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2021-08-06

オリンピック女子ロードレースで2位だったオランダ選手解説する

7月25日の13時から行われた東京オリンピック 女子ロードレースで起こった奇跡について書いた前回の記事(https://anond.hatelabo.jp/20210727115101)が思いがけず多くの人に読んでいただけたようなので、その時に2位となったオランダ選手についても解説してみました。

そう、前にいたキーゼンホファー選手を見落として自分が1位だと思ったまま、2位でゴールしてしまった彼女物語です。

(前の記事を読まれているのを前提で書いてます)

彼女はどんな人なのか

名前はアネミーク・ファンルーテン、1982年まれの38歳です。

38歳という年齢は選手として決して若いとは言えませんが、現在でもスペインプロチーム「モビスター」に所属し、エースを務めています

エース」というのはそのチームで1番の実力者であり、チーム全員が力を合わせて1位を取らせる人です。

他の選手は「アシスト」となりエースの前を走って風よけとなったりしながら、エースの脚を温存させてゴール前まで送り届けるのです。

そんな彼女自転車競技を始めたきっかけは、2007年オランダのワーゲニンゲン大学疫学修士号を取得した頃に、同時に楽しんでいたサッカーを膝のケガのために止めることになり、自転車競技に参加するようになったそうです。

スタートは遅かったですが、その後順調に自転車選手としてのキャリアを積み上げ、2009年にはプロチーム契約し、2012年ロンドン五輪では4人のオランダ チームの一員として女子ロードレースに参加して、オランダ選手金メダルを獲得するのに貢献しました。

そして、2016年リオ五輪にもオランダ チームの一員として参加しました。

しかし、ここで今回の東京オリンピックで何としても金メダルを獲得したい理由が生まれしまったのです。

リオ五輪で何があったのか

リオ五輪女子ロードレース全長137kmのコースで行われ、彼女はゴールまで残り約10㎞という地点で2位に差をつけて単独1位となっており、金メダルをほぼ手中にしていました。

しかし、そこは前日の男子ロードレース複数選手が転倒して鎖骨や骨盤肩甲骨骨折するという事故が発生していた魔の下り坂だったのです。

そして、ファンルーテン選手も右カーブを曲がる際に一瞬後輪がスリップしてコントロールを失い、かなりの速度で落車して頭から地面に叩きつけられてしまいました。

その結果、重度の脳震盪腰椎の3か所を骨折し、直ちに集中治療室搬送されるという大ケガを負ってしまったのです。

レースは当然、リタイアDNF(Did Not Finish:ゴール出来ず)扱いとなり、同じオランダ選手金メダルを獲得しましたが、彼女自身メダルを手にすることは出来ませんでした。

そんな経験をしている彼女が今回の東京オリンピックでの金メダル獲得に並々ならぬ意欲を抱いていたことは想像に難くありません。

そして東京オリンピック

リオ五輪で大ケガをした彼女はその後、事故から10日目には自転車に乗り始め、その年のベルギー ツアーというステージレース総合優勝を果たすというとんでもなく順調な回復を示しました。

ステージレースというのはオリンピックロードレースのように1日で終わるワンデーレースではなく、様々なステージ(コース)を舞台として何回もレースを行い、その総合成績で勝者を決めるという形式レースです。

2016年ベルギー ツアーは全4ステージ、4日間というものでしたが、有名なツール・ド・フランスというような大きな大会になると、今年は全21ステージ、2度の休憩日をはさんで全23日間で3,383kmを走破するという過酷ものになります

彼女はその後の4年間も様々なレース勝利を重ねており、万全な体制東京オリンピックに乗り込んできたものと思われます

またチームとしても、パレード スタート後あまりの暑さに冷たいボトルを無理やり背中に突っ込んでいる選手もいる中、オランダ チームの4人はオレンジジャージの上に揃いの白いアイスベストを着ていたこから準備万端整えてきたことが伺い知れました。

ちなみにパレード スタートというのは、今回のコース全長147kmのうち最初10㎞は観客への顔見せのため、選手全員が先導車の後についてゆっくりパレード走行するというものです。

TVニュースネット自転車集団神社境内突入していく映像を見た人もいるかもしれませんが、あれはパレード走行中の映像です。

さすがに多くがプロ選手とはいえ、本気で走っている時にあそこを集団で走り抜けるのは無理があるでしょう。

また、パレード走行中も選手同士は集団の中でどの位置を確保するか戦略を巡らせています

オランダ チームは4人並んで集団の先頭を堂々と走り、キーゼンホファー選手スタート直後から最後尾を単独でずっと走っているのが確認できます

そして、10㎞を走ってアクチュアル スタート地点の是政橋を過ぎたところから、本当の戦いに雪崩れ込んでいったのです。

悪夢再び

レースは前回の記事説明したように、スタート直後にキーゼンホファー選手を含む5人が飛び出して逃げ集団形成し、しばらくは何事もなく進んでいきました。

ところで、逃げ集団最後にはほとんどの場合、メイン集団に追いつかれてしまうのになぜ良くつくられるのでしょうか。

理由の一つは、万が一にでも勝てる確率があるからです。逆にメイン集団に残った場合、ゴール前までついていけたとしても「ゴール スプリント」と言われるゴール前数十メートルから数百メートルで行われる最後ラストスパート争いに「スプリンター」でないと勝てないからです。

スプリンターというのは長距離は苦手だが、短距離を爆発的な加速力で速く走るのが得意という選手のことです。

特に今回のオリンピック場合、国毎に参加人数が違うので単独で参加している選手スプリンターであっても、他の国がスプリンターアシストを付けている場合ほとんど勝てる可能性は無かったでしょう。

もう一つの理由は「目立つため」です。

メイン集団にいると先頭付近にいないとカメラに映ってもほぼ分かりませんが、逃げ集団であれば必ずカメラに映れます

目立ちたい理由選手によって「家族に見てほしい」や「より良いチームにスカウトされたい」というものがあるようです。

さらに、有力チームが逃げ集団選手を送り込んでおくというのもあります

万が一、逃げ集団が逃げ切ってしまった場合でも勝利可能性を残しておくという目的もありますが、逆に逃げ集団のペースをわざと遅くさせて、確実にメイン集団が追いつけるようにするという目的場合もあります

そしてレースに戻ると、ゴールまで残り約80km弱の地点に近づいた時にそれは起こりました。

ファンルーテン選手の前を走っていた選手が突然、転倒したのです。

実は前日の男子ロードレースでもまったく同じ場所で5人が落車するという事故が起こっていました。

道路に横たわった選手自転車を前に彼女ブレーキを掛けますが止まり切れず、相手自転車に突っ込んで前に投げ出される形となりました。

映像を見ると分かるのですが、2車線道路中央部分に細い溝のような部分があるのが見て取れます

どうやら、この部分でタイヤを取られて転倒してしまったようです。

バイク乗用車タイヤの太さな問題ないのでしょうがロードバイクの細いタイヤにとっては危険構造になっていると思われます

今後もし、同じコースロードレースが開催されることがあれば何らかの対策が欲しい所です。

幸い速度が落ちていたため大きなダメージは無かったようで、彼女は直ぐに起き上がりました。

しかし、2台の自転車は知恵の輪のように絡み合ってしまってはずれません。

すると、サポートカーから降りてきた男性が2台を引き離してくれ、転倒した選手自転車は交換となりましたが、ファンルーテン選手はそのまま自転車に乗り、再び走り始めました。

しかし、落車した瞬間はリオ五輪悪夢脳裏をよぎったことでしょう。

追走

ロードレースでは暗黙の了解として、落車した選手がいた場合などは集団スピードを上げずに、その選手集団に復帰してくるのを待つという慣習があります

また、サポートカーを風よけにして後ろを走るのは普段は許されませんが、こういう時は暗黙の了解で許されたりします。

結局、彼女10分弱でメイン集団に復帰しました。

そうして、メイン集団に復帰してしばらくすると、ゴールまで約60kmの山伏トンネルの手前でアタックを掛けて先行し、一時はメイン集団から1分以上先行しました。

しかし、それでも逃げ集団との差は5分以下には縮められず、ゴールまで約30㎞ぐらいの地点でメイン集団に戻ってきてしまいました。

さすがに5分以上先行している逃げ集団に一人で追いつこうというのは無茶だったようです。

レース後のインタビューで3位になったイタリア選手が「逃げ集団を追う責任オランダにあった」と言っていますが、これもロードレース暗黙の了解ひとつで、そのレースで一番強いと思われているチームはメイン集団コントロールし、レース終盤に確実に逃げ集団に追いつくよう集団のペースを調整する責任があるという考え方が下敷きにあります

