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はてなキーワード: フェルマーとは

2021-09-27

フェルマー定理はなぜ初等的に解けないのか?


   この定理解決は非常な奇跡のものだった。イギリス人数学者ワイルズの華麗な知性によりほとんどの数学者理解できない論文証明されたからだ

    そのアプローチは、 x^n + y^n = z^nは、x、y、zが互いに素であるとき証明すれば十分だから、両辺をz^nで割るという方向から解決した。

     しかし、400年前にフェルマーがやった無限降下法と、天才オイラーがした華麗な証明すなわち、nが素数ときだけ示せばいいというのでは解決しなかった

2021-08-31

理系ってフェルマーとかマクスウェル方程式自分で真偽判定できないくせに信じてる

anond:20210831124427

権威者奴隷じゃん。

そら自民信者ネトウヨと相性が良いだろう

ミリタリー雑誌戦闘機スペックを見て喜んでいそうだ

2021-08-01

[]2021年7月31日土曜日増田

時間記事文字数文字数平均文字数中央値
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解の公式(4), ワイルズ(6), フェルマー(7), フェルマー定理(3), 大江健三郎(3), 楕円曲線(4), Dグレ(3), gorin(4), 韋駄天(6), 性的欲求不満(3), 34分(3), IQ(26), 境界(12), ヒーロー(12), イージーモード(7), パラリンピック(7), 非公開(7), ロシア(14), 感染力(6), 股(10), 無観客(7), ケーキ(11), 接種(36), 願望(16), ADHD(11), オリンピック(85), 感染者数(12), アスリート(12), 風邪(32), ワクチン(81), 五輪(39), 重症(20), 選手(30), 打っ(20), 知能(20), 株(19)

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女性弱者男性にだけ冷たいわけじゃない /20210731150157(29), ■東京都内で在宅勤務してるけど、一般人コロナ慣れがヤバい /20210729190251(25), ■才能という言葉が嫌い /20210728230247(15), ■大学に「私足軽からw」っていう女がいるんだけど /20210728153635(14), ■アルコール飲料で水分補給はできません!水やスポドリを飲みましょう /20210731130719(14), ■ /20210728214639(12), ■犯罪者は「IQが"中の下"の男性」に集中している /20210731183707(11), ■今、報道機関を信頼しているか? /20210730122804(10), ■女性作家による男性目線のセクハララブコメ漫画を教えてくれ /20210731120938(10), ■ネットコンテンツが全部横並びになってつまんねえなって思わない? /20210731195223(8), ■四股 /20210731093253(8), ■趣味めっちゃローテする   /20210730145817(8), ■ /20210731231213(6), ■不倫という言葉を無くそう /20210731115137(6), ■「ハッ、殺気・・・!」とかお約束になってるけどさあ /20210731134146(6), ■俺、もしかしてちょっとだけバカかもしれない /20210731153644(6), ■未成年に求められても大人なら断るべき論 /20210731134655(5), ■もっとカジュアル増田投稿主の特定可能に /20210731140229(5), ■アスリートへの誹謗中傷って /20210731144514(5), ■ワクチン感染予防効果はあります /20210731103045(5), (タイトル不明) /20110730214428(5), ■だから感染拡大とオリンピック関係ねーから /20210731174551(5), ■アクアは意外といい /20210731183231(5), ■安楽死ってなんでだめなの? /20210731084626(5), ■まあもう、「外出しないでくださいお願いします!」って記者会見土下座するしかないよね /20210731191707(5), ■anond20210730164344 /20210730221151(5), ■もういい加減AVとかえっちな絵のモザイクを消したい /20210731113813(5), ■重婚みとめりゃいいのに /20210731205224(5)

2021-07-31

[]2021年7月30日金曜日増田

時間記事文字数文字数平均文字数中央値
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村上茉愛(8), アッシー君(4), 5d3(6), ワイルズ(3), 30円(3), 英会話教室(7), ジルベール(3), 3分間(5), フェルマー(3), 通信社(3), 干し芋(5), 金メダル(18), 洗濯機(11), 靴下(8), 反対派(12), 人殺し(18), パラリンピック(8), ネットリンチ(8), 寄生(8), アスリート(20), フェア(7), 接種(51), 選手(52), 五輪(62), 中傷(20), 感染拡大(19), 死者数(9), キャンセル(12), 特権(9), 打っ(28), ワクチン(93), 株(28), 誹謗中傷(19), オリンピック(66), 緊急事態宣言(28), 予約(17)

