にはNGな提案だったのだが、彼とのやりとりができなくなる方が悲しいと思い、提案を承諾した。

それから毎日何を食べたとか、今日はどこに行ったとか、そんな日常を報告し合うやりとりが続いた。

不思議なことに、これだけ今まで男性に対して不信感を持って接してきたというのに彼とのやりとりは嫌な感じを持つこともなく、むしろ返信が遅いと心配になってしまうくらいに自分にとって必要ものになっていた。顔も見たことがない、本当の名前も知らない相手に対して、人生で初めて人を好きという感覚を覚えていた。

ある日、電話で「あなたのことが好きだと思う」と伝えた。彼は「嬉しい」と言った。そして「自分のことを知ってほしいから顔を見せるよ」と言うので、「顔が悪くても好きだし、良ければもっと好きになってしまうから送らなくていい」と拒否したのだが、数分後に画像が送られてきて、そこで初めて彼の顔を見た。本名も知った。

それから数週間して、一世一代の決心で彼と初めて対面し、間も無く交際に発展した。過去恋愛経験を聞かれた流れで、男性が苦手であることや好きな人と付き合うのは初めてで勝手がわからないこと、これまで男性経験もないことを伝えた。

彼はキスの仕方もわからない私を馬鹿にすることもなく、ゆっくりスキンシップを教えてくれた。キスをすることが好きになった。

キスハグと違って、体に触れられるのはかなり受け入れ難かった。胸を触られるのすら恥ずかしくて何度も拒んで、一晩かけて慣らされた。よくあんな面倒なことを根気強く続けてくれたと思う。

そうやって何度もチャレンジして初めて彼とセックスをした時、僅かな痛みと、びっくりするほどの幸福感があって、本当に素敵な人と出会えて、抱いてもらえてよかったなあと心の底から思った。暇つぶしで始めたこから、こんな出会いもあるものなのだなあとしみじみ感じた。

そこから1ヶ月ほどでまた二転三転この男性とは色々あったが、現在交際は続いている。

交際経験が浅いために迷惑をかけることもあるけれど、それも彼はできうる限りで私を受け止めようとしてくれるので頭が上がらない。

自分が辛い思いをしたので、一生結婚はしないし、子供も作らないと決めていたけど、今は彼との子供が欲しいなあなんて考えたりもする。他人のことを愛してるなんて一生分からないと思っていたけど、彼に触れている時に感じる暖かさとか、彼のことを思い出すたびにこみ上げる愛しさとが、そういうの全部が愛なのかなと思う。

Tinderありがとう

2021-04-11

転職をすればこんな僕でも強者男性になれるかな…

進研ゼミ漫画のようにとんとん拍子に周りを見返してやるんだ

初期投資はいくらかかるかな

始めるまでに9割は脱落するんだよな

よーし一世一代のチャンスだと思ってみよう

2021-04-03

受験勉強スポーツと同じで、努力の人と要領のいい人がいる

勉強というと昔々はガリ勉みたいな蔑称があるように差別対象だった

要は、勉強ができない人たちの理屈からすれば、おまえは勉強ができるように一人だけ努力してズルいぞ、という妬み、ルサンチマンである

勉強はともかく、受験勉強にかぎって言うなら、これは「単なる」突破すべきハードルとも考えられる

まり資格を取得する試験のための勉強と同じであって、勉強ができない人たちに分かりやすく例えるなら、

自動車運転免許の取得のための実技や筆記のための勉強と同じである

ヤンキーDQN名前通りクルマバイクが好きなので運転免許取得に例えるのが適切だろう

運転免許取得にしろ100mを10秒で走るにはにしろ、ここでアプローチは大きく2つに分かれるように思う

それは努力と要領の良さである

そして、ほとんどの人が努力と要領の良さどちらかではなく、その人なりの混合比を持っていると考えられるわけだが、どちらかに偏ってはいるかもしれない

努力というのはひたすら練習の繰り返しであり、根性であったり、好きこそもののだったり、それを支えるモチベーション維持の工夫なども含んでいる

努力の方向が間違っていなければ、練習と成果はほぼ比例する

実際はある所まで比例したり、途中で伸び悩んだり、落ちてったり、そこからまた比例するなりの繰り返しである

努力アプローチのいいところは手ごたえを感じるというところだろうか

そして、要領の良さは、その努力の方向を決めるときにも発揮されるものでもあるわけだが、

運転免許のような資格取得にしろ受験勉強しろ、例えば過去問から傾向と対策分析し、ギャンブル的にヤマをはったりもする方向性である

当然、ヤマが外れた場合は無残な結果になるわけだが、そこもギャンブルと同じである

外したらそれを挽回して余りあるものに再度賭けるとか、数撃ちゃ当たるの精神大事である

から努力の人は絶対にこの大学に入りたいとか、せめて理系に入りたいとか、そういう考えがありがちであるが、

要領の良い人はそうではなく、別に大学はどこでもいいけど、この偏差値レベルは越えていたいとか、この要素さえ満たせば就職に有利だから

みたいに打算で最初から考えがちなように思う

しかし、上述したように、実際は努力と要領の混合比が異なるだけで、誰もがどちらの要素も持っているのである

志望校を選ぶときキャリアしろ、夢みたいなものと打算が入り混じったことを考えているはずであるし、それが普通である

しかない人も危ういし、逆に打算しかない人というのも危ういというか、人としても面白味にかけるし、本人も人生がつまらないと思い始めると思う

まれてずっと打算を繰り返してきた人が、どこかで一世一代博打に出ることが必要になるのも人生である

何が言いたかたか脱線してしまったが、受験勉強ができる、という結果から逆算するなら、

その人は努力ができる人なのか、もしくは要領がいい人、ということだと思う

努力の人はある方向性勉強しかできない可能性がある

アスリートであるなら、水泳バカみたいな天才野球テニスができるとはかぎらない

水泳だけは努力で優れることができたが、集団競技はまるで駄目かもしれない

しかし、要領がいい人は、

これがいわゆる地頭だのというゴミ用語本質だと思うのだが、

要領がいい人は何をやってもそれなりの点数を叩き出すのである

要は、その対象にこだわりがあるわけでもなく、しかしながら、その対象からそれなりの点数を楽に叩き出すにはどうするか、

そういったソーシャルハックのようなことが好きな人なわけである

から受験勉強ができる=ガリ勉仕事ができない人、みたいなヤンキーDQNの発想は間違っていて、

要領が良ければ、寧ろヤンキーDQNでも東大に入れるし、大学卒業した後も社会で何をやってもそれなりの点数を叩き出すのである

エヴァで言うなら、庵野氏は世渡りが上手い、貞元氏は世渡りが下手、みたいな話をどこかで読んだが、

どんな業種であれ、場所であれ、そういうことは往々にしてあるのである

天才的にメカや爆発のようなエフェクトが描けても、宮崎駿氏に言われるまでもなく、

俺って人物が描けるってわけでもないなあ、みたいに思ったかはどうかは本人ではないので分からないが、

あっさりと演出転向し、そこから絵コンテ監督に方向転換するのは、絵を極めたい、みたいな職人的発想とはまた異なるものである

他人をうまく動かす、というのも誰でもできるものでもない、適性みたいなものがあるように思う

上に従っている方が大成するという人だっているのである

そして、自分はどちらかといえば努力の人であり、要領は極めて悪く、よって努力の方向をよく間違えるのである

要領が良ければ今頃は空から巨乳眼鏡女の子が降ってきているはずなのである

しかし、女性なんてみんな飲尿ピンクものである

自分はこのまま貧乏なまま孤独死するのが最適なのである

2021-03-17

『シン・エヴァ感想なぐり書き【ネタバレ

遅ればせながら『シン・エヴァ』観ました。個人的感想メモネタバレあり)。ちなみにTVから観ている39歳男です。

アスカの救済

・旧劇場版シンジアスカがお互い傷つけあったのは「二人は他者から、触れ合えば傷つくのは必然なんだ」と受け止めてた。それに対する『シン・エヴァ』の回答は「あれは二人の相性が悪かったせい。それぞれ別の人とくっつけば幸せになれるよ」ってことだと理解した。マジか、と思いましたね。あまりに身も蓋もなさすぎて。しかし言われてみれば確かにそう。こうなってみると、もうこの終わり方しか考えられない。