今回オランダ チームはその責任を果たすことが出来なかったわけです。

ファンルーテン選手山伏トンネルの手前で逃げ集団を追うべく先行したのはタイミングとしては正しかったと思いますが、さすがに一人で追いつくのは無理なので他のオランダ チームの選手同調して動くべきだったと思います

これは単に無線が使えなかったからというよりは、誰がエースで誰がアシストをするかというチームとしての戦略が徹底されていなかったか、あるいは最初からそんな戦略が無かったように見えました。

オランダ チームの4人はそれぞれがすごい人ばかりなので、調整がつかなかったのかもしれません。

ゴール

終盤はメイン集団の先頭をオランダ チームの4人が並んで引っ張るシーンもありましたが、時すでに遅しで富士スピードウェイに入ってから2位と3位のイスラエルポーランド選手には追いつくことが出来ましたが、キーゼンホファー選手背中を見ることは最後までありませんでした。

そうして前にキーゼンホファー選手がいることに気がつくことなく、彼女自分が1位と信じてガッツポーズをしながら2位でゴールラインを越えたのです。

ゴール時のガッツポーズ暗黙の了解として1位の選手のみがするものとなっているため、彼女自身を1位だと思っていたのは明らかでした。

ゴール後に自分が2位だったことを知らされ、レース後のインタビューで「銀メダルでも美しい」と答えたファンルーテン選手の胸中はどのようなものだったのでしょうか。

仮に現国試験で「この時の選手の心境を説明しなさい」という問題があったら、いくらでも書けそうな気がします。

こうして彼女東京オリンピックは終わりま……せんでした。

その後の彼女

女子ロードレースが行われた3日後の7月28日彼女富士スピードウェイスターティング グリッド自転車に乗って立っていました。

個人タイムトライアル競技に出場するためです。

個人タイムトライアルというのは、ロードレースと違い数分間隔で選手が一人ずつスタートし、単独走行でゴールするまでのタイムを競うという競技です。

今回は富士スピードウェイとその周辺道路全長22.1kmのコースが設定され男子は2周、女子は1周します。

そして、今度こそ彼女は本当に金メダルを獲得したのです。

それも22.1kmを30分13.49秒というタイムで走り切り、2位に約56秒差という圧倒的大差をつけての1位でした。

この差がどれだけ圧倒的かというと、2位と3位は4秒差、3位と4位は7秒差、4位と5位は4秒差でしたので、どれだけ彼女が頭抜けた選手なのかが良く分かります

最後の走者がゴールして金メダルが確定してから表彰式が終わるまで、ずうっと嬉しさ爆発という感じで喜びの表情だったのが印象的でした。

歓喜の様子はNHKの見逃し配信(https://sports.nhk.or.jp/olympic/highlights/list/sport/cycling/)で「女子個人タイムトライアル」とタイトルに入っている動画の1:12ぐらいから見られます

しいて言えば、タイムトライアル競技コースというのは普通、平地が主体コースとなるのが通例なのですが、今回は富士裾野にある富士スピードウェイとその周辺道路コースとなったため、タイムトライアル競技としては珍しく上り下りの多いコースとなっていました。

そのため、タイムトライアル競技に特化した選手は記録があまり伸びなかったものと思われます

それでも彼女と同じオールラウンダー型の選手大勢参加していたので、彼女のすごさは変わらないでしょう。

しかレース後のインタビューによると、タイムトライアル用の自転車にはDHバーという肘を載せるパッドがついた前に2本の棒が突き出した形の部品ハンドルの上に付けられているのですが、棒の先っぽにギヤ変速(シフト操作と言います)を行うためのレバースイッチが付いています

このスイッチが本番で機能しなくなり、ハンドルブレーキバーについている本来シフトレバーを使うしかなくなってしまっていたそうです。

シフト操作自体は出来るとはいえタイムへの影響は避けられなかったでしょう。

それでもこの圧倒的大差です。

また、件のスイッチレース後は正常に動作して、レース前の確認でも正常だったため、これは仕方がないということで整備したメカニックが怒られることは無かったそうです。

ちなみに、キーゼンホファー選手個人タイムトライアル競技には出場していませんでした。

もし、この競技を得意とするキーゼンホファー選手も出場していたら、ものすごく興味深い対決となっていたことでしょう。


こうして彼女東京オリンピックは今度こそ本当に終わったのです。


その後、彼女オランダには帰国せず直接スペインに飛び、7月31日に行われた「クラシカ・サンセバスティアン」という全長約140kmのワンデーレースに出場して、最後は独走で優勝したそうです。

東京オリンピックロードレース金メダルを逃した影響の心配はいらないようです。

最後

ロードレースの基礎知識を盛り込んだら随分と長文になってしまいました。

今後も機会があったらロードレース観戦を楽しんでいただければと思います

それでは、またいつの日か。

2021-07-27

ゲシケを知ってるけ

シモン・ゲシケはチーム・コフィディス所属自転車レーサーでしゅけ。

ドイツ代表としてオリンピックにやってきたっけ、レース前日のPCR検査

コロナ陽性と判定され、出場停止、即隔離措置が取られたっけ。


そのゲシケが、隔離生活の模様をツイッターやインスタで発信してるんだけど、

ツール・ド・フランスの山岳ステージで優勝経験もある一流選手が(孫の代まで自慢できるし、小さな町なら通りか広場名前がつくレベル)、

醤油かけご飯2杯と蒸し野菜の夕食を食べ、朝食のパンにつけるジャムは品切れになり、

洗濯機がないのでユニットバスで手洗いしてドライヤーで乾かす…という生活

言葉もろくに通じないなかで余儀なくされている。


一世一代オリンピックのために東京までやってきて、レースにも出れずにこの仕打ち

と思うと関係ないこちらまで泣けてくるし、本人もショックがでかいと思うのだが、

その割に書き込みテンションが妙に明るい(幸い症状は出ていない様子)のが救い。

(「台風来てるよ」というコメントに、「やったね、部屋から出れないか安全!」的な返事してたり、

狭い部屋で工夫してヨガしてたり)