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■若年日本人男性享受してる特権ってなに……? /20210729203632(21), ■今、報道機関を信頼しているか? /20210730122804(16), (タイトル不明) /20110730214428(13), ■フェミニストと会話する上での困難ポイント /20210729143953(12), ■借金先生の身に何が起こったか金川晋也と平林緑萌は大丈夫なのか? /20210729104403(10), ■金田淳子氏の刃牙に対する主張はそれほど間違っていたんだろうか…?という疑問の日記。 /20210729090330(9), ■じゃあその散々やられた選手叩きを屏風から出してください /20210730154525(9), ■趣味めっちゃローテする   /20210730145817(8), (タイトル不明) /20210730113209(7), ■喧嘩する業者さん /20210729233526(7), ■anond20210730122804 /20210730133155(7), (タイトル不明) /20210730171256(7), ■真珠に詳しい方いらっしゃいますか? /20210730130126(6), ■ /20210730182203(6), ■日本メダルラッシュだけど /20210730140401(6), ■一世一代の傑作NTRを描いて引退するNTR漫画家になりたい。 /20210729151224(6), ■寝取られ(NTR)・僕の方が先に好きだったってジャンルの究極的な完全敗北って何? /20210228152419(6), ■今の若者になんで自民支持が多いのかわからない /20210730213404(6), ■ /20210730104223(6), ■なにが「人殺しの顔をしろ」だ /20210730065017(6)

2021-06-03

東大生によって行間メモのつけられた電子書籍が出来たら

それは付加価値になるだろう

フェルマーが余白足りるやん、ってうらやましがるだろう

2021-05-20

おすすめ漫画教えて

40代おっさん最近まり新しく好みの漫画出会わなくなってきたので、もし好みが合う人がいたら教えて欲しい。

なかなかバラバラ趣味趣向ではあるんだけど「この世界もっと読みたい」と思った作品はこんな感じ。

料理もの食事もの海外エッセイものは好きなんだけど最近流行りすぎてて食傷ぎみではある。科学数学ネタ漫画まり知らないのでもっと読んでみたいなぁ。

追記(5/21昼)

リプ、ブクマでいろいろ教えてくださりありがとうございます!気になってたけどまだ手を出せてなかったものなどもあり、時間お金が有限な都合上一気に全部は消化できないので少しずつ読んでいきたいと思います。(多分、時間はかけてもおすすめされたもの全部手を出します) まずは「5/22まで全話無料配信」とあったので 屍人荘の殺人 読みました。面白かったです。

漫画詳しくないのでアドバイスできないけど「最近まり新しく好みの漫画出会わなくなってきた」のなら合わなかった作品提示したほうがよさそう。disる必要はないので。

書こうかどうか悩んで書かなかったんですよね。どんな漫画でもそれなりに楽しめてはいますし、情報少なめな方が先入観少ないおすすめしていただけるかなと思ったので。

強いてあげれば チェンソーマンゴールデンカムイテラフォーマーズ天地創造デザイン部、ムシヌユン あたりが途中で読むのをやめてしまった作品ですね。

おすすめいただいている中でこの辺はすでに楽しく読ませていただいております

チ。、へんなものみっけ!、東京トイボックス不思議の国のバードカムライドグレイトフルデッド女の園の星、フェルマー料理、サトコとナダ、山と食欲と私3月のライオンナウシカきのう何食べた?テロール教授の怪しい授業、寿司 虚空編。

追記(5/26昼)

id:kotetsu306 もやしもん映像研、決マネあたりから奇人変人が集まる部活研究室モノが好みかな? アトム・ザ・ビギニング、ハルロック、とかどうだろう

ハルロック読みました。面白かったです。ありがとうございました!アトムも読みます

2020-06-17

数学面白い」などと言う妄言

こんなことを言っている連中のうち、大学以降で学ぶ数学理解してる奴は1%にも満たないだろう。残り99%強は以下の2種類に分類されると思う。


前者は、たとえばフェルマーガロアラマヌジャン等の「逸話」が好きなだけとか、「数学の○○という分野が✕✕に応用される」みたいな話が好きなだけな奴である

こういう連中は数学に限らず、どこにでもいる。プログラミング等の具体的なスキルは無いが、技術トレンドを知ることでITぶってるような奴。率直に言って、私はこういう奴が嫌いだ。