・旧劇場版アスカって、エヴァの全編を通してみてもトップクラスに酷い目にあってたと思う。肉体的にも精神的にも。見ていて居たたまれなかった。なので、浜辺のシーンで惣流のほうのアスカも救済してくれて嬉しかった。

カヲル君の正体

・それにしても、まさか渚カヲルゲンドウの分身(別人格)だとは思ってもみなかった。これが一番衝撃的だったかも。

・でもよく考えると、TV版の時点でカヲルレイに「君は僕と同じだね」って言ってるんだよね。レイユイクローンだとして、じゃあカヲルは誰の分身なのかと考えれば、論理的にはゲンドウしかありえない。なんで俺は25年間その可能性に気づかなかったのか、ということのほうが今となっては不思議

カヲル君の「歌はいいねえ」という台詞シンジ君のウォークマンが、25年の時を経てゲンドウというキーワードひとつに結びつけられる展開は震えた。

第3村

庵野さんの鉄道に対する愛情が全開で、鉄オタの俺、歓喜

・あそこに置かれていた鉄道車両は、庵野さんの故郷山口あたりで昭和時代に走っていたやつが多かったと思う(あとは天竜浜名湖鉄道?)。あの村が箱根そば2029年ごろに存在しているとすると、明らかに時空が歪んでいる。この時点ですでに庵野さんの心象風景に片足を突っ込んでいると理解した。あの村全てが仮想空間とも受け取れる。

作画もあの村の場面の一部だけ、なんか質感が違いましたよね?

TVから存在していた夕闇の電車の中での自分との対話シーン。あれはあの旧型国電の中でやってたのか。あの車両庵野さんの地元宇部線で長く走ってた形式。なので単に懐古趣味で旧い電車を出してたのではなく、自分故郷の、おそらく青春時代によく乗っていた電車の中でずっと自問自答していたわけね。なんというか、本当にエヴァって私小説だ。

・村の人がレイを「そっくりさん」と呼び続けるの、普通に気持ち悪いよ! 初日だけならともかく、その後もずっと。同僚に対してその扱いは酷くないかレイ視点から悪意がないように受け取れるけど、実際にはあれは村社会新人イビリなんじゃないの。エヴァは「誰が誰をどういう名前で呼ぶか」について極めて意識的作品なので、こういう「気持ち悪さ」も織り込み済みでやってそう。

レイはやっぱり個体によってかなり人格が違う。にしてもTV版の「ばーさんは用済み」のあの子だけは極端に性格悪かったな。あれは何だったのか。

シンジ君が嗚咽するシーンは緒方恵美さんの一世一代の名演。

ミサトさんとか

ミサトさんは「自分大人じゃないけど、それでも大人の役をきちんと果たすんだ」と決めた人。TV版と旧劇場版ではそういうちゃんとした大人ミサトと加持ぐらいだったけど、新劇場版ではリツコとヴンダークルー達も付いてきてくれていて、そこが良かった。

・にしても生命種の種を満載した船で最終決戦に突っ込むのは、リスク管理としてやばすぎ。そいつらはどっか安全場所に厳重保管しておくべき。

ミサトさんが息子とずっと会わないと決めたこと。それってユイゲンドウと同じ過ちを繰り返してるんじゃないの、と思えて複雑だった。ユイも「自分選択を息子はわかってくれる」みたいなことを言って死んだけど、息子の側からしたら親に捨てられたと思っただろうし、その葛藤を描いてきたのがまさにエヴァという物語なので。これは「シンジ物語が終わっても全てが解決するわけじゃない。親子の葛藤は次の世代にも続いていく」というメッセージだと受け止めた。

新劇場版の全体を通して、リツコさんの物語はほぼカットされちゃった。新劇から見た人にとっては、あの人はミサトさんの有能な副官というだけの存在になるのかな。まあ尺もあるし仕方ないか

新劇場版での冬月が何をしたかったのか全然からない。旧劇場版まではユイとの再会だよね? 今回は違うの? あんた何なの?

ゲンドウとシンジの取っ組み合いのケンカは笑った。庵野さんって、映画の前半で綿密にリアリティーを積み上げておきながら後半で暴走するよね。『シン・ゴジラ』の無人在来線爆弾ときも思ったけど。

・「ユイ、お前はずっとシンジの中にいたのか」って、そんなの当っったり前だろうがー!! そんな凡庸結論に至るまでに人類を3回も滅亡の淵に追いやるんじゃねえよ。

エンディング

庵野さんはエンディング巨匠だと思っている。「全ての子供達に、おめでとう」と「気持ち悪い」。観た人の記憶に刻み込まれエンディングを2つも作ったのは神業

・そして今回のエンディングも後世に語り継がれる素晴らしい出来だと思った。俺は泣きました。

大人になったシンジ君、イケメンだなあ。声は神木君だしパートナーは素敵な人だし。この話って結局「ただしイケメンに限る」ってやつじゃねーの、という思いもよぎる。

チョーカー現実世界でもずっとつけてたのは、思春期呪縛はそれだけ強いものなんだという意味合いかな。それとも単にマリチョーカーを外す場面が撮りたかっただけ?

マリ鶴巻和哉の色が濃いっていう評を見たけど、確かにフリクリから飛び出てきたみたいなキャラ。『フリクリ』も大好きなので嬉しかった。鶴巻さんもありがとう

・でもこの結末って言ってみれば「夢オチ」だよね。それでも自分も含めて肯定的感想が多いってことは、要するにたいがいの人は登場人物人間関係に決着がつくことを何より重視していて、そこに整理がつけば夢オチでも構わないと思ってるってこと…?

・「One Last Kiss」最高。天才の曲。宇多田ヒカルエヴァ関連の仕事は全て文句のつけようがない。こんな荒唐無稽物語にかっちりハマりつつ、なおかつ宇多田ヒカルらしさを失わない曲をよくぞ3曲も作ったものだと思う。宇多田ヒカルさんもありがとう

・で、『Q』で出てきたトウジの制服は何だったの? とかそういうことを考えだすとキリがないので、もう考えない。

余談

劇場自分の前の席に高校生集団が座っていて、終わった後で「どうだった?」「わかんねー(笑)」と、まさに自分高校生で旧劇場版を観た時と同じような会話を繰り広げていた。そのことに何だか感動してしまった。

庵野さん、カラーの皆さん。世代を超えて人の心を動かす作品を作ってくれて、ありがとうございました。

2021-03-03

こんな あにめに まじれす しちゃって どーすんの

「俺だけ入れる隠しダンジョン」というアニメをご存じだろうか?


ざっくり内容を説明する。


ある異世界の話。

そこまで地位の高くない貴族の家の長男である主人公が、

ひょんなことから自分の好きな能力想像できる能力」「自分相手能力を改変したりする能力」などチート級の能力を手に入れる。

しかしそれら能力を使うためにはライフポイントを消費し、0になると死んでしまう。

ライフポイント回復するには人を助けて満足感を得たり、食欲を満たしたり、エッチなことをして満足感を得なければならない…


こんな感じ。

いわゆるお色気系アニメだ。


ニコニココメつけながらこのアニメを見ているのだが、どうにもコメントがおかしな方向に行っている。


ラッキースケベや、突然のお色気シーンに

「なぜそうなるwww」「そうはならんやろwww」系のコメント。

いかにもニコニコらしく、理解できる。


しかし、いかんせんチート能力というものがあるせいか

「なぜこうしない」「ここは○○して××すべきだろ」みたいな明らかにそれやったら物語面白さぶっ壊してますよねみたいなことを指示してくるコメントがある。


それにつられてかはわからないが、お前は話を聞いていたのか?というコメントも見られる。


例えば、最近の話で主人公とその仲間がドラゴンを討伐する話があった。

主人公たちの作戦は「そのドラゴン陸上型、つまり空を飛べないドラゴンなので、落とし穴に落として身動きをとれなくする。そこを一網打尽にする」というもの

落とし穴の準備が終わってさあドラゴンをおびき寄せる、というときに、

ドラゴン空飛ぶからうまくいかないだろ」という話を聞いていないコメントが流れた。

突っ込みとして「いやこのドラゴン空飛べないから、さっき言ってたよ?」というコメントも流れた。


スタッフキャストの方には申し訳ないが、正直、一世一代の神アニメというわけでもなく、ある評価サイトで60点というギリギリ及第点アニメ

個人的には何となく見て笑いながら過ごすにはいアニメだとは思っているが、

面白くないアニメへの怒りからこういうよくわからないコメントが飛び出してしまうのだろうか…


(実はすべてわかった上でのネタコメントで、「マジレスすんじゃねぇよ」と言ってる俺のほうがおかしいのかもしれない。

向こうは向こうで『こんな ねたこめんとに まじれす しちゃって どーすんの』と思ってるかもな)

2021-02-12

サラッと交際するな〜ッ!!!!!!