日本人だって感染隔離されたら同じ状況に陥るわけだけども、自国開催オリンピックなんだから

せめて選手にはそれなりのサポートがあっていいんじゃないのかね、と思った次第。

解放される日まで、頑張れゲシケ。

https://twitter.com/simongeschke

https://www.instagram.com/simongeschke

追記

チェスを習い始めた

バナナ抹茶ラテ差し入れされた

廊下自転車で走ってみた

アボカドオレオコーンフレーク差し入れドイツスポーツ協会ドイツ自転車連盟自転車ドイツ代表チームより〕

ローラーをゲットした

ロビーを案内「部屋以外で唯一歩いていい場所で、ここでゴミを捨てて食事とかトイレットペーパーとかをピックアップするよ」

ロビーにはクラシックが流れてて、「クラシック好きならいいけど、そうじゃなかったなんか変な感じ」

2021-07-26

ロードしかったなあ。

オリンピック反対派だけどこればっかりは見てしまった。

以下の感想文をもって、俺のオリンピックは終了。

・一週間前までツール・ド・フランスに出ていた一線級の選手が山のように登場したのがよかった。

ガチャルとかバルベルデとかログリッチとかニバリとかゲラント・トーマスとか

キンタナとかファンアールトとかエヴェネプールとかイエーツ兄弟とかマイケルウッズとか、

すごいメンバーだった。

・そんな選手たちが、南大沢とか大國魂神社とか道志道とか、昔から知ってる場所を走り抜けた。

ラーメン屋看板とかサンスーパーとかをバックにプロトンが走る違和感がすごかった。感動した。

映像もよかった。バイクカメラ空撮パイロットも、ツールと同じスタッフだったのかな。わからんけど。

ストレスゼロ見れたし、何ならツール・ド・フランスの22ステージ目(実際は21ステージ)を見てるようだった。

今回テレビ中継がなかったのだけど、もしやってたら箱根駅伝中継みたいに小ネタはさみつつ感動を押し付け

演出がされてた可能性高いよなあと。ネットだけなのはロードレースの魅力が広く伝えられなかった点では

残念だが、俺が楽しく観戦する上ではベスト環境だったかもしれない。

コースレース展開がよかった。コースマップ見て「長すぎるんじゃね?」と思ったが、あの超人たちをもってすれば

丁度いい長さ&標高差だったみたい。200km走ったところで明神三国峠を持ってくるセンスがすばらしい。

ちゃんと峠でレースに動きが出たし。それまでずっと集団に隠れてたカラパスが、マクナルティの逃げに躊躇なく

乗ったのがすばらしかった。ユース年代から純粋培養されたエリートアスリートとは一味違う、泥臭い勝負師感が好き。

それにしてもコース設定したの誰なんだろう。一等賞をあげたい。

・現地観戦したかったけど、オリンピック開催反対という行きがかり上、ネット観戦に徹したのが結果的によかったかも。

辻さんのインスタ解説にお世話になりました。次もうこんな機会ないんだなと思ったら悲しくなってきた。

2021-07-25

五輪絶対見ないマンだったけど

開会式なんかも意地でも見てやるもんかと無視を決め込んでいたけど、自転車ロードレースだけはファンとして見逃すのがあまりに忍びなくて、ついうっかりストリーミング配信かぶりつきで視聴してしまった。


素晴らしかった。

大規模な交通規制が困難なうえに、競技自体の人気もそれほどないこの日本で、ここまで本格的な自転車ロードレースを行えた事例は空前絶後ではなかろうか。快挙といっていい。


ロードレース中継の魅力のひとつは、その国や地方風景を堪能できることだ。

おそらく本場ヨーロッパの手練れと思われる撮影隊は、驚異的な仕事をした。ヘリバイクを駆使した素晴らしいカメラワーク

自然豊かなエリアでは日本景色の美しさを改めて実感したし、世界スーパースターたちが国道沿いのラーメン屋の前を走り抜けていく様には妙な感動を覚えた。


そしてレース展開もこれまた凄まじかった。

自転車ロードレースは、長丁場なうえ、時に非常に緩慢なレース展開になるのだが、今回ばかりはまったく退屈を感じさせなかった。

そもそもメンバーが超豪華。つい一週間前にツール・ド・フランスを走り終えたばかりの強豪たちも多く参加し、興行レースとはまた違った形での真剣勝負を繰り広げる。

素人目に見てもドン引きするレベル過酷コース超人的なパワーで突き進む様には、ただただ口をアングリあけて画面を見つめるしかない。

そして終盤の逃げグループと追走グループとの息詰まるチェイス

果敢なアタックによるカラパスの優勝、そしてホイールハイト差となったファンアールト・ポガチャルのスプリント勝負

ガチャルはツール・ド・フランスで圧倒的な成績で優勝してから、まともなリカバリの期間もないまま銅メダルなんだから、本当に空恐ろしい。

ゴール後に選手たちが互いを称えあう姿も爽やかで微笑ましかった。


日本勢では、新城が34位。増田は84位とほぼ最下位だったが、棄権多数のこのレースにおいては完走しただけでも十分。

日本人としては異次元レベル突然変異種と称される新城でも、グランツールステージ総合で勝てるような超一流選手には歯が立たないわけだが、それでもよく頑張った。

まぁ、国籍がどうとかメダルがどうとか、そういう次元の話はどうでもよくって、単純に、超人たちの圧倒的な試合を、日本風景の中で見られたこと、それだけでもとんでもない価値があったのだ。


というわけで、一視聴者としては、全体的に非常に満足度の高いレースだった。

掲示板スレを横目で見ていたのだが、日本解説がない長丁場のレースにもかかわらず、ロードレースは初めて観るという初心者にも非常に受けが良かったようだ。

なにやらツイッターでもトレンド入りするくらい盛り上がっていたらしい。

ちなみに翌日の女子もかなり凄かったと聞いている。自分は都合でリアルタイムでは見られなかったが、あとで見逃し配信を見てみよう。


だが、ここまで素晴らしい試合だったにもかかわらず、中継はストリーミングのみで解説英語のみ。

翌日、飯島アニキ解説付きで短縮版がTVオンエアされたものの、ド早朝のNHK BSのみという冷遇ぶり。誰が見るんだよ。

弱虫ペダル」なんかで多少認知はされてきているものの、しょせんマイナースポーツで、日本人のメダルも狙えないって種目だと、マトモに扱ってはもらえないのだ。

せっかく、もう今後日本では絶対あり得ないってくらい豪華なチームで撮影された激アツの試合パッケージが、このまま消えてしまうのは圧倒的損失だ。理不尽だ。

なんとか4K、せめて2Kレベル映像で手元に残しておけないものか。NHK仕事してくれ。


というわけで、明日からは元通り、五輪絶対見ないマンに戻ります


男子ロードレース見逃し配信

https://sports.nhk.or.jp/olympic/highlights/content/5ad76af9-a02e-423f-8b9e-b2b80b651985/

女子ロードレース見逃し配信

https://sports.nhk.or.jp/olympic/highlights/content/ff13d17f-68e9-4748-9781-8a24a8a1c83a/

2021-07-20

anond:20210720192233

特別なお貸しなんぞ日本オリンピックでもどこでもうってるやろ

ツール・ド・フランス自体は「フランスを旅する」って意味なので旅行土産しかきこえんのよな

特別wぷw

2021-07-07

はてぶを見ていると自分尺度を超えるもの理解しようとしない人多くない?

https://b.hatena.ne.jp/entry/s/anond.hatelabo.jp/20210701205115

ツール・ド・フランスコメントがまさにそればっかりだよね

2021-07-04

ツール・ド・フランスの楽しさ【本日無料放送

ツール・ド・フランスに関する増田を書いたところ興味を示された方が少しおられましたので、私が考えるツール・ド・フランスの楽しさを少しずつご紹介できればと思います。うまく伝わるとよいのですが。

なお、私なんかの雑な解説よりもはるかにキチンと書かれた解説文献がネット上にはごろごろあります。内容が少し古いのですが JSPORTS の「ツール・ド・フランスを知るための100の入り口:Vive le Tour!」などがオススメです。

https://www.jsports.co.jp/cycle/tour/tour_100/

どんなレース

100年以上の歴史を持つ、世界最大の自転車ロードレースです。町から町、村から村へと移動しながら3週間かけてフランスを一周するというコンセプトの催しです。tour は英語ツアーではなくフランス語の「一周」。定冠詞をつけて le Tour と言えばフランスではツール・ド・フランスを指します。たぶん。

お祭りであり、競技でもある

だんじり祭りのようなもの」という対比が腑に落ちると支持を集めていましたが、さりとて完全に形式的行事というわけでもなく、UCI(国際自転車競技連合)では最上位の格式を与えられたれっきとした国際競技です。勝者には多くのポイントが与えられ、テニススキーのようにランキングされます

お祭りムードなのはツールの規模や歴史がそうさせているのであって、観客にとってはお祭りだけれど選手たちにとっては重要な(そして最も栄誉のある)国際試合です。

バーチャルフランス観光

世界配信されるツールの中継は観光立国フランス観光案内の側面も持ちます

選手たちの熱戦のあいあいまに風光明媚フランス国土景観雄大アルプスピレネー大自然中世のたたずまいをそのまま残す町並み、古い城塞寺院等の生映像がこれでもかと挿入されますレースの流れはいまいちわからないという人でも、数機の空撮ヘリを駆使して送られてくるそうした風景を眺めているだけでもまったく飽きさせることがありません。

ステージレースのしくみ

自転車ロードレースには、一日で終了する単発の「ワンデーレース」と、数日かけて開催される「ステージレース」があります

ツール・ド・フランス代表されるステージレースは一日一日のレース独立したひとつレースで、その都度優勝者がひとりいます(これをステージ優勝といいます)。が、それとは別に、すべてのステージを通して通算ゴールタイムが最も短かった人が総合優勝となり、基本的にはこの総合優勝がそのレースもっと名誉のある成績となります