あとは、数学的な内容が全く無いわけではないが、「0.999... = 1になるのは不思議」とか「Fibonacci数列の比が黄金比収束するのは神秘的」みたいな、どうでもいいようなことにいつまでも夢中になってる奴。

プログラミングで言えば、Hello worldとかFizzBuzzなどに、「感動」を覚えているよく分からない奴である。まあ、知能が低いのだろう。

後者については、まあ好きな人はそれでいいと思うが、単純に、私は全く面白いと思わない。

中学高校入試などに出てくる図形問題は、出題者はまず間違いなく余弦定理などを使って答えを求めている。そのような問題のうち、上手いやり方を思い付くと小学校範囲で解ける問題が出題されるわけだが、いい大人がそんなもんやって何が楽しいのか甚だ疑問だ。

プログラミング世界でも、競技プログラミングというものがあるが、同じ理由で楽しさはよく分からない。

2020-05-20

フェルマー電子書籍に言いそうなこと

たっぷりと書き込める余白を用意してもらいたい

2020-04-03

ABC予想ってこういうこと?

数学者ガロア群だ!」

数学者「環から次元を分離!自由度上昇!」

数学者パイロット、テータリンクよし!」

数学者マルチラディアル表示!」

数学者「遠アーベル幾何を保持!」

望月「行ける!宇宙際!タイミュラー!」

ABC予想「グッ…!まさか…この俺まで証明プルーフ>されるとは…フェルマーポアンカレ…」

ズズゥーン…

望月やれやれ…ったくお前ら、査読に8年も掛かるとはな。だが…」

数学者「言うな。分かってる」

数学者「へへっ」

数学者「小生の計算では〜この先も難解な問題が〜あぁぁ〜」

数学者「うふふ」

数学者「おいおい、このくらい楽勝ってか?勘弁してくれよぉ」

望月「ああ。まだまだ解ける」スッ

望月「俺の理論セオリー>ならな」

次の問題も、ソルブ---!

2019-09-02

人名を並べた○○=△△型の理論が好き

数学には人名を並べた定理がわりにある。共同研究、同時期に発表されたもの、元からあった予想が補われることで成立したもの、経緯はさまざまだけど何人もの切磋琢磨想像できる『=』の名付けが俺は好きだ。

よく知られているコーシーシュワルツの不等式とか、大学で扱うボルツァノ=ワイエルシュトラス定理フェルマーの最終問題証明に用いられた谷山志村予想(定理)とか。ああ、フェルマーのも今はフェルマーワイルズ定理か。

こういうのって他の学問でもあるのだろうか。

2019-07-21

大人冠婚葬祭外で見せる涙

見ると急に冷める法則ってなんだっけ?

フェルマー法則だっけ?

2018-05-17

anond:20180517095809

適当なフカシこいただけで

実際にちゃん証明したワイルズよりも有名なフェルマーかい畜生を許すな

2018-01-06

フェルマーって何やったの?

フェルマー「おいお前ら、この事実知ってるか?知らんやろ?」

数学者「はぁ?なんやお前ちょっと待てや・・・おう確かにそのとおりやわ」

フェルマー「やろ?せやろ?んじゃこっちはどや?これも正しい思うねんけど」

数学者「またかいちょう待てや・・・おいこれちゃうやんけ反例あるぞ」

フェルマー「おっそうかスマスマン、んじゃこれはどや?これおもろいやろ?でもここ余白ないか証明でけへんわ」

数学者はいはい待っとれや・・・(数百年の沈黙)」

ワイルズ「やっと証明できたやでーやっぱ大正義フェルマーおじ」

数学者ほげえええええこんな理論数百年前に証明できるわけないがな」

フェルマー「やろ?せやろ?俺あっとったやん?余白さえあればなwwww」

こいつなんも証明してないのに歴史に名を残すってコスパよすぎやん

2013-05-29

まねして本の紹介 その1

http://yuma-z.com/blog/2013/05/student_books/ という人のエントリを見て、自分も(学生じゃないけど、)読んで楽しかった本をまとめてみたくなった。

この長い本の紹介を読んで、読んでくれる人や、ほかにおもしろい本を紹介してくれる人が続いてくれたら自分はうれしい。まだ微修正中で、加筆・修正するかもです。

これから紹介する本の順序について、あまり意識していないけれど、なんとなく読んでいる人が多そうな順。下に行くにつれて、読んでいる人が少なくなっていくと(書いている自分は)予測してます