恋愛結婚至上主義にどうにも馴染めない」みたいな内容の増田とか読んでると、途中ですげーサラッと「何度か交際してみたが…」みたいな一文がでてきてビックリする!!!

サラッと交際!!!!!するな!!!!!!!!!

おかしいだろ!!!!!恋愛ってなに?わかんないや……みたいなナメた態度の人間複数回いとも簡単交際に漕ぎ着けてるのはおかしいだろ!!!!!!

俺はじっさい中高時代、「みんな彼女欲しいとか言ってるけど、言うほど欲しいか?☆☆さんのことは好きだけど、付き合いたいっていうのとも違う気がするぞ……」みたいなナメた態度で、顔などがキモかったこともあっていっさい浮いた話はなかった

そして大学で現・交際相手一目惚れした

はじめてデートに誘うメール送信したときには、あまりの緊張に手に血が回らなくなって、冷たい手が震えるのを半笑いで眺めていた

彼女の空いてる日程がちょうど俺の帰省予定と被っていたが、そこは両親に電話して「一世一代デートから帰省キャンセルにしてくれ」と頼み込んだ

そういう、おおきな感情の発露の先にあるものなんじゃないのか 交際って

そんな、ナメた態度で、「よくわかんないけど付き合ってみるか」みたいな気持ちでやれるもんなのか 降って湧いてくるようなもんなのか 交際

Twitter非モテ界隈いるじゃん

あいつらすげーじゃん、超長文ノート書いたりアンケートやってみたりしてさあ、何がオマエをそこまで突き動かすんだ?と思わされるじゃん

その熱量をなんかほかのことに当てなよ、人生ってモテるモテないだけじゃないぜ、なんて思っちゃうくらい延々やってんじゃん

で、実際ヤツらを突き動かしているのは何か?

モテなかったという事実なんだ

学生時代交際を求めていたけど、交際女神はついぞ俺に微笑まなかった いざや青春を我が手に取り戻さん!そういう気持ちになってんだやつらは

ぜんぶ交際なんだよ!!!!!!

交際交際交際!!!

学生時代交際を手にいれられなかった人間はああいう狂い方をしかねない そんだけのパワーがあんだよ交際には!!!!!!

聖杯みたいなもんですよ

交際クエストで命を散らし、非モテアンデッドと化してインターネット放浪するようになったやつらの姿を見て、交際真摯に向き合おうと思わないのか???

実際やってしまったものは仕方ないよ 適当気持ちでも交際が降って湧いたのは事実かもしれない

でもさあ!!!それを当たり前のように軽く流すなよ!!!!!!!!

恐れ多くも、私めに交際の機会が訪れなすった!と、そういう態度でいましょうよ

あーん、ひとと付き合ってみたけどあんまりホンキになれなかったアタシ(オレ)、かわいそー!じゃねえんだ 殺すぞ

常人普通に生きてたら「付き合ってみる」なんて状況は発生しねえ

一生無交際で生きていくか、ものすごい感情を燃やして交際を掴み取るか、どっちかなワケ

キョーミないけど、なんか恋人できちゃいました!じゃあないんだよ

テメエ、ナメてんじゃねえぞ交際

もっともっとありがたがりなさいよ

交際アプリシエイトせよ

俺はそういう気持ちをもって生きているのだった

2020-11-15

高校生恋愛アラサー恋愛

アラサーの私は会社の同僚や取引先の人、友人や彼氏に「増田って優しいね」とよく言われる。

最近だと友人と待ち合わせをしていたんだけど、待ち合わせの時間を15分くらい過ぎて友人から「ごめん、今着いた!どこにいる?」とLINEが来た。

すぐに合流できて、「遅れてごめん!」と謝られたので「いいよいいよ、無事会えたんだし」と返したら「ほんと増田って優しいよね。怒ったりしないの?」と言われたので、曖昧に濁した答えをここに吐き出しておく。

私は優しくなんてない。

ただ、相手への期待をしていないだけなんだ。

もちろん、遅刻するなら連絡してよ、車で来てる訳じゃないんだし…と思わない事もないけど、その友人と待ち合わせをする事になった段階で「この人は時間ルーズから店は予約しない方が動きやすいな」等と頭でイメージしているので、当日遅刻されても「会えて嬉しい」としか思わない。

彼氏もそう。

私は愛情表現は割としたいタイプで、好きとか会いたいとか尊敬してるとか、その場でストレートに言うし、手を繋ぎたくなったら相手に言う。その方が自分が後悔しないし素敵だと思うから。いつ自分や彼が死ぬか分からない、という一種の諦め?もあるのかもしれない。

一方彼は好きとか会いたいという言葉は言ってくれない。手を繋ぎたいと言っても大体はぐらかされる。

自分が手繋ぎたいな~と思っても、「彼がそうしたいと思ってないのに強制するのも嫌だな」と我慢する事も多い。その我慢した事を彼本人にふとした拍子に言うと、「そういう所、優しいよね」と言われる。

優しいんじゃなくて、諦めてるんだよ(^^)

よく、人間言葉では嘘をつけるけど行動では嘘をつけない。と言うけど、本当にその通りだと思う。

私は

行動を見て→評価して→期待値修正する→行動を見る(以下繰り返し)

を割ときちんとやっているんだろうな。

意識してなかったけど、改めて考えてみると、期待値修正という名の諦めをしているから、どんな事でも許せてしまう。

相手の行動が自分期待値以下だったらそれは考慮すべき事情があるか自分の読みが甘かったかの2択となり、相手を責めるという発想にならないみたい。


ちなみに、私は高校生くらいの恋愛を覚えたての時にはもっとドラマチックでハイカロリー恋愛をしていた。

キモチとか脈アリサインとか追わせる小悪魔テクニックとかそういうワードは大好きだったし、自分の思う通りにいかないとイライラしていた。

しかし、アラサーとなった今、仕事においてもプライベートにおいても【円滑】【ストレスフリー】という環境を重視するようになった。

泣きながら雨の中を走ったり、一世一代の大勝負に出るなんて事はもう出来ない。恥ずかしいからとかじゃなくて、頭が自動的現実的な最適解を導き出してしまう。



高校生の時のハイカロリー恋愛と、今の優しい恋愛、どっちも経験できてラッキーだ。

寝よ。

2020-08-06

anond:20200805124425

いや、ほんとに生きづらいと思う。

この40のおっさん立場に立っても新入社員女の子立場にとっても。

女の子側はここでも言われてるように迷惑、揉めたくないから(なら)想っとくだけにしといてみたいな意見がいっぱいあるが「ほんとだよね」って感じなのだが、おっさん立場に立っても同じくらいつらいでしょ。

辞めてからアタックしろとかは暴論すぎるし。それこそ女子社員と同じくおっさんだって生活あるしキャリアもあるだろ。

こういう場合女性が振った形になるとどんだけ女性側が色々な目でみられるのかも理解してるがおっさんNPCじゃないんだよな。

おっさん好意暴力並みの破壊力与えてんのはおっさんアプローチ方法とかだけじゃないと思うよ。

それで場の空気よんで気使いまくってパワハラセクハラ言われるのが怖くて色々遠慮してきて、40で独身なんて人間性問題あるとか言われた日にゃおっさんだって闇落ちするよね。それこそ会社辞めて一世一代告白玉砕してたら無敵の人なっちゃうよ。

おっさんも人からまれた色んなバックボーンを持つ人間なんだから誰を好きになったっていいじゃないか

これが自分兄弟とかお世話になってた近しい男性と思うと理解できるような気がする。

色々過渡期なんだろうけど、誰であろうが感情を出すなって、そんなこと誰にも言えないってのが今の全体の権利じゃないのか?