ツール・ド・フランスステージレースの中でも最長のもので、途中で2度の休養日を挟みつつ全21ステージを戦います

同時進行する複数レース

勘のいい方なら、ステージ優勝と総合優勝はそれぞれ個別に狙うことができることにお気づきでしょう。

その通り、総合優勝を狙うほどの実力がない選手でもステージ優勝は狙えるし、逆に、大会最後まで通算トップタイムを維持できれば、必ずしもステージ優勝を獲らなくても総合優勝することができます

このように、同じひとつレースを走っているように見えても「ステージ優勝したい選手」と「総合優勝したい選手」とが入り混じって走っていて、それぞれの思惑、それぞれの戦略、それぞれに警戒すべき競争相手がいるという重層構造ステージレースにはあるのです。

各賞がさらレースを熱くする

総合優勝ステージ優勝のほかにツール・ド・フランスには「ポイント賞」や「山岳賞」といった名誉も同時進行します。

毎日コースにはそれぞれチェックポイントが設定されていて、そこを上位で通過すると通過順に応じた点数が与えられます

ポイント賞はスプリンター(短距離を全力疾走する力にすぐれた人)のための賞で、ステージ中間の平地や、平坦なステージのゴール地点に点数が設定されています

山岳賞はその名の通りクライマー山登りが得意な人)向けの賞で、上りのしんどさに応じて点数が設定されています

これらの各賞争いのゆくえもレースの進行に奥行きを与える要素となっています

個人戦のように見えて実はチーム戦

ツール・ド・フランスには総勢184名の選手エントリーしていますが、マラソンなどのように「個人参加が184名」ではなく、「8名チームが23組」です。

23のチームは

「ウチはめっちゃ強い選手がひとりおるけん、こいつを総合優勝させたるんや」

「ウチは総合優勝を狙えるような選手はおらんけど、ステージ優勝をいくつかカッさらうつもりやで」

といったように、それぞれに異なる思惑を持って大会に参加しています。こうした目的意識の違いから、あるステージでは空気のようにおとなしくしていたチームが別のステージでは突然はりきりだす、といったことがあります

エースアシスト

このように、どのチームも「ある選手を勝たせる」ことを目標としてチームを作り、作戦を練っています。8人で参加していても、ステージ優勝も総合優勝もワクはどっちみち1人なので、たった1つのそのワクをチーム員8人に互いに競争させて争わせるよりも、かつぐ1人を決めて残りの7人でその選手バックアップしたほうが勝率は上がりますよね。

かつぐ選手エースといい、バックアップする選手たちをアシストと言います

エース格の選手はふだんはアシストたちから様々なサポートを受けながら自分ポジションを守り、ここぞと言う時にその実力でライバル勝負します。

アシスト格の選手自分の体力やタイムと引き換えに(いわば捨て駒として)エースサポートしつつ、出番がなければ体力を温存したり、エースの出番がないステージならステージ優勝を狙って名前を売ったり、というスタンスレースに参加しています

空気抵抗集団走行

マラソンなどと違い、自転車ロードレース集団走行します。これは空気抵抗と大きな関係があります

前面投影面積の自乗に比例とかそういう難しい話は省略しますが、とにかく平均時速40km/h以上という自転車レーシングスピードにおいて、もっとも大きな走行抵抗は「空気抵抗」です。

そしてこの空気抵抗は誰かの真後ろを走ることで劇的に軽減することができます。これをスリップストリームとかドラフティングといいます

時間距離となる自転車ロードレースでは、誰かが風よけとなって先頭を走り、みんなでその後ろをついていく省エネ走行します。たまに風よけ役となる選手を交代しながら、身を寄せ合うようにして走ります

集団の人数が多ければ多いほど、すなわち風よけ役となる交代要員の数が多ければ多いほど集団走行メリットは大きくなるので、敵対関係にあるチーム同士でも「今は一緒に走ってたほうがトクだよね」と利害が一致することになり、敵同士なのでまるで味方同士のように全員で仲良く集団走行をすることになります

レースの中でもっとも大きな集団をメイン集団とかプロトンと呼びます

(7/6:今日読み返して間違いに気づきましたが「前面投影面積の自乗に比例」ではなく空気抵抗は「速度の自乗に比例」です)

典型的レース展開《平坦ステージ

平坦基調コースでは、多くの場合「ゴールスプリント」がステージ優勝を決めることになります。瞬発力と最高速度に優れたスプリンターたちがゴール前の数百メートルをお互いに肩をぶつけながら猛ダッシュして着順を争う、とてもエキサイティング勝負の場面です。

なので、有力なスプリンターを擁するチームの目標は「我がチームのスプリンターをゴール前まで無事に・いい位置で連れて行くこと」になります

しかゴールライン200km先です。スプリンターをゴール前まで無事に連れて行くことが目標のチームばかりだと、レースは終盤近くまで非常にのんびりと穏やかな集団走行になってしまます

そこで、抜け駆けを狙う選手が出てきます。長距離比較ハイペースで走ることに秀でた選手たちがステージ優勝を狙って一発「逃げ」を打つのです。

たいていの場合逃げ集団は数名から20名ほどの小集団で、「逃げたい」という思惑の一致した色んなチームの選手から構成されます敵対関係にあるはずの選手同士ですが、「メイン集団から逃げる」という利害関係が一致している間はお互いに協力し合って、メイン集団を突き放そうとします。

一方、メイン集団スプリンターを勝たせたい人たちの集まりですから、彼らをまんまと逃げおおせさせるわけにはいきません。ただ、上でも書いたとおり集団は大きければ大きいほど有利です。なので、逃げ集団をいつでも捕まえられる位置に泳がせておいてほどよく追いかける、という展開になります

なぜ逃げを許さずに早々に捕まえてしまわないかと言うと、捕まえてしまって集団ひとつにまとまってしまうと、またそこから逃げを打とうとする選手が出てきて、そのたびに追いかけたりなんだりの悶着があってペースが乱高下し、大事スプリンターを消耗させてしまうからです。

逃げ集団は多くの場合ゴール寸前でメイン集団にとっ捕まってしまます。これはレース力学しかたのないことなのですが、それでもなお逃げ屋が逃げを打つのはなぜかというと、「絶対にとっ捕まるとは限らないから」です。風向きの変化など様々な要因によってメイン集団が思うように逃げ集団との差を詰められないことがたまにあり、「確率は低いものの狙ってみる価値はある」くらいの勝機があるのです。

典型的レース展開《山岳ステージ

今日放送時間が迫ってしまいました。とりあえずここまでで一旦投稿します。後ほど続きを書き足していきます

==

山岳ステージは峠道の上り坂をコースのメインに組み込んだステージです。1つのステージでの標高差(垂直方向への移動)が2000mから3000m以上にもなりますツール・ド・フランスではアルプスピレネーのふたつの山岳地帯が必ず日程に組み込まれていて、大会ハイライトとなります

当然ながら山岳賞争いが展開しますが、同時に総合優勝候補同士のぶつかり合いになるのが山岳ステージの見どころです。

まず山岳賞を狙うクライマーたちが集団を抜け出してヒルクライム競争します。一方、メイン集団では総合優勝を狙う選手同士がガチンコ直接対決をし始めます。先頭と後方でふたつの戦いが同時進行するような感じです。

ヒルクライム走行速度が低くて空気抵抗があまり問題とならないため、アシストを動員した集団走行メリットが少なく、チーム力よりも個人の登攀力が勝負の鍵になります山登りの得意な、あるいは調子のいい総合優勝候補にとって、そうでないライバルをふるい落とすチャンスなのです。

集団の中で体力を温存する(ある意味サボる)ことができない山岳ステージでは選手ひとりひとりのコンディションの良し悪しが表面化するというのもひとつの見どころかと思います

閑話休題(7/6)

書いたのはおとといなんだけど今ごろになってブクマがつき始めたぞ?