このエントリで紹介するのは以下の本です。つづきは http://anond.hatelabo.jp/20130530045256 で。

火車

宮部みゆきさんの小説。一人の女性が婚約後にいなくなってしまう。主人公はその女性の捜索を頼まれて、懸命に消息を追う。そして、調べていくうちに、現代資本主義社会の底しれぬ闇が見える――。

とても有名な作品で少し前にテレビドラマにもなったようだ。物語の始まりが冬の寒い時期のせいだろうか、自分は冬の時期に読みたくなる。三日間くらいで読了できるとおもしろさが持続すると思う。

読まれる方は、Wikipediaのあらすじにネタバレの要素があるので注意されたい。Amazon書評にも、ややバレる要素があるかな。この小説についてはあまり詳細について語ると魅力が半減してしまう気がする。読まれる方はできる限り事前の情報収集を避けて読んでください。

フェルマーの最終定理

1995年にそれまで350年にわたり証明されなかったフェルマー予想が証明された。そのフェルマー予想をテーマにしたノンフィクション。著者はサイモン・シンさん。翻訳は青木薫さん。

著者のサイモン・シンさんはこの後紹介する「ビッグバン宇宙論」においてもそうだが、説明がとても丁寧だ。わからないことを教えてもらおうとして、わかっている人に聞いたときに下手な比喩でたとえられて、全くわからないという経験をした人は自分以外にも大勢いるだろう。サイモン・シンさんの比喩はわからないという気にならない。なぜなのだろうか。

数学テーマにした本なので、数学が嫌いな人は手に取ることもないかもしれない。しかし、そういう人もぜひ読んでみてほしい。というのも、この本は数学の「問題そのものを解く」ということが主題ではないから。むしろ数学の問題はどのように生まれるのか、それを解こうとして350年にわたり数学者たちがどのような試行錯誤を続けていったのか、そのもがき苦しんだ歴史の本だからだ。

海外の本はしばしば翻訳調とでもいうべきか、文が堅く読みにくい感じがすることもあるけれど、この本はとても翻訳が丁寧で読みやすい。青木薫さんのすばらしい仕事だ。

自分は単行本ハードカバー)で読んだ。文庫版だと新しい翻訳者あとがきなどがついているかもしれない。

一九八四年

ジョージ・オーウェルが書いた小説ユートピア物質的・精神的に豊かになる、健康長生きできるといったような人間社会幸せで良い方向に向かう社会小説の反対、ディストピアを描いた小説

ここまで暗く描かれるとむしろ読む方の気分は明るくなるような、そんな気にすらさせてくれる小説。ただし、それは読後の感想であって、読んでいる最中は暗いままだけれど。

村上春樹さんの1Q84はもしかしたらこの小説に関連があるのかもしれない。今ググったら、どうやらそうらしい。自分は村上さんの方は読んでいないので何も言えません。(すみません

この小説が書かれた時期も意味があるし、この小説の中で登場するニュースピークという言語体系の設定は、そもそも言葉とは何なのかを考えるきっかけにもなるだろう。

火車と同じくWikipediaはあまり見ないで読み始めた方がよいだろう。

将棋の子

大崎善生さんの小説純粋小説というよりも何割かはノンフィクションかな。

自分は将棋のことは駒の動き方くらいしか知らないのだが、羽生善治さんやほかにも何人かくらいは将棋指し(棋士)の名前を知っている。この棋士の方々は、奨励会という将棋プロ養成する機関の中で勝ち上がってきた人たちだ。勝ち上がってきた人は晴れて棋士になるわけだが、では、「敗れ去った人たち」はどうしているのだろうか。その人たちをテーマに据えた小説だ。

この小説はけっこうずしりとくる。最初に挙げた宮部みゆきさんの「火車」は小説範疇ということもあるせいか、なんとなく怖さを感じることはあるが、現実的な切実さ、哀しさまでは感じないかもしれない。この「将棋の子」は、何かを一生懸命やってうまくいかなかった人の哀しさがよくわかるし、そういう体験をしてきた人(あるいは今そういう一生懸命何かに取り組んでいる最中の人)にはこたえるものがある。