ということで私はおっさんの恋心(メインの下心)もそうそ簡単否定できないわ。

解決方法はなくて申し訳ないがおっさん相手への尊敬の念を忘れずに自由恋愛感情持ったらいいと思う。

恋愛感情もっていい/もってはいけない こんなコメントを真面目に書いてる令和の時代って、もうどこへ向かってるんだろうね。

2020-07-28

性別による異性への評価のずれ

コロナのせいで家庭内リストラされそう

https://anond.hatelabo.jp/20200721105946

24時間で消えるnote一世一代の大告白を受けた〜|岸田 奈美

https://note.kishidanami.com/n/n0b2033a6652f

を読んだ。いずれもとても女性らしい反応である気がする。

40代女性フルタイム勤務。詳しくは言えないけどある種の技術職。結婚してもうすぐ20年」との方は、コロナの影響で家庭のことをほとんど夫さんがするようになり、自分の居場所がないと感じているらしい。

夫さんがこの増田さんを「リストラ」するようなときはまず来ないと思う。

例えば、配偶者借金を負っていた場合男性の方が女性に比べて配偶者のために借金を返そうとする、という統計結果がある。また、主に容姿の話かもしれないが、いわゆるマッチングサイトにおいて、男性女性に点数をつける場合は非常にきれいな正規分布を描くに対して、女性男性に点数をつける場合は8割以上が点数範囲の半分以下という極めて偏った順位付けをすることが複数ソース確認されている。

このことは、裏を返せば、男性女性から正規分布様の相対的評価を受けると期待し、女性男性から絶対的分布の偏った評価を受けると恐れることを示唆している。

なぜこの増田さんが「リストラ」されるのではないか、と考えるかというと、おそらく今の自分が非常に低い順位付けにされているのではないか危惧するからであろう。おそらく夫さんからすれば、そう簡単増田さんへの気持ちが変わることはないであろうにもかかわらず。

2つ目の話では書いている内容をそのまま受け取れば、自分容姿コンプレックスがあるようだ。ただ、上のマッチングサイトの例でもあるように、男性女性に対する容姿評価は、女性男性に対する容姿評価に比べれば遙かに緩やかだ。多くの男性にとって、書いている本人が思っているより容姿がよい可能性は非常に高い。これは単純に、女性女性男性に対する容姿評価分布男性女性に対する容姿評価分布と同じであると思い込んでしまうが、実際には違うというだけであろう。そもそも男性にとって女性客観的な(?)容姿重要ではないにしろ

いずれにせよ、変な誤解とか気負いがなくなって、ハッピーになるといいなと思いました。

24時間で消えるnoteという記事が美しい文章だったので、消えた後も読めるようにここに残す。

https://note.kishidanami.com/n/n0b2033a6652f

本当に24時間で消えてしまうのは惜しいのでここに。なぜかweb魚拓は撮れなかった。


24時間で消えるnote一世一代の大告白を受けた〜

岸田 奈美

2020/07/27 19:06

Instagramには、24時間で消えるストーリーという機能がある。フォトジェニックじゃない(=映えない)写真を、気軽に投稿できるのが良いそうだ。というわけで、これはフォトジェニックでもエモーショナルでもない、24時間で消えるnoteだ。おもにわたしの醜いモテへの執着や、頭を抱えたくなる恋愛の話に使われる。

一世一代の、大告白を受けた。

彼は、愛すべきバカの友人の紹介で知りあった、愛すべきアホだった。底抜けにアホで、底抜けにお人よしだった。

いつも良いことがあったみたいに微笑んでいて、箸が転がっても楽しそうで、だれかの良いところを褒めることが大好きで、褒められたらわんわん泣いて、飲み会で輪にはいれていない人に一番に声をかけ、信号の点滅する交差点でおばあさんがゆっくり歩いていたら自分荷物がペシャンコになろうとも放り出して一目散に駆け寄る人だ。たまに大きな犬に見えるときがある。

だけど悲壮感に満ちたおもしろい失敗や事件に巻き込まれしまう引力はわたし以上で、いつも「なんでこんなことに」と半泣きになりながら、不運に揉まれるアホの彼が書く文章は、ちょっと息を飲んでしまうくらい上手だった。彼はわたしと同じ作家だった。書き残す言葉でだれかの呪いを解ける、尊い人だと思った。

友人として、作家仲間として、アホ同士だいたい4人くらいで仲良くやっていたのだが、思いもよらず彼から「好きだ」と言われた。

まりにも予想をしていなかった展開なので、わたしは「虫だ」と聞き間違えて、そっか虫がいるんだと黙っていた。わたしがしばらく黙っていたので、考え込んでいるものと思い、彼は律儀にその沈黙を守っていた。実に無駄3分間を過ごした。

「付き合ってほしいです」

「い、いやです」

「えっ!?

彼は目を丸くした。目を丸くしたいのは、こちらの方であるだってきみとはずっと良き友人でいたいと思っていたし、こう言っては申し訳ないけど、まったくもってタイプではなかった。

彼は底抜けにアホで、底抜けにお人よしなので、たくさんの人と運命から愛されている。彼が誰かの悪口を言っているのは聞いたことがないし、誰かが彼の悪口を言っているのはもっといたことがなかった。

でも、彼はスマートとはほど遠いのだ。モテないわたしが選り好みして、本当にごめん。醜いことは百も承知で、神戸のド田舎から出てきて、Sho-comi覇王愛人)を恋のバイブルにし、最近ツイステッドワンダーランドリーチ兄弟に夢中なわたしは、スマートな男と付き合ってみたいのだ。

彼を恋愛目線で言い表すとしたら、なんだろう。童貞最後に見る夢。失った青春の延長線。交響詩篇エウレカセブンレントン・サーストン。ボーイ・ミーツ・ガールリブン。奥田民生になりたいボーイ。近所のタバコ屋に住み着いた大きな野良犬。振り向けばだいたい自動ドアに挟まってる。本当にごめん、ひどすぎる言葉しか出てこない。

これでわたしを嫌ってくれたらいいなと思いつつぜんぶ言ったら、ものすごく神妙な面持ちで「まあ童貞みたいなもんだからね、よくわかったね」と感心していた。感心をするな。

「というかね、信用できないんやわ」

「なにを!?俺の恋心を?」

「君の恋心をだよ。だってわたしたち、二回しか会ってねえのよ」

そう。時期が時期だったので、知りあってからほとんど、友人たちを交えたリモート飲み会で話していた。直接彼と会ったのは、たった二回。一回目は奇しくも害獣に襲われて怪我をし、二回目は引っ越した家を悲運にも七日間足らずで失っていた。事件が過ぎる。

ともかく二回しか会ってないのだ。マチネの終りの福山雅治でも、もうちょっと会ってた。

まりこれはひと夏の思い出にすべてを賭けてきた、まごうことな童貞リブンだと思った。詳しくは書かないが、告白場所もひどかった。いまどきの小学生ですらもうちょっと良い場所を選ぶ。

どこをどう見てもタイプではない童貞に、心を乱されているわけには、いかないのだ。どこかで優しくて素朴でかわいい女の子と一緒になってほしい。

「わかった。俺はいつまでも待つよ。誓うよ」

「なにを?」

人生を」

「なんて?」

人生を誓われてしまった。誰からまれたわけでもないのに、やたらと重いものを後さき考えずに背負い込む、己に十字架を課す、これぞ童貞リブンじゃないか。もうやめてくれ。誓わんといてくれ。

それから、何度か彼とご飯を食べたり、お茶をしたりした。書いていて死にたくなるのだけど、目が合うたびに、かわいい、本当にかわいい、すごい、きれい、と初めて動物を見た子どものような表情で褒めてくれた。

わたしは、自分の外見に強烈なコンプレックスがある。もったりとした奥二重、並びの悪い前歯、突き出た上唇、団子を貼りつけたみたいに低い鼻。どこをどうとっても、褒められなかった。取材などで撮ってもらう写真を見るたびに、現実を突きつけられて、悲しくなる。だから、彼のかわいいを信じることができなかった。