しばらくブクマトラバもまったくなかったので投げ出しちゃったんですよね。寄せられたコメントを見る限り、現時点でも読んでくださっているのはすでにサイクルロードレースをよくご覧になっている方々ばかりのようなので、紹介記事という体裁ではありますのんびりと書き足していきます

マイヨ・ジョーヌのゆくえ

しくみの項で述べたとおり、ステージレースの最終目標総合優勝です。各ステージのゴールタイムの合計がいちばん短かった人。

総合タイムは毎ステージ加算されていきますので、第1ステージから先は常に「今のところ持ちタイムいちばん短い暫定首位」が一人いて、この選手は真っ黄色ジャージを着て走ることになっています。いつでもどこでも、あの選手が暫定トップなのね、ということが一目瞭然です。この黄色ジャージマイヨ・ジョーヌといい、ツール・ド・フランスはこの黄色ジャージ争奪戦解釈することもできますね。

緒戦第1ステージをいいタイムステージ優勝すればまずはリーダージャージを着られるので、序盤のうちは総合優勝など全然狙っていない選手が着用するなどリーダージャージのゆくえは流動的です。

ですが、レースも中盤に差しかかってくると各チームの本命選手たちが総合タイムの上位を占めるようになり、ジャージ争奪戦様相が濃くなっていきます

2位以下の選手トップ選手から突き放されないように、トップ選手ライバルに出し抜かれないように、互いが互いをマークしながらレースを進めることになります

リーダージャージを着てしまえば、あとはずっと2位の選手にぴったりくっついて走ることできればタイム差は縮まらないのでそのまま総合優勝できてしまいそうな気がしますが、これは半分正しくて半分正しくありません。

リーダージャージ防衛の基本戦略はたしかにそれなのですが、必ずしもそう簡単に事は運びません。アシストに守られながら集団のままゴールできるステージばかりではありません。大会中1~2回設定されるタイムトライアルのステージは一人ずつ走るので駆け引き余地がありませんし、山岳ステージではアシストを使い果たした本命同士の一騎打ち複数チームが包囲網を敷いてリーダーに波状攻撃をかけたりと、リーダージャージを奪い取るチャンスは時おり訪れます

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中継が始まったので今日はここまで

2021-07-03

[]2021年7月2日金曜日増田

時間記事文字数文字数平均文字数中央値
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バスオタ(7), 読書時間(5), あそばし(3), コバルト文庫(3), 応援上映(3), トイアンナ(14), だんじり祭り(4), 岸和田(6), マリみて(3), ChatWork(3), カーチャン(4), 愚作(4), だんじり(4), ナチス(9), 観客(12), フェラ(7), ポルノ(15), 宿題(7), フランス(15), アイコン(18), 丸投げ(8), 男尊女卑(10), 社会進出(7), 接種(32), 少女漫画(10), オタ(13), 鉄道(9), バス(16), 撒き(8), フェミニズム(27), BL(29), Vtuber(18), オリンピック(45), ワクチン(61), 遺伝子(15), 産ん(17), 選手(21), LINE(18)

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2021-07-02

ツール・ド・フランスって名前くらいしか知らなかったけど、めちゃ狭い道を走るんだな。

同様の事故がむしろ今まで起こってないのが不思議に思ったが、些細な観客絡みの事故ならこれまでも結構あったのかな。

ツール・ド・フランスドーピング

日本人には理解しにくい感覚だけど海外スポーツ界では

「バレなければドーピング努力のうち」みたいな感覚ある。

日本人選手がヨーロッパに行ってプロとしてチームに入るとドーピング強制されて驚いたという話は多い。

断ると「これも仕事だ。嫌ならお前とは契約を切るぞ」と脅されるらしい。

ヨーロッパの人たちは自尊心から公言はしないけど、現地では公然の秘密

とはいえ、かなり巧妙にドーピングをバレないよう手間と金をかけて細工されている。

10年ほど前にランスアームストロングという自転車レーススターが全世界自転車から永久追放されたけど

あれも結局ランスがクロだとは証明できていない。

薬によるドーピング検査規制が増えて難しくなったため、最近メカニカルドーピング流行っているらしい。

自転車にこっそり小型モーターを仕込むというものだけど、ユーチューブ検索を掛けるとメカニカルドーピング疑惑動画が上がってる。

こういうドーピング事実ヨーロッパの人たちは、見てみぬふりなのか、それも含めてなのか楽しんでる。

日本人スポーツマンシップなんて宣言するまでもない当たり前 という感覚の人が多い行儀のいい民族なのでこういう話が理解できないと思う。

ツール・ド・フランスはゆるいスポーツ

ツールというか自転車レース全般ね。

基本的ヨーロッパ発のスポーツルールが緩い。

テニスサッカーあんな速い球をひとりの審判ジャッジしてるし、ゴルフなんかはやろうと思えばボールをコッソリ動かすこともできる(昔は)。

野球アメリカンフットボールみたく厳密にルールを当てはめてプレイするのはアメリカ発のスポーツだ。

ツール・ド・フランスに代表される自転車レースのゆるいエピソードはググれば出てくるし、動画でも見られたりする。

でも今回の騒動運営はかなり厳しい対応をした。

今後はレース雰囲気が変わるようになるのではないかと思う。

anond:20210701221330

フランス人との会話

増「Allez opi omi!!クラッシュすごかったねー」

仏「お前で5人目だよ。何でじゃぽんではそんなにアレが話題になってんだ?」

増「そりゃ絵面がマスコミ受けするからじゃない?」

仏「ツール・ド・フランスは120年の歴史があるんだぞ。その歴史からすればあんもの珍しくもなんともないんだが」

増「観客がグループ妨害するのが珍しくないの?」

仏「プロトンと呼べ。いや珍しくないのはchuteの方よ。自爆8割、観客2割ってとこかな。

  ただ2割っつっても観客が写真を取ろうと近づきすぎて距離感見失って衝突、なんてのは珍しくはないわ」

増「2割ならまあすくないんだろうけど、何でアレを禁止しようとしないの?」

仏「いいか増田世界スポーツのTOP3は1位がオリンピック、2位がサッカーワールドカップ

  そして3位がツール・ド・フランスだ。(増(ホントかよ…))

  イベントであり祭りなんだよ。これを見ろ。

  https://www.youtube.com/watch?v=E2C0N7v1eP0

増「Oh...」

仏「この臨場感が良くも悪くもツール・ド・フランスだ。

  しかも1バルも払う必要がない。どこかの国でこれから始まる五輪と違ってな」

増「日本だったら考えられないね。ひとたび事故が起きたら徹底的に再発防止とか批判殺到する」

仏「それが日本の素晴らしいところだ。もちろん皮肉だぞ。

  あのな、スポーツってのは危険が伴うんだ。だからエキサイトするんだろ。

  ツール・ド・フランスの山の下りなんか120km/hで走るんだぞ。

  自爆なんかしょっちゅうだ。

  それでもやりたい、みたいって連中がいるからこその祭典なんだよ。

  カオスから良いんだ」

増「日本ではなぜ再発防止をしないのかって意見が大半だよ」

仏「お利口さんが言ってるだけだろ?」

増「まあそんなところかな」

仏「お利口さんはディヴェルシテがどうのこうのと散々言っておきながら、

  結局日本の枠組みでしか捉えられないのがお利口さん限界さ。

  多様な文化としてツール・ド・フランスを見るどころか規制対象しか見えないんだろ?