冗談でしょう、ファインマンさん

ファインマンというアメリカ物理学者自伝エッセイ集。著者はリチャード P. ファインマンさん。翻訳は大貫昌子さん。この本もすばらしい翻訳だ。

エッセイ集ということもあって、好きなタイトルから読み始めることができる。エッセイ集なんてつまらんだろう、などと思っている人は読んでみてほしい。物理学者とは思えない言動の数々と、物理学者からこその言動が少々。そして、その間に驚かされるような洞察が垣間見えるのだ。場合によっては論語みたいな読み方もできるかもしれない。

全般に明るく楽しく描かれているけれど、これは意図的なものだろう。第二次世界大戦のロスアラモ時代には、自分の心にとどめるだけの悲しい出来事も数多くあったのではないか、と自分は想像している。

最後の「カーゴ・カルトサイエンス」の節はできれば最後に読んでほしい。この節だけは特別だ。物理学がわかれば、もっとファインマンさんのことをよく知ることができるのだろう。それができないのは残念だ。

プー横丁にたった家

プー横丁にたった家」は「くまのプーさん」の続編だ。「くまのプーさん」というと、単なるハチミツが大好きな黄色っぽいクマだと自分は思っていた。そうではなかった。

この本は子供向けの童話だと思われるかもしれないが、読んだことのない大人の方も読んでみてほしい。自分も大人になってから読んだ。著者はA.A. Milne。翻訳は(童話ジャンルでは高名な)石井桃子さん。

プーさんはもともと、著者が自分の息子に聞かせるためのお話だったようだ。こんな話を子供時代に聞かせられたらすごいことだ。

ところどころでプーさんが代弁する著者の考え方は、Amazonレビューにもかかれているけれど中国の思想家のような、どこか超然としたところがある。このクマがほかの動物たち(と一人の子ども)に向かって話しかける姿が良い。それとプーさんと行動をともにするコブタピグレット)が健気だ。自分は大人になってから読んだせいか、出てくる動物たちの役割に目が向いた。すなわち、物語の筋よりもおのおののキャラクター人間のどういう面を強調したものなのかを考えてしまいがちだった。子供の頃に読んだならば、もっと無邪気な読み方ができただろうと思う。

ビッグバン宇宙論

サイモン・シン氏の2作目の紹介になる。翻訳も前に紹介した「フェルマーの最終定理」と同じ青木薫さん。(本自体は「フェルマーの最終定理」→「暗号解読」→「代替医療トリック」(共著)→「ビッグバン宇宙論」、で四冊目だ)

大人になるにつれて、子供の頃に「なぜだろう」「どうしてだろう」と単純に不思議に思えたことへの興味がだんだん薄れていくと思う。すくなくとも自分はそうだった。どうして鳥は飛べるのに人間は飛べないのだろう、なんでお風呂に入ると指がフニャフニュになってしまうのだろう、どうしてテレビは音が聞こえたり絵が見えるのだろう、泥だんごはうまく丸くなってかちかちに固くなることもあるけど、そうでないこともあるのはなぜだろう、カブトムシはかっこいいけど、クモはすこし気味が悪いのはなんでだろう…、などなど。

そういう疑問の中で、人間がずっと追いかけて考えてきた疑問の一つが「この人間が生きている空間はどういうものなのか」だろう。その考え方の歴史をまとめたものがこの本だ。この本をひもとくと、この百年の間に予想もし得ないことが次々に見つかったことがわかる。ビッグバンという言葉ほとんどの人が知っていて、宇宙は一つのから始まったと言うことは知っているだろう。意外に思えるけれど、今から百年もさかのぼれば、ビッグバンという言葉すらなく、そう考えている人も科学の世界において異端扱いされていた。

宇宙論という非常に大きなテーマを扱っているため、「フェルマーの最終定理」よりも分量があって読むのが大変かもしれない。ただ、自分が読んだ単行本ハードカバー)には各章にまとめがついていて、おおまかな筋はそこを読めば追えるように配慮されていた(これはうれしい配慮だ。)文庫版のタイトルは「宇宙創成」のようだ。

読み終わったら、ぜひ上巻のカバーと下巻のカバーのそれぞれの色に着目してほしい。

モンテ・クリスト伯

今まで見てきた本を読むとわかるかもしれないが、あまり自分は昔の小説を読むことがなかった。一つには風俗文化が違いすぎて、いまいちぴんとこないからだろうか。そう思って昔の小説を読むことがほとんど無かったけれど、このモンテクリスト伯おもしろかった。著者は三銃士でおなじみのアレクサンドル・デュマ。翻訳は竹村猛さん。自分は上に挙げた岩波少年文庫版を読んだ。