あと、人から好きだと言われて付き合ったことがない。いつもわたしは異性を追いかける方だったから、尽くして愛することこそが、自分価値だと思っていた。

まりにもわたしが、かわいくないからやめてほしい、と頼むので、彼ははじめてむっとした顔を見せた。

「なみちゃんのかわいさが、なみちゃんに伝わってないのはいやだ」

そして思いついたように、わたしが買ったばかりのライカQというカメラを手にとり、夕暮れの街を歩きはじめた。ぶらぶらと歩いていて、彼はなにも言わずシャッターを切った。

写真を撮るならもうちょっとポーズ指定とか、背景のこととか、考えるもんじゃないのと思ったのだが、そういうのはなかった。

樹木希林内田裕也関係から学ぶこととか、かわいい犬が歩いているのを見るだけで脳汁が出そうになることとか、ブタクサの油炒めはどんな味がするのかとか、そういうアホな話をしていた。いつのまにか彼は、何度もシャッターを切っていた。

彼はカメラマンではない。ド素人だ。

カメラを見ながら「うわっ、かわいい」「びっくりするくらいかわいい」「こっちかな」「いや、こっちだな」「まぶたに焼きつけたい」とアホなことをつぶやくので、したたかにどついた後、見せてもらったのがこれだった。

L1030088のコピー

まれてはじめて、自分のことを、ちょっとかわいいと思った。なんだろう。汗でメイクも落ちてるし、服だって適当ワンピースだし、手はむくむくしている。でもなんか、良かった。

「俺には、なみちゃんがこう見えてる。なみちゃんは心の美しい人から、誰よりも美しく見えるよ」

発言は相変わらずアホだったし、何度見ても顔はタイプではなかったし、彼はこのあとすぐ自転車にひかれかけていたのだが、ひとつだけわかったことがあった。

写真というのは、レンズが人を映すのではなく、人が人を映すのだ。

ファインダー越しの表情、身体の動き、まわりの風景には、関係性が透けて見える。いい顔をさせられるというのは、いい関係であるということで、もっと言えば、撮る人の恋や愛みたいな言葉にできない感情も確かに伝わってくる。文章も同じだ。だからわたしたちは作家なのだ

わたしの凝り固まったコンプレックスが、他人視点を通して、少しずつ溶かされていくような感覚になった。わたしのことをこんな風に見てくれる人たちがいると思えば、この世界はそれほど悪くない。

告白の返事はしていない。付き合うかどうかもわからない。ただ、写真を撮ってもらうことが増えた。そのかわりエッセイにしていいかとたずねると、決まっていたみたいに快諾してくれた。

今日は「俺と付きあった方が良い48016個の理由」というメッセージが届いて、1から順番に送られてきたけど、ひとつ一分で語ったとしても八百時間かかるのがバカだと思った。

つかこバカのことを、好きになる日はくるのだろうか。勝手に誓われた人生を、わたしはどう持て余せばいいんだろうか。とりあえずわたしは、恋よりも、いまはなにかを書きたい。今日わたしは、恋人がいない。

2020-06-04

anond:20200604175743

それが分からんのよ。

穏当な企画だと思うんだけどね。

別に蹴落とせとかじゃなくて、担当の良いところを推していきましょうよ、っていう話なんだけど。

デレだとそれが一世一代の大勝負になるアイドルも居るから、それは気負い過ぎてギスギスした空気になるのも少しは想像がつく。

劇中劇の配役がもらえるか否か、はそれは大きいけど、そこで外れたからと言って「ファミリー」って壊れるもんなのかな、というのが良く分からない。

競争がなにもない、競争のもの忌避した状況下で盛り上げていくのって無理じゃないかと思う。

デレのは勝負に掛かってるモノが大きすぎるような気がするけど、ミリの方はそこまでか? って。

まだ3回やっただけなのに「もう二度と出番回ってこない」みたいな選挙disもけっこう見かけたし、これPに粘りがなさすぎるんじゃないかと。

競争を叩き合い殴り合い、もっとはっきり言えば足の引っ張り合いだというふうに捉え過ぎではないか

2020-05-11

anond:20200510200818

あの時代にそういう描写をすることに抵抗が無ければ同性愛子供が生まれることだって有り得たかもしれんな

 

悟空「シェンローーーーーン!!オラの一世一代のねげぇだぁーーー!!オラとベジータとの間に子供を作ってくれェーーーーー!!!

一同『何ィーーーーーーー!!!

ベジータ「な…なんだと…俺が…悟空の子を…俺なんかが…子供を…」

 

みたいな展開はあったかもしれないし、なかったかもしれない。

普通にピッコロ性別無いし。

2020-02-21

[] #83-11キトゥンズ」

≪ 前

そんなわけで、“流れネコ”ってのは「遠くからやってきたネコ」って意味の他に、「ヒトが忌み嫌っている特定ネコ」って意味も含まれている。

ヒトが勝手に決めた定義で、ネコからすれば知ったこっちゃない話だ。

だがヒトとの付き合い方も求められるイエネコ界隈において、流れネコ無視しにくい存在だった。

俺は何も特別なことはしていないし悪いこともしていないが、「ヒトとの間に軋轢を生み、善良なネコにも迷惑をかける存在」として、他のネコから邪険に扱われたりもした。

母が死んだとき、もしモーロックに拾われていなければ、ヒトに殺されるまでもなく野垂れ死んでいたかもしれない。

そのおかげで食べるものには困らなかったけれど、仲間内では一線を引かれていた。

あの頃の心境を言葉にするのは難しいが、たぶん他のネコができていたことができなかったこと、そして小さい頃に母と離れ離れになったことが大きい要因だと思う。

俺には“何か”が足りていなくて、そして満たされていなかったんだろう。

そのせいで自暴自棄になっていった。

いっそヒトの中に飛び込んで、楽になろうと考えることもあったんだ。

そんな時に出合ったのが、とあるヒトだった。

そのヒトは、どうやら俺を捕まえたがっていたようで、小魚でおびき寄せるという小賢しいことをやっていた。

俺は半ばヤケになって、その人の前に顔を出したんだ。

だが意外なことに、そのヒトは俺を殺すことはなく、それどころか飼うことにしたらしい。

どうやらヒトの中にも、流れネコを嫌う奴と嫌わない奴がいるようだ。

この出来事きっかけで、流れネコに対する、ひいては俺に対する悪いイメージは軟化していった。

飼われた後も集会所には定期的に参加し、数年かけて仲間に認められるようになったんだ。

…………

そこにきて、なぜダージンが“流れネコ”のことを蒸し返すのか。

察しはついていた。

「この戦い、本当にキトゥンに“任せる”んだな?」

ダージンとの付き合いも長い。

俺への嫌悪感から、そんなことを言っているわけじゃないのは分かっていた。

流れネコ歴史と、ヒトの存在は重い。

その血を受け継いでいる、何よりの証明である俺の体躯と体毛。

この瀬戸際からこそ、それは皆の不安を駆り立てる。

“流れネコが悪いわけではなく、ヒトが勝手にそう決めつけているだけ”

理屈では分かっていても、それで俺への不信感が完全に払拭できるわけじゃない。

そんな状態で俺を戦わせれば、勝敗がどうあれ、皆の中に決して消えない“わだかまり”が残るだろう。

「改めて問う、皆はキトゥンに“任せる”か?」

からこそダージンは、あえて言うんだ。

自分達の縄張りのために俺を戦わせるのならば、本当の意味で“任せる”べきだと。

「任せる!」

食い気味に答えたのはキンタだった。

「ええ、任せます。この戦いはキトゥンが適任でしょう」

間もなく、ケンジャもそれに続いた。

「そうだ、キトゥン! お前に任せる!」

続々と周りから同調の声が響き渡り、音は段々と大きくなっていく。

それを聴いて、俺は体から“何か”が湧きあがるのを感じた。

どちらにしろ俺は戦うつもりだったが、その意志がより強まっていくようだ。

キトゥン、お前にも聞きたい。本当にいいのか? この戦いに勝ったとしても、お前に大した得はないんだぞ」

ダージンの問いに、俺は澄ました顔で答える。

「……任せてくれるんだろ」

モーロックが俺を代表指名したのは、こういう意図もあったのかもしれない。

これは俺が皆に認められる、一世一代のチャンスってやつなのだろう。

次 ≫

2020-01-22

バカな人へ

私は恥ずかしいことが多すぎる。何かを判断するとき、あとで思い出して恥ずかしくなるような方を選んでしまうから

 