  何でこんな事故が起きるのかって?ツール・ド・フランス歴史を繙けばすぐに分かることじゃないか

  分かりもしないし調べもしないのに知ったかぶって再発防止がブラブラブラだのと笑わせるぜ、

  そもそもツール・ド・フランスは昔はクラッシュしても修理は自分でやるのに今は後ろにメカニック追随してすぐに直してもらえるし、

  走る距離も短くなっていってるし、昔に比べて守られてばっかでどんどんぬるくなっていってblablabla...」

増「と、ところで文化クーポン券みたいなのがフランスで配られてるんだって?」

仏「よく知ってるな。マクロン共和国大統領閣下ステキバラマキ策だ」

増「日本漫画が買われているってことでこっちでもニュースになってるんだよ。

  文化お金を配るなんてさすがアートフランスだってみんな言ってるよ」

仏「お前も皮肉がうまくなったな。・・・本気で言ってんのか?

  pass cultureをヤングに配ったところで美術館グランドミュジックだに行くわけねーだろ。

  1に漫画、2にゲーム、3にディスクだ。

  フランス日本についで世界で2番めにオタク文化を消費する国だぞ。

  クーポンがボザールへのカネだと思ってんなら日本キューフキンはゼンにでも使うのか?」

増「(ちょっと違うと思うけど)」


今日覚えた単語

peloton:走者の一団。troupeauって言ったら笑われた

chaos:カオカオっていうから何のことかと思った

chute:転落、下落。物理的な転落の他、経済の失速にも

[]anond:20210701221330

フランス人との会話


増「Allez opi omi!!クラッシュすごかったねー」

仏「お前で5人目だよ。何でじゃぽんではそんなにアレが話題になってんだ?」

増「そりゃ絵面がマスコミ受けするからじゃない?」

仏「ツール・ド・フランスは120年の歴史があるんだぞ。その歴史からすればあんもの珍しくもなんともないんだが」

増「観客がグループ妨害するのが珍しくないの?」

仏「プロトンと呼べ。いや珍しくないのはchuteの方よ。自爆8割、観客2割ってとこかな。

  ただ2割っつっても観客が写真を取ろうと近づきすぎて距離感見失って衝突、なんてのは珍しくはないわ」

増「2割ならまあすくないんだろうけど、何でアレを禁止しようとしないの?」

仏「いいか増田世界スポーツのTOP3は1位がオリンピック、2位がサッカーワールドカップ

  そして3位がツール・ド・フランスだ。(増(ホントかよ…))

  イベントであり祭りなんだよ。これを見ろ。

  https://www.youtube.com/watch?v=E2C0N7v1eP0

増「Oh...」

仏「この臨場感が良くも悪くもツール・ド・フランスだ。

  しかも1バルも払う必要がない。どこかの国でこれから始まる五輪と違ってな」

増「日本だったら考えられないね。ひとたび事故が起きたら徹底的に再発防止とか批判殺到する」

仏「それが日本の素晴らしいところだ。もちろん皮肉だぞ。

  あのな、スポーツってのは危険が伴うんだ。だからエキサイトするんだろ。

  ツール・ド・フランスの山の下りなんか120km/hで走るんだぞ。

  自爆なんかしょっちゅうだ。

  それでもやりたい、みたいって連中がいるからこその祭典なんだよ。

  カオスから良いんだ」

増「日本ではなぜ再発防止をしないのかって意見が大半だよ」

仏「お利口さんが言ってるだけだろ?」

増「まあそんなところかな」

仏「お利口さんはディヴェルシテがどうのこうのと散々言っておきながら、

  結局日本の枠組みでしか捉えられないのがお利口さん限界さ。

  多様な文化としてツール・ド・フランスを見るどころか規制対象しか見えないんだろ?

  何でこんな事故が起きるのかって?ツール・ド・フランス歴史を繙けばすぐに分かることじゃないか

  分かりもしないし調べもしないのに知ったかぶって再発防止がブラブラブラだのと笑わせるぜ、

  そもそもツール・ド・フランスは昔はクラッシュしても修理は自分でやるのに今は後ろにメカニック追随してすぐに直してもらえるし、

  走る距離も短くなっていってるし、昔に比べて守られてばっかでどんどんぬるくなっていってblablabla...」

増「と、ところで文化クーポン券みたいなのがフランスで配られてるんだって?」

仏「よく知ってるな。マクロン共和国大統領閣下ステキバラマキ策だ」

増「日本漫画が買われているってことでこっちでもニュースになってるんだよ。

  文化お金を配るなんてさすがアートフランスだってみんな言ってるよ」

仏「お前も皮肉がうまくなったな。・・・本気で言ってんのか?

  pass cultureをヤングに配ったところで美術館グランドミュジックだに行くわけねーだろ。

  1に漫画、2にゲーム、3にディスクだ。

  フランス日本についで世界で2番めにオタク文化を消費する国だぞ。

  クーポンがボザールへのカネだと思ってんなら日本キューフキンはゼンにでも使うのか?」

増「(ちょっと違うと思うけど)」



今日覚えた単語

peloton:走者の一団。troupeauって言ったら笑われた

chaos:カオカオっていうから何のことかと思った

chute:転落、下落。物理的な転落の他、経済の失速にも

はてなーツール・ド・フランスだんじり祭りみたいなもんなんだな」

いやお前らだんじり祭りのことも知らないだろ

知らないものを知らないもので例えるな

[]2021年7月1日木曜日増田

時間記事文字数文字数平均文字数中央値
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1日350930597187.241

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鈴原るる(10), 鈴原(9), ツール・ド・(6), 落車(4), デッドプール(8), 光り物(3), ネイル(89), タンタン(3), ネイルアート(4), 木を見て森を見ず(3), ツールドフランス(5), 爪(32), ストーカー(33), 婚活(75), 脅迫(17), 引退(30), 観客(14), 塗っ(11), ハンバーグ(9), 結婚相談所(10), 読解(9), VTuber(14), フランス(13), 民主主義(23), V(23), Vtuber(24), 中の人(9), レース(11), 付き合う(17), 介護(22), 愚痴(27), 読者(17), 下方婚(15), 奴隷(17)

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2021-07-01

ツール・ド・フランスについて少し書く

(7/2 再追記しました)

先日からこんなブクマが次々とホッテントリに入って戸惑っています

ツール・ド・フランス、クソ観客のせいで大規模落車 - Togetter

https://b.hatena.ne.jp/entry/s/www.afpbb.com/articles/-/3354342

ツール開幕ステージで大クラッシュ主催者は観客訴える意向 写真7枚 国際ニュースAFPBB News

https://b.hatena.ne.jp/entry/s/www.afpbb.com/articles/-/3353664

ツールの大クラッシュ、原因つくった観客逮捕 写真13枚 国際ニュースAFPBB News

https://b.hatena.ne.jp/entry/s/www.afpbb.com/articles/-/3354342

まり熱心とは言えないけれどNHK BS時代から30年近くツール・ド・フランス(TDF)をテレビ観戦しているいちファンとして、こういうかたちでTDFが俎上にのぼるのはあまりうれしいこととは言えないし、寄せられたコメントを眺めていて感じるところもあったので、少し思ったことを書こうと思います

 

なぜ観客を柵とかロープとかで規制しないの?

もっとも多い疑問がこれでした。無理もないと思います

古代マケドニア歩兵みたいに密集して50km/h以上のスピードで驀進してくる集団を、手を伸ばせば触れる位置一般観客が観戦できるというのは、あらためて考えるとかなり異様な光景ですよね……。

ロードレース距離

なぜ観客を柵とかロープとかで規制しないのか、この疑問へのおそらく一番単純な答えは「距離が長いから無理」だと思います

3週間にわたって行われるTDFの各ステージ走行距離は大半が150km~200kmの間です。3週間合わせて、ではないです。1日にそのくらいの距離を走り、それを3週間続けます。最終的に全行程は3,000kmを超えます

TDFに限らず、一般公道で行われる自転車ロードレースは1レース距離が200km前後あります。たとえば、もうすぐ開催される東京五輪自転車ロードレース調布だか府中だかをスタートして、富士山がゴールです。244kmありますコースの左右両側に規制必要ですからロープを張るとしたらその総延長は488kmになりますね。おそらく安全運営にやかまし日本東京五輪でも、全コースロープ規制などしないと思います(つまり東京五輪は、誰でも・タダで・選手に触れる場所で観戦できます!)。

ガードレールなんかほとんどない

どこに行っても車道歩道がきちんとガードレールで分けられた日本道路事情に慣れているとあまりピンと来ないかもしれませんが、ヨーロッパの道(少なくとも自転車レースコースに使われる道)にはガードレールという無粋な調度がほとんどありません。そもそもTDFは「田舎町を出発し田舎道を通って隣の田舎町に到着するのを繰り返してフランス一周する」というコンセプトのレースなので、スタートからゴールまでガードレールというものほとんど目にしない日も多いです。

柵は部分的にはある

コース最初から最後まで野放しというわけではなく、スタート地点やゴール地点、ポイント賞のチェックポイント付近、町中のタイトコーナーなど、選手も客も白熱するエリア走行上の危険があるエリアには鉄柵やバリケードが置かれ、安全対策されます