復讐劇の代表的な作品だそうだ。「それってネタバレでは?」と思う方もいるかもしれない。そうと知っていてもやっぱり楽しい。引き込まれるようなおもしろさがある。

少し前に「レ・ミゼラブル」が映画になって、そちらの原作も良かった。境遇何となく似ているのだけれど、「レ・ミゼラブル」が愛の物語なのに対して、モンテ・クリスト伯純粋復讐劇だ。その痛快さ。モンテ・クリスト伯超人的な活躍が楽しい

自分はまだ一回しか読んでいないせいか、下巻の最後の方のあらすじはうろおぼえになってしまった。もう一度読む楽しみが増えた。今度は岩波文庫版で読もうかな。

喜嶋先生の静かな世界

森博嗣さんの小説。もともと「まどろみ消去」という短篇集の中に「キシマ先生静かな生活」という短編があって、それを長編ににしたものだ。

(科学系の)研究者世界とはどういうものなのかを丹念に追った小説であり、若干の事実が含まれているのかな?と思っている。森博嗣さんは某大学研究者であった(今では退職されたようだ)人で、その知見がなければ書けない小説だろう。

Amazonレビューを見たら、「自分には残酷小説だった」というレビュー内容もあった。自分は、心情、お察しします、という気持ちだ。ただ、主人公は喜嶋先生と出会えたことは僥倖だったに違いない。この小説の中で登場する喜嶋先生名言は、本家よりもむしろ心に残る。

自分の中では「将棋の子」と双璧をなす青春小説だ。

謎のギャラリー

北村薫さんが選ぶミステリーを中心とした選集。あるテーマを設定して、そのテーマの中で北村さんが編集者と対談形式でさまざまな物語を紹介していく形式だ。テーマは「リドルストーリー」であったり、「中国の故事」であったり、「賭け事」であったりと様々だ。

編集者との対談は実際の編集者ではなくて、北村さんが頭の中で生み出した架空の「編集者であるけれど、この対談がとても読んでいて楽しい気持ちにさせてくれる。いろいろな本が紹介されて読みたくなる。そういう罪深い(?)本だ。これを元に幾冊か叢書が組まれた。

その叢書の中で、自分が気に入ったのは「私のノアの箱舟」と「なにもない猫」だ。このシリーズはまだ全部読んでない。だから、気に入ったものは変わるかもしれないし、増えていくだろう。

自分は中国の故事や旧仮名遣いの本は読みづらく感じてしまうので、「真田風雲録」は読めないかもしれないなあ。

伝記世界を変えた人々 (いろんな人の伝記 図版が多く読みやすい)

海外の人を中心にした伝記シリーズ。主に子供を対象としているためだろうか、シリーズ全体として、文は平易で図や写真を多用している。そう書くとありきたりな伝記に思われるかもしれないが、装丁、ページの中の文と写真の配置の良さが際立つ伝記集だと思う。

全体として、割とマイナーな人も取り上げていたりするし、平和に貢献した人たちを取り上げている点も特徴だろう。気になった人がいたら、その人を読んでみてほしい。

星新一 一〇〇一話をつくった人

星新一は、多くの人がショートショートと呼ばれる一連の作品群で読んだことのある作家だろう。その人の評伝だ。著者は最相葉月さん。

星新一さんはその作品を読むとところどころに冷徹さが垣間見える。その冷徹さがどこから生まれたのかがわかるだろう。もともと幸せ境遇に生まれ育ったが、途中からどうしようもない災厄に見舞われるからだ。それだけが冷徹さの理由ではないだろう、ほかにもこの本を読めば思い当たる点がいくつかある。それらも書くと紹介としてはやや度が過ぎるのでやめておく。

最後の方で著者は有名な芸能人にもインタビューする機会を得て、実際に星新一さんについて尋ねる。そこも印象に残る。その芸能人はちょうど星新一さんの逆の人生をたどるような状況になっている。

自分はこの評伝を読んで、がぜんショートショートに興味を持つようになった。

リプレイ

SF小説はあまり読んだことがないのだけれど、この小説は良かった。著者はケン・グリムウッドさん。翻訳は杉山高之さん。

SFのよくある設定として、「もし過去に帰ることができるとすれば、その人の人生はどう変化するのだろうか」というものがある。その王道設定を利用して、すばらしい小説になっている。