人は気持ちいい方を選ぶことが多いのだろう。気持ちいい理由の中に、あとで思い出しても恥ずかしくないからという理由があるから、それを選ぶのだろう。私はそれをとっさに判断できない。もしくは、選ぶ理由の中にそれがない。

 

風呂場や布団の中で何度もだえたことか。何度「死にたい」と検索したことか。はたから見れば大したことないこともない。そんなことが多すぎる。

 

恥ずかしいことが多すぎることを恥ずかしがって生きていくのはなかなかつらい。もだえても、Googleに死に方を聞いても、どうしようもない。だって解決しないし生きたいから。

 

そこで、恥ずかしいことをあえて晒すことで浄化する方法を編み出した。恥ずかしかたことを面白おかしく書けば、寿命を全うできるのだ。

 

時間解決する」というやつを使えば、いくらか捨てられる恥ずかしいこともある。さすがに、直近の恥ずかしいことは恥ずかしいまま数年持ち続けることになるし、そう書いている今も直近の恥ずかしいことを思い出して自分の頭を殴っている。でも、時々捨てていればタンコブができるまで殴る必要はなくなる。

 

ただし、言い訳はだめだ。それと、美化しちゃいけない。あの時の恥ずかしかった出来事を、恥ずかしいままに晒す必要がある。もう一度、直視しなければならない。

 

晒すというのは、その場にいなかった、その出来事を知らずに済む周りの人に見せるということである意味がわからないだろう。でも、それが良い。

 

実は、人は他人の恥ずかしい出来事大好物だ。共感したり、あざ笑ったり、哀れんだりと、好き勝手に消費する。そして、忘れていく。

 

一生懸命勇気を出して、一世一代の決意で晒したのに、このザマだ。腹が立つ。でも、それがミソなのだ。私にとって、永遠にまれるはずの恥ずかしい出来事は、人にとって、いつかは忘れる通りすがり出来事で、人にとって忘れられない出来事ならば、私にとって価値がある出来事だったということになる。

 

価値は「悲しみ」「怒り」のいずれか、もしくは両方だろう。私と同じような体験をした人は胸を締め付けられ、もう一度悲しみ、怒るのだ。

 

おっと、もう一つを忘れていた。私と同じような経験をし、乗り越えた私より立派な人は、懐かしみ、微笑む。そう、「郷愁」だ。

 

これは「悲しみ」「怒り」より私を救うだろう。恥ずかしい出来事なのに、好きだと感じてくれる人がいる。「郷愁」は全てを救う。

 

残念ながら、それ以外は忘れられていく。下手したら「悲しみ」「怒り」「郷愁」を含んだそれらも、いつか忘れられてしまう。

 

どちらも嫌なら、恥ずかしいと思ったときに「あの時、恥ずかしかった」「間違っていた」と伝えよう。それは言い訳にならない、素直になる。それもできないなら、いつまでも持ち続けよう。

 

大丈夫、人は鈍感だ。私が気にしすぎるだけで、人は私をそこまで高く評価していない。それも嫌なの? それなら間違えないで、期待に応えて。

 

厳しいけど、優しいよ。明日もまた、何か恥ずかしいことをしてしまうかもしれないけど、救われるよ。絶対じゃないけど、本当だよ。

 

今日も一つ、追いつかないくらいの恥ずかしい出来事晒した私より。

2020-01-20

私はうんこを漏らしていない

私はうんこを漏らしていない。

 

毎週日曜日バイトをしている。知り合いの店の店長代理みたいなものである

で、その帰りには決まってラーメンを食べることにしている。デフォルトで大盛りのいわゆる二郎系というやつだ。そのラーメン屋はスープクリアで豚臭くないところがよい。大量の旨味調味料依存していないことは食べればわかる。

その日、私は体調が芳しくなかった。しかし、毎週の習慣には打ち勝てず、迷いながらも入店した。サイドメニュー無料クーポン券みたいなものを持っていたことも、入店を後押しした。期限が迫っていたのだ。

 

サイドメニュー餃子チャーシュー丼であった。ミニチャーシュー丼もあったが、せっかくだからミニではない方にした。コスパという言葉が好きだ。

メインディッシュは、普通ラーメンではなく、汁なしまそばにした。前に食べた記憶では、汁なしまそばラーメンに比べて全体的にやや量が少ない。さすがに山盛りラーメンサイドメニューミニでないものを平然と平らげられるほど私は食いしん坊ではない。どちらかというと痩せ型だ。

 

この時点で私はうんこを漏らしていない。

 

漏らすわけないだろう。意気揚々と注文をしながら漏らしてるって頭おかしい。もしそうならこの文章タイトルは「狂人日記」とでもなっているはずだ。私は狂っていないので、オーダーをしながら漏らすわけがない。

 

汁なしまそばは思ったよりも量が多かった。そして、ミニじゃないチャーシュー丼もそれだけで1食分くらいの量があった。おいおい。しかし、残すことは私の信念に反する。今までもこういったラーメン屋で残したことは一度もない。夕食を残したら父に激怒され家を締め出されるのではないかと怯えながら、出された飯を必死に食べていた幼年期が私の全てだ。

よし、食うぞ。

チャーシュー丼は非常に旨かった。サイコロ状のチャーシューご飯の上に乗る。ラーメンチャーシューとはまた違うトロトロチャーシューであった。ラーメンチャーシューちょっと硬い。

汁なしまそばも旨い。旨いよぉ。この店は最高だな。あまりにも最高なので毎週通って常連パスをゲットしたくらいに最高だ。

問題なのはミニではないチャーシュー丼と汁なしまそばをオーダーしてしまたことだ。

 

どちらも半分くらい食べたところでお腹がいっぱいになった。腹パンパン。変な汗がどんどん出てくる。体調が悪化していくのを感じた。

そもそも体調が悪かったので、メシをいっぱい食べればよくなるかもという目論見もあった。前にそんなことがあった。しかし、今日はそういう問題ではなかったらしい。

 

まだうんこを漏らしていない。まだってゆうか今後も漏らす予定はない。私の消化器系はところてん式ではない。食べたそばから漏らす仕組みにはなっていない。なってたら常にトイレで飯を食まなければならないじゃないか。この時点で便意は1グラムもなかった。

 

数週間前、違うラーメン屋で濃厚煮干中華そばを食べ、店内を出てすぐ嘔吐してしまった。本来は五年に一度ほどしか風邪を引かないほどの健康体なのに、昨年は3回も風邪を引いた。で、昨年の12月くらいからずっと体調が悪い。年末年始は謎の高熱で寝込んでいた。ここ数日は咳をする度に右の肋骨のあたりが尋常じゃなく痛い。

 

この症状についてパートのおばちゃんに話したところ「肺炎じゃないの?」と言われた。肺炎かー。肺炎という病気について私は寡聞であったのでウィキったところ、症状が当てはまるようであった。肺炎かー。いやだなあ。

 

閑話休題

尋常でない満腹であった。私は肉が大好きだが、目の前の二つの器には肉が結構残っていた。もちろん、米も麺も残っていたが、肉を口に入れるだけで吐き気がした。ここまで肉が憎いことは今まで一度もなかった。なぜならそれはダジャレからだ。

 

誤解を避けるために一応言うけど、ラーメン屋さんは悪くない。豚と小麦粉と米も悪くない。私の体調とオーダーが悪かった。

 

その後も頑張って食べ続けた。まじで頑張った。しかし、あと一口分のチャーシュー丼がどうしても食べられなかった。これ以上食べたら吐く、と本能が言っていた。汁なしまそばは完食した。「ごちそうさまでした」と言って逃げるようにラーメン屋を出た。大量の汗をかいていたので外に出た途端、非常に寒かった。

 

自転車で家まで帰る。店から出ておよそ30秒後、強烈な吐き気を催し、とっさに自転車を降りた。幸い、嘔吐することはなかったが、不快であった。家に着くまでに吐かなきゃいいな。吐くならせめて家に帰ってからだろう。

 