とは言っても、柵のないところで観たい人はたくさんいるわけです。安全対策の手は及んでいないが勝負が白熱しそうなところ、観戦に慣れているファンたちはそういうポイントに集まります

下り坂の広い一本道なんかは選手たちは80km/hくらいでカッ飛んでいくので、集団は秒で通り過ぎてしまます。そんなところで待っていても面白くないですよね。

逆に、峠道の急勾配では走行スピードが20km/h以下まで落ちるし、勝負のかかった叩き合いになっていることが多いのでお客さんが集まります。そういうところではコース上いっぱいにまで観客があふれ(コースぎわじゃないですよ、コース「内」です)、選手の接近とともにモーゼの十戒みたいに群衆が左右に割れていく光景をよく目にします。「ラルプデュエズ オランダコーナー」などで画像検索していただくと雰囲気がわかるかと思います

とにかく選手と客が「近い」競技

距離が近いだけでなく、選手と観客の関係性もほかの競技からするとびっくりするくらい近いのが自転車ロードレースです。

上り坂でへたばりかけている下位の選手を観客が手で押してやったり(審判団は見て見ぬ振りをするのが普通)、転んだ選手を観客が介抱したり転がったマシンを脇にどけたり、沿道の客が差し出す水のボトル選手が受け取ったり(何が入っているかからないので飲んだりはしない・身体にかけて冷却に利用する)。

このように、勝敗に直接関わらないようなかたちで観客がレースある意味「関与」することは当然のように行われてきましたし、その関係性は100年以上かけて育んできたサイクルロードレース文化の一部と言えます

後を絶たない観客との接触事故

件のプラカードガールは訴追されることになりましたが、大会運営がこのように厳しい措置をとるのは珍しいことです。長く観戦していますが、初めてのことかもしれません。

近年、セルフィー撮影するためにコース上に身を乗り出したりカメラ突き出したりして選手接触する事例が目立ち始めて問題視されたりもしていますが、選手と観客が接触するのは(まったく歓迎できない出来事とは言え)TDFでは毎年必ず起こる事故ひとつであり、それを理由に観客を沿道から締め出せとか選手と観客をきっちり隔離しろといった議論にはなっていません。100年かけて育んだレースと観客の関係性にクサビを打ち込むことは選手も望んでいないでしょう。良識ある観戦マナーの周知を徹底する、というのが大会運営基本方針かと思います

しかし多くはない

観客との接触事故は時折起こるものの、落車の原因としてはまれなケースです。大半の落車は普通の原因のアクシデントです。

普通の原因というのは、選手同士の接触です。前輪が前走者の後輪と触れ合って転んだり、ゴールスプリントで絡んだりといったものです。

中でも近年のTDFで増えているのは選手の不注意による落車で、よそ見していてほかの選手とぶつかったり、ほかの選手が投棄したボトルを踏んで転んだりといったものです。ひと昔前はこういったアクシデントは今より少なかったように思いますレースハイレベル化・高速化が進んでリスクが高まっているのかもしれません。

選手たちの抗議行動

第4ステージではスタート後しばらく選手たちがレースをせずにスロー走行デモンストレーションしました。

が、このデモは実はプラカード落車とは関係ありません。選手たちの抗議のメインテーマコース設定の安全性であり、沿道警備の強化ではありませんでした。プラカードの件も少しはあるかもしれませんが比重はかなり小さいと思います

コース設定の安全性というのは、第3ステージではゴール付近コースレイアウトが狭くてカーブが多く、事故を誘発しやすものだったことを指します。ゴール寸前の選手集団制御のきかなくなったオッコトヌシ様のようなもので、そんなものを狭くてくねくねした道に突っ込ませたら何が起こるかわかりません。少なくとも万が一そこで転んでもタイムを失わないような特例を設けよ、というのが彼らの主張です。

大会運営に対して選手たちが一丸となってこのような抗議行動をとることは珍しくなく、私も過去に何度か目にしたことがあります

マフィアに消される? ん?

プラカード女性マフィアからひどい目に遭うのでは、と心配するコメントがいくつもありましたが、いったい誰が言い出したことだろうという感じです。

様々なブックメーカーがTDFを賭けの対象にしているのはきっと事実しょうがマフィアがもしそれに関与しているとしても常識的に考えて胴元の側でしょう。そもそも、3週間にわたって不確定要素が連続し続けるTDFの、それも初日に起きた落車事故で賭けを台無しにされたと腹を立てる人などいるでしょうか? レースは始まったばかりです。これから先にだって何が起こるかわかりません。

そして、ここが大事なところですが、プラカード落車に巻き込まれて転んだうちの一人、ジュリアン・アラフリップはそのステージで優勝しています選手たちがペースを落とし、落車に巻き込まれた人たちを待ったのです。このように、自転車ロードレースでは不測の事故で不平等が起こった時はそれを是正するようにわざと脚を止めてレースを仕切り直すことがよくあります

プラカード落車でリタイヤすることになった選手もいましたが有力選手ではありませんでしたし、後続車に頭を轢かれたトニーマルティンも続くステージを元気に走っています。つまり落車は大規模でしたが、レース全体に及ぼした影響は軽微だったと言えます

というわけで、プラカードガールマフィアに消されるなんて話は噴飯ものの与太話です。

あと、プラカードガール自殺してしまうのではと心配している人がたくさんいることにも驚きました。イマジネーションが豊かなのは結構ですが、そんな微粒子レベル可能性を心配するくらいなら実際に転んで実際の怪我をして実際の痛みを抱えて走ることになった選手たちのほうを思いやってほしいと思います

最後

今年のツール・ド・フランスはまだ2/3ほどの日程を残して開催中です。

アマゾンプライム有料チャンネルやJSPORTSオンデマンドで視聴できます。いずれも登録料は2000円ほどです。

この大会が終わりしだい来日して東京五輪を走る選手もいます

選手には長身痩躯、金髪碧眼の美丈夫も多くいるので女性の方もお楽しみいただけるのではないかと思います

この機会にぜひ。

伝わらないこの思い(追記とも言う)

まり噛み砕いて言えば「伝統」や「文化」だから、どんな危険事態が起ころうと、外野はとやかく言うな、と。甲子園の支持者とかが喜びそうだな。

さっそくこんな頓珍漢なコメントがついてしかもそれに星がつき始めてるのを見ると、自分文章力のなさが本当にイヤになります

沿道をロープ規制しないもっとも単純な理由レース距離にあるとかなり前のほうで書いたのですが、ご理解いただけなかったのはひとえに私の筆力不足です。

私の想像ですが、ロープ程度の規制なら大会運営側もできるだけやりたいと思っているだろうと思います。去年のTDFはコロナ蔓延下での開催だったためそのような措置がとられている区間もありました。が、やはり距離200km、両側の沿道400kmをロープ規制するとなるといささか非現実的です。たとえばモノタロウで売っているトラロープは一巻き50m、約3kgです。400kmの規制をしようとするとこれが8千ロール必要ということです。重さにして24トンです。

文化があるから規制しないのではなく、物理的にそんな規制ができないためにいつしかそういう文化が育まれた、という順番です。

 

ついでなのでもうひとつ疑問にお答えしておきます

スタート直後くらいは規制してもいいんじゃないかな。

問題プラカード落車は198kmのレースの残り45km付近で発生しており、スタート直後ではありません。スタート直後と誤認したコメントをよそでも見ましたが、もしかしたら「ツール・ド・フランス開幕直後」を「スタート直後」と読み間違えているのではないでしょうか。問題出来事は3週間のツアー初日に起きています

なお、スタート地点はたいてい大きな町だしセレモニーなどもあって観客も多いので、バリケード規制があります。が、スタート地点からしばらく集団のんびりとパレード走行をするので、バリケードはあってもなくても基本的にたいした危険はありません。交通整理程度の意味合いです。数キロ走ったあたりで号令がかかり、実際のスタートとなりますフォーメーションラップからローリングスタートみたいなもの、と言えばわかりやすいでしょうか(わかりにくい)。

お礼(7/2 再追記

予想以上に多くの方に読んでもらえたようで光栄です。あたたか感想をたくさんいただき、書いてよかったーと思いました。個人的には徳丸先生Webセキュリティのとても偉い人)から文章をおほめいただいたのが特にうれしかったです。心臓がでんぐり返るかと思った。

私の不徳から批判をいただいた箇所もあり、それらの点については言い訳がましいことは申しません。真摯反省いたします。

中途半端知識でとんでもない勘違い知ったかぶりやらかしていないか心配だったのですが、どうやら今のところそういったツッコミわずかなようで一安心しています

加えて、

抜粋)概ね同意だけど、ちょっと現状追認しすぎじゃない?