この小説が書かれた時代1988年なので、やや風俗文化の描写が21世紀の現代と比べて現実離れしている点があるけれど、それを差し引いてもすばらしい小説だ。

まりあらすじをかかない方がよいだろう。http://anond.hatelabo.jp/20130530045256 で紹介する「心地よく秘密めいたところ」と全然違う話なのだけれど、自分には似たものを感じる。

自由への長い道

この本は近年読んだ中で最も良かった。

自由への長い道は南アフリカ共和国アパルトヘイト人種隔離政策)が撤廃されるまで闘った人々のノンフィクションだ。著者はネルソン・マンデラさん。翻訳は東江一紀さん。

アパルトヘイトという言葉とその意味何となく知っているけれど、それが具体的にどんなものかを説明できる人は日本の中で多くないのではないかと思う。ネルソン・マンデラさんとその仲間たちは、それをなくそうと政治活動を繰り返す。そしてその度に時の政府の激しい妨害に遭い、その結果そういったグループを作ること自体が違法になり、グループの首謀者たちは収監されてしまう。そこからが圧巻だ。

いかにしてそういう逆境の中で自分の政治信条を保ち続けるか。自分たちの仲間を増やして支持を広げていくか。そして時の権力機構に対して、アパルトヘイトの「非道さ」をアピールし、撤廃にこぎつけるか――。

仲間の反乱分子スパイへの対処国際社会へのアピールなど、常人には思いもよらない方法アパルトヘイト撤廃に向け前進してゆく。ところが、前進したと思ったら後退したりすることが何度も繰り返されるのだ。

この本はネルソン・マンデラさんがアパルトヘイト撤廃後の大統領に選出された直後に出版された本なので、結末に近づくにつれてかなり筆が鈍って、慎重な言い回しが増えていく。現在進行形のことを縷々書くと信用問題になるからだろう。それでもこの本は読んでいて楽しい

この本を読んだ人は「ネルソン・マンデラ 私自身との対話」もぜひ読んでほしい。自分もまだ途中までしか読んでいないが、より素直なネルソン・マンデラさんの言葉と考え方がわかると思う。(「自由への長い道」についての言及もある。)

ほかにも映画インビクタス」や、「マンデラとデクラーク」など、映像作品もある。後者の「マンデラとデクラーク」は「自由への長い道」と同じテーマだ。ついでに、youtubeにあった国連広報映像日本語訳付き)もリンクしておく。


つづきは http://anond.hatelabo.jp/20130530045256 で。

2012-07-17

うーん。別にコミュ力重視自体は悪くないと思うが

専門性が高い人間からすると、コミュ力重視社会は不利な社会からな。

ようするに、その場の空気を読んでやってくれって事で難易度とか困難さは関係ない社会ってことだから

難しいことができるやつほど損をして、難しいことが出来ないやつほど特をする社会。って事だもの

技術職の悩みは当にそこだよね。 『出来るんだからやってくれ』 とか 『理由があって出来ない』って言ってるのに『理由を説明しろ』とか。

そんなの、フェルマー定理を説明できない>> 説明できなり理由を説明しろ 証明できるってネットに書いてあるじゃないか

 

みたいな問答は、こたえる。ほんとうに、しんどい。

2010-07-17

昔、海外の某大学研究費からビーチにバカンスに行ったり遊び倒してる人がいたそうな・・・。

その人はビーチでフェルマー定理に関するアイディアを思いつき大きな成果を残したそうな・・・。

2009-02-09

漫画好きな外人説教された

典型的漫画オタクフランス人から「忍者について教えて欲しい」と尋ねられ「NARUTOでも読めばいいんじゃね?」と適当に返事したら説教された。

日本人は自国の文化の変質に無頓着すぎる。いくら私が日本人ではないとはいえ、NARUTOに登場する「職種としての忍者」が実在のそれとは大きく異なってる事くらい理解している。だからこそ私は本物を知りたいと君に教えを請うているのに、伝え手である君たちがその有様では困る。

とか何とか。まあ、いかにもフランス人らしい言いぐさだなとは思いつつ、相手の本気度を見誤った事にちょっと反省

気を取り直して「私は本物の忍者を端的に説明する驚くべき言葉を知っているが、この余白はそれを書くには狭すぎる」と返事したら、肝心の相手がこのネタを知らなかったので空振りに終わった。フランス人ならフェルマーくらい知っとけよ。

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