自転車を漕ぐ。家までは10分くらい。そのうち吐き気は収まってきたが、別の問題が浮上してきた。便意である

 

4年くらい前だろうか。同僚と飲んだ後、徒歩で帰っていた途中にうんこを漏らした。長い橋の真ん中あたり。完全に便が100%出切った。夜で一人だったのが幸いであった。誰にもバレていない。この時、私は確実にうんこを漏らした。懺悔します。

 

あの時は漏らしたが、私は今はうんこを漏らしていない。なにしろ今は自転車に乗っている。すいすい進む。大丈夫、間に合うだろう。

 

楽観に反して急速に便意が激しくなる。やばい結構やばい住宅街自転車で駆け抜けながら「やばいやばいよーまじでー」とだいぶ大きな声でひとりごちた。何でもいいから気を紛らわせないと脱糞しそうだった。肛門一世一代覚悟で頑張ってる。私は結婚していないし結婚をする意欲も予定もなく、私の肛門もそれはわかっていたと思うので、あり得たはずの孫の代までの肛門の力を発揮して頑張っていたと思う。

 

家まであと3分くらい。私はうんこを漏らしていない。

 

アパートに着いてすべきことはたくさんある。まず、自転車自転車置き場に停めなければならない。そして、自転車に鍵をかける→自転車ライトを消す→荷物を持つ→2階の部屋まで駆け上がる→鍵を開ける→部屋に入る。いつもやっているこれら行為のいちいちが煩瑣だ。その間に漏れちゃったらどうするんだ。焦っている時ほど鍵穴に鍵が入らなかったりする。荷物が上手に持てなかったりする。なぜなら、肛門に力を入れながらこれら日常行為もこなさなければならないかである。力と集中が分散されるのだ。

 

ようやく家に入った。家に入るまで私はうんこを漏らしていない。以前の俺とは違う。

 

懸案事項はもう一つあった。上着のチャックが馬鹿になっていることである。なぜだかわからないが上着を脱ぐときにチャックがスムーズに降りないのである。脱ぎ終わるまでに1分くらいかかることさえある。この非常事態にあっては、1分もあったら何が起きてもおかしくない。

 

荷物ぞんざいに室内に投げ入れ、上着のチャックを下ろそうとする。案の定スムーズ下りない。家の明かりをつけるのももどかしい。肛門 vs チャック。私のリソースは双方に注がれている。うんこテロリストだ。

 

私はうんこを漏らしていない。

 

チャックが下りるよりも先に肛門が緩みつつあるのを感じた。緊張と緩和とか言うけれど笑える事態ではない。別に上着を脱ぐ必要はないのだけれど、なんとなく便器には上着を脱いで座りたいじゃない。とは言え、いざとなったら上着のままトイレに駆け込めばいいのだ。最適解はそれしかない。

 

テロリストカウントダウンはない。いきなり勃発する。あ、と思った瞬間にはもうむにゅっと出てるのだ。4年前の経験から学んだ。

 

私はうんこを漏らしていない。上着のチャックは下りない。トイレまでは五歩くらいでたどり着く。

 

あ、

2020-01-19

anond:20200119001356

産前産後感情ジェットコースターみたいに揺れ動いてる時期に

夫の方がどう振る舞うかは本当に大事で、ここで下手を打つと一生しこりを残すことになる

逆にうまく立ち回れれば一生の信頼を手にすることもできる

そういう一世一代イベントだということは男どもには肝に命じてほしいね

2019-09-22

anond:20190922021753

劣等感猟奇的思考を後押しする。例えば、この紐を首に縛り付けて交差させ、ほんの少し力を加えればあいつの骨は音を立てて折れるのだろうか。

ヒューヒューと喉から漏れる呼吸音を聞いて立ち尽くす俺の姿を想像する。一世一代をかけた叛逆だ。

だって俺にはもう、子孫と呼べるような存在は出来そうにない。

まるでドラマのワンシーンのようだと自嘲しながら、紐を見えない所へとしまった。

俺はまだまともだ、殺人衝動くらい一人で制御出来る、と唱えながら。

2019-07-31

anond:20190731150346

女側には無制限自分優位な情報の流布が許される。それで共通の友人とかには会えなくなる

また、お互い水に流して友達関係には戻れない(主に女性側が一方的嫌悪する)

一世一代の賭けで、負けたらある程度の人間関係リセットする羽目に。そりゃデートレイプドラッグ流行るよね

2019-07-11

初恋をこじれにこじらせて実らせた

子供のころからずっと好きな人がいた。

3歳から通ってた近所のピアノ教室の息子で、6つ年が離れていた。

なぜかわからないけれど、子供のころからとにかくそのお兄ちゃんが大好きで大好きで、教室以外でもよくくっついて回ってた。

お兄ちゃんはお兄ちゃんで、三兄弟末っ子で、自分より下がいなかったからか、私のことをよくかまってくれてよく遊んでくれた。

私が小学校に上がったとき、彼は6年生で、私が通ってた小学校は小6が小1の面倒を見るみたいな縦割りの組織があって、同じ登校班だった彼と私はいつもペアにしてもらえた。彼が卒業するときは、嫌がって大泣きしたくらい好きだった。前々から私は「将来は〇〇お兄ちゃん結婚する」と言ってはばからなかったので、周りの先生同級生、彼の同級生にも周知の事実で、わざわざお兄ちゃんとのツーショット担任が撮ってくれた。今でも大事にとってある。あと彼の同級生に囲まれるなかで、彼がほっぺにキスしてくれたのもめちゃくちゃ覚えている。

中学に上がってから彼は体育会系部活に入って、それまでやっていたピアノもやめてしまって、私とはあまり会えなくなってしまった。それでも私はずっと彼が好きで好きで、ピアノのレッスンが終わっても待合室で彼が帰ってくるのを待っているくらいだった。彼からすると私は年の離れた妹くらいの感覚だったようで、面倒を見るみたいな感じで接してくれた。その態度はそれから10年以上変わらなかった。彼は幼いころからとにかく優しくて、思春期特有女の子を遠ざけるようなこともなくて(これは年が離れていたから、そもそも女として見られていなかったというのもあると思う)はじめはその態度がうれしかったけれど、自分のこれが単なる憧れとかでなく、恋なんだと気づいた中1からはめちゃくちゃしんどくなった。

小学4年生くらいから恋バナとかするようになったけど、好きな人はずっと「〇〇くん(お兄ちゃんのこと、小3くらいからそう呼び始めた)」と答えていて、でも正直好きとかよくわかっていなかった。中学1年の時、彼に初めて彼女ができて、初めて嫉妬をした。中1から見た高3はめちゃくちゃ大人びていて、悔しいと思うと同時に太刀打ちできないと思った。相手はお化粧とかもして、制服も着崩したりして、今の自分とは全く違う世界の人だと思った。そしてそんな人と彼が恋人同士というのが、彼も遠い世界に行ってしまったようでしんどかった。今も覚えている、ピアノ教室に行ったら玄関の前であの二人が楽し気に話していた風景。本当にショックだった。

どうにか少しでも近づけるようになりたくて、化粧を始めたり、ファッション誌を買って勉強し始めたのはこのころだった。先生にバレないギリギリの化粧をしたり、ストパーかけて髪サラサラにしたり、評定に影響しない程度のオシャレをして、みるみる周りよりもちょっと大人びた子になった。

そしたら部活の先輩から告白された。彼が好きだったから、好きな人がいますって断った。その次は別の先輩に告白された。断ろうとおもったけど、「すぐ返事くれなくていいから、考えてみて」って言われた。断るつもりでいたけれど、そこで改めて考えてみた。もし彼がフリーになって、私と付き合ってくれたとして、付き合うってどうするんだろう?彼女ってなんだろう?デートしたり手をつないだりというのは想像がついたけれど、それ以外付き合うというのが何かわからなくて、一度他の人と付き合ってそれらを知るのもいいのかもしれないと思いなおした。タイムマシーンがあるならこの頃に戻って全力で阻止したい……。結局私は先輩と付き合うことになったが、3か月もせず先輩が卒業したのをきっかけに別れた。その頃はケータイとか持ってなかったから、連絡の取りようがなくて自然消滅した。結局、付き合ってしたことといえば一緒に帰ったり、休みに一緒に映画を見に行ってプリ撮ったり、それくらいだった。