抜粋)言いたいことは伝わったけど、じゃぁ今後どうするの?感が拭えないな。

このようなご指摘はごもっともと思います

というか、〈議論スタートラインを揃えるための現状把握〉を目的にまとめた記事なので、そうなるのが当然というか。基本的には、TDFがどんな催しか客観的に知った上で語ってほしい、そのための参考資料ひとつ、という位置付けです。いささか無責任スタンスではありますし、ところどころ私自身の思想漏れ出てしまっているところもありますが……。

そして! 多かったのが! こういう疑問!

抜粋コース半ばでもあんな揃って走ってくることあるんやな…

抜粋)あれだけ団子になってるとスタート直後に思えてしまうんだが

抜粋)てか、150キロほど走ってもあんなに密集してるんだ。

ですよねー不思議ですよねー!(興奮)

マラソンのような個人競技を見慣れていると、200kmも集団がほぐれずに固まったままでいるのは不自然に感じると思います。でも、みんな仲良くサイクリングしているわけではなくて、これにはちゃんとした意味があります。そして、これこそが自転車競技もっとも特徴的なところなんです。

ただ、ここでそれをご説明するには紙幅が足りません。いずれ稿をあらためてサイクルロードレース基本的な仕組みや楽しみどころをご紹介できたらなあと思っています。(誰かが代わりにやってくれてもいいです)

参考

ツール・ド・フランスの楽しさ

https://anond.hatelabo.jp/20210704190113

ツール・ド・フランス女に悲しい過去……

私の名前フラン・ツルドス。

幼い頃に両親に先立たれた私はお祖母ちゃんに育てられたわ。

しかったお祖母ちゃん……でも今はステージ5のガンでサナトリウム暮らしてくる。

孤独だった私を救ってくれたお祖母ちゃんを私が独りになんて出来ないと病院の近くに引っ越そうとしたらお祖母ちゃんはこういったの

フラン貴方が元気で、他の子と同じような幸せを掴んでくれることが私の最後の夢なのよ」

そんなこと言われたら……そばで暮らすんてもう言えないでしょ?

祖母ちゃんスポーツ観戦が好きで、いつも家で私とテレビを見てたわ。

実際は私に付き合ってくれただけなんだって今なら分かる。

私外に出るのが怖くて、お祖母ちゃんそばを離れたくなくていつも一緒にいたから。

今もお祖母ちゃんテレビスポーツを見て、その結果を私と電話で語り合ってくれる。

年も住んでいる場所も離れている私達の間で、共通話題はもうテレビスポーツぐらいなの。

今度のツール・ド・フランス、一緒に見ようって約束したわ。

見ててねお祖母ちゃん

私は元気にやってるよ。

それを今度テレビで伝えるわ。

ツール・ド・フランス事故

動画見たけどほんのちょっとコースにはみ出しただけじゃん。 これで逮捕されたり損害賠償求められたらたまったものじゃない。

せめて、安全に対する配慮を怠っていたみたいな感じで主催側も怒られてほしい。

ツール・ド・フランスの観客によるクラッシュなんて毎度のことなのに日本でここまで騒がれる意味がわからない

2021-06-28

ツール・ド・フランスの観客が画期的な素晴らしい観戦を行ったと聞いて

これぞ正しいスポーツ観戦の方法だと思う。正直初めてスポーツで感動した。

ぜひオリンピックでもやって欲しい。野球ファンサッカーファンも、大相撲ファン駅伝ファンも見習おう。

この新しい観戦のやり方をどんどん広めて当たり前にしていきましょう。

2021-06-27

そもそもツール・ド・フランススポーツ興行として失敗している

・長すぎて全レース全編見てる人はほとんどいないし視聴率も良くない

・現地にいる人にとって目の前を一瞬通りすぎるだけでおもしろくない

・今回の件だけじゃなく事故が多すぎる。変人は飛び出すし車にひかれるし崖に落ちて死んだりする

・以上の理由からスポンサーを得ることが難しくなっている

2021-05-25

フランス人との会話

増「Allez opi omi!!クラッシュすごかったねー」

仏「お前で5人目だよ。何でじゃぽんではそんなにアレが話題になってんだ?」

増「そりゃ絵面がマスコミ受けするからじゃない?」

仏「ツール・ド・フランスは120年の歴史があるんだぞ。その歴史からすればあんもの珍しくもなんともないんだが」

増「観客がグループ妨害するのが珍しくないの?」

仏「プロトンと呼べ。いや珍しくないのはchuteの方よ。自爆8割、観客2割ってとこかな。

  ただ2割っつっても観客が写真を取ろうと近づきすぎて距離感見失って衝突、なんてのは珍しくはないわ」

増「2割ならまあすくないんだろうけど、何でアレを禁止しようとしないの?」

仏「いいか増田世界スポーツのTOP3は1位がオリンピック、2位がサッカーワールドカップ

  そして3位がツール・ド・フランスだ。(増(ホントかよ…))

  イベントであり祭りなんだよ。これを見ろ。

  https://www.youtube.com/watch?v=E2C0N7v1eP0

増「Oh...」

仏「この臨場感が良くも悪くもツール・ド・フランスだ。

  しかも1バルも払う必要がない。どこかの国でこれから始まる五輪と違ってな」

増「日本だったら考えられないね。ひとたび事故が起きたら徹底的に再発防止とか批判殺到する」

仏「それが日本の素晴らしいところだ。もちろん皮肉だぞ。

  あのな、スポーツってのは危険が伴うんだ。だからエキサイトするんだろ。

  ツール・ド・フランスの山の下りなんか120km/hで走るんだぞ。

  自爆なんかしょっちゅうだ。

  それでもやりたい、みたいって連中がいるからこその祭典なんだよ。

  カオスから良いんだ」

増「日本ではなぜ再発防止をしないのかって意見が大半だよ」

仏「お利口さんが言ってるだけだろ?」

増「まあそんなところかな」

仏「お利口さんはディヴェルシテがどうのこうのと散々言っておきながら、

  結局日本の枠組みでしか捉えられないのがお利口さん限界さ。

  多様な文化としてツール・ド・フランスを見るどころか規制対象しか見えないんだろ?

  何でこんな事故が起きるのかって?ツール・ド・フランス歴史を繙けばすぐに分かることじゃないか

  分かりもしないし調べもしないのに知ったかぶって再発防止がブラブラブラだのと笑わせるぜ、

  そもそもツール・ド・フランスは昔はクラッシュしても修理は自分でやるのに今は後ろにメカニック追随してすぐに直してもらえるし、

  走る距離も短くなっていってるし、昔に比べて守られてばっかでどんどんぬるくなっていってblablabla...」

増「と、ところで文化クーポン券みたいなのがフランスで配られてるんだって?」

仏「よく知ってるな。マクロン共和国大統領閣下ステキバラマキ策だ」

増「日本漫画が買われているってことでこっちでもニュースになってるんだよ。

  文化お金を配るなんてさすがアートフランスだってみんな言ってるよ」

仏「お前も皮肉がうまくなったな。・・・本気で言ってんのか?

  pass cultureをヤングに配ったところで美術館グランドミュジックだに行くわけねーだろ。

  1に漫画、2にゲーム、3にディスクだ。

  フランス日本についで世界で2番めにオタク文化を消費する国だぞ。

  クーポンがボザールへのカネだと思ってんなら日本キューフキンはゼンにでも使うのか?」

増「(ちょっと違うと思うけど)」


今日覚えた単語

peloton:走者の一団。troupeauって言ったら笑われた

chaos:カオカオっていうから何のことかと思った

chute:転落、下落。物理的な転落の他、経済の失速にも

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