そんな感じで経験が乏しかったので、しばらくしてまた同級生告白されたらOKして付き合ってみた。ただ私があまり受け身なのであっという間に関係が冷めてすぐ別れてしまった。それからしばらく来る者拒まず去る者追わず方針で付き合っては別れてを繰り返し、そのうちキスとかも経験した。ただ同じ学校内でそれを繰り返していると女子からの印象がどんどん悪くなるので、途中から「付き合うのはOKだけど、周りには絶対内緒にして」と言うようになり(以外にみんな素直で本当に内緒にしてくれた)またこの頃からケータイを使い始めて、他校の人とも関係を持つようになって、どんどん拗らせていった。多分影でビッチとか呼ばれてたんじゃないかな、高校生までヤッたことなかったけれど。

ピアノはずっと続けていたので、彼と会う機会はほぼ毎週あった。向こうが部活バイトで忙しくて会えないときもあった。向こうは私が付き合っては別れてなんて繰り返しているとは知らず、「学校どう?」とか「部活どう?」とか聞いてくる。彼氏の話は一切しないで、彼からの印象が悪くならないような話を色々した。受験期には勉強を見てもらったりもした。ますます妹感が強くなっていっていたが、どうしたら自分恋愛対象として見てもらえるのか当時は全く分からなかった。大体私が高校に上がったとき、向こうはもう成人してたのだ。最初彼女とは別れていたが、また気づかぬ内に二人目の彼女ができていた。確か同じサークルの人とかだったと思う。気づかない間に二人目になっていて、帰ってからベッドで転げまわった。

高校生になってからさらに拗らせて、SNS大学生と知り合い処女を失った。というか、向こうは完全に私を恋愛対象としていなくて、恋愛話を一切してこないから、それが悔しくて他の男に向かっていた節がある。今思うとSNSで知り合った人と会ってコトに及ぶの本当に危ないからやめてほしい。あとファーストキス処女も全部取っておけばよかったという後悔もすごい……。ただ、自分も女だ、努力すれば彼に振り向いてもらえるかもしれない、実際年上の男とも付き合えている、というのは自信になった。まあ定期的に「もう無理~~~!絶対無理~~~~~~~~!!!」と鬱になって別の男に走るを繰り返してはいたけど……。マジ屈託なく頭撫でてきたりするから……。ここまで拗らせるとボディタッチも、嬉しいとかより「女として見られてないんだな……」の感情の方が強かった。

転機が訪れたのは高3の時、向こうは社会人なりたてだった。大学時代彼女と別れたのだ。私は「受験勉強を見てほしい」という口実で、ピアノのレッスン後待合室に残り、彼の帰りを待って勉強を見てもらった。既に理解している数学問題をわざと「わかんない……」と言ったりして、少しでも一緒にいられる時間を延ばした。親も「〇〇先生のとこの息子さんなら大丈夫」と謎の信頼を置いていて、先生(彼のお母さん)も夕飯出してくれたり、帰りは私を家まで送り届けるよう彼に言ったりしていた。天は私に味方している。

その時つながっていた男は彼氏セフレが3人ほどいたが(全員大学生)、「受験勉強に専念したい」と言って全員切った。大学は彼と同じところを志望していた。少しでも話題を作りたかったのだ。本当はもっと上を狙えると担任に言われていたのだが、頑なに拒否した。

センターが終わったら、お疲れ様会をしようと私から提案して、センター2日目の終わりに彼に拾ってもらいファミレスに行った。そこで「大学受かったら付き合ってほしい」と言った。なんかもう少女漫画とかの影響受けまくりセリフで今思うと恥ずかしいのだが、もうここでこう言うしかないと思い込んでいた。

彼は大変困惑して、「俺社会人だし」「同じくらいの年の人がいいんじゃない?」「〇〇はまだ若いんだし、もっといい人いるよ」とかいろいろ言ってきた。私も「ずっと昔から好きだった、今まで彼女できた時とかショックだった」「妹みたいに思ってたかもしれないけど、こっちはお兄ちゃんだなんて思ってたのは小学生まで」と言い返した。そんなつもりなかったが、ボロボロ涙が出た。向こうはしばらく黙り込んだ後、「大学受かって、かつ〇〇が成人して、その時〇〇に彼氏がいなかったら付き合う」と言ってくれた。


舞い上がったが、それから向こうがものすごくよそよそしくなって、ああ、これからの2年間で諦めさせるつもりなんだな、と思って、大学合格報告をしたついでに、「絶対他の人を好きになることはないし、絶対諦めない。撤回するのも許さない。あとそれまでに彼女つくって逃げるのも嫌」みたいなことを言った。相手は「そうは言っても大学で他にいい人見つかるかもよ?とりあえず〇〇が成人するまで彼女作らないよ」と言ってくれた。

それからの2年間、たぶん一番大変だった。あまりしつこいと嫌われるかもしれないから、なるべく控えめに、でも途切れさせることなくやりとりをして、月に1度くらい一緒に出掛けた。出かける度に一世一代の大勝負くらいの気持ちで、一生懸命メイクして髪を整えてかわいい服を着た。一緒に買い物に行ったときなんかに相手の好きな服の傾向を把握し(試着に付き合わせて反応を見た)どうにか女として意識してもらえるよう努力をした。

1年生の秋くらいに彼が一人暮らしを始め、成り行きで一度だけその家に入ったことがある。そんなに広くないワンルームで、座る場所あんまりなく並んでベッドに座った。ここで既成事実を作ってしまおうかめちゃくちゃ悩んだけど、我慢した。思考回路ダメなので、押し倒してなし崩し的に持ち込めるな……とは思ったけど、そうすると彼の「20歳過ぎたら」という気持ち尊重できてないな、と思い直して。なんかものすごく生殺しでしんどくて、予定よりも早くさっさと帰ってしまった。


そして、先日の20歳誕生日を迎えた。

前々からデート約束を取り付けており、一緒に食事をした。多分私、ずっとニヤついてたと思う。仕事帰りだったから向こうはスーツだった。出会って最初に「忘れてないよね?」って言ったら「ニヤニヤしすぎ」って流された。

なかなか本題に入らずに、ずっと大学講義がどうだとか、バイト先の社員がどうだとか、当たり障りない話をずっとしてた。いつ言おう、それとも向こうが言ってくれるだろうか、その場合いつ言ってくるんだろう、やっぱり私から言ったほうがいいかな、と思ってるうちに食事が終わり、帰る前にお手洗い寄って、テーブルに戻ったら小さい紙袋が置いてあった。「どうぞ開けて。誕生日プレゼント」と言うので取り出したら、指輪だった。何も言葉が出てこなくて、あわあわしながら彼の顔を見たら「負けました」って言われた。ようやく付き合うことができた。


こうして、17年?にわたる片思いが実ったことが、もう本当に今死んでも悔いがないくらい嬉しいんだけど、ここまで私がこじらせてたことも、気持ち悪いぐらいの片思いをしてたことも、中学に上がって以降一切誰にも話してなくて、話したくなくて、でもようやく付き合えた!!!!!!!!ということを誰かに言いたくて書いた。多分これからの方が大変なのはわかってるんだけど、今はとりあえず浮かれている。

ここまで読んでくれた人ありがとうおしまい






0717:なんで今伸び始めた??タイトルから誤字っててごめん。直した。



そろそろ付き合って1ヶ月経つけど、彼が手も繋いでこないのに物凄くもどかしさを感じる。何も知らない女の子だと思ってるんだろうな……罪悪感がヤバくてたまに吐きそうになる。一生教えるつもりないけど。

でもあの時男を渡り歩いて、どうしたら好きな人を振り向かせられるのか、好きになってもらえるかを研究した……?というか学んだというか……色々試していたので、あの経験がないと今の幸せもないのか、と考えるとなんとも言えない気持ちになる。読んでくれた人も幸せになりますように〜〜〜!!

2019-06-03

急募クロワッサンの食べ方

一世一代大事な席でクロワッサンを食べることになった。

マナーに反しないよう綺麗にクロワッサンを食べなければならない。

どうすればいいのか今すぐに教えてもらいたい。なるべく今すぐ。

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